JP7028759B2 - ソフトバッファ管理のためのueカテゴリー処理 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2014年10月8日に出願された「UE Category Handling in LTE(登録商標)」と題する米国仮出願第62/061,617号、および2015年10月1日に出願された「UE CATEGORY HANDLING」と題する米国特許出願第14/872,654号の利益を主張する。
[0002]本開示は、一般に通信システムに関し、より詳細には、ユーザ機器(UE)カテゴリー処理に関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなど、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システムがある。
[0004]これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを与えるために様々な電気通信規格において採用されている。例示的な電気通信規格はロングタームエボリューション(LTE(登録商標))である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標):Third Generation Partnership Project)によって公表されたユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)モバイル規格の拡張のセットである。LTEは、スペクトル効率を改善すること、コストを下げること、サービスを改善すること、新しいスペクトルを利用すること、およびダウンリンク(DL)上ではOFDMAを使用し、アップリンク(UL)上ではSC-FDMAを使用し、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良く統合することによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、LTE技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術と、これらの技術を採用する電気通信規格とに適用可能であるべきである。
[0005]本開示の一態様では、方法、コンピュータ可読媒体、および装置が提供される。本装置は、制限付きバッファレートマッチング(LBRM:limited buffer rate matching)を実行するためのものである。本装置はユーザ機器(UE)であり得る。本装置は、発展型ノードB(eNB)に複数のUEカテゴリーを報告する。本装置は、複数のUEカテゴリーに関するシグナリングがeNBから受信されたかどうかを決定する。本装置は、報告された複数のUEカテゴリーと、複数のUEカテゴリーに関するシグナリングとに基づいて、複数のUEカテゴリーからUEカテゴリーを選択する。本装置は、選択されたUEカテゴリーに基づいて、UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの総数を決定する。さらに、本装置は、ソフトチャネルビットの決定された総数に基づいてLBRMを実行する。
ネットワークアーキテクチャの一例を示す図。 アクセスネットワークの一例を示す図。 LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図。 LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図。 ユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図。 アクセスネットワーク中の発展型ノードBおよびユーザ機器の一例を示す図。 連続キャリアアグリゲーションの一例を示す図。 非連続キャリアアグリゲーションの一例を示す図。 例示的なUEカテゴリー処理を示す図。 制限付きバッファレートマッチングを実行するための方法のフローチャート。 例示的な装置中の異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図。 処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図。
[0018]添付の図面に関して以下に記載する発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る構成のみを表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形式で示される。
[0019]次に、様々な装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法が、以下の発明を実施するための形態において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
[0020]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェア構成要素、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
[0021]したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスクROM(CD-ROM)または他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、あるいはコンピュータによってアクセスされ得る、命令またはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を備えることができる。
[0022]図1は、LTEネットワークアーキテクチャ100を示す図である。LTEネットワークアーキテクチャ100は発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)100と呼ばれることがある。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102と、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN:Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)104と、発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)110と、事業者のインターネットプロトコル(IP)サービス122とを含み得る。EPSは他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示していない。図示のように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示する様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
[0023]E-UTRANは、発展型ノードB(eNB:evolved Node B)106と他のeNB108とを含み、マルチキャスト協調エンティティ(MCE:Multicast Coordination Entity)128を含み得る。eNB106は、UE102に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを与える。eNB106は、バックホール(たとえば、X2インターフェース)を介して他のeNB108に接続され得る。MCE128は、発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS:Multimedia Broadcast Multicast Service)(eMBMS)のために時間/周波数無線リソースを割り振り、eMBMSのために無線構成(たとえば、変調およびコーディング方式(MCS:modulation and coding scheme))を決定する。MCE128は別個のエンティティまたはeNB106の一部であり得る。eNB106は、基地局、ノードB、アクセスポイント、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。eNB106は、UE102にEPC110へのアクセスポイントを与える。UE102の例としては、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
[0024]eNB106はEPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)112と、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)120と、他のMME114と、サービングゲートウェイ116と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ124と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM-SC:Broadcast Multicast Service Center)126と、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ118とを含み得る。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME112はベアラおよび接続管理を行う。すべてのユーザIPパケットはサービングゲートウェイ116を通して転送され、サービングゲートウェイ116自体はPDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118はUEのIPアドレス割振りならびに他の機能を与える。PDNゲートウェイ118とBM-SC126とはIPサービス122に接続される。IPサービス122は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)、PSストリーミングサービス(PSS:PS Streaming Service)、および/または他のIPサービスを含み得る。BM-SC126は、MBMSユーザサービスプロビジョニングおよび配信のための機能を与え得る。BM-SC126は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働き得、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN:public land mobile network)内のMBMSベアラサービスを許可し、開始するために使用され得、MBMS送信をスケジュールし、配信するために使用され得る。MBMSゲートウェイ124は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属するeNB(たとえば、106、108)にMBMSトラフィックを配信するために使用され得、セッション管理(開始/停止)と、eMBMS関係の課金情報を収集することとを担当し得る。
