JP7029969B2 - 美容器 - Google Patents

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Description

本発明は、美容器に関する。
肌の美容のためのマッサージ方法として、ヘラやレンゲ等の縁を肌に摺動させることにより血流やリンパの流れを促進し、肌の新陳代謝を高める「かっさ」と呼ばれる方法が知られている。この種のマッサージ方法には、「かっさ板」と呼ばれる板状の美容器が使用されることがある。
近年では、かっさ板の表面に電極を設け、かっさと同時に肌に微弱な電流を流すことができる美容器が提案されている。例えば、特許文献1には、本体と、前記本体の把持可能な部分に設けられた第1電極と、前記本体の一縁部に位置して凹状に湾曲した部分を有する第2電極と、を備え、前記第1電極及び前記第2電極は人体を介して電流を流すことが可能な外部回路を形成できるように構成されている美容器が記載されている。この美容器において、第1電極は本体の側面に、第2電極は本体の縁部にそれぞれ固定されている。また、本体の縁部には、更に、第3電極が設けられている。
国際公開WO2014/208329号
特許文献1の美容器の外表面は、例えば、使用中の落下等の種々の理由によって損傷を受けることがある。しかし、特許文献1の美容器を用いてかっさを行う場合には、第1電極を手で把持して第2電極または第3電極を肌に押し当てながら移動させる必要がある。第2電極及び第3電極といった肌に接触させる部分が損傷を受けた場合、これらの電極が損傷したままかっさを行うと、肌へ不要なダメージを与えるおそれがある。
また、前述した第2電極及び第3電極に限らず、本体の外表面が損傷を受けた場合には、本体を把持する手等に要なダメージを与えるおそれがある。更に、本体の外表面が損傷していると、美容器の美観が損なわれるおそれもある。それ故、この種の美容器においては、電極を含めた本体の外表面の損傷は、たとえ小さな傷であってもない方がよい。
しかし、特許文献1の美容器において、第1電極や第2電極等の損傷を受けた部品を交換するためには本体を分解する必要があり、美容器の修理作業が煩雑である。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、修理作業を容易に行うことができる美容器を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、肌の美容のための電流を発生する電源部を備えたコア部と、
前記コア部に着脱可能に取り付けられ、前記コア部を覆うシェル部と、を備えた板状の本体を有し、
前記シェル部は、
複数のシェル片から構成されているとともに、
前記電源部に電気的に接続され、肌に押し当てながら移動させてマッサージを施すための第1電極と、
前記電源部と前記第1電極と人体とを含む環状の電流経路を形成することができるようにして前記電源部に電気的に接続された第2電極と、を有しており、
複数の前記シェル片のうち、前記本体を厚み方向から見た平面視における前記本体の輪郭に沿って配置されたシェル片に前記第1電極が設けられており、
複数の前記シェル片のうち、前記本体の厚み方向における両面に配置されたシェル片に前記第2電極が設けられている、美容器にある。
前記美容器は、電源部を備えたコア部と、コア部に着脱可能に取り付けられたシェル部と、を有している。また、シェル部は、第1電極と第2電極とを有している。そのため、何らかの理由で第1電極や第2電極が損傷した場合に、シェル部を交換するという単純な作業により、美容器を容易に修復することができる。
また、前記美容器においては、シェル部をコア部から取り外した後、コア部を交換することもできる。そのため、例えば、美容器の外表面にコア部が露出している場合において、当該露出部分が損傷を受けた場合や、電源部に故障が発生した場合などに、コア部を交換するという単純な作業により、美容器を容易に修復することができる。
このように、前記美容器は、シェル部やコア部に損傷が生じた場合に、修理作業を容易に行うことができる。
実施例における、美容器の斜視図である。 実施例における、美容器の正面図である。 実施例の美容器における、凸状部及び凹状部の範囲を示す正面図である。 図3における、第2凸状部の拡大図である。 実施例における、美容器の上面図である。 実施例における、美容器の下面図である。 実施例における、美容器の右側面図である。 実施例における、美容器の左側面図である。 図1における、回転体を取り外した状態の第1頂部の拡大斜視図である。 図2のX-X線矢視断面における、隆起部周辺の拡大図である。 図5のXI-XI線矢視断面における、回転体周辺の拡大図である。 図5のXI-XI線矢視断面における、電源部周辺の拡大図である。 図12のXIII-XIII線一部矢視断面図である。 図13における第1端子収容空間及び連通口の拡大図である。 実施例の美容器における、シェル部の分解斜視図である。 実施例の美容器における、コア部を第1コア片側から視た平面図である。 図16において第1コア片を取り除いた状態のコア部の平面図である。 実施例の美容器における、通電経路を示す説明図である。 図18における、第2端子部の弾性片部周辺の拡大図である。 図18の図XX-XX線一部矢視断面図である。 実施例の美容器における、コア部の分解斜視図である。 実施例の美容器における、電源封止部の分解斜視図である。 実施例のコア本体部における、端子収容空間を示す斜視図である。 実施例のコア本体部における、第1開口及び第2開口を示す斜視図である。 実施例のコア本体部における、第3開口及び第4開口を示す斜視図である。 実施例の美容器における、コア本体部の下端の拡大斜視図である。 実施例の美容器における、第1コア片を厚み方向の外側から視た平面図である。 実施例の美容器における、第1コア片を厚み方向の内側から視た斜視図である。 図27におけるXXIX-XXIX線矢視断面図である。 実施例の美容器における、第2コア片を厚み方向の外側から視た平面図である。 実施例の美容器における、第2コア片を厚み方向の内側から視た斜視図である。 実施例の美容器における、第1シェル片の平面図である。 図32のXXXIII-XXXIII線矢視断面図である。 実施例の美容器における、第2シェル片の平面図である。 実施例の美容器における、第3シェル片の右側面図である。 図35のXXXVI-XXXVI線矢視断面図である。 図36のXXXVII-線XXXVII一部矢視断面図である。 実施例の美容器における、分配線部の斜視図である。
前記美容器は、種々の形態を採りうる。例えば、美容器は、板状を呈していてもよいし、棒状や球状等の、板状以外の形状を呈していてもよい。かっさによるマッサージ効果をより高める観点からは、美容器は板状を呈していることが好ましい。この場合には、板状形状の周縁部において肌をより強く押圧し、かっさによるマッサージ効果をより高めることができる。
ここで、「板状」には、平板と、一般的な感覚として板と認められる程度に平板の少なくとも一部を湾曲してなる形状とが含まれる。例えば、板状形状の主面部、つまり、周縁部よりも内側の部分は、平坦であってもよいし、厚み方向に若干膨出し、または若干陥没していてもよい。また、当該部分の表面には、凹凸が設けられていてもよい。
前記美容器において、シェル部は、コア部の全体を覆っていてもよいし、コア部の一部を覆っていてもよい。前記美容器のシェル部は、複数の部品から構成されている。
シェル部は、コア部に着脱可能に装着されている。シェル部が単一の部品から構成されている場合には、シェル部は、コア部に直接装着されている。シェル部が複数の部品から構成されている場合には、シェル部の各部品は、コア部に直接装着されていてもよいし、シェル部の他の部品を介してコア部に装着されていてもよい。また、シェル部の装着方法としては、例えば、スナップフィット、ボルト等の締結部材を介した締結等の種々の方法を採用することができる。
第1電極及び第2電極は、シェル部の表面に露出するようにして配置されている。第1電極及び第2電極は、例えば、第2電極を手で把持し、第1電極を肌に押し当てながら移動させることにより、第1電極、第2電極、電源部及び人体を含む環状の電流経路を形成することができる。この環状の電流経路に微弱な電流を流すことにより、第1電極によるマッサージの効果と、微弱な電流による効果とを相乗的に作用させ、高い美容効果を得ることができる。
第1電極及び第2電極の配置は、前述した環状の電流経路を形成することができれば、特に限定されることはない。前記美容器においては、第1電極と第2電極とが、シェル部を構成する複数の部品のうち、別々の部品上に配置されている。
また、第1電極の数は、1個であってもよいし、2個以上であってもよい。第1電極を2個以上設ける場合には、例えば、美容器の内部において、第1電極同士を電気的に接続すればよい。同様に、第2電極の数も、1個であってもよいし、2個以上であってもよい。第2電極を2個以上設ける場合には、例えば、美容器の内部において、第2電極同士を電気的に接続すればよい。
電源部はコア部に設けられており、第1電極及び第2電極に電気的に接続されている。電源部としては、例えば、一次電池、二次電池、太陽電池などを使用することができる。
前記美容器は、例えば、美容器外部から電源部への液体の進入を防止するための防水構造を有していてもよい。この場合には、例えば浴室等の水濡れし得る環境において美容器を使用する場合に、電源部の水濡れによる故障を防止することができる。また、使用者がリラックスできる浴室等の環境において美容器を使用することにより、美容効果をより高めることが期待できる。
前述した防水構造としては、例えば、コア部全体を液密に封止する構造を採用してもよい。また、コア部における電源部の近傍のみを液密に封止する構造を採用することもできる。例えば、コア部は、電源部を液密に封止する電源封止部と、電源封止部を保持するコア本体部と、を有し、
コア本体部は、電源部と第1電極とを接続する第1配線部と、電源部と第2電極とを接続する第2配線部と、を有していてもよい。
この場合には、コア部全体を液密に封止する場合に比べて簡素な構造で電源部の防水を行うことができる。それ故、美容器の組み立て作業をより簡素化するとともに、製造コストをより低減することができる。
コア本体部は、半割状の第1コア片と第2コア片を有しており、第1配線部及び第2配線部は、第1コア片と第2コア片との間に配置されていてもよい。この場合には、第1コア片と第2コア片との間に第1配線部及び第2配線部を挟み込むという簡素な作業により、第1配線部及び第2配線部をコア本体部に組み込むことができる。それ故、美容器の組み立て作業をより簡素化することができる。
ここで、半割状とは、第1コア片と第2コア片とが概ね同一の形状となるようにコア本体部を分割した形状をいう。例えば、コア本体部が板状の場合には、コア本体部を厚み方向における中央位置またはその近傍において分割してなる各部を、第1コア片及び第2コア片とすることができる。
コア部は、液体を流通可能に構成された水抜き孔が形成されており、シェル部は、水抜き孔と美容器の外部空間とを連通する連通口を有していてもよい。この場合には、コア部とシェル部との間に液体が浸入した場合に、水抜き孔によって当該液体を連通口へ導くことができる。そして、コア部内の液体を連通口から美容器の外部へ速やかに排出することができる。その結果、第1電極と第2電極とが液体を介して短絡している状態を速やかに解除し、第1電極、第2電極、電源部及び人体を含む環状の電流経路を回復させることができる。
前記美容器は、更に、シェル部の外方に配置された回転可能な回転体を有していてもよい。この場合、前記美容器は、シェル部を肌に押し当てながら移動させるかっさと、回転体を肌に押し当てながら転動させる方法との2種類のマッサージを実施することができる。
これらのマッサージは、肌に与える刺激の強さが異なっている。そのため、前記美容器は、例えば目元や頬骨に沿う部分などの比較的皮膚の薄い部分に回転体によるマッサージを施して比較的柔らかな刺激を与え、頬やあご等の比較的皮膚の厚い部分にかっさを施して比較的強い刺激を与える等、マッサージを施す部位に応じて適切な刺激を与えることができる。それ故、前記美容器に回転体を設けることにより、使い勝手をより向上させることができる。
回転体はコア部に着脱可能に取り付けられており、かつ、電源部に電気的に接続されていてもよい。この場合、回転体を肌に押し当てることによって肌に微弱な電流を流すことができる。そのため、回転体による物理的なマッサージ効果と微弱な電流による刺激とを相乗的に作用させ、より美容効果を高めることができる。また、回転体の表面が何らかの理由で損傷を受けた際に、回転体を交換するという単純な作業により美容器の修理を行うことができる。
前記美容器の実施例を、図1~図37を用いて説明する。本例の美容器1は、図15に示すように、肌の美容のための電流を発生する電源部41(図18参照)を備えたコア部4と、コア部4に着脱可能に取り付けられ、コア部4を覆うシェル部5と、を有している。シェル部5は、電源部41に電気的に接続された第1電極511、521と第2電極531と、を有している。第1電極511、521は、肌に押し当てながら移動させてマッサージを施すことができるように配置されている。第2電極531は、電源部41と、第1電極511、521と、人体とを含む環状の電流経路を形成することができるようにして電源部41に電気的に接続されている。なお、図18においては、便宜上、コア部4の構造を簡略化して記載した。
本例の美容器1は、図1~図8に示すように、板状を呈する本体2と、本体2を、その厚み方向から視た場合の周縁部21から外方に突出するように配置された2個の回転体3と、を有している。美容器1の本体2は、図2に示すように、正面視においてハート形を呈している。即ち、本体2は、正面視において略半円状を呈するように外方に膨出し、互いに並んで配置された2か所の頂部22、23と、頂部22、23から延設され、先端に近いほど幅が狭くなっている尾部24とを有している。2個の回転体3は、頂部22、23のうち一方の頂部22から外方に突出するように配置されている。
以下においては、便宜上、2か所の頂部22、23のうち回転体3が突出している頂部を第1頂部22といい、他方の頂部を第2頂部23という。また、2か所の頂部22、23の並び方向を幅方向Yといい、並び方向における第1頂部22側を右方Y1、第2頂部23側を左方Y2という。また、幅方向Y及び厚み方向の両方に直交する方向を上下方向Zといい、上下方向Zにおける頂部22、23側を上方Z1、尾部24側を下方Z2という。これらの美容器1の方向に関する記載は便宜上のものであり、美容器1を使用する際の向きとは何ら関係がない。
また、前述した「正面視」とは、図2に示す平面視、つまり、第1頂部22及び第2頂部23が上方、尾部24が下方、回転体3が右方にそれぞれ向いた状態で、本体2の投影面積が最大となるように視た平面視をいう。
本体2は、図2に示すように、頂部22、23側から尾部24側に近づくにつれて、右方Y1、つまり、幅方向Yにおける第1頂部22側へ湾曲している。
本体2の外表面は、正面視における本体2の輪郭を含む周縁部21と、周縁部21に囲まれた2枚の主面部20と、を有している。本体2の周縁部21は、図3に示すように、正面視における輪郭が凸状に湾曲した6か所の凸状部211(第1凸状部211a~第6凸状部211f)を有している。また、周縁部21は、正面視における輪郭が凹状に湾曲し凸状部211に連なる2か所の凹状部212(第1凹状部212a及び第2凹状部212b)を有している。なお、図3においては、便宜上、回転体3を簡略化して記載した。
