JP7018581B2 - 変位検出装置及びこれを備える操作装置 - Google Patents

変位検出装置及びこれを備える操作装置 Download PDF

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Description

本発明は、ダイヤル及びシフトレバー等の操作体の変位を検出するための変位検出装置及び該変位検出装置を備える操作装置に関する。
例えば、自動車の内装のエアコンパネルやステアリングホイールには、回転式のダイヤル等の操作体が設けられている。このような操作体のユーザによる操作を検出するため、従来は変位検出装置としてポテンショメータが用いられている。ポテンショメータは、操作体の変位に伴って回転する摺動子が、一続きの抵抗体に接触しながら移動する。従って、操作体の位置に応じた抵抗値が定まり、抵抗値に応じた検出値が得られる。
また、操作検出装置として、プリント基板上にパターン化された複数の接点に、操作体と共に変位する導電性の可動ブラシを接触させた構成のものも用いられている(例えば、特許文献1参照)。このタイプの場合、操作体の位置に応じて可動ブラシが接触するプリント基板上の接点が定まるため、当該接点に応じた検出値が得られる。
特開2000-195374号公報
しかしながら、上記ポテンショメータを用いる場合、内蔵されている抵抗体の抵抗値は必ずしも個体ごとに均一ではない。つまり、抵抗体の任意の2点間の抵抗値は、個体ごとに多少のバラつきが生じ得る。そのため、操作体の変位検出にポテンショメータを用いるには、各操作体にポテンショメータを組み込んだ状態で、各操作位置と検出値とをマッチングさせるための補正が必要となる。
また、特許文献1に記載された構成の場合、可動ブラシとプリント基板とが接触するため、両者に経年使用による摩耗が生じる。更に、摩耗した箇所に錆びが発生する可能性があり、その場合、検出値が変化して操作位置の正確な検出が実現できなくなってしまう可能性がある。
そこで本発明は、個体のバラつきに起因する補正の手間を省くことができ、経年使用による接触箇所の摩耗を回避することのできる変位検出装置及び操作装置を提供することを目的とする。
本発明に係る変位検出装置は、操作体の変位を検出する変位検出装置であって、操作体の変位に伴って移動する導電性の可動被検知体と、可動被検知体に対して非接触に近接配置された導電性の固定検知体と、を備え、固定検知体は、端子間の静電容量を取得する静電容量検出素子のグランド端子に接続されるグランド検知体と、静電容量検出素子の第1入力端子に接続される第1検知体と、静電容量検出素子の第2入力端子に接続される第2検知体と、を少なくとも有し、可動被検知体は、グランド検知体に対向配置されると共に可動被検知体の移動範囲内においてグランド検知体との対向距離が一定に維持されるグランド被検知体と、第1検知体に対向配置されると共に可動被検知体の移動に伴って第1検知体との対向距離が所定の第1パターンで変化する第1被検知体と、第2検知体に対向配置されと共に可動被検知体の移動に伴って第2検知体との対向距離が第1パターンとは異なる所定の第2パターンで変化する第2被検知体と、を少なくとも有し、かつ、グランド被検知体と第1被検知体と第2被検知体とは互いに電気的に接続されており、 静電容量検出素子にて取得される可動被検知体と固定検知体との間の静電容量に基づき操作体の変位を検出する。
このような構成とした場合、可動被検知体と固定検知体とが非接触であるため、接触箇所の摩耗という問題が生じるのを回避することができる。また、操作体の位置に応じて取得される静電容量の取得パターンによって操作体の変位を検出する構成であるため、個体のバラつきに起因する補正が不要となる。
また、操作体は回転変位が可能であり、可動被検知体は、操作体の回転変位に伴って所定の軸心回りに回転可能に支持されており、グランド被検知体は、軸心を中心とする径が全周にわたって同一である導電性の円筒被検知周面を有し、第1被検知体は、軸心を中心とする径が同一である導電性の第1被検知周面を、軸心を中心とする周方向に間欠的に複数有し、第2被検知体は、軸心を中心とする径が同一である導電性の第2被検知周面を、軸心を中心とする周方向に、第1被検知周面とは位置をずらして間欠的に複数有していてもよい。
これにより、シンプルな構成によって、本発明に係る変位検出装置を実現することができる。
また、操作体は、操作体の回転中心線に直交する方向への押圧操作に応じて往復変位が可能であり、可動被検知体は、操作体の往復変位に伴って軸心に対する直交方向へ往復動可能に支持されており、固定検知体が有するグランド検知体、第1検知体、及び第2検知体は、何れも直交方向へ延びる長寸の棒状を成し、可動被検知体の往復動範囲において可動被検知体に対向して位置していてもよい。
これにより、回転及び押圧の両方の操作が可能な操作体について、押圧状態のいかんにかかわらず、回転変位を検出することができる。
更に、本発明に係る操作装置は、上述した何れかに記載の変位検出装置と、操作体と、を備え、更に、操作体への操作に対して、所定の変位量ごとに節度感を付与すると共に操作体を保持する節度機構を備え、可動被検知体と固定検知体との間の静電容量の取得パターンが、操作体に対する所定の変位量の整数分の一の変位量ごとに変化するよう、対向距離に関する第1パターン及び第2パターンは設定されている。
このような構成とすることにより、節度感が付与されるタイミングに連動して、変位検出装置での静電容量の取得パターンが変化する構成の操作装置を実現することができる。
本発明によれば、個体のバラつきに起因する補正の手間を省くことができ、経年使用による接触箇所の摩耗を回避することのできる変位検出装置及び操作装置を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る変位検出装置を備える操作装置の外観を示す斜視図である。 図2は、図1の操作装置の分解斜視図である。 図3は、変位検出装置の拡大斜視図である。 図4は、静電ICにて検出される信号パターンを示す模式図である。
以下、実施の形態に係る変位検出装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、ここでは回転及び押圧(プッシュ)の操作が可能な操作体の変位を検出する構成を例として説明し、参照図面では、押圧方向を上下方向として各方向を図示する。
[操作装置]
図1は、操作装置の外観を示す斜視図であり、図2は、図1の操作装置の分解斜視図である。図1及び図2に示すように、操作装置1は、基板10、スイッチ支持体20、ホルダー30、操作ダイヤル(操作体)40、シャフト50、変位検出装置60、節度機構70、及び静電IC(静電容量検出素子)80を備えている。
基板10は平坦な板状部材であり、例えばその上面には静電容量を検出する静電IC80が搭載されている。静電IC80は、複数の入力端子及び出力端子を有し(図示せず)、そのうち1の入力端子は、グランドに接続されるグランド端子となっている。そして、グランド端子と他のいずれかの入力端子の夫々に導体が接続されると、これらの導体間の静電容量が出力端子から出力される。
基板10の上面にはスイッチ支持体20が取り付けられている。このスイッチ支持体20は平坦な板状部材であり、その上面の離隔した左右の2か所にはプッシュスイッチ21が取り付けられている。本開示においてプッシュスイッチ21は、一例として、2つの接点がラバー体によって上下に離れて支持されたラバースイッチを採用している。従って、プッシュスイッチ21をラバー体の弾性に抗して下方へ押圧すると、ラバー体が上下に収縮変形して2接点がオンとなり、押圧力を解除すると弾性によりラバー体が伸長変形して2接点はオフとなる。なお、プッシュスイッチ21の個数は1つでもよく、3つ以上でもよい。
スイッチ支持体20の上方にはホルダー30が配設されている。ホルダー30は、上部が開放された直方体のボックス状を成し、内部空間31を有している。ホルダー30は左右に長寸を成し、その左端下面と右端下面とに上述した2つのプッシュスイッチ21が夫々下方から当接するようにして配置されている。従って、ホルダー30が下方へ押圧されると、これに伴って2つのプッシュスイッチ21はオフからオンへと切り替わり、押圧を解除するとオンからオフへと切り替わる。
なお、図示が煩雑になるため省いたが、ホルダー30を、スイッチ支持体20あるいは基板10に対して上下動可能に支持するケース(図示せず)を別途備えることとしてもよい。
ホルダー30の内部空間31には、主として操作ダイヤル40及びシャフト50が収容されている。操作ダイヤル40は軸心(回転中心線)Aを左右方向へ向けた円柱状を成し、その外周面は、滑り止めのエンボス加工等が施された操作面41となっている。また、操作ダイヤル40の軸心位置には貫通孔42が形成されており、該貫通孔42にシャフト50が挿通されている。
シャフト50は、操作ダイヤル40よりも軸心方向の寸法が長い棒状を成している。シャフト50の左側端部の近傍には、周面から径方向へ突出した係止突起部51が設けられており、右側端部には係止切欠部52が形成されている。このようなシャフト50を操作ダイヤル40の貫通孔42に挿通すると、シャフト50の係止突起部51が操作ダイヤル40の貫通孔42の左側開口近傍に形成された軸心方向のスリット溝(図示せず)と係合する。その結果、操作ダイヤル40とシャフト50とは一体化される。
シャフト50の左側端部には、節度山71が取り付けられている。節度山71はシャフト50の軸心Aと同軸状の円柱状を成し、その外周面には複数の凹部72が周方向に形成されている。
このような操作ダイヤル40、シャフト50、及び節度山71は、互いに一体化された状態(便宜上、ダイヤル組立体という)で、ホルダー30の内部空間31に収容されている。ホルダー30は、収容されたダイヤル組立体を回転可能に支持する3つの軸受部32~34を有している。
このうち軸受部32は、シャフト50において操作ダイヤル40の左側へ突出した部分を下方から枢支し、より具体的には、操作ダイヤル40と節度山71との間の部分を枢支する。軸受部33は、シャフト50において操作ダイヤル40の右側へ突出した部分を、操作ダイヤル40の近傍にて下方から枢支する。軸受部34は、シャフト50において操作ダイヤル40の右側へ突出した部分をその右端近傍にて下方から枢支する。
なお、軸受部32は、ホルダー30の左壁部に上方に開いた切欠きとして形成されている。軸受部33は、内部空間31の左右の中央付近に立設された板片において上方に開いた切欠きとして形成されている。軸受部34は、ホルダー30の右壁部に上方に開いた切欠きとして形成されている。
ホルダー30の左壁部の更に左側には、小スペースを有する収容体35が設けられており、この小スペースには、金属板を屈曲して形成された節度バネ73が収容されている。上述したダイヤル組立体がホルダー30に収容されると、軸受部32の左側に位置する節度山71もこの収容体35の小スペースに配置される。そして、節度バネ73が有し、軸心Aに近接する方向へ付勢された弾性片74が、節度山71の凹部72に係合する。これらの節度山71と節度バネ73により、節度機構70が構成されている。
なお、凹部72は節度山71の周方向に一定間隔で形成されている。従って、この節度機構70は、ユーザによって操作ダイヤル40が軸心A回りに回転操作されると、所定の回転角度ごとにユーザに節度感(例えば、クリック感)を付与する。また、操作ダイヤル40の回転方向において、節度機構70により節度感が付与される位置は、操作ダイヤル40から手を離した状態で操作ダイヤル40が静止する保持位置となる。
[変位検出装置]
続いて、操作装置1に備えられた変位検出装置60について説明する。図1及び図2に示すように、変位検出装置60は、操作ダイヤル40の変位に伴って移動する導電性の可動被検知体91と、可動被検知体91に対して非接触に近接配置された導電性の固定検知体61とを備えている。本開示の例では、固定検知体61は可動被検知体91の後方近傍に配置されている。
可動被検知体91は、シャフト50の右端部に設けられている。シャフト50の右端部は、ホルダー30の軸受部34の更に右側(ホルダー30の右外方)に突出しており、この右端部には上述した係止切欠部52が形成されている。一方、可動被検知体91は概略円柱状を成し、その軸心位置には、シャフト50の右端部と整合する形状の係止孔92が貫通して形成されている(後述の図3も参照)。そして、係止切欠部52が係止孔92に内嵌することで、シャフト50の右端部に可動被検知体91が固定的に取り付けられている。
図3は、変位検出装置60の拡大斜視図である。但し、この図3では説明の便宜から、可動被検知体91と固定検知体61とを図1に示す組み立て後の状態よりも前後方向に離して配置した状態を示している。
図3に示すように固定検知体61は、グランド検知体63、第1検知体64、及び第2検知体65を有している。これらは何れも上下方向へ延びる長寸の棒状を成しており、本開示では何れも上下に長寸の角柱状を成している。また、これらは左から右へと第1検知体64、グランド検知体63、及び第2検知体65の順にほぼ等間隔で配置され、夫々の基部で一体化されて基板10上に取り付けられている。
固定検知体61が有するグランド検知体63は、静電IC80が有するグランド端子83に導線を介して接続され、第1検知体64は、静電ICの第1入力端子84に導線を介して接続され、第2検知体65は、静電ICの第2入力端子85に導線を介して接続されている。
図3に示すように、可動被検知体91は、互いに電気的に接続されたグランド被検知体93、第1被検知体94、及び第2被検知体95を有している。このうちグランド被検知体93は、上述したグランド検知体63に対向配置されると共に、可動被検知体91の移動範囲内においてグランド検知体63との対向距離が一定に維持されるように構成されている。
第1被検知体94は、上述した第1検知体64に対向配置されると共に、可動被検知体91の回転移動に伴って第1検知体64との対向距離が所定の第1パターンで変化するよう構成されている。第2被検知体95は、上述した第2検知体65に対向配置されと共に、可動被検知体91の回転移動に伴って第2検知体65との対向距離が第1パターンとは異なる所定の第2パターンで変化するよう構成されている。
可動被検知体91の構成について更に詳述する。図3に示すように、グランド被検知体93は、軸心Aを中心とする導電性材料で形成された円柱状を成しており、その軸心Aを中心とする径が全周にわたって同一である円筒被検知周面93aを有している。なお、本開示の例では、グランド被検知体93の軸心Aの位置に、上述した係止孔92が貫通して形成されている。
また、本開示ではグランド被検知体93が導電性材料であるものを例示したが、これに限られない。例えば、グランド被検知体93が軸心A回りに回転したときにグランド検知体63と対向する部分(グランド被検知体93の外周面)が少なくとも導電性を有していればよく、当該部分のみを蒸着等により金属膜で形成してもよい。
第1被検知体94は、軸心Aを中心とする径が同一である導電性の第1被検知周面94aを複数有している。この第1被検知周面94aは、軸心Aを中心とする円筒周面の周方向の一部(周方向寸法:W11,中心角:θ11)に相当する面形状を成し、第1被検知体94は、このような第1被検知周面94aを、軸心Aを中心とする周方向に間欠的に複数有している。本開示では、グランド被検知体93の左側面から左方向へ突出した矩形状の突出部94bが、軸心Aを中心とする周方向に、所定の隙間94c(周方向寸法:W12,中心角:θ12)を空けて等間隔で設けられており、この突出部94bの径方向の外面が上記の第1被検知周面94aとなっている。
なお、本開示において突出部94bは周方向に6つ設けられている。従って、第1被検知周面94aも周方向に等間隔で6つ設けられており、かつ、隣り合う第1被検知周面94aの間の隙間94cは第1被検知周面94aの周方向寸法と同一になっている(W11=W12,θ11=θ12=π/6[rad])。よって、第1被検知体94が軸心A回りにπ/6[rad]回転するたびに、第1検知体64に対して第1被検知周面94aと隙間94cとが交互に対向する。このように、第1被検知体94は、軸心A回りに回転するのに伴って、第1検知体64との対向距離が所定の第1パターンで変化することとなる。
第2被検知体95は、第1被検知体94と同様の構成になっている。すなわち第2被検知体95は、軸心Aを中心とする径が同一である導電性の第2被検知周面95aを複数有している。この第2被検知周面95aは、軸心Aを中心とする円筒周面の周方向の一部(周方向寸法:W21,中心角:θ21)に相当する面形状を成し、第2被検知体95は、このような第2被検知周面95aを、軸心Aを中心とする周方向に間欠的に複数有している。本開示では、グランド被検知体93の右側面から右方向へ突出した矩形状の突出部95bが、軸心Aを中心とする周方向に、所定の隙間95c(周方向寸法:W22,中心角:θ22)を空けて等間隔で設けられており、この突出部95bの径方向の外面が上記の第2被検知周面95aとなっている。
また、本開示において突出部95bは周方向に6つ設けられている。従って、第2被検知周面95aも周方向に等間隔で6つ設けられており、かつ、隣り合う第2被検知周面95aの間の隙間95cは第2被検知周面95aの周方向寸法と同一になっている(W21=W22,θ21=θ22=π/6[rad])。よって、第2被検知体94が軸心A回りにπ/6[rad]回転するたびに、第2検知体65に対して第2被検知周面95aと隙間95cとが交互に対向する。このように、第2被検知体95は、軸心A回りに回転するのに伴って、第2検知体65との対向距離が所定の第2パターンで変化することとなる。
ところで、第1被検知周面94aと第2被検知周面95aとは、軸心A回りの位置がずれるようにして配置されている。具体的には本開示の第1被検知周面94aと第2被検知周面95aとは、互いに軸心A回りの中心角π/12[rad]だけずれるようにして配置されている。このような位置ずれにより、固定検知体61に対する第1被検知体94と第2被検知体95の各対向距離の変化パターンである第1パターンと第2パターンは、互いに異なっている。なお、位置ずれ量は上記の値に限定されず、当該位置ずれに基づく静電容量の変化を静電IC80において検出できる範囲で、任意に選択することができる。
また、本開示では第1被検知体94及び第2被検知体95が導電性材料であるものを例示したが、これに限られない。例えば、第1被検知体94が軸心A回りに回転したときに第1検知体64と対向する部分(つまり、第1被検知周面94a)が少なくとも導電性を有していればよく、当該部分のみを蒸着等により金属膜で形成してもよい。第2被検知体95についても同様に、例えば少なくとも第2被検知周面95aのみが導電性を有していればよい。
なお、本開示では第1被検知体94として複数の突出部94bが離隔した構成を例示したが、これに限られない。つまり、静電IC80が、第1被検知周面94aとこれに隣接する部分(図3では隙間94c)とで静電容量の違いを検出できるのであれば、他の構成を採用してもよい。例えば、隣接する突出部94bの間を絶縁体で埋めてもよいし、隣接する突出部94b同士を軸心A寄りの部分で同一材料により接続してもよい。第2被検知体95についても同様である。
更に、図3では、円筒被検知周面93a、第1被検知周面94a、及び第2被検知周面95aが互いに面一の面を形成する構成を例示しているが、これに限られない。例えば、各被検知周面93a~95aの軸心Aからの距離(径)が互いに一致していなくてもよい。
[静電容量の検出パターン]
次に、以上のような変位検出装置60により、操作ダイヤル40が操作されたときの変位を検出する態様について説明する。図4は、静電IC80にて検出される信号パターンを示す模式図であり、操作ダイヤル40の1回転分(2π[rad])に対応するパターンを示している。
操作ダイヤル40が回転操作された場合、固定検知体61のグランド検知体63と可動被検知体91のグランド被検知体93との対向距離は不変であり、常時一定の距離だけ離れた状態を維持している。一方、第1検知体64と第1被検知体94との対向距離は、操作ダイヤル40の軸心A回りの位置(回転角度)によって異なり、第2検知体65と第2被検知体95との対向距離も、操作ダイヤル40の軸心A回りの位置(回転角度)によって異なる。
例えば図3に示す状態では、可動被検知体91において図中にハッチングを付した長方形領域Bが、固定検知体61と対向している。このとき、第1検知体64に対しては、第1被検知体94の第1被検知周面94aが対向しており、第2検知体65に対しては、第2被検知体95の隙間95cが対向している。
ここで、本開示の静電IC80は、2種類の静電容量を検出する。そのうちの1つとして、静電IC80は、固定検知体61のうちグランド検知体63及び第1検知体64が可動被検知体91に対向する距離に基づいて静電容量を検出する。そして、この検出値と所定の閾値との大小関係から、第1検知体64が第1被検知周面94aに対向している状態(ON状態)と、第1検知体64が第1被検知周面94aに対向していない状態、つまり、隙間94cに対向している状態(OFF状態)と、を判別して出力する。よって以下では、固定検知体61が第1被検知周面94aに対向しているか否かを判別する構成(グランド検知体63、第1検知体64、グランド被検知体93、第1被検知体94、及び静電IC80等)を「第1検知部」と称する。
他の1つとして、静電IC80は、固定検知体61のうちグランド検知体63及び第2検知体65が可動被検知体91に対向する距離に基づいて静電容量を検出する。そして、この検出値と所定の閾値との大小関係から、第2検知体65が第2被検知周面95aに対向している状態(ON状態)と、第2検知体65が第2被検知周面95aに対向していない状態、つまり、隙間95cに対向している状態(OFF状態)と、を判別して出力する。よって以下では、固定検知体61が第2被検知周面95aに対向しているか否かを判別する構成(グランド検知体63、第2検知体65、グランド被検知体93、第2被検知体95、及び静電IC80等)を「第2検知部」と称する。
従って、図3に示す状態では、第1検知体64に第1被検知周面94aが対向しているため、第1検知部において静電IC80はON状態を出力する。また、第2検知体65に第2被検知周面95aが対向していない(隙間95cが対向している)ため、第2検知部において静電IC80はOFF状態を出力する。このとき静電IC80から出力される信号パターンを、図4にて、保持位置X1での信号パターンS1として例示する。
また、例えば保持位置X1の状態から、軸心Aに沿って右側からみて可動被検知体91が時計回りにπ/12[rad]回転したとする。すると、固定検知部61は第1被検知周面94a及び第2被検知周面95aの何れにも対向した状態となる。従って、第1検知部及び第2検知部の何れでも、静電IC80はON状態を出力する(図4の保持位置X2での信号パターンS2参照)。
更に可動被検知体91が保持位置X2から時計回りにπ/12[rad]回転すると、固定検知部61は第1被検知周面94aとは対向せず、第2被検知周面95aとは対向した状態となる。従って、第1検知部において静電IC80はOFF状態を出力し、第2検知部において静電IC80はON状態を出力する(図4の保持位置X3での信号パターンS3参照)。
更に可動被検知体91が保持位置X3から時計回りにπ/12[rad]回転すると、固定検知部61は第1被検知周面94a及び第2被検知周面95aの何れにも対向しない状態となる。従って、第1検知部及び第2検知部の何れでも、静電IC80はOFF状態を出力する(図4の保持位置X4での信号パターンS4参照)。
そして、更に可動被検知体91が保持位置X4から時計回りにπ/12[rad]回転すると、固定検知部61は第1被検知周面94aとは対向し、第2被検知周面95aとは対向しない状態となる。つまり、上述した保持位置X1と同じ状態(信号パターンS1)となる。以降、時計回りにπ/12[rad]回転させるたびに、出力される信号パターンはS1→S2→S3→S4→S1・・・と変化する。なお、操作ダイヤル40を反時計回りに回転させたときは、上述したのと反対に信号パターンは変化する。
従って、操作ダイヤル40が回転操作された場合、その結果得られる信号パターンの変化に基づき、操作ダイヤル40の回転方向と、現時点の保持位置と、操作前後の回転変位量とが分かる。
例えば、信号パターンがS2からS3へと変化した場合、操作ダイヤル40は軸心Aに沿って右側から見た状態で時計回りに操作されたと判別できる。そして、現時点での位置は、信号パターンS3に対応する保持位置X3,X7,X11,X15,X19,X23の何れかに操作ダイヤル40が位置すると判別できる。更に、信号パターンの変化(S2→S3)に基づき、π/12[rad]の変化があったことも判別できる。
また、信号パターンがS3からS2を経てS1へと変化した場合、操作ダイヤル40は反時計回りに操作されたと判別できる。そして、現時点の位置は、信号パターンS1に対応する保持位置X1,X5,X9,X13,X17,X21の何れかに操作ダイヤル40が位置すると判別できる。更に、信号パターンの変化(S3→S2→S1)に基づき、π/6[rad]の変化があったことも判別できる。
このように、本開示の操作装置1は、可動被検知体91と固定検知体61との間の静電容量の取得パターン(信号パターン)が、操作ダイヤル40に対する所定の変位量(ここでは、π/12[rad])ごとに変化するよう、対向距離に関する第1パターン及び第2パターンが設定されている。
更に、既に説明した節度機構70は、上述した変位量(π/12[rad])ごとに操作ダイヤル40に節度感を付与するよう、節度山71の凹部72の個数及び位置が設定されている。つまり、本開示では、節度山71の周方向に等間隔に24個の凹部72が形成されている。その結果、操作ダイヤル40が操作されてその保持位置X1~X24が変化するたびに、静電容量の取得パターン(信号パターン)が変化するようになっている。従って、ユーザが操作ダイヤル40を回転操作すると、各保持位置X1~X24にて操作感を感じることができ、且つ、変位検出装置60は各保持位置X1~X24に対応する信号パターンを取得する。
なお、上述した例では、操作ダイヤル24の保持位置数と信号パターンの取得数とが同一である場合を説明したが、両者は同一でなくてもよい。例えば、操作ダイヤル24の隣接する2つの保持位置の間において、両保持位置で取得される信号パターンとは異なる信号パターンを1又は複数取得できるよう、第1パターン及び第2パターンを設定してもよい。一般的に言えば、上記静電容量の取得パターン(信号パターン)が、操作ダイヤル40に対する所定の変位量(つまり、隣接する保持位置間の変位量)に対して、その整数分の一の変位量ごとに変化するよう、第1パターン及び第2パターンを設定してもよい(整数分の一には「1」を含む)。この場合、隣接する保持位置間の中間位置にて操作ダイヤル40が止まっている状態を検出できるなど、より確実な操作体の変位検出が可能である。
ところで、本開示の操作装置1は、操作ダイヤル40を下方へ押圧操作してプッシュスイッチ21をオン/オフ切り替え可能となっている。そして、このとき変位検知装置60の可動被検知体91も上下動する。しかしながら、固定検知体61は可動被検知体91の後方に位置している。更に、固定検知体61が備える各検知体63~65は、上下方向に長寸であり、かつ、可動被検知体91の上下動する全範囲において各被検知体93~95に対向して位置している。
従って、可動被検知体91が上下動をした場合であっても、可動被検知体91と固定検知体61との距離関係は維持される(変更されない)。よって、本開示の変位検出装置60は、操作ダイヤル40の押圧操作にかかわらず、操作ダイヤル40の回転操作に伴う変位(回転方向、現在位置、及び変位量)を検出することができる。
[その他の実施形態]
ところで、上記では、操作ダイヤル40の押圧操作に伴い、可動被検知体91のみが連動して上下動し、固定検知体61は上下動しない構成を例示したが、これに限られない。例えば、固定検知体と静電ICとをフレキシブルケーブルにより接続するなどして、操作ダイヤルの押圧操作に伴い可動被検知体及び固定検知体の何れもが連動して上下動するように構成してもよい。
更に、本開示に係る変位検出装置に関する技術思想は、回転式の操作体の回転変位を検出するのに適用できるだけでなく、他のタイプの操作体の変位を検出するのにも用いることができる。例えば、前後方向など1次元的に操作可能なレバー操作体、あるいは、前後及び左右など2次元的に操作可能なレバー操作体の変位を検出するのにも用いることが可能である。
本発明は、ダイヤル及びシフトレバー等の操作体の変位を検出するための変位検出装置及び該変位検出装置を備える操作装置に適用することができる。
1 操作装置
40 操作ダイヤル(操作体)
60 変位検出装置
61 固定検知体
63 グランド検知体
64 第1検知体
65 第2検知体
70 節度機構
91 可動被検知体
93 グランド被検知体
93a 円筒被検知周面
94 第1被検知体
94a 第1被検知周面
95 第2被検知体
95a 第2被検知周面

Claims (3)

  1. 操作体の変位を検出する変位検出装置であって、
    前記操作体の変位に伴って移動する導電性の可動被検知体と、前記可動被検知体に対して非接触に近接配置された導電性の固定検知体と、を備え、
    前記固定検知体は、
    端子間の静電容量を取得する静電容量検出素子のグランド端子に接続されるグランド検知体と、前記静電容量検出素子の第1入力端子に接続される第1検知体と、前記静電容量検出素子の第2入力端子に接続される第2検知体と、を少なくとも有し、
    前記可動被検知体は、
    前記グランド検知体に対向配置されると共に前記可動被検知体の移動範囲内において前記グランド検知体との対向距離が一定に維持されるグランド被検知体と、前記第1検知体に対向配置されると共に前記可動被検知体の移動に伴って前記第1検知体との対向距離が所定の第1パターンで変化する第1被検知体と、前記第2検知体に対向配置されると共に前記可動被検知体の移動に伴って前記第2検知体との対向距離が前記第1パターンとは異なる所定の第2パターンで変化する第2被検知体と、を少なくとも有し、かつ、前記グランド被検知体と前記第1被検知体と前記第2被検知体とは互いに電気的に接続されており、
    前記操作体は回転変位が可能であり、
    前記可動被検知体は、前記操作体の回転変位に伴って所定の軸心回りに回転可能に支持されており、
    前記グランド被検知体は、前記軸心を中心とする径が全周にわたって同一である導電性の円筒被検知周面を有し、
    前記第1被検知体は、前記軸心を中心とする径が同一である導電性の第1被検知周面を、前記軸心を中心とする周方向に間欠的に複数有し、
    前記第2被検知体は、前記軸心を中心とする径が同一である導電性の第2被検知周面を、前記軸心を中心とする周方向に、前記第1被検知周面とは位置をずらして間欠的に複数有しており、
    前記静電容量検出素子にて取得される前記可動被検知体と前記固定検知体との間の静電容量に基づき前記操作体の変位を検出する、変位検出装置。
  2. 前記操作体は、当該操作体の回転中心線に直交する方向への押圧操作に応じて往復変位が可能であり、
    前記可動被検知体は、前記操作体の往復変位に伴って前記軸心に対する直交方向へ往復動可能に支持されており、
    前記固定検知体が有する前記グランド検知体、前記第1検知体、及び前記第2検知体は、何れも前記直交方向へ延びる長寸の棒状を成し、前記可動被検知体の往復動範囲において前記可動被検知体に対向して位置している、
    請求項に記載の変位検出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の変位検出装置と、前記操作体と、を備える操作装置であって、
    前記操作体への操作に対して、所定の変位量ごとに節度感を付与すると共に前記操作体を保持する節度機構を備え、
    前記可動被検知体と前記固定検知体との間の静電容量の取得パターンが、前記操作体に対する前記所定の変位量の整数分の一の変位量ごとに変化するよう、前記対向距離に関する前記第1パターン及び前記第2パターンは設定されている、
    操作装置。
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