JP7019562B2 - 海水排煙脱硫システム中の水銀制御 - Google Patents

海水排煙脱硫システム中の水銀制御 Download PDF

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Description

本開示は、概して、水銀または水銀化合物を含む燃料源の燃焼に付随する、環境への水銀の放出または排出の量を制御することに関し、より具体的には、処理済み燃焼排煙中の水銀の排出および再排出の量を制御するとともに、海水除塵運転により流出海水排液流中に放出される水銀の量を制御することに関する。
石炭などの燃料源の燃焼は、大気などの環境中に排出される、「排煙」と呼ばれる排ガスを生成する。燃料源は、典型的に、燃焼プロセス中に硫黄酸化物を含むガス種に変化し、よって結果として得られた排煙中に存在する、硫黄および硫黄化合物を含む。燃料源は、典型的に、燃焼プロセス中にガス状の元素状態の水銀またはガス状のイオン性水銀種に変化し、排煙中に存在する、元素状態の水銀または水銀化合物も含む。
よって、排煙は、環境汚染物質とみなされる、粒子、酸性ガス、有害物質および他の不純物を含む。煙突(以下では「排気筒」という。)を経て大気中に排出される前に、排煙は浄化または処理プロセスを施される。石炭の燃焼では、この処理プロセスの一態様は、通常、湿式排煙脱硫(wet flue gas desulfurization;WFGD)としてよく知られている湿式除塵運転などの脱硫である。
硫黄酸化物は、一般に、WFGDシステムを用いて、WFGDシステムの除塵塔に水性のアルカリ性スラリーを導入することにより排煙から除去される。水性のアルカリ性スラリーは、典型的に、排煙から汚染物質を除去するために汚染物質と相互作用する基本材料を含む。水性のアルカリ性スラリーとして有益な基本材料の例としては、石灰、石灰石、マグネシウム、それらの組合せなどが挙げられる。
最近、排煙からの水銀の除去に対する注目が高まっている。現在、燃焼排煙から水銀を除去するための様々な方法が知られている。それらの方法としては、排煙排出制御システムの上流にあるボイラに酸化剤を添加した後に除塵装置を用いて酸化剤/被酸化剤を除去すること、水銀と結合する反応剤を添加し排煙から水銀を除去すること、石炭または燃料が燃焼するときに放出される水銀の量を最小化するために特定の石炭または燃料を利用することが挙げられる。
一般に知られている多くの水銀除去方法は、湿式除塵運転に用いられる水性のアルカリ性スラリーにより溶解し除去できる水銀塩を生成するのに有効である。これらの方法のいくつかは、ハロゲンまたは臭素などのハロゲン化合物を石炭または湿式除塵運転の上流で排煙に添加して、元素状態の水銀をイオン性水銀に酸化させるとともに、硫黄酸化物除去プロセスに付随する水性のアルカリ性スラリー中に溶解される水銀塩を形成することを含む。しかし、湿式除塵装置またはあまり典型的ではない海水除塵装置において水性のアルカリ性スラリー中の水銀を除去することは、制御が困難であることが判明している。さらに、水銀除去に関する排煙浄化システムを設計するときの効率を予測することは容易ではない。所望の排出保証レベルは、排煙処理システムの場合における非常に高い水銀除去効率に相当する、0.3μg/Nmほどの低い水銀となることが多い。
特開2014-217809号公報
本開示の一態様は、燃料源の燃焼により発生した燃焼排煙を処理して、大気または海洋などの環境への水銀の放出、排出および/または再排出を抑制するときに、水銀制御用の海水除塵システムを制御するための方法に関する。方法は、制御された海水除塵運転に燃焼排煙をさらして、生成された処理済み排煙中に存在する硫黄酸化物および水銀の量を制御することを含む。制御された海水除塵運転は、Hg2+からHgへの効果的な還元のための十分に高い亜硫酸塩レベルを有するように制御された海水に燃焼排煙を接触させることを含む。よって、還元されなかった所定量のHg2+は、生成された流出海水中に留まり、結果として得られた所定量のHgは、排気筒を経て環境中または大気中に放出するために、処理済み排煙に入るか、または再排出される。