JP7031520B2 - ワイパブレード - Google Patents

ワイパブレード Download PDF

Info

Publication number
JP7031520B2
JP7031520B2 JP2018134333A JP2018134333A JP7031520B2 JP 7031520 B2 JP7031520 B2 JP 7031520B2 JP 2018134333 A JP2018134333 A JP 2018134333A JP 2018134333 A JP2018134333 A JP 2018134333A JP 7031520 B2 JP7031520 B2 JP 7031520B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
longitudinal direction
wiping
blade rubber
insertion hole
longitudinal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018134333A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020011580A (ja
Inventor
啓介 金澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2018134333A priority Critical patent/JP7031520B2/ja
Publication of JP2020011580A publication Critical patent/JP2020011580A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7031520B2 publication Critical patent/JP7031520B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ワイパブレードに関する。
下記特許文献1に記載されたワイパブレードでは、ウインドシールドガラスよりも強く湾曲すると共に、ウインドシールドガラスに対して接近離反する方向に弾性変形自在とされたバーティブラ(板ばね;バッキング)をラバーホルダに設け、このラバーホルダによりブレードラバーを保持するようにしている。そして、バーティブラの先端側に複数の切抜き孔を形成し、バーティブラの先端側における曲げ剛性を中央側に対して小さく設定している。これにより、強く湾曲したウインドシールドガラスに対するワイパブレード先端部の追従性を高めてワイパブレードの払拭性能を向上させるようにしている。
一方、下記特許文献2に記載されたワイパブレードでは、ブレードラバーに装着される一対のバーティブラに加えて、互いに払拭方向に並ぶと共にバーティブラに対してウインドシールドガラスとは反対側に位置してホルダ部材に装着される一対のサブバーティブラを設けている。これらのサブバーティブラによりバーティブラのばね特性を補完して、ワイパアームの押し付け力をブレードラバーの長手方向に均一に分布させることにより、ワイパブレードの払拭性能を向上させるようにしている。なお、下記特許文献3には、下記特許文献2に記載された技術と同様の技術が開示されている。
特許第5873713号公報 特開2012-218464号公報 特開2013-212777号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたワイパブレードでは、バーティブラへの複数の切抜き孔を形成は、バーティブラがバネ鋼材等のバネ性を有する金属材料からなるため加工性が悪く、製造が煩雑になるという問題がある。
また、上記特許文献2、3に記載されたワイパブレードでは、サブバーティブラがバーティブラに対してウインドシールドガラスとは反対側に配置されるため、ウインドシールドガラスからのワイパブレードの突出高さが高くなり、車両の空力性能が低下する原因となる。
本発明は上記事実を考慮し、空力性能及び払拭性能に優れ、しかも製造が容易なワイパブレードを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様のワイパブレードは、払拭面を払拭するための長尺なブレードラバーと、ワイパアームの先端部に連結され、前記ブレードラバーの長手方向中間部を保持すると共に、前記ブレードラバーの前記払拭面とは反対側において前記長手方向に延びる中間挿入孔が形成されたホルダと、前記ホルダに対して前記長手方向の両側に配置され、前記ブレードラバーの長手方向端側を保持すると共に、前記ブレードラバーの前記払拭面とは反対側に前記長手方向に延びる端側挿入孔が形成された一対の可撓性を有するケースと、各々が前記長手方向を長手とし、前記中間挿入孔内と前記端側挿入孔内とに亘って各前記挿入孔内に挿入されて互いに払拭方向に並んで配置され、前記ブレードラバーの前記長手方向端側を前記払拭面側へ付勢すると共に、前記長手方向の長さが長いものと短いものとが含まれた複数の板ばねと、を備えている。
第1の態様のワイパブレードでは、払拭面を払拭するためのブレードラバーの長手方向中間部が、ワイパアームの先端部に連結されるホルダによって保持される。また、ブレードラバーの長手方向端側は、ホルダに対してワイパブレードの長手方向の両側に配置される一対の可撓性を有するケースによって保持される。ホルダ及び各ケースには、ブレードラバーの払拭面とは反対側に、上記長手方向に延びる中間挿入孔及び端側挿入孔がそれぞれ形成されている。そして、各々が上記長手方向を長手とする複数の板ばねが、中間挿入孔内と端側挿入孔内とに亘って各前記挿入孔内に挿入されており、これらの板ばねによって、ブレードラバーの長手方向端側が払拭面側へ付勢されている。これら複数の板ばねは、互いに払拭方向に並んで配置されているので、払拭面からのワイパブレードの突出高さを低く設定することができる。したがって、本ワイパブレードが設けられる車両等の空力性能を良好にすることができる。
