JP7035126B2 - 強化されたクラブ・ヘッド・フェースを有するクラブ・ヘッド、および関連方法 - Google Patents

強化されたクラブ・ヘッド・フェースを有するクラブ・ヘッド、および関連方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
これは、2014年5月15日に出願された米国仮特許出願第61/994,029号、2014年7月11日に出願された米国仮特許出願第62/023,819号、2015年1月9日に出願された米国仮特許出願第62/101,926号、および2015年4月13日に出願された米国仮特許出願第62/146,783号の利益を主張するものであり、上記の全ての開示の内容は、参照により本明細書に完全に組み込まれる。
本開示は、一般にスポーツ用品に関し、より詳細には、ゴルフ・クラブ・ヘッドおよび関連方法に関する。
ゴルフ・クラブのさまざまな特性が、ゴルフ・クラブの性能に影響を及ぼし得る。例えば、ゴルフ・クラブのクラブ・ヘッドの重心、慣性モーメント、および反発係数がそれぞれ、性能に影響を及ぼし得るゴルフ・クラブの特性である。
ゴルフ・クラブのクラブ・ヘッドの重心および慣性モーメントは、クラブ・ヘッドの質量分布の関数である。詳細には、クラブ・ヘッドの質量を、クラブ・ヘッドのソールのより近くになるように、クラブ・ヘッドのフェースからより遠くになるように、かつ/またはクラブ・ヘッドのトゥ端部およびヒール端部のより近くになるように分布させると、クラブ・ヘッドの重心および/または慣性モーメントが変化し得る。例えば、クラブ・ヘッドの質量を、クラブ・ヘッドのソールのより近くになるように、かつ/またはクラブ・ヘッドのフェースからより遠くになるように分布させると、クラブ・ヘッドで打撃したゴルフ・ボールの飛行角度が増大し得る。一方、ゴルフ・ボールの飛行角度を増大させると、ゴルフ・ボールが移動する距離が増大し得る。さらに、クラブ・ヘッドの質量を、クラブ・ヘッドのトゥ端部および/またはヒール端部のより近くになるように分布させると、クラブ・ヘッドの慣性モーメントに影響が及び得、それが、ゴルフ・クラブの寛容性を変更し得る。
さらに、ゴルフ・クラブのクラブ・ヘッドの反発係数は、少なくともクラブ・ヘッドのフェースの可撓性の関数となり得る。一方、クラブ・ヘッドのフェースの可撓性は、フェースの幾何形状(例えば高さ、幅、および/もしくは厚さ)、ならびに/またはフェースの材料特性(例えばヤング率)の関数となり得る。すなわち、フェースの高さおよび/もしくは幅を最大化し、かつ/またはフェースの厚さおよび/もしくはヤング率を最小限に抑えると、フェースの可撓性が増大し、それにより、クラブ・ヘッドの反発係数が増大し得、また、本質的にクラブ・ヘッドからゴルフ・ボールへのエネルギー伝達効率の尺度であるゴルフ・クラブのクラブ・ヘッドの反発係数を増大させると、インパクト後にゴルフ・ボールが移動する距離が増大し、ゴルフ・ボールのスピンが低減し、かつ/またはゴルフ・ボールのボール速度が増大し得る。
しかし、クラブ・ヘッドのフェースを薄化すると、フェースからの質量がクラブ・ヘッドの他の部分に再分配されることが可能になり得、またフェースがより可撓性になり得るものの、クラブ・ヘッドのフェースを薄化すると、フェース内の屈曲が、座屈し破損するところまで増大するおそれもある。したがって、クラブ・ヘッドのフェースが薄化されたときにクラブ・ヘッドのフェースが座屈するのを防止するためのデバイスおよび方法が必要である。
実施形態についてのさらなる説明を容易にするために、以下の図面が提供される。
一実施形態によるクラブ・ヘッドの上面、後面、トゥ側面図である。
図1の実施形態によるクラブ・ヘッドの上面、正面、ヒール側面図である。
一実施形態による従来型のクラブ・ヘッドの図である。
図3の実施形態による、従来型のクラブ・ヘッドの図3の切断線4-4に沿った部分断面図の、従来型のクラブ・ヘッドのフェース面がゴルフ・ボール(図示せず)をインパクトしているところをシミュレーションし、その際、結果として生じる屈曲が3倍になっている、応力歪み解析の様子を示す図である。
図1の実施形態によるクラブ・ヘッドの図2の切断線5-5に沿った断面図である。
一実施形態によるクラブ・ヘッドの上面、後面、トゥ側面図である。
図6の実施形態によるクラブ・ヘッドの上面、正面、トゥ側面図である。
図1の別の実施形態によるクラブ・ヘッドの図2の切断線5-5に沿った側面図である。
図8の実施形態によるクラブ・ヘッドの上面、後面、ヒール側面図である。
ゴルフ・クラブ・ヘッドを提供する方法の一実施形態に関するフロー・チャートである。
図10の実施形態による強化デバイスを提供する例示的作業を示す図である。
振動減衰特徴部の層の一実施形態に関する図である。
図1の実施形態によるクラブ・ヘッドの図2の切断線5-5に沿った側面図である。
一実施形態によるゴルフ・クラブの正面図である。
例証の簡素性および明確性のために、図表は構造物の概略的様式を例証し、公知の特性および技術の、説明および詳細は、本開示を不必要に曖昧にすることを避けるために、省略され得る。さらに、図表内の要素は、必ずしも正しい縮尺で描かれない。例えば、本開示の実施形態の理解の改善に役立つために、図内の要素のいくつかの寸法は、他の要素に対して誇張されてよい。異なる図における同じ参照番号は、同じ要素を示す。
説明内および請求項内の、「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」等の用語は、もしあれば、類似する要素の区別に使用され、必ずしも特定の逐次的または経時的順序の記載に使用されない。そのように使用される用語は、適切な状況下では交換可能であり、よって、本明細書に記載される実施形態は、例えば、本明細書に例証されるまたは他の方法で記載されるものとは異なる順序で操作可能である。さらに、「含む」および「有する」という用語ならびにそれらの任意の変化形は、非排他的包含を網羅することが意図され、よって、要素の一覧を含む、プロセス、方法、システム、物品、デバイス、もしくは装置が、それらの要素に必ずしも限られず、明示的に列記されない、または、かかるプロセス、方法、システム、物品、デバイス、もしくは装置に固有の他の要素を含んでよい。
説明内および請求項内の、「左」、「右」、「前」、「後」、「上部」、「下部」、「~の上」、「~の下」等の用語は、もしあれば、説明目的に使用され、必ずしも永久相対位置を説明するために使用されない。そのように使用される用語は、適切な条件下では交換可能であり、よって、本明細書に記載される装置、方法、および/または製造物品の実施形態は、例えば、本明細書に例証されるまたは他の方法で記載されるものとは別の配向で操作可能である。
「連結」、「連結される」、「連結する」、「連結すること」等の用語は、広範に理解されるべきであり、2つ以上の要素を機械的におよび/または別の方法で接続することを指す。2つ以上の機械的要素は、電気的または他の方法で連結されずに、機械的に連結され得る。連結は、任意の長さの時間、例えば、永久もしくは半永久、または瞬間のみ、であってよい。
「機械的連結」などは広く解釈されるべきであり、あらゆる種類の機械的に連結を含む。
「連結」等の語の近くの「取り外し可能に」、「取り外し可能」等の語の欠如は、対象の該結合等が、取り外し可能であること、または取り外し可能でないことを意味するものではない。
いくつかの実施形態は、ゴルフ・クラブ・ヘッドを有する。ゴルフ・クラブ・ヘッドは、上端部および上端部の反対側にある底端部と、前端部および前端部の反対側にある後端部と、トゥ端部およびトゥ端部の反対側にあるヒール端部とを備える。さらに、ゴルフ・クラブ・ヘッドは、フェース要素を備える。フェース要素は、前端部に位置するフェース面を備え、フェース面は、フェース中心およびフェース周縁部を備える。また、フェース要素は、後端部に位置し、フェース面とは略反対側にある後面を備え、後面は、フェース中心の略反対側にある後中心および後周縁部を備える。さらにまた、ゴルフ・クラブ・ヘッドは、後面に位置する強化デバイスを備える。これらの実施形態では、x軸は、フェース面に略平行に延在し、後中心を通過し、y軸は、フェース面に略平行に延在し、x軸に略垂直に延在し、後中心を通過し、z軸は、フェース面に略垂直に延在し、x軸とy軸に略垂直に延在し、後中心と交わる。さらに、x軸は、トゥ端部およびヒール端部を通って、かつ上端部と底端部から等距離の位置で延在し、y軸は、上端部および底端部を通って、かつトゥ端部とヒール端部から等距離の位置で延在し、z軸は、前端部および後端部を通って、かつ(i)トゥ端部とヒール端部から、および(ii)上端部と後端部から等距離の位置で延在する。さらにこれらの実施形態では、強化デバイスは、略z軸上に位置する幾何学的中心を有する強化要素を備え、強化要素は、後面から後端部に向かうとともに前端部から離れるように延在し、強化要素は、ループ状リブを備える。一方、フェース面は、フェース周縁部の近位においてよりもフェース中心の近位において後面により近くなり得る。
他の実施形態は、ゴルフ・クラブ・ヘッドを有する。いくつかの実施形態では、ゴルフ・クラブ・ヘッドは、アイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドを備える。ゴルフ・クラブ・ヘッドは、上端部および上端部の反対側にある底端部と、前端部および前端部の反対側にある後端部と、トゥ端部およびトゥ端部の反対側にあるヒール端部とを備える。さらに、ゴルフ・クラブ・ヘッドは、フェース要素を備える。フェース要素は、前端部に位置するフェース面を備え、フェース面は、フェース中心およびフェース周縁部を備える。また、フェース要素は、後端部に位置し、フェース面とは略反対側にある後面を備え、後面は、フェース中心の略反対側にある後中心および後周縁部を備える。さらにまた、ゴルフ・クラブ・ヘッドは、後面に位置する強化デバイスを備える。そして、さらにまた、ゴルフ・クラブ・ヘッドは、(i)後面から後端部に向かうとともに前端部から離れるように延在し、(ii)後面の周縁部の周り全体に延在する周縁壁要素を備える。周縁壁要素は、上端部で後面の後周縁部に沿って延在する第1の周縁壁部、および、底端部で後面の後周縁部に沿って延在する第2の周縁壁部を備える。これらの実施形態では、x軸は、フェース面に略平行に延在し、後中心を通過し、y軸は、フェース面に略平行に延在し、x軸に略垂直に延在し、後中心を通過し、z軸は、フェース面に略垂直に延在し、x軸とy軸に略垂直に延在し、後中心と交わる。さらに、x軸は、トゥ端部およびヒール端部を通って、かつ上端部と底端部から等距離の位置で延在し、y軸は、上端部および底端部を通って、かつトゥ端部とヒール端部から等距離の位置で延在し、z軸は、前端部および後端部を通って、かつ(i)トゥ端部とヒール端部との間、および(ii)上端部と後端部から等距離の位置で延在する。さらにこれらの実施形態では、強化デバイスは、略z軸上に位置する幾何学的中心を備える強化要素を備え、強化要素は、後面から後端部に向かうとともに前端部から離れるように延在し、強化要素は、閉円形ループ状リブを備える。また、ゴルフ・クラブ・ヘッドは、アイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドを備え、フェース中心から後中心までの中心厚さが、およそ0.203センチメートル以下であり、第2の周縁壁部の少なくとも一部が、フェース周縁部に近位のフェース要素よりも薄い。
