JP7038926B2 - 導波管スロットアレーアンテナ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、導波管スロットアレーアンテナ装置に関するものである。
電波の放射面に複数の放射用スロットが設けられた導波管を含む導波管スロットアレーアンテナが、サブアレーとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置(例えば、特許文献1参照。)が知られている。
サブアレーは、金属等の導体素材により構成された冶具板に、治具板と、サブアレーを構成する導波管の放射用スロットが設けられた放射面に対向する面(以下「底面」という。)とが当接されるように、固定部材を用いて固定される。また、導波管スロットアレーアンテナ装置には、サブアレーを加工する際の加工誤差が存在する場合、又は、熱膨張等によるサブアレーを構成する導波管の変形等が生じた場合等でもサブアレーの冶具板への取り付けを可能にするために、互いに隣り合うサブアレー同士の間に、隙間(以下「第1隙間部」という。)が設けられている。
冶具板は、高周波信号である電波を出力する給電部を備える。また、サブアレーは、治具板に備えられた給電部が出力した高周波信号である電波を、サブアレーを構成する導波管内に導くための給電用スロットを備える。サブアレーと冶具板とは、給電用スロットからの電波漏洩を防止するため、給電用スロットの近傍において固定部材により固定されている。
給電部から出力された電波は、給電用スロットを介してサブアレーを構成する導波管に入力される。当該導波管に入力された電波は、当該導波管を介して、当該導波管の放射面に設けられた放射用スロットから放射されることにより、サブアレーから放射される。
特開2015-091033号
導波管スロットアレーアンテナ装置において、放射用スロットから放射された電波の一部は、漏洩電波として第1隙間部に漏れ込む。また、導波管スロットアレーアンテナ装置は、サブアレーを加工する際の加工誤差、サブアレーを治具板に固定して取り付ける際の取付誤差、又は、導波管の熱膨張による変形等により、治具板と、サブアレーを構成する導波管の底面との間に隙間(以下「第2隙間部」という。)が生じることがある。
第1隙間部に洩れ込んだ漏洩電波は、第2隙間部が存在する場合、第2隙間部に入り込む。第2隙間部に入り込んだ漏洩電波は、第2隙間部がスロットアンテナとして動作することにより、第2隙間部から再放射される。第2隙間部から再放射された電波は、第1隙間部を介して、サブアレーが放射する電波の放射軸方向(以下、単に「放射軸方向」という。)に放射される。
導波管スロットアレーアンテナ装置において、アレー状にサブアレーが配置されているため、放射軸方向から見て、第1隙間部と第2隙間部とは、周期的に存在する。したがって、導波管スロットアレーアンテナ装置が放射する電波は、第2隙間部がスロットアンテナとして動作することにより2隙間部から再放射される電波により、グレーティングローブが発生してしまう場合がある。グレーティングローブが発生すると、導波管スロットアレーアンテナ装置が放射する電波は、放射軸方向に直交する方向の放射特性を劣化してしまう。
この発明は、上述の問題点を解決するためのもので、第2隙間部がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制可能な導波管スロットアレーアンテナ装置を提供することを目的としている。
この発明に係る導波管スロットアレーアンテナ装置は、治具板上に、電波の放射面に複数の放射用スロットが設けられた導波管を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレーとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置において、互いに隣り合うサブアレー同士の間に設けられた第1隙間部と、治具板とサブアレーとの間に第2隙間部が存在する際に、放射用スロットから放射された電波のうち第1隙間部に洩れ込んだ電波が、第2隙間部から再放射されることを抑制する抑制構造とを備え、前記抑制構造は、前記サブアレーにおける前記第2隙間部を形成する部位と、前記治具板における前記第2隙間部を形成する部位とを電気的に短絡させる構造であり、前記抑制構造は、前記サブアレーにおける前記第2隙間部を形成する部位と、前記治具板における前記第2隙間部を形成する部位とを電気的に短絡させる位置と、前記サブアレーと前記治具板とを固定することにより電気的に短絡させる位置との間の距離が、前記サブアレーの動作周波数における高域周波数信号の波長以下であるものである。
この発明によれば、第2隙間部がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
図1は、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置を、導波管スロットアレーアンテナ装置が放射する電波の放射軸方向から見た導波管スロットアレーアンテナ装置の要部の構成の一例を示す図である。 図2は、実施の形態1に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図3Aは、図2に示すサブアレー及び治具板を図2に示す矢印Xの方向から見た側面図である。図3Bは、図2に示すサブアレー及び治具板を図2に示す矢印Yの方向から見た正面図である。 図4Aは、図3Bに示すサブアレー及び治具板を図3Bに示す平面α3における断面の一例を示す断面図である。図4Bは、図3Aに示すサブアレー及び治具板を図3Aに示す平面α4における断面の一例を示す断面図である。 図5は、図2に示すサブアレーを図2に示す矢印Z1の方向から見た底面図である。 図6は、図2に示す治具板を図2に示す矢印Z2の方向から見た上面図である。 図7Aは、実施の形態1に係るサブアレーが熱膨張により変形した状態におけるサブアレー及び治具板の一例を示す側面図である。図7Bは、実施の形態1に係るサブアレーが熱膨張により変形した状態におけるサブアレー及び治具板の一例を示す正面図である。 図8は、実施の形態1に係るサブアレーが熱膨張により変形した状態における図1に示す平面α1における断面の一例を示す断面図である。 図9は、実施の形態1に係るサブアレーが熱膨張により変形した状態における図1に示す平面α2における断面の一例を示す断面図である。 図10は、実施の形態1の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置を、導波管スロットアレーアンテナ装置が放射する電波の放射軸方向から見た導波管スロットアレーアンテナ装置の要部の構成の一例を示す図である。 図11は、実施の形態1の変形例に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図12は、図11に示すサブアレーを図11に示す矢印Z1の方向から見た底面図である。 図13は、図11に示す治具板を図11に示す矢印Z2の方向から見た上面図である。 図14Aは、図11に示すサブアレーが熱膨張により変形した状態における図11に示すサブアレー及び治具板を図11に示す矢印Xの方向から見た側面図である。図14Bは、図11に示すサブアレーが熱膨張により変形した状態における図11に示すサブアレー及び治具板を図11に示す矢印Yの方向から見た正面図である。 図15は、実施の形態1の変形例に係るサブアレーが熱膨張により変形した状態における図10に示す平面α5における断面の一例を示す断面図である。 図16は、実施の形態2に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図17は、実施の形態3に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図18は、実施の形態3に係るサブアレーが熱膨張により変形した状態における図17に示す平面α6における断面の一例を示す断面図である。 図19は、実施の形態4に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図20は、実施の形態4に係るサブアレーが熱膨張により変形した状態における図19に示す平面α7における断面の一例を示す断面図である。 図21は、実施の形態4の変形例に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図22は、実施の形態5に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図23は、実施の形態5に係るサブアレーが熱膨張により変形した状態における図22に示す平面α8における断面の一例を示す断面図である。 図24は、実施の形態5の変形例に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図25は、実施の形態5の変形例に係るサブアレーが熱膨張により変形した状態における図24に示す平面α9における断面の一例を示す断面図である。 図26は、実施の形態6に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図27は、実施の形態6に係るサブアレーが熱膨張により変形した状態における図26に示す平面α10における断面の一例を示す断面図である。 図28は、実施の形態6に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図29は、実施の形態6に係るサブアレーが熱膨張により変形した状態における図28に示す平面α11における断面の一例を示す断面図である。 図30は、実施の形態6の変形例に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図31は、実施の形態7に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図32は、実施の形態7に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図33は、実施の形態7に係るサブアレー及び治具板の要部の構成の一例を示す斜視図である。 図34Aは、図32に示す導波管スロットアレーアンテナ装置の放射特性を示す図である。図34Bは、図33に示す導波管スロットアレーアンテナ装置の放射特性を示す図である。図34Cは、従来型導波管スロットアレーアンテナ装置の放射特性を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1から図9を参照して実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100について説明する。
図1を参照して、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100の構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100を、導波管スロットアレーアンテナ装置100が放射する電波の放射軸方向(以下、単に「放射軸方向」という。)から見た導波管スロットアレーアンテナ装置100の要部の構成の一例を示す図である。
導波管スロットアレーアンテナ装置100は、複数のサブアレー1、及び治具板2を備える。
図1に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100は、複数のサブアレー1として、M×N個(MとNとは、いずれも2以上の任意の自然数)のサブアレー1-1-1,1-2-1,・・・,1-M-1,1-1-2,・・・,1-1-N,・・・,1-M-Nを備える。
サブアレー1-1-1,1-2-1,・・・,1-M-1,1-1-2,・・・,1-1-N,・・・,1-M-Nは、アレー状に並べられた状態で、固定部材であるネジ4を用いて治具板2に固定されたものである。
導波管スロットアレーアンテナ装置100は、互いに隣り合うサブアレー1同士の間に隙間(以下、「第1隙間部12」という。)が設けられている。
図1に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第1隙間部12として、放射軸方向に直交する平面(以下「放射面平面」という。)においてサブアレー1の長辺が伸びる方向(以下「管軸方向」という。)に伸びる第1隙間部12aが設けられている。また、図1に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第1隙間部12として、放射面平面においてサブアレー1の短辺が伸びる方向、すなわち、放射面平面においてサブアレー1の管軸方向に直交する方向(以下「管軸直交方向」という。)に伸びる第1隙間部12bが設けられている。
図2から図6を参照して、実施の形態1に係るサブアレー1及び治具板2の要部の構成について説明する。
図2は、実施の形態1に係るサブアレー1及び治具板2の要部の構成の一例を示す斜視図である。なお、図2は、サブアレー1と治具板2とを分解した状態を示す分解図として示したものである。また、図2に示す治具板2は、図2に示すサブアレー1が固定される位置に対応する治具板2の一部を示すものである。
図3Aは、図2に示すサブアレー1及び治具板2を図2に示す矢印Xの方向、すなわち、管軸方向から見た側面図である。なお、図3Aは、治具板2にサブアレー1を取り付けた後の状態を示すものである。また、図3Aに示す治具板2は、図3Aに示すサブアレー1が固定される位置に対応する治具板2の一部を示すものである。
図3Bは、図2に示すサブアレー1及び治具板2を図2に示す矢印Yの方向、すなわち、管軸直交方向から見た正面図である。なお、図3Bは、治具板2にサブアレー1を取り付けた後の状態を示すものである。また、図3Bに示す治具板2は、図3Bに示すサブアレー1が固定される位置に対応する治具板2の一部を示すものである。
図4Aは、図3Bに示すサブアレー1及び治具板2を図3Bに示す平面α3における断面の一例を示す断面図である。
図4Bは、図3Aに示すサブアレー1及び治具板2を図3Aに示す平面α4における断面の一例を示す断面図である。
図5は、図2に示すサブアレー1を図2に示す矢印Z1の方向から見た底面図である。
図6は、図2に示す治具板2を図2に示す矢印Z2の方向から見た上面図である。
ネジ4は、サブアレー1と治具板2とを固定するための固定部材である。サブアレー1は、ネジ4を用いて、治具板2に固定される。
サブアレー1は、導波管部10と凸部7とを有する。
サブアレー1は、導波管部10における電波の放射面22aに複数の放射用スロット3が設けられている。複数の放射用スロット3のそれぞれは、スロットアンテナとして機能し、導波管部10を励振した電波を放射軸方向に放射するものである。図2に示すサブアレー1は、複数の放射用スロット3として、8個の放射用スロット3が設けられたものである。サブアレー1に設けられる放射用スロット3の数は、2個以上であれば、8個に限定されるものではなく、7個以下であっても、9個以上であっても良い。
また、サブアレー1は、導波管部10に、電波を導波管部10内に導くための給電用スロット21が設けられている。
導波管部10は、例えば、放射用スロット3となる複数の貫通孔と、給電用スロット21となる貫通孔とが設けられた、樹脂により成型された中空の直方体形状の箱状部材を、導電性素材によりメッキ加工したものである。導波管部10は、金属等の導電性素材により構成されたものであっても良い。
導波管部10は、放射用スロット3が設けられた上壁22、上壁22に対向し、且つ給電用スロット21が設けられた底壁13、並びに、上壁22及び底壁13に直交する4つの側壁23により、中空の直方体形状を有している。導波管部10を構成する上壁22の外面が放射面22aである。以下、導波管部10を構成する4つの側壁23のうち、管軸方向と直交する側壁23を短側壁23-1と言い、管軸直交方向と直交する側壁23を長側壁23-2と言う。また、底壁13の外面を底面13aと言い、短側壁23-1の外面を短側面23-1aと言い、長側壁23-2の外面を長側面23-2aと言う。
導波管内波長は、自由空間における波長より長くなるため、複数の放射用スロット3の配置間隔が設計周波数における導波管内波長に等しい場合、サブアレー1が放射する電波は、グレーティングローブが発生した電波となってしまう。そのため、複数の放射用スロット3は、配置間隔が、設計周波数における導波管内波長の概ね1/2倍となるように配置されている。また、複数の放射用スロット3の配置間隔を設計周波数における導波管内波長の概ね1/2倍にすることにより、互いに隣り合う放射用スロット3から放射される電波の励振位相は逆相となるため、複数の放射用スロット3は、放射面22aにおいて、互い違いに配列されている。
