JP7034216B2 - 枢転錘のための枢転案内装置および測時用振動子機構 - Google Patents

枢転錘のための枢転案内装置および測時用振動子機構 Download PDF

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Description

本発明は、枢転錘のための枢転案内装置に関するものである。
本発明は、さらに、少なくとも2つの枢転案内装置を有する測時用振動子機構に関する。
本発明は、さらに、かかる振動子機構を備える測時用ムーブメントに関する。
仮想ピボットを有するフレキシブルガイドによって、測時用振動子を大幅に改善することが可能となる。最も単純なものは、一般的には垂直に交差する直線リーフを有する2つの案内装置で構成された十字バネピボットである。これらの2つのリーフは、2つの異なる平面において3次元とするか、またはそれらが交点で溶接されているかのように同じ平面において2次元とするか、いずれかとすることができる。
重力場での向きに依存しない歩度によって等時性をもたせることを試みて、特に以下の2つの方法で(単独で、または2つを組み合わせて)、振動子のための3次元の十字バネピボットを最適化することが可能である。
- 位置に依存しない歩度を有するための設定に関して、リーフの交点の位置を選択する。
- 等時性をもたせるとともに、振幅に依存しない歩度を有するように、リーフ間の角度を選択する。
しかしながら、このような装置を用いて、リーフの完全な撓みを得ることは可能ではない。実際に、錘の回転動が完全に周期的であるために枢転中に十分に安定した仮想軸を得ることは実現しない。戻りトルクは厳密に線形ではないため、これが錘の振幅による非等時性の原因となる。さらに、この機構の重心は、あまりにも移動しすぎて、これも、重力に対するその向きによる非等時性の原因となる。
本発明は、上記の欠点を解消することを目的とし、フレキシブルピボットの挙動を、特にそれらを振動子機構において用いるために改善することを目的とする。
よって、本発明は、枢転錘を仮想ピボット軸に関して回転可能に枢転案内するための装置に関し、この装置は、第1の支持体および第2の支持体を備え、それらの支持体の一方は固定されており、それらの支持体の他方は回転式のものであって、かつ枢転錘を形成または支持するためのものであり、この装置は、平面内に概ね配置されて、この装置のレスト状態において同じ方向に向いた第1の可撓性リーフと第2の可撓性リーフ、ならびに可撓性リーフよりも顕著に高い剛性を有するとともに第1の可撓性リーフを第2の可撓性リーフに連結する中間リーフを備え、この装置は、第1の支持体と第1のリーフの第1端とによって形成される第1の固定リンクと、第1のリーフの第2端と中間リーフの第1端とによって形成される第2の固定リンクと、中間リーフの第2端と第2のリーフの第1端とによって形成される第3の固定リンクと、第2のリーフの第2端によって少なくとも一方が形成される第4の固定リンクと、を備える。
この装置は、第1のリンクおよび/または第4のリンクが、装置がレスト状態にあるときの方向にある第2のリンクと第3のリンクとの間に概ね配置されるという点で、優れている。
従って、本発明は、可撓性リーフよりも高い剛性を有する中間リーフを備える十字バネピボットであり、その第1の固定リンクおよび/または第4の固定リンクは、第2の固定リンクと第3の固定リンクとの間に配置されている。このようなピボットによって、可撓性および戻りトルクをより線形にするために、錘の枢転中に、より安定した重心を維持することが可能となる。また、重力に起因する非等時性の問題も、特に振動子機構において大幅に軽減され、これにより測時用機械式ムーブメントはより正確となる。
本発明の具体的な実施形態によれば、第4の固定リンクは、第2のリーフの第2端と回転式の第2の支持体との間に配置されており、第1の支持体は固定されている。
本発明の具体的な実施形態によれば、第4のリンクは、この装置がレスト状態にあるときの方向にある第2のリンクと第3のリンクとの間に配置されている。
本発明の具体的な実施形態によれば、第1のリンクおよび第4のリンクは、この装置がレスト状態にあるときの方向にある第2のリンクと第3のリンクとの間に配置されている。
本発明の具体的な実施形態によれば、中間リーフは、好ましくはU字形状に、湾曲している。
本発明の具体的な実施形態によれば、中間リーフは、可撓性リーフの断面慣性よりも大きい断面慣性を有して、可撓性である。
本発明の具体的な実施形態によれば、中間リーフは、次の等式で定義される長さx1を有する。
Figure 0007034216000001
ただし、L1は、第1の可撓性リーフの長さであり、L2は、第2の可撓性リーフの長さである。
本発明の具体的な実施形態によれば、第4のリンクと枢転錘の重心との間の距離は、次の等式で定義される長さx2である。
Figure 0007034216000002
ただし、L1は、第1の可撓性リーフの長さであり、L2は、第2の可撓性リーフの長さである。
本発明の具体的な実施形態によれば、第1のリーフの長さは、L1=Lであり、中間リーフは、次の等式で定義される長さx1を有する。
