JP3232209U - ボール速度制御用エラストマー要素を具備するゴルフクラブヘッド - Google Patents

ボール速度制御用エラストマー要素を具備するゴルフクラブヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】芯から外れた打撃でも飛距離がさほど変化せず、しかも飛距離自体も総合的にさほど減少しないゴルフクラブヘッドを提供する。【解決手段】ゴルフクラブヘッド900は、クラブヘッド本体と、第1変形可能部材702Aと、第2変形可能部材702Bとを有する。クラブヘッド本体は、後方部分912および打撃フェース918を有し、打撃フェースはゴルフボールを打撃するように構成された前面表面と、前面表面と反対側の背面表面とを有し、後方部分は背面表面から離間される。第1変形可能部材は、後方部分と打撃フェースの背面表面との間に位置し、打撃フェースの背面表面と接触する前面表面を有する。第2変形可能部材は、後方部分と打撃フェースの背面表面との間に位置し、打撃フェースの背面表面と接触する前面表面を有する。第1変形可能部材は第2変形可能部材よりも大きなショアAデュロメータを有する。【選択図】図19

Description

この考案は、ボール速度制御用エラストマー要素を具備するゴルフクラブヘッドに関する。
ゴルファーにとって、ゴルフのラウンドを完了するのに必要とされるスイングの総数を減らし、それによってその総合スコアを減らすことが目標である。その目的を達成するために、ゴルファーが、同じゴルフクラブにより打たれたときのボールが同様の距離だけ飛ぶようにすること、そして、いくつかのクラブに関しては、そのボールが長距離飛ぶようにすることが一般に望ましい。例えば、ゴルファーがゴルフボールをわずかにミスヒットしたとき、ゴルファーはゴルフボールが著しく異なる距離を飛ぶことを望まない。同時に、ゴルファーは、ゴルフクラブの「スイートスポット」でボールを打つときでも、ボールを打つたびに、常に大幅に減少した全体距離となることを望まない。
特開2018−015565号公報
この考案の非制約的な1つの実施例は、ゴルフクラブヘッドを含み、このゴルフクラブヘッドは、後方部分および打撃フェースを有するクラブヘッド本体であって、上記打撃フェースはゴルフボールを打撃するように構成された前面表面と、上記前面表面と反対側の背面表面とを有し、上記後方部分は上記背面表面から離間される、上記クラブヘッド本体と;上記後方部分と上記打撃フェースの上記背面表面との間に位置する第1変形可能部材であって、上記打撃フェースの上記背面表面と接触する前面表面と、上記後方部分と接触する背面表面とを有する上記第1変形可能部材と;上記後方部分と上記打撃フェースの上記背面表面との間に位置する第2変形可能部材であって、上記打撃フェースの上記背面表面と接触する前面表面と、上記後方部分と接触する背面表面とを有する上記第2変形可能部材と;上記ゴルフクラブヘッドの重心を中心にする座標系とを有し;上記座標系は、上記ゴルフクラブヘッドを予め定められたロフトおよびライでアドレス位置に配置したときに、地面平面に対して直角に垂直に延びるy−軸と、上記y−軸に直角に、かつ上記打撃フェースに平行して上記ゴルフクラブヘッドのヒールの方向に延びるx−軸と、上記y−軸および上記x−軸に直角に、かつ上記打撃フェースを通じて伸びるz−軸とを有し;上記打撃フェースは複数のスコアラインを有し、上記打撃フェースは上記y−軸および上記z−軸に平行に延びるヒール標準平面を有し、上記ヒール標準平面は、上記スコアラインの最もヒール側の境界から上記ヒール方向に1mmずれており;上記打撃フェースは、上記x−軸に平行に、上記ヒール標準平面から上記打撃フェースの上記前面表面の最もトウ側の部分まで測定された打撃フェース長を有し;上記打撃フェースの上記背面表面は第1被支持領域を有し、上記第1変形可能要素の上記前面表面の周囲が上記第1被支持領域を形成し、上記第1被支持領域は第1幾何学的中心を有し、上記第1被支持領域の上記1幾何学的中心は、上記x−軸に平行に測定して、上記ヒール標準平面から第1被支持領域オフセット長だけトウ側に位置決めされ;上記打撃フェースの上記背面表面は第2被支持領域を有し、上記第2変形可能要素の上記前面表面の周囲が上記第2被支持領域を形成し、上記第2被支持領域は第2幾何学的中心を有し、上記第2被支持領域の上記第2幾何学的中心は、上記x−軸に平行に測定して、上記ヒール標準平面から第2被支持領域オフセット長だけトウ側に位置決めされ;上記第1被支持領域オフセット長を上記第2被支持領域オフセット長で除した値は、1.0より大きい。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記第1被支持領域オフセット長を上記第2被支持領域オフセット長で除した値は、1.5より大きい。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記第1被支持領域オフセット長を上記第2被支持領域オフセット長で除した値は、2.0より大きい。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記打撃フェースの少なくとも一部は2.2mm以下の厚さを有する。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記第1変形可能部材の上記前面表面は第1前面直径を具備する円形であり、上記第1変形可能部材の上記背面表面は第1背面直径を具備する円形であり、上記第1前面直径は前記第2背面直径より小さく、上記第2変形可能部材の上記前面表面は第2前面直径を具備する円形であり、上記第2変形可能部材の上記背面表面は第2背面直径を具備する円形であり、上記第2前面直径は前記第2背面直径より小さい。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記第1変形可能部材は上記第2変形可能部材より大きなショアAデュロメータを有する。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記打撃フェースは第1密度を有し、上記後方部分は後方カバーを有し、上記後方カバーはリセスを有し、上記第2変形可能部材は少なくとも部分的に上記リセス内に保持され、上記後方カバーは第2密度を有し、上記第1密度は上記第2密度より大きい。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記ゴルフクラブヘッドの上記重心は、上記y−軸に平行に測定されて、上記地面平面より20mm以下の長さだけ上に位置付けられ、上記ゴルフクラブヘッドは250kg−mm以上のMOI−Yを有する。
この考案の非制約的な1つの実施例は、ゴルフクラブヘッドを含み、このゴルフクラブヘッドは:後方部分および打撃フェースを有するクラブヘッド本体であって、上記打撃フェースはゴルフボールを打撃するように構成された前面表面と、上記前面表面と反対側の背面表面とを有し、上記後方部分は上記背面表面から離間される、上記クラブヘッド本体と;上記後方部分と上記打撃フェースの上記背面表面との間に位置する第1変形可能部材であって、上記打撃フェースの上記背面表面と接触する前面表面を有する上記第1変形可能部材と;上記後方部分と上記打撃フェースの上記背面表面との間に位置する第2変形可能部材であって、上記打撃フェースの上記背面表面と接触する前面表面を有する上記第2変形可能部材とを有し;上記第1変形可能部材は上記第2変形可能部材よりも大きなショアAデュロメータを有する。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記打撃フェースは第1密度を有し、上記後方部分は後方カバーを有し、上記後方カバーはリセスを有し、上記第2変形可能部材は少なくとも部分的に上記リセス内に保持され、上記後方カバーは第2密度を有し、上記第1密度は上記第2密度より大きい。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記打撃フェースの少なくとも一部は2.2mm以下の厚さを有する。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記第1変形可能部材の上記前面表面は第1前面直径を具備する円形であり、上記第1変形可能部材の上記背面表面は第1背面直径を具備する円形であり、上記第1前面直径は前記第2背面直径より小さく、上記第2変形可能部材の上記前面表面は第2前面直径を具備する円形であり、上記第2変形可能部材の上記背面表面は第2背面直径を具備する円形であり、上記第2前面直径は前記第2背面直径より小さい。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記ゴルフクラブヘッドは上記後方部分および上記打撃フェースの間に形成された内部キャビティを有し、上記後方部分を通じて開口が形成され、調整ドライバが上記開口内に配置され、上記調整ドライバは上記内部キャビティに隣接するリセスを有し、上記第1変形可能部材の少なくとも一部が上記リセス内に配置され、上記後方部分は上記開口を包囲する棚部を有し、上記調整ドライバは鍔部を有し、上記鍔部が上記棚部と接触する。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記ゴルフクラブヘッドの重心を中心にする座標系をさらに有し;上記座標系は、上記ゴルフクラブヘッドを予め定められたロフトおよびライでアドレス位置に配置したときに、地面平面に対して直角に垂直に延びるy−軸と、上記y−軸に直角に、かつ上記打撃フェースに平行して上記ゴルフクラブヘッドのヒールの方向に延びるx−軸と、上記y−軸および上記x−軸に直角に、かつ上記打撃フェースを通じて伸びるz−軸とを有し;上記打撃フェースは複数のスコアラインを有し、上記打撃フェースは上記y−軸および上記z−軸に平行に延びるヒール標準平面を有し、上記ヒール標準平面は、上記スコアラインの最もヒール側の境界から上記ヒール方向に1mmずれており;上記打撃フェースは、上記x−軸に平行に、上記ヒール標準平面から上記打撃フェースの上記前面表面の最もトウ側の部分まで測定された打撃フェース長を有し;上記打撃フェースの上記背面表面は第1被支持領域を有し、上記第1変形可能要素の上記前面表面の周囲が上記第1被支持領域を形成し、上記第1被支持領域は第1幾何学的中心を有し、上記第1被支持領域の上記1幾何学的中心は、上記x−軸に平行に測定して、上記ヒール標準平面から第1被支持領域オフセット長だけトウ側に位置決めされ;上記打撃フェースの上記背面表面は第2被支持領域を有し、上記第2変形可能要素の上記前面表面の周囲が上記第2被支持領域を形成し、上記第2被支持領域は第2幾何学的中心を有し、上記第2被支持領域の上記第2幾何学的中心は、上記x−軸に平行に測定して、上記ヒール標準平面から第2被支持領域オフセット長だけトウ側に位置決めされ;上記第1被支持領域オフセット長を上記第2被支持領域オフセット長で除した値は、1.5より大きい。
この考案の非制約的な1つの実施例は、ゴルフクラブヘッドを含み、このゴルフクラブヘッドは:後方部分および打撃フェースを有するクラブヘッド本体であって、上記打撃フェースはゴルフボールを打撃するように構成された前面表面と、上記前面表面と反対側の背面表面とを有し、上記後方部分は上記背面表面から離間される、上記クラブヘッド本体と;上記後方部分と上記打撃フェースの上記背面表面との間に位置する第1変形可能部材であって、上記打撃フェースの上記背面表面と接触する前面表面を有する上記第1変形可能部材と;上記後方部分と上記打撃フェースの上記背面表面との間に位置する第2変形可能部材であって、上記打撃フェースの上記背面表面と接触する前面表面を有する上記第2変形可能部材とを有し;上記後方部分は後方カバーを有し、上記後方カバーはリセスを有し、上記第2変形可能部材は少なくとも部分的に上記リセス内に保持される。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記打撃フェースは第1密度を有し、上記後方カバーは第2密度を有し、上記第1密度は上記第2密度より大きい。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記第1変形可能部材は上記第2変形可能部材よりも大きなショアAデュロメータを有する。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記打撃フェースの少なくとも一部は2.2mm以下の厚さを有する。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記第1変形可能部材の上記前面表面は第1前面直径を具備する円形であり、上記第1変形可能部材の上記背面表面は第1背面直径を具備する円形であり、上記第1前面直径は前記第2背面直径より小さく、上記第2変形可能部材の上記前面表面は第2前面直径を具備する円形であり、上記第2変形可能部材の上記背面表面は第2背面直径を具備する円形であり、上記第2前面直径は前記第2背面直径より小さい。
この考案の非制約的な他の実施例において、上記ゴルフクラブヘッドは上記後方部分および上記打撃フェースの間に形成された内部キャビティを有し、上記後方部分を通じて開口が形成され、調整ドライバが上記開口内に配置され、上記調整ドライバは上記内部キャビティに隣接するリセスを有し、上記第1変形可能部材の少なくとも一部が上記リセス内に配置され、上記後方部分は上記開口を包囲する棚部を有し、上記調整ドライバは鍔部を有し、上記鍔部が上記棚部と接触する。
ここで説明した概要は、簡略化された形態で考案の考え方を選択して導入するために提供され、これは以下の詳細な説明でさらに記述される。当該概要は、以下の実用新案登録請求の範囲で記述される対象の主要、または基本的な特徴を特定するものとして意図されておらず、当該対象の範囲を限定するものとして意図されてもいない。
非限定的かつ非網羅的な例は、以下の図を参照して説明される。
