JP7035899B2 - カーテン装置およびブース - Google Patents

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Description

本発明は、カーテン装置およびブースに関する。さらに詳しくは、本発明は、吊り荷の搬入・搬出を可能としつつ特定の区域を外部から仕切るためのカーテン装置、およびそのカーテン装置を備えたブースに関する。
粉塵が発生する区域、冷暖房などの雰囲気制御が行われる区域などでは外部との仕切りにカーテンを用いることがある。例えば、特許文献1には、温度管理される荷室を外部から仕切るために、荷室の開口部にカーテンを設けることが開示されている。
特開2015-004465号公報
従来のカーテン装置はカーテンレールが水平な状態で固定された構成である。そのため、天井クレーンの吊り荷をカーテン装置で仕切られた区域に搬入するには、天井クレーンのワイヤロープとカーテンレールとが干渉しないように、吊り荷をカーテンレールより高い位置に持ち上げて上部から搬入する必要があった。また、このような搬入ができない場合には、フォークリフトなど他の搬送装置を用いる必要があり、手間がかかった。
本発明は上記事情に鑑み、クレーンのワイヤロープと干渉することなく吊り荷の搬入・搬出が可能なカーテン装置、およびそのカーテン装置を備えるブースを提供することを目的とする。
第1発明のカーテン装置は、基端部を軸として先端部が上下動するよう起伏する第1レールと、前記第1レールに沿って走行する複数の第1ランナーと、前記複数の第1ランナーに吊り下げられた第1カーテンと、を備え、前記第1レールを前記基端部から前記先端部に向かって下がる倒伏姿勢にすると、前記第1カーテンが自重により展開し、前記第1レールを前記基端部から前記先端部に向かって上がる起立姿勢にすると、前記第1カーテンが自重により畳まれるとともに、前記先端部の外方にワイヤロープ通過区間が形成されることを特徴とする。
第2発明のカーテン装置は、第1発明において、基端部を軸として先端部が上下動するよう起伏する第2レールと、前記第2レールに沿って走行する複数の第2ランナーと、前記複数の第2ランナーに吊り下げられた第2カーテンと、を備え、前記第2レールを前記基端部から前記先端部に向かって下がる倒伏姿勢にすると、前記第2カーテンが自重により展開し、前記第2レールを前記基端部から前記先端部に向かって上がる起立姿勢にすると、前記第2カーテンが自重により畳まれ、前記第1レールと前記第2レールとは、前記先端部同士が対向するよう配置されており、前記第1レールおよび前記第2レールを前記倒伏姿勢にすると、前記第1レールの前記先端部と前記第2レールの前記先端部との間が閉じ、前記第1レールおよび前記第2レールを前記起立姿勢にすると、前記第1レールの前記先端部と前記第2レールの前記先端部との間が開いて前記ワイヤロープ通過区間が形成されることを特徴とする。
第3発明のカーテン装置は、第2発明において、前記第1レールおよび前記第2レールを起伏させる開閉駆動部を備えることを特徴とする。
第4発明のカーテン装置は、第3発明において、前記第1レールの前記基端部から延設された第1アームと、前記第2レールの前記基端部から延設された第2アームと、を備え、前記開閉駆動部は、第1端が前記第1アームに接続された第1ロープと、第1端が前記第2アームに接続され、第2端が前記第1ロープの中間部に接続された第2ロープと、前記第1ロープの第2端側を巻き取り、巻き出すウインチと、を備えることを特徴とする。
第5発明のブースは、請求項1~4のいずれかに記載のカーテン装置を備えるブースであって、所定の区域を囲い、上縁に達する側部開口を有する側壁と、前記側壁の前記上縁に架け渡された天板と、を備え、前記側部開口に前記カーテン装置が設けられており、前記天板には前記側部開口と接続した上部開口が形成されており、前記上部開口の前記側部開口との接続区間は、前記ワイヤロープ通過区間と水平位置において重なっていることを特徴とする。
第6発明のブースは、第5発明において、前記第1レールに設けられ、前記倒伏姿勢の前記第1レールと前記天板との隙間を閉塞する第1閉塞板を備えることを特徴とする。
第7発明のブースは、第5または第6発明において、前記側壁または前記天板に接続された集塵用の排気配管を備えることを特徴とする。