[0025]図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。この例では、アクセスネットワーク200はいくつかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。より低い電力クラスのeNB208は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB:home eNB))、ピコセル、マイクロセル、またはリモートラジオヘッド(RRH:remote radio head)であり得る。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202中のすべてのUE206にEPC110へのアクセスポイントを与えるように構成される。アクセスネットワーク200のこの例では集中型コントローラはないが、代替構成では集中型コントローラが使用され得る。eNB204は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続性を含む、すべての無線関係機能を担う。eNBは1つまたは複数の(たとえば、3つの)(セクタとも呼ばれる)セルをサポートし得る。「セル」という用語は、eNBの最小カバレージエリア、および/または特定のカバレージエリアをサービスするeNBサブシステムを指すことができる。さらに、「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
[0026]アクセスネットワーク200によって採用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTE適用例では、周波数分割複信(FDD:frequency division duplex)と時分割複信(TDD:time division duplex)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC-FDMAがUL上で使用される。当業者が以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示する様々な概念はLTE適用例に好適である。ただし、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)に拡張され得る。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供するためにCDMAを採用する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W-CDMA(登録商標))とTD-SCDMAなどのCDMAの他の変形態とを採用するユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、TDMAを採用するモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)、ならびに、OFDMAを採用する、発展型UTRA(E-UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびFlash-OFDMに拡張され得る。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは3GPP団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは3GPP2団体からの文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課される全体的な設計制約に依存することになる。
[0027]eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、eNB204は、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間領域を活用することが可能になる。空間多重化は、データの異なるストリームを同じ周波数上で同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増加させるために単一のUE206に送信されるか、または全体的なシステム容量を増加させるために複数のUE206に送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いでDL上で複数の送信アンテナを通して空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともに(1つまたは複数の)UE206に到着し、これにより、(1つまたは複数の)UE206の各々は、そのUE206に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。UL上で、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eNB204は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。
[0028]空間多重化は、概して、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり良好でないときは、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを介して送信するためのデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレージを達成するために、送信ダイバーシティと組み合わせてシングルストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
[0029]以下の詳細な説明では、アクセスネットワークの様々な態様について、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムに関して説明する。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトラム拡散(spread-spectrum)技法である。サブキャリアは正確な周波数で離間される。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性(orthogonality)」を与える。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、ガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が各OFDMシンボルに追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR:peak-to-average power ratio)を補償するために、SC-FDMAをDFT拡散OFDM信号の形態で使用し得る。
[0030]図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図300である。フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは複数のリソース要素に分割される。LTEでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、リソースブロックは、合計84個のリソース要素について、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、時間領域中に7つの連続するOFDMシンボルを含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスの場合、リソースブロックは、合計72個のリソース要素について、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、時間領域中に6つの連続するOFDMシンボルを含んでいる。R302、304として示されるリソース要素のいくつかはDL基準信号(DL-RS:DL reference signal)を含む。DL-RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有RS(CRS)302と、UE固有RS(UE-RS:UE-specific RS)304とを含む。UE-RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH:physical DL shared channel)がマッピングされるリソースブロック上で送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は変調方式に依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、UEのデータレートは高くなる。
[0031]図4は、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図400である。ULのための利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジにおいて形成され得、構成可能なサイズを有し得る。制御セクション中のリソースブロックは、制御情報を送信するためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクション中に含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。ULフレーム構造は、単一のUEがデータセクション中の連続サブキャリアのすべてを割り当てられることを可能にし得る、連続サブキャリアを含むデータセクションを生じる。
[0032]UEは、eNBに制御情報を送信するために、制御セクション中のリソースブロック410a、410bを割り当てられ得る。UEは、eNBにデータを送信するために、データセクション中のリソースブロック420a、420bをも割り当てられ得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH:physical UL control channel)中で制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH:physical UL shared channel)中でデータまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにわたり得、周波数上でホッピングし得る。
[0033]初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)430中でUL同期を達成するために、リソースブロックのセットが使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数はネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある時間リソースおよび周波数リソースに制限される。周波数ホッピングはPRACHにはない。PRACH試みは単一のサブフレーム(1ms)中でまたは少数の連続サブフレームのシーケンス中で搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACH試みを行うことができる。
[0034]図5は、LTEにおけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、3つのレイヤ、すなわち、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3とともに示されている。レイヤ1(L1レイヤ)は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。L1レイヤを本明細書では物理レイヤ506と呼ぶ。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506を介したUEとeNBとの間のリンクを担う。
[0035]ユーザプレーンでは、L2レイヤ508は、ネットワーク側のeNBにおいて終端される、メディアアクセス制御(MAC:media access control)サブレイヤ510と、無線リンク制御(RLC:radio link control)サブレイヤ512と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:packet data convergence protocol)514サブレイヤとを含む。図示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、ファーエンドUE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤとを含めてL2レイヤ508の上にいくつかの上位レイヤを有し得る。
[0036]PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を行う。PDCPサブレイヤ514はまた、無線送信オーバーヘッドを低減するための上位レイヤデータパケットのヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、UEに対するeNB間のハンドオーバサポートとを与える。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤデータパケットのセグメンテーションおよびリアセンブリと、紛失データパケットの再送信と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)による、順が狂った受信を補正するためのデータパケットの並べ替えとを行う。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ510はまた、UEの間で1つのセル中の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)を割り振ることを担う。MACサブレイヤ510はまたHARQ動作を担う。
[0037]制御プレーンでは、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ506およびL2レイヤ508について実質的に同じである。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3レイヤ)中に無線リソース制御(RRC:radio resource control)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(たとえば、無線ベアラ)を取得することと、eNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担う。
[0038]図6は、アクセスネットワーク中でUE650と通信しているeNB610のブロック図である。DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットがコントローラ/プロセッサ675に与えられる。コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤの機能を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ675は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメンテーションおよび並べ替えと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化と、様々な優先度メトリックに基づくUE650への無線リソース割振りとを行う。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、UE650へのシグナリングとを担う。
[0039]送信(TX)プロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC:forward error correction)と、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK:binary phase-shift keying)、4位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase-shift keying)、M位相シフトキーイング(M-PSK:M-phase-shift keying)、多値直交振幅変調(M-QAM:M-quadrature amplitude modulation))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングとを可能にするために、コーディングとインターリービングとを含む。コーディングされ、変調されたシンボルは、次いで並列ストリームに分割される。各ストリームは、次いで、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)を使用して互いに合成される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE650によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に与えられ得る。各送信機618TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0040]UE650において、各受信機654RXは、それのそれぞれのアンテナ652を通して信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、受信(RX)プロセッサ656に情報を与える。RXプロセッサ656はL1レイヤの様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ656は、UE650に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームがUE650に宛てられた場合、それらはRXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。RXプロセッサ656は、次いで、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと、基準信号とは、eNB610によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB610によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号され、デインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、コントローラ/プロセッサ659に与えられる。
