JP7028646B2 - 端末、無線通信方法、基地局及びシステム - Google Patents

端末、無線通信方法、基地局及びシステム Download PDF

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Description

本発明は、次世代移動通信システムにおける端末、無線通信方法、基地局及びシステムに関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。また、LTE(LTE Rel.8又は9ともいう)からの更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTE-A(LTEアドバンスト、LTE Rel.10、11又は12ともいう)が仕様化され、LTEの後継システム(例えば、FRA(Future Radio Access)、5G(5th generation mobile communication system)、LTE Rel.13、Rel.14などともいう)も検討されている。
LTE Rel.10/11では、広帯域化を図るために、複数のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を統合するキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)が導入されている。各CCは、LTE Rel.8のシステム帯域を一単位として構成される。また、CAでは、同一の無線基地局(eNB:eNodeB)の複数のCCがユーザ端末(UE:User Equipment)に設定される。
一方、LTE Rel.12では、異なる無線基地局の複数のセルグループ(CG:Cell Group)がUEに設定されるデュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)も導入されている。各セルグループは、少なくとも一つのセル(CC)で構成される。DCでは、異なる無線基地局の複数のCCが統合されるため、DCは、基地局間CA(Inter-eNB CA)などとも呼ばれる。
また、LTE Rel.8-12では、下り(DL:Downlink)伝送と上り(UL:Uplink)伝送とを異なる周波数帯で行う周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)と、下り伝送と上り伝送とを同じ周波数帯で時間的に切り替えて行う時分割複信(TDD:Time Division Duplex)とが導入されている。
将来の無線通信システム(例えば、5G)では、超高速、大容量化、超低遅延などの要求を達成するために、広帯域の周波数スペクトルを利用することが検討されている。また、将来の無線通信システムでは、膨大な数のデバイスが同時にネットワークに接続する環境に対応することが求められている。
例えば、将来の無線通信システムでは、広帯域を確保しやすい高周波数帯(例えば、数十GHz帯)での通信や、IoT(Internet of Things)、MTC(Machine Type Communication)、M2M(Machine To Machine)などの用途に用いる相対的に通信量が小さな通信を行うことが想定される。
上記の要求を満たすために、高周波数帯に適した新しい通信アクセス方式(New RAT(Radio Access Technology))を設計することが検討されている。しかしながら、New RATに既存の無線通信システム(例えば、LTE Rel.8-12)で利用される無線通信方式をそのまま適用する場合、通信品質が劣化し、通信を適切に行えなくなるおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、次世代の通信システムにおいて、適切な通信を実現することができる端末、無線通信方法、基地局及びシステムを提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係る端末は、所定の無線アクセス方式で通信する端末であって、前記所定の無線アクセス方式で用いられる通信パラメータに基づいて、特定の無線リソース及び特定の直交化適用範囲を決定する制御部と、前記特定の無線リソースで参照信号を受信し、前記特定の直交化適用範囲に基づいて当該参照信号の受信処理を行う受信部と、を有し、前記通信パラメータは、サブキャリア間隔、キャリア周波数、所定の無線リソース領域を構成するシンボル数及び所定の無線リソース領域を構成するサブキャリア数の少なくとも1つを含む。
本発明によれば、次世代の通信システムにおいて、適切な通信を実現することができる。
LTE RATのサブフレーム構成及びNew RATのサブフレーム構成の一例を示す図である。 図2Aから2Cは、既存のLTEシステムの送信モード9におけるDMRS構成の一例を示す図である。 図3Aから3Eは、本発明の第1の実施例に係る参照信号構成及び直交化適用範囲を示す図である。 図4Aから4Eは、本発明の第2の実施例に係る参照信号構成及び直交化適用範囲を示す図である。 図5Aから5Eは、本発明の第3の実施例に係る参照信号構成及び直交化適用範囲を示す図である。 図6Aから6Eは、本発明の第4の実施例に係る参照信号構成及び直交化適用範囲を示す図である。 図7Aから7Eは、本発明の第5の実施例に係る参照信号構成及び直交化適用範囲を示す図である。 図8Aから8Eは、本発明の第6の実施例に係る参照信号構成及び直交化適用範囲を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
将来の新しい通信システムで用いられるアクセス方式(New RAT、5G RATなどと呼ばれてもよい)としては、既存のLTE/LTE-Aシステムで用いられるアクセス方式(LTE RATと呼ばれてもよい)を拡張したものが検討されている。
New RATでは、LTE RATと異なる無線フレーム及び/又は異なるサブフレーム構成が用いられてもよい。例えば、New RATの無線フレーム構成は、既存のLTE(LTE Rel.8-12)と比較して、送信時間間隔(TTI(Transmission Time Interval))長、シンボル長、サブキャリア間隔、帯域幅の少なくとも一つが異なる無線フレーム構成とすることができる。
より具体的には、New RATにおいては、LTE RATのニューメロロジー(numerology)に基づいて、LTEの無線フレームを構成するパラメータ(例えば、サブキャリア間隔、帯域幅、シンボル長など)を定数倍(例えば、N倍や1/N倍)して用いる方法も検討されている。ここで、ニューメロロジーとは、あるRATにおける信号のデザインや、RATのデザインを特徴付ける通信パラメータのセットのことをいう。
New RATでは、用途ごとの要求条件に応じて、シンボル長やサブキャリア間隔などが異なる複数のニューメロロジーがサポートされ、これらが共存することが考えられる。なお、New RATのセルは、LTE RATのセルのカバレッジと重複するように配置されてもよいし、独立して配置されてもよい。
New RATに採用されるニューメロロジーの一例としては、New RATでは、LTE RATを基準としてサブキャリア間隔や帯域幅をN(例えば、N>1)倍にし、シンボル長を1/N倍にする構成が考えられる。図1は、LTE RATのサブフレーム構成及びNew RATのサブフレーム構成の一例を示す図である。
図1において、New RATでは、LTE RATに比べてサブキャリア間隔が大きくシンボル長が短いサブフレーム構成(TTI構成)となっている。TTI長を短くすることにより、制御の処理遅延を低減して遅延時間の短縮を図ることが可能となる。なお、LTEで利用されるTTIより短いTTI(例えば、1ms未満のTTI)は、短縮TTIと呼ばれてもよい。
図1のような構成によれば、TTI長を短くすることができるため、送受信にかかる時間を短くすることができ、低遅延を実現しやすくなる。また、サブキャリア間隔を既存のLTEと比較して大きくすることで、高周波数帯における位相雑音の影響を低減することができる。これにより、広帯域を確保しやすい高周波数帯(例えば、数十GHz帯)をNew RATに導入し、例えば大量のアンテナ素子を利用する大規模MIMO(Massive MIMO)を利用した高速通信を好適に実現することができる。
また、ニューメロロジーの他の例として、サブキャリア間隔や帯域幅を1/N倍にし、シンボル長をN倍にする構成も考えられる。この構成によれば、シンボルの全体長が増加するため、シンボルの全体長に占めるCP(Cyclic Prefix)長の比率が一定である場合でも、CP長を長くすることができる。これにより、通信路におけるフェージングに対して、より強い(ロバストな)無線通信が可能となる。
ところで、New RATでは、図1のような短縮TTIが検討される一方、UEの移動速度に対する要求条件も高くなることが想定され、高周波数帯において高速移動環境のサポートが必要となる可能性がある。