Figure 0007034216000003
本発明の具体的な実施形態によれば、第1のリーフの長さL1は、L1=Lであり、第4のリンクと枢転錘の重心との間の距離は、次の等式で定義される長さx2である。
Figure 0007034216000004
本発明の具体的な実施形態によれば、第2の可撓性リーフは、次の等式で定義される長さL2を有する。
Figure 0007034216000005
本発明の具体的な実施形態によれば、この装置は、第2の中間リーフを備え、第4のリンクは、第2のリーフの第2端と第2の中間リーフの第1端とによって形成されており、第1の支持体は回転式である。
本発明の具体的な実施形態によれば、この装置は、第2の中間リーフと第2の固定支持体との間に第3の可撓性リーフを備え、この装置は、第2の中間リーフの第2端と第3のリーフの第1端とによって形成される第5の固定リンク、ならびに第3のリーフの第2端によって少なくとも一方が形成される第6の固定リンクを備える。
本発明の具体的な実施形態によれば、第6の固定リンクは、第3のリーフの第2端と第2の固定支持体とによって形成されている。
本発明の具体的な実施形態によれば、第5のリンクおよび第6のリンクは、この装置がレスト状態にあるときの方向にある第2のリンクと第3のリンクとの間に配置されている。
本発明は、さらに、仮想ピボット軸に関して回転式に枢転するように構成された枢転錘を有する測時用振動子機構に関し、この機構は、本発明により回転可能に枢転案内するためのフレキシブル装置を2つ備える。
本発明の具体的な実施形態によれば、この機構がレスト状態にあるときに、個々の装置の可撓性リーフの方向は、互いに略垂直である。
本発明の具体的な実施形態によれば、この機構は、第3の案内装置を備え、これらの3つの装置は重なり合っている。
本発明の具体的な実施形態によれば、それらの装置は、角度的に分散配置されることで、3つの案内装置の可撓性リーフの方向は、2つずつが120°で配置されている。
本発明の具体的な実施形態によれば、それらの装置の回転支持体は、剛連結されている。
本発明の具体的な実施形態によれば、それらの装置の固定支持体は、剛連結されている。
本発明の具体的な実施形態によれば、各々の装置の可撓性リーフは、2つずつが同じ長さを有している。
本発明の具体的な実施形態によれば、それらの装置は、平行な平面に配置されている。
本発明は、さらに、かかる測時用振動子機構を備える測時用ムーブメントに関する。
本発明の他の特徴および効果は、添付の図面を参照して、以下の詳細な説明を読解することで明らかになるであろう。
図1は、本発明による枢転案内装置を概略的に示している。 図2は、本発明の第1の実施形態による2つの枢転案内装置を備える振動子機構を概略的に示している。 図3は、第2の実施形態の第1の代替例による振動子機構の上面図を示している。 図4は、第2の実施形態の第2の代替例による振動子機構の上面図を示している。 図5は、第2の実施形態の第3の代替例による振動子機構の上面図を示している。 図6は、図5の第2の実施形態の第3の代替例の斜視図を示している。 図7は、図3の振動子機構の改良版の斜視図を示している。 図8は、第3の実施形態による振動子機構の斜視図を示している。 図9は、第4の実施形態による振動子機構の斜視図を示している。 図10は、第4の実施形態による振動子機構の上面図を示している。
本発明は、図1に示すように、仮想ピボット軸Aに関して枢転錘を回転可能に枢転案内するための装置1に関する。この装置は、好ましくは、平面内に概ね配置される。ピボット軸Aは、装置1の平面に対して垂直である。装置1は、固定支持体2と、枢転錘を形成または支持するための回転支持体3と、を備える。
装置1は、第1の可撓性リーフ4および第2の可撓性リーフ5、ならびに第1の可撓性リーフ4を第2の可撓性リーフ5に連結する中間リーフ6、を備える。第1のリーフ4と第2のリーフ5は、好ましくは、同様の断面慣性、さらには同等の断面慣性を有する。ほとんどの可撓性リーフが直線状である好ましい具体的な場合について、本発明を例示している。しかしながら、例えばコイル形状など、他のジオメトリが可能である。
中間リーフ6は、可撓性リーフ4、5よりも顕著に高い剛性を有する。すなわち、中間リーフ6は、可撓性リーフの剛性係数よりも大きい剛性係数を有する。
第1の実施形態によれば、中間リーフ6の係数は、はるかに大きく、従って、中間リーフ6は、枢転錘の影響下で可撓性ではないとみなされる。
第2の実施形態によれば、中間リーフ6も可撓性であるが、第1のリーフ4および第2のリーフ5よりも低い可撓性である。この場合、これらの2つのタイプのリーフの可撓性の違いは、やはり顕著である。このように、中間リーフ6は、枢転錘の影響下で可撓性である。この目的のため、中間リーフ6は、可撓性リーフと同じ材料で構成される場合に、例えば、可撓性リーフ4、5よりも大きい断面を有する。好ましくは、第1の可撓性リーフ4と第2の可撓性リーフ5は、同じ断面を有する。
図1は、レスト状態にある装置1を示しており、すなわち、回転支持体3は枢転することなく、不動の安定位置に維持されている。図1に示すように、第1のリーフ4と第2のリーフ5は、装置1がレスト状態にあるときに同じ方向に向いている。
装置1は、リーフ4、5、6の4つの固定リンクを備える。
- 固定支持体2と第1のリーフ4の第1端とによって形成される第1の固定リンク7、
- 第1のリーフ4の第2端と中間リーフ6の第1端とによって形成される第2の固定リンク8、
- 中間リーフ6の第2端と第2のリーフ5の第1端とによって形成される第3の固定リンク9、および、
- 第2のリーフ5の第2端と回転支持体3とによって形成される第4の固定リンク11。
固定リンクという用語は、例えば一端が他端に堅固に設定されるなど、両端が互いに永続的に固定されていることを意味する。
レスト位置では、第1のリーフ4は、固定支持体2に対して略垂直であり、第2のリーフ5は、第1のリーフ4と略同一線上にあり、一方、中間リーフ6は、第1のリーフ4および第2のリーフ5に対して略平行である。従って、4つの固定リンクは、レスト位置にある可撓性リーフ4、5と同じ方向にアラインされている。図1では、回転支持体3はL字形状を有し、これにより支持体3は可撓性リーフ4、5に対してオフセットしている。L字の底辺は、可撓性リーフ4、5に対して垂直であり、第4の固定リンク11を含む。L字の縦辺は、可撓性リーフ4、5に対して平行であり、曲がった自由先端Pをさらに備える。自由先端Pは、装置1の重心の位置を示すだけの目的のものにすぎない。本発明による装置により、自由先端Pひいては重心は、支持体3の枢転中にほとんど移動しない。
本発明によれば、第1の固定リンク7および/または第4の固定リンク11は、装置1がレスト状態にあるときに、第2の固定リンク8と第3の固定リンク9との間に配置される。図1の実施形態では、第1の固定リンク7および第4の固定リンク11は、装置1がレスト状態にあるときに、第2の固定リンク8と第3の固定リンク9との間に配置される。従って、第1の可撓性リーフ4および第2の可撓性リーフ5は、レスト位置では、中間リーフ6内に配置される。
この目的のため、中間リーフ6は、第1の固定リンク7および第4の固定リンク11を部分的に囲むことができるように、この場合は直線U字形状に、湾曲している。U字の底辺Bが最も長く、次の等式で定義される長さx1を有する。
Figure 0007034216000006
ただし、L1は、第1の可撓性リーフ4の長さであり、L2は、第2の可撓性リーフ5の長さである。これらの長さは、図面には示していない軸および原点に関して定義されるベクトルである。負の値は、正の値と逆方向に向いているものと理解される。従って、いくつかの値は、L1またはL2ひいてはx1またはx2のように、負である可能性がある。
さらに、第4の固定リンク11と枢転錘の重心との間の距離は、L字の縦辺によって形成されるとともに次の式で定義される長さx2である。
Figure 0007034216000007
これらの寸法によって、枢転錘の重心は、装置1の平面における撓み角に対する重心位置の制限された展開の2次までは不動であるため、この装置が枢転するときに、系の重心は、より安定する。
好ましいモードでは、第1のリーフ4の長さL1=L、および第2の可撓性リーフ5の長さL2=L/5、を選択する。これにより、枢転中に、可撓性リーフ4、5が衝突する危険性がない。衝突を回避するためにリーフを2つの異なるレベルに配置する必要がなくなる。従って、中間リーフ6の長さx1は、次の等式で定義される:x1=-(36/25)L。回転支持体3は、次の等式で定義される長さx2を有する:x2=(3/5)L。これは、第4の固定リンク11と枢転錘の重心との間の距離に相当する。
効果的な実施形態では、第1の固定支持体2、第2の固定支持体3、およびリーフは、一体型アセンブリを形成する。この一体型アセンブリは、MEMSもしくはLIGAタイプまたは類似の技術によって、シリコンまたは類似のものから、熱補償されて製造することができ、この一体型アセンブリがシリコンで製造されるときには、特に、この目的で配置される部分の特定の領域における二酸化シリコンの特別な局所成長によって熱補償される。
図示していない第3の実施形態によれば、この装置は、第2の中間リーフおよび第3の可撓性リーフを備え、回転支持体と固定支持体は、前述の実施形態とは逆になっている。従って、第1の固定リンクは、回転支持体と第1の可撓性リーフの第1端とによって形成され、第2の固定リンクは、第1の可撓性リーフの第2端と第1の中間リーフの第1端とによって形成され、第3の固定リンクは、第1の中間リーフの第2端と第2の可撓性リーフの第1端とによって形成され、第4の固定リンクは、第2の可撓性リーフの第2端と第2の中間リーフの第1端とによって形成される。この装置は、第2の中間リーフの第2端と第3の可撓性リーフの第1端とによって形成される第5の固定リンク、ならびに第3の可撓性リーフの第2端と固定支持体とによって形成される第6の固定リンク、を備える。この実施形態では、第1の固定リンク、第4の固定リンク、第5の固定リンク、および第6の固定リンクは、この装置がレスト状態にあるときに、例えば第2の固定リンクと第3の固定リンクとの間に配置される。
