JP7041957B2 - 不具合検知システム及び不具合検知方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エアポンプの不具合検知システム及び不具合検知方法に関する。
一般家庭等に設置される浄化槽として、好気微生物を収容する槽に空気を送るためのダイヤフラム式エアポンプを備えたものが実用化されている。このようなエアポンプは通常、ダイヤフラムが破損すると自動停止する機能を有しており、自動停止させる方法としては、ダイヤフラムを振幅動作させるための振動子の振幅が規定振幅に達したときに制御部への電力供給を停止させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
浄化槽においてエアポンプが停止(故障)すると好気微生物による汚水処理が良好に行われず悪臭の発生等の原因になるが、従来このようなエアポンプの故障は定期検査時に作業員が発見して対応するのが一般的であり、故障発見までに時間がかかるという問題があった。また、定期検査時に故障を発見しても交換部品を持ち合わせていなければ交換部品を取りに行かねばならず、作業員の負担が大きかった。
そこで、エアポンプにおける異常の発生を電流値に基づいて検知して通報する異常検知法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009-57941 特開2001-342968
特許文献2に開示の異常検知法を用いれば、エアポンプの異常の発生を遠隔地にて知ることができるものの、異常の種類までは知ることができなかった。
本発明は、エアポンプにおける不具合の発生をより良好に検知可能な検知システムの提供を目的とする。
本発明に係る不具合検知システムは、エアポンプと、前記エアポンプに供給される電流値を検出する電流センサと、前記電流センサに接続された発信器と、前記発信器と通信可能な管理サーバと、を備え、前記発信器は、前記電流センサにより検出された電流値を前記管理サーバへ送信し、前記管理サーバは、前記電流値がゼロの場合には前記エアポンプの故障を作業員に通知し、前記電流値がゼロでない場合、前記管理サーバは、前記電流値が第1電流値よりも低ければ第1の不具合を前記作業員に通知し、前記電流値が第2電流値よりも高ければ前記第1の不具合とは異なる第2の不具合を前記作業員に通知し、前記第1電流値は前記第2電流値よりも低いことを特徴とする。
本発明に係る不具合検知システムは、エアポンプと、前記エアポンプに供給される電流値及び電力値を検出するセンサ手段と、前記センサ手段に接続された発信器と、前記発信器と通信可能な管理サーバと、を備え、前記発信器は、前記センサ手段により検出された電流値及び電力値を前記管理サーバへ送信し、前記管理サーバは、前記電力値がゼロの場合には前記エアポンプの故障を作業員に通知し、前記電力値がゼロでない場合、前記管理サーバは、前記電流値が第1電流値よりも低ければ第1の不具合を前記作業員に通知し、前記電流値が第2電流値よりも高ければ前記第1の不具合とは異なる第2の不具合を前記作業員に通知し、前記第1電流値は前記第2電流値よりも低いことを特徴とする。
また、本発明に係る不具合検知方法は、エアポンプに供給される電流値をネットワークを介して受信するステップと、前記電流値がゼロの場合に、前記エアポンプの故障を作業員に通知するステップと、前記電流値がゼロでない場合に、前記電流値が第1電流値よりも低ければ第1の不具合を作業員に通知し、前記電流値が第2電流値よりも高ければ前記第1の不具合とは異なる第2の不具合を前記作業員に通知するステップと、を含み、前記第1電流値は前記第2電流値よりも低いことを特徴とする。
本発明に係る不具合検知方法は、エアポンプに供給される電流値及び電力値をネットワークを介して受信するステップと、前記電力値がゼロの場合に、前記エアポンプの故障を作業員に通知するステップと、前記電力値がゼロでない場合に、前記電流値が第1電流値よりも低ければ第1の不具合を作業員に通知し、前記電流値が第2電流値よりも高ければ前記第1の不具合とは異なる第2の不具合を前記作業員に通知するステップと、を含み、前記第1電流値は前記第2電流値よりも低いことを特徴とする。
本発明に係る不具合検知システム及び不具合検知方法によれば、エアポンプに供給される電流値又は電力値がゼロの場合にはエアポンプの故障を作業員に通知し、ゼロでない場合には、当該電流値が第1電流値よりも低ければ第1の不具合を作業員に通知し、第2電流値よりも高ければ第1の不具合とは異なる第2の不具合を作業員に通知するので、作業員は不具合の種類に応じた対応を迅速に行うことができる。