いくつかの実施形態は、さらに、ループ状リブによって形成される強化要素のキャビティの中を少なくとも部分的に充填するインサートを有する。いくつかの実施形態では、キャビティは、中心キャビティとすることができる。また、中心キャビティは、バッジによって部分的に覆われることができる。バッジは、インサートから分離していてもよく、インサートと一体をなしてもよい。他の実施形態では、バッジは、強化要素と一体をなすことができる。インサートは、約3g未満の軽量の材料であることができ、ゴルフ・クラブ・ヘッドのスイングの重心に著しく影響を及ぼさないようにし得る。代替実施形態では、インサートは、約5g~約10gなど、約3gよりも大きい重量とすることができ、クラブ・ヘッドのスイング・ウエイトまたは重心に寄与し得る。
さらなる実施形態は、雑音を減少させるため、より望ましい音を生み出すため、そして、ゴルフ・クラブ・ヘッドの振動を減少させるために、ゴルフ・ヘッド・クラブの後面上に配設される振動減衰特徴部を有する。振動減衰特徴部は、制振フォイル、ゴム、もしくは感圧性粘弾性アクリルポリマーのような制振性もしくは振動除去性の他の材料もしくは組成で構成されることができる。振動減衰特徴部は、感圧性であり得、ゴルフ・ボールが打撃されるとき、ゴルフ・クラブ・ヘッドからの振動を減少もしくは除去をもたらす。振動減衰特徴部は、薄いフェースのゴルフ・クラブ・ヘッドにおいて、よりよい性能を獲得することと組み合わさって、より望ましい音をゴルフ・クラブ・ヘッドに与える。振動減衰特徴部は、ゴルフ・クラブ・ヘッドの後面に少なくとも部分的に適用される。振動減衰特徴部は、また、強化要素に適用されることができる。振動減衰特徴部は、さらに、強化要素のキャビティの全てもしくは部分に適用され得る。キャビティは、中心キャビティとすることができる。後面の中心キャビティは、また、振動減衰特徴部によって部分的に覆われることができる。中心キャビティは、また、バッジによって部分的に覆われることができ、そして、振動減衰特徴部は、バッジの下に配設されることができる。
さらなる実施形態は、ゴルフ・クラブ・ヘッドを提供する方法を含む。その方法は、(i)前端部に位置し、フェース中心およびフェース周縁部を備えるフェース面と、(ii)後端部に位置し、フェース面とは略反対側にある後面であって、フェース中心の略反対側にある後中心、および後周縁部を備える後面と、を備えるフェース要素を提供することと、後面に強化デバイスを提供することと、を含むことができる。これらの実施形態では、ゴルフ・クラブ・ヘッドが、上端部および上端部の反対側にある底端部と、前端部および前端部の反対側にある後端部と、トゥ端部およびトゥ端部の反対側にあるヒール端部とを備える。さらに、x軸が、フェース面に略平行に延在し、後中心を通過し、y軸が、フェース面に略平行に延在し、x軸に略垂直に延在し、後中心を通過し、z軸が、フェース面に略垂直に延在し、x軸およびy軸に略垂直に延在し、後中心を通過する。さらにまた、x軸が、トゥ端部およびヒール端部を通って、かつ上端部と底端部から等距離の位置で延在し、y軸が、上端部および底端部を通って、かつトゥ端部とヒール端部から等距離の位置で延在し、z軸が、前端部および後端部を通って、かつ(i)トゥ端部とヒール端部から、および(ii)上端部と後端部から等距離の位置で延在する。一方、強化デバイスが、略z軸上に位置する幾何学的中心を備える強化要素を備え、強化要素が、後面から後端部に向かうとともに前端部から離れるように延在し、強化要素が、ループ状リブを備える。また、フェース面が、フェース周縁部の近位においてよりもフェース中心の近位において後面により近くなり得る。
いくつかの実施形態は、ゴルフ・クラブを有する。ゴルフ・クラブは、シャフトと、シャフトに結合されたゴルフ・クラブ・ヘッドとを備える。ゴルフ・クラブ・ヘッドは、上端部および上端部の反対側にある底端部と、前端部および前端部の反対側にある後端部と、トゥ端部およびトゥ端部の反対側にあるヒール端部とを備える。さらに、ゴルフ・クラブ・ヘッドは、フェース要素を備える。フェース要素は、前端部に位置し、フェース中心およびフェース周縁部を備えるフェース面を備える。また、フェース要素は、後端部に位置し、フェース面とは略反対側にある後面であって、フェース中心の略反対側にある後中心、および後周縁部を備える後面とを備える。さらにまた、ゴルフ・クラブ・ヘッドは、後面に位置する強化デバイスを備える。これらの実施形態では、x軸が、フェース面に略平行に延在し、後中心を通過し、y軸が、フェース面に略平行に延在し、x軸に略垂直に延在し、後中心を通過し、z軸が、フェース面に略垂直に延在し、x軸およびy軸に略垂直に延在し、後中心を通過する。さらに、x軸が、トゥ端部およびヒール端部を通って、かつ上端部と底端部から等距離の位置で延在し、y軸が、上端部および底端部を通って、かつトゥ端部とヒール端部から等距離の位置で延在し、z軸が、前端部および後端部を通って、かつ(i)トゥ端部とヒール端部から、および(ii)上端部と後端部から等距離の位置で延在する。さらにこれらの実施形態では、強化デバイスが、略z軸上に位置する幾何学的中心を有する強化要素を備え、強化要素が、後面から外に後端部に向かうとともに前端部から離れるように延在し、強化要素が、ループ状リブを備える。一方、フェース面が、フェース周縁部の近位においてよりもフェース中心の近位において後面により近くなり得る。
図面に移ると、図1は、一実施形態によるクラブ・ヘッド100の上面、後面、トゥ側面図を示す。一方、図2は、図1の実施形態によるクラブ・ヘッド100の上面、正面、ヒール側面図を示す。クラブ・ヘッド100は、例示にすぎず、本明細書に提示する実施形態に限定されない。クラブ・ヘッド100は、本明細書で明確に図示または説明していない多くの異なる実施形態または例で用いられ得る。
一般に、クラブ・ヘッド100は、ゴルフ・クラブ・ヘッドを備えることができる。ゴルフ・クラブ・ヘッド100は、対応するゴルフ・クラブの部分とすることができる。例えば、ゴルフ・クラブ1400(図14)は、シャフト1490およびグリップ1495に結合されたゴルフ・クラブ・ヘッド100を備えることができる。さらに、ゴルフ・クラブ・ヘッドは、ゴルフ・クラブ・ヘッドのセットの部分とすることができ、かつ/またはゴルフ・クラブは、ゴルフ・クラブのセットの部分とすることができる。例えば、クラブ・ヘッド100は、任意の適切なアイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドを備えることができる。いくつかの実施形態では、クラブ・ヘッド100は、マッスル・バック・アイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドまたはキャビティ・バック・アイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドを備えることができる。それにも関わらず、クラブ・ヘッド100については一般に、アイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドに関して説明するが、クラブ・ヘッド100は、例えばウッド・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッド(例えばドライバ・クラブ・ヘッド、フェアウェイ・ウッド・クラブ・ヘッド、ハイブリッド・クラブ・ヘッド等)や、パター・ゴルフ・クラブ・ヘッドなどの、他のどんな適切なタイプのゴルフ・クラブ・ヘッドを備えてもよい。一般に、クラブ・ヘッド100は、どんな適切な材料を含んでもよいが、多くの実施形態では、クラブ・ヘッド100は、1つまたは複数の金属材料を含む。前述の内容にも関わらず、本明細書で説明する装置、方法、および製品は、この点に関して限定されない。
参照のために示すと、クラブ・ヘッド100は、上端部101および上端部101の反対側にある底端部102、前端部203(図2)および前端部203(図2)の反対側にある後端部104、ならびにトゥ端部105およびトゥ端部105の反対側にあるヒール端部106を備える。また、クラブ・ヘッド100は、x軸107、y軸108、およびz軸109を備える。
一方、x軸107、y軸108、およびz軸109は、クラブ・ヘッド100のデカルト基準座標系を形成する。したがって、x軸107、y軸108、およびz軸109は、互いに垂直である。さらに、x軸107は、トゥ端部105およびヒール端部106を通って延在し、上端部101と底端部102との間で等距離のところにあり、y軸108は、上端部101および底端部102を通って延在し、トゥ端部105とヒール端部106との間で等距離のところにあり、z軸109は、前端部203(図2)および後端部104を通って延在し、(i)トゥ端部105とヒール端部106との間、および(ii)上端部101と後端部102との間で等距離のところにある。
実装の際には、クラブ・ヘッド100は、クラブ・ヘッド本体110を備える。クラブ・ヘッド本体110は、中実でもよく、中空でもよく、部分的に中空でもよい。クラブ・ヘッド本体110が中空および/または部分的に中空のとき、クラブ・ヘッド本体110は、シェル構造を備えることができ、さらに、シェル構造の材料とは異なる充填材料で充填および/または部分的に充填され得る。例えば、充填材料は、プラスチック発泡体を含むことができる。
クラブ・ヘッド本体110は、フェース要素111および強化デバイス112を備える。多くの実施形態では、クラブ・ヘッド本体110は、周縁壁要素113を備えることができる。
多くの実施形態では、フェース要素111は、フェース面214(図2)および後面115を備える。一方、フェース面214(図2)は、フェース中心216(図2)およびフェース周縁部217(図2)を備え、後面115は、後中心118および後周縁部119を備える。フェース面214(図2)とは、クラブ・ヘッド100の打撃フェースまたは打撃プレートのことを指すことができ、例えばゴルフ・ボールなどのボール(図示せず)をインパクトするように構成され得る。多くの実施形態では、フェース面214(図2)は、1つまたは複数のスコアリング・ライン223(図2)を備えることができる。
これらまたは他の実施形態では、フェース面214(図2)は前端部203(図2)に位置することができ、後面115は、後端部104に位置することができる。さらに、後面115は、フェース面214(図2)とは略反対側にあることができ、後中心118は、フェース中心216(図2)の略反対側にあることができ、後周縁部119は、フェース周縁部217(図2)の略反対側にあることができる。一般に、多くの例では、フェース中心216(図2)とは、フェース面214(図2)の幾何学的中心のことを指すことができる。したがって、これらまたは他の例では、フェース中心216(図2)とは、フェース面214(図2)における、トゥ端部105とヒール端部106との間で略等距離のところにあり、さらに上端部101と底端部102との間で略等距離のところにある位置のことを指すことができる。さまざまな例では、フェース中心とは、参照により本明細書に組み込まれる、United States Golf Association:Procedure for Measuring the Flexibility of a Golf Clubhead、USGA-TPX3004、改訂版1.0.0、6ページ、2008年5月1日(http://www.usga.org/equipment/testing/protocols/Test-Protocols-For-Equipmentから2014年5月12日に取得)で定義されるフェース中心のことを指すことができる。同様に、いくつかの例では、後中心118とは、後面115の幾何学的中心のことを指すことができる。