エラストマー要素を有するゴルフクラブヘッドの断面図を示す。 エラストマー要素を有するゴルフクラブヘッドの断面図を示す。 図1A〜図1Bに示すゴルフクラブヘッドの斜視断面図を示す。 エラストマー要素と、厚い中央部分を有する打撃フェースとを有するゴルフクラブヘッドの断面図を示す。 エラストマー要素と、厚い中央部分を有する打撃フェースとを有するゴルフクラブヘッドの断面図を示す。 エラストマー要素と、このエラストマー要素の圧縮を調整するための調整機構とを有するゴルフクラブヘッドの断面図を示す。 エラストマー要素と、このエラストマー要素の圧縮を調整するための調整機構とを有するゴルフクラブヘッドの断面図を示す。 エラストマー要素と、このエラストマー要素の圧縮を調整するための調整機構とを有するゴルフクラブヘッドの別の例の斜視図を示す。 図4Aのゴルフクラブヘッドの断面図を示す。 エラストマー要素と、このエラストマー要素の圧縮を調整するための調整機構とを有するゴルフクラブの別の例の断面図を示す。 エラストマー要素を含まないゴルフクラブヘッドの応力等高線図を示す。 エラストマー要素を有するゴルフクラブヘッドの応力等高線図を示す。 ゴルフクラブヘッドの正面図を示す。 図6Aのゴルフクラブヘッドのトウ側の側面図を示す。 図6AのゴルフクラブヘッドのA−A断面図を示す。 打撃フェースと直角な方向に向けられた図6Aのゴルフクラブヘッドの斜視図を示す。 被支持領域を含む、打撃フェースと直角な方向に向けられた図6Aのゴルフクラブヘッドの斜視図を示す。 ゴルフクラブヘッドの斜視図を示す。 図7Aのゴルフクラブヘッドの追加の斜視図を示す。 図7Aのゴルフクラブヘッドの背面図を示す。 図7CのゴルフクラブヘッドのB−B断面図を示す。 図7CのゴルフクラブヘッドのC−C断面図を示す。 図7CのゴルフクラブヘッドのD−D断面図を示す。 図7Aのゴルフクラブヘッドの、打撃フェースを除いた前面の追加の断面図を示す。 図9Bは、変形可能部材が取り除かれた状態の図9Aの断面図を示す。 被支持領域を含む打撃フェースに対して垂直に向けられた、図7Aのゴルフクラブヘッドの斜視図を示す。 エラストマー要素の付加的な実施例を含む図7Cのゴルフクラブヘッドの断面図を示す。 エラストマー要素の付加的な実施例を含む図7Cのゴルフクラブヘッドの断面図を示す。 エラストマー要素の付加的な実施例を含む図7Cのゴルフクラブヘッドの断面図を示す。 エラストマー要素の付加的な実施例を含む図7Cのゴルフクラブヘッドの断面図を示す。 図11Aに示されるゴルフクラブヘッドのピリオドグラム・パワースペクトル密度推定を示す。 図11Aに示されるゴルフクラブヘッドの音響出力推定を示す。 図11Dに示されるゴルフクラブヘッドのピリオドグラム・パワースペクトル密度推定を示す。 図11Dに示されるゴルフクラブヘッドの音響出力推定を示す。 後方部が前方部より大きいエラストマー要素の断面図を示す。 後方部が前方部より大きいエラストマー要素の断面図を示す。 後方部が前方部より大きいエラストマー要素の断面図を示す。 図14Aのエラストマー要素と類似するけれども第1の材料および第2の材料を含むエラストマー要素の断面図を示す。 図14Bのエラストマー要素と類似するけれども第1の材料および第2の材料を含むエラストマー要素の断面図を示す。 図14Cのエラストマー要素と類似するけれども第1の材料および第2の材料を含むエラストマー要素の断面図を示す。 図14Aのエラストマー要素と類似するけれども前方部の中心が後方部の中心とずれているエラストマー要素の断面図を示す。 図14Bのエラストマー要素と類似するけれども前方部の中心が後方部の中心とずれているエラストマー要素の断面図を示す。 図14Cのエラストマー要素と類似するけれども前方部の中心が後方部の中心とずれているエラストマー要素の断面図を示す。 前方部と後方部との間で首がつぼめられたエラストマー要素の断面図を示す。 前方部と後方部との間で首がつぼめられたエラストマー要素の断面図を示す。 図14Jのエラストマー要素と類似するけれども第1の材料および第2の材料を含むエラストマー要素の断面図を示す。 ゴルフクラブヘッドの背面図を示す。 図15Aのゴルフクラブヘッドの斜視図を示す。 図15Aのゴルフクラブヘッドの他の斜視図を示す。 図15AのゴルフクラブヘッドのE−E断面図を示す。 図15AのゴルフクラブヘッドのE−E断面図を、調整ドライバおよびエラストマー要素を実装せずに示す。 図15Aのゴルフクラブヘッドの調整ドライバおよびエラストマー要素の斜視図を示す。 図15Aのゴルフクラブヘッドの調整ドライバおよびエラストマー要素の他の斜視図を示す。 図15Aのゴルフクラブヘッドの調整ドライバおよびエラストマー要素の側面図を示す。 図15Aのゴルフクラブヘッドの調整ドライバおよびエラストマー要素の断面図を示す。 図15Aのゴルフクラブヘッドの調整ドライバおよびエラストマー要素の他の斜視図を示す。 ゴルフクラブヘッドの背面図を示す。 図18のゴルフクラブヘッドの分解図を示す。 ゴルフクラブヘッドのF−F断面図を示す。 ゴルフクラブヘッドのG−G断面図を示す。 被支持領域を含む、ゴルフクラブヘッドの正面図を示す。 ゴルフクラブヘッドおよび第2の変形可能部材の他の実施例の斜視図を示す。 図23に示す第2の変形可能部材を示す。 図23および図24に示す第2の変形可能部材を含むゴルフクラブヘッドのF−F断面図を示す。
ここで説明される技術は、ゴルフクラブの打撃フェースにわたってより均一なボールスピードを促進するためにエラストマー要素を組み込んだアイアンタイプゴルフクラブヘッドを企図している。伝統的な薄肉アイアンタイプゴルフクラブは、一般に、打撃フェースの幾何学的中心でのコンプライアンスの増加のために打撃フェースにわたり均一でない打ち出し速度を生み出す。例えば、ゴルフクラブがゴルフボールを打つとき、クラブの打撃フェースは撓み、次いで前方に飛び出し、ゴルフボールを打撃フェースから加速する。このような設計は、フェースの中心で打たれたときにゴルフボールの飛距離を大きくする可能性があるけれども、ゴルフボールの芯から外れた打撃はゴルフボールの飛距離に著しい損失をもたらす。比較すると、非常に厚いフェースは打撃位置に関係なくより均一なボールの飛翔を引き起こすけれども、打ち上げ速度の著しい損失を引き起こす。本技術は、中空アイアンの後方部と打撃フェースの背面表面との間にエラストマー要素を組み込んでいる。エラストマー要素を含むことによって、フェースの中心での打撃に対して打ち出し速度の大きさを低減することになるだろうけれども、打撃フェース全体にわたる打ち出し速度の均一性を向上させる。いくつかの例では、後方部と打撃フェースとの間のエラストマー要素の圧縮は、また、調整可能であって良く、もって、ゴルファーまたはゴルフクラブのフィッティング専門家が、ゴルフボールを打つときの打撃フェースの撓みを調整可能にする。
図1A〜図1Bは、エラストマー要素102を具備するゴルフクラブヘッド100の断面図を示す。図1Cはゴルフクラブヘッド100の斜視断面図を示す。図1A〜1Cを同時に説明する。ゴルフクラブヘッド100は打撃フェース118と後方部112とを含む。打撃フェース118と後方部112との間にキャビティ120が形成される。打撃フェース118と後方部112との間においてキャビティ120内にエラストマー要素102が配置される。エラストマー要素102の背面部は、クレードル108によって所定の位置に保持される。クレードル108はゴルフクラブヘッド100の後方部112に取り付けられ、このクレードル108はエラストマー要素102の背面部を収容するためにリセス109を含む。クレードル108のリップは、エラストマー要素102が滑ったり、または、その他の態様で、位置ずれするのを防止する。エラストマー要素102は、図1A〜図1Bに示すように、概ね円錐台形の形状を有して良い。他の例では、エラストマー要素102は、円筒形、球形、直方体形、またはプリズム形を有して良い。クレードル108のリセス109は、エラストマー要素102の背面部の形状と実質的に一致するように形成されている。エラストマー要素102の背面部は、クレードル108のリセス109の内壁と接触している。クレードル108は、後方部112に溶接または他の方法で取り付けて良く、あるいは、クレードル108は、後方部112の一部として鋳造または鍛造プロセスの間に形成して良い。後方部112は、また、クレードル108を含むように機械加工されてもよい。
エラストマー要素102の前方部103は打撃フェース118の背面表面119と接触する。エラストマー要素102の前方部103は固定機構によって打撃フェース118の背面表面119上の適所に保持されてよい。フランジ110は、打撃フェース118の背面表面119からキャビティ120内に突出する。フランジ110は、エラストマー要素102の前方部103を収容して、エラストマー要素102が打撃フェース118の背面表面119に沿って滑るのを実質的に防止する。フランジ110は、エラストマー要素102の前方部103を部分的にまたは完全に取り囲んで良い。クレードル108と同様に、フランジ110は、エラストマー要素102の前方部103の形状と合致し、もって、エラストマー要素102の前方部103の表面がフランジ110の内面と接触する。フランジ110は打撃フェース118の背面表面119に溶接され、または他の態様で取り付けられて良い。フランジ110は、また、打撃フェース118の形成中に、鋳造または鍛造されて良い。例えば、打撃フェース118がフェースインサートである場合、フランジ110は、フェースインサートを鋳造または鋳造する間に、フランジ110をこれに組み込んで良い。他の例では、フランジ110および打撃フェース118はより厚いフェースプレートから機械加工されて良い。フランジ110以外の代替的な固定構造も使用されて良い。例えば、2つ以上の支柱が、エラストマー要素102の前方部103の周囲の周りで打撃フェース118の背面表面119条に含まれて良い。他の例として、接着剤を使用してエラストマー要素102を打撃フェース118の背面表面119に固着して良い。他の実施例において、固定構造は利用されず、クレードル108と打撃フェース118の背面表面119との間の圧縮によりエラストマー要素102を全体的にその場所に保持される。
図1A〜図1Cに示される例において、エラストマー要素102は打撃フェース118のほぼ幾何学的中心の後ろに配置されている。伝統的なフェースが薄いゴルフクラブでは、打撃フェース118の幾何学的中心での打撃が打撃フェース118の最大変位をもたらし、このため最も大きなボール速度を実現する。打撃フェース118の幾何学的中心にエラストマー要素102を配置することによって、その点での打撃フェース118のたわみが減少し、この結果、ボール速度が減少する。しかしながら、打撃フェース118の、エラストマー要素102によって裏打ちされていない部分は、キャビティ120内に撓み続け、ゴルフボールの速度に大きくする。このように、ヒールからトウに至る打撃フェース118全体にわたるボール打撃から生じるボール速度のより均一な分布が達成され得る。他の例では、エラストマー要素102は、ゴルフクラブヘッド100内の他の場所に配置されて良い。
エラストマー要素102の弾性も打撃フェース118の撓みに影響を与える。例えば、より低い弾性率を有する材料は打撃フェース118のさらなる撓みを可能にし、より大きな最大ボール速度を実現するけれども、均一性がより低くなる。これと対照的に、より高い弾性率を有する材料は、打撃フェース118の撓みをさらに防止し、より低い最大ボール速度しか実現しないけれども、より均一なボール速度を提供する。表2〜3を参照して、様々な種類の材料を以下にさらに詳細に検討する。
ゴルフクラブヘッド100は、また、前面ソール部114と背面ソール部116との間にソールチャネル104を具備するソール105を含む。ソールチャネル104は、ゴルフクラブヘッド100のソール105に沿ってヒールに近い点からトウに近い点へと延びる。中空チャネルとして描かれているけれども、ソールチャネル104は、破片がキャビティ120に入るのを防ぐために、プラスチック、ゴム、ポリマー、または他の材料で充填またはスパンされていて良い。ソールチャネル104は打撃フェース118の下側部分のさらなる撓みを可能にする。打撃フェース118の下側部分がさらに撓むようにすることによって、打撃フェース118の下側部分でのボール打撃から、例えば、芝からのボール打撃から、高いボール速度を実現する。したがって、エラストマー要素102およびソールチャネル104は、互いに組み合わされて、打撃フェース118全体にわたり均一なボール速度を実現するとともに、芝打ち用にゴルフボールの飛距離を増大させる。
図2A〜2Bは、エラストマー要素202と、厚い中央部分222を具備する打撃フェース218とを有するゴルフクラブヘッド200の断面図を示す。ゴルフクラブヘッド200は、フランジ110ではなく打撃フェース218の厚肉部分222が利用されることを除いて、図1A〜図1Cを参照して先に検討したゴルフクラブヘッド100と同様である。打撃フェース218の厚肉部分222は、キャビティ220内に突出する。エラストマー要素202の前方部203は厚肉部分222の背面表面219に接触する。エラストマー要素202の背面部は、リセス209によってクレードル208内に収容され、これが後方部212に取り付けられ、図1A〜図1Cを参照して先に検討したクレードル108と実質的に同様となる。打撃フェース218の肉厚部分222によって、エラストマー要素202は、図1A〜図1Cにおけるエラストマー要素102よりも長さが短くて良い。ゴルフクラブヘッド200は、また、前面ソール部214と背面ソール部216との間に配置されたソールチャネル204を含む。ソールチャネル204は、また、図1A〜図1Cにおいて説明されたソールチャネル104の利点と同様の利点を実現し、また、材料で充填されてもよく、または材料で覆われてもよい。
図3A〜図3Bは、エラストマー要素302と、エラストマー要素302の圧縮を調整するための調整機構とを有するゴルフクラブヘッド300の断面図を示す。ゴルフクラブヘッド300は、打撃フェース318および後方部312を含み、キャビティ320が後方部312および打撃フェース318の間に形成される。図1A〜図1Cを参照して先に説明したゴルフクラブヘッド100と同様に、フランジ310が打撃フェース318の背面表面319に配置され、フランジ310はエラストマー要素302の前方部303を収容する。図3A〜図3Bに示す例においては、エラストマー要素302は、略円筒形状を有する。ただし、他の例において、エラストマー要素302は円錐形、円錐台形、球形、直方体形、またはプリズム形を有して良い。
ゴルフクラブヘッド300は、また、調整機構を含む。調節機構は、打撃フェース318の背面表面319に対するエラストマー要素302の圧縮を調節するように構成されている。図3A〜図3Bに示す実施例において、調整機構は、調整部収容部306および調整ドライバ330を含む。調整部収容部306は、キャビティ320への貫通孔を有する構造であって良く、調整ドライバ330は、ネジ切りされた部品またはネジであって良く、これは図示のとおりである。調整部収容部306の貫通孔は、ネジ切りされた部品330を収容するためのネジ切りされた内面を含む。調整部収容部306は、後方部312の鍛造または鋳造工程の一部として形成されて良く、あるいは鍛造および鋳造プロセスに続く機械加工およびタップ加工によって形成されて良い。ネジ切りされた部品330は、エラストマー要素302の背面部に接触するかまたはそれを収容する凹部などのインターフェース334を含む。ネジ切りされた部品330は、また、ネジ駆動部332を含み、こらは、ゴルファーがネジ駆動部332にアクセスできるように、少なくとも部分的に、ゴルフクラブヘッド300の外部に露出するようになっている。ネジ駆動部332を介して、ネジ切りされた部品330が、例えばネジドライバ、アレンレンチ、またはトルクレンチによって、回転されるとき、ネジ切りされた部品330は、キャビティ320の内側または外側にされに移動する。いくつかの例において、エラストマー要素302の背面部に接触するか、またはそれを収容するインターフェース334が、潤滑付与され、もって、ネジ切りされた部品330が回転されるときに、エラストマー要素302のねじれまたは回転を防止するようになっている。ネジ切りされた部品330がキャビティ320内においてさらに移動するにつれて、打撃フェース318の背面表面319に対するエラストマー要素302の圧縮が増大し、それによってエラストマー要素302の性能が変化する。
打撃フェース318の背面表面319に対するエラストマー要素302のより高い圧縮は、打撃フェース318の撓みをさらに制限する。次に、撓みのさらなる制限は打撃フェース318全体にわたり、より均一なボール速度を引き起こす。ただし、撓みの制限は、また、打撃フェース318の中心からの最大ボール速度を低下させる。調整機構でエラストマー要素302の圧縮を調整可能にすることによって、ゴルファーまたはゴルフクラブフィッティングの専門家は、ゴルファーの特定のニーズに合うように、圧縮を調整して良い。例えば、さらなる最大距離を望むけれども打撃フェース318全体にわたり均一なボール速度を必要としないゴルファーは、ネジ切りされた部品330を緩めることによってエラストマー要素302の初期設定圧縮を低減することができる。対照的に、打撃フェース318全体にわたるボール速度を望むゴルファーは、ネジ切りされた部品330を締め付けてエラストマー要素302の初期設定圧縮を増大させることができる。
調整機構は、図3A〜図3Bにおいて、ネジ切りされた部品330およびネジ切りされた貫通孔を含むように示されているけれども、他の調整機構を用いて、打撃フェース318の背面表面に対するエラストマー要素302の圧縮を調整できる。例えば、調整機構はレバーを含んで良く、このレバーの回動がエラストマー要素302の圧縮を変更して良い。調節機構は、また、エラストマー要素302の圧縮を直接増大させるために押し下げ可能なボタンを含んで良い。他の種類の調節機構も、また、使用されて良い。
ゴルフクラブヘッド300は、また、図1A〜図1Cを参照して上述したソールチャネル104と同様なソールチャネル304を、前面ソール部314と背面ソール部316との間に含む。ソールチャネル304は、また、ソールチャネル104の利点と同様の利点を実現し、また、材料で満たされたり、覆われたりして良い。
ゴルフクラブヘッド300は、また、キットとして製造され、または販売されて良い。調整機構が、ネジなどのネジ切りされた部品330である図示の例においては、キットは複数のネジ切りされた部品330を含んで良い。ネジ切りされた部品330のそれぞれは、ゴルファーが所望のウエイトを選択できるように異なる重量を有して良い。例えば、あるゴルファーはアイアンのヘッドについて全体的に軽いウエイトを好むかもしれないけれども、別のゴルファーはより重いウエイトを好むかもしれない。複数のネジ切りされた部品330は、また、望まれる場合には、ネジ切りされた部品330のそれぞれの重量をその長さ方向にそって分散させるように構成して良い。複数のネジ切りされた部品330は、また、長さを異ならせて良い。長さを異ならせることによって、ネジ切りされた部品330の各々は、エラストマー要素302に印加可能な最大圧縮を有して良い。例えば、ネジ切りされた部品330が短いと、より長いものと較べて、大きな力をエラストマー要素302に加えることができないかもしれず、これは、調整部収容部306の構成に依存する。キットは、また、ネジ切りされた部品330を調整部収容部306に取り付けるためのトルクレンチを含んで良い。トルクレンチは、異なる圧縮または性能レベルに対応するプリセット設定を含んで良い。
図4Aは、エラストマー要素402とエラストマー要素402の圧縮を調整するための調整機構とを有するゴルフクラブヘッド400Aの別の例の斜視図を示す。図4Bはゴルフクラブヘッド400Aの断面図を示す。ゴルフクラブヘッド400Aは、打撃フェース418と、後方部412とを含み、それらの間にキャビティ420が形成されている。図3Aおよび図3Bの調整機構と同様に、ゴルフクラブヘッド400Aの調整機構は、調整部収容部406と調整ドライバ430とを含む。図示の例において、調整部収容部406は、調整ドライバ430を収容するためのネジ切りされた貫通孔を有する構造であり、調整ドライバ430はネジである。いくつかの実施例において、調整部収容部406は、追加の構造を必要とせずに、後方部412を通るネジ切りされた貫通孔によって形成された良い。
ネジ430の先端は、エラストマー要素402の背面部を保持するクレードル408Aと接触している。ネジ430が回転されると、ネジ430の横方向の動きは、クレードル408Aを近づけたり遠ざけたりする。したがって、いくつかの例において、ネジ430は打撃フェース418の背面表面419に対して実質的に直角に延びる。クレードル408Aはエラストマー要素402の背面部を保持するので、クレードル408Aの移動により、打撃フェース418の背面表面419に対するエラストマー要素402の圧縮が変化する。このように、エラストマー要素402の圧縮が、ネジ駆動部432を介してネジ430を回転させることにより、調整されて良く、これは図3A〜図3Bにおいて示したゴルフクラブヘッド300におけるネジ切りされた部品330の操作と同様である。
図4Cは、エラストマー要素402とエラストマー要素402の圧縮を調整するための調整機構とを有するゴルフクラブヘッド400Cの別の例の断面図を示す。ゴルフクラブヘッド400Cは、図4A〜図4Cに示すゴルフクラブヘッド400Aと実質的に同様であり、ただし、ゴルフクラブヘッド400Cは、比較的小さなクレードル(例えば深さdを有する図4A〜図4Bのクレードル408B)の深さより大きな深さDを有する。より大きいクレードル408Cは、より小さいクレードルよりも多くのエラストマー要素402を包含する。エラストマー要素402のより大きな部分を囲むことによって、クレードル408Cはゴルフクラブヘッド400Cによるゴルフボールの打撃時のエラストマー要素402の変形をさらに制限する。エラストマー要素402の変形の制限は、また、打撃フェース418の潜在的な最大撓みを制限し、このため、打撃フェース418全体にわたり速度の均一性を高めながらゴルフクラブヘッド400Cの最大ボール速度を減少させ得る。大きなクレードル408Cは、その最大たわみで、打撃フェース418の背面表面419と接触しない。クレードル408C自体は、鋼鉄など、後方部412と同じ材料で製造することができる。クレードル408Cは、また、チタン、複合材料、セラミック、または他の様々な材料から作られて良い。
クレードル408Cのサイズは、所望のボール速度特性に基づいて選択されて良い。例えば、クレードル408Cは、図4に示されるように、エラストマー要素402の体積の約25%以上を包囲して良い。他の例において、クレードル408Cは、エラストマー要素402の体積の約25%〜50%を包囲して良い。さらに他の例において、クレードル408Cは、エラストマー要素402の体積の約10%〜25%または約10%未満を包囲して良い。さらに他の例において、クレードル408Cは、エラストマー要素402の体積の50%超を包囲して良い。クレードル408Cによって包囲されたエラストマー要素402の部分については、実質的にエラストマー要素402の当該部分の全周面がクレードル408Cのリセス409の内面に接触して良い。
クレードル408Cと調整ドライバ430との間の接続も、また、図4Cにおいてより明確に見ることができる。調整ドライバ430の先端は、平坦面でもよく、クレードル408Cの背面表面407に接触する。したがって、調整ドライバ430がキャビティ420内に移動すると、クレードル408Cおよびエラストマー要素402は打撃フェース418に向かって押される。逆に、調整ドライバ430がキャビティ420から後退すると、エラストマー要素402の圧縮により付与される力によって、クレードル408Cは、調整ドライバ430との接触を維持する。いくつかの実施例において、ネジ430の先端の表面および/またはクレードル408Cの背面表面は潤滑化されて良く、これによってクレードル408Cのねじれを防ぐようになっている。他の例において、調整ドライバ430の先端は、クレードル408Cが調整ドライバ430の回転と共にねじれるようにクレードル408Cに取り付けられても良い。そのような実施例において、エラストマー要素402は、実質的に円筒形、円錐形、球形であって良い。別の例において、打撃フェース418の背面表面419および/または当該打撃フェース418の背面表面419に接触しているエラストマー要素402の前面表面は、潤滑化されて良く、これによって、打撃フェース418の背面表面419に対してエラストマー要素402を回転させることができる。
ゴルフクラブヘッド400Aおよび400Cは、図示のとおり、図3Aおよび図3Bのゴルフクラブヘッド300のようなソールチャネルではなく連続ソール414を用いているけれども、ゴルフクラブヘッド400Aおよび400Cの他の実施例はソールチャネルを含んで良い。加えて、ゴルフクラブヘッド400Aおよび400Cは、また、ゴルフクラブヘッド300について上述したキットと同様に、複数のネジおよび/またはトルクレンチを備えたキットとして販売されて良い。追加のバックプレートを後方部に追加して良いけれども、調整のために、ネジの一部を露出させたままにして良い。
異なる種類のゴルフクラブヘッドのシミュレーション結果は、エラストマー要素を含むゴルフクラブヘッドのフェースにわたるボールスピードの均一性をさらに実証する。表1は、いくつかの異なる例示的ゴルフクラブヘッドについて、ゴルフクラブヘッドのフェースを横切るボール速度が維持されていることを示す。例1は、ソールチャネルを有する2.1mmのフェース厚を有するベースライン中空アイアンである。例2は、後方部から打撃フェースまで延在する剛性ロッドを有する2.1mmのフェースを有する中空アイアンであり、これもまたソールチャネルを含む。例3は、厚い中心(6.1mm)および薄い外周(2.1mm)の打撃フェースを有する中空アイアンであり、これもソールチャネルを具備する。例4は、図1A〜図1Cに示すゴルフクラブヘッド100と同様のエラストマー要素を有するゴルフクラブヘッドである。「中央」の列はゴルフクラブヘッドの中心での打撃から生じるボール速度を示し、「1/2"のヒール」の列はクラブヘッドの中心からヒールに向かって半インチの打撃からのボール速度の損失を示す。そして、「1/2"のトウ」の行は、クラブヘッドの中心からトウに向かって半インチのところでの打撃からのボール速度の損失を示す。表1の値はすべて時速マイル(mph)である。
Figure 0003232209
表1の結果から、エラストマーを有するゴルフクラブヘッド(例4)は、フェースの中心から比較的高いボールスピードを達成し、その一方でゴルフクラブのトウまたはヒールの近くでの打撃からのボール速度の損失が少ない。
さらに、上述のように、ここで検討したエラストマー要素のいずれにも利用される材料の種類は、打撃フェースの変位に影響を与える。例えば、より大きな弾性率を有するエラストマー要素は、打撃フェースの圧縮ひいては打撃フェースの撓みに抵抗し、より低いボール速度をもたらす。例えば、ゴルフクラブヘッド400Aと類似のゴルフクラブヘッドについて、表2は、異なる弾性特性を有する材料を使用することによって達成されたボール速度を示す。すべてのボール速度はフェースの中央での打撃の結果である。
Figure 0003232209
表2の結果から、エラストマー要素の材料の選択はゴルフクラブの性能を微調整するために使用することができる。表2に列挙された材料のいずれも、本技術で使用されるエラストマー要素を形成するのに使用するのに許容可できる。
異なる種類の材料は、また、打撃フェースにわたってボール速度を保持するうえで影響を与える。例えば、ゴルフクラブヘッド400Aと同様のゴルフクラブヘッドについて、表3は、エラストマー要素として使用された異なる材料について、ヒールからトウまで打球面にわたって達成されたボール速度を示す。表3で参照されている材料は表2と同じ材料である。表3中のすべての速度はmphである。
Figure 0003232209
表3の結果から、より高い弾性率を有する材料は打撃フェース全体にわたってボール速度を良好に保持するけれども、フェースの中心での衝撃に対して最大ボール速度を失う。いくつかの用途では、約4〜約15GPaのエラストマー要素の弾性率の範囲を使用することができる。他の用途では、約1〜約40または約50GPaのエラストマー要素の弾性率の範囲を使用することができる。
図4A〜図4Cを参照して上述したように、クレードルの大きさもボール速度に影響を及ぼし得る。図4A〜図4Bのクレードル408Aのような、より小さいクレードルで、13GPaの材料で作製されたエラストマー要素の場合、エラストマー要素を有しない同じクラブと比較して、中心衝撃に対して約0.2mphの損失が観察される。図4Cのクレードル408Cのように、約5mm深い、より大きなクレードルで、13GPaの材料から作られたエラストマー要素の場合、エラストマー要素を有しない同じクラブと比較して、中心衝撃に対して約0.4mphの損失が観察される。同様のより大きいクレードルで0.4GPaの材料で作られたエラストマー要素の場合では、エラストマー要素を含まない同じクラブと比較して、中心衝撃についてわずか約0.2mphの損失が観察されるだけである。
カリフォルニア州、ナショナルシティのサンディエゴプラスチックス社は、2.6GPaから13GPaまでの範囲の弾性率を有するいくつかのプラスチックを提供しており、それらはすべて使用に許容できるものである。これらプラスチックは、また、ここで検討されるゴルフクラブヘッドでの使用に許容される降伏強度も有する。表4に、サンディエゴプラスチックス社が提供するいくつかの材料とそれぞれの弾性率および降伏強度の値を示す。
Figure 0003232209
