JP7028602B2 - Uvセンサの状態判定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、火炎の発生に伴って生じる紫外線を受けて火炎の強さを検出するUVセンサ(紫外線センサ)の状態判定装置に関する。
従来より、燃焼システムとして、点火装置とバーナとを備えた燃焼装置と、燃焼装置の運転を予め定められた燃焼シーケンスに従って制御する燃焼制御装置とを備えた燃焼システムが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
この燃焼システムにおいて、燃焼装置の起動から定常燃焼に至るまでの動作順序は、燃焼シーケンスとして定められている。例えば、燃焼装置の起動から定常燃焼に至るまでの動作順序として「スタートチェック」、「プレパージ」、「点火待ち」、「パイロット点火」、「パイロットオンリー」、「メイン点火」、「メイン安定」、「定常燃焼」というように、各燃焼シーケンスが定められている。
また、この燃焼システムにおいて、バーナの火炎の強さはUVセンサによって検出され、UVセンサからの火炎検出信号(バーナの火炎の強さを示す信号)を例えばフレーム電圧VFとして取得し、このフレーム電圧VFの値から火炎の有無や着火異常を判断するようにしている。
例えば、バーナへの燃料の供給開始(燃焼開始)から火炎有りと判定されるまでの時間(フレーム電圧VFが所定の電圧値に達するまでの時間)を監視し、所定時間を過ぎても火炎有りと判定されない場合、不着火と判断する。不着火と判断した場合、燃焼制御装置は、安全遮断弁を閉とし、バーナへの燃料の供給を遮断する。すなわち、燃焼装置をロックアウト状態とする。
特開2011-208921号公報
しかしながら、従来の燃焼システムでは、UVセンサに汚れが生じていたような場合、火炎検出が正常に行われず、火炎が発生しているにも拘わらず火炎有りと判定されず、燃焼装置がロックアウト状態とされてしまう現象が発生することがあった。一旦、燃焼装置がロックアウト状態とされると、再稼働に時間を要することもあり、経済的な損失が多大となる場合もある。
なお、UVセンサに汚れが生じていることを早い段階で検出できれば、燃焼装置がロックアウト状態とされてしまう前に対処することができるが、そのためにはスキルを持った技術者がUVセンサの状態を定期的に確認する必要がある。この場合、UVセンサに汚れが生じているか否かは定かではない。このため、実際には汚れがなく、メンテナンスの必要性のないものについても定期的にメンテナンスを行う必要があり、コスト増を招くことになる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、UVセンサの汚れなどの状態の異常を早期に検出することが可能なUVセンサの状態判定装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、バーナ(6,7)への点火を行う点火装置(8)と、バーナの火炎の強さをその火炎の発生に伴って生じる紫外線を受けて検出するUVセンサ(9)とを備えた燃焼システム(100)におけるUVセンサの状態を判定するUVセンサの状態判定装置(21)であって、UVセンサが検出する火炎の強さが予め定められた第1の基準レベル(VFmin)に達した場合に火炎有りと判定するように構成された火炎有無判定部(21-1)と、バーナへの燃焼開始から火炎有無判定部によって火炎有りと判定されるまでの時間を着火遅れ時間(Td)として計時するように構成されたタイマ(21-2)と、タイマによって計時された着火遅れ時間が予め定められている正常な範囲内ではあるが通常の範囲内からずれていた場合、UVセンサが不調な状態にあると判定するように構成された第1の着火遅れ判定部(21-3)とを備えることを特徴とする。
本発明において、火炎有無判定部は、UVセンサが検出する火炎の強さが第1の基準レベルに達した場合に火炎有りと判定する。タイマは、バーナへの燃焼開始から火炎有りと判定されるまでの時間を着火遅れ時間として計時する。第1の着火遅れ判定部は、タイマによって計時された着火遅れ時間が正常な範囲内ではあるが通常の範囲内からずれていた場合、UVセンサが不調な状態にあると判定する。
例えば、正常な範囲の上限側の境界値を第1の判定基準時間として定め、通常の範囲の上限側の境界値を第2の判定基準時間として定めるものとした場合、タイマによって計時された着火遅れ時間が第1の判定基準時間と第2の判定基準時間との間にあった場合に、UVセンサが不調な状態にあると判定する。
本発明において、例えばUVセンサに汚れが生じ、その汚れの度合いが大きくなると、着火遅れ時間が長くなって行く。この場合、着火遅れ時間が通常の範囲内からずれた段階で、UVセンサが不調な状態にあると判定される。これにより、UVセンサの汚れを早期に検出することが可能となる。
本発明において、UVセンサが検出する火炎の強さは、火炎の強さに応じたフレーム電圧であってもよいし、フレーム電流であってもよい。また、本発明において、バーナへの燃焼開始は、着火遅れ時間の計時開始の起点となるタイミングであり、バーナへの燃料の供給開始のタイミングであってもよくバーナへの点火開始のタイミングなどであってもよい。
なお、上記説明では、一例として、発明の構成要素に対応する図面上の構成要素を、括弧を付した参照符号によって示している。
以上説明したように、本発明によれば、タイマによって計時された着火遅れ時間が正常な範囲内ではあるが通常の範囲内からずれていた場合、UVセンサが不調な状態にあると判定されるものとなり、UVセンサの汚れなどの状態の異常を早期に検出することが可能となる。
図1は、バーナへの燃料の供給開始(燃料弁開)から火炎有りと判定されるまでの時間(着火遅れ時間Td)を説明するためのタイムチャートである。 図2は、着火遅れ時間Tdに対しての正常、通常、異常、不調の範囲を示す図である。 図3は、フレーム電圧VFに対しての正常、通常、異常、不調の範囲を示す図である。 図4は、本発明に係るUVセンサの状態判定装置の一実施の形態を含む燃焼システムの要部を示す図である。 図5は、メインバーナのみとした燃焼システムの構成を例示する図である。 図6は、燃焼装置の起動から定常燃焼に至るまでの燃焼シーケンスのタイムチャートである。 図7は、実施の形態1のUVセンサの状態判定装置の要部の機能ブロック図である。 図8は、実施の形態1のUVセンサ状態判定装置の各部の機能を説明するためのフローチャートである。 図9は、実施の形態1のUVセンサ状態判定装置の変形例を示す機能ブロック図である。 図10は、実施の形態1および実施の形態1の変形例における状態判定のロジックを従来技術と比較して示す図である。 図11は、実施の形態2のUVセンサの状態判定装置の要部の機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。先ず、実施の形態の説明に入る前に、本実施の形態(実施の形態1,2)の概要について説明する。
〔実施の形態1の概要〕
実施の形態1では、バーナへの燃料の供給開始(燃料弁開)(図1(a)に示すt1点)から火炎有りと判定されるまでの時間(図1(b)に示すt2点までの時間)、すなわちUVセンサからの火炎検出信号(フレーム電圧VF)がVF≧VFminとなるまでの時間をタイマによって計測し(図1(c))、このタイマによって計測された時間を着火遅れ時間Tdとする。
この着火遅れ時間Tdの計測を燃焼装置を起動させる毎に繰り返し、不調がない時に取り得るデータ範囲を通常の範囲として導出する。
そして、燃焼装置の運用中、着火遅れ時間Tdを計測し、この計測した着火遅れ時間Tdが正常な範囲内であるが通常の範囲から逸脱していた時、UVセンサが不調な状態にあると判定する。
例えば、繰り返して計測した着火遅れ時間Tdの平均値を基準着火遅れ時間TdBとし(図2参照)、この基準着火遅れ時間TdBを基準として通常の範囲を定める。そして、計測した着火遅れ時間Tdが正常の範囲内(Td≦Tdmax)ではあるが、通常の範囲(Td<TdH)から逸脱していた時、すなわちTdH≦Td≦Tdmaxであった場合、UVセンサが不調な状態にあると判定する。
なお、Tdmaxは異常を判定するための境界値であり、通常の範囲の上限側の境界値TdHよりも長く設定される。また、基準着火遅れ時間TdBは、計測した着火遅れ時間Tdの平均値ではなく、運用開始時の初期値として定めるなどしてもよい。
また、この例では、UVセンサからの火炎検出信号をフレーム電圧VFとして取得するものとしているが、フレーム電流IFとして取得するようにし、フレーム電圧VFと同様にして、UVセンサが不調な状態にあるか否かの判定を行うようにしてもよい。
また、着火遅れ時間Tdの通常の範囲からの1回だけの逸脱で不調な状態にあると判定するようにしてもよいし、一定回数以上の逸脱で不調な状態にあると判定するようにしてもよい。また、燃焼装置の運用中、通常の範囲から逸脱した回数が一定割合以上生じた場合に、不調な状態にあると判定するなどしてもよい。また、この不調な状態にあるか否かの判断は、リアルタイムで行ってもよいし、運転履歴から確認してもよい。
〔実施の形態2の概要〕
実施の形態2では、着火遅れ時間Tdだけではなく、定常燃焼中のフレーム電圧VFからも、UVセンサの状態が不調か否かの判定を行うようにする。すなわち、着火遅れ時間Tdと定常燃焼中のフレーム電圧VFの両方について、通常範囲からの逸脱があった場合、UVセンサに不調が生じている可能性がさらに高いと判断する。
