JP7026346B2 - 復水井戸の制御システム及び復水井戸の制御方法 - Google Patents

復水井戸の制御システム及び復水井戸の制御方法 Download PDF

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特許法第30条第2項適用 ▲1▼ 公開日 平成29年8月1日 ▲2▼ 刊行物 第72回年次学術講演会講演概要集,第1415-第1416頁,公益社団法人土木学会
本発明は、復水井戸の制御システム及び復水井戸の制御方法に関する。
開削工事等で掘削底面の安定を図るために、地下水位を下げる工法が用いられる。地下水位を下げる工法が用いられる際において、工事区域周辺の地盤沈下や井戸枯れの可能性がある場合には、汲み上げた地下水を復水井戸に注水して地中に戻す復水工法が併用される。細粒分や鉄分等により井戸の地中への復水の通り道に目詰まりが生じる場合がある。このような場合には、復水井戸への注水を遮断し、目詰まりを解消するために復水井戸から水を排水する逆洗浄が行われる。
例えば、特許文献1には、復水井戸の水位が標準水位よりも高い管理水位に達したときに、注水管電動弁をオフにして復水井戸への注水を中止し、排水ポンプのリレースイッチをオンにすることによる排水により逆洗浄を行い、復水井戸の水位が標準水位よりも低い下方水位に達したときに、排水ポンプのリレースイッチをオフにして排水を中止し、注水管電動弁をオンにして復水井戸への注水を再開し通常の復水を行う復水井戸の制御システムが開示されている。
特許第4769769号公報
ところで、上記のような従来の復水井戸の制御システムにおいては、復水井戸の目詰まりの生じ難さについては、改善の余地がある。
そこで本発明は、復水井戸の目詰まりをより生じ難くすることができる復水井戸の制御システム及び復水井戸の制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、復水井戸へ注水して地中へ復水する復水井戸の制御システムであって、復水井戸へ注水する注水管と、注水管による復水井戸への注水量を取得する注水量取得部と、復水井戸の水を排水する排水部と、排水部による復水井戸の水の排水量を取得する排水量取得部とを備え、排水部は、注水量取得部により取得された注水管による注水量から排水量取得部により取得された排水部による排水量を差し引いた値である地中への復水量が一定になるように、復水井戸の水を排水する、復水井戸の制御システムである。
この構成によれば、復水井戸へ注水して地中へ復水する復水井戸の制御システムにおいて、注水管により復水井戸への復水がされ、注水量取得部により注水管による復水井戸への注水量が取得され、排水部により復水井戸の水が排水され、排水量取得部により排水部による復水井戸の水の排水量が取得され、排水部により、注水量取得部により取得された注水管による注水量から排水量取得部により取得された排水部による排水量を差し引いた値である地中への復水量が一定になるように、復水井戸の水が排水されるように復水井戸の管理が行われるため、復水井戸の復水量が安定することで、復水井戸周囲の地盤の細粒分の移動を抑制することができ、復水井戸のポンプのスイッチを入切して、復水量と水位が変動しながら復水する従来の制御システムに比べて目詰まりが生じ難くなる。
この場合、復水井戸の水位を計測する水位計測部をさらに備え、排水部は、地中への復水量が一定になるように復水井戸の水を排水していたときに水位計測部により計測された復水井戸の水位が予め設定された逆洗浄開始水位に達したときには、排水部による排水量を増大させることにより復水井戸の逆洗浄を行うことが好適である。
この構成によれば、復水量が一定になるように復水井戸の水が排水されるように復水井戸の管理が行われることにより目詰まりが生じ難くなることに加えて、水位計測部により復水井戸の水位が計測され、排水部により地中への復水量が一定になるように復水井戸の水が排水されていたときに水位計測部により計測された復水井戸の水位が予め設定された逆洗浄開始水位に達し、目詰まりが生じた場合でも、排水部による排水量を増大させることにより復水井戸の逆洗浄が行われるため、目詰まりを解消することができる。
この場合、排水部は、地中への復水量が一定になるように復水井戸の水を排水していた復水量一定制御モードのときに、水位計測部により計測される復水井戸の水位が一定になるように復水井戸の水を排水する水位一定制御モードに切替自在であることが好適である。
この構成によれば、排水部は、地中への復水量が一定になるように復水井戸の水を排水していた復水量一定制御モードのときに、水位計測部により計測される復水井戸の水位が一定になるように復水井戸の水を排水する水位一定制御モードに切替自在であるため、例えば、下水量を抑えるために、復水量を一定として管理したり、地盤沈下防止のために水位を一定として管理を行ったりというように、工事現場の状況に応じた復水井戸の制御をし易くなる。
