JP7042280B2 - シリンジポンプ - Google Patents

シリンジポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP7042280B2
JP7042280B2 JP2019544357A JP2019544357A JP7042280B2 JP 7042280 B2 JP7042280 B2 JP 7042280B2 JP 2019544357 A JP2019544357 A JP 2019544357A JP 2019544357 A JP2019544357 A JP 2019544357A JP 7042280 B2 JP7042280 B2 JP 7042280B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
syringe
receiving
antenna
syringe pump
clamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019544357A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019064901A1 (ja
Inventor
彰太 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRUMO KABUSHIKI KAISHA filed Critical TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Publication of JPWO2019064901A1 publication Critical patent/JPWO2019064901A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7042280B2 publication Critical patent/JP7042280B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/145Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/168Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body
    • A61M5/172Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body electrical or electronic

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本開示はシリンジポンプに関する。
手術室や集中治療室等の医療現場において、静脈麻酔薬等の薬剤を患者の体内に送液する場合、適用する手技及び患者の症状等に応じて、送液する薬剤の流量(以下、単に「送液量」とも称する)を適切に調節しながら長時間に亘って送液を行う必要がある。設定された送液量で長時間に亘って正確に薬剤を送液する装置としては、例えば、シリンダ部材内に薬剤を含む薬液が収容されたシリンジを用いて送液を実行可能なシリンジポンプが知られている。
特許文献1には、この種のシリンジポンプとしての薬液注入装置が開示されている。また、特許文献1には、各種データが記録されたRFID(Radio Frequency Identification)チップが装着された、薬液注入装置に装着されるシリンジが開示されている。更に、特許文献1に記載の薬液注入装置は、シリンジのRFIDチップから、記録されている各種データを取得するRFIDリーダを有している。
特開2014-221430号公報
特許文献1に記載のシリンジポンプとしての薬液注入装置では、RFIDリーダが、シリンジの応答部としてのRFIDチップから各種データを取得するため、シリンジに充填されている薬液が患者や被検者にとって適正な薬液でない等の、シリンジの取り違いを抑制することができる。
特許文献1に記載の薬液注入装置では、シリンジのシリンダ部材が着脱自在に上方から装着される凹部に、RFIDリーダが配置されているが、このRFIDリーダは、凹部に装着されるシリンジのRFIDチップのみならず、凹部近傍に位置する別のシリンジのRFIDチップの各種データを誤って取得するおそれがある。
本開示は、装着されていないシリンジの応答部が保持するデータを取得し難い構成を有するシリンジポンプを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様としてのシリンジポンプは、電磁波に対して応答する応答部が設けられたシリンジから液体を送液可能なシリンジポンプであって、前記シリンジを受ける受け部を備えるポンプ本体部と、前記受け部で前記シリンジを受けた受け状態において、前記シリンジを挟んで前記受け部と対向して前記受け部に向かって指向性のある電磁波を発信可能であると共に、発信された電磁波に応答する前記応答部から送信されるデータを受信可能なアンテナ部と、を備える。
本発明の1つの実施形態として、前記アンテナ部は、前記受け部に前記シリンジを固定する固定部に設けられている。
本発明の1つの実施形態として、前記固定部は、前記受け部との間で前記シリンジのシリンダ部材を挟み込むクランプ部である。
本発明の1つの実施形態として、前記アンテナ部は、前記クランプ部の外面に沿って周回状に延在する導線部を備え、前記導線部の中心軸線方向の巻き端面は、前記受け部に対向している。
本発明の1つの実施形態として、前記クランプ部は中空部を区画しており、前記アンテナ部は、前記クランプ部の内面に沿って周回状に延在する導線部を備え、前記導線部の中心軸線方向の巻き端面は、前記受け部に対向している。
本発明の1つの実施形態として、前記導線部は、前記クランプ部に対して固着されて一体化されている。
本発明の1つの実施形態として、前記クランプ部には、前記導線部を挟んで前記受け部と反対側の位置に、前記導線部から発信される電磁波を遮蔽可能な遮蔽部が設けられている。
本発明の1つの実施形態として、前記受け部及び前記クランプ部が対向する方向に直交する直交方向において、前記導線部の内縁の最大長さは、前記受け部と前記クランプ部との間で挟持可能な前記シリンダ部材の円筒状のシリンダ本体の最大外径の1/2以上である。
本発明の1つの実施形態として、前記アンテナ部は、前記クランプ部の内側に配置され、前記導線部と電気的に接続されている通信基板を備える。
本開示によれば、装着されていないシリンジの応答部が保持するデータを取得し難い構成を有するシリンジポンプを提供することができる。
一実施形態としてのシリンジポンプを正面側から見た斜視図である。 図1に示すシリンジポンプを側面側から見た斜視図である。 図1に示すシリンジポンプの断面図である。 図1に示すシリンジポンプの使用状態の一例を示す図である。 図1に示すシリンジポンプに装着可能なシリンジの一例を示す図である。 図1に示すシリンジポンプに対してシリンジを装着する際の作業概要を示す概要図である。 図1に示すシリンジポンプの電気的な構成例を示す図である。 図3に示すアンテナ部の変形例を示す図である。 図3に示すアンテナ部の変形例を示す図である。 図8に示すアンテナ部を別の視点から見た図である。
