JP7043626B2 - 粒子状洗濯用柔軟化洗浄添加剤 - Google Patents

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Description

洗浄を通した洗濯用柔軟化添加剤。
消費者は、衣類を洗浄するのに使用するプロセスを単純化することができ、彼らが汚れた洗濯物を処理するのに費やす時間を低減し、家族の衣類に高度の清潔度及び柔軟性を達成するのに役立つ製品に継続的に関心がある。洗濯物の洗浄及び柔軟化は、現在、消費者が洗濯機の異なる区画のいずれかに2つの製品を投入するか、1つの製品を洗濯機に投入するか、1つの製品を染料に投じることを必要とする。
布地を洗濯するプロセスは、洗浄、すすぎ、及び乾燥の3つの基本的な工程に分解することができる。洗浄工程は、典型的には、アニオン性界面活性剤を含む水及び洗剤組成物を、使用されていない製品形態及び洗浄工程中に形成された洗浄液中のアニオン性界面活性剤と相溶性である他の活性剤と共に使用する。洗浄後、洗濯物をすすぎ工程の一部として1回以上すすぐ。
現在、洗濯柔軟化は、洗剤組成物とは別個の液体柔軟化組成物を用いるすすぎ工程、又は乾燥工程中に、最も多くかつ実際的に達成される。洗濯機内の洗濯物に液体柔軟化組成物を適用するために、液体柔軟化組成物がすすぎ工程中に洗濯物に導入される。液体柔軟化組成物は、液体柔軟化組成物を洗浄組成物とは別個に維持する区画から、すすぎ中に自動的に導入され得る。区画は、存在する場合には撹拌器の一部であってもよく、又は液体柔軟化組成物をドラム内に分配するために開放され得る洗濯機の別の部分であってよい。これは、多くの場合、すすぎによる柔軟化と呼ばれる。すすぎによる柔軟化は、消費者が洗剤組成物及び柔軟化組成物を洗濯機の異なる場所に投入することを必要とし、これは不便である。
洗濯柔軟化はまた、布地柔軟化シートを使用して乾燥工程中に達成され得る。洗浄及び柔軟化に対するこれらの手法のいずれかについて、洗浄は柔軟化とは別に行われる。
消費者は、場所が洗濯機の一部であるか、場所が洗濯機と乾燥機との間に分配されるかどうかにかかわらず、複数の製品を異なる場所に分配しなければならないことを不都合であると見出している。消費者は、洗剤組成物及び柔軟化組成物を単一の場所に投入できることを望んでいる。
残念ながら、液体洗剤組成物は、柔軟化組成物と不適合である傾向がある。液体洗剤組成物は、衣類を洗浄するのを助けるアニオン性界面活性剤を含む。柔軟化組成物は、典型的には、衣類を柔軟化するためのカチオン性界面活性剤を含む。単一のパッケージ内で組み合わせると、アニオン性界面活性剤とカチオン性界面活性剤とを結合させて固体沈殿物を形成し得る。これは、液体の形態で一緒に包装されるとき、又は洗浄液中で一緒にパッケージされたときの組み合わせの安定性、及び柔軟化組成物の非存在下での洗剤組成物と比較して洗浄能力が低下するという問題が生じる。この不適合性の問題には、洗剤組成物及び布地柔軟化組成物が互いに別個に投入及び適用されるという理由がある。洗剤組成物とは別にパッケージ化された液体布地柔軟化組成物は、洗濯機に組成物を投入することの不便さ、知覚される乱雑さ、及び製品の質感に起因して、一部の消費者から好まれない場合がある。
これらの限界を念頭に置いて、洗浄工程中の洗浄を通した柔軟化を提供するために、洗濯洗剤と共に消費者によって分配され得る固体の形態の洗浄を通した布地柔軟化組成物に対する、未だ対処されていない継続的な必要性が存在する。第四級アンモニウム化合物又はシリコーンのような一般に既知の柔軟化剤が固体形態で包含される場合、柔軟化剤は、所望されるほどの柔軟性を与えず、粒子の溶解度を低下させ、又は布地上に不均一な付着を生じさせ、斑点形成を生じる。
複数の粒子を含む組成物であって、粒子が、約25重量%~約94重量%の水溶性担体と、約5重量%~約45%重量の分枝ポリエステルと、任意の付着助剤と、を含み、粒子の各々が、約1mg~約1gの質量を有することができる、組成物。
本明細書に記載の組成物は、消費者が洗濯機に入れるのに簡便な洗浄を通した布地柔軟化組成物を提供することができる。洗浄を通した布地柔軟化組成物は、複数の粒子を含む組成物に提供され得る。粒子は、洗剤組成物のパッケージとは別のパッケージ中に提供することができる。パッケージ中の柔軟化組成物粒子を、洗剤組成物のパッケージとは別にすることは、使用する洗剤組成物の量に関係なく、消費者が、柔軟化組成物の量を選択することが可能になるため、有益であり得る。これにより、使用される柔軟化組成物の量、またそれによってそれらが達成する、非常に有益な消費者の利益である柔軟化の利益の程度をカスタマイズする機会を消費者に与えることができる。
粒子状製品、特に粉塵ではない微粒子は、多くの消費者によって好まれる。粒子状製品は、消費者がパッケージから洗濯機に直接、又は洗濯機の投入区画に容易に投入することができる。又は消費者は、パッケージから、1つ以上の投入用のしるしを任意に備える投入カップに投入し、次いで粒子を洗濯機の投入区画に、又はドラムに直接投入することができる。投入カップが使用される製品では、粒子状製品は、液体製品よりも汚れにくい傾向がある。
布地柔軟化組成物の粒子は、担体及び分枝ポリエステルを含むことができる。任意に、粒子は、カチオン性ポリマーを含み得る。担体は、分枝ポリエステルポリマーを洗濯機に運搬する。粒子は、洗浄液に溶解する。分枝ポリエステルポリマーは、洗浄液から布地の繊維上に堆積される。
粒子状洗濯用柔軟化洗浄添加剤
A)複数の粒子を含む組成物であって、当該粒子が
約25重量%~約94重量%の水溶性担体と、
約5重量%~約45重量%の、
(i)式1
Figure 0007043626000001
(式中、
各Aは、独立して、4~100個の炭素原子を含む分枝炭化水素鎖であり、
Qは、1~30個の炭素原子を含むアルキル鎖及び水素原子から選択され、
Tは、水素原子又は-C(O)-Rであり、各Rは、1~30個の炭素原子を含むアルキル鎖であり、
nは、1~約100の整数である)を有する分枝ポリエステル、
(ii)式2
Figure 0007043626000002
(各nは、独立して、1~約100の整数であり、
各Aは、独立して、4~100個の炭素原子を含む分枝炭化水素鎖であり、
各Tは、独立して、水素原子又は-C(O)-Rであり、各Rは、1~30個の炭素原子を含むアルキル鎖であり、
各Yは、独立して、酸素及びNRからなる群から選択される連結基であり、各Rは、独立して、水素又はC~Cアルキルからなる群から選択され、
Mは、ポリアルキレングリコール基である)を有する分枝ポリエステル、
(iii)及びこれらの混合物、からなる群から選択される分枝ポリエステルと、
任意に、付着助剤と、を含み、
当該粒子のそれぞれが、約1mg~約1gの質量を有し、
当該粒子が約25℃~約120℃の溶融開始を有する、組成物
が開示される。
式1のポリヒドロキシステアリン酸は、米国ニュージャージー州エジソンのCroda Inc&Sederma Inc.から入手可能なHYPERMER LP1であり得る。式1のポリヒドロキシステアリン酸は、日本、東京の日清オイリオグループ株式会社から入手可能なSALACOS HS-4Cであり得る。式2のポリヒドロキシステアリン酸は、米国ニュージャージー州エジソンのCroda Inc&Sederma Inc.から入手可能なHYPERMER B261、HYPERMER B210及びHYPERMER B246であり得る。
B)組成の総重量に基づいて、約10%~約40%、好ましくは約3%~約35%、より好ましくは4%~30%の、
(i)式1
Figure 0007043626000003
(式中、
各Aは、独立して、4~40個の炭素原子、好ましくは12~20個の炭素原子、より好ましくは17個の炭素原子を含む、分枝炭化水素鎖であり、
Qは、1~30個の炭素原子を含むアルキル鎖及び水素原子から選択され、好ましくは、Qは、水素原子であり、
Tは、水素原子又は-C(O)-Rであり、各Rは、7~21個の炭素原子、好ましくは11~17個の炭素原子を含むアルキル鎖であり、
nは、4~40の整数であり、好ましくは、nは、5~20の整数である)の分枝ポリエステル、
(ii)式2
Figure 0007043626000004
[式中、
nは、4~40の整数であり、好ましくは、nは、5~20の整数であり、
各Aは、独立して、4~40個の炭素原子、好ましくは12~20個の炭素原子、より好ましくは17個の炭素原子を含む、分枝炭化水素鎖であり、
各Tは、独立して、水素原子又は-C(O)-Rであり、式中、各Rは、7~21個の炭素原子、好ましくは11~17個の炭素原子を含むアルキル鎖であり、
各Yは、独立して、酸素及びNRからなる群から選択される連結基であり、各Rは、独立して、水素又はC~Cアルキルからなる群から選択され、好ましくは各Rは水素であり、
Mは、ポリアルキレングリコール基であり、好ましくは、Mは構造
Figure 0007043626000005
(式中、
各Rは、水素、メチル及びエチルから選択され、
jは、0~約400、好ましくは2~約50の整数である)を有する]の分枝ポリエステル、
及びこれらの混合物、からなる群から選択される分枝ポリエステルを含む、段落A)に記載の組成物
が開示される。
C)式1及び式2を有する当該分枝ポリエステルポリマーが、それぞれ約500g/mol~約100,000g/mol、好ましくは約1000g/mol~約60,000g/mol、より好ましくは約1000g/mol~約10,000g/mol、最も好ましくは約1,000g/mol~約5,000g/molの重量平均分子量を有する、段落A)~B)のいずれかに記載の組成物が開示される。
D)当該ポリエステルポリマーの各Aが独立して、構造
Figure 0007043626000006
(式中、各Rが、一価アルキル基又は置換アルキル基であり、Rが、1~約24個の炭素原子を含む不飽和又は飽和二価アルキレンラジカルであり、好ましくは、各Rが、6個の炭素原子を含む一価アルキルラジカルであり、各Rが、10個の炭素原子を含む不飽和又は飽和二価アルキレンラジカルである)を有する分枝炭化水素である、段落A)~C)のいずれかに記載の組成物が開示される。
E)当該ポリエステルポリマーの各Aが、構造を有する、段落A)~D)のいずれかに記載の組成物
Figure 0007043626000007
が開示される。
F)分枝ポリエステルポリマーが、約0~約90、好ましくは約0.4~約50、最も好ましくは約1~約30のヨウ素価を有する、段落A)~E)のいずれかに記載の組成物が開示される。
G)当該粒子が、約0.1重量%~約10量%、好ましくは約0.5重量%~約5重量%の当該付着助剤を含む、段落A)~F)のいずれかに記載の組成物が開示される。
H)当該付着助剤がカチオン性ポリマーであり、好ましくは、当該カチオン性ポリマーがカチオン性多糖類であり、好ましくは、当該カチオン性多糖類が、トリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースのポリマー状第四級アンモニウム塩である、段落A)~G)のいずれかに記載の組成物が開示される。
I)当該水溶性担体が、ポリエチレングリコール、酢酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、ポリプロピレングリコールポリオキソアルキレン、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールエーテル、硫酸ナトリウム、デンプン、及びこれらの混合物からなる群から選択され、好ましくは、当該担体が、約2,000~約13000の重量平均分子量を有するポリエチレングリコールを含む、段落A)~H)のいずれかに記載の組成物が開示される。
J)当該粒子が、第四級アンモニウム布地柔軟剤活性物質、非封入香料、香料マイクロカプセル、香料送達系、移染防止剤、マイクロカプセル、粘土、布地ケア有益剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される添加剤を更に含む、段落A)~I)のいずれかに記載の組成物が開示される。
K)当該粒子が約10重量%未満の水を含む、段落A)~J)のいずれかに記載の組成物が開示される。
L)当該粒子の各々が約1mg~約1gの質量を有する、段落A)~K)のいずれかに記載の組成物が開示される。
M)当該複数の粒子が付着助剤を含み、当該粒子が、約3:1~約30:1、好ましくは約5:1~約15:1、より好ましくは約5:1~約10:1、最も好ましくは約8:1の、分枝ポリエステルの重量%と、付着助剤の重量%との比を有する、段落A)~L)のいずれか一項に記載の組成物が開示される。
N)当該粒子が、
a)約10重量%未満の水、好ましくは約8重量%未満の水、より好ましくは約5重量%未満の水、最も好ましくは約3重量%未満の水、又は
b)約0重量%~約10%重量%の水、好ましくは約0重量%~約8重量%の水、より好ましくは約0重量%~約5重量%の水、最も好ましくは約0重量%~約3重量%の水を含む、段落A)~M)のいずれかに記載の組成物
が開示される。
これらの範囲の含水量を減らすこと、又は有することにより、一層安定した粒子がもたらされると考えられている。水の質量分率が減るほど、粒子は一層安定すると考えられている。
O)当該粒子が、
a)約40分未満、好ましくは約30分未満、より好ましくは約25分未満、より好ましくは約22分未満、最も好ましくは約20分未満の、
b)約5分~約40分、好ましくは約8分~約30分、より好ましくは約10分~約25分の、又は
c)約3分~約30分、好ましくは約5分~約30分、より好ましくは約10分~約30分の、粒子分散時間を有する、段落A)~N)のいずれかに記載の組成物
が開示される。
洗浄サブサイクルの長さよりも短い分散時間を有する粒子は、最大の柔軟性効果をもたらし、その粒子又は残留物がすすぎサブサイクルに送達される可能性を低減するのに望ましい場合がある。
P)当該複数の粒子が、約0.1重量%~約10重量%のカチオン性ヒドロキシエチルセルロースを含む、段落A)~O)のいずれかに記載の組成物。
