JP2019080788A - 磁気共鳴イメージング装置及びパルス設計方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及びパルス設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】B1感度マップの不均一性を簡易かつ高精度に改善すること。【解決手段】本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、取得部と、設定部と、推定部と、計算部を含む。取得部は、被検体を含む撮像領域内のB1感度マップを取得する。設定部は、前記B1感度マップにおいて基準値を設定する。推定部は、前記基準値と前記B1感度マップとを用いて、当該B1感度マップに基づき設計されるB1マップ設計値に生じる誤差を推定する。計算部は、前記誤差に基づきRFパルスの振幅及び位相を計算する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置及びパルス設計方法に関する。
磁気共鳴イメージング装置では、ムラのないMR画像を得るために、均一な磁化の分布が得られることが重要である。しかし、測定対象及びコイルの影響により、高周波磁場の空間分布、すなわちRF(Radio Frequency)コイルの感度マップ(以下、B感度マップ)にムラが生じ、磁場が不均一となる場合がある。
このような磁場の不均一性を解消するため、RFパルスの振幅及び位相が適切に制御されることで、B感度マップに強度分布(以下、Bマップ設計値)が重畳される処理が行われる。つまり、Bマップ設計値がB感度マップの逆特性になるようにRFパルスが適切に制御されることで、Bマップ設計値とB感度マップとの積で得られる磁化の分布が均一になる。
マップ設計値の計算方法としては、例えばSTA(Small Tip Angle)近似と呼ばれる線形近似に基づく方法と、LTA(Large Tip Angle)近似と呼ばれる非線形近似に基づく方法とがある。
一般に、STA近似は計算量が少ない代わりに近似による誤差が大きく、LTA近似の場合は計算量が多い代わりに誤差が小さい傾向がある。STA近似を用いて印加すべきRFパルスの設計指針を立てる際には、測定対象である被検体又は被検体の部位によって高周波磁場の不均一性が様々に変化することを考慮し、撮像する対象に最適な設計手法が必要となる。
米国特許出願公開2002/0161766号公報 米国特許第7701211号明細書
本発明が解決しようとする課題は、B感度マップの不均一性を簡易かつ高精度に改善することである。
本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、取得部と、設定部と、推定部と、計算部を含む。取得部は、被検体を含む撮像領域内のB感度マップを取得する。設定部は、前記B感度マップにおいて基準値を設定する。推定部は、前記基準値と前記B感度マップとを用いて、当該B感度マップに基づき設計されるBマップ設計値に生じる誤差を推定する。計算部は、前記誤差に基づきRFパルスの振幅及び位相を計算する。
図1は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の構成を示すブロック図。 図2は、本実施形態で想定するB感度マップの不均一性の改善手法を示す概念図。 図3は、本実施形態に係るSTA近似を行う場合の誤差の影響を示す概念図。 図4は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の撮像処理を示すフローチャート。 図5は、本実施形態に係る誤差の推定に用いる誤差モデルの一例を示す図。 図6は、本実施形態に係る補正処理の一例について説明するための概念図。 図7は、本実施形態に係るk空間上のSpokeのトラジェクトリを示す図。
以下、添付図面を用いて、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置及びパルス設計方法を詳細に説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1を用いて、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング(Magnetic resonance imaging:以下、MRIと呼ぶ)装置の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るMRI装置100の構成を示す図である。