図2は、上述のものと同様に枢転案内するための2つの装置12、21を備える振動子機構10の第1の実施形態を示している。第1の案内装置12は、第1の固定支持体14および第1の回転支持体33、第1の可撓性リーフ16および第2の可撓性リーフ17、ならびに第1の可撓性リーフ16を第2の可撓性リーフ17に連結する第1の中間リーフ31、を含む。第2の案内装置21は、第2の固定支持体13および第2の回転支持体34、第3の可撓性リーフ18および第4の可撓性リーフ19、ならびに第3の可撓性リーフ18を第4の可撓性リーフ19に連結する第2の中間リーフ32、を含む。2つの装置12、21の個々の可撓性リーフ16、17、18、19は、2つずつが同じ長さを有する。従って、第1の装置12の第1のリーフ16と第2の装置21の第3のリーフ18とは同じ長さを有し、同様に、第1の装置12の第2のリーフ17と第2の装置21の第4のリーフ19とは同じ長さを有する。中間リーフ31、32は、U字の底辺が機構の外側に向くように配置される。
2つの装置12、21は、リーフが衝突することなく枢転できるように、2つの平行な平面に配置される。本例では、2つの装置12、21は、互いに略垂直である。従って、機構10がレスト状態にあるときには、個々の装置12、21の可撓性リーフ16、17、18、19の方向は、略垂直である。
他の実施形態では、これらの装置を、それらの間に90°とは異なる角度である例えば60°を形成することにより、異なる向きにすることができる。
また、可撓性リーフの方向は、直線方向である。2つの装置12、21の中間リーフ31、32は、レスト位置では略垂直であり、第1の点35で交差している。これらの装置12、21は、2つの異なる平面にあるので、機構10の動作中に、これらのリーフは衝突しない。第1の可撓性リーフ16と第3の可撓性リーフ18は、レスト位置では略垂直であり、回転支持体および枢転錘の重心を規定する第2の点36で交差している。また、第2の点36は、特に枢転錘について、この機構が回転する仮想軸の位置も規定している。このピボット軸は、これらの装置の平面に対して略垂直である。
2つの装置の回転支持体33、34は、2つの装置12、21の固定支持体13、14と同様に、互いに剛連結されている。この場合、回転支持体33、34は、直線リーフ形状を有し、中間リーフと同じ性質のもの、好ましく非可撓性のものとすることができる。回転支持体33、34は、個々の装置12、21の可撓性リーフ16、17、18、19に対して略垂直である。回転支持体33、34は、ブラケット形状でコーナ15を形成するように、それらの対向する端で互いに固定されている。コーナ15は、例えばテンプである機構の回転錘のための、支持体を形成することができる。
機構10が作動しているときには、2つの装置12、21が枢転することで、コーナ15は、仮想軸に関して周期的なテンプの動きを実現する。この動きは、錘付きまたは錘無しの回転支持体の動きの影響で撓む可撓性リーフによって生じる。
振動子機構10は、枢転案内のための複数のこのようなフレキシブル装置12、21を備えることができ、それらは、平行な平面に、かつ同じ仮想ピボット軸Aの周りに配置されて、総角度移動量を増加させるために、直列に取り付けられる。
図3~6は、本発明による2つの装置58、59を備える機構20、30、40の第2の実施形態の代替例であり、この場合、レスト位置では、第4の固定リンク51、55のみが、第2の固定リンク48、53と第3の固定リンク49、54との間に配置される。装置58、59はそれぞれ、2つの可撓性リーフ39、41、43、44および中間リーフ42、45を含む。第1の実施形態と同様に、装置58、59は、互いに略垂直である。
これらの各々において、第1の固定リンク47、52は、中間リーフ42、45の外側に配置される。従って、第1の可撓性リーフ39、43は、中間リーフ42、45の外側にある。
従って、この機構は、第1の実施形態のものよりもコンパクトである。中間リーフ42、45は、変形U字形状を有し、第2の固定リンク48、53によって第1の可撓性リーフ39、43に連結された枝は、わずかに凸状で、かつ他方の枝よりも長く、U字の底辺は、U字の内側に向かって凹状である。固定支持体は、これらの種々の代替例において同一であり、90°に略等しい角度を有する第1の円弧37を共に形成している。第1の円弧37は、この振動子機構を測時用ムーブメントに固定できるようにするために、この場合は装置の平面内で円弧37の外側部分に配置されたリングである第1のアタッチメント46を含む。
図3および4の代替例では、2つの回転支持体は、90°に略等しい角度を有するとともに第1の円弧よりも小さい第2の円弧38を共に形成しており、その中心は、第1の円弧37の中心と略同じである。第1の円弧37と第2の円弧38は、レスト位置において略平行である。第2の円弧38には、第2のアタッチメント56が付加されている。第2のアタッチメント56はリングである。第2のアタッチメント56は、例えば測時用ムーブメントのテンプである回転錘を固定することを可能とする。
図3の第2のアタッチメント56を形成するリングは、機構20に対して離間しており、やはり可撓性であり得る追加のリーフ57によって第2の円弧38の端に連結されている。
他の代替例の図4では、第2のアタッチメント56は、第2の円弧38上に固定されるとともに、第2の円弧38上で中心にある。
振動子機構40の図5および6の代替例では、可撓性リーフ39、41、43、44の方向に対する前述の代替例の中間リーフの対称性によって、装置61、62は、中間リーフ66、67のU字の底辺が機構の内側に向くように配置されている。回転支持体63、64は、湾曲しており、第2のアタッチメント65に達する前に、異なる平面において交差している。第2のアタッチメント65は、第2の可撓性リーフ41、44の交点に形成される機構の重心に関して、第1のアタッチメント46の反対側に対称的に配置されている。図6の斜視図では、2つの装置61、62の2つのレベルを観察することが可能である。なお、固定支持体によって形成される第1の円弧37、ならびに第2のアタッチメント65は、2つの異なる平面において固定リンクを確保するのに十分な厚さを有することに留意すべきである。
代替例に関わりなく、機構20、30、40が作動しているときには、2つの装置が枢転することで、アタッチメントは、仮想軸に関して周期的なテンプの動きを実現する。この動きは、錘付きまたは錘無しの回転支持体の動きの影響で撓む可撓性リーフによって生じる。
図7は、図3のものと同様の振動子機構50を示しており、この場合、可撓性リーフ72、73、74、75は、リーフのアンチクラスティック湾曲を回避するために、横補強材71を含む。補強材は、リーフ72、73、74、75の厚さを局所的に増加させるように、リーフの各側に配置されたリブで構成される。リブは、リーフの各面に周期的に配置され、好ましくは、リーフ72、73、74、75の高さ全体にわたって配置される。
この実施形態では、さらに、中間リーフ76、77は、リーフの厚さにセル構造を有する。それらのセルは、「スケルトン」リーフを得るように、リーフの高さ全体にわたって管状である。これにより、十分な剛性を維持しつつ、中間リーフ76、77の重量が軽減される。
これらの2つの追加の特徴のうちの1つのみを含む実施形態も、当然のことながら可能である。
図8は、2つの案内装置81、82を備える振動子機構60の第3の実施形態を示しており、案内装置はそれぞれ、上述の枢転案内のための装置81、82の第3の実施形態による3つの可撓性リーフ83、84、85、86、87、88および2つの中間リーフ89、91、92、93を有する。2つの装置81、82は、垂直に配置されており、第2の中間リーフ92、93において交差している。第2の中間リーフ92、93は、互いに接触しないように、窪みを描いている。このために、それらはU字形状を有し、接触することなく互いに垂直に嵌合することができる。また、第1の中間リーフ89、91もU字形状を有し、それらの長さは、個々の装置81、82の長さに相当する。それぞれの第2の可撓性リーフ85、86の長さは、個々の装置81、82の第1の可撓性リーフ83、84および第3の可撓性リーフ87、88の追加の長さに概ね相当する。
2つの装置81、82の可撓性リーフ83、84、85、86、87、88、第2の中間リーフ92、93、ならびに回転支持体および固定支持体は、同じ平面に配置される。第1の中間リーフ89、91は、第1の平面に平行な第2の平面に配置される。
装置81、82の回転支持体は、剛連結されており、円弧94を形成している。また、それぞれの装置81、82の固定支持体も、円弧94においてコーナ95を形成するように、互いに剛連結されている。この機構が動作しているときには、円弧94は、コーナ95に対して動くことができる。
レスト位置にある各々の装置81、82について、第1の固定リンク、第4の固定リンク、第5の固定リンク、および第6の固定リンクは、第2の固定リンク96、97と第3の固定リンク98、99との間に配置される。
図9および10は、3つの案内装置101、102、103を備える振動子機構100の第4の実施形態を示しており、それらの案内装置は、機構の対称軸Aの周りに角度的に分散配置されている。装置101、102、103は、重なり合って、それらの間に120°の角度を形成するような向きになっている。従って、3つの案内装置101、102、103の可撓性リーフの方向は、2つずつが120°で配置されている。
この機構がレスト状態にあるときに、対称軸Aは、それぞれの装置101、102、103の第2の可撓性リーフ105、106、107を概ね通過している。枢転錘の重心は、対称軸によって規定され、それは第2の可撓性リーフ105、106、107の交点である。案内装置101、102、103は、支持体108、109を除いて、図3および4の振動子機構の第2の実施形態について説明したタイプのものである。
図3および4の装置の場合と同様に、回転支持体109は、第1の円弧111、112、113を含む。回転支持体109は、さらに、重なり合った第2の円弧114、115、116を含み、それらの長さは、それぞれの装置101、102、103の個々の第1の円弧111、112、113に到達するように、異なっている。第1の円弧111、112、113と、第2の円弧114、115、116は、直線部分117、118、119によって連結されている。第2の円弧114、115、116は、剛連結されており、機構100の外側に向いた第1のアタッチメント120によって延長されている。
固定支持体108は、重なり合った第3の円弧121、122、123を含み、これらは、装置101、102、103の配置によって様々な長さを有する。第3の円弧121、122、123は、剛連結されており、第2のアタッチメント125によって機構の外側に向けて延長されている。
第2の円弧114、115、116および第3の円弧121、122、123は、円形空間を画成しており、その中に、アタッチメント120、125を除く装置101、102、103の要素が配置されている。第1のアタッチメント120と第2のアタッチメント125は、好ましくは、その空間の各側に対称的に配置される。
本発明は、さらに、例えば測時用ムーブメントのテンプとして、上述のもののいずれか1つのような振動子機構を備える、測時用ムーブメントに関する。
1 案内装置
2 固定支持体(第1の支持体)
3 回転支持体(第2の支持体)
4 第1の可撓性リーフ
5 第2の可撓性リーフ
6 中間リーフ
7 第1の固定リンク
8 第2の固定リンク
9 第3の固定リンク
10 振動子機構
11 第4の固定リンク
12 第1の案内装置
13 第2の固定支持体(第1の支持体)
14 第1の固定支持体(第1の支持体)
15 コーナ
16 第1の可撓性リーフ
17 第2の可撓性リーフ
18 第3の可撓性リーフ
19 第4の可撓性リーフ
20 振動子機構
21 第2の案内装置
22 第1の固定リンク
23 第1の固定リンク
24 第2の固定リンク
25 第2の固定リンク
26 第3の固定リンク
27 第3の固定リンク
28 第4の固定リンク
29 第4の固定リンク
30 振動子機構
31 第1の中間リーフ
32 第2の中間リーフ
33 第1の回転支持体(第2の支持体)
34 第2の回転支持体(第2の支持体)
35 (第1と第2の中間リーフが交差する)第1の点
36 (第1と第3の可撓性リーフが交差する)第2の点
37 第1の円弧(固定支持体)
38 第2の円弧(回転支持体)
39 第1の可撓性リーフ
40 振動子機構
41 第2の可撓性リーフ
42 中間リーフ
43 第1の可撓性リーフ
44 第2の可撓性リーフ
45 中間リーフ
46 第1のアタッチメント
47 第1の固定リンク
48 第2の固定リンク
49 第3の固定リンク
50 振動子機構
51 第4の固定リンク
52 第1の固定リンク
53 第2の固定リンク
54 第3の固定リンク
55 第4の固定リンク
56 第2のアタッチメント
57 追加のリーフ
58 案内装置
59 案内装置
60 振動子機構
61 案内装置
62 案内装置
63 回転支持体
64 回転支持体
65 第2のアタッチメント
66 中間リーフ
67 中間リーフ
71 横補強材
72 第1の可撓性リーフ
73 第1の可撓性リーフ
74 第2の可撓性リーフ
75 第2の可撓性リーフ
76 中間リーフ
77 中間リーフ
81 案内装置
82 案内装置
83 第1の可撓性リーフ
84 第1の可撓性リーフ
85 第2の可撓性リーフ
86 第2の可撓性リーフ
87 第3の可撓性リーフ
88 第3の可撓性リーフ
89 第1の中間リーフ
91 第1の中間リーフ
92 第2の中間リーフ
93 第2の中間リーフ
94 円弧(回転支持体)
95 コーナ(固定支持体)
96 第2の固定リンク
97 第2の固定リンク
98 第3の固定リンク
99 第3の固定リンク
100 振動子機構
101 案内装置
102 案内装置
103 案内装置
105 第2の可撓性リーフ
106 第2の可撓性リーフ
107 第2の可撓性リーフ
108 固定支持体
109 回転支持体
111 第1の円弧(回転支持体)
112 第1の円弧(回転支持体)
113 第1の円弧(回転支持体)
114 第2の円弧(回転支持体)
115 第2の円弧(回転支持体)
116 第2の円弧(回転支持体)
117 直線部分
118 直線部分
119 直線部分
120 第1のアタッチメント
121 第3の円弧(固定支持体)
122 第3の円弧(固定支持体)
123 第3の円弧(固定支持体)
125 第2のアタッチメント
A 仮想ピボット軸/振動子機構の対称軸
B 中間リーフのU字の底辺
L 第1の可撓性リーフの長さ
1 第1の可撓性リーフの長さ
2 第2の可撓性リーフの長さ
P 回転支持体の自由先端(重心)
1 中間リーフの長さ
2 第4の固定リンクと枢転錘の重心との間の距離

Claims (21)

  1. 枢転錘を仮想ピボット軸(A)に関して回転可能に枢転案内するための装置(1,12,21,58,59,61,62,81,82)であって、当該装置(1,12,21,58,59,61,62,81,82)は、第1の支持体(2,13,14)および第2の支持体(3,33,34)を備え、前記支持体の一方は固定されており、前記支持体の他方は回転式のものであって、前記枢転錘を形成または支持するためのものであり、当該装置(1,12,21,58,59,61,62,81,82)は、平面内に概ね配置されて、当該装置(1,12,21,58,59,61,62,81,82)のレスト状態において同じ方向に向いた第1の可撓性リーフ(4,16,18,39,43,72,73,83,84)と第2の可撓性リーフ(5,17,19,41,44,74,75,85,86)、ならびに前記可撓性リーフ(4,16,18,39,43,72,73,83,84,5,17,19,41,44,74,75,85,86)よりも顕著に高い剛性を有するとともに前記第1の可撓性リーフ(4,16,18,39,43,72,73,83,84)を前記第2の可撓性リーフ(5,17,19,41,44,74,75,85,86)に連結する中間リーフ(6,31,32,42,45,66,67,76,77)を備え、当該装置(1,12,21,58,59,61,62,81,82)は、前記第1の支持体(2,13,14)と前記第1のリーフ(4,16,18,39,43,72,73,83,84)の第1端とによって形成される第1の固定リンク(7,22,23,47,52)と、前記第1のリーフ(4,16,18,39,43,72,73,83,84)の第2端と前記中間リーフ(6,31,32,42,45,66,67,76,77)の第1端とによって形成される第2の固定リンク(8,24,25,48,53,96,97)と、前記中間リーフ(6,31,32,42,45,66,67,76,77)の第2端と前記第2のリーフ(5,17,19,41,44,74,75,85,86)の第1端とによって形成される第3の固定リンク(9,26,27,49,54,98,99)と、前記第2のリーフ(5,17,19,41,44,74,75,85,86)の第2端によって少なくとも一方が形成される第4の固定リンク(11,28,29,51,55)と、を備える、装置において、
    前記第1のリンク(7,22,23,47,52)および/または前記第4のリンク(11,28,29,51,55)は、当該装置(1,12,21,58,59,61,62,81,82)がレスト状態にあるときの前記方向にある前記第2のリンク(8,24,25,48,53,96,97)と前記第3のリンク(9,26,27,49,54,98,99)との間に概ね配置され、さらに、
    前記中間リーフ(6,31,32,42,45,66,67,76,77)は、次の等式で定義される長さx1を有し、
    Figure 0007034216000008
    ただし、L1は、前記第1の可撓性リーフ(4,16,18,39,43,72,73,83,84)の長さであり、L2は、前記第2の可撓性リーフ(5,17,19,41,44,74,75,85,86)の長さであることを特徴とする、装置。
  2. 前記中間リーフ(6,31,32,42,45,66,67,76,77)は、湾曲していることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記中間リーフ(6,31,32,42,45,66,67,76,77)は、U字形状に湾曲されていることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
  4. 前記中間リーフ(6,31,32,42,45,66,67,76,77)は、前記可撓性リーフ(4,16,18,39,43,72,73,83,84,5,17,19,41,44,74,75,85,86)の断面慣性よりも大きい断面慣性を有して、可撓性であることを特徴とする、請求項1または2または3に記載の装置。
  5. 前記第4の固定リンク(11,28,29,51,55)と前記枢転錘の重心との間の距離は、次の等式で定義される長さx2であり、
    Figure 0007034216000009
    ただし、L1は、前記第1の可撓性リーフ(4,16,18,39,43,72,73,83,84)の長さであり、L2は、前記第2の可撓性リーフ(5,17,19,41,44,74,75,85,86)の長さである、ことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記第1のリーフ(4,16,18,39,43,72,73,83,84)の長さは、L1=Lであり、前記中間リーフ(6,31,32,42,45,66,67,76,77)は、次の等式で定義される長さx1を有する、ことを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の装置。
    Figure 0007034216000010
  7. 前記第1のリーフ(4,16,18,39,43,72,73,83,84)の長さは、L1=Lであり、前記第4のリンク(11,28,29,51,55)と前記枢転錘の重心との間の距離は、次の等式で定義される長さx2である、ことを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の装置。