Q)当該複数の粒子が、約0.1%~約10%の重量のカチオン性ヒドロキシエチルセルロースと、約0.1%~約70%の重量のシリコーンポリマーとを含む、段落A)~P)のいずれかに記載の組成物。
R)当該粒子が、約0.1重量%~約70重量%のシリコーンポリマーを含む、段落A)~Q)のいずれかに記載の組成物。
S)布地を柔軟化する方法であって、
a)当該布地を洗浄及びすすぐことと、
b)当該布地を段落A)~R)のいずれかに記載の組成物と接触させることと、
c)受動的又は能動的に当該布地を乾燥させることと、を含む、方法。
水溶性担体
粒子は、水溶性担体を含むことができる。水溶性担体は、布地ケア有益剤を洗浄液に運搬する役割を持つ。担体の溶解時に、布地ケア用有益剤は、洗浄液の中に分散される。
水溶性担体は、短時間、例えば約10分未満で洗浄液に可溶である材料であり得る。水溶性担体は、水溶性無機アルカリ金属塩、水溶性アルカリ土類金属塩、水溶性有機アルカリ金属塩、水溶性有機アルカリ土類金属塩、水溶性炭水化物、水溶性ケイ酸塩、水溶性尿素、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
アルカリ金属塩は、例えば、リチウムの塩、ナトリウムの塩、及びカリウムの塩、並びにこれらの任意の組み合わせからなる群から選択されてよい。有用なアルカリ金属塩は、例えば、アルカリ金属フッ化物、アルカリ金属塩化物、アルカリ金属臭化物、アルカリ金属ヨウ化物、アルカリ金属硫酸塩、アルカリ金属重硫酸塩、アルカリ金属リン酸塩、アルカリ金属一水素リン酸塩、アルカリ金属二水素リン酸塩、アルカリ金属炭素塩、アルカリ金属一水素炭素塩、アルカリ金属酢酸塩、アルカリ金属クエン酸塩、アルカリ金属乳酸塩、アルカリ金属ピルビン酸塩、アルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ金属アスコルビン酸塩、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。
アルカリ金属塩は、フッ化ナトリウム、塩化ナトリウム、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリウム、硫酸ナトリウム、重硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム、フッ化カリウム、塩化カリウム、臭化カリウム、ヨウ化カリウム、硫酸カリウム、重硫酸カリウム、リン酸カリウム、リン酸一水素カリウム、リン酸二水素カリウム、炭酸カリウム、炭酸一水素カリウム、酢酸カリウム、クエン酸カリウム、乳酸カリウム、酒石酸カリウム、ケイ酸カリウム、カリウム、アスコルビン酸塩、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。
アルカリ土類金属塩は、マグネシウムの塩、カルシウムの塩など、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。アルカリ土類金属塩は、アルカリ金属フッ化物、アルカリ金属塩化物、アルカリ金属臭化物、アルカリ金属ヨウ化物、アルカリ金属硫酸塩、アルカリ金属重硫酸塩、アルカリ金属リン酸塩、アルカリ金属一水素リン酸塩、アルカリ金属二水素リン酸塩、アルカリ金属炭素塩、アルカリ金属一水素炭素塩、アルカリ金属酢酸塩、アルカリ金属クエン酸塩、アルカリ金属乳酸塩、アルカリ金属ピルビン酸塩、アルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ金属アスコルビン酸塩、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。アルカリ土類金属塩は、フッ化マグネシウム、塩化マグネシウム、臭化マグネシウム、ヨウ化マグネシウム、硫酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、リン酸一水素マグネシウム、リン酸二水素マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸一水素マグネシウム、酢酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、乳酸マグネシウム、酒石酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、アスコルビン酸マグネシウム、フッ化カルシウム、塩化カルシウム、臭化カルシウム、ヨウ化カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸一水素カルシウム、酢酸カルシウム、クエン酸カルシウム、乳酸カルシウム、酒石酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、アスコルビン酸カルシウム、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。
無機アルカリ金属塩及び無機アルカリ土類金属塩などの無機塩は、炭素を含まない。有機アルカリ金属塩及び有機アルカリ土類金属塩などの有機塩は、炭素を含む。有機塩は、アルカリ金属塩又はソルビン酸のアルカリ土類金属塩(即ち、ソルビン酸塩(asorbate))であってよい。ソルビン酸塩は、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸マグネシウム、ソルビン酸カルシウム、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。
水溶性担体は、水溶性無機アルカリ金属塩、水溶性有機アルカリ金属塩、水溶性無機アルカリ土類金属塩、水溶性有機アルカリ土類金属塩、水溶性炭水化物、水溶性ケイ酸塩、水溶性尿素、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される物質であってよい、又はそれを含んでよい。水溶性担体は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウム、酒石酸カリウムナトリウム、乳酸カルシウム、水ガラス、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、デキストロース、フルクトース、ガラクトース、イソグルコース、グルコース、スクロース、ラフィノース、イソマルト、キシリトール、氷砂糖、ざらめ糖、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。一実施形態では、水溶性担体は、塩化ナトリウムであってよい。一実施形態では、水溶性担体は、食卓塩であってよい。
水溶性担体は、重炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カルシウム、塩化ナトリウム、スクロース、マルトデキストリン、コーンシロップ固体、コーンスターチ、小麦デンプン、米デンプン、ジャガイモデンプン、タピオカデンプン、粘土、ケイ酸塩、クエン酸カルボキシメチルセルロース、脂肪酸、脂肪族アルコール、水素化獣脂のグリセリルジエステル、グリセロール、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される物質であってよい、又はそれを含んでよい。
水溶性担体は、水溶性有機アルカリ金属塩、水溶性無機アルカリ土類金属塩、水溶性有機アルカリ土類金属塩、水溶性炭水化物、水溶性ケイ酸塩、水溶性尿素、デンプン、粘土、水不溶性ケイ酸塩、クエン酸カルボキシメチルセルロース、脂肪酸、脂肪族アルコール、水素化獣脂のグリセリルジエステル、グリセロール、ポリエチレングリコール、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてよい。
水溶性担体は、二糖類、多糖類、シリケート、ゼオライト、カーボネート、サルフェート、シトレート、及びこれらの組み合わせからなる群から選択することができる。
水溶性担体は、水溶性ポリマーであり得る。水溶性ポリマーは、ポリビニルアルコール(PVA)、変性PVA、ポリビニルピロリドン;PVA/ポリビニルピロリドン及びPVA/ポリビニルアミンなどのPVAコポリマー;部分加水分解されたポリ酢酸ビニル;ポリエチレンオキシドなどのポリアルキレンオキシド;ポリエチレングリコール;アクリルアミド;アクリル酸;セルロース;メチルセルロース、エチルセルロース及びプロピルセルロースなどのアルキルセルロース材料;セルロースエーテル;セルロースエステル;セルロースアミド;ポリ酢酸ビニル;ポリカルボン酸及び塩;ポリアミノ酸又はペプチド;ポリアミド、ポリアクリルアミド;マレイン酸/アクリル酸のコポリマー;デンプン、変性デンプンを含む多糖類;ゼラチン;アルギネート;キシログルカン;キシラン、グルクロノキシラン、アラビノキシラン、マンナン、グルコマンナン、及びガラクトグルコマンナンなどのその他のヘミセルロース系多糖類;並びにペクチン、キサンタン、及びカラギーナンなどの天然ガム、ローカストビーン、アラビア、トラガカント、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。一実施形態では、ポリマーは、ポリアクリレート、特にスルホン化ポリアクリレート及び水溶性アクリレートコポリマー;並びにアルキルヒドロキシセルロース系材料、例えばメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、変性カルボキシメチルセルロース、デキストリン、エチルセルロース、プロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートを含む。更に別の実施形態では、水溶性ポリマーは、PVA;PVAコポリマー;ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC);及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。
水溶性担体は、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール/ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール/ポリビニルアミン、部分加水分解ポリ酢酸ビニル、ポリアルキレンオキシド、ポリエチレングリコール、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、アルキルセルロース系材料、メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリ酢酸ビニル、ポリカルボン酸及びポリカルボン酸塩、ポリアミノ酸又はペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のポリマー、多糖類、デンプン、加工デンプン、ゼラチン、アルジネート、キシログルカン、ヘミセルロース性多糖類、キシラン、グルクロノキシラン、アラビノキシラン、マンナン、グルコマンナン、ガラクトグルコマンナン、天然ガム、ペクチン、キサンタン、カラギーナン、ローカスビーン、アラビック、トラガカント、ポリアクリレート、スルホン化ポリアクリレート、水溶性アクリレートポリマー、アルキルヒドロキシセルロース系材料、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、変性カルボキシ-メチルセルロース、デキストリン、エチルセルロース、プロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレート、ポリビニルアルコールポリマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。
水溶性担体は、有機材料であり得る。有機の担体は、水に容易に可溶であるという利益をもたらすことができる。
水溶性担体は、ポリエチレングリコール、酢酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、ポリプロピレングリコールポリオキソアルキレン、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールエーテル、硫酸ナトリウム、デンプン、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。
水溶性担体は、ポリエチレングリコール(PEG)であってよい。PEGは、粒子が、本明細書にて開示した範囲の質量を有するときに、洗浄サイクル中に溶解するのに十分水溶性であることができるため、粒子を作製するのに用いるのに便利な材料であることができる。更に、PEGは、溶融物として容易に処理され得る。PEGの溶融温度の開始は、PEGの分子量の関数として変化し得る。粒子は、約25重量%~約94重量%の、約2000~約13000の重量平均分子量を有するPEGを含むことができる。PEGは比較的低コストであり、多くの異なる形状及びサイズに形成され、非封入香料の拡散を最小限に抑え、水によく溶解し得る。PEGは、様々な重量平均分子量で入手可能である。PEGの適切な重量平均分子量の範囲は、約2,000~約13,000、あるいは約4,000~約13,000、あるいは約4,000~約12,000、あるいは約4,000~約11,000、あるいは約5,000~約11,000、あるいは約6,000~約10,000、あるいは約7,000~約9,000、あるいはこれらの組み合わせを含む。PEGは、BASF、例えば、Pluriol E 8000(8000が製品名であっても9000の重量平均分子量を有する)、又は他のPLURIOLの製品から入手可能である。
粒子は、粒子の約25重量%~約94重量%のPEGを含むことができる。任意に、粒子は、それぞれの粒子の、約35重量%~約94重量%、任意に約50重量%~約94重量%、任意にこれらの組み合わせ、及び、上述の範囲のいずれかの中における、任意の全割合又は全割合の範囲のPEGを含むことができる。
