JP7034016B2 - 光検出器 - Google Patents

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本発明は、光検出器に関する。
従来、金属層と半導体層との界面における表面プラズモンを利用する光検出器が知られている。例えば特許文献1に記載の光検出器は、第1の金属層と、第1の金属層上に積層された半導体層と、半導体層上に積層された第2の金属層とを有する積層構造体を備えている。この積層構造体は、いわゆるMetal-Insulator-Metal(MIM)共振器を構成し、I層としての半導体層は、導電型がp型の半導体層と導電型がn型の半導体層との積層体によって構成されている。
積層構造体では、光入射によって生じた表面プラズモンが有する局在電場によって半導体層のフォノンが励起される。励起されたフォノンの多段階励起によって半導体層内での電子遷移が可能となり、半導体層内で光吸収が生じる。これが光電子として外部に取り出されることで、半導体層の吸収端波長よりも長い波長の光検出が実現されている。
特許第5952108号公報
上述のような光検出器においては、半導体層の厚さをナノオーダ程度で形成する必要がある。このため、光検出器の製造歩留まりを高める観点から、半導体層を挟む金属電極層間の短絡をより確実に防止するための工夫を施すことが好ましい。また、光検出器の製造歩留まりを高める観点からは、製造工程を容易化する工夫も必要となる。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、金属電極層間の短絡を防止できると共に製造工程を容易化でき、製造歩留まりの向上が図られる光検出器を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明の一側面に係る光検出器は、半導体層と、半導体層の一方面に設けられた金属層と、半導体層の他方面に互いに離間して設けられた第1の金属電極層及び第2の金属電極層と、を備え、半導体層は、p型及びn型の一方の導電型を有して第1の金属電極層に接する第1の半導体層と、p型及びn型の他方の導電型を有して第2の金属電極層に接する第2の半導体層と、を含み、金属層と半導体層と第1の金属電極層とによって構成される第1のMIM共振器の接合方向、及び金属層と半導体層と第2の金属電極層とによって構成される第2のMIM共振器の接合方向は、半導体層におけるpn接合又はpin接合の方向と交差し、第1の金属電極層と半導体層との密着幅によって規定される第1のMIM共振器の共振器長、及び第2の金属電極層と半導体層との密着幅によって規定される第2のMIM共振器の共振器長は、半導体層の吸収端波長よりも長い波長を有する入射光によって表面プラズモンが励起され、且つ表面プラズモンの共振により形成される電場によってフォノンが励起される長さとなっている。
この光検出器では、第1のMIM共振器及び第2のMIM共振器の接合方向が半導体接合におけるpn接合又はpin接合の方向と交差している。このため、この光検出器では、第1のMIM共振器を構成する第1の金属電極層と、第2のMIM共振器を構成する第2の金属電極層とをいずれも半導体層の他方面に設ける構成を採用し得る。第1の金属電極層と第2の金属電極層とが同一面に設けられることで、第1の金属電極層及び第2の金属電極層のパターニングが容易となり、短絡が生じる可能性が抑えられると共に、製造工程の容易化が図られる。
また、第1の半導体層は、第1の金属電極層に接する部分において、半導体層の厚さ方向の一部のみに設けられ、半導体層の残余の部分は、第2の半導体層となっていてもよい。このような半導体層は、イオン注入により容易に形成することができる。
上記の構成において、第1の半導体層のキャリア濃度は、第2の半導体層のキャリア濃度よりも小さくなっていてもよい。この場合、第1の半導体層の十分な領域を空乏層とすることが可能となり、入射光の光電変換効率を向上できる。
上記の構成において、半導体層の厚さ方向から見て、第1の金属電極層の形成領域が第1の半導体層の形成領域よりも内側に位置していてもよい。これにより、第1の金属電極層と第2の半導体層との接触を防止できる。
また、第1の半導体層は、第1の金属電極層に接する部分において、半導体層の厚さ方向の一部のみに設けられ、第2の半導体層は、第2の金属電極層に接する部分において、半導体層の厚さ方向の一部のみに設けられ、半導体層の残余の部分は、高抵抗ベース層となっていてもよい。このような半導体層は、イオン注入により容易に形成することができる。また、この構成によれば、第1の金属電極層と第2の金属電極層とが金属層を介して短絡してしまうことを防止できる。
上記の構成において、第1の半導体層と第2の半導体層とが互いに離間していてもよい。この場合、半導体層においてPIN構造が形成されるため、PIN構造のIに相当する高抵抗ベース層を介して空乏層の拡がりを助長することが可能となる。
上記の構成において、第1の半導体層と第2の半導体層とが互いに接していてもよい。この場合、第1の半導体層に対応する第1の金属電極層と、第2の半導体層に対応する第2の金属電極層とを半導体層の他方面上で密に配置することができる。したがって、光検出器の小型化及びアレイ化の点で有意となる。
上記の構成において、半導体層の厚さ方向から見て、第1の金属電極層の形成領域が第1の半導体層の形成領域よりも内側に位置し、第2の金属電極層の形成領域が第2の半導体層の形成領域よりも内側に位置していてもよい。これにより、第1の金属電極層と第2の半導体層及び高抵抗ベース層との接触を防止でき、第2の金属電極層と第1の半導体層及び高抵抗ベース層との接触を防止できる。
また、金属層側に保持部が設けられていてもよい。これにより、金属層、半導体層、第1の金属電極層、及び第2の金属電極層の層厚が薄い場合でもこれらの構成を好適に保持できる。
また、金属層側に保持部が設けられ、保持部と高抵抗ベース層とがSOI基板によって構成されていてもよい。SOI基板を用いることにより、上記構成を有する光検出器を容易に製造できる。
また、半導体層の厚さ方向から見て、第1のMIM共振器及び第2のMIM共振器がそれぞれ櫛歯状に設けられていてもよい。この場合、光電変換領域を増加させることができるので、光検出器の受光感度を向上できる。
また、半導体層の厚さ方向から見て、第1のMIM共振器及び第2のMIM共振器が渦巻状に設けられていてもよい。この場合、光電変換領域を増加させることができるので、光検出器の受光感度を向上できる。また、共振器の向きが限定されないので、無偏光の入射光の検出が可能となる。
この光検出器では、金属電極層間の短絡を防止できると共に製造工程を容易化でき、製造歩留まりの向上が図られる。
第1実施形態に係る光検出器の構成を示す概略図である。 第1実施形態に係る光検出器の製造工程の一例を示す概略図である。 図2の後続の工程の一例を示す概略図である。 第2実施形態に係る光検出器の構成を示す概略図である。 第3実施形態に係る光検出器の構成を示す概略図である。 第4実施形態に係る光検出器の構成を示す概略図である。 第5実施形態に係る光検出器の構成を示す概略図である。 第6実施形態に係る光検出器の構成を示す概略図である。 第3実施形態の変形例に係る光検出器の構成を示す概略図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一側面に係る光検出器の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る光検出器の構成を示す概略図である。図1(a)は断面図であり、図1(b)は平面図である。同図に示すように、光検出器1Aは、半導体層2と、金属層3と、保持部4と、第1の金属電極層5と、第2の金属電極層6とを備えている。本実施形態では、半導体層2の一方面2a側に金属層3及び保持部4が設けられており、半導体層2の他方面2b側に第1の金属電極層5及び第2の金属電極層6が設けられている。光検出器1Aでは、第1の金属電極層5及び第2の金属電極層6が設けられている面が入射光Iの入射面となっている。
光検出器1Aでは、半導体層2の吸収端波長(バンドギャップを超えるエネルギーを有する光の波長)よりも長い波長の光が入射光Iとして入射した場合に、当該入射光Iによって表面プラズモンが励起され、当該表面プラズモンの共振により形成される電場によってフォノンが励起される。このため、光検出器1Aでは、入射光Iの光子エネルギーに加え、フォノンの多段階励起による光子振動エネルギーを利用することができ、半導体層2内での電子遷移が可能となる。光検出器1Aでは、半導体層2内で生じた光吸収が光電子として外部に取り出されることで、半導体層2の吸収端波長よりも長い波長の光検出が実現される。ここでは、検出対象である入射光Iの波長が1550nmである場合を想定し、光検出器1Aの各構成要素の寸法等を例示する。
