JP7024283B2 - 電波時計、電波時計の制御方法及びプログラム - Google Patents

電波時計、電波時計の制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7024283B2
JP7024283B2 JP2017184392A JP2017184392A JP7024283B2 JP 7024283 B2 JP7024283 B2 JP 7024283B2 JP 2017184392 A JP2017184392 A JP 2017184392A JP 2017184392 A JP2017184392 A JP 2017184392A JP 7024283 B2 JP7024283 B2 JP 7024283B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
voltage
receiving
radio
timekeeping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017184392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019060674A (ja
Inventor
佑樹 尾下
克彦 小畑
晃洋 黒羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2017184392A priority Critical patent/JP7024283B2/ja
Priority to EP18192890.4A priority patent/EP3460592B1/en
Priority to US16/124,237 priority patent/US11507030B2/en
Priority to CN201811125671.5A priority patent/CN109557806B/zh
Publication of JP2019060674A publication Critical patent/JP2019060674A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7024283B2 publication Critical patent/JP7024283B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04RRADIO-CONTROLLED TIME-PIECES
    • G04R20/00Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal
    • G04R20/02Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal the radio signal being sent by a satellite, e.g. GPS
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04RRADIO-CONTROLLED TIME-PIECES
    • G04R20/00Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal
    • G04R20/02Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal the radio signal being sent by a satellite, e.g. GPS
    • G04R20/04Tuning or receiving; Circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
    • G04G21/00Input or output devices integrated in time-pieces
    • G04G21/04Input or output devices integrated in time-pieces using radio waves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/382Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC
    • G01R31/3835Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC involving only voltage measurements
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B47/00Time-pieces combined with other articles which do not interfere with the running or the time-keeping of the time-piece
