JP7036078B2 - 制御システム、制御方法、および制御ユニット - Google Patents

制御システム、制御方法、および制御ユニット Download PDF

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Description

本発明は、制御システム、制御方法、および制御ユニットに関し、より特定的にはロボットを制御する制御システム、制御方法、および制御ユニットに関する。
多くの生産現場において、作業者と協働しながらロボットが作業することが頻繁に行われている。このような生産現場では、作業者の安全を確保するために様々な工夫が施されている。たとえば、特開2003-222295号公報(特許文献1)においては、機械が作業する危険領域と作業者が作業する非危険領域とを保安境界によって分離し、作業者が保安境界を越えた場合に、緊急停止機能を制御する装置が開示されている。
特開2003-222295号公報
ところで、近年では、上述したようなロボットを用いた生産現場において、作業者とロボットとが安全策などで隔てられることなく作業領域を共有するシステムを構築するための安全規格が定められている。たとえば、ISO 10218-1、ISO 10218-2、およびISO/TS 15066では、作業者と協働して作業することが可能な協働ロボットまたは協働ロボットを用いたロボットシステムについての安全要求事項が規定されている。
協働ロボットを用いた生産現場の構築に関しては未だ進歩を遂げている途中であり、特に、安全性および生産性の両方を高める技術が望まれているが、特許文献1に開示されたシステムにおいては、機械が作業する領域と作業者が作業する領域とが完全に分離されており、上述したような安全規格に従ったシステムについては何ら考慮されていない。
本発明は、上述したような課題を解決することを一つの目的とし、ロボットと作業者とが協働する生産現場において安全性および生産性の両方を高める技術を提供することを目的とする。
本開示の一例に従えば、ロボットを制御する制御システムが提供される。制御システムは、ロボットを制御する制御手段と、三次元空間における視野範囲に含まれる作業者およびロボットの位置情報を取得する三次元センサ手段と、作業者およびロボットの作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定するためのユーザインターフェースを提供する設定支援手段とを備える。制御手段は、位置情報に基づき算出された作業者またはロボットの位置がユーザインターフェースを用いて設定された協働作業領域に含まれるか否か、ならびに位置情報に基づき算出された当該作業者と当該ロボットとの相対的な位置関係に基づき、ロボットの停止または速度を制御する。
この開示によれば、ユーザは、作業者およびロボットの作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定することができ、三次元空間における作業者およびロボットの位置が仮想的に設定された協働作業領域に含まれるか否か、ならびに三次元空間における作業者とロボットとの相対的な位置関係に基づき、ロボットの停止または速度を制御することができる。これにより、ユーザは、ロボットと作業者とが協働する生産現場において安全性および生産性の両方を高めることができる。
上述の開示において、制御手段は、協働作業領域の端部に仮想的に設けられた仮想境界を作業者またはロボットが超えたか否かに基づき、ロボットの停止または速度を制御する。
この開示によれば、ユーザは、協働作業領域の端部に仮想的に設けられた仮想境界を用いてロボットの停止または速度を適切に制御することができるため、ロボットと作業者とが協働する生産現場において安全性および生産性の両方を高めることができる。
上述の開示において、仮想境界は、ロボットの位置が協働作業領域に含まれるか否かに応じて切り替わる。
この開示によれば、ユーザは、ロボットの位置に応じて適切な仮想境界を設けることができるため、より安全性および生産性の両方を高めることができる。
上述の開示において、制御システムは、作業空間において仮想境界を視認可能に具現化する具現化手段を備える。
この開示によれば、ユーザは、作業空間において視認可能に具現化された仮想境界を確認しながら作業を行うことができるため、より安全性および生産性の両方を高めることができる。
上述の開示において、制御手段は、作業者またはロボットを含むオブジェクトが、作業者側から協働作業領域に侵入したか否か、またはロボット側から協働作業領域に侵入したか否かに基づき、ロボットの停止または速度を制御する。
この開示によれば、ユーザは、作業者またはロボットを含むオブジェクトが協働作業領域に侵入したか否かや、作業者側およびロボット側のいずれの方向からオブジェクトが協働作業領域に侵入したかに基づき、ロボットの停止または速度を適切に制御することができるため、仮想境界を設定することなく、安全性および生産性の両方を高めることができる。
上述の開示において、設定支援手段は、作業者およびロボットの各々が作業する領域として、協働作業領域を含む複数種類の領域を設定するためのユーザインターフェースを提供する。
この開示によれば、ユーザは、作業者およびロボットの各々が作業する領域として、協働作業領域を含む所望の領域を設定することができるため、より安全性および生産性の両方を高めることができる。
上述の開示において、制御システムは、作業者とロボットとの相対的な位置関係に応じたロボットの制御内容を設定するためのユーザインターフェースを提供する制御内容設定手段を備える。
この開示によれば、ユーザは、作業者とロボットとの相対的な位置関係に応じて、ロボットの制御内容を自由に設定することができるため、より安全性および生産性の両方を高めることができる。
上述の開示において、設定支援手段は、三次元センサ手段における視野範囲に対応する画像に基づき協働作業領域を仮想的に設定するためのユーザインターフェースを提供する。
この開示によれば、ユーザは、三次元センサ手段における視野範囲に対応する画像に基づき協働作業領域を仮想的に設定することができるため、より安全性および生産性の両方を高めることができる。
上述の開示において、制御システムは、作業に係るワークの位置に基づく制御手段によるロボットの停止または速度の制御を禁止する禁止手段を備える。
この開示によれば、ワークの位置を検出したことに起因してロボットの停止または速度が制御されることがないため、より安全性および生産性の両方を高めることができる。
本開示の別の一例に従えば、ロボットを制御する制御方法が提供される。ユーザインターフェースによって、作業者およびロボットの作業を許容する協働作業領域が仮想的に設定されるものである。制御方法は、ロボットを制御するステップと、三次元空間における視野範囲に含まれる作業者およびロボットの位置情報を取得するステップとを含む。ロボットを制御するステップは、位置情報に基づき算出された作業者またはロボットの位置が協働作業領域に含まれるか否か、ならびに位置情報に基づき算出された当該作業者と当該ロボットとの相対的な位置関係に基づき、ロボットの停止または速度を制御するステップを含む。
この開示によれば、ユーザは、作業者およびロボットの作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定することができ、三次元空間における作業者およびロボットの位置が仮想的に設定された協働作業領域に含まれるか否か、ならびに三次元空間における作業者とロボットとの相対的な位置関係に基づき、ロボットの停止または速度を制御することができる。これにより、ユーザは、ロボットと作業者とが協働する生産現場において安全性および生産性の両方を高めることができる。
本開示の別の一例に従えば、ロボットを制御する制御ユニットが提供される。制御ユニットは、ロボットを制御する制御部と、作業者およびロボットの作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定するためのユーザインターフェースを提供する設定支援ツールとを備える。制御部は、三次元センサによって取得された位置情報に基づき算出された作業者またはロボットの位置がユーザインターフェースを用いて設定された協働作業領域に含まれるか否か、ならびに当該作業者と当該ロボットとの相対的な位置関係に基づき、ロボットの停止または速度を制御する。
この開示によれば、ユーザは、作業者およびロボットの作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定することができ、三次元空間における作業者およびロボットの位置が仮想的に設定された協働作業領域に含まれるか否か、ならびに三次元空間における作業者とロボットとの相対的な位置関係に基づき、ロボットの停止または速度を制御することができる。これにより、ユーザは、ロボットと作業者とが協働する生産現場において安全性および生産性の両方を高めることができる。