第1発明によれば、第1レールを起立姿勢にすると、第1カーテンが畳まれるとともに、ワイヤロープ通過区間が形成される。ワイヤロープ通過区間に吊り荷を吊ったワイヤロープを通過させることで、カーテン装置とワイヤロープとが干渉することなく吊り荷を搬入・搬出できる。
第2発明によれば、第1レールおよび第2レールを起立姿勢にすると、第1カーテンおよび第2カーテンが畳まれるとともに、ワイヤロープ通過区間が形成される。ワイヤロープ通過区間に吊り荷を吊ったワイヤロープを通過させることで、カーテン装置とワイヤロープとが干渉することなく吊り荷を搬入・搬出できる。
第3発明によれば、開閉駆動部を動作させることで、第1レールおよび第2レールを起伏させ、カーテン装置を開閉できる。
第4発明によれば、ウインチを動作させることで、第1レールおよび第2レールを同期して起伏できる。
第5発明によれば、カーテン装置のワイヤロープ通過区間に吊り荷を吊ったワイヤロープを通過させた後、ワイヤロープが天板の上部開口内に位置する範囲で吊り荷を移動させることができる。そのため、ワイヤロープと干渉することなくブースに吊り荷を搬入・搬出できる。
第6発明によれば、第1レールを倒伏姿勢にしても、第1レールと天板との間の隙間が閉塞されるので、ブースの閉塞性を高めることができる。
第7発明によれば、ブース内で発生した粉塵を排気配管により集塵できるので、粉塵が外部に飛散することを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るブースであって、カーテン装置が閉じた状態のブースの正面図である。 図1のブースであって、カーテン装置が開いた状態のブースの正面図である。 図1のブースの平面図である。 図(A)は第1梁の正面図である。図(B)は第1レールの正面図である。 本発明の第2実施形態に係るブースであって、カーテン装置が閉じた状態のブースの正面図である。 図5のブースであって、カーテン装置が開いた状態のブースの正面図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
〔第1実施形態〕
図1~3に、本発明の第1実施形態に係るブースAAを示す。また、本明細書において、x、y、z方向を図1~3に示すように定義する。x方向はブースAAの幅方向に相当する。y方向はブースAAの前後方向に相当する。z方向はブースAAの高さ方向に相当する。
本実施形態のブースAAは、フレキシブルコンテナバッグFCの開封作業を行う空間全体を囲い、開封作業により発生する粉塵の飛散を防止するものである。また、ブースAAは排気により集塵する機能を有する集塵ブースである。
フレキシブルコンテナバッグFCは天井クレーンなどのクレーンに吊られた状態のままブースAA内に搬入され、ブースAA外に搬出される。図2において符号HKはクレーンのフックであり、符号WRはフックHKを吊り下げるワイヤロープである。フレキシブルコンテナバッグFCはフックHKに玉掛けされる。
(ブース)
つぎに、ブースAAの構成を説明する。
ブースAAはフレキシブルコンテナバッグFCの開封作業を行う所定の区域を囲う側壁11を有している。側壁11は3つの壁面からなる三方囲いであり、前方が開口している。側壁11はフレキシブルコンテナバッグFCの収容物を投入するホッパHPの上部に立設されている。
側壁11が有する前方の開口を「側部開口12」と称する。側部開口12の上部は側壁11の上縁11aと同じ高さに達している。なお、ブースAAの前面の一部に壁面を設けてもよい。例えば、ブースAAの前面の下方部分に壁面を設けてもよい。
側壁11の上縁11aには天板13が架け渡されている。天板13により側壁11の上部の大部分が覆われている。天板13には上部開口14が形成されている。上部開口14はy方向に長い略U字形の開口であり、天板13の幅方向(x方向)中心に配置されている。上部開口14の基端は側部開口12と接続しており、末端は天板13の略中心に達している。
上部開口14の基端であって、側部開口12と接続する区間を「接続区間Ia」と称する。また、上部開口14の末端付近の領域を「ワイヤロープ停止領域Ws」と称する。上部開口14は接続区間Iaからワイヤロープ停止領域Wsに達する形状を有している。ワイヤロープ停止領域Wsは、フレキシブルコンテナバッグFCを開封作業に適した位置に配置した場合に、クレーンのワイヤロープWRが配置される領域である。ワイヤロープ停止領域WsはフレキシブルコンテナバッグFCの全体がブースAA内に収まる位置に設定される。ワイヤロープWRは接続区間Iaから上部開口14に進入し、ワイヤロープ停止領域Wsで停止する。すなわち、上部開口14はワイヤロープWRの動線を画定する。
側壁11を構成する一の壁面には、集塵用の排気配管15が接続されている。排気配管15の他端は排風機(図示せず)に接続されている。排風機を動作させると、排気配管15を介してブースAA内の空気が吸引される。これにより、ブースAA内で発生した粉塵を集塵して、粉塵がブースAAの外部に飛散することを抑制できる。なお、排気配管15を側壁11に代えて天板13に接続してもよい。
(カーテン装置)
つぎに、カーテン装置1の構成を説明する。
側部開口12にはカーテン装置1が設けられている。図1に示すように、カーテン装置1を閉じると側部開口12が閉鎖され、ブースAAを閉鎖状態にできる。図2に示すように、カーテン装置1を開くと側部開口12が開放され、側部開口12を通してフレキシブルコンテナバッグFCの搬入・搬出ができる。すなわち、カーテン装置1により側部開口12を開閉できる。
カーテン装置1は、図4(A)に示す第1梁20Aを有する。第1梁20Aは棒状の部材であり、水平状態で側部開口12の上縁に固定される(図2、3参照)。第1梁20Aの前面には円盤形の摺動板21が固定されている。摺動板21の中心とその背部の第1梁20Aには、貫通孔21hが形成されている。また、第1梁20Aの上面には枕板22が固定されている。枕板22の素材は特に限定されないが、ゴムなどの衝撃を吸収できる素材が好ましい。摺動板21と枕板22とは第1梁20Aの長手方向に沿って所定の間隔をあけて設けられている。
第1梁20Aの前面には、図4(B)に示す第1レール30Aが取り付けられる。第1レール30Aは一対のポール31、31と、一対のポール31、31を支持する支持部材32とからなる。支持部材32は棒状の部材であり、その下面にポール31、31が固定されている。一対のポール31、31は、上下に所定の間隔をあけて平行に配置されており、その両端が閉塞されている。一対のポール31、31の間に、複数の第1ランナー33A(本実施形態では4つ)が設けられている。第1ランナー33Aはポール31(第1レール30A)に沿って走行する。
複数の第1ランナー33Aは第1カーテン40Aを吊り下げている。より詳細には、各第1ランナー33Aはフックを有する。第1カーテン40Aの上縁は所定の間隔をあけて第1ランナー33Aのフックに掛けられている。
支持部材32の基端部には、その背面に円盤形の摺動板34が固定されている。摺動板34の中心とその前部の支持部材32には、貫通孔34hが形成されている。第1梁20Aの摺動板21の前面に第1レール30Aの摺動板34を重ね、貫通孔21hと貫通孔34hとにピン23を挿入することで、第1梁20Aに第1レール30Aが取り付けられる(図3参照)。
このように、第1レール30Aは基端部が軸支されているから、基端部を軸として先端部が上下動するよう起伏する。すなわち、第1レール30Aはその傾斜角度を変更できる。第1レール30Aを基端部から先端部に向かって下がる倒伏姿勢にすると、第1ランナー33Aが自重により先端部に向かって走行する。逆に、第1レール30Aを基端部から先端部に向かって上がる起立姿勢にすると、第1ランナー33Aが自重により基端部に向かって走行する。
支持部材32の上面にはストッパー35が設けられている。ストッパー35は全体として逆L字形であり、支持部材32の上面に立設された鉛直部35aと、鉛直部35aの上端から後方(第1梁20A側)に延びる水平部35bとからなる。第1レール30Aを倒伏させると、水平部35bが第1梁20Aに設けられた枕板22に係止する。これにより、第1レール30Aのさらなる倒伏(図4(B)における時計回りの旋回)が止められる。ストッパー35は第1レール30Aの重量を受けつつ、第1レール30Aを特定の傾斜角度の倒伏姿勢に維持する機能を有する。
