JP7019693B2 - 医療機器駆動装置 - Google Patents

医療機器駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7019693B2
JP7019693B2 JP2019523453A JP2019523453A JP7019693B2 JP 7019693 B2 JP7019693 B2 JP 7019693B2 JP 2019523453 A JP2019523453 A JP 2019523453A JP 2019523453 A JP2019523453 A JP 2019523453A JP 7019693 B2 JP7019693 B2 JP 7019693B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical device
movable portion
sub
acceleration information
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019523453A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018225538A1 (ja
Inventor
伸 牧
知樹 櫨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRUMO KABUSHIKI KAISHA filed Critical TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Publication of JPWO2018225538A1 publication Critical patent/JPWO2018225538A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7019693B2 publication Critical patent/JP7019693B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/0105Steering means as part of the catheter or advancing means; Markers for positioning
    • A61M25/0113Mechanical advancing means, e.g. catheter dispensers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M25/09041Mechanisms for insertion of guide wires
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/20Surgical navigation systems; Devices for tracking or guiding surgical instruments, e.g. for frameless stereotaxis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/30Surgical robots
    • A61B34/35Surgical robots for telesurgery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00017Electrical control of surgical instruments
    • A61B2017/00022Sensing or detecting at the treatment site
    • A61B2017/00075Motion
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/22Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
    • A61B2017/22001Angioplasty, e.g. PCTA
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/20Surgical navigation systems; Devices for tracking or guiding surgical instruments, e.g. for frameless stereotaxis
    • A61B2034/2046Tracking techniques
    • A61B2034/2048Tracking techniques using an accelerometer or inertia sensor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/30Surgical robots
    • A61B2034/301Surgical robots for introducing or steering flexible instruments inserted into the body, e.g. catheters or endoscopes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M2025/1043Balloon catheters with special features or adapted for special applications
    • A61M2025/1079Balloon catheters with special features or adapted for special applications having radio-opaque markers in the region of the balloon
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/33Controlling, regulating or measuring
    • A61M2205/3327Measuring

Description

本発明は、例えば、生体の血管内等に挿入されるカテーテル等に使用するガイドワイヤ等の医療機器を遠隔操作するための医療機器駆動装置及び力情報の算出方法に関する。
従来、患者の血管内にカテーテル等を挿入して、血管内の狭窄部等を治療する「血管内治療」が行われている。
この「血管内治療」では、医師等が、カテーテルを挿入するために、カテーテルに先行し、カテーテルをガイドするために血管内に挿入されるガイドワイヤ等を操作する必要がある。
このガイドワイヤを操作するには、医師等が挿入された状態をX線で透視し、画像で挿入状態を視認しながら施術を行う必要がある。
しかし、この施術方法は、患者の近傍で施術する必要があるため、医師等がX線によって被曝するおそれがある。
そこで、医師等が患者に直接ではなく、遠隔操作可能なロボットを用いてガイドワイヤ等の挿入を行う提案がなされている(例えば、特許文献1)。
米国特許公開公報2015ー1968号公報
しかし、遠隔操作可能なロボットを使用する場合、医師等が直接、手で操作する際に感じる僅かな力の情報を取得し難い。このため、例えば、ガイドワイヤ等の先端が血管内壁の病変部に当接し、ガイドワイヤ等の先端が前進できない事態が発生したとしても、その事態の発生を把握することが出来ない場合がある。
その事態に気付かずにガイドワイヤ等を前進させ続けることにより、ガイドワイヤ等がたわんで、最終的には突然跳ねて血管壁を突き破る等の事態が発生するおそれがあった。
本開示は、血管内で発生する微細な力の変化等を精度良く検知することができる医療機器駆動装置及び力情報の算出方法を提供することを目的とする。
本開示の第1の態様としての医療機器駆動装置は、血管内に長尺状の医療機器を挿入するための医療機器駆動装置であって、前記長尺状の医療機器の移動を可能にする主駆動部と、前期長尺状の医療機器の前記駆動部よりも短い距離の移動を可能とし、副駆動部本体と、前記副駆動部本体に対して移動可能な副可動部と、を備える副駆動部と、前記副可動部の加速度情報を取得するためのセンサと、を有し、前記長尺状の医療機器に加わる力情報は、前記副可動部の加速度情報に基づいて算出されることを特徴とする。
前記構成によれば、副可動部の移動の加速度情報で、血管からの微細な力を検知できるので、血管内で発生する力の変化等を精度良く検知することができる。
ガイドワイヤ等の長尺状の医療機器を血管内の目標部分近傍まで移動させるといった長距離移動を行う際には、主駆動部で移動させることができるので、長尺状の医療機器を効率的に移動させることができる。
一方、例えば、主駆動部で移動された後は、副可動部の副駆動部本体に対する移動の加速度情報により、血管内で医療機器に加わる僅かな力変化を検知可能なので、医療機器の効率的移動と微細な力変化の検知という相矛盾した要請を同時に達成することができる。
すなわち、例えば、長尺状の医療機器を長距離移動させるという大きな力は、主駆動部が担い、一方、長尺状の医療機器に加わる微細な力情報の検出は、主駆動部では検知が困難であるため、副駆動部が担うことで、上述の相矛盾した要請を同時に達成することができる構成となっている。
前記構成によれば、副可動部の移動の速度の変化情報で、血管からの微細な力を検知できるので、例えば、「力センサ」等の特別なセンサを設けることなく、血管内で発生する力の変化等を精度良く検知することができる。
さらに、特別な例えば、「力センサ」等の配置が不要であるため、同時にコストも下げることができる。
本開示の一実施形態としての医療機器駆動装置は、前記長尺状の医療機器の目標加速度情報を入力可能な入力部を有し、前記入力部に入力された前記長尺状の医療機器の前記目標加速度情報に基づいて、前記副可動部の目標加速度情報が求められ、長尺状の医療機器に加わる力情報は、前記副可動部の前記目標加速度情報と前記副可動部の実際の前記加速度情報との差によって算出されることを特徴とする。
前記構成によれば、長尺状の医療機器に加わる力情報は、副可動部の加速度情報等の目標加速度情報と副可動部の実際の加速度情報等の加速度情報との差によって算出されるので、例えば、力センサ等の特別なセンサ等を用いることなく、精度良く長尺状の医療機器に加わる力情報を検知することができる。
本開示の一実施形態としての医療機器駆動装置において、前記主駆動部は、主駆動部本体と、前記主駆動部本体に対して移動可能な主可動部と、を備え、前記主可動部の移動に伴って前記副駆動部本体が移動することを特徴とする。
前記構成によれば、主可動部の移動で、副駆動部本体も移動されると共に医療機器も移動させられるので、効率的に副駆動部本体を移動させることができる。
本開示の一実施形態としての医療機器駆動装置において、前記センサは、前記主可動部の加速度情報を取得するための第1のセンサと、前記副可動部の前記副駆動部本体に対する相対加速度情報を取得するための第2のセンサと、を有し、前記副可動部の前記加速度情報は、前記主可動部の前記加速度情報と、前記副可動部の前記相対加速度情報と、に基づいて算出されることを特徴とする。
前記構成によれば、副可動部の加速度情報は、主可動部の加速度情報と、副可動部の相対加速度情報に基づいて算出されるので、特別な位置センサ等を副可動部に対して配置し、副可動部の絶対位置情報を取得しなくても、副可動部の加速度情報を取得することができ、コストを抑えることができる。
本開示の一実施形態としての医療機器駆動装置において、前記第1のセンサは、前記主可動部の絶対位置情報を取得する第1の位置センサであり、前記第2のセンサは、前記副可動部の前記副駆動部本体に対する相対位置情報を取得する第2の位置センサであり、前記主可動部の前記加速度情報は、前記主可動部の前記絶対位置情報から算出され、前記副可動部の前記相対加速度情報は、前記副可動部の前記相対位置情報から算出されることを特徴とする。
本開示の一実施形態としての医療機器駆動装置は、前記長尺状の医療機器の目標加速度情報を入力可能な入力部を有し、前記入力部に入力された前記長尺状の医療機器の前記目標加速度情報に基づいて、前記副可動部の目標加速度情報が算出され、前記副可動部の前記目標加速度情報に基づいて、前記主可動部の目標加速度情報および前記副可動部の前記副駆動部本体に対する目標相対加速度情報が決定されることを特徴とする。
前記構成によれば、副可動部の目標加速度情報に基づいて、主可動部の目標加速度情報および副可動部の副駆動部本体に対する目標相対加速度情報が決定されるので、副可動部と主可動部とのそれぞれを個別に制御することができる。
本開示の一実施形態としての医療機器駆動装置は、前記目標加速度情報の決定において、前記副可動部の前記副駆動部本体に対する相対位置が一定の範囲内となるように、前記主可動部の前記目標加速度情報及び前記副可動部の前記目標相対加速度情報が決定されることを特徴とする。
前記構成によれば、副可動部の副駆動部本体に対する相対位置が一定の範囲内となるように、主可動部の目標加速度情報及び副可動部の目標相対加速度情報が決定されるので、血管内で医療機器に加わる僅かな力変化を精度良く検知することができる。
本開示の一実施形態としての医療機器駆動装置において、前記長尺状の医療機器に加わる力情報は、前記副可動部の前記目標相対加速度情報と前記副可動部の前記相対加速度情報との差、及び、前記主可動部の前記目標加速度情報と前記主可動部の前記加速度情報との差、に基づいて算出されることを特徴とする。
本開示の一実施形態としての医療機器駆動装置は、前記入力部に長尺状の医療機器の前記目標加速度情報を入力するための操作部を有し、前記算出された前記長尺状の医療機器に加わる力情報を前記操作部に反映させることを特徴とする。
前記構成によれば、操作部を操作する操作者が、血管などから長尺状の医療機器に加わる力を感じることができるので、操作し易い装置となる。
本開示の一実施形態としての医療機器駆動装置は、前記算出された前記長尺状の医療機器に加わる力情報が所定の値を超えた際に、その旨を報知することを特徴とする。
前記構成によれば、医療機器駆動装置の操作者が、異常の有無を知ることができるので、より信頼性が高い装置となる。
本開示の一実施形態としての医療機器駆動装置は、前記算出された前記長尺状の医療機器に加わる力情報が所定の値を超えた際に、前記副可動部の移動を停止することを特徴とする。
前記構成によれば、長尺状の医療機器に加わる力情報が所定の値を超えた際に、副可動部の移動を停止するので、より安全で信頼性が高い装置となる。
本開示の第2の態様としての力情報の算出方法は、長尺状の医療機器に加わる力情報を算出するための力情報の算出方法であって、前記長尺状の医療機器の目標加速度情報を取得する工程と、前記長尺状の医療機器の前記目標加速度情報に基づいて、前記長尺状の医療機器を駆動させる工程と、前記長尺状の医療機器の実際の加速度情報を取得する工程と、前記実際の加速度情報と前記目標加速度情報との差によって前記長尺状の医療機器に加わる前記力情報を算出する工程と、を有することを特徴とする。