以下、本開示に係るシリンジポンプの実施形態について図1~図10を参照して説明する。各図において共通する部材・部位には同一の符号を付している。
図1は、一実施形態としてのシリンジポンプ1を正面側から見た斜視図である。また、図2は、図1に示すシリンジポンプ1を側面側から見た斜視図である。図3は、シリンジポンプ1の断面図である。図4は、シリンジポンプ1の使用状態の一例を示す図である。また、図5は、シリンジポンプ1に装着可能なシリンジの一例としてのシリンジ200を示す図である。図1~図4は、シリンジポンプ1に対してシリンジ200が装着されている状態(以下、単に「装着状態」と記載する場合がある。)を示している。換言すれば、図1~図4は、シリンジポンプ1及びシリンジ200を備える送液システム100を示す図である。図3は、装着状態における、シリンジ200の後述するシリンダ本体201aの軸方向Aと直交する断面を示している。
図1~図4に示すシリンジポンプ1は、例えば集中治療室等で使用される。また、シリンジポンプ1は、患者に対して、例えば抗がん剤、麻酔剤、化学療法剤、輸血等、栄養剤等の薬液の微量注入処置を、高い精度で比較的長時間行う際に、用いることができる。
また、本実施形態のシリンジポンプ1は、スタンド250に対して着脱可能であり、図4に示すよう、スタンド250に装着された状態で使用することができる。図4に示すスタンド250は、床面上に載置されるベース部250aと、このベース部250aから鉛直方向上方に延在するポール部250bと、このポール部250bから突設され、輸液バッグ等の液体容器を係止可能な容器係止部250cと、を備えている。本実施形態のシリンジポンプ1は、スタンド250のポール部250bに対して、例えばポールクランプ等の固定具を用いて、固定される。また、本実施形態のシリンジポンプ1は、装着状態のシリンジ200の後述するシリンダ本体201aの軸方向Aが水平方向になるように、ポール部250bに対して固定される。更に、スタンド250には、シリンジポンプ1を複数固定可能である。具体的に、シリンジポンプ1は、スタンド250のポール部250bに沿って、鉛直方向に連接して複数固定することができる。複数のシリンジポンプ1を連接して固定する場合には、各シリンジポンプ1をスタンド250に対して取り付ける構成としてもよく、複数のシリンジポンプ1を連接した状態で保持可能な専用の保持部材を介して、スタンド250に対して取り付ける構成としてもよい。
以下、説明の便宜上、図4に示すシリンジポンプ1の上側を単に「上側」と記載し、図4に示すシリンジポンプ1の下側を単に「下側」と記載する。また、説明の便宜上、図4に示すシリンジポンプ1の右側を単に「右側」と記載し、図4に示すシリンジポンプ1の左側を単に「左側」と記載する。
まず、シリンジポンプ1に装着可能なシリンジ200の詳細について説明する。図5に示すように、シリンジ200は、シリンダ部材201と、ピストン部材202と、を備えている。
シリンダ部材201は、円筒状のシリンダ本体201aと、接続部201bと、フランジ部201cと、応答部201dと、を備えている。シリンダ本体201aは、麻酔剤等の薬液を収容可能である。また、シリンダ本体201aの周壁には、外部から視認可能な薬液の目盛201a1が設けられている。接続部201bは、シリンダ本体201aの先端側に連続する筒状部である。接続部201bには、例えばチューブ203などが接続可能である。図5では接続部201bにチューブ203が接続されている状態を示している。フランジ部201cは、シリンダ本体201aの基端側で、シリンダ本体201aの径方向Bの外側に向かって突出している。応答部201dは、電磁波に対して応答する。応答部201dは、例えばNFC(Near Field Communication)のような、到達距離の短い無線通信によって通信を行う応答器により構成することができる。本実施形態で示す応答部は、シリンダ本体201aの外周面に貼着することで取り付けられているRFタグにより構成されている。RFタグは、シリンダ本体201aの周方向Cの全域に亘って取り付けられておらず、周方向Cの一部のみに取り付けられている。
ピストン部材202は、ピストン本体202aと、フランジ部202bと、を備えている。ピストン本体202aは、シリンダ本体201a内に挿入されており、シリンダ本体201a内で、シリンダ本体201aの内周面と摺動しながら、軸方向Aにスライド移動可能である。フランジ部202bは、ピストン本体202aの基端側で径方向Bの外側に向かって突出している。
このようなシリンジ200は、シリンダ部材201のシリンダ本体201a及びフランジ部201c、並びに、ピストン部材202のフランジ部202b、をポンプ本体部2に固定することにより、シリンジポンプ1に対して装着される。本実施形態での、シリンジ200をシリンジポンプ1に固定する機構の詳細については、後述する(図3等参照)。
シリンジ200は、シリンジポンプ1に装着された装着状態(図1~図4参照)で、以下のように動作する。シリンジポンプ1により、ピストン部材202のピストン本体202aが、軸方向Aの先端側に向かって押圧される。これにより、ピストン本体202aが、シリンダ部材201のシリンダ本体201a内を、軸方向Aの先端側に向かってスライド移動する。ピストン本体202aがシリンダ本体201a内を軸方向Aの先端側にスライド移動すると、シリンダ本体201a内の薬液が圧縮される。シリンダ本体201a内の薬液は、この圧縮力により、シリンダ部材201の接続部201bを通じて排出される。図4に示すシリンジポンプ1の使用状態では、接続部201bにチューブ203が接続されている。また、チューブ203の遠位端には、患者Pに留置される留置針204が接続されている。そのため、シリンダ本体201a内の薬液を、チューブ203及び留置針204を通じて、患者Pの体内へと送液することができる。
上述したように、シリンジ200は、電磁波に対して応答する応答部201dを構成するRFタグ、を備えている。RFタグは、記憶部と、制御部と、アンテナ部と、を備えている。アンテナ部は、後述するシリンジポンプ1のアンテナ部16と通信可能である。また、制御部は、記憶部からデータを読み出し、アンテナ部からシリンジポンプ1のアンテナ部16にデータを送信させることができる。シリンジポンプ1のアンテナ部16と、シリンジ200の応答部201dを構成するRFタグのアンテナ部と、の間の無線通信は通信可能距離が短い(例えば35mm以内)ため、シリンジ200の応答部201dを構成するRFタグが、アンテナ部16から所定の距離以上離れているときは、シリンジポンプ1は、応答部201dを構成するRFタグと通信することができない。
RFタグの記憶部及び制御部は、シリンジポンプ1の後述するアンテナ部16から発信される電磁波をRFタグのアンテナ部が受け、ここから動作電力を得ることにより、動作することができる。具体的に、制御部は、シリンジポンプ1のアンテナ部16から発信される電磁波に基づく起電力により、RFタグの記憶部内のデータを読み出し、RFタグのアンテナ部を用いて、そのデータを電磁波に乗せて、シリンジポンプ1のアンテナ部16に返信(送信)させる。シリンジポンプ1のアンテナ部16は、RFタグからの電磁波を受信する。そして、シリンジポンプ1の後述する制御部13は、受信したデータを取り出すことで、RFタグの記憶部に記憶されているデータを取得し、シリンジポンプ1の記憶部19に記憶させる。