[0041]コントローラ/プロセッサ659はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ660に関連付けられ得る。メモリ660はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、暗号解読(deciphering)と、ヘッダ解凍(decompression)と、制御信号処理とを行う。上位レイヤパケットは、次いで、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表すデータシンク662に与えられる。また、様々な制御信号がL3処理のためにデータシンク662に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作をサポートするために肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用する誤り検出を担う。
[0042]ULでは、データソース667は、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットを与えるために使用される。データソース667は、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関して説明した機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメンテーションおよび並べ替えと、eNB610による無線リソース割振りに基づく論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化とを行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、eNB610へのシグナリングとを担う。
[0043]eNB610によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器658によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、TXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成される空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に与えられ得る。各送信機654TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0044]UL送信は、UE650における受信機機能に関して説明した方法と同様の方法でeNB610において処理される。各受信機618RXは、それのそれぞれのアンテナ620を通して信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上で変調された情報を復元し、RXプロセッサ670に情報を与える。RXプロセッサ670はL1レイヤを実装し得る。
[0045]コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ676に関連付けられ得る。メモリ676はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、復号と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットはコアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担う。
[0046]図7Aは、連続キャリアアグリゲーションタイプを開示する。図7Bは、非連続キャリアアグリゲーションタイプを開示する。UEは、各方向において送信のために使用される最高合計100MHz(5つのコンポーネントキャリア)のキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、最高20MHz帯域幅のスペクトルを使用し得る。概して、アップリンク上ではダウンリンクよりも少ないトラフィックが送信され、したがって、アップリンクスペクトル割振りはダウンリンク割振りよりも小さくなり得る。たとえば、アップリンクに20MHzが割り当てられた場合、ダウンリンクは100Mhzを割り当てられ得る。これらの非対称FDD割当ては、スペクトルを節約し、ブロードバンド加入者による一般に非対称な帯域利用にぴったり合う。2つのタイプのキャリアアグリゲーション(CA)方法、すなわち、連続CAおよび非連続CAが提案されている。これら2つのタイプのCA方法は図7Aおよび図7Bに示されている。非連続CAは、複数の利用可能なコンポーネントキャリアが周波数帯域に沿って分離されたときに生じる(図7B)。一方、連続CAは、複数の利用可能なコンポーネントキャリアが互いに隣接するときに生じる(図7A)。非連続CAと連続CAの両方は、単一のUEをサービスするために複数のLTE/コンポーネントキャリアをアグリゲートする。コンポーネントキャリアは、プライマリコンポーネントキャリアと、1つまたは複数のセカンダリコンポーネントキャリアとを含み得る。プライマリコンポーネントキャリアはプライマリセル(Pcell)と呼ばれることがあり、セカンダリコンポーネントキャリアはセカンダリセル(SCell)と呼ばれることがある。
[0047]FDD、TDDおよび、FDD-TDDの場合、トランスポートブロックのコードブロックの復号失敗時に、UEは、HARQ処理のための受信されたソフトチャネルビットを記憶し得る。UEがHARQ処理のために記憶し得るソフトチャネルビットの総数(Nsoft)は、UEのUEカテゴリーに応じて変動し得る。UEは、様々なLTEリリースのためのそれのUEカテゴリーをサービングeNBに示し得る。たとえば、LTEリリース12(Rel-12)UEは、Rel-12の複数のUEカテゴリーのうちのUEカテゴリー、LTEリリース11(Rel-11)の複数のUEカテゴリーのうちのUEカテゴリー、LTEリリース10(Rel-10)の複数のUEカテゴリーのうちのUEカテゴリー、およびLTEリリース8(Rel-8)の複数のUEカテゴリーのうちのUEカテゴリーのうちの1つまたは複数を示し得る。
[0048]LTE Rel-8では、5つのUEカテゴリーが以下のように定義される。
Figure 0007028759000001
ここで、ソフトチャネルビットの総数は、eNBおよびUEにおけるDL HARQ動作のためのソフトバッファを管理するために使用される。LTE Rel-8の場合、UEは、UEカテゴリー1、2、3、4、または5を有し得、LTE Rel-8のためのそれのUEカテゴリーをサービングeNBに示し得る。
[0049]LTE Rel-10では、UEカテゴリー6、7、および8が以下のように導入された。
Figure 0007028759000002
LTE Rel-10の場合、UEは、UEカテゴリー6、7、または8を有し得、LTE Rel-10のためのそれのUEカテゴリーをサービングeNBに示し得る。したがって、LTE Rel-10の下で動作するUEは、(LTE Rel-8の下で動作するeNBの場合)LTE Rel-8のための1、2、3、4、または5のUEカテゴリー、および(LTE Rel-10の下で動作するeNBの場合)LTE Rel-10のための6、7、または8のUEカテゴリーを示し/シグナリングし得る。
[0050]Rel-10UEは、以下の可能な組合せ、すなわち、UEカテゴリー5(Nsoft=3667200)とUEカテゴリー8(8つのレイヤ)(Nsoft=35982720)とを含む組合せ1、UEカテゴリー4(Nsoft=1827072)とUEカテゴリー6または7(2つのレイヤ)(Nsoft=1827072)とを含む組合せ2(Nsoftがカテゴリーについて同じであるので、ここではあいまいさがない)、およびUEカテゴリー4(Nsoft=1827072)とUEカテゴリー6または7(4つのレイヤ)(Nsoft=3654144)とを含む組合せ3を用いて、最大2つのUEカテゴリーを示し/シグナリングすることができる。
[0051]UEは、組合せ1および3の場合、いずれのNsoft値を制限付きバッファレートマッチング(LBRM)のために使用すべきかを決定する。従来、UEは、CAまたは送信モード9(TM9)のいずれかが構成されたとき、より高いUEカテゴリーのNsoftを使用し得る。従来の実装形態は、より小さいソフトバッファサイズが仮定されるので、他の送信モードに対する限られた性能影響を有し得る。これは、UEが、ネットワーク「リリース」(ネットワークによって採用されたLTEリリースバージョン)に関する仮定を行うことができることを暗示しないことに留意されたい。
[0052]LTE Rel-11では、UEカテゴリー9および10が以下のように導入された。
Figure 0007028759000003
[0053]LTE Rel-12では、UEカテゴリー6、7は256QAMのサポートを示し得る。フィールド「ソフトチャネルビットの総数」はそのままである。UEカテゴリーにおける2つのフィールド「TTI内で受信されるDL-SCHトランスポートブロックビットの最大数」および「TTI内で受信されるDL-SCHトランスポートブロックの最大ビット数」は、256QAMピークデータレートをサポートするために更新される。「カテゴリー9、10+追加の256QAM」のデータレート(約600Mbps)に基づく2つの新しいUEカテゴリー(11および12)が導入される。新しいUEカテゴリーは256QAMのオプションのサポートを有し得る。6および7を除く既存のカテゴリーはそのままであり得る。UEカテゴリー8に基づいて、UEカテゴリー13がサポートされ得る。
Figure 0007028759000004
[0054]UEカテゴリー6または7を示すRel-12UEは、UEカテゴリー4(組合せ6,4または7,4)をも示し得る。UEカテゴリー8を示すUEは、UEカテゴリー5(組合せ8,5)をも示し得る。UEカテゴリー9を示すUEは、UEカテゴリー6および4(組合せ9,6,4)をも示し得る。UEカテゴリー10を示すUEは、UEカテゴリー7および4(組合せ10,7,4)をも示し得る。UEカテゴリー11を示すUEは、UEカテゴリー9、6、および4(組合せ11,9,6,4)をも示し得る。UEカテゴリー12を示すUEは、UEカテゴリー10、7、および4(組合せ12,10,7,4)をも示し得る。UEカテゴリー13を示すUEは、UEカテゴリー8および5(組合せ13,8,5)をも示し得る。したがって、各新しいUEカテゴリーは、複数のUEカテゴリーのうちのレガシー組合せと統合され得る。