本実施の形態に係る制御システムの適用例を示す模式図である。 比較例に係る制御システムを示す模式図である。 本実施の形態に係る制御装置のハードウェア構成例を示す模式図である。 本実施の形態に係るサポート装置のハードウェア構成例を示す模式図である。 本実施の形態に係る三次元センサのハードウェア構成例を示す模式図である。 本実施の形態に係る制御システムにおいて設定可能な各種領域の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係る制御システムにおいて設定可能な各種領域の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係る制御システムにおいて用いられるロボット制御テーブルの一例を示す模式図である。 本実施の形態に係るサポート装置における領域設定の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係るサポート装置における停止/速度設定の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係るサポート装置におけるワーク非検知設定の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係る制御システムにおいて実行されるセーフティ制御処理の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係る制御システムにおいて実行されるセーフティ制御処理の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係る制御システムが実行するセーフティ制御処理のフローチャートである。 変形例に係る制御システムを示す模式図である。 変形例に係る制御システムを示す模式図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
<A.適用例>
本発明が適用される場面の一例について説明する。
図1は、本実施の形態に係る制御システム1の適用例を示す模式図である。図1に示すように、本実施の形態に係る制御システム1は、生産現場において、作業者とロボット200とが安全策などで隔てられることなく作業領域を共有するシステムである。
たとえば、図1に示す例では、床に設置された作業台の上にロボット200が設置されており、ロボット200と対向するように、作業者がワーク(「W」で図示する。)を保持している。作業者とロボット200との間には、仮想的な領域として、協働作業領域(collaborative workspace)が割り当てられている。なお、「協働作業領域」は、「協働作業空間」とも称される。
本実施の形態に係る制御システム1は、所定の安全規格(ISO 10218-1、ISO 10218-2、およびISO/TS 15066)に従って構築されており、協働作業領域は、作業者およびロボット200の作業を許容する領域である。つまり、本実施の形態に係るロボット200は、規定された協働作業領域において、人間(本明細書では「作業者」)と直接的な相互作用可能となるように安全機能面が考慮された協働ロボットである。言い換えると、本実施例形態に係るロボット200は、人間と協働作業する上で、上述した安全規格で規定された安全要求事項を満足するように設計されている。
制御システム1は、ロボット200を制御する制御装置100と、作業者およびロボット200の位置情報を取得する三次元センサ300と、制御装置100におけるロボット200の制御を支援するサポート装置400とを備える。
制御装置100は、本開示に係る「制御手段」を含み、ロボット200の駆動、停止、および動作時の速度を指定するための制御指令をロボット200に対して出力することで、ロボット200を制御する。ロボット200は、制御装置100からの制御指令に基づいて、駆動し、指定された速度で動作するとともに、必要に応じて停止する。なお、本実施の形態においては、制御装置100は、制御プログラム(シーケンス制御およびモーション制御を含み得る)を実行する処理主体であるプログラマブルコントローラ(PLC)であるが、PLCに限らずロボット200を制御する装置であればいずれのものであってもよい。
三次元センサ300は、本開示に係る「三次元センサ手段」を含み、三次元空間における視野範囲に含まれる作業者およびロボット200の位置情報を取得する。三次元センサ300の具体的な構成については図5を参照しながら説明する。
サポート装置400は、本開示に係る「設定支援手段」を含み、作業者およびロボット200の作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定するためのユーザインターフェースを提供する。
上述したような構成を備える制御システム1においては、まず、ユーザ(作業者、および制御システム1の管理者など)は、サポート装置400が提供するユーザインターフェースを用いて、作業場での三次元空間において協働作業領域の大きさ(たとえば、面積)を仮想的に設定する。サポート装置400で設定された協働作業領域を特定するためのデータは、制御装置100に出力される。また、サポート装置400で設定された協働作業領域を特定するためのデータは、制御装置100を介して、あるいはサポート装置400から直接的に三次元センサ300にも出力されてもよい。
作業中においては、作業者およびロボット200の各々について、三次元センサ300によって三次元空間での位置情報が取得される。なお、サポート装置400で扱われる三次元空間における位置座標(たとえば、X座標、Y座標、およびZ座標)と、三次元センサ300で扱われる三次元空間における位置座標(たとえば、X座標、Y座標、およびZ座標)とは、互いに合致するように予めキャリブレーションされている。
三次元センサ300によって取得された作業者およびロボット200の各々の位置情報に基づき、作業者およびロボット200の各々の現在位置が算出される。なお、このような作業者およびロボット200の各々の現在位置を算出する処理は、三次元センサ300が実行してその結果を制御装置100に出力してもよいし、三次元センサ300から取得した位置情報に基づき制御装置100が実行してもよい。
作業者およびロボット200の各々の現在位置が算出されると、今度は、作業者またはロボット200の位置がサポート装置400で設定された協働作業領域に含まれるか否かが判定され、さらに、作業者とロボット200との相対的な位置関係が特定される。ここで、作業者の「位置」とは、三次元空間で検出される作業者の各点の位置を想定しており、たとえば、作業者の「位置」は、作業者の頭、体、手、あるいは足などの位置を含み得る。また、ロボット200の「位置」とは、三次元空間で検出されるロボット200の各点の位置を想定しており、たとえば、ロボット200の「位置」は、ロボット200の本体部(ボディ)、腕部(アーム)、関節部、あるいはエンドエフェクタなどの位置を含み得る。
制御システム1においては、作業者の位置が協働作業領域に含まれるか否か、およびロボット200の位置が協働作業領域に含まれるか否かが判定されるとともに、作業場での三次元空間に含まれる各種の領域のうち、作業者およびロボット200の各々の位置が含まれる領域が特定される。なお、このような作業者またはロボット200の位置が協働作業領域に含まれるか否かを判定する処理、および作業者とロボット200との相対的な位置関係を特定する処理は、三次元センサ300が実行してその結果を制御装置100に出力してもよいし、三次元センサ300から取得した位置情報に基づき制御装置100が実行してもよい。
制御装置100は、作業者またはロボット200の位置が協働作業領域に含まれるか否か、ならびに作業者とロボットとの相対的な位置関係に基づき、所定の制御指令をロボット200に対して出力することで、ロボット200を制御する。
具体的には図12および図13を参照しながら説明するが、たとえば、作業者がロボット200から離れれば離れるほど、ロボット200が高速に動作するように制御され、作業者がロボット200に近づけば近づくほど、ロボット200が低速に動作、または停止するように制御される。また、作業者が協働作業領域に位置する一方で、ロボット200が協働作業領域から離れていれば、ロボット200が動作するように制御される。反対に、ロボット200が協働作業領域に位置する一方で、作業者が協働作業領域から離れていれば、ロボット200が協働作業領域で動作するように制御される。さらに、作業者とロボット200とが同時に協働作業領域に位置する場合には、ロボット200が停止するように制御される。
ここで、図2は、比較例に係る制御システム1000を示す模式図である。図2に示すように、比較例に係る制御システム1000においては、二次元センサ1300によって取得された作業者の位置情報に基づき、制御装置1100が作業者の位置を特定している。つまり、比較例に係る制御システム1000は、本実施の形態に係る制御システム1のように三次元空間での作業者およびロボット200の位置を検出するものではなく、二次元(たとえば、床に平行な面におけるX軸およびY軸)で作業者の位置を検出している。
また、制御システム1000は、ロボット200と作業者との間にセーフティライトカーテン1400を設けることで作業者の安全を確保しており、作業者またはロボット200がセーフティライトカーテン1400を超えると、制御装置1100がロボット200を停止させるようになっている。これにより、作業者が協働作業領域で作業をしている間は、ロボット200が停止する。