応答部201dを構成するRFタグの記憶部には、例えば、シリンジ200に関する、名称、プレフィルドタイプか現場充填タイプかの識別データ、個体ごとの識別データ、シリンダ部材201の寸法データ、ピストン部材202のストロークの寸法データ、などの各種データが記憶されている。
また、シリンジ200がプレフィルドタイプの場合、応答部201dを構成するRFタグの記憶部には、シリンダ本体201aに充填されている薬液を特定する識別データが記憶されている。更に、充填されている薬液に関する、名称、成分、粘度、消費期限などの識別データを記憶していてもよい。
RFタグの記憶部及び制御部は、例えば、不揮発性メモリを含む集積回路(ICチップ)により構成することができる。RFタグのアンテナ部は、例えば、コイル状アンテナを含む構成とすることができる。
次に、シリンジポンプ1について説明する。
図1~図3に示すように、シリンジポンプ1は、ポンプ本体部2と、固定部3と、支持部4と、を備えている。
[ポンプ本体部2]
ポンプ本体部2は、シリンジ200を受ける受け部10を備えている。具体的に受け部10は、ポンプ本体部2のハウジング11に形成されている。また、ポンプ本体部2は、ハウジング11に対して移動可能であり、受け部10でシリンジ200を受けた状態(以下、単に「受け状態」と記載する。)で、シリンジ200のピストン部材202を押圧して移動させる可動部材12と、この可動部材12の動作を制御可能な制御部13と、を備えている。
本実施形態の受け部10は、シリンジポンプ1の正面(図1等参照)の少なくとも一部を構成するハウジング11の正面に設けられている。また、ハウジング11には、上述の可動部材12が、軸方向Aに移動可能に取り付けられている。更に、ハウジング11は、上述の制御部13を内部に収容している。
本実施形態のハウジング11は、耐薬品性を有する成型樹脂材料により一体成型されている。これにより、ハウジング11は防沫処理構造を有する。防沫処理構造は、仮にポンプ本体部2に薬剤等がかかっても、ポンプ本体部2の内部に薬剤等が侵入することを防ぐことができる。防沫処理構造を有するようにしているのは、シリンダ本体201a内の薬剤がこぼれたり、シリンジポンプ1の上方に配置されている点滴液がこぼれ落ちたり、周辺で用いる消毒液等が飛散して付着したりすることがあるためである。
更に、図1に示すように、本実施形態のポンプ本体部2は、表示部14及び操作パネル部15を備えている。
表示部14は、カラー表示することができる画像表示装置である。表示部14は、例えば、カラー液晶表示装置により構成することができる。表示部14は、日本語表記による情報表記だけでなく、必要に応じて複数の外国語による情報の表示を行うことができる。本実施形態の表示部14は、ハウジング11の正面のうち、受け部10の上側に設けられている。表示部14は、タッチセンサ等の入力デバイスを備え、ユーザからの入力を受け付けてもよい。
操作パネル部15は、ハウジング11の正面の受け部10の上側であって、上述の表示部14の右側に配置されている。操作パネル部15には、電源スイッチ15A、動作インジケータ15H、及び操作スイッチが配置されている。図1等には、操作スイッチの一例として、早送りスイッチ15B、開始スイッチ15C、停止スイッチ15D、表示切替スイッチ15E、戻る/消音スイッチ15F、及び確認スイッチ15Gを示している。
上述の操作パネル部15での操作は、制御部13に入力され、制御部13からの命令により、ポンプ本体部2の各部位によって実行される。
更に、本実施形態のポンプ本体部2のハウジング11内には、ポンプ本体部2の各部材を電気的に接続する各種配線、制御部13からの命令を実行するための各種機構、例えばサーバなど、シリンジ200の応答部201d以外の外部装置と無線又は有線による通信を可能とする後述の通信部18(図7参照)、薬液の種類別の各種データなど、シリンジポンプ1の動作に必要な各種データ及び各種プログラムを記憶する後述の記憶部19(図7参照)、などが配置されている。図3に示すポンプ本体部2では、説明の便宜上、ハウジング11のみを示している。
次に、本実施形態のポンプ本体部2における受け部10及び可動部材12の詳細について説明する。
図1に示すように、本実施形態の受け部10は、シリンダ部材201を受ける。具体的に、本実施形態の受け部10は、シリンダ部材201のシリンダ本体201aを受けることができる。
より具体的に、受け部10は、シリンダ本体201aの外周面を受ける。本実施形態の受け部10は、シリンダ本体201aの外周面を受けるために、断面がほぼ半円形形状の凹状の湾曲面により構成されている。また、本実施形態の受け部10は、外径などの大きさの異なる複数の種類のシリンダ本体201aを受けることができる。
本実施形態のシリンジポンプ1では、上述した受け部10がシリンダ部材201を受けた状態で、後述する固定部3により、シリンダ部材201の位置を固定可能である。つまり、シリンジポンプ1では、シリンジ200を受けた受け状態で、シリンジ200の位置を固定部3等により固定することで、シリンジ200が装着された装着状態にすることができる。換言すれば、シリンジポンプ1において、シリンジ200が装着された装着状態とは、シリンジ200を受けた受け状態の一態様である。
本実施形態の可動部材12は、受け部10が設けられているハウジング11に対して、軸方向Aに移動可能に取り付けられているスライダにより構成されている。本実施形態のポンプ本体部2は、可動部材12を軸方向Aに移動させる移動機構17を備えている。すなわち、制御部13は、移動機構17を制御することにより、可動部材12の軸方向Aにおける動作を制御している。
本実施形態の可動部材12は、本体部12aと、フランジ固定部12bと、を備える。
本体部12aは、装着状態のシリンジ200のピストン部材202のフランジ部202bに対して、軸方向Aの基端側に配置される。そして、本体部12aを軸方向Aの先端側に移動させることで、フランジ部202bの軸方向Aの基端側の面を、軸方向Aの先端側に押圧することができる。これにより、ピストン部材202を、装着状態のシリンジ200のシリンダ部材201に対して、軸方向Aの先端側に相対的に移動させることができる。
フランジ固定部12bは、ピストン部材202のフランジ部202bを、本体部12aに対して固定する。具体的に、本実施形態のフランジ固定部12bは、本体部12aの軸方向Aの先端側に位置し、本体部12aに対して取り付けられている。シリンジ200の装着状態では、本体部12aとフランジ固定部12bとの間に、フランジ部202bが配置される。これにより、ピストン部材202は、可動部材12の軸方向Aの移動に追従して、軸方向Aに移動可能となる。本実施形態のフランジ固定部12bは、互いの対向距離を変動可能で、ピストン本体202aを挟持する一対の挟持部材により構成されている。一対の挟持部材は、互いが近づくように常時付勢されており、この付勢力に抗して移動させることで、対向距離を大きくすることができる。一対の挟持部材の対向距離を大きくすることにより、本体部12aとフランジ固定部12bとの間に、ピストン部材202のフランジ部202bを引き入れることができる。本体部12aとフランジ固定部12bとの間に、フランジ部202bを引き入れた後で、一対の挟持部材の対向距離を小さくし、ピストン本体202aを挟持する。これにより、フランジ部202bは、本体部12aとフランジ固定部12bとの間から、軸方向Aに抜け出せない。そのため、フランジ部202bを、本体部12aとフランジ固定部12bとの間の位置に保持することができる。シリンジ200の取り外し時は、再度、一対の挟持部材の対向距離を大きくすればよい。これにより、医師や看護師などの医療従事者は、ピストン部材202のフランジ部202bを、本体部12aとフランジ固定部12bとの間から、取り外すことができる。
