JP7024955B2 - ブランケット - Google Patents

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Description

本発明は、電気を通電させることで発熱する発熱体を有する携帯可能なブランケットに関する。
気温が低い時期の屋外スポーツ観戦や冬期の車中において、座席に腰掛けている状態で寒さを防ぐためには分厚いコート等が欠かせない。しかし例えば屋外スポーツ観戦時と、観戦場所への移動時とでは体感温度が極端に変わるため、コート等は脱ぎ着せざるを得ず、かさばるため不便である。このような状況において、これまではウールやアクリル繊維等空気を多く含みやすく断熱性に優れた繊維製品を用いて製造された膝掛け等が用いられてきたが、十分に寒さを防ぐことができず、別に発熱体を備えた携帯懐炉などを併用することが多かった。
従来、建物内部においては、電気を通電することで発熱する発熱体を備えた、いわゆる電気毛布や電気膝掛けと呼ばれる製品が用いられてきた。図6に電気毛布(膝掛け)200の説明図を示す。電気毛布200は、繊維製品である毛布230と、毛布230に内蔵された発熱体240と、発熱体へ通電する電力を制御することで発熱体の温度を調整するコントローラ210と、交流である市中電源250を直流に変換するACアダプター220を備える。発熱体240は、毛布230の略全面に配置され、市中電源250から供給される電力によって発熱する。しかし、コンセントを通じて市中電源250から電力を供給する必要があるので、例えば屋外スポーツ観戦場所や冬期の車中においては使用が困難であった。この問題を解決するため、電気毛布について市中電源を使用する代わりに充電池を使用する技術については、特許文献1等に開示されている。
特開2000-041816号公報
しかし、現在広く使われている携帯用のリチウムイオン二次電池が蓄電できる電力は限られており、通常の電気毛布を考えると消費電力は少なくとも50W~60Wであり、1時間以下の発熱時間しか得られず、実用的ではない。また毛布部分がウール等の材料で製造されていると、水が浸透しやすく、屋外での使用には適さない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、屋外でも長時間の使用が可能であり、また携帯性を有し、且つ、十分な温かさを使用者が感じることが可能な発熱体を備えたブランケットを提供することを目的とする。
(1)本発明は、長辺と短辺を有する長方形の第一シート材と、前記第一シート材に積層され、且つ、周縁が前記第一シート材と結合される第二シート材と、前記第一シート材と前記第二シート材の間に配設され、通電されることにより温まる発熱体と、を備え、前記第一シート材の外側の表面は、水をはじく撥水層又は水を通さない防水層で構成されることを特徴とするブランケットを提供する。
上記(1)に記載する発明によれば、ブランケットの外側表面が水をはじく撥水層又は水を通さない防水層で構成されるので、屋外で使用しても水が使用者の皮膚近くまで浸透しにくく、且つ、通電して発熱体を発熱させることで使用者に温もりを与えることが可能なブランケットが実現できるという優れた効果を奏する。
(2)本発明は、複数の加熱対象領域を備え、前記発熱体は、前記加熱対象領域に相当する場所に配設されることを特徴とする上記(1)に記載のブランケットを提供する。
使用者が寒さを感じる時、脚部や首元や指先など特定の場所を温めれば十分な場合が多い。上記(2)に記載する発明によれば、ブランケットの全面に発熱体を備えるのではなく、ブランケット中の少なくとも一部分である加熱対象領域を設けて集中的に発熱させることで、最小限の電力消費で使用者にとって十分な温もりを提供できるという優れた効果を奏する。
(3)本発明は、使用者の脚部を覆うように配置される際に、前記加熱対象領域が、前記使用者の脚部により支持されることを特徴とする上記(2)に記載のブランケットを提供する。