凸部7は、サブアレー1を構成する導波管部10の底面13aに配置される。図2等に示すサブアレー1は、一例として、底面13aに8個の凸部7が配置されたものであるが、底面13aに配置される凸部7の数は、8個に限定されるものではない。また、図2等に示すサブアレー1は、一例として、管軸直交方向において対になるように底面13aにおける管軸方向に並べて配置されているが、底面13aにおける管軸直交方向に並べて配置されたものであっても良い。より具体的には、底面13aにおいて凸部7が配置される位置は、放射面22aに設けられた複数の放射用スロット3の形状により決定される。例えば、図2に示すように、放射面22aに設けられた複数の放射用スロット3の形状が、管軸方向に伸びる形状である場合、凸部7は、図2等に示すように、管軸直交方向において対になるように底面13aにおける管軸方向に並べて配置されることが好適である。
凸部7は、金属等の導電性素材により構成される。また、凸部7は、導波管部10とともに樹脂により一体成型し、一体成型した凸部7と導波管部10とを導電性素材によりメッキ加工することにより構成したものであっても良い。
治具板2は、板部30、給電部6、凹部8、及びネジ穴5を有している。
板部30は、例えば、金属等の導体性素材により構成されたプレートである。
給電部6は、サブアレー1を構成する導波管部10の底壁13に設けられた給電用スロット21に、高周波信号である電波を出力する。給電部6は、板部30におけるサブアレー1の底壁13に設けられた給電用スロット21に対応する位置に配置されている。
図2又は図6に示す給電部6は、一例として、スロット方式の給電構造を有している。給電部6の給電構造は、スロット方式によるものに限定されず、プローブ方式の給電構造であっても良い。
図5又は図6等に示す給電用スロット21及び給電部6は、一例として、H型の形状を有している。給電用スロット21及び給電部6の形状は、H型に限るものではない。給電用スロット21及び給電部6の形状は、例えば、サブアレー1を構成する導波管部10の放射面22aに設けられた複数の放射用スロット3の形状により決定される。
凹部8は、板部30におけるサブアレー1を構成する導波管部10の底面13aに配置された凸部7に対応する位置に配置された孔である。凹部8は、サブアレー1を治具板2に取り付ける際に、当該凸部7が嵌入される。
ネジ穴5は、ネジ4が挿入される孔である。ネジ4とネジ穴5とが嵌合することにより、サブアレー1と治具板2とが固定される。より具体的には、ネジ穴5は、給電部6の近傍に配置され、給電部6の近傍において、サブアレー1と治具板2とがネジ4を用いて固定される。このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、給電部6の近傍の全周囲において、サブアレー1と治具板2とが電気的に短絡されるため、給電部6から出力される電波がサブアレー1の給電用スロット21に入力される際の電波漏洩を抑制することができる。
導波管スロットアレーアンテナ装置100は、サブアレー1を加工する際の加工誤差、サブアレー1を治具板2に固定して取り付ける際の取付誤差、又は、導波管が熱膨張による変形等により、治具板2と、サブアレー1を構成する導波管部10の底面13aとの間に隙間(以下「第2隙間部11」という。)が生じることがある。
例えば、サブアレー1の給電用スロット21を介して給電部6から出力される電波がサブアレー1を構成する導波管に入力されると、サブアレー1の温度が上昇し、サブアレー1は、熱膨張により変形する。また、サブアレー1は、太陽光又は環境温度等により温度が上昇し、熱膨張により変形する。
実施の形態1では、一例として、サブアレー1が熱膨張により変形することにより第2隙間部11が生じた場合について説明する。なお、サブアレー1の加工誤差、又は、サブアレー1を治具板2に固定して取り付ける際の取付誤差等により第2隙間部11が生じる場合については、サブアレー1が熱膨張により変形することにより第2隙間部11が生じた場合と同様であるため、説明を省略する。
図3及び図4は、サブアレー1と治具板2との間に第2隙間部11が存在しない場合のサブアレー1及び治具板2を示したものである。これに対して、図7から図9のそれぞれは、サブアレー1と治具板2との間に第2隙間部11が存在する場合のサブアレー1及び治具板2を示したものである。
図7Aは、実施の形態1に係るサブアレー1が熱膨張により変形した状態におけるサブアレー1及び治具板2の一例を示す側面図である。なお、図7Aは、治具板2にサブアレー1を取り付けた後の状態を示すものである。また、図7Aに示す治具板2は、図7Aに示すサブアレー1が固定される位置に対応する治具板2の一部を示すものである。
図7Bは、実施の形態1に係るサブアレー1が熱膨張により変形した状態におけるサブアレー1及び治具板2の一例を示す正面図である。なお、図7Bは、治具板2にサブアレー1を取り付けた後の状態を示すものである。また、図7Bに示す治具板2は、図7Bに示すサブアレー1が固定される位置に対応する治具板2の一部を示すものである。
図7に示すサブアレー1は、一例として、熱膨張により、サブアレー1が管軸方向において反り返るように変形したものである。
図8は、実施の形態1に係るサブアレー1が熱膨張により変形した状態における図1に示す平面α1における断面の一例を示す断面図である。なお、図8は、図1に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100の平面α1における断面の一部を示すものである。
図9は、実施の形態1に係るサブアレー1が熱膨張により変形した状態における図1に示す平面α2における断面の一例を示す断面図である。なお、図9は、図1に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100の平面α2における断面の一部を示すものである。
図7から図9に示すように、サブアレー1が熱膨張により変形することにより、治具板2と、サブアレー1を構成する導波管部10の底面13aとの間に第2隙間部11が生じる。
放射用スロット3から放射された電波のうち一部の電波は、図9に示す一点鎖線のように、漏洩電波として第1隙間部12に洩れ込む。第1隙間部12に洩れ込んだ漏洩電波は、第2隙間部11が存在する場合、図9に示す一点鎖線のように、第2隙間部11に入り込む。
サブアレー1に凸部7を備えず、治具板2に凹部8を備えていない従来の導波管スロットアレーアンテナ装置(以下「従来型導波管スロットアレーアンテナ装置」という。)の構成では、第2隙間部11が存在する場合、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作するため、第1隙間部12から第2隙間部11に入り込んだ漏洩電波は、第2隙間部11を形成するサブアレー1と治具板2とを励振する。サブアレー1と治具板2とを励振した漏洩電波は、第2隙間部11から再放射され、再び第1隙間部12を伝搬し、第1隙間部12から放射軸方向に再放射される。
導波管スロットアレーアンテナ装置100は、アレー状にサブアレー1が配置されているため、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、放射軸方向から見て、第1隙間部12と第2隙間部11とが周期的に存在する。したがって、従来型導波管スロットアレーアンテナ装置の構成では、導波管スロットアレーアンテナ装置が放射する電波は、第2隙間部11から再放射される電波により、グレーティングローブが発生するため、放射特性が劣化した電波となってしまう。
特に、サブアレー1を構成する導波管部10に設けられた複数の放射用スロット3が、図2等に示すように、管軸方向に伸びる形状である場合、放射用スロット3から放射された電波の一部は、漏洩電波として管軸方向に伸びる第1隙間部12aに洩れ込む。従来型導波管スロットアレーアンテナ装置の構成では、当該漏洩電波が第1隙間部12aから放射軸方向に再放射されることにより発生したグレーティングローブは、特に、管軸直交方向の放射特性の劣化を引き起こす。
なお、第2隙間部11が存在しない場合においても、放射用スロット3から放射された電波のうち一部の電波は、図9に示す一点鎖線のように、漏洩電波として第1隙間部12に洩れ込む。第1隙間部12に洩れ込んだ漏洩電波は、治具板2等で反射することにより、第1隙間部12から放射軸方向に再放射される。しなしながら、当該場合において再放射される電波は、放射軸方向の指向性が乏しいため、グレーティングローブと言えるような強度の電波にはならない。
また、サブアレー1と治具板2とは、給電部6の近傍においてネジ4により当接しているため、第2隙間部11が生じた場合であっても、サブアレー1と治具板2とは、給電部6の近傍の全周囲において、電気的に短絡した状態を保持することができる。したがって、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11が生じた場合であっても、給電部6から出力される電波がサブアレー1の給電用スロット21に入力される際の電波漏洩を抑制することができる。
実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100は、治具板2とサブアレー1との間に第2隙間部11が存在する際に、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより、放射用スロット3から放射された電波のうち第1隙間部12aに洩れ込んだ漏洩電波が、第2隙間部11から再放射されることを抑制する抑制構造を備える。
抑制構造を有することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
具体的には、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100が備える抑制構造は、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位と、治具板2における第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる構造である。
より具体的には、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100が備える抑制構造は、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2における第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる構造である。
給電部6の近傍は、ネジ4を用いて固定されているため、ネジ4の近傍において、サブアレー1と治具板2とは、電気的に短絡した状態である。
実施の形態1に係るサブアレー1は、第2隙間部11が生じている場合であっても、ネジ4の近傍だけでなく、第2隙間部11が形成される位置において、凸部7の外側面7aと凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡した状態となる。そのため、サブアレー1と治具板2とが、管軸方向において、電気的に短絡する位置の間隔が小さくなる。
第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより、第1隙間部12に洩れ込んだ漏洩電波が第2隙間部11から再放射されることを抑制するためには、当該間隔を小さくすることが有効である。
当該間隔を小さくしても、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作するが、当該間隔を小さくすることにより、第2隙間部11から再放射される電波は、グレーティングローブと言えるような強度の電波にはならない。
したがって、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位と、治具板2における第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる抑制構造を備えることにより、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
より具体的には、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2における第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる抑制構造を備えることにより、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
導波管スロットアレーアンテナ装置100は、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位と、治具板2における第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる位置と、サブアレー1と治具板2とを固定することにより電気的に短絡させる位置との間の距離が、サブアレー1の動作周波数における高域周波数信号の波長以下であることが好適である。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に高度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生をさらに抑制することができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位と、治具板2における第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる抑制構造を備えることが好適である。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に高度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生をさらに抑制することができる。
図2に示すサブアレー1は、複数の凸部7を、管軸方向に並べて配置することにより、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位と、治具板2における第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる抑制構造を有している。
導波管スロットアレーアンテナ装置100が、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位と、治具板2における第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる抑制構造を備える場合、抑制構造は、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位と、治具板2における第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる2箇所以上の位置のうち、互いに隣り合う2箇所の位置の間の距離が、サブアレー1の動作周波数における高域周波数信号の波長以下であることが好適である。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に高度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生をさらに抑制することができる。