また、上記複数の板ばねには、ブレードラバーの長手方向の長さが長いものと短いものとが含まれている。これにより、本ワイパブレードの曲げ剛性を長手方向両端側へ向かって段階的に低くすることができるので、強く湾曲した払拭面に対するブレードラバーの追従性を高めてワイパブレードの払拭性能を向上させることができる。しかも、上記複数の板ばねに曲げ剛性調整用の切抜き孔等を形成しなくてもよいため、製造が容易である。
本発明の第2の態様のワイパブレードは、第1の態様において、樹脂又はゴムによって長尺な板状に形成され、前記長手方向の長さが短い前記板ばねよりも前記ワイパブレードの長手方向端側で且つ前記長手方向の長さが長い前記板ばねに対して払拭方向に並んで前記端側挿入孔内に収容されたダミー板を備えている。
第2の態様のワイパブレードによれば、一対のケースの端側挿入孔内には、複数の板ばねと一緒にダミー板が収容されている。このダミー板は、樹脂又はゴムによって長尺な板状に形成されており、ブレードラバーの長手方向の長さが短い板ばねよりもワイパブレードの長手方向端側で且つブレードラバーの長手方向の長さが長い板ばねに対して払拭方向に並んで配置されている。これにより、上記各板ばねが端側挿入孔内で位置ズレすることを、上記のダミー板によって防止又は抑制できる。
本発明の第3の態様のワイパブレードは、第1又は第2の態様において、3つの前記板ばねを備え、払拭方向両端に配置された一対の前記板ばねの長手方向中間部には、それぞれ払拭方向外側から切り欠かれた切欠部が形成されており、前記中間挿入孔における払拭方向の両側面には、前記一対の板ばねの各前記切欠部に挿入された突部がそれぞれ形成されており、払拭方向中央に配置された一の前記板ばねによって前記一対の板ばねが払拭方向中央側への変位を規制されている。
本発明の第3の態様のワイパブレードでは、ホルダの中間挿入孔内と一対のケースの端側挿入孔内とには、払拭方向に並んだ3つの板ばねが収容されている。払拭方向両端に配置された一対の板ばねの長手方向中間部には、それぞれ払拭方向外側から切り欠かれた切欠部が形成されており、中間挿入孔における払拭方向の両側面には、上記一対の板ばねの各切欠部に挿入された突部がそれぞれ形成されている。そして、払拭方向中央に配置された一の板ばねによって、一対の板ばねが払拭方向中央側への変位を規制されている。これにより、上記の挿入状態が維持されているので、上記一対の板ばねがホルダに対して長手方向に位置ズレすることを簡素な構成で防止できる。
また、ホルダに対して上記3つの板ばねを組み付ける際には、先ず払拭方向両端に配置される一対の板ばねを、ホルダの中間挿入孔内に挿入し、中央挿入孔の払拭方向両側面に形成された突部を、上記一対の板ばねの払拭方向外側に形成された切欠部に挿入する。その後、払拭方向中央に配置される一の板ばねを中間挿入孔内に挿入すれば、当該一の板ばねによって上記一対の板ばねが払拭方向中央側への変位を規制され、上記の挿入状態が維持される。このように構成されているので、ホルダに対する上記3つの板ばねの組み付け作業が容易である。
本発明の第4の態様のワイパブレードは、第1~第3の態様の何れか1つの態様において、3つの前記板ばねを備え、払拭方向両端に位置する一対の前記板ばねは、前記長手方向の長さが互いに同等に設定されると共に、払拭方向中央に位置する一の前記板ばねよりも前記長手方向の長さが長く設定されている。
第4の態様のワイパブレードによれば、ホルダの中間挿入孔内と一対のケースの端側挿入孔内とには、払拭方向に並んだ3つの板ばねが収容されている。払拭方向両端に位置する一対の板ばねは、ブレードラバーの長手方向の長さが互いに同等に設定されると共に、払拭方向中央に位置する一の板ばねよりも上記長手方向の長さが長く設定されている。このように構成されているので、本ワイパブレードの曲げ剛性を長手方向両端側へ向かって段階的に低く設定しつつ、ワイパブレードの長手方向端側の剛性を上記一対の板ばねによって良好に確保することができる。
本発明の第1実施形態に係るワイパブレードの斜視図である。 図1の一部を拡大して示す斜視図である。 図2に示される構成からブレードラバー及びキャップが取り外された状態を示す斜視図である。 図3に示される構成からケースが取り外された状態を示す斜視図である。 図4に示される構成を下側から見た斜視図である。 図2のF6-F6線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 図2のF7-F7線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 図3のF8-F8線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 (a)~(c)は比較例に係るバッキングの部分的な構成を示す斜視図である。 第1実施形態の変形例を示す図4に対応した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るワイパブレードの部分的な構成を示す斜視図である。 図11に示される構成の一部を上側から見た平面図である。 図11に示される構成の一部を払拭方向から見た側面図である。 図11に示される構成からブレードラバー、キャップ及びケースが取り外された状態を示す斜視図である。 図14に示される構成を下側から見た斜視図である。 第2実施形態に係るホルダの斜視図である。 第2実施形態の変形例を示す図15に対応した斜視図である。
<第1の実施形態>
以下、図1~図8を用いて本発明の第1実施形態に係るワイパブレード10について説明する。なお、各図中に適宜示される矢印L、W、Dは、ワイパブレード10の長手方向、払拭方向(幅方向)、下方をそれぞれ示している。また、各図においては、図面を見易くする関係から、一部の符号を省略している場合がある。
(構成)