このための方策として、実施の形態2では、燃焼装置を運転する毎に、定常燃焼中のフレーム電圧VFの計測を繰り返し、不調がない時に取り得るデータ範囲を通常の範囲として導出する。
そして、燃焼装置の運転中、定常燃焼中のフレーム電圧VFを監視し、この定常燃焼中のフレーム電圧VFが正常な範囲内であるが通常の範囲から逸脱していた時、UVセンサが不調な状態にあると判定する。
例えば、繰り返して計測した定常燃焼中のフレーム電圧VFの平均値を基準フレーム電圧VFBとし(図3参照)、この基準フレーム電圧VFBを中心とする所定の範囲を通常の範囲とする。そして、計測した定常燃焼中のフレーム電圧VFが正常の範囲内(VFmin≦VF≦VFmax)ではあるが、通常の範囲(VFL<VF<VFH)から逸脱していた時、UVセンサが不調な状態にあると判定する。
なお、VFmin,VFmaxは異常を判定するための境界値であり、VFminは通常の範囲の下限側の境界値VFLよりも小さな値として設定され、VFmaxは通常の範囲の上限側の境界値VFHよりも大きな値として設定される。また、基準フレーム電圧VFBは、計測した定常燃焼中のフレーム電圧VFの平均値ではなく、運用開始時の初期値として定めるなどしてもよい。
また、この例では、UVセンサからの火炎検出信号をフレーム電圧VFとして取得するものとしているが、フレーム電流IFとして取得するようにし、フレーム電圧VFと同様にして、UVセンサが不調な状態にあるか否かの判定を行うようにしてもよい。
また、定常燃焼中のフレーム電圧VFの通常の範囲からの短時間の逸脱で不調な状態にあると判定するようにしてもよいし、定常燃焼中のフレーム電圧VFの一定時間の平均値をとり、この平均値が通常の範囲から外れた場合に不調な状態にあると判定するようにしてもよい。また、通常の範囲から外れる時間が定常燃焼中の一定以上の割合であった場合に不調な状態にあると判定するなどしてもよい。また、この不調な状態にあるか否かの判断は、リアルタイムで行ってもよいし、運転履歴から確認してもよい。
また、この例では、正常の範囲の上限側の境界値としてVFmaxを定め、通常の範囲の上限側の境界値としてVFHを定めるようにしているが、VFmax,VFHをなくし、すなわちVFmin以上の範囲を全て正常の範囲とし、定常燃焼中のフレーム電圧VFがVFLを超えている場合を通常の状態にあると判定し、VFminとVFLとの間にある場合を不調な状態にあると判定するようにしてもよい。
〔実施の形態〕
図4に、本発明に係るUVセンサの状態判定装置の一実施の形態を含む燃焼システムの要部を示す。この燃焼システム100は、燃焼機器1と、燃焼制御装置2と、燃料流路3と、空気流路4とを備えている。
燃焼機器1は、燃焼室5と、この燃焼室5内を加熱するメインバーナ6と、このメインバーナ6を点火するパイロットバーナ7と、このパイロットバーナ7を点火する点火装置(IG)8と、バーナ(パイロットバーナ7およびメインバーナ6)の火炎の強さを検出するUVセンサ(紫外線センサ)9と、燃焼室5内の温度を検出する温度センサ10とを備えている。
燃料流路3は、燃焼機器1に燃料を供給するための流路であり、外部から燃料が供給される主流路3aと、主流路3aから分岐した第1の流路3bおよび第2の流路3cとから構成されている。第1の流路3bはメインバーナ6に接続され、第2の流路3cはパイロットバーナ7に接続されている。また、主流路3aにはガス圧スイッチ15が設けられ、第1の流路3bには安全遮断弁11,12およびダンパ(燃料流量調整用ダンパ)19が設けられ、第2の流路3cには安全遮断弁13,14が設けられている。
空気流路4は、一端がブロワ16に接続され、他端が第1の流路3bに接続されている。ブロワ16から吐出された空気(エアー)は、第1の流路3bを介して燃料(ガス)とともにメインバーナ6に供給される。また、空気流路4には、風圧スイッチ(エアーフロースイッチ)17とダンパ(空気流量調整用ダンパ)18が設けられている。
この空気流路4において、空気流量調整用ダンパ18は、制御モータMによって燃料流量調整用ダンパ19とリンケージして駆動される。制御モータMには、ダンパ18,19の開度位置が所定の高開度位置へ達したことを検出する高開度位置センサHSと、所定の低開度位置へ達したことを検出する低開度位置センサLSとが設けられている。
燃焼制御装置2は、ガス圧スイッチ15からのガス圧信号、風圧スイッチ17からの空気圧信号、UVセンサ9からの火炎検出信号(バーナの火炎の強さを示す信号)、温度センサ10からの温度検出信号などを入力とし、安全遮断弁11~14や点火装置8、ブロワ16、ダンパ18,19などに対して制御信号を出力する。これにより、図中その構成要素を1点鎖線で囲んで示す燃焼装置20の運転が制御される。
なお、燃焼装置20の種類によっては、メインバーナ6の点火が終わればパイロットバーナ7の火炎を消すタイプ、メインバーナ6の点火後もパイロットバーナ7の火炎を継続するタイプなどがあり、UVセンサ9は、前者のタイプでは、最初にパイロットバーナ7の火炎の強さを検出し、その後、メインバーナ6の火炎の強さを検出する。後者のタイプでは、パイロットバーナ7とメインバーナ6の火炎の強さを合わせて検出する。
本明細書では、パイロットバーナ7もメインバーナ6もバーナと呼び、そしてUVセンサ9が検出する火炎をバーナの火炎と呼ぶ。図4は、メインバーナ6の点火後もパイロットバーナ7の火炎を継続するタイプとされており、UVセンサ9はパイロットバーナ7およびメインバーナ6の火炎をバーナの火炎として検出する。
また、この燃焼装置20では、空気流路4とブロワ16と空気流量調整用ダンパ18とで燃焼室5への空気の供給系統101が構成され、燃料流路3(3a,3b,3c)と安全遮断弁11~14と燃料流量調整用ダンパ19とで燃焼室5への燃料の供給系統102が構成されている。
なお、パイロットバーナを設けずにメインバーナのみとするタイプも存在し、そのタイプでは、図5に示すように、主流路3aの入口側と出口側とをバイパスするようにして流路(副流路)3cが設けられ、主流路3aと副流路3cとの出口側の合流点とバーナ6との間に燃料流量調整用ダンパ19が設置される。この場合、バーナ6がメインバーナとパイロットバーナとを兼ね、パイロットバーナ7が不要となる。
この燃焼システム100(図4)において、燃焼装置20の起動から定常燃焼に至るまでの動作順序は、燃焼シーケンスとして定められている。例えば、燃焼装置20の起動から定常燃焼に至るまでの動作順序として「スタートチェック」、「プレパージ」、「点火待ち」、「パイロット点火」、「パイロットオンリー」、「メイン点火」、「メイン安定」、「定常燃焼」というように、各燃焼シーケンスが定められている。
図6に、燃焼装置20の起動から定常燃焼に至るまでの燃焼シーケンスのタイムチャートを示す。燃焼制御装置2は、起動入力があると(図6(a)に示すt1点)、制御モータMへ開方向への駆動指令を送り(図6(d)に示すt1点)、ブロワ16からの空気流路4への空気の送風を開始する(図6(b)に示すt1点)。これにより、ダンパ18,19が開かれ、空気流路4内の圧力が高まる。
そして、空気流路4内の圧力が高まり(燃焼室5への空気の圧力が高まり)、空気流路4内の圧力が所定値に達すると、風圧スイッチ17がONとなる(図6(c)に示すt2点)。このt1点からt2点までの期間P1が「スタートチェック」の時間帯である。
燃焼制御装置2は、風圧スイッチ17がONとなり、かつ高開度位置センサHSがダンパ18,19の開度位置が高開度位置に達したことを検出すると(図6(e)に示すt3点)、この時点を起点としてプレパージ時間S1の計時を開始する。
燃焼制御装置2は、プレパージ時間S1の経過後、制御モータMへ閉方向への駆動指令を送る(図6(d)に示すt4点)。これにより、ダンパ18,19の開度が閉じられて行く。このt3点からt4点までの期間P2が「プレパージ」の時間帯である。
燃焼制御装置2は、低開度位置センサLSがダンパ18,19の開度位置が低開度位置に達したことを検出すると(図6(f)に示すt5点)、所定の待ち時間S2の経過後、安全遮断弁(パイロットバルブ)13,14を開とし(図6(g)に示すt6点)、点火装置(イグニッション)8を作動させ(図6(h)に示すt6点)、パイロットバーナ7への点火を行う(図6(i)に示すt6点)。このt4点からt6点までの期間P3が「点火待ち」の時間帯である。
燃焼制御装置2は、パイロットバーナ7への点火を行うと、パイロット点火時間とパイロットオンリー時間とを合わせた時間S3の経過を待って、安全遮断弁(メインバルブ)11,12を開とし(図6(j)に示すt8点)、メインバーナ6への着火を行う(図6(k)に示すt8点)。この場合、点火装置8を作動させている期間、すなわち図6(h)に示すt6点からt7点までの期間P4が「パイロット点火」の時間帯であり、t7点からt8点までの期間P5が「パイロットオンリー」の時間帯である。
燃焼制御装置2は、メインバーナ6への着火を行うと、メイン着火時間とメイン安定時間とを合わせた時間S4の経過を待って、ダンパ18,19の開度の比例制御を開始し(図6(d)に示すt10点)、定常燃焼へと移行する。このt8点からt10点までの期間のうち、t8点からt9点までの期間P6が「メイン点火」の時間帯であり、t9点からt10点までの期間P7が「メイン安定」の時間帯であり、t10点以降の期間P8が「定常燃焼」の時間帯である。
本実施の形態では、このような燃焼シーケンスに従う動作を行わせる燃焼制御装置2に、UVセンサ9の状態を判定するUVセンサ状態判定装置21を設けている。すなわち、燃焼制御装置2の機能の1つとして、UVセンサの状態を判定する機能を設けている。なお、このUVセンサの状態判定装置21は、燃焼制御装置2内ではなく、燃焼制御装置2の外に設けるようにしてもよい。
〔実施の形態1〕
図7に、実施の形態1のUVセンサの状態判定装置(UVセンサ状態判定装置)の要部の機能ブロック図を示す。このUVセンサ状態判定装置21は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。
このUVセンサ状態判定装置21は、本実施の形態特有の機能部として、火炎有無判定部21-1と、タイマ21-2と、第1の着火遅れ判定部21-3と、第2の着火遅れ判定部21-4と、フレーム電圧判定基準レベル記憶部21-5と、判定基準時間記憶部21-6と、判定結果出力部21-7とを備えている。
このUVセンサ状態判定装置21において、フレーム電圧判定基準レベル記憶部21-5には、火炎の有無を判定するための閾値として基準レベルVFminが記憶されている。判定基準時間記憶部21-6には、着火遅れ時間Tdに対する判定基準時間として、正常の範囲の上限側の境界値とされる第1の判定基準時間Tdmaxと、通常の範囲の上限側の境界値とされる第2の判定基準時間TdHとが記憶されている。なお、第2の判定基準時間TdHは、先に図2を用いて説明したようにして導出されたものである。
以下、図8に示すフローチャートを参照しながら、このUVセンサ状態判定装置21の各部の機能について、その動作を交えながら説明する。
このUVセンサ状態判定装置21において、タイマ21-2は、バーナへの燃料の供給開始(燃料弁開)を起点として(ステップS101のYES)、計時動作を開始する(ステップS102)。なお、この例では、パイロットバルブ13,14が開とされるタイミング(図6(g)に示すt6点)をバーナへの燃料の供給開始タイミングとする。
火炎有無判定部21-1は、UVセンサ9からの火炎検出信号(フレーム電圧VF)を監視し(ステップS103)、フレーム電圧VFがフレーム電圧判定基準レベル記憶部21-5に記憶されている基準レベルVminに達した場合(ステップS104のYES)、火炎有りと判定し、タイマ21-2の計時動作を停止させる(ステップS105)。タイマ21-2は、この時の計時時間Tを着火遅れ時間Tdとして、第1の着火遅れ判定部21-3へ送る(ステップS106)。
第1の着火遅れ判定部21-3は、タイマ21-2からの着火遅れ時間Tdと判定基準時間記憶部21-6に記憶されている第2の判定基準時間TdHとを比較し(ステップS107)、Td<TdHであった場合(ステップS107のYES)、UVセンサ9は通常の状態にあると判定する(ステップS109)。
Td<TdHでなかった場合、すなわちTd≧TdHであった場合(ステップS107のNO)、第1の着火遅れ判定部21-3は、UVセンサ9は不調な状態にあると判定する(ステップS108)。
タイマ21-2は、フレーム電圧VFがVF<VFminである間(ステップS104のNO)、計時動作を続ける。第2の着火遅れ判定部21-4は、タイマ21-2の計時時間Tを監視し(ステップS110)、タイマ21-2の計時時間Tが判定基準時間記憶部21-6に記憶されている第1の判定基準時間Tdmaxを超えた場合(ステップS111のYES)、UVセンサ9は異常な状態にあると判定する(ステップS112)。そして、タイマ21-2の計時動作を停止させる(ステップS113)。
本実施の形態において、タイマ21-2から第1の着火遅れ判定部21-3に送られ着火遅れ時間TdはTdmaxを超えることはない。したがって、第1の着火遅れ判定部21-3で不調と判定される場合の着火遅れ時間Tdは、TdH≦Td≦Tdmaxであると言える。
第1の着火遅れ判定部21-3および第2の着火遅れ判定部21-4で得られた判定結果は判定結果出力部21-7へ送られる。判定結果出力部21-7は、第1の着火遅れ判定部21-3および第2の着火遅れ判定部21-4からの判定結果を監視装置30へ送り、監視装置30の画面(監視画面)30-1に表示させる。
なお、監視装置30は、燃焼制御装置2内にあってもよいし、燃焼制御装置2の外に設けられていてもよい。また、インターネットを介して、遠隔地に監視装置30が設けられていてもよい。
〔実施の形態1の変形例〕