担体は、以下からなる群から選択される材料を含み得る;式H-(CO)-(CH(CH)CHO)-(CO)-OH、式中xは約50~約300、yは約20~約100であり、zは約10~約200というポリアルキレンポリマー;式(CO)-C(O)O-(CH-CH、式中qは約20~約200であり、rは約10~約30というポリエチレングリコール脂肪酸エステル;式HO-(CO)-CH)-CH、式中sは約30~約250であり、tは約10~約30というポリエチレングリコール脂肪アルコールエーテル、及びこれらの混合物。式H-(CO)-(CH(CH)CHO)-(CO)-OH、式中xは約50~約300であり、yは約20~約100であり、zは約20~約100であり、zは約10~約200というポリアルキレンポリマーは、ブロックコポリマー又はランダムコポリマーであり得る。
担体は、以下を含み得る;ポリエチレングリコール;式H-(CH4-(CH(CH)CHO)-(CO)-OH、式中xは約50~約300、yは約20~約100、zは約10~約200というポリアルキレンポリマー;式(CO)-C(O)O-(CH-CH、式中qは約20~約200であり、rは約10~約30のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;及び式HO-(CO)-(CH)-CH、式中sは約30~約250であり、tは約10~約30のポリエチレングリコール脂肪族アルコールエーテル。
担体は、式H-(CO)-(CH(CH)CH2O)-(CO)-OH、式中xは約50~約300;yは約20~約100、zは約10~約200のポリアルキレンポリマーの粒子を約20重量%~約80重量%含むことができる。
担体は、式(CO)-C(O)O-(CH-CH、式中qは約20~約200であり、rは約10~約30というポリエチレングリコール脂肪酸エステルを約1重量%~約20重量%含み得る。
担体は、粒子の約1重量%~約10重量%の、式HO-(CO)-(CH)-CH[式中、sは約30~約250であり、tは約10~約30である]のポリエチレングリコール脂肪族アルコールエステルを含むことができる。
粒子は、以下の
a)約0.1重量%~約10重量%、約0.5重量%~約5重量%のカチオン性ポリマー、又は更には約1重量%~約5重量%のカチオン性ポリマー、
b)約0.01%~約50%、約0.01%~約30%、又は約0.1%~約20%の第四級アンモニウム布地柔軟剤活性物質、
c)約0.005%~約30%、約0.01%~約20%、又は約0.02%~約10%の香料及び/又は香料マイクロカプセル、
d)約0.0001%~約10%、約0.01%~約2%、又は約0.05%~約1%の移染防止剤、
e)約0.05%~約20%、約0.1%~約15%、又は約0.2%~約7%のポリマー状布地ケア有益剤、
f)脂肪酸
g)これらの混合物、の添加剤成分の1つ以上を含むことができる。
カチオン性ポリマー
粒子は、カチオン性ポリマーを含むことができる。カチオン性ポリマーは、布地の第四級アンモニウム化合物上に堆積するのに役立つ堆積助剤、及び粒子に含まれる可能な何らかの他の有益剤の利益をもたらすことができる。
粒子は、約0.1重量%~約10重量%のカチオン性ポリマーを含むことができる。任意に、粒子は、約0.5重量%~約5重量%のカチオン性ポリマー、又は更に、約1重量%~約5重量%、又は更に、約2重量%~約4重量%のカチオン性ポリマー、又は更に、約3重量%のカチオン性ポリマーを含むことができる。理論に束縛されるものではないが、洗浄中の洗濯洗剤の洗浄能力は、粒子中のカチオン性ポリマーの濃度を増加させると減少し、洗剤の許容可能な洗浄能力は、前述の範囲内に維持され得ると考えられる。
カチオン性ポリマーは、約0.05meq/g~23meq/g(meqは当量ミリ当量を意味する)を超えるカチオン電荷密度、好ましくは約0.1meq/g~約4meq/g、更により好ましくは約0.1meq/g~約2meq/g、最も好ましくは0.1meq/g~約1meq/gのカチオン電荷密度を有し得る。
上で参照したカチオン電荷密度は、意図される使用のpHであり得、これは、約3~約9、任意に約4~約9のpHであり得る。
ポリマーの「カチオン電荷密度」とは、ポリマー上の正電荷数の、ポリマーの分子量に対する比を指す。電荷密度は、繰り返し単位当たりの正味電荷数を、繰り返し単位の分子量で除算することによって計算される。正電荷は、ポリマーの主鎖及び/又はポリマーの側鎖に位置してよい。このような好適なカチオン性ポリマーの平均分子量は、一般に約10,000~約10,000,000、あるいは更には約50,000~約5,000,000、あるいは更には約100,000~約3,000,000であり得る。
カチオン性ポリマーの非限定的な例は、カチオン性又は両性の多糖類、タンパク質及び合成ポリマーである。カチオン性多糖類としては、カチオン性セルロース誘導体、カチオン性グアーガム誘導体、キトサン及びその誘導体、並びにカチオン性デンプンが挙げられる。カチオン性多糖類は、約1,000~約2,000,000、好ましくは約100,000~約800,000の分子量を有する。好適なカチオン性多糖類としては、カチオン性セルロースエーテル、特にカチオン性ヒドロキシエチルセルロース及びカチオン性ヒドロキシプロピルセルロースが挙げられる。特に好ましいのは、以下の一般構造式に対応する置換された無水グルコース単位を有するカチオン性セルロース系ポリマーである。
Figure 0007043626000008
式中、R、R、Rは、それぞれ独立して、H、CH、C8-24アルキル(直鎖又は分枝鎖)、
Figure 0007043626000009
又はこれらの混合物から選択され、
がHであり、
nは、約1~約10であり、
Rxは、H、CH、C8~24アルキル(直鎖又は分枝鎖)、
Figure 0007043626000010
又はこれらの混合物からなる群から選択され、Zは水溶性アニオン、好ましくは塩素イオン及び/又は臭素イオンであり;Rは、H、CH、CHCH、又はこれらの混合物であり;Rは、CH、CHCH、フェニル基、C8-24アルキル基(直鎖又は分枝鎖)、又はこれらの混合物であり;
及びRは、それぞれ独立して、CH、CHCH、フェニル、又はこれらの混合物である;
ただし、1つの無水グルコース単位当たりR、R、Rのうちの少なくとも1つが、
Figure 0007043626000011
であり、各ポリマーは少なくとも1つの
Figure 0007043626000012
の基を有することを条件とする。
本明細書のカチオン性セルロース類の電荷密度(無水グルコース単位100個当たりのカチオン性電荷の数によって定義される)は、好ましくは約0.5%~約60%、より好ましくは約1%~約20%、最も好ましくは約2%~約10%である。
ポリマーの無水グルコース環上のアルキル置換の範囲は、ポリマー物質のグルコース単位1つ当たり約0.01%~5%、より好ましくはグルコース単位1つ当たり約0.05%~2%である。
カチオン性セルロースは、グリオキシル等のジアルデヒドで軽度に架橋されて、周囲温度で水に添加された際に、塊、小塊、又はその他の凝集が形成されることを防止してもよい。
カチオン性ヒドロキシアルキルセルロースの例としては、Ucare Polymer JR 30M、JR 400、JR 125、LR 400、及びLK 400、Polymer PKポリマーの商品名で販売されるものなどのINCI名ポリクオタニウム10のもの;その全てがDow Chemicals,Midlad MIによって販売されるSoftcat SK TMの商品名で販売されるものなどのポリクオタニウム67;並びにNational Starch and Chemical Company(Edgewater NJ)から入手可能なCelquat H200及びCelquat L-200の商品名で販売されるものなどのポリクオタニウム4、が挙げられる。他の好適な多糖類としては、グリシジルC12~C22アルキルジメチルアンモニウムクロリドで四級化されたヒドロキシエチルセルロース又はヒドロキシプロピルセルロースが挙げられる。かかる多糖の例としては、Midland,MIのDow Chemicalsによって商品名Quaternium LM 200として販売されているもの等の、INCI名Polyquaternium 24を有するポリマーが挙げられる。カチオン性デンプンとは、pH3の水溶液中で正味の正電荷を有するデンプンを提供するように化学修飾されたデンプンを指す。この化学修飾には、デンプン分子中へのアミノ及び/又はアンモニウム基の付加が挙げられるが、これに限定されない。これらのアンモニウム基の非限定的な例としては、トリメチルヒドロキシプロピルアンモニウムクロリド、ジメチルステアリルヒドロキシプロピルアンモニウムクロリド、又はジメチルドデシルヒドロキシプロピルアンモニウムクロリドなどの置換基を挙げることができるが、これらに限定されない。化学修飾前のデンプン源は、塊茎、マメ科植物、穀草及び穀物などの様々な供給源から選択することができる。このデンプンの供給源の非限定的な例としては、トウモロコシデンプン、コムギデンプン、コメデンプン、ワキシーコーンスターチ、オートムギデンプン、キャッサバ(cassaya)デンプン、もち麦、もち米(waxy rice)デンプン、グルテン状ライススターチ、もち米(sweet rice)デンプン、アミオカ、バレイショデンプン、タピオカデンプン、オートムギデンプン、サゴデンプン、もち米、又はこれらの混合物を挙げることができる。カチオン性デンプンの非限定的な例としては、カチオン性トウモロコシデンプン、カチオン性タピオカ、カチオン性バレイショデンプン、又はこれらの混合物が挙げられる。カチオン性デンプンは、アミラーゼ、アミロペクチン、又はマルトデキストリンを含み得る。カチオン性デンプンは、1種以上の更なる修飾を含んでもよい。例えば、これらの修飾には、架橋、安定化反応、リン酸化反応、加水分解、架橋が挙げられ得る。安定化反応としては、アルキル化及びエステル化を挙げることができる。本組成物において使用するのに好適なカチオン性デンプンは、Cerestarから商標名CBOND(登録商標)として、及びNational Starch and Chemical Companyから商標名CATO(登録商標)2Aとして市販されている。カチオン性ガラクトマンナンとしては、カチオン性グアーガム又はカチオン性ローカストビーンガムが挙げられる。カチオン性グアーガムの例は、ヒドロキシプロピルグアーの第四級アンモニウム誘導体であり、Rhodia,Inc(Cranbury NJ)から入手可能な商標名Jaguar C13及びJaguar Excel、並びにAqualon(Wilmington,DE)によりN-Hanceとして販売されているものなどである。
粒子に使用するのに好適な他のカチオン性ポリマーとしては、多糖類ポリマー、カチオン性グアーガム誘導体、第四級窒素含有セルロースエーテル、合成ポリマー、エーテル化セルロース、グアー及びデンプンのコポリマーが挙げられる。使用される場合、本明細書のカチオン性ポリマーは、粒子を形成するために使用される組成物に可溶性であるか、又は粒子が形成される組成物の複合コアセルベート相に可溶性である。好適なカチオン性ポリマーは、米国特許第3,962,418号、同第3,958,581号、及び米国特許出願公開第2007/0207109(A1)号に記載されている。
好適なカチオン性ポリマーの1つの群としては、国際公開第00/56849号及び米国特許第6,642,200号に開示されているもの等の、好適な反応開始剤又は触媒を用いるエチレン性不飽和モノマーの重合により生成されるものが挙げられる。好適なカチオン性ポリマーは、N,N-ジアルキルアミノアルキルアクリレート、N,N-ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、N,N-ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド、N,N-ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド、四級化N,Nジアルキルアミノアルキルアクリレート、四級化N,N-ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、四級化N,N-ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド、四級化N,N-ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド、メタクリルアミドプロピル-ペンタメチル-1,3-プロピレン-2-オール-アンモニウムジクロリド、N,N,N,N’,N’,N’’,N’’-ヘプタメチル-N’’-3-(1-オキソ-2-メチル-2-プロペニル)アミノプロピル-9-オキソ-8-アゾ-デカン-1,4,10-トリアンモニウムトリクロリド、ビニルアミン及びその誘導体、アリルアミン及びその誘導体、ビニルイミダゾール、四級化ビニルイミダゾール及びジアリルジアルキルアンモニウムクロリド並びにこれらの組み合わせからなる群から選択される1つ以上のカチオン性モノマーと、任意にアクリルアミド、N,N-ジアルキルアクリルアミド、メタクリルアミド、N,N-ジアルキルメタクリルアミド、C~C12アルキルアクリレート、C~C12ヒドロキシアルキルアクリレート、ポリアルキレングリコールアクリレート、C~C12アルキルメタクリレート、C~C12ヒドロキシアルキルメタクリレート、ポリアルキレングリコールメタクリレート、ビニルアセテート、ビニルアルコール、ビニルホルムアミド、ビニルアセトアミド、ビニルアルキルエーテル、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、ビニルカプロラクタム、及び誘導体、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、アクリルアミドプロピルメタンスルホン酸(AMPS)並びにこれらの塩からなる群から選択される第2のモノマーとを重合させることによって作製される合成ポリマーからなる群から選択してよい。ポリマーは、任意に、分岐及び架橋モノマーを使用することによって分岐又は架橋し得る。分岐及び架橋モノマーとしては、エチレングリコールジアクリレートジビニルベンゼン、及びブタジエンが挙げられる。本明細書において有用である好適なポリエチレンイニンは、BASF,AG,Lugwigschaefen,Germanyにより商標名Lupasol(登録商標)として販売されている。