図1に示されるワイパブレード10は、車両のウインドシールドガラスの外表面である払拭面WS(図6及び図7参照)に付着した雨滴等を払拭するためものであり、所謂フラットブレードタイプのワイパブレードとされている。このワイパブレード10は、ワイパアーム12の先端部に連結され、該ワイパアーム12から払拭面WS側への押圧力を受ける構成になっている。ワイパアーム12は、ワイパブレード10と共に車両用ワイパ14を構成しており、その基端部がワイパモータ(図示省略)の駆動力にて所定角度で往復回動されるピボット軸(図示省略)に固定され、該ピボット軸の往復回動によって往復揺動運動を行う。これにより、ワイパブレード10が払拭面WSを払拭する構成になっている。
このワイパブレード10は、図1及び図2に示されるように、ブレードラバー16と、ホルダ(連結レバー)18と、一対のケース28と、一対のキャップ36とを備えている。また、このワイパブレード10は、図2~図6に示されるように、複数(ここでは3つ)のバッキング(板ばね)40、42、44を備えている。さらに、このワイパブレード10は、図2、図3及び図7に示されるように、ダミーバッキング(ダミー板)52を備えている。以下、上記各構成要素について詳細に説明する。
ブレードラバー16は、ゴムによって長尺状に形成されており、弾性及び可撓性を有している。図6及び図7に示されるように、ブレードラバー16において上方に位置する被保持部16Aは、長尺な帯状をなしている。この被保持部16Aの幅方向の中央部には、被保持部16Aの下方(厚さ方向一方)に突出した括れ部16Bが該被保持部16Aと一体に形成されている。括れ部16Bは、被保持部16Aよりも幅が狭く形成されるとともに、被保持部16Aの長手方向に沿って該被保持部16Aの一端から他端まで延びている。この括れ部16Bの下端(即ち被保持部16Aと反対側の端部)には、長尺な帯状をなす肩当て部16Cが該括れ部16Bと一体に形成されている。肩当て部16Cの幅は、被保持部16Aの幅と略等しく形成されている。
そして、肩当て部16Cの幅方向の中央部には、肩当て部16Cの厚さ方向に突出したネック部16Dが該肩当て部16Cと一体に形成されている。ネック部16Dは、括れ部16Bよりも幅が狭く形成されるとともに、肩当て部16Cの長手方向に沿って該肩当て部16Cの一端から他端まで延びている。また、ネック部16Dの下端には、被保持部16Aと平行に延び払拭面WSを払拭するための払拭部16Eが該ネック部16Dと一体に形成されている。払拭部16Eは、ネック部16D側の端部から下方に向かうに連れて幅が狭くなるとともに、下方の先端部においてはネック部16Dと略等しい幅に形成されている。このようなブレードラバー16は、長手方向に沿ってその断面形状が一定に設定されている。
ホルダ18は、例えば硬質の樹脂によって長尺状に形成されたものであり、ブレードラバー16の長手方向を長手としてブレードラバー16の長手方向中央部に配置されている。このホルダ18は、図1~図6に示されるように、払拭方向に対向する一対の側壁部18Aと、一対の側壁部18Aの下端部を払拭方向に繋いだ下壁部18Bとを一体に備えており、長手方向から見て上方側が開口した略U字状(コ字状)をなしている。ホルダ18の長手方向中央部には、連結ピン18Cが設けられている。連結ピン18Cは、払拭方向を軸線方向とする円柱状をなしており、一対の側壁部18A間に一体に架け渡されている。この連結ピン18Cには、ワイパアーム12の先端部が図示しない連結クリップを介して回動可能に連結される構成になっている。
図6に示されるように、ホルダ18の下壁部18Bにおける幅方向(払拭方向)の中央部には、長手方向に延びる中間保持溝20が形成されている。中間保持溝20は、下方側が開放されており、ホルダ18の長手方向一端から長手方向他端まで延びている。この中間保持溝20は、長手方向から見て略T字状をなしており、下方側に開口した下部20Bよりも上部20Aが払拭方向に幅広に形成されている。中間保持溝20の上部20A及び下部20Bには、ブレードラバー16の被保持部16A及び括れ部16Bにおける長手方向中央部が長手方向に挿入されて嵌合している。これにより、ブレードラバー16の長手方向中間部(ここでは長手方向中央部)がホルダ18に保持されている。
また、ホルダ18の下壁部18Bには、上記中間保持溝20の上側(ブレードラバー16を介して払拭面WSとは反対側)に、中間挿入孔22が形成されている。中間挿入孔22は、上下方向の高さが払拭方向の幅に比べて十分に小さい扁平状に形成されており、ホルダ18の下壁部18Bを長手方向に貫通している。図8に示されるように、中間挿入孔22における幅方向(払拭方向)の両側面には、それぞれ上下方向視で半円形又は略半円形をなす突部24が形成されている。これら一対の突部24は、ホルダ18の長手方向中央部に形成されており、ホルダ18の幅方向中央側へ向けて突出している。
さらに、ホルダ18の下壁部18Bには、中間挿入孔22と中間保持溝20との間に、連通溝26が形成されている。連通溝26は、ホルダ18の長手方向に沿って下壁部18Bの一端から他端まで延びており、中間挿入孔22の幅方向中央部と中間保持溝20の上部20Aの幅方向中央部とを上下に連通している。上記構成のホルダ18に対して長手方向の両側には、それぞれブレードラバー16の長手方向を長手とする長尺なケース28が配置されている。
各ケース28は、軟質の樹脂によって略筒状に形成されており、可撓性を有している。各ケース28は、上下方向の高さが払拭方向の幅よりも小さいケース本体部28Aと、ケース本体部28Aから上方へ延びるフィン部28Bとを一体に備えている。
図7に示されるように、ケース本体部28Aの幅方向(払拭方向)の中央部には、長手方向に延びる端側保持溝30が形成されている。端側保持溝30は、下方側が開放されており、各ケース28の長手方向一端から長手方向他端まで延びている。この端側保持溝30は、長手方向視で前述した中間保持溝20と同様の形状をなしており、下方側に開口した下部30Bよりも上部30Aが払拭方向に幅広に形成されている。端側保持溝30の上部30A及び下部30Bには、ブレードラバー16の被保持部16A及び括れ部16Bにおける長手方向端側が長手方向に挿入されて嵌合している。これにより、ブレードラバー16の長手方向一端側及び長手方向他端側が各ケース28に保持されている。