よって、燃料燃焼による排煙中に存在するHgのレベルは、流出海水中に存在する水銀の量と、処理済み排煙中に存在する水銀の量との間でバランスする。今日、流出海水排液流中に存在する水銀の量または水銀レベルに関する一部の規制は、処理済み排煙流中に存在する水銀の量または水銀レベルよりも厳しい。海水除塵運転を制御することによって、燃料燃焼により生成された排煙中に存在する水銀の量または水銀レベルは、流出海水排液流と処理済み排煙流とに、それぞれの規制に対応するように区分することができる。流出海水排液流中のHg2+は、局所的な汚染とみなされ、適宜調整される。処理済み排煙中のHgは、非常に長い空気中残留時間、すなわち、約6ケ月から約24ケ月を有する。よって、処理済み排煙中のHgは、全体的な汚染とみなされ、適宜調整される。本開示による海水除塵運転の制御は、燃焼排煙中に存在する水銀の量または水銀レベルを、流出海水排液流と処理済み排煙流とに、それぞれの規制に対応するように区分することを可能にする。
参照により全体が本明細書に組み込まれる国際公開第2013/050990号に開示されるような亜硫酸塩センサを用いて、海水除塵システムに流入する海水または生成された流出海水から亜硫酸塩濃度測定値が得られる。これらの亜硫酸塩濃度測定値は、海水除塵システムに供給される未使用海水の量を調節するための基準として用いられる。海水除塵システムに供給される未使用海水の量の調節は、システム内の全海水量の変化によりシステムの亜硫酸塩レベルを変更するか、またはシステムの酸化定性比を変更する。よって、海水除塵システムの亜硫酸塩濃度は、硫黄排出要件を損なわずに比較的低い運転コストで、処理済み排煙中の所定の水銀の量または水銀レベルを実現するとともに、流出海水排液流中の所定の水銀の量または水銀レベルを実現するために制御される。参照により全体が本明細書に組み込まれるLindauによる米国特許第7,524,473号は、酸化還元電位を制御するように酸化用空気を改変し、よって亜硫酸塩濃度を間接的に制御することによって、水銀の排出抑制を達成している。本明細書に開示される本発明は、Lindauに勝る改良であり、同様の亜硫酸塩濃度で異なる読み値をもたらす、溶存塩濃度などの他のパラメータにより酸化還元電位を改変できる。
本明細書に開示される主題を例示している本図面は、現在好ましい実施形態のものである。しかし、開示される主題は、本図面に示される厳密な構成および手段に限定されないことを理解されたい。
それぞれの規制に対応するように、処理済み排煙中の所定の水銀レベルを実現するとともに、流出海水排液流中の所定の水銀レベルを実現するように、海水除塵システムを制御するためのシステムの模式図である。
参照により全体が本明細書に組み込まれる国際公開第2013/050990号に開示されるような亜硫酸塩プローブ38を用いることによって、大気または海洋34などの環境への水銀の放出、排出および/または再排出レベルを制御するために、海水排煙脱硫(seawater flue gas desulphurization;SWFGD)用の海水除塵システム18に供給される海水の亜硫酸塩濃度を測定および制御することができる。本海水除塵システム18では、排煙FG中に存在する硫黄酸化物などの酸性ガスを取り込むために海水塩が用いられる。そのように用いられる海水は、付随する運転コストを抑制するように、海水除塵システム18を通した再循環用の流出海水として収集される。よりコスト高となるが、本海水除塵システム18は、一代替案として、排煙FGとの接触に未使用海水FSのみを用いて作動することができる。排煙FGとの接触に未使用海水FSのみを用いる場合、亜硫酸塩濃度は、生成された流出海水ESと接触するように配置された亜硫酸塩プローブ38を用いて測定される。得られた亜硫酸塩濃度測定値は、海水除塵システム18に供給される未使用海水FSの量を制御し、それにより海水除塵システム18内の亜硫酸塩濃度を制御するために使用される。よって、海水除塵システム18に加えられる未使用海水FSの量の制御は、海水除塵システム18内の亜硫酸塩濃度を制御し、それにより水銀種分化を制御し、それにより水銀の放出、排出および/または再排出レベルを制御する。