支持部材32は貫通孔34hが設けられた部分よりさらに外方に延長されている。この延長部を第1アーム36Aと称する。第1アーム36Aは第1レール30Aの長手方向に沿って基端部から延設されている。第1アーム36Aの先端部には、第1レール30Aを起伏させるのに用いられる第1ロープ52(後述する)を接続するアイプレート37が設けられている。
また、第1アーム36Aの先端部にはネジ軸が設けられており、このネジ軸にウエイト38が取り付けられている。ウエイト38により、貫通孔34hを境として第1レール30A側と第1アーム36A側との重量バランスをとっている。本実施形態では、第1レール30A側の重量を第1アーム36A側の重量よりも、若干重く設定している。そのため、外力を加えないかぎり、第1レール30Aは倒伏姿勢に維持される。また、ウエイト38により第1レール30Aを起立させる際の負荷を低減している。
第1レール30Aの背面には第1閉塞板39Aが設けられている。第1閉塞板39Aは第1レール30Aの長手方向全体に渡って設けられている。第1閉塞板39Aは第1レール30Aの基端部から先端部に向かって幅が広がる略三角形の板材である。この第1閉塞板39Aの機能は後述する。
図1~3に示すように、カーテン装置1は、さらに第2梁20B、第2レール30Bおよび第2カーテン40Bを有する。第2梁20Bは基本的に第1梁20Aと左右対称の構成である。第1梁20Aと第2梁20Bとは側部開口12の上縁に固定されている。また、第1梁20Aと第2梁20Bとは、上部開口14の接続区間Iaを避けるように、間隔をあけて設けられている。
第2レール30Bは基本的に第1レール30Aと左右対称の構成である。第2レール30Bには、第2レール30Bに沿って走行する複数の第2ランナー33Bが設けられている。第2レール30Bの基端部からは第2アーム36Bが延設されている。また、第2レール30Bには第2閉塞板39Bが設けられている。第2カーテン40Bは基本的に第1カーテン40Aと左右対称の構成である。第2カーテン40Bは複数の第2ランナー33Bに吊り下げられている。
第2レール30Bも基端部を軸として先端部が上下動するよう起伏する。第2レール30Bを倒伏姿勢にすると、第2ランナー33Bが自重により先端部に向かって走行する。逆に、第2レール30Bを起立姿勢にすると、第2ランナー33Bが自重により基端部に向かって走行する。
第1レール30Aと第2レール30Bとは、先端部同士が対向するよう配置されている。第1レール30Aはxz平面内で旋回する。第2レール30Bは第1レール30Aの旋回平面と平行な面内で旋回する。ここで、第2レール30Bは第1レール30Aと干渉しない程度に、第1レール30Aよりも前方に配置されている。
第1カーテン40Aのz方向に沿った2つの縁のうち、一方を固定縁41、他方を自由縁42と称する。固定縁41は第1レール30Aの基端部側に配置され、自由縁42は第1レール30Aの先端部側に配置されている。また、固定縁41は側部開口12の枠部12aに固定されている。一方、自由縁42は固定されていない。第2カーテン40Bも第1カーテン40Aと同様の構成であり、固定縁が側部開口12の枠部12aに固定されている。
図1に示すように、第1レール30Aおよび第2レール30Bをともに倒伏姿勢にすると、第1カーテン40Aおよび第2カーテン40Bが自重により展開する。これにより、カーテン装置1が閉じ、側部開口12が閉鎖される。一方、図2に示すように、第1レール30Aおよび第2レール30Bをともに起立姿勢にすると、第1カーテン40Aおよび第2カーテン40Bが自重により畳まれる。これにより、カーテン装置1が開き、側部開口12が開放される。
なお、第1カーテン40Aおよび第2カーテン40Bの素材は特に限定されないが、透明なビニールが好ましい。第1カーテン40Aおよび第2カーテン40Bが透明であれば、カーテン装置1を閉じた状態でも、ブースAA内の様子を確認できる。
前述のごとく、第1レール30Aには第1閉塞板39Aが設けられている。第1レール30Aを倒伏姿勢にすると、第1レール30Aと天板13との間に隙間が生じる。第1閉塞板39Aによりこの隙間が閉塞される。同様に、第2レール30Bに設けられた第2閉塞板39Bは、倒伏姿勢の第2レール30Bと天板13との隙間を閉塞する。