別の態様では、カチオン性ポリマーは、カチオン性多糖類、ポリエチレンイミン及びその誘導体、ポリ(アクリルアミド-コ-ジアリルジメチルアンモニウムクロリド)、ポリ(アクリルアミド-メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド)、ポリ(アクリルアミド-コ-N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート)及びその四級化誘導体、ポリ(アクリルアミド-コ-N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート)及びその四級化誘導体、ポリ(ヒドロキシエチルアクリレート-コ-ジメチルアミノエチルメタクリレート)、ポリ(ヒドロキシプロピルアクリレート-コ-ジメチルアミノエチルメタクリレート)、ポリ(ヒドロキシプロピルアクリレート-コ-メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド)、ポリ(アクリルアミド-コ-ジアリルジメチルアンモニウムクロリド-コ-アクリル酸)、ポリ(アクリルアミド-メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド-コ-アクリル酸)、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクロリド)、ポリ(ビニルピロリドン-コ-ジメチルアミノエチルメタクリレート)、ポリ(エチルメタクリレート-コ-四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート)、ポリ(エチルメタクリレート-コ-オレイルメタクリレート-コ-ジエチルアミノエチルメタクリレート)、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクロリド-コ-アクリル酸)、ポリ(ビニルピロリドン-コ-四級化ビニルイミダゾール)及びポリ(アクリルアミド-コ-メタクリルアミドプロピル-ペンタメチル-1,3-プロピレン-2-オール-アンモニウムジクロリド)からなる群から選択することができ、好適なカチオン性ポリマーとしては、化粧品成分の国際命名法により命名したときポリクオタニウム-1、ポリクオタニウム-5、ポリクオタニウム-6、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-8、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-11、ポリクオタニウム-14、ポリクオタニウム-22、ポリクオタニウム-28、ポリクオタニウム-30、ポリクオタニウム-32、及びポリクオタニウム-33が挙げられる。
別の態様では、カチオン性ポリマーは、ポリエチレンイミン又はポリエチレンイミン誘導体を含んでもよい。別の態様では、カチオン性ポリマーは、カチオン性アクリルベースのポリマーを含んでもよい。更なる態様では、カチオン性ポリマーは、カチオン性ポリアクリルアミドを含んでもよい。別の態様では、カチオン性ポリマーは、ポリアクリルアミド及びポリメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムカチオンを含むポリマーを含んでもよい。別の態様では、カチオン性ポリマーは、ポリ(アクリルアミド-N-ジメチルアミノエチルアクリレート)及びその四級化誘導体を含んでもよい。一態様では、カチオン性ポリマーは、BTC Specialty Chemicals、BASF Group、Florham Park,N.J.から、商品名SEDIPURで販売されるものであり得る。また更なる態様では、カチオン性ポリマーは、ポリ(アクリルアミド-コ-メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド)を含んでもよい。別の態様では、カチオン性ポリマーは、Ciba Specialty Chemicals,BASF group,Florham Park,N.J.から、商品名RHEOVIS CDEで販売されるか、又は米国特許出願公開第2006/0252668号に開示されるものなどの、非アクリルアミドベースポリマーを含んでもよい。
別の態様では、カチオン性ポリマーは、カチオン性多糖類からなる群から選択され得る。一態様では、カチオン性ポリマーは、カチオン性セルロースエーテル、カチオン性ガラクトマンナン、カチオン性グアーガム、カチオン性デンプン、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されるポリマーを含んでもよい。
好適なカチオン性ポリマーの別の群としては、例えば、アミン及びオリゴアミンとエピクロロヒドリンとの反応生成物であるアルキルアミン-エピクロロヒドリンポリマー、例えば、米国特許第6,642,200号、及び同第6,551,986号に列挙されているポリマーを挙げることができる。例としては、Clariant、Basle,Switzerlandから商標CARTAFIX CB及びCARTAFIX TSFで入手可能な、ジメチルアミン-エピクロロヒドリン-エチレンジアミンが挙げられる。
好適な合成カチオン性ポリマーの別の群は、ポリアルキレンポリアミンとポリカルボン酸とのポリアミドアミン-エピクロロヒドリン(PAE)樹脂を含み得る。最も一般的なPAE樹脂は、ジエチレントリアミンとアジピン酸との縮合、続いて、エピクロロヒドリンとの後続反応による生成物である。これらは、商標名KymeneとしてHercules Inc.(Wilmington,DE)から又は商標名LuresinとしてBASF AG(Ludwigshafen,Germany)から入手可能である。
カチオン性ポリマーは、ポリマー全体が周囲条件下で中性になるように電荷中和アニオンを含有し得る。好適な対イオンの非限定的な例(使用中に生じるアニオン性種に加えて)としては、塩化物、臭化物、硫酸、硫酸メチル、スルホン酸塩、メチルスルホン酸塩、炭酸、重炭酸、ギ酸、酢酸、クエン酸、硝酸、及びこれらの混合物が挙げられる。
カチオン性ポリマーの重量平均分子量は、RI検出を用いてポリエチレンオキシド標準物質に対してサイズ排除クロマトグラフィーによって測定したとき、約500~約5,000,000、又は約1,000~約2,000,000、又は約5,000~約1,000,000ダルトンであってよい。一態様では、カチオン性ポリマーの重量平均分子量は、約100,000~約800,000ダルトンであり得る。
カチオン性ポリマーは、粉末形態で提供され得る。カチオン性ポリマーは、無水状態で提供され得る。
第四級アンモニウム布地柔軟剤活性物質
第四級アンモニウム布地柔軟剤活性物質(クワット)は、エステルの第四級アンモニウム化合物であり得る。好適な第四級アンモニウム化合物には、エステルクワット、アミドクワット、イミダゾリンクワット、アルキルクワット、アミドエステルクワット、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料が含まれるが、これらに限定されない。好適なエステルクワットとしては、モノエステルクワット、ジエステルクワット、トリエステルクワット、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。第四級アンモニウム化合物は、ビス-(2-ヒドロキシプロピル)-ジメチルアンモニウムメチルサルフェートのエステル、ビス-(2-ヒドロキシプロピル)-ジメチルアンモニウムメチルサルフェート及び脂肪酸、N,N-ビス-(ステアロイル-2-ヒドロキシプロピル)-N,N-ジメチルアンモニウムメチルサルフェートのエステルの異性体、ビス-(2-ヒドロキシプロピル)-ジメチルアンモニウムメチルサルフェートのエステル、ビス-(2-ヒドロキシプロピル)-ジメチルアンモニウムメチルサルフェートのエステルの異性体、N,N-ビス(ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチルアンモニウムクロリド、N,N-ビス(ステアロイル-オキシ-エチル)-N,N-ジメチルアンモニウムクロリドのエステル、N,N,N-トリ(2-ヒドロキシエチル)-N-メチルアンモニウムメチルサルフェート、N,N-ビス-(パルミトイル-2-ヒドロキシプロピル)-N,N-ジメチルアンモニウメチルサルフェート、N,N-ビス-(ステアロイル-2-ヒドロキシプロピル)-N,N-ジメチルアンモニウムクロリド、1,2-ジ-(ステアロイル-オキシ)-3-トリメチルアンモニウムプロパンクロリド、ジカノーラジメチルアンモニウムクロリド、ジ(ハード)タロージメチルアンモニウムクロリド、ジカノーラジメチルアンモニウムメチルサルフェート、1-メチル-1-ステアロイルアミドエチル-2-ステアロイルイミダゾリニウムメチルサルフェート、イミダゾリンクワット(もはやP&Gにより使用されない):1-タローイルアミドエチル-2-タローイルイミダゾリン、ジパルミトイルメチルヒドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェート、ジパルミトイルメチルヒドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェート、1,2-ジ(アシルオキシ)-3-トリメチルアンモニオプロパンクロリドのエステル、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。
第四級アンモニウム布地柔軟剤活性物質は、以下の式の化合物を含み得る:
{R 4-m-N-[X-Y-R}A (1)
式中、
mは、1、2、又は3であるが、ただし、各mの値は、同一であり、
各Rは、独立して、ヒドロカルビル、又は置換ヒドロカルビル基であり、
各Rは、独立して、C~Cアルキル又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくは、Rは、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、2-ヒドロキシプロピル、1-メチル-2-ヒドロキシエチル、ポリ(C2~3アルコキシ)、ポリエトキシ、ベンジルであり、
各Xは独立して、(CH)n、CH-CH(CH)-又はCH-(CH)-CH-であり、
各nは、独立して、1、2、3又は4であり、好ましくは、各nは、2であり、
各Yは、独立して、-O-(O)C-又は-C(O)-O-であり、
A-は、塩化物、硫酸メチル、硫酸エチル及び硫酸塩からなる群から独立して選択され、好ましくはA-は、塩化物及び硫酸メチルからなる群から選択され、
ただし、Yが-O-(O)C-である場合、各Rの炭素の合計が13~21であり、好ましくは、Yが-O-(O)C-である場合、各Rの炭素の合計が13~19である。
柔軟剤活性物質第四級アンモニウム布地柔軟剤活性物質は、以下の式の化合物を含み得る:
[R3N+CH2CH(YR1)(CH2YR1)]X-
式中、各Y、R、R1、及びX-は、前述と同じ意味を有する。このような化合物としては、次式を有するものが挙げられる。
[CH3]3N(+)[CH2CH(CH2O(O)CR1)O(O)CR1]C1(-) (2)
を有する化合物が挙げられ、式中、各Rは、メチル又はエチル基であり、好ましくは、各R1はC15~C19の範囲である。本明細書で使用するとき、ジエステルが指定されている場合、それは、存在するモノエステルを含み得る。
香料及び香料マイクロカプセル
任意の香料成分は、次の(1)~(4)からなる群から選択される成分を含んでもよい。
(1)香料担体及びカプセル化香料組成物を含む、香料マイクロカプセル又は水分活性化香料マイクロカプセルであって、当該香料担体が、シクロデキストリン、デンプンマイクロカプセル、多孔質担体マイクロカプセル及びこれらの混合物からなる群から選択され得、当該カプセル化香料組成物が、低揮発性香料成分、高揮発性香料成分及びこれらの混合物を含み得る、香料マイクロカプセル又は水分活性化香料マイクロカプセル、
(2)プロ香料、
(3)低嗅覚閾値香料成分であって、当該低嗅覚閾値香料成分が、総未希釈香料組成物の約25重量%未満を占めてよい、低嗅覚閾値香料成分、及び
(4)これらの混合物。
任意の香料成分は、非封入香料、香料マイクロカプセル、香料送達系によってもたらされた香料、又は何らかの他の様式でもたらされた香料であってよい。香料は、概して、米国特許第7,186,680号の第10欄56行~第25欄22行に記載されている。
香料マイクロカプセルは、シェル内に封入された香料オイルである。シェルは、香料コアの最大寸法未満の平均シェル厚を有し得る。香料マイクロカプセルは、破砕しやすくてよい。香料マイクロカプセルは、水分活性化香料マイクロカプセルであってよい。
香料マイクロカプセルは、メラミン/ホルムアルデヒドシェルを含んでもよい。香料マイクロカプセルは、Appleton、Quest International、又はInternational Flavor&Fragrances又は他の好適な供給元から得てもよい。香料マイクロカプセルシェルは、香料マイクロカプセルが布地に付着する能力を向上させるために、ポリマーによってコーティングされ得る。多孔質担体マイクロカプセル-多回使用の布地コンディショニング組成物中の遊離香料の量を低減させるために、香料組成物の一部がゼオライト又は粘土などの多孔質担体上及び/又はその中に吸収されて、香料の多孔質担体マイクロカプセルを形成することもできる。
プロ香料-香料組成物は、プロ香料を更に含んでもよい。プロ香料は、例えば、単純な加水分解の結果としての香料物質を放出又は香料物質に変換する不揮発性物質を含んでもよく、あるいはpH変化誘発性のプロ香料(例えば、pH低下により誘発される)であってもよく、又は酵素により放出可能なプロ香料、若しくは光誘発性のプロ香料であってもよい。プロ香料は、選択されたプロ香料に応じて、様々な放出速度を呈し得る。