また、本発明は、復水井戸へ注水して地中へ復水する復水井戸の制御システムであって、復水井戸へ注水する注水管と、復水井戸の水を排水する排水部と、復水井戸の水位を計測する水位計測部とを備え、排水部は、水位計測部により計測される復水井戸の水位が一定になるように、復水井戸の水を排水する復水井戸の制御システムである。
この構成によれば、復水井戸へ注水して地中へ復水する復水井戸の制御システムにおいて、注水管により復水井戸への注水がされ、排水部により復水井戸の水が排水され、水位計測部により復水井戸の水位が計測され、排水部により、水位計測部により計測される復水井戸の水位が一定になるように、復水井戸の水が排水されるように復水井戸の管理が行われるため、復水井戸の水位が安定することで、復水井戸周囲の地盤の細粒分の移動を抑制することができ、復水井戸のポンプのスイッチを入切して、復水量と水位が変動しながら復水する従来の制御システムに比べて目詰まりが生じ難くなる。
この場合、排水部による復水井戸の水の排水量を取得する排水量取得部をさらに備え、排水部は、復水井戸の水位が一定になるように復水井戸の水を排水していたときに排水量取得部により取得された排水部による排水量が予め設定された逆洗浄開始流量に達したときには、排水部による排水量を増大させることにより復水井戸の逆洗浄を行うことが好適である。
この構成によれば、水位が一定になるように復水井戸の水が排水されるように復水井戸の管理が行われることにより目詰まりが生じ難くなることに加えて、排水量取得部により排水部による復水井戸の水の排水量が取得され、排水部により復水井戸の水位が一定になるように復水井戸の水が排水されていたときに排水量取得部により取得された排水部による排水量が予め設定された逆洗浄開始流量に達し、目詰まりが生じた場合でも、排水部による排水量を増大させることにより復水井戸の逆洗浄が行われるため、目詰まりを解消することができる。
この場合、注水管による復水井戸への注水量を取得する注水量取得部をさらに備え、排水部は、復水井戸の水位が一定になるように復水井戸の水を排水していた水位一定制御モードのときに、注水量取得部により取得された注水管による注水量から排水量取得部により取得された排水部による排水量を差し引いた値である地中への復水量が一定になるように復水井戸の水を排水する復水量一定制御モードに切替自在であることが好適である。
この構成によれば、注水量取得部により注水管による復水井戸への注水量が取得され、排水部は、復水井戸の水位が一定になるように復水井戸の水を排水していた水位一定制御モードのときに、注水量取得部により取得された注水管による注水量から排水量取得部により取得された排水部による排水量を差し引いた値である地中への復水量が一定になるように復水井戸の水を排水する復水量一定制御モードに切替自在であるため、例えば、下水量を抑えるために、復水量を一定として管理したり、地盤沈下防止のために水位を一定として管理を行ったりというように、工事現場の状況に応じた復水井戸の制御をし易くなる。
一方、本発明は、復水井戸へ注水して地中へ復水する復水井戸の制御方法であって、復水井戸へ注水する注水工程と、注水工程による復水井戸への注水量を取得する注水量取得工程と、復水井戸の水を排水する排水工程と、排水工程による復水井戸の水の排水量を取得する排水量取得工程とを備え、排水工程では、注水量取得工程により取得された注水工程による注水量から排水量取得工程により取得された排水工程による排水量を差し引いた値である地中への復水量が一定になるように、復水井戸の水を排水する復水井戸の制御方法である。
この場合、復水井戸の水位を計測する水位計測工程をさらに備え、排水工程では、地中への復水量が一定になるように復水井戸の水を排水していたときに水位計測工程により計測された復水井戸の水位が予め設定された逆洗浄開始水位に達したときには、排水工程による排水量を増大させることにより復水井戸の逆洗浄を行うことが好適である。
この場合、排水工程では、地中への復水量が一定になるように復水井戸の水を排水していた復水量一定制御モードのときに、水位計測工程により計測される復水井戸の水位が一定になるように復水井戸の水を排水する水位一定制御モードに切替自在であることが好適である。
また、本発明は、復水井戸へ注水して地中へ復水する復水井戸の制御方法であって、復水井戸へ注水する注水工程と、復水井戸の水を排水する排水工程と、復水井戸の水位を計測する水位計測工程とを備え、排水工程では、水位計測工程により計測される復水井戸の水位が一定になるように、復水井戸の水を排水する復水井戸の制御方法である。
この場合、排水工程による復水井戸の水の排水量を取得する排水量取得工程をさらに備え、排水工程では、復水井戸の水位が一定になるように復水井戸の水を排水していたときに排水量取得工程により取得された排水工程による排水量が予め設定された逆洗浄開始流量に達したときには、排水工程による排水量を増大させることにより復水井戸の逆洗浄を行うことが好適である。