本発明の第1実施形態にかかる不具合検知システムを示す概略図。 図1の不具合検知システムにおいて用いられるエアポンプの断面図。 図1の不具合検知システムの構成を示す概略ブロック図。 図3に示す管理サーバに記憶される浄化槽データテーブルの構成を示す図。 図3に示す管理サーバに記憶される作業員データテーブルの構成を示す図。 図3に示す管理サーバで実行される第1判定処理を示すフローチャート。 図6のS13で実行される既定値判定処理を示すフローチャート。 図3に示す管理サーバに記憶される検出値データテーブルの構成を示す図。 図3に示す管理サーバで実行される第2判定処理を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係る不具合検知システムの構成を示す概略ブロック図。
[第1実施形態]
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る不具合検知システム及び不具合検知方法について説明する。図1を参照して、本実施形態の不具合検知システム1は、複数個の浄化槽2と、各浄化槽2に接続された発信器3と、ネットワークNを介して各発信器3と通信可能な管理サーバ4と、を備える。
各浄化槽2は、例えば嫌気ろ床接触ばっ気方式の浄化槽であって、トイレの汚水や生活排水等の被処理水を浄化処理するものであり、接触ばっ気槽(図示せず)に空気を送るためのエアポンプ5(図2)を有する。
図2を参照して、エアポンプ5はダイヤフラム式エアポンプであって、振動子51を備える駆動部50と、振動子51の両側に固定された一対のダイヤフラム52と、駆動部50に電流を供給する電源ケーブル(図示せず)と、を備える。振動子51が左右方向に往復駆動されることでポンプ室54の容積が変動し、吸引口55を通じてポンプ室54内に吸引された空気が吐出口56を通じて合流室57へ吐出され、合流室57から接続管58を通じて接触ばっ気槽(図示せず)へ吐出供給される。
また、エアポンプ5は自動停止機能を備えており、ダイヤフラム52が破損すると制御部(図示せず)への電力供給が停止される構成となっている。なお、当該自動停止機能に係る構成は公知であるので詳細な説明は省略する。
ここで、本願発明者がダイヤフラム52を破損させたところ、エアポンプ5は数日間駆動し続けた後に自動停止した。そして、このときに電源ケーブルを流れる電流値及びエアポンプ5の振動値を測定したところ、電流値及び振動値は共に正常範囲を超えて上昇し、エアポンプ5が自動停止するのと同時に0(ゼロ)になった。
また、エアポンプ5が有する接続管58を塞いだところ、エアポンプ5は自動停止することなく駆動し続けたものの、電源ケーブルを流れる電流値は正常範囲を下回った。吸引口55,55の双方を塞いだ場合も同様に、エアポンプ5は自動停止することなく駆動し続けたが、電源ケーブルを流れる電流値は正常範囲を下回った。
そこで本実施形態では、各浄化槽2の電源ケーブルに電流センサ91(図3)を接続すると共に、エアポンプ5には振動センサ92(図3)を取り付け、電流センサ91や振動センサ92により検知された電流値や振動値に基づいて故障の予兆を検知し、エアポンプ5が自動停止する前に報知する。
より具体的に、商用電源から供給される電流は交流電流であるため、エアポンプ5の作業電流は所定の電流値(規定電流値)から僅かな範囲で変動する。そこで、当該範囲をエアポンプ5の所定電流値範囲と定め、電流値が所定電流値範囲の下限値よりも低い第1電流値を下回る場合にはエアポンプ5の詰まりを原因とする故障の予兆と判断し、電流値が所定電流値範囲の上限値よりも高い低い第2電流値を超える場合にはダイヤフラム52の破損を原因とする故障の予兆と判断する。第1電流値としては規定電流値よりも2%~50%だけ低い値とするのが好ましく、2%~40%だけ低い値とするのがより好ましい。また、第2電流値としては規定電流値よりも2%~50%だけ高い値とするのが好ましく、2%~40%だけ高い値とするのがより好ましい。第1電流値が高すぎたり第2電流値が低すぎると誤報の可能性が高くなり、第1電流値が低すぎたり第2電流値が高すぎると通報が遅れて自動停止前に対応できない虞が高くなるためである。また、規定電流値は、エアポンプ5を使用開始してから所定時間内に実際に検出された電流値の平均値とする。
同様に、振動値が正常時における振動値(平均振動値)よりも所定割合だけ高い振動値(規定振動値)を超える場合にも、ダイヤフラム52の破損を原因とする故障の予兆と判断する。所定割合としては2%~50%とするのが好ましい。
発信器3は、電流センサ91により検知された電流値及び振動センサ92により検知された振動値を管理サーバ4へ定期的(例えば、30分毎)に通知するものであり、電流センサ91からの電流値及び振動センサ92からの振動値が入力される入力部31と、各発信器3に割り当てられた端末ID等を記憶するメモリ32と、入力部31に入力された電流値及び振動値をメモリ32に記憶されている端末IDと共に検知情報としてネットワークNを介して管理サーバ4へ出力(通知)する出力部33と、を備える。
管理サーバ4は、各発信器3からの検知情報に基づき各浄化槽2(エアポンプ5)における不具合の有無を判定し、不具合が発生したと判定した場合には担当の作業員にこれを電子メールで通知する。より具体的に、管理サーバ4は、受信部41と、メモリ42と、制御部43と、送信部44と、を備える。受信部41は発信器3からの検知情報を受信する。メモリ42には動作制御のための種々の制御プログラムや設定データ、データテーブル等が記憶されている。本実施形態における制御プログラムには第1判定プログラムP1と第2判定プログラムP2が含まれ、データテーブルには浄化槽データテーブルT1、作業員データテーブルT2、検出値データテーブルT3が含まれる。制御部43はメモリ42に格納されている制御プログラムに従って種々の処理を実行する。送信部44は作業員が携帯する携帯端末M1へネットワークNを介して電子メールを送信する。
図4に浄化槽データテーブルT1の具体例を示す。この浄化槽データテーブルT1には、各浄化槽2の個別ID、所在地、使用者名、連絡先電話番号、エアポンプ5の型番、担当作業員のID(作業員ID)、第1,第2及び第3通知済フラグが予め格納されていると共に、後述する判定処理が実行されることによって、検知情報の最終受信時刻、規定電流値、第1電流値、第2電流値、及び規定振動値が格納される。第1~第3通知済フラグはオフに初期設定されている。
図5に作業員データテーブルT2の具体例を示す。この作業員データテーブルT2には、各作業員の作業員ID、氏名、メールアドレス等が格納されている。
次に、管理サーバ4の制御部43により第1判定プログラムP1に基づいて実行される第1判定処理について図6のフローチャートを参照して説明する。この第1判定処理ではまず、何れかの発信器3から検知情報を受信したか否かを判定する(S1)。検知情報を受信していなければ(S1:NO)、検知情報を受信するまでS1の処理を繰り返す。一方、検知情報を受信すると(S1:YES)、検知情報から個別IDを抽出して対象となる浄化槽2を特定し(S3)、浄化槽データテーブルT1の最終受信時刻を現在時刻で上書きする(S5)。
次に、浄化槽データテーブルT1の第2通知済フラグがオンであるか否かを判定する(S7)。オンでなければ(S7:NO)、検知情報から電流値を抽出し、当該電流値がゼロであるか否か判断する(S9)。ゼロでなければ(S9:NO)、浄化槽データテーブルT1に規定電流値が格納されているか否かを判定する(S11)。格納されていなければ(S11:NO)、既定値判定処理を実行して(S13)、S1へ戻る。
一方、規定電流値が格納されていれば(S11:YES)、第1通知済フラグがオンであるか否か判断する(S15)。オンでなければ(S15:NO)、当該電流値が第1電流値より低いか否かを判定する(S17)。当該電流値が第1電流値よりも低くなければ(S17:NO)、当該電流値が第2電流値よりも高いか否かを判定する(S19)。第2電流値よりも高くなければ(S19:NO)、検知情報から振動値を抽出し、当該振動値が規定電流値よりも高いか否かを判定する(S21)。規定電流値よりも高くなければ(S21:NO)、S1へ戻る。
一方、S17にて電流値が第1電流値よりも低いと判定すると(S17:YES)、エアポンプ5の詰まりに起因する故障の予兆と判断し、担当作業員が携帯する携帯端末M1に第1通知メールを送信する(S23)。この第1通知メールは、担当作業員にエアポンプ5において詰まり(第1の不具合)が発生した可能性があることを通報するものであり、担当作業員の特定は浄化槽データテーブルT1を参照して行われる。また、第1通知メールには浄化槽2に関す浄化槽情報(例えば、浄化槽2の所在地、使用者名、電話番号、エアポンプ5の型番等)も含まれる。その後、浄化槽データテーブルT1の第1通知済フラグをONにし(S25)、S1へ戻る。
また、S19にて電流値が第2電流値よりも高いと判定した場合には(S19:YES)、ダイヤフラム52に不具合が生じたものと推測され、担当作業員が携帯する携帯端末M1に第2通知メールを送信する(S27)。第2通知メールは、担当作業員にダイヤフラム52が破損した可能性(第2の不具合)を知らせるものであり、この第2通知メールにも上述の浄化槽情報が付加される。その後、S25へ移行する。また、S21にて振動値が規定振動値よりも高ければ(S21:YES)、S27へ移行する。
更に、S9にて電流値がゼロであると判定した場合には(S9:YES)、エアポンプ5が停止したものと判断し、担当作業員の携帯端末M1に第3通知メールを送信する(S29)。この第3通知メールは、担当作業員にエアポンプ5の停止(故障)を知らせるものであり、この第3通知メールにも上述の浄化槽情報が付加される。その後、第2通知済フラグをONして(S31)、S1へ戻る。また、S7にて第2通知済フラグがオンである場合には(S7:YES)、そのままS1へ戻る。
このように、本実施形態の不具合検知システム1によれば、電流値や振動値に基づいてエアポンプ5の故障の予兆を検知して作業員に通知するので、作業員はエアポンプ5が自動停止する前の早い段階で補修を行うことができ、エアポンプ5の停止に伴う悪臭の発生等を防止できる。また、故障の種類が作業員に通報されるので、作業員は故障の種類に応じた対策を容易に行うことができ、作業員の負担を軽減できる。
次に、図6のS13で実行される既定値判定処理について図7のフローチャートを参照して説明する。この既定値判定処理ではまず、図6のS1で受信した検知情報に含まれる電流値を、浄化槽2の個別IDに対応させて図8に示す検出値データテーブルT3に格納し(S41)、同様にして検知情報に含まれる振動値を検出値データテーブルT3に格納する(S43)。次に、所定回数分(所定時間分(例えば2日分))の電流値が検出値データテーブルT3に格納されているか否かを判定する(S45)。所定回数分に満たない場合には(S45:NO)、そのまま図6のS1へ戻る。
一方、所定回数分の電流値が格納されている場合には(S45:YES)、検出値データテーブルT3に格納されている所定回数分の電流値の平均値を求め、これを規定電流値として浄化槽データテーブルT1に格納する(S47)。次に、S47の処理で算出された規定電流値に基づいて第1及び第2電流値を算出し、これらを浄化槽データテーブルT1に格納する(S48)。
その後、検出値データテーブルT3に格納されている所定回数分の振動値の平均値を求め、当該平均値に基づいて規定振動値を算出し、これを浄化槽データテーブルT1に格納して(S49)、図6のS1へ戻る

次に、制御部43により第2判定プログラムP2に基づき実行される第2判定処理について図9のフローチャートに基づいて説明する。この第2判定処理は、何れかの通信器3から所定時間(例えば、24時間)以上通知情報を受信していない場合に、これを担当作業員に電子メールで通報するものであり、通知情報を受信しない原因としては、発信器3の故障等が挙げられる。
この第2判定処理ではまず、カウンタ値nを0に初期化し(S51)、浄化槽データテーブルT1のn番目の浄化槽2について、第3通知済フラグがオンされているか否かを判定する(S53)。オンされていなければ(S33:NO)、最終受信時刻から所定時間が経過したか否かを判定する(S55)。所定時間が経過していなければ(S55:NO)、S61へ移行する。
一方、所定時間が経過していれば(S55:YES)、担当作業員に第4通知メールを送信する(S57)。第4通知メールは、検知情報の受信がなく、発信器3に何らかの不具合が生じている可能性があること(第4の不具合)を知らせるものであり、この第4通知メールにも上述の浄化槽情報が含まれる。その後、第3通知済フラグをオンにし(S59)、S61へ移行する。
S61では、全ての浄化槽2について上述のS53~S59の処理が終了したか否かを判定し、終了していなければ(S61:NO)、カウンタ値nに1を加算して(S63)、S53へ戻る。一方、S61にて全ての浄化槽2について処理が終了していると判定した場合には(S61:YES)、S51へ戻る。
このように、何れかの発信器3からの検知情報が途絶えたまま所定時間が経過した場合には、これを担当の作業員に通報するので、発信器3自体の故障等にいち早く対応することができる。
なお、図6のS25、S31及び図9のS59でそれぞれオンされた第1~第3通知済フラグは、作業員による作業終了後に作業員自身又は管理者によってオフされる。また、作業員への通報は電子メールによるものに限定されず、例えば音声ガイダンスを用いた電話による通報など、作業員に必要情報を通知できるものであれば如何なる手段であっても構わない。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る不具合検知システム及び不具合検知方法について説明する。本実施形態に係る不具合検知システム及び不具合検知方法は、上述した第1実施形態のものと略同一であるが、本実施形態の不具合検知システムは図10に示す消費電力センサ(電力センサ)93を備え、消費電力センサ93により検出された電力値に基づいてエアポンプ5が停止したか否かを判定する点において第1実施形態のものと異なる。以下、第1実施形態におけるものと異なる部分についてのみ説明し、その他の部分についての説明は省略する。
消費電力センサ93はエアポンプ5の電源ケーブル(図示せず)に接続され、電源ケーブルを介してエアポンプ5に供給される電力値(エアポンプ5により消費される電力値)を検出し、これを入力部31へ入力する。出力部33から管理サーバ4へ出力(通知)される検知情報には、上述した電流値,振動値,及び端末IDに加え、入力部31に入力された電力値が含まれる。
本実施形態において管理サーバ4が実行する第1判定処理は図6に示すものと略同一であるが、S9では電流値がゼロであるか否かを判定するのに代えて、電力値がゼロであるか否かを判定し、電力値がゼロであれば(S9:YES)、S29へ移行し、電力値がゼロでなければ(S9:NO)、S11へ移行する。
かかる構成においても、第1実施形態のものと同様の効果を得ることができる。なお、本実施形態においては、電流センサ91及び消費電力センサ93がセンサ手段として機能するが、センサ手段は必ずしも電力センサ91と消費電力センサ93を備える必要はなく、電流値と電力値を検出可能な単一のセンサから構成されるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態に係る不具合検知システム及び不具合検知方法について添付の図面を参照して説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形、修正が可能である。
例えば、上記実施形態においては、ダイヤフラム52に起因する故障の予兆を電流値と振動値を用いて判定したが、電流値のみに基づいて判定するようにしてもよい。この場合には振動センサ92は不要となり、検知情報にも振動値は含まれない。
また、上記実施形態においては、電流値又は振動値の異常を検出した場合には直ちに第1、第2又は第3通知メールを送信しているが、例えば電流値又は振動値の異常を複数回検出した場合や、連続して複数回検出した場合にのみ送信するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、エアポンプ5は浄化槽2に用いられているが、本発明の不具合通知システム1は浄化槽以外の設備に用いられるエアポンプにも応用できる。
更に、上記実施形態におけるエアポンプ5は自動停止機能を有するが、エアポンプ5は自動停止機能を有しないものであっても良い。
1 不具合通知システム
2 浄化槽
3 発信器
4 管理サーバ
5 エアポンプ
52 ダイヤフラム
91 電流センサ
92 振動センサ
93 消費電力センサ

Claims (7)

  1. エアポンプを有する浄化槽と、
    発信器と、
    前記発信器と通信可能な管理サーバと、を備え、
    前記浄化槽は、前記エアポンプに供給される電流値を検出する電流センサを更に有し、
    前記発信器は前記電流センサに接続され、
    前記エアポンプはダイヤフラムを備え、
    前記発信器は、前記電流センサにより検出された電流値を前記管理サーバへ所定の時間間隔で定期的に送信し、
    前記管理サーバは、前記電流値がゼロの場合には前記エアポンプの停止を作業員に通知し、
    前記電流値がゼロでない場合、前記管理サーバは、前記電流値が第1電流値よりも低ければ前記エアポンプにおける詰まりの発生の可能性を前記作業員に通知し、前記電流値が第2電流値よりも高ければ前記ダイヤフラムの破損の可能性を前記作業員に通知し、
    前記第1電流値は、規定電流値よりも低い値であって、前記第2電流値は前記規定電流値よりも高い値であり、
