JP7019829B2 - 充電システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載された蓄電池への充電を行う充電システムに関する。
動力源として蓄電池を搭載する電動車両等の普及に伴い、当該蓄電池のための充電ステーション等の施設の普及も進みつつある。このような充電施設における車載蓄電池の充電においては、充電に要する時間がガソリン等の給油に比べて比較的長いこと等から、充電に付帯する準備時間等々を含め、充電に要する時間をいかに短縮して運転者へのストレスを低減するかが、今後増々重要となり得る。
例えば、特許文献1には、電気料金が安価となる夜間電力時間帯を利用すべく充電開始時刻をタイマー設定して充電を行う場合に、ユーザに充電開始までの時間を表示して当該ユーザの利便性を向上することが記載されている。
車両に搭載された蓄電池を充電する際の待ち時間としては、上記のように予め設定された充電開始時刻までの待ち時間のほか、例えば、充電ステーションにおいて多数の車両が順番を待って充電を行う場合における、充電開始までの待ち時間がある。
この待ち時間には、先行して充電する車両の運転者が、その車両についての若干の点検を行ったりトイレ休憩を行う等の余剰時間も含まれ得る。このような余剰時間の取り方は車両ユーザの性質等に依存するものであり、その長さもユーザにより異なる。一方で、実質的な充電時間に加算されるこのような余剰時間は、充電ステーションにおける順番待ち車両の数が増えれば累積的に増加していき、待ち時間の長さに大きな影響を与えることとなる。
特開2017-192172号公報
本発明は上記背景に鑑みなされたものであり、車載蓄電池の充電のため複数の車両に利用される充電ステーション等の充電施設において、充電動作に実質的に寄与しない運転者の休憩時間等の余剰時間が過度に長くなるのを回避して、充電開始までの待ち時間を効果的に低減することを目的とする。
本発明の一の態様は、充電施設に設置され、車両に搭載された蓄電池への充電を行う充電部と、前記充電部から前記蓄電池への充電が終了しているか否かを検知する充電終了検知部と、前記充電部に対応する停車位置であって、前記充電部による充電の際に停車すべき停車位置に前記車両が停車しているか否かを検知する停車検知部と、前記充電部により充電を行う前記車両である充電車両が前記停車位置において充電を終了してから前記停車位置の外へ移動するまでの間の所定の時間である停泊時間を計測する時間計測部と、前記停泊時間に基づいて、前記車両のユーザが前記停泊時間に応じて支払うべき価値又は受け取るべき価値を示す停泊コストを算出するコスト算出部と、を備える充電システムであって、前記蓄電池についての充電の予約を管理する予約管理部と、前記予約に係る前記車両である予約車両の到着を検知する到着検知部と、を備え、前記停泊時間は、前記停車位置で充電された前記充電車両とは別の前記車両である前記予約車両の到着から、前記充電車両が前記停車位置の外へ移動するまでの時間、または、前記停車位置で充電された前記充電車両とは別の前記車両である前記予約車両が前記予約に係る充電を開始する予定時刻である予定開始時刻から、前記充電車両が前記停車位置の外へ移動するまでの時間である、充電システムである。
本発明の他の態様によると、前記充電施設には複数の前記充電部が設置され、前記停車位置はそれぞれの前記充電部に対応して設けられ、前記停車検知部は、それぞれの前記充電部について前記停車位置に前記車両が停車しているか否かを検知する。
本発明の他の態様によると、前記充電終了検知部は、前記充電車両から当該充電車両の前記蓄電池の充電状態を示す情報を取得し、当該取得した情報に基づいて前記充電が終了していることを検知する。
発明の他の態様によると、前記コスト算出部は、充電料金の単価に基づいて前記停泊コストを算出する。
本発明の他の態様によると、前記充電車両のユーザに対する請求料金を算出する料金算出部を備え、前記料金算出部は、前記コスト算出部が算出した前記停泊コストに応じて前記請求料金を算出する。
本発明の他の態様によると、前記コスト算出部が算出した前記停泊コストに応じたインセンティブを前記充電車両のユーザに付与するインセンティブ付与部を更に備える。
なお、この明細書には、2018年9月27日に出願された日本国特許出願・特願20
18-181257号の全ての内容が含まれるものとする。
本発明によれば、車載蓄電池の充電のため複数の車両に利用される充電ステーション等の充電施設において、充電動作に実質的に寄与しない運転者の休憩時間等の余剰時間が過度に長くなるのを回避して、充電開始までの待ち時間を効果的に低減することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る充電システムの構成を示す図である。 図2は、図1に示す充電システムを構成する充電スタンドの構成を示す図である。 図3は、図1に示す充電システムを構成する充電管理装置の構成を示す図である。 図4は、図1に示す充電システムにおける処理の手順を示すフロー図である。 図5は、図3に示す充電管理装置の記憶装置が記憶する顧客DBの一例を示す図である。 図6は、図3に示す充電管理装置の記憶装置が記憶する予約DBの一例を示す図である。 図7は、図3に示す充電管理装置の記憶装置が記憶するコストテーブルの一例を示す図である。 図8は、図3に示す充電管理装置が記憶するコストテーブルにおける、充電単価に応じた停泊コストの設定例を模式的に示したグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[1.充電システムの構成及び適用例]
図1は、本発明の一実施形態に係る充電システム100の構成を示す図である。充電システム100は、車載蓄電池の充電のため複数の車両に利用される充電施設である充電ステーション102において用いられる。充電システム100は、電動自動車等の車両に動力源として搭載された蓄電池の充電を行う充電スタンド104a、104b、104cと、これらの充電スタンド104a等と通信可能に接続された充電管理装置106と、を備える。本実施形態では、充電スタンド104等と充電管理装置106とは、無線通信により直接的に接続されている。
ただし、この構成は一例であって、これには限られない。例えば、充電管理装置106は、充電ステーション102から離れた遠隔地にあって、専用回線、公衆回線、あるいはインターネット等のネットワークを介して、有線通信及び又は無線通信により充電スタンド104a等と接続されていてもよい。
図1には、一例として、充電スタンド104a等により充電される車両108a、108b、108c、108d、108e、108f、108g、108hが示されている。車両108a、108b、108c、108d、108e、108f、108g、108hは、それぞれ、蓄電池110a、110b、110c、110d、110e、110f、110g、110hを動力源として備える。車両108a、108b、108c、108d、108e、108f、108g、108hは、充電スタンド104a等に接続されることにより、それぞれ、蓄電池110a、110b、110c、110d、110e、110f、110g、110hの充電を行う。また、車両108a、108b、108c、108d、108e、108f、108g、108hは、無線通信を介して充電管理装置106と通信可能に接続されている。