しかしながら、New RATに既存の無線通信システム(例えば、LTE Rel.8-12)で利用される無線通信方式をそのまま適用する場合、通信品質が劣化し、通信を適切に行えなくなるおそれがある。例えば、LTEの送信モード(TM:Transmission Mode)9で使用される復調用参照信号(DMRS:DeModulation Reference Signal)は、同一の時間/周波数リソースに割り当てられる複数のレイヤの信号について、時間方向に直交符号(OCC:Orthogonal Cover Code)を適用するコード多重構成を採用しているが、この構成をNew RATにそのまま適用すると、時間選択性が高い環境においてチャネル推定精度が劣化する可能性がある。
図2は、既存のLTEシステムの送信モード9におけるDMRS構成の一例を示す図である。図2Aは、レイヤ数1-2の場合、図2Bは、レイヤ数3-4の場合、図2Cは、レイヤ数5-8の場合を示している。図2には、1ms(14OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル)及び180kHz(12サブキャリア)から成る既存のLTEの1リソースブロック(RB:Resource Block)ペアが示されている。
なお、リソースブロックペアは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)ペア、RB、PRBなどと呼ばれてもよい(以下では単に「RB」と表す)。また、1サブキャリアの周波数幅及び1OFDMシンボルの期間で構成される無線リソース領域は、リソースエレメント(RE:Resource Element)と呼ばれる。
図2に示す各構成では、DMRSは、各スロットのシンボル#5及び#6(最後の2シンボル)に割り当てられる。具体的には、DMRSは、各スロットの最後の2シンボルに対して、図2Aでは3REずつ(つまり、1RBあたり12RE)、図2B及び2Cでは6REずつ(つまり、1RBあたり24RE)割り当てられる。つまり、レイヤごとのDMRSは、1RB内に4シンボル×3サブキャリア分割り当てられる(割り当てRE数=12)。
図2において、レイヤ#1-#8は、それぞれ、アンテナポート7-14を用いて送信される信号に対応する。図2A及び2Bでは、1REあたり2つのDMRSが多重されているため、符号長2のOCCが各DMRSに対して時間方向に乗算されている。例えば、eNBは、シンボル#5及び#6にマッピングするレイヤ#1のDMRS系列に対して[+1、+1]を乗算し、レイヤ#2のDMRS系列に対して[+1、-1]を乗算する。
図2Cでは、1REあたり4つのDMRSが多重されているため、符号長4のOCCが各DMRSに対して時間方向に乗算されている。例えば、eNBは、1番目のスロットのシンボル#5及び#6と、2番目のスロットのシンボル#5及び#6にマッピングするレイヤ#1-#4のDMRS系列に対して符号長4のそれぞれ異なるOCCを乗算する。
図2に示したような時間方向の直交化は、時間選択性の高い環境ではチャネル推定精度が劣化する可能性がある。つまり、New RATで利用される短縮TTIや、高速移動環境においては、このような既存のLTE RATにおける直交化方式は好適でない可能性がある。しかしながら、LTE RATでは、参照信号構成や、参照信号に利用するOCCの適用範囲には、キャリア周波数に依らず固定的な設定が用いられる。
そこで、本発明者らは、New RATでは、既存のLTE RATとは異なり複数のニューメロロジー(通信パラメータ)がサポートされる可能性があることに着目した。ニューメロロジーによっては、既存の参照信号構成(図2のような1RB内に4シンボル×3サブキャリア分の参照信号を含む構成)が、所望のチャネル推定精度を達成するのに過剰であったり不十分であったりすることを発見した。
そして、本発明者らは、New RAT用の参照信号に関して、参照信号構成や、参照信号をコード多重する際の直交化適用範囲を、New RATのニューメロロジーに基づいて、適切な設定とすることを着想した。本発明の一態様によれば、チャネル推定精度の劣化や、参照信号によるオーバヘッドの増大を抑制することができ、適切な通信を実現することができる。
ここで、参照信号構成とは、例えば、参照信号が配置される無線リソース位置(リソースマッピングパターン)や、参照信号に適用される直交化方式などを規定するものである。また、直交化適用範囲とは、複数のREに配置される参照信号に対して、直交化を時間方向に適用するか、周波数方向に適用するか、又は両方向(時間及び周波数方向)に適用するかを示すものである。例えば、直交化にOCCを用いる場合、直交化適用範囲が「時間方向」であれば、複数のREに配置される参照信号に対して、OCCを時間方向に乗算する。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の各実施形態では、参照信号が復調用参照信号(例えば、DMRS)であるものとして説明するが、本発明は他の参照信号に適用されてもよい。例えば、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS:Channel State Information-Reference Signal)などの既存の参照信号や、新たに規定される参照信号に適用されてもよい。
また、参照信号の直交化はOCCにより実施されるものとするが、これに限られない。例えば、直交化方式として、巡回シフト(サイクリックシフト)が用いられてもよいし、OCC及び巡回シフトの両方が適用されてもよいし、他の直交化方式が用いられてもよい。直交化適用範囲は、直交化範囲、OCC適用範囲、サイクリックシフト適用範囲などと呼ばれてもよい。
(無線通信方法)
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態では、UEは、参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を、所定の無線アクセス方式(例えば、New RAT)で用いられる通信パラメータに基づいて変更する。
具体的には、UEは、参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を、参照信号の割り当てに用いるサブキャリア間隔、使用周波数(例えば、キャリア周波数(中心周波数))、最小制御単位(例えば、スケジューリング単位である1RB)を構成するシンボル数及び/又は最小制御単位を構成するサブキャリア数などに応じて、一意に決定(判断)してもよい。ここで、UEは、自端末に適用(設定)されるレイヤ数(アンテナポート数)に応じて、参照信号構成は同じであっても異なる直交化適用範囲を用いるように判断してもよい。UEは、通信パラメータに加えて、自端末の移動速度やeNBとの間のチャネル状態などに基づいて、参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を判断してもよい。なお、eNBも同様に参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を判断することができる。
図3-8を参照して、第1の実施形態においてUEが利用可能な参照信号構成及び直交化適用範囲について詳細に説明する。各例においては、既存のLTEで利用されていたレイヤ数8以下の構成だけでなく、将来の無線通信システムで利用され得るレイヤ数16までの構成についても提供している。また、各図においては、想定される直交化適用範囲の一例を「選択肢x(Alt.(Alternative) x)」として表している。
[第1の実施例]
図3は、本発明の第1の実施例に係る参照信号構成及び直交化適用範囲を示す図である。図3の参照信号のリソース割り当ては、同じレイヤ数の場合において、図2に示した既存のDMRS構成と比べて、1RB内の時間方向のRE数及び周波数方向のRE数の両方が同じになるように構成されている。また、参照信号のRE数は、図3D(レイヤ数9-12の場合)では1RBあたり36、図3E(レイヤ数13-16の場合)では1RBあたり48である。
次に、直交化適用範囲について説明する。図3Aでは、符号長2のOCCを用いて、Alt. 1として周波数方向の直交化が示され、Alt. 2として時間方向の直交化が示されている。図3の場合、レイヤごとの参照信号は、1RB内に4シンボル×3サブキャリア分割り当てられる(割り当てRE数=12)。このため、Alt. 2ではスロット内の2シンボル単位でOCCを適用すればよい。
一方、Alt. 1では1シンボル期間内のいずれかのサブキャリアが他の2つのサブキャリアとOCCされるように構成すればよい。例えば、(シンボル#2、サブキャリア#1)及び(シンボル#2、サブキャリア#5)の組でOCCを適用し、(シンボル#2、サブキャリア#9)及び(シンボル#2、サブキャリア#5)の組でOCCを適用すればよい。