この場合、注水工程による復水井戸への注水量を取得する注水量取得工程をさらに備え、排水工程では、復水井戸の水位が一定になるように復水井戸の水を排水していた水位一定制御モードのときに、注水量取得工程により取得された注水工程による注水量から排水量取得工程により取得された排水工程による排水量を差し引いた値である地中への復水量が一定になるように復水井戸の水を排水する復水量一定制御モードに切替自在であることが好適である。
本発明の復水井戸の制御システム及び復水井戸の制御方法によれば、復水井戸の目詰まりをより生じ難くすることができる。
実施形態の復水井戸の制御システムを示す図である。 図1の復水井戸の制御システムで実行される復水井戸の制御方法の工程を示すフローチャートである。 図2の制御方法の復水量一定制御モードにおける復水井戸の中の水位の変化と従来技術における復水井戸の中の水位の変化とを示すグラフである。 図2の制御方法の水位一定制御モードにおける復水井戸の中の水位の変化と従来技術における復水井戸の中の水位の変化とを示すグラフである。 (A)は従来の復水井戸の各部の流量を示す図であり、(B)は実施形態の制御システムに係る復水井戸の各部の流量を示す図である。 (A)及び(B)は従来の復水井戸の中の水位を示す図であり、(C)は実施形態の制御システムに係る復水井戸の中の水位を示す図である。 実験例の復水量一定制御モードにおける揚水井戸及び復水井戸の中の水位の変化を示すグラフである。 実験例の水位一定制御モードにおける揚水井戸及び復水井戸の中の水位の変化を示すグラフである。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る復水井戸の制御システム及び復水井戸の制御方法について詳細に説明する。図1に示す本実施形態の復水井戸の制御システム1は、復水井戸4へ注水して地中2へ復水する。図1に示すように、制御システム1は、地中2に揚水井戸3と復水井戸4とを備えている。
揚水井戸3には、元水位20の地中2の揚水井戸3の中の水位を計測する水位計5を備える。水位計5により計測された揚水井戸3の中の水位の情報は、データロガー6を介してPLC(プログラマブルロジックコントローラ、ProgrammableLogic Controller)7に送信される。揚水井戸3には、揚水ポンプ8が備えられている。揚水ポンプ8は揚水管9を介して揚水井戸3の水を揚水する。揚水ポンプ8はインバータ10を介してPLC7により制御される。揚水管9の流量Q1は流量計16により計測され、PLC7に送信される。流量計16により測定される流量Q1は揚水量Qdと等しい。
流量Q1の水は絞込バルブ19により、復水井戸4へ注水する注水管12への流量Q2の水と、下水として放流される流量Q4の水とに分けられる。なお、本実施形態では、絞込バルブ19は特に調整は必要無いため、流量Q1に対する流量Q2及び流量Q4の割合を調整自在でなくてもよい。
復水井戸4には、元水位20の地中2の復水井戸4の中の水位を計測する水位計11を備える。水位計11により計測された復水井戸4の中の水位の情報は、データロガー6を介してPLC7に送信される。水位計11は、復水井戸4の復水井戸内水位21を計測する水位計測部として機能する。復水井戸4には、復水井戸4へ注水する注水管12が備えられている。注水管12の流量Q2は流量計17により測定され、PLCに送信される。流量Q2は注水管12による復水井戸4への注水量であり、流量計17は注水管12による復水井戸4への注水量を取得する注水量取得部として機能する。
復水井戸4には、排水ポンプ13が備えられている。排水ポンプ13は排水管14を介して復水井戸4の水を揚水する。排水ポンプ13はインバータ15を介してPLC7により制御される。排水ポンプ13、排水管14、インバータ15及びPLC7は、復水井戸4の水を排水する排水部として機能する。排水管14の流量Q3は流量計18により計測され、PLC7に送信される。流量計18により測定される流量Q3は排水部による復水井戸4の水の排水量であり、流量計18は排水部による復水井戸4の水の排水量を取得する排水量取得部として機能する。復水井戸4による地中2への復水量Qrは、流量計17により計測される流量Q2から流量計18により計測される流量Q3を差し引いた値である。流量Q3の水は下水として放流される。なお、流量Q3の水は復水井戸4に注水する水等として再利用されてもよい。
後述するように、排水ポンプ13、排水管14、インバータ15及びPLC7から構成される排水部は、地中2への復水量Qrが一定になるように復水井戸4の水を排水していた復水量一定制御モードのときに、水位計11により構成された水位計測部により計測される復水井戸4の復水井戸内水位21が一定になるように復水井戸4の水を排水する水位一定制御モードに切替自在である。一方、排水部は、復水井戸4の復水井戸内水位21が一定になるように復水井戸4の水を排水していた水位一定制御モードのときに、流量計17により構成された注水量取得部により取得された注水管12による注水量(Q2)から流量計18により構成された排水量取得部により取得された排水部による排水量(Q3)を差し引いた値である地中2への復水量Qrが一定になるように復水井戸4の水を排水する復水量一定制御モードに切替自在である。
復水量一定制御モードでは、排水部は、流量計17により構成される注水量取得部により取得された注水管12による注水量(流量Q2)から流量計Q3により構成される排水量取得部により取得された排水部による排水量(流量Q3)を差し引いた値である地中2への復水量Qrが一定になるように、復水井戸4の水を排水する。また、排水部は、排水部は、地中2への復水量Qrが一定になるように復水井戸4の水を排水していたときに水位計11により構成される水位計測部により計測された復水井戸4の復水井戸内水位21が予め設定された逆洗浄開始水位に達したときには、排水部による排水量(流量Q3)を増大させることにより復水井戸4の逆洗浄を行う。
一方、水位一定制御モードでは、排水部は、水位計11により構成される水位計測部により計測される復水井戸4の復水井戸内水位21が一定になるように、復水井戸4の水を排水する。また、排水部は、復水井戸4の復水井戸内水位21が一定になるように復水井戸4の水を排水していたときに流量計18により構成される排水量取得部により取得された排水部による排水量(流量Q3)が予め設定された逆洗浄開始流量に達したときには、排水部による排水量を増大させることにより復水井戸4の逆洗浄を行う。
以下、本実施形態の制御システム1による復水井戸4の制御方法について詳細に説明する。図2に示すように、後述する排水工程において、地中2への復水量Qrが一定になるように復水井戸4の水を排水する復水量一定制御モードと、復水井戸4の復水井戸内水位21が一定になるように復水井戸4の水を排水する水位一定制御モードとを任意に切り替えて選択する制御モード選択工程が行われる(S1)。
復水量一定制御モードは、例えば、復水井戸4の復水井戸内水位21を一定に保つことよりも、復水井戸4の機能を重視して、地中2への復水量Qrを一定量確保し、下水として放流される流量Q3及び流量Q4を減少させることが好ましい状況に適している。一方、水位一定制御モードは、例えば、下水として放流される流量Q3及び流量Q4を減少させることよりも、地盤沈下防止等の復水井戸4の周囲の工事現場の環境を重視して、復水井戸4の復水井戸内水位21を一定に保つことが好ましい状況に適している。
以下、復水量一定制御モードについて説明する。注水管12により復水井戸4へ注水する注水工程が行われる(S2)。流量計Q2により注水工程による復水井戸4への注水量(流量Q2)を取得する注水量取得工程が行われる(S3)。排水ポンプ13、排水管14、インバータ15及びPLC7から構成される排水部により復水井戸4の水を排水する排水工程が行われる(S4)。流量計18により排水工程による復水井戸の水の排水量(流量Q3)を取得する排水量取得工程が行われる(S5)。
排水工程では、注水量取得工程により取得された注水工程による注水量(流量Q2)から排水量取得工程により取得された排水工程による排水量(流量Q3)を差し引いた値である地中2への復水量Qrが一定になるように、復水井戸4の水が排水されるように復水量一定制御が行われる(S6,S7)。水位計11により復水井戸4の復水井戸内水位21を計測する水位計測工程が行われる(S8)。
また、排水工程では、地中2への復水量Qrが一定になるように復水井戸4の水を排水していたときに水位計測工程により計測された復水井戸4の復水井戸内水位21が予め設定された逆洗浄開始水位に達したときには(S9)、排水工程による排水量(流量Q3)を増大させることにより復水井戸4の逆洗浄が行われる(S10)。逆洗浄の際は、水位計11により計測された復水井戸4の復水井戸内水位21が徐々に低下するようにインバータ15が自動的に排水ポンプ13の出力を調整する。なお、復水量一定制御モードでは、復水井戸4への注水量(流量Q2)は0にした方が好ましいが、復水井戸4への注水量(流量Q2)を0にしないか、変動させなくてもよい。
逆洗浄が終了した場合(S11)及び水位計測工程により計測された復水井戸4の復水井戸内水位21が予め設定された逆洗浄開始水位に達していないときには(S9)、運転終了まで(S12)、上記のS1~S11の工程が繰り返される。運転終了まで、排水工程では、地中2への復水量Qrが一定になるように復水井戸4の水を排水していた復水量一定制御モードのときに、水位計測工程により計測される復水井戸4の復水井戸内水位21が一定になるように復水井戸4の水を排水する水位一定制御モードに切替自在である。
例えば、図3に示すように、本実施形態の復水量一定制御モードでは、復水井戸内水位21の設定水位hに対して復水井戸内水位21が逆洗浄開始水位hに達するまで地中2への復水が行われる。時刻tにおいて復水井戸内水位21が逆洗浄開始水位hに達したときには、逆洗浄が開始され、復水井戸内水位21は下降する。逆洗浄が終了すると復水井戸内水位21は上昇し、時刻tにおいて復水井戸内水位21は設定水位hに達する。復水井戸内水位21が設定水位hに達した後は、地中2への復水が再開される。