参照として示すと、x軸107およびy軸108は、フェース面214(図2)に略平行に延在することができ、z軸109は、フェース面214(図2)に略垂直に延在することができる。一方、x軸107、y軸108、およびz軸109の各々は、後中心118がx軸107、y軸108、およびz軸109によって形成されるデカルト基準座標系の原点を備えるように、後中心118と交わることができる。
さまざまな実施形態では、スコアリング・ライン223(図2)がそれぞれ、1つまたは複数の溝を備えることができ、トゥ端部105とヒール端部106との間で延在することができる。これらまたは他の実施形態では、スコアリング・ライン223(図2)は、x軸107に略平行とすることができる。
多くの実施形態では、強化デバイス112が、1つまたは複数の強化要素120(例えば強化要素121)を備える。強化デバイス112および/または強化要素120は、後面115に位置し、後面115から外に後端部104に向かって、かつ前端部203(図2)から離れて延在する。多くの実施形態では、強化要素120の各強化要素が、外周縁面および幾何学的中心を備える。これらまたは他の実施形態では、強化要素120のうちの1つまたは複数(例えば強化要素121)の幾何学的中心は、略z軸109のところに位置することができる。例えば、強化要素121は、外周縁面126および幾何学的中心130を備えることができる。
強化デバイス112および強化要素120は、例えば、フェース面214(図2)がボール(例えばゴルフ・ボール)をインパクトするときなどに、フェース要素111が屈曲するのを可能にしながら、フェース要素111を強化するように構成される。その結果、フェース要素111は、薄化されて、フェース要素111からの質量がクラブ・ヘッドの他の部分に再分配されることが可能になっても、またフェース要素111がより可撓性になっても、結果として生じる屈曲下で座屈および破損し得ない。有利には、フェース要素111は、強化デバイス112および強化要素120を伴って実装されるときのほうが、強化デバイス112および強化要素120を伴わずに実装されるときよりも薄くできるので、クラブ・ヘッド100の重心、慣性モーメント、および反発係数が、クラブ・ヘッド100の性能特性を向上させるように変更され得る。例えば、強化デバイス112および強化要素120を実装すると、ゴルフ・ボールの発射角を(例えばおよそ10分の1度~10分の3度)増大させることによって、フェース面214(図2)で打ったゴルフ・ボールの飛行距離が増大し得、ゴルフ・ボールのボール速度が(例えばおよそ0.1マイル毎時(mph)(0.161キロメートル毎時(kph)~およそ3.0mph(4.83kph))増大し得、かつ/またはゴルフ・ボールのスピンが(例えばおよそ1~500回転毎分)低減する。これらの例では、強化デバイス112および強化要素120が、フェース面214(図2)によって与えられるゴルフ・ボールに対するギアリング(gearing)をいくらか打ち消す効果を有することができる。
ゴルフ・クラブ・ヘッド100の一実施形態を備えるゴルフ・クラブのテストを実施した。全体的に、標準の強化型ストライク・フェース(strikeface)およびカスタム・チューニング・ポート付きのアイアン・ゴルフ・クラブと比較したとき、テストでは、x軸および/またはy軸の周りの慣性モーメントがより高いこと、ならびにゴルフ・ボールがゴルフ・クラブ・ヘッドのフェースに衝突する統計面積がより狭いことによって示されるように、寛容性がより大きいことが示された。いくつかのテストでは、x軸の周りの慣性モーメントがおよそ2%増大し、y軸の周りの慣性モーメントがおよそ4%増大し、かつ/またはゴルフ・ボールがゴルフ・クラブ・ヘッドのフェースに衝突する統計面積が、およそ15~50パーセント減少した。加えて、ゴルフ・ボールのボール速度の増大、ゴルフ・ボールの発射角の上昇、および/またはゴルフ・ボールのスピンの低減が見られた。一例として、5番アイアン・ゴルフ・クラブ上でゴルフ・クラブ100の一実施形態のテストをした際、ゴルフ・ボールのボール速度が、およそ1.5mph(2.41kph)増大し、ゴルフ・ボールの発射角が、およそ0.3度上昇し、ゴルフ・ボールのスピンが、およそ250回転毎分(rpm)低減したことが見られた。別の例では、7番アイアン・ゴルフ・クラブ上でゴルフ・クラブ100の一実施形態のテストをした際、ゴルフ・ボールのボール速度が、およそ2.0mph(3.22kph)増大し、ゴルフ・ボールの発射角の度数に、ほぼ変化がなく、ゴルフ・ボールのスピンが、およそ450rpm低減したことが見られた。さらなる例として、ウェッジ・アイアン・ゴルフ・クラブ上でゴルフ・クラブ100の一実施形態のテストをした際、ゴルフ・ボールのボール速度に、ほぼ速度変化がなく、ゴルフ・ボールの発射角が、およそ0.1度上昇し、ゴルフ・ボールのスピンが、およそ200rpm低減したことが見られた。
とりわけ、多くの例では、フェース要素111がスコアリング・ライン223(図2)を備え、かつフェース要素111が強化デバイス112および強化要素120を実装せずに薄化されるとき、図3および図4に示し、図3および図4に関して以下の通り説明するように、フェース要素111の座屈および破損が、特にフェース中心216(図2)に近位のスコアリング・ライン223(図2)において、スコアリング・ライン223の底部で発生するおそれがある。
強化デバイス112を有するクラブ・ヘッド100は、前端部203から底端部102にかけて延在する均一な移行厚さ(transition thickness)550(図5)も有することができる。均一な移行厚さ550は、強化デバイス112を有するクラブ・ヘッド100の、前端部203と底端部102との間の領域に向けられた応力を吸収する。均一な移行厚さ550は、およそ0.20~0.80インチの範囲とすることができる。例えば、均一な移行厚さ550は、およそ0.20、0.25、0.30、0.35 0.40、0.45、0.50、0.55、0.60、0.65、0.70、0.75、または0.80インチとすることができる。
具体的には、図面を先に進むと、図3は、一実施形態による従来型のクラブ・ヘッド300を示す。クラブ・ヘッド300は、クラブ・ヘッド100(図1および図2)に類似し得るが、クラブ・ヘッド100とは異なり、クラブ・ヘッド300には、クラブ・ヘッド300のフェース要素311の後面315に強化デバイスおよび強化要素がない。クラブ・ヘッド300は、クラブ・ヘッド300のフェース面314に1つまたは複数のスコアリング・ライン323を備える。後面315は、後面115(図1)に類似し得、フェース要素311は、フェース要素111(図1)に類似していてもよく、それと同一でもよく、フェース面314は、フェース面214(図2)に類似していてもよく、それと同一でもよく、かつ/またはスコアリング・ライン323は、スコアリング・ライン223(図2)に類似していてもよく、それと同一でもよい。さらに、不在の強化デバイスは、強化デバイス112(図1)に類似し得、不在の強化要素は、強化要素120(図1)に類似し得る。一方、図4は、図3の実施形態による、クラブ・ヘッド300の図3の切断線4-4に沿った部分断面図の、クラブ・ヘッド300のフェース面314がゴルフ・ボール(図示せず)をインパクトしているところをシミュレーションし、その際、結果として生じる屈曲が3倍になっている、応力歪み解析の様子を示す。
図4で実証されるように、フェース要素311は、支持ばりに類似した振舞いをし、したがって中立軸436を備える。フェース要素311のフェース面314と中立軸436との間の部分は、圧縮状態にあり、フェース要素311の中立軸436と後面315との間の部分は、引張状態にある。応力はまず、フェース面314および後面315で増し、中立軸436に向かって内側に移動する。しかし、支持ばりとは異なり、フェース要素311は、フェース要素311の圧縮状態にある部分にスコアリング・ライン323も備えている。フェース要素311が過度に屈曲すると、スコアリング・ライン323の底部におけるフェース要素311の機械的降伏に達するおそれがある。スコアリング・ライン323がなければ、フェース要素311は通常、まずフェース要素311の引張りを受けている部分内で破損するものと予測されるが、スコアリング・ライン323が、まずフェース要素311の圧縮状態にある部分で破損を発生させる。すなわち、フェース要素311がスコアリング・ライン323のところで破損してから、フェース要素311の残りの部分が、破損を生じさせるのに十分高い応力レベルに達する可能性がある。アイアン・タイプのクラブ・ヘッドは、スコアリング・ライン323のところで破損をより被りやすいことがある。というのも、アイアン・タイプのクラブ・ヘッドは、フェース面314で凸状になっている傾向のあるウッド・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドとは異なり、フェース面314で平坦になっている傾向があるためである。その結果、ウッド・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドがフェース面314で屈曲しても、フェース面314は依然として、いくらか外側に湾曲していることがある。その一方で、アイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドがフェース面314で屈曲すると、フェース面314が凹形状に屈曲し、それが、フェース要素311の圧縮を受けている部分での圧縮の程度を増大させることがある。
ここで図1および図2に戻ると、強化デバイス112および強化要素120を実装すると、スコアリング・ライン223(図2)内の、特にスコアリング・ライン223のうちのフェース中心216(図2)に近位のスコアリング・ライン内の、局所的な屈曲が強化されるととともに、フェース要素111内の全体的な屈曲の増大が可能になり得る。強化デバイス112および強化要素120は、これらの利益を、フェース要素111の局所的な厚さを増大させ、それにより、フェース要素111がそれらの位置においてより剛性(stiffer)に、かつより硬く(harder)なることによって、もたらすことが可能である。実際、強化デバイス112および強化要素120は、フェース要素111の中立軸をフェース面214(図2)から引き離し、後面115のより近くに引き寄せる働きをすることができる。
一方、強化デバイス112および強化要素120はさらに、これらの利益を、閉構造(例えば1つまたは複数のループ状リブ)として実装されるときにもたらすことが可能である。というのも、そのような閉構造にすると、周方向(すなわちフープ)応力が強化デバイス112および強化要素120に作用する結果として、変形に耐えることが可能なためである。例えば、強化デバイス112および強化要素120に作用する周方向(すなわちフープ)応力は、強化デバイス112および強化要素120の対向する側が、互いから離れて回転するのを防止し、それにより屈曲が減少し得る。
実装の際には、強化要素120(例えば強化要素121)は、上述した強化デバイス112および/または強化要素120の所期の機能を実施するように構成された、任意の適切な形状(例えば多角形、楕円形、円形等)および/または任意の適切な構成で実装され得る。さらに、強化要素120が複数の強化要素を備えるとき、強化要素120のうちの2つ以上の強化要素が、別のものに類似し得、かつ/または強化要素120のうちの2つ以上の強化要素が、別のものとは異なり得る。
