JP7043218B2 - 光センサ、距離測定装置、および電子機器 - Google Patents

光センサ、距離測定装置、および電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、光センサ、距離測定装置、および電子機器に関する。
従来、光通信、または飛行時間(TOF:Time of Flight)等の計測において、微弱な光を高速に検出する受光素子として、フォトダイオードの雪崩増幅(アバランシェ)効果を利用したアバランシェフォトダイオードが用いられている(例えば、特許文献1参照)。アバランシェフォトダイオードは、降伏電圧(ブレークダウン電圧)未満の逆バイアス電圧を印加すると、リニアモードとして動作し、受光量に対して正の相関を有するように出力電流が変動する。一方、アバランシェフォトダイオードは、降伏電圧以上の逆バイアス電圧を印加すると、ガイガーモードとして動作する。ガイガーモードのアバランシェフォトダイオードは、単一フォトンの入射であってもアバランシェ現象を起こすため、大きな出力電流が得られる。このため、ガイガーモードのアバランシェフォトダイオードは、シングルフォトンアバランシェダイオード(SPAD:Single Photon Avalanche Diode)と呼ばれる。
ガイガーモードのアバランシェフォトダイオードに対してクエンチング抵抗を直列に加えることで、2値のパルス出力を得ることができる。このような回路は、例えば、フォトダイオード、アクティブクエンチング抵抗(MOSトランジスタの抵抗成分)、およびバッファーで構成される。
上述したフォトダイオードは、ガイガーモードのアバランシェフォトダイオードであり、降伏電圧以上のバイアス電圧印加において、単一フォトンの入射に対してアバランシェ現象を起こし電流が流れる。当該フォトダイオードに直列で接続されている上記アクティブクエンチング抵抗に電流が流れることで、当該アクティブクエンチング抵抗の端子間電圧が増加し、それに伴い当該フォトダイオードのバイアス電圧が降下し、アバランシェ現象は停止する。アバランシェ現象による電流が無くなると当該アクティブクエンチング抵抗の端子間電圧が低下し、当該フォトダイオードには再び降伏電圧以上のバイアス電圧が印加される状態に戻る。上記バッファーにより、当該フォトダイオードと当該アクティブクエンチング抵抗との間の電圧変化は、2値のパルス出力として取り出される。
非特許文献1および特許文献2には、SPADおよびTDC(time to digital convertor)を用いて作成したヒストグラムの極大値を求めることにより距離を測定する方法が開示されている。
特開2012-060012号公報 特開2015-108629号公報
C. Niclass, A. Rochas, P.-A. Besse and E. Charbon: "Design and characterization of a CMOS 3-D image sensor based on single photon Avalanche diodes," IEEE J. Solid-State Circ., 40( 2005),1847―1854.
近年、カメラのオートフォーカス用途などでは、フレームレートの高速性が要求される。しかし、時間デジタル変換器を用いたTOF装置では、時間デジタル変換器をリセットするための期間を設ける必要があり、受光素子が本来有する受光感度を十分活かし切れない。そのため、特に長距離の測定では、時間デジタル変換器によるヒストグラムの生成時間が長くなり、その結果、フレームレートが低速になる恐れがある。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、高速な距離測定を可能とする光センサを実現することにある。
本発明の一態様に係る光センサは、前記の課題を解決するために、フォトン入射に対して同期するパルスを生成する受光部と、前記パルスに基づくデジタル値を、同一周期で繰り返される別位相の有効期間にそれぞれ出力する複数の時間デジタル変換器と、前記複数の時間デジタル変換器のそれぞれから出力された各前記デジタル値のうちいずれかを選択する選択回路と、前記選択回路によって選択された前記デジタル値に応じたビン番号の度数をカウントアップすることによって、前記ビン番号と前記度数との関係を示すヒストグラムを生成するヒストグラム生成回路とを備えており、前記複数の時間デジタル変換器のそれぞれは、前記有効期間内に、前記デジタル値をカウントアップし、前記有効期間外の期間まで保持した前記デジタル値を、前記有効期間外の期間に出力し、前記有効期間外の期間に前記デジタル値をリセットし、ある前記時間デジタル変換器に対応する前記有効期間は、他のいずれかの前記時間デジタル変換器に対応する前記有効期間外の期間と重なっていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、高速な距離測定を可能とする光センサを実現することができるという効果を奏する。
実施形態1に係る光センサのブロック図を示す図である。 受光部の構成を示す図である。 実施形態1に係る光センサの動作がする際のタイミングチャートの一例である 比較例に係る光センサの構成を示すブロック図である。 比較例に係る光センサが動作する際のタイミングチャートの一例である。 比較例に係る光センサが動作する際のタイミングチャートの他の例である。 実施形態2に係る光センサの構成を示すブロック図である。 実施形態2に係る光センサの動作する際のタイミングチャートの一例である 実施形態3に係る光センサに備えられるヒストグラム生成回路の構成を示すブロック図である。 実施形態3に係る光センサが動作する際のタイミングチャートの一例である。 実施形態4に係る距離測定装置の構成を示すブロック図である。
〔実施形態1〕
(光センサ10の構成)
図1は、実施形態1に係る光センサ10のブロック図を示す図である。この図に示すように、光センサ10は、受光部11、TDC1(時間デジタル変換器)、TDC2(時間デジタル変換器)、選択回路12、およびヒストグラム生成回路13を備えている。
受光部11は、フォトンカウント型の受光部である。詳細には、受光部11は、受光部11へのフォトン入射に対して同期するパルスを生成し、TDC1およびTDC2に出力する。
TDC1およびTDC2は、入力されたパルスに基づくデジタル値を生成する。デジタル値は、一定のビット幅を有する。TDC1およびTDC2には、同一周期で繰り返される別位相の有効期間および無効期間が設定される。より詳細には、TDC1の有効期間および無効期間、ならびにTDC2の有効期間および無効期間の長さは、すべて同一である。TDC1の有効期間とTDC2の無効期間とが同期し、TDC1の無効期間とTDC2の有効期間とが同期する。
TDC1の有効期間は、TDC1のデジタル値が、ヒストグラム生成回路13によって生成されるヒストグラムのビン番号範囲内に収まる期間である。TDC1の無効期間は、TDC1のデジタル値がヒストグラムのビン番号範囲内に収まらない期間である。TDC2の有効期間は、TDC2のデジタル値がヒストグラムのビン番号範囲内に収まる期間である。TDC2の無効期間は、TDC2のデジタル値がヒストグラムのビン番号範囲内に収まらない期間である。
TDC1には、start1およびreset1が入力される。TDC2には、start2およびreset2が入力される。
選択回路12は、TDC1およびTDC2のそれぞれから出力された各デジタル値のうちいずれかを選択する。選択回路12には選択信号が入力される。選択信号は、TDC1の出力選択またはTDC2の出力選択のいずれかを指定する信号である。TDC1の有効期間において、選択信号はTDC2の出力選択を指定する。TDC2の有効期間において、選択信号はTDC1の出力選択を指定する。
ヒストグラム生成回路13は、選択回路12によって選択されたデジタル値に応じたビン番号の度数をカウントアップすることによって、ビン番号と度数との関係を示すヒストグラムを生成する。ヒストグラム生成回路13には、取り込み信号が入力される。取り込み信号は、ヒストグラム生成回路13へのデジタル値の取り込みのタイミングを指定する信号である。ヒストグラム生成回路13は、取り込み信号が立ち上がるタイミングで、選択回路12によって選択されたデジタル値を選択回路12からヒストグラム生成回路13に取り込む。
(受光部11の構成)
図2は、受光部11の構成を示す図である。この図に示すように、受光部11は、フォトダイオードPD1、アクティブクエンチング抵抗R1(MOSトランジスタの抵抗成分)、およびバッファーBUF1で構成されたCELLを複数有している。フォトダイオードPD1は、ガイガーモードのアバランシェフォトダイオードであり、アクティブクエンチング抵抗R1およびバッファーBUF1によって、入射光量を2値のパルス出力として取り出す。各CELLの出力は、OR回路でОR演算が行われ、TDC1およびTDC2に出力される。図2に示す受光部11は、パルス幅を一定にし、安定した動作にすることができる。PD1は、シングルフォトンアバランシェダイオード(SPAD:Single Photon Avalanche Diode)を適用するのが望ましい。
(タイミングチャート)
図3は、実施形態1に係る光センサ10が動作する際のタイミングチャートの一例である。図3では、TDC1およびTDC2は、同一の周期でかつ位相を半周期ずらした状態で、動作する。TDC1またはTDC2が動作する一周期は、一つの有効期間と一つの無効期間とを合算した期間に相当する。
