JP7040191B2 - 綴じ装置および画像処理装置 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、押圧部を空打ちさせて押圧部に付着した紙粉を取り除く場合に比べて、紙粉の取り除き効果を高めることにある。
請求項2に記載の発明は、前記押圧部の前記綴じ径路に沿う移動は、記録材束を押圧する方向の押圧方向移動および記録材束を押圧する押圧領域に対して記録材または記録材束が出入する方向の出入方向移動の成分を有し、前記スライド移動では、前記押圧部の前記出入方向移動の成分の方が前記押圧方向移動の成分より多いことを特徴とする請求項1記載の綴じ装置である。
請求項3に記載の発明は、前記清掃部は、前記押圧部に対して清掃を開始する前には当該押圧部と接触せず、当該押圧部との間の相対的なスライド移動によって接触することを特徴とする請求項2記載の綴じ装置である。
請求項4に記載の発明は、前記清掃部は、前記押圧部が記録材束に対して押圧を行なう前には、当該押圧部に対して前記出入方向の入る方向の上流側から下流側に相対的にスライド移動し、前記押圧部が記録材束に対して押圧を行なった後には、当該押圧部に対して前記下流側から前記上流側に相対的にスライド移動することを特徴とする請求項3記載の綴じ装置である。
請求項5に記載の発明は、前記清掃部を取り付ける取付部材を更に備え、前記取付部材は、前記押圧部の移動に連動して移動するとともに、前記清掃部を当該押圧部との間で相対的にスライド移動させることを特徴とする請求項1記載の綴じ装置である。
請求項6に記載の発明は、前記取付部材は、前記押圧部と異なる支点に配置され、当該取付部材と当該押圧部の移動軌跡が異なることを特徴とする請求項5記載の綴じ装置である。
請求項7に記載の発明は、前記取付部材の取付部材支点と前記押圧部の記録材束を押圧する際の押圧作用点との距離は一定であり、前記押圧部の押圧部支点と前記押圧作用点との距離は、当該押圧部の前記綴じ径路に沿う移動に伴って変化することを特徴とする請求項6記載の綴じ装置である。
請求項8に記載の発明は、前記取付部材は、前記取付部材支点を回転中心として回転することを特徴とする請求項7記載の綴じ装置である。
請求項9に記載の発明は、前記押圧部支点は、記録材または記録材束が出入する方向である出入方向に移動成分を有して移動し、前記取付部材支点は、前記押圧部支点が当該押圧部支点の支点移動範囲における前記出入方向の最も下流側に位置する際に当該押圧部支点よりも当該出入方向の上流側に位置することを特徴とする請求項8記載の綴じ装置である。
請求項10に記載の発明は、前記押圧部の前記綴じ径路に沿って移動する移動距離は、前記押圧部支点の前記支点移動範囲における移動距離よりも長いことを特徴とする請求項9記載の綴じ装置である。
請求項11に記載の発明は、前記取付部材は、前記押圧部による記録材束の押圧の前に記録材束を押さえる用紙押さえ部材であることを特徴とする請求項6記載の綴じ装置である。
請求項12に記載の発明は、前記押圧部は、記録材束を綴じるための歯型を有することを特徴とする請求項1記載の綴じ装置である。
請求項13に記載の発明は、前記押圧部の前記歯型は、記録材または記録材束が出入する方向である出入方向に対し平行に延びている歯を有することを特徴とする請求項12記載の綴じ装置である。
請求項14に記載の発明は、前記清掃部は、前記歯型の前記歯の形状に合わせて、当該歯型に食い込むように形成されていることを特徴とする請求項13記載の綴じ装置である。
請求項15に記載の発明は、前記清掃部は、板金であることを特徴とする請求項14記載の綴じ装置である。
請求項16に記載の発明は、前記清掃部は、前記歯型に接触する際に、先端を撓ませて清掃することを特徴とする請求項14記載の綴じ装置である。
請求項17に記載の発明は、前記清掃部は、ブラシであることを特徴とする請求項16記載の綴じ装置である。
請求項18に記載の発明は、移動機構によって記録材束の押圧領域に移動させ、厚み方向の一方および他方から記録材束を押圧して綴じる一組の押圧部と、前記一組の押圧部のうち少なくとも一つの押圧部に連結機構によって連動可能に連結され、当該押圧部とは異なる移動によって当該押圧部を清掃する清掃部と、を有する綴じ装置である。