以上のように、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、治具板2上に、電波の放射面22aに複数の放射用スロット3が設けられた導波管部10を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレー1として複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置100において、互いに隣り合うサブアレー1同士の間に設けられた第1隙間部12と、治具板2とサブアレー1との間に第2隙間部11が存在する際に、放射用スロット3から放射された電波のうち第1隙間部12aに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11から再放射されることを抑制する抑制構造と、を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100が放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位と、治具板2における第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100が放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位と、治具板2における第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる位置と、サブアレー1と治具板2とを固定することにより電気的に短絡させる位置との間の距離が、サブアレー1の動作周波数における高域周波数信号の波長以下となる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100が放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位と、治具板2における第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100が放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位と、治具板2における第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる2箇所以上の位置のうち、互いに隣り合う2箇所の位置の間の距離が、サブアレー1の動作周波数における高域周波数信号の波長以下となる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100が放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2における第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100が放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
実施の形態1の変形例.
図10から図15を参照して実施の形態1の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100aについて説明する。
導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100におけるサブアレー1及び治具板2が、サブアレー1a及び治具板2aに変更されたものである。
実施の形態1の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100aの構成において、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100と同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図10は、実施の形態1の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100aを、導波管スロットアレーアンテナ装置100aが放射する電波の放射軸方向(以下、単に「放射軸方向」という。)から見た導波管スロットアレーアンテナ装置100aの要部の構成の一例を示す図である。
導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、複数のサブアレー1a、及び治具板2aを備える。
図10に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、複数のサブアレー1aとして、M×N個のサブアレー1a-1-1,1a-2-1,・・・,1a-M-1,1a-1-2,・・・,1a-1-N,・・・,1a-M-Nを備える。
サブアレー1a-1-1,1a-2-1,・・・,1a-M-1,1a-1-2,・・・,1a-1-N,・・・,1a-M-Nは、アレー状に並べられた状態で、固定部材であるネジ4を用いて治具板2aに固定されたものである。
以下、実施の形態1の変形例では、MとNとがいずれも5であるものとして説明する。なお、MとNとの値は、5に限定されるものはなく、また、MとNとの値は、同じ値に限定されるものではない。
導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、互いに隣り合うサブアレー1a同士の間に第1隙間部12が設けられている。
図10に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第1隙間部12として、管軸方向に伸びる第1隙間部12aが設けられている。また、図10に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第1隙間部12として、放射面平面においてサブアレー1の短辺が伸びる方向、すなわち、管軸直交方向に伸びる第1隙間部12bが設けられている。
図11は、実施の形態1の変形例に係るサブアレー1a及び治具板2aの要部の構成の一例を示す斜視図である。なお、図11は、サブアレー1aと治具板2aとを分解した状態を示す分解図として示したものである。また、図11に示す治具板2aは、図11に示すサブアレー1aが固定される位置に対応する治具板2aの一部を示すものである。
サブアレー1aには、実施の形態1に係るサブアレー1に設けられた放射用スロット3に替えて、放射用スロット3aが設けられている。
図2に示すサブアレー1を構成する導波管部10に設けられた複数の放射用スロット3は、管軸方向に伸びる形状であったが、図11に示すサブアレー1aを構成する導波管部10aに設けられた複数の放射用スロット3aは、管軸直交方向に伸びる形状である。より具体的には、図11に示すサブアレー1aを構成する導波管部10aに設けられた複数の放射用スロット3aは、管軸直交方向に伸びる形状であるが、複数の放射用スロット3aのそれぞれが伸びる方向は、管軸直交方向に対して、管軸方向にそれぞれ異なる角度だけ回転したものである。
図12は、図11に示すサブアレー1aを図11に示す矢印Z1の方向から見た底面図である。
図12に示すように、サブアレー1aに設けられた給電用スロット21は、H型の形状を有している。
図13は、図11に示す治具板2aを図11に示す矢印Z2の方向から見た上面図である。
治具板2aには、実施の形態1に係る治具板2に設けられた給電部6に替えて、給電部6aが設けられている。
図13に示すように、治具板2aが有する給電部6aは、I型の形状を有し、当該給電部6aは、管軸方向と管軸直交方向との間の方向に伸びる形状である。
図14Aは、図11に示すサブアレー1aが熱膨張により変形した状態における図11に示すサブアレー1a及び治具板2aを図11に示す矢印Xの方向、すなわち、管軸方向から見た側面図である。なお、図14Aは、治具板2aにサブアレー1aを取り付けた後の状態を示すものである。また、図14Aに示す治具板2aは、図14Aに示すサブアレー1aが固定される位置に対応する治具板2aの一部を示すものである。
図14Bは、図11に示すサブアレー1aが熱膨張により変形した状態における図11に示すサブアレー1a及び治具板2aを図11に示す矢印Yの方向、すなわち、管軸直交方向から見た正面図である。なお、図14Bは、治具板2aにサブアレー1aを取り付けた後の状態を示すものである。また、図14Bに示す治具板2aは、図14Bに示すサブアレー1aが固定される位置に対応する治具板2aの一部を示すものである。
図14に示すサブアレー1aは、一例として、熱膨張により、サブアレー1が管軸方向において反り返るように変形したものである。
図14等に示すよう、サブアレー1aと治具板2aとは、給電部6aの近傍においてネジ4により当接しているため、第2隙間部11が生じた場合であっても、サブアレー1aと治具板2aとは、給電部6aの近傍の全周囲において、電気的に短絡した状態を保持することができる。
図15は、実施の形態1の変形例に係るサブアレー1が熱膨張により変形した状態における図10に示す平面α5における断面の一例を示す断面図である。
図14又は図15に示すように、サブアレー1aが熱膨張により変形することにより、治具板2aと、サブアレー1aを構成する導波管部10aの底面13aとの間に第2隙間部11が生じる。
図11に示すように、サブアレー1aを構成する導波管部10aに設けられた複数の放射用スロット3aは、管軸直交方向に伸びる形状であるため、放射用スロット3aから放射された電波の一部は、図15に示す一点鎖線のように、漏洩電波として管軸直交方向に伸びる第1隙間部12bに洩れ込む。第1隙間部12bに洩れ込んだ漏洩電波は、第2隙間部11が存在する場合、図15に示す一点鎖線のように、第2隙間部11に入り込む。
従来型導波管スロットアレーアンテナ装置の構成では、第2隙間部11が存在する場合、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作するため、第1隙間部12から第2隙間部11に入り込んだ漏洩電波は、第2隙間部11を形成するサブアレー1aと治具板2aとを励振する。サブアレー1aと治具板2aとを励振した漏洩電波は、図15に示す破線のように、第2隙間部11から再放射され、再び第1隙間部12bを伝搬し、第1隙間部12bから放射軸方向に再放射される。
導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、アレー状にサブアレー1が配置されているため、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、放射軸方向から見て、第1隙間部12と第2隙間部11とが周期的に存在する。したがって、従来型導波管スロットアレーアンテナ装置の構成では、導波管スロットアレーアンテナ装置が放射する電波は、第2隙間部11から再放射される電波により、グレーティングローブが発生するため、管軸方向の放射特性が劣化した電波となってしまう。
第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより、第1隙間部12bに洩れ込んだ漏洩電波が第2隙間部11から再放射されることを抑制するためには、当該間隔を小さくすることが有効である。当該間隔を小さくしても、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作するが、当該間隔を小さくすることにより、第2隙間部11から再放射される電波は、グレーティングローブと言えるような強度の電波にはならない。
図11に示すサブアレー1aは、複数の凸部7を、管軸直交方向に並べて配置することにより、サブアレー1aにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2aにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる抑制構造を有している。
抑制構造を有することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
具体的には、図11に示すサブアレー1aは、サブアレー1aにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2aにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる抑制構造を有している。そのため、サブアレー1aと治具板2aとが、管軸直交方向において、電気的に短絡する位置の間隔が小さくなる。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
より具体的には、図11に示すサブアレー1aは、凸部7を配置することにより、サブアレー1aにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2aにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる抑制構造を有している。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
また、図11に示すサブアレー1aは、複数の凸部7を、管軸直交方向に並べて配置することにより、サブアレー1aにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2aにおける第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる抑制構造を有している。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に高度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生をさらに抑制することができる。
導波管スロットアレーアンテナ装置100aが、サブアレー1aにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2aにおける第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる抑制構造を備える場合、抑制構造は、サブアレー1aにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2aにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる2箇所以上の位置のうち、互いに隣り合う2箇所の位置の間の距離が、サブアレー1aの動作周波数における高域周波数信号の波長以下であることが好適である。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に高度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生をさらに抑制することができる。
以上のように、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、治具板2a上に、電波の放射面22aに複数の放射用スロット3aが設けられた導波管部10を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレー1aとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置100aにおいて、互いに隣り合うサブアレー1a同士の間に設けられた第1隙間部12と、治具板2aとサブアレー1aとの間に第2隙間部11が存在する際に、放射用スロット3aから放射された電波のうち第1隙間部12bに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11から再放射されることを抑制する抑制構造と、を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100aが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1aにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2aにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100aが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1aにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2aにおける第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100aが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1aにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2aにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる2箇所以上の位置のうち、互いに隣り合う2箇所の位置の間の距離が、サブアレー1aの動作周波数における高域周波数信号の波長以下となる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100aが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1aにおける第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2aにおける第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100aが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
実施の形態2.
図16を参照して実施の形態2に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100bにおけるサブアレー1b及び治具板2bについて説明する。
導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100におけるサブアレー1及び治具板2が、サブアレー1b及び治具板2bに変更されたものである。したがって、図1のような導波管スロットアレーアンテナ装置100bの要部を示す図の記載については省略する。
具体的には、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100は、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2における第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる抑制構造を備えるものであった。これに対して、実施の形態2に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、サブアレー1bにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2bにおける第2隙間部11を形成する部位とを、導体素材により構成された固定部材であるネジ4-3,・・・,4-10により、電気的に短絡させる抑制構造を備えるものである。
導波管スロットアレーアンテナ装置100bを放射軸方向から見たものは、図1に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100のサブアレー1及び治具板2を、サブアレー1b及び治具板2bに置き換えたものと同様であるため、説明を省略する。
また、実施の形態2に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100bの構成において、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100と同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図16は、実施の形態2に係るサブアレー1b及び治具板2bの要部の構成の一例を示す斜視図である。なお、図16は、サブアレー1bと治具板2bとを分解した状態を示す分解図として示したものである。図16に示す治具板2bは、図16に示すサブアレー1bが固定される位置に対応する治具板2bの一部を示すものである。
サブアレー1bは、管軸方向に並べられた複数のネジ4等の固定部材を用いて、治具板2bに固定される。図16に示すサブアレー1bは、図16においてネジ4-1,・・・,4-10により示される複数のネジ4を用いて、治具板2bに固定される。治具板2bには、ネジ4-1,・・・,4-10のそれぞれが嵌合する複数のネジ穴5として、ネジ穴5-1,・・・,5-10が設けられている。
ネジ4-1及びネジ4-2は、図2に示すネジ4と同様の位置において、サブアレー1bと治具板2bとを固定する固定部材である。
ネジ4-1及びネジ4-2以外のネジ4であるネジ4-3,・・・,4-10は、サブアレー1bにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2bにおける第2隙間部11を形成する部位とを固定する固定部材である。複数のネジ4のうち、ネジ4-1及びネジ4-2以外のネジ4であるネジ4-3,・・・,4-10は、少なくとも、金属等の導体素材により構成されたものである。
導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、サブアレー1bにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2bにおける第2隙間部11を形成する部位とが、ネジ4-3,・・・,4-10により電気的に短絡されている。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
図16に示すサブアレー1bは、複数のネジ4を管軸方向に並べて配置することにより、サブアレー1bにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2bにおける第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる抑制構造を有している。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、サブアレー1bにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2bにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる位置と、サブアレー1bと治具板2bとを固定することにより電気的に短絡させる位置との間の距離が、サブアレー1bの動作周波数における高域周波数信号の波長以下であることが好適である。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に高度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生をさらに抑制することができる。
導波管スロットアレーアンテナ装置100bが、サブアレー1bにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2bにおける第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる抑制構造を備える場合、抑制構造は、サブアレー1bにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2bにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる2箇所以上の位置のうち、互いに隣り合う2箇所の位置の間の距離が、サブアレー1bの動作周波数における高域周波数信号の波長以下であることが好適である。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に高度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生をさらに抑制することができる。
したがって、図16に示す、管軸方向に並べて配置された複数のネジ4の間隔は、サブアレー1bの動作周波数における高域周波数信号の波長以下であることが好適である。
以上のように、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、治具板2b上に、電波の放射面22aに複数の放射用スロット3が設けられた導波管部10を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレー1bとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置100bにおいて、互いに隣り合うサブアレー1b同士の間に設けられた第1隙間部12と、治具板2bとサブアレー1bとの間に第2隙間部11が存在する際に、放射用スロット3から放射された電波のうち第1隙間部12aに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11から再放射されることを抑制する抑制構造と、を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100bが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1bにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2bにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100bが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1bにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2bにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる位置と、サブアレー1bと治具板2bとを固定することにより電気的に短絡させる位置との間の距離が、サブアレー1bの動作周波数における高域周波数信号の波長以下となる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100bが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1bにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2bにおける第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100bが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1bにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2bにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる2箇所以上の位置のうち、互いに隣り合う2箇所の位置の間の距離が、サブアレー1bの動作周波数における高域周波数信号の波長以下となる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できため、導波管スロットアレーアンテナ装置100bが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1bにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2bにおける第2隙間部11を形成する部位とを、導体素材により構成された固定部材により、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100bは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100bが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
実施の形態3.
図17及び図18を参照して実施の形態3に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100cにおけるサブアレー1c及び治具板2cについて説明する。
導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100におけるサブアレー1及び治具板2が、サブアレー1c及び治具板2cに変更されたものである。したがって、図1のような導波管スロットアレーアンテナ装置100cの要部を示す図の記載については省略する。
具体的には、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100は、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2における第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる抑制構造を備えるものであった。これに対して、実施の形態3に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2cにおける第2隙間部11を形成する部位とを、導体素材により構成された発条部材により、電気的に短絡させる抑制構造を備えるものである。
導波管スロットアレーアンテナ装置100cを放射軸方向から見たものは、図1に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100のサブアレー1及び治具板2を、サブアレー1c及び治具板2cに置き換えたものと同様であるため、説明を省略する。
また、実施の形態3に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100cの構成において、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100と同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図17は、実施の形態3に係るサブアレー1c及び治具板2cの要部の構成の一例を示す斜視図である。なお、図17は、サブアレー1cと治具板2cとを分解した状態を示す分解図として示したものである。また、図17に示す治具板2cは、図17に示すサブアレー1cが固定される位置に対応する治具板2cの一部を示すものである。
図18は、実施の形態3に係るサブアレー1cが熱膨張により変形した状態における図17に示す平面α6における断面の一例を示す断面図である。なお、図18は、治具板2cにサブアレー1cを取り付けた後の状態を示すものである。また、図18に示す治具板2cは、図18に示すサブアレー1cが固定される位置に対応する治具板2cの一部を示すものである。
サブアレー1cと治具板2cとは、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2cにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成された導体部材を配置し、サブアレー1cと治具板2cとにより当該導体部材を挟持させることより、電気的に短絡させる。
より具体的には、例えば、サブアレー1cと治具板2cとは、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2cにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成された巻バネ14等の発条部材を配置し、サブアレー1cと治具板2cとにより当該発条部材を挟持させることより、電気的に短絡させる。
すなわち、実施の形態3に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、抑制構造として、サブアレー1cと治具板2cとにより挟持された巻バネ14等の発条部材により、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2cにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる構造を備えたものである。
図17及び図18に示すように、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、導体素材により構成された複数の巻バネ14が、管軸方向に並べられたものである。
治具板2cには、図17に示すように、複数の巻バネ14のそれぞれの位置ずれを防止するために、複数の巻バネ14のそれぞれが配置される位置にそれぞれ対応する位置に、バネ挿入孔15が設けられている。
サブアレー1cを構成する導波管部10の底面13aに、複数の巻バネ14のそれぞれの位置ずれを防止するために、複数の巻バネ14のそれぞれが配置される位置にそれぞれ対応する位置に、不図示のバネ挿入孔が設けられていても良い。
図18に示すように、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、サブアレー1cと治具板2cとにより挟持された巻バネ14により、サブアレー1cと治具板2cとは、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡される抑制構造を備えている。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
図17に示すように、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、複数の巻バネ14を管軸方向に並べて配置することにより、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2cにおける第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる抑制構造を備えている。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2cにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる位置と、サブアレー1cと治具板2cとを固定することにより電気的に短絡させる位置との間の距離が、サブアレー1cの動作周波数における高域周波数信号の波長以下であることが好適である。
したがって、図17に示す、ネジ4と、管軸方向に並べて配置された複数の巻バネ14のうちネジ4と隣り合う巻バネ14と間の距離は、サブアレー1cの動作周波数における高域周波数信号の波長以下であることが好適である。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に高度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生をさらに抑制することができる。
導波管スロットアレーアンテナ装置100cが、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2cにおける第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる抑制構造を備える場合、抑制構造は、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2cにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる2箇所以上の位置のうち、互いに隣り合う2箇所の位置の間の距離が、サブアレー1cの動作周波数における高域周波数信号の波長以下であることが好適である。
したがって、図17に示す、管軸方向に並べて配置された複数の巻バネ14の間隔は、サブアレー1cの動作周波数における高域周波数信号の波長以下であることが好適である。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に高度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生をさらに抑制することができる。
以上のように、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、治具板2c上に、電波の放射面22aに複数の放射用スロット3が設けられた導波管部10を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレー1cとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置100cにおいて、互いに隣り合うサブアレー1c同士の間に設けられた第1隙間部12と、治具板2cとサブアレー1cとの間に第2隙間部11が存在する際に、放射用スロット3から放射された電波のうち第1隙間部12aに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11から再放射されることを抑制する抑制構造と、を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100cが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2cにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100cが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2cにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる位置と、サブアレー1cと治具板2cとを固定することにより電気的に短絡させる位置との間の距離が、サブアレー1cの動作周波数における高域周波数信号の波長以下となる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100cが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2cにおける第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100cが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2cにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる2箇所以上の位置のうち、互いに隣り合う2箇所の位置の間の距離が、サブアレー1cの動作周波数における高域周波数信号の波長以下となる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100cが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1cにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2cにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成された導体部材を配置し、サブアレー1cと治具板2cとにより当該導体部材を挟持させることより、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100cは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100cが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
実施の形態4.