第1凸状部211aは、本体2の周縁部21における、第1頂部22の上端221よりも右方Y1に配置されている。図3に示すように、正面視における第1凸状部211aの輪郭は、第1頂部22の上端221から下方Z2に向かうにつれて右方Y1へ膨らみ、その後、左方Y2へ後退する凸状を呈している。また、第1凸状部211aの外方には、2個の回転体3が配置されている。
第1凸状部211aの下方Z2には、第1凹状部212aが連なっている。第1凹状部212aは、本体2の周縁部21における第1頂部22から尾部24までの範囲に亘って配置されている。正面視における第1凹状部212aの輪郭は、第1凸状部211aの下端213から下方Z2に向かうにつれて左方Y1へ後退し、その後、右方Y2へ膨らむ凹状を呈している。
また、第1凸状部211aの左方Y2には、第2凸状部211bが連なっている。第2凸状部211bは、本体2の周縁部21における第1頂部22の上端221よりも左方Y2に配置されている。正面視における第2凸状部211bの輪郭は、第1頂部22の上端221から第1頂部22と第2頂部23との間へ向かって延設されており、図3に示すように、第1頂部22の上端221と第2凸状部211bの左端214との中間部分がわずかに外方に膨らんだ凸状を呈している。また、第2凸状部211bの輪郭は、第1凸状部211aよりも大きな曲率半径を有している。なお、図3においては、第2凸状部211bが凸状に湾曲した輪郭を有していることを明確にするため、第1頂部22の上端221と第2凸状部211bの左端214とを結ぶ直線Lを破線にて表示した。また、図3においては、便宜上、回転体3を簡略化して記載した。
図3に示すように、第2凸状部211bの左方Y2には、第2凹状部212bが連なっている。第2凹状部212bは、第1頂部22と第2頂部23との間に配置されている。正面視における第2凹状部212bの輪郭は、第2凸状部211bの左端214から左方Y2へ向かうにつれて下方Z2へ陥没し、その後上方Z1へ突出する凹状を呈している。
第2凹状部212bの左方Y2には、第3凸状部211cが連なっている。第3凸状部211cは、第2凹状部212bの左端215から、第2頂部23の上端231までの範囲に亘って配置されている。正面視における第3凸状部211cの輪郭は、第2凹状部212bの左端215と第2頂部23の上端231との中間部分が外方に膨らんだ凸状を呈している。
第3凸状部211cの左方Y2には、第4凸状部211dが連なっている。第4凸状部211dは、第2頂部23の上端231から後述する第1シェル片51と透光部61との合わせ目504までの範囲に亘って配置されている。正面視における第3凸状部211cの輪郭は、第2頂部23の上端231と合わせ目504との中間部分が外方に膨らんだ凸状を呈している。
第4凸状部211dの下方Z2には、第5凸状部211eが連なっている。第5凸状部211eは、第1シェル片51と透光部61との合わせ目504から後述する透光部61と第3シェル片53との合わせ目505までの範囲に亘って配置されている。正面視における第5凸状部211eの輪郭は、合わせ目504と合わせ目505との中間部分が外方(つまり、右方Y1)へ膨らんだ凸状を呈している。
第6凸状部211fは、本体2の周縁部21の残部、即ち、透光部61と第3シェル片53との合わせ目505から尾部24の下端241を介して第1凹状部212aの下端216までの範囲に亘って配置されている。正面視における第6凸状部211fの輪郭は、尾部24の下端241を頂点とする凸状を呈している。
また、本体2は、図2に示すように、正面視における周縁部21の内側に主面部20を有している。主面部20は、尾部24から頂部22、23に向かって延設された複数の隆起部200を有している。複数の隆起部200は、正面視において、本体2の輪郭に沿って湾曲した曲線状を呈している。また、図10に示すように、各隆起部200は、幅方向Yの断面において円弧状の輪郭を有している。
図1、図3及び図15に示すように、本体2の外表面には、シェル部5が露出している。本例のシェル部5は、3個のシェル片51~53を有している。第1シェル片51は、本体2の上部に配置されている。図3に示すように、第1シェル片51には、第1凸状部211aにおける上方Z1の部分、第2凹状部212b、第2凸状部211b、第3凸状部211c及び第4凸状部211dが含まれている。また、第1シェル片51の表面には、第1電極511が配置されている。
図3に示すように、第2シェル片52は、本体2の右方Y1の部分に配置されている。第2シェル片52には、第1凸状部211aにおける下方Z2の部分と第1凹状部212aとが含まれている。また、第2シェル片52の表面には、第1電極521が配置されている。
また、図3に示すように、本体2の周縁部21における第2頂部23の下方Z2には、後述する透光部61が配置されている。透光部61は、本体2の外表面に露出している。美容器1の外部から透光部61に入射した光は、電源部41としての太陽電池セル411(図12参照)に照射される。また、透光部61には、第5凸状部211eが含まれている。
図3及び図15に示すように、本体2の外表面における第1シェル片51、第2シェル片52及び透光部61以外の部分は、第3シェル片53から構成されている。つまり、第3シェル片53には、厚み方向の両面に配置された2枚の主面部20と、第6凸状部211fと図35が含まれている。第3シェル片53の表面には、第2電極531が配置されている。
図2に示すように、本体2における第1頂部22の外方、より具体的には第1凸状部211aの外方には、2個の回転体3が設けられている。2個の回転体3は、互いに間隔を開けて配置されている。各回転体3の回転中心31は、本体2の周縁部21から外方に突出した直線であり、図3に示すように、当該回転体3の重心310を貫くように配置されている。また、各回転体3の回転中心31は、本体2から外方へ向かうほど互いの間隔が拡がるように配置されている。
本例における回転体3同士の間隔、即ち、一方の回転体3の表面と他方の回転体3の表面との距離の最小値は、例えば7~10mmの範囲から適宜設定することができる。また、図2に示す回転体3の回転中心31同士のなす角θは、40~70度の範囲から適宜設定することができる。本例の美容器1においては、回転体3同士の間隔は8.3mmであり、回転体3の回転中心31同士のなす角θは53度である。
また、図7に示すように、各回転体3における回転中心31は、本体2の厚み方向と直交する方向に延設されている。即ち、各回転体3における回転中心31の延設方向と、本体2の厚み方向とのなす角度は90度である。
各回転体3は、図1及び図2に示すように、球状を呈している。本例の回転体3は、より具体的には、図15に示すように、涙滴形状における尖った部分を切除したような形状、つまり、先端側の半分が半球状を呈し、当該半球状部分から本体2側へ向かうにつれて、回転体3を完全な球状とした場合に比べて緩やかに外径が小さくなるような形状を有している。回転体3の直径、即ち、回転中心31と直交する方向における外径の最大値は、例えば、10~20mmの範囲から適宜設定することができる。回転体3の表面は、多数の三角形状を呈する平面から構成されている。回転体3の表面には、後述する第3電極311が設けられている。
次に、美容器1の内部構造をより詳細に説明する。図15に示すように、美容器1の本体2は、電源部41(図12参照)を備えたコア部4と、コア部4を覆うシェル部5と、を有している。図2に示すように、本体2の外表面には、シェル部5を構成する第1シェル片51、第2シェル片52及び第3シェル片53と、透光部61(後述)とが露出している。図1に示すこれらの部品の合わせ目501~505は、液体が流通可能に構成されており、シェル部5の内側と美容器1の外部空間とを連通する連通口50としての機能を有している。
本例のコア部4は、電源部41としての太陽電池セル411を有している。また、コア部4は、図15~図17に示すように、電源封止部6と、電源封止部6を保持するコア本体部7と、を有している。電源封止部6は、図12に示すように、電源部41としての太陽電池セル411を液密に封止している。