上記(3)に記載する発明によれば、ブランケットの全面に発熱体を備える代わりに、膝掛けとして使用する際に接触する部分である脚部上に配置され得る複数の加熱対象領域に発熱体を設けることで、最小限の発熱体で効率よく身体を温めることができるという優れた効果を奏する。
(4)本発明は、前記複数の加熱対象領域が、前記第一シート材の前記長辺方向に間隔を空けて配設されることを特徴とする上記(2)又は(3)に記載のブランケットを提供する。
上記(4)に記載する発明によれば、太もも長手方向と垂直にブランケットの長辺をおいた場合に、当該ブランケットを膝の上に配置した際、太ももの存在しない両足の間の隙間部分に発熱体を設けない態様が可能になり、消費電力を必要最小限な値に限定でき、発熱時間を長くすることができるという優れた効果を奏する。
(5)本発明は、前記複数の加熱対象領域が、前記第一シート材における前記長辺の垂直二等分線を対称軸として、互いに略線対称の位置に配設されることを特徴とする上記(2)乃至(4)のうちのいずれかに記載のブランケットを提供する。
上記(5)に記載する発明によれば、発熱体が配置される加熱対象領域がブランケット中で左右対称に配置されるので、例えば膝の上に膝掛けとして置いた場合に、体軸に対して線対称に重量が配分されるため、ブランケットが脚部からずり落ちにくいという優れた効果を奏する。
(6)本発明は、前記第一シート材と前記第二シート材の間に設けられる内部空間を袋状空間と定義するとき、前記第一シート材の内表面、前記第二シート材の内表面又は前記袋状空間内には、管状通路となる発熱体保持部が形成されており、前記発熱体保持部は、発熱する導電線である前記発熱体が挿入されることを特徴とする上記(1)乃至(5)のうちのいずれかに記載のブランケットを提供する。
ブランケット内で発熱体同士が直接接触すると、通電によって発生される熱によって絶縁が破壊される可能性が生じ、ショートすることで発火等故障や事故の原因となり得る。しかしブランケットが備えるシート材に発熱体を動かないように固定すると、シート材の特定の場所に常に発熱体が当たって加熱することになるので、発熱体が当たる特定の場所が熱により劣化されやすくなる欠点を持つことになる。上記(6)に記載する発明によれば、管状通路である発熱体保持部に発熱体が保持され、ある程度保持部の中で発熱体の位置が動きうる状態に保ち、且つ、発熱体同士が直に接触しないようにすることができるので、事故や故障を避け、さらにシート材の部分的な劣化を防ぐこともできるという極めて優れた効果を奏する。
(7)本発明は、前記袋状空間を外部に露呈可能な開口部を備えることを特徴とする上記(1)乃至(6)のうちのいずれかに記載のブランケットを提供する。
ブランケットが備える発熱体を携帯可能な電源に接続して通電する場合、電源と発熱体の接続部での感電事故を防ぐ必要がある。また電源は外部電源と接続することが可能であることが望ましい。上記(7)に記載する発明によれば、電源を収容しうる袋状空間をブランケットが有し、且つ、開口部を通じて電源を袋状空間と外界の間で出入りさせることができるので、袋状空間に電源と発熱体の接続部を納めて、接続部と身体との接触を防ぐことが可能であり、また開口部を通じて、電源と市中電源等の外部電源を接続することが可能なので電源が、例えば二次電池の場合には充電ができる。また開口部を通じて、電源自体を交換することも容易であるという効果も奏する。
(8)本発明は、前記袋状空間に、前記開口部を介して、前記発熱体に電力を供給する電源を収容し得る電源収容部を備えることを特徴とする上記(7)に記載のブランケットを提供する。
上記(8)に記載する発明によれば、袋状空間内に電源を収容し得る電源収容部を有するので、ブランケットの携帯時に電源がブランケット内部で意図せず移動する可能性が低くなり、携帯しやすくなるという優れた効果を奏する。
(9)本発明は、前記開口部が、前記第一シート材又は前記第二シート材の前記長辺側の周縁近傍に配置されることを特徴とする上記(7)又は(8)に記載のブランケットを提供する。