    前記管理サーバは、前記エアポンプを使用開始してから検出された所定回数分の電流値の平均値を前記規定電流値として設定することを特徴とする不具合検知システム。
  2. エアポンプを有する浄化槽と、
    発信器と、
    前記発信器と通信可能な管理サーバと、を備え、
    前記浄化槽は、前記エアポンプに供給される電流値及び電力値を検出するセンサ手段を更に有し、
    前記発信器は前記センサ手段に接続され、
    前記エアポンプはダイヤフラムを備え、
    前記発信器は、前記センサ手段により検出された電流値及び電力値を前記管理サーバへ所定の時間間隔で定期的に送信し、
    前記管理サーバは、前記電力値がゼロの場合には前記エアポンプの停止を作業員に通知し、
    前記電力値がゼロでない場合、前記管理サーバは、前記電流値が第1電流値よりも低ければ前記エアポンプにおける詰まりの発生の可能性を前記作業員に通知し、前記電流値が第2電流値よりも高ければ前記ダイヤフラムの破損の可能性を前記作業員に通知し、
    前記第1電流値は、規定電流値よりも低い値であって、前記第2電流値は前記規定電流値よりも高い値であり、
    前記管理サーバは、前記エアポンプを使用開始してから検出された所定回数分の電流値の平均値を前記規定電流値として設定することを特徴とする不具合検知システム。
  3. 前記エアポンプの振動を検知する振動センサを更に備え、
    前記発信器は前記振動センサにより検出された振動値を前記管理サーバへ送信し、
    前記管理サーバは、前記振動センサにより検出された所定回数分の振動値の平均値に基づいて規定振動値を算出し、
    前記管理サーバは、前記振動値が前記規定振動値を超える場合には前記ダイヤフラムの破損の可能性を前記作業員に通知し、
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の不具合検知システム。
  4. 前記管理サーバは、前記発信器からの通知情報を所定時間以上受信していない場合には、前記発信器に不具合が生じている可能性があることを前記作業員に通知することを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の不具合検知システム。
  5. 浄化槽が有するエアポンプに供給される電流値をネットワークを介して受信するステップと、
    前記電流値がゼロの場合に、前記エアポンプの停止を作業員に通知するステップと、
    前記電流値がゼロでない場合に、前記電流値が第1電流値よりも低ければ前記エアポンプにおける詰まりの発生の可能性を作業員に通知し、前記電流値が第2電流値よりも高ければ前記エアポンプが備えるダイヤフラムの破損の可能性を前記作業員に通知するステップと、を含み、
    前記第1電流値は規定電流値よりも低い値であって、前記第2電流値は前記規定電流値よりも高い値であり、
    前記エアポンプを使用開始してから検出された所定回数分の電流値の平均値を前記規定電流値として設定するステップを更に含むことを特徴とする不具合検知方法。
  6. 浄化槽が有するエアポンプに供給される電流値及び電力値をネットワークを介して受信するステップと、
    前記電力値がゼロの場合に、前記エアポンプの停止を作業員に通知するステップと、
    前記電力値がゼロでない場合に、前記電流値が第1電流値よりも低ければ前記エアポンプにおける詰まりの発生の可能性を作業員に通知し、前記電流値が第2電流値よりも高ければ前記エアポンプが備えるダイヤフラムの破損の可能性を前記作業員に通知するステップと、を含み、
    前記第1電流値は規定電流値よりも低い値であって、前記第2電流値は前記規定電流値よりも高い値であり、
    前記エアポンプを使用開始してから検出された所定回数分の電流値の平均値を前記規定電流値として設定するステップを更に含むことを特徴とする不具合検知方法。
  7. 前記エアポンプの振動値を前記ネットワークを介して受信するステップと、
    所定回数分の前記振動値の平均値に基づいて規定振動値を算出するステップと、
    前記ネットワークを介して受信した振動値が前記既定振動値を超える場合には前記エアポンプが備えるダイヤフラムの破損の可能性を前記作業員に通知するステップと、を更に備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の不具合検知方法。
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