JP7019537B2 - 入退室管理システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、入退室管理システム及びプログラム、特に2人認証に関する。
入退室管理システムでは、セキュリティ性を維持するために、例えば部屋の入口でICカードや指紋等を入室したいユーザに読み取らせ、その読取データに基づくユーザ認証に成功することによってユーザの入室を許可する。
このように、部屋への入退室時におけるユーザ認証は、通常、個人毎に行われるが、セキュリティ要求の高い部屋への入室制御として2人認証が知られている。2人認証では、当該部屋への単独での入室を禁止し、2人以上で連れ立って入室させる。これにより、単独での不正行為の防止を図っている。
特開2006-177084号公報 特開2012-063825号公報
しかしながら、部屋に入室する2人が共犯の意思を持ち、申し合わせの上で入室する場合、この2人による不正な行為を防止することはできない。
本発明は、入室後における不正な行為をより確実に防止しうる2人認証を提供することを目的とする。
本発明に係る入退室管理システムは、入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段と、入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を同伴者宛に行う通知手段と、同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段と、を有し、前記通知手段は、同伴者に入室希望者の前記部屋での滞留予定時間を合わせて通知することを特徴とする。
また、前記通知手段は、前記通知として同伴者への連絡先情報を入室希望者に通知することを特徴とする。
また、入室希望者が前記部屋での滞留予定時間を入力するための入力手段を有することを特徴とする。
本発明に係る入退室管理システムは、入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段と、入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を行う通知手段と、同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段と、を有し、前記選定手段は、前記部屋のある施設の利用者のスケジュール情報を参照して利用者の中から同伴者を選定することを特徴とする。
本発明に係る入退室管理システムは、入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段と、入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を行う通知手段と、同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段と、を有し、前記選定手段は、前記部屋のある施設の各利用者と当該部屋との位置関係に基づき利用者の中から同伴者を選定することを特徴とする。
本発明に係る入退室管理システムは、入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段と、入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を行う通知手段と、同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段と、を有し、前記選定手段は、前記部屋のある施設の利用者の属性情報を参照し、入室希望者の属性と利用者の属性との関係に基づき同伴者を選定することを特徴とする。
また、入室希望者が入室を希望する部屋、当該部屋の利用に関する時間情報及び当該入室希望者の識別情報を含む事前申請情報を受け付ける事前申請受付手段を有し、前記選定手段は、前記事前申請受付手段が受け付けた事前申請情報に従って同伴者を選定し、前記通知手段は、前記通知を前記選定手段が事前申請情報に従って選定した同伴者宛に行い、前記入室制御手段は、入室希望者と同伴者とが共に当該部屋への入室要求をすることで入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段、入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を同伴者宛に行う通知手段、同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段、として機能させ、前記通知手段は、同伴者に入室希望者の前記部屋での滞留予定時間を合わせて通知する
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段、入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を行う通知手段、同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段、として機能させ、前記選定手段は、前記部屋のある施設の利用者のスケジュール情報を参照して利用者の中から同伴者を選定する。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段、入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を行う通知手段、同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段、として機能させ、前記選定手段は、前記部屋のある施設の各利用者と当該部屋との位置関係に基づき利用者の中から同伴者を選定する。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段、入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を行う通知手段、同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段、として機能させ、前記選定手段は、前記部屋のある施設の利用者の属性情報を参照し、入室希望者の属性と利用者の属性との関係に基づき同伴者を選定する。
本発明によれば、入室後における不正な行為をより確実に防止しうる2人認証を提供することができる。
また、施設の利用者のスケジュール情報、施設の各利用者と当該部屋との位置関係、あるいは入室希望者の属性と利用者の属性との関係を参照することによってより適切な同伴者を選定することができる。
また、入室の希望を事前に申請することができる。
本発明に係る入退室管理システムの一実施の形態を含むシステム全体の構成図である。 実施の形態1におけるユーザ情報記憶部に登録されるユーザ情報のデータ構成の一例を示す図である。 実施の形態1における入退履歴情報記憶部に記憶される入退履歴情報のデータ構成の一例を示す図である。 実施の形態1における入室制御処理を示すフローチャートである。 実施の形態2における入退室管理システムを含むシステム全体の構成図である。 実施の形態2における入室制御処理を示すフローチャートである。 実施の形態3においてスケジュール管理サーバが管理するスケジュール情報のデータ構成の一例を示す図である。 実施の形態6における入退室管理システムを含むシステム全体の構成図である。 実施の形態6における事前申請処理を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る入退室管理システムの一実施の形態を含むシステム全体の構成図である。本実施の形態における入退室管理システムは、ある企業のビル等の施設内に設置され、その施設及び施設内にある各部屋の入退室を管理する。本実施の形態では、施設内にある部屋のうち少なくとも1つは、通常の部屋とは異なり、セキュリティ要求の高い特別な部屋である。以下、通常の部屋を「居室」、特別や部屋を「特別室」と区別して称することにする。なお、居室と特別室を区別することなく説明する場合には「部屋」と称する。
図1には、スケジュール管理サーバ1、コントローラ2、PBX(Private Branch Exchange)3、ユーザ端末55、及び入退室管理サーバ10がLAN4に接続された構成が示されている。また、居室5には、扉51の入口側及び出口側のそれぞれにカードリーダ52,53と扉51に取り付けられる電気錠54が設けられる。特別室6にも同様に、扉61の入口側及び出口側のそれぞれにカードリーダ62,63と扉61に取り付けられる電気錠64が設けられる。また、居室5には、当該居室5を利用する従業員等が使用する電話機56と上記ユーザ端末55が設置される。基本的には、従業員毎(座席毎)に電話機56とユーザ端末55は用意されるが、それぞれ同等の構成でよいので、図1では1台ずつ図示した。一方、特別室6の入口側には内線電話65が設置される。
居室5は、施設内に複数設けられているが、それぞれ同等の構成でよいので、図1には1つの居室5のみ図示した。また、特別室6は、施設内に複数設けらている場合があるが、それぞれ同等の構成でよいので、図1には1つの特別室6のみ図示した。
スケジュール管理サーバ1は、グループウェア等のソフトウェアを利用して施設利用者のスケジュール情報を管理するサーバコンピュータである。なお、来訪者等外部の者も施設を利用する場合があるが、本実施の形態では、スケジュール情報にてスケジュールが管理されている者を「施設利用者」と称することにする。外部者もスケジュール管理サーバ1に情報を提供してスケジュールが管理されれば施設利用者となり得るが、本実施の形態では、説明の便宜上、施設での従業員を施設利用者と想定して説明する。
コントローラ2には、カードリーダ52,53,62,63及び電気錠54,64が接続され、それぞれからデータを収集して入退室管理サーバ10へ送信する。また、コントローラ2は、入退室管理サーバ10による制御のもと、電気錠54,64の開閉を制御する。
PBX3は、施設内における電話回線の交換機であり、特に内線電話の接続をコントロールする。居室5に設置の電話機56は内線電話対応であり、PBX3は、居室5に設置の電話機56と特別室6の入口に設置の内線電話65とを回線接続し、施設利用者間の内線による対話を可能とする。
入退室管理サーバ10は、施設及び施設内における各部屋の入退室を管理するサーバコンピュータである。本実施の形態における入退室管理サーバ10のハードウェア構成は、汎用的なサーバコンピュータと同じでよい。すなわち、入退室管理サーバ10は、CPU、ROM、RAM、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶手段、ネットワークインタフェース等の有線又は無線による通信手段を有する。また、必要によりマウス、キーボード、ディスプレイ、タッチパネル等のユーザインタフェースを有する。スケジュール管理サーバ1も入退室管理サーバ10と同様に汎用的なサーバコンピュータで構成できる。 また、ユーザ端末55は、パーソナルコンピュータ(PC)で実現できることから、規模、性能は異なるかもしれないが、入退室管理サーバ10と同様のハードウェア構成で実現可能である。
入退室管理サーバ10は、入退管理部11、ユーザ選定部12、通知部13、入退制御部14、ユーザ情報記憶部15及び入退履歴情報記憶部16を有している。なお、本実施の形態の説明に用いない構成要素は図1から省略している。
入退管理部11は、施設利用者の部屋への入室、部屋からの退室に関する情報をコントローラ2から受信すると、その入退室に関する情報を入退履歴情報として入退履歴情報記憶部16に登録する。ユーザ選定部12は、施設利用者による特別室6への入室要求に応じて特別室6への入室を希望する施設利用者(以下、「入室希望者」ともいう)と共にその特別室6に入室させる施設利用者(以下、「同伴者」ともいう)を選定する。特別室6は、2人認証が要求される部屋であるが、2人認証については、追って詳述する。通知部13は、入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を行う。入退室管理サーバ10は、図示していないが、各施設利用者の各部屋への入室の許可又は禁止を示す入退制限情を保持管理しており、入退制御部14は、施設利用者がいずれかの部屋に入室しようとしたときに入退制限情報への設定内容に従って当該施設利用者の当該部屋への入室を許可又は禁止するよう制御する。許可する場合、閉状態である該当する部屋の電気錠54,64を開制御する。また、入退制御部14は、施設利用者が入室しようとする部屋が特別室6の場合、同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋(特別室6)への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する。
図2は、本実施の形態におけるユーザ情報記憶部15に登録されるユーザ情報のデータ構成の一例を示す図である。ユーザ情報で情報管理されるユーザは、上記施設利用者に相当する。ユーザ情報は施設利用者毎に生成される。ユーザ情報は、当該ユーザの識別情報(ユーザID)に、当該ユーザのユーザ名、当該ユーザが携行するICカードに記録されているカードの識別情報(カードID)、連絡先情報及び属性情報を対応付けして構成される。連絡先情報は、当該ユーザに連絡を取るための情報であり、本実施の形態では、当該ユーザが使用する電話機56の内線番号及び当該ユーザが使用するユーザ端末55のメールアドレスが設定される。ユーザがスマートフォン等の携帯端末を使用している場合、更に当該携帯端末の電話番号、メールアドレス、SNS(Social Networking Service)における連絡先等を設定してもよい。属性情報は、当該ユーザの属性が設定され、図2には、当該ユーザの性別、当該ユーザが所属する部署、役職が設定された例が示されている。
図3は、本実施の形態における入退履歴情報記憶部16に記憶される入退履歴情報のデータ構成の一例を示す図である。入退履歴情報記憶部16には、カードリーダ52,53,62,63がICカードを読み取る度に1レコード分の入退履歴情報が記録される。入退履歴情報は、読取日時、部屋、ユーザ、入室/退室及び許可を含む。読取日時には、カードリーダ52,53,62,63がICカードを読み取ったときの読取日時を示す時間情報が設定される。部屋には、読み取ったカードリーダ52,53,62,63が設置されている部屋の識別情報(部屋ID)が設定される、ユーザには、読み取られたICカードを携行するユーザのユーザIDが設定される。入室/退室には、入室又は退室の別が設定される。許可には、ICカードを読み取らせたユーザの入退室の許可又は禁止の別、すなわちユーザ認証の結果が設定される。
入退室管理サーバ10における各構成要素11~14は、入退室管理サーバ10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPUで動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、各記憶部15,16は、入退室管理サーバ10に搭載されたHDDにて実現される。あるいは、RAM又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
入退室管理サーバ10は、部屋の電気錠54,64を閉状態にすることによって入退室できない状態にしている。そして、ユーザ(施設利用者)が携行しているICカードを部屋の近傍に設置のカードリーダにかざし、ICカードの記録されているカードIDを読み取らせることによって入退室を行うことになる。以下、本実施の形態における入退制御について図4に示すフローチャートを用いて説明する。
施設利用者は、部屋に入室する際、前述したように携帯するICカードをその部屋のカードリーダにかざすことで、ICカードに記録されている識別情報(カードID)を読み取らせる。カードリーダで読み取られたカードIDは、カードリーダの識別情報(リーダID)と共にコントローラ2を介して入退室管理サーバ10へ送信される。
入退管理部11は、カードリーダによるカードID等の読取情報をコントローラ2から受信する(ステップ101)。この入退管理部11が受信する読取情報は、部屋への入室希望者による入室要求に相当する。入退管理部11は、受信した読取情報に基づきユーザ情報等を参照して入退履歴情報を生成し、入退履歴情報記憶部16に記録する。
なお、入室要求が入室希望者のICカードの読取に基づくものか、同伴者のICカードの読取に基づくものかの判別については後述する。
続いて、入退管理部11は、入室要求が特別室6からかどうかを判別する。入退室管理サーバ10は、図示していないが、施設内における部屋毎に、当該部屋に設置されているカードリーダのリーダID、当該カードリーダの入室用/退室用の別、当該部屋が特別室6かどうかの別を含む施設情報を保持管理している。あるいは、入退室管理サーバ10は、他のサーバが保持している施設情報にアクセスするようにしてもよい。入退管理部11は、この施設情報を参照してICカードが読み取られた部屋が居室5か特別室6かを判別できる。
通常の居室5からの入室要求の場合(ステップ102でN)、通常の入室制御が実行される(ステップ107)。すなわち、入退制御部14は、入退制限情報を参照して、当該施設利用者が居室5に入室できるかどうかを確認する。入室が許可されている場合、入退制御部14は、その居室5の電気錠54を解錠する。これにより、入室希望者は、扉51を開けて入室することができる。その後、扉51が閉まると、電気錠54は施錠され、閉状態に戻る。一方、入室が禁止されている場合、入退制御部14は、その居室5の電気錠54を解錠することなく閉状態を維持する。これにより、施設利用者は入室することができない。入退管理部11は、以上の入室の許可/禁止の結果を入退履歴情報に登録する。
以上説明したように、通常の居室5の場合は、1人のみでの入室が許可される。ここで、2人認証について詳述する。
「2人認証」では、部屋への単独での入室を禁止し、2人以上の認証が成功してはじめて当該2人による入退室を許可する。なお、必ずしも2人である必要はなく3人以上の複数人であればよいが、本実施の形態では2人の場合で説明する。2人認証が適用される特別室6では、原則、2人で入室し、退室時も2人とする。とにかく室内に1人だけにしないことで単独での不正行為の防止に努める。
2人認証は、上記のようにとにかく室内に1人だけにしないように入退室制御する。そうすると、例えば、特別室6にすでに1組(2人)が入室していれば、入室希望者は単独で入室しても、特別室6には合計3人が滞留することになり、入室を許可しても問題ないと考えられる。退室時も同様で、単独で退室しても特別室6に合計2人以上滞留していれば退室を許可しても問題ないと考えられる。ただ、ここでは、このような例外的な場合を考慮せずに、施設利用者が特別室6への入室を希望したときには特別室6には誰もいないこととして説明する。
特別室6からの入室要求の場合(ステップ102でY)、2人認証が要求されるので、入退管理部11は、ユーザ選定部12に同伴者を選定するよう指示する。ユーザ選定部12は、この指示に応じてユーザ情報を参照して同伴者を選定する(ステップ103)。本実施の形態におけるユーザ選定部12は、ユーザ情報記憶部15の中から無作為にユーザ(施設利用者)を1人選出し、そのユーザのユーザ情報を参照して内線番号を取得する。厳密には、ユーザ情報記憶部15にユーザ情報が登録されている施設利用者のうち入室希望者を除く施設利用者の中から同伴者を選出することになる。
なお、ここでは、無作為に選出としたが、選出された同伴者に特別室6への入室権限はない場合も考えられるので、入室権限のある施設利用者の中から選出するようにしてもよいし、無作為に選出された同伴者に特別室6への入室権限がない場合、入室権限を同伴者に臨時的に付与するようにしてもよい。
同伴者が選定されると、通知部13は、ユーザ情報を参照してユーザ選定部12が選定した同伴者の内線番号を取り出し、入室希望者に通知する(ステップ103)。具体的には、通知部13は、特別室6の入口に設置の内線電話65に電話をかける。特別室6の入口にいる入室希望者が電話に出ると、通知部13は、トーキー(自動音声ガイダンス)により同伴者の内線番号を通知する。
なお、ここでは、特別室6の入口に設定されている内線電話65を利用して同伴者の内線番号を通知するようにしたが、内線番号の通知方法は、これに限らず、例えばユーザ情報に設定されている当該同伴者の連絡先情報を参照して、当該ユーザが利用する携帯端末のメールアドレス又は電話番号が設定されていれば、そのメールアドレス宛にメールを送信したり、電話をかけたりしてしてもよい。
また、ユーザ選定部12又は通知部13は、ユーザ選定部12が選定した同伴者を識別する情報、例えば同伴者のユーザID等を入退管理部11及び入退制御部14に通知してもよい。
入室希望者は、同伴者の内線番号を知らされると、内線電話65を利用して同伴者に内線をかける。そして、特別室6に入室したいために同伴を要請する。
同伴者は、入室希望者から特別室6への同伴の要請の旨や特別室6の場所、同伴に要する時間等を聞く。そして、同伴者が入室希望者からの要請を受諾すると、会話により聞き出した場所(特別室6)まで移動する。そして、同伴者が自分のICカードをカードリーダ62に読み取らせることで入室要求を行う。
入退管理部11は、このようにして同伴者からの入室要求を受け付けた場合(ステップ105でY)、ステップ101において説明したように入退履歴情報記憶部16に記録する。なお、入退管理部11は、入退履歴情報記憶部16を参照することで、あるいは同伴者の情報をユーザ選定部12又は通知部13から受け取っている場合、その情報と照合することで、その入室要求が特別室6への2人目の入室要求、すなわち同伴者からの入室要求であると判断できる。入退制御部14は、入退管理部11と同様に判断して、あるいは入退管理部11からの指示に応じて、入室希望者及び同伴者の双方の特別室6への入室を許可する(ステップ106)。すなわち、入退制御部14は、特別室6の電気錠64を解錠する。これにより、入室希望者は、扉61を開け、同伴者を連れ立って特別室6に入室することができる。その後、扉61が閉まると、電気錠64は施錠され、閉状態に戻る。
一方、同伴者が同伴の要請を拒否した場合(ステップ105でN)、入室希望者は入室できないまま、本処理を終了する。
入室希望者と同伴者との電話による対話によって、同伴者は同伴の要請を拒否することになるため、入退室管理サーバ10は、入室希望者が同伴の要請を拒否されたことを知ることはできない。従って、例えば、入室希望者入室要求をしてから所定時間経過しても同伴者として選定された施設利用者による入室要求がされてこない場合、つまりタイムアウトにより入室希望者が同伴の要請を拒否されたと認定してもよい。あるいは、入室希望者は、ICカードを再度読み取らせることで特別室6への入室要求を再度行うことで、入退室管理サーバ10に入室制御処理を再度実施させ、同伴者の選定をやり直させることができるが、この入室希望者による入室要求を再度の入室要求を受信することによって、直前の処理にて選定した同伴者は、同伴の要請を拒否したと認定してもよい。
本実施の形態によれば、施設利用者の中から同伴させる施設利用者を無作為に選定するので特別室6への入室希望者と共犯の意思を持つ施設利用者が同伴者として選定される可能性はほとんど無い。これにより、特別室6に入室する無関係の2人が共謀して不正な行為を行う可能性は極めて低いと考えられる。本実施の形態によれば、このようにして入室希望者による入室後における不正な行為をより確実に防止することができる。
ところで、前述したように、同伴の要請を断られた場合、入室希望者は、ICカードを再度読み取らせることで別の同伴者を入退室管理サーバ10に選定させることができる。入退室管理サーバ10では、同一人物からの同じ部屋(特別室6)からの入室要求であることから直前の入室要求をキャンセル扱いすることによって同伴者を新たに選定することができる。
その一方、本実施の形態の場合、同伴者を無作為に選定しているので、同伴者は、特別室6から離れた位置にいることで多くの移動時間を要するかもしれない。この場合、前述したタイムアウトによって同伴の要請が拒否されたと認定するようにしていると、入退室管理サーバ10は、当該同伴者は同伴の要請を拒否したと認定してしまう可能性がある。このため、設定するタイムアウトは、施設の広さ等を考慮して設定するのが望ましい。あるいは、入室希望者若しくは同伴者から、同伴者が同伴の要請を受諾した旨を報告させるようにしてもよい。
また、同伴者が特別室6に到着する前に、他の施設利用者が特別室6に入室するために、ICカードをカードリーダ62に読み取らせることを想定できる。つまり、入室希望者によるICカードの読み取りと同伴者によるICカードの読み取りとの間に、他の施設利用者がICカードを読み取らせる場合が考えられる。入退室管理サーバ10は、例えば2人認証用の情報を入退履歴情報とは別に保持管理して、このようなケースに対応できるようにするのが好適である。
実施の形態2.
図2は、本実施の形態における入退室管理システムを含むシステム全体の構成図である。本実施の形態において、実施の形態1と同じ構成要素には、同じ符号を付け、説明を省略する。本実施の形態における入退室管理システムは、特別室6の入口側にテンキー66が設置されている。なお、図2では、内線電話65を示してないが、残しておいてもよい。本実施の形態において用いるテンキー66は、コントローラ2に接続され、例えば施設利用者がICカードを携帯していない場合に暗証番号等を入力して部屋の電気錠を解錠してもらうために設置されている。本実施の形態では、滞留予定時間を入室希望者に入力させるための入力手段としてテンキー66を有効利用するものである。もちろん、テンキー66を新規に設置してもよい。
その他のシステム構成及びハードウェア構成は、実施の形態1と同じでよい。以下、実施の形態における入退制御について図4に示すフローチャートを用いて説明する。実施の形態1における図4に示す処理を同じ処理には、同じステップ番号を付け、説明を適宜省略する。
まず、入室希望者が特別室6のカードリーダ62にICカードを読み取らせることに応じて、ユーザ選定部12が同伴者を選定するまでの処理は実施の形態1と同じである(ステップ101~103)。
同伴者が選定されると、本実施の形態における通知部13は、ユーザ情報を参照してユーザ選定部12が選定した同伴者の内線番号を取り出し、同伴者が使用している電話機56に内線により電話をかけることで同伴の要請の旨を通知する(ステップ201)。具体的には、同伴者が電話に出ると、通知部13は、トーキー(自動音声ガイダンス)により同伴の要請の旨、同伴すべき入室要求者及び特別室6を通知する。
ところで、同伴の要請を受けた施設利用者は、通常、自己の業務を遂行している。従って、同伴が要請されても同伴にどれくらいの時間が必要なのかわからないと、受諾しづらいかもしれない。そこで、本実施の形態では、入室希望者が特別室6のカードリーダ62にICカードを読み取らせると共にテンキー66から特別室6への滞留予定時間を入室希望者に入力指定させるようにした。これにより、入退管理部11は、読取情報と合わせて滞留予定時間を受け取ることになり、これにより、通知部13は、特別室6への滞留予定時間を同伴者に通知することが可能となる。
同伴者は、通知部13からの要請に対して音声により、あるいは電話機56に対するボタン操作によって要請に対する是非を応答する。同伴者が同伴の要請を受諾する所定の操作を行った場合(ステップ202でY)、実施の形態1と同様に、通知部13により通知された場所(特別室6)まで移動する。そして、同伴者が自分のICカードをカードリーダ62に読み取らせることで入室要求を行う。その後の処理は実施の形態1と同じでよいので説明を省略する。
一方、同伴者が同伴の要請を拒否する所定の操作を行った場合(ステップ202でN)、ユーザ選定部12は、ユーザ情報を参照して拒否した施設利用者とは異なる施設利用者を同伴者として選定する(ステップ103)。それ以降の処理は、上記説明した通りなので説明を省略する。
実施の形態1においては、入室希望者に同伴者に関する情報(内線番号)を通知して、入室希望者に同伴の要請及び受諾を取らせるようにしたが、本実施の形態においては、入退室管理サーバ10が同伴者に同伴の要請及び受諾を取るようにした。これにより、入室希望者に同伴を要請するための負担をかけずにすむ。
なお、上記説明した処理では、入室希望者は同伴者が到着するまで同伴者を確保できたか、また確保できたとしても誰が同伴者なのかを知ることができない。従って、同伴者が受諾したときに同伴者に関する情報を、内線電話65があれば内線電話にて、内線電話65がない場合には入室希望者の携帯端末に通知するようにしてもよい。
実施の形態3.
上記各実施の形態1,2では、同伴者を施設利用者の中から無作為に選定していた。もちろん、同伴者の候補として選定された施設利用者は、同伴の要請を拒否することは可能であるとはいえ、例えば会議中などで同伴ができないことが明らかな場合でも応対しなければならず、また同伴どころか同伴の要請にも応対できない場合がある。
そこで、本実施の形態においては、無作為にではなくスケジュール管理サーバ1が保持管理している施設利用者のスケジュール情報を参照して同伴者を選定するようにした。
図7は、スケジュール管理サーバ1が管理するスケジュール情報のデータ構成の一例を示す図である。スケジュール情報は、ユーザ(施設利用者)毎に、当該ユーザを識別するユーザID及びユーザ名に対応させてスケジュールが設定されている。スケジュールには、予定されているスケジュールの開始日時及び終了日時、スケジュールの内容及び場所が少なくとも設定される。
本実施の形態におけるシステム構成、また、入室制御処理も実施の形態1又は実施の形態2と同じでよい。ただ、本実施の形態では、ユーザ選定部12における同伴者の選定方法が異なる。
すなわち、ユーザ選定部12は、スケジュール情報を参照して入室要求がされた時点においてスケジュールが設定されていない施設利用者を同伴者の候補として絞り込む。候補を絞り込んだ後は、実施の形態1,2と同じように絞り込んだ同伴者候補の中から同伴者を選定すればよい。その後の処理は、実施の形態1又は実施の形態2と同じでよいので説明を省略する。
本実施の形態によれば、入室希望者のよる入室要求時にスケジュールが設定されていることから同伴の要請に拒否される可能性が極めて高い施設利用者を事前に除外することによって、同伴の要請に対して拒否される確率を小さくする、換言するとユーザ選定部12による同伴者の選定をやり直す回数を少なくすることが可能となる。これにより、入室希望者が、同伴者が特別室6に到着するまでに待つ時間を短くすることが可能となる。
なお、入退室管理サーバ10は、スケジュール管理サーバ1と連携して、同伴者となった施設利用者のスケジュール情報に同伴というスケジュールを設定するようにしてもよい。
実施の形態4.
上記実施の形態3では、スケジュール情報を参照することによって、いわゆる時間という観点を考慮して同伴者を選定するようにした。本実施の形態では、施設利用者の位置という観点を考慮することを特徴としている。
各施設利用者の現在の所在位置は、入退履歴情報を参照することで特定できる。また、入退室管理サーバ10は、図示していないが、施設内における部屋毎に、当該部屋の識別情報(部屋ID)、当該部屋を使用している部署、当該部屋の位置情報及び当該部屋が特別室6か否かを示すフラグ情報を含む施設情報を保持管理している。あるいは、入退室管理サーバ10は、他のサーバが保持している施設情報にアクセスするようにしてもよい。位置情報は、例えば、部屋のある階数及び座標情報(経緯度情報)で表されており、この情報によって施設内における部屋の位置が特定可能である。なお、この施設情報は、実施の形態1で説明した施設情報と統合されていてもよい。
本実施の形態におけるシステム構成、また、入室制御処理も実施の形態1又は実施の形態2と同じでよい。ただ、本実施の形態では、ユーザ選定部12における同伴者の選定方法が異なる。
すなわち、前述したように施設情報によって特別室6の位置が特定され、入退履歴情報によって施設利用者の所在位置は特定されるので、ユーザ選定部12は、特別室6と各施設利用者との位置関係に基づき同伴者を選定する。具体的には、特別室6の近傍にいる施設利用者を同伴者として選定する。例えば、特別室6の位置(厳密には扉61の位置)に最も近い位置にいる施設利用者を同伴者として選定してもよい。あるいは、特別室6に最も近い、あるいは近い方から所定数の部屋に在室している施設利用者を同伴者の候補として絞り込む。候補を絞り込んだ後は、実施の形態1,2と同じように絞り込んだ同伴者候補の中から同伴者を選定すればよい。その後の処理は、実施の形態1又は実施の形態2と同じでよいので説明を省略する。
実施の形態5.
上記実施の形態3では時間という観点を考慮して、上記実施の形態4では位置という観点を考慮して、同伴者を選定するようにした。本実施の形態では、入室希望者と施設利用者との属性(人間関係)を考慮することを特徴としている。
本実施の形態におけるシステム構成、また、入室制御処理も実施の形態1又は実施の形態2と同じでよい。ただ、本実施の形態では、ユーザ選定部12における同伴者の選定方法が異なる。
すなわち、人間関係を考慮するために、本実施の形態におけるユーザ選定部12は、ユーザ情報に設定されている属性情報を参照し、入室希望者の属性と施設利用者の属性との関係に基づき同伴者を選定する。
前述したように、2人認証の場合でも連れ立って入室する2人に何らかの関係性があると、申し合わせの上で不正行為を行う可能性があり得る。上記実施の形態1,2では、同伴者を無作為に選定するようにしたので、入室希望者と無関係の施設利用者が同伴者として選定される可能性が高いと考えられる。しかしながら、偶然にも関係性のある施設利用者、例えば同じ部署の施設利用者が同伴者として選定されてしまう可能性もある。
そこで、本実施の形態におけるユーザ選定部12は、ユーザ情報に設定されている入室希望者が所属する部署を取得し、当該部署に所属する施設利用者を同伴者の選定候補から除外する。
あるいは、入室希望者の役職より低い職務の施設利用者だと、不正行為を強要されてしまう可能性がある。そこで、ユーザ選定部12は、入室希望者の役職より低い職務の施設利用者を同伴者の選定候補から除外する。
また、同伴者は、入室希望者と特別室6で二人きりになるので、性別の異なる入室希望者と二人きりの状況になることを好まない場合も考えられる。そこで、ユーザ選定部12は、入室希望者の性別を取得し、異なる性別の施設利用者を同伴者の選定候補から除外する。
また、年齢や年代によっても役職等と同様に上下関係がはっきりする場合があるので、ユーザ選定部12は、入室希望者の年齢(年代)を取得し、所定以上離れている施設利用者を同伴者の選定候補から除外する。
ユーザ選定部12は、以上のように属性に関する関係に合致する若しくは合致しない施設利用者を同伴者の選定候補から除外し、その除外した同伴者候補の中から実施の形態1,2と同様にして同伴者を選定すればよい。
なお、本実施の形態では、いくつかのユーザ属性を例にして説明したが、これらの属性に限定する必要はない。また、これらの属性を適宜組み合わせて、該当する施設利用者を同伴者の候補から除外するようにしてもよい。
実施の形態6.
上記各実施の形態においては、入室希望者が特別室6の前でICカードを読み取らせることによって同伴を要請するようにした。ただ、同伴が必要なときに同伴を要請すると、同伴者が特別室6に到着するまで長い時間待つことになるかもしれない。また、同伴者が決まるまでに多大な時間を要することにもなりかねない。
そこで、本実施の形態においては、特別室6を利用することが事前にわかっている場合入室希望者からの事前申請を受け付け、特別室6への入室を予約できるようにしたことを特徴としている。
図8は、本実施の形態における入退室管理システムを含むシステム全体の構成図である。本実施の形態において、実施の形態1と同じ構成要素には、同じ符号を付け、説明を省略する。本実施の形態における入退室管理サーバ10は、実施の形態1の構成に、事前申請受付部17及び申請情報記憶部18を追加した構成を有している。事前申請受付部17は、入室希望者により指定された項目を含む事前申請情報を受け付け、この受け付けた事前申請情報に従い同伴者を選定させるなどして特別室6に入室するための予約を行う。申請情報記憶部18には、予約内容を含む申請情報が記憶される。
事前申請受付部17は、入退室管理サーバ10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPUで動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、申請情報記憶部18は、入退室管理サーバ10に搭載されたHDDにて実現される。あるいは、RAM又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
次に、本実施の形態における事前申請処理について図9に示すフローチャートを用いて説明する。なお、
入室希望者は、例えばユーザ端末55を操作して、事前申請を要求する。入退室管理サーバ10における事前申請受付部17は、ユーザ端末55から送られてくる事前申請要求を受け付けると(ステップ301)、所定事項を入力指定させるための事前申請画面をユーザ端末55に表示させる(ステップ302)。例えば、ユーザ端末55のブラウザを利用して事前申請画面(ウェブページ)を表示させるようにする。入室希望者は、事前申請画面から、入室を希望する特別室6、当該特別室6の利用に関する時間情報及び入室希望者のユーザID等を事前申請画面から指定する。特別室6の利用に関する時間情報としては、特別室6への入室希望日時であるが、これに加えて特別室6での滞留予定時間を指定してもよい。
事前申請受付部17が事前申請画面から入室希望者により指定された項目を含む事前申請情報を受け付けると(ステップ303)、ユーザ選定部12はスケジュール情報を参照して、事前申請情報の入室希望日時及び滞留予定時間から得られる入室予定日時から退室予定日時までの間にスケジュールが設定されていない施設利用者を同伴者の候補として絞り込む。また、スケジュール情報を参照して、実施の形態4において説明したように入室予定日時において特別室6の近傍にいる施設利用者に絞り込むようにしてもよい。また、実施の形態5において説明したように施設利用者の属性情報を更に参照して同伴者の候補を絞り込むようにしてもよい。候補を絞り込んだ後は、実施の形態1,2と同じように絞り込んだ同伴者候補の中から同伴者を選定する(ステップ304)。
同伴者が選定されると、本実施の形態における通知部13は、ユーザ情報を参照してユーザ選定部12が選定した同伴者の内線番号を取り出し、同伴者が使用している電話機56に内線電話をかけることで同伴の要請の旨を通知する(ステップ305)。具体的には、同伴者が電話に出ると、通知部13は、トーキー(自動音声ガイダンス)により同伴の要請の旨、同伴すべき入室要求者及び特別室6を通知する。
続いて、同伴者に同伴の要請が受諾されるまで(ステップ306でN)、上記処理(ステップ304~306)を繰り返し実行するが、この処理は、実施の形態2の入室制御処理(図6)におけるステップ103,201,202と同じでよい。
同伴者が同伴の要請を受諾した場合(ステップ306でY)、事前申請受付部17は、特別室6、入室希望者、選定された同伴者の各識別情報、入室予定日時、退室予定日時を含む申請情報を生成し、申請情報記憶部18に保存する(ステップ307)。このように、入室希望者からの事前申請に応じて特別室6への入室が予約されるが、事前申請受付部17は、予約した内容を入室希望者及び同伴者に通知する(ステップ308)。
なお、入退室管理サーバ10は、スケジュール管理サーバ1と連携して、同伴者となった施設利用者のスケジュール情報に同伴というスケジュールを設定するようにしてもよい。
入室希望者は、事前申請受付部17からの通知を受けることで、予約されたことを知る。その後、入室希望者及び同伴者は、通知の内容に従って入室予定日時までに特別室6まで移動する。そして、入室希望者及び同伴者は、カードリーダ62にICカードを読み取らせることで2人認証が行われ、特別室6への入室が許可されるが、入退管理部11は、入室希望者からの入室要求を受け付けると、申請情報記憶部18への登録内容を確認し、当該入室希望者により事前申請がされている場合には同伴者の選定をユーザ選定部12にさせないように処理する。
なお、仮に同伴者が予定の日時に特別室6に現れない場合、実施の形態1~5と同様に事前申請を利用しない処理を実施すればよい。
本実施の形態によれば、入室希望者は事前申請をすることができるようになり、特別室6の前で同伴者を長い時間待つようなことがなくなる。一方、同伴者は、同伴の要請に応じて急いで特別室6に駆けつけずにすみ、またスケジュールの調整がしやすくなる。
なお、事前申請は、ユーザ端末55から行う場合を例にして説明したが、例えば携帯端末から行うようにしてもよい。
また、各実施の形態において同伴者の選定に関して種々の方法を説明したが、各実施の形態において説明した内容を適宜組み合わせて実施するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態においては、ユーザ選定部12が同伴者を1人選定するようにした。ただ、複数の候補を選出して入室希望者に提示し、最終的な1人の同伴者を入室希望者に選択させるようにしてもよい。
また、同伴者として選定される機会を平等とするために、各施設利用者の選定回数を記録するようにし、選定回数の少ない施設利用者ほど選定されやすいようにしてもよい。
また、本実施の形態では、カードリーダにICカードをかざして読み取られたカードIDによりユーザ認証を行うようにしたが、これに限る必要はない。例えば、指紋認証や顔画像認証等を利用してもよい。この場合、ユーザ情報に登録する識別情報として指紋画像や顔画像を登録しておく。
1 スケジュール管理サーバ、2 コントローラ、3 PBX、4 LAN、5 居室、6 特別室、10 入退室管理サーバ、11 入退管理部、12 ユーザ選定部、13 通知部、14 入退制御部、15 ユーザ情報記憶部、16 入退履歴情報記憶部、17 事前申請受付部、18 申請情報記憶部、22 入退制御部、51、61 扉、52,53,62,63 カードリーダ、54,64 電気錠、55 ユーザ端末、56 電話機、65 内線電話、66 テンキー。

Claims (11)

  1. 入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段と、
    入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を同伴者宛に行う通知手段と、
    同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段と、
    を有し、
    前記通知手段は、同伴者に入室希望者の前記部屋での滞留予定時間を合わせて通知することを特徴とする入退室管理システム。
  2. 入室希望者が前記部屋での滞留予定時間を入力するための入力手段を有することを特徴とする請求項に記載の入退室管理システム。
  3. 入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段と、
    入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を行う通知手段と、
    同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段と、
    を有し、
    前記選定手段は、前記部屋のある施設の利用者のスケジュール情報を参照して利用者の中から同伴者を選定することを特徴とする入退室管理システム。
  4. 入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段と、
    入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を行う通知手段と、
    同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段と、
    を有し、
    前記選定手段は、前記部屋のある施設の各利用者と当該部屋との位置関係に基づき利用者の中から同伴者を選定することを特徴とする入退室管理システム。
  5. 入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段と、
    入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を行う通知手段と、
    同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段と、
    を有し、
    前記選定手段は、前記部屋のある施設の利用者の属性情報を参照し、入室希望者の属性と利用者の属性との関係に基づき同伴者を選定することを特徴とする入退室管理システム。
  6. 前記通知手段は、前記通知として同伴者への連絡先情報を入室希望者に通知することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の入退室管理システム。
  7. 入室希望者が入室を希望する部屋、当該部屋の利用に関する時間情報及び当該入室希望者の識別情報を含む事前申請情報を受け付ける事前申請受付手段を有し、
    前記選定手段は、前記事前申請受付手段が受け付けた事前申請情報に従って同伴者を選定し、
    前記通知手段は、前記通知を前記選定手段が事前申請情報に従って選定した同伴者宛に行い、
    前記入室制御手段は、入室希望者と同伴者とが共に当該部屋への入室要求をすることで入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可することを特徴とする請求項3又は5に記載の入退室管理システム。
  8. コンピュータを、
    入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段、
    入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を同伴者宛に行う通知手段、
    同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段、
    として機能させ
    前記通知手段は、同伴者に入室希望者の前記部屋での滞留予定時間を合わせて通知するプログラム。
  9. コンピュータを、
    入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段、
    入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を行う通知手段、
    同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段、
    として機能させ、
    前記選定手段は、前記部屋のある施設の利用者のスケジュール情報を参照して利用者の中から同伴者を選定するプログラム。
  10. コンピュータを、
    入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段、
    入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を行う通知手段、
    同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段、
    として機能させ、
    前記選定手段は、前記部屋のある施設の各利用者と当該部屋との位置関係に基づき利用者の中から同伴者を選定するプログラム。
  11. コンピュータを、
    入室希望者による入室要求に応じて入室希望者と共に入室させる同伴者を選定する選定手段、
    入室希望者との同伴を同伴者に要請するための通知を行う通知手段、
    同伴者により入室希望者が入室を希望する部屋への入室要求がされてはじめて入室希望者及び同伴者の双方に当該部屋への入室を許可する入室制御手段、
    として機能させ、
    前記選定手段は、前記部屋のある施設の利用者の属性情報を参照し、入室希望者の属性と利用者の属性との関係に基づき同伴者を選定するプログラム。
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