移染防止剤
組成物は更に、組成物の約0.0001重量%、約0.01重量%、約0.05重量%~約10重量%、約2重量%、又は更に組成物の約1重量%の1種以上の移染防止剤、例えば、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN-オキシドポリマー、N-ビニルピロリドンとN-ビニルイミダゾールとのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン、及びポリビニルイミダゾール、又はこれらの混合物などを含み得る。
布地ケア有益剤
本明細書に開示される組成物は、布地ケア有益剤を含んでもよい。本明細書で使用するとき、「布地ケア有益剤」とは、水分散性又は非水溶性であり、布地柔軟化、色の保護、毛玉/毛羽立ち低減、抗摩耗、抗皺、香料長寿命化などのような布地ケア効果を衣類及び布地、特に木綿衣類及び布地にもたらすことができる成分を指す。
これらの布地ケア有益剤は、典型的には25℃において蒸留水中100g/L未満、好ましくは10g/L未満の溶解度を有する。布地ケア有益剤の溶解度が10g/L超である場合、布地ケア有益剤は洗浄液中で可溶性のままであり、その結果、布地に付着しないと考えられている。
本明細書で有用な非水溶性布地ケア有益剤の例としては、分散性ポリオレフィン、ポリマーラテックス、オルガノシリコーン、香料又はその他の活性マイクロカプセル、及びこれらの混合物が挙げられる。布地ケア有益剤は、エマルション、ラテックス、分散液、懸濁液、ミセルなどの形態、好ましくはマイクロエマルション、膨潤ミセル又はラテックスの形態にすることができる。このように、それらは約1nm~100μm、好ましくは約5nm~10μmの広範囲の粒径を有することができる。マイクロエマルションの粒径は、Leeds&Northrup Microtrac UPA粒径測定器(particle sizer)を用いるなどの従来の方法で測定することができる。好ましくは、当該布地ケア有益剤が、ポリグリセロールエステル、油性糖類誘導体、ワックスエマルション、オルガノシリコーン、ポリイソブチレン、ポリオレフィン、ポリグリセロールエステル、及びこれらの混合物からなる群から選択される。好適なオルガノシリコーンとしては、(a)ポリジメチルシロキサン(PDMS)などの非官能化シリコーン、並びに(b)アミノ、アミド、アルコキシ、アルキル、フェニル、ポリエーテル、アクリレート、シリコーンヒドリド、メルカプトプロイル(mercaptoproyl)、カルボキシレート、サルフェートホスフェート、四級化窒素、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される1つ以上の官能基を有するシリコーンのような官能化シリコーンが挙げられるが、これらに限定されない。好適なポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、並びにこれらのコポリマー及び組み合わせが挙げられる。カルボキシル、アルキルアミド、スルホン酸又はアミド基などの様々な官能基を含有するように、ポリオレフィンを少なくとも部分的に修飾してもよい。1つの実施形態では、ポリオレフィンは少なくとも部分的にカルボキシル変性されており、即ち言い換えれば、酸化されている。
布地ケア有益剤は、シリコーンであり得る。粒子は、シリコーンを、粒子の約0.1重量%~約70重量%、あるいは約0.3重量%~約40重量%、あるいは約0.5重量%~約30重量%、あるいは約1重量%~約20重量%の濃度で含み得る。有用なシリコーンは、任意のシリコーン含有化合物であり得る。一実施形態では、シリコーンは、環状シリコーン、ポリジメチルシロキサン、アミノシリコーン、カチオン性シリコーン、シリコーンポリエーテル、シリコーン樹脂、シリコーンウレタン、及びこれらの混合物からなる群から選択されるシリコーンポリマーである。一実施形態において、シリコーンは、ポリジアルキルシリコーン、代替的にポリジメチルシリコーン(ポリジメチルシロキサン又は「PDMS」)、又はこれらの誘導体である。別の実施形態において、シリコーンは、アミノ官能性シリコーン、ポリエーテルシリコーン、アルキルオキシ化シリコーン、カチオン性シリコーン、エトキシル化シリコーン、プロポキシ化シリコーン、エトキシル化/プロポキシ化シリコーン、又はこれらの組み合わせから選択される。
別の実施形態において、シリコーンは、以下の式を有するランダム又はブロック状オルガノシリコーンポリマーから選択され得る:
[RSiO1/2(j+2)[(RSi(X-Z)O2/2[RSiO2/2[RSiO3/2
式中、
jは、0~約98の整数であり、一態様において、jは、0~約48の整数であり、一態様において、jは、0であり、
kは、0~約200の整数であり、一態様において、kは、0~約50の整数であり、k=0であるとき、R、R、又はRのうちの少なくとも1つは、-X-Zであり、
mは、4~約5,000の整数であり、一態様において、mは、約10~約4,000の整数であり、別の態様において、mは、約50~約2,000の整数であり、
、R、及びRは、各々独立して、H、OH、C~C32アルキル、C~C32置換アルキル、C~C32又はC~C32アリール、C~C32又はC~C32置換アリール、C~C32アルキルアリール、C~C32置換アルキルアリール、C~C32アルコキシ、C~C32置換アルコキシ及びX-Zからなる群から選択され、
各Rは、独立して、H、OH、C~C32アルキル、C~C32置換アルキル、C~C32又はC~C32アリール、C~C32又はC~C32置換アリール、C~C32アルキルアリール、C~C32置換アルキルアリール、C~C32アルコキシ、及びC~C32置換アルコキシからなる群から選択され、
当該アルキルシロキサンポリマーにおける各Xは、2~12個の炭素原子を含む置換又は非置換二価アルキレンラジカルを含み、一態様において、各二価アルキレンラジカルは、独立して、-(CH-からなる群から選択され、sは、約2~約8、約2~約4の整数であり、一態様において、当該アルキルシロキサンポリマーにおける各Xは、-CH-CH(OH)-CH-、-CH-CH-CH(OH)-、及び
Figure 0007043626000013
からなる群から選択される置換二価アルキレンラジカルを含み、
各Zは、独立して、
Figure 0007043626000014
からなる群から選択されるが、ただし、Zが第四級アンモニウム化合物であるとき、Qは、アミド、イミン、又は尿素部分ではあり得ず、Qが、アミド、イミン、又は尿素部分であるとき、当該アミド、イミン、又は尿素部分と同じ窒素に結合している任意の追加のQは、H又はC~Cアルキルでなければならず、一態様においてこの追加のQは、Hであり、Zについては、An-は、好適な電荷平衡アニオンである。一態様において、An-は、Cl、Br、I、メチルサルフェート、スルホン酸トルエン、カルボン酸、及びリン酸からなる群から選択され、当該オルガノシリコーンにおける少なくとも1つのQは、独立して、
-CH-CH(OH)-CH-R
Figure 0007043626000015
から選択され、
当該オルガノシリコーンにおける各追加のQは、独立して、H、C~C32アルキル、C~C32置換アルキル、C~C32又はC~C32アリール、C~C32又はC~C32置換アリール、C~C32アルキルアリール、C~C32置換アルキルアリール、-CH-CH(OH)-CH-R
Figure 0007043626000016
から選択され、
式中、各Rは、独立して、H、C~C32アルキル、C~C32置換アルキル、C~C32又はC~C32アリール、C~C32又はC~C32置換アリール、C~C32アルキルアリール、C~C32置換アルキルアリール、-(CHR-CHR-O-)-L及びシロキシ残基からなる群から選択され、
各Rは、独立して、H、C~C18アルキルから選択され、
各Lは、独立して、-C(O)-R又は
から選択され、
wは、0~約500の整数であり、一態様において、wは、1~約200の整数であり、一態様において、wは、約1~約50の整数であり、
各Rは、独立して、H、C~C32アルキル、C~C32置換アルキル、C~C32又はC~C32アリール、C~C32又はC~C32置換アリール、C~C32アルキルアリール、C~C32置換アルキルアリール及びシロキシル残基からなる群から選択され、
各Tは、独立して、H、及び
Figure 0007043626000017
から選択され、
式中、当該オルガノシリコーンにおける各vは、1~約10の整数であり、一態様において、vは、1~約5の整数であり、当該オルガノシリコーンにおける各Qの全ての添え字vの合計は、1~約30、又は1~約20、又は更には1~約10の整数である)。
別の実施形態において、シリコーンは、以下の式を有するランダム又はブロック状オルガノシリコーンポリマーから選択され得る:
[RSiO1/2(j+2)[(RSi(X-Z)O2/2[RSiO2/2[RSiO3/2
式中、
jは、0~約98の整数であり、一態様において、jは、0~約48の整数であり、一態様において、jは、0であり、
kは、0~約200の整数であり、k=0であるとき、R、R又はRのうちの少なくとも1つは、-X-Zであり、一態様において、kは、0~約50の整数であり、
mは、4~約5,000の整数であり、一態様において、mは、約10~約4,000の整数であり、別の態様において、mは、約50~約2,000の整数であり、
、R、及びRは、各々独立して、H、OH、C~C32アルキル、C~C32置換アルキル、C~C32又はC~C32アリール、C~C32又はC~C32置換アリール、C~C32アルキルアリール、C~C32置換アルキルアリール、C~C32アルコキシ、C~C32置換アルコキシ及びX-Zからなる群から選択され、
各Rは、独立して、H、OH、C~C32アルキル、C~C32置換アルキル、C~C32又はC~C32アリール、C~C32又はC~C32置換アリール、C~C32アルキルアリール、C~C32置換アルキルアリール、C~C32アルコキシ、及びC~C32置換アルコキシからなる群から選択され、
各Xは、2~12個の炭素原子を含む置換又は非置換二価アルキレンラジカルを含み、一態様において、各Xは、独立して、-(CH-O-、-CH-CH(OH)-CH-O-、
Figure 0007043626000018
からなる群から選択され、
式中、各sは、独立して、約2~約8の整数であり、一態様において、sは、約2~約4の整数であり、
当該オルガノシロキサンにおける少なくとも1つのZは、R
Figure 0007043626000019
からなる群から選択されるが、ただし、Xが
Figure 0007043626000020
であるとき、Z=-OR又は
Figure 0007043626000021
であり、
は、好適な電荷平衡アニオンである。一態様において、Aは、Cl、Br
、硫酸メチル、スルホン酸トルエン、炭酸、及びリン酸からなる群から選択され、
当該オルガノシリコーンにおける各追加のZは、独立して、H、C~C32アルキル、C~C32置換アルキル、C~C32又はC~C32アリール、C~C32又はC~C32置換アリール、C~C32アルキルアリール、C~C32置換アルキルアリール、R
Figure 0007043626000022
を含む群から選択されるが、ただし、Xが
Figure 0007043626000023
であるとき、Z=-OR又は
Figure 0007043626000024
であり、
各Rは、独立して、H、C~C32アルキル、C~C32置換アルキル、C~C32又はC~C32アリール、C~C32又はC~C32置換アリール、又はC~C32アルキルアリール、又はC~C32置換アルキルアリール、
-(CHR-CHR-O-)-CHR-CHR-L、及びシロキシル残基からなる群から選択され、式中、各Lは、独立して、-C(O)-R又は-O-R
Figure 0007043626000025
から選択され、
wは、0~約500の整数であり、一態様において、wは、0~約200の整数であり、一態様において、wは、0~約50の整数であり、
各Rは、独立して、H又はC~C18アルキルから選択され、
各Rは、独立して、H、C~C32アルキル、C~C32置換アルキル、C~C32又はC~C32アリール、C~C32又はC~C32置換アリール、C~C32アルキルアリール、及びC~C32置換アルキルアリール、及びシロキシル残基からなる群から選択され、
各Tは、独立して、H、
Figure 0007043626000026
から選択され、
当該オルガノシリコーンにおける各vは、1~約10の整数であり、一態様において、vは、1~約5の整数であり、当該オルガノシリコーンにおける各Zの全ての添え字vの合計は、1~約30、又は1~約20、又は更には1~約10の整数である)。
一実施形態において、シリコーンは、比較的大きな分子量を有するものである。シリコーンの分子量を記載するための好適な方法としては、その粘度を記載することが挙げられる。高分子量シリコーンは、約10cSt~約3,000,000cSt、又は約100cSt~約1,000,000cSt、又は約1,000cSt~約600,000cSt、又は更には約6,000cSt~約300,000cStの粘度を有するものである。
脂肪酸
粒子は、脂肪酸を含み得る。「脂肪酸」という用語は、本明細書では、非プロトン化又はプロトン化形態の脂肪酸を含むように、最も広い意味で使用されている。当業者は、ある脂肪酸がプロトン化されているか、プロトン化されていないかが、ある程度、水性組成物のpHによって決まることを容易に理解するであろう。脂肪酸は、その非プロトン化形態、又は塩形態であり、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどが挙げられるがこれらに限定されない、対イオンを伴い得る。「遊離脂肪酸」という用語は、別の化学部分に結合(共有結合又は別様に結合)していない脂肪酸を意味する。
脂肪酸としては、12個~25個、13個~22個、又は更には16個~20個の総炭素原子を含有し、かつ脂肪部分に10個~22個、12個~18個、又は更には14個(ミッドカット)~18個の炭素原子を含有しているものを挙げることができる。