電源封止部6は、図3、図12及び図22に示すように、本体2の周縁部21における第2頂部23の下方Z2に露出した透光部61と、透光部61に覆われたセルホルダー63と、透光部61とセルホルダー63との間に介在するシール材62と、を有している。透光部61は、透明樹脂より構成されており、外光を透過させることができる。
図12及び図22に示すように、透光部61の上方Z1の端部611は、締結部材としてのネジ612を介してセルホルダー63の上方Z1の端部631に締結されている。また、透光部61の下方Z2の端部613は、締結部材としてのネジ614を介してセルホルダー63の下方Z2の端部634に締結されている。
セルホルダー63は、上下方向Zにおける中間部に、コア本体部7側へ突出した締結板632、633を有している。締結板632、633は、図13及び図21に示すように、コア本体部7における第1コア片7aと第2コア片7b(後述)との間に狭持されており、締結部材としてのネジ635(図13参照)によりコア本体部7に締結されている。
また、図12及び図22に示すように、セルホルダー63における、コア本体部7と対面する部分には、第1配線部72及び第2配線部73が取り付けられている。第1配線部72は締結部材としてのネジ722を介してセルホルダー63に締結されている。また、第2配線部73は第1配線部72よりも下方Z2に配置されており、締結部材としてのネジ732を介してセルホルダー63に締結されている。
図12及び図22に示すように、セルホルダー63には、電源部41としての太陽電池セル411が保持されている。太陽電池セル411は、透光部61から入射した光によって、微弱な電流を発生させることができる。
図18及び図22に示すように、太陽電池セル411は、上下方向Zの両端に端子412、413を有している。太陽電池セル411の上方Z1に設けられた端子412は、図12及び図18に示すように、ネジ722の先端と接触している。これにより、太陽電池セル411が、上方Z1の端子412及びネジ722を介して第1配線部72と電気的に接続されている。
また、太陽電池セル411の下方Z2に設けられた端子413は、図12及び図18に示すように、ネジ732の先端と接触している。これにより、太陽電池セル411が、下方Z2の端子413及びネジ732を介して第2配線部73と電気的に接続されている。
図16及び図17に示すように、コア本体部7は、正面視において、美容器1の外形と同様のハート形を呈している。図21に示すように、コア本体部7は、半割状の第1コア片7a(図27~図29参照)と第2コア片7b(図30及び図31参照)とを有している。
より具体的には、第1コア片7a及び第2コア片7bは、コア本体部7が厚み方向において概ね半分に分割された形状を有しており、第1コア片7aの厚みは第2コア片7bよりも薄くなっている。第1コア片7aは、図16に示す締結部材としてのネジ701a~701gを介して第2コア片7bに締結されている。また、図17及び図21に示すように、第1コア片7aと第2コア片7bとの間には、両者を接着する接着シート702が介在している。
図9及び図31に示すように、第2コア片7bは、第1頂部22に相当する部分から外方に突出した筒状部703を有している。筒状部703は円筒状を呈している。筒状部703には、後述するように回転体3を保持するためのシャフト81(図11参照)が挿通されている。
図23に示すように、コア本体部7の左側面、つまりセルホルダー63と対面する部分には、右方Y1に陥没した2か所の端子収容部711、712が設けられている。図18及び図24に示すように、コア本体部7の上部、つまり第1シェル片51と対面する部分には、第1開口704と、第1開口704よりも回転体3側(つまり、右方Y1)に配置された第2開口705とが設けられている。また、図18及び図25に示すように、コア本体部7の右側面、つまり第2シェル片52と対面する部分には、第3開口706と、第3開口706の下方Z2に配置された第4開口707とが設けられている。
2か所の端子収容部711、712のうち上方Z1に配置された第1端子収容部711とセルホルダー63との間には、図12に示すように、第1配線部72(後述)を収容するための第1端子収容空間S1が形成されている。第1端子収容空間S1は、図28に示すように、コア本体部7の第1開口704に連通している。
図18に示すように、第1端子収容空間S1及び第1開口704には、第1配線部72(後述)が収容されている。また、第1開口704内には、後述する第1シェル片51の第1端子片512(図32参照)が挿入されている。第1端子片512は、図18及び図20に示すように、第1開口704内において第1配線部72と当接している。
図23に示すように、第2端子収容部712は、第1端子収容部711よりも下方Z2に配置されている。第2端子収容部712とセルホルダー63との間には、図12に示すように、第2配線部73(後述)を収容するための第2端子収容空間S2が形成されている。図18に示すように、第2端子収容空間S2には第2配線部73が収容されている。
コア本体部7の上方Z1に設けられた第2開口705は、図28に示すように第3開口706に連通している。図18に示すように、第2開口705及び第3開口706を含む分配線収容空間750(図28参照)には、後述する分配線部75が収容されている。図18に示すように、第2開口705内には、第1シェル片51の第2端子片513(図32参照)が挿入されている。第2端子片513は、第2開口705内において分配線部75に当接している。
また、コア本体部7は、第1端子収容空間S1に連なった複数の切り欠き713(713a、713b)と、第2端子収容空間S2に連なった複数の切り欠き714(714a、714b)と、を有している。具体的には、図16、図23及び図27に示すように、第1コア片7aにおけるセルホルダー63と対面する位置には、第1端子収容空間S1に連なった2か所の切り欠き713aと、第2端子収容空間S2に連なった2か所の切り欠き714aとが設けられている。これらの切り欠き713a、714aは、上下方向Zに間隔をあけて配置されている。
図23及び図30に示すように、第2コア片7bにおけるセルホルダー63と対面する位置には、第1コア片7aと同様に、第1端子収容空間S1に連なった2か所の切り欠き713bと、第2端子収容空間S2に連なった2か所の切り欠き714bとが設けられている。これらの切り欠き713b、714bは、上下方向に間隔をあけて配置されている。
また、コア本体部7は、第3シェル片53と対面する部分に、上下方向Zの全長に亘って延設された溝74(74a、74b)を有している。具体的には、図27に示すように、第1コア片7aにおける第3シェル片53に対面する部分には、2本の溝74aが設けられている。図27及び図29に示すように、これらの溝74aは、上下方向Zの中間部に深さが段階的に変化する段部741aを有しており、段部741aの下方Z2における溝74aの深さは段部741aの上方Z1における溝74aの深さよりも深くなっている。
また、図29に示すように、段部741aには、後述する第3シェル片53のガイド突起533(図36及び図37参照)を挿入するためのガイド突起挿入孔742aが設けられている。図37に示すように、ガイド突起挿入孔742aには、ガイド突起533が下方Z2から挿入されている。
また、図30に示すように、第2コア片7bにおける第3シェル片53に対面する部分には、2本の溝74bが設けられている。溝74bは、上下方向Zにおける中間部に、深さが段階的に変化する段部741bを有している。第2コア片7bの溝74bの構成は、第1コア片7aの溝74aと同様である。
即ち、溝74bは、上下方向Zにおける中間部に、深さが段階的に変化する段部741bを有している。図には示さないが、段部741bの下方Z2における溝74bの深さは段部741bの上方Z1における溝74bの深さよりも深くなっている。また、段部741bにはガイド突起挿入孔742bが設けられており、ガイド突起挿入孔742bには後述する第3シェル片53のガイド突起533が下方Z2から挿入されている。
図14に一例を示すように、本例のコア本体部7に設けられた第1端子収容空間S1、第2端子収容空間S2及び切り欠き713(713a、713b)、714(714a、714b)は、液体を流通可能に構成されている。また、例えば図10に示すように、第1コア片7a及び第2コア片7bに設けられた溝74(74a、74b)は、液体を流通可能に構成されている。第1端子収容空間S1、第2端子収容空間S2、切り欠き713、714及び溝74は、美容器1の内部に浸入した液体を、連通口50を介して美容器1の外部へ排出する水抜き孔40としての機能を有している。
例えば、8か所の切り欠き713、714の周辺には、第1シェル片51と第3シェル片53(後述)との合わせ目502(図13及び図14参照)や、第3シェル片53と透光部との間の合わせ目505(図1参照)が配置されている。切り欠き713、714は、これらの合わせ目502、503を含む、連通口50としてのシェル片同士の合わせ目501~503(図1参照)及びシェル部5と透光部61との合わせ目504、505を介して美容器1の外部空間に連通している。
そのため、本例の美容器1は、第1端子収容空間S1、第2端子収容空間S2及びこれらに連なる切り欠き713、714内に浸入した液体を、前述した連通口50から美容器1の外部へ排出することができる。このように、本例の美容器1は、コア本体部7に設けられた端子収容空間S1、S2及び切り欠き713、714を、水抜き孔40として機能させることができる。
また、図には示さないが、第1コア片7a及び第2コア片7bに設けられた溝74(74a、74b)の上端の周辺には、第1シェル片51と第3シェル片53との合わせ目502が配置されている。また、溝74の下端の周辺には、第2シェル片52と第3シェル片53との合わせ目503や、透光部61と第3シェル片53との合わせ目504が配置されている。
そのため、本例の美容器1は、コア本体部7の溝74に浸入した液体を、前述した合わせ目502~504を含む連通口50から美容器1の外部へ排出することができる。このように、本例の美容器1は、コア本体部7に設けられた溝74を、水抜き孔40として機能させることができる。
図18及び図21に示すように、第1コア片7aと第2コア片7bとの間には、電源部41と第1電極511とを接続する第1配線部72(図22参照)と、電源部41と第2電極531とを接続する第2配線部73(図22参照)とが配置されている。第1配線部72の一端721は、図12及び図18に示すように第1端子収容空間S1内に配置されており、締結部材としてのネジ722によりセルホルダー63に締結されている。また、ネジ722の先端は、セルホルダー63を貫通し、太陽電池セル411の上方Z1の端子412に接触している。
図17及び図18に示すように、第1配線部72の他端723は、第1コア片7aと第2コア片7bとの間に形成された第1開口704内に配置されている。図24に示すように第1開口704はコア本体部7の上方Z1に開口している。また、図18に示すように第1開口704内には第1シェル片51の第1端子片512(後述)が挿入されている。そして、図20に示すように、第1配線部72は、締結部材としてのネジ701aにより第1端子片512に締結されている。第1シェル片51は、後述するように、その全面に第1電極511としての導電性めっき膜を有している。そのため、第1配線部72と第1端子片512とを締結することにより、第1電極511と電源部41とを第1配線部72を介して電気的に接続することができる。
図12、図18及び図21に示すように、第2配線部73の一端731は、第2端子収容空間S2内に配置されており、締結部材としてのネジ732によりセルホルダー63に締結されている。ネジ732の先端は、セルホルダー63を貫通し、太陽電池セル411の下方Z2の端子413に接触している。
また、第2配線部73は、第2端子収容部712から下方Z2に延設されている。図19及び図22に示すように、第2配線部73の先端には弾性片部733が設けられている。弾性片部733は、コア本体部7と第3シェル片53との間に配置されており、第3シェル片53によって押圧されコア本体部7側に弾性変形している。そして、弾性片部733は、この弾性変形に対する反発力によって、図19に示すように第3シェル片53の内表面に押し付けられている。
後述するように、第3シェル片53は、その全面に第2電極531としての導電性めっき膜を有している。そのため、第3シェル片53の内表面に弾性片部733を当接させることにより、第2配線部73を介して第2電極531と電源部41とを電気的に接続することができる。また、本例のように、第2配線部73の先端に、コア本体部7の表面に露出した弾性片部733を設けることにより、シェル部5をコア部4に取り付けるという単純な作業によって第2電極531と第2配線部73とを電気的に接続することができる。
本例のコア本体部7は、更に、電源部41から流れる微弱な電流を第2シェル片52に設けられた第1電極521及び回転体3に設けられた第3電極311に分配する分配線部75(図38参照)を有している。図17及び図21に示すように、分配線部75は、第1コア片7aと第2コア片7bとの間に形成された分配線収容空間750に配置されている。また、図28に示すように、分配線収容空間750には、コア本体部7の上方Z1、つまり、第1シェル片51側に開口した第2開口705と、幅方向Yの右方Y1、つまり、第2シェル片52側に開口した第3開口706とが含まれている。
図18に示すように、第2開口705内には、分配線部75の左方Y2の端部751と、第1シェル片51の第2端子片513(後述)とが配置されている。また、第3開口706には、分配線部75の右方Y1の端部752と、第2シェル片52の第3端子片522(後述)とが配置されている。
分配線部75は、第1シェル片51の第2端子片513と、第2シェル片52の第3端子片522とのそれぞれに、締結部材としてのネジ701b、701c(図16参照)を介して締結されている。第2シェル片52は、後述するように、その全面に第1電極521としての導電性めっき膜を有している。そのため、分配線部75と第2端子片513とを締結することにより、第2シェル片52に設けられた第1電極521と電源部41とを分配線部75を介して電気的に接続することができる。
また、図18及び図38に示すように、分配線部75は、回転体3を保持するためのシャフト81(後述)を保持する2か所のシャフト保持凹部753と、2か所のシャフト保持凹部753の間から外方に延設された締結部754と、を有している。2か所のシャフト保持凹部753は、図11及び図18に示すように、シャフト81に当接している。
図11に示すように、シャフト81は、後述するベアリング82及びベアリングホルダー83を介して、回転体3の全面に設けられた第3電極311としての導電性めっき膜に電気的に接続されている。それ故、分配線部75とシャフト81とを当接させることにより、第3電極311と分配線部75とを電気的に接続することができる。そして、図18に示すように、第3電極311と電源部41とを電気的に接続することができる。
また、図18に示すように、締結部754は、締結部材としてのネジ701g(図16参照)を介してコア本体部7に締結されている。締結部754をコア本体部7に締結することにより、シャフト保持凹部753とシャフト81とを確実に当接させ、両者を電気的に接続することができる。
また、図25に示すように、コア本体部7は、第3開口706の下方Z2に、後述する第2シェル片52の締結片523を挿入するための第4開口707を有している。第2シェル片52の締結片523は、図18に示すように第4開口707内に挿入されている。締結片523は、締結部材としてのネジ701d(図16参照)を介してコア本体部7に締結されている。