半導体層2は、第1の半導体層7と、第2の半導体層8とを有している。第1の半導体層7は、導電型がp型のSiからなる半導体領域であり、第2の半導体層8は、導電型がn型のSiからなる半導体領域である。本実施形態では、n型のSiの一部をp型のSiにすることで、第1の半導体層7及び第2の半導体層8が形成されている。具体的には、図1(a)に示すように、第1の半導体層7は、第2の半導体層8へのイオン注入によって第1の金属電極層5に接する部分において半導体層2の厚さ方向の一部のみに設けられており、半導体層2の残余の部分は、第2の半導体層8となっている。また、第1の半導体層7は、図1(b)に示すように、平面視において、半導体層2の一側に位置する長方形部分7aと、長方形部分7aの隅から半導体層2の他側に向かって延びる延出部分7bとを有している。第1の半導体層7と第2の半導体層8との界面では、pn接合が形成されている。このpn接合の方向Aは、発生したキャリアの主な移動方向であり、第1の金属電極層5と第1の半導体層7との接触面と、第2の金属電極層6と第2の半導体層8との接触面をつなぐ方向である。本実施形態では、pn接合の方向Aは、半導体層2の面内方向と一致している。
第2の半導体層8の厚さ(半導体層2の厚さ)は、例えば100nmとなっており、第1の半導体層7の厚さは、例えば70nmとなっている。また、第1の半導体層7のキャリア濃度は、第2の半導体層8のキャリア濃度よりも小さくなっている。例えば第1の半導体層7のキャリア濃度は、1×1017cm-3となっており、第2の半導体層8のキャリア濃度は、1×1018cm-3となっている。
金属層3は、例えばAu、Al、Pt、Ag等の金属によって形成されている。金属層3は、電極としては用いられない層であり、半導体層2の一方面2a側の全面にわたって設けられている。金属層3の厚さは、例えば50nm程度となっている。
保持部4は、厚さの小さい半導体層2、金属層3、第1の金属電極層5、及び第2の金属電極層6を保持する部分である。本実施形態では、保持部4は、ガラス基板9によって構成されている。保持部4の厚さは、半導体層2等と比較して十分に大きく、例えば0.2mm程度となっている。保持部4と金属層3とは、接着層10によって互いに強固に結合されている。接着層10を構成する接着材料としては、例えばエポキシ樹脂等の接着剤、ベンゾシクロブテン等の有機系樹脂、水ガラス等の無機樹系脂、ハンダ等の金属を用いることができる。
第1の金属電極層5は、光検出器1Aのアノードとして機能する金属電極層である。また、第2の金属電極層6は、光検出器1Aのカソードとして機能する金属電極層である。第1の金属電極層5及び第2の金属電極層6は、例えばAu、Al、Pt、Ag等の金属によって形成されている。第1の金属電極層5及び第2の金属電極層6の厚さは、例えば50nm程度となっている。第1の金属電極層5は、第1の半導体層7の形成領域に対応して半導体層2の他方面2b上に設けられ、第1の半導体層7との間でオーミック接合を形成している。
本実施形態では、第1の金属電極層5は、図1(b)に示すように、平面視において、第1の金属電極層5は、半導体層2の一側に位置する長方形部分5aと、長方形部分5aの隅から半導体層の他側に向かって延びる延出部分5bとを有し、第1の半導体層7よりも一回り小さい相似形状を有している。これにより、第1の金属電極層5の形成領域は、半導体層2の厚さ方向から見て、第1の半導体層7の形成領域よりも内側に位置している。すなわち、第1の半導体層7の形成領域の全ての縁は、第1の金属電極層5の全ての縁よりも外側に張り出した状態となっている。なお、光検出器1Aの感度の確保の観点からは、第1の金属電極層5の縁からの第1の半導体層7の縁の張出幅は、入射光Iの波長未満となっていることが好ましい。
第2の金属電極層6は、第2の半導体層8の形成領域に対応して、第1の半導体層7と離間した状態で半導体層2の他方面2b上に設けられ、第2の半導体層8との間でオーミック接合を形成している。第2の金属電極層6は、第1の金属電極層5と同様、図1(b)に示すように、平面視において、半導体層2の他側に位置する長方形部分6aと、長方形部分6aの隅から半導体層の一側に向かって延びる延出部分6bとを有している。第2の金属電極層6は、半導体層2の他方面2b上において、第1の金属電極層5と点対称に配置されている。第2の金属電極層6の長方形部分6aは、半導体層2の他側において第1の金属電極層5の長方形部分5aと平行に設けられている。第2の金属電極層6の延出部分6bは、第1の金属電極層5の延出部分5bと平行かつ反対向きに延在している。
上述した金属層3、半導体層2、第1の金属電極層5、及び第2の金属電極層6は、いわゆるMetal-Insulator-Metal(MIM)共振器を構成している。光検出器1Aでは、金属層3、半導体層2、及び第1の金属電極層5が第1のMIM共振器11Aを構成している。また、光検出器1Aでは、金属層3、半導体層2、及び第2の金属電極層6が第2のMIM共振器11Bを構成している。第1のMIM共振器11A及び第2のMIM共振器11Bの接合方向Bは、金属層3、半導体層2、第1の金属電極層5、及び第2の金属電極層6の並ぶ方向であり、半導体層2の厚さ方向と一致し、第1の半導体層7と第2の半導体層8との間のpn接合の方向Aと交差(直交)している。
第1のMIM共振器11Aの共振器長Lは、第1の半導体層7に密着している第1の金属電極層5の密着幅で規定される。また、第2のMIM共振器11Bの共振器長Lは、第2の半導体層8に密着している第2の金属電極層6の密着幅で規定される。ここでは、第1の金属電極層5の長方形部分5aの短手方向の幅及び第2の金属電極層6の長方形部分6aの短手方向の幅が共振器長Lと一致する。第1のMIM共振器11Aの共振器長Lと第2のMIM共振器11Bの共振器長Lとは、互いに等しくなっている。
共振器長Lは、半導体層の吸収端波長よりも長い波長を有する入射光Iによって表面プラズモンが励起され、且つ表面プラズモンの共振により形成される電場によってフォノンが励起される長さとなっている。光検出器1Aでは、第1のMIM共振器11A及び第2のMIM共振器11Bの共振器長Lは、励起される表面プラズモンの波長λpの1/2の整数倍となっている。なお、第1のMIM共振器11Aの共振器長L及び第2のMIM共振器11Bの共振器長L、すなわち、第1の半導体層7に密着している第1の金属電極層5の密着幅及び第2の半導体層8に密着している第2の金属電極層6の密着幅は、半導体層2の他方面2bの面内方向において一定の長さにわたって保たれる必要がある。
第1のMIM共振器11A及び第2のMIM共振器11Bでの表面プラズモンの波長λpの目安としては、下記式(1)がある。式(1)中、nは第1の半導体層7及び第2の半導体層8の屈折率、Wは第1の半導体層7及び第2の半導体層8の幅(長方形部分7a,8aの短手方向の幅)、δは第1の金属電極層5及び第2の金属電極層6への入射光Iの表皮深さ、λは入射光Iの波長である。
Figure 0007034016000001

…(1)
図1の例では、第1のMIM共振器11A及び第2のMIM共振器11Bの共振器長Lは、190nmであり、波長1550nmの光の共鳴に対応する。このとき、第1のMIM共振器11Aによって第1の半導体層7内に発生する電場は、第1の半導体層7の幅方向の両端で最大となり、幅方向の中心部でゼロとなる。したがって、第1の半導体層7で発生する電場は、95nm程度の領域で最大からゼロまで急峻に変化していることになる。
また、上述したように、第1の半導体層7のキャリア濃度は、第2の半導体層8のキャリア濃度よりも小さくなっている。具体的には、第2の半導体層8のキャリア濃度は1×1018cm-3となっているのに対し、第1の半導体層7のキャリア濃度は1×1017cm-3となっている。この場合、空乏層をpn接合の界面から第1の半導体層7の幅方向に約110nmにわたって形成できる。
図2は、光検出器の製造工程の一例を示す概略図である。また、図3は、その後続の工程の一例を示す概略図である。光検出器1Aを作製する場合、まず、図2(a)に示すように、SOI(Silicon on Insulator)基板12を準備する。SOI基板12は、高抵抗のSiからなる半導体層13と、絶縁層14と、n型のSiからなる半導体層15とを有する基板である。次に、蒸着等によってSOI基板12の半導体層15上に金属層3を形成する。さらに、保持部4となるガラス基板9を用意し、図2(b)に示すように、接着層10によって金属層3上に保持部4を結合する。
保持部4の結合後、図3(a)に示すように、研削或いはエッチングによりSOI基板12を薄化する。このとき、SOI基板12の半導体層13及び絶縁層14(図2(a)及び図2(b)参照)を薄化により除去し、半導体層15のみを残存させる。そして、イオン注入により、半導体層15におけるn型のSiの一部をp型のSiにすることで、図3(b)に示すように、第1の半導体層7及び第2の半導体層8を形成し、半導体層2を得る。この後、蒸着等によって半導体層2上に第1の金属電極層5及び第2の金属電極層6をパターン形成し、図1に示した光検出器1Aを得る。