上記(9)に記載する発明によれば、使用者がブランケットの長辺を体軸に対して垂直に使用する際、開口部を通じて容易に袋状空間に手指を挿入可能であるため、例えばポケットに手を入れて暖を採るのと類似する行為や、電源収容部に収容される電源の出し入れや電源の制御が容易になるという優れた効果を奏する。
(10)本発明は、前記開口部が、前記第一シート材又は前記第二シート材の周縁近傍であって、前記第一シート材の前記長辺における垂直二等分線上又はその周辺に配置されることを特徴とする上記(7)乃至(9)のうちのいずれかに記載のブランケットを提供する。
上記(10)に記載する発明によれば、ブランケットを膝掛けとして使用した場合、開口部を通じて、使用者が袋状空間の内部に接触しやすいという効果を奏する。また手を袋状空間に入れて保温し易いという優れた効果も奏する。
(11)本発明は、前記電源が、充電可能な二次電池を備えることを特徴とする上記(8)乃至(10)のうちのいずれかに記載のブランケットを提供する。
上記(11)に記載する発明によれば、ブランケットが備える発熱体に電力を供給する電源が充電可能な二次電池を有するので、電池が消耗した場合も再生が可能になり、繰り返し使用ができるようになる。したがって環境に優しい電気膝掛けが実現できるという優れた効果を奏する。
(12)本発明は、携帯用通信機器に対する充電をおこなう携帯バッテリーから通電可能な電流入力部を有することを特徴とする上記(1)乃至(11)のうちのいずれかに記載のブランケットを提供する。
上記(12)に記載する発明によれば、ブランケットが一般にスマートフォン等の充電に用いられるいわゆるモバイルバッテリーから通電可能な電流入力部を有するので、入手しやすい携帯用バッテリーで発熱体を発熱させることができるという効果を奏する。
(13)本発明は、前記袋状空間の内部に、第三のシート材を更に備えることを特徴とする上記(7)乃至(11)のうちのいずれかに記載のブランケットを提供する。
上記(13)に記載する発明によれば、第一シート材と第二シート材の間に実現される袋状空間に第三のシート材を更に備えるので、保温性が向上するという優れた効果を奏する。
(14)本発明は、前記ブランケットにおける前記長辺の両端近傍に、前記長辺の前記両端を互いに結合することで、前記ブランケットを環状に保持する係止手段が形成されることを特徴とする上記(1)乃至(13)のうちのいずれかに記載のブランケットを提供する。
上記(14)に記載する発明によれば、ブランケットにおける長辺の両端近傍に、長辺の両端を互いに結合することで、ブランケットを環状に保持する係止手段が形成されるので、携帯性に優れた発熱体を備えた当該ブランケットを、例えば巻きスカートのように使用することが可能になるという効果を奏する。
(15)本発明は、前記係止手段が、前記第一シート材の表面側に形成される第一係止部材と、前記第二シート材の表面側に形成される第二係止部材と、
を備え、前記第一係止部材と前記第二係止部材とが互いに係止されることを特徴とする上記(14)に記載のブランケットを提供する。
上記(15)に記載する発明によれば、簡単な構造でブランケットを環状に保持することが可能な係止手段が実現できるという優れた効果を奏する。
本発明の請求項1~15記載のブランケットによれば、ブランケットの外側表面が水をはじく撥水層又は水を通さない防水層で構成されるので、屋外で使用しても水が使用者の皮膚近くまで浸透しにくく、且つ、通電して発熱体を発熱させることで温かさの保持が可能なブランケットが実現できるという優れた効果を奏し得る。
(A)本発明の第一実施形態に係るブランケットの外観を説明する説明図である。(B)ブランケットの内部構造を説明する概念図である。 (A)ブランケットが備える発熱体の配置を説明する説明図である。(B)ブランケットのAA矢視断面図である。 発熱体保持部の説明図である。 ブランケットが備える開口部の説明図である。 (A)本発明の第二実施形態に係るブランケットの係止手段についての説明図である。(B)係止手段が締結状態となる態様の断面図である。 従来の電気毛布の説明図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。図1~図5は発明を実施する形態の一例であって、図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わす。なお、各図において一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。そして、部材の大きさ、形状、厚みなどを適宜誇張して表現する。
図1(A)は、本発明の第一実施形態に係るブランケット1の外観を説明する説明図である。ブランケット1は、全体として長方形の形状であり、長辺と短辺を有する。長辺は短辺よりも長いことが望ましい。長辺の長さは100cm以上であり、短辺の長さは90cm以下である。後述する電源を除いたブランケット1自体の厚みは1cm以下である。ブランケット1は、第一シート材10と、第二シート材20を備え、第一シート材10と第二シート材20は、略同一の形状であり、周縁で互いに接続される。第一シート材10と第二シート材20は、糸状部材で縫い合わされることが望ましい。ただしブランケット1は、長辺と短辺が同じ長さの長方形、すなわち正方形であっても良く、第一シート材10と第二シート材20は、接着剤等で貼り合わされても良い。第一シート材10の材質はナイロンやポリエステルであり、撥水加工がされている。すなわち第一シート材10は、ナイロンやポリエステルの糸で織られた布であり、糸の表面は、水を弾く撥水性を有する、例えばフッ素樹脂コーティング等がされている。第二シート材20の材質は、例えばポリエチレンテレフタレートであり、起毛仕上げされているいわゆるフリースと呼ばれる繊維製品が望ましい。
ブランケット1は、2つの加熱対象領域3を備える。2つの加熱対象領域3の形状は、略同一であり、長方形である。加熱対象領域3の短辺とブランケット1の長辺は平行であり、加熱対象領域3の長辺とブランケット1の短辺は平行である。また2つの加熱対象領域3は、ブランケット1の長辺の垂直二等分線を対称軸として、線対称に配置される。加熱対象領域3の大きさは、長辺の長さが50cm以上であり、短辺の長さは20cm以下である。また2つの加熱対象領域3の間の隙間の長さは10cm以上、且つ、30cm以下である。すなわち2つの加熱対象領域3は、10cm以上、且つ、30cm以下の間隔で平行に配置される。加熱対象領域3は、後述するように発熱体40が通過する領域を含む。
図1(B)は、ブランケット1の構造を説明する概念図である。第一シート材10は、少なくとも表側表面に上記の通り撥水性を有した撥水層5を備える。なお撥水層5は、水を浸透させない防水機能を有する防水層であってもよく、第一シート材10は、撥水性と防水性の両性質を兼ね備えても良い。もちろん第二シート材20は、第一シート材10と同材質の、撥水性又は防水性を備える繊維製品で構成されても良い。なお、第一シート材10は、水蒸気は通し、液体は浸潤しない透湿防水性を有しても良い。第一シート材10と第二シート材20に挟まれた領域には、2つのU字形状の発熱体40が備えられ、それぞれの発熱体40は、発熱体保持部表地60と、発熱体保持部裏地70の間に挟み込まれて保持される。発熱体40は、配線50を介して電源30に接続され、通電されることで発熱する。
すなわちブランケット1は、長辺と短辺を有する長方形の第一シート材10と、第一シート材10に積層され、且つ、周縁が第一シート材と結合される第二シート材20と、第一シート材10と第二シート材20の間に配設され、通電されることにより温まる発熱体40とを備え、第一シート材10の外側の表面は、水をはじく撥水層5又は水を通さない防水層で構成されることを特徴とする。またブランケット1は、複数の加熱対象領域を備え、発熱体が加熱対象領域に相当する場所に配設される。ブランケット1は、使用者の脚部を覆うように配置される際に、脚部により支持される複数の加熱対象領域3を備える。複数の加熱対象領域3は、第一シート材10の長辺方向に間隔を空けて配設されることを特徴とする。複数の加熱対象領域3は、第一シート材10における長辺の垂直二等分線を対称軸として、互いに略線対称の位置に配設されることを特徴とする。発熱体40は、絶縁体で包まれた線状のいわゆるチュービングヒーターである。もちろん発熱体40は、面状ヒーターであっても良い。使用者は、複数の加熱対象領域3のそれぞれを、左右の太もも上に置くことで発熱体40からの熱を感じ、外界の寒さを効率よく凌ぐことが可能になる。