よって、処理済み排煙TFG中の水銀の排出/再排出レベルを増加させることが所望される場合、より高い亜硫酸塩濃度および処理済み排煙TFG中のより高い所定の水銀の排出/再排出レベルを実現するために、海水除塵システム18への未使用海水FSの供給を減少させる。流出海水排液流SEWS中に放出される水銀のレベルを増加させることが所望される場合、より低い亜硫酸塩濃度および流出海水排液流SEWS中のより高い所定の水銀レベルを実現するために、海水除塵システム18への未使用海水FSの供給を増加させる。流出海水排液流SEWS中に放出される水銀の量および処理済み排煙TFG中の水銀の排出および/または再排出の量を制御することによって、それぞれの規制への対応が実現される。
海水除塵システム18を通して流出海水を再循環させる場合、海水除塵システム18に加えられる未使用海水FSの量は、再循環される流出海水中の亜硫酸塩濃度を制御し、それにより水銀種分化を制御し、それにより水銀の放出、排出および/または再排出レベルを制御するように制御される。一選択肢として、亜硫酸塩濃度を制御する別の手段として、再循環される流出海水ESに酸化用空気54を吹き込むことができる。再循環される流出海水ES中の亜硫酸塩濃度の制御は、水銀種分化を制御し、それにより水銀の放出、排出および/または再排出レベルを制御する。処理済み排煙TFG中の水銀の排出/再排出レベルを増加させることが所望される場合、より高い亜硫酸塩濃度および処理済み排煙TFG中のより高い所定の水銀の排出/再排出レベルを実現するために、未使用海水FSおよび/または酸化用空気54の供給が、それらがより少なく供給されるように制御される。流出海水排液流SEWS中に放出される水銀のレベルを増加させることが所望される場合、より低い亜硫酸塩濃度および流出海水排液流SEWS中のより高い所定の水銀レベルを実現するために、未使用海水FSおよび/または酸化用空気54の供給が、それらがより多く供給されるように制御される。
ここで図1を参照すると、本システム10の一実施形態が例示されている。システム10は、非限定的に石炭などの炭素質燃料14を燃焼させるためのボイラ12を備える。炭素質燃料14の燃焼は、以下では汚染物質と総称される、硫黄酸化物などの酸性ガス、水銀などのガス状重金属、微粒子その他を含む排煙FGを生成する。排煙FGは、ボイラ12の出口20から、流体接続されたダクト16を通って、流体接続された海水排煙脱硫SWFGD用の海水除塵システム18の入口22に流入する。随意に、明確化のために本明細書では説明しないが、ボイラ12と海水除塵システム18の間には、当業者に既知の追加の機器システムを配置することができる。
海水除塵システム18の内側に入ると、排煙FGは、垂直上向きに内部を通って流れ、排煙FG中の汚染物質の海水塩取り込みのために垂直下向きに流入する海水と直接接触する。海水除塵システム18には、明確化のために本明細書では噴霧式除塵塔として説明しているが、当業者に既知の他の形式の海水除塵システムが等しく適している。海水除塵システム18内には、除塵塔30の上部28にある1つ以上の開口またはノズル26を通して海水が導入される。上述したように、海水は、海水排煙脱硫SWFGDのために排煙FGから硫黄酸化物などの汚染物質を取り込む。この海水排煙脱硫SWFGDプロセスには、水銀塩の除去が付随する。排煙FGからのそのような汚染物質の除去は、処理済み排煙TFGを生成する。処理済み排煙TFGは、海水除塵システム18から出口32を通って流出する。出口32から、処理済み排煙TFGは、大気などの環境または他の排出制御装置(示していない)への放出のために、流体接続されたダクト33aを経て、流体接続された排気筒33に流れることができる。