この場合、(シンボル#2、サブキャリア#9)には、これらの2つの組のOCCで同じ符号要素が乗算されるようにすることが好ましい。例えば、レイヤ#2において、(シンボル#2、サブキャリア#1)及び(シンボル#2、サブキャリア#5)の組では、この順番に[+1、-1]を乗算し、(シンボル#2、サブキャリア#9)及び(シンボル#2、サブキャリア#5)の組では、この順番に[+1、-1]を乗算してもよい。
このように、直交化適用範囲の方向(時間方向及び/又は周波数方向)の参照信号のRE数が、適用するOCCの符号長の倍数と一致しない場合には、当該方向の少なくとも一部のREに対して、OCCの一部の符号要素が重複するように構成されてもよい。
図3Bでは、図3Aと同様に、Alt. 1として周波数方向の直交化が示され、Alt. 2として時間方向の直交化が示されている。なお、以降の図でも、符号長2のOCCについては、Alt. 1が周波数方向の直交化、Alt. 2が時間方向の直交化を表す。
図3C-3Eでは、Alt. 1として時間方向の直交化が示され、Alt. 2として時間及び周波数方向の直交化が示されている。なお、以降の図でも、特に言及しない限り、符号長4のOCCについては、Alt. 1が時間方向の直交化、Alt. 2が時間及び周波数方向の直交化を表す。
以上述べた第1の実施例によれば、既存のDMRSの配置とは異なり、参照信号の各REが時間的に離れて配置(分散RE配置)されているため、時間的なチャネル選択性が低い環境下において、チャネル推定精度の低下を好適に抑制することが期待される。
[第2の実施例]
図4は、本発明の第2の実施例に係る参照信号構成及び直交化適用範囲を示す図である。図4の参照信号のリソース割り当ては、同じレイヤ数の場合において、図2に示した既存のDMRS構成と比べて、時間方向のRE数及び周波数方向のRE数の両方が同じになるように構成されている。図4は、図3の参照信号のREを2つずつ時間方向に隣接して配置した構成に相当する。その他は第1の実施例の参照信号構成と同じであってもよいため、説明を省略する。
以上述べた第2の実施例によれば、REが時間的に集中して配置(集中RE配置)されているため、時間的なチャネル選択性が高い環境下において、チャネル推定精度の低下を好適に抑制することが期待される。
[第3の実施例]
図5は、本発明の第3の実施例に係る参照信号構成及び直交化適用範囲を示す図である。図5の参照信号のリソース割り当ては、同じレイヤ数の場合において、図2に示した既存のDMRS構成と比べて、時間方向のRE数が多く(6RE)、周波数方向のRE数が少なく(2RE)構成されている。なお、1RBあたりの参照信号のRE数は、同じレイヤ数の場合において、既存のDMRS構成のRE数と同じ(=12)になるように構成されている。
図5C-5EのAlt. 1では、直交化適用範囲の方向(時間方向)の参照信号のRE数(=6)が、適用するOCCの符号長(=4)の倍数と一致しない。図3で説明したのと同様に、当該方向の少なくとも一部のREに対して、OCCの一部の符号要素が重複するように構成されてもよい。
以上述べた第3の実施例によれば、時間方向のRE数が既存の参照信号構成より多いため、時間選択性に対する追従性を向上させることが期待される。なお、図5の構成において、図4で示したような集中RE配置型の構成を組み合わせて用いてもよい。例えば、少なくとも一部のレイヤについて、図5の参照信号のREを2つ(又は3つ)ずつ時間方向に隣接して配置した構成としてもよい。これにより、集中型と分散型とのトレードオフを実現することが期待される。
[第4の実施例]
図6は、本発明の第4の実施例に係る参照信号構成及び直交化適用範囲を示す図である。図6の参照信号のリソース割り当ては、同じレイヤ数の場合において、図2に示した既存のDMRS構成と比べて、時間方向のRE数が少なく(3RE)、周波数方向のRE数が多く(4RE)構成されている。なお、1RBあたりのDMRSのRE数は、同じレイヤ数の場合において、既存のDMRS構成のRE数と同じ(=12)になるように構成されている。
図6Eのレイヤ数13-16の構成は、上述してきた構成とは異なり、4つの参照信号が多重されるREと、6つの参照信号が多重されるREと、を1RBに含む構成を採用している。前者のREには符号長4のOCCを適用し、後者のREには符号長6のOCCを適用する。これにより、参照信号に用いる時間/周波数リソースを増加することなく、より多くのレイヤの参照信号を割り当てることができる。
図6Eでは、符号長4の直交化適用範囲の一例として、Alt. 1が周波数方向の直交化、Alt. 2が時間及び周波数方向の直交化を表している。また、符号長6の直交化適用範囲として、Alt. 3が時間及び周波数方向の直交化を表している。例えば、図6Eにおいて、レイヤ#12の直交化適用範囲はAlt. 1又はAlt. 2であり、レイヤ#15の直交化適用範囲はAlt. 3である。
また、このように複数の符号長を利用する場合には、各符号長で直交化適用範囲は異なるように設定されてもよいし、同じになるように設定されてもよい。
図6C-6EのAlt. 2では、直交化適用範囲の一部の方向(時間方向)の参照信号のRE数(=3)が、適用するOCCの符号長(=4)の倍数(又は、1以外の符号長の約数(=2))と一致しない。図3で説明したのと同様に、当該方向の少なくとも一部のRE(例えば、(シンボル#7、サブキャリア#7)及び(シンボル#7、サブキャリア#10))に対して、OCCの一部の符号要素が重複するように構成されてもよい。
以上述べた第4の実施例によれば、周波数方向のRE数が既存の参照信号構成より多いため、周波数選択性に対する追従性を向上させることが期待される。
なお、図6の構成において、図4で示したような集中RE配置型の構成を組み合わせて用いてもよい。例えば、少なくとも一部のレイヤについて、図6の参照信号のREを2つ(又は3つ)ずつ時間方向に隣接して配置した構成としてもよい。また、少なくとも一部のレイヤについて、図6の参照信号のREを複数(例えば、2つ)周波数方向に隣接して配置した構成としてもよい。これにより、集中型と分散型とのトレードオフを実現することが期待される。
[第5の実施例]
第5の実施例では、1RBあたりの参照信号のRE数(割り当てRE数)が、同じレイヤ数の場合において、既存のDMRS構成のRE数より多くなるように構成される。図7は、本発明の第5の実施例に係る参照信号構成及び直交化適用範囲を示す図である。図7の参照信号のリソース割り当ては、同じレイヤ数の場合において、図2に示した既存のDMRS構成と比べて、時間方向のRE数が同じ(4RE)で、周波数方向のRE数が多く(4RE)構成されている。この場合、参照信号に対する割り当てRE数は16である。
本例では、時間方向のRE数と周波数方向のRE数が同じであるため、直交化適用範囲をより柔軟に制御することが可能である。特に、図7Bに示すように、時間方向のRE数、周波数方向のRE数及びOCCの符号長の全てが一致する場合には、周波数方向のみの直交化(Alt. 1)、時間方向のみの直交化(Alt. 2)、時間及び周波数方向の直交化(Alt. 3)のいずれについても、各レイヤの参照信号のREが、OCCと一対一に対応するように構成することができる。
また、図7Dのレイヤ数9-12の構成は、上述してきた構成とは異なり、4つの参照信号が多重されるREと、8つの参照信号が多重されるREと、を1RBに含む構成を採用している。前者のREには符号長4のOCCを適用し、後者のREには符号長8のOCCを適用する。図7Dでは簡単のため符号長8のOCCによる直交化適用範囲(Alt. 1及びAlt. 2)のみが示されているが、例えばレイヤ#12に用いられる符号長4のOCCについては、図7Bに示したような3つの直交化適用範囲の少なくとも1つを利用することができる。
以上述べた第5の実施例によれば、レイヤごとの割り当てRE数が既存の参照信号構成より多いため、チャネル推定精度の向上が期待される。また、符号長を大きくし、レイヤ多重数を増大することができるため、参照信号に係るオーバヘッドを削減することができる。
なお、図7の構成において、図4で示したような集中RE配置型の構成を組み合わせて用いてもよい。例えば、少なくとも一部のレイヤについて、図7の参照信号のREを複数(例えば、2つ)時間方向に隣接して配置した構成としてもよい。また、少なくとも一部のレイヤについて、図7の参照信号のREを複数(例えば、4つ)周波数方向に隣接して配置した構成としてもよい。これにより、集中型と分散型とのトレードオフを実現することが期待される。
[第6の実施例]
第6の実施例では、1RBあたりの参照信号のRE数が、同じレイヤ数の場合において、既存のDMRS構成のRE数より少なくなるように構成される。図8は、本発明の第6の実施例に係る参照信号構成及び直交化適用範囲を示す図である。図8の参照信号のリソース割り当ては、同じレイヤ数の場合において、図2に示した既存のDMRS構成と比べて、時間方向のRE数が同じ(4RE)で、周波数方向のRE数が少なく(2RE)構成されている。この場合、参照信号に対する割り当てRE数は8である。