    • G04B47/06Time-pieces combined with other articles which do not interfere with the running or the time-keeping of the time-piece with attached measuring instruments, e.g. pedometer, barometer, thermometer or compass
    • G04B47/068Time-pieces combined with other articles which do not interfere with the running or the time-keeping of the time-piece with attached measuring instruments, e.g. pedometer, barometer, thermometer or compass with a thermometer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Description

本発明は、測位衛星からの電波を受信して情報を取得する電波時計、電波時計の制御方法及びプログラムに関する。
電池残量に応じて、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)測位動作を含む負荷を制限することで、通常の計時表示をできる限り長期間継続できるようにした電子時計の技術が提案されている。(例えば、特許文献1)
特開2013-181915号公報
上記特許文献に記載された技術を含めて、電源容量が制限されている電池を用いた電子腕時計に関する各種の技術が提案されている。
一般に腕時計に使用される電源であるボタン型電池は、負荷特性が低く、流せる電流量に制限がある。そのため、GPS測位機能を有する腕時計において、GPS測位を実行する場合には特に大きな電流が必要となり、電池にとっては大きな負担となる。
また一般的に、電池は常温よりも低温下で負荷特性が悪化するものであり、低温下では流すことができる電流がさらに制限されることになる。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、低温下においても電池の負担を軽減しながら、測位衛星からの電波を受信する動作を実行することが可能なサーバ装置及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様は、電波時計であって、測位衛星からの電波を受信する受信手段と、計時動作を実行する計時手段と、上記受信手段で受信した上記測位衛星からの電波に含まれている日時情報に応じて上記計時手段の計時内容を補正する補正手段と、電源となる電池の温度を測定する温度測定手段と、上記電池の電圧を測定する電圧測定手段と、上記温度測定手段及び上記電圧測定手段の各測定結果に応じて上記受信手段での受信動作を制御する制御手段と、を備え、上記制御手段は、上記温度測定手段で測定した温度が予め設定された複数の温度帯域のどこに該当するかを判定し、該当する上記温度帯域に対応した電圧値と、上記電圧測定手段で測定した電圧との比較結果により、上記受信手段での受信動作を行うか否かを判断し、上記受信手段での受信動作を行う場合、上記温度測定手段で測定した温度と予め設定された閾値温度との比較を行い、上記温度測定手段で測定した温度が上記閾値温度より低い場合、上記受信手段で消費される電流値を小さくする制御を行なう、ことを特徴とする
本発明によれば、低温下においても電池の負担を軽減しながら、測位衛星からの電波を受信する動作を実行することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る電子時計の機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る温度測定とGPS受信の処理内容を抽出して示すフローチャート。 同実施形態に係る測定温度と対応する電池電圧のテーブルの構成を例示する図。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る電子時計1の機能構成を示すブロック図である。この電子時計1は、測位衛星からの電波を受信して利用可能な電波時計である。
電子時計1は、CPU41、ROM42、RAM43、発振回路44、分周回路45、計時回路46、操作部47、標準電波受信部48及びそのアンテナ49、GPS受信処理部50及びそのアンテナ51、駆動回路52、電源部53、秒針61、分針62、時針63、日車64、機能指針65、輪列機構71~74、ステッピングモータ81~84、温度測定部91などを備える。以降、秒針61、分針62、時針63、日車64及び機能指針65の一部または全部をまとめて指針61~65などとも記述する。
CPU41は、各種演算処理を行ない、また電子時計1の全体の動作を統括制御する。CPU41は、日時の表示に係る指針動作を制御すると共に、標準電波受信部48を動作させて受信データを取得して日時を算出する。またCPU41は、得られた日時データに基づいて、計時回路46の計数する日時を修正する。
ROM42は、CPU41により実行される各種制御用のプログラム421や設定データを格納する。プログラム421には、例えばGPS受信開始時の機能制限を行なう動作制御用のプログラムも含まれている。
RAM43は、CPU41の作業用のメモリ空間を提供し、一時的にデータを記憶する。
発振回路44は、水晶発振器を備え、所定の周波数信号を生成して出力する。
分周回路45は、発振回路44から出力された周波数信号を、CPU41や計時回路46により利用される周波数の信号に分周して出力する。出力される信号の周波数は、CPU41からの制御信号により変更可能に設定されていても良い。
計時回路46は、所定の日時を示す初期値に分周回路45から入力される分周信号を計数して加算することにより、現在の日時を計数する。この計時回路46の計数する日時は、CPU41からの制御信号により修正可能となる。
操作部47は、ユーザからの入力操作を受け付ける。操作部47には、押しボタンスイッチや回転スイッチが含まれる。
標準電波受信部48は、アンテナ49を用いて長波長帯の電波(標準電波)を受信して、振幅変調された標準電波の時刻信号出力(TCO)を復調し、CPU41に出力する。
標準電波受信部48による長波長帯の同調周波数は、CPU41の制御により受信対象の標準電波送信局からの送信周波数によって変更される。また、標準電波受信部48は、受信感度を向上させるための各種処理を行ない、アナログ信号を所定のサンプリング周波数でデジタル化してCPU41に出力する。
GPS受信処理部50は、アンテナ51を用いて測位衛星から送信されているL1帯(1.57542[GHz])の電波を受信し、当該測位衛星からの信号(航法メッセージ)を復調、復号して日時情報や位置情報を取得する。取得された情報は、例えばNMEA-0182(Nationl Marine Electronics Associations)の規格などに基づいて設定されたフォーマットでCPU41に出力される。
GPS受信処理部50は、当該取得対象の情報や出力のフォーマットに係る設定などをCPU41から受信して記憶する。またGPS受信処理部50は、測位衛星から取得された当該測位衛星の予測軌道情報を記憶し、受信の際に必要に応じて読み出して利用することができる。またGPS受信処理部50には、指定された位置に応じたタイムゾーンや夏時間情報を取得するためのタイムゾーン対応テーブル502dが記憶されている。
また上記GPS受信処理部50は、さらにGLONASS(GLOval NAvigation Satellite System:全地球航法衛星システム)や我が国のQZSS(Quasi-Zenith Satellite System:準天頂衛星システム)に対応し、それらの衛星からの到来電波を合わせて受信可能としても良い。
駆動回路52は、CPU41から制御信号が入力されて、当該制御信号に応じたステッピングモータ81~84に適切なタイミングで駆動信号を出力して当該ステッピングモータ81~84を回転駆動する。駆動回路52では、CPU41から入力される設定に基づいて駆動信号のパルス幅や駆動電圧を適宜調整可能となっている。
また、一度な大きな負荷をかけないために複数のステッピングモータが同時に駆動される制御信号が入力された場合、駆動回路52は、これらの駆動タイミングを互いに重ならない微小間隔でずらして順番にこれらのステッピングモータを回転駆動させることができる。
電源部53は、各部の動作に係る電力を所定電圧で供給する。電源部53は、バッテリを備え、このバッテリとしては、例えば交換可能なボタン型の乾電池が用いられる。あるいはバッテリとして、ソーラパネルと二次電池とが用いられても良い。また電源部53から複数の異なる電圧が出力される場合には、例えば、スイッチング電源などを用いて所定の電圧に変換して出力可能な構成とすることができる。
加えて電源部53は、上記バッテリの制御を目的として、バッテリの発生電圧を測定する電圧測定手段を内蔵している。
ステッピングモータ81は、複数の歯車の配列である輪列機構71を介して秒針61を回転動作させる。ステッピングモータ81が1回駆動されると、秒針61は1ステップで6°回転し、ステッピングモータ81の60回の動作により文字盤上で1周する。
ステッピングモータ82は、輪列機構72を介して分針62及び時針63を回転動作させる。輪列機構72は、時針63を分針62に連動して回転させる構成であり、分針62を10秒に1回の頻度で1°ずつ回転移動させると共に時針63を1/12°ずつ回転移動させる。
ステッピングモータ83は、輪列機構73を介して日車64を回転動作させる。日車64は、特には限られないが、電子時計1の指針表示用の文字盤下方(裏側)に指針表示用文字盤に平行に回転自在に設けられている。文字盤には開口部が設けられている一方、日車64の当該開口部と対向する円周上に1日~31日の各日を示す標識が設けられて、日車64の回転動作に伴っていずれか1つの標識が開口部から露出される。ステッピングモータ83が1回駆動されると、日車64は1ステップ分の角度回転移動し150ステップの回転移動により「360/31」°の回転が生じて、文字盤の開口部から露出される日付標識が1日分変化する。そして、日車64が31日分回転移動すると、再び最初の日付を示す日付標識が開口部から露出されることになる。
ステッピングモータ84は、輪列機構74を介して機能指針65を回転動作させる。機能指針65は、特には制限されないが、例えば、秒針61、分針62、時針63及び日車64とは異なる回転軸の周りを回転し、日時表示以外の内容、またはその種別の表示に用いられる。輪列機構74は、例えばステッピングモータ84の1回の回転に対して機能指針65を「360/(表示機能数)」°回転させる。
温度測定部91は、上記電源部53内のバッテリ近傍に設置される温度センサと、そのセンサ出力をデジタル値の温度データ化してCPU41に出力するA/D変換回路とを有する。
また特に、上記電源部53内のバッテリをリチウムイオン二次電池で構成している場合は、当該リチウムイオン二次電池が内蔵する制御回路内に、温度センサとそのセンサ出力をデジタル化して出力する回路とが含まれるため、上記温度測定部91の構成を省略しても良い。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図2は、CPU41が計時動作の制御と共に実行する、温度測定とGPS受信開始時の判定の処理内容を抽出して示すフローチャートである。
その当初にCPU41は、予め設定された温度測定タイミングとなったか否かを、例えば前回温度を測定してから10[分]経過したか否かにより判断する(ステップS101)。この予め設定された温度測定タイミングは、その時計の機種等に応じて固定的に設定される。
ここで予め設定された温度測定タイミングとはなっておらず、まだ前回温度を測定してから一定時間が経過していないと判断した場合(ステップS101のNo)、CPU41は次に、GPS受信処理部50を用いたGPS衛星からの受信を開始するか否かを判断する(ステップS102)。
このGPS衛星からの電波の受信の開始の判断は、予め設定された受信時間となったか否かに加えて、この電子時計1を装着しているユーザが操作部47で必要な押しボタンスイッチが操作することによる、手動操作があった場合も考慮して判断する。
GPS衛星からの電波の受信を開始しないと判断した場合(ステップS102のNo)、CPU41は再び上記ステップS101からの処理に戻る。
こうしてステップS101,S102の処理を繰返し実行することにより、CPU41は通常の計時動作と平行して、温度を測定するタイミングとなるか、GPS衛星からの電波の受信を開始する状態となるのを待機する。
上記ステップS101において、前回温度を測定してから10[分]経過し、予め設定された温度測定タイミングとなったと判断した場合(ステップS101のYes)、CPU41は温度測定部91による温度測定を実行させる(ステップS103)。
CPU41は、温度測定部91から得た温度情報をRAM43に更新記憶させた上で(ステップS104)、再び上記ステップS101からの待機動作に戻る。したがって、RAM43には常に一定時間以内の直近の測定温度情報が記憶され続けることとなる。
また上記ステップS102において、予め設定された受信時間となるか、あるいは操作部47で押しボタンスイッチが手動操作されることにより、GPS衛星からの電波の受信を開始すると判断した場合(ステップS102のYes)、CPU41は電源部53により内部バッテリの発生電圧を測定させる(ステップS105)。
CPU41は、RAM43に記憶される直近の測定温度の情報を読み出すと共に、ROM42に記憶されている、バッテリの温度帯域毎の電池電圧対応テーブルから測定温度情報に対応する電圧値を取得して、上記ステップS105で測定した電圧値が、対応する温度帯域の電池電圧より高いか否かを判断する(ステップS106)。
図3は、このときCPU41がROM42から読み出す、テーブルの構成を例示する図である。ここでは、この電子時計1の動作保証温度帯域が、例えば-20[℃]~60[℃]であり、当該温度帯域を5[℃]毎に区分した分割温度帯域毎に、GPS衛星からの電波の受信動作にかかる演算処理を実行したとしても、当該バッテリに負担がかからないと考えられる最低電圧値が設定されているものとする。
当然ながら、温度帯域が低くなる程、同じバッテリの消耗状態等であっても、バッテリの発生電圧は低下し、大電流での駆動による負担が増大することとなる。したがって、GPS衛星からの電波の受信動作を保証するために最低必要であるとする電圧値は、温度帯域の低下に伴って、より高い電圧値となるものとして設定することで、バッテリが与えられる処理の負担に耐え得るような状況を判断することが可能となる。
上記ステップS106において、測定により得た電圧値が、上記図3のテーブルで対応する温度帯域の電池電圧以下であると判断した場合(ステップS106のNo)、CPU41はGPS衛星からの電波の受信を行なわず停止するものとして設定した上で(ステップS107)、再び上記ステップS101からの処理に戻る。
また上記ステップS106において、測定により得た電圧値が、上記図3のテーブルで対応する温度帯域の電池電圧より高いと判断した場合(ステップS106のYes)、CPU41はGPS衛星からの電波の受信を開始するものとして、次に直近の測定温度が、予め設定された低温閾値温度、例えば「(+)5[℃]」より低いか否かを判断する(ステップS108)。
ここで直近の測定温度が予め設定された低温閾値温度より低いと判断した場合(ステップS108のYes)、CPU41はバッテリの負担を軽減するべく、小電流でのGPS衛星からの電波の受信を開始するよう、GPS受信処理部50での受信動作に係る電流値を制限する小電流受信設定を行なう(ステップS109)。
ここで小電流受信設定によりGPS衛星からの電波の受信を開始するに当たっては、例えば、GPS衛星サーチ時の動作クロックの低減、同サーチ時の探索対象とするチャンネル数の低減、同サーチ時のタイムアウト判断時間の低減、トラッキング時の動作クロックの低減、同トラッキング時の捕捉対象とするチャンネル数の低減、全体のタイムアウト時間の低減、及びGPS受信処理部50内の高周波側で用いるLNA(低ノイズ増幅器)でのゲイン制御(増幅率)の低減等が挙げられる。
CPU41は、これらの項目の内、少なくとも1つ、あるいは測定温度の帯域に応じて段階的に複数の項目を組み合わせるものとして、GPS受信処理部50で消費される電流値が小さくなるように、GPS受信処理部50での受信動作にかかる電流値を制限するべく設定する。
また上記ステップS108において、直近の測定温度が予め設定された低温閾値温度以上であると判断した場合には(ステップS108のNo)、バッテリが負担に対する十分な余裕を有する状態であるため、上述したようなGPS受信処理部50での受信動作にかかる電流値の制限を解除して、通常の受信動作とするべく設定する(ステップS110)。
その後にCPU41は、上記ステップS109またはステップS110による受信設定内容に対応してGPS衛星からの電波をアンテナ51、GPS受信処理部50により受信する動作を開始させた上で(ステップS111)、再び上記ステップS101からの処理に戻る。
GPS衛星からの電波の受信により正確な現在の日時情報が取得されると、CPU41はその日時情報に基づいて計時回路46が計時している内容を補正する。
以上詳述した如く本実施形態によれば、低温下においても電池の負担を軽減しながら、測位衛星からの電波を受信する動作を実行することが可能となる。
なお上記実施形態では、温度測定部91で測定した直近の温度が属する温度帯域に対応した、基準とする電圧値を予め設定しておき、その電圧値と、実際に測定により得たバッテリの電圧値とを比較することにより、比較結果によっては受信動作を停止するものとしたので、低温下におけるバッテリの負担をより確実に軽減できる。
また上記実施形態では、直近の測定温度が予め設定された低温閾値温度より低い場合には、GPS受信処理部50での受信動作の少なくとも一部動作を抑制するものとして、バッテリに係る負担を軽減するべく動作制限するものとしたので、上記バッテリの電圧測定による制御と合わせて、低温下におけるバッテリの負担をより確実に軽減できる。
なお上記実施形態では、GPS受信処理部50での受信動作に関して、主として日時情報を取得する場合についてのみ説明したが、本発明はこれに限ることなく、例えば、簡易ナビゲーション機能を実行可能なウェアラブルデバイスであるアウトドア用のリスト端末や、GPSロガー機能を有するランニング用ウォッチなどにおいて、日時情報のみを取得する場合と、日時情報及び位置情報を共に取得する場合とを区別して認識し、それぞれの場合に応じて処理演算量の相違からバッテリの負担を考慮して、必要により受信動作を制限するものとしても良い。
このような動作制御を行なうことで、バッテリの負担を軽減すると共に、バッテリの消耗を抑えて、動作可能な時間を延長することができる。
その他、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[請求項1]
測位衛星からの電波を受信する受信手段と、
計時動作を実行する計時手段と、
上記受信手段で受信した上記測位衛星からの電波に含まれている日時情報に応じて上記計時手段の計時内容を補正する補正手段と、
電源となる電池の温度を測定する温度測定手段と、
上記電池の電圧を測定する電圧測定手段と、
上記温度測定手段及び上記電圧測定手段の各測定結果に応じて上記受信手段での受信動作を制御する制御手段と、
を備える電波時計。
[請求項2]
上記制御手段は、上記温度測定手段で測定した測定結果に応じて上記受信手段で消費される電流値を小さくする制御を行なう、請求項1記載の電波時計。
[請求項3]
上記制御手段は、上記温度測定手段で測定した温度に応じて予め設定された電圧と、上記電圧測定手段で測定した電圧との比較結果により上記受信手段での受信動作を制御する、請求項1記載の電波時計。
[請求項4]
上記制御手段は、上記温度測定手段で測定した温度に応じて予め設定された電圧より、上記電圧測定手段で測定した電圧が低い場合、上記受信手段での受信動作を停止する、請求項1乃至3いずれか記載の電波時計。
[請求項5]
上記制御手段は、上記温度測定手段で測定した温度と予め設定された閾値温度との比較結果により上記受信手段での受信動作を制御する、請求項1乃至4いずれか記載の電波時計。
[請求項6]
上記制御手段は、上記受信手段での測位衛星からの電波の探索時及び捕捉時それぞれの動作周波数、対象衛星範囲、動作時間、及び受信信号を増幅する増幅器の増幅率の少なくとも1つを制御する、請求項1乃至3いずれか記載の電波時計。
[請求項7]
上記制御手段は、上記受信手段で測位衛星からの電波を受信して日時情報のみを取得する場合と、日時情報及び位置情報の双方を取得する場合とを区別して、上記受信手段での受信動作を制御する、請求項1乃至6いずれか記載の電波時計。
[請求項8]
測位衛星からの電波を受信する受信部と、計時動作を実行する計時部と、上記受信部で受信した上記測位衛星からの電波に含まれている日時情報に応じて上記計時部の計時内容を補正する補正部とを備えた電波時計の制御方法であって、
電源となる電池の温度を測定する温度測定工程と、
上記電池の電圧を測定する電圧測定工程と、
上記温度測定工程及び上記電圧測定工程の各測定結果に応じて上記受信部での受信動作を制御する制御工程と、
を有する電波時計の制御方法。
[請求項9]
測位衛星からの電波を受信する受信部と、計時動作を実行する計時部と、上記受信部で受信した上記測位衛星からの電波に含まれている日時情報に応じて上記計時部の計時内容を補正する補正部とを備えた電波時計が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、上記コンピュータを、
電源となる電池の温度を測定する温度測定手段、
上記電池の電圧を測定する電圧測定手段、及び
上記温度測定手段及び上記電圧測定手段の各測定結果に応じて上記受信部での受信動作を制御する制御手段、
として機能させるプログラム。
1…電子時計
41…CPU
42…ROM
421…プログラム
43…RAM
44…発振回路
45…分周回路
46…計時回路
47…操作部
48…標準電波受信部
49…アンテナ
50…GPS受信処理部
502d…タイムゾーン対応テーブル
51…アンテナ
52…駆動回路
53…電源部
61…秒針
62…分針
63…時針
64…日車
65…機能指針
71~74…輪列機構
81~84…ステッピングモータ
91…温度測定部

Claims (6)

  1. 測位衛星からの電波を受信する受信手段と、
    計時動作を実行する計時手段と、
    上記受信手段で受信した上記測位衛星からの電波に含まれている日時情報に応じて上記計時手段の計時内容を補正する補正手段と、
    電源となる電池の温度を測定する温度測定手段と、
    上記電池の電圧を測定する電圧測定手段と、
    上記温度測定手段及び上記電圧測定手段の各測定結果に応じて上記受信手段での受信動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    上記制御手段は、上記温度測定手段で測定した温度が予め設定された複数の温度帯域のどこに該当するかを判定し、該当する上記温度帯域に対応した電圧値と、上記電圧測定手段で測定した電圧との比較結果により、上記受信手段での受信動作を行うか否かを判断し、
    上記受信手段での受信動作を行う場合、上記温度測定手段で測定した温度と予め設定された閾値温度との比較を行い、上記温度測定手段で測定した温度が上記閾値温度より低い場合、上記受信手段で消費される電流値を小さくする制御を行なう、
    ことを特徴とする電波時計。
  2. 上記制御手段は、上記温度測定手段で測定した温度に応じて予め設定された電圧より、上記電圧測定手段で測定した電圧が低い場合、上記受信手段での受信動作を停止する、請求項1に記載の電波時計。
  3. 上記制御手段は、上記受信手段での測位衛星からの電波の探索時及び捕捉時それぞれの動作周波数、対象衛星範囲、動作時間、及び受信信号を増幅する増幅器の増幅率の少なくとも1つを制御する、請求項1または2に記載の電波時計。
  4. 上記制御手段は、上記受信手段で測位衛星からの電波を受信して日時情報のみを取得する場合と、日時情報及び位置情報の双方を取得する場合とを区別して、上記受信手段での受信動作を制御する、請求項1乃至いずれか記載の電波時計。
  5. 測位衛星からの電波を受信する受信部と、計時動作を実行する計時部と、上記受信部で受信した上記測位衛星からの電波に含まれている日時情報に応じて上記計時部の計時内容を補正する補正部とを備えた電波時計の制御方法であって、
    電源となる電池の温度を測定する温度測定工程と、
    上記電池の電圧を測定する電圧測定工程と、
    上記温度測定工程及び上記電圧測定工程の各測定結果に応じて上記受信部での受信動作を制御する制御工程と、
    を有し、
    上記制御工程は、上記温度測定工程で測定した温度が予め設定された複数の温度帯域のどこに該当するかを判定し、該当する上記温度帯域に対応した電圧値と、上記電圧測定工程で測定した電圧との比較結果により、上記受信部での受信動作を行うか否かを判断し、
    上記受信部での受信動作を行う場合、上記温度測定工程で測定した温度と予め設定された閾値温度との比較を行い、上記温度測定工程で測定した温度が上記閾値温度より低い場合、上記受信部で消費される電流値を小さくする制御を行なう、
    ことを特徴とする電波時計の制御方法。
  6. 測位衛星からの電波を受信する受信部と、計時動作を実行する計時部と、上記受信部で受信した上記測位衛星からの電波に含まれている日時情報に応じて上記計時部の計時内容を補正する補正部とを備えた電波時計が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、上記コンピュータを、
    電源となる電池の温度を測定する温度測定手段、
    上記電池の電圧を測定する電圧測定手段、及び
    上記温度測定手段及び上記電圧測定手段の各測定結果に応じて上記受信部での受信動作を制御する制御手段、
    として機能させ、
    上記制御手段は、上記温度測定手段で測定した温度が予め設定された複数の温度帯域のどこに該当するかを判定し、該当する上記温度帯域に対応した電圧値と、上記電圧測定手段で測定した電圧との比較結果により、上記受信部での受信動作を行うか否かを判断し、
    上記受信部での受信動作を行う場合、上記温度測定手段で測定した温度と予め設定された閾値温度との比較を行い、上記温度測定手段で測定した温度が上記閾値温度より低い場合、上記受信部で消費される電流値を小さくする制御を行なう、
    ことを特徴とするプログラム。
JP2017184392A 2017-09-26 2017-09-26 電波時計、電波時計の制御方法及びプログラム Active JP7024283B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017184392A JP7024283B2 (ja) 2017-09-26 2017-09-26 電波時計、電波時計の制御方法及びプログラム
EP18192890.4A EP3460592B1 (en) 2017-09-26 2018-09-06 Timepiece, method for controlling timepiece, and storage medium
US16/124,237 US11507030B2 (en) 2017-09-26 2018-09-07 Timepiece, method for controlling timepiece, and storage medium
CN201811125671.5A CN109557806B (zh) 2017-09-26 2018-09-26 电波表、电波表的控制方法以及存储介质

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017184392A JP7024283B2 (ja) 2017-09-26 2017-09-26 電波時計、電波時計の制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019060674A JP2019060674A (ja) 2019-04-18
JP7024283B2 true JP7024283B2 (ja) 2022-02-24

Family

ID=63524119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017184392A Active JP7024283B2 (ja) 2017-09-26 2017-09-26 電波時計、電波時計の制御方法及びプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11507030B2 (ja)
EP (1) EP3460592B1 (ja)
JP (1) JP7024283B2 (ja)
CN (1) CN109557806B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102269076B1 (ko) * 2019-11-14 2021-06-24 국방과학연구소 위성항법장치 및 그 동작 방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018169298A (ja) 2017-03-30 2018-11-01 シチズン時計株式会社 電波腕時計

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6212133B1 (en) * 1999-07-26 2001-04-03 Mccoy Kim Low power GPS receiver system and method of using same
JP5151539B2 (ja) * 2007-07-09 2013-02-27 セイコーエプソン株式会社 衛星信号受信装置、衛星信号受信装置付き計時装置及び衛星信号受信方法
JP4488066B2 (ja) * 2007-11-22 2010-06-23 セイコーエプソン株式会社 衛星信号受信装置および計時装置
JP2010230372A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Seiko Epson Corp 電子時計および電子時計の制御方法
US8446223B2 (en) * 2009-05-22 2013-05-21 CSR Technology, Inc. Systems and methods for calibrating real time clock
JP2013181925A (ja) 2012-03-02 2013-09-12 Daido Steel Co Ltd ねじり試験装置
JP6010930B2 (ja) 2012-03-02 2016-10-19 セイコーエプソン株式会社 電子時計
JP5967121B2 (ja) * 2014-03-20 2016-08-10 カシオ計算機株式会社 アナログ電子時計及びアナログ電子時計の指針動作制御方法
JP6459647B2 (ja) * 2015-03-06 2019-01-30 セイコーエプソン株式会社 電子時計および電子時計の制御方法
JP6540351B2 (ja) * 2015-08-07 2019-07-10 セイコーエプソン株式会社 電子時計および電子時計の制御方法
JP6627489B2 (ja) * 2015-12-21 2020-01-08 セイコーエプソン株式会社 タイミング信号生成装置および電子機器
JP6658112B2 (ja) * 2016-03-04 2020-03-04 セイコーエプソン株式会社 温度補償機能付き時計

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018169298A (ja) 2017-03-30 2018-11-01 シチズン時計株式会社 電波腕時計

Also Published As

Publication number Publication date
US11507030B2 (en) 2022-11-22
CN109557806B (zh) 2020-12-29
US20190094818A1 (en) 2019-03-28
EP3460592A1 (en) 2019-03-27
CN109557806A (zh) 2019-04-02
JP2019060674A (ja) 2019-04-18
EP3460592B1 (en) 2020-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9563174B2 (en) Electronic device, time correction method, and time correction program
US9261861B2 (en) Radio-controlled timepiece
JP5365012B2 (ja) 衛星信号受信装置および衛星信号受信装置の制御方法
JP5578103B2 (ja) 電子時計及び電子時計の受信制御方法
JP5333014B2 (ja) 電子機器および電子機器の閏秒更新情報受信方法
US20150198928A1 (en) Radio-Controlled Timepiece
US10274902B2 (en) Electronic device, and control method of an electronic device
JP2020128958A (ja) 電子時計
JP5590198B2 (ja) 電子機器および電子機器の閏秒更新情報受信方法
JP7024283B2 (ja) 電波時計、電波時計の制御方法及びプログラム
JP5435167B2 (ja) 衛星信号受信装置および衛星信号受信装置の制御方法
JP6131554B2 (ja) 電子時計および電子時計の衛星信号受信方法
US9921551B2 (en) Electronic device, and control method of an electronic device
US10831160B2 (en) Electronic device and receiving device
JP6344128B2 (ja) 電子時計および電子機器
JP6471425B2 (ja) 通信装置、電子時計、および通信装置の制御方法
JP6945473B2 (ja) 衛星電波時計
JP2010216999A (ja) 電子機器およびその制御方法
JP6794813B2 (ja) 電子時計
JP5750957B2 (ja) 電子時計、およびその制御方法
JP2017167045A (ja) 衛星信号受信装置、電子機器および衛星信号受信装置の制御方法
JP2016027344A (ja) 電子時計、及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7024283

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150