JP7027961B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
近年、医療分野においてもデジタル化が進み、病院内で生成された医用画像は、デジタル画像としてPACS(Picture Archiving and Communication System)に保存されている。医師が医用画像をモニター画面上に表示して読影する際、この画面上で診断に用いる数値を計測するための補助線(以下、計測線という。)の位置を指定すると、医用画像上に計測線が描画され、距離や角度等の計測値が算出される。
透析治療や健康診断等で胸部X線画像を撮影した際には、心臓や肺等を中心に、各病気の有無を総合的に判断する。具体的には、心胸郭比を算出して心肥大がないかを判断した後、肺野の陰影を見る等、一つの画像に対して複数の工程を経て診断を行っている。
透析患者に対しては、胸部画像から求めた心胸郭比を参考にドライウェイト(目標体重)を決定するが、単に心胸郭比や胸水の有無をチェックするだけでなく、石灰化や空洞性病変、結節性病変、炎症性変化等、その他合併症の有無を含めて、画像を確認することが必要である。
健康診断では、病気ではなくとも心臓や肺の形や位置、影の様子が正常とは異なる場合、その状態を所見として健康診断結果に記載する。
心胸郭比は、胸部画像上の心臓と肺野の幅を比較して求めるため、各幅を計測線で指定する必要がある。したがって、特に、健康診断等で大量の画像を確認する際には、簡易な方法で計測を行うことが望まれる。
そのため、計測線の位置を手動で指定することに代えて、自動的に画像内の構造物を認識し、対象となる計測値を算出する自動計測も可能となっている。自動計測機能の一つである自動心胸郭比計測機能は、アルゴリズムによって心臓と胸郭を認識し、計測値として心胸郭比を算出する機能である。
例えば、胸部画像から心臓領域及び胸郭領域を検出し、検出された心臓領域及び胸郭領域に基づいて心臓の幅と胸郭の幅を示す計測線の位置を算出し、計測線の位置に基づいて計測値(心胸郭比)を算出し、胸部画像を表示させるとともに、胸部画像上に計測線及び計測値を表示させる技術が開示されている(特許文献1参照)。このように、画像を解析して自動で心胸郭比を求めることで、計測線入力の手間が軽減される。
特開2010-238040号公報
しかし、医用画像に対して計測を行った場合、医用画像上の計測線で隠された部分を観察読影することは困難であった。
例えば、心胸郭比を計測した場合、胸部画像上に計測線が表示されるため、計測線の存在が、胸部画像内の肺野の陰影等、他の部分を確認する際の邪魔となるおそれがあった。
従来の医用画像のビューアー画面においても、医用画像上の計測線を一時的に手動で非表示とすることはできるが、非表示を指示するための操作が必要であり、手間がかかる。
なお、自動計測の場合でも、医用画像から対象部位を抽出し、計測線の位置を自動的に算出する処理に、100%の精度を求めるのは難しいため、計測の根拠となる計測線の目視確認は重要であり、医用画像上に計測線を一度も表示させずに計測を終了することは現実的ではない。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、医用画像上に計測の根拠となる計測線を提示しつつ、スムーズに他の読影目的のための画像表示に移行することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、表示手段に表示された医用画像上に計測線を表示させる表示制御手段と、当該計測線の位置に基づいて計測値を算出する計測手段と、を備える画像処理装置であって、前記表示制御手段は、前記医用画像上に前記計測線が表示されてから所定時間が経過した後に、当該計測線を非表示とし、前記医用画像上の前記計測線が移動された場合に、当該計測線が移動されてから前記所定時間が経過した後に、当該計測線を非表示とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記医用画像に対して算出された計測値又は前記医用画像に係る患者に関する情報に応じて、前記計測線を非表示とするか否か、又は、前記計測線を非表示とするまでの前記所定時間を変更する。
請求項3に記載の発明は、表示手段に表示された医用画像上に計測線を表示させる表示制御手段と、当該計測線の位置に基づいて計測値を算出する計測手段と、を備える画像処理装置であって、前記表示制御手段は、前記計測値が正常であると判断された場合に、前記医用画像上に前記計測線が表示されてから所定時間が経過した後に、当該計測線を非表示とし、前記計測値が異常であると判断された場合に、前記計測線の表示を継続させるか、又は、前記医用画像上に前記計測線が表示されてから前記所定時間より長い時間が経過した後に、当該計測線を非表示とする。
請求項に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、ユーザーによる所定の操作を受け付ける操作手段を備え、前記表示制御手段は、前記計測線が非表示とされている状態で、前記操作手段から前記所定の操作を受け付けた場合に、前記計測線を再表示させる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、さらに、前記計測値を前記表示手段に表示させ、前記所定の操作は、前記表示手段に表示された計測値に対するクリック操作又はマウスオーバー操作である。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記計測値が所定の範囲内である場合に、前記表示手段に警告を表示させる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像処理装置において、前記警告の表示は、警告メッセージの表示である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、さらに、前記計測値を前記表示手段に表示させ、前記警告の表示は、前記表示手段に表示された計測線又は計測値の色の変更である。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記医用画像は、胸部画像であり、前記計測値は、心胸郭比である。