[0055]図8は、例示的なUEカテゴリー処理を示す図800である。図800は、UE802が、806において明示的/暗黙的シグナリングを受信し得、808において1つまたは複数のUEカテゴリーをeNB804にシグナリング/示し得、806においてシグナリングが受信されたかどうかに基づいて(または806において受信された特定のシグナリングに基づいて)、および/または808においてeNB804にシグナリング/示された1つまたは複数のUEカテゴリーに基づいて、810においてソフトチャネルビットの総数を決定し得ることを示す。シグナリングは、構成された上位レイヤ(たとえば、RRCレイヤ)パラメータであり得る。一例では、シグナリングは、代替CQIテーブルに関連する上位レイヤパラメータであり得る。たとえば、上位レイヤパラメータは、allSubframes(代替CSIテーブルがすべてのサブフレームに適用される)、csi-SubframeSet1(代替CSIテーブルがCSIサブフレームset1に適用される)、またはcsi-SubframeSet2(代替CSIテーブルがCSIサブフレームset2に適用される)に設定され得る、altCQI-Table-r12であり得る。
[0056]UE802が806において特定のシグナリングを受信し、UEが808においてUEカテゴリー11または12をシグナリングする場合、UE802は、上記で説明したテーブル中のUEカテゴリー11または12のためのソフトチャネルビットの対応する指定された総数に基づいて、810においてソフトチャネルビットの総数を決定し得る。しかしながら、UEが808において(UEカテゴリー11および12を含む)Rel-12の複数のUEカテゴリーをシグナリングせず、および/またはUE802が806においてそのような特定のシグナリングを受信しない場合、UE802は、Rel-12の複数のUEカテゴリー(たとえば、UEカテゴリー11および12)以外の異なるUEカテゴリーに基づいて、810においてソフトチャネルビットの総数を決定し得る。
[0057]UE802が、Rel-12の複数のUEカテゴリー以外の異なるUEカテゴリーに基づいて、810においてソフトチャネルビットの総数を決定する(すなわち、Rel-12の複数のUEカテゴリーに基づいてソフトチャネルビットの総数を決定するための上記の要件が満たされない)と仮定する。UE802が806において特定のシグナリングを受信し、UEが808においてUEカテゴリー9または10をシグナリングする場合、UE802は、上記で説明したテーブル中のUEカテゴリー9または10のためのソフトチャネルビットの対応する指定された総数に基づいて、810においてソフトチャネルビットの総数を決定し得る。しかしながら、UEが808においてUEカテゴリー9または10をシグナリングせず、および/あるいはUE802が806においてそのような特定のシグナリングを受信しない場合、UE802は、UEカテゴリー9および10以外の異なるUEカテゴリーに基づいて、810においてソフトチャネルビットの総数を決定し得る。
[0058]UE802が、Rel-12およびRel-11の複数のUEカテゴリー(たとえば、UEカテゴリー9、10、11、および12)以外の異なるUEカテゴリーに基づいて、810においてソフトチャネルビットの総数を決定する(すなわち、UEカテゴリー9、10、11、および12に基づいて、ソフトチャネルビットの総数を決定するための上記の要件が満たされない)と仮定する。UEが、808においてUEカテゴリー6、7、または8をシグナリングし、送信モードの特定のセットの送信モード(たとえば、TM9または送信モード10(TM10))で構成された場合、UE802は、上記で説明したテーブル中のUEカテゴリー6、7、または8のためのソフトチャネルビットの対応する指定された総数に基づいて、810においてソフトチャネルビットの総数を決定し得る。そうではなく、UEが、808においてUEカテゴリー6、7、または8をシグナリングせず、および/あるいは送信モードの特定のセットの送信モード(たとえば、TM9またはTM10)で構成されない場合、UE802は、Rel-8UEカテゴリー(上記で説明したテーブル中のUEカテゴリー1、2、3、4、または5)のためのソフトチャネルビットの対応する指定された総数に基づいて、810においてソフトチャネルビットの総数を決定し得る。
[0059]上記で説明したように、UEは、806において特定のシグナリングが受信されたかどうかに基づいて、810においてソフトチャネルビットの総数(すなわち、Nsoft値)を決定し得る。上述の特定のシグナリングは、明示的に受信された暗黙的シグナリングと見なされ得る。しかしながら、概して、UEは、明示的シグナリングならびに/または混合された明示的シグナリングおよび暗黙的シグナリングに基づいて、いずれのNsoft値をLBRMのために使用すべきかを決定し得る。明示的シグナリングは、UEが(たとえば、Rel-12UEの場合、Rel-12のための1つのUEカテゴリーと、Rel-11のための1つのUEカテゴリーと、Rel-10のための1つのUEカテゴリーと、Rel-8のための1つのUEカテゴリーとを含む)異なる複数のUEカテゴリーの組合せを示すとき、いずれのNsoft値を使用すべきかを示す情報を含み得る。たとえば、カテゴリー11、9、6、および4を示すUEは、UEカテゴリー11、9、6、および4のいずれのNsoft値が使用されるべきかを示す明示的シグナリングをさらに受信し得る。
[0060]混合された明示的シグナリングおよび暗黙的シグナリング(たとえば、既存のUEネットワーク構成プロパティ)に関して、第1の構成では、UEがRel-12 256QAMで構成された場合、UEは、UEカテゴリー11/12に対応するNsoft値(たとえば、7308288)を(暗黙的シグナリングに基づいて)仮定し得る。UEがRel-12 256QAMで構成された場合に上位レイヤパラメータ代替CQIテーブルが受信されるにすぎないことがある。したがって、UEは、UEがRel-12 256QAMで構成されたかどうかに基づいて、806において複数のUEカテゴリーに関する上述のシグナリングがeNB804から受信されたかどうかを決定し得る。そうではなく、UEがRel-12 256QAMで構成されない場合、UEは、Nsoft値がUEカテゴリー11/12に基づくか否かを決定するために、明示的シグナリングを受信し得る。明示的シグナリングが、Nsoft値がUEカテゴリー11/12に基づかないことを示す場合、UEは、さらに、UEカテゴリー6または4に対応するNsoft値を使用すべきかどうかを決定するために、UEがCA、TM9、またはTM10で構成されたかどうかを考察し得る。たとえば、UEがCA、TM9、またはTM10で構成された場合、UEは、UEカテゴリー6に対応するNsoft値(たとえば、3654144)を使用し得、そうではなく、UEがCA、TM9、またはTM10で構成されない場合、UEは、UEカテゴリー4に対応するNsoft値(たとえば、1827072)を使用し得る。第2の構成では、UEは、Nsoft値がUEカテゴリー11/12に対応するかどうかに関する明示的シグナリングを受信し得る。明示的シグナリングが、Nsoft値がUEカテゴリー11/12に対応することを示す場合、UEは、対応するNsoft値(たとえば、7308288)を使用する。しかしながら、明示的シグナリングが、Nsoft値がUEカテゴリー11/12に対応せず、UEがCA、TM9、またはTM10で構成されたことを示す場合、UEは、Nsoft値(たとえば、3654144)がUEカテゴリー6に対応すると仮定し得る。そうではなく、明示的シグナリングが、Nsoft値がUEカテゴリー11/12に対応せず、UEがCA、TM9、またはTM10で構成されないことを示す場合、UEは、Nsoft値(たとえば、1827072)がUEカテゴリー4に対応すると仮定し得る。
[0061]暗黙的シグナリングのみに関して、第1の構成では、UEがRel-12 256QAMで構成された場合、UEは、UEカテゴリー11/12に対応するNsoft値(たとえば、7308288)を仮定し得る。しかしながら、UEがRel-12 256QAMで構成されず、UEが拡張PDCCH(EPDCCH:enhanced PDCCH)、異なるUL/DL構成をもつTDD CA、さらなる拡張セル間干渉協調(feICIC:further enhanced inter-cell interference coordination)、拡張干渉緩和およびトラフィック適応(eIMTA:enhanced interference mitigation and traffic adaptation)、より新しいMIMOコードブックなどで構成された場合、UEは、UEカテゴリー11/12に対応するNsoft値(たとえば、7308288)を仮定し得る。そうではなく、UEが上述の構成(EPDCCH、異なるUL/DL構成をもつTDD CA、feICIC、eIMTA、より新しいMIMOコードブック)で構成されず、UEがCA、TM9、またはTM10で構成された場合、UEは、UEカテゴリー6に対応するNsoft値(たとえば、3654144)を仮定し得る。そうではなく、UEが上述の構成(EPDCCH、異なるUL/DL構成をもつTDD CA、feICIC、eIMTA、より新しいMIMOコードブック、CA、TM9、TM10)で構成されない場合、UEは、UEカテゴリー4に対応するNsoft値(たとえば、1827072)を仮定し得る。第2の構成では、UEがEPDCCH、異なるUL/DL構成をもつTDD CA、feICIC、eIMTA、より新しいMIMOコードブックなどで構成された場合、UEは、UEカテゴリー11/12に対応するNsoft値(たとえば、7308288)を仮定し得る。そうではなく、UEが上述の構成(EPDCCH、異なるUL/DL構成をもつTDD CA、feICIC、eIMTA、より新しいMIMOコードブック)で構成されず、UEがCA、TM9、またはTM10で構成された場合、UEは、UEカテゴリー6に対応するNsoft値(たとえば、3654144)を仮定し得る。そうではなく、UEが上述の構成(EPDCCH、異なるUL/DL構成をもつTDD CA、feICIC、eIMTA、より新しいMIMOコードブック、CA、TM9、TM10)で構成されない場合、UEは、UEカテゴリー4に対応するNsoft値(たとえば、1827072)を仮定し得る。