本例では、レイヤ数が大きくなっても(例えば、レイヤ数13-16の場合であっても)、最大符号長を4とすることができる。つまり、他の実施例の参照信号構成に比べて、1REに多重する参照信号の数をできるだけ少なく維持しつつ、多数の参照信号を1RB内に含めることができる。
以上述べた第6の実施例によれば、レイヤごとの割り当てRE数が既存の参照信号構成より少ないため、参照信号に係るオーバヘッドを削減することができる。
なお、図8の構成において、図4で示したような集中RE配置型の構成を組み合わせて用いてもよい。例えば、少なくとも一部のレイヤについて、図8の参照信号のREを複数(例えば、4つ)時間方向に隣接して配置した構成としてもよい。また、少なくとも一部のレイヤについて、図8の参照信号のREを複数(例えば、2つ)周波数方向に隣接して配置した構成としてもよい。これにより、集中型と分散型とのトレードオフを実現することが期待される。
以上述べた第1の実施形態によれば、UEはRATの通信パラメータや自端末の状況などに基づいて、参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を変更することができる。例えば、UEは、RATで用いるシンボル長が短い、UEの移動速度が速いなどのチャネルの時間選択性が比較的高い場合、時間的にREが集中配置される参照信号構成や、周波数方向を含む直交化適用範囲を用いるように制御して、フェージングによる影響を低減してチャネル推定精度の低下を好適に抑制することが期待される。
また、UEは、RATで用いるサブキャリア間隔が長い、UEの移動速度が遅いなどのチャネルの周波数選択性が比較的高い場合、時間的にREが分散配置される参照信号構成や、時間方向を含む直交化適用範囲を用いるように制御して、マルチパス遅延による影響を低減してチャネル推定精度の低下を好適に抑制することが期待される。
なお、上述した第1-第6の実施例は本発明の実施形態の一例に過ぎず、他の参照信号構成及び/又は直交化適用範囲が利用されてもよい。また、上述の例では、直交化は時間及び/又は周波数方向で最も近い領域の同じレイヤの複数のRE群に適用されるものとしたが、直交化適用範囲はこれに限られない。例えば、直交化は時間及び/又は周波数方向でn番目(n>1)に近い同じレイヤのRE群に適用されてもよいし、所定の規則(例えば、ホッピングパターン)に従って導出される位置の複数のREに適用されてもよい。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態では、UEは、参照信号構成及び/又は直交化適用範囲に関する情報を受信し、当該情報に基づいて、利用する参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を判断する。当該情報は、他方の情報を含むか否かに関わらず、例えば、参照信号構成情報、直交化情報などと呼ばれてもよい。
これらの情報は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)など)、MAC(Medium Access Control)シグナリング)及び下り制御情報(例えば、DCI(Downlink Control Information))のいずれか又はこれらの組み合わせにより、UEに動的又は準静的に通知されてもよい。これらの情報は、RRCシグナリング、DCIなどを用いてUE個別に通知されてもよいし、報知情報としてセル内の複数UEに共通で通知されてもよい。
eNBは、参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を、参照信号の割り当てに用いるサブキャリア間隔、使用周波数(例えば、キャリア周波数(中心周波数))、最小制御単位(例えば、1RB)を構成するシンボル数及び/又はサブキャリア数などに応じて、一意に決定してもよい。ここで、eNBは、UEに適用(設定)されるレイヤ数(アンテナポート数)に応じて、参照信号構成は同じであっても異なる直交化適用範囲を用いるように判断してもよい。eNBは、通信パラメータに加えて、UEの移動速度やUEとの間のチャネル状態などに基づいて、参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を判断してもよい。
なお、UEは、扱うことができる参照信号構成及び/又は符号化適用範囲に関するUE能力情報(UE Capability)を、ネットワーク側(例えば、eNB)に送信してもよい。eNBは、UE能力情報に基づいて、当該UEに適用可能な参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を制御することができる。また、上りリンクについても、UEは、扱うことができる参照信号構成及び/又は符号化適用範囲に関するUE能力情報をeNBに通知してもよい。
以上述べた第2の実施形態によれば、eNBが各UEの参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を設定することができるため、eNB-UE間のリソース割り当ての認識の不一致を好適に回避することができる。
なお、第2の実施形態は第1の実施形態と組み合わせて用いられてもよい。具体的には、参照信号構成及び直交化適用範囲の一方(例えば、参照信号構成)をeNBが決定してUEに通知し、他方(例えば、直交化適用範囲)をUEが決定する構成としてもよい。
<変形例>
上述の各実施形態では下りリンクの参照信号について説明したが、本発明の適用はこれに限られない。例えば、上りリンクの参照信号構成及び/又は符号化適用範囲が、RATの通信パラメータ(例えば、サブキャリア間隔、キャリア周波数、1RBのシンボル数及び/又はサブキャリア数など)に応じて、一意に決定されてもよい。また、UEに適用(設定)されるレイヤ数(アンテナポート数)に応じて異なる直交化適用範囲を用いるように判断されてもよい。また、通信パラメータに加えてUEの移動速度やUE-eNB間のチャネル状態に基づいて、参照信号構成及び/又は直交化適用範囲が判断されてもよい。
上りリンクについても、例えば上述の第1-第6の実施例で示した参照信号構成及び/又は符号化適用範囲を用いてもよいし、他の参照信号構成及び/又は符号化適用範囲を用いてもよい。ここで、上りリンクの参照信号構成及び/又は符号化適用範囲は、eNBが自律的に決定してもよいし、UEが自律的に決定してもよい。
なお、決定された参照信号構成及び/又は直交化適用範囲に関する情報は、eNBからUEに通知されてもよいし、UEからeNBに通知されてもよい。また、当該通知は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)、下り制御情報(例えば、DCI)、上り制御情報(例えば、UCI(Uplink Control Information))などを用いて、動的又は準静的に行われてもよい。また、上りリンクについても、UEは、扱うことができる参照信号構成及び/又は符号化適用範囲に関するUE能力情報を、eNBに通知してもよい。
なお、上述の実施形態では、少なくとも一部の参照信号REに対して、直交化適用範囲の所定の方向で直交符号の一部の符号要素が重複するように構成される条件として、当該方向の参照信号のRE数が、参照信号に適用される直交符号の符号長の倍数と一致しないという場合を示したが、これに限られない。例えば、所定の方向の参照信号のRE数が、直交符号の符号長の倍数と一致する場合に、当該所定の方向で直交符号の一部の符号要素が重複するように構成されるようにしてもよい。
また、本発明の各実施形態で示した構成は、無線アクセス方式に依らず適用することができる。例えば、下りリンク(上りリンク)で利用される無線アクセス方式が、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、SC-FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)又は他の無線アクセス方式であっても、本発明を適用することができる。つまり、各実施例で示したシンボルは、OFDMシンボルやSC-FDMAシンボルに限られない。なお、下りリンク(上りリンク)で利用される無線アクセス方式がOFDMベースの方式である場合に限って、参照信号構成及び/又は符号化適用範囲を判断する構成としてもよい。
また、上述の例では、既存の1RB(14シンボル×12サブキャリア)単位で設定される参照信号構成を示したが、これに限られない。参照信号構成は、例えば既存の1RBと異なる無線リソース領域として規定される新たな所定の領域単位(例えば、拡張RB(eRB:enhanced RB)などと呼ばれてもよい)で設定されてもよいし、複数のRB単位で設定されてもよい。また、直交化適用範囲も、参照信号構成に対応する無線リソース領域に適用されるものとしてもよい。
また、上述の例で示したサブキャリア間隔やキャリア周波数などの通信パラメータ(ニューメロロジ―)以外のパラメータに基づいて、参照信号構成及び/又は符号化適用範囲を異ならせるようにしてもよい。さらに、最大レイヤ数が16より大きい場合であっても、上述した無線通信方法を適用してもよい。
また、上述の無線通信方法は、New RATに限らず、既存のLTE RATや他のRATに適用されてもよい。また、上述の無線通信方法は、PCell(Primary Cell)及びSCell(Secondary Cell)のいずれにも適用可能であってもよいし、いずれかのセルにのみ適用可能としてもよい。例えば、ライセンスバンド(又はリスニングが設定されないキャリア)でのみ上述の無線通信方法を適用してもよいし、アンライセンスバンド(又はリスニングが設定されないキャリア)でのみ上述の無線通信方法を適用してもよい。
また、上述の無線通信方法は、参照信号に限らず、直交化方式が利用される他の信号(例えば、データ信号、制御信号など)に適用されてもよい。この場合、上述の「参照信号構成」という文言は、単に「信号構成」と読み替えることができる。
(無線通信システム)
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、本発明の上記実施形態のいずれか及び/又は組み合わせに係る無線通信方法が適用される。
図9は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。無線通信システム1では、LTEシステムのシステム帯域幅(例えば、20MHz)を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC)を適用することができる。
なお、無線通信システム1は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、LTE-B(LTE-Beyond)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、New RAT(Radio Access Technology)などと呼ばれてもよいし、これらを実現するシステムと呼ばれてもよい。
図9に示す無線通信システム1は、比較的カバレッジの広いマクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12(12a-12c)と、を備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。
ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12の双方に接続することができる。ユーザ端末20は、マクロセルC1及びスモールセルC2を、CA又はDCにより同時に使用することが想定される。また、ユーザ端末20は、複数のセル(CC)(例えば、5個以下のCC、6個以上のCC)を用いてCA又はDCを適用してもよい。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)で帯域幅が狭いキャリア(既存キャリア、Legacy carrierなどと呼ばれる)を用いて通信を行うことができる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHz、5GHzなど)で帯域幅が広いキャリア(例えば、New RATキャリア)が用いられてもよいし、無線基地局11との間と同じキャリアが用いられてもよい。なお、各無線基地局が利用する周波数帯域の構成はこれに限られない。
無線基地局11と無線基地局12との間(又は、2つの無線基地局12間)は、有線接続(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェースなど)又は無線接続する構成とすることができる。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)などが含まれるが、これに限定されるものではない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置30に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、マクロ基地局、集約ノード、eNB(eNodeB)、送受信ポイント、などと呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、スモール基地局、マイクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、HeNB(Home eNodeB)、RRH(Remote Radio Head)、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。
各ユーザ端末20は、LTE、LTE-Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでもよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクに直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が適用され、上りリンクにシングルキャリア-周波数分割多元接続(SC-FDMA:Single Carrier Frequency Division Multiple Access)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC-FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、上り及び下りの無線アクセス方式は、これらの組み合わせに限られない。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、下りL1/L2制御チャネルなどが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、SIB(System Information Block)などが伝送される。また、PBCHにより、MIB(Master Information Block)が伝送される。
下りL1/L2制御チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)などを含む。PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)などが伝送される。PCFICHにより、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICHにより、PUSCHに対するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送達確認情報(例えば、再送制御情報、HARQ-ACK、ACK/NACKなどともいう)が伝送される。EPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHと同様にDCIなどの伝送に用いられる。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、送達確認情報などの少なくとも1つを含む上り制御情報(UCI:Uplink Control Information)が伝送される。PRACHにより、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブルが伝送される。
無線通信システム1では、下り参照信号として、セル固有参照信号(CRS:Cell-specific Reference Signal)、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS:Channel State Information-Reference Signal)、復調用参照信号(DMRS:DeModulation Reference Signal)、位置決定参照信号(PRS:Positioning Reference Signal)などが伝送される。また、無線通信システム1では、上り参照信号として、測定用参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)、復調用参照信号(DMRS)などが伝送される。なお、DMRSはユーザ端末固有参照信号(UE-specific Reference Signal)と呼ばれてもよい。また、伝送される参照信号は、これらに限られない。
(無線基地局)
図10は、本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。無線基地局10は、複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106と、を備えている。なお、送受信アンテナ101、アンプ部102、送受信部103は、それぞれ1つ以上を含むように構成されればよい。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、ユーザデータに関して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御(例えば、HARQの送信処理)、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理などの送信処理が行われて送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換などの送信処理が行われて、送受信部103に転送される。
送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部103で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部102により増幅され、送受信アンテナ101から送信される。送受信部103は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置から構成することができる。なお、送受信部103は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。
一方、上り信号については、送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がアンプ部102で増幅される。送受信部103はアンプ部102で増幅された上り信号を受信する。送受信部103は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ及びPDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放などの呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
伝送路インターフェース106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。また、伝送路インターフェース106は、基地局間インターフェース(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェース)を介して他の無線基地局10と信号を送受信(バックホールシグナリング)してもよい。
なお、送受信部103は、制御部301が判断した参照信号構成に従って、特定の無線リソースで所定の信号(例えば、参照信号)を送信及び/又は受信することができる。また、送受信部103は、ユーザ端末20から参照信号構成及び/又は直交化適用範囲に関する情報を受信してもよい。
図11は、本発明の一実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。なお、図11では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図11に示すように、ベースバンド信号処理部104は、制御部(スケジューラ)301と、送信信号生成部302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、測定部305と、を少なくとも備えている。
制御部(スケジューラ)301は、無線基地局10全体の制御を実施する。制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置から構成することができる。
制御部301は、例えば、送信信号生成部302による信号の生成や、マッピング部303による信号の割り当てを制御する。また、制御部301は、受信信号処理部304による信号の受信処理や、測定部305による信号の測定を制御する。
制御部301は、システム情報、PDSCHで送信される下りデータ信号、PDCCH及び/又はEPDCCHで伝送される下り制御信号のスケジューリング(例えば、リソース割り当て)を制御する。また、同期信号(PSS(Primary Synchronization Signal)/SSS(Secondary Synchronization Signal))や、CRS、CSI-RS、DMRSなどの下り参照信号のスケジューリングの制御を行う。
また、制御部301は、PUSCHで送信される上りデータ信号、PUCCH及び/又はPUSCHで送信される上り制御信号(例えば、送達確認情報)、PRACHで送信されるランダムアクセスプリアンブルや、上り参照信号などのスケジューリングを制御する。
具体的には、制御部301は、無線基地局10が所定のユーザ端末20と所定の無線アクセス方式(例えば、LTE RATやNew RAT)を用いて通信するように制御する。制御部301は、特定の無線リソースで所定の信号(例えば、参照信号)を受信し、特定の直交化適用範囲に基づいて当該所定の信号の受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行うように制御してもよい。また、制御部301は、特定の直交化適用範囲に基づいて所定の信号(例えば、参照信号)に送信処理(直交化など)を適用し、特定の無線リソースで当該所定の信号を送信するように制御してもよい。
また、制御部301は、通信パラメータだけでなく、無線基地局10及び/又はユーザ端末20に適用(設定)されるレイヤ数(アンテナポート数)や、ユーザ端末20の移動速度や、ユーザ端末20と無線基地局10との間のチャネル状態などを考慮して、参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を判断してもよい。制御部301は、測定部305から入力されるチャネル状態や、ユーザ端末20から通知された情報などに基づいて、ユーザ端末20との間のチャネルの特性(時間選択性、周波数選択性など)を把握して、上記判断に利用してもよい。
ここで、制御部301は、上記所定の無線アクセス方式で用いられる通信パラメータ(サブキャリア間隔、キャリアの中心周波数、所定の無線リソース領域(例えば、1RB)を構成するシンボル数及び/又はサブキャリア数など)に基づいて、上記特定の無線リソース及び上記特定の直交化適用範囲の少なくとも1つを決定(判断、特定)してもよい。
また、制御部301は、ユーザ端末20から受信した参照信号構成及び/又は直交化適用範囲に関する情報に基づいて、利用する参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を判断してもよい。
制御部301は、上述の第1-第6の実施例で示した参照信号構成及び/又は符号化適用範囲を用いるように制御してもよいし、他の参照信号構成及び/又は符号化適用範囲を用いるように制御してもよい。
また、制御部301は、参照信号構成、符号化適用範囲、レイヤ数などに基づいて、一部のレイヤにおいて、他のレイヤと異なる符号長を用いて上記所定の信号の受信/送信処理を行うように、受信信号処理部304や送受信部103などを制御してもよい。
また、制御部301は、所定の無線リソース領域(例えば、1RB)内において、所定の方向の参照信号RE数が直交符号(OCC)の符号長の倍数(又は約数)と一致しない場合には、上記参照信号REの少なくとも一部に対して、上記直交符号の一部の符号要素が重複することを考慮した受信/送信処理を行うように制御してもよい。
送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下り信号(下り制御信号、下りデータ信号、下り参照信号など)を生成して、マッピング部303に出力する。送信信号生成部302は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置から構成することができる。
送信信号生成部302は、例えば、制御部301からの指示に基づいて、下り信号の割り当て情報を通知するDLアサインメント及び上り信号の割り当て情報を通知するULグラントを生成する。また、下りデータ信号には、各ユーザ端末20からのチャネル状態情報(CSI:Channel State Information)などに基づいて決定された符号化率、変調方式などに従って符号化処理、変調処理が行われる。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成された下り信号を、所定の無線リソースにマッピングして、送受信部103に出力する。マッピング部303は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置から構成することができる。
受信信号処理部304は、送受信部103から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。ここで、受信信号は、例えば、ユーザ端末20から送信される上り信号(上り制御信号、上りデータ信号、上り参照信号など)である。受信信号処理部304は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。
受信信号処理部304は、受信処理により復号された情報を制御部301に出力する。例えば、HARQ-ACKを含むPUCCHを受信した場合、HARQ-ACKを制御部301に出力する。また、受信信号処理部304は、受信信号や、受信処理後の信号を、測定部305に出力する。
測定部305は、受信した信号に関する測定を実施する。測定部305は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
測定部305は、例えば、受信した信号の受信電力(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power))、受信信号強度(例えば、RSSI(Received Signal Strength Indicator))、受信品質(例えば、RSRQ(Reference Signal Received Quality))やチャネル状態などについて測定してもよい。測定結果は、制御部301に出力されてもよい。
(ユーザ端末)
図12は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。ユーザ端末20は、複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。なお、送受信アンテナ201、アンプ部202、送受信部203は、それぞれ1つ以上を含むように構成されればよい。
送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、アンプ部202で増幅される。送受信部203は、アンプ部202で増幅された下り信号を受信する。送受信部203は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部204に出力する。送受信部203は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置から構成することができる。なお、送受信部203は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などを行う。下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御の送信処理(例えば、HARQの送信処理)や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などが行われて送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部203で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部202により増幅され、送受信アンテナ201から送信される。
なお、送受信部203は、制御部401が判断した参照信号構成に従って、特定の無線リソースで所定の信号(例えば、参照信号)を送信及び/又は受信することができる。また、送受信部203は、無線基地局10から参照信号構成及び/又は直交化適用範囲に関する情報を受信してもよい。
図13は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図13においては、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図13に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、測定部405と、を少なくとも備えている。
制御部401は、ユーザ端末20全体の制御を実施する。制御部401は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置から構成することができる。
制御部401は、例えば、送信信号生成部402による信号の生成や、マッピング部403による信号の割り当てを制御する。また、制御部401は、受信信号処理部404による信号の受信処理や、測定部405による信号の測定を制御する。
制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH/EPDCCHで送信された信号)及び下りデータ信号(PDSCHで送信された信号)を、受信信号処理部404から取得する。制御部401は、下り制御信号や、下りデータ信号に対する再送制御の要否を判定した結果などに基づいて、上り制御信号(例えば、送達確認情報など)や上りデータ信号の生成を制御する。
具体的には、制御部401は、当該ユーザ端末20が所定の無線アクセス方式(例えば、LTE RATやNew RAT)を用いて通信するように制御する。制御部401は、特定の無線リソースで所定の信号(例えば、参照信号)を受信し、特定の直交化適用範囲に基づいて当該所定の信号の受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行うように制御してもよい。また、制御部401は、特定の直交化適用範囲に基づいて所定の信号(例えば、参照信号)に送信処理(直交化など)を適用し、特定の無線リソースで当該所定の信号を送信するように制御してもよい。
また、制御部401は、通信パラメータだけでなく、ユーザ端末20に適用(設定)されるレイヤ数(アンテナポート数)や、ユーザ端末20の移動速度や、ユーザ端末20と無線基地局10との間のチャネル状態を考慮して、参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を判断してもよい。制御部401は、測定部405から入力されるチャネル状態や、無線基地局10から通知された情報などに基づいて、無線基地局10との間のチャネルの特性(時間選択性、周波数選択性など)を把握して、上記判断に利用してもよい。
ここで、制御部401は、上記所定の無線アクセス方式で用いられる通信パラメータ(サブキャリア間隔、キャリアの中心周波数、所定の無線リソース領域(例えば、1RB)を構成するシンボル数及び/又はサブキャリア数など)に基づいて、上記特定の無線リソース及び上記特定の直交化適用範囲の少なくとも1つを決定(判断、特定)してもよい(第1の実施形態)。
また、制御部401は、無線基地局10から受信した参照信号構成及び/又は直交化適用範囲に関する情報に基づいて、利用する参照信号構成及び/又は直交化適用範囲を判断してもよい(第2の実施形態)。
制御部401は、上述の第1-第6の実施例で示した参照信号構成及び/又は符号化適用範囲を用いるように制御してもよいし、他の参照信号構成及び/又は符号化適用範囲を用いるように制御してもよい。例えば、参照信号構成に基づいて所定の信号が配置される特定の無線リソースは、既存のLTEシステムの参照信号構成と比べて、時間方向のリソースエレメント数及び周波数方向のリソースエレメント数の両方が同じ無線リソースのセットであってもよいし、これらの少なくとも一方が異なる無線リソースのセットであってもよい。
また、制御部401は、参照信号構成、符号化適用範囲、レイヤ数などに基づいて、一部のレイヤにおいて、他のレイヤと異なる符号長を用いて上記所定の信号の受信/送信処理を行うように、受信信号処理部404や送受信部203などを制御してもよい。
また、制御部401は、所定の無線リソース領域(例えば、1RB)内において、参照信号REの少なくとも一部に対して、参照信号に適用される直交符号の一部の符号要素が重複することを考慮した受信/送信処理を行うように制御してもよい。例えば、制御部401は、所定の無線リソース領域(例えば、1RB)内において、所定の方向の参照信号RE数が直交符号(OCC)の符号長の倍数(又は約数)と一致しない場合に、当該受信/送信処理を行うように制御してもよいし、上記参照信号RE数が上記倍数(又は約数)と一致する場合に、当該受信/送信処理を行うように制御してもよい。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、上り信号(上り制御信号、上りデータ信号、上り参照信号など)を生成して、マッピング部403に出力する。送信信号生成部402は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置から構成することができる。
送信信号生成部402は、例えば、制御部401からの指示に基づいて、送達確認情報やチャネル状態情報(CSI)に関する上り制御信号を生成する。また、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。例えば、送信信号生成部402は、無線基地局10から通知される下り制御信号にULグラントが含まれている場合に、制御部401から上りデータ信号の生成を指示される。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成された上り信号を無線リソースにマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置から構成することができる。