[固定部3]
固定部3は、受け状態のシリンジ200を、ハウジング11の受け部10に対して固定することができる。
より具体的に、本実施形態の固定部3は、シリンダ部材201のシリンダ本体201aを受け部10に対して固定可能である。
本実施形態の固定部3は、受け状態のシリンジ200のシリンダ部材201のシリンダ本体201aを挟んで、受け部10と対向して配置可能である。そして、固定部3は、受け部10との間で、シリンジ200のシリンダ部材201のシリンダ本体201aを挟み込むことで、シリンダ本体201aを受け部10に対して固定することができる。つまり、本実施形態の受け部10及び固定部3は、シリンダ本体201aの外周面のうち中心軸線O1を挟んで対向する位置を挟み込むことにより、シリンダ本体201aを固定している。換言すれば、固定部3は、受け部10との間でシリンジ200のシリンダ部材201のシリンダ本体201aを挟み込むクランプ部である。
また、詳細は後述するが、固定部3は、アンテナ部16を備えている(図3参照)。アンテナ部16は、受け部10でシリンジ200を受けた受け状態において、シリンジ200を挟んで受け部10と対向して、受け部10に向かって指向性のある電磁波を発信可能である。また、アンテナ部16は、アンテナ部16から発信された電磁波に応答するシリンジ200の応答部201dから送信されるデータを受信可能である。
[支持部4]
支持部4は、ポンプ本体部2から外側に突出し、ポンプ本体部2の外側で固定部3を支持している。具体的に、本実施形態の支持部4は、ポンプ本体部2から、ポンプ本体部2の正面側に向かって突出している。また、本実施形態の支持部4は、その先端部において、固定部3としてのクランプ部を支持している。
更に、本実施形態の支持部4は、固定部3としてのクランプ部を、移動可能に支持している。具体的に、本実施形態の支持部4は、ポンプ本体部2の正面側に向かって突出する棒状部材であり、固定部3としてのクランプ部は、支持部4の長手方向(中心軸線O2に平行な方向)に移動可能に、支持部4に支持されている。そのため、固定部3としてのクランプ部を支持部4の長手方向に移動させることにより、固定部3としてのクランプ部と、ハウジング11の正面側に設けられている受け部10と、の対向距離を変化させることができる。これにより、固定部3としてのクランプ部を、挟持位置と非挟持位置との間で移動させることが可能となる。固定部3の挟持位置とは、受け部10との間でシリンダ本体201aを挟み込む位置である。また、固定部3の非挟持位置とは、挟持位置よりも受け部10から遠ざかるように離間し、受け部10との間でシリンダ本体201aを挟み込まない位置である。固定部3としてのクランプ部は、支持部4の長手方向において、受け部10に近づく方向にバネ部材等の付勢部材により常時付勢されているため、固定部3としてのクランプ部を挟持位置から非挟持位置に移動させる場合には、この付勢部材の付勢力に抗して移動させる。
また、固定部3としてのクランプ部は、上述の支持部4の長手方向に加えて、支持部4の中心軸線O2周りの周方向にも移動可能に、支持部4に支持されている。これにより、固定部3としてのクランプ部が支持部4の長手方向に移動しないように、支持部4の長手方向の位置を固定することができる。具体的に、固定部3としてのクランプ部は、受け部10と対向する位置と、受け部10と対向しない位置と、の間で、支持部4の中心軸線O2周りの周方向に回動可能である。この回動動作は、固定部3としてのクランプ部が挟持位置にある場合はできず、固定部3としてのクランプ部が非挟持位置にある場合に実行可能である。固定部3としてのクランプ部を、受け部10と対向しない位置にすることにより、受け部10の受け面にシリンジ200のシリンダ本体201aを配置し易い状態、にすることができる。
次に、図5に示すシリンジ200をシリンジポンプ1に装着する装着作業について説明する。図6は、シリンジポンプ1に対してシリンジ200を装着する際の作業概要を示す概要図である。図6に示すシリンジポンプ1の断面は、図3に示すシリンジポンプ1の断面と同位置の断面である。図6に示すポンプ本体部2おいても、説明の便宜上、ハウジング11のみを示している。
図6に示すように、シリンジポンプ1に対してシリンジ200を装着する際は、まず、固定部3としてのクランプ部を、受け部10と対向しない位置にする。次いで、シリンジ200のシリンダ部材201のシリンダ本体201aを受け部10の受け面に配置すると共に、シリンジ200のシリンダ部材201のフランジ部201cを、フランジ挟持部20(図1等参照)が形成するスリットに挿入する。これにより、受け部10がシリンジ200のシリンダ本体201aの外周面を受けた、本実施形態の受け状態にすることができる。
より具体的に、図6に示すように、本実施形態のシリンジポンプ1の受け部10は、ハウジング11の正面の下側の端部に位置している。そして、上述の支持部4は、受け部10よりも下側の位置から外方(図6では右側)に向かって突出している。そのため、本実施形態のシリンジポンプ1では、受け部10がシリンジ200のシリンダ本体201aの外周面を受けた受け状態にするために、シリンジ200を、ハウジング11の正面の上側から、受け部10に向かって移動させる。換言すれば、受け部10は、シリンジ200を、ハウジング11の正面の上側から受け入れ可能である。そして、受け部10は、支持部4の存在により、シリンジ200を、ハウジング11の正面の下側からは受け入れることができない。
次いで、可動部材12を軸方向Aに移動させ、シリンジ200のピストン部材202を、可動部材12に対して固定する(図1等参照)。具体的に、シリンジ200のピストン部材202のフランジ部202bを、可動部材12の本体部12aとフランジ固定部12bの間に配置させる。
最後に、固定部3としてのクランプ部を、支持部4に対して回動させることで、受け部10と対向する位置にすると共に、支持部4の長手方向に移動させることで、受け部10との間でシリンダ本体201aを挟み込む挟持位置にする。
このようにして、シリンジポンプ1に対してシリンジ200を装着することができる。装着状態のシリンジ200を取り外す際は、上述の装着作業と逆の手順を実行すればよい。
次に、図7を参照して、図1に示すシリンジポンプ1の電気的な構成例について説明する。図7は、図1に示すシリンジポンプ1の電気的な構成例を示す図である。図7において、シリンジポンプ1は、全体的な動作の判断及び制御を行う制御部13を有している。この制御部13は、例えばワンチップのマイクロコンピュータである。
制御部13は、電源スイッチ15Aと、スイッチ111と、に接続されている。