このように構成された制御システム1000は、二次元での作業者の位置を検出するものであるため、たとえば、作業者の足などの下半身の動きを検知することで、作業者の現在位置を特定することができる。しかしながら、制御システム1000は、作業者の手や腕などの上半身の動きについては二次元センサ1300によって検知できないため、ロボット200を高速に動作させようとするならば、作業者は、ロボット200から十分に離れた位置まで後退しなければならない。つまり、作業者の下半身の動きのみの検出によってロボット200を制御する場合、低速動作から高速動作に移行するトリガとなる作業者の検出位置に対して十分なマージンを考慮しなければならない。
これに対して、本実施の形態に係る制御装置100は、図1に示すように、三次元センサ300によって、作業者の手や腕などの上半身の動きも検出することができる。このため、たとえば、制御装置100は、作業者が後退しなくても、作業者が手を引くだけで、作業者とロボット200との間に十分な距離があると判断することができ、低速動作から高速動作にロボット200を移行させることができる。
これにより、三次元センサ300によって取得された位置情報に基づいて、三次元空間での作業者とロボットとの相対的な位置関係を認識することで、安全を確保しながらも、高速動作するロボット200に作業者が近づける距離を極力短くすることができる。言い換えると、ロボット200の高速動作を許容することができる時間をより長く確保することができる。
さらに、本実施の形態に係る制御システム1によれば、ユーザは、作業者およびロボット200の作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定することができ、三次元空間における作業者およびロボット200の位置が仮想的に設定された協働作業領域に含まれるか否か、ならびに三次元空間における作業者とロボット200との相対的な位置関係に基づき、ロボット200の停止または速度を制御することができる。すなわち、ユーザは、所望の領域を協働作業領域として設定することができ、さらに、その設定した協働作業領域を基準として、作業者とロボット200との相対的な位置関係に基づきロボット200の停止または速度を制御することができる。これにより、ユーザは、ロボット200と作業者とが協働する生産現場において安全性および生産性の両方を高めることができる。
<B.制御システム1に含まれる各装置のハードウェア構成>
次に、制御システム1に含まれる各装置のハードウェア構成の一例について説明する。
(b1:制御装置100)
図3は、本実施の形態に係る制御装置100のハードウェア構成例を示す模式図である。なお、ここでは説明を省略しているが、本実施の形態に係る制御装置100は、機能安全化されている。図3に示すように、制御装置100は、プロセッサ102と、メインメモリ104と、ストレージ106と、ローカルバスコントローラ120と、ロボットコントローラ108と、ネットワークコントローラ110と、IOコントローラ114と、メモリカードインターフェース116とを含む。これらのコンポーネントは、プロセッサバス130を介して接続されている。
プロセッサ102は、主として、制御演算などを実行する演算部であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などで構成される。具体的には、プロセッサ102は、ストレージ106に格納されたプログラム(一例として、制御プログラム140、システムプログラム1060、およびセーフティプログラム150)を読み出して、メインメモリ104に展開して実行することで、制御対象(たとえば、ロボット200)に応じた所定の制御を実現する。
図3の例では、プロセッサ102が所定のプログラムを実行することで、制御装置100として必要な機能が提供される構成例を示したが、これらの提供される機能の一部または全部を、専用のハードウェア回路(たとえば、ASICまたはFPGAなど)を用いて実装してもよい。
メインメモリ104は、たとえば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などの揮発性記憶装置などで構成される。
ストレージ106は、たとえば、SSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性記憶装置などで構成される。ストレージ106には、基本的な機能を実現するためのシステムプログラム1060に加えて、ロボット200を含む機械や設備などの制御対象に応じて作成される制御プログラム140、作業者とロボット200との協働作業において作業者の安全を確保するために実行されるセーフティプログラム1062、およびセーフティプログラム1062の実行時に参照されるロボット制御テーブル1064などが格納されている。
ロボット制御テーブル1064には、たとえば、作業者またはロボット200の位置が協働作業領域に含まれるか否か、ならびに作業者とロボット200との相対的な位置関係に応じて、ロボット200の停止または速度を制御するための指令情報が格納されている。ロボット制御テーブル1064の具体的な内容については、図8を参照しながら説明する。
プロセッサ102は、制御プログラム140を実行することで、ロボット200を含む機械や設備などの制御対象に対する生産のメインルーチンとなる制御を行う。また、プロセッサ102は、制御プログラム140と並行してセーフティプログラム1062を実行することで、三次元センサ300によって取得された作業者およびロボット200の位置情報に基づき、ロボット200の停止または速度を制御するセーフティ制御処理を実行する。具体的には、プロセッサ102は、セーフティ制御処理を実行することで、三次元センサ300によって特定された作業者やロボット200の位置と、協働作業領域などの予め決められた各領域とに基づき、作業者やロボット200が位置する領域を特定し、その特定結果に基づいて、ロボット200の停止または速度を制御する。セーフティ制御処理の具体的なフローの具体的な内容については、図14を参照しながら説明する。
ローカルバスコントローラ120は、ローカルバスを介して、制御装置100に接続される任意のユニットとの間でデータを遣り取りする。
ロボットコントローラ108は、所定のネットワークを介して、ロボット200との間でデータを遣り取りする。特に、本実施の形態においては、制御装置100は、ロボットコントローラ108を介して、ロボット200の駆動、停止、および動作時の速度を指定するための制御指令をロボット200に対して出力する。
ネットワークコントローラ110は、ネットワークを介して、サポート装置400との間でデータを遣り取りする。特に、本実施の形態においては、制御装置100は、ネットワークコントローラ110を介して、ユーザによって設定された協働作業領域を特定するためのデータをサポート装置400から取得する。また、制御装置100は、ネットワークコントローラ110を介して、ユーザによって設定されたロボット200の制御内容を特定するためのデータをサポート装置400から取得する。ネットワークコントローラ110を介して取得されたロボット200の制御内容を特定するためのデータは、ロボット制御テーブル1064に含まれ、ストレージ106に格納される。
IOコントローラ114は、所定のネットワークを介して、三次元センサ300との間でデータを遣り取りする。特に、本実施の形態においては、制御装置100は、IOコントローラ114を介して、作業者およびロボット200の位置情報を取得したり、当該位置情報に基づき作業者またはロボット200が位置する領域の判定結果を取得したりする。なお、制御装置100がPLCの場合、PLCにおける情報量を極力簡素化するために、作業者またはロボット200が位置する領域の判定は、三次元センサ300に委ね、制御装置100がその判定結果のみを三次元センサ300から取得してもよい。
メモリカードインターフェース116は、着脱可能な記録媒体の一例であるメモリカード118を受け付ける。メモリカードインターフェース116は、メモリカード118に対してデータを書き込み、メモリカード118から各種データ(ログやトレースデータなど)を読み出すことが可能になっている。
(b2:サポート装置400)
図4は、本実施の形態に係るサポート装置400のハードウェア構成例を示す模式図である。サポート装置400は、一例として、汎用的なアーキテクチャに従うコンピュータがプログラムを実行することで実現される。
図4に示すように、サポート装置400は、プロセッサ402と、メインメモリ404と、ストレージ406と、入力部408と、表示部410と、光学ドライブ417と、ネットワークコントローラ416とを含む。これらのコンポーネントは、プロセッサバス418を介して相互に通信可能に接続されている。
プロセッサ402は、CPUやGPUなどで構成され、ストレージ406に格納されたプログラム(一例として、OS4060およびサポートプログラム4062)を読み出して、メインメモリ404に展開して実行することで、各種処理を実現する。
図4の例では、プロセッサ402が所定のプログラムを実行することで、サポート装置400として必要な機能が提供される構成例を示したが、これらの提供される機能の一部または全部を、専用のハードウェア回路(たとえば、ASICまたはFPGAなど)を用いて実装してもよい。
メインメモリ404は、たとえば、DRAMやSRAMなどの揮発性記憶装置などで構成される。
ストレージ406は、たとえば、HDDやSSDなどの不揮発性記憶装置などで構成される。ストレージ406には、基本的な機能を実現するためのOS4060に加えて、サポート装置400としての機能を提供するためのサポートプログラム4062が格納されている。サポートプログラム4062は、制御装置100におけるロボット200の制御を支援するための命令を含む。