TDC1またはTDC2によって生成されるデジタル値の有効範囲は、0~9に設定されている。そのため、デジタル値のビット幅は、デジタル値が0~9のいずれかの値を取ることができる最低限のビット幅「4」であればよい。TDC1およびTDC2の有効期間は、TDC1およびTDC2のデジタル値の有効範囲に対応する時間に設定される。言い換えれば、有効期間の長さは、デジタル値の1ビットに対応する長さを一単位として、その10倍の長さに設定される。
ヒストグラム生成回路13は、デジタル値の有効範囲「0~9」に対応する10個のビンを有する。それぞれのビンには、デジタル値の有効範囲「0~9」に対応するビン番号範囲「0~9」に含まれるいずれかのビン番号が割り当てられる。以下では、ビン番号「0」~「9」が割り当てられる各ビンを、第0ビン~第9ビンと称する。第0ビン~第9ビンには、対応する度数が格納されている。
TDC1は、start1の立ち上がり時に、デジタル値のカウントアップを開始する。TDC1は、TDC1の有効期間内にTDC1にパルスが入力されたとき、デジタル値のカウントアップを停止し、かつ、TDC1の有効期間外までデジタル値を保持する。TDC1は、さらに、reset1の立ち上がり時に、デジタル値をリセットする。図3では、リセット時のTDC1のデジタル値をXで示している。
TDC2は、start2の立ち上がり時に、デジタル値のカウントアップを開始する。TDC2は、TDC2の有効期間内にTDC2にパルスが入力された時点で、デジタル値のカウントアップを停止し、かつ、TDC2の有効期間外までデジタル値を保持する。TDC2は、さらに、reset2の立ち上がり時に、デジタル値をリセットする。図3では、リセット時のTDC2のデジタル値をXで示している。
(TDC1の動作)
図3において、TDC1の有効期間の開始時点で、start1が立ち上がる。これによりTDC1は、デジタル値のカウントアップを開始する。start1の立ち上がりは、TDC1の有効期間内のいずれかの時点であればよい。カウントアップ開始直後のデジタル値は「0」である。TDC1は、カウントアップの開始後に一定時間が経過するたびに、デジタル値を1つ増加させる。TDC1の有効期間内において、受光部11から出力された1回目のパルスがTDC1に入力される。この時点で、TDC1のデジタル値は「3」までカウントアップされている。TDC1は、パルスの入力に基づいてデジタル値のカウントアップを停止する。TDC1は、デジタル値「3」を、次のTDC1の無効期間まで保持する。
TDC1の無効期間が開始されると共に、TDC1の出力選択を指定する選択信号が、選択回路12に入力される。選択回路12は、選択信号の入力に基づいて、TDC1の出力を選択すると共に、デジタル値の出力をTDC1に指示する。TDC1は、選択回路12による指示に基づいて、デジタル値のカウントアップの停止後に、デジタル値「3」を選択回路12に出力する。選択回路12は、入力されたデジタル値「3」を保持する。
TDC1の無効期間が開始されてから一定時間が経過すると、取り込み信号が立ち上がる。ヒストグラム生成回路13は、取り込み信号の立ち上がりに基づいて、選択回路12にデジタル値の出力を指示する。選択回路12は、この指示に基づいて、現在保持中のデジタル値「3」を、ヒストグラム生成回路13に出力する。ヒストグラム生成回路13は、入力されたデジタル値「3」に対応するビン番号として、「3」を特定する。ヒストグラム生成回路13は、特定したビン番号「3」に対応する第3ビンに保持される度数を、カウントアップする。言い換えると、第3ビンに保持される度数を1つ増加させる。
TDC1の無効期間において、TDC1からデジタル値「3」が選択回路12に出力された後、reset1が立ち上がる。これによりTDC1は、デジタル値「3」をリセットする。この後、TDC1のデジタル値は不定値に維持される。
(TDC2の動作)
図3において、TDC2の有効期間の開始時点で、start2が立ち上がる。これによりTDC2は、デジタル値のカウントアップを開始する。start2の立ち上がりは、TDC1の有効期間内のいずれかの時点であればよい。カウントアップ開始直後のデジタル値は「0」である。TDC2は、カウントアップ開始後に一定時間が経過するたびに、デジタル値を1つ増加させる。TDC2の有効期間内において、受光部11から出力された2回目のパルスがTDC2に入力される。この時点で、TDC2のデジタル値は「5」までカウントアップされている。TDC2は、パルスの入力に基づいて、デジタル値のカウントアップを停止する。TDC2は、デジタル値「5」を、次のTDC2の無効期間まで保持する。