以上説明したように、光検出器1Aでは、第1のMIM共振器11A及び第2のMIM共振器11Bの接合方向Bが第1の半導体層7及び第2の半導体層8のpn接合の方向Aと交差している。このため、光検出器1Aでは、第1のMIM共振器11Aを構成する第1の金属電極層5と、第2のMIM共振器11Bを構成する第2の金属電極層6とをいずれも半導体層2の他方面2bに設ける構成を採用し得る。第1の金属電極層5と第2の金属電極層6とが半導体層2の他方面2bにおいて同一面に設けられることで、第1の金属電極層5及び第2の金属電極層6のパターニングが容易となり、短絡が生じる可能性が抑えられる。また、光検出器1Aでは、SOI基板12などを用いることで製造工程の容易化が図られる。したがって、光検出器1Aでは、製造歩留まりの向上が図られる。
また、光検出器1Aでは、第1の金属電極層5に接する部分において、第1の半導体層7が半導体層2の厚さ方向の一部のみに設けられ、半導体層2の残余の部分が第2の半導体層8となっている。このような半導体層2は、第2の半導体層8で構成した半導体層へのイオン注入により容易に形成することができる。
また、光検出器1Aでは、第1の半導体層7のキャリア濃度が第2の半導体層8のキャリア濃度よりも小さくなっている。これにより、第1の半導体層7の十分な領域を空乏層とすることが可能となり、入射光Iの光電変換効率を向上できる。
また、光検出器1Aでは、半導体層2の厚さ方向から見て、第1の金属電極層5の形成領域が第1の半導体層7の形成領域よりも内側に位置している。これにより、第1の金属電極層5と第2の半導体層8との接触を防止できる。
また、光検出器1Aでは、金属層3側にガラス基板9による保持部4が設けられている。これにより、層厚が薄い金属層3、半導体層2、第1の金属電極層5、及び第2の金属電極層6を好適に保持できる。
[第2実施形態]
図4は、第2実施形態に係る光検出器の構成を示す概略図である。図4(a)は断面図であり、図4(b)は平面図である。同図に示すように、第2実施形態に係る光検出器1Bは、半導体層2の構成が第1実施形態と相違している。
より具体的には、光検出器1Bの半導体層2では、p型のSiの一部をn型のSiにすることで、第1の半導体層7及び第2の半導体層8が形成されている。具体的には、図4(a)に示すように、第2の半導体層8は、第1の半導体層7へのイオン注入によって第2の金属電極層6に接する部分において半導体層2の厚さ方向の一部のみに設けられており、半導体層2の残余の部分は、第1の半導体層7となっている。
第2の半導体層8は、図4(b)に示すように、平面視において、半導体層2の他側に位置する長方形部分8aと、長方形部分8aの隅から半導体層2の一側に向かって延びる延出部分8bとを有している。第2の金属電極層6の形成領域は、半導体層2の厚さ方向から見て、第2の半導体層8の形成領域よりも内側に位置している。すなわち、第2の半導体層8の形成領域の全ての縁は、第2の金属電極層6の全ての縁よりも外側に張り出した状態となっている。
本実施形態では、第2の半導体層8のキャリア濃度は、第1の半導体層7のキャリア濃度よりも小さくなっている。例えば第1の半導体層7のキャリア濃度は、1×1017cm-3となっており、第2の半導体層8のキャリア濃度は、1×1018cm-3となっている。このような光検出器1Bにおいても、第1実施形態と同様の作用効果が奏され、製造歩留まりの向上が図られる。
[第3実施形態]
図5は、第3実施形態に係る光検出器の構成を示す概略図である。図3(a)は断面図であり、図3(b)は平面図である。同図に示すように、第3実施形態に係る光検出器1Cは、半導体層2の構成が第1実施形態と更に相違している。
より具体的には、光検出器1Bの半導体層2では、高抵抗のSiからなる高抵抗ベース層16の一部をp型のSi及びn型のSiとすることで、第1の半導体層7及び第2の半導体層8が形成されている。具体的には、図5(a)に示すように、第1の半導体層7は、高抵抗ベース層16へのイオン注入によって第1の金属電極層5に接する部分において半導体層2の厚さ方向の一部のみに設けられており、第2の半導体層8は、高抵抗ベース層16へのイオン注入によって第2の金属電極層6に接する部分において半導体層2の厚さ方向の一部のみに設けられている。半導体層2の残余の部分は、高抵抗ベース層16となっている。高抵抗ベース層16の例としては、例えば真性半導体が挙げられる。
本実施形態では、半導体層2において、第1の半導体層7と第2の半導体層8とは、互いに離間した状態となっている。これにより、第1の半導体層7と第2の半導体層8との間には、高抵抗ベース層16が介在し、第1の半導体層7と高抵抗ベース層16との界面、及び第2の半導体層8と高抵抗ベース層16との界面では、pin接合が形成されている。pin接合の方向Aは、第1実施形態におけるpn接合の方向Aと同じであり、半導体層2の面内方向と一致し、第1のMIM共振器11A及び第2のMIM共振器11Bの接合方向Bに交差(直交)している。
第1の金属電極層5の形成領域は、第1実施形態と同様に、半導体層2の厚さ方向から見て、第1の半導体層7の形成領域よりも内側に位置している。また、第2の金属電極層6の形成領域は、第2実施形態と同様に、半導体層2の厚さ方向から見て、第2の半導体層8の形成領域よりも内側に位置している。これにより、第1の金属電極層5と第2の半導体層8及び高抵抗ベース層16との接触を防止でき、第2の金属電極層6と第1の半導体層7及び高抵抗ベース層16との接触を防止できる。例えば真性半導体である高抵抗ベース層16に対して第1の金属電極層5及び第2の金属電極層6を接触させないことで、光検出器としての機能を十分に発揮させることができる。なお、本実施形態では、第1の半導体層7のキャリア濃度と第2の半導体層8のキャリア濃度とが互いに等しくなっている。例えば第1の半導体層7のキャリア濃度及び第2の半導体層8のキャリア濃度は、いずれも1×1018cm-3となっている。
このような光検出器1Cにおいても、第1実施形態と同様の作用効果が奏され、製造歩留まりの向上が図られる。また、光検出器1Cの構成によれば、第1の金属電極層5と第2の金属電極層6とが金属層3を介して短絡してしまうことを防止できる。このような構成は、第1の金属電極層5及び第2の金属電極層6と金属層3との間の半導体層(ここでは、高抵抗ベース層16)が薄い場合に特に有意である。さらに、光検出器1Cでは、半導体層2において第1の半導体層7と第2の半導体層8とが互いに離間している。これにより、半導体層2においてPIN構造が形成されるため、PIN構造のIに相当する高抵抗ベース層16を介して空乏層の拡がりを助長することが可能となる。
[第4実施形態]
図6は、第4実施形態に係る光検出器の構成を示す概略図である。図6(a)は断面図であり、図6(b)は平面図である。同図に示すように、第4実施形態に係る光検出器1Dは、保持部4の構成が主として第1実施形態と更に相違している。
より具体的には、光検出器1Dでは、保持部4がガラス基板9ではなく、SOI基板12の半導体層13及び絶縁層14(図2(a)参照)を用いて構成されている。半導体層2の一方面2aには、少なくとも第1の半導体層7、第1の金属電極層5、第2の半導体層8、及び第2の金属電極層6と対向するように金属層3が設けられている。また、半導体層2の一方面2aには、金属層3を囲むように絶縁層14が設けられており、絶縁層14上に半導体層13が設けられている。この半導体層13の厚さは、ガラス基板9の場合と同様に、半導体層2等と比較して十分に大きく、例えば0.2mm程度となっている。
このような光検出器1Dを製造する場合、SOI基板12を用い、例えばイオン注入による第1の半導体層7及び第2の半導体層8の形成、蒸着による第1の金属電極層5及び第2の金属電極層6のパターン形成の後、半導体層2の一方面2aが露出するように半導体層13及び絶縁層14の中央部分を薄化する。その後、半導体層2の一方面2aに金属層3を蒸着することにより、光検出器1Dを得る。
このような光検出器1Dにおいても、第1実施形態と同様の作用効果が奏され、製造歩留まりの向上が図られる。また、ガラス基板9に代えてSOI基板12の一部をそのまま保持部4として用いることにより、光検出器1Dを容易に製造することができる。なお、図6に例示した半導体層2では、第3実施形態と同様に、高抵抗のSiからなる高抵抗ベース層16の一部をp型のSi及びn型のSiとすることで第1の半導体層7及び第2の半導体層8が形成されているが、半導体層2の構成は、第1実施形態と同様にn型のSiの一部をp型のSiとしたものであってもよく、第2実施形態と同様に、p型のSiの一部をn型のSiとしたものであってもよい。
