JP7016804B2 - 無針注射器 - Google Patents

無針注射器 Download PDF

Info

Publication number
JP7016804B2
JP7016804B2 JP2018535707A JP2018535707A JP7016804B2 JP 7016804 B2 JP7016804 B2 JP 7016804B2 JP 2018535707 A JP2018535707 A JP 2018535707A JP 2018535707 A JP2018535707 A JP 2018535707A JP 7016804 B2 JP7016804 B2 JP 7016804B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection
pressing member
piston portion
syringe
ignition device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018535707A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018038116A1 (ja
Inventor
裕三 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Corp filed Critical Daicel Corp
Publication of JPWO2018038116A1 publication Critical patent/JPWO2018038116A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7016804B2 publication Critical patent/JP7016804B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/30Syringes for injection by jet action, without needle, e.g. for use with replaceable ampoules or carpules
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/20Automatic syringes, e.g. with automatically actuated piston rod, with automatic needle injection, filling automatically
    • A61M5/2033Spring-loaded one-shot injectors with or without automatic needle insertion
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/20Automatic syringes, e.g. with automatically actuated piston rod, with automatic needle injection, filling automatically
    • A61M5/2046Media being expelled from injector by gas generation, e.g. explosive charge
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/02General characteristics of the apparatus characterised by a particular materials
    • A61M2205/0216Materials providing elastic properties, e.g. for facilitating deformation and avoid breaking

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、注射目的物質を対象物の注射対象領域に注射する無針注射器に関する。
注射針の有無にかかわらず、注射器では、注射液に対して加圧を行うことで、注射液の射出が実現されるが、例えば、注射針を介することなく注射を行う無針注射器では、その加圧源として火薬が使用される場合がある(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に示される無針注射器では、雷管と火工装薬が備えられ、撃鉄が雷管を刺し、雷管が発火することで、その熱エネルギーが火工装薬に伝えられる。そして、そこで火工装薬が燃焼し注射液への加圧が行われることになる。このような火工装薬としては、ニトロセルロースをベースにした単一の火薬が使用される。
また、注射針を有していない無針注射器においては、加圧された注射液そのものが対象の皮膚を貫通することで、対象内に注射液が送り届けられることになる。ここで、例えば特許文献2には、無針注射器において皮膚を貫通するための貫通力を調整する技術が開示されている。当該技術では、注射液を加圧するピストン構成が、ラムとスリーブを有しており、且つ両者がばねによって連結されている。注射前には、ラムとスリーブとの間に所定の離間距離D2が設定されており、注射時にこの離間距離D2分ばねが圧縮されるため、注射時に注射液に掛かる圧力、すなわち皮膚貫通力が調整されることになる。したがって、離間距離D2を調整することで、皮膚貫通力を調整することが可能となる。
特表2004-532049号公報 米国特許第5722953号明細書
従来技術のように、無針注射器において注射液を加圧することで、注射対象である皮膚を貫通させるためには、当然にその加圧に要するエネルギーを射出される注射液に十分に伝える必要がある。上記従来技術では、ピストン構成にバネを利用することで、皮膚貫通のための力が調整される。この場合、注射前の状態で、ラムとスリーブとの間に所定の離間距離D2が必要とされる。その結果、離間距離D2の分だけ、無針注射器としては全長が長くなり、ユーザの利便性が必ずしも好適な状態になっているとは言えない。
そこで、本発明は、上記した問題に鑑み、注射目的物質を射出する無針注射器において、注射器を可及的にコンパクトとしながら、注射目的物質を注射対象領域に送り届けるために効率的な注射目的物質の射出をなし得る技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、点火装置での火薬の燃焼により供給される射出エネルギーを、押圧部材を介してピストン部に伝達させる無針注射器の構成において、ピストン部に射出エネルギーの一部を弾性エネルギーの形で蓄積させるとともに、その蓄積されたエネルギーの少なくとも一部を、ピストン部が摺動している過程において解放する構成を採用した。この弾性エネルギーの放出においてピストン部は押圧部材に押圧された状態であるため、解放された弾性エネルギーをピストン部の前方に位置するプランジャを介して注射目的物質に好適に伝えることが可能となる。
具体的には、本発明は、注射針を介さずに注射目的物質を注射対象領域に注射する無針注射器であって、軸方向に形成された貫通孔を有する注射器本体と、前記貫通孔内を摺動可能に配置されたピストン部と、前記注射器本体の先端側に配置されるシリンジ部であって、前記注射目的物質を収容可能な収容室と、前記ピストン部の摺動に伴い該収容室内の該注射液目的物質を加圧するプランジャと、該プランジャにより加圧された該収容室内の該注射目的物質が流れる流路を含み、該流路の先端に形成された射出口から該注射目的物質を射出するノズル部と、を有するシリンジ部と、前記注射器本体の基端側に配置され、火薬を燃焼させる点火装置であって、該点火装置での火薬燃焼により射出エネルギーを供給する点火装置と、前記ピストン部と前記点火装置との間に配置された押圧部材であって、該押圧部材の一部が該点火装置からの前記射出エネルギーを受けて該点火装置側に戻らない状態で該ピストン部側に変位するように形成され、且つ該変位に伴って該ピストン部を前記プランジャに向かって押圧する押圧部材と、を備える。そして、前記ピストン部は、前記押圧部材により押圧力を受けた際に該ピストン部の摺動方向に弾性変形する弾性変形部と、前記プランジャと接触し、且つ前記弾性変形部に接続された出力部と、を有し、前記ピストン部の摺動過程において、該ピストン部は前記押圧部材に押圧されながら、前記弾性変形部が該押圧部材からの押圧力により最大限圧縮された状態から、前記出力部を前記プランジャ方向に押し出すように該弾性変形部の弾性変形が一部又は全部回復する。
本発明に係る無針注射器では、点火装置での火薬燃焼で生じた射出エネルギーにより、押圧部材の一部がピストン部側に変位し、その変位に伴ってピストン部をプランジャ側に押圧することで、該ピストン部が貫通孔内を摺動することになる。そして、ピストン部の摺動によりシリンジ部の収容室に収容されている注射目的物質に対してプランジャを介して圧力が加えられることで、該注射目的物質が射出口より注射器外部へ射出される。なお、上記押圧部材の一部の変位が火薬の燃焼に起因するものであれば、射出エネルギーを押圧部材を介してピストン部に直接的に作用させる構成や、射出エネルギーを一旦別の気体、液体、固体等に伝播させてから、最終的に該押圧部材を介してピストン部に間接的に作用させる構成等、適宜採用できる。
また、注射目的物質は、注射対象領域の内部で効能が期待される成分を含むものであり、射出エネルギーによる射出が可能であれば、注射目的物質の注射器内の収容状態や、液体やゲル状等の流体、粉体、粒状の固体等の注射目的物質の具体的な物理的形態は問われない。そして、注射目的物質には、対象物である生体の注射対象領域に送り込むべき成分が含まれ、該成分は注射目的物質の内部に溶解した状態で存在してもよく、又は該成分が溶解せずに単に混合された状態であってもよい。一例を挙げれば、送りこむべき成分として、抗体増強のためのワクチン、美容のためのタンパク質、毛髪再生用の培養細胞等があり、これらが射出可能となるように、液体、ゲル状等の流体に含まれることで注射目的物質が形成される。
ここで、本発明に係る無針注射器において、火薬を燃焼させる点火装置とは、点火装置に収容される火薬が点火装置の実行によって着火され、該火薬の燃焼生成物が生成されるものであってもよいし、該火薬の着火により公知のガス発生剤(例えば、シングルベース無煙火薬)が更に燃焼し、該火薬及び該ガス発生剤の燃焼生成物が生成されるものであってもよく、本発明の無針注射器では、その具体的な点火装置の構成を限定するものではない。このような点火装置において火薬が燃焼すると、その燃焼生成物が注射器本体内の空間に拡散し、一般には圧力や熱等を介してピストン部に射出エネルギーを伝えることになり、当該エネルギーが上記の通り注射目的物質の射出のための動力源となる。
ここで、押圧部材は、点火装置からの射出エネルギーを受けてその一部が、点火装置側に戻らない状態でピストン部側に変位する構成であれば、様々な態様を採用できる。例えば、該押圧部材は、前記点火装置からの前記射出エネルギーを受けて前記ピストン部側に塑性変形することで、該押圧部材の一部が該ピストン部側に変位し該ピストン部を押圧するように形成されてもよい。このように塑性変形を利用することで、ピストン部を効率的に押圧することができるとともに、プランジャを介して注射目的物質を加圧することになるピストン部が、該プランジャから受ける反力によって点火装置側へ戻されることを抑止することができる。また、この態様に代えて、押圧部材は、ラチェットのように一方向への変位のみが許容されている構造物であって、その変位を利用してピストン部を押圧するように構成してもよい。この場合も、注射目的物質の加圧時にピストン部が点火装置側へ戻されることが抑止される。このように押圧部材の変位がピストン部に向けた一方向への変位であるため、押圧部材によりピストン部を効率的に押圧することが可能となる。
そして、この押圧部材から押圧力を受けるピストン部は、弾性変形部と出力部を有している。弾性変形部は、受けた押圧力により弾性変形することで、射出エネルギーの一部を弾性エネルギーとして蓄積することが可能である。そして出力部は、プランジャに接触することから、ピストン部が受けた押圧力を直接プランジャへと伝達するとともに、弾性変形部が蓄積する弾性エネルギーをプランジャへ伝達することも可能である。
ここで、押圧部材による押圧でピストン部が貫通孔を摺動する過程において、受けた押圧力により弾性変形部は弾性変形し、射出エネルギーの一部が弾性エネルギーとして蓄積される。一方で、残りの射出エネルギーは、原則としてはプランジャ側へと伝えられる。そして、ピストン部の摺動過程においては、ピストン部は押圧部材に押圧されており、また、押圧部材は、上記の通り点火装置側に戻らない状態でピストン側へ変位することから、最大限圧縮された弾性変形部は、その弾性変形が一部又は全部回復することで、出力部がプランジャ側へ押し出されるようにして弾性エネルギーがプランジャ側へと解放される。この結果、プランジャに対しては、直接伝えられた上記残りの射出エネルギーに重なる形で、弾性エネルギーが伝えられることになる。また、弾性エネルギーの解放は、射出エネルギーの直接の伝達よりも遅れるため、ピストン部の摺動過程の後期において注射目的物質を加圧することになる。この結果、点火装置での火薬燃焼によって、ピストン部がプランジャを介して注射目的物質を比較的長期間にわたって加圧することができる。このことは、効率的な注射目的物質の射出に繋がり、以て、点火装置の小型化を含め無針注射器のコンパクト化を実現できる。
また、上記の無針注射器において、前記押圧部材は、前記注射器本体内の空間を、前記点火装置が配置される第1空間と、前記ピストン部が配置される第2空間とに区分し、該点火装置により生成される燃焼生成物を該第1空間内に封止するように形成されてもよい。このような構成により、上記燃焼生成物は第1空間内に封止され、第2空間には入り込まない。そのため、燃焼生成物による注射目的物質への好ましくない作用を抑制することができる。
また、上述までの無針注射器において、前記押圧部材は、金属製の板部材又は金属製の膜部材で形成されてもよい。このように押圧部材が金属製であることで、点火装置での火薬の燃焼に対するある程度の耐性を有するとともに、板部材又は膜部材であることから、射出エネルギーを受けた際のピストン部側への変位も比較的容易に行い得、以て効率的な注射目的物質の射出が実現される。
ここで、上述までの無針注射器において、前記押圧部材のうち前記ピストン部に接触する所定部位に、該押圧部材の厚さを補強する補強部材が配置されてもよい。該所定部位は、押圧部材のうちピストン部に接触する部位であるため、射出エネルギーを受けて変位する際に比較的大きな応力が掛かると考えられる。そこで、ピストン部の確かな押圧を行うために、また、押圧部材により火薬の燃焼生成物を第1空間に封止する場合にはその封止力を維持するために、ピストン部の押圧時に押圧部材が破損するのは好ましくない。そこで、上記のように補強部材が所定部位に配置されることで、押圧部材の破損を回避することができる。
本発明によれば、注射目的物質を射出する無針注射器において、注射器を可及的にコンパクトとしながら、注射目的物質を注射対象領域に送り届けるために効率的な注射目的物質の射出をなし得る。
本発明の第1実施形態に係る注射器の概略構成を示す図である。 図1に示す注射器のピストンの詳細を示す図である。 図1に示す注射器に装着されるイニシエータ(点火装置)の概略構成を示す図である。 図1に示す注射器において、イニシエータでの火薬燃焼前の状態、注射液の射出途中状態、注射液の射出完了状態を比較して示す図である。 本発明の第2実施形態に係る注射器の概略構成を示す図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態に係る注射器として、注射針のない無針注射器1(以下、単に「注射器1」という)を例に挙げて説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこれらの実施の形態の構成に限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1(a)は注射器1の断面図であり、図1(b)は注射器1を、注射液を射出するノズル部9側から見た図である。なお、本願の以降の記載においては、注射器1によって対象物の注射対象領域に注射される注射目的物質を「注射液」と総称する。しかし、これには注射される物質の内容や形態を限定する意図は無い。注射目的物質では、皮膚構造体に届けるべき成分が溶解していても溶解していなくてもよく、また注射目的物質も、加圧することでノズル部9から皮膚構造体に対して射出され得るものであれば、その具体的な形態は不問であり、液体、ゲル状、粉末状等様々な形態が採用できる。
ここで、注射器1は、第1ハウジング3と第2ハウジング4とで構成される注射器本体2を有しており、注射器本体2の先端側(第2ハウジング4の、第1ハウジング3と接続している端部とは反対側の端部側)に、シリンジ部5が配置されている。第1ハウジング3と第2ハウジング4はネジで固定されて一体となる。ここで、第1ハウジング3の内部には、その軸方向に延在する内部空間である燃焼室31が形成されており、また、第2ハウジング4の内部には、同じようにその軸方向に延在する内部空間である貫通孔34が形成されている。燃焼室31と貫通孔34は、押圧部材8で区分されているものの、注射器本体2の内部において連続して配置される内部空間である。この押圧部材8は、金属製の板状又は膜状の部材で形成されている。
また、注射器本体2の先端側に設けられたシリンジ部5は、注射液MLを収容する収容室35を内部に有するシリンジ部本体11と、注射液が流れる流路が形成されたノズル部9と、ノズル部9が設けられたノズル本体部10を有している。ノズル本体部10は、ガスケット13を挟んでノズルホルダー12によってシリンジ部本体11に取り付けられている。また、シリンジ部本体11は、注射器本体2の第2ハウジング4の端部に対して螺合されて取り付けられており、その取付状態において第2ハウジング4内の貫通孔34と、シリンジ部本体11内の収容室35とは連続した空間となる。なお、その取付状態では、注射液MLは、プランジャ7によって収容室35内に液密に収容されており、このプランジャ7が貫通孔34側に露出した状態となっている。ここで、プランジャ7は、収容室35内を摺動可能に配置され、さらに、摺動することにより注射液MLを加圧し、ノズル部9からの注射液の射出が行われることになる。また、プランジャ7は、円滑に収容室35内を摺動できるように、表面にシリコンオイルを薄く塗布したゴム部材により形成される。
次に、注射器本体2の第2ハウジング4内の貫通孔34には、金属製のピストン部6が配置され、該ピストン部6は、貫通孔34内を摺動可能に保持されている。ここで、ピストン部6と第2ハウジング4との位置関係が把握できるように図2に示す。ピストン部6は、貫通孔34の軸方向に沿って延在する概ね軸状に形成され、燃焼室31側の端部(以下、「第1端部」という)6aと、シリンジ部5側の端部、すなわちシリンジ部5に配置されるプランジャ7に接触する端部(以下、「第2端部」という)6bとを有し、更に、第1端部6aと第2端部6bとを接続するバネ部6cを有する。バネ部6cは貫通孔34の軸方向に沿って弾性変形可能となるように配置される。なお、図1に示す状態、すなわち後述の点火装置であるイニシエータ20で火薬燃焼が行われる前の状態(以下、「点火前状態」という)では、バネ部6cは自然長となっておりバネ部6cから第1端部6a、第2端部6bには何らの弾性力は作用していない。
ここで、第1ハウジング3(図2中では、点線で表示)と第2ハウジング4とが取り付けられて注射器本体2を形成し、後述の点火装置であるイニシエータ20で火薬燃焼が行われる前の点火前状態において、第1端部6aは、第1ハウジング3の燃焼室31内に嵌まり込んでいる第2ハウジング4の嵌入部4aに設けられた貫通孔33を通り、且つ第1端部6aの端面6a1が嵌入部4aに設けられ、貫通孔33と繋がる凹部32の底面から、燃焼室31側に実質的に飛び出した状態となるように配置されている。この貫通孔33は、貫通孔34と凹部32とを繋いでいる。なお、第1端部6aの端面6a1は、嵌入部4aの端面4a1と概ね面一となるまで凹部32の底面から突出している。
そして、嵌入部4aの端面4a1において、押圧部材8の周縁部8aが固定されており、このとき押圧部材8の中央部8bは、凹部32内でその底面から突出している第1端部6aに対して接触、又は近接した状態で対向している。なお、嵌入部4aに対する周縁部8aの固定については、イニシエータ20で生じた火薬の燃焼生成物が燃焼室31側に封止されるように、すなわち燃焼生成物の燃焼室31から注射器本体2側への移動が阻止されるように当該周縁部8aが嵌入部4aに固定されている。このような構成により、イニシエータ20から供給される射出エネルギーは、押圧部材8を介してピストン部6へと伝達されることになる。その伝達の詳細については、後述する。
ここで、イニシエータ20の例について図3に基づいて説明する。イニシエータ20は電気式の点火装置であり、表面が絶縁カバーで覆われたカップ21によって、火薬22を配置するための空間が該カップ21内に画定される。そして、その空間に金属ヘッダ24が配置され、その上面に筒状のチャージホルダ23が設けられている。該チャージホルダ23によって火薬22が保持される。この火薬22の底部には、片方の導電ピン28と金属ヘッダ24を電気的に接続したブリッジワイヤ26が配線されている。なお、二本の導電ピン28は非電圧印加時には互いが絶縁状態となるように、絶縁体25を介して金属ヘッダ24に固定される。さらに、絶縁体25で支持された二本の導電ピン28が延出するカップ21の開放口は、樹脂カラー27によって導電ピン28間の絶縁性を良好に維持した状態で保護されている。
このように構成されるイニシエータ20においては、外部電源によって二本の導電ピン28間に電圧印加されるとブリッジワイヤ26に電流が流れ、それにより火薬22が燃焼する。このとき、火薬22の燃焼による燃焼生成物はチャージホルダ23の開口部から噴出されることになる。また、イニシエータ用キャップ14は、イニシエータ20の外表面に引っ掛かるように断面が鍔状に形成され、且つ第1ハウジング3に対してネジ固定される。これにより、イニシエータ20は、イニシエータ用キャップ14によって第1ハウジング3に対して固定され、以てイニシエータ20での点火時に生じる圧力で、イニシエータ20自体が注射器本体2から脱落することを防止できる。
ここで、注射器1において用いられる火薬22として、好ましくは、ジルコニウムと過塩素酸カリウムを含む火薬(ZPP)、水素化チタンと過塩素酸カリウムを含む火薬(THPP)、チタンと過塩素酸カリウムを含む火薬(TiPP)、アルミニウムと過塩素酸カリウムを含む火薬(APP)、アルミニウムと酸化ビスマスを含む火薬(ABO)、アルミニウムと酸化モリブデンを含む火薬(AMO)、アルミニウムと酸化銅を含む火薬(ACO)、アルミニウムと酸化鉄を含む火薬(AFO)、もしくはこれらの火薬のうちの複数の組合せからなる火薬が挙げられる。これらの火薬は、点火直後の燃焼時には高温高圧のプラズマを発生させるが、常温となり燃焼性生物が凝縮すると気体成分を含まないために発生圧力が急激に低下する特性を示す。なお、これら以外の火薬を火薬として用いても構わない。
また、図1に示す燃焼室31内には何も配置されていないが、火薬22の燃焼によって生じる燃焼生成物によって燃焼しガスを発生させるガス発生剤を、燃焼室31内に配置するようにしてもよい。仮に燃焼室31内にガス発生剤を配置させる場合、その一例としては、ニトロセルロース98質量%、ジフェニルアミン0.8質量%、硫酸カリウム1.2質量%からなるシングルベース無煙火薬が挙げられる。また、エアバッグ用ガス発生器やシートベルトプリテンショナ用ガス発生器に使用されている各種ガス発生剤を用いることも可能である。このようなガス発生剤の併用は、上記火薬22のみの場合と異なり、燃焼時に発生した所定のガスは常温においても気体成分を含むため、発生圧力の低下率は小さい。さらに、当該ガス発生剤の燃焼時の燃焼完了時間は、上記火薬22と比べて極めて長いが、燃焼室31内に配置されるときの該ガス発生剤の寸法や大きさ、形状、特に表面形状を調整することで、該ガス発生剤の燃焼完了時間を変化させることが可能である。このようにガス発生剤の量や形状、配置を調整することで、燃焼室31内での発生圧力を適宜調整できる。
なお、ノズル部9は、ノズル本体部10に複数形成されてもよく、または、一つ形成されてもよい。複数のノズル部が形成される場合には、各ノズルに対して解放された注射液MLが可及的に均等に送り込まれるように、各ノズル部に対応する流路が形成される。さらに、複数のノズル部9が形成される場合には、図1(c)に示すように、注射器1の中心軸の周囲に等間隔で各ノズル部が露出されるように配置されノズルホルダー12で固定されるのが好ましい。また、ノズル部9の流路径は、貫通孔34の内径よりも細くなるように構成されている。これにより、射出時の注射液の射出圧力を好適に上昇させることができる。
ここで、イニシエータ20の火薬22が燃焼したときの押圧部材8及びピストン部6の動きとともに、注射器1における注射液の射出状態について図4に基づいて説明する。図4は、上段に点火前状態の注射器1の構成を示し、中段にイニシエータ20での火薬の燃焼により注射液の射出を行っている途中の状態(以下、「射出途中状態」という)の注射器1の構成を示し、下段には注射液の射出が完了した状態(以下、「射出完了状態」という)の注射器1の構成を示している。
燃焼前状態においては、図2に示すように、押圧部材8は周縁部8aが嵌入部4aに固定された状態であり、押圧部材8は概ね平面の板状となっている。ここで、イニシエータ20において火薬22が燃焼すると、燃焼室31内に燃焼生成物が拡散し、燃焼室31内の圧力が上昇する。これにより、押圧部材8にもその圧力が掛かることになる。その結果、射出途中状態に示すように、押圧部材8は凹部32側に窪むように塑性変形される。このとき、押圧部材8はその周縁部8aが固定されているため、その中央部8bがピストン部6の第1端部6a側に変位するように塑性変形することになる。そのため、この塑性変形に伴って、中央部8bが第1端部6aを押圧し、その結果、ピストン部6が貫通孔34内を摺動していくことになる。
ここで、押圧部材8の中央部8bによるピストン部6の押圧に際して、火薬22の燃焼に伴う燃焼室31内の圧力上昇は急激に生じるため、中央部8bがピストン部6の第1端部6aを急激に押圧するとピストン部6全体を摺動させるとともに、ピストン部6を構成するバネ部6cを弾性変形、すなわち圧縮変形させることになる。このことは、火薬22の燃焼によって生じた射出エネルギーの一部が、バネ部6cにおいて弾性エネルギーとして蓄積されることを意味する。この結果、注射液の射出の略前半の過程(図4に示す燃焼前状態から射出途中状態に至るまでの過程)では、ピストン部6全体の移動(貫通孔34内の摺動)により注射液MLはノズル部9より射出されることになる。なお、このとき、押圧部材8は、中央部8bを介してピストン部6を押圧した状態となっている。
その後の注射液の射出の略後半の過程(図4に示す射出途中状態から射出完了状態に至るまでの過程)では、略前半の過程でバネ部6cに蓄えられた弾性エネルギーが解放され、プランジャ7に接触しているピストン部6の第2端部6bが、プランジャ7側に押し出される。なお、このとき、ピストン部6全体は貫通孔34内を摺動していてもよく、又は、貫通孔34内での摺動が停止していてもよい。すなわち、略後半の過程では、少なくとも、第2端部6bがプランジャ7側に押し出されることにより注射液MLの射出が行われることになる。そのため、本発明に係る注射器1では、火薬22の燃焼により圧縮されたバネ部6cによる弾性エネルギーが解放されて注射液MLが射出されるように、貫通孔34の長さが設計されている。言い換えると、火薬22の燃焼により圧縮されたバネ部6cがその最大限圧縮された状態のまま、ピストン部6がプランジャ7を押圧し注射液MLの射出を完了させてしまわないように貫通孔34の長さが決定され、これにより、バネ部6cの弾性変形の一部又は全部が回復し第2端部6bがプランジャ7側に押し出される空間が確保される。
また、上記の通り、押圧部材8は火薬22の燃焼により生じた加圧で塑性変形するため、このようなバネ部6cの弾性変形の回復が行われる略後半の過程においては、ピストン部6の第1端部6aを、押圧部材8の中央部8bが支持した状態となっている。そのため、第1端部6aがイニシエータ20側に押し戻されることは阻害されることになり、バネ部6cから解放された弾性エネルギーが、第2端部6bのプランジャ7側への押し出しに効率的に利用されることになる。この結果、注射液MLの射出が円滑に実現される。
このような注射液MLの射出が可能となるように構成された注射器1においては、押圧部材8により押圧されピストン部6全体が摺動することでプランジャ7に射出エネルギーが直接伝えられるとともに、特に、射出の略後半の過程において、バネ部6cに蓄積された弾性エネルギーがプランジャ7に伝えられることになる。この結果、イニシエータ20での火薬燃焼によって、ピストン部6がプランジャ7を介して注射液MLを比較的長期間にわたって加圧することができる。このことは、効率的な注射目的物質の射出に繋がり、以て、イニシエータ20の小型化を含め注射器1のコンパクト化を実現できる。また、注射器1においては、押圧部材8が、注射器本体2の内部空間である燃焼室31と貫通孔34とを区分するように、且つ、イニシエータ20により生成される燃焼生成物を燃焼室31内に封止するように配置されている。このような構成により、燃焼生成物は貫通孔34には入り込まず、以て燃焼生成物による注射液MLへの好ましくない作用を抑制することができる。
<変形例>
上記実施例では、押圧部材8として、火薬22の燃焼で生じる圧力により塑性変形する、板状の金属製部材を採用したが、その態様に代えて、当該圧力により、イニシエータ20側には戻らないようにピストン部6側に変位する構成を採用してもよい。例えば、ラチェットのように一方向のみの変位が許容されるように押圧部材8を構成してもよい。この場合、火薬22の燃焼により圧力を受けることで、注射器本体2に固定された押圧部材8の一部が第1端部6aを押圧するように、ピストン部6側に変位する。
<第2実施形態>
図5は本発明の第2実施形態を示す。図5の上段には、図1と同じように、本実施形態に係る注射器1の概略構成が示され、図5の下段には、図2と同じようにピストン部6と第2ハウジング4との位置関係が示されている。なお、本実施形態では、上記第1実施形態と実質的に同一の構成については、同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態では、図5に示す燃焼前状態において、押圧部材8の中央部8bのイニシエータ側の表面、すなわち、ピストン部6の第1端部6aと対向する表面とは反対側の表面の上に、補強部材80が配置されている。押圧部材8の中央部8bは、上述したようにイニシエータ20で火薬22が燃焼すると第1端部6aを押圧するため、注射液MLの射出に当たっては比較的大きな応力が掛かる部位である。そこで、中央部8bのイニシエータ20側の表面に補強部材80を設けることで、射出時に係る応力に対して十分な強度を押圧部材8の厚さ方向に付与することが可能となり、円滑な注射液MLの射出や、燃焼生成物の燃焼室31内への確実な封止を実現可能とする。
なお、上記の通り押圧部材8は火薬22の燃焼により圧力が掛かることで塑性変形するため、その塑性変形を阻害しない中央部8bの所定部位に補強部材80を配置するのが好ましい。特に、中央部8bを挟んで第1端部6aの端面の反対側に、補強部材80を配置するのが好ましい。
<その他の実施例>
本発明に係る注射器1によれば、上述した注射液を皮膚構造体に注射する場合以外にも、例えば、ヒトに対する再生医療の分野において、注射対象となる細胞や足場組織・スキャフォールドに培養細胞、幹細胞等を播種することが可能となる。例えば、特開2008-206477号公報に示すように、移植される部位及び再細胞化の目的に応じて当業者が適宜決定し得る細胞、例えば、内皮細胞、内皮前駆細胞、骨髄細胞、前骨芽細胞、軟骨細胞、繊維芽細胞、皮膚細胞、筋肉細胞、肝臓細胞、腎臓細胞、腸管細胞、幹細胞、その他再生医療の分野で考慮されるあらゆる細胞を、注射器1により注射することが可能である。より具体的には、上記播種すべき細胞を含む液(細胞懸濁液)を、収容室35に収容し、それに対して加圧することで、移植される部位に所定の細胞を注射、移植する。
さらには、特表2007-525192号公報に記載されているような、細胞や足場組織・スキャフォールド等へのDNA等の送達にも、本発明に係る注射器1を使用することができる。この場合、針を用いて送達する場合と比較して、本発明に係る注射器1を使用した方が、細胞や足場組織・スキャフォールド等自体への影響を抑制できるためより好ましいと言える。
さらには、各種遺伝子、癌抑制細胞、脂質エンベロープ等を直接目的とする組織に送達させたり、病原体に対する免疫を高めるために抗原遺伝子を投与したりする場合にも、本発明に係る注射器1は好適に使用される。その他、各種疾病治療の分野(特表2008-508881号公報、特表2010-503616号公報等に記載の分野)、免疫医療分野(特表2005-523679号公報等に記載の分野)等にも、当該注射器1は使用することができ、その使用可能な分野は意図的には限定されない。
1・・・・注射器
2・・・・注射器本体
5・・・・シリンジ部
6・・・・ピストン
7・・・・プランジャ
8・・・・押圧部材
9・・・・ノズル部
10・・・・ノズルホルダー
11・・・・シリンジ部本体
20・・・・イニシエータ
22・・・・火薬
31・・・・燃焼室
32・・・・凹部
33・・・・貫通孔
34・・・・貫通孔
35・・・・収容室

Claims (4)

  1. 注射針を介さずに注射目的物質を注射対象領域に注射する無針注射器であって、
    軸方向に形成された貫通孔を有する注射器本体と、
    前記貫通孔内を摺動可能に配置されたピストン部と、
    前記注射器本体の先端側に配置されるシリンジ部であって、前記注射目的物質を収容可能な収容室と、前記ピストン部の摺動に伴い該収容室内の該注射液目的物質を加圧するプランジャと、該プランジャにより加圧された該収容室内の該注射目的物質が流れる流路を含み、該流路の先端に形成された射出口から該注射目的物質を射出するノズル部と、を有するシリンジ部と、