請求項10に記載の発明は、コンピューターを、表示手段に表示された医用画像上に計測線を表示させる表示制御手段、当該計測線の位置に基づいて計測値を算出する計測手段、として機能させるためのプログラムであって、前記表示制御手段は、前記医用画像上に前記計測線が表示されてから所定時間が経過した後に、当該計測線を非表示とし、前記医用画像上の前記計測線が移動された場合に、当該計測線が移動されてから前記所定時間が経過した後に、当該計測線を非表示とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のプログラムにおいて、前記表示制御手段は、前記医用画像に対して算出された計測値又は前記医用画像に係る患者に関する情報に応じて、前記計測線を非表示とするか否か、又は、前記計測線を非表示とするまでの前記所定時間を変更する。
請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載のプログラムにおいて、前記表示制御手段は、前記計測線が非表示とされている状態で、操作手段からユーザーによる所定の操作を受け付けた場合に、前記計測線を再表示させる。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のプログラムにおいて、前記表示制御手段は、さらに、前記計測値を前記表示手段に表示させ、前記所定の操作は、前記表示手段に表示された計測値に対するクリック操作又はマウスオーバー操作である。
請求項14に記載の発明は、請求項10から13のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、前記表示制御手段は、前記計測値が所定の範囲内である場合に、前記表示手段に警告を表示させる。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載のプログラムにおいて、前記警告の表示は、警告メッセージの表示である。
請求項16に記載の発明は、請求項14に記載のプログラムにおいて、前記表示制御手段は、さらに、前記計測値を前記表示手段に表示させ、前記警告の表示は、前記表示手段に表示された計測線又は計測値の色の変更である。
請求項17に記載の発明は、請求項10から16のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、前記医用画像は、胸部画像であり、前記計測値は、心胸郭比である。
本発明によれば、医用画像上に計測の根拠となる計測線を提示しつつ、スムーズに他の読影目的のための画像表示に移行することができる。
医用画像表示システムのシステム構成図である。 読影端末の記憶部に記憶されている設定情報の例である。 自動心胸郭比設定画面の例である。 個別適用条件設定画面の例である。 読影端末により実行される画像計測処理を示すフローチャートである。 読影端末により実行される画像計測処理を示すフローチャートである。 計測線及び計測値が表示された状態の読影画面の例である。 適用条件取得処理を示すフローチャートである。 計測値に応じた設定処理を示すフローチャートである。 警告画面の例である。 計測線が非表示とされた状態の読影画面の例である。
以下、本発明の一実施の形態について説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1に、医用画像表示システム100のシステム構成例を示す。
図1に示すように、医用画像表示システム100は、画像管理サーバー10と、画像処理装置としての読影端末20と、から構成され、各装置は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信回線からなる通信ネットワークNを介してデータ送受信可能に接続されている。医用画像表示システム100を構成する各装置は、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格に準じており、各装置間の通信は、DICOMに則って行われる。なお、読影端末20の台数は、特に限定されない。
画像管理サーバー10は、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、CR(Computed Radiography)装置等の各種モダリティー(撮影装置)により生成された医用画像の画像データのファイル(画像ファイル)を蓄積記憶・管理するコンピューター装置である。
画像管理サーバー10は、制御部11、通信部12、RAM13、記憶部14等を備えて構成され、各部はバス15により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等により構成され、画像管理サーバー10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、制御部11は、記憶部14に記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出し、RAM13内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
通信部12は、読影端末20等の外部装置との間でデータの送受信を行うインターフェースであり、通信ネットワークNに接続された各装置とデータの送受信を行う。
RAM13は、制御部11により実行制御される各種処理において、記憶部14から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメーター等を一時的に格納するワークエリアを形成する。
記憶部14は、ハードディスクや不揮発性の半導体メモリー等により構成される記憶装置である。記憶部14は、制御部11で実行されるシステムプログラムや各種処理プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータを記憶する。
また、記憶部14には、医用画像の画像ファイルが記憶されている。
医用画像は、DICOM規格に則ったDICOMファイル形式で保存されている。DICOMファイルは、画像部とヘッダー部とから構成される。画像部には医用画像の実データ、ヘッダー部には当該医用画像に関する付帯情報が書き込まれている。
付帯情報には、患者情報、検査情報等が含まれている。
患者情報には、患者を識別するための患者識別情報(例えば、患者ID)、患者の氏名、性別、生年月日等の患者に関する各種情報が含まれる。