プロセッサ402は、サポートプログラム4062を実行することで、作業者およびロボット200の作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定するためのユーザインターフェースを提供する。サポート装置400が提供する協働作業領域を設定するためのユーザインターフェースの具体的な内容については図9を参照しながら説明する。サポート装置400によって設定された協働作業領域を特定するためのデータは、ネットワークコントローラ416を介して制御装置100に送信される。
さらに、プロセッサ402は、サポートプログラム4062を実行することで、作業者とロボット200との相対的な位置関係に応じたロボット200の制御内容を設定するためのユーザインターフェースを提供する。ロボット200の制御内容を設定するためのユーザインターフェースの具体的な内容については図10を参照しながら説明する。サポート装置400によって設定されたロボット200の制御内容を特定するためのデータは、ネットワークコントローラ416を介して制御装置100に送信される。
入力部408は、キーボードやマウスなどで構成され、ユーザ操作を受け付ける。表示部410は、ディスプレイ、各種インジケータ、プリンタなどで構成され、プロセッサ402からの処理結果などを出力する。
ネットワークコントローラ416は、ネットワークを介して、制御装置100などの任意の外部装置などとの間でデータを遣り取りする。
光学ドライブ417は、コンピュータ読取可能なプログラムを非一過的に格納する記録媒体414(たとえば、DVD(Digital Versatile Disc)などの光学記録媒体)を受け入れる。記録媒体414に格納されたプログラムは、ストレージ406などにインストールされる。
サポート装置400で実行されるサポートプログラム4062などは、コンピュータ読取可能な記録媒体414を介してインストールされてもよいが、ネットワーク上のサーバ装置などからダウンロードする形でインストールするようにしてもよい。また、本実施の形態に係るサポート装置400が提供する機能は、OS4060が提供するモジュールの一部を利用する形で実現される場合もある。
(b3:三次元センサ300)
図5は、本実施の形態に係る三次元センサ300のハードウェア構成例を示す模式図である。なお、ここでは説明を省略しているが、本実施の形態に係る三次元センサ300は、制御装置100と同様に機能安全化されている。本実施の形態に係る三次元センサ300は、いわゆるパッシブ方式のステレオカメラであり、複数台(たとえば、2台)のカメラが同じ空間を互いに異なる位置から撮影することで、三次元空間におけるカメラの視野範囲に含まれるオブジェクトの位置情報を取得するように構成されている。
図5に示すように、三次元センサ300は、プロセッサ302と、メインメモリ304と、ストレージ306と、カメラインターフェース311と、カメラインターフェース312と、カメラ351と、カメラ352と、IOコントローラ316とを含む。これらのコンポーネントは、プロセッサバス318を介して相互に通信可能に接続されている。
プロセッサ302は、CPUやGPUなどで構成され、ストレージ306に格納されたプログラム(一例として、監視プログラム3062)を読み出して、メインメモリ304に展開して実行することで、各種処理を実現する。
図5の例では、プロセッサ302が所定のプログラムを実行することで、三次元センサ300として必要な機能が提供される構成例を示したが、これらの提供される機能の一部または全部を、専用のハードウェア回路(たとえば、ASICまたはFPGAなど)を用いて実装してもよい。
メインメモリ304は、たとえば、DRAMやSRAMなどの揮発性記憶装置などで構成される。
ストレージ306は、たとえば、HDDやSSDなどの不揮発性記憶装置などで構成される。ストレージ306には、作業者およびロボット200を監視するための監視プログラム3062と、監視プログラム3062の実行時に参照される監視用データ3064などが格納されている。
カメラインターフェース311は、プロセッサ302とカメラ351との間でデータを遣り取りする。カメラインターフェース312は、プロセッサ302とカメラ352との間でデータを遣り取りする。
IOコントローラ316は、所定のネットワークを介して、制御装置100との間でデータを遣り取りする。特に、本実施の形態においては、三次元センサ300は、IOコントローラ316を介して、作業者およびロボット200の位置情報、あるいは位置情報に基づく作業者またはロボット200が位置する領域の判定結果を制御装置100に送信する。
このような構成を備える三次元センサ300においては、各カメラ351,352によって視野範囲に含まれるオブジェクトの画像が取得される。カメラ351およびカメラ352は、互いに異なる視点からオブジェクトを撮像するように配置されており、異なる視点からそれぞれ撮像された画像に基づきオブジェクトの各点までの距離が算出される。このようにして、三次元空間における視野範囲に含まれるオブジェクト(作業者、ロボット200、ワークなど)の各点の位置情報(X座標,Y座標,Z座標)が取得される。
本実施の形態に係る三次元センサ300は、カメラ351,352の撮像によって取得された位置情報に基づき、作業者、ロボット200、あるいはワークの各点の位置を特定する。たとえば、三次元センサ300においては、初期設定として、作業者、ロボット200、およびワークが存在しない状態で、背景のみの三次元空間における各点の位置情報が設定される。背景のみの位置情報は、ストレージ306に格納された監視用データ3064に含まれる。プロセッサ302は、作業時において作業者、ロボット200、あるいはワークの位置情報を取得すると、取得した位置情報と、予め用意していた背景のみの位置情報との差分などを算出し、その算出結果に基づき、作業者、ロボット200、あるいはワークの各点の位置を特定する。その特定結果は、制御装置100に送信される。
なお、三次元センサ300は、上述したような背景のみの位置情報との差分によって作業者、ロボット200、あるいはワークの各点の位置を特定するものに限らず、その他の手法を用いてもよい。たとえば、三次元センサ300は、監視用データ3064に、作業者、ロボット200、およびワークなどの各オブジェクトについての特徴量を含ませておき、プロセッサ302は、カメラ351,352の撮像によって取得された位置情報に基づきオブジェクトの特徴量を抽出し、抽出したオブジェクトの特徴量と監視用データ3064に含まれるオブジェクトの特徴量とを比較し、その比較結果に基づき、作業者、ロボット200、あるいはワークの各点の位置を特定してもよい。
なお、本実施の形態に係る三次元センサ300は、2台のカメラを含むパッシブ方式のステレオカメラを利用して、三次元空間でのオブジェクトの位置情報を取得するものであったが、他の手段を利用して三次元空間でのオブジェクトの位置情報を取得するものであってもよい。
たとえば、三次元センサ300は、プロジェクタとカメラのセットを含むいわゆるアクティブ型のステレオカメラであってもよく、プロジェクタから投影されたパターンに基づき、カメラで撮像したオブジェクトの位置情報を取得するものであってもよい。
また、三次元センサ300は、ライダー(LIDAR:Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)などの光出力手段によって光をオブジェクトに照射するとともに、オブジェクトからの反射光が戻るまでに要する時間に基づきオブジェクトの各点までの距離を算出する、いわゆるTOF(Time Of Flight)技術を利用して、三次元空間でのオブジェクトの位置情報を取得するものであってもよい。
また、三次元センサ300は、レーダー(Radar)などの電波出力手段によって電波をオブジェクトに照射するとともに、オブジェクトからの電波が戻るまでに要する時間に基づきオブジェクトの各点までの距離を算出することで、三次元空間でのオブジェクトの位置情報を取得するものであってもよい。
<C.各種領域>
次に、サポート装置400によって設定される各種領域について説明する。図6および図7は、本実施の形態に係る制御システム1において設定可能な各種領域の一例を示す模式図である。特に、図6では、三次元空間における作業場を上面から見た場合の各種領域が示されている。また、図7では、三次元空間における作業場を側面(たとえば、図6に示すL-L’断面)から見た場合の各種領域が示されている。なお、以下の説明においては、協働作業領域から見てロボット200が位置する側を「ロボット側」と称し、協働作業領域から見て作業者が位置する側を「作業者側」と称する。
図6および図7に示すように、本実施の形態に係る制御システム1で管理される仮想的な領域には、稼働領域と、協働作業領域と、領域Aと、領域Bとが含まれる。
稼働領域は、ロボット200が稼働する領域であり、安全のために稼働領域を囲むように防護柵250が設けられている。ロボット200が安全規格に適合している場合、稼働領域の大きさ(たとえば、面積)は、予め設定されていればよい。なお、稼働領域の大きさ(たとえば、面積)は、ロボット200の本体部(ボディ)の大きさや腕部(アーム)の最大長さに応じて予め決められていてもよい。稼働領域においては、ロボット200のみが稼働するように取り決められており、万一、作業者が稼働領域に侵入した場合には、制御装置100による停止制御によってロボット200が停止する。また、ロボット200が予め設定されている最大稼働領域を逸脱した場合にも、制御装置100による停止制御によってロボット200が停止する。