エラストマー要素を含めることによって、また、ゴルフボールとの衝突時に打撃フェース面によって生じる応力値を減少させ、もって、クラブフェースの耐久性を向上させるという利益が生じる。図5Aは、エラストマー要素を含まないゴルフクラブヘッド500Aの応力等高線図を示す。図5Bは、エラストマー要素を有するゴルフクラブヘッド500Bの応力等高線図を示す。ゴルフクラブヘッド500Aにおいては、フェース502Aの中心でのフォンミーゼス応力(von Mises stress)は、ボトムフェースエッジ504Aで発生する最大フォンミーゼス応力の約68%である。エラストマー要素がなければ、フォンミーゼス応力レベルは高く、クラブフェースが破損および/または早期劣化の影響を受けやすい可能性があることを示している。ゴルフクラブヘッド500Bでは、0.41GPaの弾性率を有するエラストマー要素の場合、エラストマー要素502Bのエッジ付近のフェースのフォンミーゼス応力が約16%減少し、ボトムフェースエッジ504Bに発生する最大フォンミーゼス応力が約18%だけ減少する。これらのフォンミーゼス応力は依然として比較的高いが、ゴルフクラブヘッド500Aのものよりも著しく低減されている。約13GPaの弾性率を有するエラストマー要素を有するゴルフクラブヘッド500Bでは、エラストマー要素502Bのエッジ近くのフェースに対するフォンミーゼス応力は約50%減少し、ボトムフェースエッジ504Bで発生する最大フォンミーゼス応力は約56%減少している。そのようなフォンミーゼス応力値は、より小さく、そして故障する可能性がより少ないかもしれない、より耐久性のあるゴルフクラブヘッドであること示している。
図6A〜図6Eは、エラストマー要素602を有するゴルフクラブヘッド600を示す。図6Aはゴルフクラブヘッド600の正面図を示す。図6Bは、図6Aのゴルフクラブヘッド600のトウ側の側面図を示す。図6Cは、図6Aのゴルフクラブヘッド600のA−A断面図を示す。図6Dは、打撃フェース618に直角に配位された図6Aのゴルフクラブヘッド600の斜視図を示す。図6Eは、被支持領域642を含む打撃フェース618に直角に配位された図6Aのゴルフクラブヘッド600の斜視図を示す。ゴルフクラブヘッド600は、ボールを打つように構成された打撃フェース618と、ゴルフクラブヘッド600の底部に配置されたソール605と、後方部612とを含む。
図6Aおよび図6Bに示すように、ゴルフクラブヘッド600は、ゴルフクラブヘッド600の重心(CG)を中心とする座標系を含む。この座標系は、ヘッド600を所定のライおよびロフトαでアドレス位置に配置したときに、地面に対して直角に垂直に伸びるy−軸を含む。この座標系は、y−軸に直角で打撃フェース618に平行で、ゴルフクラブヘッド600のヒールに向かって延びるx−軸を含む。この座標系は、y−軸およびx−軸に垂直で、打撃フェース618を通じて伸びるz−軸を含む。ゴルフクラブヘッド600は、y−軸まわりの回転慣性モーメント(MOI−Y)を有し、これはy−軸の周りの角加速度に対するゴルフクラブヘッドの抵抗を表す値である。
エラストマー要素602は打撃フェース618と後方部612との間に配置される。打撃フェース618は背面表面619を含む。エラストマー要素602の前方部603は打撃フェース618の背面表面619と接触する。図6Cおよび図6Eに示すように、打撃フェース618は被支持領域642、すなわち、エラストマー要素602によって支持される背面表面619の部分を含み、これは、被支持領域境界640の内側の領域と定義され、この被支持領域境界は、打撃フェース618の背面表面619と接触するエラストマー要素602の前方部603の外側範囲によって定義される。被支持領域642は、図6Eにハッチングで示されている。被支持領域642は通常ではゴルフクラブヘッド600の正面からは見えないが、説明の目的で追加されたものである。
打撃フェース618は、打撃フェース領域652を含み、これは図6Dに示されるように打撃フェース周囲650の内側の領域として定義される。図6Cに示されるように、打撃フェース周囲は、上限654および下限656によって画定されている。上限654は、実質的に平坦な背面表面619と、ゴルフクラブヘッド600のトップラインまで延びる上側半径655との交点に位置している。下限656は、実質的に平坦な背面表面619と、ゴルフクラブヘッド600のソール605まで延びる下側半径657との交点に位置している。打撃フェース周囲も同様にゴルフクラブヘッド600のトウ(断面図では示されていない)に規定されている(658)。打撃フェース周囲のヒール部分は、平面659によって規定され、この平面659は、y−軸およびx−軸に平行に延び、打撃フェース618に形成されたスコアライン660の最もヒール側の範囲からヒールに向かって1ミリメートル(mm)ずれてる。図6Dにおいて、打撃フェース領域652をハッチングで示されている。打撃フェース周囲の境界654、656は、図解および理解を容易にするため、打撃フェース618上に投影されている。
ここで説明されたゴルフクラブヘッド600と非常によく似た複数のゴルフクラブヘッドをセットに含めることができ、各ゴルフクラブヘッドは異なるロフトαを有する。各ゴルフクラブヘッドは、また、追加の変化する特徴を有して良く、これは、例えば、MOI−Y、打撃フェース面積、被支持領域の面積、および支持されていないフェースパーセンテージを含んで良い。サポートされていないフェースパーセンテージは、被支持領域の面積を打撃フェースの面積で割って100%を掛け、それを100%から引いて計算される。一組のアイアンタイプゴルフクラブヘッドの一例が以下の表5に含まれる。表5のセットは、21、24、27、および30のロフトを含む。他のセットは、より多数のゴルフクラブヘッドおよび/またはより広範囲のロフトα値を含んで良く、または、より少数のゴルフクラブヘッドおよび/またはより小さな範囲のロフトα値を含んで良い。さらに、セットは、エラストマー要素を含む1つ以上のゴルフクラブヘッドと、エラストマー要素を含まない1つ以上のゴルフクラブヘッドとを含んで良い。
Figure 0003232209
付加的な実施例のアイアンクラブヘッドのセットの例が以下の表6に含まれる。
Figure 0003232209
他のすべての特性が一定に保たれている場合、MOI−Y値が大きいほど、中心を外れた打撃のボール速度が増加する。MOI−Yが小さいクラブでは、支持されていないフェースパーセンテージが大きいほど、芯を外れたボールの速度の低下を軽減でる。より少ないパーセンテージでフェースを支持することによって、より多くのフェースがインパクト中に撓むことができ、中心から外れたボールの速度を上げる。したがって、上記の表5に記載された本考案のゴルフクラブセットでは、ロフトαが増加するにつれてMOI−Yはセットを通して増加し、支持されていないフェースパーセンテージはロフトαが増加するにつれてセットを通して減少する。この関係は、一組のゴルフクラブを通して芯から外れたボール速度の一貫性を実現する。
一組のゴルフクラブは、20度以上24度以下のロフトを有する第1のゴルフクラブヘッドと、28度以上で32度以下のロフトを有する第2のゴルフクラブヘッドとを含むことができる。一実施例において、第1ゴルフクラブヘッドが第2ゴルフクラブヘッドよりも大きい支持されていないフェースパーセンテージを有し、第1ゴルフクラブヘッドが第2ゴルフクラブヘッドよりも低いMOI−Yを有するようにセットを構成できる。
ここに記載される実施例のより具体的な特徴を以下に説明する。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は、30mmより大きくて良い。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は、40mmより大きくて良い。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は、60mmより大きくて良い。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は、65mmより大きくて良い。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は70mmより大きくて良い。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は73mmより大きくて良い。
いくつかの実施例において、被支持領域の面積は、140mmより小さくて良い。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は、1300mmより小さくて良い。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は、120mmより小さくて良い。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は、110mmより小さくて良い。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は100mmより小さくて良い。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は90mmより小さくて良い。。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は85mmより小さくて良い。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は80mmより小さくて良い。いくつかの実施例において、被支持領域の面積は75mmより小さくて良い。
いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは70%より大きい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは75%より大きい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは80%より大きい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは85%より大きい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは90%より大きい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは95%より大きい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは96%より大きい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは97%より大きい。
いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは99.75%より小さい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは99.50%より小さい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは99.25%より小さい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは99.00%より小さい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは98.75%より小さい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは98.50%より小さい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは98.25%より小さい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは98.00%より小さい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは97.75%より小さい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは97.50%より小さい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは97.25%より小さい。いくつかの実施例において、支持されないフェースパーセンテージは97.00%より小さい。
図7A〜図10は、エラストマー要素702を有するゴルフクラブヘッド700を示す。図7Aはゴルフクラブヘッド700の斜視図を示す。図7Bは、図7Aのゴルフクラブヘッド700の追加の斜視図を示す。図7Cは、図7Aのゴルフクラブヘッド700の背面図を示す。図8Aは、図7Cのゴルフクラブヘッド700のB−B断面図を示す。図8Bは、図7Cのゴルフクラブヘッド700のC−C断面図を示す。図8Cは、図7Cのゴルフクラブヘッド700のD−D断面図Dを示す。図9Aは、図7Aのゴルフクラブヘッド700の前面の追加の斜視図を示し、打撃フェースを除いて示す。図9Bは、図9Aの断面図を示し、エラストマー要素が除かれている。図10は、図7Aのゴルフクラブヘッド700の斜視図を示し、これは、被支持領域742を含む打撃フェース718に直角に配向されている。図7A〜図10に示されるゴルフクラブヘッド700はアイアンタイプのキャビティバックゴルフクラブであるけれども、ここで説明される考案は他のタイプのゴルフクラブヘッドにも同様に適用可能であることに留意されたい。
ゴルフクラブヘッド700は、打撃フェース718と後方部712との間に配置された変形可能部材702を含む。一実施例において、変形可能部材702はエラストマーから形成される。エラストマー要素702の前方部703は打撃フェース718の背面表面719と接触する。打撃フェース718は被支持領域742、すなわち、背面表面719のエラストマー要素702によって支持される部分を含み、これは、打撃フェース718の背面表面719と接触しているエラストマー要素702の前方部703の外側範囲によって画定される被支持領域周囲740の内側の領域として定義される。被支持領域742は通常ゴルフクラブヘッド700の前面からは見えないであろうけれども、説明の便宜上、図10を追加されている。
図7A〜図10に示すゴルフクラブヘッド700は、キャビティバック構造であり、打撃フェース718を囲んで後方に延びる周辺部701を含む。周辺部701は、ソール705、トウ706、およびトップライン707を含む。周辺部701はウエイトパッド710を含んでも良い。ゴルフクラブヘッド700は、また、エラストマー要素702を支持するように構成された後方部712を含む。
後方部712は、周辺部701に固定された片持ち支持アーム762を含む。支持アーム762は、エラストマー要素702を所定の位置に保持するように構成されたクレードル708を含むことができる。クレードル708は、エラストマー要素702をクレードル708上で打撃フェース718に対して位置決めするように構成されたリップ709を含むことができる。リップ709は、エラストマー要素702の一部を囲むことができる。さらに、エラストマーおよびクレードル708の間に接着剤を使用して、エラストマー要素702をクレードル708に固定することができる。
支持アーム762は、周辺部701のソール705とトウ706との交差部に位置するウエイトパッド710から被支持領域742に向かって延びる。支持アーム762は、打撃フェース718の背面表面719と実質的に平行に配向されている。支持アーム762は、支持アーム762の剛性を高めるためのリブ764を含むことができる。リブ764は、支持アーム762から打撃フェース718の背面表面719に対して実質的に垂直に後方に延びることができる。片持ち支持アーム762の利点は、それが、両端を周囲部によって支持する図4Aに示す実施例のような代替のビーム設計よりも低いCG高さを実現することである。
低いCG高さを提供するために、支持アーム762は片持ち支持され、それは支持アーム762の一方の端部で周辺部701に固定されるだけであることを意味する。支持アームは、ゴルフクラブヘッド700をアドレス位置に配置したときの支持アーム762の最も高い部分と地面平面GPの間の距離Hが、図8Cに示すように最小化され、それでいて、エラストマー要素702を最適な位置に位置決めするように設計されている。一実施例において、Hは50mm以下である。他の実施例において、Hは45mm未満である。他の実施例において、Hは40mm以下である。他の実施例において、Hは35mm以下である。他の実施例において、Hは30mm以下である。他の実施例において、Hは29mm以下である。他の実施例において、Hは28mm以下である。
一実施例において、ゴルフクラブヘッド700は、25mm以下のCG高さCGHを有することができる。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700は、24mm以下のCG高さCGHを有することができる。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700は、23mm以下のCG高さCGHを有することができる。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700は、22mm以下のCG高さCGHを有することができる。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700は、21mm以下のCG高さCGHを有することができる。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700は、20mm以下のCG高さCGHを有することができる。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700は、19mm以下のCG高さCGHを有することができる。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700は、18mm以下のCG高さCGHを有することができる。
図示された支持アーム762の別の利点は、その向きによりそれが高いMOI−Yを提供することである。ゴルフクラブヘッド700のヒール端およびトウ端に質量を集中させることによって、MOI−Yを増加させることができる。支持アーム762は、その質量の大部分をトウ706の近くに集中させるように角度を付けられ、ゴルフクラブヘッド700のより中心に位置する後方部と比較してMOI−Yを増加させる。一実施例において、ゴルフクラブヘッド700のMOI−Yは、は200kg−mm以上である。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700のMOI−Yは210kg−mm以上である。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700のMOI−Yは220kg−mm以上である。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700のMOI−Yは230kg−mm以上である。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700のMOI−Yは240kg−mm以上である。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700のMOI−Yは250kg−mm以上である。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700のMOI−Yは、260kg−mm以上である。他の実施例において、ゴルフクラブヘッド700のMOI−Yは、270kg−mm以上である。
支持アーム762は、図8Aに示すように、アーム中心線CLを含むことができ、これは、打撃フェース718の背面表面719と平行に配向され、支持アーム762の中心に沿って周辺部701から被支持領域742に向かって延びる。角度αは、地面平面GPと中心線CLとの間で測定される。一実施例において、角度αは、5度以上45度以下である。他の実施例において、角度αは10度以上40度以下である。他の実施例において、角度αは15度以上35度以下である。他の実施例において、角度αは、20度以上30度以下である。他の実施例において、角度αは、23度以上28度以下である。
支持アーム762は、アーム中心線CLに垂直で打撃フェース718の背面表面719に平行に測定されたアーム幅AWを有することができる。アーム幅AWは、支持アーム762の長さに沿って変化することができる。実施例において、支持アームの少なくとも一部分のアーム幅は6mm以上である。他の実施例において、支持アームの少なくとも一部分のアーム幅は8mm以上である。他の実施例において、支持アームの少なくとも一部分のアーム幅は10mm以上である。
支持アーム762は、打撃フェース718の背面表面719に対して垂直に測定されたアーム厚さATを有することができる。アーム厚さATは、支持アーム762の長さに沿って変化することができる。1実施例において、支持アームの少なくとも一部分のアーム厚さATは、2mm以上である。他の実施例において、支持アームの少なくとも一部分のアーム厚ATは、3mm以上である。他の実施例において、支持アームの少なくとも一部のアーム厚ATは、4mm以上である。他の実施例において、支持アームの少なくとも一部分のアーム厚ATは5mm以上である。他の実施例において、支持アームの少なくとも一部分のアーム厚ATは、6mm以上である。
支持アーム762のリブ764は、アーム中心線CLに垂直で打撃フェース718の背面表面719に平行に測定されたリブ幅RWを有することができる。リブ幅RWは、リブの長さに沿って変化することができる。一実施例において、リブの少なくとも一部のリブ幅RWは1mm以上である。他の実施例において、リブの少なくとも一部のリブ幅RWは2mm以上である。他の実施例において、リブの少なくとも一部のリブ幅RWは3mm以上である。他の実施例において、リブの少なくとも一部のリブ幅RWは4mm以上である。
支持アーム762のリブ764は、打撃フェース718の背面表面719に対して垂直に測定されたリブ厚さRTを有することができる。リブ厚さRTは、リブの長さに沿って変化することができる。一実施例において、リブの少なくとも一部分のリブ厚さRTは、2mm以上である。他の実施例において、リブの少なくとも一部のリブ厚さRTは、3mm以上である。他の実施例において、リブの少なくとも一部のリブ厚さRTは、4mm以上である。他の実施例において、リブの少なくとも一部のリブ厚さRTは5mm以上である。他の実施例において、リブの少なくとも一部のリブ厚さRTは、6mm以上である。
図10に示すように、被支持領域742は、打撃フェース718の背面表面719条に位置決めされる。打撃フェースヒール基準面759は、y−軸およびx−軸に平行に延在し、かつ、打撃フェース718に形成されたスコアライン760の最もヒール側からヒールに向かって1mmずれて位置する。被支持領域742の幾何学的中心743は、ゴルフクラブヘッド700をアドレス位置においた際に、地面平面GPに平行でかつ打撃フェース718に平行に測定された、打撃フェースヒール基準面759からトウ方向に被支持領域オフセット長SROLだけずれて位置している。一実施例において、被支持領域オフセット長SROLは20mm以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット長SROLは22mm以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット長SROLは24mm以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット長SROLは26mm以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット長SROLは27mm以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット長SROLは28mm以上である。
打撃フェース長SFLは、ゴルフクラブヘッド700をアドレス位置に配置した際に、打撃フェースヒール基準面759から打撃フェース718の最もトウ側に位置まで地面平面GPに平行にかつ打撃フェース718に平行に測定される。一実施例において、打撃フェース長SFLは60mm以上である。他の実施例において、打撃フェース長SFLは65mm以上である。他の実施例において、打撃フェース長SFLは70mm以上である。他の実施例において、打撃フェース長SFLは71mm以上である。他の実施例において、打撃フェース長SFLは72mm以上である。他の実施例において、打撃フェース長SFLは73mm以上である。他の実施例において、打撃フェース長SFLは74mm以上である。
一実施例において、被支持領域オフセット比は、被支持領域オフセット長SROLを、打撃フェース長SFLで割ったものに100%を掛けたものとして定義され、この被支持領域オフセット比40%以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット比は41%以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット比は42%以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット比は43%以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット比は44%以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット比は45%以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット比は46%以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット比は47%以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット比は48%以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット比は49%以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット比は50%以上である。他の実施例において、被支持領域オフセット比は51%以上である。
被支持領域742を組み込むことのさらなる利点は、薄い打撃フェースを利用することができることである。図示の実施例において、打撃フェース718は一定の厚さを有する。他の実施例において、打撃フェースは可変の厚さを有することができる。一実施例において、打撃フェースの厚さは2.5mm以下である。他の実施例において、打撃フェースの厚さは2.4mm以下である。他の実施例において、打撃フェースの厚さは2.3mm以下である。他の実施例において、打撃フェースの厚さは2.2mm以下である。他の実施例において、打撃フェースの厚さは2.1mm以下である。他の実施例において、打撃フェースの厚さは2.0mm以下である。他の実施例において、打撃フェースの厚さは1.9mm以下である。他の実施例において、打撃フェースの厚さは1.8mm以下である。他の実施例において、打撃フェースの厚さは1.7mm以下である。他の実施例において、打撃フェースの厚さは1.6mm以下である。他の実施例において、打撃フェースの厚さは1.5mm以下である。他の実施例において、打撃フェースの厚さは1.4mm以下である。
図11A〜11Dは、エラストマー要素702の他の実施例を具備する図7Aのゴルフクラブヘッド700を示す。図11Aは、エラストマー要素702の他の実施例を具備するゴルフクラブヘッド700の断面図を示している。図11Aのエラストマー要素702は、図7Aに示す実施例と同様の円形である。エラストマー要素702の前方部703は、打撃フェース718の背面表面719と当接し、前面直径FDを有し、後方部744は、クレードル708に当接し、背面直径RDを有する。前面直径FDは、図11Aに示されるエラストマー要素702の背面直径RDと実質的に同様か、または等しい。
図11Bは、エラストマー要素702の他の実施例を含むゴルフクラブヘッド700の断面図を示している。図11Bのエラストマー要素702は円形である。前面直径FDは、図11Bに示されるエラストマー要素702の背面直径RDより大きい。クレードル708と接触するエラストマー要素702の後方部744は、背面支持領域747を具備し、これは面積を有する。
図11Cは、エラストマー要素702の他の実施例を含むゴルフクラブヘッド700の断面図を示す。図11Cのエラストマー要素702は円形である。前面直径FDは、図11Cに示されるエラストマー要素702の背面直径RDより大きい。
図11Dは、エラストマー要素702の他の実施例を含むゴルフクラブヘッド700の断面図を示している。図11Dのエラストマー要素702は円形である。前面直径FDは、図11Dに示されるエラストマー要素702の背面直径RDより大きい。さらに、後方部744は、打撃フェース718に向かって延びるテーパー領域746の後方の一定直径領域745を具備する。一実施例において、背面直径RDは約12.5mmであり、前面直径FDは約18.5mmである。