図2(A)は、ブランケット1が備える発熱体40の配置を説明する説明図である。具体的には図2(A)は、第二シート材20の内側表面、すなわち第一シート材10と第二シート材20で挟まれた空間側から第二シート材20を示した図である。発熱体40は、第二シート材20に固定された発熱体保持部裏地70(図1(A)参照)と、発熱体保持部表地60の間に保持される。固定は糸等による縫い合わせでも良く、接着剤等による接着でも良い。発熱体保持部表地60と、発熱体保持部裏地70の材質はナイロンである。ナイロン以外の合成繊維や、天然繊維でできた糸を平織りにしたいわゆるタフタ生地と呼ばれる織物であっても良く、不織布であってもよい。なお、第一シート材10と、第二シート材20と、発熱体保持部表地60と、発熱体保持部裏地70は、いわゆるビニールクロスのように、合成樹脂をシート状にしたものであっても良い。
第二シート材20は、長辺の長さLが100cm以上であり、短辺の長さWは90cm以下である。発熱体保持部裏地70と発熱体保持部表地60は、周縁が縫い合わせられて、略袋状に形成される。またU字形状の発熱体保持部80を構成するように発熱体保持部表地60と、発熱体保持部裏地70を縫い合わせる。管状となった発熱体保持部80の内部に発熱体40が保持され、配線50によって電源30に接続される。発熱体保持部80の入口部82(図3参照)から出口部84(図3参照)までの長さは、発熱体40の長さと略等しく、当該入口部周辺と出口部周辺で発熱体40は発熱体保持部裏地70又は発熱体保持部表地60に固定される。このような構造にすることで、発熱体40は発熱体40同士で重なること無く、しかも発熱体40は発熱体保持部80の内部で移動可能である。発熱体保持部裏地70は第二シート材20に縫い合わせられ、加熱対象領域3に固定される。なお電源30は第二シート材20に設けられたポケット状の電源保持部90に収容される。電源保持部90には、ファスナー等の開閉機構があって良い。
なお第二シート材20に設けられた開口部130(後述する図4参照)を介して、電源30は、外界から電源保持部90へ挿入される。もちろん開口部130は第一シート材10に設けられても良い。
図2(B)は、ブランケット1のAA矢視断面図である。第一シート材10と第二シート材20は、周縁で縫い合わされて袋状空間100を形成する。袋状空間100の内部には、発熱体保持部表地60と発熱体保持部裏地70によって形成される発熱体保持部80が配設され、発熱体保持部80の内部には、発熱体40が保持される。すなわち第一シート材と第二シート材の間に設けられる内部空間を袋状空間100と定義するとき、第一シート材10の内表面、第二シート材20の内表面又は袋状空間100内には、管状通路となる発熱体保持部80が形成されており、発熱体保持部80は、発熱する導電線であ発熱体40を備えることを特徴とする。
図3は、発熱体保持部80の説明図である。発熱体保持部80は、発熱体保持部表地60と、発熱体保持部裏地70の間に形成される。発熱体保持部表地60と、発熱体保持部裏地70は、それぞれ長方形であって略同形状であり、長辺の長さが50cm以上であり、短辺の長さは20cm以下である。発熱体保持部80は、発熱体保持部表地60と発熱体保持部裏地70を縫い合わせることによって形成される。具体的には、発熱体保持部80は、縫い目110によって、他の区域と区別される。発熱体保持部80は管状となり、発熱体40を収容する。発熱体40は入口82から挿入され、出口84まで延在する。発熱体保持部裏地70は、第二シート材20(図2(A)参照)に縫い合わせられて固定される。
図4は、ブランケット1が備える開口部130の説明図である。開口部130は、第二シート材20の外表面に設けられる。開口部130は、第二シート材20の長辺の周辺に設けられる。また開口部130は、長辺の垂直二等分線の近傍であって、2つの加熱対象領域3の間に設けられる。開口部130と発熱体保持部の開口部85を介して、電源30を電源保持部90に収容する。