また、ケース本体部28Aには、上記端側保持溝30の上側(ブレードラバー16を介して払拭面WSとは反対側)に、端側挿入孔32が形成されている。端側挿入孔32は、長手方向視で前述した中間挿入孔22と同様の形状に形成されており、各ケース28を長手方向に貫通している。上記構成のケース本体部28Aの上側には、フィン部28Bが設けられている。
フィン部28Bは、ワイパブレード10がウインドシールドガラスの下端部付近に設定された停止位置(下側反転位置)に配置された状態で、車両後方側に向かうほど払拭面WSからの高さが高くなるように湾曲面を有した形状をなしている。このフィン部28Bは、車両の走行風を払拭面WS側への押圧力に変換する構成になっている。なお、各ケース28がフィン部28Bを備えない構成にしてもよい。上記構成の各ケース28を介してホルダ18とは反対側には、それぞれキャップ36が配置されている。
各キャップ36は、例えば硬質又は軟質の樹脂からなり、ワイパブレード10の長手方向視でケース28と相似形をなす略筒状に形成されている。各キャップ36には、各ケース28の端側保持溝30と同様の保持溝(符号省略)が形成されており、当該保持溝には、ブレードラバー16の被保持部16A及び括れ部16Bにおける長手方向端部が長手方向に挿入されて嵌合している。また、各キャップ36における上記保持溝の上側には、各ケース28の端側挿入孔32と同様の挿入孔(符号省略)が形成されている。この挿入孔の払拭方向両側面には、それぞれ前述した突部24と同様の突部(図示省略)が形成されている。この挿入孔には、後述する一対のバッキング40、44が挿入される。なお、上記各キャップ36が、各ケース28と一体に形成された構成にしてもよい。
複数(ここでは3つ)のバッキング40、42、44は、例えばバネ鋼材等の金属材料からなる低アスペクト比の異型線によって長尺板状(長尺帯状)に形成されている。各バッキング40、42、44は、長手方向から見た断面が払拭方向を長手とする略長円形状をなしている。なお、各バッキング40、42、44の断面形状は上記に限らず、例えば払拭方向を長手とする矩形状であってもよい。これらのバッキング40、42、44は、ブレードラバー16に対して剛性及び弾性を付与するものであり、ブレードラバー16の長手方向を長手としてブレードラバー16の上側(反払拭面WS側)に配置されている。これらのバッキング40、42、44は、上下方向を板厚方向とし、払拭方向に並んで配置されている。これら3つのバッキング40、42、44は、払拭方向視で上側(反払拭面WS側)へ凸をなして湾曲しており、ブレードラバー16の長手方向端側を払拭面WS側へ付勢する構成になっている。
上記3つのバッキング40、42、44は、ホルダ18の中間挿入孔22内と、一対のケース28の端側挿入孔32内とに亘って、前記各挿入孔22、32内に収容されている。各バッキング40、42、44における払拭方向の幅は、前記各挿入孔22、32における払拭方向の幅の3分の1程度に設定されており、上記3つのバッキング40、42、44は、ホルダ18及び各ケース28に対する払拭方向への変位を規制されている。
上記3つのバッキング40、42、44には、ブレードラバー16の長手方向の長さが長いものと短いものとが含まれている。具体的には、3つのバッキング40、42、44のうち払拭方向の両端に位置する一対のバッキング40、44(以下、「長尺バッキング40、44」と称する場合がある)は、ブレードラバー16の長手方向の長さがブレードラバー16の長さと同等に設定されている。長尺バッキング40、44とブレードラバー16とは、長手方向の位置を揃えて配置されている。また、3つのバッキング40、42、44のうち払拭方向の中央に位置する一のバッキング42(以下、「短尺バッキング42」と称する場合がある)は、上記一対の長尺バッキング40、44よりもブレードラバー16の長手方向の長さが短く設定されている。
長尺バッキング40、44の長手方向中間部(ここでは長手方向中央部)には、それぞれ払拭方向外側から切り欠かれた切欠部46が形成されている。これらの切欠部46は、上下方向視で半円形又は略半円形をなしている。これらの切欠部46には、ホルダ18の中間挿入孔22内に形成された前記一対の突部24がそれぞれ嵌合して(挿入されて)いる。また、長尺バッキング40、44は、短尺バッキング42によってホルダ18に対する払拭方向中央側への変位を規制されている。これにより、上記の嵌合状態(挿入状態)が維持されている。そして、上記の嵌合により、各長尺バッキング40、44がホルダ18に対する長手方向の変位を規制されている。
長尺バッキング40、44の長手方向両端部は、図3に示されるように、各ケース28の長手方向外側端部(ホルダ18とは反対側の端部)から各ケース28の外側へ突出しており、短尺バッキング42の長手方向両端部は、各ケース28の長手方向中央部付近に配置されている。長尺バッキング40、44の長手方向両端部には、払拭方向の外側から切り欠かれた切欠部48が形成されている。これらの切欠部48には、前述したキャップ36の挿入孔における払拭方向両側面に形成された突部が嵌合している。これにより、キャップ36が一対の長尺バッキング40、44に装着されている。なお、一対の長尺バッキング40、44に対するキャップ36の装着方法は、上記のような嵌合に限らず、接着や熱溶着等であってもよい。
短尺バッキング42の長手方向両端部は、図4に示されるように、長尺バッキング40、44及びブレードラバー16の長手方向両端部に対して長手方向中央側に退避して(ずれて)配置されている。つまり、ワイパブレード10の長手方向両端側において、3つのバッキング40、42、44のうちの一つである短尺バッキング42が部分的に間引かれた構成になっている。これにより、ワイパブレード10の曲げ剛性がワイパブレード10の長手方向両端へ向かって段階的に低くなるように調整されている。また、上記のように構成されているため、各ケース28の端側挿入孔32内において、短尺バッキング42の長手方向両側で且つ一対の長尺バッキング40、44の間には、それぞれブレードラバー16の長手方向に延びる長尺な空間50(図4及び図5参照)が形成されている。これらの空間50には、それぞれダミーバッキング52が配置されている。