本開示によれば、血管内で発生する力の変化等を精度良く検知することができる医療機器駆動装置及び力情報の算出方法を提供することができる。
本発明の医療機器駆動装置である例えば、ガイドワイヤ駆動装置を備える医療機器居装置である例えば、ガイドワイヤ駆動システムを示す概略図である。 図1のガイドワイヤ駆動装置の主な機械的構成を示す概略図である。 図2のVCMを立体的に示した概略図である。 図1のガイドワイヤ駆動装置の主な構成を示す概略ブロック図である。 第1記憶部の主な構成を示す概略ブロック図である。 第2記憶部の主な構成を示す概略ブロック図である。 第3記憶部の主な構成を示す概略ブロック図である。 第4記憶部の主な構成を示す概略ブロック図である。 第5記憶部の主な構成を示す概略ブロック図である。 主可動部の加速度情報である「主可動部加速度情報」を取得する工程を示す概略フローチャートである。 微細可動部の微細駆動部本体に対する相対加速度情報である「微細可動部相対加速度情報」を取得する工程を示す概略フローチャートである。 図1のガイドワイヤ駆動装置を有するガイドワイヤ駆動装置システムの主な動作例を示す概略フローチャートである。 図1のガイドワイヤ駆動装置を有するガイドワイヤ駆動装置システムの主な動作例を示す他の概略フローチャートである。
以下、この発明の好適な実施の形態を、添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載ない限り、これらの態様に限られない。
図1は、本発明の医療機器駆動装置である例えば、ガイドワイヤ駆動装置10を備える医療機器装置である例えば、ガイドワイヤ駆動システム1を示す概略図である。
図1に示すように、ガイドワイヤ駆動システム1は、患者の生体である例えば、血管内に挿入し配置するためのバルーンカテーテル2を有している。
このバルーンカテーテル2は、その先端に、造影剤の注入によって拡張するバルーン21が配置される構成となっている。
具体的には、患者の血管内の狭窄部(病変部)でバルーン21を拡張させることで狭窄部を押し広げて治療可能な構成となっている。
本実施の形態のバルーンカテーテル2は、例えば、冠動脈の狭窄部を広げるために使用されるPTCA(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty:経皮的冠動脈内腔拡張術)拡張用バルーンカテーテルである。
本実施の形態のバルーンカテーテル2は、例えば、他の血管、胆管、気管、食道、その他の消化管、尿道、耳鼻内腔、その他の臓器等の生体器官に形成された狭窄部の治療及び改善を目的として使用されるものとして構成することができる。
バルーンカテーテル2は、図1に示すように、生体管腔内に挿入可能な可撓性を備える長尺状のシャフト22を有し、このシャフト22の先端に上述の拡張及び収縮が可能なバルーン21が配置されている。
シャフト22の基端側には、バルーンカテーテル2が他の装置と接続するためのハブ24が配置されている。
シャフト22には、長尺状の医療機器である例えば、ガイドワイヤ23が導出される開口部25も形成されている。
このガイドワイヤ23は、バルーン21に先行して血管内に挿入され、後から続くバルーン21を病変部まで案内する役割等を果たす構成となっている。
このため、ガイドワイヤ23は、図1の開口部25から挿入され、バルーン21の先端から突き抜けるように配置される。
本実施の形態では、図1に示すように、このガイドワイヤ23を患者の血管内に挿入する役割を果たすガイドワイヤ駆動装置10を備えている。
具体的には、患者の血管内に挿入されたガイドワイヤ23は、図示しないX線撮像装置で撮像され、その映像が図1のディスプレイ12に表示される。
ガイドワイヤ駆動装置10は、操作者である医師等が、入力部である例えば、図1に示す「ジョイスティック11」の操作部である例えば、ハンドル11aを倒すように移動(揺動)させることで、その駆動がコントロールされる。
したがって、医師等は、患者から離れて、ディスプレイ12を視認しながら、ジョイスティック11のハンドル11aを操作することで、ガイドワイヤ23を患者の血管内に挿入させることができる。
このため、医師等は、X線による被曝を回避することができる構成となっている。
図2は、図1のガイドワイヤ駆動装置10の主な機械的構成を示す概略図である。
図2に示すように、ガイドワイヤ駆動装置10は、図1のガイドワイヤ23を取り付ける支持部である例えば、ワイヤ取付部13を有している。
そして、このワイヤ取付部13は、副駆動部の一例である微細駆動部に接続されている。具体的には、微細駆動部である例えば、ボイスコイルモータ(VCM)30の微細可動部36に接続されている。
この微細可動部36が、副可動部の一例となっている。
ボイスコイルモータ(VCM)30は、磁場を媒体として電気エネルギーを運動エネルギーに変換するモータで、本実施の形態では、例えば、磁場の中でコイルが動くタイプとなっている。
VCM30は、微細可動部36を軽量とすることができ、電気的応答に優れ、高速な運動が可能であると共に、通電電流にほぼ比例した推力発生が可能なため、精密な制御が可能なモータとなっている。
このため、本実施の形態では、図2のVCM30は、血管内におけるガイドワイヤ23に対する微細な力、例えば、外力(反力等)を精度良く検知することができる。
VCM30は、具体的には、以下のような構成となっている。
図3は、図2のVCM30を立体的に示した概略図である。
図2及び図3の示すように、VCM30は、副駆動部本体である例えば、微細駆動部本体(ハウジング)33を有し、微細駆動部本体33は、アウターヨーク33aとインナーヨーク33bを備えている。
このアウターヨーク33aの内側には、磁石32が配置されている。
この磁石32に対向してコイル34が配置され、このコイル34は、微細可動部36に形成されている。
微細可動部36には、図2に示すように、ワイヤ取付部13が接続されている。
このため、VCM30が通電すると、微細可動部36が微細駆動部本体33の磁場の変化により微細駆動部本体33に対して相対的に移動し、例えば、図3の矢印Xの先端方向に移動する構成となっている。
VCM30は、ガイドワイヤ23が血管壁等に当接し、力を加えられ、その力で、微細可動部36が微細駆動部本体33から図3の矢印Xの先端に移動する力を上回るときは、微細可動部36が、逆に、図3の矢印Xの基端方向に移動する構成ともなっている。
したがって、本実施の形態では、VCM30は、ガイドワイヤ23の微細な移動を可能にすると共に、ガイドワイヤ23に力が加わったときは、その力が微細であっても精密に反応して、微細可動部36が移動する構成となっている。
このように、本実施の形態のVCM30の微細可動部36は、ガイドワイヤ23に対する力に精度良く反応する必要があることから、所定位置に配置されるように電流等が調整されている。
例えば、図2で示す微細駆動部本体33の基準点(b)に、微細可動部36の基準となる部分(基準部)、例えば、微細可動部36の基端側が位置し、若しくは、その基準点bの所定の範囲(例えば、図2の微細可動部36の移動方向の所定範囲)内に位置するように制御されることになる。
図2に示すように、ガイドワイヤ駆動装置10は、主駆動部である例えば、リニアモータ40を有している。
リニアモータ40は、図2に示すように主駆動部本体(ハウジング)41を有し、この主駆動部本体41には、一直線に配列された磁石42が配列されている。
そして、この磁石42と対向するように配置されたコイル43は、主可動部44側に配置されている。