以下では、充電スタンド104a、104b、104cを総称するとき、又はそれらのうちの任意のものをいうときは、充電スタンド104というものとする。また、車両108a、108b、108c、108d、108e、108f、108g、108hを総称するとき、又はそれらのうちの任意のものをいうときは、車両108というものとする。また、蓄電池110a、110b、110c、110d、110e、110f、110g、110hを総称するとき、又はそれらのうちの任意のものをいうときは、蓄電池110というものとする。
充電スタンド104は、蓄電池110に充電を行う充電部である充電装置208(後述)を備える。車両108は、充電スタンド104により充電を行うとき、すなわち、充電スタンド104の充電装置208により充電を行うときは、当該充電の際に停車すべき停車位置に停車して充電を行う。図1では、充電スタンド104a、104b、104cによる充電の際にそれぞれ停車すべき停車位置112a、112b、112cが示されている。充電スタンド104a、104b、104cは、それぞれ、センサ114a、114b、114cにより、車両108が停車位置112a、112b、112cに停車していることを検知する。ここで、センサ114a、114b、114cは、近接センサやレーダセンサ等々により構成されるものとすることができる。
以下、停車位置112a、112b、112cを総称するとき、又はそれらのうちの任意のものをいうときは、停車位置112というものとする。また、センサ114a、114b、114cを総称するとき、又はそれらのうちの任意のものをいうときは、センサ114というものとする。
充電管理装置106は、車両108からの充電の予約を受け付けて、受け付けた予約を管理する。充電管理装置106は、例えば、無線通信を介して通信可能に接続されたセンサ116により、充電予約を行った車両108が充電ステーション102に到着したことを検知する。ここで、センサ116は、車両108との間で近距離通信を行う通信装置であるものとすることができる。充電管理装置106は、例えばセンサ116を介して車両108から当該車両108を識別する識別コード(例えば車体番号等)を受信することで、当該車両108の充電ステーション102への到着を検知する。
これに代えて、センサ116をカメラ等で構成されるものとし、充電管理装置106は、センサ116により車両108の車両登録番号(ナンバープレート)の画像を取得して、当該車両108の到着を検知するものとしてもよい。
図1では、充電管理装置106は、一例として、充電予約を行った車両(予約車両)である車両108dが充電ステーション102に到着したことを、センサ116により検知する。
充電管理装置106は、充電車両である車両108が停車位置112において充電を終了してから当該停車位置112の外へ移動するまでの間の所定の時間である停泊時間を計測する。そして、充電管理装置106は、計測中の停泊時間を当該車両108に通知する。これにより、充電システム100では、車両108のユーザに対し、余剰時間である停泊時間の短縮を促すことができる。
また、充電管理装置106は、停泊時間に応じた停泊コストを算出する。ここで、停泊コストとは、車両108のユーザが、停車位置112において充電動作に実質的に寄与しない余剰時間を過ごした長さに応じて支払うべき価値又は受け取るべき価値を示す指標をいう。これにより、充電システム100では、停泊コストに応じたペナルティ又はプロフィットをユーザに与えることで、当該ユーザに対し余剰時間である停泊時間を短縮する動機付けを行う。
具体的には、充電管理装置106は、充電スタンド104による充電量に応じた、車両108のユーザに対する請求料金を算出する際に、上記停泊コストに応じて当該請求料金を算出する。例えば、充電管理装置106は、停泊時間が5分未満であれば所定の比率で充電料金の割引処理を行い、停泊時間が10分以上であれば、停泊時間の長さに応じた所定の比率で充電料金の割増処理を行って、請求料金を算出する。
上記充電料金の割引処理を行うことに代えて、充電管理装置106は、上記停泊コストに応じたインセンティブを車両108のユーザに付与する。ここで、上記インセンティブは、本実施形態では、例えば次回の充電において充電料金の割引等に用いることのできるいわゆる"ポイント"である。ただし、インセンティブは、これに限らず、ユーザにとって利益となり得るものであって且つその利益の大きさを調整して付与することのできる任意のものとすることができる。例えば、インセンティブは、景品や金銭もしくは金銭的価値のあるものと交換することのできるポイント、あるいは仮想マネー等であってもよい。なお、停泊コストを請求料金に反映するか、又はインセンティブとして受け取るかは、例えば、ユーザが、充電スタンド104において充電を開始する際に充電スタンド104に入力して指定するものとすることができる。
充電管理装置106は、充電車両である車両108が充電を終了してから停車位置112の外へ移動するまでの時間を、上記停泊時間とすることができる。あるいは、充電管理装置106は、充電車両である車両108についての停泊時間として、予約車両である例えば車両108dが充電ステーション102に到着してから、上記充電車両である車両108が停車位置112の外へ移動するまでの時間を算出するものとすることができる。
あるいは、充電管理装置106は、充電車両である車両108についての停泊時間として、予約車両である例えば車両108dが充電開始時刻として予約していた時刻(充電開始予定時刻)から、上記充電車両である車両108が停車位置112の外へ移動するまでの時間を算出するものとすることができる。
上記の構成を有する充電システム100は、車両108の充電を完了した後に充電動作に寄与することなく費やされる余剰時間を、停泊時間として把握することができるので、当該停泊時間に基づいて、車両108のユーザへの注意喚起等を行うことができる。
より具体的には、充電システム100では、充電完了後も停車位置112に停車している充電車両である車両108のユーザに対して停泊時間を通知することで、充電後における停車位置112からの迅速な車両移動を促すことができる。その結果、充電システム100では、余剰時間の低減を図ることができる。
また、充電システム100では、充電スタンド104により充電を行った車両108のユーザに対し、停泊時間に応じた停泊コストを算出して、当該停泊コストに応じた充電料金を算出し、又は当該停泊コストに応じたインセンティブを付与する。これにより、充電システム100では、車両108のユーザに対し、充電後における停車位置112からの迅速な車両移動を行う動機付けを与えて、余剰時間の低減を促進することができる。
[2.充電スタンド104の構成]
図2は、充電スタンド104の構成を示す図である。本実施形態では、充電スタンド104a、104b、104cは、図2に示す構成要素を共通に有している。
充電スタンド104は、処理装置200と、表示装置202と、入力装置204と、入金装置206と、充電装置208と、通信装置210と、を有する。表示装置202は、例えば液晶表示装置であり、処理装置200からの指示により画像及び又はテキストを表示する。入力装置204は、例えば表示装置202の表示スクリーン上に配されたタッチパネルと、カードリーダと、で構成される(共に不図示)。入力装置204は、タッチパネルによりユーザからの入力を受信して処理装置200へ出力すると共に、ユーザが提示する磁気カード等のデータをカードリーダにより読み取って処理装置200へ出力する。