検査情報には、検査を識別するための検査識別情報(例えば、検査ID)、検査日時、担当医師等の検査に関する各種情報が含まれる。
制御部11は、読影端末20からの検索要求に応じて、読影端末20から送信される条件に合致した医用画像を記憶部14から検索して、条件に合致した医用画像のリストを読影端末20に送信する。また、制御部11は、読影端末20から取得要求のあった医用画像を記憶部14から読み出して、読影端末20に送信する。
読影端末20は、画像管理サーバー10に蓄積記憶されている医用画像を取得して、医師の読影用に表示するためのコンピューター装置である。
読影端末20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、RAM25、記憶部26等を備えて構成され、各部はバス27により接続されている。
制御部21は、CPU等により構成され、読影端末20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、制御部21は、記憶部26に記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出し、RAM25内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部22は、カーソルキー、文字・数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号を制御部21に出力する。操作部22は、ユーザーによる各種操作を受け付ける。
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターにより構成され、制御部21から入力される表示信号の指示に従って、各種画面や医用画像等を表示する。
通信部24は、画像管理サーバー10等の外部装置との間でデータの送受信を行うインターフェースであり、通信ネットワークNに接続された各装置とデータの送受信を行う。
RAM25は、制御部21により実行制御される各種処理において、記憶部26から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメーター等を一時的に格納するワークエリアを形成する。
記憶部26は、ハードディスクや不揮発性の半導体メモリー等により構成される記憶装置である。記憶部26は、制御部21で実行されるシステムプログラムや各種処理プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータを記憶する。
また、記憶部26には、各種設定情報が記憶されている。
図2に、記憶部26に記憶されている設定情報の例を示す。設定情報には、自動計測情報(ON/OFF)、計測線自動非表示情報(ON/OFF)、共通適用条件、個別適用条件、再表示操作情報が含まれる。
自動計測情報は、自動計測を行うか否かを示す情報である。自動計測とは、医用画像から計測対象の部位を検出し、計測線の描画位置を算出し、医用画像上に計測線を表示させ、計測線の位置に基づいて計測値を算出する機能をいう。計測線とは、診断に用いる距離、面積、角度、比率等の数値を計測するために医用画像上に描画される補助線をいう。自動計測情報が「ON」である場合には、制御部21は、自動計測を行う。自動計測情報が「OFF」である場合には、制御部21は、自動計測は行わず、医用画像上のユーザーが手動で指定した位置に計測線を表示させ、計測線の位置に基づいて計測値を算出する。
計測線自動非表示情報は、医用画像上に表示された計測線を、表示開始から所定時間が経過した後に非表示とするか否かを示す情報である。制御部21は、計測線自動非表示情報が「ON」である場合には、所定時間経過後に計測線を非表示とし、計測線自動非表示情報が「OFF」である場合には、所定時間経過後も医用画像上の計測線の表示を継続する。
共通適用条件は、個別適用条件に該当しない場合に適用される条件である。
共通適用条件には、基準非表示秒数、要注意範囲、動作内容(常時表示/一定秒後に非表示)、要注意非表示秒数、警告表示情報(ON/OFF)、警告色が含まれる。
基準非表示秒数は、共通適用条件が適用される場合に、計測線が表示されてから非表示とされるまでの基準の時間である。
要注意範囲は、共通適用条件が適用される場合に、例外的な動作を行う計測値の範囲である。ここで、例外的とは、基準非表示秒数の経過後に計測線を非表示とする制御ではないことをいう。なお、所定の基準により定められた正常範囲外を要注意範囲として定めてもよいし、正常範囲内ではあるが、異常範囲との境界近傍を要注意範囲として定めてもよい。
動作内容は、共通適用条件が適用される場合に、計測値が要注意範囲内であるときに実行される動作を示す情報である。動作内容として、「常時表示」又は「一定秒後に非表示」が設定されている。要注意非表示秒数は、共通適用条件が適用され、計測値が要注意範囲内である場合に、動作内容として「一定秒後に非表示」が設定されているときの、計測線が表示されてから非表示とされるまでの時間である。「常時表示」が設定されている場合には、制御部21は、計測線を常時表示させる。「一定秒後に非表示」が設定されている場合には、制御部21は、計測線が表示されてから「要注意非表示秒数」が経過した後、計測線を非表示とする。
警告表示情報は、共通適用条件が適用される場合に、計測値が要注意範囲内であるときに、警告表示を行うか否かを示す情報である。制御部21は、警告表示情報が「ON」である場合には、警告表示を行い、警告表示情報が「OFF」である場合には、警告表示を行わない。
警告色は、警告表示を行う際の計測線・計測値の色として指定された色を示す情報である。
個別適用条件は、患者条件ごとに設定可能な条件であり、各患者条件に対して、基準非表示秒数、要注意範囲、動作内容(常時表示/一定秒後に非表示)、要注意非表示秒数、警告表示情報(ON/OFF)、警告色が対応付けられている。
患者条件は、個別適用条件を適用する患者を特定するための条件である。患者条件は、患者の年齢、性別等でグループ分けした条件(例えば、20代男性等)でもよいし、患者個人を指す患者ID等を含む条件であってもよい。
基準非表示秒数は、個別適用条件が適用される場合に、計測線が表示されてから非表示とされるまでの基準の時間である。
要注意範囲は、個別適用条件が適用される場合に、例外的な動作を行う計測値の範囲である。
動作内容は、個別適用条件が適用される場合に、計測値が要注意範囲内であるときに実行される動作を示す情報である。動作内容として、「常時表示」又は「一定秒後に非表示」が設定されている。要注意非表示秒数は、個別適用条件が適用され、計測値が要注意範囲内である場合に、動作内容として「一定秒後に非表示」が設定されているときの、計測線が表示されてから非表示とされるまでの時間である。
警告表示情報は、個別適用条件が適用される場合に、計測値が要注意範囲内であるときに、警告表示を行うか否かを示す情報である。
警告色は、警告表示を行う際の計測線・計測値の色として指定された色を示す情報である。
再表示操作情報は、計測線が非表示とされている状態で、どのような操作を行うと、計測線が再表示されるかを示す情報である。再表示操作情報として、例えば、計測値のダブルクリック、計測値のシングルクリック、計測値のマウスオーバー等の操作が設定されている。
制御部21は、画像管理サーバー10の記憶部14に記憶されている医用画像を取得し、取得した医用画像を表示部23に表示させる。
制御部21は、表示部23に表示された医用画像上に計測線を表示させる。すなわち、制御部21は、表示制御手段として機能する。計測線の位置の指定は、自動計測機能により自動で行われてもよいし、手動で行われてもよい。
制御部21は、医用画像上の計測線の位置に基づいて計測値を算出する。すなわち、制御部21は、計測手段として機能する。計測値の算出方法は、計測機能(距離計測、角度計測、心胸郭比計測等)ごとに、予め定められている。制御部21は、計測値として、距離、面積、角度、比率等の値を算出する。
制御部21は、計測値を表示部23に表示させる。
制御部21は、医用画像上に計測線が表示されてから所定時間が経過した後に、当該計測線を非表示とする。具体的には、制御部21は、所定時間をカウントする非表示タイマーを有し、計測線が表示された時に非表示タイマーのカウントを開始し、非表示タイマーが所定時間を経過した場合に、計測線を非表示とする。
なお、所定時間が経過する前に計測線が移動された場合、又は、計測線が再表示された場合には、制御部21は、非表示タイマーをリセットし、新たに非表示タイマーのカウントを開始する。
制御部21は、計測線が非表示とされている状態で、操作部22から所定の操作を受け付けた場合に、計測線を再表示させる。所定の操作は、例えば、表示部23に表示された計測値に対するクリック操作又はマウスオーバー操作である。なお、所定の操作は、記憶部26の再表示操作情報に定められている。
制御部21は、医用画像に対して算出された計測値又は医用画像に係る患者に関する情報(患者情報)に応じて、計測線を非表示とするか否か、又は、計測線を非表示とするまでの所定時間を変更する。
制御部21は、計測値が所定の範囲内である場合に、表示部23に警告を表示させる。具体的には、制御部21は、計測値が適用条件(共通適用条件又は個別適用条件)の要注意範囲内である場合に、警告メッセージを表示させる。また、制御部21は、計測値が適用条件の要注意範囲内である場合に、表示部23に表示された計測線又は計測値の色の変更することで、警告を通知する。
次に、読影端末20における各種設定情報の設定方法について説明する。ここでは、心胸郭比計測を例にして説明する。
図3に、読影端末20の表示部23に表示される自動心胸郭比設定画面231の例を示す。
自動心胸郭比設定画面231には、計測線の自動非表示を行うか否かを指定するためのチェックボックスC1、共通適用条件設定領域30、個別適用条件表示領域40、再表示操作設定領域50が含まれる。
ユーザーが操作部22からの操作により、チェックボックスC1にチェックを入れると、制御部21は、記憶部26の計測線自動非表示情報を「ON」に設定する。
共通適用条件設定領域30は、共通適用条件を設定するための領域である。共通適用条件設定領域30には、基準非表示秒数設定領域31、要注意範囲設定領域32,33、動作内容選択ラジオボタンR1,R2、要注意非表示秒数設定領域34、警告表示を行うか否かを指定するためのチェックボックスC2、警告色設定領域35が含まれる。
基準非表示秒数設定領域31は、共通適用条件の基準非表示秒数を指定するための領域である。
要注意範囲設定領域32,33は、それぞれ、共通適用条件の要注意範囲として、心胸郭比の下限値及び上限値を指定するための領域である。
動作内容選択ラジオボタンR1,R2は、共通適用条件において、計測値(心胸郭比)が要注意範囲内である場合に実行される動作(「常時表示」又は「一定秒後に非表示」)を選択するためのボタンである。
要注意非表示秒数設定領域34は、共通適用条件の要注意非表示秒数を指定するための領域である。
ユーザーが操作部22からの操作により、チェックボックスC2にチェックを入れると、制御部21は、記憶部26の共通適用条件の警告表示情報を「ON」に設定する。
警告色設定領域35は、共通適用条件の警告色を指定するための領域である。例えば、警告色設定領域35をクリックすると、複数色のカラーパレットが表示され、その中から警告色を指定可能となっている。
制御部21は、共通適用条件設定領域30において設定された内容を、共通適用条件として記憶部26に記憶させる。
個別適用条件表示領域40には、個別適用条件リスト41、追加ボタンB1が含まれる。
個別適用条件リスト41には、既に設定されている個別適用条件のリストが表示される。図3では、個別適用条件リスト41上で、個別適用条件ごとに、患者条件に対応する基準非表示秒数、要注意範囲の動作(常時表示/○○秒で非表示、要注意範囲)が表示されている。
追加ボタンB1は、新たな患者条件に対応する個別適用条件を追加する際に押下されるボタンである。
再表示操作設定領域50には、再表示を指示する際の操作を選択するための操作選択ラジオボタンR3,R4,R5が含まれる。ユーザーが操作部22からの操作により、操作選択ラジオボタンR3を選択すると、制御部21は、記憶部26の再表示操作情報を「計測値のダブルクリック」に設定する。ユーザーが操作部22からの操作により、操作選択ラジオボタンR4を選択すると、制御部21は、記憶部26の再表示操作情報を「計測値のシングルクリック」に設定する。ユーザーが操作部22からの操作により、操作選択ラジオボタンR5を選択すると、制御部21は、記憶部26の再表示操作情報を「計測値のマウスオーバー」に設定する。