受信信号処理部404は、送受信部203から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。ここで、受信信号は、例えば、無線基地局10から送信される下り信号(下り制御信号、下りデータ信号、下り参照信号など)である。受信信号処理部404は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。また、受信信号処理部404は、本発明に係る受信部を構成することができる。
受信信号処理部404は、受信処理により復号された情報を制御部401に出力する。受信信号処理部404は、例えば、報知情報、システム情報、RRCシグナリング、DCIなどを、制御部401に出力する。また、受信信号処理部404は、受信信号や、受信処理後の信号を、測定部405に出力する。
測定部405は、受信した信号に関する測定を実施する。測定部405は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
測定部405は、例えば、受信した信号の受信電力(例えば、RSRP)、受信信号強度(例えば、RSSI)、受信品質(例えば、RSRQ)やチャネル状態などについて測定してもよい。測定結果は、制御部401に出力されてもよい。
(ハードウェア構成)
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施形態における無線基地局、ユーザ端末などは、本発明の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図14は、本発明の一実施形態に係る無線基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の無線基地局10及びユーザ端末20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。無線基地局10及びユーザ端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述のベースバンド信号処理部104(204)、呼処理部105などは、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ端末20の制御部401は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、上述の送受信アンテナ101(201)、アンプ部102(202)、送受信部103(203)、伝送路インターフェース106などは、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウスなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカーなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、無線基地局10及びユーザ端末20は、マイクロプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、セル、周波数キャリア、キャリア周波数などと呼ばれてもよい。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースは、所定のインデックスで指示されるものであってもよい。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)など)及び/又は無線技術(赤外線、マイクロ波など)を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
また、本明細書における無線基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、無線基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(D2D:Device-to-Device)に置き換えた構成について、本発明の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の無線基地局10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」や「下り」などの文言は、「サイド」と読み替えられてもよい。例えば、上りチャネルは、サイドチャネルと読み替えられてもよい。
同様に、本明細書におけるユーザ端末は、無線基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末20が有する機能を無線基地局10が有する構成としてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって)行われてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)など)、MAC(Medium Access Control)シグナリング)、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRCConnectionSetup)メッセージ、RRC接続再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージなどであってもよい。また、MACシグナリングは、例えば、MAC制御要素(MAC CE(Control Element))で通知されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、LTE-B(LTE-Beyond)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、New-RAT(Radio Access Technology)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。例えば、上述の各実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本出願は、2015年11月27日出願の特願2015-231950に基づく。この内容は、全てここに含めておく。

Claims (4)

  1. 所定の無線アクセス方式で通信する端末であって、
    前記所定の無線アクセス方式で用いられる通信パラメータに基づいて、特定の無線リソース及び特定の直交化適用範囲を決定する制御部と、
    前記特定の無線リソースで参照信号を受信し、前記特定の直交化適用範囲に基づいて当該参照信号の受信処理を行う受信部と、を有し、
    前記通信パラメータは、サブキャリア間隔、キャリア周波数、所定の無線リソース領域を構成するシンボル数及び所定の無線リソース領域を構成するサブキャリア数の少なくとも1つを含む端末。
  2. 所定の無線アクセス方式で端末と通信する基地局であって、
    前記所定の無線アクセス方式で用いられる通信パラメータに基づいて、特定の無線リソース及び特定の直交化適用範囲を決定する制御部と、
    前記特定の直交化適用範囲に基づいて参照信号に直交化を適用し、前記特定の無線リソースで当該参照信号を送信する送信部と、を有し、
    前記通信パラメータは、サブキャリア間隔、キャリア周波数、所定の無線リソース領域を構成するシンボル数及び所定の無線リソース領域を構成するサブキャリア数の少なくとも1つを含む基地局。
  3. 所定の無線アクセス方式で通信する端末の無線通信方法であって、
    前記所定の無線アクセス方式で用いられる通信パラメータに基づいて、特定の無線リソース及び特定の直交化適用範囲を決定するステップと、
    前記特定の無線リソースで参照信号を受信し、前記特定の直交化適用範囲に基づいて当該参照信号の受信処理を行うステップと、を有し、
    前記通信パラメータは、サブキャリア間隔、キャリア周波数、所定の無線リソース領域を構成するシンボル数及び所定の無線リソース領域を構成するサブキャリア数の少なくとも1つを含む端末の無線通信方法。
  4. 所定の無線アクセス方式で通信する端末及び当該端末と通信する基地局を含むシステムであって、
    前記端末は、
    前記所定の無線アクセス方式で用いられる通信パラメータに基づいて、特定の無線リソース及び特定の直交化適用範囲を決定する制御部と、
    前記特定の無線リソースで参照信号を受信し、前記特定の直交化適用範囲に基づいて当該参照信号の受信処理を行う受信部と、を有し、
    前記基地局は、
    前記通信パラメータに基づいて、前記特定の無線リソース及び前記特定の直交化適用範囲を決定する制御部と、
    前記特定の直交化適用範囲に基づいて前記参照信号に直交化を適用し、前記特定の無線リソースで前記参照信号を送信する送信部と、
    を有し、
    前記通信パラメータは、サブキャリア間隔、キャリア周波数、所定の無線リソース領域を構成するシンボル数及び所定の無線リソース領域を構成するサブキャリア数の少なくとも1つを含むシステム。
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