請求項19に記載の発明は、前記一組の押圧部を支持する筐体を有し、前記移動機構は移動取付部によって前記筐体に可動に取り付けられ、前記連結機構は当該移動取付部と位置が異なる連結取付部によって当該筐体に可動に取り付けられていることを特徴とする請求項18記載の綴じ装置である。
請求項20に記載の発明は、退避位置から綴じ位置まで移動可能に構成され、当該綴じ位置にて記録材束を押圧して綴じる一組の押圧部と、前記一組の押圧部のうち少なくとも一つの押圧部を清掃するために設けられ、当該押圧部が綴じ位置方向に移動することに伴い、当該押圧部とともに当該綴じ位置方向に移動し、当該押圧部が退避位置方向に移動することに伴い、当該押圧部とともに当該退避位置方向に移動する清掃部とを有する綴じ装置である。
請求項21に記載の発明は、前記清掃部は、取付機構によって前記押圧部に移動可能に取り付けられ、当該押圧部の移動に伴い、当該押圧部とともに移動することを特徴とする請求項20記載の綴じ装置である。
請求項22に記載の発明は、前記清掃部は、前記取付機構によって当該清掃部が取り付けられた前記押圧部の移動に連動されてスライド移動することで当該押圧部を清掃することを特徴とする請求項21記載の綴じ装置である。
請求項23に記載の発明は、画像が形成された記録材を搬送する搬送部と、当該搬送部により搬送された記録材を束とした記録材束を収容する収容部と、当該収容部に収容された記録材束を綴じる綴じ装置とを備え、当該綴じ装置が、請求項1乃至22の何れかに記載の綴じ装置により構成された画像処理装置である。
請求項2の発明によれば、押圧部に対する清掃部のスライド移動距離を長くすることで清掃効果を高めることができる。
請求項3の発明によれば、清掃部の変形を抑制することができる。
請求項4の発明によれば、清掃回数を増やして紙粉の取り除き効果を高めることができる。
請求項5の発明によれば、綴じ動作に連動させて清掃できる。
請求項6の発明によれば、取付部材と押圧部とのそれぞれの移動を妨げない。
請求項7の発明によれば、押圧部に対する取付部材の動きを簡略化することができる。
請求項8の発明によれば、押圧部に対する取付部材の動きを簡略化することができる。
請求項9の発明によれば、押圧部の移動を確保できる範囲で綴じ装置を小型化できる。
請求項10の発明によれば、綴じ装置を小型化した場合でも高い押圧力を実現することができる。
請求項11の発明によれば、押さえた後に綴じ処理を行なうことで綴じ処理の安定性を高めることができる。
請求項12の発明によれば、針無しであっても高い押圧力を実現することができる。
請求項13の発明によれば、用紙束への綴じ効果を高めることができる。
請求項14の発明によれば、押圧部に付着した大量な紙粉を取り除くことができる。
請求項15の発明によれば、簡易な構成で押圧部に付着した大量な紙粉を取り除くことができる。
請求項16の発明によれば、押圧部に付着した紙粉を取り除くことができる。
請求項17の発明によれば、押圧部に傷をつけることがなく押圧部に付着した紙粉を取り除くことができる。
請求項18の発明によれば、一つの移動機構によって押圧部および清掃部の動作を実現することができる。
請求項19の発明によれば、取付部材が押圧部と異なる移動を実現することができる。
請求項20の発明によれば、綴じ動作が行われた後、速やかに押圧部に付着した紙粉を清掃することができる。
請求項21の発明によれば、清掃部が押圧部の移動と連動することによって綴じ装置の動作を簡略化することができる。
請求項22の発明によれば、清掃部が簡略化した動作によって押圧部に付着した紙粉を取り除くことができる。
請求項23の発明によれば、押圧部を空打ちさせて押圧部に付着した紙粉を取り除く場合に比べて、清掃部の押圧部に付着した紙粉の取り除き効果を高めることができる。
<記録材処理システム200>
図1は、本実施の形態が適用される記録材処理システム200の構成を示した図である。
画像処理装置の一つとして機能する記録材処理システム200には、画像形成部にて用紙などの記録材(シート)に対して電子写真方式等を用いて画像を形成する画像形成装置1、画像形成装置1により画像が形成された複数枚の用紙に対して綴じ処理を施す綴じ装置としての後処理装置2が設けられている。なお、画像形成装置1または後処理装置2を単体として画像処理装置として把握することができるとともに、画像形成装置1と後処理装置2とを含めて画像処理装置として把握することもできる。また、前述のように後処理装置2を単体の綴じ装置として把握することができるとともに、画像形成装置1と後処理装置2とを含めて綴じ装置として把握することもできる。さらに、後処理装置2から綴じを行う機能部分だけを取り出して綴じ装置として把握してもよい。