このように、第1閉塞板39Aおよび第2閉塞板39Bを設ければ、第1レール30Aおよび第2レール30Bを倒伏姿勢にしても、第1レール30Aと天板13との間および第2レール30Bと天板13との間の隙間が閉塞される。そのため、ブースAAの閉塞性を高めることができる。
図1に示すように、第1レール30Aおよび第2レール30Bをともに倒伏姿勢にすると、第1レール30Aの先端部と第2レール30Bの先端部とが交差し、それらの間が閉じる。そのため、第1カーテン40Aの自由縁42の近傍と、第2カーテン40Bの自由縁の近傍とが重なり合う。これにより、カーテン装置1を閉じた時のブースAAの閉塞性を高めることができる。
一方、図2に示すように、第1レール30Aおよび第2レール30Bをともに起立姿勢にすると、第1レール30Aの先端部と第2レール30Bの先端部との間が開く。この際に形成される第1レール30Aの先端部と第2レール30Bの先端部との間の隙間を「ワイヤロープ通過区間Ib」と称する。
ワイヤロープ通過区間Ibと上部開口14の接続区間Iaとは、水平位置(x方向の位置)においてほぼ同一である。なお、ワイヤロープ通過区間Ibと接続区間Iaとは水平位置において重なっていればよい。ワイヤロープ通過区間Ibと接続区間Iaとが水平方向にずれて配置されてもよい。一方の区間に他方の区間が包含されてもよい。
このように、カーテン装置1を開くとワイヤロープ通過区間Ibが形成される。クレーンのワイヤロープWRをワイヤロープ通過区間Ibに通過させ、接続区間Iaから上部開口14に進入させることができる。そのため、カーテン装置1とワイヤロープWRとが干渉することなくフレキシブルコンテナバッグFCを搬入・搬出できる。
カーテン装置1は、カーテン装置1を開閉する開閉駆動部50を備えている。開閉駆動部50はウインチ51を有する。ウインチ51は側壁11に設けられている。ウインチ51は手動式でもよいし、電動式でもよい。
ウインチ51からは第1ロープ52が巻き出されている。ウインチ51から巻き出された第1ロープ52は滑車により第1アーム36Aに導かれている。第1ロープ52の第1端は第1アーム36Aのアイプレート37に接続されている。第1ロープ52は第1アーム36Aのアイプレート37から下方に延びている。ウインチ51は第1ロープ52の第2端側を巻き取り、巻き出す。
第2アーム36Bのアイプレート37には第2ロープ53の第1端が接続されている。第2ロープ53は滑車により第2アーム36Bのアイプレート37から下方に延びるよう導かれている。第2ロープ53は複数の滑車によりブースAAの外周に沿って導かれ、第2端が第1ロープ52の中間部に接続されている。
ウインチ51により第1ロープ52を巻き取ると、第1アーム36Aおよび第2アーム36Bが下方に引っ張られ、第1レール30Aおよび第2レール30Bが起立する。また、ウインチ51により第1ロープ52を巻き出すと、第1レール30Aおよび第2レール30Bは自重により倒伏する。このように、ウインチ51を動作させることで、第1レール30Aおよび第2レール30Bを同期して起伏できる。また、これにより、カーテン装置1を開閉できる。
なお、開閉駆動部50は第1レール30Aおよび第2レール30Bを起伏させることができればよく、その構成は上記構成に限定されない。例えば、第1レール30A、第2レール30Bのそれぞれを、電動機で旋回させる構成としてもよい。
(使用方法)
つぎに、ブースAAの使用方法を説明する。
まず、開閉駆動部50を動作させ、第1レール30Aおよび第2レール30Bを起立姿勢にする。そうすると、図2に示すように、第1カーテン40Aおよび第2カーテン40Bが畳まれ、側部開口12が開放される。それとともに、第1レール30Aと第2レール30Bとの間にワイヤロープ通過区間Ibが形成される。
つぎに、クレーンのフックHKに玉掛けしたフレキシブルコンテナバッグFCをブースAA内に搬入する。ここで、フレキシブルコンテナバッグFCの高さは、天板13および第1、第2レール30A、30Bより低い高さでよい。フレキシブルコンテナバッグFCをブースAAの幅方向(x方向)中心に位置させたまま後方(y方向)に搬送すると、ワイヤロープWRがワイヤロープ通過区間Ibを通過する。そのため、カーテン装置1とワイヤロープWRとが干渉することがない。