脂肪酸は、以下のものに由来し得る:(1)動物脂肪及び/又は部分水素添加動物脂肪(牛脂、ラードなど)、(2)植物油、及び/又は部分水素添加植物油、例えば、キャノーラ油、ベニバナ油、ピーナッツ油、ヒマワリ油、ゴマ種子油、ナタネ油、綿実油、トウモロコシ油、ダイズ油、トール油、米ぬか油、パーム油、パーム核油、ココヤシ油、他の熱帯パーム油、アマニ油、キリ油など、(3)熱、圧力、アルカリ異性化反応及び触媒処理を介したアマニ油又はキリ油などの加工油及び/又は増粘油(bodied oil)、(4)飽和脂肪酸(例えばステアリン酸)、不飽和脂肪酸(例えばオレイン酸)、多不飽和脂肪酸(リノール酸)、分枝状脂肪酸(例えばイソステアリン酸)又は環状脂肪酸(例えば、多不飽和酸の飽和又は不飽和α-二置換シクロペンチル又はシクロヘキシル誘導体)を生じさせるための、上記のものの組み合わせ。
異なる脂肪源由来の脂肪酸の混合物を使用することができる。
不飽和脂肪酸のシス/トランス比が重要である場合があり、(C18:1材料の)シス/トランス比は、少なくとも1:1、少なくとも3:1、4:1以上、又は更には9:1以上である。
また、酸化に対して、並びに結果として生じる色及び臭気の質の悪化に対してより安定であり得るため、イソステアリン酸などの分枝鎖状脂肪酸もまた好適である。
脂肪酸は、0~140、50~120、又は更には85~105のヨウ素価を有し得る。
粒子は、約1重量%~約40重量%の脂肪酸を含み得る。脂肪酸が、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。脂肪酸は、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸のブレンド、及びこれらの混合物であり得る。脂肪酸は、置換又は非置換であり得る。脂肪酸は、第四級アンモニウム化合物を提供することができる。脂肪酸は、ゼロのヨウ素価を有し得る。
脂肪酸は、ステアリン酸、パルミチン酸、ココナッツ油、パーム核油、ステアリン酸パルミチン酸ブレンド、オレイン酸、植物油、部分水素添加植物油、及びこれらの混合物からなる群から選択することができる。
脂肪酸は、ステアリン酸CAS No.57-11-4であり得る。脂肪酸は、パルミチン酸CAS No.57-10-3であり得る。脂肪酸は、ステアリン酸とココナッツ油とのブレンドであり得る。
脂肪酸は、C12~C22脂肪酸であり得る。C12~C22脂肪酸は、タロー又は植物起源を有することができ、飽和又は不飽和であってもよく、置換又は非置換であってもよい。
理論に束縛されるものではないが、脂肪酸は、粒子の配合物構成成分を均一に混合するための加工助剤として役立ち得る。
粒子
粒子は、約1mg~約1gの個々の質量を有し得る。粒子が小さければ小さいほど、水には速く溶解する傾向にある。複数の粒子は、約1mg~約1000mg、あるいは約5mg~約500mg、あるいは約5mg~約200mg、あるいは約10mg~約100mg、あるいは約20mg~約50mg、あるいは約35mg~約45mg、あるいは約38mgの、個別又は平均粒子質量を有することができる。複数の粒子は、約30mg未満、あるいは約15mg未満、あるいは、約5mg未満、あるいは約3mgの、質量の標準偏差を有することができる。上述の範囲の平均粒子質量により、粒子が、典型的な洗浄サイクル中に溶解することができる、水での分散時間を提供することができる。理論によって拘束されることはないが、そのような質量の標準偏差を有する粒子が、より広い質量の標準偏差を有する粒子と比較して、より均一な水中の分散時間を有することができると考えられる。粒子の質量の標準偏差が小さいほど、分散時間はより均一になる。複数の粒子を形成する個々の粒子の質量は、所望の分散時間を提供するように設定され得、それは、洗濯機における典型的な洗浄サイクルの長さの一部であってもよい。約9000の重量平均分子量を有するポリエチレングリコールから形成される粒子は、約38mgの平均粒子質量及び約3mgの質量の標準偏差を有することができる。
複数の粒子は、10mg未満の質量を有する粒子を実質的に含まなくてもよい。これは、粒子が空中浮遊する能力を制限するのに実用的であり得る。
個々の粒子は、約0.003cm~約5cm、任意に約0.003cm~約1cm、任意に約0.003cm~約0.5cm、任意に約0.003cm~約0.2cm、任意に約0.003cm~約0.15cmの体積を有し得る。より小さい粒子は、容器内の粒子のより良好な包装及び洗浄水中のより急速な溶解を提供すると考えられる。
組成物は、ASTM International、ASTM E11-13に規定されているように、ふるいNo.10上に保持される粒子を含むことができる。組成物は、約50重量%超、任意に約70重量%超、任意に約90重量%超の粒子が、ASTM International、ASTM E11-13 により明記される、ふるいNo.10上に保持される、粒子を含むことができる。ふるいNo.10上に保持される粒子が、より小さい粒子よりも取り扱いが容易であり得るため、そのようにサイズ決定された粒子を提供することが望ましくあり得る。
組成物は、ASTM International、ASTM E11-13に規定されているように、ふるいNo.6上に保持される粒子を含むことができる。組成物は、約50重量%超、任意に約70重量%超、任意に約90重量%超の粒子が、ASTM International、ASTM E11-13 により明記される、ふるいNo.6上に保持される、粒子を含むことができる。ふるいNo.6上に保持される粒子が、より小さい粒子よりも取り扱いが容易であり得るため、そのようにサイズ決定された粒子を提供することが望ましくあり得る。
組成物は、公称ふるい目開きサイズ22.6mmを有するふるいを通過する粒子を含むことができる。組成物は、公称ふるい目開きサイズ22.6mmを有するふるいを通過し、かつ公称ふるい目開きサイズ0.841mmを有するふるい上に保持される粒子を含むことができる。公称目開きサイズ22.6mmを有するふるい上に保持されるようなサイズを有する粒子は、一般的な洗浄サイクルにとっては多大すぎる分散時間を有する傾向がある。公称ふるい目開きサイズ0.841mmを有するふるいを通過するようなサイズを有する粒子は、好都合に取り扱うには小さすぎる可能性がある。上記の限界内のサイズを有する粒子は、分散時間と粒子の取り扱いの容易さとの間の適切なバランスを示し得る。
本明細書に開示されるサイズを有する粒子は、それらが容器、投入カップ、又は他の装置から洗浄鉢又は洗濯機に注入されるときに、容易に空気浮遊しないように十分に大きくてもよい。更に、本明細書に開示されるそのような粒子は、容器から投入カップ内に容易かつ正確に注入されることができる。したがって、このような粒子によって、消費者が洗浄に送達する第四級アンモニウム化合物の量を制御することが容易になり得る。
複数の粒子は、洗濯機又は洗濯用洗面器に投入するための投入量を集合的に含んでもよい。単回用量の粒子は、約1g~約50gの粒子を含んでよい。粒子の単回用量は、約5g~約50g、あるいは約10g~約45g、あるいは約20g~約40g、あるいはこれらの組み合わせ、及び前述の範囲のいずれかの中の、任意のグラム整数、又はグラム整数の範囲を含んでよい。投入量を構成することができる複数の粒子を形成する個々の粒子は、約1mg~約5000mg、代替的に約1mg~約1000mg、代替的に約5mg~約200mg、代替的に約10mg~約200mg、代替的に約15mg~約50mg、代替的に約20mg~約50mg、代替的に約35mg~約45mg、代替的に約38mg、代替的にこれらの組み合わせ、及び前述のあらゆる範囲の全mg値又は全mg値の範囲の質量を有することができる。複数の粒子は、異なるサイズ、形状、及び/又は質量を有する粒子で構成され得る。ある投入量中の粒子は、約15mm未満の最大寸法を各々有することができる。ある投入量中の粒子の各々は、約1cm未満の最大寸法を有することができる。
粒子は、酸化防止剤を含み得る。酸化防止剤は、製造してから使用するまでの期間に粒子の色又は臭いの安定性を促進することに役立ち得る。粒子は、約0.01重量%~約1重量%の酸化防止剤、場合により約0.001重量%~約2重量%の酸化防止剤、場合により、約0.01重量%~約0.1重量%の酸化防止剤を含むことができる。酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンであってよい。
粒子は、約25℃~約120℃、任意に約30℃~約60℃、任意に約35℃~約50℃、任意に約40℃、任意に約40℃~約60℃の溶融開始を有し得る。粒子の融解開始は、融解開始試験法によって判定される。約25℃~約120℃、任意に約40℃~約60℃の融解開始を有する粒子は、製造後、梱包中、輸送中、保管中、及び使用中を含むがこれに限定されない1つ又は2つ以上の期間の間に、粒子の貯蔵安定性を提供するのに実用的であり得る。
粒子は、約9000ダルトンの重量平均分子量を有する、約67重量%のポリエチレングリコール、約24重量%のジ-(タローオイルオキシエチル)-N,N-メチルヒドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェート、約6重量%の脂肪酸、及びトリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースのポリマー状第四級アンモニウム塩である約3重量%のカチオン性多糖類を含むことができる。粒子は、約9000ダルトンの重量平均分子量を有する、約60重量%のポリエチレングリコール、約24重量%のジ-(タローオイルオキシエチル)-N,N-メチルヒドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェート、約6重量%の脂肪酸;約7重量%の非封入香料、及びトリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースのポリマー状第四級アンモニウム塩である約3重量%のカチオン性多糖類を含むことができる。
本明細書に記載の組成物は、複数の粒子を含み得る。粒子は、約25重量%~約94重量%の、約2000~約13000の重量平均分子量を有するポリエチレングリコールと、約5重量%~約45重量%の第四級アンモニウム化合物;及び約0.5重量%~約10重量%のカチオン性ポリマー;を含み、当該粒子はそれぞれ、約1mg~約1gの質量を有し、当該組成物は、65℃で約1Pa-s~約10Pa-s、65℃で約1Pa-s~約10Pa-s、任意に約1.5~約4、任意に約1Pa-s~約3Pa-s、任意に約2の粘度を有する。このような組成物は、都合よく溶融物として処理することができる。更に、このような組成物は、ロートフォーマ上で処理されてもよく、半球形、圧縮半球形、又は少なくとも1つの実質的に平坦若しくは平らな表面を有する粒子を得ることができる。このような粒子は、球状の粒子と比較して、質量に対して比較的高次の表面積を有することができる。加工の溶融物の実用性は、溶融物の粘度に少なくとも部分的に依存し得る。
本明細書に記載されるいずれかの組成物について、組成物が、65℃で約1Pa-s~約10Pa-s、65℃で約1Pa-s~約5Pa-s、任意に約1.5~約4、任意に約1Pa-s~約3Pa-s、任意に約2の粘度を有することが望ましい場合がある。このような組成物は、好都合にも、ロートフォーマにて処理され、半球形、圧縮半球形、又は少なくとも1つの実質的に平坦な若しくは平らな表面を有する粒子を得ることができる。
65℃における粒子の粘度は、非限定的な例として、希釈剤を組成物に添加することによって制御することができる。粒子は希釈剤を含むことができる。希釈剤は、香料、ジプロピレングリコール、脂肪酸、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。
本明細書にて開示した粒子は、均質である構造の粒子、又は、実質的に均質である構造の粒子であることができる。実質的に均質である構造の粒子は、粒子を形成する構成成分材料が互いに実質的に均質に混合される粒子である。実質的に均質である構造の粒子は、完全に均質である必要はない。実質的に均質である構造の粒子、又は均質である構造の粒子を製造するための商業的用途にて、当業者によって使用される混合プロセスの制限内である、均質性の程度には、変動があり得る。粒子は、担体の連続相を有することができる。粒子のそれぞれは、粒子を形成する構成成分材料の混合物の連続相であることができる。そのため、例えば、粒子が構成成分材料A、B、及びCを含む場合、粒子は、混合物A、B、及びCの連続相であり得る。粒子を形成する、任意数の構成成分材料(非限定例として、3、4、5、又はそれ以上の構成成分材料)についても同じことが言える。
均質である構造の粒子は、コア及びコーティングを有する粒子ではなく、粒子は同じ構造を有する他の粒子とは区別されている。実質的に均質である、又は均質である構造の粒子は、非機械的に分離することができる。即ち、均質である構造の粒子を形成する構成成分材料は、例えば、ナイフ又は微細なピックにより機械的に分離できなくてもよい。
均質構造粒子は、約500μmよりも大きい寸法を有する封入体を実質的に含まないか、又は含まなくてもよい。均質構造粒子は、約200μmよりも大きい寸法を有する封入体を実質的に含まないか、又は含まなくてもよい。均質構造粒子は、約100μmよりも大きい寸法を有する封入体を実質的に含まないか、又は含まなくてもよい。理論に束縛されるものではないが、洗濯中に粒子の溶解物と干渉する可能性があるため、又は使用後、洗濯した物品に外見上認識できる残留物が残る可能性があるため、大きい封入体が豊富にあることは望ましくない場合がある。
実質的に均質な粒子において、構成成分材料は実質的に無作為に、若しくは無作為に分散することができる、又は、構成成分材料は、実質的に無作為に、又は無作為に、担体中に分散することができる。理論に束縛されるものではないが、実質的に均質な構造である粒子は、製造するにあたって、資本集約されない可能性があると考えられ、こうした粒子を製造するためのプロセスは、消費者が受け入れやすい更に均一な粒子となると考えられる。