TDC2の無効期間が開始されると共に、TDC2の出力選択を指定する選択信号が、選択回路12に入力される。選択回路12は、選択信号の入力に基づいて、TDC2の出力を選択すると共に、デジタル値の出力をTDC2に指示する。TDC2は、選択回路12による指示に基づいて、デジタル値のカウントアップの停止後に、デジタル値「5」を選択回路12に出力する。選択回路12は、入力されたデジタル値「5」を保持する。
TDC2の無効期間が開始されてから一定時間が経過すると、取り込み信号が立ち上がる。ヒストグラム生成回路13は、取り込み信号の立ち上がりに基づいて、選択回路12にデジタル値の出力を指示する。選択回路12は、この指示に基づいて、現在保持中のデジタル値「5」を、ヒストグラム生成回路13に出力する。ヒストグラム生成回路13は、入力されたデジタル値「5」に対応するビン番号として、「5」を特定する。そして、ヒストグラム生成回路13は、特定したビン番号「5」に対応する第5ビンに保持される度数を、カウントアップする。言い換えると、第5ビンに保持される度数を1つ増加させる。
TDC2の無効期間において、TDC2からデジタル値「5」が選択回路12に出力された後、reset2が立ち上がる。これによりTDC2は、デジタル値「5」をリセットする。この後、この後、TDC1のデジタル値は不定値に維持される。
図3では、取り込み信号の立ち上がり時に、TDC1またはTDC2のデジタル値が10または11の場合が示される。TDC1およびTDC2のデジタル値の有効範囲は0~9であるので、ヒストグラム生成回路13は、TDCまたはTDC2のデジタル値が「10」または「11」の場合、度数をカウントアップしない。
光センサ10は、図3に示す動作を各有効期間および各無効期間において繰り返すことによって、受光部11における受光タイミングに応じたヒストグラムを生成することができる。受光部11における受光タイミングがより早いほど、より小さいビン番号のビンに保持される度数がカウントアップされ、逆に、受光部11における受光タイミングがより遅いほど、より大きいビン番号のビンに保持される度数がカウントアップされる。
(比較例)
図4は、比較例に係る光センサ100の構成を示すブロック図である。図4の光センサ100は、受光部111、TDC102、およびヒストグラム生成回路103を備えている。これらの構成および動作は、上述した受光部11、TDC1、およびヒストグラム生成回路13と同一である。
図5は、比較例に係る光センサ100が動作する際のタイミングチャートの一例である。TDC102の動作は、実施形態1に係る光センサ10に備えられるTDC1と同一である。図5では、TDC102の無効期間が、TDC102の有効期間よりも短い。比較例に係る光センサ100は、TDC102を1つのみ備えているので、TDC102の無効期間内に、取り込み信号の立ち上げタイミングおよびresetの立ち上げタイミングを両方とも設定する必要がある。これにより、無効期間がそのままデッドタイムとなるので、光センサ100を特に飛行時間計測(TOF)に用いる場合、距離測定装置から測定対象物までの距離が一定以上になると光センサが測定対象物を検知できなくなる問題が生じる。
図6は、比較例に係る光センサが動作する際のタイミングチャートの他の例である。図6では、TDC102の無効期間が、TDC102の有効期間と同一であるか、または、TDC102の有効期間の逓倍に設定される。これにより、TDC102の有効期間の周期を、TDC102から出力されるデジタル値の有効範囲「0~9」に対応した周期に保つことができるので、デッドタイムが生じることはない。しかし、TDC102の無効期間がより長くなることによって、受光感度が半分以下に低下する。この結果、比較例に係る光センサ100では、実施形態1に係る光センサ10に比較して、光センサ100を用いた距離測定に要する時間が2倍以上に長くなる問題が生じる。
本実施形態に係る光センサ10では、TDC1の有効期間の後に必ずTDC2の有効期間が配置され、同様に、TDC2の有効期間の後に必ずTDC1の有効期間が配置される。したがって、本実施形態に係る光センサ10は、従来の光センサ100とは異なりデッドタイムがなく、かつ従来の光センサ100よりも受光感度が高い。したがって、本実施形態に係る光センサ10を備えている距離測定装置は、従来の光センサ100を備えている距離測定装置に比べて、距離をより高速に測定することができる。
〔実施形態2〕
図7は、実施形態2に係る光センサ10の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る光センサ10の構成は、実施形態1に係る光センサ10と同一である。ただし、本実施形態では、start1の代わりにlatch1がTDC1に入力され、start2の代わりにlatch2がTDC2に入力される。
(タイミングチャート)
図8は、実施形態2に係る光センサ10の動作する際のタイミングチャートの一例である。本実施形態では、実施形態1と同様に、TDC1およびTDC2は、同一の周期でかつ位相を半周期ずらした状態で、動作する。TDC1またはTDC2によって生成されるデジタル値の有効範囲は「0~9」である。TDC1およびTDC2の有効期間は、TDC1およびTDC2のデジタル値の有効範囲「0~9」に対応する時間に設定される。
TDC1は、TDC1の有効期間内において、受光部11からパルスが入力された場合、デジタル値のカウントアップを開始する。TDC1は、TDC1の無効期間内におけるlatch1の立ち上がり時に、デジタル値のカウントアップを停止する。TDC1は、さらに、reset1の立ち上がり時に、デジタル値をリセットする。図8では、リセット時のTDC1のデジタル値をXで示している。
TDC2は、TDC2の有効期間内において、受光部11からパルスが入力された場合、デジタル値のカウントアップを開始する。TDC2は、TDC2の無効期間内におけるlatch2の立ち上がり時に、デジタル値のカウントアップを停止する。TDC2は、さらに、reset2の立ち上がり時に、デジタル値をリセットする。図8では、リセット時のTDC1のデジタル値をXで示している。
(TDC1のデジタル値)
図8において、TDC1の有効期間内のある時点で、受光部11から出力された1回目のパルスがTDC1に入力される。これによりTDC1は、デジタル値のカウントアップを開始する。カウントアップ開始直後のデジタル値は「0」である。TDC1は、カウントアップの開始後に一定時間が経過するたびに、デジタル値を1つ増加させる。TDC1の無効期間の開始時点で、latch1が立ち上がる。この時点で、TDC1のデジタル値は「6」までカウントアップされている。TDC1は、latch1の立ち上がりに基づいてデジタル値のカウントアップを停止すると共に、デジタル値「6」を保持する。
TDC1の無効期間が開始されると共に、TDC1の出力選択を指定する選択信号が、選択回路12に入力される。選択回路12は、選択信号の入力に基づいて、TDC1の出力を選択すると共に、デジタル値の出力をTDC1に指示する。TDC1は、選択回路12による指示に基づいて、デジタル値「6」を選択回路12に出力する。選択回路12は、入力されたデジタル値「6」を保持する。
TDC1の無効期間が開始されてから一定時間が経過すると、取り込み信号が立ち上がる。ヒストグラム生成回路13は、取り込み信号の立ち上がりに基づいて、選択回路12にデジタル値の出力を指示する。選択回路12は、この指示に基づいて、現在保持中のデジタル値「6」を、ヒストグラム生成回路13に出力する。ヒストグラム生成回路13は、入力されたデジタル値「6」に対応するビン番号として、「6」を特定する。ヒストグラム生成回路13は、特定したビン番号「6」に対応する第6ビンに保持される度数を、カウントアップする。
TDC1の無効期間において、TDC1からデジタル値「6」が選択回路12に出力された後、reset1が立ち上がる。これによりTDC1は、デジタル値「6」の出力後に、デジタル値「6」をリセットする。この後、TDC1のデジタル値は不定値に維持される。
(TDC2のデジタル値)
図8において、TDC2の有効期間内のある時点で、受光部11から出力された2回目のパルスがTDC2に入力される。これによりTDC2は、デジタル値のカウントアップを開始する。カウントアップ開始直後のデジタル値は「0」である。TDC2は、カウントアップの開始後に一定時間が経過するたびに、デジタル値を1つ増加させる。TDC2の無効期間の開始時点で、latch2が立ち上がる。この時点で、TDC2のデジタル値は「4」までカウントアップされている。TDC2は、latch2の立ち上がりに基づいてデジタル値のカウントアップを停止すると共に、デジタル値「4」を保持する。
TDC2の無効期間が開始されると共に、TDC2の出力選択を指定する選択信号が、選択回路12に入力される。選択回路12は、選択信号の入力に基づいて、TDC2の出力を選択すると共に、デジタル値の出力をTDC2に指示する。TDC2は、選択回路12による指示に基づいて、デジタル値「4」を選択回路12に出力する。選択回路12は、入力されたデジタル値「4」を保持する。
TDC2の無効期間が開始されてから一定時間が経過すると、取り込み信号が立ち上がる。ヒストグラム生成回路13は、取り込み信号の立ち上がりに基づいて、選択回路12にデジタル値の出力を指示する。選択回路12は、この指示に基づいて、現在保持中のデジタル値「4」を、ヒストグラム生成回路13に出力する。ヒストグラム生成回路13は、入力されたデジタル値「4」に対応するビン番号として、「4」を特定する。ヒストグラム生成回路13は、特定したビン番号「4」に対応する第4ビンに保持される度数を、カウントアップする。
TDC2の無効期間において、TDC1からデジタル値「4」が選択回路12に出力された後、reset2が立ち上がる。これによりTDC2は、デジタル値「4」の出力後に、デジタル値「4」をリセットする。この後、TDC1のデジタル値は不定値に維持される。
光センサ10は、図8に示す動作を各有効期間および各無効期間において繰り返すことによって、受光部11における受光タイミングに応じたヒストグラムを生成することができる。受光部11における受光タイミングがより早いほど、より小さいビン番号のビンに保持される度数がカウントアップされ、逆に、受光部11における受光タイミングがより遅いほど、より大きいビン番号のビンに保持される度数がカウントアップされる。
本実施形態に係る光センサ10は、実施形態1に係る光センサ10と同様の効果を奏する。さらに、本実施形態では、TDC1およびTDC2は、パルスが入力された場合にのみデジタル値をカウントアップする。言い換えれば、TDC1およびTDC2は、パルスが入力されない場合、デジタル値をカウントアップしない。これにより、本実施形態では、TDC1およびTDC2の動作に必要な消費電流を、実施形態1のそれらよりも抑えることができる。
〔実施形態3〕
図9は、実施形態3に係る光センサ10に備えられるヒストグラム生成回路13の構成を示すブロック図である。実施形態3は、実施形態1に係るヒストグラム生成回路13の内部構成を具体化したものである。図9に示すように、ヒストグラム生成回路13は、レジスタ21、SRAM(メモリ装置)22、および加算器23を備えている。
レジスタ21は、TDC1のデジタル値のビット幅と同一のビット幅を有する。SRAM22は、レジスタ21のビット幅と同一のビット幅を有するアドレスを有する。詳細には、SRAM22は、10個のアドレス(0~9)を有する。各アドレスには、対応するビン番号の度数が保持される。例えば、アドレス「3」には、対応するビン番号「3」の度数が保持される。加算器23は、SRAM22に保持されるいずれかの度数を1つ増加させる。SRAM22のデータ出力部は加算器23のデータ入力部に接続され、加算器23のデータ出力部はSRAM22にデータ入力部に接続される。
図10は、実施形態3に係る光センサ10が動作する際のタイミングチャートの一例である。TDC1の有効期間内に、受光部11からパルスがTDC1に出力されると、TDC1は、パルスに応じたデジタル値「3」を保持する。TDC1の無効期間内に、取り込み信号が立ち上がると、選択回路12は、TDC1のデジタル値「3」をヒストグラム生成回路13に出力する。ヒストグラム生成回路13は、入力されたデジタル値「3」をレジスタ21に保持する。
TDC1の無効期間内に、制御信号「READ」がヒストグラム生成回路13に入力される。これによりヒストグラム生成回路13は、レジスタ21に保持されるデジタル値「3」と同一のアドレスであるSRAM22のアドレス「3」を特定する。ヒストグラム生成回路13は、さらに、アドレス「3」に格納されるビン番号3の度数を加算器23に出力する。
加算器23は、入力された度数を1つ増加させる。増加後の度数は、SRAM22のデータ入力部に接続される。この後、TDC1の無効期間内に、制御信号「WRITE」がヒストグラム生成回路13に入力される。これによりヒストグラム生成回路13は、加算器23からSRAM22に入力された加算後の度数を、特定されたアドレス「3」に新たに格納する。こうして、アドレス「3」に格納される度数のカウントアップが確実に実行される。
光センサ10は、TDC2の有効期間および無効期間においても、上述した動作と同様に動作する。光センサ10は、TDC1の各有効期間および各無効期間と、TDC2の各有効期間および各無効期間とにおいて、上述した動作を繰り返すことによって、受光タイミングに応じたヒストグラムを生成することができる。
実施形態3では、ヒストグラム生成回路13がSRAM22を備えていることによって、光センサ10を小型化することができる。さらに、ヒストグラム生成回路13は、SRAM22に保持される度数のカウントアップを、SRAM22から独立した加算器23によって実行することによって、無効期間内におけるヒストグラム生成処理を無理なく実行することができる。
〔実施形態4〕
図11は、実施形態4に係る距離測定装置30の構成を示すブロック図である。距離測定装置30は、発光素子31、N個(Nは1以上の整数)の光センサ32(第1光センサ)、1個の光センサ33(第2光センサ)、および演算装置34を備えている。距離測定装置30の外部に、検知対象物41が存在する。距離測定装置30は、距離測定装置30から検知対象物41までの距離を測定する装置である。
発光素子31は、一定周期で発光する。発光素子31の発光周期は、例えば、各光センサ10に設定される有効期間と同一である。発光素子31から照射された光は、検知対象物41および光センサ32に向かって進行する。