実施の形態1のUVセンサ状態判定装置21において、VFminを第1の基準レベル(フレーム電圧VFの正常な範囲の下限側の境界値)とし、第2の基準レベルVFmaxをフレーム電圧VFの正常な範囲の上限側の境界値として定め、フレーム電圧VFがVFmaxを超えた場合にUVセンサ9が異常な状態にあると判定するようにしてもよい。
図9に、フレーム電圧VFがVFmaxを超えた場合にUVセンサ9が異常な状態にあると判定するようにした場合のUVセンサ状態判定装置21の構成例(実施の形態1の変形例)を示す。以下、図7に示したUVセンサ状態判定装置21を21Aとし、図9に示したUVセンサ状態判定装置21を21Bとし、両者を区別して説明する。
図9に示したUVセンサ状態判定装置21Bでは、フレーム電圧判定基準レベル記憶部21-5に、第1の基準レベルVFminと第2の基準レベルVFmaxとを記憶させるようにしている。そして、火炎レベル判定部21-8を設け、フレーム電圧VFが第2の基準レベルVFmaxを超えた場合に、UVセンサ9が異常な状態にあると判定し、その判定結果を判定結果出力部21-7に送るようにしている。
〔状態判定のロジックの比較〕
図10に、UVセンサ状態判定装置21Aおよび21Bにおける状態判定のロジックを従来技術と比較して示す。図10(a)は、従来技術の状態判定のロジック、図10(b)はUVセンサ状態判定装置21Aにおける状態判定のロジック、図10(c)はUVセンサ状態判定装置21Bにおける状態判定のロジックを示す。
従来技術では(図10(a))、フレーム電圧VFに対する正常範囲の下限側の境界値である基準レベルVFminと、着火遅れ時間Tdに対する正常範囲の上限側の境界値である判定基準時間Tdmaxが決められていて、計時時間Tが判定基準時間Tdmaxを超える前(T≦Tdmax)にフレーム電圧VFがVFminに達した場合(VF≧VFmin)に「正常」と判定し、計時時間Tが判定基準時間Tdmaxを超えた場合(T>Tdmax)に「異常」と判定していた。なお、フレーム電圧VFがVF<VFminである場合、計時時間Tが判定基準時間Tdmaxを超えるまでの間は「正常」/「異常」の判定は行われない。
これに対し、UVセンサ状態判定装置21Aでは、図10(b)に示されるように、判定基準時間Tdmax(着火遅れ時間Tdに対する正常範囲の上限側の境界値)を第1の判定基準時間とし、この第1の判定基準時間Tdmaxの手前に、第2の判定基準時間TdH(着火遅れ時間Tdに対する通常範囲の上限側の境界値)を設けて、計時時間TがTdHとTdmaxとの間にある場合(TdH≦T≦Tdmax)にフレーム電圧VFがVFminに達した場合(VF≧VFmin)には「不調」と判定し、計時時間Tが第2の判定基準時間TdHに達する前(T<TdH)にフレーム電圧VFがVFminに達した場合(VF≧VFmin)に「通常」と判定する。
すなわち、UVセンサ状態判定装置21Aでは、従来技術の判定ロジック(図10(a))において、「正常」と判定されていた領域を計時時間Tを示す横軸の方向に「通常」と「不調」の判定領域に分けるものとしている。
UVセンサ状態判定装置21Bでは、図10(c)に示されるように、基準レベルVFmin(フレーム電圧VFに対する正常範囲の下限側の境界値)を第1の基準レベルとし、この第1の基準レベルVFminよりも高い位置に、第2の基準レベルVFmax(フレーム電圧VFに対する正常範囲の上限側の境界値)を設けて、フレーム電圧VFがVFmaxを超えた場合(VF>VFmax)に「異常」と判定する。
すなわち、UVセンサ状態判定装置21Bでは、UVセンサ状態判定装置21Aの判定ロジック(図10(b))において、フレーム電圧VFを示す縦軸の方向に、「通常」と判定されていた領域を「通常」と「異常」の判定領域に分け、「不調」と判定されていた領域を「不調」と「異常」の判定領域に分けるものとしている。
〔実施の形態2〕
図11に、実施の形態2のUVセンサ状態判定装置の要部の機能ブロック図を示す。このUVセンサ状態判定装置21(21C)では、実施の形態1のUVセンサ状態判定装置21A(図7)を基本とし、このUVセンサ状態判定装置21Aの構成にさらに燃焼中火炎レベル判定部21-9を設けている。
また、このUVセンサ状態判定装置21Cでは、フレーム電圧判定基準レベル記憶部21-5に、第1の基準レベルVFmin(フレーム電圧VFに対する正常な範囲の下限側の境界値)と、第2の基準レベルVFmax(フレーム電圧VFに対する正常な範囲の上限側の境界値)と、第3の基準レベルVFL(フレーム電圧VFに対する通常の範囲の下限側の境界値)と、第4の基準レベルVFH(フレーム電圧VFに対する通常の範囲の上限側の境界値)とを記憶させている。なお、第3の基準レベルVFLおよび第4の基準レベルVFHは、先に図3を用いて説明したようにして導出されたものである。
このUVセンサ状態判定装置21Cにおいて、燃焼中火炎レベル判定部21-9は、定常燃焼中のフレーム電圧VFを監視し、定常燃焼中のフレーム電圧VFが第1の基準レベルVFminと第3の基準レベルVFLとの間にある場合(VFmin≦VF≦VFL)あるいは第2の基準レベルVFmaxと第4の基準レベルVFHとの間にある場合(VFH≦VF≦VFmax)をUVセンサ9が不調な状態にあると判定し、定常燃焼中のフレーム電圧VFが第1の基準レベルVFminを下回った場合(VF<VFmin)あるいは第2の基準レベルVFmaxを超えた場合(VF>VFmax)をUVセンサ9が異常な状態にあると判定し、定常燃焼中のフレーム電圧VFが第3の基準レベルVLと第4の基準レベルVHとの間にある場合(VL<VF<VH)をUVセンサ9が通常の状態にあると判定する。
このようにして、本実施の形態(実施の形態1,2)では、UVセンサ9の状態が異常となる前の段階で、正常ではあるが不調な状態にあることを早期に知ることができるようになる。すなわち、UVセンサ9の汚れなどの状態の異常を事前に検出し、異常な状態となる前の早い段階で、メンテナンスの必要性を管理者に知らせることができるようになる。これにより、メンテナンスを頻繁に行わなくてもよくなり、コスト増が避けられるものとなる。
また、燃焼装置20をロックアウト状態とすると復旧させるのに時間と手間を要するが、ロックアウト状態となる前にこれを阻止することができるので、すなわちUVセンサ9の汚れを効率よく事前に検出して除去することにより、管理者への負担を軽減させることができるようになる。また、ロックアウト状態とされることによる経済的な損失を防ぐことができるようになる。
また、実施の形態2では、着火遅れ時間Tdと定常燃焼中のフレーム電圧VFの両方について、UVセンサ9の「通常」/「異常」/「不調」の判定結果が得られるものとなる。ここで、着火遅れ時間Tdだけではなく、フレーム電圧VFについても「不調」という判定結果が得られた場合、UVセンサ9に不調が生じている可能性がさらに高いと判断することができる。これにより、不調判定の信頼性が高められる。
また、「実施の形態の概要」でも述べたが、実施の形態1,2において、UVセンサ9からの火炎検出信号をフレーム電流IFとして取得するようにし、フレーム電圧VFと同様にして、UVセンサ9の「正常」/「異常」/「不調」の判定を行うようにしてもよい。
また、実施の形態1,2では、パイロットバルブ13,14が開とされるタイミングをバーナへの燃料の供給開始タイミングとして着火遅れ時間Tdを計測するようにしたが、メインバルブ11,12が開とされるタイミングをバーナへの燃料の供給開始のタイミングとして着火遅れ時間Tdを計測するようにしてもよい。また、バーナへの燃料の供給開始ではなく、点火装置8への点火開始をバーナへの燃焼開始のタイミングとして、燃焼開始からの着火遅れ時間Tdを計測するようにしてもよい。
〔その他〕
着火検出が正常に行われず燃焼装置がロックアウトされる現象が発生した場合に、着火遅れ時間とフレーム電圧の変化を確認すれば、UVセンサの汚れが影響しているかどうかの原因究明にも利用できる。
また、着火遅れ時間とフレーム電圧の経時変化を観察して燃焼状態の問題点を把握することもできる。例えば、着火遅れ時間の増加と燃焼時のフレーム電圧の低下が徐々に進んでいる場合には、UVセンサの汚れが徐々に進行しているものと判断することができる。
その場合、燃焼時の煤が多いためにUVセンサに汚れが付着していっていると類推できる。煤の増加の原因として、空気比が不適切であることが考えられる。このことから、UVセンサの汚れを検知するとともに、空気比の適正化により汚れの再発生を防止することができる。
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1…燃焼機器、2…燃焼制御装置、6…メインバーナ、7…パイロットバーナ、8…点火装置(イグニッション)、11,12…安全遮断弁(メインバルブ)、13,14…安全遮断弁(パイロットバルブ)、21(21A、21B、21C)…UVセンサ状態判定装置、21-1…火炎有無判定部、21-2…タイマ、21-3…第1の着火遅れ判定部、21-4…第2の着火遅れ判定部、21-5…フレーム電圧判定基準レベル記憶部、21-6…判定基準時間記憶部、21-7…判定結果出力部、21-8…火炎レベル判定部、21-9…燃焼中火炎レベル判定部、100…燃焼システム。

Claims (6)