すなわちブランケット1は、第一シート材10と、第二シート材20の間に設けられる内部空間を袋状空間100と定義するとき、袋状空間100を外部に露呈可能な開口部130を備えることを特徴とする。また開口部130は、第一シート材10又は第二シート材20の周縁近傍であって、第一シート材10の長辺における垂直二等分線上又はその周辺に配置される。袋状空間100には、開口部130を介して、発熱体40に電力を供給する電源30を収容し得る電源収容部90を備える。開口部130は、開口部130の開閉をおこなえる開閉機構120を備えても良い。開閉機構120は、いわゆるファスナーや、スナップボタンなどが考えられる。
なお、電源30は、充電可能な二次電池を備える。またブランケット1は、携帯用通信機器に対する充電をおこなう携帯バッテリーから通電可能な電流入力部(図示省略)を有することが望ましい。このような構造を有することで、専用の電源以外でも容易に入手可能な携帯用通信機器を加熱用の電源として使用できるようになり、使用者の利便性を向上させる効果を奏する。電源30は、ブランケット1の温度を調整する制御回路を備えることが望ましい。またブランケット1には、発熱体40の近傍にサーモスタットや温度センサー等が配設され、体温よりも著しく高温になった場合に、電源30から発熱体40への電力の供給を停止する機能を設けることが望ましい。
本第一実施形態に係るブランケット1によれば、ブランケット1の外側表面が水をはじく撥水層5又は水を通さない防水層で構成されるので、屋外で使用しても水が使用者の皮膚近くまで浸透しにくく、且つ、通電して発熱体40を発熱させることで温かさの保持が可能なブランケット1が実現できるという優れた効果を奏する。
本第一実施形態に係るブランケット1によれば、ブランケット1の全面に発熱体40を備える代わりに、膝掛けとして使用する際に接触する部分である脚部上に配置され得る複数の加熱対象領域3に発熱体40を設けることで、最小限の発熱体で効率よく身体を温めることができるという優れた効果を奏する。
使用者が寒さを感じる時、脚部や首元や指先など特定の場所を温めれば十分な場合が多い。本第一実施形態に係るブランケット1によれば、ブランケット1の全面に発熱体40を備えるのではなく、ブランケット1中の少なくとも一部分である加熱対象領域3を設けて集中的に発熱させることで、最小限の電力消費で使用者にとって十分な温もりを提供できるという優れた効果を奏する。
本第一実施形態に係るブランケット1によれば、太もも長手方向と垂直にブランケット1の長辺をおいた場合に、当該ブランケット1を膝の上に配置した際、太ももの存在しない両足の間の隙間部分に発熱体40を設けない態様が可能になり、消費電力を必要最小限な値に限定でき、発熱時間を長くすることができるという優れた効果を奏する。
本第一実施形態に係るブランケット1によれば、発熱体40が配置される加熱対象領域3がブランケット1中で左右対称に配置されるので、例えば膝の上に膝掛けとして置いた場合に、体軸に対して線対称に重量が配分されるため、ブランケット1が脚部からずり落ちにくいという優れた効果を奏する。
ブランケット1内で発熱体40同士が直接接触すると、通電によって発生される熱によって絶縁が破壊される可能性が生じ、ショートすることで発火等故障や事故の原因となり得る。しかしブランケット1が備えるシート材に発熱体を動かないように固定すると、シート材の特定の場所に常に発熱体40が当たって加熱することになるので、発熱体40が当たる特定の場所が熱により劣化されやすくなる欠点を持つことになる。上記(5)に記載する発明によれば、管状通路である発熱体保持部80に発熱体40が保持され、ある程度保持部80の中で発熱体40の位置が動きうる状態に保ち、且つ、発熱体40同士が直に接触しないようにすることができるので、事故や故障を避け、さらにシート材の部分的な劣化を防ぐこともできるという極めて優れた効果を奏する。