同図に示すように、本実施形態に係るMRI装置100は、静磁場磁石101と、傾斜磁場コイル103と、傾斜磁場電源105と、寝台107と、寝台制御回路109と、送信コイル113と、送信回路115と、受信コイル117と、受信回路119と、シーケンス制御回路121と、バス123と、インタフェース125と、ディスプレイ127と、記憶装置129と、処理回路131とを備える。なお、MRI装置100は、静磁場磁石101と傾斜磁場コイル103との間において中空の円筒形状のシムコイルを有していてもよい。
静磁場磁石101は、中空の円筒形状に形成された磁石であり、内部の空間に一様な静磁場(B)を発生する。この静磁場磁石101としては、例えば、超伝導磁石等が使用される。なお、不図示のシムコイルが、静磁場磁石101の内側において中空の円筒形状に形成されてもよい。シムコイルは、不図示のシムコイル電源に接続され、シムコイル電源から供給される電源により、静磁場磁石101により発生された静磁場を均一化する。
傾斜磁場コイル103は、中空の円筒形状に形成されたコイルであり、静磁場磁石101の内側に配置される。傾斜磁場コイル103は、互いに直交するX、Y、Zの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成される。Z軸方向は、静磁場と同じ方向であるとする。また、Y軸方向は、鉛直方向とし、X軸方向は、Z軸及びY軸に垂直な方向とする。傾斜磁場コイル103における3つのコイルは、傾斜磁場電源105から個別に電流供給を受けて、X、Y、Zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生させる。
ここで、傾斜磁場コイル103によって発生するX、Y、Z各軸の傾斜磁場は、例えば、周波数エンコード用傾斜磁場(リードアウト傾斜磁場ともいう)、位相エンコード用傾斜磁場及びスライス選択用傾斜磁場にそれぞれ対応している。周波数エンコード用傾斜磁場は、空間的位置に応じてMR信号の周波数を変化させるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場は、空間的位置に応じて磁気共鳴(Magnetic resonance:以下、MRと呼ぶ)信号の位相を変化させるために利用される。スライス選択用傾斜磁場は、任意に撮像断面を決めるために利用される。
傾斜磁場電源105は、シーケンス制御回路121の制御により、傾斜磁場コイル103に電流を供給する電源装置である。
寝台107は、被検体Pが載置される天板1071を備えた装置である。寝台107は、寝台制御回路109による制御のもと、被検体Pが載置された天板1071を、ボア111内へ挿入する。通常、寝台107は、長手方向が静磁場磁石101の中心軸と平行になるように、本MRI装置100が設置された検査室内に設置される。
寝台制御回路109は、寝台107を制御する回路であり、例えばプロセッサにより実現される。寝台制御回路109は、インタフェース125を介した操作者の指示により寝台107を駆動し、天板1071を長手方向及び上下方向へ移動する。
送信コイル113は、傾斜磁場コイル103の内側に配置されたRF(Radio Frequency)コイルである。送信コイル113は、送信回路115から高周波パルス(RFパルス)の供給を受けて、高周波磁場に相当する送信RF波を発生する。送信コイルは、例えば、全身用コイル(whole body coil:WBコイル)である。WBコイルは、送受信コイルとして使用されてもよい。
送信回路115は、シーケンス制御回路121の制御により、ラーモア周波数で変調された高周波パルスを送信コイル113に供給する。具体的には、送信回路115は、発振部、位相選択部、周波数変換部、振幅変調部、高周波電力増幅部等を有する。発振部は、静磁場中における対象原子核に固有の共鳴周波数の高周波信号を発生する。位相選択部は、上記高周波信号の位相を選択する。周波数変換部は、位相選択部から出力された高周波信号の周波数を変換する。振幅変調部は、周波数変調部から出力された高周波信号の振幅を例えばsinc関数に従って変調する。高周波電力増幅部は、振幅変調部から出力された高周波信号を増幅する。これらの各部の動作の結果として、送信回路115は、ラーモア周波数に対応する高周波パルスを送信コイル113に出力する。
受信コイル117は、傾斜磁場コイル103の内側に配置されたRFコイルであり、高周波磁場によって被検体Pから放射されるMR信号を受信する。受信コイル117は、受信したMR信号を受信回路119へ出力する。受信コイル117は、典型的には複数のコイルエレメントを有するコイルアレイである。なお、図1において送信コイル113と受信コイル117とは別個のRFコイルとして記載されているが、送信コイル113と受信コイル117とは、一体化された送受信コイルとして実施されてもよい。送受信コイルは、例えば、被検体Pの撮像対象に対応し、頭部コイルのような局所的な送受信RFコイルである。
受信回路119は、シーケンス制御回路121の制御により、受信コイル117から出力されたMR信号に基づいて、デジタル化された複素数データである磁気共鳴データ(以下、MRデータと呼ぶ)を生成する。具体的には、受信回路119は、受信コイル117から出力されたMR信号に対して、前置増幅、中間周波変換、位相検波、低周波増幅、フィルタリング等の各種信号処理を施した後、各種信号処理が施されたデータに対してアナログ/デジタル(A/D(Analog to Digital))変換を実行する。受信回路119は、AD変換されたデータに対して標本化(サンプリング)を実行する。これにより、受信回路119は、MRデータを生成する。受信回路119は、生成したMRデータを、シーケンス制御回路121に出力する。受信回路119により生成されたMRデータは、生データとも呼ばれる。
シーケンス制御回路121は、処理回路131から出力されたパルスシーケンス情報に従って、傾斜磁場電源105、送信回路115及び受信回路119を制御し、被検体Pに対する撮像を行う。パルスシーケンス情報には、傾斜磁場電源105により傾斜磁場コイル103に供給される電流の大きさや時間幅、傾斜磁場電源105により電流が傾斜磁場コイル103に供給されるタイミング、送信回路115により送信コイル113に供給されるRFパルスの大きさ、送信回路115により送信コイル113にRFパルスが供給されるタイミング、受信回路119によりMR信号が受信されるタイミング等が定義される。傾斜磁場電源105により傾斜磁場コイル103に供給される電流の大きさは、パルスシーケンスに応じた傾斜磁場の波形に対応する。
バス123は、インタフェース125と、ディスプレイ127と、記憶装置129と、処理回路131との間でデータが伝送する伝送路である。バス123には、ネットワーク等を介して、各種生体信号計測器、外部記憶装置等が適宜接続されてもよい。
インタフェース125は、操作者からの各種指示や情報入力を受け付ける回路を有する。インタフェース125の回路は、例えば、マウス等のポインティングデバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスに関する回路である。なお、インタフェース125の回路は、マウス、キーボード等の物理的な操作部品に関する回路を有することに限定されない。例えば、本MRI装置100とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、受け取った電気信号を種々の回路へ出力するような電気信号の処理回路もインタフェース125の例に含まれていてもよい。
ディスプレイ127は、処理回路131におけるシステム制御機能1311による制御のもとで、画像生成機能1315により再構成されたMR画像等の各種の情報を表示する。ディスプレイ127は、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイ、モニタ等の表示デバイスである。
記憶装置129は、データ配列機能1313を介してk空間に配列されたMRデータ、画像生成機能1315により生成された画像データ等を記憶する。記憶装置129は、各種撮像プロトコル、撮像プロトコルを規定する複数の撮像パラメータを含む撮像条件等を記憶する。記憶装置129は、処理回路131で実行される各種機能に対応するプログラムを記憶する。記憶装置129は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスクドライブ(hard disk drive)、ソリッドステートドライブ(solid state drive)、光ディスク等である。また、記憶装置129は、CD−ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であってもよい。
処理回路131は、ハードウェア資源として図示していないプロセッサ、ROMやRAM等のメモリ等を有し、本MRI装置100を統括的に制御する。処理回路131は、システム制御機能1311、データ配列機能1313、画像生成機能1315、基準値設定機能1317、誤差推定機能1319、補正機能1321及びパルス計算機能1323を有する。システム制御機能1311、データ配列機能1313、画像生成機能1315、基準値設定機能1317、誤差推定機能1319、補正機能1321及びパルス計算機能1323にて行われる各種機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶装置129へ記憶されている。処理回路131は、これら各種機能に対応するプログラムを記憶装置129から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読みだした状態の処理回路131は、図1の処理回路131内に示された各機能を有する。