図11B、11C、および11Dに示すエラストマー要素702の実施例によって提供される拡大された前方部703、したがって拡大された被支持領域742は利点を有する。これらの利点には、より安定した中心から外れたボール速度、特に3800Hz以上の音エネルギーの低減が含まれる。
一実施例において、被支持領域の面積は75平方ミリメートルより大きくすることができる。他の実施例において、被支持領域の面積は、100平方ミリメートルより大きくすることができる。他の実施例において、被支持領域の面積は125平方ミリメートルより大きくすることができる。他の実施例において、被支持領域の面積は、150平方ミリメートルより大きくすることができる。他の実施例において、被支持領域の面積は175平方ミリメートルより大きくすることができる。他の実施例において、被支持領域の面積は200平方ミリメートルより大きくすることができる。他の実施例において、被支持領域の面積は225平方ミリメートルより大きくすることができる。他の実施例において、支持された領域の面積は、250平方ミリメートルより大きくすることができる。他の実施例において、被支持領域の面積は、255ミリメートルより大きくすることができる2。他の実施例において、被支持領域の面積は260mmより大きくすることができる。さらなる実施例において、被支持領域の面積は、50平方ミリメートルより大きく、1000平方ミリメートル未満であり得る。さらなる実施例において、被支持領域の面積は、100平方ミリメートルより大きく、1000平方ミリメートル未満であり得る。他の実施例において、被支持領域の面積は、150平方ミリメートルより大きく、1000平方ミリメートル未満であり得る。さらなる実施例において、被支持領域の面積は、200平方ミリメートルより大きく、1000平方ミリメートル未満であり得る。他の実施例において、被支持領域の面積は、250平方ミリメートルより大きく、1000平方ミリメートル未満であり得る。
一実施例において、前面直径FDを背面直径RDで割った比は1.2より大きい。他の実施例において、前面直径FDを背面直径RDで割った比は1.4より大きい。他の実施例において、前面直径FDを背面直径RDで割った比は1.6よりも大きい。他の実施例において、前面直径FDを背面直径RDで割った比は1.8より大きい。他の実施例において、前面直径FDを背面直径RDで割った比は2.0よりも大きい。他の実施例において、前面直径FDを背面直径RDで割った比は3.0より大きい。他の実施例において、前面直径FDを背面直径RDで割った比は4.0より大きい。
一実施例において、被支持領域742の面積は、背面支持領域747の面積よりも大きい。一実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は、1.2よりも大きい。さらなる実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は1.4よりも大きい。他の実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は1.6よりも大きい。他の実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は1.8よりも大きい。他の実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は2.0よりも大きい。他の実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は2.5より大きい。他の実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は3.0より大きい。他の実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は3.5よりも大きい。他の実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は4.0より大きい。他の実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は5.0より大きい。他の実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は6.0より大きい。他の実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は7.0より大きい。他の実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は8.0より大きい。他の実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は9.0より大きい。他の実施例において、被支持領域742を背面支持領域747の面積で割った比は10.0より大きい。
接触エネルギー吸収係数は、約42.75mmであるゴルフボールの直径で割った前面直径FDの比率として定義される。一実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.1より大きい。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.2より大きい。さらなる実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.3より大きい。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.4より大きい。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.5より大きい。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.6よりも大きい。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.7よりも大きい。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.8より大きい。さらなる実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.9よりも大きい。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は1.0より大きい。さらなる実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.2未満である。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.3未満である。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.4未満である。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.5未満である。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.6未満である。さらなる実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.7未満である。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.8未満である。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は0.9未満である。追加の実施例において、接触エネルギー吸収係数は1.0未満である。
他の実施例において、エラストマー要素702は円形でなくてもよい。それらは、正方形、長方形、八角形などを含む他の形状を有して良い。
種々のエラストマー要素を有する同一のゴルフクラブヘッドを音響試験に供して、エラストマー要素の異なる実施形態の有効性を決定した。テストは、各クラブヘッドが、毎時約95マイルの衝撃のクラブヘッド速度でTitleist ProV1ゴルフボールを打つとくに実行された。図11Aおよび図11Dに示された実施例の音響特性は、各ゴルフクラブヘッドがゴルフボールを打ったときに記録された。図12Aおよび12Bは、図11Aに示される円筒形エラストマー要素の実施例を利用するゴルフクラブヘッドがゴルフボールを打撃するときの記録を反映しており、図13Aおよび13Bは、図11Dに示されたテーパーエラストマー要素の実施例を利用するゴルフクラブヘッドがゴルフボールを打撃するときの記録を反映している。図12Aは、図11Aの円筒形実施例のピリオドグラム・パワースペクトル密度推定値を示す。図12Bは、図11Aの円筒形実施例の音響パワー推定値を示す。図13Aは、図11Dのテーパー実施例のピリオドグラム・パワースペクトル密度推定値を示す。図13Bは、図11Dのテーパー実施例の音響パワー推定値を示す。
図12Aおよび図12Bに示すように、図11Aの円筒状エラストマー要素702の支配的な周波数は、4,279.7HZである。図13Aおよび図13Bに示すように、図11Dのテーパーエラストマー要素702の支配的な周波数は、4317.4Hzである。一般に、アイアンタイプのゴルフクラブヘッドがゴルフボールを打つと、ゴルフクラブとゴルフボールの相互作用とゴルフボールの共鳴によって、約1,000Hzと3,800Hzの間の音響周波数において生成される音の周波数が生成されるけれども、約3,800Hzを超える音響周波数がゴルフクラブヘッドによってのみ生成される。したがって、図12Bおよび図13Bの音響パワー推定グラフにおける最初の音響パワーピークは、主にゴルフボールと相関し、その後の音響パワーピークは、ゴルフクラブヘッドの打撃フェースの振動と相関する。図12Bおよび図13Bに示すように、ゴルフボールに対応する3,800Hz未満のピーク音響パワー推定値は約1.00×10−3ワットである。図12Bに示されるように、図11Aに示される円筒状エラストマー要素の実施例を利用するゴルフクラブヘッドによって生成される音響パワーは、約1.40x10−3ワットでピークに達する。図13Bに示されるように、図11Dに示されるテーパーエラストマー要素の実施例を利用するゴルフクラブヘッドによって生成される音響パワーは、約1.04x10−3ワットでピークに達する。音響パワーレベルは、ゴルフボールを打つゴルフクラブによって生成される音の大きさと直接相関する。したがって、図11Aに示されている円筒状エラストマー要素の実施例を利用するゴルフクラブヘッドによって生成される音が、図11Dに示されるテーパーエラストマー要素の実施例を利用するゴルフクラブヘッドによって生成される音より顕著に小さい。
さらに、図11Aに示される円筒形エラストマー要素の実施例を利用するゴルフクラブヘッドによって生成される音響パワーを、ゴルフボールによって生成される音響パワーで除算したものは、約1.40である。図11Dに示される円筒形エラストマー要素の実施例を利用するゴルフクラブヘッドによって生成される音響パワーを、ゴルフボールによって生成される音響パワーで除算したものは、約1.04である。いくつかの実施例において、ゴルフクラブヘッドによって生成される音響パワーをゴルフボールによって生成される音響パワーで除算したものは、1.50未満であることが好ましい。いくつかの実施例において、ゴルフクラブヘッドによって生成される音響パワーをゴルフボールによって生成される音響パワーで除算したものは、1.40未満であることが好ましい。いくつかの実施例において、ゴルフクラブヘッドによって生成される音響パワーをゴルフボールによって生成される音響パワーで除算したものは、1.30未満であることが好ましい。いくつかの実施例において、ゴルフクラブヘッドによって生成される音響パワーをゴルフボールによって生成される音響パワーで除算したものは、1.20未満であることが好ましい。いくつかの実施例において、ゴルフクラブヘッドによって生成される音響パワーをゴルフボールによって生成される音響パワーで除算したものは1.10未満であることが好ましい。いくつかの実施例において、ゴルフクラブヘッドによって生成される音響パワーをゴルフボールによって生成される音響パワーで除算したものは、1.00未満であることが好ましい。
図14A〜Lは、変形可能要素とも呼ばれるエラストマー要素702の他の実施例を示す。これらの実施例は、可変の圧縮剛性、ばね定数、または曲げ弾性率で設計されている。これは、さまざまな形状と、種々のデュロメーターのさまざまな共成形材料の組み合わせによって実現できる。
図14Aは、前方部703よりも大きな後方部744を有するエラストマー要素702の断面図を示す。前方部703および後方部744は、実質的に平面である。図14Bは、前方部703よりも大きな後方部744を有するエラストマー要素702の断面図を示す。後方部744は実質的に平面であり、前方部703は半球状である。図14Cは、前方部703よりも大きい後方部744を有するエラストマー要素702の断面図を示す。エラストマー要素702は、前方一定直径領域746および後方一定直径領域745を含み、後方一定直径領域746は、前方一定直径領域745よりも大きい直径を有する。図14Dは、図14Aのものと同様であるけれども第1の材料770および第2の材料780を含むエラストマー要素702の断面図を示す。一実施例において、第1の材料770は、第2の材料780よりも硬くて良い。他の実施例において、第2の材料780は、第1の材料770よりも硬くて良い。図14Eは、図14Eと同様であるけれども、第1の材料770および第2の材料780を含むエラストマー要素702の断面図を示す。図14Fは、図14Fと同様であるけれども第1の材料770および第2の材料780を含むエラストマー要素702の断面図を示す。
図14Gは、図14Aと同様であるけれども前方部703の中心が後方部744の中心からずれているエラストマー要素702の断面図を示す。ずれは、トップライン、ソール、トウ、ヒール、またはそれらの任意の組み合わせに方向づけられて良い。図14Hは、図14Aのものと同様であるけれども前方部703の中心が後方部744の中心からずれているエラストマー要素702の断面図を示す。図14Iは、図14Aと同様であるけれども前方部703の中心が後方部744の中心からずれているエラストマー要素702の断面図を示す。図14Jは、前方部703と後方部744との間で直径が縮んでいるエラストマー要素702の断面図を示している。図14Kは、前方部703と後方部744との間で直径が縮んでいるエラストマー要素702の断面図を示している。図14Lは、図14Aのものと同様であるけれども第1の材料770および第2の材料780を含むエラストマー要素702の断面図を示す。