電源スイッチ15AがONに設定されると、制御部13は、シリンジポンプ1内の各種機能ブロックを起動させる。電源スイッチ15AがOFFに設定されると、制御部13は、例えば、シリンジ200を動作させる移動機構17の動作を含む各種機能ブロックの電気的な動作を停止させる。この際、制御部13は、電源スイッチ15AがOFFに設定されても、少なくとも所定の条件を満たすまでは演算を継続する。すなわち、電源スイッチ15AがOFFに設定されたことにより、ユーザにとってはシリンジポンプ1の動作が停止したように見えても、制御部13は演算を継続することができる。
スイッチ111は、電源コンバータ部(電源部)112と、例えばリチウムイオン電池のような充電池113とを切り換えることで、電源コンバータ部112及び充電池113のいずれか一方から制御部13に電源を供給する。
電源コンバータ部112は、コンセント114を介して商用交流電源115に接続されている。
図7において、移動機構17は、制御部13に電気的に接続されている。移動機構17は、制御部13からの命令に基づき動作する。
図7において、移動機構17には、一対の第1検出センサ120及び第2検出センサ121が含まれている。第1検出センサ120及び第2検出センサ121は、シリンジ200のシリンダ部材201が、適切に配置されているかどうかを検知して、制御部13に通知する。
具体的に、第1検出センサ120は、シリンダ本体201aが、受け部10と固定部3との間で挟持されている状態か否かを検出することができる。このような検出は、例えば、固定部3の位置や、固定部3の受け部10からの距離等を検出することで実行可能である。
第2検出センサ121は、フランジ部201cが、フランジ挟持部20(図1等参照)の間のスリットで挟持されている状態か否かを検出することができる。このような検出は、上述の第1検出センサ120と同様、フランジ挟持部20の位置や距離等を検出することで実行可能である。
移動機構17の駆動部7のモータ133は、制御部13の指令によりモータドライバ134により駆動されると、送りネジ135を回転させて可動部材12を軸方向Aの先端側に移動させる。これにより、可動部材12は、シリンジ200のピストン部材202のフランジ部202bを軸方向Aの先端側に押圧して、シリンダ本体201a内の薬液を、チューブ203(図4参照)を通じて患者Pの体内に、留置針204(図4参照)を通じて送液する。
図7において、早送りスイッチ15B、開始スイッチ15C、停止スイッチ15D、表示切替スイッチ15E、戻る/消音スイッチ15F、及び確認スイッチ15Gは、制御部13に電気的に接続されている。開始スイッチ15Cが押下されると送液開始の制御信号が制御部13に入力される。また、停止スイッチ15Dが押下されると送液停止の制御信号が制御部13に入力される。
図7において、表示部ドライバ130は、制御部13に電気的に接続されている。表示部ドライバ130は、制御部13の指令により表示部14を駆動して種々の情報を表示部14に表示する。
図7において、スピーカ131は、制御部13に電気的に接続されている。スピーカ131は、制御部13の指令により各種の警報内容を音声により告知する。
アンテナ部16は、制御部13により制御可能である。この詳細は後述する。
通信部18は、ネットワークを介して外部のサーバなどとデータの送受信を行う。また、通信部18は、例えばデスクトップコンピュータのようなコンピュータとローカルに接続して、データの送受信を行ってもよい。
記憶部19は、例えば半導体メモリ及び磁気メモリ等を用いて構成されてよい。記憶部19は、上述したように、シリンジポンプ1の動作に必要な各種データ及び各種プログラムを記憶する。また、アンテナ部16で受信された応答部201dのデータは、制御部13により取得され、記憶部19に格納される。
図7においては、記憶部19が制御部13の外部にある構成としているが、記憶部19の全部又は一部が制御部13に含まれる構成であってもよい。
以下、シリンジポンプ1の特徴部について更に詳細に説明する。
[アンテナ部16]
アンテナ部16は、上述したように、ポンプ本体部2の受け部10でシリンジ200を受けた受け状態において、シリンジ200を挟んで受け部10と対向して、受け部10に向かって指向性のある電磁波を発信可能である。また、アンテナ部16は、アンテナ部16から発信された電磁波に応答するシリンジ200の応答部201dから送信されるデータを受信可能である。
このように、アンテナ部16が発信する電磁波を、ハウジング11の受け部10に向かう指向性のある電磁波としている。これにより、アンテナ部16から発信される電磁波が、ハウジング11から外方に向かって発信され難く、シリンジポンプ1に装着されていない別のシリンジ200の応答部201dと誤って通信する可能性を低減することができる。そのため、シリンジポンプ1に装着されていない、装着予定でもない別のシリンジ200の応答部201dが保持するデータを、本来取得すべきシリンジ200の応答部201dが保持するデータと誤って取得することを抑制することができる。
医師や看護師等の医療従事者は、例えば、複数のシリンジポンプ1がスタンド250(図4参照)に連接して取り付けられている場合、複数のシリンジ200を手に把持した状態のまま、各シリンジポンプ1に対して対応する1つのシリンジ200を、順次装着していくことがある(図6参照)。更に、シリンジポンプ1の近傍に、装着予定でないシリンジ200が置かれている状況が発生する場合もある。これに対して、上述のシリンジポンプ1では、アンテナ部16が発信する電磁波を、ハウジング11の受け部10に向かう指向性のある電磁波としている。そのため、例えば医療従事者が別のシリンジポンプ1への装着のために把持しているシリンジ200やシリンジポンプ1の近傍に置かれている別のシリンジ200などの装着予定でないシリンジ200、の応答部201dと通信し易い、受け部10側からアンテナ部16側に向かって発信される電磁波、を低減することができる。これにより、装着予定のないシリンジ200から誤ってデータを取得する可能性を低減できる。
本実施形態のアンテナ部16は、周回状に延在する導線部としてのコイル状アンテナを含み、HF帯(短波帯、13.56MHz)の周波数帯において電磁波を発信する、所謂「電磁誘導方式」の構成である。アンテナ部16のコイル状アンテナから発信される磁束により、応答部201dを構成するRFタグのアンテナ部に設けられたコイル状アンテナに誘導電流を発生させる。
また、アンテナ部16の電磁波の発信は、制御部13により制御される。更に、上述したように、アンテナ部16で受信された応答部201dのデータは、制御部13により取得され、記憶部19(図7参照)に格納される。換言すれば、本実施形態のシリンジポンプ1では、アンテナ部16及び制御部13により、シリンジ200の応答部201dを構成するRFタグ、のリーダが構成されている。但し、制御部13とは別の制御部を設け、この制御部がアンテナ部16と共にリーダを構成し、制御部13が、このリーダからデータを取得するようにしてもよい。また、制御部13は、例えば、第1検出センサ120(図7参照)、第2検出センサ121(図7参照)等によるセット検知に基づき、アンテナ部16からの電磁波の発信を実行するようにしてもよい。