自動心胸郭比設定画面231において、ユーザーが操作部22からの操作により、個別適用条件表示領域40の追加ボタンB1を押下すると、表示部23に、図4に示す個別適用条件設定画面232が表示される。
個別適用条件設定画面232は、個別適用条件を設定するための画面である。
個別適用条件設定画面232には、患者条件設定領域60、基準非表示秒数設定領域71、要注意範囲設定領域72,73、動作内容選択ラジオボタンR14,R15、要注意非表示秒数設定領域74、警告表示を行うか否かを指定するためのチェックボックスC11、警告色設定領域75が含まれる。
患者条件設定領域60は、患者条件を指定するための領域である。患者条件設定領域60には、患者条件名表示領域61、年齢条件設定領域62,63、性別選択ラジオボタンR11,R12,R13、患者ID設定領域64が含まれる。
患者条件名表示領域61は、患者条件の名称を表示するための領域である。患者条件の名称として、例えば、年齢の範囲、性別、又はそれらの組み合わせ等のグループ名、患者個人名等を用いる。
年齢条件設定領域62,63は、それぞれ、個別適用条件を適用する患者の年齢の下限値及び上限値を指定するための領域である。
性別選択ラジオボタンR11,R12,R13は、個別適用条件を適用する患者の性別を選択するためのボタンである。
患者ID設定領域64は、個別適用条件を適用する患者の患者IDを指定するための領域である。
基準非表示秒数設定領域71は、個別適用条件の基準非表示秒数を指定するための領域である。
要注意範囲設定領域72,73は、それぞれ、個別適用条件の要注意範囲として、心胸郭比の下限値及び上限値を指定するための領域である。
動作内容選択ラジオボタンR14,R15は、個別適用条件において、計測値(心胸郭比)が要注意範囲内である場合に実行される動作(「常時表示」又は「一定秒後に非表示」)を選択するためのボタンである。
要注意非表示秒数設定領域74は、個別適用条件の要注意非表示秒数を指定するための領域である。
チェックボックスC11は、個別適用条件の警告表示情報の「ON」又は「OFF」を設定するためのものである。
警告色設定領域75は、個別適用条件の警告色を指定するための領域である。
制御部21は、個別適用条件設定画面232において設定された内容を、個別適用条件として記憶部26に記憶させる。
次に、本実施の形態の動作について説明する。
図5及び図6は、読影端末20により実行される画像計測処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部21と記憶部26に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、ユーザーが操作部22からの操作により、画像管理サーバー10にて管理されている医用画像の中から読影対象とする医用画像を選択すると、制御部21は、選択された医用画像を画像管理サーバー10から取得し(ステップS1)、取得された医用画像を表示部23に表示させる(ステップS2)。
次に、制御部21は、記憶部26に記憶されている自動計測情報を読み出し、自動計測を行うか否かを判断する(ステップS3)。
自動計測を行う場合、すなわち、自動計測情報が「ON」である場合には(ステップS3;ON)、制御部21は、医用画像から計測対象部位を検出する(ステップS4)。例えば、胸部画像の場合、制御部21は、胸部画像の水平方向及び垂直方向それぞれの方向における信号値のプロファイルを作成し、エッジを抽出することにより、心臓領域及び胸郭領域を検出する。
次に、制御部21は、検出された計測対象部位に基づいて、計測線を描画すべき位置を算出する(ステップS5)。例えば、胸部画像の場合、制御部21は、心臓の左端、心臓の右端、胸郭の左端、胸郭の右端の位置を検出し、胸郭幅の中心位置を正中線として検出する。そして、制御部21は、心臓の左端、心臓の右端、胸郭の左端、胸郭の右端、正中線を示す計測線の位置を算出する。
次に、制御部21は、算出された計測線の位置に基づいて、計測値を算出する(ステップS6)。胸部画像の場合、制御部21は、計測値として、心臓幅、胸郭幅、心胸郭比を算出する。心臓幅は、心臓の左端を示す計測線と心臓の右端を示す計測線との距離である。胸郭幅は、胸郭の左端を示す計測線と胸郭の右端を示す計測線との距離である。心胸郭比とは、胸郭幅に対する心臓幅の割合をいい、次式によって求められる。
心胸郭比=(心臓幅/胸郭幅)×100(%)
次に、制御部21は、表示部23に表示されている医用画像上に計測線を表示させるとともに、表示部23に計測値を表示させる(ステップS7)。
図7に、表示部23に表示される読影画面233の例を示す。
読影画面233には、胸部画像(医用画像)が表示されており、胸部画像上に計測線L1~L5及び計測値80が表示されている。計測線L1は、心臓の右端(人体において)を示す計測線である。計測線L2は、心臓の左端を示す計測線である。計測線L3は、胸郭の右端を示す計測線である。計測線L4は、胸郭の左端を示す計測線である。計測線L5は、胸郭幅の中心位置を示す正中線である。また、図7では、計測値80として、心臓幅、胸郭幅、心胸郭比が表示されている。
ステップS3において、自動計測を行わない場合、すなわち、自動計測情報が「OFF」である場合には(ステップS3;OFF)、制御部21は、操作部22から計測線の描画操作があったか否かを判断する(ステップS8)。具体的には、制御部21は、操作部22からの操作により、計測機能(距離計測、角度計測、心胸郭比計測等)のいずれかが選択され、選択された機能に応じた計測線の位置が指定されたか否かを判断する。
操作部22から計測線の描画操作があった場合には(ステップS8;YES)、制御部21は、表示部23に表示されている医用画像上のユーザーが指定した位置に、計測線を表示させる(ステップS9)。
次に、制御部21は、手動で指定された計測線の位置に基づいて、計測値を算出する(ステップS10)。
次に、制御部21は、表示部23に計測値を表示させる(ステップS11)。
計測線の位置が手動で指定された場合にも、図7と同様、医用画像上に計測線が表示されるとともに、算出された計測値が表示される。
ステップS7又はステップS11の後、制御部21は、記憶部26に記憶されている計測線自動非表示情報を読み出し、計測線の自動非表示を行うか否かを判断する(ステップS12)。
