JP7024385B2 - シート空調装置及び車両システム - Google Patents
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Description
<車両システム4の概略構成>
以下、本実施形態について図面を用いて説明する。図1に示す車両システム4は、乗用車,バス等の自動車(以下、単に車両)で用いられるものであり、シート空調装置1、主空調装置2、及びボデーECU3を含んでいる。シート空調装置1、主空調装置2、及びボデーECU3は、例えば車内LANに接続されているものとする。
続いて、図2及び図3を用いてシート空調装置1の概略構成について説明を行う。シート空調装置1は、前述したように、車両のシートごとに設けられて、そのシートに着座する乗員に対する個別空調を行う。シート空調装置1は、例えば図2に示すようにシート(図2のSe参照)の座面の下部に設けられる構成とすればよい。
ここで、図4を用いて、シート空調ECU15の概略構成について説明を行う。シート空調ECU15は、漏れ推定部151、シート空調部152、排出制御部153、送風経路切替部154、及び通知部155を機能ブロックとして備えている。なお、シート空調ECU15が実行する機能の一部又は全部を、1つ或いは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、シート空調ECU15が備える機能ブロックの一部又は全部は、プロセッサによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現されてもよい。
続いて、図5を用いて主空調装置2の概略構成について説明を行う。主空調装置2は、前述したように、車両の車室内に向いた吹出口から空調風を吹き出させて車室内全体に対する包括空調を行う。主空調装置2は、図5に示すように、空調ダクト21、内外気切替装置22、アクチュエータ23、送風機24、ブロワ駆動回路25、蒸発器26、加熱装置27、エアミックス装置28、吹出口装置29、DEF吹出口30、FACE吹出口31、FOOT吹出口32、DEFドア33、FACEドア34、FOOTドア35、及び主空調ECU36を備える。
続いて、図6のフローチャートを用いて、車両システム4でのシート空調装置1の冷媒漏れへの対応に関連する処理(以下、冷媒漏れ対応関連処理)の流れの一例について説明を行う。図6のフローチャートは、例えば車両のイグニッション電源がオンになったときに開始する構成とすればよい。
実施形態1の構成によれば、冷媒の蒸気圧縮冷凍サイクルを利用して個別空調を行うシート空調装置1の冷媒が車室内に急激に漏れる場合にも、排出用配管DPから冷媒を排出させることで漏れの箇所から高圧の冷媒が吹き出すことを抑え、高圧の冷媒が乗員に直接当たることを防ぐことが可能になる。また、排出用配管DPの排出口Ouはシートに着座する乗員に向かない方向に向けられるので、排出用配管DPから排出される冷媒も乗員には直接当たらずに済む。その結果、車両のシートごとに設置されるシート空調装置1の冷媒が車室内に漏れる場合にも、冷媒漏れによる乗員への影響をより小さく抑えることが可能になる。
実施形態1では、漏れ推定部151が、圧力センサ104での検出結果から冷凍サイクル装置10の冷媒の急激な漏れを推定する構成を示したが、必ずしもこれに限らず、他の方法によって冷媒の急激な漏れを推定する構成としてもよい。
前述の実施形態では、漏れ推定部151が、冷凍サイクル装置10の冷媒の急激な漏れを推定する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、漏れ推定部151が、冷媒の急激な漏れと冷媒の急激でない漏れとを区別して推定する構成としてもよい。一例として、以下のようにすればよい。まず、圧力センサ104で検出される圧力が、冷媒漏れが推定される低さの冷媒の圧力値以下か否かによって、冷媒漏れの有無を推定する。続いて、冷媒漏れと推定した場合に、圧力センサ104で逐次出力される冷媒の圧力低下が、実施形態1で述べた閾値以上であれば冷媒の急激な漏れと推定し、閾値未満であれば冷媒の急激でない漏れと推定すればよい。
前述の実施形態では、シート空調装置1の漏れ推定部151が冷媒の急激な漏れを推定した場合に、ボデーECU3が窓を開けさせる構成を示したが、必ずしもこれに限らず、窓を開けさせない構成としてもよい。
前述の実施形態では、シート空調装置1の漏れ推定部151が冷媒の急激な漏れを推定した場合に、主空調装置2の主空調ECU36が包括空調の風量を増加させる構成を示したが、必ずしもこれに限らず、この包括空調の風量の増加を行わせない構成としてもよい。