いくつかの実施形態では、強化要素120(例えば強化要素121)は、x軸107および/またはy軸108の周りで対称とすることができる。強化要素120(例えば強化要素121)が横長形状で実装されるとき、多くの実施形態では、強化要素の最大寸法(例えば長軸)が、x軸107またはy軸108のうちの一方と平行および/または共線とすることができる。しかし、他の実施形態では、最大寸法(例えば長軸)は、所望の通りにx軸107および/またはy軸108に対して角度付けされ得る。さらに、多くの実施形態では、強化要素120(例えば強化要素121)は、z軸109に中心が置かれ得るが、いくつかの実施形態では、強化要素120のうちの1つまたは複数(例えば強化要素121)が、例えば、上端部101、底端部102、トゥ端部105、およびヒール端部106のうちの1つまたは2つのほうに偏在されるなど、z軸109の中心から外れて偏在され得る。
多くの実施形態では、強化要素120の各強化要素(例えば強化要素121)は、1つまたは複数のループ状リブ127(例えばループ状リブ122)を備えることができる。具体的には、強化要素121は、ループ状リブ122を備えることができる。これらまたは他の実施形態では、ループ状リブ127が複数のループ状リブを備えるとき、ループ状リブ127は、ある点および/または軸(例えばz軸109)の周りで互いに同心とすることができる。他の実施形態では、ループ状リブ127が複数のループ状リブを備えるとき、ループ状リブ127のうちの2つ以上を非同心とすることができる。さらに、これらまたは他の実施形態では、ループ状リブ127のうちの2つ以上がオーバーラップすることができる。一方、これらの実施形態では、ループ状リブ122は楕円形ループ状リブを備えることができ、これらの実施形態のいくつかでは、ループ状リブ122は円形ループ状リブを備えることができる。上記したように、強化要素120をループ状リブ127として実装すると、ループ状リブ127の閉構造によってもたらされる周方向(例えばフープ)応力のため、有利となり得る。多くの実施形態では、ループ状リブ127のうちの1つもしくは複数(またはループ状リブ127の各々)が、連続した閉ループである。
これらまたは他の実施形態では、ループ状リブ127の各ループ状リブは、外周縁面および内周縁面を備える。一方、これらの実施形態では、各強化要素(例えば強化要素121)の外周縁面は、その強化要素に対応するループ状リブ(例えばループ状リブ122)の外周縁面を備える。例えば、ループ状リブ122は、外周縁面128および内周縁面129を備えることができる。さらに、内周縁面129は、急峻かつリブ高さ540(図13)のところで後面に対して実質的に直交とすることができる。
いくつかの実施形態では、強化要素120の1つまたは複数の外周縁面(例えば強化要素121の外周縁面126)が、後面115に対してすみ肉付けされ得る。これらまたは他の実施形態では、ループ状リブ127の1つまたは複数の内周縁面(例えばループ状リブ122の内周縁面129)が、後面115に対してすみ肉付けされ得る。強化要素120の外周縁面(例えば強化要素121の外周縁面126)を後面115に対してすみ肉付けすると、強化要素120(例えば強化要素121の外周縁面126)の後面115への平滑な移行が可能になり得る。一方、ループ状リブ127の内周縁面(例えばループ状リブ122の内周縁面129)は、およそ0.012センチメートル以上の半径を有するすみ肉を用いて、後面115に対してすみ肉付けされ得る。
いくつかの実施形態では、強化要素121がループ状リブ122を備えるとき、ループ状リブ122はキャビティ131を備えることができる。他の実施形態では、強化要素121がループ状リブ122を備えるとき、ループ状リブ122はキャビティ131を備えていない。キャビティ131を伴わない実施形態では、中心厚さ537(図5および図13)は、キャビティ131を伴う実施形態においてよりも大きいとすることができ、フェース面214(図2)からループ状リブ122の遠位端まで測定され得る(例えば中心厚さ537(図5)とリブ高さ542(図5)を合わせた距離とすることのできる)、リブ高さ542(図5および図13)のところのフェース厚さ以下とすることができる。キャビティ131は、内周縁面129と後面115とによって画定される。いくつかの実施形態では、キャビティ131は、中心キャビティとすることができる。多くの実施形態では、キャビティ131には、例えば加重インサート(weighted insert)などのどんな内容物もないとすることができる。他の実施形態では、キャビティ131は、図8および図9に示すように、インサート805を収容することができる。
上記でいくらか詳細に論じたように、強化デバイス112および強化要素120を実装することによって、フェース面214(図2)は、フェース周縁部217(図2)の近位で(例えばフェース周縁部217で)よりもフェース中心216(図2)の近位で(例えばフェース中心216で)、後面115により近く(すなわちより薄く)なり得る。いくつかの実施形態では、フェース面214(図2)の、フェース中心216(図2)に近位の部分とは、フェース面214の表面積の、フェース中心216(図2)と境界を接し、かつフェース面214の総表面積のおよそ1パーセント、2パーセント、3パーセント、5パーセント、10パーセント、または20パーセントを表す部分のことを指すことができる。これらまたは他の実施形態では、フェース面214(図2)の表面積のその部分は、後フェース115の表面積の、強化要素121によって覆われる部分に対応することができる。一方、いくつかの実施形態では、フェース面214(図2)の、フェース周縁部217(図2)に近位の部分とは、フェース面214の、フェース周縁部217と、フェース周縁部217(図2)からおよそ0.10センチメートル、0.20センチメートル、0.25センチメートル、0.50センチメートル、1.00センチメートル、または2.00センチメートルのところに位置する挿入された境界とによって囲まれる領域のことを指すことができる。
図面を少しの間先に進むと、図5および図13は、図1の実施形態によるクラブ・ヘッド100の図2の切断線5-5に沿った断面図を示す。クラブ・ヘッド100は、中心厚さ537を備えることができる。中心厚さ537とは、フェース中心216(図2)から後中心118(図1)までの距離のことを指すことができる。多くの実施形態では、中心厚さ537は、およそ0.150cm~およそ0.300cmとすることができる。いくつかの実施形態では、中心厚さ537は、0.300cm未満、0.255cm未満、0.250cm未満、0.205cm未満、0.200cm未満、または0.155cm未満とすることができる。いくつかの実施形態では、強化要素120の中心が少なくとも部分的に埋められ得る。例えば、強化要素120の中心は、制振材料もしくは振動減衰特徴部(例えばインサート805(図8))、または他の材料で埋められ得る。多くの実施形態では、中心厚さ537は、リブ高さ540のところのフェース厚さよりも薄いとすることができる。他の実施形態では、中心厚さ537は、リブ高さ540のところのフェース厚さにほぼ等しいとすることができる。リブ高さ540のところのフェース厚さは、リブ高さ540を中心厚さ537に加えたものとすることができる。多くの実施形態では、強化要素120の外側のフェース厚さ542は、中心厚さ537よりも厚いが、リブ高さ540のところのフェース厚さよりも薄いとすることができる。他の実施形態では、フェース厚さ542は、中心厚さ537と同じとすることができる。
いくつかの実施形態では、リブの幅が、ループ状リブ122(図1)全体にわたって変化することができ、いくつかの実施形態では、ループ状リブ122(図1)および/または内周縁面129(図1)が、最大リブ・スパン538を備えることができる。最大リブ・スパン538とは、内周縁面129(図1)の一方の側から向かいの内周縁面129(図1)の対向する側までの、後面115(図1)と平行に測定される最大距離のことを指すことができる。したがって、ループ状リブ122(図1)が楕円形ループ状リブを備えるとき、最大リブ・スパン538とは、内周縁面129(図1)の長軸のことを指すことができる。さらに、ループ状リブ122(図1)が円形ループ状リブを備えるとき、最大リブ・スパン538とは、内周縁面129(図1)の直径のことを指すことができる。とりわけ、多くの実施形態では、最大リブ・スパン538は、内周縁面129(図1)の中点で測定され得る。
いくつかの実施形態では、最大リブ・スパン538は、およそ0.609cm~およそ1.88cmとすることができる。いくつかの実施形態では、最大リブ・スパン538は、およそ1.0cmとすることができる。いくつかの実施形態では、最大スパン538があまりにも大きすぎる(例えばおよそ1.88センチメートルよりも大きい)とき、ループ状リブ122(図1)は、フェース中心216(図2)に最も近いスコアリング・ライン223(図2)を強化するのに不十分となり得る。一方、これらまたは他の実施形態では、最大スパン538があまりにも小さい(例えばおよそ0.609センチメートル未満である)とき、ループ状リブ122は、フェース周縁部217(図2)に最も近いスコアリング・ライン223(図2)を強化するのに不十分となり得る。一般に、最大リブ・スパン538に対するこれらの上限および下限は、フェース要素111(図1)のサイズの関数となり得る。いくつかの実施形態では、例えば図6に示すように、2つ以上のリブ621および641が存在し得る。この場合、大きいほうのリブ・スパンまたはリブ641(図6)の内径もしくは外径は、1.88センチメートルよりも大きいとすることができ、小さいほうのリブ・スパンまたはリブ621(図6)の内径もしくは外径は、0.609センチメートル未満とすることができる。
さらに、ループ状リブ122(図1)は、リブ厚さ539を備えることができる。リブ厚さ539とは、ループ状リブ122(図1)の内周縁面129(図1)とループ状リブ122(図1)の外周縁面128(図1)との間の、後面115(図1)と平行に測定される距離のことを指すことができる。いくつかの実施形態では、ループ状リブ122(図1)の厚さは、ループ状リブ122(図1)全体にわたって変わることができ、リブ厚さ539は、ループ状リブ122(図1)の最大リブ厚さとすることができる。多くの実施形態では、リブ厚さ539は、およそ0.050cm~およそ1.50cmとすることができる。いくつかの実施形態では、リブ厚さ539は、およそ0.05cmとすることができる。いくつかの実施形態では、リブ厚さ539は、およそ0.25センチメートル以上とすることができる。いくつかの実施形態では、リブ厚さ539は、およそ0.50センチメートルとすることができる。いくつかの実施形態では、リブ厚さ539は、およそ0.75センチメートルとすることができる。いくつかの実施形態では、リブ厚さ539は、およそ1.00センチメートルとすることができる。いくつかの実施形態では、リブ厚さ539は、およそ1.25センチメートルとすることができる。いくつかの実施形態では、リブ厚さ539は、およそ1.50センチメートルとすることができる。さまざまな実施形態では、ループ状リブ127(図1)が複数のループ状リブを備えるとき、ループ状リブ127(図1)のうちの2つ以上のループ状リブが、同じリブ厚さを備えることができ、かつ/またはループ状リブ127(図1)のうちの2つ以上のループ状リブが、異なるリブ厚さを備えることができる。とりわけ、多くの実施形態では、リブ・スパン539は、内周縁面129(図1)および/または外周縁面128(図1)の中点で測定され得る。
さらになお、ループ状リブ122(図1)は、リブ高さ540を備えることができる。リブ高さ540とは、後面115(図1)から、ループ状リブ122(図1)の後面115から最も遠い中心位置(すなわち外周縁面128(図1)が内周縁面129(図1)と接するところまでの垂直な距離のことを指すことができる。これらまたは他の実施形態では、リブ高さ540は、およそ0.3048センチメートル以上とすることができる。いくつかの実施形態では、リブ高さ540は、およそ0.1778cm~およそ0.3048cmとすることができる。いくつかの実施形態では、リブ高さ540は、およそ0.17cm、0.20cm、0.23cm、0.26cm、0.29cm、または0.30cmとすることができる。多くの実施形態では、リブ高さ540は、およそ0.512cm以下とすることができる。いくつかの実施形態では、ループ状リブ122(図1)の高さは、ループ状リブ122全体にわたって変わることができ、リブ高さ540は、ループ状リブ122(図1)の最大リブ高さとすることができる。さまざまな実施形態では、ループ状リブ127(図1)が複数のループ状リブを備えるとき、ループ状リブ127(図1)のうちの2つ以上のループ状リブが、同じリブ高さを備えることができ、かつ/またはループ状リブ127(図1)のうちの2つ以上のループ状リブが、異なるリブ高さを備えることができる。
多くの実施形態では、中心厚さ537、最大リブ・スパン538、リブ厚さ539、および/またはリブ高さ540は、互いのうちの1つまたは複数に応じて変わり得る。例えば、中心厚さ537は、リブ厚さ539およびリブ高さ540の関数となり得る。すなわち、リブ厚さ539および/またはリブ高さ540が増大する場合、中心厚さ537は低減され得、逆も同様である。一方、リブ厚さ539およびリブ高さ540は、互いによって変わり得る。例えば、リブ厚さ539を増大させると、リブ高さの低減が可能になり得、逆も同様である。
ここで図1および図2に戻ると、多くの実施形態では、周縁壁要素113が、第1の周縁壁部124および第2の周縁壁部125を備えることができる。周縁壁要素113は、(i)後面115の後周縁部119の周りに少なくとも部分的に(例えばその周り全体に)、(ii)後面115から外に後端部104に向かって、かつ(iii)前端部203(図2)から離れて延在する。一方、第1の周縁壁部124は、上端部101で後面115の後周縁部119に沿って延在することができ、第2の周縁壁部125は、底端部102で後面115の後周縁部119に沿って延在することができる。多くの実施形態では、強化デバイス112および強化要素120は、強化デバイス112および強化要素120が後面115で浮動するように、後面115のところで周縁壁要素113から離隔しており、かつ/またはそこから離れて位置する。強化デバイス112および強化要素120を浮動させることによって、フェース要素111がフェース中心216(図2)の周りで略対称的に屈曲することが可能になり得る。
多くの実施形態では、クラブ・ヘッド本体110は、(i)少なくとも部分的に第1の周縁壁部124および/もしくは上端部101にある上面132、ならびに/または(ii)少なくとも部分的に第2の周縁壁部125および/もしくは底端部102にあるソール面133を備えることができる。したがって、いくつかの実施形態では、第1の周縁壁部124は、上面132の少なくとも部分を構成することができ、かつ/または第2の周縁壁部125は、ソール面133の少なくとも部分を構成することができる。さらに、上面132は、上端部101でフェース面214(図2)と接することができ、かつ/またはソール面133は、底端部102でフェース面214(図2)と接することができる。
いくつかの実施形態では、第2の周縁壁部125の少なくとも部分が、フェース周縁部217(図2)のところのかつ/またはフェース周縁部217に近位のフェース要素111と略等しい厚さ、またはそれよりも薄いとすることができる。例えば、第2の周縁壁部125は、第2の周縁壁部125の、フェース周縁部217(図2)に近位の部分(すなわち、第2の周縁壁部125がフェース要素111と接するところ)で、フェース周縁部217のところのかつ/またはフェース周縁部217に近位のフェース要素111と等しい厚さ、またはそれよりも薄いとすることができる。第2の周縁壁部125のこの部分を、フェース周縁部217(図2)のところのかつ/またはフェース周縁部217に近位のフェース要素111と等しい厚さに、またはそれよりも薄くなるように実装すると、フェース面214(図2)がゴルフ・ボールをインパクトしたときに、第2の周縁壁部125に応力集中部が形成することが防止され得る。
後面115は、第1の後面部および第2の後面部を備える。第1の後面部とは、後面115の、周縁壁要素113によって覆われる部分のことを指すことができ、第2の後面部とは、後面115の残りの部分のことを指すことができる。多くの実施形態では、強化要素121(例えばループ状リブ122)は、後面115の第2の後面部の表面積のおよそ25パーセント以上、および/または後面115の第2の後面部の表面積のおよそ40パーセント以下を覆うことができる。他の実施形態では、強化要素121(例えばループ状リブ122)は、後面115の第2の後面部の表面積のおよそ30パーセント以上を覆うことができる。いくつかの実施形態では、強化要素121(例えばループ状リブ122)は、後面115の第2の後面部の表面積のおよそ25パーセント、28パーセント、31パーセント、34パーセント、37パーセント、または40パーセントを覆うことができる。
さらに、クラブ・ヘッド本体110は、シャフトを受領し、それをクラブ・ヘッド100および/またはクラブ・ヘッド本体100に結合するための、ホーゼル134または他の任意の適切な機構(例えばボア)を備えることができる。他の適切な機構は、1つまたは複数の点で、ホーゼル134に類似し得る。
一方、一般的に言うと、ホーゼル134はヒール端部106に、またはそれに近接して位置することができる。シャフトは図面に示していないが、ホーゼル134は、例えばゴルフ・クラブ・シャフトなどのシャフトを(すなわちホーゼル134の開口を通じて)受領するように構成され得る。したがって、ホーゼル134は、シャフトを受領することができ、ホーゼル134がシャフトを受領したときに、シャフトがクラブ・ヘッド100および/またはクラブ・ヘッド本体110に(例えば恒久的にまたは取り外し可能に)結合されるのを可能にすることができる。
さらに、いくつかの実施形態では、第2の周縁壁部125は、ウエイト・キャビティ(weight cavity)135を備えることができる。これらの実施形態では、ウエイト・キャビティ135は、取り外し可能なまたは恒久的な加重インサートを受領するように構成され得る。加重インサートは、クラブ・ヘッド100の重心を変更するように構成され得る。
図面を先に進むと、図6は、一実施形態によるクラブ・ヘッド600の上面、後面、トゥ側面図を示す。一方、図7は、図6の実施形態によるクラブ・ヘッド600の上面、正面、トゥ側面図を示す。
クラブ・ヘッド600は、クラブ・ヘッド100(図1)に類似していてもよく、それと同一でもよい。したがって、クラブ・ヘッド600は、強化デバイス612を備えることができ、強化デバイス612は、強化要素620を備えることができる。強化デバイス612は、強化デバイス112(図1)に類似していてもよく、それと同一でもよく、強化要素620は、強化要素120(図1)に類似していてもよく、それと同一でもよい。
強化要素620は、第1の強化要素621および第2の強化要素641を備えることができる。第1の強化要素621および/または第2の強化要素641はそれぞれ、第1の強化要素121(図1)に類似し得る。したがって、第1の強化要素621は、第1のループ状リブ622を備えることができ、第2の強化要素641は、第2のループ状リブ642を備えることができる。第1のループ状リブ622および/または第2のループ状リブ642はそれぞれ、ループ状リブ122(図1)に類似し得る。
これらの実施形態では、第1の強化要素621および/または第1のループ状リブ622が、円形ループ状リブを備えることができ、第2の強化要素622および/または第2のループ状リブ642が、楕円形ループ状リブを備えることができる。第2の強化要素622および/または第2のループ状リブ642は、第1の強化要素621および/または第1のループ状リブ622を囲むことができる。多くの実施形態では、楕円形ループ状リブの長軸が、クラブ・ヘッド600のx軸と略平行とすることができる。x軸は、x軸107(図1)に類似していてもよく、それと同一でもよい。それと同じまたは異なる実施形態では、楕円形ループ状リブの短軸が、クラブ・ヘッド600のy軸と非平行とすることができる。y軸は、y軸108(図1)に類似していてもよく、それと同一でもよい。
強化デバイス612を有するクラブ・ヘッド600は、前端部203から底端部102にかけて延在する均一な移行厚さ550(図示せず)も有することができる。均一な移行厚さ550は、強化デバイス612を有するクラブ・ヘッド600の、前端部203と底端部102との間の領域に向けられた応力を吸収する。均一な移行厚さ550は、およそ0.20~0.80インチの範囲とすることができる。例えば、均一な移行厚さ550は、およそ0.20、0.25、0.30、0.35 0.40、0.45、0.50、0.55、0.60、0.65、0.70、0.75、または0.80インチとすることができる。
別の実施形態において、図8は、図1の別の実施形態によるクラブ・ヘッド800の図2の切断線5-5に沿った側面図を示す。図8に示すクラブ・ヘッド800は、キャビティ131内のインサート805を示す。図9は、図8の実施形態によるクラブ・ヘッド800の上面、後面、ヒール側面図を示す。いくつかの実施形態では、インサート805は、振動減衰特徴部とすることができる。インサート805は、非金属材料、ポリウレタンなどのエラストマー材料、または発泡体などの別の材料とすることができる。インサート805は、クラブ・ヘッド800の音および感触を調整するために使用され得る。振動を吸収または制振することによって、インサート805は、クラブ・ヘッド800の感触を向上させる。加えて、インサート805は、ゴルフ・ボールがフェースを打撃する音を吸収し、それにより、ゴルフ・クラブ800のヘッドの感触が、より中空ではなくなり、より中実になる。さらなる実施形態では、キャビティ131を、バッジ(図示せず)が少なくとも部分的に覆うことができる。バッジは、インサート805から分離していてもよく、インサート805と一体をなしてもよい。他の実施形態では、バッジは、強化要素120(図1)などの強化要素と一体をなすことができる。