入金装置206は、従来技術に従い、ユーザが投入する紙幣や硬貨を受け取って必要金額を徴収し、残った釣り銭をユーザに返却する。充電装置208は、処理装置200による制御の下に、車両108の蓄電池110の充電を行う。通信装置210は、処理装置200を充電管理装置106と接続するための、無線通信を行う送受信機である。
処理装置200は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを備えるコンピュータである。処理装置200は、プログラムが書き込まれたROM(Read Only Memory)、データの一時記憶のためのRAM(Random Access Memory)等を有する構成であってもよい。そして、処理装置200は、機能要素又は機能ユニットとして、停車検知部220と、顧客識別部222と、充電制御部224と、充電終了検知部226と、充電量計測部228と、入金処理部230と、を備える。
処理装置200が備えるこれらの機能要素は、例えば、コンピュータである処理装置200がプログラムを実行することにより実現される。なお、上記コンピュータ・プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。これに代えて、処理装置200が備える上記機能要素の全部又は一部を、それぞれ一つ以上の電子回路部品を含むハードウェアにより構成することもできる。
停車検知部220は、センサ114により、停車位置112に車両108が停車していることを検知する。
顧客識別部222は、停車位置112に停車した車両108のユーザからの入力に基づき、停泊コストの処理方法を決定すると共に、当該ユーザが会員であるときは顧客情報を取得して、充電管理装置106へ送信する。ここで"停泊コストの処理方法を決定する"とは、停泊コストを請求料金の算出に用いるか否かを決定することをいう。停泊コストを請求料金の算出に用いない場合には、当該停泊コストは、そのユーザの顧客情報におけるインセンティブ情報の値の調整(保有ポイント数の加算又は減算)に使用される。
具体的には、顧客識別部222は、例えばユーザに対してユーザIDを有する会員であるか否かの質問を表示装置202により提示し、入力装置204を介してユーザの回答を取得する。そして、取得した回答に基づき、そのユーザが会員でないときは、停泊コストの処理方法を"料金計算"とする旨のコスト処理指定を充電管理装置106へ送信する。
一方、そのユーザが会員であるときは、顧客識別部222は、表示装置202によりメンバカードの読み取りを促すメッセージを表示し、提示されたメンバカードの顧客情報を入力装置204により取得する。そして、顧客識別部222は、取得した顧客情報を充電管理装置106へ送信する。さらに、顧客識別部222は、当該ユーザが会員であるときは、停泊コストを料金計算に使用するか否かの質問を表示装置202に表示し、入力装置204を介してユーザの回答を取得する。そして、取得した回答に応じて、停泊コストの処理方法を"料金計算"とする旨又は"インセンティブ調整"とする旨の通知を、充電管理装置106へ送信する。
なお、ユーザは、例えば従来技術に従い、予め所定の会員登録(例えば申込書記入等)を行うことでユーザIDが与えられ、ユーザIDを含む当該ユーザの顧客情報を記録した磁気カードがメンバカードとして与えられるものとする。この顧客情報には、ユーザIDのほか、例えば、そのユーザの車両108の車両登録番号や車体番号等の車両識別情報、当該車両108と通信するための通信アドレス等を含む車両通信情報、当該ユーザの携帯端末と通信するための通信アドレスを含む端末通信情報等が含まれ得る。
ただし、上記のメンバカードは一例であって、これには限られない。例えば、入力装置204はBluetooth(登録商標)により近距離通信を行う機能を有するものとし、ユーザの顧客情報が当該ユーザの携帯端末から、上記近距離通信により入力装置204を介して顧客識別部222に与えられるものとしてもよい。
充電制御部224は、入力装置204のタッチパネルを介してユーザから充電量の指定(指定充電量)を取得して、充電終了検知部226へ送信する。指定充電量は、例えば、充電時間の指定、又は100%充電、80%充電などの、満充電状態に対する蓄電量の比(以下、蓄電率)で指定するものとすることができる。
充電制御部224は、停車検知部220が、停車位置112に停車している車両108を検知していることを条件として、入力装置204のタッチパネルを介してユーザから充電開始の指示が入力されたことに応じて充電装置208に指示し、コネクタ240により接続された車両108の蓄電池110への充電を開始する。充電制御部224は、充電を開始したときは、充電開始通知を充電量計測部228へ送信する。
充電終了検知部226は、車両108の蓄電池110への充電が終了したか否かを検知する。具体的には、充電終了検知部226は、蓄電池110への充電量が充電制御部224から受信した指定充電量に達したときは、蓄電池110への充電が終了したものと判断する。ここで、充電終了検知部226は、指定充電量として蓄電率が指定されているときは、従来技術に従い、充電動作中における充電装置208の出力電圧及び出力電流の値及びその時間的変化から充電対象である蓄電池110の現在の蓄電率を計測し、当該計測した蓄電率が上記指定充電量が示す蓄電率に達したことにより充電が終了したことを検知する。
また、充電終了検知部226は、入力装置204のタッチパネルを介してユーザから充電終了の指示が入力された場合も、当該入力が行われたことをもって充電が終了したことを検知する。
充電終了検知部226は、充電が終了したことを検知したときは、充電装置208に指示して充電動作を停止する。また、充電終了検知部226は、充電が終了したことを検知したときは、充電終了通知を、充電量計測部228へ送信すると共に充電管理装置106へ送信する。
充電量計測部228は、充電制御部224から充電開始通知を受信したことに応じて、充電装置208による蓄電池110への充電量の計測を開始し、充電終了検知部226から充電終了通知を受信するまでの、蓄電池110への充電量を計測する。この充電量は、充電単価が充電時間に対して定められている場合には、充電開始から充電終了までの時間として計測される。あるいは、充電単価が充電電力量で定められている場合には、蓄電池110に充電した電力量として計測される。充電量計測部228は、計測した充電量を示す充電量情報を、充電管理装置106へ送信する。
入金処理部230は、充電管理装置106から請求料金の通知を受信したことに応じて、当該受信した通知が示す請求料金を表示装置202に表示して、ユーザに対しその支払いを請求する。また、入金処理部230は、従来技術に従い、ユーザが投入する金銭を入金装置206により取得し、又は入力装置204のカードリーダによりクレジットカードやプリペイドカード等々の金銭支払いのためのカードの情報を読み取って、請求料金の支払いを受ける。
[3.充電管理装置106の構成]
図3は、充電管理装置106の構成を示す図である。充電管理装置106は、処理装置300と、記憶装置302と、通信装置304と、を有する。記憶装置302は、例えばハードディスク装置で構成され、顧客データベース(顧客DB)330と、予約データベース(予約DB)332と、コストテーブル334と、を記憶する。通信装置304は、処理装置300を充電スタンド104のそれぞれと通信可能に接続すると共に、公衆回線等を通じてインターネットと通信するための、無線通信及び又は有線通信を行う送受信機である。
処理装置300は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを備えるコンピュータである。処理装置300は、プログラムが書き込まれたROM(Read Only Memory)、データの一時記憶のためのRAM(Random Access Memory)等を有する構成であってもよい。そして、処理装置300は、機能要素又は機能ユニットとして、予約管理部310と、到着検知部312と、時間計測部314と、コスト算出部316と、料金算出部318と、インセンティブ付与部320と、を備える。
処理装置300が備えるこれらの機能要素は、例えば、コンピュータである処理装置200がプログラムを実行することにより実現される。なお、上記コンピュータ・プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。これに代えて、処理装置300が備える上記機能要素の全部又は一部を、それぞれ一つ以上の電子回路部品を含むハードウェアにより構成することもできる。
予約管理部310は、車両108のユーザからの充電予約を受け付けて、その実行等を管理する。充電予約を行うユーザは、充電予約に先立って会員登録を行ってユーザIDが与えられており、当該ユーザIDを含む顧客情報が記憶装置302の記憶する顧客DB330に保存されているものとする。また、ユーザは、例えばそのユーザの携帯端末を介して予約要求を充電管理装置106へ送信することにより、充電予約を行う。予約要求には、ユーザIDと、充電開始予定時刻と、が含まれるものとする。
予約管理部310は、ユーザの携帯端末から充電の予約(充電予約)を行うための予約要求を受信したことに応じて、受信した当該予約要求と、そのユーザの車両108の車両識別情報と、を含む予約情報を、記憶装置302が記憶する予約DB332に保存する。上記予約要求は、例えば、ユーザの携帯端末からインターネットを介して、充電管理装置106が提供するウェブサイトへ送信されるものとすることができる。
また、上記予約情報に含ませる車両識別情報は、予約管理部310が、上記受信した予約要求に含まれるユーザIDに基づいて顧客DB330を参照し、当該ユーザIDを含む顧客情報から取得することができる。
図5は、記憶装置302が記憶する顧客DB330の一例を示す図である。図示の例では、顧客DB330は、表形式で構成されており、図示の表の2-4行目に、各ユーザの顧客情報が示されている。顧客情報は、図示左側の列から順に、ユーザIDと、そのユーザの車両108の車両識別情報及び車両通信情報と、そのユーザの携帯端末の端末通信情報と、インセンティブ情報と、を含む。インセンティブ情報は、そのユーザに現在与えられているインセンティブの量、いわゆる保有ポイント数が示される。インセンティブ情報が示す保有ポイント数は、後述するインセンティブ付与部320により管理される。
ここで、顧客DB330が保存する顧客情報の車両識別情報及び車両通信情報は、例えば、充電管理装置106がユーザの携帯端末から送信される顧客情報変更通知を受信したことに応じて、処理装置300により変更されるものとすることができる。上記顧客情報変更通知は、例えば、ユーザの携帯端末からインターネットを介して、充電管理装置106が提供するウェブサイトへ送信されるものとすることができる。また、上述したようにメンバカードに代えて携帯端末が使用される場合には、顧客識別部222が、当該携帯端末から顧客情報を取得したときに、当該取得した顧客情報に基づいて、顧客DB330が保存する顧客情報の車両識別情報及び車両通信情報を変更するものとしてもよい。
これにより、ユーザは、例えば、カーシェアリングやレンタカーの利用に際し一時利用する車両の車両識別情報及び車両通信情報を取得して顧客情報変更通知として送信するか又は当該取得した車両識別情報及び車両通信情報を携帯端末に顧客情報として保存しておくことで、上記一時利用する車両についての充電スタンド104の利用についても、上記インセンティブを受け取ったり、上記充電予約を行うことが可能となる。
図6は、記憶装置302が記憶する予約DB332の一例を示す図である。図示の例では、予約DB332は、表形式で構成されており、図示の表の2-4行目に、各ユーザの予約情報が示されている。予約情報は、図示左側の列から順に、ユーザIDと、そのユーザの車両108の車両識別情報と、充電を開始する予定の日付及び時刻を示す充電開始予定時刻と、を含む。
図2を参照し、到着検知部312は、充電予約を行ったユーザの車両108(すなわち、予約車両である車両108)が充電ステーション102に到着したことを検知する。具体的には、到着検知部312は、センサ116により、充電ステーション102に到着した車両108と通信して車両識別情報を受信し、予約DB332に保存されている予約情報が含む車両識別情報と比較する。そして、受信した車両識別情報と予約情報が含む車両識別情報が一致するときは、予約車両である車両108が到着したものと判断する。到着検知部312は、予約車両である車両108の到着を検知したときは、到着通知を充電スタンド104へ送信する。
時間計測部314は、充電車両である車両108の停車位置112における停泊時間を計測する。停泊時間とは、停車位置112において充電車両である車両108が、充電を終了してから当該停車位置112の外へ移動するまでの間の所定の時間として定義される。
具体的には、本実施形態では、停泊時間は、次のいずれかの時間である。
(1)充電車両である車両108が停車位置112において充電を終了してから当該停車位置112の外へ移動するまでの時間。
(2)充電予約に係る予約車両である車両108が到着してから、充電車両である車両108が、停車位置112の外へ移動するまでの時間。
(3)当該充電予約に係る予定開始時刻から、充電車両である車両108が停車位置112の外へ移動するまでの時間。
時間計測部314は、例えば、記憶装置302等に予め記憶されている計測モードフラグの値に応じて、上記いずれかの定義に従って停泊時間を計測する。例えば、時間計測部314は、計測モードフラグの値が1、2、又は3であるときは、それぞれ、上記(1)、(2)又は(3)に従う停泊時間を計測する計測モード1、計測モード2、又は計測モード3により、停泊時間を計測する。
なお、時間計測部314は、充電スタンド104から充電終了通知を受信することにより、充電車両である車両108の蓄電池110の充電の終了を検知する。また、時間計測部314は、到着検知部312から到着通知を受信することにより、予約車両である車両108の到着を検知する。また、時間計測部314は、記憶装置302の予約DB332が記憶する予約情報の充電開始予定時刻と、例えば処理装置300が備えるタイマー(不図示)が示す現在時刻と、に基づいて、充電開始予定時刻の到来を検知する。