ステップS12において、計測線の自動非表示を行わない場合、すなわち、計測線自動非表示情報が「OFF」である場合(ステップS12;OFF)、又は、ステップS8において、操作部22から計測線の描画操作がなかった場合には(ステップS8;NO)、制御部21は、操作部22から読影の終了が指示されたか否かを判断する(ステップS13)。
読影の終了が指示されない場合には(ステップS13;NO)、ステップS8に戻り、処理が繰り返される。
ステップS12において、計測線の自動非表示を行う場合、すなわち、計測線自動非表示情報が「ON」である場合には(ステップS12;ON)、制御部21は、適用条件取得処理を行う(ステップS14)。
ここで、図8を参照して、適用条件取得処理について説明する。
制御部21は、読影対象の医用画像の患者情報を取得する(ステップS41)。具体的には、制御部21は、医用画像の画像ファイルのヘッダー部から、当該医用画像に係る患者情報を取得する。
次に、制御部21は、読影対象の医用画像の患者情報に基づいて、医用画像に係る患者が個別適用条件に該当するか否かを判断する(ステップS42)。具体的には、制御部21は、記憶部26に記憶されている個別適用条件の中で、患者条件が読影対象の医用画像の患者情報に合致するものがあるか否かを判断する。医用画像の患者情報と各個別適用条件の患者条件とを比較する際に、各個別適用条件の設定順に判断していくこととしてもよいし、各個別適用条件に対して優先順位を付けておき、その優先順位に従って判断していくこととしてもよい。
医用画像に係る患者が個別適用条件に該当する場合には(ステップS42;YES)、制御部21は、記憶部26から該当する個別適用条件を取得する(ステップS43)。
ステップS42において、医用画像に係る患者が個別適用条件に該当しない場合には(ステップS42;NO)、制御部21は、記憶部26から共通適用条件を取得する(ステップS44)。
ステップS43又はステップS44の後、適用条件取得処理が終了する。
図5に戻り、ステップS14の後、制御部21は、計測値に応じた設定処理を行う(ステップS15)。
ここで、図9を参照して、計測値に応じた設定処理について説明する。
制御部21は、算出された計測値が適用条件の要注意範囲内であるか否かを判断する(ステップS51)。具体的には、制御部21は、計測値と、適用条件(適用条件取得処理のステップS43で取得された個別適用条件、又は、ステップS44で取得された共通適用条件)に含まれる要注意範囲と、を比較して、判断する。
計測値が適用条件の要注意範囲内である場合には(ステップS51;YES)、制御部21は、適用条件において要注意範囲内である場合の動作内容が「常時表示」であるか否かを判断する(ステップS52)。
要注意範囲内である場合の動作内容が「常時表示」である場合には(ステップS52;YES)、制御部21は、計測線の表示方法を「常時表示」に設定する(ステップS53)。
ステップS52において、要注意範囲内である場合の動作内容が「常時表示」でない場合(ステップS52;NO)、すなわち、要注意範囲内である場合の動作内容が「一定秒後に非表示」である場合には、制御部21は、適用条件に含まれる「要注意非表示秒数」で非表示とすることに設定する(ステップS54)。
ステップS53又はステップS54の後、制御部21は、適用条件に含まれる警告表示情報に基づいて、警告表示を行うか否かを判断する(ステップS55)。
警告表示情報が「ON」である場合には(ステップS55;ON)、制御部21は、警告表示を行う(ステップS56)。具体的には、制御部21は、表示部23に警告メッセージを表示させる。
次に、制御部21は、表示部23に表示されている計測線及び計測値の色を、適用条件に含まれる警告色に変更する(ステップS57)。
図10に、表示部23に表示される警告画面234の例を示す。
警告画面234には、警告メッセージM1が表示されるとともに、図7との比較において、計測線L1~L5及び計測値80の色が警告色に変更される。警告色としては、目立ちやすい色を選択しておくことが望ましい。
なお、図10では、図7との比較において、計測値80のフォントの種類を変更することで、色の変更を表している。
ステップS51において、計測値が適用条件の要注意範囲内でない場合には(ステップS51;NO)、制御部21は、適用条件に含まれる「基準非表示秒数」で非表示とすることに設定する(ステップS58)。
なお、例えば、心胸郭比計測において、計測値(心胸郭比)が要注意範囲の上限値を超える場合に、別途警告を表示させることとしてもよい。
ステップS55において、警告表示情報が「OFF」である場合(ステップS55;OFF)、ステップS57又はステップS58の後、計測値に応じた設定処理が終了する。
ステップS15の後、図6に移り、制御部21は、「常時表示」に設定されているか否かを判断する(ステップS16)。具体的には、制御部21は、計測値に応じた設定処理のステップS53で「常時表示」に設定されたか否かを判断する。
「常時表示」に設定されていない場合には(ステップS16;NO)、制御部21は、非表示タイマーのカウントを開始する(ステップS17)。
次に、制御部21は、非表示タイマーを参照して、設定秒数が経過したか否かを判断する(ステップS18)。具体的には、制御部21は、計測値に応じた設定処理のステップS58で設定された「基準非表示秒数」、又は、計測値に応じた設定処理のステップS54で設定された「要注意非表示秒数」が経過したか否かを判断する。
非表示タイマーにおいて設定秒数が経過した場合には(ステップS18;YES)、制御部21は、医用画像上に表示されている計測線を非表示とする(ステップS19)。
図11に、計測線が非表示とされた状態の読影画面235の例を示す。読影画面235では、図7で表示されていた計測線L1~L5が非表示となっている。
次に、制御部21は、操作部22から計測線の再表示操作があったか否かを判断する(ステップS20)。具体的には、制御部21は、記憶部26の再表示操作情報を参照して、計測線の再表示を指示する操作が行われたか否かを判断する。例えば、ユーザーは、操作部22の操作により、図11に示す読影画面235の計測値80に対して、マウスポインターを重ねるように移動させる操作(マウスオーバー操作)や、クリック操作を行う。
計測線の再表示操作がない場合には(ステップS20;NO)、制御部21は、操作部22から読影の終了が指示されたか否かを判断する(ステップS21)。
