JP7034660B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7034660B2
JP7034660B2 JP2017198486A JP2017198486A JP7034660B2 JP 7034660 B2 JP7034660 B2 JP 7034660B2 JP 2017198486 A JP2017198486 A JP 2017198486A JP 2017198486 A JP2017198486 A JP 2017198486A JP 7034660 B2 JP7034660 B2 JP 7034660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
imaging
correction value
circuit
magnetic resonance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017198486A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018069052A (ja
Inventor
圭一郎 石
大貴 近藤
匡朗 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Canon Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Medical Systems Corp filed Critical Canon Medical Systems Corp
Priority to US15/786,642 priority Critical patent/US10677861B2/en
Publication of JP2018069052A publication Critical patent/JP2018069052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7034660B2 publication Critical patent/JP7034660B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置に関する。
磁気共鳴イメージング(magnetic resonance imaging:以下、MRIと呼ぶ)装置は、送信RF波による送信RF磁場(B1)の不均一性を補正するため、撮像部位毎に予め定められた一組のB1補正値(例えば、送信RF波に関するRFアンプの出力の位相および振幅のB1補正値)を用いて、送信RF磁場の補正(B1シミング:B1shimming)を行っている。
MRI装置のボア内においてポジショニングの自由度が高い撮像対象に対してB1シミングを実施する場合、ボア内での撮像対象の位置に個人差が生じることがある。B1シミングは、上述のように撮像部位ごとに一種類の補正値を用いているため、ボア内における撮像対象の位置によるB1の不均一性を補正しきれず、MRI画像に輝度ムラが生じることがある。
また、B1シミングは、患者ごとに本スキャン前に実施されるプレスキャンにより得られたB1の空間分布を用いて実行されることもある。しかしながら、撮像時間延長を避ける観点から、B1の空間分布を得るためのプリスキャンを実行することは好ましくない。
特表2006-508759号公報 特表2008-514259号公報
目的は、ボア内に配置された撮像対象に対して、適切にB1シミングを実行することにある。
本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、特定部と、決定部と、シーケンス制御部とを有する。特定部は、第1撮像プロトコルにより収集された画像を用いて、ボア内における被検体の撮像対象の位置を特定する。決定部は、前記撮像対象に送信される送信RF波の磁場の不均一性を補正するために、前記特定された位置に応じて、前記送信RF波に関するRFパルスの位相および振幅のうち少なくとも一つの補正値を決定する。シーケンス制御部は、前記決定された補正値を用いて、前記被検体に対して第2撮像プロトコルを実行する。
図1は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の構成の一例を示す図である。 図2は、本実施形態において、送信RFコイルと送信回路との一例を示す図である。 図3は、被検体の足側からボア内に挿入された被検体の両膝の断面の一例を示す図である。 図4は、本実施形態において、天板上のパッドに重ねられた他のパッドに載置された左膝を、右膝とともに示す図である。 図5は、本実施形態において、天板上のパッドに重ねられた他のパッドに載置された左膝を、右膝とともに示す図である。 図6は、本実施形態において、B1シミング機能の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、本実施形態において、ディスプレイに表示された位置決め画像の一例を示す図である。 図8は、本実施形態において、2回目の位置決め撮像により生成された位置決め画像の一例を示す図である。 図9は、本実施形態において、被検体における非撮像対象の他方の膝と撮像対象の膝との相対的な位置関係の一例を示す図である。 図10は、本実施形態において、相対的な位置関係における距離に対するB1補正値(位相および振幅)の対応表の一例を示す図である。 図11は、本実施形態の応用例において、位置決め画像としてのアキシャル画像の一例を示す図である。
以下、図面を用いて、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置を詳細に説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
最初に、図1を用いて、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング(magnetic resonance imaging:以下、MRIと呼ぶ)装置の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るMRI装置100の構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態に係るMRI装置100は、静磁場磁石101と、傾斜磁場コイル102と、傾斜磁場電源103と、寝台104と、寝台制御回路105と、送信RF(Radio Frequency)コイル106と、送信回路107と、受信RFコイル108と、受信回路109と、シーケンス制御回路110と、計算機システム120とを備える。なお、磁気共鳴イメージング装置100は、静磁場磁石101と傾斜磁場コイル102との間において中空の円筒形状のシムコイルを有していてもよい。
静磁場磁石101は、中空の円筒形状に形成された磁石であり、内部の空間に一様な静磁場(B0)を発生する。この静磁場磁石101としては、例えば、超伝導磁石等が使用される。
傾斜磁場コイル102は、中空の円筒形状に形成されたコイルであり、静磁場磁石101の内側に配置される。傾斜磁場コイル102は、互いに直交するX、Y、Zの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成される。Z軸方向は、静磁場と同じ方向であるとする。また、Y軸方向は、鉛直方向とし、X軸方向は、Z軸及びY軸に垂直な方向とする。傾斜磁場コイル102における3つのコイルは、傾斜磁場電源103から個別に電流供給を受けて、X、Y、Zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生する。
傾斜磁場電源103は、シーケンス制御回路110の制御により、傾斜磁場コイル102に電流を供給する装置である。
寝台104は、被検体Pが載置される天板104aを備えた装置である。寝台104は、寝台制御回路105による制御のもと、被検体Pが載置された天板104aを、ボア111内へ挿入する。通常、寝台104は、長手方向が静磁場磁石101の中心軸と平行になるように、本磁気共鳴イメージング装置100が設置された検査室内に設置される。
寝台制御回路105は、寝台104を制御する回路であり、例えばプロセッサにより実現される。寝台制御回路105は、入力インターフェース回路121を介した操作者の指示により寝台104を駆動し、天板104aを長手方向および上下方向へ移動する。
送信RFコイル106は、傾斜磁場コイル102の内側に配置されたコイルである。送信RFコイル106は、送信回路107から高周波パルス(RFパルス)の供給を受けて、送信RF波を発生する。送信RF波は、高周波磁場(B1)に相当する。送信RFコイル106は、例えば、チャンネル数に対応する複数のコイルを有する。
送信回路107は、シーケンス制御回路110の制御により、ラーモア周波数に対応するRFパルスを送信RFコイル106に供給する。送信回路107は、チャンネル数に応じた送信源を有する。送信回路107は、送信部に相当する。
図2は、送信RFコイル106と送信回路107との一例を示す図である。図2に示すように、送信RFコイル106は、2チャンネルの全身用QDコイル(quadrature coil)である。全身用QDコイルは、チャンネルごとに磁場中心BCに対して90°ずれた位置に配置される。なお、送信RFコイル106は、全身用QDコイルに限定されず、多チャンネルまたは1チャンネルの任意の送信RFコイルであってもよい。また、送信RFコイル106は、QDコイルに限定されず、任意の送信RFコイルであってもよい。図2に示す送信回路107は、チャンネルごとの送信源を有する。図2に示すch1は、第1チャンネルの送信源であり、ch2は、第2チャンネルの送信源である。
受信RFコイル108は、傾斜磁場コイル102の内側に配置されたコイルであり、高周波磁場によって被検体Pから放射される磁気共鳴(Magnetic resonance)信号を受信する。受信RFコイル108は、受信された磁気共鳴信号を受信回路109へ出力する。受信RFコイル108は、例えば、1以上、典型的には複数のコイルエレメントを有するコイルアレイである。なお、図1において送信RFコイル106と受信RFコイル108とは別個のRFコイルとして記載されているが、送信RFコイル106と受信RFコイル108とは、一体化された送受信RFコイルとして実施されてもよい。
受信回路109は、シーケンス制御回路110の制御により、受信RFコイル108から出力される磁気共鳴信号に基づいてMRデータを生成するプロセッサを有する。受信回路109は、生成されたMRデータを、シーケンス制御回路110に送信する。受信回路109により生成されたMRデータは、生データとも呼ばれる。
シーケンス制御回路110は、計算機システム120から送信される撮像プロトコルに従って、傾斜磁場電源103、送信回路107及び受信回路109を制御し、被検体Pに対する撮像を行う。撮像プロトコルは、検査に応じた各種パルスシーケンスを有する。撮像プロトコルには、傾斜磁場電源103が傾斜磁場コイル102に供給する電流の大きさ、傾斜磁場電源103が電流を傾斜磁場コイル102に供給するタイミング、送信回路107が送信RFコイル106に供給するRFパルスの大きさ、送信回路107が送信RFコイル106にRFパルスを供給するタイミング、受信回路109がMR信号を検出するタイミング等が定義されている。シーケンス制御回路110は、シーケンス制御部の一例である。
計算機システム120は、本MRI装置100の全体制御、データ収集、画像再構成などを行う装置である。計算機システム120は、入力インターフェース回路121と、ディスプレイ123と、記憶回路125と、処理回路150とを有する。入力インターフェース回路121と、ディスプレイ123と、記憶回路125と、処理回路150とは、バス127を介して接続される。また、計算機システム120には、通信インターフェースおよびネットワークを介して、各種生体信号計測器、外部記憶装置などが適宜接続される。例えば、計算機システム120は、ネットワークを介して、放射線部門情報管理システム(radiology information system:RIS)および医用画像保管通信システム(picture archiving and communication system:PACS)等に接続される。
入力インターフェース回路121は、操作者からの各種指示や情報入力を受け付ける回路である。入力インターフェース回路121は、例えば、マウスやトラックボール等のポインティングデバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスに関する回路である。なお、入力インターフェース回路121は、マウス、キーボードなどの物理的な操作部品に関する回路に限定されない。例えば、本MRI装置100とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、受け取った電気信号を種々の回路へ出力するような電気信号の処理回路も入力インターフェース回路の例に含まれる。入力インターフェース回路121は、入力部に相当する。
ディスプレイ123は、処理回路150における制御機能151による制御のもと、画像生成機能153により再構成されたMR画像等の各種の情報を表示する。ディスプレイ123は、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイ等の表示デバイスである。ディスプレイ123は、表示部に相当する。
記憶回路125は、シーケンス制御回路110を介して受信されたMRデータ、画像生成機能153により生成された画像データ等を記憶する。記憶回路125は、本MRI装置100の架台のボア111内における磁場中心BCを、例えばボア111内における座標として記憶する。記憶回路125は、送信RFコイル106から送信された送信RF波による送信RF磁場(B1)の不均一性を補正するため、撮像部位毎に予め定められた一組のB1補正値を記憶する。B1補正値は、例えば、送信回路107から出力されるRFパルスの位相および振幅の補正値であって、撮像部位ごとに規定される。記憶回路125は、各種撮像プロトコルを記憶する。記憶回路125は、撮像プロトコルを規定する複数の撮像パラメータを含む撮像条件を記憶する。記憶回路125は、処理回路150で実行される各種機能に対応するプログラムを記憶する。記憶回路125は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスクドライブ(hard disk drive)、ソリッドステートドライブ(solid state drive)、光ディスク等によって実現される。また、記憶回路125は、CD-ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等有していてもよい。記憶回路125は、記憶部に相当する。
処理回路150は、ハードウェア資源として図示していないプロセッサ、ROMやRAM等のメモリ等を有し、本MRI装置100を総括的に制御する。例えば、処理回路150は、制御機能151、画像生成機能153、特定機能155、決定機能157、調整機能159を有する。制御機能151、画像生成機能153、特定機能155、決定機能157、調整機能159にて行われる各種機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路125へ記憶されている。処理回路150は、これら各種機能に対応するプログラムを記憶回路125から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読みだした状態の処理回路150は、図1の処理回路150内に示された各機能を有することになる。
なお、図1においては単一の処理回路150にてこれら各種機能が実現されるものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路150を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。換言すると、上述のそれぞれの機能がプログラムとして構成され、1つの処理回路が各プログラムを実行する場合であってもよいし、特定の機能が専用の独立したプログラム実行回路に実装される場合であってもよい。なお、処理回路150が有する制御機能151、画像生成機能153、特定機能155、決定機能157、調整機能159は、それぞれ制御部、画像生成部、特定部、決定部、調整部の一例である。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。
プロセッサは記憶回路125に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶回路125にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、寝台制御回路105、送信回路107、受信回路109、シーケンス制御回路110等も同様に、上記プロセッサなどの電子回路により構成される。
処理回路150は、制御機能151により、MRI装置100を統括的に制御する。具体的には、処理回路150は、記憶回路125に記憶されている制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従って本MRI装置100の各回路を制御する。例えば、処理回路150は、制御機能151により、入力インターフェース回路121を介して操作者から入力される撮像条件に基づいて、撮像プロトコルを記憶回路125から読み出す。なお、処理回路150は、撮像条件に基づいて、撮像プロトコルを生成してもよい。処理回路150は、撮像プロトコルをシーケンス制御回路110に送信し、被検体Pに対する撮像を制御する。処理回路150は、シーケンス制御回路110からMRデータを受信し、受信されたMRデータを記憶回路125に格納する。
処理回路150は、画像生成機能153により、MRデータに対してフーリエ変換を行うことにより、MR画像を生成する。処理回路150は、MR画像を、ディスプレイ123や記憶回路125に出力する。処理回路150は、送信RF磁場のマップ(B1マップ)の生成に関するプリスキャンなしに、送信RF磁場(B1)の不均一性を補正するB1シミングを実行する機能(以下、B1シミング機能と呼ぶ)を有する。B1シミング機能は、例えば、特定機能155、決定機能157、調整機能159を有する。これらの機能各々は、B1シミング機能の説明において後程詳述する。
以上が、本実施形態に係るMRI装置100の全体構成についての説明である。続いて、本実施形態の詳細について説明する。本実施形態における撮像対象は、本MRI装置100における、架台のボア内において、ポジショニングの自由度が高い部位である。以下説明を具体的にするために、撮像対象は、被検体Pの片膝であるものとする。なお、本実施形態における撮像対象は、膝に限定されない。膝とは異なる撮像対象については、後述の応用例において説明する。
記憶回路125は、後述するB1シミング機能に関する処理において用いられる対応表を記憶する。対応表は、例えば、ボア111内における被検体Pの撮像対象の位置に対するB1補正値(位相と振幅、位相のみ、または振幅のみ)の対応表(ルックアップテーブル:look-up table)である。対応表は、例えば、ファントム等を用いた実験、またはシミュレーションにより作成される。記憶回路125は、予め作成された対応表を記憶する。対応表については、後程詳述する。
図3は、被検体Pの足側からボア111内に挿入された(feet-first)被検体Pの両膝の断面の一例を示す図である。図3において、右膝RKと左膝LKとは、X軸方向(水平方向)に平行に、天板104a上のパッド104bに載置される。撮像対象が被検体Pの片膝である場合、撮像対象の膝の画像への非撮像対象の膝の写り込みを避けるため、および撮像対象の膝の画像において非撮像対象の膝による折り返しを防ぐために、撮像対象の膝を屈曲させて撮像させることがある。また、撮像対象の膝における前十字靭帯を明瞭に画像に描出させるために、ボア内において撮像対象の膝を屈曲させることがある。膝を屈曲させるために、パッド104bより厚みのあるパッドが膝の下方にさらに配置される。以下の説明において、撮像対象は、被検体Pの左膝であるものとする。
図4は、パッド104b上に重ねられたパッド104cに載置された左膝LKを、右膝RKとともに示す図である。また、図5は、パッド104b上に重ねられたパッド104dに載置された左膝LKを、右膝RKとともに示す図である。図4および図5に示すように、パッド104cの厚みthcは、パッド104dの厚みthdの厚みより薄い。パッド104b上にさらに載置されるパッド(パッド104c、パッド104d等)は、操作者により適宜選択され、パッド104b上に配置される。以下、本実施形態において、パッド104b上には、パッド104cが載置されているものとする。
(B1シミング機能)
図6は、本実施形態に係るB1シミング機能の処理手順の一例を示すフローチャートである。
(ステップSa1)
入力インターフェース回路121を介して撮像対象の部位が入力される。なお、撮像対象の部位の入力の代わりに、撮像対象に関する撮像プロトコルの選択指示が入力されてもよい。撮像プロトコルは、撮像対象の部位と対応付けられているため、撮像プロトコルの選択指示は、撮像対象の部位の入力に対応する。ポジショニングの自由度が高い撮像対象の部位が入力されると、ステップSa2の処理が実行される。図6において、ポジショニングの自由度が高い撮像対象の部位とは、例えば膝である。撮像対象の部位の選択指示の入力後、または撮像対象の部位の入力前に、パッド104b上には、パッド104cが載置され、被検体Pが天板104a上のパッド104bに載置される。このとき、被検体Pの左膝は、パッド104c上に載置される。
ポジショニングの自由度が低い撮像対象の部位が入力されると、ステップSa6の処理が実行される。ポジショニングの自由度が低い撮像対象の部位とは、例えば、頭部、頚部、胸部、腹部などである。なお、ポジショニングの自由度が低い撮像対象の部位であっても、ステップSa2以降の処理が実行されてもよい。この場合については、応用例において説明する。
撮像対象の部位の入力後に、入力インターフェース回路121を介して、各種撮像条件が設定、入力される。処理回路150は、制御機能151により、撮像対象の部位と撮像条件とに基づいて、各種撮像プロトコルを記憶回路125から読み出す。以下、説明を具体的にするために、記憶回路125から読み出される撮像プロトコルは、第1撮像プロトコルと第2撮像プロトコルとの2種であるものとする。第1撮像プロトコルは、本撮像の位置決め(ロケータ)のために用いられる位置決め画像を生成するために実行される撮像プロトコルである。すなわち、第1撮像プロトコルは、本撮像前に行われる位置決め撮像に関する撮像プロトコルである。第2撮像プロトコルは、位置決め画像で設定された撮像位置で撮像対象に対して本撮像を実行するための撮像プロトコルである。なお、処理回路150は、第1、第2撮像プロトコルの他に、他の撮像プロトコルを記憶回路125から読み出してもよい。他の撮像プロトコルは、例えば、受信RFコイル108の空間感度を示すマップ(以下、感度マップと呼ぶ)を生成するための第3撮像プロトコルである。
(ステップSa2)
ステップSa1の処理の後、撮像対象がボア内に挿入される。入力インターフェース回路121を介して位置決め撮像の開始指示が入力されると、シーケンス制御回路110は、第1撮像プロトコルに従って、撮像対象に対して位置決め撮像を実行する。処理回路150は、画像生成機能153により、位置決め撮像によるMRデータに基づいて位置決め画像を生成する。位置決め画像は、第1撮像プロトコルにより収集された画像であって、第2撮像プロトコルによる撮像位置を決定するための画像である。位置決め画像は、例えば、撮像対象の膝に対する直交3断面画像、又は直交2断面画像である。直交3断面画像は、膝のアキシャル(axial)像(体軸断面画像)、コロナル(coronal)像(冠状断面画像)、サジタル(sagittal)像(矢状断面画像)である。直交2断面画像とは、アキシャル画像およびコロナル画像である。処理回路150は、位置決め画像をディスプレイ123に出力する。ディスプレイ123は、位置決め画像を表示する。
図7は、ディスプレイ123に表示された位置決め画像の一例を示す図である。図7に示す位置決め画像は、膝の直交2断面画像を示している。図7におけるコロナル画像CPIは、膝を含む被検体Pの下肢の一部(左脚部LLと右脚部RL)を示す画像である。図7におけるアキシャル画像APIは、被検体Pの両膝の断面(左膝断面LKSと右膝断面RKS)を有する。図7の位置決め画像において、入力インターフェース回路121を介した操作者の指示により、本撮像における撮像位置が入力される。撮像位置の入力により、本撮像の撮像視野(field of view:FOV)が設定される。
なお、より詳細な位置決め画像を得るために、再度第1撮像プロトコルが実行される領域RLoが、アキシャル画像API上に設定されてもよい。領域RLoは、第1撮像プロトコルにより、2回目の位置決め撮像が実行される領域である。
図8は、2回目の位置決め撮像により生成された位置決め画像APIDの一例を示す図である。図8に示す位置決め画像APIDは、図7に示すアキシャル画像APIに関する撮像範囲より狭い範囲の撮像範囲に対応する画像である。位置決め画像APIDは、より詳細な位置決めに用いられる位置決め画像(以下、詳細位置決め画像と呼ぶ)である。なお、図8にはアキシャル断面の位置決め画像が示されているが、2回目の位置決め撮像において、直交3断面画像又は直交2断面画像が、ディスプレイ123に表示される。詳細位置決め画像APIDは、処理回路150からディスプレイ123に出力され、表示される。このとき、表示された詳細位置決め画像APIDにおいて、入力インターフェース回路121を介した操作者の指示により、本撮像における撮像位置が入力される。撮像位置の入力により、本撮像のFOVが設定される。
(ステップSa3)
位置決め撮像の実行後、処理回路150は、特定機能155により、位置決め画像に基づいて、ボア111内における被検体Pの撮像対象(膝)の位置を特定する。以下、一例として、特定機能155により用いられる位置決め画像は、図7に示すアキシャル画像APIであるものとする。
処理回路150は、特定機能155により、図7に示すアキシャル画像APIにおいて、被検体Pの両膝において、撮像対象の一方の膝(LKS)と非撮像対象の他方の膝(RKS)との相対的な位置関係を特定する。具体的には、処理回路150は、図7に示すアキシャル画像APIにおいて、エッジ検出処理などの画像処理機能により両膝各々の輪郭を検出する。次いで、処理回路150は、図7に示すアキシャル画像APIにおいて、撮像対象の膝の輪郭に基づいて撮像対象の膝の中心点を特定する。なお、処理回路150は、中心点の代わりに重心点を特定してもよい。処理回路150は、非撮像対象の膝の輪郭の下端を通る水平線から撮像対象の膝の中心点までの距離(高さ)を、上記相対的な位置関係として特定する。
上記相対的な位置関係は、上記距離に限定されない。例えば、処理回路150は、撮像対象の膝の中心点と非撮像対象の膝の中心点とを結ぶ直線と水平線との角度を、相対的な位置関係として特定してもよい。このとき、処理回路150は、図7に示すアキシャル画像APIにおいて、非撮像対象の膝の輪郭に基づいて非撮像対象の膝の中心点を特定する。
図9は、被検体Pにおける非撮像対象の他方の膝(RKS)と撮像対象の膝(LKS)との相対的な位置関係の一例を示す図である。図9に示すように、アキシャル画像APIにおいて、両膝各々の輪郭が検出されている。図9に示す破線HLは、水平線を示している。図9におけるLCは、撮像対象の左膝LKSの中心点を示している。図9におけるhは、非撮像対象の膝の輪郭の下端を通る水平線HLから撮像対象の左膝の中心点LCまでの距離(高さ)を示している。また、図9におけるRCは、非撮像対象の右膝RKSの中心点を示している。図9に示す破線LNは、撮像対象の左膝の中心点LCと非撮像対象の右膝の中心点RCとを結ぶ直線を示している。図9に示すθは、直線LNと水平線HLとの間の角度を示している。
なお、ボア111内における被検体Pの撮像対象の位置の特定は、上記相対的な位置関係に限定されない。例えば、処理回路150は、特定機能155により、撮像対象の左膝の中心点LCと磁場中心BCの座標とに基づいて、ボア111内における被検体Pの撮像対象の左膝の位置を、ボア111内における座標として特定してもよい。アキシャル画像APIの中心位置が磁場中心BCに対応する場合、処理回路150は、撮像対象の左膝の中心点LCとアキシャル画像APIの中心位置の座標とに基づいて、ボア111内における被検体Pの撮像対象の左膝の位置を特定する。また、処理回路150は、位置決め画像において入力された撮像位置の情報、すなわち位置決め画像におけるFOVの情報に基づいて、撮像対象の位置を特定してもよい。具体的には、処理回路150は、位置決め画像におけるFOVの座標を用いて、撮像対象の左膝の座標を特定する。
なお、特定機能155により用いられる位置決め画像として、図8に示す詳細位置決め画像APIDが用いられてもよい。このとき、処理回路150は、詳細位置決め画像APIDにおける撮像対象の左膝の中心点LCと磁場中心BCの座標とに基づいて、ボア111内における被検体Pの撮像対象の左膝の位置を、ボア111内における座標として特定する。
また、処理回路150は、膝の位置の検出結果(膝の輪郭、膝の位置を示す膝の中心点など)をディスプレイ123に出力してもよい。ディスプレイ123は、膝の位置の検出結果を位置決め画像上に表示する。このとき、膝の位置の検出結果は、入力インターフェース回路121、グラフィカルユーザーインタフェース(graphical user interface:GUI)等を介した操作者の修正指示により、適宜修正可能となる。
(ステップSa4)
撮像対象の位置を特定後、処理回路150は、決定機能157により、撮像対象に送信される送信RF波の磁場の不均一性を補正するために、特定された位置に応じて、送信RF波に関するRFパルスの位相および振幅のうち少なくとも一方の補正値を決定する。具体的には、処理回路150は、記憶回路125から、特定された位置に対するB1補正値の対応表を読み出す。次いで、処理回路150は、特定機能155により特定された位置と対応表とに基づいて、位相および振幅のうち少なくとも一方の補正値を決定する。また、特定機能155により相対的な位置関係が特定された場合、処理回路150は、相対的な位置関係(角度θまたは距離d)に対するB1補正値の対応表と、特定された相対的な位置関係とを用いて、B1補正値を決定する。
図10は、相対的な位置関係における距離dに対するB1補正値(位相φ、振幅A)の対応表の一例を示す図である。なお、相対的な位置関係として角度(θ)を用いる場合、図10の対応表における最も左側のカラムには、角度(θ)の値が配列される。また、相対的な位置関係の代わりに撮像対象の位置が用いられる場合、図10の対応表における最も左側のカラムには、撮像対象の位置(座標)の値が配列される。処理回路150は、特定機能155により特定された撮像対象の位置を用いて図10に示す対応表を参照することにより、B1補正値を決定する。例えば、距離d1が相対的な位置関係として特定機能155により特定された場合、処理回路150は、決定機能157により、送信RF波に関するRFパルスの位相φ1と振幅A1とを、B1補正値として決定する。
なお、記憶回路125は、B1補正値の対応表の代わりに所定の計算式を記憶してもよい。このとき、処理回路150は、決定機能157により所定の計算式を記憶回路125から読み出し、読み出された計算式に、撮像対象の位置を示す座標、角度(θ)、または距離(d)を、入力値として入力する。次いで、処理回路150は、入力値が入力された所定の計算式を計算することにより、B1補正値(位相と振幅、位相のみ、または振幅のみ)を決定する。
また、B1補正値の対応表において、B1補正値は、被検体の体型と撮像対象の位置とに対応付けられていてもよい。また、所定の計算式は、被検体の体型と撮像対象の位置とを用いてB1補正値を計算する式であってもよい。被検体の体型とは、例えば、体重、身長などである。被検体の体型と撮像対象の位置とに対応付けられたB1補正値の対応表は、例えば、図10に示す対応表に、被検体の体型を示すカラムがさらに付け加えられた形式となる。このとき、処理回路150は、決定機能157により、撮像対象の位置に加えて被検体Pに関する患者情報をさらに用いて、対応表または計算式によりB1補正値を決定する。具体的には、処理回路150は、制御機能151により、ステップSa1の処理において、RISから受信した被検体Pの患者情報を記憶回路125に記憶させる。次いで、本ステップSa3の処理において、処理回路150は、特定機能155により、患者情報に基づいて、被検体Pの体型を特定する。本ステップSa4の処理において、処理回路150は、決定機能157により、被検体の体型と撮像対象の位置と対応表とを用いて、B1補正値を決定する。
なお、B1補正値の決定後、処理回路150は、制御機能151により、記憶回路125から第3撮像プロトコルを読み出してもよい。このとき、処理回路150は、制御機能151により、第3撮像プロトコルに、決定機能157により決定されたB1補正値を適用する。次いで、シーケンス制御回路110は、B1補正値を適用した第3撮像プロトコルとFOVとに従って、傾斜磁場電源103および各種回路を制御し、撮像対象に対して撮像を行う。処理回路150は、画像生成機能153により、第3撮像プロトコルにより収集されたMRデータに基づいて、FOVにおける感度マップを生成する。
(ステップSa5)
B1補正値の決定後、処理回路150は、制御機能151により、記憶回路125から読み出された第2撮像プロトコルに、決定機能157により決定されたB1補正値を適用する。シーケンス制御回路110は、B1補正値を適用した第2撮像プロトコルと操作者により設定されたFOVとに従って、傾斜磁場電源103および各種回路を制御し、撮像対象に対して撮像を行う。処理回路150は、画像生成機能153により、B1補正値を適用した第2撮像プロトコルにより収集されたMRデータに基づいて、MR画像(以下、本撮像画像と呼ぶ)を生成する。処理回路150は、本撮像画像を、ディスプレイ123に出力する。ディスプレイ123は、本撮像画像を表示する。
なお、処理回路150は、画像生成機能153により、感度マップを用いて本撮像画像の輝度ムラを補正してもよい。このとき、処理回路150は、輝度ムラが補正された本撮像画像をディスプレイ123に出力する。ディスプレイ123は、輝度ムラが補正された本撮像画像を表示する。
(ステップSa6)
ポジショニングの自由度が低い撮像対象の部位が入力されると、処理回路150は、通常のルーチン撮像を実行する。具体的には、処理回路150は、決定機能157により、入力された撮像対象の部位の名称を用いて、撮像部位毎に予め定められた一組のB1補正値を決定する。次いで、処理回路150は、制御機能151により、記憶回路125から読み出された第1乃至第3撮像プロトコルに、決定されたB1補正値を適用する。シーケンス制御回路110は、決定されたB1補正値を適用した第1撮像プロトコルに従って位置決め撮像を実行する。処理回路150は、画像生成機能153により、位置決め撮像によるMRデータに基づいて位置決め画像を生成する。ディスプレイ123に表示された位置決め画像において、本撮像におけるFOVが入力される。次いで、シーケンス制御回路110は、決定されたB1補正値を適用した第3撮像プロトコルとFOVとに従って、感度マップに関するMRデータを収集する。処理回路150は、画像生成機能153により感度マップを生成する。最後に、処理回路150は、制御機能151により、決定されたB1補正値を適用した第2撮像プロトコルとFOVとに従って、本撮像を実行する。処理回路150は、画像生成機能153により、本撮像に関するMRデータに基づいて本撮像画像を生成し、感度マップを用いて本撮像画像の輝度ムラを補正する。輝度ムラが補正された本撮像画像は、ディスプレイ123に表示される。
以上に述べた構成によれば、以下に示す効果を得ることができる。
本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置100によれば、ボア111内においてポジショニングの自由度が高い部位が撮像対象として入力された場合、第1撮像プロトコル(位置決め撮像)により収集された画像を用いて、ボア111内における被検体Pの撮像対象の位置を特定し、撮像対象に送信される送信RF波の磁場の不均一性を補正するために、特定された位置に応じて送信RF波に関するRFパルスの位相および振幅のうち少なくとも一つの補正値(B1補正値)を決定し、決定された補正値を用いて被検体Pに対して第2撮像プロトコル(本撮像)を実行することができる。例えば、撮像対象が片膝(被検体において対称的な位置関係にある2つの部位のうちの一方の部位)である場合、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置100は、2つの膝の相対的な位置関係(2つの部位のうち非撮像対象の他方の部位と一方の部位との相対的な位置関係)(例えば、角度θ(一方の部位と他方の部位とを結ぶ直線と水平方向との間の角度)または距離d(他方の部位の輪郭の下端を通る水平線から前記一方の部位までの距離))に対するB1補正値の対応表、または2つの膝の相対的な位置関係(角度θまたは距離d)を入力値としてB1補正値を計算する所定の計算式を用いて、B1補正値を決定することができる。また、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置100は、位置決め画像におけるFOVの情報、例えば磁場中心BCに対する撮像対象の位置を用いて、撮像対象の位置に対するB1補正値の対応表、または撮像対象の位置の座標を入力値としてB1補正値を計算する所定の計算式を用いて、B1補正値を決定することができる。
以上のことから、本磁気共鳴イメージング装置100によれば、ボア111内においてポジショニングの自由度が高い撮像対象であっても、B1の空間分布を得るためのプリスキャンを実行することなく、ボア111内の撮像対象の位置に応じて最適なB1補正値を決定することができる。これにより、本磁気共鳴イメージング装置100によれば、撮像全体の撮像時間を延長することなく、B1の不均一性の補正を向上させたB1シミングを実行することができ、MR撮像に最適なB1分布を得ることができる。これらのことから、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100によれば、検査のスループットを落とすことなく、MR撮像に最適なB1分布を得ることで、MR画像の輝度ムラを抑制し、画質の向上を図ることができる。
また、本実施形態による磁気共鳴イメージング装置100によれば、位置決め画像における撮像対象の検出結果、すなわち位置決め画像における撮像対象の位置を、入力インターフェース回路121、GUI等を介した操作者の修正指示により修正し、修正された撮像対象の位置に応じて、B1補正値を決定することができる。すなわち、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100によれば、撮像対象の位置を微調整することができ、B1シミングに用いられるB1補正値の精度を向上させることができる。これにより、本磁気共鳴イメージング装置によれば、MR画像の輝度ムラをさらに抑制し、画質の更なる向上を図ることができる。
また、本実施形態による磁気共鳴イメージング装置100によれば、被検体Pに関する患者情報をさらに用いて、対応表または計算式によりB1補正値を決定することができる。すなわち、本実施形態によれば、被検体Pの体型を加味してB1補正値を決定するため、B1シミングに用いられるB1補正値の精度を向上させることができる。これにより、本磁気共鳴イメージング装置によれば、MR画像の輝度ムラをさらに抑制し、画質の更なる向上を図ることができる。
(変形例)
本実施形態との相違は、同一の被検体Pに対する過去の本撮像画像に基づいて、撮像対象の位置に対するB1補正値の対応表、または所定の計算式を調整することにある。
記憶回路125は、同一の被検体Pに対する過去の本撮像画像を記憶する。過去の本撮像画像には、この本撮像画像を収集する際に用いられたB1補正値が付帯情報として付帯させられているものとする。なお、記憶回路125は、過去の本撮像画像とともに過去の本撮像画像に関するB1補正値を記憶してもよい。また、過去の本撮像画像は、ネットワークを介してPACS等から読み出されてもよい。例えば、被検体Pの患者情報をRISから受信すると、処理回路150は、制御機能151により患者情報に基づいて被検体Pに対する過去の本撮像画像をPACS等から読み出し、記憶回路125に記憶させる。記憶回路125は、輝度ムラの程度を弁別するための複数の閾値を記憶する。なお、記憶回路125は、過去の本撮像画像において、輝度ムラの有無を判定する輝度ムラ判定閾値を記憶してもよい。記憶回路125は、輝度ムラの程度に応じたB1補正値の修正値を示す修正対応表を記憶する。なお、記憶回路125は、輝度ムラの程度に応じたB1補正値の修正値を計算する修正計算式を記憶してもよい。
処理回路150は、調整機能159により、第2撮像プロトコルによる過去の撮像結果に基づいて、撮像対象における送信RF波の磁場の不均一性にさらに補正するために、対応表または計算式を調整する。具体的には、処理回路150は、所定の画像処理により、過去の本撮像画像における撮像対象の輝度ムラを数値化する。所定の画像処理とは、例えば、過去の本撮像画像における隣接局所領域間での相互相関処理である。処理回路150は、数値化された輝度ムラと複数の閾値とを比較することにより、輝度ムラの程度を決定する。輝度ムラの程度とは、輝度ムラの大きさを示す指標に対応する。なお、輝度ムラの程度の決定は、上記手法に限定されず、各種数量化理論が用いられてもよい。処理回路150は、輝度ムラの程度と修正対応表とに基づいて、B1補正値に関する対応表または計算式を調整する。なお、処理回路150は、調整機能159により、数値化された輝度ムラを輝度ムラ判定閾値と比較することで輝度ムラの有無を判定してもよい。輝度ムラがあると判定された場合、処理回路150は、B1補正値を所定の値だけ増加させるために、B1補正値に関する対応表または計算式を調整する。
以上に述べた構成によれば、以下に示す効果を得ることができる。
本変形例に係る磁気共鳴イメージング装置100によれば、第2撮像プロトコルによる過去の撮像結果に基づいて、撮像対象における不均一性にさらに補正するために、補正値の決定に用いられる前記対応表または前記計算式を調整することができる。すなわち、本変形例によれば、同一の被検体Pに対する過去の本撮像画像における輝度ムラの程度に応じて、撮像対象の位置に対するB1補正値の対応表、または所定の計算式を調整することができる。これらのことから、本変形例によれば、同一の被検体Pの過去の本撮像画像における輝度ムラの程度を、対応表または計算式のB1補正値の調整にフィードバックさせることができる。以上のことから、本変形例の磁気共鳴イメージング装置100によれば、被検体ごとに対応表または計算式を更新することができるため、B1の不均一性の補正をさらに向上させることができる。
(応用例)
本応用例は、例えば、撮像対象が被検体Pの体幹部であって、天板104aにおける被検体Pの載置面(例えば、水平線)に対して体幹部の冠状断面(例えば、アキシャル断面における体幹部の長軸方向)が傾いている場合に適用される。このような場合は、例えば、被検体Pと天板104aとの間にパッド(パッド104b、パッド103c、パッド104d等)が配置されることにより実現される。なお、撮像対象は、腹部に限定されない。
図11は、本応用例において、位置決め画像としてのアキシャル画像ApAxの一例を示す図である。図11に示すように、アキシャル画像ApAxにおける体幹部Tuは、仰臥位における体幹部SPに比べて、水平線HLに対して角度θだけ傾いている。角度θは、水平線HLと体幹部Tuの冠状断面CPとの間の角度である。
記憶回路125は、位置決め画像としてのアキシャル画像における撮像対象の水平線に対する角度θに対するB1補正値の対応表を記憶する。本応用例における対応表は、図10における距離(d)のカラムには、角度θの値が配列され、撮像対象ごとに予め記憶回路125に記憶される。すなわち、対応表は、撮像対象ごとおよび角度θ毎に、B1補正値(位相φ、振幅A)の対応関係を示した表である。
以下、本応用例におけるB1シミング機能について説明する。
入力インターフェース回路121を介して、撮像対象の部位として「腹部」が入力される。なお、撮像対象の部位の入力の代わりに、腹部に関する撮像プロトコルの選択指示が入力されてもよい。腹部に関する第1撮像プロトコルの実行前において、天板104aにパッド104bが設けられる。体幹部Tuとパッド104bとの間には、パッド104cが設けられる。また、左腕LAとパッド104cとの間には、パッド104dが設けられる。なお、天板104aと被検体Pとの間に設けられるパッドの挿入は、上記構成に限定されない。水平線HLに対して体幹部Tuの冠状断面CPを傾けることは、例えば、天板104aに載置された被検体Pにとって仰臥位、伏臥位、測位等の体位の維持が痛み等により困難であるときに有用である。
シーケンス制御回路110は、第1撮像プロトコルを実行する。第1撮像プロトコルの実行により、処理回路150は、図11に示すような位置決め画像ApAxを生成する。
処理回路150は、特定機能155により、図11に示すアキシャル画像ApPxにおいて、被検体Pの体幹部Tuを特定する。例えば、処理回路150は、図11に示すアキシャル画像ApAxにおいて、エッジ検出処理などの画像処理機能により体幹部Tuの輪郭を検出する。次いで、処理回路150は、図11に示すアキシャル画像ApAxにおいて、撮像対象の体幹部Tuの輪郭と体幹部Tuにおける解剖学的標識点とに基づいて、体幹部Tuの冠状断面CPを特定する。なお、処理回路150は、冠状断面CPの代わりにアキシャル画像ApAxにおける体幹部Tuの輪郭の長軸方向を、体幹部Tuの輪郭に基づいて特定してもよい。処理回路150は、冠状断面CPまたは体幹部の長軸方向と、水平線HLとの間の角度θを、相対的な位置関係として特定する。
撮像対象に関する角度θを特定後、処理回路150は、決定機能157により、記憶回路125から、撮像対象の部位に応じたB1補正値の対応表を読み出す。次いで、処理回路150は、特定機能155により特定された角度θと対応表とに基づいて、位相および振幅のうち少なくとも一方の補正値(B1補正値)を決定する。
なお、B1補正値の対応表の代わりに所定の計算式が記憶回路125に記憶されている場合、処理回路150は、決定機能157により所定の計算式を記憶回路125から読み出す。次いで、処理回路150は、読み出された計算式に角度(θ)を入力値として入力し、所定の計算式を計算することにより、B1補正値(位相と振幅、位相のみ、または振幅のみ)を決定する。
B1補正値の決定後、処理回路150は、制御機能151により、記憶回路125から読み出された第2撮像プロトコルに、決定機能157により決定されたB1補正値を適用する。シーケンス制御回路110は、B1補正値を適用した第2撮像プロトコルと操作者により設定されたFOVとに従って、傾斜磁場電源103および各種回路を制御し、撮像対象である体幹部Tuに対して撮像を行う。
また、他の応用例として、上述した実施形態の中で説明したB1シミング機能は、ソフトウェアであるプログラムに基づいて実行されることが可能である。B1シミング機能は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD-ROM、CD-R、CD-RW、DVD-ROM、DVD±R、DVD±RW等)、半導体メモリ、又はこれに類する記憶媒体に記録される。コンピュータ又は組み込みシステムが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。このとき、コンピュータは、この記憶媒体からプログラムを読み込み、このプログラムに基づいてプログラムに記述されている指示をCPUで実行させれば、上述したB1シミング機能を実現することができる。また、記憶媒体は、コンピュータあるいは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LAN(Local Area Network)やインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。また、記憶媒体は1つに限られず、複数の媒体から、B1シミング機能が実行される場合も、実施形態における記憶媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。
以上に述べた磁気共鳴イメージング装置100によれば、ボア111内に配置された撮像対象に対して、適切にB1シミングを実行することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…磁気共鳴イメージング装置、101…静磁場磁石、102…傾斜磁場コイル、103…傾斜磁場電源、104…寝台、104a…天板、104b~104d…パッド、105…寝台制御回路、106…送信RFコイル、107…送信回路、108…受信RFコイル、109…受信回路、110…シーケンス制御回路、111…ボア、120…計算機システム、121…入力インターフェース回路、123…ディスプレイ、125…記憶回路、127…バス、150…処理回路、151…制御機能、153…画像生成機能、155…特定機能、157…決定機能、159…調整機能。

Claims (9)

  1. 第1撮像プロトコルにより収集された画像を用いて、ボア内における被検体の撮像対象の位置を特定する特定部と、
    前記撮像対象に送信される送信RF波の磁場の不均一性を補正するために、前記特定された位置に応じて、前記送信RF波に関するRFパルスの位相および振幅のうち少なくとも一つの補正値を決定する決定部と、
    前記決定された補正値を用いて、前記被検体に対して第2撮像プロトコルを実行するシーケンス制御部と、を具備し、
    前記撮像対象は、前記被検体において対称的な位置関係にある2つの部位のうちの一方の部位であり、
    前記決定部は、前記補正値を決定するために、前記一方の部位と前記2つの部位のうち非撮像対象の他方の部位との相対的な位置関係を用いる、
    磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記相対的な位置関係は、前記一方の部位と前記他方の部位とを結ぶ直線と水平方向との間の角度である、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記相対的な位置関係は、前記他方の部位の輪郭の下端を通る水平線から前記一方の部位までの距離である、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記特定部は、前記画像において前記撮像対象を検出し、
    前記検出された前記撮像対象を前記画像上に表示する表示部と、
    前記画像における前記撮像対象の位置に対する修正指示の入力を受け付ける入力部と、をさらに具備し、
    前記決定部は、前記補正値を決定するために、前記入力により修正された前記撮像対象の位置を用いる、
    請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記画像は、前記第2撮像プロトコルによる撮像位置を決定するための位置決め画像であって、
    前記特定部は、前記位置決め画像において操作者により決定された撮像視野の情報に基づいて、前記位置を特定する、
    請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記決定部は、前記位置と前記補正値の対応表または前記位置を用いて前記補正値を計算する計算式により、前記補正値を決定し、
    前記第2撮像プロトコルによる過去の撮像結果に基づいて、前記撮像対象における前記不均一性にさらに補正するために、前記補正値の決定に用いられる前記対応表または前記計算式を調整する調整部をさらに具備する、
    請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記対応表において、前記補正値は、前記被検体の体型と前記位置とに対応付けられ、
    前記計算式は、前記被検体の体型と前記位置とを用いて前記補正値を計算する式であり、
    前記決定部は、前記対応表または前記計算式により前記補正値を決定するために、前記被検体に関する患者情報をさらに用いる、
    請求項6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記特定部は、前記位置を特定するために、前記ボア内における磁場中心をさらに用いる、
    請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記シーケンス制御部は、前記決定された補正値を用いて、感度マップを収集する第3撮像プロトコルを実行し、
    前記第2撮像プロトコルにより収集されたMRデータを用いて前記撮像対象に関するMR画像を生成し、前記感度マップを用いて前記MR画像の輝度ムラを補正する画像生成部を更に具備する、
    請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
JP2017198486A 2016-10-21 2017-10-12 磁気共鳴イメージング装置 Active JP7034660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/786,642 US10677861B2 (en) 2016-10-21 2017-10-18 Magnetic resonance imaging apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016207171 2016-10-21
JP2016207171 2016-10-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018069052A JP2018069052A (ja) 2018-05-10
JP7034660B2 true JP7034660B2 (ja) 2022-03-14

Family

ID=62113343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017198486A Active JP7034660B2 (ja) 2016-10-21 2017-10-12 磁気共鳴イメージング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7034660B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009148463A (ja) 2007-12-21 2009-07-09 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメージング装置
WO2011155461A1 (ja) 2010-06-09 2011-12-15 株式会社 日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置および送信感度分布算出方法
JP2012061306A (ja) 2010-08-16 2012-03-29 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
JP2014188120A (ja) 2013-03-26 2014-10-06 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
US20150268321A1 (en) 2012-10-23 2015-09-24 Koninklijke Philips N.V. Adaptive specific absorption rate (sar) control for magnetic resonance imaging
WO2016002446A1 (ja) 2014-07-03 2016-01-07 株式会社 日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置および高周波磁場シムパラメータ決定方法
JP2016127952A (ja) 2011-03-31 2016-07-14 東芝メディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴イメージング装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8271067B1 (en) * 2003-10-17 2012-09-18 General Electric Company Method and apparatus to graphically display a pre-scan volume on a localizer image

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009148463A (ja) 2007-12-21 2009-07-09 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメージング装置
WO2011155461A1 (ja) 2010-06-09 2011-12-15 株式会社 日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置および送信感度分布算出方法
US20130082708A1 (en) 2010-06-09 2013-04-04 Hitachi Medical Corporation Magnetic resonance imaging device and transmitting sensitivity distribution calculation method
JP2012061306A (ja) 2010-08-16 2012-03-29 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
JP2016127952A (ja) 2011-03-31 2016-07-14 東芝メディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴イメージング装置
US20150268321A1 (en) 2012-10-23 2015-09-24 Koninklijke Philips N.V. Adaptive specific absorption rate (sar) control for magnetic resonance imaging
JP2015532162A (ja) 2012-10-23 2015-11-09 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 磁気共鳴画像診断システム及び磁気共鳴画像診断方法
JP2014188120A (ja) 2013-03-26 2014-10-06 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
WO2016002446A1 (ja) 2014-07-03 2016-01-07 株式会社 日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置および高周波磁場シムパラメータ決定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018069052A (ja) 2018-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101685253B1 (ko) 금속 물체를 포함하는 목표 영역의 자기 공명 데이터를 획득하기 위한 방법, 및 자기 공명 장치
JP2015039635A (ja) 種々の形式のシムコイルを使用する磁気共鳴トモグラフィシステムの特に患者に適応した静磁場均一化方法
KR101743185B1 (ko) 심 코일 디바이스 및 심 코일 디바이스를 갖는 자기 공명 코일 시스템
JP7237460B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置およびマルチスライス撮像方法
JP6037424B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
Tavares et al. An image correction protocol to reduce distortion for 3-T stereotactic MRI
JP7139143B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置およびマルチスライス撮像方法
JP7278785B2 (ja) 医用画像診断装置及び医用画像診断システム
JP2019171036A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP7034660B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US10677861B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus
US10928469B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus
US11249154B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus
US10955510B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus
Dong et al. Rectification of distortion in MRI for stereotaxy
JP7201360B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP7231694B2 (ja) 後続mri構成依存渦電流補償
US11041921B2 (en) MRI apparatus, image processing apparatus, and MRI method
US10761164B2 (en) Generating a spatially resolved magnetic resonance dataset
JP4262518B2 (ja) 磁気共鳴撮影装置
US11698432B2 (en) Magnetic resonance imaging system, and main magnetic field correction method therefor and storage medium
JP2005185387A (ja) Mri装置
JP2020093085A (ja) 磁気共鳴イメージング装置、画像処理装置及び磁気共鳴イメージング方法
JP2019080788A (ja) 磁気共鳴イメージング装置及びパルス設計方法
JP2018186942A (ja) 磁気共鳴イメージング装置及びパルス設計方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7034660

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150