図19及び図20を参照して実施の形態4に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100dにおけるサブアレー1d及び治具板2dについて説明する。
導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100におけるサブアレー1及び治具板2が、サブアレー1d及び治具板2dに変更されたものである。したがって、図1のような導波管スロットアレーアンテナ装置100dの要部を示す図の記載については省略する。
具体的には、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100は、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2における第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる抑制構造を備えるものであった。これに対して、実施の形態4に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、サブアレー1dにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2dにおける第2隙間部11を形成する部位とを、導体素材により構成された固定用シール部材であるガスケット16により、電気的に短絡させる抑制構造を備えるものである。
導波管スロットアレーアンテナ装置100dを放射軸方向から見たものは、図1に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100のサブアレー1及び治具板2を、サブアレー1d及び治具板2dに置き換えたものと同様であるため、説明を省略する。
また、実施の形態4に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100dの構成において、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100と同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図19は、実施の形態4に係るサブアレー1d及び治具板2dの要部の構成の一例を示す斜視図である。なお、図19は、サブアレー1dと治具板2dとを分解した状態を示す分解図として示したものである。また、図19に示す治具板2dは、図19に示すサブアレー1dが固定される位置に対応する治具板2dの一部を示すものである。
図20は、実施の形態4に係るサブアレー1dが熱膨張により変形した状態における図19に示す平面α7における断面の一例を示す断面図である。なお、図20は、治具板2dにサブアレー1dを取り付けた後の状態を示すものである。また、図20に示す治具板2dは、図20に示すサブアレー1dが固定される位置に対応する治具板2dの一部を示すものである。
サブアレー1dと治具板2dとは、サブアレー1dにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2dにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成された導体部材を配置し、サブアレー1dと治具板2dとにより当該導体部材を挟持させることより、電気的に短絡させる。
より具体的には、例えば、サブアレー1dと治具板2dとは、サブアレー1dにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2dにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成されたガスケット16等の固定用シール部材を配置し、サブアレー1dと治具板2dとにより当該固定用シール部材を挟持させることより、電気的に短絡させる。
すなわち、実施の形態4に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、抑制構造として、サブアレー1dと治具板2dとにより挟持されたガスケット16等の固定用シール部材により、サブアレー1dにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2dにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる構造を備えたものである。
図19及び図20に示すように、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、導体素材により構成された管軸方向に伸びるガスケット16が、配置されたものである。
治具板2dには、図19に示すように、ガスケット16の位置ずれを防止するために、ガスケット16が配置される位置に対応する位置に、ガスケット挿入孔17が設けられている。
サブアレー1dを構成する導波管部10の底面13aに、複数のガスケット16の位置ずれを防止するために、複数のガスケット16が配置される位置に対応する位置に、不図示のガスケット挿入孔が設けられていても良い。
図20に示すように、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、サブアレー1dと治具板2dとにより挟持されたガスケット16により、サブアレー1dと治具板2dとは、サブアレー1dにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡される抑制構造を備えている。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、サブアレー1dにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2dにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる位置と、サブアレー1dと治具板2dとを固定することにより電気的に短絡させる位置との間の距離が、サブアレー1dの動作周波数における高域周波数信号の波長以下であることが好適である。
したがって、図19に示す、ネジ4と、ガスケット16と間の距離は、サブアレー1dの動作周波数における高域周波数信号の波長以下であることが好適である。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に高度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生をさらに抑制することができる。
以上のように、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、治具板2d上に、電波の放射面22aに複数の放射用スロット3が設けられた導波管部10を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレー1dとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置100dにおいて、互いに隣り合うサブアレー1d同士の間に設けられた第1隙間部12と、治具板2dとサブアレー1dとの間に第2隙間部11が存在する際に、放射用スロット3から放射された電波のうち第1隙間部12aに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11から再放射されることを抑制する抑制構造と、を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100dが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1dにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2dにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100dが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1dにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2dにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる位置と、サブアレー1dと治具板2dとを固定することにより電気的に短絡させる位置との間の距離が、サブアレー1dの動作周波数における高域周波数信号の波長以下となる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を高度に抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100dが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1dにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2dにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成された導体部材を配置し、サブアレー1dと治具板2dとにより当該導体部材を挟持させることより、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100dが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1dにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2dにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成された導体部材として導体素材により構成された固定用シール部材を配置し、サブアレー1dと治具板2dとにより当該導体部材を挟持させることより、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100dが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
実施の形態4の変形例.
図21を参照して実施の形態4の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100eにおけるサブアレー1e及び治具板2eについて説明する。
導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、実施の形態1の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100aにおけるサブアレー1a及び治具板2aが、サブアレー1e及び治具板2eに変更されたものである。したがって、図10のような導波管スロットアレーアンテナ装置100eの要部を示す図の記載については省略する。
具体的には、実施の形態1の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、サブアレー1aにおける第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2aにおける第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる抑制構造を備えるものであった。これに対して、実施の形態4の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、サブアレー1eにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2eにおける第2隙間部11を形成する部位とを、導体素材により構成された固定用シール部材であるガスケット16により、電気的に短絡させる抑制構造を備えるものである。
また、実施の形態4に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100dは、管軸方向に伸びる固定用シール部材を備えるものであった。これに対して、実施の形態4の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100eが備える固定用シール部材であるガスケット16は、管軸直交方向に伸びるものである。
導波管スロットアレーアンテナ装置100eを放射軸方向から見たものは、図10に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100aのサブアレー1a及び治具板2aを、サブアレー1e及び治具板2eに置き換えたものと同様であるため、説明を省略する。
また、実施の形態4の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100eの構成において、実施の形態1の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100aと同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
また、実施の形態4の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100eの構成において、実施の形態4に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100dと同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図21は、実施の形態4の変形例に係るサブアレー1e及び治具板2eの要部の構成の一例を示す斜視図である。なお、図21は、サブアレー1eと治具板2eとを分解した状態を示す分解図として示したものである。また、図21に示す治具板2eは、図21に示すサブアレー1eが固定される位置に対応する治具板2eの一部を示すものである。
サブアレー1eと治具板2eとは、サブアレー1eにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2eにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成された導体部材を配置し、サブアレー1eと治具板2eとにより当該導体部材を挟持させることより、電気的に短絡させる。
より具体的には、例えば、サブアレー1eと治具板2eとは、サブアレー1eにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2eにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成されたガスケット16等の固定用シール部材を配置し、サブアレー1eと治具板2eとにより当該固定用シール部材を挟持させることより、電気的に短絡させる。
すなわち、実施の形態4の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、抑制構造として、サブアレー1eと治具板2eとにより挟持されたガスケット16等の固定用シール部材により、サブアレー1eにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2eにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる構造を備えたものである。
図21に示すように、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、導体素材により構成された管軸方向に伸びるガスケット16が、配置されたものである。
治具板2eには、図21に示すように、ガスケット16の位置ずれを防止するために、ガスケット16が配置される位置に対応する位置に、ガスケット挿入孔17が設けられている。
サブアレー1eを構成する導波管部10aの底面13aに、複数のガスケット16の位置ずれを防止するために、複数のガスケット16が配置される位置に対応する位置に、不図示のガスケット挿入孔が設けられていても良い。
導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、サブアレー1eと治具板2eとにより挟持されたガスケット16により、サブアレー1eと治具板2eとは、サブアレー1eにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡される抑制構造を備えている。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
特に、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、サブアレー1eと治具板2eとにより挟持された管軸直交方向に伸びるガスケット16により、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制することができる。
以上のように、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、治具板2e上に、電波の放射面22aに複数の放射用スロット3aが設けられた導波管部10を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレー1eとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置100eにおいて、互いに隣り合うサブアレー1e同士の間に設けられた第1隙間部12と、治具板2eとサブアレー1eとの間に第2隙間部11が存在する際に、放射用スロット3aから放射された電波のうち第1隙間部12bに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11から再放射されることを抑制する抑制構造と、を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100eが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1eにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2eにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100eが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1eにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2eにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成された導体部材を配置し、サブアレー1eと治具板2eとにより当該導体部材を挟持させることより、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100eが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1eにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2eにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成された導体部材として導体素材により構成された固定用シール部材を配置し、サブアレー1eと治具板2eとにより当該導体部材を挟持させることより、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100eは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100eが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
実施の形態5.