その後、さらにフレキシブルコンテナバッグFCを後方に搬送すると、ワイヤロープWRが接続区間Iaから上部開口14に進入する。その後は、ワイヤロープWRが上部開口14内に位置する範囲でフレキシブルコンテナバッグFCを移動させることができる。ワイヤロープWRをワイヤロープ停止領域Wsで停止させれば、フレキシブルコンテナバッグFCを開封作業に適した位置に配置できる。このように、ワイヤロープWRと干渉することなくブースAAにフレキシブルコンテナバッグFCを搬入できる。
つぎに、開閉駆動部50を動作させ、第1レール30Aおよび第2レール30Bを倒伏姿勢にする。そうすると、図1に示すように、第1カーテン40Aおよび第2カーテン40Bが展開し、側部開口12が閉鎖される。
この状態で、フレキシブルコンテナバッグFCの開封作業を行う。フレキシブルコンテナバッグFCの底部開口から落下した収容物がホッパHPに投入される。この開封作業により粉塵が発生する。しかし、ブースAAにより粉塵が外部に飛散することを防止できる。また、ブースAAにより粉塵を集塵できる。
開封作業の終了後、カーテン装置1を開き、フレキシブルコンテナバッグFCをブースAA外に搬出する。フレキシブルコンテナバッグFCの搬出は搬入と逆の手順で行われる。搬出の際にも、ワイヤロープWRがカーテン装置1と干渉することがない。
〔第2実施形態〕
つぎに、本発明の第2実施形態に係るブースBBを説明する。
第1実施形態のカーテン装置1は、2枚の第1、第2カーテン40A、40Bを有する両開きタイプである。これに対し、本実施形態のブースBBは、1枚の第1カーテン40Aのみを有する片開きタイプのカーテン装置2を備える。
図5および図6に示すように、カーテン装置2は第1レール30Aを有する。第1レール30Aの長さは、側部開口12の幅寸法よりも若干長い。第1レール30Aには複数の第1ランナー33Aが設けられている。複数の第1ランナー33Aには第1カーテン40Aが吊り下げられている。第1カーテン40Aは側部開口12のほぼ全体を覆う大きさを有している。第1カーテン40Aの固定縁41は側部開口12の枠部12aに固定されている。一方、自由縁42は固定されていない。
カーテン装置2には、第1実施形態における第2レール30B、第2カーテン40B、およびそれに付随する各種部材が設けられていない。その予の構成は第1実施形態と同様であるので、同一部材に同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、第1レール30Aを倒伏姿勢にすると、第1カーテン40Aが自重により展開する。これにより、カーテン装置1が閉じ、側部開口12が閉鎖される。一方、図6に示すように、第1レール30Aを起立姿勢にすると、第1カーテン40Aが自重により畳まれる。これにより、カーテン装置1が開き、側部開口12が開放される。
また、第1レール30Aを起立姿勢にすると、先端部の外方にワイヤロープ通過区間Ibが形成される。本実施形態においてワイヤロープ通過区間Ibは、起立姿勢における第1レール30Aの先端部の水平位置(x方向の位置)と、倒伏姿勢における第1レール30Aの先端部の水平位置との間の区間である。第1レール30Aの先端部は、倒伏姿勢における水平位置に比べて起立姿勢における水平位置の方が基端部側に配置される。そのため、第1レール30Aを起立姿勢にすると、第1レール30AとワイヤロープWRとが干渉しないワイヤロープ通過区間Ibが形成される。
ワイヤロープ通過区間Ibと上部開口14の接続区間Iaとは、水平位置において重なっている。本実施形態では、ワイヤロープ通過区間Ibに接続区間Iaが包含されている。
本実施形態においても、第1レール30Aを起立姿勢にすると、第1カーテン40Aが畳まれるとともに、ワイヤロープ通過区間Ibが形成される。ワイヤロープ通過区間IbにフレキシブルコンテナバッグFCを吊ったワイヤロープWRを通過させることで、カーテン装置2とワイヤロープWRとが干渉することがない。
また、ワイヤロープ通過区間IbにワイヤロープWRを通過させた後、ワイヤロープWRを接続区間Iaから上部開口14に進入させることができる。そのため、ワイヤロープWRと干渉することなくブースBBにフレキシブルコンテナバッグFCを搬入できる。同様に、ワイヤロープWRと干渉することなくブースBBからフレキシブルコンテナバッグFCを搬出できる。
〔その他の実施形態〕