各ダミーバッキング52は、軟質の樹脂又はゴムによって、各バッキング40、42、44と同様の長尺板状(長尺帯状)に形成されており、可撓性を有している。これらのダミーバッキング52は、各バッキング40、42、44と比較して曲げ剛性が十分に小さく設定されている。各ダミーバッキング52の長さは、上記各空間50の長さと同等に設定されている。つまり、一対のダミーバッキング52の長さと短尺バッキング42の長さとを合計した長さは、公差分の相違を除けば各長尺バッキング40、44の長さと同等に設定されている。
上記構成のワイパブレード10では、ワイパアーム12の先端部が図示しない付勢機構により払拭面WS側へ付勢されることで、その付勢力がホルダ18及び3つのバッキング40、42、44を介してブレードラバー16に伝達され、ブレードラバー16の払拭部16Eが長手方向全長に亘って払拭面WSに押圧接触される。また、車両の走行時には、一対のケース28のフィン部28Bによって走行風が払拭面WS側への押圧力に変換され、払拭部16Eが払拭面WSに押圧接触される。これらのことから、ワイパアーム12がピボット軸を中心に往復回動されると、ワイパブレード10によって良好な払拭動作が行われる構成になっている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成のワイパブレード10では、払拭面WSを払拭するためのブレードラバー16の長手方向中間部が、ワイパアーム12の先端部に連結されるホルダ18によって保持されている。また、ブレードラバー16の長手方向端側は、ホルダ18に対してワイパブレード10の長手方向の両側に配置される一対の可撓性を有するケース28によって保持されている。ホルダ18及び各ケース28には、ブレードラバー16を介して払拭面WSとは反対側に、上記長手方向に延びる中間挿入孔22及び端側挿入孔32がそれぞれ形成されている。
そして、各々が上記長手方向を長手とする3つのバッキング40、42、44が、中間挿入孔22内と端側挿入孔32内とに亘って各前記挿入孔22、32内に収容されており、これらのバッキング40、42、44によって、ブレードラバー16の長手方向端側が払拭面WS側へ付勢されている。これら3つのバッキング40、42、44は、互いに払拭方向に並んで配置されているので、払拭面WSからのワイパブレード10の突出高さを低く設定することができる。したがって、本ワイパブレード10が設けられる車両の空力性能を良好にすることができる。
また、上記3つのバッキング40、42、44には、ブレードラバー16の長手方向の長さが長いものと短いものとが含まれている。これにより、本ワイパブレード10の曲げ剛性を長手方向両端側へ向かって段階的に低くすることができるので、強く湾曲した払拭面WSに対するブレードラバー16の追従性を高めてワイパブレード10の払拭性能を向上させることができる。しかも、上記3つのバッキング40、42、44に曲げ剛性調整用の切抜き孔等を形成しなくてもよいため、製造が容易である。
つまり、図9(A)~図9(C)に示されるバッキング100、110、120(何れも比較例)のように、長手方向端側に曲げ剛性調整用の切欠部102、112や切抜き孔122が形成されたものであっても、ワイパブレード10の曲げ剛性をワイパブレード10の長手方向両端側へ向かって段階的に低くすることができる。しかしながら、上記のような切欠部102、112や切抜き孔122は、ワイパブレード10の払拭性能に直接影響するため、寸法、形状、位置などに関して高い精度が要求される。また、ワイパブレード10の長手方向両端側は、繰り返し応力が掛かる部位であるため、切欠部102、112や切抜き孔122の縁部にバリや破断面等が無いように除去する必要もある。さらに、切欠部102、112や切抜き孔122を形成できる幅は、板厚以上であり且つ製品として残す部分の幅より狭くなければプレス加工が困難であるため、寸法の制約がある。以上のことから、上記各比較例のような構成では、製造が煩雑になるが、本実施形態ではこれを回避することができる。
また、本実施形態では、一対のケース28の端側挿入孔32内には、3つのバッキング40、42、44と一緒にダミーバッキング52が収容されている。このダミーバッキング52は、樹脂又はゴムによって長尺な板状に形成されており、短尺バッキング42よりもワイパブレード10の長手方向端側で且つ長尺バッキング40、44に対して払拭方向に並んで配置されている。これにより、長尺バッキング40、44及び短尺バッキング42が端側挿入孔32内で位置ズレすることを、上記のダミーバッキング52によって防止又は抑制できる。
また、本実施形態では、ホルダ18の中間挿入孔22内と一対のケース28の端側挿入孔32内とには、払拭方向に並んだ3つのバッキング40、42、44が収容されている。払拭方向の両端に配置された一対のバッキング40、44の長手方向中間部には、それぞれ払拭方向外側から切り欠かれた切欠部46が形成されている。また、中間挿入孔22における払拭方向の両側面には、上記各切欠部46に挿入された突部24がそれぞれ形成されている。そして、払拭方向中央に配置された一の短尺バッキング42によって、一対の長尺バッキング40、44が払拭方向中央側への変位を規制されている。これにより、上記の挿入状態が維持されているので、上記一対の長尺バッキング40、44がホルダ18に対して長手方向に位置ズレすることを簡素な構成で防止できる。
また、ホルダ18に対して上記3つのバッキング40、42、44を組み付ける際には、先ず払拭方向両端に配置される一対の長尺バッキング40、44を、ホルダ18の中間挿入孔22内に挿入し、中間挿入孔22における払拭方向両側面に形成された突部24を、上記一対のバッキング40、44の払拭方向外側に形成された切欠部46に挿入する。その後、払拭方向中央に配置される一のバッキング42を中間挿入孔22内に挿入すれば、当該一のバッキング42によって一対のバッキング40、44が払拭方向中央側への変位を規制され、上記の挿入状態が維持される。このように構成されているので、ホルダ18に対する上記3つのバッキング40、42、44の組み付け作業が容易である。
さらに、本実施形態では、払拭方向両端に位置する一対のバッキング40、44は、ブレードラバー16の長手方向の長さが互いに同等に設定されると共に、払拭方向中央に位置する一のバッキング42よりも上記長手方向の長さが長く設定されている。このように構成されているので、本ワイパブレード10の曲げ剛性を長手方向両端側へ向かって段階的に低く設定しつつ、ワイパブレード10の長手方向端側の剛性を上記一対のバッキング40、44によって良好に確保することができる。
なお、上記第1実施形態では、払拭方向両端に位置する一対のバッキング40、44が払拭方向中央に位置するバッキング42よりも長く形成された構成にしたが、これに限らず、図10に示されるワイパブレード10’(変形例)のようにしてもよい。このワイパブレード10’では、払拭方向の一方側から他方側へ向かってバッキング40、42、44の長さが段階的に短くなるように構成されている。具体的には、このワイパブレード10’は、ブレードラバー16と同等の長さの長尺バッキング40と、該長尺バッキング40よりも短い中間尺バッキング42と、該中間尺バッキング42よりも短い短尺バッキング44とを備えている。長尺バッキング40は払拭方向の一方側に配置され、短尺バッキング44は払拭方向の他方側に配置され、中間尺バッキング42は払拭方向の中央に配置されている。また、このワイパブレード10’では、中間尺バッキング42よりも長手方向端側で且つ長尺バッキング40に対する払拭方向の一方側にダミーバッキング52が配置されている。上記構成のワイパブレード10’では、曲げ剛性を長手方向両端側へ向かって2段階で低くすることができる。
<第2の実施形態>
次に、図11~図16を用いて、本発明の第2実施形態に係るワイパブレード60について説明する。なお、第1実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。図11~図13に示されるワイパブレード60は、第1実施形態に係るワイパブレード10と基本的に同様の構成とされているが、第1実施形態に係るホルダ18とは異なるホルダ(連結レバー)62を備えている。このホルダ62は、ブレードラバー16及び複数のバッキング40、42、44を2点で支持する構成になっており、第1実施形態に係るホルダ18よりも長手方向の寸法が大きく設定されている。
上記のホルダ62は、例えば硬質の樹脂によって形成されている。このホルダ62の長手方向中央部には、図11~図16に示されるように、ホルダ部62Aが設けられている。ホルダ部62Aには、ワイパアーム12の先端部を挿入するための長方形状の開口64が形成されており、該開口64を介して払拭方向に対向する一対の側壁部間には、ワイパアーム12の先端部と連結クリップ(図示省略)を介して回動可能に連結される連結ピン62Bが架け渡されている。
ホルダ部62Aの長手方向両側には、該ホルダ部62Aから各アーム部62Cがブレードラバー16の長手方向に沿ってそれぞれ延出されている。各アーム部62Cは、ブレードラバー16の長手方向視で下方側(ブレードラバー16側)が開口する山折り形状をなしており、基端部側(ホルダ部62A側)がホルダ部62Aの高さより若干低く、先端部側(ホルダ部62Aとは反対側)に向かうほどその高さが次第に低くなっている。
各アーム部62Cの上部には、各ケース28のフィン部28Bと同様のフィン部62C1が設けられている。このフィン部62C1は、車両の走行風を受けることで、ワイパブレード60(ブレードラバー16)を払拭面WS側へ押し付ける力を生じさせる湾曲面を有している。
各アーム部62Cの先端部でホルダ62の長手方向両端部には、下方側へ突出した保持部62Dがそれぞれ形成されている。図16に示されるように、各保持部62Dには、それぞれ第1実施形態に係る中間保持溝20、中間挿入孔22及び連通溝26と同様の中間保持溝20、中間挿入孔22及び連通溝26が形成されている。各保持部62Dに形成された中間保持溝20、中間挿入孔22及び連通溝26は、各保持部62Dをブレードラバー16の長手方向に貫通している。各保持部62Dの中間保持溝20には、ブレードラバー16の被保持部16A及び括れ部16Bにおける長手方向中間部が長手方向に挿入されて嵌合している。これにより、ブレードラバー16の長手方向中間部(ここでは長手方向中央部)が各保持部62Dに保持されている。
各保持部62Dの中間挿入孔22には、3つのバッキング40、42、44が払拭方向に並んで挿入されている。3つのバッキング40、42、44は、各保持部62Dのうちの一方に対して熱カシメ等の手段で固定されており、各保持部62Dのうちの他方に対してはブレードラバー16の長手方向に摺動可能とされている。
各保持部62Dの間でホルダ62の下側には、中間ケース64が設けられている。中間ケース64は、各ケース28と同様の材料で長尺筒状に形成されたものであり、各ケース28のケース本体部28Aと同様の断面形状を有している。つまり、この中間ケース64には、ケース本体部28Aの端側保持溝30及び端側挿入孔32と同様の保持溝及び挿入孔(何れも図示省略)が形成されている。中間ケース64の保持溝には、ブレードラバー16のブレードラバー16の被保持部16A及び括れ部16Bにおける長手方向中間部が長手方向に挿入されて嵌合している。また、中間ケース64の挿入孔には、3つのバッキング40、42、44が払拭方向に並んで挿入されている。この実施形態では、上記以外の構成は第1実施形態と基本的に同様とされている。