前述の実施形態では、シート空調装置1の漏れ推定部151が冷媒の急激な漏れを推定した場合に、主空調装置2の主空調ECU36が車室内へ吹き出させる空気を外気導入にさせる構成を示したが、必ずしもこれに限らず、内気循環の場合も外気導入に切り替えさせない構成としてもよい。
前述の実施形態では、シート空調装置1ごとの各種制御をシート空調装置1ごとに設けられるシート空調ECU15が実行する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、車両に設けられた1つのECUが、例えば車内LANを介してシート空調装置1ごとの各種制御を実行する構成としてもよい。また、この1つのECUが、ボデーECU3の機能,主空調ECU36の機能等も担う構成としてもよい。
前述の実施形態では、車両システム4を用いる車両として乗用車,バスを例に挙げたが、車両システム4は窓が閉じた状態で密閉空間となる車両であれば、鉄道車両等の他の車両にも用いる構成としてもよい。
前述の実施形態では、シートごとのシート空調装置1が車内LANに接続されている構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、シートごとのシート空調装置1が車内LANに接続されておらず、他のECUと通信を行わない構成としてもよい。この場合、シート空調ECU15は通知部155を備えず、冷媒漏れ対応関連処理からS5~S8の処理を省略する構成とすればよい。
Claims (5)
- 車両のシート(Se)ごとに設けられ、
冷媒の蒸気圧縮冷凍サイクルを利用して冷却される風を吹き出させることによって、自装置が設けられる前記シートに着座する乗員に対する個別の空調である個別空調を行わせるシート空調部(152)と、
前記冷媒の急激な漏れを推定する漏れ推定部(151)と、
前記シートに設けられる前記車両の車室内の排出用配管(DP)の、前記車両の床面若しくは前記シートの後方に向いて設けられる、前記車両の車室内に位置する排出口(Ou)から、前記冷媒を排出させる排出制御部(153)と、
前記シート空調部によって吹き出させる風の送風経路を、前記個別空調を行わせるための送風経路(RC)から、前記排出用配管の前記排出口から排出される前記冷媒を撹拌するための送風経路(DC)に切り替えさせることが可能な送風経路切替部(154)とを備え、
前記排出制御部は、前記漏れ推定部で前記冷媒の急激な漏れを推定した場合に、前記排出用配管から前記冷媒を排出させ、
前記送風経路切替部は、前記漏れ推定部で前記冷媒の急激な漏れを推定した場合に、前記シート空調部によって吹き出させる風の送風経路を、前記個別空調を行わせるための送風経路から、前記排出用配管の前記排出口から排出される前記冷媒を撹拌するための送風経路に切り替えさせるシート空調装置。 - 前記シート空調部は、前記漏れ推定部で前記冷媒の急激な漏れを推定した場合に、吹き出させる風の風量を増加させる請求項1に記載のシート空調装置。
- 車両のシートごとに設けられる、請求項1又は2に記載のシート空調装置(1)と、
前記車両の窓の開閉を制御する開閉制御装置(3)とを含み、
前記開閉制御装置は、前記シート空調装置の前記漏れ推定部で前記冷媒の急激な漏れを推定した場合に、前記車両の窓を自動で開けさせる車両システム。 - 前記車両の車室内に向いた吹出口から空調風を吹き出させて前記車両の車室内全体に対する包括的な空調である包括空調を行う主空調装置(2)をさらに含み、
前記シート空調装置の前記漏れ推定部で前記冷媒の急激な漏れを推定した場合に、前記開閉制御装置が前記車両の窓を自動で開けさせるのに加え、前記主空調装置は、前記包括空調での空調風の風量を増加させる請求項3に記載の車両システム。 - 前記車両の車室内に向いた吹出口から空調風を吹き出させて前記車両の車室内全体に対する包括的な空調である包括空調を行う主空調装置(2)を含むものであって、
前記主空調装置は、前記車室内へ吹き出させる空気を前記車両の車室内の内気循環又は前記車両の車室外からの外気導入に切り替え可能であり、
前記シート空調装置の前記漏れ推定部で前記冷媒の急激な漏れを推定した場合に、前記開閉制御装置が前記車両の窓を自動で開けさせるとともに、前記主空調装置は、前記車室内へ吹き出させる空気を前記外気導入にさせる請求項3又は4に記載の車両システム。
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2017
- 2017-12-22 JP JP2017246697A patent/JP7024385B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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