開示した実施形態又は組み合わせのいずれかにおける、本明細書にて開示した粒子は、球形、半球、扁円、円筒、多面体、及び半扁円からなる群から選択される形状を有することができる。本明細書にて開示した粒子は、約10~1、任意に約8~1、任意に約5~1、任意に約3~1、任意に約2~1の、最小寸法に対する最大寸法の比率を有することができる。本明細書にて開示した粒子は、粒子がフレークでないような形状であることができる。約10を超える、最小寸法に対する最大寸法の比率を有する粒子、又はフレークである粒子は、脆くなりがちであり、粒子が埃っぽくなる傾向にある。粒子の脆弱性は、最大寸法と最小寸法との比率の値を減少させると減少する傾向がある。
衣料品を処理するためのプロセス
本明細書にて開示した粒子により消費者は、特に洗浄サブサイクルにおいて、洗浄を通した柔軟化を達成することができる。洗浄サブサイクルを通して柔軟化を提供することにより、消費者は、洗濯機の開始前又は直後に、洗剤組成物及び粒子を単一の場所、例えば洗浄槽に入れることのみを必要とする。これは、洗浄サブサイクルが完了した後、例えば、すすぎサイクルの前、最中、又はすすぎサイクル間に、別個に洗浄槽内に分配される液体布地増強剤を使用するよりも便利であり得る。例えば、消費者は洗濯機のサブサイクルの進行を監視し、洗濯機のサイクルの進行を中断し、洗濯機を開けて洗浄鉢に布地柔軟化組成物を分配しなければならないため、消費者が、洗浄サブサイクルの完了後に布地柔軟化組成物を手動で分配するのは不便であり得る。洗剤組成物が分配される場所以外の場所に布地柔軟化組成物を分配する必要があるため、最新の直立及び高効率の機械の自動分配機構を使用することは、更に不都合であり得る。
衣料品を処理するためのプロセスは、洗濯機に衣料品を提供する工程を含むことができる。衣類物品は、洗濯機の洗浄サブサイクル中に、本明細書にて開示した複数の粒子を含む組成物と接触する。粒子は、洗浄サブサイクルの一部として提供される水に溶解し、液を形成することができる。粒子の溶解は洗浄サブサイクル中に生じ得る。
粒子は、本明細書で記載される重量分率にて、構成成分を含むことができる。例えば、粒子は、約25重量%~約94重量%の水溶性担体を含むことができる。粒子は、約5重量%~約45重量%の分枝ポリエステルポリマーを更に含むことができる。任意に、第四級アンモニウム化合物が形成される親脂肪酸のヨウ素価は、約0~約90、好ましくは約0.4~約50、最も好ましくは約1~約30であり得る。粒子は、約0.5%~約10%のカチオン性ポリマーを更に含むことができる。粒子は、約1mg~約1gの個々の質量を有し得る。
洗濯機は、運転サイクル内に、少なくとも2つの基本サブサイクル、即ち洗浄サブサイクル及びすすぎサブサイクルを有する。洗濯機の洗浄サブサイクルは、最初に洗浄槽を水で充填又は部分的に充填する際に開始する洗濯機のサイクルである。洗浄サブサイクルの主な目的は、衣料品から汚れを除去又は軽減し、洗浄液の汚れを懸濁することである。典型的には、洗浄液は、洗浄サブサイクルの終わりに排出される。洗濯機のすすぎサブサイクルは、洗浄サブサイクルの後に起こり、汚れをすすぎ洗いする主な目的を有し、任意に、衣料品から洗浄サブサイクルに提供される何らかの有益剤を有する。
プロセスは、任意に、洗浄サブサイクル中に衣料品をアニオン性界面活性剤を含む洗剤組成物と接触させる工程を含むことができる。ほとんどの消費者は、洗浄サブサイクル中に洗浄槽に洗剤組成物を提供する。洗剤組成物は、アニオン性界面活性剤、並びに任意に香料、漂白剤、増白剤、色相染料、酵素などを含むがこれらに限定されない他の有益剤を含むことができる。洗浄サブサイクル中、洗剤組成物を提供した有益剤を、洗浄槽に配置された衣料品と接触させる、又はそれに適用する。典型的には、洗剤組成物の有益剤は、水及び有益剤の洗浄液に分散される。
洗浄サブサイクル中、洗浄槽は、水で充填されてもよく、又は少なくとも部分的に水で充填されてもよい。粒子は水に溶解し、粒子の構成成分を含む洗浄液を形成することができる。任意に、洗剤組成物が用いられる場合、洗浄液は、洗剤組成物の構成成分、及び粒子、又は溶解した粒子を含むことができる。粒子は、衣類物品が洗濯機の洗浄鉢に配置される前に、洗濯機の洗浄鉢に配置することができる。粒子は、衣類物品が洗濯機の洗浄鉢に配置された後に、洗濯機の洗浄鉢に配置することができる。粒子は、洗浄鉢を水で満たす、若しくは部分的に満たす前に、又は、洗浄鉢を水で満たすことが完了した後に、洗浄鉢に配置することができる。
衣類物品の処理プロセスの実施において、消費者により洗剤組成物が用いられる場合、洗剤組成物及び粒子は個別のパッケージで提供されることができる。例えば、洗剤組成物は、ボトル、サッシェ、水溶性パウチ、投入カップ、投入ボール、又は洗濯機に関連するカートリッジから提供される液体洗剤組成物であり得る。粒子は、非限定例として、カートン、瓶、水溶性パウチ、投与カップ、サッシェなどの、個別のパッケージから提供されることができる。洗剤組成物が、粉末、水溶性繊維状基質、水溶性シート、水溶性フィルム、水溶性フィルム、固体洗剤組成物を担持する水不溶性繊維ウェブなどの固体形態であるとき、粒子は、固体状洗剤組成物と共に提供することができる。例えば、粒子は、固体洗剤組成物及び粒子の混合物を含有する容器から提供されることができる。任意に、粒子は、水溶性繊維状基質、水溶性シート、水溶性フィルム、水溶性フィルム、固体洗剤組成物を担持する水不溶性繊維ウェブである、洗剤組成物で形成したパウチから提供されることができる。
段落A)~O)のいずれかに記載の組成物で処理された布地が開示される。
布地を柔軟化する方法であって、
(i)任意に、当該布地を洗浄及び/又はすすぐことと、
(ii)当該布地を、段落A)~O)に記載の組成物と接触させることと、
(iii)任意に、当該布地を洗浄及び/又はすすぐことと、
(ii)任意に、受動的又は能動的に当該布地を乾燥させることと、を含む、方法
が開示される。
布地を柔軟化するための、段落A)~O)のいずれかに記載の組成物の使用が開示される。
粒子の製造
好都合に溶融物として処理することができる担体の場合、ロトフォーミングプロセスを使用することができる。溶融キャリアと粒子を構成する他の材料との混合物は、例えばバッチ又は連続混合プロセスで調製される。溶融混合物は、例えば、幅750mm、長さ10mのベルトを有する、Sandvik ROTOFORM 3000のロートフォーマに圧送することができる。ロトフォーミング装置は、回転シリンダーを有することができる。シリンダーは、機械横方向に10mm間隔、及び機械方向に9.35mm間隔に設定した直径2mmの孔を有することができる。シリンダーは、ベルトの上約3mmに設定され得る。ベルト速度及びシリンダーの回転速度は、約10m/分に設定され得る。溶融混合物は、回転シリンダー内の開口部を通過し、回転シリンダーの下に設けられた移動コンベアに堆積させることができる。
溶融混合物を移動コンベア上で冷却し、複数の固体粒子を形成することができる。冷却は、周囲冷却によってもたらされ得る。任意に、冷却は、コンベアの下側に常温水又は冷水を吹き付けることによってもたらされてよい。
粒子が十分に凝集性になったならば、粒子は、更なる加工及び又はパッケージングのために、コンベアからコンベア下流にある加工装置に移されてよい。
任意に、粒子は気体を含めて提供することができる。このような気体の閉塞、例えば空気の閉塞は、粒子が洗浄中により迅速に溶解するのを助けることができる。気体の閉塞は、非限定的な例として、溶融した前駆材料にガスを注入し、混合物を粉砕することによって提供することができる。
粒子はまた、他のアプローチを使用しても作製され得る。例えば、造粒又はプレス凝集が適切であり得る。顆粒化において、粒子の構成成分材料を含有する前駆体物質を、回転式混合道具によりコンパクトにし均質にして、顆粒化して粒子を形成する。実質的に水を含まない前駆材料について、多種多様なサイズの粒子が作製され得る。
圧縮アグロメレ-ションにおいて、粒子の構成成分材料を含有する前駆体物質を、圧力をかけて、かつ剪断力の影響下においてコンパクトにして可塑化し、均質化した後に、形成/形状化プロセスにより、圧縮アグロメレ-ション機から放出する。プレス凝集技術としては、押出、ローラ圧縮、ペレット化、及び錠剤化が挙げられる。
粒子の構成成分材料を含有する前駆体物質を、遊星ロール押出成形機、又は同方向回転若しくは逆回転スクリューを有する2軸押出機に送達することができる。バレル及び押出造粒ヘッドは、所望の押出温度に加熱され得る。粒子の構成成分材料を含有する前駆体物質を、圧力をかけて、コンパクトにし、可塑化して、押出成形機ヘッド内の多孔押出しダイを通して、糸の形態で押出し、切れ刃を使用して寸法化する。押出ヘッダの穴径は、適切にサイズ決定された粒子を提供するために選択され得る。押出された粒子は、球形機を使用して形状決定されて、球状の形状を有する粒子を提供することができる。
任意に、押出及び圧縮工程は、例えば、Amandus Kahl,Reinbek,Germanyから入手可能なフラットダイペレット化プレスなどの低圧押出機で実施されてもよい。任意に、押出及び圧縮工程は、Hosokawa Alpine Aktiengesellschaft,Augsburg,Germanyから入手可能なBEXTRUDERなどの低圧押出機で実施されてもよい。
粒子は、ローラ圧縮を使用して作製され得る。ローラ圧縮化において、粒子の構成成分材料を含有する前駆体物質を、2個のローラ間に導入し、2つのローラ間で、圧力をかけてロールし、圧縮化物のシートを形成する。ローラは、前駆材料に対して高い線圧を提供する。ローラは、前駆材料の加工特徴に応じて、所望に応じて加熱又は冷却され得る。圧密物のシートは、切断によって小片に分割される。小片は、例えば、球形機を使用することによって更に形状決定され得る。
方法
粘度
消費者製品組成物、例えば疎水性コンディショニング剤又は担体材料の構成成分の粘度を、以下のとおりに測定する。
所与の構成成分に関して、報告した粘度は、以下の方法により測定した粘度値であり、これは通常、構成成分の無限大剪断粘度(又は無限大速度粘度)を表す。粘度の測定は、TA Discovery HR-2 Hybrid Rheometer(TA Instruments,New Castle,Delaware,米国)、及び付随するTRIOSソフトウェアバージョン3.0.2.3156を使用して行う。機器には、40mmのステンレス鋼平行板(TA Instruments,カタログ#511400.901)、ペルチェプレート(TA Instrumentsカタログ#533230.901)、及びSolvent Trap Cover(TA Instruments,カタログ#511400.901)が装備されている。較正を、メーカーの推奨に従って行う。25℃に設定された冷却循環水浴をペルチェプレートに取り付ける。ペルチェプレートの温度を65℃に設定する。機器が設定温度に達するまでコントロールパネル内で温度を監視し、そのとき、ペルチェプレート中にサンプル材料を装填する前に平衡を確実にするために更に5分間経過してもよい。
液体材料(例えば疎水性コンディショニング剤)に装填するために、サンプルを、70Cに設定したオーブンにて予め溶融させ、トランスファーピペットを使用して、2mLの液体材料をペルチェプレートの表面中央に移す。非液体材料(例えば担体材料)を装填するために、2グラムの非液体材料を、ペルチェプレートの表面中心に点火し、サンプルを完全に液状化させる。装填したサンプル液体が目視できる気泡を含有する場合、10分間待ち、気泡がサンプルを通って移動して破壊するのを待つ、又は、トランスファーピペットを使用して気泡を抽出することができる。気泡が依然として残っている場合、サンプルをプレートから取り外し、プレートをイソプロパノールワイプできれいにし、溶媒を蒸発させる。次いで、サンプル装填手順を再度試み、目視可能な気泡を含まずにサンプルが首尾よく充填されるまで繰り返される。
平行板は、50ミリメートルに最初に設定された間隙距離で、いくつかの段階で位置に下げられる。この間隙距離でプレートで60秒間待機した後、平行板は、間隙距離が1ミリメートルに設定された位置に更に下げられる。
平行板がロックされた後、ゴムポリスマンを使用して、任意の過剰なサンプル材料を平行板の外周から除去する。サンプルが平行板の縁部の周囲に均一に分布され、プレートの側面又は頂部にサンプルが存在しないことを確実にすることが重要である。プレートの側面又は上部にサンプル材料が存在する場合、この余分な材料を静かに除去する。Solvent Trap Coverを平行板に注意深く適用する。
使用される機器の手順及び設定(IPS)は、以下のとおりである。
1)「環境制御」のラベル下のコンディショニング工程(サンプルの事前条件):「温度」は65℃であり、「固有の設定値」は選択されず、「浸漬時間」は10.0秒であり、「温度を待つ」が選択され、「軸方向の力を待つ」のラベルの下では、「軸方向の力を待つ」は選択されず、「事前剪断オプション」のラベルの下では、「事前剪断を実行する」は選択されず、「平衡化」のラベルの下で、「事前剪断を実行する」が選択され、「持続時間」は120秒である。
2)「環境制御」ラベル下でのフローピーク値保持設定:「温度」は25℃であり、「設定点の承継」は選択されず、「浸漬時間」は0.0秒であり、「温度を待つ」は選択されない;「試験パラメータ」のラベルの下では、「持続時間」は60秒であり、「剪断速度」は2.76 1/secであり、「固有の初期値」は選択されず、「点の数」は20であり、「制御された進行速度」のラベルの下で、「モータモード」はオートであり、「データ取得」のラベルの下で、「ステップの終了」は、ゼロのトルクであり、「迅速なサンプリング」及び「画像の保存」は選択されず、「ステップ終了」のラベルの下では、「ラベルのチェック:可」は選択されず、「平衡:可」又は「工程の反復:可」が選択されない。
3)更なる温度におけるサンプルの粘度を測定するために、上記の工程#1「コンディショニング工程」は、次の工程としてプログラムされ、「温度」は、60C(「環境制御」の下)に設定される。他の全てのパラメータは、同じである。