したがって、本実施形態の復水量一定制御モードでは、図3の中で、時刻t~時刻t及び時刻t~時刻及び時刻t~時刻の比較的に短い期間にわたって地中2への復水が行われ、時刻t~時刻t及び時刻t~時刻の比較的に短い期間に逆洗浄が行われ、互いに短い期間ごとに復水と逆洗浄とが繰り返される。本実施形態の復水量一定制御モードでは、復水が行われる期間は短いが、全期間に対する逆洗浄が行われる期間を除いた復水が行われる期間のみの割合は大きい。
一方、設定水位h等の標準水位よりも高い管理水位hに達したときに排水により逆洗浄を行い、標準水位よりも低い下方水位に達したときに排水を中止して復水を行う従来の制御システムでは、時刻t~時刻t及び時刻t~時刻tの比較的に長い期間にわたって地中2への復水が行われ、時刻t~時刻tの比較的に長い期間に逆洗浄が行われ、互いに長い期間ごとに復水と逆洗浄とが繰り返される。従来の制御システムでは、復水が行われる期間は長いが、全期間に対する逆洗浄が行われる期間を除いた復水が行われる期間のみの割合は小さい。
以下、水位一定制御モードについて説明する。注水管12により復水井戸4へ注水する注水工程が行われる(S13)。排水ポンプ13、排水管14、インバータ15及びPLC7から構成される排水部により復水井戸4の水を排水する排水工程が行われる(S14)。水位計11により復水井戸4の復水井戸内水位21を計測する水位計測工程が行われる(S15)。
排水工程では、水位計測工程により計測される復水井戸の復水井戸内水位21が一定になるように、復水井戸4の水が排水されるように水位一定制御が行われる(S16,S17)。流量計18により排水工程による復水井戸の水の排水量(流量Q3)を取得する排水量取得工程が行われる(S18)。
また、排水工程では、復水井戸4の復水井戸内水位21が一定になるように復水井戸4の水を排水していたときに排水量取得工程により取得された排水工程による排水量(Q3)が予め設定された逆洗浄開始流量に達したときには(S19)、排水工程による排水量(Q3)を増大させることにより復水井戸4の逆洗浄が行われる(S20)。逆洗浄の際は、復水量一定制御モードと同様に、水位計11により計測された復水井戸4の復水井戸内水位21が徐々に低下するようにインバータ15が自動的に排水ポンプ13の出力を調整する。なお、復水量一定制御モードと同様に、復水井戸4への注水量(流量Q2)は0にした方が好ましいが、復水井戸4への注水量(流量Q2)を0にしないか、変動させなくてもよい。
逆洗浄が終了した場合(S21)及び水位計測工程により計測された復水井戸4の復水井戸内水位21が予め設定された逆洗浄開始水位に達していないときには(S19)、運転終了まで(S22)、上記のS1及びS13~S21の工程が繰り返される。運転終了まで、排水工程では、復水井戸4の復水井戸内水位21が一定になるように復水井戸4の水を排水していた水位一定制御モードのときに、注水量取得工程により取得された注水工程による注水量(流量Q2)から排水量取得工程により取得された排水工程による排水量(流量Q3)を差し引いた値である地中2への復水量Qrが一定になるように復水井戸4の水を排水する復水量一定制御モードに切替自在である。
図4に示すように、本実施形態の水位一定制御モードでは、時刻t~時刻t及び時刻t~時刻及び時刻t~時刻の地中2への復水が行われる期間において、復水井戸内水位21が設定水位hで一定である以外は、図3の復水量一定制御モードと同様に、互いに短い期間ごとに復水と逆洗浄とが繰り返され、復水が行われる期間は短いが、全期間に対する逆洗浄が行われる期間を除いた復水が行われる期間のみの割合は従来の制御システムよりも大きい。
本実施形態によれば、復水井戸4へ注水して地中2へ復水する復水井戸4の制御システム1において、注水管12により復水井戸4への復水がされ、流量計17により注水管12による復水井戸4への注水量(Q2)が取得され、排水ポンプ13により復水井戸4の水が排水され、流量計18により排水ポンプ13による復水井戸4の水の排水量(Q3)が取得され、排水ポンプ13により、流量計17により取得された注水管12による注水量(Q2)から流量計18により取得された排水ポンプ13による排水量(Q3)を差し引いた値である地中2への復水量Qrが一定になるように、復水井戸4の水が排水されるように復水井戸4の管理が行われるため、復水井戸4の復水量Qrが安定することで、復水井戸4の周囲の地中2の細粒分の移動を抑制することができ、復水井戸のポンプのスイッチを入切して、復水量と水位が変動しながら復水する従来の制御システムに比べて目詰まりが生じ難くなる。
図5(A)に示すような従来の復水井戸40の制御システムのように、揚水管9を流れる流量Q1の水の復水井戸4へ注水する注水管12への流量Q2の水と下水として放流される流量Q4の水との分岐において、調整バルブ22のバルブ開度の調整により流量調節を行う場合は、調整バルブ22のバルブ開度の調整に人手がかかるうえに、精緻な調節は事実上不可能である。そのため、従来の制御システムでは、復水量Qrは一定にならない。一方、図5(B)に示すように、本実施形態の制御システム1に係る復水井戸4では、絞込バルブ19のバルブ開度の調整や調整のための人出は不要であり、復水量Qrを一定に保つことができる。流量Q2及び流量Q3は復水井戸4の前後で流量計17,18により計測され、電気信号としてインバータ15の出力に反映させられる。これにより、人間によるバルブ開閉の手間が省けるとともに,精緻な流量管理が可能となる。
ところで、細粒分や鉄分等により復水井戸4が目詰まりを起こした際には,復水井戸4への注水を遮断し、目詰まりを解消するために復水井戸4から水を汲み上げる逆洗浄が実施されるが、目詰まりの発生を現場の作業員が復水井戸4の水位又はオーバーフローする流量から判断しなければならない。また、現状では、注水の遮断はバルブの開閉のみでの対応が一般的で、作業に手間がかかっている。一方、本実施形態では、復水井戸4に目詰まりが発生した場合、復水井戸内水位21が上昇するため、この現象を制御フローの中に組み込み、復水井戸内水位21の計測結果により自動的に目詰まりを判断し、自動的に逆洗浄を行うことができる。
また、従来の復水井戸の制御システムにおいては、逆洗浄時に一気に復水井戸の水位が下がると、動水勾配が大きくなるために復水井戸の周辺から土壌の細粒分が集まり、復水井戸のスクリーンの外側が目詰まりしてしまうため、排水ポンプのオン‐オフを繰り返し、徐々に復水井戸の水位が下がるようにしなければならない。したがって、復水井戸への注水を中止する逆洗浄の時間が長くなることにより、復水井戸として使用できる時間は短くなり、復水井戸の運転効率が低い欠点がある。また、ポンプのオン‐オフに手間がかかるため、逆洗浄を行う頻度が少なくなり、目詰まりが進行した状態で逆洗浄を行うことになるため、逆洗浄を行っても目詰まりが解消されず、逆洗浄の時間が長くなることにより、井戸の寿命が短くなる恐れがある。
一方、本実施形態によれば、復水量Qrが一定になるように復水井戸4の水が排水されるように復水井戸4の管理が行われることにより目詰まりが生じ難くなることに加えて、水位計11により復水井戸4の復水井戸内水位21が計測され、排水ポンプ13により地中2への復水量Qrが一定になるように復水井戸4の水が排水されていたときに水位計11により計測された復水井戸4の復水井戸内水位21が予め設定された逆洗浄開始水位hに達し、目詰まりが生じた場合でも、排水ポンプ13による排水量(Q3)を増大させることにより復水井戸4の逆洗浄が行われるため、目詰まりを解消することができる。
また、水位計11により計測された復水井戸4の復水井戸内水位21が徐々に低下するようにインバータ15が自動的に排水ポンプ13の出力を調整するため、排水ポンプ13のオン‐オフの手間を省くことができる。そのため、目詰まりの発達が少ないうちに高頻度で逆洗浄を行うことが可能となり、逆洗浄の時間を短くし、全期間に対する逆洗浄が行われる期間を除いた復水が行われる期間のみの割合を大きくして、復水井戸の運転効率を向上できる。また、過剰な水頭差を与えずに逆洗浄を実施できるため、地盤中の細粒分の移動を抑制することができ、復水井戸4の寿命を向上させることができる。
目詰まりと判断された後は、逆洗浄が行われ、復水井戸4の中に設置してある排水ポンプ13の出力が徐々に上昇するように排水ポンプ13の出力がインバータ15により調節される。排水ポンプ13の出力が徐々に上げられることで、急激な動水勾配の増大や、急激な復水井戸内水位21の低下を防止することができ、復水井戸4の外周面への細粒分の付着を抑制することが可能になる。また、人間による作業は無く、逆洗浄が自動的に実施されることから、管理者の作業負担が少なくなる。その結果、逆洗浄によるメンテナンスを高頻度にすることができ、復水井戸としての機能を果たすことができる寿命を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、復水井戸4へ注水して地中2へ復水する復水井戸4の制御システム1において、注水管12により復水井戸4への注水がされ、排水ポンプ13により復水井戸4の水が排水され、水位計11により復水井戸4の復水井戸内水位21が計測され、排水ポンプ13により、水位計11により計測される復水井戸4の復水井戸内水位21が一定になるように、復水井戸4の水が排水されるように復水井戸4の管理が行われるため、復水井戸4の復水井戸内水位21が安定することで、復水井戸4の周囲の地中2の細粒分の移動を抑制することができ、復水井戸のポンプのスイッチを入切して、復水量と水位が変動しながら復水する従来の制御システムに比べて目詰まりが生じ難くなる。
図6(A)に示すような従来の復水井戸40の制御システムのように、復水井戸40の元水位20に対する復水井戸40の復水中の復水井戸内水位21を一定に保持する場合は、復水井戸内水位21を一定にするためにオーバーフロー高さ25を設け、ノッチタンク26を設置するため、復水井戸内水位21が地表面24の高さ以上になり、工事の障害等になる場合がある。オーバーフロー高さ25を地表面24以下にするには、図6(B)に示すように、地表面24から地中2への堀込27が必要となり、堀込27のための労力を要する。いずれの場合も、復水井戸内水位21の調整(再設定)には、オーバーフロー高さ25の変更を伴い、手間がかかる。
一方、図6(C)に示すように、本実施形態の制御システム1に係る復水井戸4では、排水ポンプ13の排水により復水井戸内水位21を保持するため、オーバーフロー高さ25を設ける必要が無く、復水井戸内水位21の調整はオーバーフロー高さ25の変更による限定的なものではなく、復水井戸4に復水井戸内水位21を容易に任意に設定することができる。
また、本実施形態では、復水井戸4に目詰まりが発生した場合、排水量(流量Q3)が増大するため、この現象を制御フローの中に組み込み、排水量(流量Q3)の計測結果により自動的に目詰まりを判断し、自動的に逆洗浄を行うことができる。
また、本実施形態によれば、復水井戸内水位21が一定になるように復水井戸4の水が排水されるように復水井戸4の管理が行われることにより目詰まりが生じ難くなることに加えて、流量計18により排水ポンプ13による復水井戸4の水の排水量(流量Q3)が取得され、排水ポンプ13により復水井戸4の復水井戸内水位21が一定になるように復水井戸4の水が排水されていたときに流量計18により取得された排水ポンプ13による排水量(流量Q3)が予め設定された逆洗浄開始流量に達し、目詰まりが生じた場合でも、排水ポンプ13による排水量(流量Q3)を増大させることにより復水井戸4の逆洗浄が行われるため、目詰まりを解消することができる。
また、水位計11により計測された復水井戸4の復水井戸内水位21が徐々に低下するようにインバータ15が自動的に排水ポンプ13の出力を調整するため、排水ポンプ13のオン‐オフの手間を省くことができる。そのため、目詰まりの発達が少ないうちに高頻度で逆洗浄を行うことが可能となり、逆洗浄の時間を短くし、全期間に対する逆洗浄が行われる期間を除いた復水が行われる期間のみの割合を大きくして、復水井戸の運転効率を向上できる。また、過剰な水頭差を与えずに逆洗浄を実施できるため、地盤中の細粒分の移動を抑制することができ、復水井戸4の寿命を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、排水ポンプ13は、地中2への復水量Qrが一定になるように復水井戸4の水を排水する復水量一定制御モードと、復水井戸4の復水井戸内水位21が一定になるように復水井戸4の水を排水する水位一定制御モードとを任意に切替可能であるため、例えば、下水量を抑えるために、復水量Qrを一定として管理したり、地盤沈下防止のために復水井戸内水位21を一定として管理を行ったりというように、工事現場の状況に応じた復水井戸4の制御をし易くなる。
(実験例)
以下、本実施形態の実験例について説明する。図1の制御システムにおいて、地中2を模擬地盤により構成して、復水量一定制御モードによる復水井戸4の制御を行った。揚水量(流量Q1)の目標値は15L/minとし、復水量Qrの目標値は8L/minとした。図7に示すように、実験開始から4分後に揚水量(流量Q1)及び復水量Qr(=流量Q2-流量Q3)の両方とも目標値で定常となり、目標値が維持された。図7に破線の楕円で示すように、実験開始から16分後に注水量(流量Q2)を減少させたが、復水量Qrに変動は見られなかった。
次に図1の制御システムにおいて、地中2を模擬地盤により構成して、水位一定制御モードによる復水井戸4の制御を行った。揚水井戸3の中の水位の目標値は元水位20の-0.5mとし、復水井戸4の復水井戸内水位21の目標値は元水位20の+0.2mとした。図8に示すように、実験開始から4分後に揚水井戸3の中の水位及び復水井戸内水位21の両方とも目標値に到達した。その後も揚水井戸3の中の水位及び復水井戸内水位21の両方とも目標値が維持された。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
1…制御システム、2…地中、3…揚水井戸、4…復水井戸、5…水位計、6…データロガー、7…PLC、8…揚水ポンプ、9…揚水管、10…インバータ、11…水位計、12…注水管、13…排水ポンプ、14…排水管、15…インバータ、16,17,18…流量計、19…絞込バルブ、20…元水位、21…復水井戸内水位、22…調整バルブ、24…地表面、25…オーバーフロー高さ、26…ノッチタンク、27…掘込、40…復水井戸、Q1,Q2,Q3,Q4…流量、Qd…揚水量、Qr…復水量、h…設定水位、h…逆洗浄開始水位、h…管理水位。

Claims (10)

