以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のサービス設定システムの実施の一形態を示す図である。
本形態によるサービス設定システムは図1に示すように、ユーザ端末10-1~10-nと、キャンペーン企業端末20-1~20-nと、サービス提供企業装置30-1~30-nと、サービス設定装置40とを有し、さらに、データベース60を有している。なお、ユーザ端末10-1~10-n及びキャンペーン企業端末20-1~20-nの数はそれぞれ1以上であり、サービス提供企業装置30-1~30-nの数は2以上であり、これらユーザ端末10-1~10-nとキャンペーン企業端末20-1~20-nとサービス提供企業装置30-1~30-nとの数は、互いに関連していない。
ユーザ端末10-1~10-nは、本願発明のサービス設定システムにて設定されたサービスを利用するユーザが操作するパーソナルコンピュータやタブレットコンピュータ、スマートフォン等の装置であって、インターネット70を介してサービス設定装置40に接続可能に構成されている。
キャンペーン企業端末20-1~20-nは、イベントであるキャンペーンを実施する企業の担当者が操作するものであって、インターネット70を介してサービス設定装置40に接続可能に構成されており、例えば、パーソナルコンピュータやタブレットコンピュータ、スマートフォン等の装置である。キャンペーン企業端末20-1~20-nは、サービス設定装置40にアクセスすることで、サービス設定装置40から提供されるWEBサイトを用いて、実施するキャンペーンにてユーザに配布するコードに応じてユーザ端末10-1~10-nに提供されるサービスの内容を設定することができる。また、キャンペーン企業は、キャンペーンを実施するECやアンケート等をユーザ端末10-1~10-nに提供するWEBサイトであるキャンペーン企業サイトを備える装置(不図示)を有していてもよい。
サービス提供企業装置30-1~30-nは、本願発明のサービス設定システムにて設定されたサービスを、ユーザ端末10-1~10-nを操作するユーザに提供する企業が有するものであって、インターネット70を介してサービス設定装置40に接続可能に構成されている。サービス提供企業装置30-1~30-nは、自社のサービスに会員登録されたユーザか否かを判定する会員管理部と、自社のサービスに会員登録されたユーザの情報を記憶する会員記憶部と、自社のサービスのユーザにサービスを提供するための提供部とを含んで構成される。サービス提供企業装置30-1~30-nは、例えば、サーバコンピュータで実現される。また、本願発明のサービス設定システムのサービスを提供する企業には、自社のサービスを使用させたくないキャンペーン企業を設定するために、サービスを提供する企業の担当者が操作する端末であるサービス提供企業端末(不図示)を有していてもよい。サービス提供企業端末は、インターネット70を介してサービス設定装置40に接続可能に構成されており、例えば、パーソナルコンピュータやタブレットコンピュータ、スマートフォン等の装置である。
サービス設定装置40は、ユーザ端末10-1~10-nと、キャンペーン企業端末20-1~20-nとのそれぞれに提供するWEBサイトを管理しており、さらに、ユーザ端末10-1~10-nに提供するWEBサイトについては、キャンペーン企業端末20-1~20-nの企業が実施するキャンペーン毎のWEBサイトを管理している。なお、キャンペーン企業端末20-1~20-nに提供するWEBサイトは、サービス提供企業端末に提供してもよい。その詳細な構成は後述する。サービス設定装置40は、例えば、サーバコンピュータで実現される。
また、サービス設定装置40は、データベース60に接続可能に構成されており、WEBサイトにて設定されたサービスの情報やキャンペーンの情報、コードの情報等を、データベース60に記録する。その詳細な構成は後述する。
図2は、図1に示したサービス設定装置40の構成を示す図である。
図1に示したサービス設定装置40は図2に示すように、設定サイト提供部41と、交換サイト提供部42と、発行部43と、登録部44と、通知部45と、交換部46と、照会部47と、処理部48とを有している。設定サイト提供部41と、交換サイト提供部42と、発行部43と、登録部44と、通知部45と、交換部46と、照会部47と、処理部48とは、例えば、サーバコンピュータに備わるCPU、メモリ、ハードディスク、ネットワークインターフェースと、ソフトウェアプログラム等から実現される。なお、サービス設定装置40は、1つの装置ではなく、複数の装置で構成されて実現されていてもよい。また、設定サイト提供部41と、交換サイト提供部42と、発行部43と、登録部44と、通知部45と、交換部46と、照会部47と、処理部48とは、説明上の一例であり、1つの部が複数の部で構成されても、複数の部を合わせて一つの部で構成されても構わない。サービス設定装置40が複数の装置で構成される場合、サービス設定装置40が有する各部が複数の装置の内どの装置に含まれてもよい。
設定サイト提供部41は、本願発明の第1の提示手段となるものである。設定サイト提供部41は、キャンペーン企業端末20-1~20-n向けにキャンペーン毎にコードから交換するサービスを設定するためのWEBサイトであるサービス設定サイトを提供する。設定サイト提供部41は、キャンペーン企業端末20-1~20-nがサービス設定装置40にアクセスした場合に、キャンペーン企業端末20-1~20-nにサービス設定サイトによる第1の情報画面を提示する。なお、サービス提供企業端末がサービス設定装置40にアクセスした場合に、サービス提供企業端末にサービス設定サイトによる自社のサービスを使用させたくないキャンペーンを設定する不使用設定画面を提示してもよい。ここで、設定サイト提供部41は、データベース60に記憶されたサービス提供企業情報またはキャンペーン企業情報を基に、それぞれの企業の端末がサービス提供企業かキャンペーン企業か判定し、判定した企業の端末に合わせて設定する内容の異なる画面を提供する。なお、サービス提供企業かキャンペーン企業かの判定については、例えば、サービス提供企業とキャンペーン企業とで、記憶しておく情報記憶部(データベースのテーブル)を別けることや各企業にサービス提供企業とキャンペーン企業とが判別できる権限の情報を対応付けて記憶しておくことなどが考えられる。
交換サイト提供部42は、本願発明の第2の提示手段となるものである。交換サイト提供部42は、ユーザ端末10-1~10-n向けのWEBサイトであるコード交換サイトを提供する。交換サイト提供部42は、キャンペーン企業端末20-1~20-nの企業が実施するキャンペーン毎のコードをサービスに交換させるためのWEBサイトであるコード交換サイトをそのURLを互いに異ならせて生成し、区別して管理し、ユーザ端末10-1~10-nがサービス設定装置40にアクセスした場合に、そのURLに応じたコード交換サイトによる第2の情報画面を提示する。
発行部43は、キャンペーン企業が実施するキャンペーンにおいてサービスに交換できるコードを発行するものである。
登録部44は、本願発明にて第1の登録手段となるものである。登録部44は、設定サイト提供部41から提供されたサービス設定サイトにて、キャンペーン企業の情報とその企業が実施するキャンペーンの情報が登録された場合に、そのキャンペーン企業の情報とキャンペーンの情報をデータベース60に記憶するとともに、設定サイト提供部41から提供されたサービス設定サイトにおいてキャンペーンにて提供するサービス群が選択された場合に、選択されたサービス群をデータベース60に記憶する。また、発行部43で発行されたコードをデータベース60に記憶する。
通知部45は、発行部43にて発行されたコードを、キャンペーンを実施するキャンペーン企業端末20-1~20-nに通知する。例えば、キャンペーン企業端末20-1~20-nによりダウンロード要求があった場合に、発行したコードの一覧データが記録された電子ファイルを生成し、当該電子ファイルを送信する。
交換部46は、本願発明にて第2の登録手段となるものである。交換部46は、交換サイト提供部42から提供されたコード交換サイトにてコードが指定された場合に、データベース60に登録されたキャンペーン及びサービスの中から、指定されたコードに対応づけられたキャンペーン及びサービスを抽出し、交換サイト提供部42に転送する。また、交換部46は、交換サイト提供部42から提供されたコード交換サイトにてサービスを選択したユーザ端末10-1~10-nのユーザが、そのサービスの会員として存在した場合、選択されたサービスをデータベース60に登録する。
照会部47は、交換サイト提供部42から提供されたコード交換サイトにてサービスが選択された場合、そのサービスに対応するサービス提供企業装置30-1~30-nに対して、サービスを選択したユーザ端末10-1~10-nのユーザが会員として存在するかを照会する。例えば、サービス提供企業装置30-1~30-nにて、ユーザのサービスにおける会員IDの有無を確認する。
処理部48は、データベース60を定期的に読み込み、「受付」フラグが対応付けて記憶されているコードを抽出し、交換されたサービスに対応するサービス提供企業装置30-1~30-nに対し、コードに対応するサービスをユーザに提供する指示を送信する。
図3は、図1に示したデータベース60の構成を示す図である。