ここで説明されるエラストマー要素702のこれらの実施例のいずれも、後方部744が打撃フェースの背面表面に当接し前方部703に当接しないように反転させることができる。好ましい実施例において、正面図から見たとき、図14A〜14Lは円形である。他の実施例において、エラストマー要素は異なる形状を含んで良い。いくつかの実施例において、第1の材料の曲げ弾性率は、第2の材料の曲げ弾性率より大きくて良い。
図15A〜15Dは、エラストマー要素702を有するゴルフクラブヘッド800を示す。図15Aは、ゴルフクラブヘッド800の背面図を示す。図15Bは、図15Aのゴルフクラブヘッド800の斜視図を示す。図15Cは、図15Aのゴルフクラブヘッド800の他の斜視図を示す。図15Dは、図15Aのゴルフクラブヘッド800のE−E線断面図を示す。図16は、調整ドライバ830およびエラストマー要素702が取り付けられていない状態で、図15のゴルフクラブヘッド800のE−E線断面図を示す。図17Aは、図15Aのゴルフクラブヘッド800の調整ドライバ830およびエラストマー要素702の斜視図を示す。図17Bは、図15Aのゴルフクラブヘッド800の調整ドライバ830およびエラストマー要素702の他の斜視図を示す。図。図17Cは、図15Aのゴルフクラブヘッド800の調整ドライバ830およびエラストマー要素702の側面図を示す。図17Dは、図17Aの調整ドライバ830およびエラストマー要素702の断面図を示す。図17Eは、図17Aの調整ドライバ830およびエラストマー要素702の他の斜視図を示す。
図15Dおよび図16に示されるように、ゴルフクラブヘッド800は、背面表面819を有する打撃フェース818を含む。ゴルフクラブヘッド800は、エラストマー要素702を支持するように構成される後方部812も含む。ゴルフクラブヘッド800は空洞本体構成で製造され、後方部812は、ゴルフクラブヘッド800の後方の実質的な部分を被覆する。後方部812は打撃フェース818の後ろに位置付けられ、トップライン807とソール805との間において、ヒール804からトウ806へと延びキャビティ820を形成する。エラストマー要素702は、キャビティ820内に配置されている。図15Dに示すように、打撃フェース818は別に形成されゴルフクラブヘッド800の残りの部分に溶接されて良い。より具体的には、別個に形成された打撃フェース部分は、ソールの一部を含み、L字型の打撃フェース部分を形成することができる。他の実施例において、打撃フェース818は、ゴルフクラブの残りの部分と一体的に形成されて良い。
ゴルフクラブヘッド800は、先に説明され、図3A〜3Cに示された調整ドライバ330によく似た調整ドライバ830を含む。ゴルフクラブヘッド800は、打撃フェース818と調整ドライバ830との間に配置された変形可能部材702も含む。変形可能部材702は、本明細書に記載のエラストマー要素のいずれかの形態をとることができる。調整ドライバ830は、当該調整ドライバ830と打撃フェース818との間にエラストマー要素702を保持するように構成され、エラストマー要素702の前方部703は打撃フェース818の背面表面819に接触し、エラストマー要素702の後方部744は調整ドライバ830に接触する。調整ドライバは、エラストマー要素702を保持するように構成されたインターフェース834を含むことができる。インターフェース834は、図15および図17A〜17Eに示すようなエラストマー要素702の少なくとも一部を囲むリップ809を有するリセスを含むことができる。
ゴルフクラブヘッド800は、図3Aおよび図3Bに示されている調整受け部306によく似た調整部収容部890を含むことができる。図16に示すように、調整部収容部890は、ゴルフクラブヘッド800の後方部812に形成された開口部を含むことができる。開口部は、ねじ部893を含むことができる。調整部収容部890は、図15Dに示すように、調整ドライバ830が調整部収容部890に取り付けられたときに係合する収容部棚895を含んで良い。調整ドライバ830は、図15D、および17A〜17Eに示されるように、調整部収容部890のねじ部893と係合するように構成されたねじ部833を含むことができる。さらに、調整ドライバ830は、当該調整ドライバ830が調整部収容部890に取り付けられるときに調整部収容部890の収容部棚895と係合するように構成されたフランジ835を含んで良い。収容部棚895およびフランジ835は、エラストマー要素が打撃フェース818の背面表面819に適切かつ一貫して係合することを保証し、最適な性能に必要な支持を提供する。前述の調整ドライバ330は、組み立て後に調整できるように構成されているが、図15A〜15Dおよび図17A〜17Eに示されている調整ドライバ830の好ましい実施例は、組み立て中に設定位置に取り付けられ、その位置に留まるように構成されている。収容部棚895およびフランジ835は、調整ドライバ830が一貫して設置され、エラストマー要素が打撃フェース818の背面表面819に適切かつ一貫して係合し、最適な性能に必要な支持を提供することを保証するのに役立つ。調整ドライバ830は、ツールを受け入れ、調整ドライバ830をゴルフクラブヘッド800に対して回転させることができるように構成されたねじ駆動部832も含むことができる。最後に、調整ドライバ830は質量を有することができる。いくつかの実施例において、ゴルフクラブヘッドの質量は、異なる質量を有する別の調整ドライバ830と調整ドライバ830を交換することにより調整することができる。質量の差は、アルミニウム、真鍮、ポリマー、鋼、チタン、タングステンなどの異なる調整ドライバに異なる材料を使用することで実現できる。図示されていない別の実施例において、質量部材を調整ドライバに追加して、質量を変更する。一実施例において、質量部材を調整ドライバのリセスに追加することができる。さらに、リセスに追加された質量部材を使用して、エラストマー要素の後方部と打撃フェースの背面表面との間の距離を変更し、エラストマー要素の圧縮を変更することもできる。
図18〜22は、図15A〜15Dに示されるゴルフクラブヘッド800と同様のゴルフクラブヘッド900を示す。ただし、ゴルフクラブヘッド900は、第1の変形可能部材702Aに加えて、第2の変形可能部材702Bを含む。図18は、ゴルフクラブヘッド900の背面図を示している。図19は、図18のゴルフクラブヘッド900の分解図を示している。図20は、ゴルフクラブヘッド900の断面図F〜Fを示している。図21は、ゴルフクラブヘッド900の断面図G〜Gを示している。図22は図18のゴルフクラブヘッド900の正面図を示し、これは、複数の被支持領域を含む。
図18〜22に示されるように、において、ゴルフクラブヘッド900は、背面表面919を有する打撃フェース918を含む。ゴルフクラブヘッド900は、また、第1の変形可能部材702Aおよび第2の変形可能部材702Bを支持するように構成された後方部912を含む。第1の変形可能部材702Aは、前述のエラストマー要素(変形可能部材)702と同じであって良い。第1の変形可能部材702Aおよび第2の変形可能部材702Bは、それぞれ、ここで記載されたエラストマー要素のいずれかの形態を採用して良い。それらは同じ形をとっても、異なる形をとっても良い。ゴルフクラブヘッド900は中空体構造で作られ、後方部912はゴルフクラブヘッド900の後部のかなりの部分を覆う。後方部912は打撃フェース918の後ろに位置し、トップライン917とソール905との間においてヒール904からトウ906へと延びて、キャビティ920を形成する。好ましい図示の実施例において、第1の変形可能部材702Aは、第2の変形可能部材702Bから離間されており、第2の変形可能部材702Bと接触していない。代替的な実施例において、第1の変形可能部材702Aは、第2の変形可能部材702Bに近接して間隔を置いて接触して良い。
ゴルフクラブヘッド900は、ゴルフクラブヘッド800と同様に、第1の変形可能部材702Aを保持するように構成された調整ドライバ830を含む。第1の変形可能部材702Aの前方部703Aは、打撃フェース918の背面表面919に接触する。ゴルフクラブヘッド900の後方部912は、後方カバー913を含む。図示の実施例において、後方カバー913は、凹部915を含む。第2の変形可能部材702Bの前方部703Bが打撃フェース918の背面表面919に接触するように第2の変形可能部材702Bを保持するように構成される。後方カバー913は、また、調整ドライバ830のための開口914を含む。1実施帝において、第2の変形可能部材は、接着剤で後方カバー913に取り付けられている。さらに、後方カバー913は、例えば両面テープであって良い接着剤でゴルフクラブヘッド900の残りの部分に取り付けることができる。1実施例において、ゴルフクラブヘッド900の打撃フェース918は、鋼などの高密度材料から作られ、他方、後方カバー913は、例えば、プラスチックなどの低密度材料から作られ、これはアクリロニトリルブタジエンスチレンを含んで良い。代替的な実施例において、後方カバーも高密度材料で製造して良い。
図22に示されるように、打撃フェースは、複数の被支持領域を含む。第1の被支持領域742Aは、第1の変形可能部材702Aによって支持された打撃フェース918の背面表面919の部分によって形成され、これは、打撃フェース918の背面表面919と接触する第1の変形可能部材702Aの前方部703Aの外側範囲によって定義される第1の被支持領域周囲740Aの内側の領域によって定義される。第2の被支持領域742Bは、第2の変形可能部材702Bによって支持される打撃フェース918の背面表面919の部分によって形成され、これは、打撃フェース918の背面表面919と接触する第2の変形可能部材702Bの前方部703Bの外側範囲によって定義される第2の被支持領域周囲740Bの内側の領域によって定義される。第1の被支持領域742Aおよび第2の被支持領域742Bは、通常、ゴルフクラブヘッド900の正面からは見えないが、説明の便宜上、図22に付加された。
第1の被支持領域742Aの第1の幾何学的中心743Aは、打撃フェースヒール基準面959からトウ方向にオフセット長SROL1だけずれて位置する。ただし、地面に平行に、打撃フェース918に平行に、かつ、ゴルフクラブヘッド900をアドレス位置に配置して測定される。第2の被支持領域742Bの第2の幾何学的中心743Bは、打撃フェースヒール基準面959からトウ方向に第2の被支持領域オフセット長さSROL2だけずれて位置する。ただし、地面に平行に、打撃フェース918に平行に、かつ、ゴルフクラブヘッド900をアドレス位置に配置して測定される。
好ましい実施例において、SROL1は約36.0mmであり、SROL2は約17.6mmである。好ましい実施例において、SROL1はSROL2よりも大きい。好ましい実施例において、SROL1をSROL2で割ったものは1.0より大きい。好ましい実施形例において、SROL1をSROL2で割ったものは、1.25より大きい。好ましい実施例において、SROL1をSROL2で割ったものは、1.50より大きい。好ましい実施例において、SROL1をSROL2で割ったものは1.75より大きい。好ましい実施例において、SROL1をSROL2で割ったものは2.0より大きい。図示されていない代替的な実施例において、図示しないけれども、ROL2はSROL1よりも大きい。
1実施例において、第1の変形可能部材702Aは、第2の変形可能部材702Bと同じ材料でできており、したがって、同じ硬度を有する。他の実施例において、第1の変形可能部材702Aは、第2の変形可能部材702Bの材料よりも高い硬度を有する材料でできている。代替的な実施例において、第1の変形可能部材702Aの材料は、第2の変形可能部材702Bの材料よりも低い弾性率を有する。1実施例において、第1の変形可能部材702Aは、ショアA50デュロメータを有し、第2の変形可能部材は、ショアA10デュロメータを有する。1実施例において、第1の変形可能部材702Aは、25より大きいショアAデュロメータを有し、第2の変形可能部材は、25未満のショアAデュロメータを有する。
第1の変形可能部材は、第2の変形可能部材と同様に収容、構造化、または支持されて良く、第2の変形可能部材は、第1の変形可能部材と同様に収容、構造化、または支持されて良いことに留意されたい。さらに、第1の変形可能部材および第2の変形可能部材は、ここで説明される任意の方法で収容、構造化、または支持されて良い。
図23は、ゴルフクラブヘッド900および第2の変形可能部材702Cの他の実施例の斜視図を示す。第2の変形可能な部材702Cは、ゴルフクラブヘッド900の後ろに分解された形で示されている。図24は、図23に示される第2の変形可能部材702Cを示す。図25は、図23および図24に示される第2の変形可能部材702Cを含むゴルフクラブヘッド900の断面図F〜Fを示す。ゴルフクラブヘッド900の後方部912は、第2の変形可能部材702C、あるいは第2の変形可能部材702Bを受け入れるように構成された開口930を含む。図23〜25に示されるように、第2の変形可能部材702Cは、ゴルフクラブヘッド900の後方部912の開口930の周囲に係合し、第2の変形可能部材702Cをゴルフクラブヘッド900に固定するように構成された環状溝940を含む。第2の変形可能部材702Cの部分は、溝940が開口930に係合するまでゴルフクラブヘッド900の開口930に取り付けられるときに変形するように構成することができる。
ここでは特定の実施例および側面を説明し、特定の例を示したが、本考案の範囲はそれらの特定の実施例および例に限定されない。当業者は、本考案の範囲および趣旨に合致する他の実施例または改良を認識するであろう。したがって、特定の構造、動作、または媒体は例示的な実施例としてのみ開示されている。本考案の範囲は、添付の実用新案登録請求の範囲および任意の均等物によって定義される。
100 ゴルフクラブヘッド
102 エラストマー要素
103 前方部
104 ソールチャネル
105 ソール
108 クレードル
109 リセス
110 フランジ
112 後方部
114 前面ソール部
116 背面ソール部
118 打撃フェース
119 背面表面
120 キャビティ
200 ゴルフクラブヘッド
202 エラストマー要素
203 前方部
204 ソールチャネル
208 クレードル
209 リセス
212 後方部
214 前面ソール部
216 背面ソール部
218 打撃フェース
219 背面表面
220 キャビティ
222 中央部分
300 ゴルフクラブヘッド
302 エラストマー要素
303 前方部
304 ソールチャネル
306 調整部収容部
310 フランジ
312 後方部
314 前面ソール部
316 背面ソール部
318 打撃フェース
319 背面表面
320 キャビティ
330 調整ドライバ(ネジ切りされた部品)
332 ネジ駆動部
334 インターフェース
402 エラストマー要素
406 調整部収容部
407 背面表面
408A クレードル
408B クレードル
408C クレードル
409 リセス
412 後方部
414 連続ソール
418 打撃フェース
419 背面表面
420 キャビティ
430 調整ドライバ
432 ネジ駆動部
500A ゴルフクラブヘッド
500B ゴルフクラブヘッド
502A フェース
502B エラストマー要素
504A ボトムフェースエッジ
504B ボトムフェースエッジ
600 ゴルフクラブヘッド
602 エラストマー要素
603 前方部
605 ソール
612 後方部
618 打撃フェース
619 背面表面
640 被支持領域境界
642 被支持領域
650 打撃フェース周囲
652 打撃フェース領域
655 上側半径
657 下側半径
660 スコアライン
700 ゴルフクラブヘッド
701 周辺部
702 エラストマー要素
702A 第1の変形可能部材
702B 第2の変形可能部材
703 前方部
705 ソール
706 トウ
707 トップライン
708 クレードル
709 リップ
710 ウエイトパッド
712 後方部
718 打撃フェース
719 背面表面
740 被支持領域周囲
740A 第1の被支持領域周囲
740B 第2の被支持領域周囲
742 被支持領域
742A 第1の被支持領域
742B 第2の被支持領域
743 幾何学的中心
743A 第1の幾何学的中心
743B 第2の幾何学的中心
744 後方部
745 一定直径領域
746 テーパー領域
759 打撃フェースヒール基準面
760 スコアライン
762 支持アーム
764 リブ
770 第1の材料
780 第2の材料
800 ゴルフクラブヘッド
804 ヒール
805 ソール
806 トウ
807 トップライン
809 リップ
812 後方部
818 打撃フェース
819 背面表面
820 キャビティ
830 調整ドライバ
832 ねじ駆動部
833 ねじ部
834 インターフェース
835 フランジ
890 収容部
893 ねじ部
895 収容部棚
900 ゴルフクラブヘッド
904 ヒール
905 ソール
906 トウ
912 後方部
913 後方カバー
914 開口
915 凹部
917 トップライン
918 打撃フェース
919 背面表面
920 キャビティ
930 開口
940 環状溝
959 打撃フェースヒール基準面
AT アーム厚
AW アーム幅
CL アーム中心線
FD 前面直径
GP 地面平面
H 支持アーム762の最も高い部分と地面平面GPの間の距離
RD 背面直径
RW リブ幅
SFL 打撃フェース長
SROL 被支持領域オフセット長
SROL1 第1の被支持領域オフセット長
SROL2 第2の被支持領域オフセット長
α ロフト

Claims (20)

  1. ゴルフクラブヘッドにおいて、
    後方部分および打撃フェースを有するクラブヘッド本体であって、上記打撃フェースはゴルフボールを打撃するように構成された前面表面と、上記前面表面と反対側の背面表面とを有し、上記後方部分は上記背面表面から離間される、上記クラブヘッド本体と、
    上記後方部分と上記打撃フェースの上記背面表面との間に位置する第1変形可能部材であって、上記打撃フェースの上記背面表面と接触する前面表面と、上記後方部分と接触する背面表面とを有する上記第1変形可能部材と、
    上記後方部分と上記打撃フェースの上記背面表面との間に位置する第2変形可能部材であって、上記打撃フェースの上記背面表面と接触する前面表面と、上記後方部分と接触する背面表面とを有する上記第2変形可能部材と、
    上記ゴルフクラブヘッドの重心を中心にする座標系とを有し、
    上記座標系は、上記ゴルフクラブヘッドを予め定められたロフトおよびライでアドレス位置に配置したときに、地面平面に対して直角に垂直に延びるy−軸と、上記y−軸に直角に、かつ上記打撃フェースに平行して上記ゴルフクラブヘッドのヒールの方向に延びるx−軸と、上記y−軸および上記x−軸に直角に、かつ上記打撃フェースを通じて伸びるz−軸とを有し、
    上記打撃フェースは複数のスコアラインを有し、上記打撃フェースは上記y−軸および上記z−軸に平行に延びるヒール標準平面を有し、上記ヒール標準平面は、上記スコアラインの最もヒール側の境界から上記ヒール方向に1mmずれており、
    上記打撃フェースは、上記x−軸に平行に、上記ヒール標準平面から上記打撃フェースの上記前面表面の最もトウ側の部分まで測定された打撃フェース長を有し、
    上記打撃フェースの上記背面表面は第1被支持領域を有し、上記第1変形可能要素の上記前面表面の周囲が上記第1被支持領域を形成し、上記第1被支持領域は第1幾何学的中心を有し、上記第1被支持領域の上記1幾何学的中心は、上記x−軸に平行に測定して、上記ヒール標準平面から第1被支持領域オフセット長だけトウ側に位置決めされ、
    上記打撃フェースの上記背面表面は第2被支持領域を有し、上記第2変形可能要素の上記前面表面の周囲が上記第2被支持領域を形成し、上記第2被支持領域は第2幾何学的中心を有し、上記第2被支持領域の上記第2幾何学的中心は、上記x−軸に平行に測定して、上記ヒール標準平面から第2被支持領域オフセット長だけトウ側に位置決めされ、
    上記第1被支持領域オフセット長を上記第2被支持領域オフセット長で除した値は、1.0より大きいことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 上記第1被支持領域オフセット長を上記第2被支持領域オフセット長で除した値は、1.5より大きい請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 上記第1被支持領域オフセット長を上記第2被支持領域オフセット長で除した値は、2.0より大きい請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 上記打撃フェースの少なくとも一部は2.2mm以下の厚さを有する請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 上記第1変形可能部材の上記前面表面は第1前面直径を具備する円形であり、上記第1変形可能部材の上記背面表面は第1背面直径を具備する円形であり、上記第1前面直径は前記第2背面直径より小さく、上記第2変形可能部材の上記前面表面は第2前面直径を具備する円形であり、上記第2変形可能部材の上記背面表面は第2背面直径を具備する円形であり、上記第2前面直径は前記第2背面直径より小さい請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 上記第1変形可能部材は上記第2変形可能部材より大きなショアAデュロメータを有する請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 上記打撃フェースは第1密度を有し、上記後方部分は後方カバーを有し、上記後方カバーはリセスを有し、上記第2変形可能部材は少なくとも部分的に上記リセス内に保持され、上記後方カバーは第2密度を有し、上記第1密度は上記第2密度より大きい請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 上記ゴルフクラブヘッドの上記重心は、上記y−軸に平行に測定されて、上記地面平面より20mm以下の長さだけ上に位置付けられ、上記ゴルフクラブヘッドは250kg−mm以上のMOI−Yを有する請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  9. ゴルフクラブヘッドにおいて、
    後方部分および打撃フェースを有するクラブヘッド本体であって、上記打撃フェースはゴルフボールを打撃するように構成された前面表面と、上記前面表面と反対側の背面表面とを有し、上記後方部分は上記背面表面から離間される、上記クラブヘッド本体と、
    上記後方部分と上記打撃フェースの上記背面表面との間に位置する第1変形可能部材であって、上記打撃フェースの上記背面表面と接触する前面表面を有する上記第1変形可能部材と、
    上記後方部分と上記打撃フェースの上記背面表面との間に位置する第2変形可能部材であって、上記打撃フェースの上記背面表面と接触する前面表面を有する上記第2変形可能部材とを有し、
    上記第1変形可能部材は上記第2変形可能部材よりも大きなショアAデュロメータを有することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  10. 上記打撃フェースは第1密度を有し、上記後方部分は後方カバーを有し、上記後方カバーはリセスを有し、上記第2変形可能部材は少なくとも部分的に上記リセス内に保持され、上記後方カバーは第2密度を有し、上記第1密度は上記第2密度より大きい請求項9記載のゴルフクラブヘッド。
  11. 上記打撃フェースの少なくとも一部は2.2mm以下の厚さを有する請求項9記載のゴルフクラブヘッド。
  12. 上記第1変形可能部材の上記前面表面は第1前面直径を具備する円形であり、上記第1変形可能部材の上記背面表面は第1背面直径を具備する円形であり、上記第1前面直径は前記第2背面直径より小さく、上記第2変形可能部材の上記前面表面は第2前面直径を具備する円形であり、上記第2変形可能部材の上記背面表面は第2背面直径を具備する円形であり、上記第2前面直径は前記第2背面直径より小さい請求項9記載のゴルフクラブヘッド。
  13. 上記ゴルフクラブヘッドは上記後方部分および上記打撃フェースの間に形成された内部キャビティを有し、上記後方部分を通じて開口が形成され、調整ドライバが上記開口内に配置され、上記調整ドライバは上記内部キャビティに隣接するリセスを有し、上記第1変形可能部材の少なくとも一部が上記リセス内に配置され、上記後方部分は上記開口を包囲する棚部を有し、上記調整ドライバは鍔部を有し、上記鍔部が上記棚部と接触する請求項9記載のゴルフクラブヘッド。
  14. 上記ゴルフクラブヘッドの重心を中心にする座標系をさらに有し、
    上記座標系は、上記ゴルフクラブヘッドを予め定められたロフトおよびライでアドレス位置に配置したときに、地面平面に対して直角に垂直に延びるy−軸と、上記y−軸に直角に、かつ上記打撃フェースに平行して上記ゴルフクラブヘッドのヒールの方向に延びるx−軸と、上記y−軸および上記x−軸に直角に、かつ上記打撃フェースを通じて伸びるz−軸とを有し、
    上記打撃フェースは複数のスコアラインを有し、上記打撃フェースは上記y−軸および上記z−軸に平行に延びるヒール標準平面を有し、上記ヒール標準平面は、上記スコアラインの最もヒール側の境界から上記ヒール方向に1mmずれており、
    上記打撃フェースは、上記x−軸に平行に、上記ヒール標準平面から上記打撃フェースの上記前面表面の最もトウ側の部分まで測定された打撃フェース長を有し、
    上記打撃フェースの上記背面表面は第1被支持領域を有し、上記第1変形可能要素の上記前面表面の周囲が上記第1被支持領域を形成し、上記第1被支持領域は第1幾何学的中心を有し、上記第1被支持領域の上記1幾何学的中心は、上記x−軸に平行に測定して、上記ヒール標準平面から第1被支持領域オフセット長だけトウ側に位置決めされ、
    上記打撃フェースの上記背面表面は第2被支持領域を有し、上記第2変形可能要素の上記前面表面の周囲が上記第2被支持領域を形成し、上記第2被支持領域は第2幾何学的中心を有し、上記第2被支持領域の上記第2幾何学的中心は、上記x−軸に平行に測定して、上記ヒール標準平面から第2被支持領域オフセット長だけトウ側に位置決めされ、
    上記第1被支持領域オフセット長を上記第2被支持領域オフセット長で除した値は、1.5より大きい請求項9記載のゴルフクラブヘッド。
  15. ゴルフクラブヘッドにおいて、
    後方部分および打撃フェースを有するクラブヘッド本体であって、上記打撃フェースはゴルフボールを打撃するように構成された前面表面と、上記前面表面と反対側の背面表面とを有し、上記後方部分は上記背面表面から離間される、上記クラブヘッド本体と、
    上記後方部分と上記打撃フェースの上記背面表面との間に位置する第1変形可能部材であって、上記打撃フェースの上記背面表面と接触する前面表面を有する上記第1変形可能部材と、
    上記後方部分と上記打撃フェースの上記背面表面との間に位置する第2変形可能部材であって、上記打撃フェースの上記背面表面と接触する前面表面を有する上記第2変形可能部材とを有し、
    上記後方部分は後方カバーを有し、上記後方カバーはリセスを有し、上記第2変形可能部材は少なくとも部分的に上記リセス内に保持されることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  16. 上記打撃フェースは第1密度を有し、上記後方カバーは第2密度を有し、上記第1密度は上記第2密度より大きい請求項15記載のゴルフクラブヘッド。
  17. 上記第1変形可能部材は上記第2変形可能部材よりも大きなショアAデュロメータを有する請求項15記載のゴルフクラブヘッド。
  18. 上記打撃フェースの少なくとも一部は2.2mm以下の厚さを有する請求項15記載のゴルフクラブヘッド。
  19. 上記第1変形可能部材の上記前面表面は第1前面直径を具備する円形であり、上記第1変形可能部材の上記背面表面は第1背面直径を具備する円形であり、上記第1前面直径は前記第2背面直径より小さく、上記第2変形可能部材の上記前面表面は第2前面直径を具備する円形であり、上記第2変形可能部材の上記背面表面は第2背面直径を具備する円形であり、上記第2前面直径は前記第2背面直径より小さい請求項15記載のゴルフクラブヘッド。
  20. 上記ゴルフクラブヘッドは上記後方部分および上記打撃フェースの間に形成された内部キャビティを有し、上記後方部分を通じて開口が形成され、調整ドライバが上記開口内に配置され、上記調整ドライバは上記内部キャビティに隣接するリセスを有し、上記第1変形可能部材の少なくとも一部が上記リセス内に配置され、上記後方部分は上記開口を包囲する棚部を有し、上記調整ドライバは鍔部を有し、上記鍔部が上記棚部と接触する請求項15記載のゴルフクラブヘッド。
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