画像形成装置1は、各色画像データに基づいて画像形成を行う4つの画像形成ユニット100Y,100M,100C,100K(「画像形成ユニット100」とも総称する)を備える。また、画像形成装置1には、各画像形成ユニット100に設けられた感光体ドラム107を露光し、感光体ドラム107の表面に静電潜像を形成するレーザ露光装置101が設けられている。
感光体ドラム107の表面に形成された各色トナー像は、一次転写ロール103により中間転写ベルト102上に順次転写される。そして、各色トナー像は、中間転写ベルト102の移動に伴って二次転写ロール104が設置された位置へ搬送される。
そして、中間転写ベルト102上の各色トナー像が二次転写ロール104に搬送されるタイミングに合わせて、二次転写ロール104と中間転写ベルト102とが対向する対向部(二次転写部)に対してレジストロール113から用紙が供給される。
そして、中間転写ベルト102上の各色トナー像が、二次転写ロール104により形成された転写電界の作用によって、用紙上に一括して静電転写(二次転写)される。
そして、画像が形成された用紙は、搬送ロール114によって画像形成装置1の用紙排出部Tから排出され、画像形成装置1に接続された後処理装置2へ供給される。
後処理装置2は、画像形成装置1の用紙排出部Tの下流側に配置され、画像が形成された用紙に対して穴あけや綴じ等の後処理を行う。
図2は、後処理装置2の構成を説明するための図である。
図2に示すように、画像処理装置の一つとして機能する後処理装置2は、画像形成装置1の用紙排出部Tに接続されたトランスポートユニット21、トランスポートユニット21により搬送されてきた用紙に対して予め定められた処理を施すフィニッシャユニット22を備える。トランスポートユニット21や、フィニッシャユニット22の各種搬送経路は、画像が形成された記録材を搬送する搬送部の一つとして機能する。また、画像形成装置1の画像形成前後の搬送路も搬送部の一つとして機能する。
フィニッシャユニット22に送られた用紙は、綴じ処理装置300に設けられた用紙集積部70へ搬送される。そして、用紙は、用紙集積部70に付与された傾斜角も利用して用紙集積部70の上をスライド移動し、用紙集積部70の端部に設けられた用紙規制部74に突き当たって停止する。用紙規制部74に用紙が突き当たることで、用紙の後端部が揃えられた状態の用紙束が用紙集積部70上に生成される。なお、本実施形態では、用紙を用紙規制部74に向けて移動させる回転パドル73が設けられている。
用紙集積部70の幅方向における両端部には、第1移動部材81が設けられている。
第1移動部材81は、用紙束を構成する用紙の側辺を押し当て、用紙束を構成する用紙の端部の位置を揃える。また、第1移動部材81は、用紙束の幅方向に移動し、用紙束の幅方向へ用紙束を移動させる。用紙が用紙集積部70に集積される際、用紙の側辺に第1移動部材81が押し当てられ、用紙の側辺の位置が揃えられる。また、用紙束の綴じ位置が変更される場合には、第1移動部材81によって用紙束が押圧され、用紙束の幅方向に用紙束が移動する。
また、綴じユニット500は、図3の(C)位置へ移動し、用紙束の角部にて綴じ処理(1点綴じ)を行う。(A)位置と(B)位置との間では、綴じユニット500は直線的に移動するが、(A)位置と(C)位置との間では、綴じユニット500は、例えば45°の回転を伴いながら移動する。
次に、本実施の形態が適用される綴じユニット500について説明する。
本実施の形態が適用される綴じユニット500は、針を用いずに記録材束(用紙束)を綴じる綴じ装置として機能しており、例えば2枚~10枚の用紙束について、上歯と下歯とを用いて押圧することで用紙束を綴じる。このとき、特に多数枚からなる用紙束を良好に綴じるためには、非常に大きな押圧力がかけられる。この押圧力によって、用紙束を綴じる際に、紙粉が押圧部に付着する。また、紙粉の付着によって、押圧部の噛み合わせに影響を及ぼし、予め定められた押圧力を得られなくなることがある。更に紙粉が押圧部に留まると、紙粉同士が固まってしまい、押圧部による綴じ機能が低下するおそれがある。
本実施の形態が適用される綴じユニット500では、後述するような構成により、紙粉を効果的に取り除いている。
なお、以下の説明において、図3に示した用紙束の幅方向を単に「幅方向」とし、用紙束の厚み方向を「上下方向」として説明する。また、搬送される用紙束の搬送方向を「出入方向」とし、綴じ部50が用紙束の厚み方向の一方および他方から用紙束を押圧する方向を単に「押圧方向」として説明する。ここで、「押圧方向」は、「上下方向」に押圧するときの方向である。
綴じ部50は、上歯61を一端に有し、厚み方向において用紙束を押圧して変形させるためのアッパーアーム51と、上歯61に対峙する下歯62を一端に有し、厚み方向において用紙束を押圧して変形させるためのロウアーアーム52とを有している。また、綴じ部50は、アッパーアーム51およびロウアーアーム52を連結するシャフトアーム53を有している。更に、綴じ部50は、ロウアーアーム52を上下方向に移動させる押し出しリンク60を有している。ここで、上歯61および/またはアッパーアーム51は、上方側(一方側)にある押圧部および/または歯型として機能し、下歯62および/またはロウアーアーム52は、下方側(他方側)にある押圧部および/または歯型として機能する。また、シャフトアーム53は、移動機構を構成する一部および移動取付部として機能する。
なお、以下の説明において、上歯61および下歯62が用紙束を押圧する領域を「押圧領域」とし、上歯61および下歯62が噛み合い、用紙束を押圧して綴じる際の作用点を「押圧作用点」として説明する。
他端部512には、アッパーアーム51に向けて押し出しリンク60によりロウアーアーム52を押し出すための起点となるリンク連結穴515を有している。リンク連結穴515には、シャフトレバーロウアー64(後述)が挿入される。このリンク連結穴515およびシャフトレバーロウアー64は、押し出しリンク60の動きの起点部となる。また、支持部513には、アッパーアーム51の回転中心となる回転中心穴516(図9参照)が設けられている。
下歯62を有する一端部521側には、ロウアーアーム52をアッパーアーム51に向けて押し出すための押し出しリンク60の作用点に対峙する凹部523が設けられている。押し出しリンク60の作用点には、後述するシャフトレバーアッパー63が設けられている。そして、この凹部523の断面は、このシャフトレバーアッパー63よりも径が同等か大きい湾曲形状を形成しており、ロウアーアーム52の一端部521にて、下歯62を有する箇所の略鉛直下方に設けられている。この凹部523およびシャフトレバーアッパー63は、押し出しリンク60の動きの作用点である。
これによって、シャフトアーム53は、後述する出入方向移動の成分を有して移動可能に構成され、アッパーアーム51とロウアーアーム52とを出入方向(用紙束が出入する方向)に移動可能に保持している。また、このシャフトアーム53は、押圧部支点として機能する。
綴じ補助部700は、用紙束の厚み方向の上方から用紙束を押える上方当接部710と、用紙束の厚み方向の下方から用紙束を支持する下方当接部720とを備えている。上方当接部710には、上歯61を清掃する上歯清掃部810が設けられ、下方当接部720には、下歯62を清掃する下歯清掃部820が備えられている。上歯清掃部810は、清掃先端の向きが上方成分を有するように上方当接部710に取り付けられ、下歯清掃部820は、清掃先端の向きが下方成分を有するように下方当接部720に取り付けられている。
筐体90は、綴じユニット500の各構造物の動きをガイドする左側ガイド91および右側ガイド92と、左側ガイド91および右側ガイド92のそれぞれの外側に配置され、これらを固定する左側筐体93および右側筐体94を有している。
続いて、図4~図6、図9および図10を参照して綴じ補助部700の構成について更に詳細に説明する。
綴じ補助部700を構成する上方当接部710は、用紙押さえ部材として機能するとともに、上歯清掃部810を取り付ける取付部材、取付機構および連結機構として機能する。この上方当接部710は、アーム構造を有し、上歯清掃部810を支持する一端部711と、この一端部711からほぼ一方向に延びる他端部712と、一端部711および他端部712を連結する中央部713とを有している。また、上方当接部710には、図6に示すように、幅方向の中央部に、綴じ部50の上下方向の動きを許容する切り欠き714が設けられている。
上歯清掃部810は、上歯61を清掃するための先端811と、上方当接部710の一端部711に取り付けるための取付端812とを有している。本実施の形態では、上歯清掃部810はブラシ構造によって形成され、上歯清掃部810の先端811は上方を向き、下方に向いて出入方向に対し平行に延びている歯を有する歯型が形成される上歯61の歯を清掃する。清掃に際し、ブラシ構造である上歯清掃部810の先端811が上歯61との接触によって撓み、上歯61に付着した紙粉を取り除く。
上歯清掃部810は、用紙束が搬送される前であって、アッパーアーム51とロウアーアーム52とが開いている状態では上歯61よりも出入方向の上流側に位置している。そして、アッパーアーム51とロウアーアーム52とが綴じ動作を行なう途中で上歯61と接触する。その後、上方当接部710と下方当接部720によって用紙束を押さえる際には、上歯61よりも出入方向の下流側に位置している。
下歯清掃部820は、用紙束が搬送される前であって、アッパーアーム51とロウアーアーム52とが開いている状態では下歯62よりも出入方向の上流側に位置している。そして、アッパーアーム51とロウアーアーム52とが綴じ動作を行なう途中で下歯62と接触する。その後、上方当接部710と下方当接部720によって用紙束を押さえる際には、下歯62よりも出入方向の下流側に位置している。
続いて、本実施の形態が適用される綴じユニット500の動作について説明する。
綴じユニット500の動作は、用紙処理制御部23の制御のもと、モータ83の駆動をギア類84を介して受けたカム54の動きによってなされる。本実施の形態では、カム54による単一カムの回転によって、綴じユニット500の動き、すなわち、綴じ部50および綴じ補助部700の動きが可能となっている。
続いて、綴じ補助部700の動作を図11-1~11-4を用いて詳細に説明する。図11-1は、綴じ補助部700が用紙束と接触する前の初期状態を説明するための図であり、図11-2は、綴じ補助部700の上歯清掃部810及び下歯清掃部820が上歯61および下歯62を清掃する状態を説明するための図である。また、図11-3は、綴じ補助部700の上方当接部710および下方当接部720が用紙束と接触する直前の綴じ補助部700の各構成部品の状態を説明するための図であり、図11-4は、綴じ補助部700の上方当接部710および下方当接部720が用紙束と接触するときの綴じ補助部700の各構成部品を説明するための図である。
そして、カム54の更なる回転によって、上方当接部710の一端部711および下方当接部720の一端部721は、アッパーアーム51の一端部511に取り付けられている上歯61およびロウアーアーム52の一端部521に取り付けられている下歯62よりも先に、用紙束に接触して、用紙束を押える状態になっている。
この上歯61(アッパーアーム51)の下方への移動に際し、上方連結部750の径小部751は、上方当接部710の直交溝733に沿って移動する。これによって、上方当接部710が用紙束に当接した状態で、上歯61が、更に用紙束に向かって移動することとなる。そして、上歯61が更に下方に向けて移動し、上方当接部710の一端部711に形成されている切り欠き715(図6参照)を通過して、用紙束の綴じ動作を開始する。
その後、カム54の更なる回転によって、上歯61と下歯62が噛み合い、用紙束を押圧して綴じる。
Claims (23)
- 厚み方向の一方および他方から記録材束を押圧して綴じる一組の押圧部と、
前記一組の押圧部のうち少なくとも一つの押圧部が予め定められた綴じ径路に沿って移動する際に、当該押圧部と相対的にスライド移動して当該押圧部を清掃する清掃部と
を有する綴じ装置。 - 前記押圧部の前記綴じ径路に沿う移動は、記録材束を押圧する方向の押圧方向移動および記録材束を押圧する押圧領域に対して記録材または記録材束が出入する方向の出入方向移動の成分を有し、
前記スライド移動では、前記押圧部の前記出入方向移動の成分の方が前記押圧方向移動の成分より多いことを特徴とする請求項1記載の綴じ装置。 - 前記清掃部は、前記押圧部に対して清掃を開始する前には当該押圧部と接触せず、当該押圧部との間の相対的なスライド移動によって接触することを特徴とする請求項2記載の綴じ装置。
- 前記清掃部は、前記押圧部が記録材束に対して押圧を行なう前には、当該押圧部に対して前記出入方向の入る方向の上流側から下流側に相対的にスライド移動し、