協働作業領域は、上述したように、作業者およびロボット200の作業を許容する領域である。協働作業領域の大きさ(たとえば、面積)は、サポート装置400を用いてユーザによって決められる。協働作業領域には、作業者およびロボット200の各々が侵入することができる。つまり、協働作業領域においては、作業者が作業することもできるし、ロボット200が作業することもできる。たとえば、作業者が協働作業領域に侵入してワークを協働作業領域に置き、その後、作業者が協働作業領域から離れると、今度は、ロボット200が協働作業領域に侵入して協働作業領域からワークを持ち運ぶといったような協働作業が行われる。なお、ロボット200が協働作業領域に侵入するトリガは、協働作業領域にワークを置いた後の作業者によるボタン操作であってもよいし、協働作業領域にワークが置かれかつ作業者が協働作業領域から離れたことが三次元センサ300によって検知されたことであってもよい。
領域Aは、協働作業領域から向かって作業者側に位置する領域であり、協働作業領域の外側を囲むように位置している。領域Aの大きさ(たとえば、面積)は、サポート装置400を用いてユーザによって決められる。なお、領域Aの大きさは、協働作業領域の大きさ、ロボットの動作速度、ロボットの停止指令を受けてから停止するまでに要する時間など、所定の要因に依存して自動的に決められてもよい。領域Aにおいては、作業者のみが動作するように取り決められており、万一、ロボット200が領域Aに侵入した場合には、制御装置100による停止制御によってロボット200が停止する。
領域Bは、領域Aよりもさらに作業者側に位置する領域であり、領域Aの外側を囲むように位置している。領域Bの大きさ(たとえば、面積)は、サポート装置400を用いてユーザによって決められる。なお、領域Bの大きさは、協働作業領域の大きさ、ロボットの動作速度、ロボットの停止指令を受けてから停止するまでに要する時間など、所定の要因に依存して自動的に決められてもよい。領域Bにおいては、作業者のみが動作するように取り決められており、万一、ロボット200が領域Bに侵入した場合には、制御装置100による停止制御によってロボット200が停止する。
このように設けられた各領域においては、稼働領域と協働作業領域との間、および協働作業領域と領域Aとの間の各々に、仮想的な境界面や境界線(以下、「仮想境界」とも称する。)が設けられる。具体的には、稼働領域と協働作業領域との間の仮想境界を仮想境界Aと称し、協働作業領域と領域Aとの間の仮想境界を仮想境界Bと称する。本実施の形態においては、仮想境界は、作業者の安全を確保するための境界面(あるいは境界線)であり、ロボット200または作業者が仮想境界を超えた場合には、制御装置100による停止制御によってロボット200が停止する。
仮想境界は、ロボット200の位置が協働作業領域に含まれるか否かに応じて切り替わる。具体的には、ロボット200が協働作業領域に位置することなく稼働領域に位置する場合には、稼働領域と協働作業領域との間の仮想境界Aが仮想境界として採用され、ロボット200が協働作業領域に位置する場合には、協働作業領域と領域Aとの間の仮想境界Bが仮想境界として採用される。
<D.ロボット制御テーブル>
次に、図8を参照しながら、制御装置100のストレージ106に格納されたロボット制御テーブル1064について説明する。図8は、本実施の形態に係る制御システム1において用いられるロボット制御テーブル1064の一例を示す模式図である。
図8に示すように、ロボット制御テーブル1064には、作業者またはロボット200の位置が協働作業領域に含まれるか否か、ならびに作業者とロボット200との相対的な位置関係に応じて、ロボット200の停止または速度を制御するための指令情報が格納されている。
具体的には、作業者が仮想境界を越えてロボット側の領域に位置する場合、あるいはロボット200が仮想境界を越えて作業者側の領域に位置する場合には、同じ領域に両者が位置して接近しているため、制御装置100による停止制御によってロボット200が停止するように、ロボット200に対する制御が設定されている。
作業者が協働作業領域に位置し、かつロボット200が稼働領域に位置する場合には、互いに異なる領域であるが隣り合う領域に両者が位置するため、制御装置100による低速制御によってロボット200が低速(たとえば、250mm/sec)で動作するように、ロボット200に対する制御が設定されている。これにより、生産性を極力落とすことなく安全性も確保することができる。
作業者が協働作業領域に位置し、かつロボット200が協働作業領域に位置する場合には、同じ領域に両者が位置して接近しているため、制御装置100による停止制御によってロボット200が停止するように、ロボット200に対する制御が設定されている。
作業者が領域Aに位置し、かつロボット200が稼働領域に位置する場合には、互いに異なる領域であるが近くの領域に両者が位置するため、制御装置100による低速制御によってロボット200が低速(たとえば、250mm/sec)で動作するように、ロボット200に対する制御が設定されている。これにより、生産性を極力落とすことなく安全性も確保することができる。
作業者が領域Aに位置し、かつロボット200が協働作業領域に位置する場合には、互いに異なる領域であるが隣り合う領域に両者が位置し、またロボット200が協働作業領域で作業しているため、制御装置100による停止制御によってロボット200が停止するように、ロボット200に対する制御が設定されている。
作業者が領域Bに位置し、かつロボット200が稼働領域に位置する場合には、互いに異なる領域でありかつ離れた領域に両者が位置するため、制御装置100による中速制御によってロボット200が中速(たとえば、750mm/sec)で動作するように、ロボット200に対する制御が設定されている。これにより、生産性を落とすことがない。
作業者が領域Bに位置し、かつロボット200が協働作業領域に位置する場合には、互いに異なる領域に両者が位置するため、制御装置100による低速制御によってロボット200が低速(たとえば、250mm/sec)で動作するように、ロボット200に対する制御が設定されている。これにより、生産性を極力落とすことなく安全性も確保することができる。
作業者が他の領域(たとえば、領域Bよりもさらに作業者側に位置する領域)に位置し、かつロボット200が稼働領域に位置する場合には、互いに異なる領域でありかつ大きく離れた領域に両者が位置するため、制御装置100による高速制御によってロボット200が高速(たとえば、1500mm/sec)で動作するように、ロボット200に対する制御が設定されている。これにより、生産性を向上させることができる。
作業者が他の領域(たとえば、領域Bよりもさらに作業者側に位置する領域)に位置し、かつロボット200が協働作業領域に位置する場合には、互いに異なる領域でありかつ離れた領域に両者が位置するため、制御装置100による中速制御によってロボット200が中速(たとえば、750mm/sec)で動作するように、ロボット200に対する制御が設定されている。これにより、生産性を落とすことがない。
このように、ロボット制御テーブル1064には、作業者がロボット200から離れれば離れるほど、ロボット200が高速に動作するように制御され、作業者がロボット200に近づけば近づくほど、ロボット200が低速に動作、または停止するように、ロボット200の停止または速度を制御するための指令情報が格納されている。
<E.領域設定のユーザインターフェース>
次に、図9を参照しながら、サポート装置400が提供する協働作業領域を設定するためのユーザインターフェース411について説明する。図9は、本実施の形態に係るサポート装置400における領域設定の一例を示す模式図である。
図9に示すように、サポート装置400が提供する領域設定のユーザインターフェース411においては、稼働領域、協働作業領域、領域A、および領域Bを設定するための画面が予め用意されている。図9に示すような画面は、三次元センサ300のカメラ351,352による撮像画像をそのまま用いてもよい。つまり、カメラ351,352の視野範囲に対応する画像をそのまま用いてもよい。あるいは、図9に示すような画面は、三次元センサ300によって取得されたオブジェクトの位置情報に基づいて作成されてもよい。たとえば、三次元センサ300が、TOF技術を利用して三次元空間でのオブジェクトの位置情報を取得する場合、取得した位置情報の集まりを視覚的に具現化した点群を用いて、図9に示すような画面が作成されてもよい。
ユーザは、ポインタ411aを図示しないマウスなどを用いて画面上を動かすことができ、各領域の端部にポインタ411aを合わせることで、各領域を拡大させたり、縮小させたりすることができる。
たとえば、図9に示す例では、協働作業領域の右上の端部にポインタ411aが合わせられており、ユーザが画面右上に向かってポインタ411aをドラッグすれば、ポインタ411aの移動量に応じて協働作業領域の大きさ(面積)が拡大し、ユーザが画面左下に向かってポインタ411aをドラッグすれば、ポインタ411aの移動量に応じて協働作業領域の大きさ(面積)が縮小する。
なお、図9に示す例では、協働作業領域の拡大および縮小について説明したが、稼働領域、領域A、および領域Bについても同様に、ユーザは、ポインタ411aの移動量に応じて領域の大きさ(面積)を拡大または縮小させることができる。
また、本実施の形態においては、領域Aおよび領域Bが予め用意されているが、ユーザの操作によって、領域Aや領域Bを削除したり、領域Aおよび領域Bとは異なる他の領域(たとえば、領域Bよりも作業者側に位置する外側の領域C)を追加したりできるようにしてもよい。
このように、サポート装置400は、作業者およびロボット200の各々が作業する領域として、協働作業領域を含む複数種類の領域を設定するためのユーザインターフェース411を提供する。
また、サポート装置400は、三次元センサ300における視野範囲に対応する画像に基づき協働作業領域を仮想的に設定するためのユーザインターフェース411を提供する。
なお、図9に示した領域設定のユーザインターフェース411は、一例であり、サポート装置400は、その他の態様で領域設定のユーザインターフェースを提供してもよい。
<F.停止/速度設定のユーザインターフェース>
次に、図10を参照しながら、サポート装置400が提供する作業者とロボット200との相対的な位置関係に応じたロボット200の制御内容を設定するためのユーザインターフェース412について説明する。図10は、本実施の形態に係るサポート装置400における停止/速度設定の一例を示す模式図である。
図10に示すように、サポート装置400が提供する停止/速度設定のユーザインターフェース412においては、作業者の現在位置、およびロボット200の現在位置に応じて、ロボット200を停止させるか否か、または動作時の速度を設定するための画面が予め用意されている。ユーザは、ポインタ412aを図示しないマウスなどを用いて画面上を動かすことができ、作業者の現在位置とロボット200の現在位置との組合せによって規定されたマトリクスの枠にポインタ412aを合わせることで、予め用意された制御内容の選択肢が示されたドロップダウンリストを表示させることができる。
つまり、本実施の形態においては、図9で示したユーザインターフェース411を用いて協働作業領域を含む各領域がユーザによって設定されると、その各領域の大きさ(面積)や数、およびロボット200の仕様(たとえば、アームなどの各部位の長さや動作角度、最大動作速度、ロボットの停止指令を受けてから停止するまでに要する時間)などに応じて、自動的に選択肢が算出される。さらに、このような選択肢の算出は、リスクアセスメントの観点から行われ、いずれの選択肢がユーザによって選ばれたとしても、作業者の安全が確保されるようにロボット200が制御されるようになっている。
なお、上述したように、自動的に選択肢が算出されるものに限らず、ユーザによって予め用意された全ての選択肢が表示されてもよいし、作業者の現在位置とロボット200の現在位置との組合せによって規定されたマトリクスの枠ごとにユーザによって予め用意された選択肢が表示されてもよい。
ユーザは、ドロップダウンリストによって示された選択肢の中から、一の選択肢をポインタ412aで指定することで、所望のロボット200の制御内容を選択することができる。
たとえば、図10に示す例では、作業者が協働作業領域に位置し、かつロボット200が稼働領域に位置する場合のドロップダウンリストが表示されており、「停止」、「超低速」、および「低速」のうち、ユーザによって「低速」が選択されている。これにより、図8に示すように、ロボット制御テーブル1064においては、作業者が協働作業領域に位置し、かつロボット200が稼働領域に位置する場合に、制御装置100による低速制御によってロボット200が低速で動作するように、ロボット200に対する制御が設定される。
このように、サポート装置400は、作業者とロボット200との相対的な位置関係に応じたロボット200の制御内容を設定するためのユーザインターフェース412を提供する。つまり、サポート装置400は、本開示に係る「制御内容設定手段」を含む。
なお、図10に示した停止/速度設定のユーザインターフェース412は、一例であり、サポート装置400は、その他の態様で停止/速度設定のユーザインターフェースを提供してもよい。
<G.ワーク非検知設定のユーザインターフェース>
次に、図11を参照しながら、サポート装置400が提供するワーク非検知設定のユーザインターフェース413について説明する。図11は、本実施の形態に係るサポート装置400におけるワーク非検知設定の一例を示す模式図である。
図11に示すように、サポート装置400が提供するワーク非検知設定のユーザインターフェース413においては、三次元センサ300によるワークの検知を無効にするための画面が用意されている。三次元センサ300によってワークが検知されなくなると、制御装置100におけるロボット200の停止または速度の制御に関して、ワークの位置情報が考慮されなくなるため、ワークの位置を検出したことに起因してロボット200の停止または速度が誤って制御されることがない。なお、ワークを非検知にしなくても、予めワークの形状を制御装置100にティーチングしておくことで、ワークの位置を検出したことに起因してロボット200の停止または速度を制御しないようにすることも可能である。
図11に示す例では、まず、ユーザは、ワークを囲むように枠画像415を合わせることで、三次元センサ300にワークの形状を読み込ませる。次に、ユーザは、読み込んだワークを非検知にするか否かを「はい」または「いいえ」を選択することで決定する。ユーザが「はい」を選択した場合、ワークが非検知に設定される。
このように、サポート装置400は、作業に係るワークの位置に基づく制御装置100によるロボット200の停止または速度の制御を禁止するためのユーザインターフェース413を提供する。そして、制御装置100は、サポート装置400によって非検知に設定されたワークに起因するロボット200の停止または速度の制御を禁止する。つまり、制御装置100は、本開示に係る「禁止手段」を含む。
なお、図11に示したワーク非検知設定のユーザインターフェース413は、一例であり、サポート装置400は、その他の態様でワーク非検知設定のユーザインターフェースを提供してもよい。
<H.セーフティ制御処理の一例>
次に、図12および図13を参照しながら、本実施の形態に係る制御システム1において行われるセーフティ制御について説明する。図12および図13は、本実施の形態に係る制御システム1において実行されるセーフティ制御処理の一例を示す模式図である。なお、図12および図13に示すセーフティ制御処理の一例は、制御装置100が図8に示すロボット制御テーブル1064を参照しながらセーフティプログラム1062を実行することで行われる。
図12に示すように、ワークを保持した作業者が他の領域(たとえば、領域Bよりもさらに作業者側に位置する領域)に位置し、かつロボット200が稼働領域に位置する場合、制御装置100による高速制御によってロボット200が高速で動作する。
その後、作業者が移動して領域Bに侵入した場合、作業者が領域Bに位置し、かつロボット200が稼働領域に位置するため、制御装置100による中速制御によってロボット200が中速で動作する。
その後、図13に示すように、作業者がワークを作業台に置いた際に作業者の手が領域Aに侵入した場合、作業者が領域Aに位置し、かつロボット200が稼働領域に位置するため、制御装置100による低速制御によってロボット200が低速で動作する。
その後、作業者によって協働作業領域にワークが置かれた後、ロボット200が協働作業領域に侵入して協働作業領域からワークを持ち運ぶ際に、誤って作業者が協働作業領域に侵入してしまった場合には、作業者が協働作業領域に位置し、かつロボット200が協働作業領域に位置するため、制御装置100による停止制御によってロボット200が停止する。
このように、本実施の形態に係る制御システム1によれば、作業者がロボット200から離れれば離れるほど、ロボット200が高速に動作するように制御され、作業者がロボット200に近づけば近づくほど、ロボット200が低速に動作、または停止するように制御される。
<I.セーフティ制御処理のフロー>
次に、図14を参照しながら、本実施の形態に係る制御システム1が実行するセーフティ制御処理のフローについて説明する。図14は、本実施の形態に係る制御システム1が実行するセーフティ制御処理のフローチャートである。なお、図14に示すセーフティ制御処理は、制御装置100のプロセッサ102が図8に示すロボット制御テーブル1064を参照しながらセーフティプログラム1062を実行することで行われる。
まず、制御装置100は、三次元センサ300から作業者およびロボット200の位置情報を取得する(S1)。次に、制御装置100は、作業者が仮想境界を越えてロボット側の領域に位置するか否かを判定する(S2)。制御装置100は、作業者が仮想境界を越えてロボット側の領域に位置する場合(S2でYES)、停止制御によってロボット200を停止させ(S3)、S1の処理に戻る。
一方、制御装置100は、作業者が仮想境界を越えてロボット側の領域に位置しない場合(S2でNO)、作業者が協働作業領域または領域Aに位置するか否かを判定する(S4)。制御装置100は、作業者が協働作業領域または領域Aに位置する場合(S4でYES)、ロボット200が稼働領域に位置するか否かを判定する(S5)。