[0062]再び図8を参照すると、UEが、808においてRel-12UEカテゴリー11または12をシグナリングし、806においてDLセルのためのaltCQI-Table-r12をもつ上位レイヤ(暗黙的シグナリング)によって構成された場合、Nsoftは、シグナリングされたUEカテゴリー11または12に応じたソフトチャネルビットの総数である(上記のテーブル参照)。そうではなく、UEが、808においてRel-11UEカテゴリー9または10をシグナリングし、806においてDLセルのためのaltCQI-Table-r12をもつ上位レイヤ(暗黙的シグナリング)によって構成された場合、Nsoftは、シグナリングされたUEカテゴリー9または10に応じたソフトチャネルビットの総数である(上記のテーブル参照)。そうではなく、UEが、808においてRel-10UEカテゴリー6、7、または8をシグナリングし、DLセルのためのTM9またはTM10で構成された場合、Nsoftは、シグナリングされたUEカテゴリー6、7、または8に応じたソフトチャネルビットの総数である。場合によっては、Nsoftは、808においてシグナリングされたRel-8UEカテゴリー1、2、3、4、または5に応じたソフトチャネルビットの総数である。
[0063]図9は、LBRMを実行するための方法のフローチャート900である。本方法は、UE(たとえば、UE802、装置1002/1002’)によって実行され得る。
[0064]902において、UEはeNBに複数のUEカテゴリーを報告する。たとえば、UEは、Rel-8のためのUEカテゴリー(たとえば、UEカテゴリー1、2、3、4、または5)、Rel-10のためのUEカテゴリー(たとえば、UEカテゴリー6、7、または8)、Rel-11のためのUEカテゴリー(たとえば、UEカテゴリー9または10)、および/またはRel-12のためのUEカテゴリー(たとえば、UEカテゴリー11または12)を報告し得る。別の例では、組合せ6,4;7,4;8,5;9,6,4;10,7,4;11,9,6,4;12,10,7,4;または13,8,5のいずれかが報告され得る。
[0065]904において、UEは、複数のUEカテゴリーに関するシグナリングがeNBから受信されたかどうかを決定する。そのようなシグナリングは、構成された上位レイヤ(たとえば、RRCレイヤ)パラメータであり得る。一例では、シグナリングは、altCQI-Table-r12など、上位レイヤパラメータ代替CQIテーブルであり得る。一構成では、UEは、UEが256QAMで構成されたかどうかを決定し得る。904において、UEは、UEが256QAMで構成されたとき、UEカテゴリーに関するシグナリングがeNBから受信されたと決定し得る。
[0066]906において、UEは、報告された複数のUEカテゴリーと、複数のUEカテゴリーに関するシグナリングとに基づいて、複数のUEカテゴリーからUEカテゴリーを選択する。たとえば、UEが、Rel-12UEカテゴリー11または12を報告し、シグナリング(たとえば、altCQI-Table-r12)を受信した場合、UEは、UEカテゴリー11または12を選択し得る。別の例では、UEが、Rel-12UEカテゴリーを報告せず、および/またはシグナリングを受信せず、UEがRel-11UEカテゴリー9または10を報告した場合、UEは、UEカテゴリー9または10を選択し得る。
[0067]908において、UEは、選択されたUEカテゴリーに基づいて、UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの総数Nsoftを決定する。たとえば、UEがUEカテゴリー11または12を選択した場合、UEは、ソフトチャネルビットの総数Nsoftが7308288であると決定し得る。別の例では、UEがUEカテゴリー9または10を選択した場合、UEは、ソフトチャネルビットの総数Nsoftが5481216であると決定し得る。
[0068]その後、910において、UEは、ソフトチャネルビットの決定された総数Nsoftに基づいてLBRMを実行する。LBRMを実行するために、UEは、HARQ処理のための受信されたソフトチャネルビットを記憶する。UEは、HARQ処理のために多くともNsoft個のソフトチャネルビットを記憶する。UEは、次いで、記憶されたソフトチャネルビットに基づいてLBRMを実行し、ここで、LBRMがその上で実行されるソフトチャネルビットの数は、Nsoftよりも小さいかまたはそれに等しい。
[0069]上記で説明したように、UEは、UEカテゴリー11またはUEカテゴリー12のうちの少なくとも1つがeNBに報告され、シグナリングがeNBから受信されたとき、複数のUEカテゴリーからUEカテゴリー11またはUEカテゴリー12を選択し得る。さらに、UEは、選択されたUEカテゴリー11またはUEカテゴリー12に基づいて、UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの総数を決定し得る。
[0070]上記で説明したように、UEカテゴリーは、シグナリングがeNBから受信されないとき、TM9がUEのために構成されたかどうかにさらに基づいて選択され得る。一構成では、UEカテゴリー6は、送信モード9がUEのために構成され、シグナリングがeNBから受信されないときに選択される。一構成では、UEカテゴリー4は、TM9がUEのために構成されずシグナリングがeNBから受信されないときに選択される。
[0071]図10は、例示的な装置1002中の異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図1000である。本装置はUEであり得る。本装置は、受信構成要素1004と、ソフトチャネルビット決定構成要素1006と、LBRM構成要素1008と、送信構成要素1010と、UEカテゴリー構成要素1012とを含む。UEカテゴリー構成要素1012は、複数のカテゴリーを決定することと、送信構成要素1010に、複数のカテゴリーを示す情報を与えることとを行うように構成される。送信構成要素1010は、eNB1050に複数のUEカテゴリーを報告するように構成される。送信構成要素1010は、ソフトチャネルビット決定構成要素1006に、報告された複数のUEカテゴリーを示す情報を与える。受信構成要素1004は、eNB1050からシグナリングを受信するように構成される。受信構成要素1004は、ソフトチャネルビット決定構成要素1006に、シグナリングに関連する情報を与えるように構成される。そのような情報は、特定のシグナリング、および/またはそのような特定のシグナリングが受信されたかどうかを示す情報であり得る。ソフトチャネルビット決定構成要素1006は、複数のUEカテゴリーに関するシグナリングがeNBから受信されたかどうかを決定するように構成される。ソフトチャネルビット決定構成要素1006は、報告された複数のUEカテゴリーと、複数のUEカテゴリーに関するシグナリングとに基づいて、複数のUEカテゴリーからUEカテゴリーを選択するように構成される。さらに、ソフトチャネルビット決定構成要素1006は、選択されたUEカテゴリーに基づいて、UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの総数を決定するように構成される。ソフトチャネルビット決定構成要素1006は、LBRM構成要素1008に、ソフトチャネルビットの総数Nsoftを示す情報を与えるように構成される。LBRM構成要素1008は、ソフトチャネルビットの決定された総数に基づいてLBRMを実行するように構成される。
[0072]一構成では、UE/ソフトチャネルビット決定構成要素1006は、UEカテゴリー11またはUEカテゴリー12のうちの少なくとも1つがeNBに報告され、シグナリングがeNBから受信されたとき、複数のUEカテゴリーからUEカテゴリー11またはUEカテゴリー12を選択するように構成される。一構成では、UE/ソフトチャネルビット決定構成要素1006は、選択されたUEカテゴリー11またはUEカテゴリー12に基づいて、UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの総数を決定するように構成される。一構成では、UEカテゴリーは、シグナリングがeNBから受信されないとき、送信モード9がUEのために構成されたかどうかにさらに基づいて、ソフトチャネルビット決定構成要素1006によって選択される。一構成では、UEカテゴリー6は、送信モード9がUEのために構成され、シグナリングがeNBから受信されないとき、ソフトチャネルビット決定構成要素1006によって選択される。一構成では、UEカテゴリー4は、送信モード9がUEのために構成されず、シグナリングがeNBから受信されないとき、ソフトチャネルビット決定構成要素1006によって選択される。
[0073]本装置は、図9の上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含み得る。したがって、図9の上述のフローチャート中の各ブロックは、1つの構成要素によって実行され得、本装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含み得る。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[0074]図11は、処理システム1114を採用する装置1002’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図1100である。処理システム1114は、バス1124によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1124は、処理システム1114の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1124は、プロセッサ1104によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1004、1006、1008、1010、1012と、コンピュータ可読媒体/メモリ1106とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス1124はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明しない。