  1. バーナへの点火を行う点火装置と、前記バーナの火炎の強さをその火炎の発生に伴って生じる紫外線を受けて検出するUVセンサとを備えた燃焼システムにおける前記UVセンサの状態を判定するUVセンサの状態判定装置であって、
    前記UVセンサが検出する火炎の強さが予め定められた第1の基準レベルに達した場合に火炎有りと判定するように構成された火炎有無判定部と、
    前記バーナへの燃焼開始から前記火炎有無判定部によって火炎有りと判定されるまでの時間を着火遅れ時間として計時するように構成されたタイマと、
    前記タイマによって計時された着火遅れ時間が予め定められている正常な範囲内ではあるが通常の範囲内からずれていた場合、前記UVセンサが不調な状態にあると判定するように構成された第1の着火遅れ判定部と
    前記UVセンサが検出する前記バーナの定常燃焼中の火炎の強さを監視する燃焼中火炎レベル判定部と、を備え、
    前記燃焼中火炎レベル判定部は、
    前記第1の基準レベルを前記火炎の強さの正常な範囲の下限側の境界値とし、
    前記第1の基準レベルよりも高い第2の基準レベルを前記火炎の強さの正常な範囲の上限側の境界値とし、
    前記第1の基準レベルよりも高く前記第2の基準レベルよりも低い第3の基準レベルを前記火炎の強さの通常の範囲の下限側の境界値とし、
    前記第2の基準レベルよりも低く前記第3の基準レベルよりも高い第4の基準レベルを通常の範囲の上限側の境界値としたときに、
    前記定常燃焼中の火炎の強さが前記第1の基準レベルと前記第3の基準レベルとの間にある場合あるいは前記第2の基準レベルと前記第4の基準レベルとの間にある場合を前記UVセンサが不調な状態にあると判定し、
    前記定常燃焼中の火炎の強さが前記第1の基準レベルを下回った場合あるいは前記第2の基準レベルを超えた場合を前記UVセンサが異常な状態にあると判定し、
    前記定常燃焼中の火炎の強さが前記第3の基準レベルと前記第4の基準レベルとの間にある場合を前記UVセンサが通常の状態にあると判定する
    ことを特徴とするUVセンサの状態判定装置。
  2. 請求項1に記載されたUVセンサの状態判定装置において、
    前記正常な範囲の上限側の境界値として定められた第1の判定基準時間と、前記通常の範囲の上限側の境界値として定められた第2の判定基準時間とを記憶する判定基準時間記憶部とを備え、
    前記第1の着火遅れ判定部は、前記タイマによって計時された着火遅れ時間が前記第1の判定基準時間と前記第2の判定基準時間との間にあった場合に前記UVセンサが不調な状態にあると判定する
    ことを特徴とするUVセンサの状態判定装置。
  3. 請求項2に記載されたUVセンサの状態判定装置において、
    前記第1の着火遅れ判定部は、
    前記タイマによって計時された着火遅れ時間が前記第1の判定基準時間と前記第2の判定基準時間との間にあった場合に前記UVセンサが不調な状態にあると判定し、
    前記タイマによって計時された着火遅れ時間が前記第2の判定基準時間を下回っていた場合に前記UVセンサが通常の状態にあると判定する
    ことを特徴とするUVセンサの状態判定装置。
  4. 請求項2又は3に記載されたUVセンサの状態判定装置において、
    前記タイマの計時時間を監視し、この計時時間が前記第1の判定基準時間を超えた場合、前記UVセンサが異常な状態にあると判定するように構成された第2の着火遅れ判定部
    を備えることを特徴とするUVセンサの状態判定装置。
  5. 請求項1~4の何れか1項に記載されたUVセンサの状態判定装置において、
    前記第1の基準レベルを前記火炎の強さの正常な範囲の下限側の境界値として、前記第1の基準レベルよりも高い第2の基準レベルを前記火炎の強さの正常な範囲の上限側の境界値として記憶する判定基準レベル記憶部と、
    前記UVセンサが検出する火炎の強さが前記第2の基準レベルを超えた場合に前記UVセンサが異常な状態にあると判定するように構成された火炎レベル判定部と
    を備えることを特徴とするUVセンサの状態判定装置。
  6. 請求項1~4の何れか1項に記載されたUVセンサの状態判定装置において、
    前記第1の基準レベルを前記火炎の強さの正常な範囲の下限側の境界値として、前記第2の基準レベルを前記火炎の強さの正常な範囲の上限側の境界値として、前記第3の基準レベルを前記火炎の強さの通常の範囲の下限側の境界値として、前記第4の基準レベルを通常の範囲の上限側の境界値として記憶する判定基準レベル記憶部
    備えることを特徴とするUVセンサの状態判定装置。
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