JP7024582B2 - 車載制御装置 - Google Patents
車載制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7024582B2 JP7024582B2 JP2018086888A JP2018086888A JP7024582B2 JP 7024582 B2 JP7024582 B2 JP 7024582B2 JP 2018086888 A JP2018086888 A JP 2018086888A JP 2018086888 A JP2018086888 A JP 2018086888A JP 7024582 B2 JP7024582 B2 JP 7024582B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- error
- memory
- control device
- ram
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
行うために使用される。
また、第1エラー時には、前記安全処理が実施されず、通常の制御処理が継続される。この場合、制御の安全性は、第2メモリが使用される監視機能によって確保される。このため、異常時でもできる限り制御動作が継続される。更に、第1エラー時には、第1メモリから読み出されたデータが、当該データが記憶されていた第1メモリの記憶領域に書き込まれる。このため、第1メモリにて再度エラーが検出されることを抑制することができる。つまり、第1メモリにてエラーが検出された記憶領域から、再びデータが読み出されたときに、エラーが検出される可能性を低くすることができる。
尚、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す第1実施形形態の電子制御装置(以下、ECU)1は、例えば、車両の動力源としてのエンジンを制御する車載制御装置である。ECUは、「Electronic Control Unit」の略である。
エンジン制御処理としては、例えば、運転者によるアクセルペダルの操作量に基づいて、運転者が要求しているエンジンの出力トルク(以下、要求トルク)を算出する処理がある。また、エンジン制御処理としては、エンジンの出力トルクが要求トルクとなるようにスロットル開度、燃料噴射量及び点火時期等を制御する処理とがある。ここで言うスロットル開度とは、電子スロットル7におけるスロットル弁の開度である。
監視IC5は、図2に示すように、S110にて、マイコン3からのWDCの出力が停止したか否かを判定する。具体的には、監視IC5は、WDCの出力停止時間が、上記所定時間よりも長い規定時間以上になったか否かを、当該監視IC5に内蔵されたタイマ(即ち、ウォッチドッグタイマ)によって監視する。そして、監視IC5は、WDCの出力停止時間が規定時間以上になったと判定したならば、WDCの出力が停止したと判定する
。
次に、CPU11が行うトルクモニタ処理について、図3を用いて説明する。トルクモニタ処理は、例えば一定時間毎に実行される。
次に、CPU11が行うエラー時処理について、図4を用いて説明する。
CPU11は、異常通知機構15から前述のエラー通知が出力されると、図4のエラー時処理を行う。
以上詳述した第1実施形態のECU1によれば、以下の効果を奏する。
(1a)CPU11は、第2RAM14からの読み出し時にエラーが検出された場合(以下、第2エラー時)には、監視機能が正常に働かない可能性、即ち、トルクモニタ処理が正常に機能しない可能性があるため、エンジン制御の安全を図るための安全処理として、上記S320の処理を実施する。S320の処理により、マイコン3がリセットされると、第2RAM14の記憶データが初期化されるため、第2RAM14を用いた監視機能が正常に働くようになる可能性が高くなる。よって、エンジン制御の安全を図ることができる。
また、一般に、エンジン制御処理と監視機能の処理とでは、エンジン制御処理の方が、使用するメモリ量が多い。よって、リセットの実施要因を、第1RAM13と第2RAM14とのうち、第2RAM14におけるソフトエラーに限定することより、リセットの発生確率を下げることができる。
このため、第1RAM13にて再度エラーが検出されることを抑制することができる。つまり、第1RAM13にてエラーが検出された記憶領域から、再びデータが読み出されたときに、エラーが検出される可能性を低くすることができる。
置に異常の発生を示すメッセージを表示する処理等でも良い。
[2.第2実施形態]
[2-1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。尚、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
そして、図5のエラー時処理は、図4のエラー時処理と比較すると、S320,S330に代えて、S335の処理が行われる点が異なる。
第2実施形態のECU1では、第2エラー時の安全処理として、電子スロットル7への通電を遮断する処理が行われる。このため、第2エラー時には、エンジンの動作が制限される。具体的には、エンジンの出力が最低限に制限される。よって、第2エラー時において、エンジン制御の安全を、車両の退避走行を可能にしつつ図ることができる。そして、第2実施形態のECU1によっても、第1実施形態のECU1による効果と同様の効果が得られる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
また、第1RAM13及び第2RAM14は、誤り検出機能を備えるが、誤り訂正機能は備えないメモリであっても良い。この場合、第1RAM13及び第2RAM14において、1ビット反転しただけのエラーが発生しても、そのエラーは訂正されず、異常通知機構15からCPU11に前述のエラー通知が出力される。また、第1メモリと第2メモリは、RAMに限らず、例えば、書き換え可能な不揮発性メモリであっても良い。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしても良い。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしても良い。また、上記実施形態の構成の一部を省略しても良い。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換しても良い。尚、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
Claims (5)
- 車両における制御対象を制御する車載制御装置であって、
誤り検出機能を有する第1メモリ(13)及び第2メモリ(14)と、
前記第1メモリと前記第2メモリとのそれぞれにアクセスする演算部(11)と、を備え、
前記第1メモリは、前記制御対象を制御するための制御処理を、前記演算部が行うために使用され、
前記第2メモリは、前記制御対象の制御の安全性を確保するための監視機能の処理を、前記演算部が行うために使用され、
前記演算部は、
前記第1メモリからの読み出し時にデータ誤りが検出された場合である第1エラー時には、前記第1メモリから読み出したデータを、当該データが記憶されていた前記第1メモリの記憶領域に書き込み、前記第2メモリからの読み出し時にデータ誤りが検出された場合である第2エラー時には、前記制御対象の制御の安全を図るための安全処理を実施するように構成されている、
車載制御装置。 - 請求項1に記載の車載制御装置であって、
前記演算部は、前記第2エラー時には、前記安全処理として、当該車載制御装置をリセットするリセット処理を行うように構成されている、
車載制御装置。 - 請求項1に記載の車載制御装置であって、
前記演算部は、前記第2エラー時には、前記安全処理として、前記制御対象の動作を制限又は停止するための処理を行うように構成されている、
車載制御装置。 - 請求項2に記載の車載制御装置であって、
前記演算部は、前記第2エラー時において、過去の前記第2エラー時での前記リセット処理が1以上の所定回数実施されているならば、前記安全処理として、前記制御対象の動作を制限又は停止するための処理を行うように構成されている、
車載制御装置。 - 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の車載制御装置であって、
前記演算部は、前記第1エラー時には、前記車両の使用者に対して、異常の発生を通知する処理を行うように構成されている。
車載制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE102018219700.8A DE102018219700B4 (de) | 2017-11-22 | 2018-11-16 | Steuervorrichtung |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017224754 | 2017-11-22 | ||
JP2017224754 | 2017-11-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019094889A JP2019094889A (ja) | 2019-06-20 |
JP7024582B2 true JP7024582B2 (ja) | 2022-02-24 |
Family
ID=66971253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018086888A Active JP7024582B2 (ja) | 2017-11-22 | 2018-04-27 | 車載制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7024582B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11434846B2 (en) | 2019-09-11 | 2022-09-06 | Denso Corporation | Engine control device |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003323353A (ja) | 2002-05-01 | 2003-11-14 | Denso Corp | メモリ診断装置及び制御装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014019416A (ja) * | 2012-07-24 | 2014-02-03 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 車両制御装置 |
JP2014035730A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-24 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 車両用制御装置 |
JP5835160B2 (ja) * | 2012-08-29 | 2015-12-24 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
JP6512065B2 (ja) * | 2015-10-29 | 2019-05-15 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
-
2018
- 2018-04-27 JP JP2018086888A patent/JP7024582B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003323353A (ja) | 2002-05-01 | 2003-11-14 | Denso Corp | メモリ診断装置及び制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019094889A (ja) | 2019-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6496562B2 (ja) | 半導体装置、診断テスト方法及び診断テスト回路 | |
JP4433006B2 (ja) | マルチコアの異常監視装置 | |
JP4227149B2 (ja) | 電子制御装置の情報記憶方法 | |
JP2014035730A (ja) | 車両用制御装置 | |
JP6145345B2 (ja) | 自動車用電子制御装置 | |
JP5316963B2 (ja) | 車載電子制御装置 | |
JP7024582B2 (ja) | 車載制御装置 | |
JP5835160B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP6512065B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP2011145900A (ja) | マルチプロセッサ装置 | |
JP2013171467A (ja) | 情報処理装置、車両用電子制御装置、データ読み書き方法 | |
US8190971B2 (en) | Data processing system and method for operating a data processing system | |
US20130055017A1 (en) | Device and method for restoring information in a main storage unit | |
JP5872982B2 (ja) | 車両用制御装置 | |
JP5978873B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP2009215944A (ja) | 電子制御装置及びその運転方法 | |
JP2018010362A (ja) | 電子制御装置 | |
JP2020035503A (ja) | 自動車用電子制御装置 | |
JP7091853B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP6466269B2 (ja) | 電子制御装置及びスタック領域の使用監視方法 | |
JP6589767B2 (ja) | 電子制御装置 | |
WO2017002939A1 (ja) | 電子制御装置及びスタック使用方法 | |
JP4639920B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP6699591B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
JP2018063599A (ja) | 相互監視システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220111 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220124 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7024582 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |