JP7025865B2 - 食品粒状物の粉砕機及び粉砕装置 - Google Patents
食品粒状物の粉砕機及び粉砕装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7025865B2 JP7025865B2 JP2017165648A JP2017165648A JP7025865B2 JP 7025865 B2 JP7025865 B2 JP 7025865B2 JP 2017165648 A JP2017165648 A JP 2017165648A JP 2017165648 A JP2017165648 A JP 2017165648A JP 7025865 B2 JP7025865 B2 JP 7025865B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- fixed
- container
- crusher
- rotary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000008187 granular material Substances 0.000 title claims description 26
- 235000013305 food Nutrition 0.000 title claims description 24
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 40
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 30
- 239000002826 coolant Substances 0.000 claims description 22
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 20
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 13
- 241000533293 Sesbania emerus Species 0.000 description 11
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 11
- 235000010627 Phaseolus vulgaris Nutrition 0.000 description 5
- 244000046052 Phaseolus vulgaris Species 0.000 description 5
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 4
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000012267 brine Substances 0.000 description 1
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 1
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000035622 drinking Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000000796 flavoring agent Substances 0.000 description 1
- 235000019634 flavors Nutrition 0.000 description 1
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 1
- 230000003584 silencer Effects 0.000 description 1
- HPALAKNZSZLMCH-UHFFFAOYSA-M sodium;chloride;hydrate Chemical compound O.[Na+].[Cl-] HPALAKNZSZLMCH-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
コーヒーを飲むときは、粉末状にされたコーヒーにお湯を注ぎ、コーヒーの成分を湯中に抽出して飲み物としている。すなわち、農場で収穫されたコーヒー豆は、乾燥された後に焙煎され、さらに粉砕されている。
このような粉砕装置では、使用後の刃面にコーヒー粉が付着して残留することが問題とされていた。付着・残留したコーヒー粉は、時間とともに悪臭を放つなど、不衛生になるために、ときどき清掃する必要がある。
そこで、ここに記載された粉砕装置では、回転刃と固定刃とを容易に分離できる構造として、両方の刃面を分離した状態で、簡単に清掃できるようにしている。
すなわち、粉砕されたコーヒー粉が一般に流通されているのであるが、大量のコーヒー豆を粉砕する場合の問題点などを記載した文献は見当たらない。
すなわち、最初に少量の粒子が周壁に付着すると、後の粒子がこれに付着し易くなり、次々と粉砕物が付着堆積して大きく成長し、処理が不能となるのである。
また、前記回転刃は、回転側保持部材と回転側刃部材で構成され、前記回転側保持部材の内部に冷却媒体を流すための回転側冷却空間を備えていることが好ましい。
そして、前記粉砕物を前記気流とともに搬送する送風機を備えている構成とすることができる。
前記分離手段は、サイクロン及びバグフィルタからなる構成とすることができる。
したがって、付着性が強い場合でも粉砕物が内周面に付着堆積することはなく、食用の穀類や豆類を大量に問題なく粉砕することができる。
また、本発明の粉砕機を使用する粉砕装置は、コーヒー粉などを大量に生産することができる。
また、容器20の他端壁は、固定刃40を備える蓋部材23によって閉塞されるとともに、蓋部材23の中央部を経由して粒状物の供給口21が設けられている。容器20の周壁25には、粉砕物の排出口22が設けられている。
粉砕物は、回転刃30の遠心力により刃面間を通過し、同伴する空気(気流)とともに周壁25の内周面25aに沿って排出口22に向かうことになる。
回転軸35は、駆動側端部にロータリージョイントが取り付けられ、冷却媒体の供給と排出を行うようになっている。
また、処理物が食品材料であるために、いわゆるサニタリー仕様とし、容器20の内部を簡単に清掃できるようにしている。例えば、蓋部材23は、容器20にヒンジを用いて取り付けられ、固定刃40とともに大きく開閉できるようにしている。
第1の特徴は、周壁25の内周面25aが、回転軸35(すなわち容器20の軸心)に対して傾斜する斜面状に形成されていることである。
通常、周壁25は軸心と平行する円筒状に形成され、その内面も回転軸35と平行する曲面としているが、本発明では内周面25aを回転軸35に対して傾斜する斜面状となるように形成している。
周壁25の内面には、周方向に沿って山部26が形成され、山部26の両側が斜面状に形成されている。すなわち、回転軸35に対して傾斜する2つの斜面を備えている。
刃面間から放出された粉砕物の粒子Pは、比較的早い時点で2つの斜面にソフトに接触する。すなわち、粒子Pは壁面に対して必ず斜めに接触するので、運動エネルギーを失わずに壁面に沿って動き続け、付着することなく排出口22に向かって流れる。
図4は、容器20の軸心に直角な面での断面図であり、図2と同じであるが、粉砕物の運動を説明するために、内周面25aの直径が最大となる断面で示している。
ここで、回転刃30の回転方向は、矢印に示す方向である。
粒子Pが、点Aから点Bに向かって直進した場合には、内周面25aに対し直角に衝突することになり、壁面に付着することになる。
しかしながら、粒子Pは旋回流によって進行方向が変えられ、粒子Prで示すように、次第に内周面25aに沿って流れるようになる。このため、粒子Pは内周面25aに接触しても運動エネルギーを失わず、運動を続けるために付着しないことになる。
すなわち、粉砕物の粒子Pは、内周面25aに対して直角に近い角度で激しく衝突することはなく、内周面25aに対して平行に近い角度でソフトに接触し、斜面を滑るように周方向に流れることになる。
また、低い温度で粉砕することによって食材が本来持っている味や風味を失わないので食品に適した粉砕方法とすることができる。
食品材料を処理する場合には、冷却媒体が粉砕物に混入することのないよう確実な漏洩防止構造が要求されるが、このような構造によって、冷却媒体が容器20内に入ることのない構造とすることができる。
板状をなす固定側保持部材41は、一方の面に固定側刃部材42が設けられ、他方の面に蓋部材23が設けられている。固定側冷却空間43は、固定側保持部材41が他方の面から一定の深さで広範囲に切削されて形成され、保持蓋部材45により閉塞されている。そして、シール部材46、47により確実に密閉されているので、冷却媒体が固定側冷却空間43から漏れ出ることはなく、粉砕物に混入することはない。
なお、保持蓋部材45には蓋部材23を挿通して、冷却媒体の供給口91と排出口92が設けられている。
回転刃30についても、ほぼ同様の構造に形成されている。
粉砕装置100は、食品粒状物の粉砕機10の他に、粒状物を供給する供給機60、粉砕物を空気輸送するための送風機70、粉砕物を気流から回収する分離手段80、回転刃30及び固定刃40に冷却媒体を供給するためのチラーユニット90などを備えて構成されている。
本発明では、粒状物を空気とともに供給口21に導入し、粉砕物を空気とともに排出口22から排出し、そこから空気輸送を行う構成としている。
空気ラインは、少なくとも結露することのない乾燥空気を供給可能であることが好ましい。すなわち、大気を圧縮し、水分を冷却凝縮して除去していることが好ましい。最近の食品工場では、装置全体をドライルーム内に設置することも多い。
サイクロン81の下部には、ロータリーフィーダ82及び製品タンク83が配置され、粉砕されたコーヒー粉を製品タンク83に溜めこむことができる。
バグフィルタ85の下部には、ロータリーフィーダ86及び渋皮タンク87が配置されて、捕集された渋皮を渋皮タンク87に溜めこむことができる。
そして、回転側冷却空間33及び固定側冷却空間43の両方に冷却媒体を供給することが好ましい。回転側刃部材32及び固定側刃部材42の温度は、少なくとも15℃以下とすることが好ましく、0℃以下とすることがより好ましい。
例えば、分離手段80としてサイクロン81及びバグフィルタ85を使用する例を示したが、何れか一つとすることもできる。
また、空気輸送システムについては、空気ではなく不活性ガスを使用することも可能であり、送風機70の出口から、不活性ガスを容器20の供給口21に循環させて使用することもできる。
20: 容器
21: 供給口
22: 排出口
25: 周壁
25a:内周面
30: 回転刃
31: 回転側保持部材
32: 回転側刃部材
33: 回転側冷却空間
35: 回転軸
40: 固定刃
41: 固定側保持部材
42: 固定側歯部材
43: 固定側冷却空間
70: 送風機
80: 分離手段
81: サイクロン
85: バグフィルタ
100:粉砕装置
Claims (5)
- 円筒状の容器と、前記容器の一端壁を挿通して設けられる回転軸と、前記回転軸に取り付けられる回転刃と、前記容器の他端壁に設けられる固定刃とを備える食品粒状物の粉砕機であって、
前記固定刃の中央部を経由して設けられる粒状物の供給口と、前記容器の周壁に設けられる粉砕物の排出口とを備え、前記容器の内周面には、周方向に沿って山部が形成され、前記山部の両側が前記回転軸に対して傾斜する斜面状に形成され、
前記固定刃が、固定側保持部材と固定側刃部材で構成され、前記固定側保持部材の内部に冷却媒体を流すための固定側冷却空間を備えていることを特徴とする食品粒状物の粉砕機。 - 前記回転刃が、回転側保持部材と回転側刃部材で構成され、前記回転側保持部材の内部に冷却媒体を流すための回転側冷却空間を備えていることを特徴とする請求項1に記載の食品粒状物の粉砕機。
- 請求項1又は請求項2に記載の食品粒状物の粉砕機を備えている粉砕装置であって、前記粉砕物が前記排出口から気流とともに排出され、前記粉砕物を前記気流から回収する分離手段を備えていることを特徴とする粉砕装置。
- 前記粉砕物を前記気流とともに搬送する送風機を備えていることを特徴とする請求項3に記載の粉砕装置。
- 前記分離手段がサイクロン及びバグフィルタからなることを特徴とする請求項3又は4に記載の粉砕装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017165648A JP7025865B2 (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 食品粒状物の粉砕機及び粉砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017165648A JP7025865B2 (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 食品粒状物の粉砕機及び粉砕装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019042627A JP2019042627A (ja) | 2019-03-22 |
JP7025865B2 true JP7025865B2 (ja) | 2022-02-25 |
Family
ID=65813421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017165648A Active JP7025865B2 (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 食品粒状物の粉砕機及び粉砕装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7025865B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102452428B1 (ko) * | 2022-03-18 | 2022-10-06 | 배영길 | 미세 분말 형태의 식물성 연료 및 그 제조 시스템 그리고 그 제조 방법 |
CN115254327B (zh) * | 2022-07-26 | 2024-02-27 | 高能南京环保科技股份有限公司 | 一种液力微颗粒剪切研磨方法及装置 |
CN115251443B (zh) * | 2022-09-26 | 2022-12-16 | 济南希克尔模具有限公司 | 一种膨化食品膨化加工处理设备 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000033288A (ja) | 1998-07-15 | 2000-02-02 | Satake Eng Co Ltd | サイクロン型選別装置 |
JP2003054748A (ja) | 2001-08-07 | 2003-02-26 | Tsukasa Kogyo Kk | 製粉用集塵ユニット及び該製粉用集塵ユニットを備えた製粉設備 |
JP6622742B2 (ja) | 2017-03-17 | 2019-12-18 | 日本コークス工業株式会社 | 粉砕機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6039423B2 (ja) * | 1982-11-13 | 1985-09-05 | 増幸産業株式会社 | 低温摩砕装置 |
JPH1028894A (ja) * | 1996-07-16 | 1998-02-03 | Mitsui Mining Co Ltd | 粉砕機 |
-
2017
- 2017-08-30 JP JP2017165648A patent/JP7025865B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000033288A (ja) | 1998-07-15 | 2000-02-02 | Satake Eng Co Ltd | サイクロン型選別装置 |
JP2003054748A (ja) | 2001-08-07 | 2003-02-26 | Tsukasa Kogyo Kk | 製粉用集塵ユニット及び該製粉用集塵ユニットを備えた製粉設備 |
JP6622742B2 (ja) | 2017-03-17 | 2019-12-18 | 日本コークス工業株式会社 | 粉砕機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019042627A (ja) | 2019-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7025865B2 (ja) | 食品粒状物の粉砕機及び粉砕装置 | |
US10086381B2 (en) | Grinder mill air filter | |
EP1623633A2 (en) | Process for single-stage heat treatment and grinding of mustard bran, and product and its uses | |
JP2006055165A (ja) | おろしたチーズの製造方法およびその使用方法 | |
US8067051B2 (en) | Process for milling cocoa shells | |
US11612868B2 (en) | In-line flavoring granular and powder conveyor system | |
US9370778B2 (en) | Eggshell membrane separation process | |
SE449656B (sv) | Forfaringssett och anordning for kontinuerlig torkning och/eller granulering av massgods | |
KR101586464B1 (ko) | 농산물 분쇄 및 착즙 장치 | |
JP6531957B2 (ja) | 固液分離装置 | |
EP1733624B1 (en) | Process for milling cocoa shells and granular edible product thereof | |
CN106820174B (zh) | 花生去皮装置 | |
CN102132853A (zh) | 一种低温粉碎设备 | |
CN206139261U (zh) | 破碎机 | |
KR101984388B1 (ko) | 사이클론 내부의 자석장치를 이용한 곡물의 철분 분리장치 | |
CN206674980U (zh) | 一种微波膨胀烟梗造粒设备 | |
CN112890068A (zh) | 一种固体饮料杀菌装置 | |
US4957043A (en) | Fruit disintegrating apparatus | |
JP2003094009A (ja) | 食品廃棄物の処理装置 | |
RU2667734C1 (ru) | Установка для извлечения и очистки перги из перговых сотов | |
KR20200029181A (ko) | 배전(焙 煎-roasting) 된 원두커피(coffee) 분쇄된 것에서 속껍질(chaff) 및 미분(微分) 제거 장치 | |
JP7182286B2 (ja) | 食材粉体製造方法 | |
KR20090005532A (ko) | 소형 즉석 도정기용 집진장치 | |
US2265658A (en) | Food shredding apparatus | |
KR20030003980A (ko) | 옥돌과 참숯을 이용한 고춧가루 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200601 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210511 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210611 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210803 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210913 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7025865 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |