JP7026030B2 - トンネル緩衝工の開口部調整装置とその開口部調整方法 - Google Patents
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Description
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図1~図3、図5、図6及び図8~図14に示すように、トンネル坑口(3a)を覆うトンネル緩衝工(4)の長さ方向に形成された開口部(4e)の開度を調整するトンネル緩衝工の開口部調整装置であって、前記トンネル坑口に移動体(1)が突入するときに発生する圧力波の波形に基づいて、前記開口部の開度を調整する開度調整部(10)を備え、前記開度調整部は、前記圧力波の勾配波形に複数のピーク(P 1 ,P 2 )が存在するときに、各ピークの高さがほぼ等しくなるように前記開口部の開度を調整することを特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整装置(6)である。
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1~図3に示す列車1は、軌道2に沿って移動する移動体である。列車1は、例えば、320km/h以上の高速で走行する新幹線車両などの鉄道車両である。軌道2は、列車1が走行する通路(移動経路)である。軌道2は、図2に示すように、上り本線2a及び下り本線2bの二本の本線で構成された複線である。図1~図3に示すトンネル3は、山腹などの地中を貫通して列車1を通過させるための固定構造物(土木構造物)である。トンネル3は、図2に示すように、一つの固定構造物内に二本の本線2a,2bを収容する複線用の鉄道トンネル(複線トンネル)である。トンネル3は、図2及び図3に示すように、列車1が突入及び退出する出入口となるトンネル坑口3aなどを備えている。
以下では、図4に示す制御部12の動作を中心として説明する。
図7に示すステップ(以下、Sという)100において、圧力波検出装置5が圧力波を検出したか否かを制御部12が判断する。図1及び図3に示すように、列車1がトンネル坑口3aに突入すると、列車1の前方のトンネル3内に圧縮波が発生して、この圧縮波がトンネル3内を伝播し、この圧縮波の圧力勾配にほぼ比例したパルス状の圧力波であるトンネル微気圧波が突入側のトンネル坑口3aとは反対側のトンネル坑口から外部に放射する。例えば、トンネル坑口3aへの列車1の突入を列車検出装置が検出すると、開口部調整装置6に電源装置から電力が供給されて、開口部調整プログラムに従って一連の開口部調整処理を制御部12が開始する。初期状態では、図5(A)に示すように、開口部4eの高さHが初期設定値の高さH0に設定されている。トンネル3内を伝搬する圧縮波を圧力波検出装置5が検出し、圧力波検出装置5が圧力波情報を開口部調整装置6の圧力波情報入力部7に出力する。圧力波情報が入力したと制御部12が判断したときにはS110に進み、圧力波情報が入力していないと制御部12が判断したときには一連の開口部調整処理を制御部12が終了する。
(1) この第1実施形態では、トンネル坑口3aに列車1が突入するときに発生する圧力波の波形に基づいて、開口部4eの開度を開度調整部10が調整する。このため、各開口部4eの開度を一律に変更して開口部4eの開度を最適化することができる。その結果、最適な開口部4eの開度の調整に要する時間や試番数を大幅に低減することができるとともに、開口部4eの開度の最適解をほぼ確実に得ることができる。例えば、図19(A)に示す従来の開口部位置調整方式Aや、図19(B)に示す従来の開口部位置調整方式Bなどに比べて、トンネル微気圧波の低減効果を十分に発揮しつつ、最適な開口部4eの開度に短時間で簡単に調整することができる。
以下では、図1~図5に示す部分と同一の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図8及び図9に示す開口部4eは、図1、図3及び図5に示す開口部4eとは異なり、トンネル緩衝工4の長手方向に所定の間隔をあけて離散窓状に形成されており、高さHと幅Wとがほぼ同じである正方形状に形成されている。開口部4eは、いずれも開口面積(H×W)が同じである。開口部4eは、図2に示す開口部4eと同様に、トンネル緩衝工4の側壁4c,4dを貫通して側壁4c,4dにそれぞれ連続して形成されている。
この第2実施形態では、トンネル緩衝工4の長さ方向と交差する方向に塞ぎ部材10aを移動することによって、離散窓状の開口部4eの開度を開度調整部10が調整する。このため、図19(A)に示す従来の開口部位置調整方式Aのような塞ぎ部材110Aの位置と幅を変更して離散窓状の開口部104eを部分的に調整する煩雑な作業が不要になって、離散窓状の開口部4eの高さHのみを調整する簡単な作業により作業負担を大幅に軽減することができる。
図10及び図11に示す開口部4eは、図1、図3及び図5に示す開口部4eと同様に、トンネル緩衝工4の長手方向に所定の間隔をあけてスリット状に形成されており、高さHに比べて長さLが長い細長の長方形状に形成されている。図10及び図11に示す開口部調整装置6は、図1~図5、図8及び図9に示す開口部調整装置6とは異なり、複数の開口部4eを長さ方向に開閉する開口部長さ調整方式によって、この複数の開口部4eの開度を最適に調整する。開度調整部10は、塞ぎ部材10aの水平方向の位置を調整することによって複数の開口部4eの開度を調整する。開度調整部10は、図10及び図11に示すように、トンネル緩衝工4の長さ方向に塞ぎ部材10aを移動することによって、この開口部4eの開度を調整する。開度調整部10は、例えば、図6(A)に示すように、圧力勾配波形が右上がりでありときには、図11(B)に示すように開口部4eが小さくなるように、開口部4eの長さLを長さL0から長さL1に小さく(短く)してこの開口部4eの開度を調整する。一方、開度調整部10は、例えば、図6(B)に示すように、圧力勾配波形が左上がりでありときには、図11(C)に示すように開口部4eが大きくなるように、開口部4eの長さLを長さL0から長さL2に大きく(長く)してこの開口部4eの開度を調整する。開度調整部10は、図10及び図11に示すように、トンネル緩衝工4の長さ方向に開口部4eが複数形成されているときに、この複数の開口部4eが同じ開度になるように、この複数の開口部4eの開度を調整する。
(1) この第3実施形態では、トンネル緩衝工4の長さ方向に塞ぎ部材10aを移動することによって、この開口部4eの開度を開度調整部10が調整する。このため、例えば、複数の開口部4eの開度を同時に調整することができるとともに、開口部4eを最適な開度に短時間で簡単に調整することができる。
図12及び図13に示す開口部4eは、図8及び図9に示す開口部4eと同様に、トンネル緩衝工4の長手方向に所定の間隔をあけて離散窓状に形成されており、高さHと幅Wとがほぼ同じである正方形状に形成されている。図12及び図13に示す開口部調整装置6は、図11及び図12に示す開口部調整装置6と同様に、複数の開口部4eを長さ方向に開閉する開口部長さ調整方式によって、この複数の開口部4eの開度を最適に調整する。開度調整部10は、例えば、図6(A)に示すように、圧力勾配波形が右上がりでありときには、図13(B)に示すように開口部4eが小さくなるように、開口部4eの幅Wを幅W0から幅W1に小さく(狭く)してこの開口部4eの開度を調整する。一方、開度調整部10は、例えば、図6(B)に示すように、圧力勾配波形が左上がりでありときには、図13(C)に示すように開口部4eが大きくなるように、開口部4eの幅Wを幅W0から幅W2に大きく(広く)してこの開口部4eの開度を調整する。開度調整部10は、図12及び図13に示すように、トンネル緩衝工4の長さ方向に開口部4eが複数形成されているときに、この複数の開口部4eが同じ開度になるように、この複数の開口部4eの開度を調整する。
この第4実施形態では、トンネル緩衝工4の長さ方向に塞ぎ部材10aを移動することによって、離散窓状の開口部4eの開度を開度調整部10が調整する。このため、図19(A)に示す従来の開口部位置調整方式Aのような塞ぎ部材110Aの位置と幅を変更して離散窓状の開口部104eを部分的に調整する煩雑な作業が不要になって、離散窓状の開口部4eの幅Wのみを調整する簡単な作業により作業負担を大幅に軽減することができる。
図14に示すトンネル緩衝工4は、このトンネル緩衝工4の長さ方向に形成された大きさが異なる複数の開口部4eを備えている。図14(A)に示す開口部調整装置6は、複数の開口部4eを高さ方向に開閉する開口部高さ調整方式によって、この複数の開口部4eの開度を最適に調整する。一方、図14(B)に示す開口部調整装置6は、図14(A)に示す開口部調整装置6とは異なり、複数の開口部4eを長さ方向に開閉する開口部長さ調整方式によって、この複数の開口部4eの開度を最適に調整する。開度調整部10は、図14に示すように、トンネル緩衝工4の長さ方向に大きさの異なる開口部4eが複数形成されているときに、この複数の開口部4eが同じ開度になるように、この複数の開口部4eの開度を調整する。開度調整部10は、大きさの異なる複数の開口部4eが全て同じ開度に変化するように、この複数の開口部4eの開度を同時に調整する。図14(A)に示す開度調整部10は、トンネル緩衝工4の長さ方向と交差する方向(高さ方向)に塞ぎ部材10aを移動することによって、この開口部4eの開度を調整する。一方、図14(B)に示す開度調整部10は、トンネル緩衝工4の長さ方向に塞ぎ部材10aを移動することによって、この開口部4eの開度を調整する。この第5実施形態には、第1実施形態~第4実施形態の効果に加えて、個々の開口部4eの大きさが異なるトンネル緩衝工4についてもこれらの開口部4eの開度を短時間で簡単に調整することができる。
(模型実験)
図15に示すトンネル緩衝工模型の性能を調べるため、公益財団法人鉄道総合技術研究所の超高速列車模型発射装置を使用して、トンネル模型に車両模型を打ち込み、トンネル坑口から1mの位置に設置した圧力計によりトンネル内圧縮波の波形を計測した。圧力勾配波形は中心差分で求めた。
スリット型開口部の緩衝工模型については、複数のスリット型開口部の高さのみを蓋を用いて変更してスリット型開口部の調整による効果を調べた。離散窓型開口部の緩衝工模型については、複数の離散窓型開口部の高さのみを蓋を用いて変更して離散窓型開口部の調整による効果を調べた。
図16に示すグラフは、開度と圧力勾配最大値比との関係を表す。図16に示す縦軸は、圧力勾配最大値比であり、横軸は開度である。ここで、圧力勾配最大値比α=(∂p/∂tmax緩衝工あり)/( ∂p/∂tmax緩衝工なし)であり、開度は図5に示すH0~H2をHで除した量に相当する。σは、断面積比であり、Lはトンネル緩衝工長さ(実寸)である。図16に示すように、スリット窓・中心走行、離散窓・中心走行、離散窓・偏心走行のいずれの条件についても圧力勾配最大値比αが最小になる開度が一つ存在する。これらにおいては、開度に対して圧力勾配最大値比αの変化がほぼ単調であり、一つの極小値を持つことから、明らかに最適な開度があることが確認された。また、断面積比σ=1及びσ=1.4の場合には、最適な開度がほぼ同じであり、トンネル緩衝工が長くなると最適な開度が小さくなることが確認された。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、移動体が列車1である場合を例に挙げて説明したが、磁気浮上式鉄道又は自動車などの他の移動体についても、この発明を適用することができる。また、この実施形態では、固定構造物がトンネル3及びトンネル緩衝工4である場合を例に挙げて説明したが、固定構造物をこれらに限定するものではない。例えば、雪崩を通過させるために山腹斜面から線路上を覆う庇状のスノーシェッド(雪崩防護工)、吹雪、地吹雪による線路上の吹き溜まりの発生を防止するために線路上を覆うスノーシェルタ、斜面から転落又は落下してくる落石を通過させるために線路上を覆う落石覆い(落石防護工)、線路上を立体的に交差する橋梁又は高架橋などの立体交差、線路上部に駅本屋が存在する橋上駅(橋上建物)、線路を超えるために線路上に架け渡された跨線橋などの固定構造物についても、この発明を適用することができる。さらに、この実施形態では、列車1が新幹線列車である場合を例に挙げて説明したが、在来線を走行する在来線列車、又は新幹線と在来線とを相互に走行可能な新在直通運転用の列車などについても、この発明を適用することができる。
2 軌道
3 トンネル
3a トンネル坑口
4 トンネル緩衝工
4a 緩衝工口
4b 天部
4c,4d 側壁
4e 開口部
5 圧力波検出装置
6 開口部調整装置
7 圧力波情報入力部
8 圧力勾配波形演算
9 波形評価部
10 開度調整部
11 駆動部
12 制御部
H,H0~H2 高さ
P1,P2 ピーク
W,W0~W2 幅
L,L0~L2 長さ
Claims (20)
- トンネル坑口を覆うトンネル緩衝工の長さ方向に形成された開口部の開度を調整するトンネル緩衝工の開口部調整装置であって、
前記トンネル坑口に移動体が突入するときに発生する圧力波の波形に基づいて、前記開口部の開度を調整する開度調整部を備え、
前記開度調整部は、前記圧力波の勾配波形に複数のピークが存在するときに、各ピークの高さがほぼ等しくなるように前記開口部の開度を調整すること、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整装置。 - 請求項1に記載のトンネル緩衝工の開口部調整装置において、
前記開度調整部は、
前記圧力波の勾配波形が右上がりであるときには、前記開口部の開度が小さくなるようにこの開口部の開度を調整し、
前記圧力波の勾配波形が左上がりであるときには、前記開口部の開度が大きくなるようにこの開口部の開度を調整すること、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のトンネル緩衝工の開口部調整装置において、
前記開度調整部は、前記トンネル緩衝工の長さ方向に前記開口部が複数形成されているときに、この複数の開口部が同じ開度になるように、この複数の開口部の開度を調整すること、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整装置。 - トンネル坑口を覆うトンネル緩衝工の長さ方向に形成された開口部の開度を調整するトンネル緩衝工の開口部調整装置であって、
前記トンネル坑口に移動体が突入するときに発生する圧力波の波形に基づいて、前記開口部の開度を調整する開度調整部を備え、
前記開度調整部は、前記トンネル緩衝工の長さ方向に前記開口部が複数形成されているときに、この複数の開口部が同じ開度になるように、この複数の開口部の開度を調整すること、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のトンネル緩衝工の開口部調整装置において、
前記開度調整部は、前記トンネル緩衝工の長さ方向と交差する方向に、前記開口部を塞ぐ塞ぎ部材を移動することによって、この開口部の開度を調整すること、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整装置。 - 請求項5に記載のトンネル緩衝工の開口部調整装置において、
前記開度調整部は、前記開口部がスリット状の開口部であるときに、前記トンネル緩衝工の長さ方向と交差する方向に前記塞ぎ部材を移動することによって、このスリット状の開口部の開度を調整すること、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整装置。 - 請求項5に記載のトンネル緩衝工の開口部調整装置において、
前記開度調整部は、前記開口部が離散窓状の開口部であるときに、前記トンネル緩衝工の長さ方向と交差する方向に前記塞ぎ部材を移動することによって、この離散窓状の開口部の開度を調整すること、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整装置。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のトンネル緩衝工の開口部調整装置において、
前記開度調整部は、前記トンネル緩衝工の長さ方向に、前記開口部を塞ぐ塞ぎ部材を移動することによって、この開口部の開度を調整すること、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整装置。 - 請求項8に記載のトンネル緩衝工の開口部調整装置において、
前記開度調整部は、前記開口部がスリット状の開口部であるときに、前記トンネル緩衝工の長さ方向に前記塞ぎ部材を移動することによって、このスリット状の開口部の開度を調整すること、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整装置。 - 請求項8に記載のトンネル緩衝工の開口部調整装置において、
前記開度調整部は、前記開口部が離散窓状の開口部であるときに、前記トンネル緩衝工の長さ方向に前記塞ぎ部材を移動することによって、この離散窓状の開口部の開度を調整すること、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整装置。 - トンネル坑口を覆うトンネル緩衝工の長さ方向に形成された開口部の開度を調整するトンネル緩衝工の開口部調整方法であって、
前記トンネル坑口に移動体が突入するときに発生する圧力波の波形に基づいて、前記開口部の開度を調整する開度調整工程を含み、
前記開度調整工程は、前記圧力波の勾配波形に複数のピークが存在するときに、各ピークの高さがほぼ等しくなるように前記開口部の開度を調整する工程を含むこと、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整方法。 - 請求項11に記載のトンネル緩衝工の開口部調整方法において、
前記開度調整工程は、
前記圧力波の勾配波形が右上がりであるときには、前記開口部の開度が小さくなるようにこの開口部の開度を調整し、
前記圧力波の勾配波形が左上がりであるときには、前記開口部の開度が大きくなるようにこの開口部の開度を調整する工程を含むこと、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整方法。 - 請求項11又は請求項12に記載のトンネル緩衝工の開口部調整方法において、
前記開度調整工程は、前記トンネル緩衝工の長さ方向に前記開口部が複数形成されているときに、この複数の開口部が同じ開度になるように、この複数の開口部の開度を調整する工程を含むこと、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整方法。 - トンネル坑口を覆うトンネル緩衝工の長さ方向に形成された開口部の開度を調整するトンネル緩衝工の開口部調整方法であって、
前記トンネル坑口に移動体が突入するときに発生する圧力波の波形に基づいて、前記開口部の開度を調整する開度調整工程を含み、
前記開度調整工程は、前記トンネル緩衝工の長さ方向に前記開口部が複数形成されているときに、この複数の開口部が同じ開度になるように、この複数の開口部の開度を調整する工程を含むこと、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整方法。 - 請求項11から請求項14までのいずれか1項に記載のトンネル緩衝工の開口部調整方法において、
前記開度調整工程は、前記トンネル緩衝工の長さ方向と交差する方向に前記開口部を塞ぐ塞ぎ部材を移動することによって、この開口部の開度を調整する工程を含むこと、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整方法。 - 請求項15に記載のトンネル緩衝工の開口部調整方法において、
前記開度調整工程は、前記開口部がスリット状の開口部であるときに、前記トンネル緩衝工の長さ方向と交差する方向に、前記塞ぎ部材を移動することによって、このスリット状の開口部の開度を調整する工程を含むこと、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整方法。 - 請求項15に記載のトンネル緩衝工の開口部調整方法において、
前記開度調整工程は、前記開口部が離散窓状の開口部であるときに、前記トンネル緩衝工の長さ方向と交差する方向に前記塞ぎ部材を移動することによって、この離散窓状の開口部の開度を調整する工程を含むこと、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整方法。 - 請求項11から請求項17までのいずれか1項に記載のトンネル緩衝工の開口部調整方法において、
前記開度調整工程は、前記トンネル緩衝工の長さ方向に、前記開口部を塞ぐ塞ぎ部材を移動することによって、この開口部の開度を調整する工程を含むこと、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整方法。 - 請求項18に記載のトンネル緩衝工の開口部調整方法において、
前記開度調整工程は、前記開口部がスリット状の開口部であるときに、前記トンネル緩衝工の長さ方向に前記塞ぎ部材を移動することによって、このスリット状の開口部の開度を調整する工程を含むこと、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整方法。 - 請求項18に記載のトンネル緩衝工の開口部調整方法において、
前記開度調整工程は、前記開口部が離散窓状の開口部であるときに、前記トンネル緩衝工の長さ方向に前記塞ぎ部材を移動することによって、この離散窓状の開口部の開度を調整する工程を含むこと、
を特徴とするトンネル緩衝工の開口部調整方法。
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