この実施形態においても、第1実施形態と基本的に同様の作用効果が得られる。しかも、この実施形態では、ワイパアーム12からの押圧力が、第1実施形態に係るホルダ18よりも長尺に形成されたホルダ62の長手方向両端部を介して3つのバッキング40、42、44及びブレードラバー16に加えられるので、上記の押圧力をブレードラバー16の長手方向両端部にまで良好に行き渡らせることができる。また、この実施形態では、3つのバッキング40、42、44は、ホルダ62の各保持部62D(すなわちホルダ62の長手方向両端部)のうちの一方に対して固定され、他方に対して摺動可能とされている。これにより、3つのバッキング40、42、44の長手方向中間部が各保持部62Dの間で撓み易くなるので、ブレードラバー16の長手方向中間部が強く湾曲した払拭面WSに対して追従し易くなる。以上のことから、ワイパブレード60の払拭性能が向上する。
なお、前記第2実施形態において、図17に示されるワイパブレード60’(変形例)のように、払拭方向中央のバッキング42がホルダ62の各保持部62D間で二つに分割される構成にしてもよい。この変形例では、二つに分割されたバッキング42は、各保持部62Dに対してそれぞれ固定されている。この変形例では、ブレードラバー16の長手方向中間部がホルダ62の各保持部62D間で一層撓み易くなるので、強く湾曲した払拭面WSに対するブレードラバー16の追従性が一層向上する。
また、前記各実施形態では、3つのバッキング40、42、44を備えた構成にしたが、これに限らず、バッキングの数は、2つ又は4つ以上であってもよい。
また、前記各実施形態では、3つのバッキング40、42、44に曲げ剛性調整用の切欠部や切抜き孔等が形成されない構成にしたが、これに限らず、複数のバッキングのうちの全部又は一部に、製造が煩雑にならない範囲で、曲げ剛性調整用の切欠部や切抜き孔等が形成される構成にしてもよい。
また、前記各実施形態では、3つのバッキング40、42、44が長手方向において一定の断面に設定された構成にしたが、これに限らず、複数のバッキングの全部又は一部が、長手方向において厚みや幅などを変更される構成にしてもよい。
また、前記各実施形態では、ダミーバッキング52(ダミー板)がケース28と別体に形成された構成にしたが、ダミー板がケースと一体に形成された構成(ケースの一部がダミー板とされた構成)にしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。
10・・・ワイパブレード、12・・・ワイパアーム、16…ブレードラバー、18・・・ホルダ、20・・・中間保持溝、22・・・中間挿入孔、24・・・突部、28・・・ケース、30・・・端側保持溝、32・・・端側挿入孔、40、42、44・・・バッキング(板ばね)、46・・・切欠部、52・・・ダミーバッキング(ダミー板)、60・・・ワイパブレード、62・・・ホルダ、WS・・・払拭面

Claims (3)

  1. 払拭面を払拭するための長尺なブレードラバーと、
    ワイパアームの先端部に連結され、前記ブレードラバーの長手方向中間部を保持すると共に、前記ブレードラバーの前記払拭面とは反対側において前記長手方向に延びる中間挿入孔が形成されたホルダと、
    前記ホルダに対して前記長手方向の両側に配置され、前記ブレードラバーの長手方向端側を保持すると共に、前記ブレードラバーの前記払拭面とは反対側に前記長手方向に延びる端側挿入孔が形成された一対の可撓性を有するケースと、
    各々が前記長手方向を長手とし、前記中間挿入孔内と前記端側挿入孔内とに亘って各前記挿入孔内に挿入されて互いに払拭方向に並んで配置され、前記ブレードラバーの前記長手方向端側を前記払拭面側へ付勢すると共に、前記長手方向の長さが長いものと短いものとが含まれた複数の板ばねと、
    樹脂又はゴムによって長尺な板状に形成され、前記長手方向の長さが短い前記板ばねよりも前記ワイパブレードの長手方向端側で且つ前記長手方向の長さが長い前記板ばねに対して払拭方向に並んで前記端側挿入孔内に収容されたダミー板と、
    を備えたワイパブレード。
  2. 払拭面を払拭するための長尺なブレードラバーと、
    ワイパアームの先端部に連結され、前記ブレードラバーの長手方向中間部を保持すると共に、前記ブレードラバーの前記払拭面とは反対側において前記長手方向に延びる中間挿入孔が形成されたホルダと、
    前記ホルダに対して前記長手方向の両側に配置され、前記ブレードラバーの長手方向端側を保持すると共に、前記ブレードラバーの前記払拭面とは反対側に前記長手方向に延びる端側挿入孔が形成された一対の可撓性を有するケースと、
    各々が前記長手方向を長手とし、前記中間挿入孔内と前記端側挿入孔内とに亘って各前記挿入孔内に挿入されて互いに払拭方向に並んで配置され、前記ブレードラバーの前記長手方向端側を前記払拭面側へ付勢すると共に、前記長手方向の長さが長いものと短いものとが含まれた3つの板ばねと、
    を備え、
    払拭方向両端に配置された一対の前記板ばねの長手方向中間部には、それぞれ払拭方向外側から切り欠かれた切欠部が形成されており、
    前記中間挿入孔における払拭方向の両側面には、前記一対の板ばねの各前記切欠部に挿入された突部がそれぞれ形成されており、
    払拭方向中央に配置された一の前記板ばねによって前記一対の板ばねが払拭方向中央側への変位を規制されているワイパブレード。
  3. 払拭面を払拭するための長尺なブレードラバーと、
    ワイパアームの先端部に連結され、前記ブレードラバーの長手方向中間部を保持すると共に、前記ブレードラバーの前記払拭面とは反対側において前記長手方向に延びる中間挿入孔が形成されたホルダと、
    前記ホルダに対して前記長手方向の両側に配置され、前記ブレードラバーの長手方向端側を保持すると共に、前記ブレードラバーの前記払拭面とは反対側に前記長手方向に延びる端側挿入孔が形成された一対の可撓性を有するケースと、
    各々が前記長手方向を長手とし、前記中間挿入孔内と前記端側挿入孔内とに亘って各前記挿入孔内に挿入されて互いに払拭方向に並んで配置され、前記ブレードラバーの前記長手方向端側を前記払拭面側へ付勢すると共に、前記長手方向の長さが長いものと短いものとが含まれた3つの板ばねと、