前記押圧部が記録材束に対して押圧を行なった後には、当該押圧部に対して前記下流側から前記上流側に相対的にスライド移動することを特徴とする請求項3記載の綴じ装置。 - 前記清掃部を取り付ける取付部材を更に備え、
前記取付部材は、前記押圧部の移動に連動して移動するとともに、前記清掃部を当該押圧部との間で相対的にスライド移動させる
ことを特徴とする請求項1記載の綴じ装置。 - 前記取付部材は、前記押圧部と異なる支点に配置され、当該取付部材と当該押圧部の移動軌跡が異なることを特徴とする請求項5記載の綴じ装置。
- 前記取付部材の取付部材支点と前記押圧部の記録材束を押圧する際の押圧作用点との距離は一定であり、
前記押圧部の押圧部支点と前記押圧作用点との距離は、当該押圧部の前記綴じ径路に沿う移動に伴って変化する
ことを特徴とする請求項6記載の綴じ装置。 - 前記取付部材は、前記取付部材支点を回転中心として回転することを特徴とする請求項7記載の綴じ装置。
- 前記押圧部支点は、記録材または記録材束が出入する方向である出入方向に移動成分を有して移動し、
前記取付部材支点は、前記押圧部支点が当該押圧部支点の支点移動範囲における前記出入方向の最も下流側に位置する際に当該押圧部支点よりも当該出入方向の上流側に位置する
ことを特徴とする請求項8記載の綴じ装置。 - 前記押圧部の前記綴じ径路に沿って移動する移動距離は、前記押圧部支点の前記支点移動範囲における移動距離よりも長いことを特徴とする請求項9記載の綴じ装置。
- 前記取付部材は、前記押圧部による記録材束の押圧の前に記録材束を押さえる用紙押さえ部材であることを特徴とする請求項6記載の綴じ装置。
- 前記押圧部は、記録材束を綴じるための歯型を有することを特徴とする請求項1記載の綴じ装置。
- 前記押圧部の前記歯型は、記録材または記録材束が出入する方向である出入方向に対し平行に延びている歯を有することを特徴とする請求項12記載の綴じ装置。
- 前記清掃部は、前記歯型の前記歯の形状に合わせて、当該歯型に食い込むように形成されていることを特徴とする請求項13記載の綴じ装置。
- 前記清掃部は、板金であることを特徴とする請求項14記載の綴じ装置。
- 前記清掃部は、前記歯型に接触する際に、先端を撓ませて清掃することを特徴とする請求項14記載の綴じ装置。
- 前記清掃部は、ブラシであることを特徴とする請求項16記載の綴じ装置。
- 移動機構によって記録材束の押圧領域に移動させ、厚み方向の一方および他方から記録材束を押圧して綴じる一組の押圧部と、
前記一組の押圧部のうち少なくとも一つの押圧部に連結機構によって連動可能に連結され、当該押圧部とは異なる移動によって当該押圧部を清掃する清掃部と、
を有する綴じ装置。 - 前記一組の押圧部を支持する筐体を有し、
前記移動機構は移動取付部によって前記筐体に可動に取り付けられ、前記連結機構は当該移動取付部と位置が異なる連結取付部によって当該筐体に可動に取り付けられていることを特徴とする請求項18記載の綴じ装置。 - 退避位置から綴じ位置まで移動可能に構成され、当該綴じ位置にて記録材束を押圧して綴じる一組の押圧部と、
前記一組の押圧部のうち少なくとも一つの押圧部を清掃するために設けられ、当該押圧部が綴じ位置方向に移動することに伴い、当該押圧部とともに当該綴じ位置方向に移動し、当該押圧部が退避位置方向に移動することに伴い、当該押圧部とともに当該退避位置方向に移動する清掃部と
を有する綴じ装置。 - 前記清掃部は、取付機構によって前記押圧部に移動可能に取り付けられ、当該押圧部の移動に伴い、当該押圧部とともに移動することを特徴とする請求項20記載の綴じ装置。
- 前記清掃部は、前記取付機構によって当該清掃部が取り付けられた前記押圧部の移動に連動されてスライド移動することで当該押圧部を清掃することを特徴とする請求項21記載の綴じ装置。
- 画像が形成された記録材を搬送する搬送部と、当該搬送部により搬送された記録材を束とした記録材束を収容する収容部と、当該収容部に収容された記録材束を綴じる綴じ装置とを備え、当該綴じ装置が、請求項1乃至22の何れかに記載の綴じ装置により構成された画像処理装置。
Priority Applications (3)
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