[第5実施形態]
図7は、第5実施形態に係る光検出器の構成を示す概略図である。図7(a)は断面図であり、図7(b)は平面図である。同図に示すように、第5実施形態に係る光検出器1Eは、第1のMIM共振器11A及び第2のMIM共振器11Bの形状が第1実施形態と更に相違している。
光検出器1Eでは、半導体層の厚さ方向から見て、第1のMIM共振器11A及び第2のMIM共振器11Bがそれぞれ櫛歯状に設けられている。より具体的には、図7(b)に示すように、第1のMIM共振器11Aにおいて、第1の半導体層7の長方形部分7a及び延出部分7bの対、及び第1の金属電極層5の長方形部分5a及び延出部分5bの対が連続して設けられている。また、第2のMIM共振器11Bにおいて、第2の半導体層8の長方形部分8a及び延出部分8bの対、及び第2の金属電極層6の長方形部分6a及び延出部分6bの対が連続して設けられている。第1のMIM共振器11Aにおける長方形部分5a,7aと第2のMIM共振器11Bにおける長方形部分6a,8aとは、交互に配置されている。
このような光検出器1Eにおいても、第1実施形態と同様の作用効果が奏され、製造歩留まりの向上が図られる。また、光電変換領域を増加させることができるので、受光感度を向上できる。なお、図7に例示した半導体層2では、第3実施形態と同様に、高抵抗のSiからなる高抵抗ベース層16の一部をp型のSi及びn型のSiとすることで第1の半導体層7及び第2の半導体層8が形成されているが、半導体層2の構成は、第1実施形態と同様にn型のSiの一部をp型のSiとしたものであってもよく、第2実施形態と同様にp型のSiの一部をn型のSiとしたものであってもよい。
[第6実施形態]
図8は、第6実施形態に係る光検出器の構成を示す概略図である。図8(a)は断面図であり、図8(b)は平面図である。同図に示すように、第6実施形態に係る光検出器1Fは、第1のMIM共振器11A及び第2のMIM共振器11Bの形状が第1実施形態と更に相違している。
光検出器1Fでは、半導体層の厚さ方向から見て、第1のMIM共振器11A及び第2のMIM共振器11Bがそれぞれ渦巻状に設けられている。より具体的には、図8(b)に示すように、第1のMIM共振器11Aにおいて、第1の半導体層7の長方形部分7a及び第1の金属電極層5の長方形部分5aが半導体層2の一側に配置され、第1の半導体層7の延出部分7b及び第1の金属電極層5の延出部分5bが半導体層2の中央部分で時計回りに渦巻状をなしている。また、第2のMIM共振器11Bにおいて、第2の半導体層8の長方形部分8a及び第2の金属電極層6の長方形部分6aが半導体層2の他側に配置され、第2の半導体層8の延出部分8b及び第2の金属電極層6の延出部分6bが、第1の半導体層7の延出部分7b及び第1の金属電極層5の延出部分5bと交互に並ぶように、半導体層2の中央部分で時計回りに渦巻状をなしている。この構成では、第1のMIM共振器11Aの共振器長Lは、渦巻状をなす第1の金属電極層5の延出部分5bの幅と一致し、第2のMIM共振器11Bの共振器長Lは、渦巻状をなす第2の金属電極層6の延出部分6bの幅と一致する。
このような光検出器1Fにおいても、第1実施形態と同様の作用効果が奏され、製造歩留まりの向上が図られる。また、光電変換領域を増加させることができるので、受光感度を向上できる。さらに、この構成では、共振器の向きが限定されないので、無偏光の入射光Iの検出が可能となる。なお、図8に例示した半導体層2では、第3実施形態と同様に、高抵抗のSiからなる高抵抗ベース層16の一部をp型のSi及びn型のSiとすることで第1の半導体層7及び第2の半導体層8が形成されているが、半導体層2の構成は、第1実施形態と同様にn型のSiの一部をp型のSiとしたものであってもよく、第2実施形態と同様にp型のSiの一部をn型のSiとしたものであってもよい。
[変形例]
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記各実施形態において、金属層3と半導体層2の一方面2aとの間に絶縁層を形成してもよい。このような絶縁層を設けることで、第1の金属電極層5と第2の金属電極層6とが金属層3を介して短絡することを防止できる。絶縁層は、例えばSiOなどによって形成され得る。
また、例えば第3実施形態では、半導体層2において第1の半導体層7と第2の半導体層8とが互いに離間しているが、例えば図9に示すように、半導体層2において第1の半導体層7と第2の半導体層8とが互いに接していてもよい。この場合、第1の半導体層7に対応する第1の金属電極層5と、第2の半導体層8に対応する第2の金属電極層6とを半導体層2の他方面2b上で密に配置することができる。したがって、光検出器の小型化及びアレイ化の点で有意となる。半導体層2において第1の半導体層7と第2の半導体層8とが互いに接する構成は、第4実施形態~第6実施形態に適用してもよい。
1A~1F…光検出器、2…半導体層、2a…一方面、2b…他方面、3…金属層、4…保持部、5…第1の金属電極層、6…第2の金属電極層、7…第1の半導体層、8…第2の半導体層、11A…第1のMIM共振器、11B…第2のMIM共振器、12…SOI基板、16…高抵抗ベース層、A…pn接合又はpin接合の方向、B…MIM共振器の接合方向、I…入射光。

Claims (12)

  1. 半導体層と、
    前記半導体層の一方面に設けられた金属層と、
    前記半導体層の他方面に互いに離間して設けられた第1の金属電極層及び第2の金属電極層と、を備え、
    前記半導体層は、p型及びn型の一方の導電型を有して前記第1の金属電極層に接する第1の半導体層と、p型及びn型の他方の導電型を有して前記第2の金属電極層に接する第2の半導体層と、を含み、
    前記金属層と前記半導体層と前記第1の金属電極層とによって構成される第1のMIM共振器の接合方向、及び前記金属層と前記半導体層と前記第2の金属電極層とによって構成される第2のMIM共振器の接合方向は、前記半導体層におけるpn接合又はpin接合の方向と交差し、
    前記第1の金属電極層と前記半導体層との密着領域のうち、共振が生じ得る方向の幅によって規定される前記第1のMIM共振器の共振器長、及び前記第2の金属電極層と前記半導体層との密着領域のうち、共振が生じ得る方向の幅によって規定される前記第2のMIM共振器の共振器長は、前記半導体層の吸収端波長よりも長い波長を有する入射光によって表面プラズモンが励起され、且つ前記表面プラズモンの共振により形成される電場によってフォノンが励起される長さとなっている光検出器。
  2. 前記第1の半導体層は、前記第1の金属電極層に接する部分において、前記半導体層の厚さ方向の一部のみに設けられ、
    前記半導体層の残余の部分は、前記第2の半導体層となっている請求項1記載の光検出器。
  3. 前記第1の半導体層のキャリア濃度は、前記第2の半導体層のキャリア濃度よりも小さくなっている請求項2記載の光検出器。
  4. 前記半導体層の厚さ方向から見て、前記第1の金属電極層の形成領域が前記第1の半導体層の形成領域よりも内側に位置している請求項2又は3記載の光検出器。
  5. 前記第1の半導体層は、前記第1の金属電極層に接する部分において、前記半導体層の厚さ方向の一部のみに設けられ、
    前記第2の半導体層は、前記第2の金属電極層に接する部分において、前記半導体層の厚さ方向の一部のみに設けられ、
    前記半導体層の残余の部分は、高抵抗ベース層となっている請求項1記載の光検出器。
  6. 前記第1の半導体層と前記第2の半導体層とが互いに離間している請求項5記載の光検出器。
  7. 前記第1の半導体層と前記第2の半導体層とが互いに接している請求項記載の光検出器。
  8. 前記半導体層の厚さ方向から見て、前記第1の金属電極層の形成領域が前記第1の半導体層の形成領域よりも内側に位置し、前記第2の金属電極層の形成領域が前記第2の半導体層の形成領域よりも内側に位置している請求項5~7のいずれか一項記載の光検出器。
  9. 前記金属層側に保持部が設けられている請求項1~8のいずれか一項記載の光検出器。
  10. 前記金属層側に保持部が設けられ、
    前記保持部と前記高抵抗ベース層とがSOI基板によって構成されている請求項5~8のいずれか一項記載の光検出器。
  11. 前記半導体層の厚さ方向から見て、前記第1のMIM共振器及び前記第2のMIM共振器がそれぞれ櫛歯状に設けられている請求項1~10のいずれか一項記載の光検出器。
  12. 前記半導体層の厚さ方向から見て、前記第1のMIM共振器及び前記第2のMIM共振器が渦巻状に設けられている請求項1~10のいずれか一項記載の光検出器。
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