[0075]処理システム1114はトランシーバ1110に結合され得る。トランシーバ1110は1つまたは複数のアンテナ1120に結合される。トランシーバ1110は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1110は、1つまたは複数のアンテナ1120から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1114、特に受信構成要素1004に与える。さらに、トランシーバ1110は、処理システム1114、特に送信構成要素1010から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1120に適用されるべき信号を生成する。処理システム1114は、コンピュータ可読媒体/メモリ1106に結合されたプロセッサ1104を含む。プロセッサ1104は、コンピュータ可読媒体/メモリ1106に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1104によって実行されたとき、処理システム1114に、特定の装置のための上記で説明した様々な機能を実施させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1106はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1104によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム1114は、構成要素1004、1006、1008、1010、1012のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1104中で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1106中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素であるか、プロセッサ1104に結合された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1114は、UE650の構成要素であり得、メモリ660および/またはTXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とのうちの少なくとも1つを含み得る。
[0076]一構成では、UEによってLBRMを実行するための装置1002/1002’は、eNBに複数のUEカテゴリーを報告するための手段を含む。さらに、本装置は、複数のUEカテゴリーに関するシグナリングがeNBから受信されたかどうかを決定するための手段を含む。さらに、本装置は、報告された複数のUEカテゴリーと、複数のUEカテゴリーに関するシグナリングとに基づいて、複数のUEカテゴリーからUEカテゴリーを選択するための手段を含む。さらに、本装置は、選択されたUEカテゴリーに基づいて、UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの総数を決定するための手段を含む。さらに、本装置は、ソフトチャネルビットの決定された総数に基づいてLBRMを実行するための手段を含む。一構成では、本装置は、UEが256QAMで構成されたかどうかを決定するための手段をさらに含み得る。そのような構成では、UEが256QAMで構成されたとき、UEによって、複数のUEカテゴリーに関するシグナリングがeNBから受信されると決定され得る。
[0077]上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、装置1002、および/または装置1002’の処理システム1114の上述の構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム1114は、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって具陳される機能を実行するように構成されたTXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659であり得る。
[0078]開示したプロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計選好に基づいて、プロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は再構成され得ることを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは組み合わせられるかまたは省略され得る。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
[0079]以上の説明は、当業者が本明細書で説明した様々な態様を実施することができるようにするために提供したものである。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、ここにおいて、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用する。「例示的」として本明細書で説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好適または有利であると解釈されるべきであるとは限らない。別段に明記されていない限り、「いくつか(some)」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、ならびに「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。詳細には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、ならびに「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCであり得、ここで、いかなるそのような組合せも、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバーを含んでいることがある。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素のすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。その上、本明細書で開示したいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「ための手段」という句を使用して明確に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)によって制限付きバッファレートマッチング(LBRM)を実行するための方法であって、
発展型ノードB(eNB)に複数のUEカテゴリーを報告することと、
前記複数のUEカテゴリーに関するシグナリングが前記eNBから受信されたかどうかを決定することと、
前記報告された複数のUEカテゴリーと、前記複数のUEカテゴリーに関する前記シグナリングとに基づいて、前記複数のUEカテゴリーからUEカテゴリーを選択することと、
前記選択されたUEカテゴリーに基づいて、前記UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの総数を決定することと、
ソフトチャネルビットの前記決定された総数に基づいてLBRMを実行することと
を備える、方法。
[C2]
前記UEは、UEカテゴリー11またはUEカテゴリー12のうちの少なくとも1つが前記eNBに報告され、前記シグナリングが前記eNBから受信されたとき、前記複数のUEカテゴリーから前記UEカテゴリー11または前記UEカテゴリー12を選択する、
[C1]に記載の方法。
[C3]
前記UEは、前記選択されたUEカテゴリー11または前記UEカテゴリー12に基づいて、前記UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの前記総数を決定する、
[C2]に記載の方法。
[C4]
前記UEカテゴリーは、前記シグナリングが前記eNBから受信されないとき、送信モード9が前記UEのために構成されたかどうかにさらに基づいて選択される、
[C1]に記載の方法。
[C5]
前記UEカテゴリー6は、送信モード9が前記UEのために構成され、前記シグナリングが前記eNBから受信されないときに選択される、
[C4]に記載の方法。
[C6]
前記UEカテゴリー4は、送信モード9が前記UEのために構成されず、前記シグナリングが前記eNBから受信されないときに選択される、
[C4]に記載の方法。
[C7]
前記UEが256直交振幅変調(QAM)で構成されたかどうかを決定することをさらに備え、前記複数のUEカテゴリーに関する前記シグナリングは、前記UEが256QAMで構成されたとき、前記eNBから受信されると決定される、
[C1]に記載の方法。
[C8]
制限付きバッファレートマッチング(LBRM)を実行するための装置であって、前記装置は、ユーザ機器(UE)であり、
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
発展型ノードB(eNB)に複数のUEカテゴリーを報告することと、
前記複数のUEカテゴリーに関するシグナリングが前記eNBから受信されたかどうかを決定することと、
前記報告された複数のUEカテゴリーと、前記複数のUEカテゴリーに関する前記シグナリングとに基づいて、前記複数のUEカテゴリーからUEカテゴリーを選択することと、
前記選択されたUEカテゴリーに基づいて、前記UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの総数を決定することと、
ソフトチャネルビットの前記決定された総数に基づいてLBRMを実行することと
を行うように構成された、装置。
[C9]