図22及び図23を参照して実施の形態5に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100fにおけるサブアレー1f及び治具板2fについて説明する。
導波管スロットアレーアンテナ装置100fは、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100におけるサブアレー1及び治具板2が、サブアレー1f及び治具板2fに変更されたものである。したがって、図1のような導波管スロットアレーアンテナ装置100fの要部を示す図の記載については省略する。
具体的には、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100は、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2における第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる抑制構造を備えるものであった。これに対して、実施の形態5に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100fは、サブアレー1fの側壁23がチョーク構造18により構成されることにより、サブアレー1fにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2fにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる抑制構造を備えるものである。
導波管スロットアレーアンテナ装置100fを放射軸方向から見たものは、図1に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100のサブアレー1及び治具板2を、サブアレー1f及び治具板2fに置き換えたものと同様であるため、説明を省略する。
また、実施の形態5に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100fの構成において、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100と同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図22は、実施の形態5に係るサブアレー1f及び治具板2fの要部の構成の一例を示す斜視図である。なお、図22は、サブアレー1fと治具板2fとを分解した状態を示す分解図として示したものである。また、図22は、サブアレー1fを管軸方向に直交する平面により分断した断面β1も同時に示している。また、図22に示す治具板2fは、図22に示すサブアレー1fが固定される位置に対応する治具板2fの一部を示すものである。
図23は、実施の形態5に係るサブアレー1fが熱膨張により変形した状態における図22に示す平面α8における断面の一例を示す断面図である。なお、図23は、治具板2fにサブアレー1fを取り付けた後の状態を示すものである。また、図23に示す治具板2fは、図23に示すサブアレー1fが固定される位置に対応する治具板2fの一部を示すものである。
サブアレー1fの長側壁23-2は、サブアレー1fを構成する導波管部10の底面13aから、放射軸方向に向かって長側壁23-2の内側を切り欠いたような溝により構成されたチョーク構造18を有している。当該溝におけるサブアレー1fを構成する導波管部10の底面13aからの放射軸方向における深さHは、設計周波数における波長の概ね1/2倍である。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100fは、サブアレー1fにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2fにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させることができる。
したがって、このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100fは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
すなわち、実施の形態5に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100fは、抑制構造として、サブアレー1fの側壁23がチョーク構造18により構成された構造を備えたものである。
以上のように、導波管スロットアレーアンテナ装置100fは、治具板2f上に、電波の放射面22aに複数の放射用スロット3が設けられた導波管部10を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレー1fとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置100fにおいて、互いに隣り合うサブアレー1f同士の間に設けられた第1隙間部12と、治具板2fとサブアレー1fとの間に第2隙間部11が存在する際に、放射用スロット3から放射された電波のうち第1隙間部12aに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11から再放射されることを抑制する抑制構造と、を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100fは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100fは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100fが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100fは、上述の構成において、サブアレー1fの側壁23がチョーク構造18により構成された抑制構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100fは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100fは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100fが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
実施の形態5の変形例.
図24及び図25を参照して実施の形態5の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100gにおけるサブアレー1g及び治具板2gについて説明する。
導波管スロットアレーアンテナ装置100gは、実施の形態1の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100aにおけるサブアレー1a及び治具板2aが、サブアレー1g及び治具板2gに変更されたものである。したがって、図10のような導波管スロットアレーアンテナ装置100gの要部を示す図の記載については省略する。
具体的には、実施の形態1の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、サブアレー1aにおける第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2aにおける第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる抑制構造を備えるものであった。これに対して、実施の形態5の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100gは、サブアレー1gの側壁23がチョーク構造18により構成されることにより、サブアレー1gにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2gにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる抑制構造を備えるものである。
また、実施の形態5に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100fは、サブアレー1fの長側壁23-2にチョーク構造18を有するものであった。これに対して、実施の形態5の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100gは、サブアレー1gの短側壁23-1にチョーク構造18を有するものである。
導波管スロットアレーアンテナ装置100gを放射軸方向から見たものは、図10に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100aのサブアレー1a及び治具板2aを、サブアレー1g及び治具板2gに置き換えたものと同様であるため、説明を省略する。
また、実施の形態5の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100gの構成において、実施の形態1の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100aと同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
また、実施の形態5の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100gの構成において、実施の形態5に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100fと同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図24は、実施の形態5の変形例に係るサブアレー1g及び治具板2gの要部の構成の一例を示す斜視図である。なお、図24は、サブアレー1gと治具板2gとを分解した状態を示す分解図として示したものである。また、図24は、サブアレー1gを管軸方向に直交する平面により分断した断面β2も同時に示している。また、図24に示す治具板2gは、図24に示すサブアレー1gが固定される位置に対応する治具板2gの一部を示すものである。
図25は、実施の形態5の変形例に係るサブアレー1gが熱膨張により変形した状態における図24に示す平面α9における断面の一例を示す断面図である。なお、図25は、治具板2gにサブアレー1gを取り付けた後の状態を示すものである。また、図25に示す治具板2gは、図25に示すサブアレー1gが固定される位置に対応する治具板2gの一部を示すものである。
サブアレー1gの短側壁23-1は、サブアレー1gを構成する導波管部10aの底面13aから、放射軸方向に向かって短側壁23-1の内側を切り欠いたような溝により構成されたチョーク構造18を有している。当該溝におけるサブアレー1gを構成する導波管部10aの底面13aからの放射軸方向における深さHは、設計周波数における波長の概ね1/2倍である。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100gは、サブアレー1gにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2gにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させることができる。
したがって、このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100gは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制することができる。
すなわち、実施の形態5に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100gは、抑制構造として、サブアレー1gの側壁23がチョーク構造18により構成された構造を備えたものである。
以上のように、導波管スロットアレーアンテナ装置100gは、治具板2g上に、電波の放射面22aに複数の放射用スロット3aが設けられた導波管部10を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレー1gとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置100gにおいて、互いに隣り合うサブアレー1g同士の間に設けられた第1隙間部12と、治具板2gとサブアレー1gとの間に第2隙間部11が存在する際に、放射用スロット3aから放射された電波のうち第1隙間部12bに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11から再放射されることを抑制する抑制構造と、を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100gは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100gは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100gが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100gは、上述の構成において、サブアレー1gの側壁23がチョーク構造18により構成された抑制構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100gは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100gは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100gが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
実施の形態6.
図26から図29を参照して実施の形態6に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100hにおけるサブアレー1h及び治具板2hについて説明する。
導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100におけるサブアレー1及び治具板2が、サブアレー1h及び治具板2hに変更されたものである。したがって、図1のような導波管スロットアレーアンテナ装置100hの要部を示す図の記載については省略する。
具体的には、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100は、サブアレー1における第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2における第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる抑制構造を備えるものであった。これに対して、実施の形態6に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、導体素材により構成された蓋部材により、第1隙間部12に洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制する抑制構造を備えるものである。
特に、実施の形態6に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、互いに隣り合うサブアレー1hの長側壁23-2同士の間に、蓋部材を備えることにより、第1隙間部12aに洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制するものである。
導波管スロットアレーアンテナ装置100hを放射軸方向から見たものは、図1に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100のサブアレー1及び治具板2を、サブアレー1h及び治具板2hに置き換え、第1隙間部12aに蓋部材を備えたものと同様であるため、説明を省略する。
また、実施の形態6に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100hの構成において、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100と同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図26は、実施の形態6に係るサブアレー1h及び治具板2hの要部の構成の一例を示す斜視図である。なお、図26は、治具板2hにサブアレー1hを取り付けた後の状態を示すものである。また、図26に示す治具板2hは、図26に示すサブアレー1hが固定される位置に対応する治具板2hの一部を示すものである。
図27は、実施の形態6に係るサブアレー1hが熱膨張により変形した状態における図26に示す平面α10における断面の一例を示す断面図である。
図26及び図27に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、一例として、蓋部材として、第1隙間部12aに導電性シーリング材19が配置されたものである。
図26及び図27に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、第1隙間部12aに配置された導電性シーリング材19を備えることにより、第1隙間部12aに洩れ込んだ漏洩電波が第2隙間部11の開口部まで到達することを抑制する。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、第1隙間部12aに洩れ込んだ漏洩電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制することができるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
すなわち、図26及び図27に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、一例として、抑制構造として、導体素材により構成された蓋部材により、第1隙間部12aに洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制する備えたものである。
なお、図26及び図27に示す導電性シーリング材19は、一例として、治具板2hと当接しているが、導電性シーリング材19は、第1隙間部12aに洩れ込んだ漏洩電波が第2隙間部11の開口部まで到達することを抑制するものであれば良い。例えば、導電性シーリング材19は、互いに隣り合うサブアレー1h同士の間を、治具板2hに直交する方向において覆うものであれば、導電性シーリング材19は、治具板2hと当接している必要はない。
また、図26及び図27に示す導電性シーリング材19は、一例として、導電性シーリング材19は、互いに隣り合うサブアレー1h同士の間を、治具板2hに直交する方向において覆うものであるが、導電性シーリング材19は、第1隙間部12に洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを第1隙間部12において抑制するものであれば良い。例えば、導電性シーリング材19は、導電性シーリング材19により、第2隙間部11の開口部を第1隙間部12において覆うものであれば、導電性シーリング材19は、互いに隣り合うサブアレー1h同士の間を、治具板2hに直交する方向において覆っている必要はない。
図28は、実施の形態6に係るサブアレー1h及び治具板2hの要部の構成の他の一例を示す斜視図である。なお、図28は、治具板2hにサブアレー1hを取り付けた後の状態を示すものである。また、図28に示す治具板2hは、図28に示すサブアレー1hが固定される位置に対応する治具板2hの一部を示すものである。
図29は、実施の形態6に係るサブアレー1hが熱膨張により変形した状態における図28に示す平面α11における断面の一例を示す断面図である。
図28及び図29に示すように、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、蓋部材として、サブアレー1hを構成する導波管部10の長側面23-2a等のサブアレーの外側面上に設けられた導体素材により構成された突起部20を備えたものであっても良い。 突起部20は、第1隙間部12において、互いに隣り合うサブアレー1h同士の間を覆うものである。突起部20は、互いに隣り合うサブアレー1h同士の間を、治具板2hに直交する方向において覆うことにより、第1隙間部12に洩れ込んだ電波が第2隙間部11の開口部まで到達することを抑制する。
具体的には、例えば、突起部20は、板バネ等の弾性構造を有する。突起部20は、弾性構造を有することにより、例えばサブアレー1hが変形することにより、互いに隣り合うサブアレー1h同士の間の距離が変化した状態、すなわち、第1隙間部12が一様な間隔を有していない状態でも、互いに隣り合うサブアレー1h同士の間を、治具板2hに直交する方向において覆うことにより、第1隙間部12に洩れ込んだ電波が第2隙間部11の開口部まで到達することを抑制することができる。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、第1隙間部12aに洩れ込んだ漏洩電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制することができるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
すなわち、図28及び図29に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、一例として、抑制構造として、導体素材により構成された蓋部材により、第1隙間部12に洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制する構造を備えたものである。
なお、図28及び図29は、一例として、互いに隣り合う2個のサブアレー1hのそれぞれを構成する導波管部10の長側面23-2a上に設けられた突起部20が、互いに当接することにより、治具板2hに直交する方向において覆う蓋部材を形成するものである。図28及び図29に示す突起部20は、一例であり、突起部20は、互いに隣り合う2個のサブアレー1hのうちの一方のサブアレー1hを構成する導波管部10の長側面23-2a上に設けられ、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、突起部20が、他方のサブアレー1hを構成する導波管部10の長側面23-2aに当接することにより、治具板2hに直交する方向において覆う蓋部材を形成するものであっても良い。
以上のように、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、治具板2h上に、電波の放射面22aに複数の放射用スロット3が設けられた導波管部10を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレー1hとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置100hにおいて、互いに隣り合うサブアレー1h同士の間に設けられた第1隙間部12と、治具板2hとサブアレー1hとの間に第2隙間部11が存在する際に、放射用スロット3から放射された電波のうち第1隙間部12aに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11から再放射されることを抑制する抑制構造と、を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100hが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、上述の構成において、導体素材により構成された蓋部材により、第1隙間部12に洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制する抑制構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、第1隙間部12aに洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制することができるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100hが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100hの蓋部材は、上述の構成において、第1隙間部12に配置された導電性シーリング材19により構成した。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、第1隙間部12aに洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制することができるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100hが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100hの蓋部材は、上述の構成において、サブアレー1hの外側面上に設けられた突起部20であり、突起部20は、第1隙間部において、互いに隣り合うサブアレー同士の間を覆うように構成した。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、第1隙間部12aに洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制することができるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100hが放射する電波の管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
実施の形態6の変形例.
図30を参照して実施の形態6の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100iにおけるサブアレー1i及び治具板2iについて説明する。
導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、実施の形態1の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100aにおけるサブアレー1a及び治具板2aが、サブアレー1i及び治具板2iに変更されたものである。したがって、図10のような導波管スロットアレーアンテナ装置100iの要部を示す図の記載については省略する。
具体的には、実施の形態1の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100aは、サブアレー1aにおける第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2aにおける第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる抑制構造を備えるものであった。これに対して、実施の形態6の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、導体素材により構成された蓋部材により、第1隙間部12に洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制する抑制構造を備えるものである。
また、実施の形態6に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100hは、第1隙間部12aに蓋部材を有するものであった。これに対して、実施の形態6の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、第1隙間部12bに蓋部材を有するものである。
導波管スロットアレーアンテナ装置100iを放射軸方向から見たものは、図10に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100aのサブアレー1a及び治具板2aを、サブアレー1i及び治具板2iに置き換え、第1隙間部12bに蓋部材を備えたものと同様であるため、説明を省略する。
また、実施の形態6の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100iの構成において、実施の形態1の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100aと同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
また、実施の形態6の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100iの構成において、実施の形態6に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100hと同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図30は、実施の形態6の変形例に係るサブアレー1i及び治具板2iの要部の構成の一例を示す斜視図である。なお、図30は、治具板2iにサブアレー1iを取り付けた後の状態を示すものである。また、図30に示す治具板2iは、図30に示すサブアレー1iが固定される位置に対応する治具板2iの一部を示すものである。
図30に示すように、導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、蓋部材として、第1隙間部12bに導電性シーリング材19が配置されたものである。 このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、第1隙間部12bに洩れ込んだ漏洩電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制することができるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制することができる。
すなわち、図30に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、一例として、抑制構造として、導体素材により構成された蓋部材により、第1隙間部12bに洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制する構造を備えたものである。
実施の形態6の変形例に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、蓋部材として、互いに隣り合うサブアレー1i同士の間に導電性シーリング材19が配置されたものとして説明したが、この限りではない。導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、蓋部材として、実施の形態6で説明した突起部20を、サブアレー1iの外側面であるサブアレー1iを構成する導波管部10の短側面23-1a上に設けても良い。
以上のように、導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、治具板2i上に、電波の放射面22aに複数の放射用スロット3aが設けられた導波管部10を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレー1iとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置100iにおいて、互いに隣り合うサブアレー1i同士の間に設けられた第1隙間部12と、治具板2iとサブアレー1iとの間に第2隙間部11が存在する際に、放射用スロット3aから放射された電波のうち第1隙間部12bに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11から再放射されることを抑制する抑制構造と、を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100iが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、上述の構成において、互いに隣り合うサブアレー1i同士の間が、導体素材により構成された蓋部材により、第1隙間部12に洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制する抑制構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、第1隙間部12bに洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制することができるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100iが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100iの蓋部材は、上述の構成において、第1隙間部12に配置された導電性シーリング材19により構成した。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、第1隙間部12bに洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制することができるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100iが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100iの蓋部材は、上述の構成において、サブアレー1iの外側面上に設けられた突起部20であり、突起部20は、第1隙間部12において、互いに隣り合うサブアレー1i同士の間を覆うように構成した。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、第1隙間部12bに洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制することができるため、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100iは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100iが放射する電波の管軸方向の放射特性を向上させることができる。
実施の形態7.
図31から図34を参照して実施の形態7に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100jにおけるサブアレー1j及び治具板2jについて説明する。
導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100におけるサブアレー1及び治具板2が、サブアレー1j及び治具板2jに変更されたものである。したがって、図1のような導波管スロットアレーアンテナ装置100jの要部を示す図の記載については省略する。
図31は、実施の形態7に係るサブアレー1j及び治具板2jの要部の構成の一例を示す斜視図である。なお、図31は、サブアレー1jと治具板2jとを分解した状態を示す分解図として示したものである。また、図31に示す治具板2jは、図31に示すサブアレー1jが固定される位置に対応する治具板2jの一部を示すものである。
実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100は、放射面22aに、管軸方向に伸びる形状を有する複数の放射用スロット3が設けられたサブアレー1を備えるものであった。これに対して、実施の形態7に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、図31に示すように、放射面22aに、管軸方向に伸びる形状を有する複数の放射用スロット3として、複数の第1放射用スロット3xと、管軸直交方向に伸びる形状を有する複数の放射用スロット3として、複数の第2放射用スロット3yとが設けられたサブアレー1jを備えるものである。
治具板2jは、サブアレー1jに高周波信号である電波を入力するための給電部として、第1放射用スロット3xから放射される電波を供給する第1給電部6xと、第2放射用スロット3yから放射される電波を供給する第2給電部6yとを備える。第1給電部6xは、図6の示す給電部6と同様に、例えば、H型の形状を有している。また、第2給電部6yは、図13の示す給電部6aと同様に、例えば、I型の形状を有している。
サブアレー1jは、治具板2jに備えられた第1給電部6xが出力した高周波信号である電波を、サブアレー1jを構成する導波管内に導くための給電用スロット21として、不図示の第1給電用スロット21xを備える。また、サブアレー1jは、治具板2jに備えられた第2給電部6yが出力した高周波信号である電波を、サブアレー1jを構成する導波管内に導くための給電用スロット21として、不図示の第2給電用スロット21yとを備える。第1給電用スロット21xは、第1給電部6xが出力した高周波信号である電波を、サブアレー1jを構成する導波管内に導くための給電用スロット21である。第1給電用スロット21xは、図5の示す給電用スロット21と同様に、例えば、H型の形状を有している。また、第2給電用スロット21yは、第2給電部6yが出力した高周波信号である電波を、サブアレー1jを構成する導波管内に導くための給電用スロット21である。第2給電用スロット21yは、図12の示す給電用スロット21と同様に、例えば、H型の形状を有している。
サブアレー1jは、第1放射用スロット3xから第1の偏波(以下「水平偏波」という。)を放射し、第2放射用スロット3yから第1の偏波に直交する第2の偏波(以下「垂直偏波」という。)を放射する。
サブアレー1jは、図1に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100と同様に、互いに隣り合うサブアレー1j同士の間に不図示の第1隙間部12が設けられた状態で治具板2j上に複数個配置される。より具体的には、サブアレー1jは、管軸直交方向に互いに隣り合うサブアレー1j同士の間に不図示の第1隙間部12aが設けられ、管軸方向に互いに隣り合うサブアレー1j同士の間に不図示の第1隙間部12bが設けられた状態で治具板2j上に複数個配置される。
第1放射用スロット3xから放射される水平偏波の一部は、管軸直交方向に互いに隣り合うサブアレー1j同士の間に設けられた第1隙間部12aに漏洩電波として洩れ込む。また、第2放射用スロット3yから放射される垂直偏波の一部は、管軸方向に互いに隣り合うサブアレー1j同士の間に設けられた第1隙間部12bに漏洩電波として洩れ込む。
実施の形態1に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100は、第1隙間部12aに洩れ込んだ漏洩電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制するための抑制構造を備えたものであった。これに対して、実施の形態7に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ漏洩電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制するための抑制構造を備えたものである。
より具体的には、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが備える抑制構造は、例えば、図31に示すような、サブアレー1jにおける第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2jにおける第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる構造である。
より具体的には、サブアレー1jに配置された凸部7は、サブアレー1jにおける第2隙間部11を形成する部位において、管軸方向及び管軸直交方向にそれぞれに配置される。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第1隙間部12aに洩れ込んだ漏洩電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制することができる。
また、このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第1隙間部12bに洩れ込んだ漏洩電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制することができる。
図31に示す抑制構造は、一例に過ぎず、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが備える抑制構造は、図31に示す抑制構造とは異なる構造であっても良い。より具体的には、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが備える抑制構造は、第1隙間部12aに洩れ込んだ漏洩電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制することができ、且つ、第1隙間部12bに洩れ込んだ漏洩電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制することができれば良い。例えば、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが備える抑制構造は、これまでに説明した実施の形態に記載した構造等を適用したものであっても良い。
図32は、実施の形態7に係るサブアレー1j及び治具板2jの要部の構成の他の一例を示す斜視図である。なお、図32は、サブアレー1jと治具板2jとを分解した状態を示す分解図として示したものである。また、図32に示す治具板2jは、図32に示すサブアレー1jが固定される位置に対応する治具板2jの一部を示すものである。