図15に示すように、コア本体部7における透光部61を除く部分、つまり、第1コア片7a、第2コア片7b及びセルホルダー63は、シェル部5によって覆われている。本例のシェル部5は、第1シェル片51と、第2シェル片52と、第3シェル片53とを有している。第1シェル片51には、本体2の周縁部21における上方Z1の部分、より具体的には、図3に示すように、第1凸状部211aから第4凸状部211dに亘る部分が含まれている。第1シェル片51の全面は、導電性めっき膜からなる第1電極511によって覆われている。
図15及び図32に示すように、第1シェル片51は、下方Z2、つまり、コア本体部7側に突出した2本の端子片512、513を有している。2本の端子片512、513のうち左方Y2に配置された第1端子片512は、図18に示すようにコア本体部7の第1開口704に挿入されており、第1開口704内において第1配線部72に締結されている。これにより、第1シェル片51に設けられた第1電極511と第1配線部72とが電気的に接続されている。
2本の端子片512、513のうち右方Y1に配置された第2端子片513は、図18に示すようにコア本体部7における第2開口705に挿入されており、第2開口705内において分配線部75に締結されている。これにより、分配線部75と第1シェル片51に設けられた第1電極511とが電気的に接続され、更には分配線部75と電源部41とが第1配線部72を介して電気的に接続されている。
また、図33に示すように、第2端子片513は、厚み方向における第1シェル片51の中央に配置されており、第1端子片512は、図19及び図33に示すように、本体2の厚み方向において、第2端子片513よりも第1コア片7a側に偏った位置に配置されている。
第2シェル片52には、本体2の周縁部21における右方Y1の部分、より具体的には、図3に示すように、第1凸状部211aにおける下方Z2の部分と第1凹状部212aが含まれている。第2シェル片52の全面は、導電性めっき膜からなる第1電極521によって覆われている。
図15及び図34に示すように、第2シェル片52は、第1凹状部212aから左方Y2、つまり、コア本体部7側に突出した第3端子片522と締結片523とを有している。図18に示すように、第3端子片522は、コア本体部7における第3開口706に挿入されており、第3開口706内において分配線部75に締結されている。これにより、第2シェル片52の表面に設けられた第1電極521と分配線部75とが電気的に接続され、更には第1電極521と電源部41とが第1シェル片51の表面に設けられた第1電極511及び第1配線部72を介して電気的に接続されている。
図34に示すように、締結片523は、第3端子片522の下方Z2に配置されている。締結片523は、図18に示すように、コア本体部7における第4開口707内に挿入されており、第4開口707内において締結部材としてのネジ701d(図16参照)を介してコア本体部7に締結されている。
また、図26に示すように、第2シェル片52の下端には、切り欠き524が設けられている。切り欠き524は、第2シェル片52と第3シェル片53との合わせ目503に対面する位置に設けられており、液体を流通可能に構成されている。第2シェル片52の切り欠き524の周辺には、第2シェル片52と第3シェル片53との合わせ目503が配置されている。
そのため、切り欠き525は、前述した合わせ目503を含む連通口50を介して美容器1の外部空間に連通している。それ故、本例の美容器1は、第2シェル片52の切り欠き524内に浸入した液体を、連通口50から美容器1の外部へ排出することができる。このように、本例の美容器1は、第2シェル片52に設けられた切り欠き524を、水抜き孔40として機能させることができる。
図3及び図15に示すように、第3シェル片53は、本体2の外表面における第1シェル片51、第2シェル片52及び透光部61以外の部分を構成している。つまり、第3シェル片53には、2枚の主面部20と、第6凸状部211f分とが含まれている。第3シェル片53の全面は、導電性めっき膜からなる第2電極531から構成されている。
図35及び図36に示すように、第3シェル片53は、コア本体部7側に突出し、上下方向Zに延設された4本のガイド部532と、各ガイド部532の上端に設けられ、上方Z1に突出したガイド突起533とを有している。4本のガイド部532のうち2本のガイド部532は、第1コア片7aの溝74a(図27参照)内に配置されており、残る2本のガイド部532は、第2コア片7bの溝74b(図30参照)内に配置されている。
ガイド部532は、第3シェル片53をコア本体部7へ取り付ける際に、第3シェル片53を所定の位置に案内することができる。即ち、第3シェル片53をコア本体部7に取り付ける際に、図10に示すように、これらのガイド部532を溝74内に挿入しつつ第3シェル片53を上方Z1へ滑動させることにより、第3シェル片53を溝74に沿って案内し、所定の位置へ取り付けることができる。
各ガイド部532のガイド突起533は、図37に示すように、溝74(74a、74b)の段部741a、741b)に設けられたガイド突起挿入孔742a、742b(図29及び図30参照)内に挿入されている。ガイド突起533は、図37に示すように段部741a、741bにおいてコア本体部7と係合することにより、コア本体部7から離れる方向への第3シェル片53の変形、例えば、第3シェル片53の厚み方向外方への反り等を規制することができる。
また、図36に示すように、第3シェル片53は、コア本体部7側に突出した係合凹部534を有している。これらの係合凹部534は、第1コア片7a及び第2コア片7bに設けられた係合突起708(図27及び図30参照)と係合されている。これにより、第3シェル片53の上下方向Zへの変位を規制することができる。
シェル部5は、その外表面に開口した連通口50を有している。具体的には、本例のシェル部5においては、図1に示す、第1シェル片51と第2シェル片52との合わせ目501、第1シェル片51と第3シェル片53との合わせ目502、第2シェル片52と第3シェル片53との合わせ目503、第1シェル片51と透光部61との合わせ目504、第3シェル片53と透光部61との合わせ目505に、液体を流通可能な隙間が形成されている。それ故、合わせ目501~505は連通口50としての機能を有している。
また、図9に示すように、シェル部5における第1凸状部211aを構成する部分には、2か所のシャフト挿入孔506が設けられている。シャフト挿入孔506には、コア本体部7の筒状部703が挿入されており、筒状部703とシャフト挿入孔506との間には、液体を流通可能な隙間が形成されている。それ故、シャフト挿入孔506は、連通口50としての機能を有している。
本例の美容器1において、2個の回転体3は、コア本体部7に設けられた回転体保持部8により、回転可能に保持されている。図11に示すように、各回転体保持部8は、コア本体部7に保持されコア本体部7の外方まで延設されたシャフト81と、シャフト81の先端部813を覆うように配置されたベアリングホルダー83と、ベアリングホルダー83とシャフト81との間に介在する2個のベアリング82(82a、82b)と、を有している。回転体3は、ベアリングホルダー83に取り付けられている。
シャフト81は、ステンレス鋼から構成されており、導電性を有している。シャフト81は、コア本体部7における第1コア片7aと分配線部75との間に狭持された基端部811と、基端部811に連なりコア本体部7の筒状部703内に覆われた中間部812と、中間部812に連なりコア本体部7の外部に突出した先端部813と、を有している。
シャフト81の先端部813には、2個のベアリング82(82a、82b)が間隔をあけて配置されている。ベアリング82は導電性を有する樹脂から構成されている。また、2個のベアリング82のうち先端側のベアリング82aは、Cリング821によってシャフト81からの抜け止めがなされている。
2個のベアリング82は、ベアリングホルダー83によってシャフト81に摺動可能に保持されている。ベアリングホルダー83は、導電性を有する樹脂からなり、筒状を呈している。
また、ベアリングホルダー83には、回転体3が着脱可能に取り付けられている。回転体3は、その外表面を構成する外皮部301と、外皮部301内に埋設された第1芯材302及び第2芯材303と、を有している。外皮部301の表面は、三角形状を呈する多数の平面から構成されており、これらの平面が全体として球状を呈するように互いに連なっている。第1芯材302は、本体2側に開口したカップ状を呈している。また、第2芯材303は環状を呈しており、第1芯材302に重ね合わされている。ベアリングホルダー83は、第1芯材302及び第2芯材303の内側に収容され、スナップフィットによって着脱可能に取り付けられている。
回転体3の表面に設けられた第3電極311は、導電性を有するベアリングホルダー83、ベアリング82及びシャフト81を介して分配線部75に電気的に接続され、更には第1シェル片51の表面に設けられた第1電極511及び第1配線部72を介して電源部41に電気的に接続されている。
本例の美容器1は、種々の態様で使用することができる。例えば、頬及び目元のリフトアップを行う場合には、本体2の第1凹状部212aを法令線に沿って頬に押し当てるとともに、2個の回転体3のうち下方Z2に配置された回転体3(図2参照)を目元に押し当てる。そして、美容器1を頬に沿って押し当てながら左右に往復移動することにより、第1凹状部212aを頬の膨らみに沿って摺動させると同時に当該回転体3を目元において転動させることができる。これにより、比較的皮膚の厚い頬にかっさを施して血流を促進させることができる。更に、かっさと同時に回転体3を比較的皮膚の薄い目元に転動させ、エステティシャンによるマッサージのような柔らかな刺激を与えて目元をほぐすことができる。
このマッサージを行う際、頬には第2シェル片52に設けられた第1電極521が、目元には回転体3に設けられた第3電極311がそれぞれ当接する。そのため、第3シェル片53を把持して前述のマッサージを行うことにより、第3シェル片53に設けられた第2電極531と、第1電極521、第3電極311、電源部41及び人体とを含む環状の電流経路が形成され、当該電流経路に微弱な電流を流すことができる。そして、前述したマッサージの効果と微弱な電流による効果とが相乗的に作用することにより、頬のリフトアップをより効果的に行うことができる。
あごの引き締めを行う場合には、2個の回転体3のうち上方Z1に配置された回転体3(図2参照)を口元側に向けつつ、第1頂部22と第2頂部23との間にあごが挟まれるようにして本体2及び当該回転体3を顔に押し当てる。そして、美容器1をあごに沿って押し当てながら往復移動することにより、本体2の周縁部21における、第1頂部22の上端221から第2頂部23の上端231までに亘る部分をあごに沿って摺動させると同時に、当該回転体3を口元に沿って転動させることができる。これにより、比較的皮膚の厚いあごに沿う部分にかっさを施して血流を促進させることができる。更に、かっさと同時に回転体3を比較的皮膚の薄い口元に転動させ、エステティシャンによるマッサージのような柔らかな刺激を与えて当該部分をほぐすことができる。
このマッサージを行う際、あごには第1シェル片51に設けられた第1電極511が、口元には第3電極311がそれぞれ当接する。そのため、第3シェル片53を把持して前述のマッサージを行うことにより、第3シェル片53に設けられた第2電極531と、第1電極511、第3電極311、電源部41及び人体とを含む環状の電流経路が形成され、当該電流経路に微弱な電流を流すことができる。そして、前述したマッサージの効果と微弱な電流による効果とが相乗的に作用することにより、あごの引き締めをより効果的に行うことができる。
本例の美容器1は、前述したように、本体2の周縁部21と回転体3とを同時に肌に押し当ててマッサージを行う方法以外に、かっさを単独で行う方法や、回転体3によるマッサージを単独で行う方法を実施することもできる。例えばかっさを単独で行う場合には、本体2における第2頂部23や尾部24等を肌に押し当てながら美容器1を往復移動させることにより、本体2が押し当てられた部分に適度な刺激を与えて血流を促進させることができる。
また、回転体3によるマッサージを単独で行う場合には、例えば、いずれかの回転体3を目元に押し当てながら美容器1を左右に往復移動することにより、比較的皮膚の薄い目元に沿う部分にエステティシャンによるマッサージのような柔らかな刺激を与えて当該部分をほぐすことができる。
本例の美容器1は、2個の回転体3を同時に肌に押し当てて往復移動させることにより、2個の回転体3の間に肌を摘み上げるマッサージを行うこともできる。例えば、目元の皮膚を摘み上げるマッサージを行う場合には、2個の回転体3が縦方向に並ぶようにして目元に押し当てる。そして、この状態で、美容器1を目元に沿って左右に往復移動することにより、目元の皮膚を摘み上げて血流を促進させることができる。
また、かっさを単独で行う場合、回転体3によるマッサージを単独で行う場合、2個の回転体3により肌を摘み上げるマッサージを行う場合のいずれにおいても、第2シェル片52を把持して当該マッサージを行うことにより、肌に微弱な電流を流し、マッサージの効果をより高めることができる。
このように、本例の美容器1は、肌への押し当て方を適宜変更することにより、種々のマッサージを行うことができるように構成されている。
次に、本例の作用効果を説明する。本例の美容器1は、電源部41を備えたコア部4と、コア部4に着脱可能に取り付けられたシェル部5と、を有している。また、シェル部5は、第1電極511、521と第2電極531とを有している。そのため、何らかの理由で第1電極511、521や第2電極531が損傷した場合に、シェル部5を交換するという単純な作業により、美容器1を容易に修復することができる。
特に、本例の美容器1は、本体2の外表面のほぼ全体、つまり、透光部61を除く部分に第1電極511、521及び第2電極531が設けられている。そのため、本体2の外表面に占める電極の面積の割合が低い場合に比べて、第1電極511、521及び第2電極531が損傷を受ける可能性が高い。しかし、このような場合であっても、シェル部5を着脱可能に構成することにより美容器1を容易に修復することができるため、美容器1の使い勝手を向上させることができる。
また、本例の美容器1においては、シェル部5をコア部4から取り外した後に、コア部4を交換することもできる。そのため、例えば、美容器の外表面に露出した透光部61が損傷を受けた場合や、電源部41に故障が発生した場合などに、これらの部品をコア部4ごと交換するという単純な作業により、美容器1を容易に修復することができる。
更に、本例の美容器1においては、コア部4を構成する部品のうち、電源封止部6とコア本体部7とが図16に示すネジ701e、701fを介して締結されている。また、コア本体部7を構成する第1コア片7aと第2コア片7bとが、図16に示すネジ701a~701gを介して締結されるとともに、図17に示す接着シート702を介して接着されている。
そのため、ネジ701a~701gを取り外した後、第2コア片7bを第1コア片7aから引きはがすことにより、コア部4を容易に分解することができる。そして、このようにしてコア部4を分解することにより、電源部41を備えた電源封止部6や、電源部41から肌に至る電流の経路となる第1配線部72、第2配線部73、分配線部75、回転体保持部8を露出させることができる。それ故、本例の美容器1によれば、電源封止部6や前述した電源部41から肌に至る電流の経路となる部品が劣化した場合などに、これらの部品を交換し、美容器1を容易に修復することができる。