場合によっては、クラブ・ヘッド800のスイング・ウエイトまたは重心に著しく影響を及ぼさないように、インサート805の重量は約3g未満とすることができる。他の実施形態では、インサート805の重量は、約5g~約10gなど、約3gよりも大きいとすることができ、クラブ・ヘッド800のスイング・ウエイトおよび/または重心に大きく寄与することができる。いくつかの実施形態では、インサート805は、エポキシ接着剤、粘弾性発泡体テープ、振動減衰特徴部、または3M(商標)VHB(商標)テープなどの高強度テープを使用して、キャビティ131に付着され得る。他の実施形態では、インサート805は、キャビティ131に直接流し込まれ、接着され得る。バッジは、類似の接着剤を用いて接着され得る。いくつかの実施形態では、インサート805またはバッジは、ループ状リブ122(図1)と、リブ高さ540の上部で同一平面とすることができ、またはそれらは、完全に組み立てられたとき、リブ高さ540より下とすることができる。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの振動減衰特徴部(例えばインサート805(図8)が、ゴルフ・クラブ・ヘッド800などのゴルフ・クラブ・ヘッドの後面115(図1)上に配設され得る。振動減衰特徴部は、インパクト時にゴルフ・クラブ・ヘッド800からより望ましい音を生み出すことができる。ゴルフ・クラブ・ヘッド800の薄いフェース要素111(図1)は、ゴルフ・ボールを打撃するときに望ましくない音を発生させることがある。振動減衰特徴部が振動を減少させ、それにより、薄いフェース要素111(図1)によるインパクト時に、より望ましい音がもたらされ得る。振動減衰構成要素は、より望ましい雑音を提供することによって、使用中のユーザの自信を増大させることができる。振動減衰特徴部は、ゴルフ・クラブのユーザがゴルフ・ボールを打撃するときに感じる振動衝撃を低減させることもできる。さらに、振動減衰特徴部は、振動疲労を減少させて、ゴルフ・クラブ800、および限定されないがキャビティ131やウエイト・キャビティ135(図1)などのさまざまな特徴部に対する、摩耗を低減させることができる。振動疲労が減少するとさらに、限定されないがキャビティ131のインサート805やウエイト・キャビティ135(図1)内のインサートなどの部品が緩むまたは変位するリスクが、低下し得る。振動疲労が減少すると、ゴルフ・クラブ・ヘッド800の性能寿命が延長し得る。
図12に見られるように、さらなる実施形態では、振動減衰特徴部が、粘弾性制振材料からなる少なくとも1層を備えることができる。制振材料は、3M(商標)制振フォイル・テープ2552などの制振フォイル1202をなす、感圧性粘弾性アクリルポリマーおよびアルミニウム・フォイルを含むことができる。制振フォイル1202は、接着剤層を備えることができる。一実施形態では、振動減衰特徴部は、少なくとも1つの粘弾性接着剤層1203を備えることができ、この層は、エポキシ接着剤、粘弾性発泡体テープ、および/または3M(商標)VHB(商標)テープなどの高強度テープのうちの少なくとも1層の、さまざまな層からなる組成を備えることができる。いくつかの実施形態では、振動減衰特徴部は、粘弾性接着剤1203、制振フォイル1202、および/またはバッジ1201のうちの少なくとも1つの、さまざまな層組合せを備えることができる。
図8に戻ると、いくつかの実施形態では、振動減衰特徴部は、ゴルフ・クラブ・ヘッド800などのゴルフ・クラブ・ヘッドの、鋼鉄1204などの後面材料を備える後面115(図1)上に配設され得る。別の実施形態では、振動減衰特徴部は、ゴルフ・クラブ・ヘッド800のキャビティ131内またはインサート805の上もしくは下に配設され得る。振動減衰特徴部は、ゴルフ・クラブ・ヘッド800の後面115(図1)のさまざまな位置に位置することができる。一般に、振動減衰特徴部は、後面115(図1)上でバッジの輪郭の下に、少なくとも部分的に位置する。いくつかの実施形態では、振動減衰特徴部は、バッジの輪郭全体の下に配設される。他の実施形態では、振動減衰特徴部は、バッジの輪郭の、アルミニウム領域やエラストマー領域などの特定領域のみの下に、少なくとも部分的に配設される。振動減衰特徴部は、バッジの輪郭の周縁領域の少なくとも部分のみの下に配設され得る。いくつかの実施形態では、振動減衰特徴部は、ゴルフ・クラブ・ヘッド800のキャビティ131内に、少なくとも部分的に配設され得る。振動減衰特徴部は、キャビティ131内でインサート805の上または下に、少なくとも部分的に配設され得る。多くの実施形態では、ゴルフ・クラブ・ヘッド800上への振動減衰特徴部の配設は、フォイルが、バッジの下に少なくとも部分的に、インサート805の上に少なくとも部分的に、ウエイト・キャビティ135(図1)内に少なくとも部分的に、かつ/またはキャビティ131内に少なくとも部分的に配設される、さまざまな組合せを含む。いくつかの実施形態では、振動減衰特徴部は、後面115(図1)の表面積の少なくとも10パーセントをそれが覆うように配設される。他の実施形態では、振動減衰特徴部は、後面115の表面積の少なくとも15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、または100パーセントを覆うことができる。
インサート805を有するクラブ・ヘッド800は、前端部203から底端部102にかけて延在する均一な移行厚さ550(図8)も有することができる。均一な移行厚さ550は、インサート805を有するクラブ・ヘッド800の、前端部203と底端部102との間の領域に向けられた応力を吸収する。均一な移行厚さ550は、およそ0.20~0.80インチの範囲とすることができる。例えば、均一な移行厚さ550は、およそ0.20、0.25、0.30、0.35 0.40、0.45、0.50、0.55、0.60、0.65、0.70、0.75、または0.80インチとすることができる。
ここで次の図面に移ると、図10は、ゴルフ・クラブ・ヘッドを提供する方法1000の一実施形態に関するフロー・チャートを示す。方法1000は、単なる例示であり、本明細書に提示する実施形態に限定されない。方法1000は、本明細書で明確に図示または説明していない多くの異なる実施形態または例で用いられ得る。いくつかの実施形態では、方法1000の作業、手順、および/またはプロセスが、提示した順序で実施され得る。他の実施形態では、方法1000の作業、手順、および/またはプロセスが、他の任意の適切な順序で実施され得る。さらに他の実施形態では、方法1000における作業、手順、および/またはプロセスのうちの1つまたは複数が、組み合わされてもよく、スキップされてもよい。多くの実施形態では、ゴルフ・クラブ・ヘッドは、ゴルフ・クラブ・ヘッド100(図1および図2)、ゴルフ・クラブ・ヘッド600(図6および図7)、ならびに/またはゴルフ・クラブ・ヘッド800(図8および図9)に類似していてもよく、それと同一でもよい。
方法1000は、フェース要素を提供する作業1001を含むことができる。フェース要素は、フェース要素111(図1)に類似していてもよく、それと同一でもよい。
方法1000は、強化デバイスを提供する作業1002を含むことができる。強化デバイスは、強化デバイス112(図1)に類似していてもよく、それと同一でもよい。図11は、図10の実施形態による例示的作業1002を示す。
例えば、作業1002は、第1の強化要素を提供する作業1101を含むことができる。第1の強化要素は、第1の強化要素121(図1)、強化要素621(図6)、強化要素120(図1)のうちのいずれか1つの強化要素、および/または強化要素620(図6)のうちのいずれか1つの強化要素に類似していてもよく、それと同一でもよい。
さらに、作業1002は、第2の強化要素を提供する作業1102を含むことができる。第2の強化要素は、第2の強化要素641(図6)および/または強化要素620(図6)のうちのいずれか1つの強化要素に類似していてもよく、それと同一でもよい。いくつかの実施形態では、作業1101および作業1102は、略同時に実施され得る。他の実施形態では、作業1102は省略され得る。
図10に戻ると、方法1000は、周縁壁要素を提供する作業1003を含むことができる。周縁壁要素は、周縁壁要素113(図1)に類似していてもよく、それと同一でもよい。いくつかの実施形態では、作業1003は省略され得る。
いくつかの実施形態では、方法1000は、作業1002において提供された強化デバイス内の中心キャビティ内に、インサートを提供する作業1004を含むことができる。いくつかの実施形態では、作業1004は省略され得る。
多くの実施形態では、作業1001~1004のうちの2つ以上が、順次実施されてもよく、互いに略同時に実施されてもよい。これらまたは他の実施形態では、作業1001~1004は、任意の適切な製造技法(例えば鋳造、鍛造、モールディング、機械加工、接合等)を実行して、実施され得る。
以上、本明細書のゴルフ・クラブ・ヘッド、および関連方法について、特定の実施形態に即して説明してきたが、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく、さまざまな変更が加えられ得る。例えば、当業者には、図10の作業1001~1004、ならびに図11の作業1101および1102が、多くの異なる手順、プロセス、および作業から構成され、多くの異なるモジュールによって、多くの異なる順序で実施され得ること、図1~図4の任意の要素が修正され得ること、ならびにこれらの実施形態のうちのいくつかについての先の議論が必ずしも、可能な全ての実施形態の完全な説明になっているとは限らないことが、容易に明らかとなるであろう。
さらに、上記の例は、アイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドに関連して説明されていることがあるが、本明細書で説明する装置、方法、および製品は、ウッド・タイプのゴルフ・クラブやパター・タイプのゴルフ・クラブなど、他のタイプのゴルフ・クラブに適用可能とすることができる。あるいは、本明細書で説明する装置、方法、および製品は、ホッケー・スティック、テニス・ラケット、釣り竿、スキー・ストック等のような、適用可能な他のタイプのスポーツ用品とすることもできる。
そのような変更その他のさらなる例が、先の説明の中で挙げられた。さまざまな図の特徴部のうちの1つまたは複数を有する異なる実施形態の他の置換えも、同様に企図される。したがって、本明細書の明細書、特許請求の範囲、および図面は、本開示の範囲を例示するためのものであり、限定するものではない。本出願の範囲は、添付の特許請求の範囲によって求められる範囲のみに限定されることが意図される。
条項1:ゴルフ・クラブ・ヘッドであって、上端部および上端部の反対側にある底端部と、前端部および前端部の反対側にある後端部と、トゥ端部およびトゥ端部の反対側にあるヒール端部と、フェース要素であって、前端部に位置し、フェース中心およびフェース周縁部を備えるフェース面と、後端部に位置し、フェース面とは略反対側にある後面であって、フェース中心の略反対側にある後中心、および後周縁部を備える後面とを備えるフェース要素と、後面に位置する強化デバイスとを備え、x軸が、フェース面に略平行に延在し、後中心を通過し、y軸が、フェース面に略平行に延在し、x軸に略垂直に延在し、後中心を通過し、z軸が、フェース面に略垂直に延在し、x軸およびy軸に略垂直に延在し、後中心を通過し、x軸が、トゥ端部およびヒール端部を通って、かつ上端部と底端部から等距離の位置で延在し、y軸が、上端部および底端部を通って、かつトゥ端部とヒール端部から等距離の位置で延在し、z軸が、前端部および後端部を通って、かつ(i)トゥ端部とヒール端部から、および(ii)上端部と後端部から等距離の位置で延在し、強化デバイスが、実質的にz軸上に位置する幾何学的中心を備える強化要素を備え、強化要素が、後面から後端部に向かうとともに前端部から離れるように延在し、強化要素が、ループ状リブを備え、フェース面が、フェース周縁部の近位においてよりもフェース中心の近位において後面により近くなっている、ゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項2:フェース面が、トゥ端部とヒール端部との間に延在する1つまたは複数のスコアリング・ラインを備える、条項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項3:アイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドを備える、条項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項4:後面が、フェース周縁部の近位においてよりもフェース中心においてフェース面により近くなっていること、またはフェース中心から後中心までの中心厚さが、およそ0.203センチメートル以下であることのうちの少なくとも一方である、条項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項5:ループ状リブが、x軸に対して対称であること、またはループ状リブが、y軸に対して対称であることのうちの少なくとも一方である、条項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項6:ループ状リブが、楕円形ループ状リブを備える、条項5に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項7:楕円形ループ状リブが、円形ループ状リブを備える、条項6に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項8:強化要素が、外周縁面を備え、ループ状リブが、外周縁面および内周縁面を備え、強化要素の外周縁面が、ループ状リブの外周縁面を備え、強化要素の外周縁面が、後面に対してすみ肉付けされること、またはループ状リブの内周縁面が、後面に対してすみ肉付けされることのうちの少なくとも一方である、条項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項9:ループ状リブが、内周縁面を備え、ループ状リブが、内周縁面と後面とによって画定されるキャビティを備え、キャビティに加重インサートがない、条項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項10:ループ状リブが、内周縁面を備え、ループ状リブが、内周縁面と後面とによって画定されるキャビティを備え、キャビティがインサートを収容する、条項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項11:インサートが、エラストマーまたは発泡体を含む、条項10に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項12:キャビティが、バッジによって少なくとも部分的に覆われる、条項10に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項13:バッジがインサートと一体をなす、条項12に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項14:インサートの重量が、およそ3グラム以下である、条項12に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項15:インサートとバッジを合わせた重量が、およそ8グラム以下である、条項12に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項16:後面が少なくとも部分的に、その上に配設された振動減衰特徴部を備える、条項10に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項17:振動減衰特徴部が、ゴルフ・クラブ・ヘッドの後面上に配設された制振フォイルと、ゴルフ・クラブ・ヘッドの後面を少なくとも部分的に覆うバッジ、またはキャビティを少なくとも部分的に覆うバッジのうちの少なくとも一方とを備える、条項16に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項18:制振フォイルが、バッジと、ゴルフ・クラブ・ヘッドの後面またはキャビティのうちの少なくとも一方との間に位置する、条項17に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項19:バッジが、少なくとも1つのアルミニウム領域を備え、制振フォイルが、アルミニウム領域と、ゴルフ・クラブ・ヘッドの後面またはキャビティのうちの少なくとも一方との間に位置する、条項17に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項20:後面から外に後端部に向かうとともに前端部から離れるように延在する周縁壁要素をさらに備え、周縁壁要素が、上端部で後面の周縁部に沿って延在する第1の周縁壁部、および底端部で後面の周縁部に沿って延在する第2の周縁壁部を備える、条項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項21:第2の周縁壁部の少なくとも一部が、フェース周縁部に近位のフェース要素よりも薄い、条項16に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項22:第2の周縁壁部が、加重インサートを受け入れるように構成されたウエイト・キャビティを備える、条項16に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項23:加重インサートの重量が、およそ5グラムとおよそ10グラムの間である、条項18に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項24:後面が、第1の後面部および第2の後面部を備え、周縁壁要素が、後面の周縁部の周り全体に延在し、第1の後面部を覆い、第2の後面部が、表面積を有し、強化要素が、表面積の少なくともおよそ25パーセントを覆う、条項16に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項25:強化要素が、外周縁面を備え、ループ状リブが、外周縁面および内周縁面を備え、強化要素の外周縁面が、ループ状リブの外周縁面を備え、内周縁面が、およそ0.609センチメートル以上でおよそ1.88センチメートル以下の最大リブ・スパンを有する、条項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項26:強化要素が、外周縁面を備え、ループ状リブが、外周縁面および内周縁面を備え、強化要素の外周縁面が、ループ状リブの外周縁面を備え、ループ状リブの内周縁面とループ状リブの外周縁面との間のリブ厚さが、およそ0.0508センチメートルからおよそ1.448センチメートルである、条項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項27:ループ状リブが、リブ高さを有し、リブ高さが、およそ0.1778センチメートルからおよそ0.3048センチメートルである、条項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項28:ループ状リブが、内周縁面を備え、リブ高さにおけるループ状リブの内周縁面が、後面に対して実質的に直交する、条項23に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項29:ループ状リブが、リブ高さを有し、リブ高さが、ループ状リブの中間領域において最大である、条項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項30:強化要素が、第1の強化要素を備え、ループ状リブが、第1のループ状リブを備え、強化デバイスが、第2の強化要素を備え、第2の強化要素が、第2のループ状リブを備え、第2のループ状リブが、第1のループ状リブと略同心である、条項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項31:アイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドであって、上端部および上端部の反対側にある底端部と、前端部および前端部の反対側にある後端部と、トゥ端部およびトゥ端部の反対側にあるヒール端部と、フェース要素であって、前端部に位置し、フェース中心およびフェース周縁部を備えるフェース面と、後端部に位置し、フェース面とは略反対側にある後面であって、フェース中心の略反対側にある後中心、および後周縁部を備える後面とを備えるフェース要素と、後面に位置する強化デバイスと、(i)後面から後端部に向かうとともに前端部から離れるように延在し、(ii)後面の周縁部の周り全体に延在する周縁壁要素であって、上端部で後面の周縁部に沿って延在する第1の周縁壁部、および底端部で後面の周縁部に沿って延在する第2の周縁壁部を備える周縁壁要素とを備え、x軸が、フェース面に略平行に延び、後中心を通過し、y軸が、フェース面に略平行に延在し、x軸に略垂直に延在し、後中心を通過し、z軸が、フェース面に略垂直に延在し、x軸およびy軸に略垂直に延在し、後中心を通過し、x軸が、トゥ端部およびヒール端部を通って、かつ上端部と底端部から等距離の位置で延在し、y軸が、上端部および底端部を通って、かつトゥ端部とヒール端部から等距離の位置で延在し、z軸が、前端部および後端部を通って、かつ(i)トゥ端部とヒール端部との間、および(ii)上端部と後端部から等距離の位置で延在し、強化デバイスが、略z軸上に位置する幾何学的中心を備える強化要素を備え、強化要素が、後面から後端部に向かうとともに前端部から離れるように延在し、強化要素が、閉円形ループ状リブを備え、ゴルフ・クラブ・ヘッドが、アイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドを備え、フェース中心から後中心までの中心厚さが、およそ0.203センチメートル以上であり、第2の周縁壁部の少なくとも一部が、フェース周縁部に近位のフェース要素よりも薄い、アイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項32:強化要素が、第1の強化要素を備え、強化デバイスが、第2の強化要素を備え、第2の強化要素が、閉円形ループ状リブを囲む閉楕円形ループ状リブを備え、閉楕円形ループ状リブが、閉円形ループ状リブと略同心であり、閉楕円形ループ状リブが、x軸と略平行な長軸を有する、条項27に記載のアイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッド。
条項33:ゴルフ・クラブ・ヘッドを提供する方法であって、前端部に位置し、フェース中心およびフェース周縁部を備えるフェース面と、後端部に位置し、フェース面とは略反対側にある後面であって、フェース中心の略反対側にある後中心、および後周縁部を備える後面とを備えるフェース要素を提供することと、後面に強化デバイスを提供することと、を備え、ゴルフ・クラブ・ヘッドが、上端部および上端部の反対側にある底端部と、前端部および前端部の反対側にある後端部と、トゥ端部およびトゥ端部の反対側にあるヒール端部とを備え、x軸が、フェース面に略平行に延在し、後中心を通過し、y軸が、フェース面に略平行に延在し、x軸に略垂直に延在し、後中心を通過し、z軸が、フェース面に略垂直に延在し、x軸およびy軸に略垂直に延在し、後中心を通過し、x軸が、トゥ端部およびヒール端部を通って、かつ上端部と底端部から等距離の位置で延在し、y軸が、上端部および底端部を通って、かつトゥ端部とヒール端部から等距離の位置で延在し、z軸が、前端部および後端部を通って、かつ(i)トゥ端部とヒール端部から、および(ii)上端部と後端部から等距離の位置で延在し、強化デバイスを提供することが、略z軸上に位置する幾何学的中心を備える強化要素を提供することを含み、強化要素が、後面から外に後端部に向かうとともに前端部から離れるように延在し、強化要素が、ループ状リブを備え、フェース面が、フェース周縁部の近位においてよりもフェース中心の近位において後面により近くなっている、方法。