図32に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100jが備える抑制構造は、一例として、サブアレー1jにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2jにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成された導体部材として、導体素材により構成された固定用シール部材を配置し、サブアレー1jと治具板2jとにより当該固定用シール部材を挟持させることより、電気的に短絡させる構造である。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第1隙間部12aに洩れ込んだ漏洩電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制することができる。
また、このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第1隙間部12bに洩れ込んだ漏洩電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制することができる。
また、図33は、実施の形態7に係るサブアレー1j及び治具板2jの要部の構成の他の一例を示す斜視図である。なお、図33は、サブアレー1jと治具板2jとを分解した状態を示す分解図として示したものである。また、図33は、サブアレー1jを管軸方向に直交する平面により分断した断面β3も同時に示している。また、図33に示す治具板2jは、図33に示すサブアレー1jが固定される位置に対応する治具板2jの一部を示すものである。
図33に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100jが備える抑制構造は、一例として、サブアレー1jの側壁23がチョーク構造18により構成された構造である。
このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第1隙間部12aに洩れ込んだ漏洩電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制することができる。
また、このように構成することにより、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射される電波を、グレーティングローブとは言えない強度に抑制できるため、第1隙間部12bに洩れ込んだ漏洩電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制することができる。
図34を参照して、実施の形態7に係る導波管スロットアレーアンテナ装置100jの放射特性について説明する。
図34Aは、図32に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100jの放射特性を示す図である。図34Bは、図33に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100jの放射特性を示す図である。図34Cは、導波管スロットアレーアンテナ装置100jの構成から抑制構造を取り除いた従来型導波管スロットアレーアンテナ装置の放射特性を示す図である。
図34A、図34B、及び、図34Cにおいて、横軸は、放射軸方向を基準とした角度を示し、縦軸は、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射した電波における放射軸方向の電波強度を基準とした電波強度の大きさを、利得を用いて示している。
図34A、図34B、及び、図34Cを比較すると、図34Cに示す従来型導波管スロットアレーアンテナ装置の放射特性は、特に32度の方向において、高いレベルのグレーティングローブが発生している。これに対して、図34Aに示す図32に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100jの放射特性、及び、図34Bに示す図33に示す導波管スロットアレーアンテナ装置100jの放射特性は、32度の方向において、グレーティングローブが抑制され、従来型導波管スロットアレーアンテナ装置の放射特性と比較して、改善された放射特性となっている。
以上のように、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、治具板2j上に、電波の放射面22aに複数の放射用スロット3として、第1の偏波を放射する第1放射用スロット3x、及び第1の偏波に直交する第2の偏波を放射する第2放射用スロット3yの2種類の放射用スロット3が放射面22aに設けられた導波管部10を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレー1jとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置100jにおいて、互いに隣り合うサブアレー1j同士の間に設けられた第1隙間部12と、治具板2jとサブアレー1jとの間に第2隙間部11が存在する際に、放射用スロット3jから放射された電波のうち第1隙間部12aに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11から再放射されることを抑制する抑制構造と、を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1jにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2jにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11スロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1jにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2jにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる位置と、サブアレー1jと治具板2jとを固定することにより電気的に短絡させる位置との間の距離が、サブアレー1jの動作周波数における高域周波数信号の波長以下となる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを高度に抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11スロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1jにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2jにおける第2隙間部11を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを高度に抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1jにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2jにおける第2隙間部11を形成する部位とを電気的に短絡させる2箇所以上の位置のうち、互いに隣り合う2箇所の位置の間の距離が、サブアレー1jの動作周波数における高域周波数信号の波長以下となる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを高度に抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1jにおける第2隙間部11を形成する部位に配置された凸部7の外側面7aと、治具板2jにおける第2隙間部11を形成する部位に配置され、凸部7が嵌入される凹部8の内側面8aとが当接することにより電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1jにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2jにおける第2隙間部11を形成する部位とを、導体素材により構成された固定部材により、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1jにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2jにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成された導体部材を配置し、サブアレー1jと治具板2jとにより当該導体部材を挟持させることより、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1jにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2jにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成された導体部材として導体素材により構成された発条部材を配置し、サブアレー1jと治具板2jとにより当該導体部材を挟持させることより、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、上述の構成において、抑制構造として、サブアレー1jにおける第2隙間部11を形成する部位と、治具板2jにおける第2隙間部11を形成する部位との間に、導体素材により構成された導体部材として導体素材により構成された固定用シール部材を配置し、サブアレー1jと治具板2jとにより当該導体部材を挟持させることより、電気的に短絡させる構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、上述の構成において、サブアレー1jの側壁23がチョーク構造18により構成された抑制構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、上述の構成において、導体素材により構成された蓋部材により、第1隙間部12に洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制する抑制構造を備えた。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制することができるため、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100jの蓋部材は、上述の構成において、第1隙間部12に配置された導電性シーリング材19により構成した。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制することができるため、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
また、導波管スロットアレーアンテナ装置100jの蓋部材は、上述の構成において、サブアレー1jの外属面上に設けられた突起部20であり、突起部20は、第1隙間部12において、互いに隣り合うサブアレー1j同士の間を覆うように構成した。
このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が第2隙間部11に入り込むことを抑制することができるため、第1隙間部12a及び第1隙間部12bのそれぞれに洩れ込んだ電波が、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することにより第2隙間部11から再放射されることを抑制できる。そのため、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できる。
また、このように構成することで、導波管スロットアレーアンテナ装置100jは、第2隙間部11がスロットアンテナとして動作することによるグレーティングローブの発生を抑制できるため、導波管スロットアレーアンテナ装置100jが放射する電波の管軸方向及び管軸直交方向の放射特性を向上させることができる。
なお、この発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る導波管スロットアレーアンテナ装置は、気象レーダー、航空管制レーダー、地表観測レーダー、衛星通信用アンテナ等に適用することができる。
100,100a,100b,100c,100d,100e,100f,100g,100h,100i,100j 導波管スロットアレーアンテナ装置、1,1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1-1-1,1-2-1,・・・,1-M-1,1-1-2,・・・,1-1-N,・・・,1-M-N,1a-1-1,1a-2-1,・・・,1a-M-1,1a-1-2,・・・,1a-1-N,・・・,1a-M-N サブアレー、2,2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j 治具板、3,3a 放射用スロット、3x 第1放射用スロット,3y 第2放射用スロット、4,4-1,4-2,4-3,4-4,4-5,4-6,4-7,4-8,4-9,4-10 ネジ、5、5-1,5-2,5-3,5-4,5-5,5-6,5-7,5-8,5-9,5-10 ネジ穴、6,6a 給電部、6x 第1給電部,6y 第2給電部、7 凸部、7a 外側面、8 凹部、8a 内側面、10,10a 導波管部、11 第2隙間部、12,12a,12b 第1隙間部、13 底壁、13a 底面、14 巻バネ、15 バネ挿入孔、16 ガスケット、17 ガスケット挿入孔、18 チョーク構造、19 導電性シーリング材、20 突起部、21 給電用スロット、21x 第1給電用スロット、21y 第2給電用スロット、22 上壁、22a 放射面、23 側壁、23-1 短側壁、23-1a 短側面、23-2 長側壁、23-2a 長側面、30 板部。

Claims (4)

  1. 治具板上に、電波の放射面に複数の放射用スロットが設けられた導波管部を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレーとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置において、
    互いに隣り合う前記サブアレー同士の間に設けられた第1隙間部と、
    前記治具板と前記サブアレーとの間に第2隙間部が存在する際に、前記放射用スロットから放射された電波のうち前記第1隙間部に洩れ込んだ電波が、前記第2隙間部から再放射されることを抑制する抑制構造を備え
    前記抑制構造は、前記サブアレーにおける前記第2隙間部を形成する部位と、前記治具板における前記第2隙間部を形成する部位とを電気的に短絡させる構造であり、
    前記抑制構造は、前記サブアレーにおける前記第2隙間部を形成する部位と、前記治具板における前記第2隙間部を形成する部位とを電気的に短絡させる位置と、前記サブアレーと前記治具板とを固定することにより電気的に短絡させる位置との間の距離が、前記サブアレーの動作周波数における高域周波数信号の波長以下であること
    を特徴とする導波管スロットアレーアンテナ装置。
  2. 治具板上に、電波の放射面に複数の放射用スロットが設けられた導波管部を含む導波管スロットアレーアンテナがサブアレーとして複数個配列されている導波管スロットアレーアンテナ装置において、
    互いに隣り合う前記サブアレー同士の間に設けられた第1隙間部と、
    前記治具板と前記サブアレーとの間に第2隙間部が存在する際に、前記放射用スロットから放射された電波のうち前記第1隙間部に洩れ込んだ電波が、前記第2隙間部から再放射されることを抑制する抑制構造を備え
    前記抑制構造は、前記サブアレーにおける前記第2隙間部を形成する部位と、前記治具板における前記第2隙間部を形成する部位とを2箇所以上の位置において、電気的に短絡させる構造であり、
    前記抑制構造は、前記サブアレーにおける前記第2隙間部を形成する部位と、前記治具板における前記第2隙間部を形成する部位とを電気的に短絡させる2箇所以上の位置のうち、互いに隣り合う2箇所の位置の間の距離が、前記サブアレーの動作周波数における高域周波数信号の波長以下であること
    を特徴とする導波管スロットアレーアンテナ装置。
  3. 前記サブアレーは、前記放射用スロットとして、第1の偏波を放射する第1放射用スロット、及び前記第1の偏波に直交する第2の偏波を放射する第2放射用スロットの2種類の前記放射用スロットが前記放射面に設けられたものであること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
  4. 前記サブアレーは、樹脂にメッキ加工を施した部材により構成されたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の導波管スロットアレーアンテナ装置。
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