本発明に係るブースは、上記実施形態のごとく粉塵が発生する空間を囲う用途に限定されない。ブースは、冷暖房などの雰囲気制御を行う空間を囲う用途に用いることもできるし、何らの雰囲気制御も行わない単なる空間を囲う用途に用いることもできる。
また、本発明に係るカーテン装置は、必ずしもブースの開口部に設けられる必要はない。カーテン装置は、それ単独で、あるいは他の仕切りと組み合わせて、特定の区域を外部から仕切るのに用いることができる。
したがって、クレーンの吊り荷は、フレキシブルコンテナバッグFCに限定されない。ドラム缶などの他の容器でもよいし、容器以外の搬送物でもよい。
AA、BB ブース
11 側壁
12 側部開口
13 天板
14 上部開口
1、2 カーテン装置
30A 第1レール
33A 第1ランナー
40A 第1カーテン
30B 第2レール
33B 第2ランナー
40B 第2カーテン

Claims (7)

  1. 基端部を軸として先端部が上下動するよう起伏する第1レールと、
    前記第1レールに沿って走行する複数の第1ランナーと、
    前記複数の第1ランナーに吊り下げられた第1カーテンと、を備え、
    前記第1レールを前記基端部から前記先端部に向かって下がる倒伏姿勢にすると、前記第1カーテンが自重により展開し、
    前記第1レールを前記基端部から前記先端部に向かって上がる起立姿勢にすると、前記第1カーテンが自重により畳まれるとともに、前記先端部の外方にワイヤロープ通過区間が形成される
    ことを特徴とするカーテン装置。
  2. 基端部を軸として先端部が上下動するよう起伏する第2レールと、
    前記第2レールに沿って走行する複数の第2ランナーと、
    前記複数の第2ランナーに吊り下げられた第2カーテンと、を備え、
    前記第2レールを前記基端部から前記先端部に向かって下がる倒伏姿勢にすると、前記第2カーテンが自重により展開し、
    前記第2レールを前記基端部から前記先端部に向かって上がる起立姿勢にすると、前記第2カーテンが自重により畳まれ、
    前記第1レールと前記第2レールとは、前記先端部同士が対向するよう配置されており、
    前記第1レールおよび前記第2レールを前記倒伏姿勢にすると、前記第1レールの前記先端部と前記第2レールの前記先端部との間が閉じ、
    前記第1レールおよび前記第2レールを前記起立姿勢にすると、前記第1レールの前記先端部と前記第2レールの前記先端部との間が開いて前記ワイヤロープ通過区間が形成される
    ことを特徴とする請求項1記載のカーテン装置。
  3. 前記第1レールおよび前記第2レールを起伏させる開閉駆動部を備える
    ことを特徴とする請求項2記載のカーテン装置。
  4. 前記第1レールの前記基端部から延設された第1アームと、
    前記第2レールの前記基端部から延設された第2アームと、を備え、
    前記開閉駆動部は、
    第1端が前記第1アームに接続された第1ロープと、
    第1端が前記第2アームに接続され、第2端が前記第1ロープの中間部に接続された第2ロープと、
    前記第1ロープの第2端側を巻き取り、巻き出すウインチと、を備える
    ことを特徴とする請求項3記載のカーテン装置。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載のカーテン装置を備えるブースであって、
    所定の区域を囲い、上縁に達する側部開口を有する側壁と、
    前記側壁の前記上縁に架け渡された天板と、を備え、
    前記側部開口に前記カーテン装置が設けられており、
    前記天板には前記側部開口と接続した上部開口が形成されており、
    前記上部開口の前記側部開口との接続区間は、前記ワイヤロープ通過区間と水平位置において重なっている
    ことを特徴とするブース。
  6. 前記第1レールに設けられ、前記倒伏姿勢の前記第1レールと前記天板との隙間を閉塞する第1閉塞板を備える
    ことを特徴とする請求項5記載のブース。
  7. 前記側壁または前記天板に接続された集塵用の排気配管を備える
    ことを特徴とする請求項5または6記載のブース。
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