なお、図1においては単一の処理回路131にてこれら各種機能が実現されるものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路131を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。換言すると、上述のそれぞれの機能がプログラムとして構成され、1つの処理回路が各プログラムを実行する場合であってもよいし、特定の機能が専用の独立したプログラム実行回路に実装される場合であってもよい。なお、処理回路131が有するシステム制御機能1311、データ配列機能1313、画像生成機能1315、基準値設定機能1317、誤差推定機能1319、補正機能1321及びパルス計算機能1323は、それぞれ制御部、データ配列部、画像生成部、設定部、推定部、補正部及び計算部の一例である。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。
プロセッサは、記憶装置129に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶装置129にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは、回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、寝台制御回路109、送信回路115、受信回路119、シーケンス制御回路121等も同様に、上記プロセッサ等の電子回路により構成される。
処理回路131は、システム制御機能1311により、MRI装置100を統括的に制御する。具体的には、処理回路131は、記憶装置129に記憶されているシステム制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開されたシステム制御プログラムに従って本MRI装置100の各回路を制御する。
次に、本実施形態で想定するB感度マップの不均一性の改善手法について図2の概念図を参照して説明する。
一般にB分布の設計段階では、撮像領域においてB分布が均一となるように、実空間においてどの場所にどの程度の電力を供給してRFパルスを送信するかを示すBマップ設計値(a)が設計される。しかし実際には、グラデーションで示すようなRFコイルの感度ムラや人体による磁場への影響(b)がある。よって、実際にRFコイルで取得されるRFパルスに基づく受信コイルの空間感度を示すB感度マップとしては、Bマップ設計値(a)と磁場への各影響(b)とがピクセル毎に重畳され、不均一なB感度マップ(c)が取得されることになる。
そこで、強度分布が不均一な特性を有するB分布に逆特性の強度分布を重畳させることで強度分布の不均一性を相殺できる。すなわち、不均一なB感度マップ(c)の逆特性に対応するBマップ設計値(d)を生成することができれば、Bマップ設計値(d)と磁場への影響(b)とが重畳されることで、磁場への影響(b)が相殺されうる。結果として、MRI装置は、均一なB感度マップ(e)を取得できる。
しかし、B感度マップ(c)の逆特性は理論的に計算できるものの、B感度マップ(c)の逆特性に対応するBマップ設計値(d)を、実際に送信コイルから発生するRFパルスで実現することは難しい。よって、Bマップ設計値の計算をなるべく簡略化するため、STA(Small Tip Angle)近似といった線形近似を用いることが多い。STA近似を用いることで、フリップ角が小さいとき、横磁化は磁化ベクトルの大きさMを用いて線形近似できる。これにより、ブロッホ方程式を簡易化できるため、k空間と実空間とをフーリエ変換対として考えることができる。但し、STA近似を行うことにより、Bマップ設計値の目標値と実際のBマップ設計値とに誤差が生じうる。
次に、STA近似を行う場合の誤差の影響について図3の概念図を参照して説明する。
図3は、3次元のB感度マップ及びBマップ設計値を1次元方向から見た場合を表す。縦軸が正規化された振幅を示し、横軸がx軸方向の座標を示す。
各x座標において同一の振幅を有する、均一なB分布301となることが望ましいが、実際にはB感度マップ302のように、座標x+1及び座標x−1における振幅が中心座標xの約2倍となるような感度ムラが生じることがある。
ここで、B感度マップ302の逆特性となるようなBマップ設計値の目標値303を考えると、STA近似の影響により、実際に設計されるBマップ設計値304は、中心座標xでの振幅と撮像領域における端部側の座標x+1及び座標x−1での振幅との差がより大きくなってしまう。図3の例では、実際に設計される端部側の座標x+1及び座標x−1におけるBマップ設計値304は、Bマップ設計値の目標値303よりも振幅が小さくなる。
そのため、実際に設計されるBマップ設計値304に基づいてRFパルスが送信されると、実際に設計されるBマップ設計値304とB感度マップ302による感度ムラとが完全に相殺されず、図3の例では端部側の座標x+1及び座標x−1において過度に補正されてしまう。結果として、理想とする均一なB分布301ではなく、感度ムラを有する不均一なB感度マップ305が得られることになる。
そこで、B1感度マップの不均一性を改善する本実施形態に係るMRI装置100による撮像手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。
ステップS401では、撮像条件が設定される。例えば、インタフェース125を介して入力された操作者の指示に基づき、処理回路131が、記憶装置129に記憶される撮像条件を読み出して撮像条件を設定すればよい。撮像条件としては、例えば、被検体の撮像部位、撮像時間及びコントラスト等が設定されればよい。
ステップS402では、位置決めスキャンが実行される。位置決めスキャンは、本撮像の位置決めのために用いられる位置決め画像を生成するために実行される撮像プロトコルによるスキャンである。具体的には、シーケンス制御回路121は、位置決めスキャン用の撮像プロトコルに従って、撮像対象に対して位置決め撮像を実行する。処理回路131の画像生成機能1315は、位置決め撮像によるMRデータに基づいて位置決め画像を生成する。
ステップS403では、位置決めスキャンにより発生した位置決め画像上に撮像領域が設定される。具体的には、例えば、インタフェース125を介した操作者の指示により、本撮像における撮像位置が入力される。撮像位置の入力により撮像領域が決定される。
ステップS404では、撮像領域に対してB感度マップを取得するためのプリスキャンが実行され、B感度マップが取得される。具体的には、シーケンス制御回路121は、B感度マップを取得するためのプリスキャン用のパルスシーケンスと撮像領域とに従って、傾斜磁場電源105及び各種回路を制御し、被検体Pに対して撮像を行う。なお、B感度マップの取得は、2種類のフリップ角のRFパルスを送信しそれぞれ収集した信号間の演算によりB感度マップを取得するなど、公知の手法により撮像すればよい。処理回路131は、画像生成機能1315により、収集されたMRデータに基づいて、撮像領域におけるB感度マップを生成する。B感度マップは、2次元座標空間(xy平面)で表現され、各ピクセルにおいて画素値を有する。
なお、同一の被検体Pに対して連続して撮像する等、B感度マップの変化が少ないと考えられる場合は、以前に1度撮像したB感度マップを用いることにより、ステップS404が省略されてもよい。
ステップS405では、処理回路131の基準値設定機能1317が、撮像領域内のB感度マップの座標値に基づき基準値を設定する。基準値の設定方法としては、例えば以下の方法が挙げられる。
基準値設定機能1317は、撮像領域内のB感度マップの最小値を基準値とする。これにより、B感度マップにおける誤差が残りやすくなるが信号電力を最も大きくすることができる。または、基準値設定機能1317は、撮像領域内のB感度マップの平均値を基準値とする。これにより、信号電力は少し減るが誤差を減らすことができる。または、基準値設定機能1317は、撮像領域内のB感度マップの最大値を基準値とする。これにより、信号電力が更に減るが誤差を大きく減らすことができる。
なお、基準値設定機能1317は、撮像領域内のB感度マップの平均値と最大値との間の値(第1値ともいう)を基準値としてもよいし、撮像領域内のB感度マップの平均値と最大値との間の値(第1値)の平均値を基準値としてもよい。
さらには、基準値設定機能1317は、撮像領域内で注目度が高い領域(注目領域)の値を基準値としてもよい。これにより、注目領域での誤差を減らすことができる。
ステップS406では、処理回路131の誤差推定機能1319が、基準値とB感度マップとを用いて誤差を推定する。具体的には、誤差推定機能1319が、B感度マップの基準値に対するB感度の比と振幅の減少率との関係を示す誤差モデルに基づいて誤差を推定する。誤差の推定方法の詳細については、図5を参照して後述する。
ステップS407では、処理回路131のパルス計算機能1323が、誤差を用いてRFパルスの振幅及び位相を計算する。具体的には、パルス計算機能1323が、誤差をB感度マップに乗算し、補正されたB感度マップを生成する。パルス計算機能1323が、補正されたB感度マップを用いて、B感度マップの逆数を計算してBマップ設計値を算出する。パルス計算機能1323が、当該Bマップ設計値からRFパルスの振幅及び位相を計算することで、最適な高周波磁場分布(B分布)でスキャンを実行することができる。
なお、パルス計算機能1323は、B感度マップを補正するのではなく、誤差の逆数をBマップ設計値に乗算することにより、Bマップ設計値を補正してもよい。補正されたBマップ設計値を用いてRFパルスの振幅及び位相を計算することでも、補正されたB感度マップを用いてRFパルスの振幅及び位相を計算する場合と同様に、最適な高周波磁場分布(B分布)でスキャンを実行することができる。
ステップS408では、計算されたRFパルスの振幅及び位相により本スキャンが実行される。例えば、Spoke技術によるデータ収集である場合は、Spokeのトラジェクトリに沿った順序でRFパルスが印加される送信パルスが生成されて、本スキャンであるデータ収集シーケンスに組み込まれてデータ収集が実行される。具体的には、処理回路131のシステム制御機能1311が、Spokeを用いた本スキャン用の撮像プロトコルと撮像領域とに従い、後述するSpokeのトラジェクトリに沿ってRFパルスが印加されるようにシーケンス制御回路121を制御することで、本スキャンが実行される。なお、Spokeに基づくRFパルスの印加方法の詳細については図7を参照して後述する。
または、複数の送信コイルを用いたパラレル送信(Parallel Transmission、PTxとも呼ぶ)によるデータ収集である場合は、各RFコイルから送信される信号の振幅及び位相が決定されればよい。
なお、複数の送信コイルを用いたパラレル送信においてSpoke技術を用いたデータ収集(PTx Spokeとも呼ぶ)が行われてもよく、各RFコイルにおいてSpokeのトラジェクトリに沿ってRFパルスが印加され、送信パルスが生成される。
また、本スキャンであるデータ収集シーケンスは、FE(Field Echo)法(または、GRE(Gradient Echo)法とも呼ぶ)やSE(Spin Echo)法、FSE(Fast Spin Echo)法といったMRIで用いられる様々な撮像パルスシーケンスを示し、Spoke技術で設計された送信パルスは、少なくともこのデータ収集シーケンスの一部の送信パルスとして用いられ、当該送信パルスに基づき得られたデータより画像生成がなされることになる。
ステップS409では、本スキャンであるデータ収集シーケンスで生じたMR信号が、MRデータとして収集され、MR画像が生成される。具体的には、処理回路131の画像生成機能1315が、収集されたMRデータに基づいてMR画像を生成する。以上で本実施形態に係るMRI装置100による撮像手順を終了する。
次に、ステップS406における誤差の推定方法の一例について図5を参照して説明する。
図5は、B感度マップの基準値に対するB感度の比と振幅の減少率との関係を示す誤差モデルであり、ここでは、Spoke技術を用いて送信パルスを設計する場合を想定する。
縦軸が信号振幅の減少の割合を示す減少率であり、横軸がB感度マップの基準値に対するB感度の比である。
図5は、複数のSpokeのうち、中心Spokeの振幅の比率毎に予め決定した誤差モデルを4つ示す。誤差モデル501から誤差モデル504まで順に、中心Spokeの振幅の比率が高くなる。また、各誤差モデルでは、B感度の基準値に対するB感度の比が高いほど、減少率が高くなる(振幅が減少する)。
誤差推定機能1319は、B感度マップの基準値に対するB感度の比を決定した誤差モデルに当てはめることで誤差を推定すればよい。なお、4本の誤差モデル501〜504のうちのどのモデルを誤差の推定に用いるかは、感度ムラを有するB1感度マップにおける磁場強度の最小値と最大値との差(深さともいう)を考慮して決定されればよい。また、誤差モデル501はB感度の基準値に対するB感度の比の適用範囲が広いので、誤差推定機能1319は、誤差モデル501を適用すべき誤差モデルとして予め決定してもよい。さらには、誤差推定機能1319は、4本の誤差モデルの平均モデルを計算し、当該平均モデルを用いて誤差を推定してもよい。
なお、図5に示すような誤差モデルに限らず、誤差推定機能1319は、B感度の基準値に対するB感度の比と減少率とを対応付けたルックアップテーブルを用意し、当該ルックアップテーブルを参照して誤差を推定してもよい。また、誤差モデルとして、予め複数のシミュレーションによって得られた値に対してフィッティング関数でフィッティング処理(回帰分析)した関数を用いてもよい。このように、誤差は、1次または2次といった低次の関数で誤差をモデル化されることができる。
次に、ステップS407に示す補正処理の一例について図6を参照して説明する。
図6は、図3と同様のB感度マップ及びBマップ設計値を表す。
上述のステップS406により誤差推定機能1319は誤差rを推定し、誤差rをB感度マップ302に乗算することにより補正されたB感度マップ601が得られる。誤差推定機能1319は、補正されたB感度マップ601から逆特性となるBマップ設計値602を設計する。パルス計算機能1323は、設計されたBマップ設計値602に基づいてRFパルスの振幅及び位相を設計しRFパルスを送信する。これによって、過度な補正がなされず、理想とする均一なB分布301に近いB分布603を得ることができる。
なお、パルス計算機能1323は、補正前のB感度マップ302の逆特性としてBマップ設計値の目標値303を計算し、誤差rの逆数、すなわちr−1をBマップ設計値の目標値303に乗算してBマップ設計値602を計算しても、同様の効果を得ることができる。
次に、Spoke技術を用いる場合のRFパルスの印加方法の一例について図7を参照して説明する。
Spoke技術は、k空間上に分散配置されたスライス選択パルスによって生成可能なB分布により、B分布の不均一性を抑制する技術である。
図7は、k空間上のSpokeのトラジェクトリを示す。Spoke技術では、k空間上にk軸に平行なインパルス(デルタ関数)の線(k−k平面で見れば点)があり、この線をSpokeとも呼ぶ。図7の例では、5本のSpoke701があり、「開始」の位置から「終了」の位置まで、トラジェクトリ702に沿って各Spoke701が結ばれる(選択される)。トラジェクトリ702は、k軸、k軸及びk軸により表現されるk空間上のSpoke701の位置、及びSpoke701に対応するRFパルスの印加順序を示す軌跡である。
各Spoke701には、各Spoke701のk空間上の位置に対応するRFパルスのパラメータ(振幅及び位相)が対応付けられる。なお、「終了」の位置となる原点におけるSpoke701は中心Spokeと呼ばれ、RFパルスにおける中心Spokeの振幅が占める割合がSpoke技術で送信パルスを設計する際の誤差モデルの決定に用いられる。
各Spoke701に対応する振幅及び位相を有するRFパルスは、サブパルスとして印加される。すなわち、複数個のサブパルス全体として1つの励起パルスとなるようにRFパルスが設計される。なお、Spoke技術を単にSpokeと呼ぶこともある。
なお、図7の例では、5本のSpokeを用いる例を示すが、これに限らず、オフセットに用いるk空間上の原点のSpokeを含む、3本以上のSpoke701であってもよい。また、Spoke701の本数が多ければ、その分印加すべきサブパルスの数が増加し、励起パルスとなるまでに時間がかかるため、撮像時間を考慮して適宜Spoke701の本数が設定されればよい。
以上に示した本実施形態によれば、B感度マップの基準値とB感度との比に基づいて誤差を推定し、誤差を用いてRFパルスの振幅及び位相を決定することで、線形近似による誤差の影響を低減し、RFパルスにより生成されるBマップ設計値の目標値を、B感度マップの逆特性に高精度に近づけることができる。結果として、B感度マップの不均一性を簡易かつ高精度に改善することができる。
上述した実施形態の中で説明した処理回路131の各機能は、ソフトウェアであるプログラムに基づいて実行されることが可能である。処理回路131の各機能は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD±R、DVD±RW等)、半導体メモリ、又はこれに類する記録媒体に記録される。コンピュータ又は組み込みシステムが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。このとき、コンピュータは、この記録媒体からプログラムを読み込み、このプログラムに基づいてプログラムに記述されている指示をCPUで実行させれば、上述した処理回路131の各機能を実現することができる。また、記憶媒体は、コンピュータあるいは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LAN(Local Area Network)やインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。また、記憶媒体は1つに限られず、複数の媒体から、処理回路131の各機能が実行される場合も、実施形態における記憶媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100・・・磁気共鳴イメージング(MRI)装置、101・・・静磁場磁石、103・・・傾斜磁場コイル、105・・・傾斜磁場電源、107・・・寝台、109・・・寝台制御回路、111・・・ボア、113・・・送信コイル、115・・・送信回路、117・・・受信コイル、119・・・受信回路、121・・・シーケンス制御回路、123・・・バス、125・・・インタフェース、127・・・ディスプレイ、129・・・記憶装置、131・・・処理回路、301,603・・・B分布、302,305,601・・・B感度マップ、303・・・Bマップ設計値の目標値、304,602・・・Bマップ設計値、501,502,503,504・・・誤差モデル、701・・・Spoke、702・・・トラジェクトリ、1071・・・天板、1311・・・システム制御機能、1313・・・データ配列機能、1315・・・画像生成機能、1317・・・基準値設定機能、1319・・・誤差推定機能、1321・・・補正機能、1323・・・パルス計算機能。

Claims (11)

  1. 被検体を含む撮像領域内のB感度マップを取得する取得部と、
    前記B感度マップにおいて基準値を設定する設定部と、
    前記基準値と前記B感度マップとを用いて、当該B感度マップに基づき設計されるBマップ設計値に生じる誤差を推定する推定部と、
    前記誤差に基づきRFパルスの振幅及び位相を計算する計算部と、を具備する磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記推定部は、前記Bマップ設計値として前記B感度マップの逆特性を算出する請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記誤差を用いて前記B感度マップを補正する補正部をさらに具備し、
    前記計算部は、補正された前記B感度マップを用いて前記RFパルスの振幅及び位相を計算する請求項1または請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記誤差を用いて前記Bマップ設計値を補正する補正部をさらに具備し、
    前記計算部は、補正された前記Bマップ設計値を用いて前記RFパルスの振幅及び位相を計算する請求項1または請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記補正部は、前記B感度マップ及び前記Bマップ設計値のどちらか一方に前記誤差を乗算することにより補正を行う請求項3または請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記誤差は、線形近似による誤差である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記基準値は、前記B感度マップの最小値、最大値、平均値、当該平均値と最大値との間の第1値、及び当該第1値の平均値のいずれか1つである請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記推定部は、前記基準値と前記B感度マップとの比に対応する信号振幅の減少率を前記誤差として推定する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記推定部は、信号振幅の減少率に関する関数である誤差モデルを用いて前記誤差を推定する請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記誤差モデルは、予め複数のシミュレーションによって得られた値に対してフィッティング処理したフィッティング関数である請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 被検体を含む撮像領域内のB感度マップを取得し、
    前記B感度マップにおいて基準値を設定し、
    前記基準値と前記B感度マップとを用いて、当該B感度マップに基づき設計されるBマップ設計値に生じる誤差を推定し、
    前記誤差に基づきRFパルスの振幅及び位相を計算する、パルス設計方法。
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