    Figure 0007034216000011
  8. 前記第2の可撓性リーフ(5,17,19,41,44,74,75,85,86)は、次の等式で定義される長さL2を有することを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の装置。
    Figure 0007034216000012
  9. 前記第4の固定リンク(11,28,29,51,55)は、前記第2のリーフ(5,17,19,41,44,74,75,85,86)の前記第2端と回転式の前記第2の支持体(3,33,34)とによって形成されており、前記第1の支持体(2,13,14)は固定されている、ことを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 当該装置(81,82)は、第2の中間リーフ(92,93)を備え、前記第4のリンクは、前記第2のリーフ(85,86)の前記第2端と前記第2の中間リーフ(92,93)の第1端とによって形成されており、前記第1の支持体は回転式である、ことを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の装置。
  11. 当該装置(81,82)は、前記第2の中間リーフ(92,93)と前記第2の固定支持体との間に第3の可撓性リーフ(87,88)を備え、当該装置(81,82)は、前記第2の中間リーフ(92,93)の第2端と前記第3のリーフ(87,88)の第1端とによって形成される第5の固定リンク、ならびに前記第3のリーフ(87,88)の第2端によって少なくとも一方が形成される第6の固定リンクを備える、ことを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  12. 前記第6の固定リンクは、前記第3のリーフ(87,88)の前記第2端と前記第2の支持体とによって形成されていることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
  13. 前記第5のリンクおよび前記第6のリンクは、当該装置(81,82)がレスト状態にあるときの前記方向にある前記第2のリンク(96,97)と前記第3のリンク(98,99)との間に配置されていることを特徴とする、請求項11または12に記載の装置。
  14. 仮想ピボット軸に関して回転式に枢転するように構成された枢転錘を有する測時用振動子機構(10,20,30,40,50,60,100)であって、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の、回転可能に枢転案内するための装置(12,21,58,59,61,62,81,82,101,102)を2つ備えることを特徴とする、測時用振動子機構。
  15. 当該機構(10,20,30,40,50,60,100)がレスト状態にあるときに、個々の前記装置(12,21,58,59,61,62,81,82,101,102)の前記可撓性リーフ(16,18,39,43,72,73,83,84,17,19,41,44,74,75,85,86,105,106)の方向は、互いに略垂直であることを特徴とする、請求項14に記載の測時用振動子機構。
  16. 当該機構は、第3の案内装置(103)を備え、前記3つの装置(101,102,103)は重なり合っている、ことを特徴とする、請求項14に記載の測時用振動子機構。
  17. 前記装置(101,102,103)は、角度的に分散配置されることで、前記3つの案内装置(101,102,103)の前記可撓性リーフ(105,106,107)の方向は、2つずつが120°で配置されていることを特徴とする、請求項16に記載の測時用振動子機構。
  18. 前記装置(12,21,58,59,61,62,81,82,101,102,103)の前記回転支持体(33,34,109)は、剛連結されていることを特徴とする、請求項14から請求項17のいずれか一項に記載の測時用振動子機構。
  19. 前記装置(12,21,58,59,61,62,81,82,101,102,103)の前記固定支持体(13,14,108)は、剛連結されていることを特徴とする、請求項14から請求項18のいずれか一項に記載の測時用振動子機構。
  20. 各々の前記装置(12,21,58,59,61,62,81,82,101,102,103)の前記可撓性リーフ(16,18,39,43,72,73,83,84,17,19,41,44,74,75,85,86,105,106,107)は、2つずつが同じ長さを有することを特徴とする、請求項14から請求項19のいずれか一項に記載の測時用振動子機構。
  21. 請求項14から請求項20のいずれか一項に記載の測時用振動子機構(10,20,30,40,50,60,100)を備える、測時用ムーブメント(100)。
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