また、美容器1は、美容器1の外部から電源部41への液体の進入を防止するための電源封止部6を有している。そのため、例えば浴室等の水濡れし得る環境において美容器1を使用する場合に、電源部41の水濡れによる故障を防止することができる。また、使用者がリラックスできる浴室等の環境において美容器1を使用することにより、美容効果をより高めることが期待できる。
コア部4は、電源部41を液密に封止する電源封止部6と、電源封止部6を保持するコア本体部7と、を有し、コア本体部7は、電源部41と第1電極511、521とを接続する第1配線部72と、電源部41と第2電極531とを接続する第2配線部73と、を有している。そのため、コア部4全体を液密に封止する場合に比べて簡素な構造で電源部41の防水を行うことができる。それ故、美容器1の組み立て作業をより簡素化するとともに、製造コストをより低減することができる。
コア本体部7は、半割状の第1コア片7aと第2コア片7bを有しており、第1配線部72及び第2配線部73は、第1コア片7aと第2コア片7bとの間に配置されている。そのため、第1コア片7aと第2コア片7bとの間に第1配線部72及び第2配線部73を挟み込むという簡素な作業により、第1配線部72及び第2配線部73をコア本体部7に組み込むことができる。それ故、美容器1の組み立て作業をより簡素化することができる。
また、本例のコア本体部7においては、筒状部703を有する第2コア片7bの厚みが、筒状部703を有しない第1コア片7aに比べて厚くなっている。これにより、第2コア片7bの剛性を確保しつつ、第2コア片7bに、第1コア片7aと組み合わせた際に第1開口704~第4開口707や分配線収容空間750となる凹部を形成することができる。
コア部4は、液体を流通可能に構成された水抜き孔40が形成されており、シェル部5は、水抜き孔40と美容器1の外部空間とを連通する連通口50を有している。そのため、コア部4とシェル部5との間に液体が浸入した場合に、水抜き孔40によって当該液体を連通口50へ導くことができる。そして、コア部4内の液体を連通口50から美容器1の外部へ速やかに排出することができる。その結果、第1電極511、521と第2電極531とが液体を介して短絡している状態を速やかに解除し、第1電極511、521と、第2電極531と、電源部41と、人体とを含む環状の電流経路を回復させることができる。
美容器1は、更に、シェル部5の外方に配置された回転可能な回転体3を有している。そのため、美容器1は、シェル部5を肌に押し当てながら移動させるかっさと、回転体3を肌に押し当てながら転動させる方法との2種類のマッサージを実施することができる。
また、回転体3は、その表面に、電源部41に電気的に接続された第3電極311を有しており、第3電極311を通じて肌に微弱な電流を流すことができる。そのため、回転体3による物理的なマッサージ効果と微弱な電流による刺激とを相乗的に作用させ、より美容効果を高めることができる。
また、これらのマッサージは、肌に与える刺激の強さが異なっている。そのため、前記美容器1は、例えば目元や頬骨に沿う部分などの比較的皮膚の薄い部分に回転体3によるマッサージを施して比較的柔らかな刺激を与え、頬やあご等の比較的皮膚の厚い部分にかっさを施して比較的強い刺激を与える等、マッサージを施す部位に応じて適切な刺激を与えることができる。それ故、前記美容器1に回転体3を設けることにより、使い勝手をより向上させることができる。
回転体3は、コア部4に着脱可能に取り付けられている。そのため、回転体3の表面に設けられた第3電極311が何らかの理由で損傷を受けた際に、回転体3ごと第3電極311を交換することができる。そのため、第3電極311の修理作業をより容易に行うことができる。
また、図19及び図33に示すように、第1シェル片51の第2端子片513は厚み方向における第1シェル片51の中央に配置されている。また、第1端子片512は、厚み方向において第2端子片513よりも第1コア片7a側に偏った位置に配置されている。つまり、第1端子片512と第2端子片513との間には段差が形成されている。
そのため、第1端子片512と第2端子片513との間に段差がない場合に比べて、第1端子片512から第2端子片513までの沿面距離、つまり、コア本体部7の内表面に沿った距離を維持しつつ、正面視における第1端子片512から第2端子片513までの距離を近づけることができる。
このように、第1端子片512から第2端子片513までの沿面距離を十分に長くすることにより、第1端子片512と第2端子片513との短絡を抑制することができる。更に、正面視における第1端子片512から第2端子片513までの距離を近づけることにより、第1シェル片51、ひいては美容器1全体の幅方向Yの外形寸法をより低減することができる。これらの結果、本例の美容器1によれば、第1端子片512と第2端子片513との間に段差がない場合に比べて、第1端子片512と第2端子片513との短絡を抑制しつつ、幅方向Yへの小型化をより容易に行うことができる。
本発明に係る美容器1の具体的な態様は、実施例に示した態様に限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲で適宜変更することができる。例えば、実施例においては、回転体3を有する美容器1の例を示したが、回転体3を設けないことも可能である。また、回転体3の表面に設けられた第3電極311は、実施例に示したように第1電極511を介して電源部41に接続されていてもよいし、第1電極511とは別の電流経路を介して電源部41に接続されていてもよい。
1 美容器
4 コア部
41 電源部
5 シェル部
511、521 第1電極
531 第2電極

Claims (6)

  1. 肌の美容のための電流を発生する電源部を備えたコア部と、
    前記コア部に着脱可能に取り付けられ、前記コア部を覆うシェル部と、を備えた板状の本体を有し、
    前記シェル部は、
    複数のシェル片から構成されているとともに、
    前記電源部に電気的に接続され、肌に押し当てながら移動させてマッサージを施すための第1電極と、
    前記電源部と前記第1電極と人体とを含む環状の電流経路を形成することができるようにして前記電源部に電気的に接続された第2電極と、を有しており、
    複数の前記シェル片のうち、前記本体を厚み方向から見た平面視における前記本体の輪郭に沿って配置されたシェル片に前記第1電極が設けられており、
    複数の前記シェル片のうち、前記本体の厚み方向における両面に配置されたシェル片に前記第2電極が設けられている、美容器。
  2. 前記コア部は、前記電源部を液密に封止する電源封止部と、前記電源封止部を保持するコア本体部と、を有し、
    前記コア本体部は、前記電源部と前記第1電極とを接続する第1配線部と、前記電源部と前記第2電極とを接続する第2配線部と、を有している、請求項1に記載の美容器。
  3. 前記コア本体部は、半割状の第1コア片と第2コア片とを有しており、前記第1配線部及び前記第2配線部は、前記第1コア片と前記第2コア片との間に配置されている、請求項2に記載の美容器。
  4. 前記コア部は、液体を流通可能に構成された水抜き孔を有しており、前記シェル部は、前記水抜き孔と前記美容器の外部空間とを連通する連通口を有している、請求項2または3に記載の美容器。
  5. 前記美容器は、更に、前記シェル部の外方に配置された回転可能な回転体を有している、請求項1~4のいずれか1項に記載の美容器。
  6. 前記回転体は前記コア部に着脱可能に取り付けられており、かつ、前記電源部に電気的に接続されている、請求項5に記載の美容器。
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