海水は、海洋などの流体接続された未使用海水供給源34から、流体接続された配管36aおよびポンプ36を経てノズル26に輸送される。ノズル26に輸送される未使用海水FSの量は、非限定的に、除塵塔30内に存在する排煙FGの量、排煙FG中の汚染物質の量、および/または海水除塵システム18の構成など、いくつかの要因に依存する。海水が排煙FGに直接接触し、排煙から汚染物質を除去した後、そのようにして生成された流出海水ESは、除塵塔30の下部24にある収集タンク37に収集される。海水除塵システム18は、収集された流出海水ESを、海水供給源34からある量の未使用海水FSが加えられるか、または加えられずに、配管36aおよびポンプ39を経てノズル26に再循環させることができる。一代替案として、海水除塵システム18は、上述したように内部を通って流れる排煙FGとの接触に、ノズル26に供給される未使用海水FSのみを用いる、「貫流式」システムとして用いることができる。海水除塵システム18を貫流式システムとして用いる場合、生成された流出海水ESは、海水除塵システム18から出口70を経て放流される流出海水排液流SEWSとなる。
流出海水ESを再循環させるときに除塵塔30からの水銀の放出、排出および/または再排出を制御するために、除塵塔30内のノズル26に供給される海水と直接接触するように、1つ以上の亜硫酸塩センサ38が配管36aに配置される。亜硫酸塩センサ38は、除塵塔30内に分散される海水の亜硫酸塩濃度を測定する。亜硫酸塩センサ38は、連続的にまたは所定間隔のいずれかで海水の亜硫酸塩濃度を測定することができる。例えば、亜硫酸塩濃度測定の所定間隔は、亜硫酸塩センサ38と通信する制御デバイス40により自動で、またはユーザによる手動で決定することができる。同様に、一選択肢として、亜硫酸塩センサ38は、流出海水ESの亜硫酸塩濃度を測定するように、除塵塔30内または下流位置に流出海水ESと接触するように配置することができる。
亜硫酸塩センサ38により測定された亜硫酸塩濃度は、測定された亜硫酸塩濃度(1つ以上)を示す信号42として制御デバイス40に送られる。制御デバイス40としては、例えば非限定的に、様々な供給源からの電気信号を送受信し、そのような信号42により示されたデータを少なくとも一時的に記憶し、そのような信号42により示されたデータに関する数値および/または論理演算を実行できる、コンピュータ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路、回路構成、または任意の他のデバイスを挙げることができる。制御デバイス40は、モニタ、キーボード、または他のユーザインターフェイスを含んでもよく、またはそれらに接続されてもよく、付随するメモリデバイス44を含む。
制御デバイス40は、測定された亜硫酸塩濃度(1つ以上)を、メモリデバイス44に記憶できる設定値としての1つ以上の所定の亜硫酸塩濃度値と比較する。1つ以上の所定の亜硫酸塩濃度の潜在的な値は、単一の値または値の範囲を含むことが考えられる。所定の値(1つ以上)は、ユーザ入力パラメータとすることができる。例えば、所定の亜硫酸塩濃度値は、約300mg/lから約500mg/l、または約25mg/lからおよび約150mg/lとすることができる。「所定の」によって、亜硫酸塩センサ38により測定されるような実際に測定された亜硫酸塩濃度(1つ以上)との比較が行われる前に、その値が決定されることを単純に意味する。
測定された亜硫酸塩濃度と1つ以上の所定の亜硫酸塩濃度値との比較は、海水供給バルブ51および/またはブロワ52への制御信号50を制御デバイス40に供給させる。海水供給バルブ51は、流体接続された海水供給源34からノズル26を経て除塵塔30に導入される未使用海水の量を制御信号50に応じて調節する。流体接続された除塵塔30にノズル26を経て導入される未使用海水の量の調節は、排煙FGとの直接接触のために除塵塔30内に分散される海水の亜硫酸塩濃度を調節する。随意に、流体接続された酸化用空気供給源56から流体接続された配管53を経て、流体接続された収集タンク37に収集された流出海水ESに導入される、酸素含有ガスなどの酸化用空気54の量を制御信号50に応じて調節するために、ブロワ52を用いることができる。酸化用空気54は、酸素含有ガスとして用いることができる、任意の量の酸素を含む任意のガス、例えば非限定的に空気とすることができる。流体接続された収集タンク37に導入される酸化用空気54の量の調節は、収集タンク37内に存在する流出海水ESの亜硫酸塩濃度を調節する。
例えば、測定された亜硫酸塩濃度と所定の亜硫酸塩濃度値との比較によって、測定された亜硫酸塩濃度が所定の亜硫酸塩濃度値よりも高いことが明らかにされた場合、制御デバイス40は、制御信号50を海水供給バルブ51に供給することができる。海水供給バルブ51は、それにより、流体接続された海水供給源34からノズル26を経て除塵塔30に導入される未使用海水FSの量を、制御信号50に応じて増加させるように調節する。反対に、測定された亜硫酸塩濃度が所定の亜硫酸塩濃度値よりも低いことが比較により明らかにされた場合、制御デバイス40は、制御信号50を海水供給バルブ51に供給することができる。海水供給バルブ51は、それにより、流体接続された海水供給源34からノズル26を経て除塵塔30に導入される未使用海水FSの量を、制御信号50に応じて減少させるように調節する。よって、未使用海水FSの消費/流出海水ESの生成を最小化しながら、排気筒33を経て環境に放出される処理済み排煙TFG中に存在する水銀の排出および/または再排出レベルを制御するとともに、出口70を通って放出される流出海水排液流SEWS中に存在する水銀のレベルを制御することができる。制御デバイス40は、測定された亜硫酸塩濃度と所定の亜硫酸塩濃度値との比較に応じて制御信号50を調節するために、既知の制御アルゴリズム、例えば、比例、積分、および/または微分制御アルゴリズムを用いることができると考えられる。
さらなる例として、一選択肢として、測定された亜硫酸塩濃度と所定の亜硫酸塩濃度値との比較によって、測定された亜硫酸塩濃度が所定の亜硫酸塩濃度値よりも高いことが明らかにされた場合、制御デバイス40は、入力58を通って収集タンク37に導入される酸化用空気54の量をブロワ52に増加させるために、制御信号50をブロワ52に供給することができる。反対に、測定された亜硫酸塩濃度が所定の亜硫酸塩濃度値よりも低いことが比較により明らかにされた場合、制御デバイス40は、入力58を通って収集タンク37に導入される酸化用空気54の量をブロワ52に減少させるために、制御信号50をブロワ52に供給することができる。よって、酸化用空気54の消費を最小化しながら、排気筒33を経て環境に放出される処理済み排煙中の水銀の排出および/または再排出レベルを制御するとともに、出口70を通って放出される流出海水排液流SEWS中に存在する水銀のレベルを制御することができる。制御デバイス40は、測定された亜硫酸塩濃度と所定の亜硫酸塩濃度値との比較に応じて制御信号50を調節するために、既知の制御アルゴリズム、例えば、比例、積分、および/または微分制御アルゴリズムを用いることができると考えられる。
一選択肢として、水銀の放出レベルおよび/または水銀の排出/再排出レベルを測定するために、本海水除塵システム18に水銀測定デバイス48を用いることができる。水銀測定デバイス48は、除塵塔30からの、流出海水排液流SEWS中の水銀の放出レベル、および/または処理済み排煙TFG中の水銀の排出/再排出レベルを測定するのに適した任意のデバイスである。例としては、非限定的に、冷蒸気原子吸光分析(cold-vapor atomic absorption spectrometry;CVAAS)、冷蒸気原子蛍光分析(cold-vapor atomic fluorescence spectrometry;CVAFS)、原場紫外線差分吸光分析(in-situ ultraviolet differential optical absorption spectroscopy;UVDOAS)、および原子発光分析(atomic emission spectrometry;AES)などの連続排出監視(continuous emission monitor;CEM)が挙げられる。よって、水銀測定デバイス48は、処理済み排煙TFG中および流出海水排液流SEWS中の水銀レベルを測定して水銀測定値を得る。水銀測定デバイス48からの水銀測定値は、制御デバイス40に電子信号46として送られる。測定された水銀レベルは、海水除塵システム18の動作パラメータの1つ以上を調節および制御するために、亜硫酸塩濃度測定値と組み合わせて、制御デバイス40において用いることができる。一例として、測定された水銀レベルは、所定の水銀濃度値および/または相関する所定の亜硫酸塩濃度値との比較のために、1つ以上の水銀測定デバイス48により制御デバイス40に電子信号46として送られる。比較に基づいて、制御デバイス40は、海水供給バルブ51および/またはブロワ52に制御信号50を供給することができる。海水供給バルブ51は、それにより、流体接続された海水供給源34からノズル26を経て除塵塔30に導入される未使用海水FSの量を、制御信号50に応じて調節する。同様に、ブロワ52は、それにより、流体接続された酸化用空気供給源56から入力58を経て除塵塔30に導入される酸化用空気54の量を、制御信号50に応じて調節する。海水除塵システム18に導入される未使用海水FSおよび/または酸化用空気54の量に対するそのような調節によって、生成された処理済み排煙TFG中および生成された流出海水排液流SEWS中のそれぞれにおいて、それぞれの規制に対応するように所望の水銀レベルを実現するように、海水除塵システム18、したがって、同システム内に存在する水銀を制御することができる。
例えば、測定された水銀濃度と所定の水銀濃度値との比較によって、測定された水銀濃度が、制御デバイス40のメモリデバイス44に記憶されている所定の水銀濃度値よりも高いことが明らかにされた場合、制御デバイス40は、制御信号50を海水供給バルブ51に供給することができる。海水供給バルブ51は、それにより、亜硫酸塩濃度の調節のために、流体接続された海水供給源34からノズル26を経て除塵塔30に導入される未使用海水FSの量を、制御信号50に応じて増加させるように調節することができる。反対に、測定された水銀濃度が、制御デバイス40のメモリデバイス44に記憶されている所定の水銀濃度値よりも低いことが比較により明らかにされた場合、制御デバイス40は、制御信号50を海水供給バルブ51に供給することができる。海水供給バルブ51は、それにより、亜硫酸塩濃度の調節のために、流体接続された海水供給源34からノズル26を経て除塵塔30に導入される未使用海水FSの量を、制御信号50に応じて減少させるように調節することができる。よって、未使用海水FSの消費/流出海水ESの生成を最小化しながら、排気筒33を経て放出される処理済み排煙TFG中に存在する水銀の排出および/または再排出レベルを制御するとともに、出口70を通って放出される流出海水排液流SEWS中の水銀のレベルを制御することができる。制御デバイス40は、測定された水銀濃度と所定の水銀濃度値との比較に応じて制御信号50を調節するために、既知の制御アルゴリズム、例えば、比例、積分、および/または微分制御アルゴリズムなどを用いることができると考えられる。
さらなる例として、一選択肢として、測定された水銀濃度と所定の水銀濃度値との比較によって、測定された水銀濃度が所定の水銀濃度値よりも高いことが明らかにされた場合、制御デバイス40は、亜硫酸塩濃度の調節のために、入力58を通って収集タンク37に導入される酸化用空気54の量をブロワ52に増加させるために、ブロワ52に制御信号50を供給することができる。反対に、測定された水銀濃度が所定の水銀濃度値よりも低いことが比較により明らかにされた場合、制御デバイス40は、亜硫酸塩濃度の調節のために、入力58を通って収集タンク37に導入される酸化用空気54の量をブロワ52に減少させるために、ブロワ52に制御信号50を供給することができる。よって、酸化用空気54の消費を最小化しながら、排気筒33を経て放出される処理済み排煙TFG中に存在する水銀の排出および/または再排出レベルを制御するとともに、出口70を経て放出される流出海水排液流SEWS中に存在する水銀のレベルを制御することができる。制御デバイス40は、測定された水銀濃度と所定の水銀濃度値との比較に応じて制御信号50を調節するために、既知の制御アルゴリズム、例えば、比例、積分、および/または微分制御アルゴリズムなどを用いることができると考えられる。
ブロワ52は、可変量の酸化用空気54を収集タンク37内の流出海水ESに導入できる任意の適当な型式のものとすることができる。図1に例示するように、強制酸化システム60は、酸化用空気供給源56からブロワ52に入る酸化用空気54の量を、制御デバイス40からの制御信号50に応じて調整するように作動する入口ベーン62を含む。入口ベーン62は、収集タンク37に供給される酸化用空気54の量を調整するのに適したデバイスであるが、ブロワ52の下流にあり、いくらかの空気をパイプ64aを経て大気に放流するバルブ64、またはブロワ52の速度を制御するなど、他の形式のデバイスおよび方法を用いることができる。さらに、強制酸化システム60は、収集された流出海水ES全体に酸化用空気54を分散させるために、収集タンク37内の攪拌機66に接続することができる。
図1に例示されるシステム10を用いるための一方法は、海水除塵システム18の除塵塔30に燃焼排煙FGを供給し、除塵塔内を流れる排煙FGを排煙FGから汚染物質を除去するための海水と直接接触させることである。この方法は、所定の亜硫酸塩濃度値との比較のために、1つ以上の亜硫酸塩センサ38を用いて海水除塵システム18内の亜硫酸塩濃度を測定することと、海水除塵システム18に供給される未使用海水FSおよび/または酸化用空気の量を調節して、亜硫酸塩濃度を増加または減少させて、生成された処理済み排煙TFG中および生成された流出海水排液流SEWS中の水銀の放出、排出および/または再排出レベルを、それぞれの規制に対応するように制御することとを含む。
図1に例示されるシステム10を用いるための別の方法は、燃焼排煙FGを海水除塵システム18に供給し、排煙FGから汚染物質を除去するための海水と直接接触させ、所定の亜硫酸塩濃度値との比較のために、1つ以上の亜硫酸塩センサ38を用いて海水除塵システム18に入る海水の亜硫酸塩濃度を測定し、海水除塵システム18の1つ以上のパラメータを調節して、亜硫酸塩濃度を増加または減少させて、生成された処理済み排煙TFG中および生成された流出海水排液流SEWS中の水銀の放出、排出および/または再排出レベルを、それぞれの規制に対応するように制御することである。
図1に例示されるシステム10を用いるための別の方法は、燃焼排煙FGを海水除塵システム18に供給し、排煙FGから汚染物質を除去するための海水と直接接触させ、所定の水銀濃度値および/または相関する所定の亜硫酸塩濃度値との比較のために、1つ以上の水銀センサ48を用いて海水除塵システム18内の水銀濃度を測定し、海水除塵システム18の1つ以上の亜硫酸塩濃度パラメータを調節して、生成された処理済み排煙TFG中および生成された流出海水排液流SEWS中の水銀の放出、排出および/または再排出レベルを、それぞれの規制に対応するように制御することである。
本開示は、その例示的な実施形態を説明し例示しているが、開示される方法およびシステムには、上記の様々な他の変更、省略および追加を施しうることが当業者には理解される。
10 システム
12 ボイラ
14 炭素質燃料
16 ダクト
18 海水除塵システム
20 出口
22 入口
24 下部
26 ノズル
28 上部
30 除塵塔
32 出口
33a ダクト
33 排気筒
34 海洋、未使用海水供給源
36 ポンプ
36a 配管
37 収集タンク
38 亜硫酸塩プローブ、亜硫酸塩センサ
39 ポンプ
40 制御デバイス
42 信号
44 メモリデバイス
46 電子信号
48 水銀測定デバイス、水銀センサ
50 制御信号
51 海水供給バルブ
52 ブロワ
53 配管
54 酸化用空気
56 酸化空気供給源
58 入力
60 強制酸化システム
62 入口ベーン
64 バルブ
64a パイプ
66 攪拌機
70 出口
ES 流出海水
FG 燃焼排煙
FS 未使用海水
SEWS 流出海水排液流
TFG 処理済み排煙

Claims (9)

  1. 処理済み燃焼排煙(TFG)中及び流出海水排液流(SEWS)中における水銀の放出、排出及び再排出レベルを制御するための方法であって、
    燃焼排煙(FG)を海水除塵システム(18)に供給し、前記排煙(FG)から汚染物質を除去するための海水と直接接触させ、処理済み排煙(TFG)及び流出海水排液流(SEWS)を生成することと、
    前記海水除塵システム(18)に入る前記海水又は前記生成された流出海水(ES)の亜硫酸塩濃度を測定し、所定の亜硫酸塩濃度値と比較することと、
    ある量の酸化用空気(54)を前記海水除塵システム(18)に収集された流出海水(ES)に供給することと、
    未使用海水(FS)を前記海水除塵システム(18)に供給することと、
    前記海水除塵システム(18)に供給される前記未使用海水(FS)及び前記酸化用空気の量を調節して、亜硫酸塩濃度を増加又は減少させて、前記生成された処理済み排煙(TFG)中及び前記流出海水排液流(SEWS)中のそれぞれにおける水銀の放出、排出及び再排出レベルを制御すること
    含む、方法。
  2. 前記亜硫酸塩濃度は、前記生成された流出海水(ES)において測定される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記亜硫酸塩濃度は、前記海水除塵システム(18)の除塵塔(30)に入る前記海水において測定される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記海水除塵システム(18)内の水銀濃度を測定し、所定の水銀濃度値又は相関する所定の亜硫酸塩濃度値と比較し、前記測定された水銀濃度に基づいて、前記海水除塵システム(18)に供給される前記未使用海水(FS)及び前記酸化用空気の量を調節するすること
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記亜硫酸塩濃度は、1つ以上の亜硫酸塩センサ(38)を用いて測定される、請求項1に記載の方法。
  6. 処理済み燃焼排煙(TFG)中と流出海水排液流(SEWS)中の両方における水銀の放出、排出及び再排出レベルを制御するためのシステム(10)であって、
    内部を流れる燃焼排煙(FG)との直接接触のために海水分散を用いる海水除塵システム(18)と、
    前記燃焼排煙(FG)との直接接触により生成された流出海水(ES)を収集するための収集タンク(37)と、
    内部での分散のために前記海水除塵システム(18)に入る海水と接触するように配置されるか、又は前記生成された流出海水(ES)中に配置され、前記海水の亜硫酸塩濃度を測定して、測定された亜硫酸塩濃度を得るための1つ以上の亜硫酸塩センサ(38)と、
    前記海水除塵システム(18)に供給される未使用海水(FS)の量を調節するためのバルブ(51)と、
    前記海水除塵システム(18)内に収集された流出海水(ES)に供給される酸化用空気(54)の量を変化させるように調節可能であるブロワ(52)と、
    前記測定された亜硫酸塩濃度を所定の亜硫酸塩濃度値と比較し、前記比較に基づいて、亜硫酸塩濃度を増加又は減少させて、前記生成された処理済み排煙(TFG)中及び前記流出海水排液流(SEWS)中のそれぞれにおける水銀の放出、排出及び/又は再排出レベルを制御するために前記バルブ(51)及び前記ブロワ(52)を制御する制御デバイス(40)
    を備えるシステム(10)。
  7. 前記海水除塵システム(18)の出口(70)にあり、水銀濃度を測定して、測定された水銀濃度を得るための1つ以上の水銀センサ(48)をさらに備える、請求項6に記載のシステム。
  8. 当該システム(10)が、前記海水除塵システム(18)の出口(70)にある1つ以上の水銀センサ(48)であって、水銀濃度を測定して、測定された水銀濃度を得るための1つ以上の水銀センサ(48)をさらに備えており、
    前記制御デバイス(40)が、前記測定された水銀濃度を所定の水銀濃度値又は相関する所定の亜硫酸塩濃度値と比較し、前記比較に基づいて、前記海水の亜硫酸塩濃度を増加又は減少させて、生成された処理済み排煙(TFG)中及び流出海水排液流(SEWS)中の両方における水銀の放出、排出及び再排出レベルを制御するために前記バルブ(51)及び前記ブロワ(52)を制御するように構成されている、請求項6に記載のシステム(10)。
  9. 前記制御デバイス(40)はメモリデバイス(44)を含む、請求項6に記載のシステム(10)。
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