前記UEは、UEカテゴリー11またはUEカテゴリー12のうちの少なくとも1つが前記eNBに報告され、前記シグナリングが前記eNBから受信されたとき、前記複数のUEカテゴリーから前記UEカテゴリー11または前記UEカテゴリー12を選択する、
[C8]に記載の装置。
[C10]
前記UEは、前記選択されたUEカテゴリー11または前記UEカテゴリー12に基づいて、前記UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの前記総数を決定する、
[C9]に記載の装置。
[C11]
前記UEカテゴリーは、前記シグナリングが前記eNBから受信されないとき、送信モード9が前記UEのために構成されたかどうかにさらに基づいて選択される、[C8]に記載の装置。
[C12]
前記UEカテゴリー6は、送信モード9が前記UEのために構成され、前記シグナリングが前記eNBから受信されないときに選択される、
[C11]に記載の装置。
[C13]
前記UEカテゴリー4は、送信モード9が前記UEのために構成されず、前記シグナリングが前記eNBから受信されないときに選択される、
[C11]に記載の装置。
[C14]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEが256直交振幅変調(QAM)で構成されたかどうかを決定するようにさらに構成され、ここにおいて、前記複数のUEカテゴリーに関する前記シグナリングは、前記UEが256QAMで構成されたとき、前記eNBから受信されると決定される、
[C8]に記載の装置。
[C15]
制限付きバッファレートマッチング(LBRM)を実行するための装置であって、前記装置は、ユーザ機器(UE)であり、
発展型ノードB(eNB)に複数のUEカテゴリーを報告するための手段と、
前記複数のUEカテゴリーに関するシグナリングが前記eNBから受信されたかどうかを決定するための手段と、
前記報告された複数のUEカテゴリーと、前記複数のUEカテゴリーに関する前記シグナリングとに基づいて、前記複数のUEカテゴリーからUEカテゴリーを選択するための手段と、
前記選択されたUEカテゴリーに基づいて、前記UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの総数を決定するための手段と、
ソフトチャネルビットの前記決定された総数に基づいてLBRMを実行するための手段と
を備える、装置。
[C16]
前記UEは、UEカテゴリー11またはUEカテゴリー12のうちの少なくとも1つが前記eNBに報告され、前記シグナリングが前記eNBから受信されたとき、前記複数のUEカテゴリーから前記UEカテゴリー11または前記UEカテゴリー12を選択する、
[C15]に記載の装置。
[C17]
前記UEが、前記選択されたUEカテゴリー11または前記UEカテゴリー12に基づいて、前記UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの前記総数を決定する、
[C16]に記載の装置。
[C18]
前記UEカテゴリーは、前記シグナリングが前記eNBから受信されないとき、送信モード9が前記UEのために構成されたかどうかにさらに基づいて選択される、
[C15]に記載の装置。
[C19]
前記UEカテゴリー6は、送信モード9が前記UEのために構成され、前記シグナリングが前記eNBから受信されないときに選択される、
[C18]に記載の装置。
[C20]
前記UEカテゴリー4は、送信モード9が前記UEのために構成されず、前記シグナリングが前記eNBから受信されないときに選択される、
[C18]に記載の装置。
[C21]
前記UEは、256直交振幅変調(QAM)で構成されたかどうかを決定するための手段をさらに備え、前記複数のUEカテゴリーに関する前記シグナリングは、前記UEが256QAMで構成されたとき、前記eNBから受信されると決定される、
[C15]に記載の装置。
[C22]
ユーザ機器(UE)によって制限付きバッファレートマッチング(LBRM)を実行するためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、
発展型ノードB(eNB)に複数のUEカテゴリーを報告することと、
前記複数のUEカテゴリーに関するシグナリングが前記eNBから受信されたかどうかを決定することと、
前記報告された複数のUEカテゴリーと、前記複数のUEカテゴリーに関する前記シグナリングとに基づいて、前記複数のUEカテゴリーからUEカテゴリーを選択することと、
前記選択されたUEカテゴリーに基づいて、前記UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの総数を決定することと、
ソフトチャネルビットの前記決定された総数に基づいてLBRMを実行することと
を行うためのコードを備える、コンピュータ可読媒体。
[C23]
前記UEは、UEカテゴリー11またはUEカテゴリー12のうちの少なくとも1つが前記eNBに報告され、前記シグナリングが前記eNBから受信されたとき、前記複数のUEカテゴリーから前記UEカテゴリー11または前記UEカテゴリー12を選択する、
[C22]に記載のコンピュータ可読媒体。
[C24]
前記UEは、前記選択されたUEカテゴリー11または前記UEカテゴリー12に基づいて、前記UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの前記総数を決定する、
[C23]に記載のコンピュータ可読媒体。
[C25]
前記UEカテゴリーは、前記シグナリングが前記eNBから受信されないとき、送信モード9が前記UEのために構成されたかどうかにさらに基づいて選択される、
[C22]に記載のコンピュータ可読媒体。
[C26]
前記UEカテゴリー6は、送信モード9が前記UEのために構成され、前記シグナリングが前記eNBから受信されないときに選択される、
[C25]に記載のコンピュータ可読媒体。
[C27]
前記UEカテゴリー4は、送信モード9が前記UEのために構成されず、前記シグナリングが前記eNBから受信されないときに選択される、
[C25]に記載のコンピュータ可読媒体。
[C28]
前記UEは、256直交振幅変調(QAM)で構成されたかどうかを決定することをさらに備え、前記複数のUEカテゴリーに関する前記シグナリングは、前記UEが256QAMで構成されたとき、前記eNBから受信されると決定される、
[C22]に記載のコンピュータ可読媒体。

Claims (9)

  1. ユーザ機器(UE)によって制限付きバッファレートマッチング(LBRM)を実行するための方法であって、
    発展型ノードB(eNB)にUEカテゴリー11および12を含む複数のUEカテゴリーを報告することと、
    前記複数のUEカテゴリーに関するシグナリングが前記eNBから受信されたかどうかを決定すること、ここにおいて、前記シグナリングは、altCQI-Table-r12である、と、
    前記報告された複数のUEカテゴリーと、前記複数のUEカテゴリーに関するシグナリングの欠如とに基づいて、前記複数のUEカテゴリーと異なるUEカテゴリーを選択することと、
    前記選択されたUEカテゴリーに基づいて、前記UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの総数を決定することと、
    ソフトチャネルビットの前記決定された総数に基づいてLBRMを実行することと
    を備える、方法。
  2. 前記UEカテゴリーは、前記シグナリングが前記eNBから受信されないとき、送信モード9が前記UEのために構成されたかどうかにさらに基づいて選択される、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記UEカテゴリー6は、送信モード9が前記UEのために構成され、前記シグナリングが前記eNBから受信されないときに選択される、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記UEカテゴリー4は、送信モード9が前記UEのために構成されず、前記シグナリングが前記eNBから受信されないときに選択される、
    請求項2に記載の方法。
  5. 制限付きバッファレートマッチング(LBRM)を実行するための装置であって、前記装置は、ユーザ機器(UE)であり、
    発展型ノードB(eNB)にUEカテゴリー11および12を含む複数のUEカテゴリーを報告するための手段と、
    記複数のUEカテゴリーに関するシグナリングが前記eNBから受信されたかどうかを決定するための手段、ここにおいて、前記シグナリングは、altCQI-Table-r12である、と、
    前記報告された複数のUEカテゴリーと、前記複数のUEカテゴリーに関するシグナリングの欠如とに基づいて、前記複数のUEカテゴリーと異なるUEカテゴリーを選択するための手段と、
    前記選択されたUEカテゴリーに基づいて、前記UEにおいてLBRMのために使用するためのソフトチャネルビットの総数を決定するための手段と、
    ソフトチャネルビットの前記決定された総数に基づいてLBRMを実行するための手段と
    を備える、装置。
  6. 前記UEカテゴリーは、前記シグナリングが前記eNBから受信されないとき、送信モード9が前記UEのために構成されたかどうかにさらに基づいて選択される、
    請求項5に記載の装置。
  7. 前記UEカテゴリー6は、送信モード9が前記UEのために構成され、前記シグナリングが前記eNBから受信されないときに選択される、
    請求項6に記載の装置。
  8. 前記UEカテゴリー4は、送信モード9が前記UEのために構成されず、前記シグナリングが前記eNBから受信されないときに選択される、
    請求項6に記載の装置。
  9. ユーザ機器(UE)によって実行される制限付きバッファレートマッチング(LBRM)を実行するためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、前記UEによって実行されると、前記コードは、前記UEに、請求項1乃至4のいずれか1項に従う方法を実行させる、コンピュータ可読媒体。
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