4)フローピーク保持工程は、上記の工程#2に記載されたように、この新たな温度に対して正確に繰り返される。
5)コンディショニング工程で以下の温度:55℃、53℃、52℃、51℃、50℃、49℃、48℃を使用して、工程#3及び#4を継続する。
データを収集した後、データセットは、TRIOSソフトウェアで開かれる。データ点は、以下の方法で分析される。
・データのピーク保持タブでは、ピーク保持率-1(65℃で得られたデータに対応する)を選択する。Pa-sの単位で表される粘度の平均値を報告する。
・所望であれば、この分析を繰り返して、評価された更なる温度の平均粘度値を得る。
測定した構成成分の報告される粘度値は、3つの独立した粘度測定(即ち、3つの反復サンプル調製)からの平均粘度であり、単位Pa・sで表される。
分子量
重量平均分子量(M)値を次のように決定した。試料の分子量は、オートサンプラー、カラムオーブン、及び屈折率検出器を備えたAgilent 1260 HPLCシステムで決定した。オペレーティングシステムは、OpenLAB CDS ChemStation Workstation (A.01.03)であった。データ記憶及び解析は、Cirrus GPC offline、GPC/SEC Software for ChemStation、バージョン3.4で行った。クロマトグラフ条件を表3に示す。計算を行う際に、結果を、既知の分子量を有するポリスチレン基準試料を使用して較正した。M値の測定値は、5%以下で変化する。分子量分析は、クロロホルム移動相を使用して決定した。
Figure 0007043626000027
表4は、ポリスチレン標準の分子量及び保持時間を示す。
Figure 0007043626000028
ヨウ素価
本発明の別の態様は、グリセリドコポリマーのヨウ素価の測定方法を提供する。ヨウ素値は、以下の変更点と共にAOCS公式方法Cd 1-25を使用して決定する。四塩化炭素溶媒をクロロホルム(25mL)で置き換え、精度チェック試料(オレイン酸99%、Sigma-Aldrich;IV=89.86±2.00cg/g)を試料セットに追加し、報告されたIVをポリエステルコポリマーの遊離炭化水素含有量を決定するとき同定したオレフィン類からの微量寄与分に関して補正する。
粒子分散及び摩擦係数
粒子の試料を調製して、水中の粒子溶解時間を判定した。速度混合カップ(Max 100 SPEEDMIX Cup)中に重量平均分子量9000を有するポリエチレングリコールを提供し、80℃の温度を有する乾燥器内に、材料のカップを一晩融解させることによって試料を調製した。ポリエチレングリコールの速度カップを朝乾燥器から取り出し、次いで、第四級アンモニウム化合物及びカチオン性ヒドロキシエチルセルロースを速度混合カップに添加した。ポリエチレングリコール、第四級アンモニウム化合物、及びカチオン性ヒドロキシエチルセルロースの速度カップを、80℃の温度を有する乾燥器に4時間置いた。材料の速度カップを乾燥器から取り出し、1分当たり3500回転で30秒間、SPEEDMIXER DAC 150 FVC-K(FLAK TEK Inc.)に入れた。次いで、混合物を、最初に室温であったゴム金型上に直ちに注ぎ、スパチュラでゴム成形型内の凹部に広げた。混合物は、ゴム成形型の凹部内に硬化して粒子を形成する。硬化した粒子をゴム成形型から除去した。成形型の形状は、5.0mmの直径及び2.5mmの高さを有する扁球であった。
分散試験法
以下の試験法に従い、粒子の分散時間を測定する。
磁気撹拌棒及び500mLの25℃の硬度138ppmの水及び1320ppmのTide Original Scent液体洗剤を、400rpmの撹拌速度で設定された撹拌プレートの上に配置された600mL容量ガラスビーカーに入れる。水の温度は、25℃に維持される。水/洗剤溶液を撹拌しているビーカーに5つの粒子を添加し、同時にすぐさま、タイマーを開始する。次に、実験室用の拡大装置の助けを借りることなく、十分に照明を点けた実験室条件にて、粒子を目視で確認し、分散及び崩壊に関して、粒子の外観及び寸法を監視して評価する。この視覚的評価は、正確な観察を確実にするためにフラッシュライト又は他の明るい光源の使用を必要とする場合がある。
目視の評価は、撹拌している水に粒子を添加した後、60分間の期間にわたって10秒毎に実施される。粒子の分散により、個別の物体として目視により検出できない粒子が生まれたときは、これが最初に起こる時点を記録する。粒子の分散により、追加の分散又は崩壊が観察されない安定した外観がもたらされたときは、この安定した外観が最初に起こる時点を記録する。60分の時点にて、粒子又はその残りが依然として目視可能な場合、60分の値を割り当てると、その60分の時点の前に、粒子又はその残りが依然として、分散又は崩壊を速やかに受けているように見える。試験される各組成物について、10の再現される測定を提供するために、組成物から得た10個のサンプルについて評価が行われている。10個の複製に関して記録した時間の値を平均し、この平均値を、その組成物に関して測定した分散時間値として報告する。参照のために、9000の重量平均分子量を有するポリエチレングリコール100重量%からなる粒子は、11分の粒子溶解時間を有した。
摩擦係数
布地柔軟化有益性をもたらす実施例1~3の有効性を評価するために、North America Kenmore 80シリーズ縦型洗濯機を使用した。各機械を、12分間の洗浄撹拌期間及び1回の3分間のすすぎを含む通常の単一サイクルを実行するように設定した。使用した水は、硬度138ppmであり、洗浄の場合25℃及びすすぎの場合15.6℃であった。各工程における水の体積は、64リットルであった。総布地洗濯物重量は、3.65kg(10個の試験布地手洗いタオルテリー織布を含む)であり、残りのバラストは、半分はコットン布地のみ、半分は50/50ポリコットンブレンドからなる)であった。使用した洗剤は、(The Procter&Companyにより製造されている)TIDE ORIGINAL SCENT液体洗剤であった。洗浄水を充填しながら、85.0gの洗剤を洗浄水に投入した。また、洗剤を添加した後、30.8gの評価された粒子を加え、続いて布地洗濯物を加えた。水の充填が完了した後、機械が浸漬期間に入った。参照処理のために、布地は、いずれの粒子も含めずに、上述したように、TIDE ORIGINAL SCENT液体洗剤を用いて洗浄される。
これに続いて、洗浄撹拌(通常設定)、及びすすぎ工程(対応するスピンサイクルで)を行った。洗浄プロセスが完了した後、布地を除去した。試験布地を、Kenmore乾燥機でコットン/高の設定で50分間機械乾燥させた。次いで、試験布地を70F/50%相対湿度制御室内で24時間平衡化した。試験布地のテリー織布が平衡に達した後、各テリーの動摩擦係数は、テリー布地から切断された見本をスレッドに取り付け、スレッドを固定した速度で残りのテリー織布の一部分に掛けてドラッグすることにより、Thwing Albert Friction/Peel Tester FP-2250を用いて評価した。報告された動摩擦係数は全て、同じ方法及び機器を使用して測定した。それぞれの製品で洗浄した10個のテリー織布の平均を報告する。より低い動摩擦係数が、より良好な柔軟性をもたらすことが認識される。
本明細書に開示される製品配合物の非限定な例を以下に要約する。
(実施例1)
以下に示される成分を共に混合することにより洗濯用洗浄組成物を調製する。
Figure 0007043626000029
成分を80℃で溶融させ、組み合わせ、本明細書に与える製造方法に従ってスピードミキサーを使用して混合する。
Figure 0007043626000030
比較例
**参照処理における布地に対する95%信頼区間における統計的有意差を示す。
表1に示すように、分枝ポリエステルポリマーを含む本発明の範囲内の粒子(実施例1A、1B及び1C)で洗濯された布地は、参照よりも低い摩擦係数を有する。更に、ポリエステルポリマーを有する粒子は、ポリエチレングリコールに対する溶解度の有意な低下を全く有さなかった。
(実施例2)
以下に示される成分を共に混合することにより洗濯用洗浄組成物を調製する。
Figure 0007043626000031
実施例1及び2の脚注
BASF(ルートヴィヒスハーフェン)から入手可能
Croda,Inc.(ニューヨーク州ニューヨーク)から入手可能な、分子量約2800のポリヒドロキシステアリン酸ステアレート
Lubrizol,Inc.(オハイオ州クリーブランド)から入手可能な、分子量約のポリヒドロキシステアリン酸ステアレート。
Dow Corning(ミシガン州ミッドランド)から入手可能。
Croda,Inc.(ニューヨーク州ニューヨーク)から入手可能な、50℃における粘度が500~100cpsの、ポリヒドロキシステアリン酸-ポリエチレングリコール-ポリヒドロキシステアリン酸のABA型ブロックコポリマー。
Croda,Inc.(ニューヨーク州ニューヨーク)から入手可能な、50℃における粘度が1300~1900cpsの、ポリヒドロキシステアリン酸-ポリエチレングリコール-ポリヒドロキシステアリン酸のABA型ブロックコポリマー。
成分を80℃で溶融させ、組み合わせ、本明細書に与える製造方法に従ってスピードミキサーを使用して混合する。
Figure 0007043626000032
比較例
**参照処理における布地に対する95%信頼区間における統計的有意差を示す。
表2に示すように、分枝ポリエステルポリマーを含む本発明の範囲内の粒子(実施例2A及び2B)で洗濯された布地は、参照よりも低い摩擦係数を有する。
本明細書にて開示された寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
相互参照される又は関連する全ての特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本願に引用される全ての文書は、除外又は限定することを明言しない限りにおいて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとは見なされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのような発明全てを教示、示唆又は開示するとは見なされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲に網羅することが意図されている。

Claims (13)

  1. 複数の粒子を含む組成物であって、前記複数の粒子が、
    25重量%~94重量%の、ポリエチレングリコールである水溶性担体と、
    5重量%~45重量%の、ポリヒドロキシステアリン酸ステアレート及びポリヒドロキシステアリン酸-ポリエチレングリコール-ポリヒドロキシステアリン酸のABA型ブロックコポリマーからなる群から選択される分枝ポリエステルと、
    0.1重量%~10重量%の、カチオン性ポリマーである付着助剤と、を含み、
    前記粒子の各々が、1mg~1gの質量を有し、
    前記粒子が、25℃~120℃の溶融開始を有する、組成物。
  2. 前記複数の粒子が、10重量%~40重量の前記分枝ポリエステルを含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 記分枝ポリエステルが、500g/mol~100,000g/molの重量平均分子量を有する、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記分枝ポリエステルが、0~90のヨウ素価を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記複数の粒子が、0.5重量%~5重量%の前記付着助剤を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 記カチオン性ポリマーがカチオン性多糖類である、請求項1~のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記水溶性担体が、2,000~13000の重量平均分子量を有するポリエチレングリコールを含む、請求項1~のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記複数の粒子が、第四級アンモニウム布地柔軟剤活性物質、非封入香料、香料マイクロカプセル、香料送達系、移染防止剤、マイクロカプセル、粘土、布地ケア有益剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される添加剤を更に含む、請求項1~のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記複数の粒子が、10重量%未満の水を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記複数の粒子が、0.1重量%~10重量%のカチオン性ヒドロキシエチルセルロースと、0.1重量%~70重量%のシリコーンポリマーと、を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 前記複数の粒子が、3:1~30:1の、分枝ポリエステルの重量%と付着助剤の重量%との比を有する、請求項1~10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 前記複数の粒子が、0.1重量%~70重量%のシリコーンポリマーを含む、請求項1~11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 布地を柔軟化する方法であって、
    a)前記布地を洗浄及びすすぐことと、
    b)前記布地を請求項1~12のいずれか一項に記載の組成物と接触させることと、
    c)受動的又は能動的に前記布地を乾燥させることと、を含む、方法。
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