このため、通電することで、主可動部44が磁石42に沿って移動する構成となっている。
図2に示すように、主可動部44には、取り付け軸45が接続されると共に、取り付け軸45の先端側には、VCM30の微細駆動部本体33が接続されている。
すなわち、主可動部44は、取り付け軸45を介して微細駆動部本体33と接続されており、リニアモータ40が駆動して、主可動部44が、図2の先端側方向に向かって移動することによりVCM30も先端側(ガイドワイヤ23側)に移動する構成となっている。
本実施の形態では、リニアモータ40は、VCM30では困難な、ガイドワイヤ23の長い移動、例えば、血管内へガイドワイヤ23を挿入し、目標部位までガイドワイヤ23を進める場合などに使用される。
そして、目標部位における血管からの微細な力を測定する場合には、VCM30を使用する構成となっている。
特に、VCM30の微細可動部36には、ワイヤ取付部13を介して、ガイドワイヤ23が接続されているためVCM30は、ガイドワイヤ23からの微細な力等を検知し易い構成となっている。
すなわち、長尺状のガイドワイヤ23を長距離移動させるという大きな力は、リニアモータ40が担い、一方、長尺状のガイドワイヤ23に加わる微細な力情報の検出は、リニアモータ40では検知が困難であるためVCM30が担うことで、上述の相矛盾した要請を同時に達成することができる構成となっている。
ところで、図1に示すガイドワイヤ駆動装置10等は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有し、これらは、バスを介して接続されている。
図4は、図1のガイドワイヤ駆動装置10の主な構成を示す概略ブロック図である。
図4に示すように、ガイドワイヤ駆動装置10は、「駆動制御部51」を有し、駆動制御部51は、ジョイスティック11やディスプレイ12等と通信するための「通信装置52」、「計時装置53」、「情報入力装置54」や図2に示すリニアモータ40、VCM30等を制御する構成となっている。
駆動制御部51は、図4に示す「第1記憶部60」、「第2記憶部70」、「第3記憶部80」、「第4記憶部90」、「第5記憶部100」及び「第6記憶部110」を制御する。
図5乃至図10は、それぞれ「第1記憶部60」、「第2記憶部70」、「第3記憶部80」、「第4記憶部90」、「第5記憶部100」及び「第6記憶部110」の主な構成を示す概略ブロック図である。これらの内容は後述する。
図4に示すようにリニアモータ40の主可動部44のコイル43部分には、第1の位置センサである例えば、「磁気センサ47」が配置され、後述するように主可動部44の絶対位置情報を取得する際に用いられる。
そして、VCM30には、ホール素子を介して微細可動部36の位置を検出する第2の位置センサである例えば、位置検出センサ35が形成され、後述するように、微細可動部36の微細駆動部本体33に対する相対位置情報を取得する際に用いられる。
この相対位置情報により、図2の微細可動部36の基準である基端側が、微細駆動部本体33の基準点(b)と一致し、又は、基準点(b)の所定の範囲内に配置されているか否かを判断することができる。
すなわち、本実施の形態では、「磁気センサ47」で、主可動部44の絶対位置情報を取得し、この位置情報に基づき主可動部44の速度情報を取得し、さらに、速度情報から主可動部44の加速度情報を取得する構成となっている。
図10は、主可動部44の加速度情報である「主可動部加速度情報」を取得する工程を示す概略フローチャートである。
以下、同フローチャートを用いて、主可動部44の主可動部加速度情報を取得する工程を説明する。
図10のステップ(以下「ST」とする。)1では、図5の「主可動部位置取得部(プログラム)61」が動作し、リニアモータ40の主可動部44の移動を磁気センサ47からの信号で検知し、主可動部44の位置情報を把握する。
そして、主可動部44の位置情報として図6の「主可動部位置記憶部62」に記憶する。
これにより、図2の主可動部44の移動の位置情報を取得することができる。
次いで、ST2へ進む。ST2では、主可動部44の速度情報を生成する。
すなわち、図5の「主可動部速度生成部(プログラム)63」が動作し、図5の「主可動部位置記憶部62」の主可動部44の「位置情報」に基づいて、時刻毎の主可動部44の速度情報である「主可動部速度情報」を生成し、図5の「主可動部速度記憶部64」に記憶する。
すなわち、位置情報と時刻情報とに基づき、主可動部44の「速度情報」を生成して記憶する。
次いで、ST3へ進む。ST3では、主可動部44の加速度情報を生成する。
具体的には、図5の「主可動部加速度生成部(プログラム)65」が動作し、図5の「主可動部速度記憶部64」を参照する。
そして、時刻情報を基準に、現在時刻の直前の主可動部速度情報と現在時刻の主可動部速度情報とに基づいて、現在時刻の主可動部44の加速度情報である「主可動部加速度情報」を生成し、図5の「主可動部加速度記憶部66」に記憶する。
本実施の形態では、このようにして、図2のリニアモータ40の主可動部44の「加速度情報」を取得することができる。
ところで、本実施の形態では、「位置検出センサ35」で微細可動部36の微細駆動部本体33に対する相対位置情報を取得し、この相対位置情報に基づき、微細可動部36の相対速度情報を取得し、さらに、相対速度情報から微細可動部36の相対加速度情報を取得する構成ともなっている。
図11は、微細可動部36の微細駆動部本体33に対する相対加速度情報である「微細可動部相対加速度情報」を取得する工程を示す概略フローチャートである。
以下、同フローチャートを用いて、微細可動部36の微細駆動部本体33に対する「微細可動部相対加速度情報」を取得する工程を説明する。
先ず、ST11では、図6の「微細可動部相対位置取得部(プログラム)71」が動作し、VCM30の微細可動部36の移動を位置検出センサ35で取得する。
そして、微細可動部36の基準となる部分(基準部)、例えば、微細可動部36の基端側と、微細駆動部本体33の基準点(b)と、の相対位置情報を把握する。
そして、微細可動部36の相対位置情報として、図6の「微細可動部相対位置記憶部72」に記憶させる。
次いで、ST12へ進む。ST12では、図6の「微細可動部相対速度生成部(プログラム)73」が動作し、図6の「微細可動部相対位置記憶部72」の微細可動部36の「位置情報」に基づいて、時刻毎の微細可動部の相対速度情報である「微細可動部相対速度情報」を生成し、図6の「微細可動部相対速度記憶部74」に記憶する。
すなわち、微細可動部36の微細駆動部本体33に対する相対位置と時刻情報とに基づき、微細可動部36の微細駆動部本体33に対する「相対速度」を生成し、記憶する。
次いで、ST13へ進む。ST13では、微細可動部36の微細駆動部本体33に対する相対加速度情報を生成する。
具体的には、図6の「微細可動部相対加速度生成部(プログラム)75」が動作し、図6の「微細可動部相対速度記憶部74」を参照する。
そして、時刻情報を基準に、現在時刻の直前の微細可動部相対速度情報と、現在時刻の微細可動部相対速度情報と、に基づいて、現在時刻の微細可動部36の相対加速度情報である「微細可動部相対加速度情報」を生成し、図6の「微細可動部相対加速度記憶部76」に記憶する。
本実施の形態では、このようにして、図2のVCM30の微細可動部36の微細駆動部本体33に対する「相対加速度情報」を取得することができる。
図12及び図13は、図1のガイドワイヤ駆動装置10を有するガイドワイヤ駆動システム1の主な動作例を示す概略フローチャートである。
以下、これらのフローチャートに沿って説明すると共に、図1乃至図9等の構成等についても説明する。
先ず、図12のST21では、医師等の操作者が図1のガイドワイヤ駆動システム1のガイドワイヤ駆動装置10の操作を開始する。
具体的には、操作者は、ガイドワイヤ23をカテーテルに先行して血管内に挿入させる。
このとき、図示しないX線撮像装置でX線を患者に照射し、X線透視で、該当部位をディスプレイ12に表示させながら行う。
したがって、操作者はX線による被曝を避けながらガイドワイヤ駆動装置10の操作を開始することができる。
次いで、ST22へ進む。ST2では、操作者は図1のジョイスティック11のハンドル11aを倒す等して操作する。
このハンドル11aの傾倒度合いで、図1のガイドワイヤ23の移動における目標加速度が決定される。
具体的には、図7の「目標加速度生成部(プログラム)81」が動作し、ガイドワイヤ23の目標加速度から、微細可動部36の絶対座標(位置)における目標加速度が計算され、図7の「微細可動部目標加速度記憶部82」に記憶される。
ここで、微細可動部36の絶対座標(位置)における目標加速度は、図2の微細可動部36の先端側(ワイヤ取付部13側)の絶対座標(位置)における加速度を示す。
このため、微細可動部36の絶対座標(位置)における加速度により、微細可動部36とワイヤ取付部13を介して接続されているガイドワイヤ23の移動に関する加速度が制御される。
本実施の形態では、ガイドワイヤ23の目標加速度から微細可動部36の絶対座標(位置)における目標加速度を計算したが、本発明はこれに限らず、ガイドワイヤ23の目標加速度を微細可動部36の絶対座標(位置)における目標加速度としても構わない。
次いで、ST23へ進む。ST23では、微細可動部36の基準部(微細可動部36の基端側)と微細駆動部本体33の基準点(b)との相対位置情報を取得する。
すなわち、微細可動部36の基準部と微細駆動部本体33の基準点(b)とのズレ情報を取得する。
次いで、ST24では、図7の「微細可動部目標加速度記憶部82」に記憶されている「微細可動部36の絶対位置における目標加速度情報」から主可動部44の絶対位置における目標加速度である「主可動部目標加速度」及び微細可動部36の微細駆動部本体33に対する目標相対加速度である「微細可動部目標相対加速度」を決定する。
そして、これら「主可動部目標加速度」及び「微細可動部目標相対加速度」は、それぞれ、図7の「主可動部目標加速度記憶部83」及び「微細可動部目標相対加速度記憶部84」に記憶する。
この決定に際して、微細可動部36の基準部が微細駆動部本体33の基準点(b)からズレている場合は、そのズレを解消するように「主可動部目標加速度」及び「微細可動部目標相対加速度」への分配率を調整する。
次いで、図12のST25及びST26へ進む。
ST25では、図2の主可動部44が、図7の「主可動部目標加速度記憶部83」の「主可動部目標加速度情報」となるための力(電力)を算出し、リニアモータ40に電力を供給する。
これにより、リニアモータ40が駆動し、主可動部44が主駆動部本体41に対して移動する。
ST26では、「微細可動部36」が図6の「微細可動部目標相対加速度記憶部84」の「微細可動部目標相対加速度情報」となるための力(電力)を算出し、VCM30に電力を供給する。
これにより、VCM30が駆動し、微細可動部36が微細駆動部本体33に対して移動する。
ST25の後、ST27へ進み、ST26の後、ST27へ進む。これらは同時に実行されても構わない。
ST27では、リニアモータ40に対して「主可動部目標加速度」となるための力(電力)を付与する直前からの「主可動部加速度情報」を図5の「主可動部加速度記憶部66」から取得し、記憶する。
ST28では、VCM30に対して「微細可動部目標相対加速度」となるための力(電力)を付与する直前からの「微細可動部相対加速度情報」を図6の「微細可動部相対加速度記憶部76」から取得し、記憶する。
ここまでの工程で、図2のリニアモータ40の主可動部44の加速度情報と、VCM30の微細可動部36の微細駆動部本体33に対する相対加速度情報とを取得したため、以下の工程で、微細可動部36の絶対位置における加速度情報を生成し、ガイドワイヤ23の加速度情報を推測する。
すなわち、ST29では、図7の「微細可動部加速度生成部(プログラム)85」が動作し、図5の「主可動部加速度記憶部66」と図6の「微細可動部相対加速度記憶部76」を参照する。
そして、主可動部44の加速度情報と、微細可動部36の微細駆動部本体33に対する相対加速度情報と、に基づき、微細可動部の絶対位置における加速度情報である微細可動部加速度情報を生成し、図7の「微細可動部加速度記憶部86」に記憶する。
すなわち、図2に示すように、ガイドワイヤ23の加速度は、微細可動部36の絶対位置における加速度から推測されると共に、微細可動部36の絶対位置における加速度は、リニアモータ40の主可動部44の加速度と、VCM30の微細可動部36の微細駆動部本体33に対する相対加速度から求められる。
このため、本工程では、かかる演算を実行し、微細可動部36の絶対位置における加速度情報(微細可動部加速度情報)を取得する。
このように、本実施の形態では、ガイドワイヤ23を接続しているワイヤ取付部13等の絶対位置情報を用いるための別個の位置センサ等を配置することなく、その加速度情報を得ることができるので、コストを抑えることができる。
本実施の形態では、リニアモータ40の主可動部44の加速度とVCM30の微細可動部36の相対加速度から微細可動部36の絶対位置における加速度を求めたが、これに限らず、微細可動部36の絶対位置情報を取得する位置センサを別に配置しても構わない。
この位置センサは、微細可動部36の端部等を検知してもよいし、微細可動部36と接続されているワイヤ取付部13の端部等の位置を検知してもよい。
このような、別個の位置センサで検知した絶対位置情報に基づき、微細可動部36またはワイヤ取付部13の加速度情報を求め、これを、ガイドワイヤ23の加速度としても構わない。
この場合、精度の高い、加速度情報を取得することができる。
また、本実施の形態では、主可動部44及び微細可動部36の位置は、それぞれ磁気センサ47及び位置検出センサ35で検出し、速度及び加速度を求めたが、本発明はこれに限らず、磁気センサ47及び位置検出センサ35の代わりに、速度センサ又は加速度センサを用いても構わない。
本実施の形態では、微細可動部36の絶対位置の加速度は、主可動部44及び微細可動部36の加速度から求めたが、本発明はこれに限らず、微細可動部36の絶対位置を検出する位置センサ、速度を検出する速度センサ及び加速度を検出する加速度センサを配置し、直接、微細可動部36の絶対位置における加速度を求めても構わない。
次いで、ST30へ進む。ST30では、ST29で取得した微細可動部36の絶対位置における加速度情報を微細可動部36の目標加速度情報と比較し、加速度差情報を生成する。
具体的には、図8の「目標加速度比較部(プログラム)91」が動作し、図7の「微細可動部目標加速度記憶部82」の微細可動部36の絶対位置における目標加速度情報と、図7の「微細可動部加速度記憶部86」の微細可動部加速度情報を比較し、その「加速度差情報」を生成し、図8の「加速度差記憶部92」に記憶する。
本実施の形態では、「主可動部加速度情報」及び「微細可動部相対加速度情報」から「微細可動部加速度情報」を生成し、「微細可動部加速度情報」と「微細可動部目標加速度情報」とを比較し、「加速度差情報」を取得したが、本発明は、これに限らず、「主可動部加速度情報」と「主可動部目標加速度情報」とを比較して生成した「主可動部加速度差情報」と、「微細可動部相対加速度情報」と「微細可動部目標相対加速度情報」とを比較して生成した「微細可動部相対加速度差情報」と、を足し合わせる構成としても構わない。
すなわち、微細可動部加速度情報が、微細可動部目標加速度情報より小さいときは、ガイドワイヤ23に血管等から微細な力が働いているため、何らかの異常が発生している可能性がある。
一方、微細可動部加速度情報が、微細可動部目標加速度情報より大きいときは、ガイドワイヤ23が血管側に引っ張られる力が働いているため、同様に何らかの異常が発生している可能性がある。
そこで、本実施の形態では、力センサ等を使用することなく、以下の工程で、その外力を求める。
具体的には、ST31へ進む。ST31では、図8の「外力生成部(プログラム)95」が動作し、図8の「外力演算式記憶部94」を参照する。
この「外力演算式記憶部94」には、外力演算用の式である、例えば、「m(質量)×a(加速度)=外力(F)」が記憶されている。
すなわち、力(F)は、質量(m)に加速度(a)を乗じることで、求められることが記憶されている。
そこで、本工程では、図8の「質量記憶部93」から必要な部品等の質量(m)情報を取得し、図8の「加速度差記憶部92」から「加速度差情報」を取得する。
そして、上述の式を用いて演算し、「外力情報(F)」を求め、図9の「外力記憶部96」に記憶する。
すなわち、このようにして求められた力(F)が、血管等からガイドワイヤ23に影響を与えた力(例えば、加わった力(外力))に相当する。
このように、本実施の形態によれば、力を検知する力センサ等を特別に配置することなく、血管内等でガイドワイヤ23に加わる力(F)を正確に把握することができる。
本実施の形態では、VCM30の微細可動部36の動きで、力(F)を把握するため、極めて微細な力の変化も検知することができる。
本実施の形態のガイドワイヤ駆動システム1のガイドワイヤ駆動装置10では、ガイドワイヤ23が血管内の比較的長い距離を移動するときは、比較的大きな力を有するリニアモータ40で移動させるため、迅速にガイドワイヤ23を目的箇所まで移動させることができる。
一方、血管内等における異常等が発生し、ガイドワイヤ23に加わった微細な外力は、VCM30の微細可動部36の動きで精度良く検知することができる。
したがって、本実施の形態のガイドワイヤ駆動装置10は、長尺状のガイドワイヤ23を長距離移動させるという大きな力は、リニアモータ40が担い、一方、長尺状のガイドワイヤ23に加わる微細な力情報の検出は、リニアモータ40では検知が困難であるため、VCM30の微細可動部36が担うことで、上述の相矛盾した要請を同時に達成することができる構成となっている。
ところで、ST31で外力(F)を演算した後、ST32へ進む。ST32では、図9の「ジョイスティック負荷変更処理部(プログラム)101」が動作し、図8の「外力記憶部96」の外力(F)に基づき、ハンドル11aの動作の際の負荷を強くする。
このようにハンドル11aの動作の際の負荷を強くすることで、ハンドル11aを操作する操作者が、血管からガイドワイヤ23に加わる力を感じることができるので、異常等の発生を把握し易い装置となる。
次いで、ST33へ進む。ST33では、図9の「外力(F)警告情報生成部(プログラム)102」が動作し、図9の「外力(F)警告情報記憶部103」を参照する。
この「外力(F)警告情報記憶部103」には、警告すべき外力(F)の値情報等が記憶されている。
したがって、本工程では、図8の「外力記憶部96」の外力(F)が、警告すべき外力(F)の値を超えているか否かを判断する。
そして、超えているときは、ST34で、「警告」をディスプレイ12に表示する。
このように、ディスプレイ12に「警告」を表示することで、操作者に注意を促すことができる。
上述の外力(F)の値が、所定以上となった場合に、ガイドワイヤ駆動装置10を強制的に停止させる構成としても構わない。
この場合は、より安全で信頼性が高いガイドワイヤ駆動装置10となる。
ST34に続き、ST35で、停止信号が入力されなければ、同様の工程を繰り返す。
ところで、本発明は、上述の実施の形態に限定されない。
本実施の形態では、ST33で、所定値を超えているか否かで、警告すべきか否かを判断したが、本発明はこれに限らず、外力(F)の傾きが急に上昇したか否かで判断しても構わない。
本実施の形態では、ST22で「警報」を表示したが、本発明はこれに限らず、「ガイドワイヤ駆動装置10」がガイドワイヤ23を血管から抜き取る方向に10mm程度強制的に退避させても良い。
さらに、本実施の形態では、VCM30の微細可動部36の基準(基端側)が、常に微細駆動部本体33の基準点(b)に維持されるように制御する例を示したが、本発明はこれに限らず、リニアモータ40でガイドワイヤ23を血管内の目標部位近傍に近づくまでは、VCM30の微細可動部36の位置は制御せず、目標部位近傍に近づいて初めて、VCM30の微細可動部36の基準(基端側)が微細駆動部本体33の基準点(b)に維持するように制御するように構成しても構わない。
本実施の形態では、副駆動部として、VCM30を用いる例を示したが、本発明は、これにかぎらず、空圧シリンダを用いた直動機構や、可動部の質量を小さくし、摩擦も小さくしたリニアモータでも構わない。
さらに、主駆動部として、リニアモータ40を用いる例を示したが、本発明はこれに限らず、送りねじとモータを組み合わせた直動機構でも構わない。
1・・・ガイドワイヤ駆動システム、2・・・バルーンカテーテル、10・・・ガイドワイヤ駆動装置、11・・・ジョイスティック(入力部)、11a・・・ハンドル(操作部)、12・・・ディスプレイ、13・・・ワイヤ取付部、21・・・バルーン、22・・・シャフト、23・・・ガイドワイヤ、24・・・ハブ、25・・・開口部、30・・・ボイスコイルモータ(VCM)、32、42・・・磁石、33・・・微細駆動部本体、33a・・・アウターヨーク、33b・・・インナーヨーク、34・・・コイル、35・・・位置検出センサ、36・・・微細可動部、40・・・リニアモータ、41・・・主駆動部本体、43・・・コイル、44・・・主可動部、45・・・取り付け軸、47・・・磁気センサ、51・・・駆動制御部、52・・・通信装置、53・・・計時装置、54・・・情報入力装置、60・・・第1記憶部、61・・・主可動部位置取得部(プログラム)、62・・・主可動部位置記憶部、63・・・主可動部速度生成部(プログラム)、64・・・主可動部速度記憶部、65・・・主可動部加速度生成部(プログラム)、66・・・主可動部加速度記憶部、70・・・第2記憶部、71・・・微細可動部相対位置取得部(プログラム)、72・・・微細可動部相対位置記憶部、73・・・微細可動部相対速度生成部(プログラム)、74・・・微細可動部相対速度記憶部、75・・・微細可動部相対加速度生成部(プログラム)、76・・・微細可動部相対加速度記憶部、80・・・第3記憶部、81・・・目標加速度生成部(プログラム)、82・・・微細可動部目標加速度記憶部、83・・・主可動部目標加速度記憶部、84・・・微細可動部目標相対加速度記憶部、85・・・微細可動部加速度生成部(プログラム)、86・・・微細可動部加速度記憶部、90・・・第4記憶部、91・・・目標加速度比較部(プログラム)、92・・・加速度差記憶部、93・・・質量記憶部、94・・・外力演算式記憶部、95・・・外力生成部(プログラム)、96・・・外力記憶部、100・・・第5記憶部、101・・・ジョイスティック負荷変更処理部(プログラム)、102・・・外力(F)警告情報生成部(プログラム)、103・・・外力(F)警告情報記憶部

Claims (9)

  1. 血管内に長尺状の医療機器を挿入するための医療機器駆動装置であって、
    前記長尺状の医療機器の移動を可能にする主駆動部と、
    長尺状の医療機器の前記駆動部よりも短い距離の移動を可能とし、副駆動部本体と、前記副駆動部本体に対して移動可能な副可動部と、を備える副駆動部と、
    前記副可動部の加速度情報を取得するためのセンサと、を有し、
    前記長尺状の医療機器に加わる力情報は、前記副可動部の加速度情報に基づいて算出され
    前記長尺状の医療機器の目標加速度情報を入力可能な入力部を有し、
    前記入力部に入力された前記長尺状の医療機器の前記目標加速度情報に基づいて、前記副可動部の目標加速度情報が求められ、
    前記長尺状の医療機器に加わる前記力情報は、前記副可動部の前記目標加速度情報と前記副可動部の実際の前記加速度情報との差によって算出されることを特徴とする医療機器駆動装置。
  2. 血管内に長尺状の医療機器を挿入するための医療機器駆動装置であって、
    前記長尺状の医療機器の移動を可能にする主駆動部と、
    前記長尺状の医療機器の前記主駆動部よりも短い距離の移動を可能とし、副駆動部本体と、前記副駆動部本体に対して移動可能な副可動部と、を備える副駆動部と、
    前記副可動部の加速度情報を取得するためのセンサと、を有し、
    前記長尺状の医療機器に加わる力情報は、前記副可動部の加速度情報に基づいて算出され、
    前記主駆動部は、主駆動部本体と、前記主駆動部本体に対して移動可能な主可動部と、を備え、
    前記主可動部の移動に伴って前記副駆動部本体が移動し、
    前記センサは、前記主可動部の加速度情報を取得するための第1のセンサと、前記副可動部の前記副駆動部本体に対する相対加速度情報を取得するための第2のセンサと、を有し、
    前記副可動部の前記加速度情報は、前記主可動部の前記加速度情報と、前記副可動部の前記相対加速度情報と、に基づいて算出されることを特徴とする医療機器駆動装置。
  3. 前記第1のセンサは、前記主可動部の絶対位置情報を取得する第1の位置センサであり、
    前記第2のセンサは、前記副可動部の前記副駆動部本体に対する相対位置情報を取得する第2の位置センサであり、
    前記主可動部の前記加速度情報は、前記主可動部の前記絶対位置情報から算出され、
    前記副可動部の前記相対加速度情報は、前記副可動部の前記相対位置情報から算出されることを特徴とする請求項に記載の医療機器駆動装置。
  4. 前記長尺状の医療機器の目標加速度情報を入力可能な入力部を有し、
    前記入力部に入力された前記長尺状の医療機器の前記目標加速度情報に基づいて、前記副可動部の目標加速度情報が算出され、
    前記副可動部の前記目標加速度情報に基づいて、前記主可動部の目標加速度情報および前記副可動部の前記副駆動部本体に対する目標相対加速度情報が決定されることを特徴とする請求項に記載の医療機器駆動装置。
  5. 前記目標加速度情報の決定において、前記副可動部の前記副駆動部本体に対する相対位置が一定の範囲内となるように、前記主可動部の前記目標加速度情報及び前記副可動部の前記目標相対加速度情報が決定されることを特徴とする請求項に記載の医療機器駆動装置。
  6. 前記長尺状の医療機器に加わる前記力情報は、前記副可動部の前記目標相対加速度情報と前記副可動部の前記相対加速度情報との差、及び、前記主可動部の前記目標加速度情報と前記主可動部の前記加速度情報との差、に基づいて算出されることを特徴とする請求項又は請求項に記載の医療機器駆動装置。
  7. 前記入力部に長尺状の医療機器の前記目標加速度情報を入力するための操作部を有し、
    前記算出された前記長尺状の医療機器に加わる力情報を前記操作部に反映させることを特徴とする請求項、請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の医療機器駆動装置。
  8. 前記算出された前記長尺状の医療機器に加わる力情報が所定の値を超えた際に、その旨を報知することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の医療機器駆動装置。
  9. 前記算出された前記長尺状の医療機器に加わる力情報が所定の値を超えた際に、前記副可動部の移動を停止することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の医療機器駆動装置。
JP2019523453A 2017-06-05 2018-05-25 医療機器駆動装置 Active JP7019693B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017111098 2017-06-05
JP2017111098 2017-06-05
PCT/JP2018/020144 WO2018225538A1 (ja) 2017-06-05 2018-05-25 医療機器駆動装置及び力情報の算出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018225538A1 JPWO2018225538A1 (ja) 2020-04-02
JP7019693B2 true JP7019693B2 (ja) 2022-02-15

Family

ID=64567294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019523453A Active JP7019693B2 (ja) 2017-06-05 2018-05-25 医療機器駆動装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11786701B2 (ja)
JP (1) JP7019693B2 (ja)
WO (1) WO2018225538A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111938817B (zh) * 2020-08-05 2022-05-24 北京唯迈医疗设备有限公司 一种介入手术机器人导丝动作安全预警方法及系统

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002355730A (ja) 2001-03-27 2002-12-10 Rikogaku Shinkokai テーブル位置決め装置
JP2003517866A (ja) 1999-12-22 2003-06-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 衝突検出装置を備えた医学的装置
JP2003177186A (ja) 2001-12-12 2003-06-27 Canon Inc ステージ駆動方法
JP2010182084A (ja) 2009-02-05 2010-08-19 Yamatake Corp パラメータ推定装置
JP2013517065A (ja) 2010-01-15 2013-05-16 イマージョン コーポレイション 触覚的フィードバックをもった最小侵襲性外科手術ツールのためのシステムと方法
US20130190726A1 (en) 2010-04-30 2013-07-25 Children's Medical Center Corporation Motion compensating catheter device

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5279559A (en) * 1992-03-06 1994-01-18 Aai Corporation Remote steering system for medical catheter
EP1907041B1 (en) * 2005-07-11 2019-02-20 Catheter Precision, Inc. Remotely controlled catheter insertion system
FR2955472B1 (fr) 2010-01-27 2012-01-20 Hotel Francois L Support de presentation d'objet
US9307927B2 (en) * 2010-08-05 2016-04-12 Biosense Webster (Israel) Ltd. Catheter entanglement indication
US11114918B2 (en) 2013-06-26 2021-09-07 Corindus, Inc. Differential drive
US10702292B2 (en) * 2015-08-28 2020-07-07 Incuvate, Llc Aspiration monitoring system and method

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003517866A (ja) 1999-12-22 2003-06-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 衝突検出装置を備えた医学的装置
JP2002355730A (ja) 2001-03-27 2002-12-10 Rikogaku Shinkokai テーブル位置決め装置
JP2003177186A (ja) 2001-12-12 2003-06-27 Canon Inc ステージ駆動方法
JP2010182084A (ja) 2009-02-05 2010-08-19 Yamatake Corp パラメータ推定装置
JP2013517065A (ja) 2010-01-15 2013-05-16 イマージョン コーポレイション 触覚的フィードバックをもった最小侵襲性外科手術ツールのためのシステムと方法
US20130190726A1 (en) 2010-04-30 2013-07-25 Children's Medical Center Corporation Motion compensating catheter device

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018225538A1 (ja) 2020-04-02
US20200108226A1 (en) 2020-04-09
US11786701B2 (en) 2023-10-17
WO2018225538A1 (ja) 2018-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8041411B2 (en) Device and method for controlling a magnetic element in the body of a patient
JP6064263B2 (ja) 力計測装置及び力計測方法、マスタースレーブ装置、力計測プログラム、並びに、集積電子回路
US9827047B2 (en) Control apparatus and control method of insertion apparatus, insertion apparatus having control apparatus, control program for insertion apparatus, and controlling integrated electronic circuit of insertion apparatus
US6650920B2 (en) Apparatus for the automatic performance of diagnostic and/or therapeutic actions in body cavites
US5492131A (en) Servo-catheter
US7769428B2 (en) Navigation of remotely actuable medical device using control variable and length
US20070270686A1 (en) Apparatus and methods for using inertial sensing to navigate a medical device
US20070250041A1 (en) Extendable Interventional Medical Devices
JP2005532878A (ja) カテーテル誘導制御および映像化を行うための装置
CA2542863A1 (en) System and method for radar-assisted catheter guidance and control
JP2018530377A (ja) 医療器具の挿入を誘導するためのシステム及び方法
US20080125649A1 (en) Automatic object tracking in a region of interest
JP6440071B2 (ja) 柔軟長尺部材の装置、柔軟長尺部材の方法、及び制御プログラム
CN115252132B (zh) 一种基于介入手术机器人的导航系统、主端遥控导航系统和程序产品
JP7019693B2 (ja) 医療機器駆動装置
CN113520425A (zh) 医学成像系统、介入系统及其控制方法
KR101599428B1 (ko) 카테터 시스템
JP2008237784A (ja) 病変部位の位置特定システム
JP2021052825A (ja) 医療システム
US20220061783A1 (en) Position determining method, method for actuating an x-ray device and medical system
JP2002085421A (ja) 外科手術支援システム
WO2012172952A1 (ja) 生体情報取得システム
US20230390013A1 (en) System and method for moving a medical device for treating or diagnosing a patient
EP4124312A1 (en) System and method for moving a medical device for treating or diagnosing a patient
US20220143366A1 (en) Systems and methods for determining buckling and patient movement during a medical procedure

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7019693

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150