時間計測部314は、停泊時間の計測を開始したときは、計測中の停泊時間の値を、対応する車両108又は当該車両108のユーザの携帯端末に通知する。具体的には、時間計測部314は、その車両108の充電開始の際に充電スタンド104の顧客識別部222が送信したユーザの顧客情報に含まれる車両108の車両通信情報又は端末通信情報を用いて、上記計測中の停泊時間の値を送信する。上記計測中の停泊時間を受信した車両108又は携帯端末は、それぞれ、従来技術に従い、車載表示装置又は携帯端末の表示装置に、受信した計測中の停泊時間の値を表示する。
次に、コスト算出部316は、充電スタンド104により充電を行った車両108のそれぞれについて、時間計測部314が計測した停泊時間に応じた停泊コストを算出する。具体的には、コスト算出部316は、記憶装置302が記憶するコストテーブル334を参照し、時間計測部314が計測した停泊時間に対応する停泊コストを算出する。ここで、停泊コストとは、上述したように、車両108のユーザが停車位置112において充電動作に実質的に寄与しない余剰時間を過ごした長さに応じて支払うべき価値又は受け取るべき価値を示す指標をいう。
図7は、記憶装置302が記憶するコストテーブル334の一例を示す図である。図示の例では、コストテーブル334は、充電料金の単価(充電単価)の範囲毎に、停泊時間に応じた停泊コストの値を示すものとなっている。図7に示す表において、値U1は予め定められた値であり、この表の左から2列目及び3列目の各行に、それぞれ、充電単価がU1以下である場合及び充電単価がU1を超える場合の、停泊時間に応じた停泊コストが示されている。
図8は、コストテーブル334における、充電単価に応じた停泊コストの設定例を模式的に示したグラフである。停泊コストは、例えば整数、又は小数点以下の桁数を所定の桁数とした離散的な数値で表現されるため、実際には図8に示すような"線"にはならない。図8は、そのような離散的な数値の変化を近似したものと理解されたい。
図8において、横軸は停泊時間を示し、縦軸は停泊コストを示している。実線800は、例えば図7における充電単価がU1を超える場合の、停泊時間に応じた停泊コストを示す。また、破線802は、例えば図7における充電単価がU1以下である場合の、停泊時間に応じた停泊コストを示している。図8に示す時間T1、T2、T3は、停泊時間に関して予め定められた所定の時間である。
停泊コストは、負の値の場合はプロフィット(利益)であり、後述するように例えば充電料金計算の際の割引処理に用いられるか、又はインセンティブとしてユーザに与えられるポイント数の算出に用いられる。一方、停泊コストは、正の値の場合にはペナルティであり、例えば充電料金計算の際の割増処理に用いられるか、又はユーザが保有するインセンティブとしての保有ポイント数の減分の算出に用いられる。
図8の例においては、充電単価がU1を超える場合の停泊コストは、実線800で示すように、停泊時間がT1以下であるときはゼロである。そして、停泊時間がT1を超えてT2以下であるときは、停泊コストは第1の所定の傾きで増加し、停泊時間がT2を超えると、停泊コストは第1の所定の傾きより大きな第2の所定の傾きで増加する。ここで、T1は、例えば料金支払い等のために停泊することが必要であって且つ充分な時間(例えば5分)に設定され、T2は、若干の用事を実行するのに足る時間(例えば10分)に設定される。
これにより、充電車両である車両108のユーザは、料金支払い等を済ませたあとも停車位置112に長く滞留する場合にはペナルティが与えられることとなるので、停車位置112を不要に長く占有することなく停車位置112の外へ移動することなる。また、停泊コストは、所定時間T2を超えるとより大きな第2の所定の傾きで増加するので、ユーザは、時間T1以内に終了することができない用事がある場合でも、少なくとも所定時間T2以内には当該用事を終了するよう促されることとなる。その結果、車両への充電動作ないし充電作業に実質的に寄与しない余剰時間を低減して、充電開始を待つ他の車両の待ち時間を効果的に低減することができる。
一方、充電単価UがU1以下である場合の停泊コストは、破線802で示すように、例えば停泊時間がT1以下であるときは、時間と共に増加する負の値に設定される。そして、停泊時間がT1を超えてT2以下であるときは、停泊コストは上記第1の所定の傾きより大きな第3の所定の傾きで増加し、停泊時間がT2を超えると、停泊コストは上記第2の所定の傾きより大きな第4の所定の傾きで増加する。
一般に、充電単価が安価になると、充電ステーション102へ来店する車両108が普段より増えることが予想される。この場合、余剰時間の発生をより低減して、来店した車両108の充電開始までの待ち時間をより低減することが望ましい。
図8の例では、充電単価がU1以下の場合には、停泊時間が所定時間T1以内であるユーザに対して、プロフィットとしての負数の停泊コストが与えられるので、ユーザはより迅速に停車位置112の外へ車両108を移動することとなる。また、所定時間T1を超える停泊時間に対しては、充電単価がU1を超える場合よりも大きな傾きをもって、ペナルティとしての正数の停泊コストが時間と共に増加していくので、ユーザは停泊時間が長くなることをより避けようと努力することとなり、余剰時間の低減が促進される。その結果、充電単価が安価で車両108の来店数が普段より増える場合には、余剰時間の発生をより低減して、他の車両の待ち時間を低減することができる。
再び図2を参照し、料金算出部318は、充電車両である車両108のユーザに対する請求料金を算出する。具体的には、料金算出部318は、充電スタンド104から充電終了通知を受信したことに応じて、その後に充電スタンド104から送信される充電量情報を受信し、当該充電量情報が示す充電量に基づいて充電料金を算出する。ここで、充電単価が充電時間に対して定められている場合には、上記充電量情報が示す充電量としての充電時間に充電単価を乗じて充電料金が算出される。
また、料金算出部318は、車両108の充電に際して充電スタンド104の顧客識別部222が送信したコスト処理指定が"料金計算"であるときは、コスト算出部316が算出した停泊コストに応じて、上記算出した充電料金に対し割引処理又は割増処理を行って、請求料金を算出する。より具体的には、料金算出部318は、停泊コストが正数であるときは、上記充電料金に対し当該停泊コストに応じた割増処理を行って請求料金を算出する。一方、停泊コストが負数であるときは、料金算出部318は、上記充電料金に対し割引処理を行って請求料金を算出する。なお、上記割増処理又は割引処理は、任意の方法を用いることができる、例えば、料金算出部318は、停泊コストに応じて予め定められた割増率又は割引率を充電料金に乗算するか、又は、停泊コストに応じて予め定められた割増料金又は割引料金を、それぞれ充電料金に加算し若しくは減算して請求料金を計算するものとすることができる。
一方、車両108の充電に際して充電スタンド104が送信した上記コスト処理指定が"インセンティブ調整"であるときは、料金算出部318は、充電スタンド104から受信した顧客情報と共に、インセンティブ調整指示をインセンティブ付与部320に送信する。そして、料金算出部318は、インセンティブ付与部320から調整完了通知を受信したときは、上記算出した充電料金を請求料金とする。
一方、インセンティブ付与部320から調整不能通知を受信したときは、料金算出部318は、受信した調整不能通知に含まれた停泊コストを用いて上記充電料金に対し割増処理を行って請求料金を算出する。
そして、料金算出部318は、上記算出した請求料金を、対応する充電スタンド104へ送信する。
インセンティブ付与部320は、料金算出部318からインセンティブ調整指示を受信したことに応じて、コスト算出部316が算出した停泊コストに応じたインセンティブを充電車両である車両108のユーザに付与する。具体的には、インセンティブ付与部320は、コスト算出部316が算出した停泊コストに応じたインセンティブの量(すなわち、"ポイント"の数)を算出する。そして、インセンティブ付与部320は、料金算出部318から受信したインセンティブ調整指示に含まれる顧客情報に基づいて顧客DB330を参照し、対応するユーザのインセンティブ情報の値(すなわち、保有ポイント数)に上記算出した量のインセンティブ(すなわち、ポイント数)を加算又は減算して、上記インセンティブ情報を更新する。
より具体的には、インセンティブ付与部320は、停泊コストが正数であるときはインセンティブ情報の値に上記停泊コストに応じた量のインセンティブを減算し、停泊コストが負数であるときはインセンティブ情報の値に上記停泊コストに応じた量のインセンティブを加算する。ここで、インセンティブ情報の値に対する停泊コストに応じた加算値又は減算値は、予め定めて記憶装置302に記憶されているものとする。なお、更に詳細には、本実施形態では、正数である停泊コストに応じた量のインセンティブ(ポイント数)は負数であり、負数である停泊コストに応じた量のインセンティブ(ポイント数)は正数であるものとし、正数又は負数のインセンティブをインセンティブ情報に加算することで、上記の計算が行われるものとする。
そして、インセンティブ付与部320は、コスト算出部316が算出した停泊コストが負数である場合、及び当該停泊コストが正数であって上記減算の結果としてインセンティブ情報の値が負数とならないときは、調整完了通知を料金算出部318へ送信する。
一方、コスト算出部316が算出した停泊コストが正数であって上記減算によりインセンティブ情報の値が負数となるときは、インセンティブ付与部320は、コスト算出部316が算出した停泊コストの値から、インセンティブ情報の値をゼロするのに必要な停泊コスト分を減算し、残った停泊コストを残留コストとする。そして、インセンティブ付与部320は、上記残留コストである停泊コストを含む調整不能通知を料金算出部318へ送信する。これにより、インセンティブ情報に示された保有ポイント数では吸収できない停泊コスト分は、残留した停泊コストとして請求料金に反映されて消化される。
[4.充電システム100における処理]
次に、充電システム100における処理について、図4に示すフロー図を用いて説明する。本処理は、充電システム100を構成する充電スタンド104、充電管理装置106及びセンサ114の電源がオンされたときに開始し、オフされたときに終了する。なお、充電スタンド104a、104b、104cにおける処理は同様であるので、以下では、一例としていずれか一の充電スタンド104が用いられるものとして、充電システム100における処理を説明する。複数の充電スタンド104が用いられるときは、充電管理装置106は、それぞれの充電スタンド104との間で、それぞれ、以下に示す処理と同様の処理を行うことができる。
なお、複数の充電スタンド104が用いられる場合は、充電管理装置106は、従来技術に従い、どの充電スタンド104と通信しているのかを、充電スタンド104のそれぞれに与えられた固有の通信アドレス、及び又は識別コード等々により識別するものとする。
また、以下においては、従来技術に従い、記憶装置302が記憶する予約DB332には、充電予約が既に登録されているものとする。
処理を開始すると、充電スタンド104の停車検知部220は、停車位置112に車両108が停車したか否かを検知し(S100)、停車していないときは(S100、NO)、ステップS100に戻って停車するのを待機する。一方、停車位置112に車両108が停車したときは(S100、YES)、顧客識別部222は、停車位置112に停車した車両108のユーザからの入力に基づき、停泊コストの処理方法を決定すると共に、当該ユーザが会員であるときは顧客情報を取得する(S102)。そして、顧客識別部222は、顧客情報を取得したときは当該顧客情報を充電管理装置106へ送信すると共に、停泊コストの処理方法を"料金計算"とする旨又は"インセンティブ調整"とする旨のコスト処理指定を充電管理装置106へ送信する。
次に、充電スタンド104の充電制御部224は、入力装置204を介してユーザから充電量の指定(指定充電量)と、充電開始の指示が入力されたか否かを判断し(S104)、入力されていないときは(S104、NO)、ステップS104に戻って当該指定及び指示が入力されるのを待機する。一方、充電量の指定と充電開始の指示が入力されたときは(S104、YES)、充電制御部224は、充電装置208に指示して車両108の蓄電池110の充電を開始する(S106)。このとき、充電制御部224は、充電開始通知を充電量計測部228へ送信し、充電量計測部228は蓄電池110への充電量の計測を開始する。
続いて、充電終了検知部226は、蓄電池110への充電量が指定充電量に達したか又は入力装置204を介してユーザから充電終了の指示が入力されたか否かを判断し(S108)、指定充電量に達しておらず且つユーザからの充電終了の指示も入力されていないときは(S108、NO)、ステップS108に戻って待機する。
一方、指定充電量に達したか又はユーザから充電終了の指示が入力されたときは(S108、YES)、充電終了検知部226は、充電装置208に指示して蓄電池110への充電を終了する(S110)。このとき、充電終了検知部226は、充電終了通知を充電量計測部228へ送信する。これにより、充電量計測部228は、蓄電池110への充電量の計測を終了する。また、充電終了検知部226は、充電終了通知を充電管理装置106へ送信する。
充電スタンド104から充電終了通知を受信したことに応じて、充電管理装置106の時間計測部314は、記憶装置302に記憶された計測モードフラグの値が、計測モード3による停泊時間の計測を指定するものであるか否かを判断する(S112)。そして、計測モード3を指定するものであるときは(S112、YES)、時間計測部314は、記憶装置302が記憶する予約DB322を参照し、現在時刻に基づき、現在充電中の充電車両である車両108とは異なる、予約情報に示されたいずれかの予約車両である他の車両108の充電開始予定時刻が到来したか否かを判断する(S114)。そして、充電開始予定時刻が到来していないときは(S114、NO)、ステップS114に戻って到来するのを待機する。一方、充電開始予定時刻が到来したときは(S114、YES)、時間計測部314は、停泊時間の計測を開始する(S120)。
また一方、ステップS112において、計測モードフラグの値が計測モード3による停泊時間の計測を指定するものでないときは(S112、NO)、時間計測部314は、当該計測モードフラグの値が計測モード2による停泊時間の計測を指定するものであるか否かを判断する(S116)。そして、計測モード2による停泊時間の計測を指定するものであるときは(S116、YES)、時間計測部314は、予約車両である車両108が到着したか否かを判断する(S118)。ここで、時間計測部314は、到着検知部312から到着通知を受信したときに、予約車両である車両108が到着したものと判断する。
そして、予約車両である車両108が到着したときは(S118、YES)、時間計測部314は、ステップS120に処理を移して停泊時間の計測を開始する(S120)。一方、ステップS116において、計測モードフラグの値が計測モード2による停泊時間の計測を指定するものでないときは(S116、NO)、時間計測部314は、計測モード1による停泊時間を計測すべく、ステップS120に処理を移して停泊時間の計測を即座に開始する。
ステップS120における停泊時間の計測の開始後、時間計測部314は、計測中の停泊時間を、停車位置112に停車中の車両108又は当該車両108のユーザの携帯端末へ通知する(S122)。続いて、時間計測部314は、車両108が停車位置112の外へ移動したか否かを判断し(S124)、移動していないときは(S124、NO)、ステップS122に戻って、計測中の停泊時間の通知を継続しつつ、車両108が停車位置112の外へ移動するのを待機する。
そして、車両108が停車位置112の外へ移動したときは(S124、YES)、時間計測部314は、停泊時間の計測を終了する(S126)。次に充電管理装置106のコスト算出部316は、記憶装置302に記憶されたコストテーブル334を参照し、上記計測された停泊時間から停泊コストを算出する(S128)。また、充電管理装置106の料金算出部318は、停車位置112から移動した車両108についての充電料金を算出する(S130)。続いて、料金算出部318は、ステップS102において充電スタンド104から充電管理装置106に送信されたコスト処理指定に基づき、停泊コストを請求料金の算出に用いるか否かを判断する(S132)。
そして、上記コスト処理指定が"料金計算"であるときは(S132、YES)、料金算出部318は、停泊コストに応じて、上記算出した充電料金に対する割増処理又は割引処理を行って請求料金を算出し(S134)。算出した請求料金を充電スタンド104へ送信する。続いて、充電スタンド104の入金処理部230は、充電管理装置106が送信した請求料金を表示装置202に表示してユーザに告知し、従来技術に従い、入金装置206への現金投入や、入力装置204によるクレジットカード情報取得等により、入金処理を行う(S136)。入金処理を行った後は、充電システム100は、ステップS100に戻って処理を繰り返す。
一方、ステップS132において、上記コスト処理指定が"インセンティブ調整"であるときは(S132、NO)、インセンティブ付与部320は、そのユーザに対し、停泊コストに応じた量(正数又は負数)のインセンティブを付与する(S138)。続いて、インセンティブ付与部320は、停泊コストの一部について用途変更が必要であるか否かを判断する(S140)。インセンティブ付与部320は、停泊コストに応じた量のインセンティブが負数であって、当該負数の量のインセンティブを付与する結果として、そのユーザの顧客情報が示すインセンティブ情報の値(保有ポイント数)が負になるときは、停泊ポイントの一部用途変更が必要であるものと判断する。
そして、一部用途変更が必要であるときは(S140、YES)、インセンティブ付与部320は、ステップS134に処理を移す。このとき、インセンティブ付与部320は、停泊コストのうち上記インセンティブ情報に反映できなかった停泊コスト(残留コスト)を含む調整不能通知を、料金算出部318へ送信する。調整不能通知を受信した料金算出部318は、その調整不能通知に含まれた停泊コストを用いて、ステップS130において算出された充電料金の割増処理を行い(S142)、ステップS136に処理を移す。
一方、ステップS140において一部用途変更が不要であるときは(S140、NO)、インセンティブ付与部320は、調整完了通知を料金算出部318へ送信する。これにより料金算出部318は、ステップS130において算出した充電料金をそのまま請求料金として確定して(S142)、充電スタンド104へ送信する。これにより、充電システム100の処理はステップS136に移行し、入金処理が実行される。
[5.変形例]
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
例えば、本実施形態では、充電スタンド104の充電終了検知部226は、指定充電量として蓄電率が指定されているときは、車両108の蓄電池110の蓄電率を、充電動作中における充電装置208の出力電圧及び出力電流の値及びその時間変化から検知するものとしたが、これには限られない。例えば、車両108のユーザが会員であるときは、充電終了検知部226は、当該ユーザの顧客情報に含まれる車両通信情報を用いて車両108と通信し、蓄電池110の現在の充電状態を示す情報を車両108から取得するものとしてもよい。充電終了検知部226は、車両108から受信した上記充電状態を示す情報に基づいて、例えば当該情報から算出される蓄電率又は当該情報が示す蓄電率を用いて、充電の終了を検知することができる。
また、本実施形態に示す充電スタンド104の機能要素の一部は、充電管理装置106が備えるものとすることができ、充電管理装置106が備える機能要素の一部は、充電スタンド104が備えるものとすることができる。例えば、顧客識別部222、充電制御部224、及び充電量計測部228の機能の全部又は一部は、充電管理装置106の処理装置300が備えるものとしてもよい。この場合には、充電スタンド104の処理装置200は、入力装置204や充電装置208から取得される情報及びこれらの装置へ与える指令や情報を、それぞれ充電管理装置106へ送信し及び充電管理装置106から受信するものとすることができる。
逆に、充電管理装置106の処理装置300が備える充電終了検知部226、時間計測部314、コスト算出部316、料金算出部318、及びインセンティブ付与部320の機能の全部又は一部は、充電スタンド104の処理装置200が備えるものとしてもよい。この場合には、充電スタンド104の処理装置200は、これらの機能要素の動作に必要な情報を充電管理装置106から取得し、及び充電管理装置106の記憶装置302の顧客DB330及び又は予約DB332に保存すべき情報を充電管理装置106へ送信するものとすることができる。
[6.まとめ]
以上説明したように、本実施形態の充電システム100は、車両108に搭載された蓄電池110への充電を行う充電部である充電装置208と、充電装置208から蓄電池110への充電が終了しているか否かを検知する充電終了検知部226と、を有する。また、充電システム100は、充電装置208による充電の際に停車すべき停車位置112に車両108が停車しているか否かを検知する停車検知部220を備える。さらに、充電システム100は、充電装置208により充電を行う車両108である充電車両が停車位置112において充電を終了してから停車位置112の外へ移動するまでの間の所定の時間である停泊時間を計測する時間計測部314を備える。
この構成によれば、充電を完了した後に充電動作に寄与することなく費やされる余剰時間を、停泊時間として把握することができるので、当該停泊時間に基づいて、車両108のユーザへの注意喚起や、ユーザへのペナルティ又はインセンティブの付与を行って余剰時間を低減することが可能となる。すなわち、充電システム100では、この停泊時間の計測により、余剰時間を低減するための効果的な基礎情報を得ることができる。
また、充電システム100では、充電終了検知部226は、充電車両である車両108から当該車両108の蓄電池110の充電状態を示す情報を取得し、当該取得した情報に基づいて充電が終了していることを検知する。この構成によれば、充電対象である蓄電池110が搭載された車両108から直接的に蓄電池110の充電状態の情報を取得するので、例えば指定充電量としてユーザが指定した蓄電率まで蓄電池110が充電されたか否かをより正確に判断して、充電の終了をより正確に検知することができる。
また、充電システム100は、車両108のユーザが上記停泊時間に応じて支払うべき価値又は受け取るべき価値を示す停泊コストを、上記停泊時間に基づいて算出するコスト算出部316を更に備える。この構成によれば、停泊時間に基づいて、ユーザに対する当該停泊時間の長さに応じたペナルティ又はプロフィットの量が停泊コストとして算出されるので、ユーザに対して公正かつ公平に、停泊時間の短縮、従って余剰時間の短縮を促すことができる。
また、充電システム100では、コスト算出部316は、充電料金の単価にも基づいて上記停泊コストを算出する。この構成によれば、充電ステーション102に到来する車両108の台数が充電料金の変動に応じて増減し得る場合に、ユーザに対する停泊時間短縮についての動機付けの程度を、当該変動に応じて調整することができる。
また、充電システム100では、充電車両である車両108のユーザに対する請求料金を算出する料金算出部318を備え、料金算出部318は、コスト算出部316が算出した停泊コストに応じて請求料金を算出する。この構成によれば、停泊時間に応じた停泊コストを充電料金等の請求料金に反映するので、その充電ステーション102の利用が1回限りであるユーザに対しても、停泊時間の短縮を効果的に促すことができる。
また、充電システム100は、コスト算出部316が算出する停泊コストに応じたインセンティブを充電車両である車両108のユーザに付与するインセンティブ付与部320を更に備える。この構成によれば、ユーザは、停泊コストのプロフィット分を、換金可能なポイント等のインセンティブとして受け取ることができるので、ユーザに対し停泊時間を短縮する動機付けをより効果的に与えることができる。
また、充電システム100では、上記停泊時間は、充電車両である車両108が充電を終了してから停車位置112の外へ移動するまでの時間である。この構成によれば、充電終了から開始する余剰時間を効果的に低減することができる。
また、充電システム100は、蓄電池110についての充電の予約を管理する予約管理部310と、当該予約に係る車両108である予約車両の到着を検知する到着検知部312と、を備える。そして、上記停泊時間は、予約車両の到着から充電車両が停車位置112の外へ移動するまでの時間として計測される。あるいは、充電システム100では、上記停泊時間は、上記予約に係る充電を開始する予定時刻である充電開始予定時刻から、充電車両である車両108が停車位置112の外へ移動するまでの時間として計測される。これらの構成によれば、充電車両である車両108の充電の後に充電を待っている他の車両108が実際に存在する場合に停泊時間が計測されるので、予約車両がなく余剰時間を短縮する必要がないときには充電車両のユーザに余裕を与えることができる。
100…充電システム、102…充電ステーション、104、104a、104b、104c…充電スタンド、106…充電管理装置、108,108a、108b、108c、108d、108e、108f、108g、108h…車両、110、110a、110b、110c、110d、110e、110f、110g、110h…蓄電池、112、112a、112b、112c…停車位置、114、114a、114b、114c、116…センサ、200、300…処理装置、202…表示装置、204…入力装置、206…入金装置、208…充電装置、210、304…通信装置、220…停車検知部、222…顧客識別部、224…充電制御部、226…充電終了検知部、228…充電量計測部、230…入金処理部、240…コネクタ、302…記憶装置、310…予約管理部、312…到着検知部、314…時間計測部、316…コスト算出部、318…料金算出部、320…インセンティブ付与部、330…顧客データベース(顧客DB)、332…予約データベース(予約DB)、334…コストテーブル。

Claims (6)

  1. 充電施設に設置され、車両に搭載された蓄電池への充電を行う充電部と、
    前記充電部から前記蓄電池への充電が終了しているか否かを検知する充電終了検知部と、
    前記充電部に対応する停車位置であって、前記充電部による充電の際に停車すべき停車位置に前記車両が停車しているか否かを検知する停車検知部と、
    前記充電部により充電を行う前記車両である充電車両が、前記停車位置において充電を終了してから前記停車位置の外へ移動するまでの間の所定の時間である停泊時間を計測する時間計測部と、
    前記停泊時間に基づいて、前記車両のユーザが前記停泊時間に応じて支払うべき価値又は受け取るべき価値を示す停泊コストを算出するコスト算出部と、
    を備える充電システムであって、
    前記蓄電池についての充電の予約を管理する予約管理部と、
    前記予約に係る前記車両である予約車両の到着を検知する到着検知部と、
    を備え、
    前記停泊時間は、
    前記停車位置で充電された前記充電車両とは別の前記車両である前記予約車両の到着から、前記充電車両が前記停車位置の外へ移動するまでの時間、または、
    前記停車位置で充電された前記充電車両とは別の前記車両である前記予約車両が前記予約に係る充電を開始する予定時刻である予定開始時刻から、前記充電車両が前記停車位置の外へ移動するまでの時間である、
    充電システム
  2. 前記充電施設には複数の前記充電部が設置され、前記停車位置はそれぞれの前記充電部に対応して設けられ、
    前記停車検知部は、それぞれの前記充電部について前記停車位置に前記車両が停車しているか否かを検知する、
    請求項1記載の充電システム。
  3. 前記充電終了検知部は、前記充電車両から当該充電車両の前記蓄電池の充電状態を示す情報を取得し、当該取得した情報に基づいて前記充電が終了していることを検知する、
    請求項1または2に記載の充電システム。
  4. 前記コスト算出部は、充電料金の単価に基づいて前記停泊コストを算出する、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の充電システム。
  5. 前記充電車両のユーザに対する請求料金を算出する料金算出部を備え、
    前記料金算出部は、前記コスト算出部が算出した前記停泊コストに応じて前記請求料金を算出する、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の充電システム。
  6. 前記コスト算出部が算出した前記停泊コストに応じたインセンティブを前記充電車両のユーザに付与するインセンティブ付与部を更に備える、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の充電システム。
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