制御装置100は、ロボット200が稼働領域に位置しない場合(S5でNO)、停止制御によってロボット200を停止させ(S3)、S1の処理に戻る。一方、制御装置100は、ロボット200が稼働領域に位置する場合(S5でYES)、低速制御によってロボット200を低速で動作させ(S6)、S1の処理に戻る。
制御装置100は、S4において、作業者が協働作業領域または領域Aに位置しない場合(S4でNO)、作業者が領域Bに位置するか否かを判定する(S7)。制御装置100は、作業者が領域Bに位置する場合(S7でYES)、ロボット200が稼働領域に位置するか否かを判定する(S8)。
制御装置100は、ロボット200が稼働領域に位置しない場合(S8でNO)、ロボット200が協働作業領域に位置するか否かを判定する(S9)。制御装置100は、ロボット200が協働作業領域に位置しない場合(S9でNO)、停止制御によってロボット200を停止させ(S3)、S1の処理に戻る。一方、制御装置100は、ロボット200が協働作業領域に位置する場合(S9でYES)、低速制御によってロボット200を低速で動作させ(S6)、S1の処理に戻る。
制御装置100は、S8において、ロボット200が稼働領域に位置する場合(S8でYES)、中速制御によってロボット200を中速で動作させ(S11)、S1の処理に戻る。
制御装置100は、S7において、作業者が領域Bに位置しない場合(S7でNO)、ロボット200が稼働領域に位置するか否かを判定する(S12)。制御装置100は、ロボット200が稼働領域に位置しない場合(S12でNO)、ロボット200が協働作業領域に位置するか否かを判定する(S13)。制御装置100は、ロボット200が協働作業領域に位置しない場合(S13でNO)、停止制御によってロボット200を停止させ(S3)、S1の処理に戻る。一方、制御装置100は、ロボット200が協働作業領域に位置する場合(S13でYES)、中速制御によってロボット200を中速で動作させ(S14)、S1の処理に戻る。
制御装置100は、S12において、ロボット200が稼働領域に位置する場合(S12でYES)、高速制御によってロボット200を高速で動作させ(S15)、S1の処理に戻る。
このように、本実施の形態に係る制御システム1の制御方法(セーフティ制御処理)によれば、ユーザは、作業者およびロボット200の作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定することができ、三次元空間における作業者およびロボット200の位置が仮想的に設定された協働作業領域に含まれるか否か、ならびに三次元空間における作業者とロボット200との相対的な位置関係に基づき、ロボット200の停止または速度を制御することができる。これにより、ユーザは、ロボット200と作業者とが協働する生産現場において安全性および生産性の両方を高めることができる。
<J.変形例>
本開示は、上記の実施例に限られず、さらに種々の変形、応用が可能である。以下、本開示に適用可能な変形例について説明する。なお、以下で示す変形例に係る制御システムは、上述した本実施の形態に係る制御システム1と異なる部分以外については、本実施の形態に係る制御システム1と同じ構成や機能を有する。
図15および図16を参照しながら、変形例に係る制御システム1aについて説明する。図15および図16は、変形例に係る制御システム1aを示す模式図である。
図15および図16に示すように、変形例に係る制御システム1aは、プロジェクタ600を備えていてもよい。プロジェクタ600は、本開示に係る「具現化手段」を含み、作業者およびロボット200の作業空間において仮想境界を視認可能に具現化する。
たとえば、図15に示すように、ロボット200が協働作業領域に位置することなく稼働領域に位置する場合、プロジェクタ600によって仮想境界Aおよび協働作業領域を示す画像が作業台に投影される。また、図16に示すように、ロボット200が協働作業領域に位置する場合、プロジェクタ600によって仮想境界Bおよび協働作業領域を示す画像が作業台に投影される。
このように、変形例に係る制御システム1aにおいては、ユーザは、プロジェクタ600によって作業空間において視認可能に具現化された仮想境界を確認しながら作業を行うことができるため、より安全性および生産性の両方を高めることができる。
また、図15および図16に示すように、変形例に係る制御システム1aは、サポート装置400の機能を有する設定支援ツール500と、制御装置100の機能を有する制御部100aとが一体となった制御ユニット900を備えていてもよい。すなわち、ユーザは、制御ユニット900の設定支援ツール500が提供するユーザインターフェース(図9~図11に示すようなユーザインターフェース)を用いて、協働作業領域を仮想的に設定したり、ロボット200の制御内容を設定したり、あるいはワークの非検知設定を行ったりしてもよい。そして、制御部100aは、設定支援ツールによって設定された設定内容と、三次元センサ300によって取得された作業者およびロボット200の位置情報とに基づき、ロボット200の駆動、停止、および動作時の速度を指定するための制御指令をロボット200に対して出力してもよい。
このように、変形例に係る制御ユニット900によれば、ユーザは、作業者およびロボット200の作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定することができ、三次元空間における作業者およびロボット200の位置が仮想的に設定された協働作業領域に含まれるか否か、ならびに三次元空間における作業者とロボット200との相対的な位置関係に基づき、ロボット200の停止または速度を制御することができる。これにより、ユーザは、ロボット200と作業者とが協働する生産現場において安全性および生産性の両方を高めることができる。
また、本実施の形態に係る制御システム1および変形例に係る制御システム1aにおいては、仮想境界が設けられていたが、仮想境界は必ずしも設けられなくてもよい。具体的には、協働作業領域に侵入するオブジェクトについて、作業者側から協働作業領域に侵入したのか、あるいはロボット側から協働作業領域に侵入したのかを監視するように、制御システムが構成されてもよい。制御装置は、作業者側から協働作業領域にオブジェクトが侵入した場合には作業者が協働作業領域に侵入したと判断し、ロボット側から協働作業領域にオブジェクトが侵入した場合にはロボット200が協働作業領域に侵入したと判断すればよい。そして、制御装置は、オブジェクトが、作業者側から協働作業領域に侵入したか否か、またはロボット側から協働作業領域に侵入したか否かに基づき、ロボット200の停止または速度を制御すればよい。
このようにすれば、ユーザは、作業者またはロボット200を含むオブジェクトが協働作業領域に侵入したか否かや、作業者側およびロボット側のいずれの方向からオブジェクトが協働作業領域に侵入したかに基づき、ロボット200の停止または速度を適切に制御することができるため、仮想境界を設定することなく、安全性および生産性の両方を高めることができる。
また、本実施の形態に係る制御システム1および変形例に係る制御システム1aにおいては、ロボット200および作業者が同時に協働作業領域に位置した場合に、制御装置100の停止制御によってロボット200が停止するものであったが、これに限らない。たとえば、ロボット200が作業者に危険を及ぼさない程度の低速度で動作するように制御されたり、また、緩衝材で覆われているなど、作業者と接触しても作業者が怪我をしないようにロボット200が構成されたりしている場合には、作業者とロボット200とが同時に協働作業領域で作業してもよい。この場合、図10に示したロボット200の制御内容を設定するためのユーザインターフェース412によって、ユーザは、作業者が協働作業領域に位置し、かつロボット200が協働作業領域に位置するマトリクスの枠において、たとえば、「停止」、「超低速」、「低速」などの選択肢からロボット200の制御内容を選択できるものであってもよい。
<K.付記>
以上のように、本実施の形態では以下のような開示を含む。
(構成1)
ロボット(200)を制御する制御システム(1)であって、
前記ロボットを制御する制御手段(100)と、
三次元空間における視野範囲に含まれる作業者および前記ロボットの位置情報を取得する三次元センサ手段(300)と、
前記作業者および前記ロボットの作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定するためのユーザインターフェース(411)を提供する設定支援手段(400)とを備え、
前記制御手段は、前記位置情報に基づき算出された前記作業者または前記ロボットの位置が前記ユーザインターフェースを用いて設定された前記協働作業領域に含まれるか否か、ならびに前記位置情報に基づき算出された当該作業者と当該ロボットとの相対的な位置関係に基づき、前記ロボットの停止または速度を制御する、制御システム。
(構成2)
前記制御手段は、前記協働作業領域の端部に仮想的に設けられた仮想境界(A,B)を前記作業者または前記ロボットが超えたか否かに基づき、前記ロボットの停止または速度を制御する、構成1の制御システム。
(構成3)
前記仮想境界は、前記ロボットの位置が前記協働作業領域に含まれるか否かに応じて切り替わる、構成2の制御システム。
(構成4)
作業空間において前記仮想境界を視認可能に具現化する具現化手段(600)を備える、構成2または構成3の制御システム。
(構成5)
前記制御手段は、前記作業者または前記ロボットを含むオブジェクトが、作業者側から前記協働作業領域に侵入したか否か、またはロボット側から前記協働作業領域に侵入したか否かに基づき、前記ロボットの停止または速度を制御する、構成1の制御システム。
(構成6)
前記設定支援手段は、前記作業者および前記ロボットの各々が作業する領域として、前記協働作業領域を含む複数種類の領域を設定するためのユーザインターフェース(411)を提供する、構成1~構成5のいずれかの制御システム。
(構成7)
前記作業者と前記ロボットとの相対的な位置関係に応じた前記ロボットの制御内容を設定するためのユーザインターフェース(412)を提供する制御内容設定手段(400)を備える、構成1~構成6のいずれかの制御システム。
(構成8)
前記設定支援手段は、前記三次元センサ手段における視野範囲に対応する画像に基づき前記協働作業領域を仮想的に設定するためのユーザインターフェース(411)を提供する、構成1~構成7の制御システム。
(構成9)
作業に係るワークの位置に基づく前記制御手段による前記ロボットの停止または速度の制御を禁止する禁止手段(100)を備える、構成1~構成8の制御システム。
(構成10)
ロボット(200)を制御する制御方法であって、
ユーザインターフェース(411)によって、作業者および前記ロボットの作業を許容する協働作業領域が仮想的に設定されるものであり、
前記制御方法は、
前記ロボットを制御するステップ(S2~S15)と、
三次元空間における視野範囲に含まれる作業者および前記ロボットの位置情報を取得するステップ(S1)とを含み、
前記ロボットを制御するステップは、前記位置情報に基づき算出された前記作業者または前記ロボットの位置が前記協働作業領域に含まれるか否か、ならびに前記位置情報に基づき算出された当該作業者と当該ロボットとの相対的な位置関係に基づき、前記ロボットの停止または速度を制御するステップを含む(S2~S15)、制御方法。
(構成11)
ロボット(200)を制御する制御ユニット(900)であって、
前記ロボットを制御する制御部(100a)と、
作業者および前記ロボットの作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定するためのユーザインターフェース(411)を提供する設定支援ツール(500)とを備え、
前記制御部は、三次元センサによって取得された位置情報に基づき算出された前記作業者または前記ロボットの位置が前記ユーザインターフェースを用いて設定された前記協働作業領域に含まれるか否か、ならびに当該作業者と当該ロボットとの相対的な位置関係に基づき、前記ロボットの停止または速度を制御する、制御ユニット。
<L.利点>
本実施の形態に係る制御システム1によれば、ユーザは、作業者およびロボット200の作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定することができ、三次元空間における作業者およびロボット200の位置が仮想的に設定された協働作業領域に含まれるか否か、ならびに三次元空間における作業者とロボットとの相対的な位置関係に基づき、ロボット200の停止または速度を制御することができる。これにより、ユーザは、ロボット200と作業者とが協働する生産現場において安全性および生産性の両方を高めることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1a,1000 制御システム、100,1100 制御装置、100a 制御部、102,302,402 プロセッサ、104,304,404 メインメモリ、106,306,406 ストレージ、108 ロボットコントローラ、110,416 ネットワークコントローラ、114,316 IOコントローラ、116 メモリカードインターフェース、118 メモリカード、120 ローカルバスコントローラ、130,318,418 プロセッサバス、140 制御プログラム、150,1062 セーフティプログラム、200 ロボット、250 防護柵、300 三次元センサ、311,312 カメラインターフェース、351,352 カメラ、400 サポート装置、408 入力部、410 表示部、411,412,413 ユーザインターフェース、411a,412a ポインタ、414 記録媒体、415 枠画像、417 光学ドライブ、500 設定支援ツール、600 プロジェクタ、900 制御ユニット、1060 システムプログラム、1064 ロボット制御テーブル、1300 二次元センサ、1400 セーフティライトカーテン、3062 監視プログラム、3064 監視用データ、4062 サポートプログラム。

Claims (10)

  1. ロボットを制御する制御システムであって、
    前記ロボットを制御する制御手段と、
    三次元空間における視野範囲に含まれる作業者および前記ロボットの位置情報を取得する三次元センサ手段と、
    前記作業者および前記ロボットの作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定するためのユーザインターフェースを提供する設定支援手段と
    前記作業者と前記ロボットとの相対的な位置関係に応じた前記ロボットの制御内容を設定するためのユーザインターフェースを提供する制御内容設定手段とを備え、
    前記制御手段は、前記位置情報に基づき算出された前記作業者または前記ロボットの位置が前記協働作業領域に含まれるか否か、ならびに前記位置情報に基づき算出された当該作業者と当該ロボットとの相対的な位置関係と前記制御内容とに基づき、前記ロボットの停止または速度を制御する、制御システム。
  2. 前記制御手段は、前記協働作業領域の端部に仮想的に設けられた仮想境界を前記作業者または前記ロボットが超えたか否かに基づき、前記ロボットの停止または速度を制御する、請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記仮想境界は、前記ロボットの位置が前記協働作業領域に含まれるか否かに応じて切り替わる、請求項2に記載の制御システム。
  4. 作業空間において前記仮想境界を視認可能に具現化する具現化手段を備える、請求項2または請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記制御手段は、前記作業者または前記ロボットを含むオブジェクトが、作業者側から前記協働作業領域に侵入したか否か、またはロボット側から前記協働作業領域に侵入したか否かに基づき、前記ロボットの停止または速度を制御する、請求項1に記載の制御システム。
  6. 前記設定支援手段は、前記作業者および前記ロボットの各々が作業する領域として、前記協働作業領域を含む複数種類の領域を設定するためのユーザインターフェースを提供する、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の制御システム。
  7. 前記設定支援手段は、前記三次元センサ手段における視野範囲に対応する画像に基づき前記協働作業領域を仮想的に設定するためのユーザインターフェースを提供する、請求項1~請求項のいずれか1項に記載の制御システム。
  8. 作業に係るワークの位置に基づく前記制御手段による前記ロボットの停止または速度の制御を禁止する禁止手段を備える、請求項1~請求項のいずれか1項に記載の制御システム。
  9. ロボットを制御する制御方法であって、
    前記ロボットを制御するステップと、
    三次元空間における視野範囲に含まれる作業者および前記ロボットの位置情報を取得するステップと
    前記作業者および前記ロボットの作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定するためのユーザインターフェースを提供するステップと、
    前記作業者と前記ロボットとの相対的な位置関係に応じた前記ロボットの制御内容を設定するためのユーザインターフェースを提供するステップとを含み、
    前記ロボットを制御するステップは、前記位置情報に基づき算出された前記作業者または前記ロボットの位置が前記協働作業領域に含まれるか否か、ならびに前記位置情報に基づき算出された当該作業者と当該ロボットとの相対的な位置関係と前記制御内容とに基づき、前記ロボットの停止または速度を制御するステップを含む、制御方法。
  10. ロボットを制御する制御ユニットであって、
    前記ロボットを制御する制御部と、
    定支援ツールとを備え、
    設定支援ツールは、
    作業者および前記ロボットの作業を許容する協働作業領域を仮想的に設定するためのユーザインターフェースを提供し、
    前記作業者と前記ロボットとの相対的な位置関係に応じた前記ロボットの制御内容を設定するためのユーザインターフェースを提供し、
    前記制御部は、三次元センサによって取得された位置情報に基づき算出された前記作業者または前記ロボットの位置が前記ユーザインターフェースを用いて設定された前記協働作業領域に含まれるか否か、ならびに当該作業者と当該ロボットとの相対的な位置関係と前記制御内容とに基づき、前記ロボットの停止または速度を制御する、制御ユニット。
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