  1. 復水井戸へ注水して地中へ復水する復水井戸の制御システムであって、
    前記復水井戸へ注水する注水管と、
    前記注水管による前記復水井戸への注水量を取得する注水量取得部と、
    前記復水井戸の水を排水する排水部と、
    前記排水部による前記復水井戸の水の排水量を取得する排水量取得部と、
    を備え、
    前記排水部は、前記注水量取得部により取得された前記注水管による前記注水量から前記排水量取得部により取得された前記排水部による前記排水量を差し引いた値である前記地中への復水量が一定になるように、前記復水井戸の水を排水する、復水井戸の制御システム。
  2. 前記復水井戸の水位を計測する水位計測部をさらに備え、
    前記排水部は、
    前記地中への前記復水量が一定になるように前記復水井戸の水を排水していたときに前記水位計測部により計測された前記復水井戸の前記水位が予め設定された逆洗浄開始水位に達したときには、前記排水部による前記排水量を増大させることにより前記復水井戸の逆洗浄を行う、請求項1に記載の復水井戸の制御システム。
  3. 前記排水部は、
    前記地中への前記復水量が一定になるように前記復水井戸の水を排水していた復水量一定制御モードのときに、前記水位計測部により計測される前記復水井戸の前記水位が一定になるように前記復水井戸の水を排水する水位一定制御モードに切替自在である、請求項2に記載の復水井戸の制御システム。
  4. 前記排水部は、
    前記復水井戸の前記水位が一定になるように前記復水井戸の水を排水していた前記水位一定制御モードのときに前記排水量取得部により取得された前記排水部による前記排水量が予め設定された逆洗浄開始流量に達したときには、前記排水部による前記排水量を増大させることにより前記復水井戸の逆洗浄を行う、請求項3に記載の復水井戸の制御システム。
  5. 前記排水部は、
    前記復水井戸の前記水位が一定になるように前記復水井戸の水を排水していた前記水位一定制御モードのときに、前記注水量取得部により取得された前記注水管による前記注水量から前記排水量取得部により取得された前記排水部による前記排水量を差し引いた値である前記地中への復水量が一定になるように前記復水井戸の水を排水する前記復水量一定制御モードに切替自在である、請求項に記載の復水井戸の制御システム。
  6. 復水井戸へ注水して地中へ復水する復水井戸の制御方法であって、
    前記復水井戸へ注水する注水工程と、
    前記注水工程による前記復水井戸への注水量を取得する注水量取得工程と、
    前記復水井戸の水を排水する排水工程と、
    前記排水工程による前記復水井戸の水の排水量を取得する排水量取得工程と、
    を備え、
    前記排水工程では、前記注水量取得工程により取得された前記注水工程による前記注水量から前記排水量取得工程により取得された前記排水工程による前記排水量を差し引いた値である前記地中への復水量が一定になるように、前記復水井戸の水を排水する、復水井戸の制御方法。
  7. 前記復水井戸の水位を計測する水位計測工程をさらに備え、
    前記排水工程では、
    前記地中への前記復水量が一定になるように前記復水井戸の水を排水していたときに前記水位計測工程により計測された前記復水井戸の前記水位が予め設定された逆洗浄開始水位に達したときには、前記排水工程による前記排水量を増大させることにより前記復水井戸の逆洗浄を行う、請求項に記載の復水井戸の制御方法。
  8. 前記排水工程では、
    前記地中への前記復水量が一定になるように前記復水井戸の水を排水していた復水量一定制御モードのときに、前記水位計測工程により計測される前記復水井戸の前記水位が一定になるように前記復水井戸の水を排水する水位一定制御モードに切替自在である、請求項に記載の復水井戸の制御方法。
  9. 前記排水工程では、
    前記復水井戸の前記水位が一定になるように前記復水井戸の水を排水していた前記水位一定制御モードのときに前記排水量取得工程により取得された前記排水工程による前記排水量が予め設定された逆洗浄開始流量に達したときには、前記排水工程による前記排水量を増大させることにより前記復水井戸の逆洗浄を行う、請求項に記載の復水井戸の制御方法。
  10. 前記注水工程による前記復水井戸への注水量を取得する注水量取得工程をさらに備え、
    前記排水工程では、
    前記復水井戸の前記水位が一定になるように前記復水井戸の水を排水していた前記水位一定制御モードのときに、前記注水量取得工程により取得された前記注水工程による前記注水量から前記排水量取得工程により取得された前記排水工程による前記排水量を差し引いた値である前記地中への復水量が一定になるように前記復水井戸の水を排水する前記復水量一定制御モードに切替自在である、請求項に記載の復水井戸の制御方法。
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