ブランケット1が備える発熱体40を携帯可能な電源30に接続して通電する場合、電源30と発熱体40の接続部での感電事故を防ぐ必要がある。また電源30は外部電源と接続することが可能であることが望ましい。本第一実施形態に係るブランケット1によれば、電源30を収容しうる袋状空間100をブランケット1が有し、且つ、開口部130を通じて電源30を袋状空間100と外界の間で出入りさせることができるので、袋状空間100に電源30と発熱体40の接続部を納めて、接続部と身体との接触を防ぐことが可能であり、また開口部130を通じて、電源30と市中電源等の外部電源を接続することが可能なので電源30が、例えば二次電池の場合には充電ができる。また開口部130を通じて、電源30自体を交換することも容易であるという効果も奏する。
本第一実施形態に係るブランケット1によれば、ブランケット1を膝掛けとして使用した場合、開口部130を通じて、使用者が袋状空間100の内部に接触しやすいという効果を奏する。また手を袋状空間100に入れ易いため保温も可能になるという優れた効果も奏する。
本第一実施形態に係るブランケット1によれば、袋状空間100内に電源30を収容し得る電源収容部90を有するので、ブランケット1の携帯時に電源30がブランケット1内部で移動する可能性が低くなり、携帯しやすくなるという優れた効果を奏する。
本第一実施形態に係るブランケット1によれば、ブランケット1が備える発熱体40に電力を供給する電源30が充電可能な二次電池を有するので、電源30が消耗した場合も再生が可能になり、繰り返し使用ができるようになる。したがって環境に優しい電気膝掛けが実現できるという優れた効果を奏する。
本第一実施形態に係るブランケット1によれば、ブランケット1が一般にスマートフォン等の充電に用いられるいわゆるモバイルバッテリーから通電可能な電流入力部を有するので、入手しやすい携帯用バッテリーで発熱体を発熱させることができるという効果を奏する。
図5(A)は、本発明の第二実施形態に係るブランケット1の係止手段140についての説明図である。ブランケット1は、第一シート材10と、第二シート材20と、発熱体40等を有し、第一実施形態と異なるのは、係止手段140を備える点である。したがって他の特徴については、記載を省略する。係止手段140は、第一係止部材150と第二係止部材160から構成され、それぞれ互いに同形状の部材が複数あることが望ましい。また第一係止部材150同士の長辺方向の間隔と、第二係止部材160同士の長辺方向の間隔が略等しいことが望ましい。第一係止部材150は、例えばいわゆるスナップボタンの雄構造を有し、第二シート材20の表面側に設けられる。また第二係止部材160は、スナップボタンの雌構造を有し、第一シート材10の表面側に設けられる。すなわち、ブランケット1における長辺の両端近傍に、長辺の両端を互いに結合することで、ブランケット1を環状に保持する係止手段140が形成される。係止手段140は、第一シート材10の表面側に形成される第一係止部材150と、第二シート材20の表面側に形成される第二係止部材160を備え、第一係止部材150と第二係止部材160とが互いに係止される。このような構造にすることで、ブランケット1を巻き付けて固定する身体の場所の大きさに合わせて、ブランケット1の重ね合わせの程度を自在に変更することができる。
図5(B)と図5(C)は、係止手段140が締結状態となる態様の断面図である。図5(C)の場合では、長辺の端部に近い第一係止部材150と第二係止部材160を結合させることで、図5(B)の場合よりも、幅広く覆った状態でブランケット1を固定することができる。例えば図5(B)では、使用者の腹部に巻き付けていたものを、図5(C)では、使用者の肩部を覆ってポンチョのように着用することが考えられる。このとき、比較的重量のある電源30が、長辺の垂直二等分線上、すなわち真ん中付近にあることで、左右のバランスが崩れにくく、偏ってずり落ちる可能性を低くする効果を奏する。また第二シート材20の周縁に開口部130(図4参照)があることで、電源30の交換が容易となり、電源30が温度調整部を有する場合には、温度調整も簡単におこなえるというメリットを有する。
本第二実施形態に係るブランケット1によれば、ブランケット1における長辺の両端近傍を互いに結合することで、ブランケット1を環状に保持する係止手段140が形成されるので、携帯性に優れた発熱体40を備えた当該ブランケット1を、例えば巻きスカートのように使用することが可能になるという効果を奏する。
本第二実施形態に係るブランケット1によれば、簡単な構造でブランケット1を環状に保持することが可能な係止手段140が実現できるという優れた効果を奏する。
尚、本発明のブランケットは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、第一シート材10と第二シート材20の間に第三シート材を備えても良い。すなわちブランケット1は、第一シート材10と第二シート材20が形成する袋状空間100の内部に、第三のシート材を更に備える。第三シート材としては、いわゆるフリース素材など、空気を含み保温効果のある布地を使用することが考えられる。
本第二実施形態に係るブランケット1によれば、第一シート材10と第二シート材20の間に実現される袋状空間100に第三のシート材を更に備えるので、ブランケット1全体として保温性が向上するという優れた効果を奏する。
1 ブランケット
3 加熱対象領域
5 撥水層
10 第一シート材
20 第二シート材
30 電源
40 発熱体
50 配線
60 発熱体保持部表地
70 発熱体保持部裏地
80 発熱体保持部
82 入口部
84 出口部
85 発熱体保持部の開口部
90 電源保持部
100 袋状空間
110 縫い目
120 開閉機構
130 開口部
140 係止手段
150 第一係止部材
160 第二係止部材
200 電気毛布
210 コントローラ
220 ACアダプター
230 毛布
240 発熱体
250 市中電源
U 使用者U

Claims (5)

  1. 長辺と短辺を有する長方形の第一シート材と、
    前記第一シート材に積層され、且つ、周縁が前記第一シート材と結合される第二シート材と、
    前記第一シート材と前記第二シート材の間に配設され、通電されることにより温まる発熱体と、を備え、
    前記第一シート材の外側の表面は、水をはじく撥水層又は水を通さない防水層で構成され
    前記第一シート材と前記第二シート材の間に設けられる内部空間を袋状空間と定義するとき、
    前記袋状空間内には、前記第一シート材及び前記第二シート材とは別体で構成されて、管状通路を構成する発熱体保持部が配置されており、
    前記発熱体保持部の前記管状通路内は、発熱する導電線である前記発熱体が挿入されており、
    前記発熱体保持部が、前記第二シート材に固定されることを特徴とするブランケット。
  2. 前記発熱体保持部が、前記第一シート材に固定されないことを特徴とする請求項1に記載のブランケット。
  3. 前記発熱体は、前記管状通路内で移動可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のブランケット。
  4. 前記発熱体保持部は、
    前記第一シート材側に配置される発熱体保持部表地と、
    前記発熱体保持部表地に縫い合わされて、前記第二シート材側に配置される発熱体保持部裏地と、を有し、
    前記前記発熱体保持部表地と前記発熱体保持部裏地の内部空間によって前記管状通路が構成され、
    前記発熱体保持部裏地が、前記第二シート材に固定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のブランケット。
  5. 前記第二シート材に、前記発熱体に電力を供給する電源を収容し得るポケット状の電源収容部が形成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のブランケット。
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