また、本実施形態のアンテナ部16は、コイル状アンテナの中心軸線O3と平行な方向を厚み方向とする薄肉のシート状であり、この厚み方向の一方側に向かって指向性を有する電磁波を発信するように構成されている。具体的に、本実施形態のアンテナ部16は、コイル状アンテナに対して厚み方向の他方側に、電磁波の少なくとも一部を遮蔽可能な遮蔽部材としてのフェライトシートを備えている。換言すれば、本実施形態のアンテナ部16のコイル状アンテナのうち、アンテナ部16の厚み方向の他方側は、磁束を遮蔽可能なフェライトシートで覆われている。そのため、本実施形態のアンテナ部16は、厚み方向の一方側に向かって指向性を有する電磁波は発信することができる。このようにして、本実施形態のアンテナ部16は、受け状態において、シリンジ200を挟んで受け部10と対向する位置で、受け部10に向かって指向性を有する電磁波を発信することができる。アンテナ部16の遮蔽部材は、電磁波を吸収、反射等して、透過させないようにできればよく、上述のフェライトシートに限られない。
また、シリンジ200の応答部201dを構成するRFタグも、コイル状アンテナを備える薄肉のシート状である。そして、RFタグは、シリンダ本体201aの周面に沿って取り付けられている。そのため、シート状のシリンジポンプ1のアンテナ部16は、シリンジ200の応答部201dを構成するシート状のRFタグと、厚み方向の面同士が対向するように配置されることが好ましい。そのため、本実施形態のアンテナ部16は、その厚み方向の一方側の面が、装着状態のシリンジ200のシリンダ本体201aの外周面と、径方向Bに対向するように配置されている。アンテナ部16が配置される位置の詳細は後述する。
軸方向Aと直交する断面視(図3参照)において、アンテナ部16の延在方向Fの幅は、シリンダ本体201aの外径の1/2以上とすることが好ましい。このようにすれば、シリンジ200の応答部201dのデータがアンテナ部16によって取得される可能性を、より高めることができる。ここで、「シリンダ本体201aの外径」とは、シリンジポンプ1に装着可能なシリンジ200のうち最大の外径を有するシリンダ本体201aの外径を意味する。シリンジポンプ1に装着可能なシリンジ200のうち、最大の外径を有するシリンダ本体201aを備えるシリンジ200は、通常は50mLシリンジであり、取り扱い説明書等により特定することができる。ISO11040-6で規定されている50mLシリンジのシリンダ本体201aの外径は、31.5mm~32.3mmで、その公差が±0.2mmである。
次に、アンテナ部16が配置される位置について説明する。
本実施形態のアンテナ部16は、受け部10にシリンジ200を固定する固定部3に設けられている。このような構成とすれば、シリンジポンプ1が備えるシリンジ200を固定するための固定部3を、アンテナ部16の保持部として利用することができる。そのため、シリンジ200を固定する固定部3とは別の位置に、アンテナ部16を保持する保持部を設けなくてもよく、シリンジポンプ1の構成がより複雑化することを抑制することができる。
また、本実施形態のアンテナ部16は、受け部10との間でシリンジ200のシリンダ部材201のシリンダ本体201aを挟み込む、固定部3としてのクランプ部に設けられている。このように、アンテナ部16を、シリンダ部材201を挟み込むクランプ部に設けることで、シリンダ部材201のうちクランプ部により挟み込まれる部分の近傍にある応答部201dとの通信性能を高めることができ、このような応答部201dから、より確実にデータを取得することができる。本実施形態において、アンテナ部16は、固定部3としてのクランプ部が区画する中空部に収容されているが、固定部3としてのクランプ部の外面に露出するように配置されていてもよい。また、図8に示す、アンテナ部16の変形例である316のように、アンテナ部316の一部のみが、固定部3としてのクランプ部の外面に露出するように配置されていてもよい。
図8に示すアンテナ部316は、固定部3としてのクランプ部の外面に沿って周回状に延在する導線部316aと、固定部3としてのクランプ部の内側に配置され、導線部316aと電気的に接続されている通信基板316bと、を備えている。通信基板316bは、ポンプ本体部2(図1等参照)のハウジング11(図1等参照)内の制御部13(図7参照)と通信可能である。制御部13と通信基板316bとは、支持部4内を延在する配線により電気的に接続されている。
導線部316aの中心軸線O4に平行な中心軸線方向Dの端面である巻き端面316a1は、受け部10(図3等参照)に対向している。このように、導線部316aを、固定部3としてのクランプ部の外面に沿って周回させることで、導線部としてのコイル状アンテナを固定部3としてのクランプ部の内側に収容する構成と比較して、導線部316aの周状の巻き端面316a1における中央開口の面積を大きくすることができる。これにより、巻き端面の中央開口から中心軸線O4に沿って発信される磁束を大きくすることができる。
また、図8に示す固定部3としてのクランプ部は、中空部3aを区画している。そして、この中空部3aに、通信基板316bが収容されている。導線部316aと通信基板316bとは、中空部3aに位置する通信基板316bから固定部3としてのクランプ部の外面上まで配設されている電気接続部340で、電気的に接続されている。但し、導線部316aを、固定部3としてのクランプ部に形成された開口を通じて中空部3aまで延ばし、中空部3aにおいて、通信基板316bと電気的に接続してもよい。
更に、図9は、アンテナ部16の別の変形例としてのアンテナ部416を示す図である。図9では、固定部3としてのクランプ部の断面を示している。図9に示すアンテナ部416は、固定部3としてのクランプ部の内面に沿って周回状に延在する導線部416aと、固定部3としてのクランプ部の内側に配置され、導線部416aと電気的に接続されている通信基板416bと、を備えている。
具体的に、図9に示す固定部3としてのクランプ部は、中空部3aを区画している。そして、この中空部3aに、導線部416a及び通信基板416bが収容されている。
導線部416aを、固定部3としてのクランプ部の内面に沿って周回させることで、固定部3としてのクランプ部とは無関係に形成された導線部としてのコイル状アンテナをクランプ部の内側に配置する構成と比較して、導線部416aの巻き端面416a1における中央開口の面積を大きくすることができる。これにより、巻き端面416a1の中央開口から中心軸線O4に沿って発信される磁束を大きくすることができる。
また、上述したように、導線部416a及び通信基板416bを共に、中空部3aに収容できるため、上述した図8に示す導線部316a及び通信基板316bと比較して、導線部416a及び通信基板416bの電気的な接続部を容易に形成することができる。
また、図8に示す導線部316a及び図9に示す導線部416aは、固定部3としてのクランプ部に対して固着されて一体化されている。導線部を、固定部3としてのクランプ部の外面又は内面に沿って巻き回されたコイルとしてもよいが、固定部3としてのクランプ部に対して固着されて一体化した構成とすることで、固定部3としてのクランプ部の形状によらず、固定部3としてのクランプ部に対する位置固定性を高めることができる。
図8に示す導線部316a及び図9に示す導線部416aは、例えば、MID(Molded Interconnect Device)技術を利用することにより、固定部3としてのクランプ部に対して固着されて一体化されている。具体的には、固定部3としての、射出成形により成形された樹脂製のクランプ部、の外面又は内面に、レーザー加工や選択めっき等を利用して、直接的に配線を形成することができる。
また、図8に示す固定部3としてのクランプ部には、導線部316aを挟んで受け部10(図3等参照)と反対側の位置に、導線部316aから発信される電磁波を遮蔽可能な遮蔽部317が設けられている。具体的に、図8に示す固定部3としてのクランプ部の受け部10と対向しない外面のうち、中心軸線方向Dにおいて導線部316aを挟んで受け部10と反対側の位置には、遮蔽部317を構成する、磁束を遮蔽するフェライトシートが取り付けられている。図10は、図8に示す固定部3としてのクランプ部の受け部10と対向する外面3bと、中心軸線方向Dにおいて反対側に位置する外面3cを示す図である。図8及び図10に示すように、受け部10と対向しない外面の略全域に、遮蔽部317を構成するフェライトシートが取り付けられている。逆に、図8に示すように、固定部3としてのクランプ部の受け部10と対向する外面3bのうち少なくとも一部(図8に示す例では全部)には、フェライトシートが取り付けられていない。これにより、アンテナ部316から受け部10に向かう指向性を有する電磁波としての磁束を、発信することができる。図9においても、図8及び図10と同様の位置に、遮蔽部417を構成するフェライトシートが取り付けられている。つまり、図9においても、固定部3としてのクランプ部には、導線部416aを挟んで受け部10(図3等参照)と反対側の位置に、導線部416aから発信される電磁波を遮蔽可能な遮蔽部417が設けられている。
図8、図9に示す例では、固定部3としてのクランプ部の外面のうち、受け部10と対向する外面3bと反対側に位置する外面3cに加えて、中心軸線O4を中心とした径方向の周囲に位置する側面3dにおいても、遮蔽部317及び417を構成するフェライトシートが取り付けられている。しかしながら、導線部316a及び416aと外面3cとの距離によっては、外面3cのみに、遮蔽部317及び417を構成するフェライトシートを取り付ける構成としてもよい。例えば、導線部316a及び416aと外面3cとの距離が所定の距離以下の場合、外面3cのみに、フェライトシートを取り付ける構成とすることができる。
遮蔽部317及び417は、電磁波を吸収、反射等して、透過させないようにできればよく、上述のフェライトシートを用いる構成に限られない。また、図8に示す遮蔽部317及び図9に示す遮蔽部417は、固定部3としてのクランプ部の外面にフェライトシートを取り付けることで形成されているが、フェライトシート等の遮蔽部材を、クランプ部の内面に取り付けてもよい。更に、クランプ部の一部の外壁自体を、電磁波を遮蔽可能な材料から形成し、その部分を遮蔽部としてもよい。
「指向性のある電磁波を発信可能なアンテナ部」とは、上述のアンテナ部16(図3等参照)のように、アンテナ部自体が、所定の方向に指向性のある電磁波を発信可能な構成であってもよいが、この構成に限らず、上述のアンテナ部316(図8参照)及びアンテナ部416(図9参照)のように、アンテナ部自体は所定の方向に指向性のある電磁波を発信可能ではなく、アンテナ部以外の別の部材を用いて、所定の方向に指向性のある電磁波を発信可能な構成であってもよい。
更に、図8、図9では、受け部10(図3参照)、及び、固定部3としてのクランプ部、が対向する対向方向(導線部316a及び導線部416aの中心軸線方向Dと同じ)に直交する直交方向Eにおいて、導線部316aの内縁の最大長さL1及び導線部416aの内縁の最大長さL2は、受け部10と固定部3としてのクランプ部との間で挟持可能なシリンダ部材201(図3参照)の円筒状のシリンダ本体201aの最大外径の1/2以上である。このような構成とすれば、図8のアンテナ部316及び図9のアンテナ部416がシリンジ200の応答部201dと通信できる可能性を、より高めることができる。上述したように、シリンジポンプ1に装着可能なシリンジ200のうち、最大の外径を有するシリンダ本体201aを備えるシリンジ200は、通常は50mLシリンジであり、取り扱い説明書等により特定することができる。ISO11040-6で規定されている50mLシリンジのシリンダ本体201aの外径は、31.5mm~32.3mmで、その公差が±0.2mmであり、「受け部とクランプ部との間で挟持可能なシリンダ部材の円筒状のシリンダ本体の最大外径」とは、通常、31.5mm~32.3mmで、その公差が±0.2mmである。
図8における最大長さL1は、上下方向の最大長さである。また、図9における最大長さL2についても、上下方向の最大長さである。
本開示に係るシリンジポンプは、上述した具体的構成に限られず、請求の範囲の記載を逸脱しない限り、種々の変形、変更が可能である。例えば、上述のシリンジポンプ1は、アンテナ部として、アンテナ部16のみを備える構成であるが、2つ以上のアンテナ部を備える構成としてもよい。
本開示はシリンジポンプに関する。
1:シリンジポンプ
2:ポンプ本体部
3:固定部
3a:中空部
3b:受け部と対向する外面
3c:受け部と対向する外面と反対側の外面
3d:側面
4:支持部
7:駆動部
10:受け部
11:ハウジング
12:可動部材
12a:本体部
12b:フランジ固定部
13:制御部
14:表示部
15:操作パネル部
15A:電源スイッチ
15B:早送りスイッチ
15C:開始スイッチ
15D:停止スイッチ
15E:表示切替スイッチ
15F:戻る/消音スイッチ
15G:確認スイッチ
15H:動作インジケータ
16:アンテナ部
17:移動機構
18:通信部
19:記憶部
20:フランジ挟持部
100:送液システム
111:スイッチ
112:電源コンバータ部
113:充電池
114:コンセント
115:商用交流電源
120:第1検出センサ
121:第2検出センサ
130:表示部ドライバ
131:スピーカ
133:モータ
134:モータドライバ
135:送りネジ
200:シリンジ
201:シリンダ部材
201a:シリンダ本体
201a1:目盛
201b:接続部
201c:フランジ部
201d:応答部
202:ピストン部材
202a:ピストン本体
202b:フランジ部
203:チューブ
204:留置針
250:スタンド
250a:ベース部
250b:ポール部
250c:容器係止部
316:アンテナ部
316a:導線部
316a1:巻き端面
316b:通信基板
317:遮蔽部
340:電気接続部
416:アンテナ部
416a:導線部
416a1:巻き端面
416b:通信基板
417:遮蔽部
A:シリンダ本体の軸方向
B:シリンダ本体の径方向
C:シリンダ本体の周方向
D:導線部の中心軸線方向
E:受け部及び固定部が対向する対向方向に直交する直交方向(導線部の中心軸線方向に直交する方向)
F:アンテナ部の延在方向
H:手
L1、L2:導線部の内縁の最大長さ
O1:シリンダ本体の中心軸線
O2:支持部の中心軸線
O3:コイル状アンテナの中心軸線
O4:導線部の中心軸線
P:患者

Claims (7)

  1. 電磁波に対して応答する応答部が設けられたシリンジから液体を送液可能なシリンジポンプであって、
    前記シリンジを受ける受け部を備えるポンプ本体部と、
    前記受け部で前記シリンジを受けた受け状態において、前記シリンジを挟んで前記受け部と対向して前記受け部に向かって指向性のある電磁波を発信可能であると共に、発信された電磁波に応答する前記応答部から送信されるデータを受信可能なアンテナ部と、を備え
    前記アンテナ部は、前記受け部に前記シリンジを固定する固定部に設けられ、
    前記固定部は、前記受け部との間で前記シリンジのシリンダ部材を挟み込むクランプ部である、シリンジポンプ。
  2. 前記アンテナ部は、前記クランプ部の外面に沿って周回状に延在する導線部を備え、
    前記導線部の中心軸線方向の巻き端面は、前記受け部に対向している、請求項に記載のシリンジポンプ。
  3. 前記クランプ部は中空部を区画しており、
    前記アンテナ部は、前記クランプ部の内面に沿って周回状に延在する導線部を備え、
    前記導線部の中心軸線方向の巻き端面は、前記受け部に対向している、請求項に記載のシリンジポンプ。
  4. 前記導線部は、前記クランプ部に対して固着されて一体化されている、請求項2又は3に記載のシリンジポンプ。
  5. 前記クランプ部には、前記導線部を挟んで前記受け部と反対側の位置に、前記導線部から発信される電磁波を遮蔽可能な遮蔽部が設けられている、請求項2乃至4のいずれか1つに記載のシリンジポンプ。
  6. 前記受け部及び前記クランプ部が対向する方向に直交する直交方向において、前記導線部の内縁の最大長さは、前記受け部と前記クランプ部との間で挟持可能な前記シリンダ部材の円筒状のシリンダ本体の最大外径の1/2以上である、請求項2乃至5のいずれか1つに記載のシリンジポンプ。
  7. 前記アンテナ部は、前記クランプ部の内側に配置され、前記導線部と電気的に接続されている通信基板を備える、請求項2乃至6のいずれか1つに記載のシリンジポンプ。
JP2019544357A 2017-09-29 2018-07-31 シリンジポンプ Active JP7042280B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017191729 2017-09-29
JP2017191729 2017-09-29
PCT/JP2018/028716 WO2019064901A1 (ja) 2017-09-29 2018-07-31 シリンジポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019064901A1 JPWO2019064901A1 (ja) 2020-09-10
JP7042280B2 true JP7042280B2 (ja) 2022-03-25

Family

ID=65903392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019544357A Active JP7042280B2 (ja) 2017-09-29 2018-07-31 シリンジポンプ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7042280B2 (ja)
WO (1) WO2019064901A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020199099A (ja) * 2019-06-11 2020-12-17 ニプロ株式会社 シリンジポンプ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007114446A1 (ja) 2006-04-05 2007-10-11 Nemoto Kyorindo Co., Ltd. 薬液注入システム
JP2012500094A (ja) 2008-08-19 2012-01-05 マリンクロッド エルエルシー Rfidアンテナを有する電動注入器シリンジクランプアセンブリ
WO2017038483A1 (ja) 2015-09-04 2017-03-09 テルモ株式会社 シリンジポンプ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007114446A1 (ja) 2006-04-05 2007-10-11 Nemoto Kyorindo Co., Ltd. 薬液注入システム
JP2012500094A (ja) 2008-08-19 2012-01-05 マリンクロッド エルエルシー Rfidアンテナを有する電動注入器シリンジクランプアセンブリ
WO2017038483A1 (ja) 2015-09-04 2017-03-09 テルモ株式会社 シリンジポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019064901A1 (ja) 2019-04-04
JPWO2019064901A1 (ja) 2020-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4925828B2 (ja) 薬液注入システム
KR102512203B1 (ko) 주사 정보의 획득 및 전송을 위해 플런저 로드에 내장된 다중 파트 센서
JP2009529930A (ja) 二目的通信手段を備えた医療システム
EP1932556A1 (en) Medicinal liquid injection system
US10857309B2 (en) Liquid medicine administration device
EP2363160B1 (en) Inductively coupled injector faceplate
US20210008275A1 (en) Prefilled syringe, liquid medicine administration system, and syringe pump
EP3636300A1 (en) Medical pump, control method for medical pump, and medical pump system
JP7042280B2 (ja) シリンジポンプ
WO2016039298A1 (ja) 薬液吸引装置、薬液注入システムおよび透視撮像システム
WO2021039705A1 (ja) 医療装置、体外ユニット、送電シートおよび医療器具
JP6947598B2 (ja) シリンジポンプ
WO2017038483A1 (ja) シリンジポンプ
JP6932603B2 (ja) シリンジポンプ
WO2019187689A1 (ja) シリンジポンプシステム及びシリンジポンプ
JP6050589B2 (ja) シリンジポンプ
JP2013132377A (ja) シリンジポンプ
JP7183169B2 (ja) 医療用ポンプ、医療用ポンプの制御方法、及び医療用ポンプシステム
JPWO2019064903A1 (ja) 医療用ポンプ、医療用ポンプの制御方法、及び医療用ポンプシステム
JP2013094377A (ja) シリンジポンプ
US20240130804A1 (en) Medical device and light amount adjusting device
JP2013135753A (ja) シリンジポンプ
CN114929324A (zh) 供电装置及医疗装置
JP2013153863A (ja) シリンジポンプ
CN117618018A (zh) 医疗超声系统和用于超声探测器的附件接口装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7042280

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150