データベース60は、サービス設定装置40と接続可能に構成されており、図3に示すように、サービスの情報を記憶するサービス情報記憶部61と、キャンペーンの情報とコードの情報を記憶するキャンペーン情報記憶部62とを有している。データベース60は、例えば、記憶装置を備えたサーバコンピュータまたはネットワーク接続ストレージなどで実現される。サービス情報記憶部61と、キャンペーン情報記憶部62は、例えば、データベースにおける各種情報が記載された1つまたは複数のテーブルに相当する。なお、各種情報の記憶の仕方は一例であり、これ以外の情報が記憶されていても、サービス情報記憶部61と、キャンペーン情報記憶部62との各記憶部は、1つに統合もしくは更に分離して構成されても構わない。データベース60も複数のデータベースで構成されていてもよく、各情報がどのデータベースに記憶されていても構わない。
サービス情報記憶部61は、本願発明にて第1のデータベースとなるものである。サービス情報記憶部61には、図1に示したサービス設定システムにて、コードから交換可能なサービスであるサービスを特定する情報であるサービス情報が記憶されている。サービス情報は、例えば、サービスの名称であるサービス名称である。また、そのサービスが有する基本価値(例えば、金額または基準のポイントから交換できるポイント数(例:100円、100ポイント→90ポイント)など)が記憶されてもよい。サービス名称の他、サービスを識別するIDを記憶し、名称の代りにIDで各種情報との関連付けを行ってもよい。また、サービスを提供する企業に関する情報が各サービスに対応付けられて記憶されてもよい。例えば、企業名や、サービス提供企業装置30-1~30-nのアクセス先(例えば、URLまたはAPI、サーバ名)、サービス提供企業端末がアクセスする際のIDやパスワード、権限などである。また、サービス情報はサービスが属するジャンルに対応付けられて記憶されている。このサービスは、サービス提供企業装置30-1~30-nを有する各企業がユーザに対して提供しているサービスである。例えば、ジャンル「物品」には、物品を提供するギフト会社やECサイトであるサービス提供企業名またはサービスブランドの情報が対応付けられて記憶されている。また、例えば、ジャンル「ポイント」には、ポイント名称の情報が対応付けられて記憶されている。なお、その他のジャンルとしては、電子マネーやギフトカード、飲食サービス、娯楽サービスなどが例示される。これらのサービスの情報は、予め記憶されていてもよいし、サービス提供企業端末による入力されたデータが記憶されてもよい。サービス提供企業端末による入力されたデータは、例えば、自社のサービスを使用させたくないキャンペーン企業の情報である不使用情報である。
キャンペーン情報記憶部62は、本願発明にて第2のデータベースとなるものである。キャンペーン情報記憶部62には、キャンペーンを特定するキャンペーン情報と、キャンペーン毎に、そのキャンペーンにて交換の対象となるサービス群が対応付けられて記憶されている。キャンペーン情報は、例えば、キャンペーン名である。その他、キャンペーンを識別するIDを記憶し、キャンペーンの名称の代りにIDで各種情報との関連付けを行ってもよい。また、キャンペーンを実施する企業の情報やキャンペーンに関連した情報が各キャンペーン情報に対応付けられて記憶されてもよい。また、例えば、キャンペーンを実施する企業名や業種、キャンペーンの責任者のメールアドレス、キャンペーンの実施期間などである。
また、キャンペーン情報記憶部62には、キャンペーン情報に対応付けられて、そのキャンペーンのために発行されたコードのロット情報と、コードの個別情報とが対応づけて記憶されている。コードのロット情報とは、例えば、コードの有効期限、コードの価値(例えば、金額またはポイント数等)、発行したコードの数であり、そのコードのロット単位のコード全体に関係する情報である。コードの個別情報とは、コードと、各コードが交換されたサービス、コードのステータス(例えば、「発行」、「配布」、「受付」、「完了」)であり、ロット単位の中の各コードに固有の情報である。
以下に、上記のように構成されたサービス設定システムにおけるサービス設定方法について説明する。
図4及び図5は、図1~図3に示したサービス設定システムにおけるサービス設定方法を説明するためのフローチャートである。なお、以下の説明においては、キャンペーン企業端末20-1~20-nのうち、キャンペーン企業端末20-1を用いてサービスを設定する場合を例に挙げる。
キャンペーン企業端末20-1を有する企業が、図1~図3に示したサービス設定システムにて、実施予定のキャンペーンにてユーザに配布するコードと交換するサービスを設定する場合、担当者がWEBブラウザ等にURLを入力する操作をきっかけに、キャンペーン企業端末20-1が、サービス設定装置40の設定サイト提供部41にて提供されるサービス設定サイトにアクセスする(ステップ1)。
初めてサービス設定装置40にアクセスした場合は、キャンペーン企業端末20-1が、キャンペーン企業の企業名や業種、パスワード等のキャンペーン企業情報を登録するキャンペーン企業登録ページを要求する。
サービス設定装置40の設定サイト提供部41は、キャンペーン企業登録ページの要求を受信すると、キャンペーン企業登録ページをキャンペーン企業端末20-1に送信する(ステップ2)。
設定サイト提供部41から送信されたキャンペーン企業登録ページがキャンペーン企業端末20-1にて受信、表示された後(ステップ3)、キャンペーン企業情報が入力されると(ステップ4)、設定サイト提供部41は、入力されたキャンペーン企業情報を登録部44を経由してデータベース60のキャンペーン情報記憶部62に記憶する(ステップ5,6)。なお、キャンペーン企業情報のデータベース60のキャンペーン情報記憶部62への記憶については、予めサービス設定装置40の管理者が登録しておいてもよい。
キャンペーン企業情報を登録後、キャンペーン企業端末20-1が、インターネット70を介してサービス設定サイトにアクセスした場合、設定サイト提供部41は、登録部44を経由してデータベース60のキャンペーン情報記憶部62に記憶されたキャンペーン企業情報を用いて認証する。認証は例えば、IDとパスワード等を用いて認証する。設定サイト提供部41は、キャンペーン企業情報に登録されていると判定すると、サービス設定サイトのメニューにて、キャンペーン新規入力ページを選択可能にする。設定サイト提供部41は、認証されたキャンペーン企業端末20-1により、キャンペーン新規入力ページが選択され、キャンペーン新規入力ページの要求を受けると(ステップ11)、サービス設定装置40の設定サイト提供部41が、キャンペーン新規入力ページをキャンペーン企業端末20-1に送信する(ステップ12)。
サービス設定装置40の設定サイト提供部41から送信されたキャンペーン新規入力ページはインターネット70を介してキャンペーン企業端末20-1にて受信され、キャンペーン企業端末20-1は、受信したキャンペーン新規入力ページを表示する(ステップ13)。
図6は、図1に示したサービス設定装置40が送信し、キャンペーン企業端末20-1にて受信、表示されるキャンペーン新規入力ページの一例を示す図である。
図6に示すように、図1に示したサービス設定装置40の設定サイト提供部41が生成、が送信し、キャンペーン企業端末20-1にて受信、表示されたキャンペーン新規入力ページには、キャンペーン名入力領域81と、ジャンル選択領域82と、決定ボタン83とが設けられている。
キャンペーン名入力領域81は、実施するキャンペーンの名称を入力するための領域である。
ジャンル選択領域82は、提供するサービスのジャンルを選択するための領域であって、複数のジャンルのうち1つ以上のジャンルをチェックボックスによって選択可能となっている。設定サイト提供部41は、予め決められたジャンルをキャンペーン新規入力ページに記載して生成してもよいし、登録部44を用いてデータベース60のサービス情報記憶部61から記憶されているサービスのジャンルを読み出してキャンペーン新規入力ページに記載してもよい。なお、1つ以上ではなく2つ以上の複数のジャンルを選択する構成としてもよい。図6におけるジャンルの名称と種類数は、一例であり、これ以外でもよい。
決定ボタン83は、キャンペーン名入力領域81に入力されたキャンペーン名及びジャンル選択領域82にて選択されたジャンルを決定するためのものである。また、キャンペーン新規入力ページに、キャンペーンの期間を入力する領域を構成としてもよい。
キャンペーン企業端末20-1に表示されたキャンペーン新規入力ページにて、キャンペーン名入力領域81にキャンペーン名が入力され、ジャンル選択領域82にてジャンルが選択され、決定ボタン83が押下されると(ステップ14)、サービス設定装置40の設定サイト提供部41は、コードを入力するためのキャンペーン毎にユニークなコード交換サイトのURLを生成し、そのURLに応じたコード交換サイトを生成する。また、サービス設定装置40の設定サイト提供部41は、データベース60のサービス情報記憶部61に記憶されたサービスの中から、ジャンル選択領域82にて選択されたジャンルに対応して記憶されているサービスを登録部44経由で抽出し、抽出したサービスの中から提供されるサービス群を選択するためのサービス群選択画面を生成し、キャンペーン企業端末20-1に送信する(ステップ15~17)。サービス群選択画面は、本願発明にて第1の情報画面となるものである。この際、サービス提供装置40の設定サイト提供部41は、ジャンル選択領域82にて選択されたジャンルに対応して記憶されている2以上のサービスを抽出する。なお、ジャンル選択領域82にて選択されたジャンルのサービスであっても、特定のサービスは、サービス群選択画面に掲載しない判定をすることも考えられる。例えば、サービスを提供する側のサービス提供企業Aが、競合企業Bがキャンペーンを実施する場合にそのキャンペーンにおいてはサービスを提供しない旨を予め登録しておく例を下記に説明する。
企業Aのサービス提供企業端末に企業Aの担当者が、サービス設定サイトのURLを入力することを基に、サービス設定装置40にアクセスすると、設定サイト提供部41は、サービス提供企業端末を認証する。認証はIDとパスワード等を用いる。設定サイト提供部41は、登録部44を経由してデータベース60のサービス情報記憶部61に予め記憶されたサービス企業情報を用いて認証し、サービス企業情報に登録されていると判定すると、サービス設定サイトのメニューにて、不使用設定画面を選択可能にする。設定サイト提供部41は、認証されたサービス提供企業端末により、不使用設定画面が選択され、不使用設定画面の要求を受けると、不使用設定画面をアクセスしてきたサービス提供企業端末に送信する。その後、サービス提供企業端末は、受信した不使用設定画面に、使用させたくない業種または企業名である不使用情報を入力する。設定サイト提供部41は、登録部44を経由してサービス情報記憶部61にて、認識したサービス企業に対応するサービスに対応させて、入力された不使用情報を登録する。そして、設定サイト提供部41は、企業Bのキャンペーン企業端末のサービス設定装置へのアクセス時の認証にて、その認証IDとパスワードに対応している企業Bをキャンペーン情報記憶部62に記憶されているキャンペーン企業情報(企業名または業種)を基に識別し、企業Bのキャンペーン企業端末のサービス設定時において、登録部44が、サービス情報記憶部61に登録されたサービスの中からサービスを抽出する際に、サービスに対応して登録されている不使用情報を確認し、不使用情報にて、識別した企業B(または企業Bの業種)を不使用の対象としているか否か判定し、企業Bを不使用の対象としているサービス(ここでは、サービス提供企業Aが提供するサービス)を抽出の対象外にする。こうすることで、企業Bが実施するキャンペーンのサービス群選択画面には、サービス提供企業Aが提供するサービスは、選択可能なものとして掲載されず、企業Bを不使用として登録していないその他のサービス提供企業が提供するサービスが掲載されたサービス群選択画面が設定サイト提供部41にて生成されることとなる。
サービス提供装置40の設定サイト提供部41から送信されたサービス群選択画面はインターネット70を介してキャンペーン企業端末20-1にて受信され、キャンペーン企業端末20-1は、受信したサービス群選択画面を表示する(ステップ18)。これにより、サービス提供装置40の設定サイト提供部41は、サービスデータベース61に登録された複数のサービスの中から、コードに応じて提供する少なくとも2つのサービスを含むサービス群をキャンペーン毎に選択するためのサービス群選択画面を提示することになる。
図7は、図1に示したサービス提供装置40が送信し、キャンペーン企業端末20-1にて受信、表示されるサービス群選択画面の一例を示す図である。図7では、キャンペーン新規入力ページにて、ジャンルとしてポイントのみが選択された例を示す。
図7に示すように、図1に示したサービス設定装置40の設定サイト提供部41が生成、送信し、キャンペーン企業端末20-1にて受信、表示されるサービス群選択画面には、図6のキャンペーン新規入力ページにて、キャンペーン名入力領域81に入力されたキャンペーン名84が表示されているとともに、サービス群選択領域85と、決定ボタン83とが設けられている。
サービス群選択領域85は、図6のキャンペーン新規入力ページのジャンル選択領域82にて選択されたジャンルに含まれ、サービス情報記憶部61から抽出されたサービス群を選択するための領域である。複数のサービスのうち少なくとも2つのサービスをチェックボタンによって選択可能となっている。なお、本形態においては、図5に示したキャンペーン新規入力ページのジャンル選択領域82にて提供するサービスのジャンルとしてポイントサービスが選択されているため、サービス群選択領域85には、コードに対応して提供されるサービスとして、複数のポイントサービスが選択可能に表示されている。また、図6のキャンペーン新規入力ページには、抽出された各サービスに、データベース60のサービス情報記憶部61に記憶されたサービスの基本価値を基に各サービスが有する価値を表示してもよい。例えば、ポイントであれば、「〇〇〇ポイント(コードとして提供する基本ポイント100ポイントから90ポイントに交換可能)」と表示し、物品であれば、〇〇〇チョコレート(100円)などである。ここで、キャンペーン新規入力ページのジャンル選択領域82にて提供するサービスのジャンルとして複数のジャンルが選択された場合、ジャンル毎にサービス群選択領域85を設けてもよいし、複数のジャンルに含まれるサービスをまとめて1つのサービス群選択領域85に掲載しても構わない。また、ポイントの様に、数を調節できないサービスの場合、キャンペーン新規入力ページにて、実施するキャンペーンで配布するコードの価値を入力させておき、その入力された価値以下で提供できるサービスが抽出され、その価値とともに表示されるようにしてもよい。
決定ボタン83は、サービス群選択領域85にて選択されたサービス群を決定するためのものである。
キャンペーン企業端末20-1に表示されたサービス群選択画面において、サービス群選択領域85にてコードに対応して提供されるポイントサービスが選択され、決定ボタン83が押下されると(ステップ19)、設定サイト提供部41は、キャンペーン新規入力ページにてキャンペーン名入力領域81にキャンペーン名が入力されるとともにジャンル選択領域82にてジャンルが選択された際に交換サイト提供部42にてキャンペーン毎に生成されたコード交換サイトおよびそのURLを生成し、キャンペーン企業端末20-1に通知する(ステップ20)。なお、コード交換サイトのURLは、データベース60のキャンペーン情報記憶部62に記憶されているキャンペーン企業の責任者のメールアドレスに通知部45が送信してもよい。
また、設定サイト提供部41は、登録部44経由で、キャンペーン新規入力ページに表示されたキャンペーン名入力領域81に入力されたキャンペーン名と、生成されたコード交換サイトのURLと共に、キャンペーン企業端末20-1に表示されたサービス群選択画面のサービス群選択領域85にて選択されたサービス群(この例では、複数のポイントサービス)を、既に登録されているキャンペーン企業情報に対応づけてキャンペーン情報記憶部62に記憶する(ステップ21,22)。この際、キャンペーン新規入力ページにてキャンペーンの期間が入力されている場合は、その期間も対応づけてキャンペーン情報記憶部62に登録する。各情報のキャンペーン情報記憶部62への登録は、上記のようにまとめてではなく、各ページの情報入力の決定毎などのタイミングで登録しても構わない。
次に、コードの発行の方法についての例を下記に説明する。
図8は、図1に示したサービス設定システムにおけるコードの発行方法を説明するためのフローチャートである。
図7に示したサービス群選択画面にて決定ボタン83が押下されることで、コード発行画面が要求されると(ステップ31)、設定サイト提供部41がコード発行画面をキャンペーン企業端末20-1に送信する(ステップ32)。ただし、後日、キャンペーン企業端末20-1がサービス設定装置40にアクセスした際に、キャンペーン名を指定させ、当該キャンペーンに対応するコード発行画面を送信するようにしてもよい。キャンペーン企業端末20-1は、サービス設定装置40にアクセスした際の認証によってキャンペーン企業端末20-1の企業が特定される。
サービス提供装置40の設定サイト提供部41から送信されたコード発行画面は、キャンペーン企業端末20-1に受信、表示される(ステップ33)。
図9は、図1に示したサービス設定システムの設定サイト提供部41が生成し、キャンペーン企業端末20-1に送信するコード発行画面の一例を示す図である。
サービス設定システムの設定サイト提供部41が生成し、キャンペーン企業端末20-1にて表示されたコード発行画面には、図9に示すように、キャンペーン名入力領域81に入力されたキャンペーン名84が表示されているとともに、コードの有効期限を入力するコード有効期限入力領域111と、1つのコードが有する価値(金額またはポイント数など。つまり、いくら分の価値のサービスをユーザに提供するか)を入力するコード価値入力領域112と、発行するコードの数(複数のコードを1まとまりにしたロットの数でもよい)を入力するコード数入力領域113と、決定ボタン114とが設けられている。なお、コードの有効期限と価値と数を総称してコードのロット情報と呼ぶ。キャンペーン企業端末20-1が受信し、表示したコード発行画面のコード有効期限入力領域111とコード価値入力領域112とコード数入力領域113とにそれぞれコードの価値と発行数を入力し、決定ボタンが押下されると(ステップ34)、設定サイト提供部41は、登録部52を用いて、キャンペーン情報記憶部62に登録されているキャンペーン情報に対応付けて、コード有効期限入力領域に入力された有効期限と、コード価値入力領域に入力された価値と、コード数入力領域に入力された数とを記憶する。
次に、設定サイト提供部41は、発行部43を用いて、コード数入力領域に入力された数のユニークなコードを発行(生成)し(ステップ35)、登録部44を用いて、キャンペーン情報記憶部62に登録されているキャンペーン情報に対応付けて、発行部43で発行したコードを記憶する(ステップ36,37)。例えば、コードの価値が100円とし、発行数を1万個とした場合、キャンペーン情報であるキャンペーン名に対応付けられて、1つ100円の価値を示すユニークなコードが1万個記憶されることになる。登録部44は、発行したコードを記憶した際に、コードに対応付けられているステータスを「発行」と入力する。なお、コードとそのステータスを総称してコードの個別情報と呼ぶ。
その後、サービス設定装置40の設定サイト提供部41は、キャンペーン企業端末20-1からキャンペーンが指定され、そのキャンペーンに対応したコードの一覧データのダウンロード要求があった場合に、登録部44を用いて、データベース60のキャンペーン情報記憶部62から指定されたキャンペーンに対応付けられて記憶されており、発行部43にて発行した(ステータスが「発行」になっている)コードを読み出し、読み出したコードの一覧データが記録された電子ファイルを生成し、通知部45を用いて、当該電子ファイルをコード一覧データのダウンロード要求をしたキャンペーン企業端末20-1に送信(配布)する。また、通知部45は、ダウンロード要求によりコードをキャンペーン企業端末20-1に送信(配布)した場合、どの端末にコードを配布したかを記載した電子メールをキャンペーン企業の責任者のメールアドレス先に送信する。登録部44は、通知部53がコードを送信した場合、データベース60のキャンペーン情報記憶部62に記憶されている送信した各コードに対応付けられているステータスを「発行」から「配布」に変更する。なお、発行部43によるコードの発行のタイミングは、サービス設定装置40に、キャンペーン企業端末20-1からキャンペーンのコード一覧データのダウンロード要求があった時でもよい。
また、キャンペーン情報記憶部62にコードを記憶後、ユーザ端末10-1がキャンペーン企業が運営するキャンペーンを実施するWEBサイトであるキャンペーン企業サイトにて、会員登録や商品、サービスの購入等の特定のアクションがあった場合に、個別にコードをキャンペーン企業に送信してもよい。その場合、サービス設定装置40は、API(Application Programming Interface)を具備する。サービス設定装置40は、設定サイト提供部41にて、キャンペーン企業端末20-1に送信するコード発行画面(またはキャンペーン新規入力ページ、サービス群選択画面でもよい)にAPI機能の利用有無を選択させるAPI選択領域を設ける。サービス設定装置40は、API選択領域にて、API機能の利用有が選択された場合、APIにキャンペーン企業毎に引数を生成して、APIを有効化し、キャンペーン企業端末20-1に、APIを利用するための生成した引数付きのアクセス先を通知する。また、通知部45は、APIを有効化した場合、どの端末がAPIを有効化したかを記載した電子メールをキャンペーン企業の責任者のメールアドレス先に送信する。その後、キャンペーン企業サイトは、ユーザ端末10-1から上記の特定のアクションがあった場合、通知された引数付きのアクセス先を基に、サービス設定装置40のAPIにキャンペーン名を含めてコードを要求するコード要求を送信する。サービス設定装置40のAPIは、コード要求を受信すると、登録部44を用いて、データベース60のキャンペーン情報記憶部62にコード要求に含まれるキャンペーン名に対応付けて記憶され、更に「発行」のステータスに対応付けられているコードを1つ読み出し、読み出したコードをキャンペーン企業サイトに送信する。その際に、登録部44は、読み出したコードに対応付けられているステータスを「発行」から「配布」に変更する。キャンペーン企業サイトは、受信したコードを表示するコード表示画面を生成し、ユーザ端末10-1に送信する。ここで、登録部44は、キャンペーン情報記憶部62に記憶されているコードを読み出す際に、コードに対応付けられているステータスを基に配布可能か否かを判断する。キャンペーン名に対応して記憶され、「発行」のステータスに対応付けられているコードが無い場合、つまり、全て配布済の場合は、エラーを返す。なお、API選択領域にて、API機能の利用有が選択された場合、は、例えば、設定サイト提供部41にて提供するサービス設定サイトのメニューにて、コードのダウンロードを非表示にしたり、ダウンロード要求に対し、エラーを返したりする。つまり、API選択領域にて、API機能の利用有無の選択により、コードの一覧データを記録した電子ファイルのダウンロードと、API機能の利用とのどちらかしか実行できないようにしてもよい。なお、このAPI機能を利用する場合、発行部43によるコードの発行のタイミングは、コード発行画面の決定ボタンが押下された後でなく、API機能を有効化した後でもよい。
また、コードをキャンペーン企業端末20-1またはキャンペーン企業サイトに送信する際に、交換サイト提供部42が生成したそのコードのコード交換サイトのURLに、発行部43が発行したコードを追加したコード情報付きのURLを生成し、このURLをコードとして送信するようにしてもよい。
上記のようにして登録されたサービス群(ここでの例では、ポイントサービス)は、ユーザ端末10-1~10-nがコードを入力した場合に、そのコードに対応づけられたキャンペーン用に登録されたサービス群がユーザ端末10-1~10-nに選択可能に表示されることになるが、そのサービス群の表示の際の各サービスの表示の優先度を設定することもできる。
図10は、図5に示したサービス設定方法において選択されるポイントサービスの優先度を設定する処理を説明するためのフローチャートである。
選択されるポイントサービスの優先度を設定する場合は、上述したように、キャンペーン企業端末20-1に表示されたサービス群選択画面において、サービス群選択領域85にてコードに対応して提供されるポイントサービスが選択され(ステップ19)、その際にサービス群選択画面に表示された優先度設定ボタン(不図示)が押下されると、サービス設定装置40の設定サイト提供部41は、選択したポイントサービスの優先度を設定するための優先度設定画面をキャンペーン企業端末20-1に送信する(ステップ41)。
サービス設定装置40の設定サイト提供部41から送信された優先度設定画面はインターネット70を介してキャンペーン企業端末20-1にて受信され、キャンペーン企業端末20-1は、受信した優先度設定画面を表示する(ステップ42)。
図11は、図1に示したサービス設定装置40が送信し、キャンペーン企業端末20-1にて受信、表示される優先度設定画面の一例を示す図である。
図11に示すように、図1に示したサービス設定装置40の設定サイト提供部41が生成、送信し、キャンペーン企業端末20-1にて受信、表示される優先度設定画面には、優先度設定領域86と、決定ボタン83とが設けられている。
優先度設定領域86は、図7に示したサービス群選択領域85にて選択された複数のサービス(この例では、ポイントサービス)について、ユーザ端末10-1~10-nに選択可能に表示される際の優先度を設定するための領域である。図11に示す例では、表示の一番上が優先順位が一番高く、一番下が優先順位が一番低くなっており、キャンペーン企業端末20-1においては、優先度設定領域86に表示されたポイントサービスの名称の並び順を名称の横に設けられた順位変更ボタンを操作し、表示順位を変更することで、ポイントサービスの優先度を設定することができる。図11では、順位変更ボタンの例として、向かって左から右に、最上位へ移動するためのボタン、1つ上位に移動するためのボタン、1つ下位に移動するためのボタン、最下位へ移動するためのボタンが表示されている。なお、優先度の設定は、ポイントサービスの並び順を変更するだけでなく、優先度に応じたグループ分けを設定したり、選択されたポイントサービスのそれぞれに優先順位を入力したりすることによって行ってもよい。
上述した優先度設定画面において、選択されるポイントサービスの優先度が設定され、決定ボタン83が押下されると(ステップ43)、サービス設定装置40の登録部44は、上記同様に、設定サイト提供部41がコード交換サイトおよびそのURLを生成し、そのURLをキャンペーン企業端末20-1に通知するとともに(ステップ44)、実施するキャンペーン情報に対応付けて、キャンペーン企業端末20-1に表示されたサービス群選択画面のサービス群選択領域85にて選択されたポイントサービスを、優先度設定画面にて設定された付与されたコード及び優先度とともにキャンペーン情報記憶部62に登録することになる(ステップ45,46)。
上記のように、選択可能なサービスに優先度を設定することで、キャンペーン企業にとって提供したいサービスをユーザが選択する可能性を高めることができる。
以下に、上記のようにサービス設定システムにて設定されたサービスの提供をユーザが申し込む場合の処理について説明する。
図12は、図1~図3に示したサービス設定システムにて設定されたサービスの提供をユーザが申し込む場合の処理を説明するためのフローチャートである。
図1~図3に示したサービス設定システムにて設定されたサービスの提供を、例えばユーザ端末10-1を介して申し込む場合、まず、ユーザ端末10-1が、サービス提供装置40の交換サイト提供部42にて提供されるWEBサイトのうち、所望のキャンペーンのコード交換サイトにインターネット70を介してアクセスすると(ステップ51)、サービス提供装置40の交換サイト提供部42が、そのコード交換サイトのコード入力画面をユーザ端末10-1に送信する(ステップ52)。なお、コードおよびコード交換サイトのURLは、例えば、購入したキャンペーン対象物品またはサービスに、コードおよびコード交換サイトのURLが記載されたものが封入されて添付されている。または、キャンペーンを実施しているキャンペーン企業サイトにて、会員登録や物品、サービスを購入する等の特定のアクションをした場合に、画面にコードおよびコード交換サイトのURLが表示される。このURLをユーザ端末10-1のブラウザ等に入力することにより、ユーザ端末10-1は、キャンペーンのコード交換サイトにアクセスすることになるが、このURLは上述したステップ8における処理によってサービス提供装置40からキャンペーン企業端末20-1~20-nに通知されているため、キャンペーン企業端末20-1~20-nを操作する担当者が所属するキャンペーン企業のそれぞれは、コードを入力するためのコード交換サイトのURLを物品に記載したり画面に表示したりすることができる。
サービス提供装置40の交換サイト提供部42から送信されたコード入力画面はインターネット70を介してユーザ端末10-1にて受信され、ユーザ端末10-1は、受信したコード入力画面を表示する(ステップ53)。
図13は、図1に示したサービス提供装置40が送信し、ユーザ端末10-1にて受信、表示されるコード入力画面の一例を示す図である。図13では、ジャンルとしてポイントが選択されたものとして例示されている。
図13に示すように、図1に示したサービス提供装置40の交換サイト提供部31が生成、送信し、ユーザ端末10-1にて受信、表示されるコード入力画面には、キャンペーン情報表示領域91と、コード入力領域92と、次へボタン93とが設けられている。
キャンペーン情報表示領域91には、キャンペーンに関する情報が表示されている。
コード入力領域92は、上述したようにキャンペーン対象の物品に記載されたり画面に表示されたりし、サービスと交換するためのコードを入力するための領域である。
次へボタン93は、コード入力領域92に入力されたコードを決定し、コード交換サイトのサービス選択画面にアクセスするためのものである。
ユーザ端末10-1に表示されたコード入力画面にて、コード入力領域92にコードが入力され、次へボタン93が押下されると(ステップ54)、サービス提供装置40の交換部46が、まず、データベース60のキャンペーン情報記憶部62から、コードが入力されたコード入力画面のURLに対応して記憶されているキャンペーン名を抽出する。そして、抽出したキャンペーン名に対応付けて記憶されているコードのロットIDを読み出し、読み出したロットIDに対応付けて記憶されているコードの中に、コード入力領域92に入力されたコードが存在(入力されたコードと同じコードが記憶されている)し、更に、キャンペーン情報記憶部62に記憶されているそのコードのステータスが「配布」(つまり、キャンペーン企業に配布されており、かつ、交換はまだされていない状況)として登録されているかどうかを確認することでコードを認証する。そして、コード入力領域92に入力されたコードがキャンペーン情報記憶部62に存在し、そのコードのステータスが「配布」として登録されており、そのコードの対応するコード交換サイトのURLと、そのコードが入力されたURLとが同じ場合は、認証OKと判定し、交換部46は、データベース60にそのコードに対応づけて記憶されているキャンペーンに対応付けられて記憶されているサービス群を抽出する(ステップ55,56)。なお、コード入力領域92に入力されたコードがキャンペーン情報記憶部62に存在しないケース、または、そのコードのステータスが「配布」として登録されていないケース、または、そのコードの対応するコード交換サイトのURLと、そのコードが入力されたURLとが違うケースの1つのケースでも当てはまる場合は、交換部46は認証NGとし、交換サイト提供部42は、エラー画面をユーザ端末10-1に送信する。
なお、ユーザ端末10-1がサービス提供装置40にアクセスする際に、コード情報付きのURLを用いる場合、サービス設定装置40は、受信したコード情報付きのURLからコードの部分を抽出し、コード情報付きのURLのコード交換サイトのURL部分を抽出し、抽出したコード交換サイトのURLに対応するキャンペーンのサービス選択画面のコード入力領域92に、抽出したコードを入力して表示させた状態で、サービス選択画面をユーザ端末10-1に送信するため、ユーザ端末10-1にはコードがデフォルト表示され、コードを入力する必要はない。
サービス提供装置40の交換サイト提供部42は、交換部46にて抽出されたサービス群が表示されたサービス選択画面を生成し、ユーザ端末10-1に送信する(ステップ57)。サービス選択画面は、本願発明にて第2の情報画面となるものである。
サービス提供装置40の交換サイト提供部42から送信されたサービス選択画面はインターネット70を介してユーザ端末10-1にて受信され、ユーザ端末10-1は、受信したサービス選択画面を表示する(ステップ58)。これにより、サービス提供装置40の交換サイト提供部42は、コードが入力された場合にキャンペーン情報記憶部62を参照し、入力されたコードに対応づけられたサービス群の中からそのコードに応じて提供されるサービスを選択するためのサービス選択画面を提示することになる。
図14は、図1に示したサービス提供装置40が送信し、ユーザ端末10-1にて受信、表示されたサービス選択画面の一例を示す図である。
図14に示すように、図1に示したサービス提供装置40の交換サイト提供部42が生成、送信し、ユーザ端末10-1にて受信、表示されたサービス選択画面には、交換サイト提供部42により、キャンペーン情報表示領域91と、サービス選択領域94と、次へボタン93とが設けられている。
キャンペーン情報表示領域91は、本願発明にて第1の領域となるものであって、キャンペーンに関する情報が表示されている。
サービス選択領域94は、本願発明にて第2の領域となるものである。サービス選択領域94は、サービス提供装置40の交換部46にてキャンペーン情報記憶部62から抽出されたサービス群のサービスの中から、コードに応じて提供されるサービス(ここでは、所定のポイントが付与されるポイントサービスが例示されている)を選択する(つまり、複数のサービスの中からコードを交換するサービスを選択する)ための領域であって、1つのサービスをボタンによって選択可能となっている。
なお、図11に示したような優先度設定画面にて、選択されるポイントサービスの優先度が設定されている場合は、交換部46にてキャンペーン情報記憶部62から抽出されたサービス群に含まれるサービスが、そのサービスに対応付けられて記憶されている優先度に応じた順序で表示されるように交換サイト提供部42は、サービス選択画面を生成する。図14に示す例においては、優先度が高い順に上からサービスを表示している。
ここで、図14は、ジャンルとしてポイントサービスのみが選択された例であるので、サービス群にもポイントサービスが表示されている。もし、サービス提供装置40から送信されてキャンペーン企業端末20-1にて受信、表示されたキャンペーン新規入力ページにて複数のジャンルが選択され、サービス群にも複数のジャンルのサービスが含まれる場合は、サービス提供装置40の交換部46にてキャンペーン情報記憶部62から抽出されたサービス群をサービス選択領域94にジャンル毎にサービスを表示するサービス選択画面を交換サイト提供部42が生成することが考えられる。なお、この場合でも、サービス選択領域94に複数のジャンルのサービスをまとめて表示するサービス選択画面を生成するようにしてもよい。
次へボタン93は、サービス選択領域94にて選択されたサービスを決定し、コード交換サイトの次の提供先情報入力画面にアクセスするためのものである。サービス設定装置40の交換サイト提供部42は、サービス選択領域94にて選択されたサービスのジャンルに基づいて、そのジャンル毎に予め用意されたコードに応じて提供されるサービスの提供先を特定するのに必要な入力をする入力領域を有する提供先情報入力画面を選択し、選択した提供先情報入力画面をユーザ端末10-1に送信する。提供先情報入力画面は、例えば、選択されたサービスのジャンルがポイントサービスであれば選択されたポイントサービスに所定のポイントを付与するための当該ポイントサービスID等の入力領域を有する画面であり、選択されたサービスのジャンルが物品であれば、その物品を配送するための配送先情報等の提供先情報の入力領域を有する画面であり、選択されたサービスのジャンルがサービス提供の場合、そのサービスを受ける人の情報等の入力領域を有する画面などである。
ユーザ端末10-1に表示されたサービス選択画面において、サービス選択領域94にてコードに対応して提供されるサービスから1つのポイントサービスが選択されたものとして説明する。ユーザ端末10-1によりサービスが選択され、次へボタン93が押下されると(ステップ59)、サービス提供装置40の交換サイト提供部42は、まず、選択されたサービスのジャンルをポイントサービスと判定し、選択されたポイントサービスのID(例えば、会員IDやカード番号など)を入力するID入力領域を有する提供先情報入力画面を送信し(ステップ60)、ユーザ端末10-1に提供先情報入力画面が表示される(ステップ61)。
その後、ユーザ端末10-1により、ID入力領域にIDが入力され(ステップ62)、そのIDをサービス設定装置40が受信した場合、照会部47が、サービス選択領域94にて選択されたポイントサービスに対応するサービス提供企業装置30-1のアクセス先を特定し、特定したサービス提供企業装置30-1のアクセス先に対して、ID入力領域に入力されたIDの存在有無を照会する(ステップ63)。
サービス提供企業装置30-1の会員管理部は、サービス設定装置40から照会を受けたIDと同じIDが会員記憶部に記憶されているか確認し、同じIDが存在する場合は、確認OKの返答をサービス設定装置に送信する。また、同じIDが存在していない場合は、確認エラーの返答をサービス設定装置に送信する。サービス設定装置40の照会部47は、サービス提供企業装置30-1から確認OKを受信すると、ポイントサービスを選択したユーザ端末10-1のユーザに、選択したポイントサービスのIDが存在することが確認できる。ここで、サービス提供企業装置30-1のアクセス先の特定の仕方は、サービス設定装置40の照会部47は、データベース60のサービス情報記憶部61を参照し、サービス選択領域94にて選択されたサービスに対応付けられているサービス提供企業装置のアクセス先を読み出すことで行う。なお、ユーザのIDの存在有無の確認は、サービス提供企業装置30-1~30-nからサービス提供装置40にIDを予め通知しておき、サービス提供装置40が有する認証機構を用いて行ってもよい。また、IDにチェックデジットを付与しておき、そのチェックデジットを用いて行うことや、IDの桁数や構成文字/数字に基づいて行うことも考えられる。なお、IDの存在有無の確認以外に、氏名や連絡先等の確認を含めて照会をしてもよい。また、ジャンルが物品の配送であれば、配送先を入力させ、入力した配送先がサービス提供企業装置30-nに存在するか照会を実行する。
サービス提供装置40は、ポイントサービスを選択したユーザ端末10-1のユーザに、選択したポイントサービスのIDが存在することが確認されると、交換部46は、ユーザ端末10-1に表示されたサービス選択画面のサービス選択領域94にて選択されたポイントサービスが特定できるサービス情報(ポイントサービスの様に数量があれば付与されるポイント数を含めて)とそのサービスIDとを、コード入力画面のコード入力領域92に入力されたコードに対応づけて、キャンペーン情報記憶部62に記憶する。また、交換部46は、キャンペーン情報記憶部62に記憶されているそのコードのステータスを「配布」から第1のフラグとなる「受付」に変更して登録する(ステップ64)。
データベース60のキャンペーン情報記憶部62は、交換部46からの指示により、当該コードに対応させて、選択されたサービス情報(ポイントサービスの様に数量があれば付与されるポイント数を含めて)とそのサービスのIDを記憶し、当該コードのステータスを「受付」にする(ステップ65)。
その後、既定のタイミング(例えば、1日1回24:00)に、サービス設定装置40の処理部48は、データベース60のキャンペーン情報記憶部62を参照し、ステータスが「受付」となっているコードと、そのコードに対応付けられている選択されたサービス情報(ポイントサービスの様に数量があれば付与されるポイント数を含めて)とIDを抽出する。ここで、処理部48は、コードに対応付けられているサービス情報のジャンルに応じて、予め用意されている処理(例えば、記憶部から読み出す情報や送信する情報、処理する手順、送信先などがジャンルによって異なる)を選択して、選択した処理を実行する。ここでは、ジャンルがポイントサービスであるとして説明する。処理部48は、サービス情報記憶部61を参照し、抽出したコード毎にコードのサービス情報に対応するサービス提供企業装置30-1~30-nのアクセス先を読み出し、アクセス先に対し、IDに対応するユーザにサービスの提供を要求するためのサービス提供要求を送信する。サービス提供要求には、IDとともに、サービスがポイントサービスであれば、付与されるポイント数、物品の提供であれば物品名などの提供するサービスがわかる情報が含まれる。また、サービス提供要求には、各要求や完了通知が特定しやすいように、所定のユニークな識別子などの各要求や通知を特定可能な情報を含ませるとなおよい。サービス提供企業装置30-1~30-nの提供部は、サービス提供要求をサービス設定装置40から受信すると、サービス提供要求に含まれるIDのユーザにサービスを提供する処理をする。例えば、ポイントサービスの場合、サービス提供企業装置30-1の提供部は、サービス提供要求に含まれるIDと同じ、会員記憶部に記憶されているIDのポイント数をサービス提供要求に含まれるポイント数分増加させる。また、物品の提供の場合は、サービス提供要求に含まれる配送先に、サービス提供要求に含まれる物品名に対応する物品を配送する手続きを行う。サービス提供企業装置30-1の提供部は、サービス提供完了後、IDを含めてサービス提供完了通知をサービス設定装置40に送信する。サービス設定装置40にサービス提供完了通知を受信すると、処理部48は、サービスの提供を完了したIDに対応するキャンペーン情報記憶部62に登録されたコードのステータスを第2のフラグとなる「完了」に変更する。
上述したようにしてコードを入力してサービスを選択して登録した後に、ユーザ端末10-1~10-nからアクセスがあり、交換サイト提供部42が提供するコード入力画面にコードが入力された場合、サービス設定装置40は、入力されたコードと同じ、データベース60のキャンペーン情報記憶部62に登録されたコードのステータスを読み込み、ユーザにわかる表現に変換した上で、ステータスを確認する画面を生成し、ユーザ端末10-1~10-nに送信する。こうすることで、ユーザはサービスの提供状況の把握ができる。
また、上述したようなコードのステータスは、キャンペーン企業端末20-1~20-nにおいて、サービス提供装置40の設定サイト提供部41から提供されるサービス設定サイトにアクセスすることで、キャンペーン企業側にて確認することができる。その場合、サービス提供装置40は、キャンペーン毎に、コードのステータス(「発行」、「配布」、「受付」及び「完了」)の件数等の一覧をキャンペーン情報記憶部62から抽出し、サービス提供装置40の設定サイト提供部41から提供されるサービス設定サイトの画面を生成し、キャンペーン企業端末20-1~20-nに送信することにより、キャンペーン企業端末20-1~20-nにキャンペーンにおけるコードのステータス一覧またはそれをグラフ化等の加工をした分析レポートが表示されることになる。また、サービス提供装置40の通信部45は、分析レポートとして定期的にキャンペーン情報記憶部62からキャンペーン毎のコードのステータスを抽出し、一覧表またはグラフ化等の加工をした分析レポートデータを作成し、キャンペーン企業の責任者のメールアドレスに送信してもよい。これらにより、サービス設定装置40は、実施中のキャンペーンでのコードのステータスをキャンペーン企業端末20-1~20-nに通知することができる。
これにより、キャンペーン企業においては、実施中のキャンペーンによるサービスの受付数やポイントの交換数、さらには交換結果を参照することができ、実施中のキャンペーンの効果を把握することができる。
ここで、キャンペーン毎に発行されるコード等の情報の管理体系について説明する。
図15~図20は、図1に示したサービス設定システムにてデータベース60のキャンペーン情報記憶部62に記憶されるキャンペーンとコード等の情報の管理体系とテーブルの一例を示す図である。
図15の体系図に示すように、図1に示したサービス設定システムにて登録されたキャンペーン企業毎にキャンペーンが対応付けられており、キャンペーンにキャンペーン企業に選択されたサービス群が対応付けられており、キャンペーンにコードのロットが対応付けられており、更に、ロットに発行されたコードが対応付けられて記憶されている。
図16は、キャンペーン企業に関する情報を記憶したテーブルの一例を示しており、キャンペーン企業名が記憶されており、その他に、キャンペーン企業の業種、キャンペーン企業の責任者のメールアドレス、キャンペーン企業を認証するID等が対応付けられて記憶されている。図17は、キャンペーンに関する情報を記憶したテーブルの一例を示しており、キャンペーン企業が実施するキャンペーン名と、キャンペーン企業名と、実施するキャンペーンに向けてコードの交換候補として選択された複数のサービスを特定するサービス群IDとが対応付けられて記憶されている。図16と図17の企業名の項目により、キャンペーン企業に関する情報とキャンペーンに関する情報とが対応付けられている。なお、図17は、その他に、キャンペーンの実施期間、コードを交換するWEBサイトのURLが登録されている例である。次に、図15の体系図では、キャンペーン毎に、選択された複数のサービスであるサービス群が対応付けられている。
図18は、実施するキャンペーンに向けて選択されたサービス群に関する情報を記憶したテーブルの一例を示しており、サービス群を特定するサービス群IDと、サービス群に含まれるサービスを特定するサービス名とが対応付けられて記憶されている。図17と図18のサービス群IDの項目により、キャンペーンに関する情報とサービス群に関する情報とが対応付けられている。なお、図18は、サービス群に含まれる各サービスを特定するサービス名とともにそのサービスを表示する際の優先度が記憶されている例である。
さらに、図15の体系図では、キャンペーン毎にコードが対応付けられている。
ここで、キャンペーンとコードとの対応付けについては、キャンペーンのそれぞれにおいて、まず、コードが付与される単位となるロット毎に対応付けられて記憶されている。
図19は、コードのロットに関する情報を記憶したテーブルの一例を示しており、ロットを識別するロットIDと、キャンペーン名とが対応付けられて記憶されている。図17と図19のキャンペーン名の項目により、キャンペーンに関する情報とロットに関する情報とが対応付けられている。図19は、その他に、ロット毎に発行されたコードの有効期限とそのコード1つが持つ価値と発行したコードの数とが対応付けられて記憶されている例である。
さらに、図15の体系図に示すように、ロットのそれぞれにおいて、図1に示したサービス設定システムにて発行されたコードがその下位にて対応付けられて記憶されている。
図20は、コードに関する情報を記憶したテーブルの一例を示しており、ロットIDとコードとが対応付けられて記憶されている。図19と図20のロットIDにより、ロットに関する情報とコードに関する情報とが対応付けられている。このため、ロットを経由してキャンペーンに関する情報とコードに関する情報とが対応付けられており、キャンペーン毎にコードが対応付けられている。図20は、その他に、ユーザ端末10-1~10-nにてコードをサービスに交換した際のユーザが選択したサービスと、そのサービスの会員ID等のIDと、コードのステータスとが対応付けられて記憶されている。ここで、図20(a)は、1つのコードを1つのサービスに交換できるように設定した際の例であり、図20(b)は、1つのコードを複数のサービスに交換できるように設定した際の例である。なお、各表を対応付ける項目は別途企業IDやキャンペーンIDなどのIDを設けて、対応付けてもよい。
上述したように本形態においては、データベース60のサービス情報記憶部61に登録された複数のサービスの中から、コードに応じて提供する少なくとも2つのサービスを含むサービス群をキャンペーン毎に選択するためのサービス群選択画面を、キャンペーンによってユーザにコードを提供する側のキャンペーン企業端末20-1~20-nまたはキャンペーン企業サイトに送信し、キャンペーン毎に発行されたコードとキャンペーン毎に選択されたサービス群とを、そのキャンペーン毎に対応づけてキャンペーン情報記憶部62に登録しておき、その後、ユーザ端末10-1~10-nにてコードが入力された場合に、キャンペーン情報記憶部62を参照し、入力されたコードが対応づけられたキャンペーンにて選択されたサービス群の中から、入力されたコードに応じて提供されるサービスを選択するためのサービス選択画面をユーザ端末10-1~10-nに送信する構成としたことにより、コードに応じてユーザにサービスを提供する場合に、ユーザにとって有益なサービスを提供することができるとともに、キャンペーン等によってユーザにコードを提供する側にとっても所望のサービスの提供を設定することができる。
なお、本形態においては、キャンペーン新規入力画面(図5参照)にジャンル選択領域82が設けられており、ジャンル選択領域82にてジャンルが選択された場合に、サービス情報記憶部61に登録されたサービスの中からそのジャンルのサービスが抽出され、抽出されたサービスを含むサービス群が掲載されたサービス群選択領域85が設けられたサービス群選択画面(図6参照)がキャンペーン企業端末20-1に表示されるものを例に挙げて説明したが、キャンペーン新規入力画面にてジャンルを選択させることなく、全てのジャンルのサービスが選択可能に表示されるサービス群選択領域85が設けられた構成であってもよい。ただし、キャンペーン新規入力画面にてジャンルを選択させる構成とすることで、提供するサービスを絞り込むことができる。
(他の実施の形態)
上記で説明した図1に示したサービス設定システムにおける実施の形態とは異なる他の実施の形態について下記に説明する。なお、上記にて説明した内容と同様の内容は説明を省略する。
図1に示したサービス設定システムにおいて、提供するサービスの数を選択可能な構成とすることもできる。
図21は、図1に示したサービス提供装置40が送信し、キャンペーン企業端末20-1にて受信、表示されるサービス群選択画面の他の例を示す図である。なお、図21と図22では、ジャンルとしてポイントサービスが選択されたとして説明する。
図1に示したサービス提供装置40の設定サイト提供部41が生成、送信し、キャンペーン企業端末20-1にて受信、表示されるサービス群選択画面としては、図21に示すように、図7に示したものに対して、種類数選択領域87を設けたものも考えられる。種類数選択領域87は、サービス群選択領域85にて選択された複数のサービスであるサービス群の中からユーザが選択できる(つまり、ユーザに提供する)サービスの数である種類数を選択または入力させるためのものである。
このようなサービス群選択画面を設定サイト提供部41が生成し、キャンペーン企業端末20-1~20-nに提供することにより、サービス群選択領域85において、図5に示したジャンル選択領域82にて選択されたジャンルに含まれ、サービスデータベース61から抽出されたサービス群を選択することができるとともに、種類数選択領域87において、その後、ユーザ端末10-1~10-nにて、サービス群選択領域85にて選択されたサービス群に含まれるサービスの中から、ユーザが提供を受けたいサービスの数を選択することができる。
図22は、図1に示したサービス提供装置40の交換サイト提供部42が生成、送信し、ユーザ端末10-1にて受信、表示されるサービス選択画面の他の例を示す図である。
図21に示したサービス群選択画面が設定サイト提供部41からキャンペーン企業端末20-1~20-nに提供され、キャンペーン企業端末20-1~20-nにて、サービス群選択領域85においてサービス群が選択されるとともに、種類数選択領域87においてユーザが提供を受けたいサービスの数が選択または入力され、決定ボタン83が押された際に、設定サイト提供部41は、種類数選択領域87に入力された種類数も、その他に入力された情報とともに、実施するキャンペーンに対応させて、登録部44を経由してデータベース60のキャンペーン情報記憶部62に記憶する。その後、ユーザ端末10-1に表示されたコード入力画面にて、コード入力領域92にコードが入力され、次へボタン93が押下されると、サービス設定装置40の交換サイト提供部42は、図22に示すサービス選択画面を生成し、ユーザ端末10-1に送信する。図22に示すように、図14に説明したサービス選択画面とは、サービス選択領域94が異なる。図22に示すサービス選択画面のサービス選択領域94において、交換サイト提供部42は、交換部46を経由してデータベース60のキャンペーン情報記憶部62から入力されたコードのキャンペーンに対応するサービス群と種類数とを抽出し、抽出したサービス群を記載するとともに、抽出した種類数のサービスを選択する指示が記載される。また、交換サイト提供部42は、サービス選択画面のサービス選択領域94にて、ユーザ端末10-1から種類数と異なる数のサービスが選択され、次へボタン93が押下された場合、種類数のサービスを選択するように促すエラー画面をユーザ端末10-1に送信する。例えば、図21に示したキャンペーン群選択画面の種類数選択領域87にてサービスの種類数として“2”が選択されたとすると、サービス選択領域94においては、2つのポイントサービスがチェックボックスによって選択可能となる。
これにより、サービスの提供を受けるユーザは、1つのコードで複数のサービスの提供を受けることができる。
また、図1に示したサービス設定システムにおいて、提供するサービスがポイントサービス等の数量(数値的価値)を決められるサービスや比較的低価格な金額の個数(数値的価値)の物品、細かく提供時間(数値的価値)を決められるサービス等である場合に1つのコードの価値を上限値と設定しておき、ユーザがその上限値以下であれば複数のサービスを上限値の価値分だけ選択可能な構成とすることもできる。
図23は、図1に示したサービス提供装置40の設定サイト提供部41が送信し、キャンペーン企業端末20-1にて受信、表示されるサービス群選択画面の他の例を示す図である。
図1に示したサービス提供装置40の設定サイト提供部41が生成、送信し、キャンペーン企業端末20-1にて受信、表示されるサービス群選択画面としては、図23に示すように、図9に示したコードを発行する際のコード発行画面にコード価値入力領域を設けるのではなく、図7に示したサービス群選択画面に、図9に示したコード発行画面のコード価値入力領域に相当する上限値選択領域88を設けたものも考えられる。なお、図23では、ジャンルとしてポイントが選択されたものとして説明する。
このようなサービス群選択画面を設定サイト提供部41からキャンペーン企業端末20-1~20-nに提供することにより、サービス群選択領域85において、図5に示したジャンル選択領域82にて選択されたジャンルに含まれ、サービス情報記憶部61から抽出されたサービス群を選択することができるとともに、上限値選択領域88において、その後、ユーザ端末10-1~10-nにて、サービス群選択領域85にて選択されたサービス群に含まれるサービスの中から、コードの価値を上限値として、複数のサービスの数値的価値の合計がその上限値を超えない範囲でユーザが選択することができる。
図23に示したサービス群選択画面において、1つのコードの価値である上限値が選択された場合、設定サイト提供部41は、登録部44経由で、キャンペーンに対応付けて、サービス群選択領域85にて選択されたサービス群と、上限値選択領域88にて選択されたコードの価値とを、キャンペーン情報記憶部62に登録することになる。ここで、キャンペーン全体で1つのコードの価値を設定するため、コードのロット毎にコードの価値を設定、記憶する必要はない。サービスを上限値の価値分だけ選択可能な構成にする場合、上限値は1つのコードの価値と同じ値であるので、図23に示したサービス群選択画面のように上限値選択領域88を設けなくても、図9に示したコード発行画面にて説明したコードの価値を上限値として実現することも可能である。
図24及び図25は、図1~図3に示したサービス設定システムにて提供を受けるサービスが上限値を超えない範囲で選択可能と設定された場合にユーザがコードを入力してサービスの提供を申し込む際の処理を説明するためのフローチャートである。図12で示したフローチャートの説明の際に既に説明済みの箇所や画面等については、省略して簡単に説明する。
図1~図3に示したサービス設定システムにて提供を受けるサービスが上限値を超えない範囲で選択可能と設定された場合において、例えばユーザ端末10-1を介してサービスの提供を申し込む場合、まず、ユーザ端末10-1が、サービス提供装置40の交換サイト提供部42にて提供されるWEBサイトのうち、所望のキャンペーンのコード交換サイトにインターネット70を介してアクセスすると(ステップ111)、サービス提供装置40の交換サイト提供部42が、コード交換サイトのコード入力画面をユーザ端末10-1に送信する(ステップ112)。
サービス提供装置40の交換サイト提供部42から送信されたコード入力画面はインターネット70を介してユーザ端末10-1にて受信され、ユーザ端末10-1は、受信したコード入力画面を表示する(ステップ113)。
ユーザ端末10-1に表示されたコード入力画面にコードが入力されると(ステップ114)、サービス提供装置40の交換部46が、まず、コード入力画面に入力されたコードがキャンペーン情報記憶部62に登録されている情報を用いてコードを認証する。そして、入力されたコードが認証OKの場合は、交換サイト提供部42は、交換部46経由で、データベース60のキャンペーン情報記憶部62からそのコードに対応するキャンペーンに対応づけて登録されているサービス群を抽出する(ステップ115,116)。
サービス提供装置40の交換サイト提供部42は、交換部46にて抽出されたサービス群が表示されたサービス選択画面を生成し、ユーザ端末10-1に送信する(ステップ117)。
サービス提供装置40の交換サイト提供部42から送信されたサービス選択画面はインターネット70を介してユーザ端末10-1にて受信され、ユーザ端末10-1は、受信したサービス選択画面を表示する(ステップ118)。
図26は、図1に示したサービス提供装置40が送信し、されてユーザ端末10-1にて受信、表示されるサービス選択画面の他の例を示す図である。ここでは、ジャンルとしてポイントが選択された例を示す。
図9に示したコード発行画面または図23に示したサービス群選択画面にてポイントの価値が上限値として設定された場合に、ユーザ端末10-1にて受信、表示されたサービス選択画面は、図26に示すように、図14に示したものに対して、サービス選択領域94が異なる。図26に示したサービス選択領域94においては、交換サイト提供部42により、コードの価値である上限値の値を含めて、各サービスの数量の合計がその上限値以下になるようにサービスを選択し、数量を指定する旨が表示され、複数のサービスをチェックボックスによって選択可能となっているとともに、選択するサービスの数量を指定するための数量指定領域95が設けられて生成される。ここで、ジャンルに物品やサービスも選択された場合、交換サイト提供部42は、それぞれの数量である個数や時間をポイントに換算して表示する。例えば、サービス選択領域94にサービスとして「チョコレートG(1個10ポイント)」、「リフレクソロジー(10分10ポイント)」等とそれらの数量指定領域95とが表示される。数量指定領域95では、「チョコレートG(1個10ポイント)」を選択する場合は、個数を10ポイント単位で指定することになり、「リフレクソロジー(10分10ポイント)」を選択した場合は、時間を10ポイント単位で指定することになる。
ユーザ端末10-1に表示されたサービス選択画面において、サービス選択領域94にてコードに対応して提供されるサービスが選択されるとともに、数量指定領域95にて、選択されたサービスの数量が指定され、次へボタン93が押下されると(ステップ119)、選択されたサービス名とその数量をサービス設定装置40に送信する(ステップ120)。サービス提供装置40は、交換部46を用いて、まず、各選択されたサービスの数量の合計を算出する(ステップ121)。交換部46は、キャンペーン情報記憶部62を参照し(ステップ122)、算出した数量の合計と、記憶されたコードの価値である上限値とを比較し(ステップ123)、数量の合計が上限値以下であるかどうかを判断する(ステップ124)。
サービス提供装置40は、図9に示したコード価値入力領域または図23に示した上限値選択領域88にて入力されたコードの価値である上限値が、上述したように、コードに対応したキャンペーンに対応づけてキャンペーン情報記憶部62に登録されているため、ステップ119にて指定された数量の合計が、ステップ114にて入力されたコードに対応づけてキャンペーン情報記憶部62に登録されたコードの価値である上限値以下であるかを判断することができる。
交換部46において、数量指定領域95にて指定された各サービスの数量の合計が、コード価値入力領域または上限値選択領域88にて選択された上限値以下である場合は(ステップ124がYES)、交換サイト提供部42は、サービス選択領域94にて選択されたサービスに対応する提供先情報入力画面をユーザ端末10-1に送信し(ステップ125)、ユーザ端末10-1に提供先情報入力画面が表示される(ステップ126)。
その後、ユーザ端末10-1により、ID入力領域にIDが入力され(ステップ127)、そのIDをサービス設定装置40が受信した場合、照会部47が、サービス提供企業装置30-1~30-nからサービス選択領域94にて選択されたポイントサービスに対応するサービス提供企業装置30-1のアクセス先を特定し、特定したサービス提供企業装置30-1のアクセス先に対して、ID入力領域に入力されたIDの存在有無を照会する(ステップ128)。ここで、サービス選択領域94にて選択されたサービスが複数の場合、選択されたサービス分の提供先情報(IDの存在有無)の照会を行う。そのため、全ての選択されたサービスの提供先情報の照会が完了したか判断し(ステップ129)、まだ照会が済んでいないサービスがある場合は、そのサービスに対応する提供先情報入力画面をユーザ端末10-1に送信し、提供先情報の照会までの処理を選択されたサービスの分だけ複数実行する。全てのサービスで提供先情報の照会が完了した後、サービス設定装置40は、サービスを選択したユーザ端末10-1のユーザのIDが存在することが確認されると、交換部46は、サービス選択画面のサービス選択領域94にて選択されたポイントサービスが特定できるサービス情報(サービス名の他にポイントサービスの様に数量があれば付与されるポイント数も含めて)とそのサービスIDとを、コード入力画面のコード入力領域92に入力されたコードに対応づけて、キャンペーン情報記憶部62に登録する。また、交換部46は、キャンペーン情報記憶部62に記憶されているそのコードのステータスを「配布」から第1のフラグとなる「受付」に変更して登録する(ステップ130)。
データベース60のキャンペーン情報記憶部62は、交換部46からの指示により、当該コードに対応させて、選択されたサービス情報(ポイントサービスの様に数量があれば付与されるポイント数を含めて)とそのサービスのIDを記憶し、当該コードのステータスを「受付」にする(ステップ131)。なお、データベース60のキャンペーン情報記憶部62に登録する処理は、全ての提供先情報の照会が完了した後でなく、提供先情報の照会1件毎に登録してもよい。
一方、交換部46は、数量指定領域95にて指定された数量の合計が、コードの価値である上限値を超えている場合は(ステップ124がNO)、その旨の数量のエラー画面をサービス提供装置40の交換サイト提供部42にて提供されるコード交換サイトに掲載することで(ステップ132)、数量のエラー画面がユーザ端末10-1に表示される(ステップ133)。そのエラー画面表示後、サービス設定装置40の交換サイト提供部42は、再度ステップ117の処理に戻り、ユーザ端末10-1にサービス選択画面を送信し、ユーザ端末10-1にサービス選択画面が表示される(ステップ118)。
なお、上記では、ステップ120の後に、先に上限値の確認処理を実行し、次にIDの照会処理を実行するように説明したが、先にIDの照会処理を実行してから、次に上限値の確認処理を実行してもよい。例えば、ステップ120の後に、選択されたサービス名とその数量が、サービス設定装置40にて受信された際に、先にステップ125の提供先情報入力画面の送信する処理を実行し、提供先情報の照会にてIDの存在が全て確認されてから、次にステップ121の数量の合計を算出し、コードの価値を確認する処理を実行し、ステップ123とステップ124の数量の合計が上限値を超えていないことの確認処理を実行する。こうすることで、ユーザの入力処理が少なくなることがある。
このように、キャンペーンに応じて提供されるサービスにおける数量(ポイントサービスの場合はポイント数)の合計の上限値としてコードの価値を設定しておき、その上限値以下のサービスを提供可能な構成とすることで、サービスの提供を受けるユーザは、上限値以下の数量であれば、キャンペーンを実施する企業が選択したサービス群の中で、好みのサービスを1つまたは複数選択することができる。
なお、上述した2つの他の実施の形態において、ユーザがサービス選択画面にて選択するサービスの数を複数に設定する場合、ユーザが選択する複数のサービスのうち1つのサービスを必ず選択しなければならないサービスとして設定しておくことも考えられる。その場合、サービス設定装置40の設定サイト提供部41は、サービス群選択画面において、サービス群を選択し、選択したサービス群に含まれるサービスのうち、ユーザが選択しなければならない必須サービスを選択させ、データベース60のキャンペーン情報記憶部62に、キャンペーン対応させてサービス群を登録する際に、必須サービスがたのサービス群のサービスとは区別されて登録(例えば、優先度に「S」を記録)しておくことにより、サービス選択画面において、サービス群選択画面にて選択された必須サービスであり、データベース60のキャンペーン情報記憶部62に実施するキャンペーンに対応付けられているサービス群の中で優先度が「S」に対応付けられて登録されているサービスは必ず提供されるものとして表示し、サービス群の中のその必須サービス以外のサービスを選択可能に表示し、制御することになる。なお、サービス選択画面にて、各サービスの数量が入力可能の場合、必須サービスの数量は、固定値にしても、既定の数量以上なら入力可能としてもよい。それにより、コードに応じて提供されるサービスをユーザが選択することができながらも、キャンペーンを実施する企業がキャンペーンに応じて必ず提供したいと考えるサービスを提供することができる。
また、本発明のサービス提供装置40にて行われる方法は、コンピュータに実行させるためのプログラムに適用してもよい。また、そのプログラムを記憶媒体に格納することも可能であり、ネットワークを介して外部に提供することも可能である。