N個の光センサ32は、実施形態1~3のいずれかに係る光センサ10と同一の構成を有する。各光センサ32には、発光素子31から照射された光に対する検知対象物41からの反射光が入力される。各光センサ32は、入力された反射光の往復時間に対応するヒストグラムを生成する。往復時間とは、距離測定装置30から検知対象物41までの間を光が往復するために要する時間のことである。各発光素子31は、生成したヒストグラムを演算装置34に出力する。
光センサ33は、実施形態1~3のいずれかに係る光センサ10と同一の構成を有する。光センサ33には、発光素子31から照射された光が、参照光として直接入力される。光センサ33は、入力された参照光に基づいて、ゼロ距離に対応する参照用ヒストグラムを生成する。ゼロ距離とは、距離測定装置30から検知対象物41までの距離がゼロであることを意味する。光センサ33は、生成したヒストグラムを演算装置34に出力する。
演算装置34は、各光センサ32によって生成されるヒストグラムと、光センサ33によって生成される参照用ヒストグラムとから、参照光と反射光との遅延差を演算する。演算装置34はさらに、遅延差に応じた距離を距離測定装置30から検知対象物41までの距離として演算する。演算装置34は、例えば、算出された遅延差に光の速度を乗算することによって、距離を演算する。本実施形態では、光の速度は一定であると見なす。
実施形態1~3に係る各光センサ10は、距離測定のためのヒストグラムを高速に生成することができる。本実施形態に係る距離測定装置30は、光センサ10と同一の構成を有する光センサ32および光センサ33を備えているので、飛行時間(TOF)を高速に計測することできる。
演算装置34は、距離測定装置30が複数の光センサ32を備えている場合、複数の光センサ32のそれぞれについて、対応する距離を算出する。演算装置34は、例えば、光センサ32ごとに、光センサ32に入力された反射光と、光センサ33に入力された直接光との遅延差を算出すると共に、遅延差に応じた距離を演算する。これにより演算装置34は、距離測定装置30に備えられる光センサ32の数と同一の数の距離を演算することができるので、測定される距離の精度を高めることができる。
本実施形態では、異なる光センサ32が、異なる検知対象物41からの反射光を、それぞれ受光することもできる。この場合、演算装置34は、距離測定装置30から各検知対象物41までの距離を、個別に測定することができる。
本実施形態に係る距離測定装置30を備えている各種の電子機器も、本発明の実施形態に含まれる。このような電子機器として、例えば、オートフォーカス機能を有するデジタルカメラなどが挙げられる。
〔まとめ〕
態様1:フォトン入射に対して同期するパルスを生成する受光部と、前記パルスに基づくデジタル値を、同一周期で繰り返される別位相の有効期間にそれぞれ出力する複数の時間デジタル変換器と、前記複数の時間デジタル変換器のそれぞれから出力された各前記デジタル値のうちいずれかを選択する選択回路と、前記選択回路によって選択された前記デジタル値に応じたビン番号の度数をカウントアップすることによって、前記ビン番号と前記度数との関係を示すヒストグラムを生成するヒストグラム生成回路とを備えていることを特徴とする光センサ。
態様2:前記複数の時間デジタル変換器のそれぞれは、前記有効期間内のいずれかの時点で、前記デジタル値のカウントアップを開始し、前記有効期間内に前記パルスが入力されたとき、前記デジタル値のカウントアップを停止し、前記有効期間外まで保持した前記デジタル値を出力し、前記有効期間外に前記デジタル値をリセットすることを特徴とする態様1の光センサ。
態様3:前記複数の時間デジタル変換器のそれぞれは、前記有効期間に前記パルスが入力されたときから一定時間が経過するたびに、前記デジタル値のカウントアップを実行し、前記有効期間外に、前記デジタル値のカウントアップを停止し、前記デジタル値のカウントアップの停止後、前記有効期間外に前記デジタル値を出力し、前記デジタル値の出力後、前記有効期間外に前記デジタル値をリセットすることを特徴とする態様1の光センサ。
態様4:前記ヒストグラム生成回路は、前記度数を保持するメモリ装置と、前記メモリ装置に保持される前記度数を1つ増加させる加算器とを備えていることを特徴とする態様1~3のいずれかの光センサ。
態様5:同一周期で発光する発光素子と、態様1~4のいずれかの光センサであって、前記発光素子から照射された光に対する検知対象物からの反射光が入力される第1光センサと、態様1から4のいずれかの光センサであって、前記発光素子から照射された光が参照光として直接入力される第2光センサと、前記第1光センサによって生成される前記ヒストグラムと、前記第2光センサによって生成される前記ヒストグラムとから、前記参照光と前記反射光との遅延差を演算すると共に、前記遅延差に応じた距離を演算する演算部とを備えていることを特徴とする距離測定装置。