条項34:ループ状リブが、内周縁面を備え、ループ状リブが、内周縁面と後面とによって画定される中心キャビティを備え、中心キャビティがインサートを収容する、条項29に記載の方法。
条項35:強化要素が、第1の強化要素を備え、ループ状リブが、第1のループ状リブを備え、強化デバイスを提供することが、第2の強化要素を提供することをさらに含み、第2の強化要素が、第2のループ状リブを備え、第2のループ状リブが、第1のループ状リブと略同心である、条項29に記載の方法。
条項36:ゴルフ・クラブであって、シャフトと、シャフトに結合されたゴルフ・クラブ・ヘッドであって、上端部および上端部の反対側にある底端部と、前端部および前端部の反対側にある後端部と、トゥ端部およびトゥ端部の反対側にあるヒール端部と、フェース要素であって、前端部に位置し、フェース中心およびフェース周縁部を備えるフェース面と、後端部に位置し、フェース面とは略反対側にある後面であって、フェース中心の略反対側にある後中心、および後周縁部を備える後面とを備えるフェース要素と、後面に位置する強化デバイスと、を備えるゴルフ・クラブ・ヘッドを備え、x軸が、フェース面に略平行に延在し、後中心を通過し、y軸が、フェース面に略平行に延在し、x軸に略垂直に延在し、後中心を通過し、z軸が、フェース面に略垂直に延在し、x軸およびy軸に略垂直に延在し、後中心を通過し、x軸が、トゥ端部およびヒール端部を通って、かつ上端部と底端部から等距離の位置で延在し、y軸が、上端部および底端部を通って、かつトゥ端部とヒール端部から等距離の位置で延在し、z軸が、前端部および後端部を通って、かつ(i)トゥ端部とヒール端部から、および(ii)上端部と後端部から等距離の位置で延在し、強化デバイスが、略z軸上に位置する幾何学的中心を有する強化要素を備え、強化要素が、後面から外に後端部に向かうとともに前端部から離れるように延在し、強化要素が、ループ状リブを備え、フェース面が、フェース周縁部の近位においてよりもフェース中心の近位において後面により近くなっている、ゴルフ・クラブ。
本明細書で論じたゴルフ・クラブ・ヘッドおよび関連方法は、さまざまな実施形態において実行され得、これらの実施形態のうちのいくつかについての先の議論は必ずしも、可能な全ての実施形態の完全な説明になっているとは限らない。そうではなく、図面の詳細な説明、および図面自体が、少なくとも1つの好ましい実施形態を開示し、また代替実施形態を開示することがある。
1つまたは複数の特許請求される要素の置換えは、訂正ではなく再構成となる。加えて、利益、他の利点、および問題に対する解決策について、特定の実施形態に関して説明してきた。しかし、利益、利点、問題に対する解決策、および任意の利益、利点、または解決策を生じさせ、またはより顕著にさせることのできる1つまたは複数の任意の要素を、請求項のうちのいずれかまたは全ての、肝要な、必要な、または不可欠な特徴部または要素と解釈することは、そのような利益、利点、解決策、または要素がそのような請求項内に明示的に述べられていない限り、すべきではない。
ゴルフのルールは時々変わることがある(例えば、全米ゴルフ協会(USGA)、ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セント・アンドリュース(R&A)等のようなゴルフの標準化組織および/または運営団体によって、新たな規定が採用されることがあり、または旧ルールが廃止もしくは修正されることがある)ので、本明細書で説明する装置、方法、および製品に関連するゴルフ用品は、任意の特定の時点のゴルフのルールに準拠していることもあり、準拠していないこともある。したがって、本明細書で説明する装置、方法、製品に関連するゴルフ用品は、準拠している、または準拠していないゴルフ用品として、広告され、売りに出され、かつ/または販売されることがある。本明細書で説明する装置、方法、および製品は、この点に関して限定されない。
さらに、本明細書で開示する実施形態および限定事項は、実施形態および/または限定事項が、(1)特許請求の範囲において明示的に特許請求されておらず、(2)均等論の下で、特許請求の範囲における明示的な要素および/もしくは限定事項の均等物であるか、または潜在的な均等物である場合、公有の原則の下で公に供されることはない。

Claims (14)

  1. ゴルフ・クラブ・ヘッドであって、
    上端部および前記上端部の反対側にある底端部と、
    前端部および前記前端部の反対側にある後端部と、
    トゥ端部および前記トゥ端部の反対側にあるヒール端部と、
    金属製のフェース要素であって、
    前記前端部に位置し、フェース中心およびフェース周縁部を備えるフェース面と、
    前記後端部に位置し、前記フェース面とは略反対側にある後面であって、前記フェース中心の反対側にある後中心、および後周縁部を備える後面と
    を備えるフェース要素と、
    前記後面に位置する強化デバイスと、
    前記後面から前記後端部に向かうとともに前記前端部から離れるように延在する周縁壁要素であって、前記後面の前記後周縁部の周りに少なくとも部分的に延在する前記周縁壁要素と、
    を備え、
    前記後面は、第1の後面部と第2の後面部とを備え、
    前記第1の後面部は、前記周縁壁要素によって覆われる前記後面の部分として画定され、
    前記第2の後面部は、前記後面の残りの中央部分として画定され、
    x軸が、前記フェース面に略平行に延在し、前記後中心を通過し、
    y軸が、前記フェース面に略平行に延在し、前記x軸に略垂直に延在し、前記後中心を通過し、
    z軸が、前記フェース面に略垂直に延在し、前記x軸および前記y軸に略垂直に延在し、前記後中心を通過し、
    前記x軸が、前記トゥ端部および前記ヒール端部を通って、かつ前記上端部と前記底端部から等距離の位置で延在し、
    前記y軸が、前記上端部および前記底端部を通って、かつ前記トゥ端部と前記ヒール端部から等距離の位置で延在し、
    前記z軸が、前記前端部および前記後端部を通って、かつ(i)前記トゥ端部と前記ヒール端部から、および(ii)前記上端部と前記後端部から等距離の位置で延在し、
    前記強化デバイスが、実質的に前記z軸上に位置する幾何学的中心を有する金属製の強化要素を備え、
    前記強化要素は、前記後面から前記後端部に向かうとともに前記前端部から離れるように延在し、
    前記強化要素が、外周縁面および内周縁面を備える円形のループ状リブを備え、
    前記内周縁面は、0.012センチメートル以上のすみ肉付けされた半径を備え、
    前記フェース要素が、前記外周縁面の外側よりも前記内周縁面の内側で薄く、
    前記強化要素の前記外周縁面が、前記後面に対してすみ肉付けされ、
    前記ループ状リブの前記内周縁面が、前記後面に対してすみ肉付けされ、
    前記内周縁面が、およそ0.609センチメートル以上でおよそ1.88センチメートル以下の最大リブ・スパンを有し、
    前記強化要素は、前記第2の後面部の内部で前記周縁壁要素から離れて位置し、
    前記強化要素は、粘弾性減衰材料を備えない、
    ゴルフ・クラブ・ヘッド。
  2. 前記フェース面が、前記トゥ端部と前記ヒール端部との間に延在する1つまたは複数のスコアリング・ラインを備える、請求項1に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
  3. アイアン・タイプのゴルフ・クラブ・ヘッドを備える、請求項1又は2に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
  4. 前記後面が、前記フェース周縁部の近位においてよりも前記フェース中心において前記フェース面により近くなっている、または
    前記フェース中心から前記後中心までの中心厚さが、およそ0.203センチメートル以下である
    のうちの少なくとも一方である、請求項1から3のいずれか一項に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
  5. 前記ループ状リブが、前記x軸に対して対称である、または
    前記ループ状リブが、前記y軸に対して対称である
    のうちの少なくとも一方である、請求項1から4のいずれか一項に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
  6. 前記ループ状リブが、楕円形ループ状リブを備える、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
  7. 前記ループ状リブが、前記内周縁面と前記後面とによって画定されるキャビティを備え、
    前記キャビティに加重インサートがない、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
  8. 前記ループ状リブが、前記内周縁面と前記後面とによって画定されるキャビティを備え、
    前記キャビティがインサートを収容する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
  9. 前記インサートが、エラストマーまたは発泡体を含む、
    請求項8に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
  10. 前記後面が少なくとも部分的に、その上に配設された振動減衰特徴部を備え、
    前記振動減衰特徴部が、
    前記ゴルフ・クラブ・ヘッドの前記後面上に配設された制振フォイルと、
    前記ゴルフ・クラブ・ヘッドの前記後面を少なくとも部分的に覆うバッジ、または、前記キャビティを少なくとも部分的に覆うバッジのうちの少なくとも一方と、を備える、
    請求項8に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
  11. 前記制振フォイルが、前記バッジと、
    前記ゴルフ・クラブ・ヘッドの前記後面または
    前記キャビティ
    のうちの少なくとも一方との間に位置する、
    請求項10に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
  12. 前記周縁壁要素が、
    前記上端部で前記後面の前記周縁部に沿って延在する第1の周縁壁部、および
    前記底端部で前記後面の前記周縁部に沿って延在する第2の周縁壁部
    を備える、
    請求項1から11のいずれか一項に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
  13. 前記ループ状リブの前記内周縁面と前記ループ状リブの前記外周縁面との間のリブ厚さが、およそ0.0508センチメートルからおよそ1.448センチメートルである、
    請求項1から12のいずれか一項に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
  14. 前記強化要素は、前記ゴルフ・クラブ・ヘッドを前記後面から見たとき、前記強化要素の前記外周縁面が視認できるように位置する、請求項1から13のいずれか一項に記載のゴルフ・クラブ・ヘッド。
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