読影の終了が指示されない場合には(ステップS21;NO)、ステップS20に戻り、処理が繰り返される。
ステップS20において、計測線の再表示操作があった場合には(ステップS20;YES)、制御部21は、医用画像上に計測線を再表示させ(ステップS22)、非表示タイマーをリセットし(ステップS23)、ステップS18に戻る。つまり、計測線を再表示させた場合には、非表示とするまでの時間を測り直す。
ステップS18で、非表示タイマーにおいて設定秒数が経過していない場合には(ステップS18;NO)、制御部21は、操作部22から計測線の移動操作があったか否かを判断する(ステップS24)。ユーザーが医用画像上の計測線を目視で確認し、医用画像に対して計測線がずれている場合等には、計測線の位置を微調整する。
計測線の移動操作がない場合には(ステップS24;NO)、制御部21は、操作部22から読影の終了が指示されたか否かを判断する(ステップS25)。
読影の終了が指示されない場合には(ステップS25;NO)、ステップS18に戻り、処理が繰り返される。
ステップS24において、計測線の移動操作があった場合には(ステップS24;YES)、制御部21は、移動操作に応じて、表示部23に表示されている医用画像上で計測線を移動させ(ステップS26)、非表示タイマーをリセットする(ステップS27)。
次に、制御部21は、移動された計測線の位置に基づいて、計測値を算出し直す(ステップS28)。
次に、制御部21は、表示部23に計測値を表示させ(ステップS29)、ステップS15に戻る。
ステップS16において、「常時表示」に設定されている場合には(ステップS16;YES)、制御部21は、操作部22から計測線の移動操作があったか否かを判断する(ステップS30)。
計測線の移動操作がない場合には(ステップS30;NO)、制御部21は、操作部22から読影の終了が指示されたか否かを判断する(ステップS31)。
読影の終了が指示されない場合には(ステップS31;NO)、ステップS30に戻り、処理が繰り返される。
ステップS30において、計測線の移動操作があった場合には(ステップS30;YES)、ステップS26に移行する。
ステップS13において、読影の終了が指示された場合(ステップS13;YES)、ステップS21において、読影の終了が指示された場合(ステップS21;YES)、ステップS25において、読影の終了が指示された場合(ステップS25;YES)、又は、ステップS31において、読影の終了が指示された場合には(ステップS31;YES)、画像計測処理が終了する。
画像計測処理では、ステップS17で非表示タイマーのカウントを開始することとしたが、非表示タイマーにより測定される時間は、計測線が表示されてからの時間と略一致しており、計測線が表示されてからの時間とみなすことができるものとする。あるいは、実際に、計測線の表示が開始された時に、非表示タイマーのカウントを開始することとしてもよい。
また、ステップS24又はステップS30において、計測線の移動操作があった場合には(ステップS24;YES、ステップS30;YES)、ステップS26~ステップS29の処理を経て計測値に応じた設定処理を行い(ステップS15)、ステップS16において、「常時表示」に設定されていない場合に(ステップS16;NO)、非表示タイマーのカウントを開始するので(ステップS17)、計測線が移動された場合には、計測線が移動されてからの時間が経過した後に、計測線を非表示とすることになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、医用画像上に計測線が表示されてから所定時間が経過した後に、当該計測線を非表示とすることで、医用画像上に計測の根拠となる計測線を提示しつつ、スムーズに他の読影目的のための画像表示に移行することができる。医用画像上から計測線が消えるので、ユーザーは計測線に妨げられることなく、医用画像を読影することができる。
また、一旦計測線を非表示とした後でも、ユーザーが再度計測線の位置を確認したい場合には、所定の操作に応じて計測線を再表示させることができる。
また、医用画像に対して算出された計測値に応じて、計測線を非表示とするか否かを変更するので、例えば、計測値が異常と考えられる場合に、計測線の表示を継続することができる。
また、医用画像に対して算出された計測値に応じて、計測線を非表示とするまでの所定時間を変更するので、要注意非表示秒数を基準非表示秒数より長く設定しておくことで、計測値が要注意範囲内の医用画像に対して、ユーザーに計測線の位置を確認するための時間をより多く与えることができる。
具体的には、心胸郭比が心肥大等の判断をする際の閾値を超えるか否かの微妙な値である場合、ユーザーは、医用画像上の計測線をじっくり確認したいと考えられる。そのため、計測線を表示し続けたり、計測線が非表示となるまでの時間を長くしたりすることで、診断を確実に行わせることができる。
また、医用画像に係る患者情報に応じて、計測線を非表示とするか否かを変更するので、例えば、注意すべき患者の医用画像に対しては、計測線の表示を継続することができる。
また、医用画像に係る患者情報に応じて、計測線を非表示とするまでの所定時間を変更するので、例えば、注意すべき患者の医用画像に対して、ユーザーに計測線の位置を確認するための時間をより多く与えることができる。
また、計測値が所定の範囲内(要注意範囲内)である場合に、警告を表示させることで、ユーザーに注意を喚起し、見逃しを防ぐことができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像処理装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、共通適用条件又は個別適用条件の要注意範囲を設定する際に、計測値の範囲を複数の段階に分けて、動作内容や要注意非表示秒数を定めることとしてもよい。また、要注意範囲を設定する際に、下限値及び上限値の両方を必ず設定する必要はなく、下限値のみ、上限値のみで範囲を設定することとしてもよい。
また、共通適用条件又は個別適用条件に含まれる警告色について、計測線の色と計測値の色とを別々に設定可能としてもよい。
また、読影端末20において、複数の計測値を計測可能な場合には、計測値ごとに、図2に示したような設定情報を設定しておき、計測値に応じた設定情報を用いればよい。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体としてハードディスクや不揮発性の半導体メモリーを使用した例を公開したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 画像管理サーバー
11 制御部
12 通信部
14 記憶部
20 読影端末
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
26 記憶部
30 共通適用条件設定領域
40 個別適用条件表示領域
50 再表示操作設定領域
60 患者条件設定領域
100 医用画像表示システム
231 自動心胸郭比設定画面
232 個別適用条件設定画面
233 読影画面
234 警告画面
235 読影画面
L1~L5 計測線
M1 警告メッセージ
N 通信ネットワーク

Claims (17)

  1. 表示手段に表示された医用画像上に計測線を表示させる表示制御手段と、
    当該計測線の位置に基づいて計測値を算出する計測手段と、
    を備える画像処理装置であって、
    前記表示制御手段は、
    前記医用画像上に前記計測線が表示されてから所定時間が経過した後に、当該計測線を非表示とし、
    前記医用画像上の前記計測線が移動された場合に、当該計測線が移動されてから前記所定時間が経過した後に、当該計測線を非表示とする画像処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記医用画像に対して算出された計測値又は前記医用画像に係る患者に関する情報に応じて、前記計測線を非表示とするか否か、又は、前記計測線を非表示とするまでの前記所定時間を変更する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 表示手段に表示された医用画像上に計測線を表示させる表示制御手段と、
    当該計測線の位置に基づいて計測値を算出する計測手段と、
    を備える画像処理装置であって、
    前記表示制御手段は、
    前記計測値が正常であると判断された場合に、前記医用画像上に前記計測線が表示されてから所定時間が経過した後に、当該計測線を非表示とし、
    前記計測値が異常であると判断された場合に、前記計測線の表示を継続させるか、又は、前記医用画像上に前記計測線が表示されてから前記所定時間より長い時間が経過した後に、当該計測線を非表示とする画像処理装置。
  4. ユーザーによる所定の操作を受け付ける操作手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記計測線が非表示とされている状態で、前記操作手段から前記所定の操作を受け付けた場合に、前記計測線を再表示させる請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、さらに、前記計測値を前記表示手段に表示させ、
    前記所定の操作は、前記表示手段に表示された計測値に対するクリック操作又はマウスオーバー操作である請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記計測値が所定の範囲内である場合に、前記表示手段に警告を表示させる請求項1からのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記警告の表示は、警告メッセージの表示である請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記表示制御手段は、さらに、前記計測値を前記表示手段に表示させ、
    前記警告の表示は、前記表示手段に表示された計測線又は計測値の色の変更である請求項に記載の画像処理装置。
  9. 前記医用画像は、胸部画像であり、
    前記計測値は、心胸郭比である請求項1からのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. コンピューターを、
    表示手段に表示された医用画像上に計測線を表示させる表示制御手段、
    当該計測線の位置に基づいて計測値を算出する計測手段、
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記表示制御手段は、
    前記医用画像上に前記計測線が表示されてから所定時間が経過した後に、当該計測線を非表示とし、
    前記医用画像上の前記計測線が移動された場合に、当該計測線が移動されてから前記所定時間が経過した後に、当該計測線を非表示とするプログラム。
  11. 前記表示制御手段は、前記医用画像に対して算出された計測値又は前記医用画像に係る患者に関する情報に応じて、前記計測線を非表示とするか否か、又は、前記計測線を非表示とするまでの前記所定時間を変更する請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記表示制御手段は、前記計測線が非表示とされている状態で、操作手段からユーザーによる所定の操作を受け付けた場合に、前記計測線を再表示させる請求項10又は11に記載のプログラム。
  13. 前記表示制御手段は、さらに、前記計測値を前記表示手段に表示させ、
    前記所定の操作は、前記表示手段に表示された計測値に対するクリック操作又はマウスオーバー操作である請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記表示制御手段は、前記計測値が所定の範囲内である場合に、前記表示手段に警告を表示させる請求項10から13のいずれか一項に記載のプログラム。
  15. 前記警告の表示は、警告メッセージの表示である請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記表示制御手段は、さらに、前記計測値を前記表示手段に表示させ、
    前記警告の表示は、前記表示手段に表示された計測線又は計測値の色の変更である請求項14に記載のプログラム。
  17. 前記医用画像は、胸部画像であり、
    前記計測値は、心胸郭比である請求項10から16のいずれか一項に記載のプログラム。
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