態様6:複数の前記第1光センサを備えており、前記演算部は、複数の前記第1センサのそれぞれについて、対応する前記距離を演算することを特徴とする態様5の距離測定装置。
態様7:態様5または6記載の距離測定装置を備えていることを特徴とする電子機器。
本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることによって、新しい技術的特徴を形成することもできる。
1,2 TDC、10 光センサ、11 受光部、12 選択回路、13 ヒストグラム生成回路、21 レジスタ、22 SRAM、23 加算器、30 距離測定装置、31 発光素子、32,33 光センサ、34 演算装置、41 検知対象物

Claims (7)

  1. フォトン入射に対して同期するパルスを生成する受光部と、
    前記パルスに基づくデジタル値を、同一周期で繰り返される別位相の有効期間に生成する複数の時間デジタル変換器と、
    前記複数の時間デジタル変換器のそれぞれから出力された各前記デジタル値のうちいずれかを選択する選択回路と、
    前記選択回路によって選択された前記デジタル値に応じたビン番号の度数をカウントアップすることによって、前記ビン番号と前記度数との関係を示すヒストグラムを生成するヒストグラム生成回路とを備えており、
    前記複数の時間デジタル変換器のそれぞれは、
    前記有効期間内に、前記デジタル値をカウントアップし、
    前記有効期間外の期間まで保持した前記デジタル値を、前記有効期間外の期間に出力し、
    前記有効期間外の期間に前記デジタル値をリセットし、
    ある前記時間デジタル変換器に対応する前記有効期間は、他のいずれかの前記時間デジタル変換器に対応する前記有効期間外の期間と重なっていることを特徴とする光センサ。
  2. 前記複数の時間デジタル変換器のそれぞれは、
    前記有効期間内のいずれかの時点で、前記デジタル値のカウントアップを開始し、
    前記有効期間内に前記パルスが入力されたとき、前記デジタル値のカウントアップを停止し、
    前記有効期間外まで保持した前記デジタル値を出力し、
    前記有効期間外に前記デジタル値をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の光センサ。
  3. 前記複数の時間デジタル変換器のそれぞれは、
    前記有効期間に前記パルスが入力されたときから一定時間が経過するたびに、前記デジタル値のカウントアップを実行し、
    前記有効期間外に、前記デジタル値のカウントアップを停止し、
    前記デジタル値のカウントアップの停止後、前記有効期間外に前記デジタル値を出力し、
    前記デジタル値の出力後、前記有効期間外に前記デジタル値をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の光センサ。
  4. 前記ヒストグラム生成回路は、
    前記度数を保持するメモリ装置と、
    前記メモリ装置に保持される前記度数を1つ増加させる加算器とを備えていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の光センサ。
  5. 同一周期で発光する発光素子と、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の光センサであって、前記発光素子から照射された光に対する検知対象物からの反射光が入力される第1光センサと、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の光センサであって、前記発光素子から照射された光が参照光として直接入力される第2光センサと、
    前記第1光センサによって生成される前記ヒストグラムと、前記第2光センサによって生成される前記ヒストグラムとから、前記参照光と前記反射光との遅延差を演算すると共に、前記遅延差に応じた距離を演算する演算装置とを備えていることを特徴とする距離測定装置。
  6. 複数の前記第1光センサを備えており、
    前記演算装置は、複数の前記第1光センサのそれぞれについて、対応する前記距離を演算することを特徴とする請求項5に記載の距離測定装置。
  7. 請求項5または6に記載の距離測定装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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