    を備え、
    払拭方向両端に位置する一対の前記板ばねは、前記長手方向の長さが互いに同等に設定されると共に、払拭方向中央に位置する一の前記板ばねよりも前記長手方向の長さが長く設定されているワイパブレード。
JP2018134333A 2018-07-17 2018-07-17 ワイパブレード Active JP7031520B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018134333A JP7031520B2 (ja) 2018-07-17 2018-07-17 ワイパブレード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018134333A JP7031520B2 (ja) 2018-07-17 2018-07-17 ワイパブレード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020011580A JP2020011580A (ja) 2020-01-23
JP7031520B2 true JP7031520B2 (ja) 2022-03-08

Family

ID=69170206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018134333A Active JP7031520B2 (ja) 2018-07-17 2018-07-17 ワイパブレード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7031520B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326564A (ja) 2001-05-01 2002-11-12 Pia Kk ワイパー
WO2004054858A1 (ja) 2002-12-17 2004-07-01 Mitsuba Corporation ワイパブレード
US20180037196A1 (en) 2016-08-04 2018-02-08 Federal-Mogul Motorparts Corporation Windscreen wiper device
JP2018090231A (ja) 2016-11-30 2018-06-14 バンドー化学株式会社 ワイパーブレード

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326564A (ja) 2001-05-01 2002-11-12 Pia Kk ワイパー
WO2004054858A1 (ja) 2002-12-17 2004-07-01 Mitsuba Corporation ワイパブレード
US20180037196A1 (en) 2016-08-04 2018-02-08 Federal-Mogul Motorparts Corporation Windscreen wiper device
JP2018090231A (ja) 2016-11-30 2018-06-14 バンドー化学株式会社 ワイパーブレード

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020011580A (ja) 2020-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9096195B2 (en) Windscreen wiper device
US7712180B2 (en) Wiper blade
JP4109605B2 (ja) ワイパブレード
EP1769987A1 (en) Wiper blade
US9193334B2 (en) Wiper, wiper lever assembly, and wiper blade
EP3416858B1 (en) A windscreen wiper device
JP2012519105A (ja) 最適化された翼を有するウインドシールドワイパ組立体
CA2569977A1 (en) Wiper blade
EP3019373B1 (en) Windscreen wiper device
US20170136999A1 (en) A windscreen wiper device
JP2015051654A (ja) ワイパブレード及びワイパ
JP2007203948A (ja) 車両用ワイパ
WO2015037309A1 (ja) ワイパブレード及びワイパブレードの製造方法
JP2007216736A (ja) ワイパブレード
JP2010519113A (ja) フロントガラス用ワイパー装置
JP7031520B2 (ja) ワイパブレード
WO2004054859A1 (ja) ワイパブレード
JP4890875B2 (ja) ワイパーブレード用バーティブラ及びワイパーブレード
JP4153445B2 (ja) ワイパブレード
JPWO2004054860A1 (ja) ワイパブレード
JP4544165B2 (ja) ワイパーブレード
EP2593340B1 (en) A windscreen wiper device
EP3853083B1 (en) A windscreen wiper device
JP2007237855A (ja) ワイパブレード
US8544138B2 (en) Windscreen wiper device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220207

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7031520

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151