    前記注射器本体の基端側に配置され、火薬を燃焼させる点火装置であって、該点火装置での火薬燃焼により射出エネルギーを供給する点火装置と、
    前記ピストン部と前記点火装置との間に配置された押圧部材であって、該押圧部材の一部が該点火装置からの前記射出エネルギーを受けて該点火装置側に戻らない状態で該ピストン部側に変位するように形成され、且つ該変位に伴って該ピストン部を前記プランジャに向かって押圧する押圧部材と、
    を備え、
    前記ピストン部は、
    前記押圧部材により押圧力を受けた際に該ピストン部の摺動方向に弾性変形する弾性変形部と、
    前記プランジャと接触し、且つ前記弾性変形部に接続された出力部と、
    を有し、
    前記ピストン部の摺動過程において、該ピストン部は前記押圧部材に押圧されながら、前記弾性変形部が該押圧部材からの押圧力により最大限圧縮された状態から、前記出力部を前記プランジャ方向に押し出すように該弾性変形部の弾性変形が一部又は全部回復
    前記押圧部材は、前記点火装置からの前記射出エネルギーを受けて前記ピストン部側に塑性変形することで、該押圧部材の一部が該ピストン部側に変位し該ピストン部を押圧するように形成される、
    無針注射器。
  2. 前記押圧部材は、前記注射器本体内の空間を、前記点火装置が配置される第1空間と、前記ピストン部が配置される第2空間とに区分し、該点火装置により生成される燃焼生成
    物を該第1空間内に封止する、
    請求項1に記載の無針注射器。
  3. 前記押圧部材は、金属製の板部材又は金属製の膜部材で形成される、
    請求項1又は請求項2に記載の無針注射器。
  4. 前記押圧部材のうち前記ピストン部に接触する所定部位とは反対側の表面に、該押圧部材の厚さを補強する補強部材が配置される、
    請求項に記載の無針注射器。
JP2018535707A 2016-08-23 2017-08-22 無針注射器 Active JP7016804B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016162870 2016-08-23
JP2016162870 2016-08-23
PCT/JP2017/029981 WO2018038116A1 (ja) 2016-08-23 2017-08-22 無針注射器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018038116A1 JPWO2018038116A1 (ja) 2019-06-24
JP7016804B2 true JP7016804B2 (ja) 2022-02-07

Family

ID=61246173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018535707A Active JP7016804B2 (ja) 2016-08-23 2017-08-22 無針注射器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20190184105A1 (ja)
EP (1) EP3505204A1 (ja)
JP (1) JP7016804B2 (ja)
CN (1) CN109641105A (ja)
WO (1) WO2018038116A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10549038B2 (en) * 2017-06-29 2020-02-04 Daicel Corporation Syringe
DE102018107100A1 (de) * 2018-03-26 2019-09-26 Henke-Sass, Wolf Gmbh Vorrichtung zum Applizieren eines Fluids
DE102018107103A1 (de) * 2018-03-26 2019-09-26 Henke-Sass, Wolf Gmbh Vorrichtung zum Applizieren eines Fluids
KR102427261B1 (ko) * 2020-06-15 2022-08-02 유수옥 주사기

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003518415A (ja) 1999-12-23 2003-06-10 アーノルト ネラーヒャー 注射装置およびその推進システム
JP2004500933A (ja) 2000-06-20 2004-01-15 ロッシュ ディアグノスティクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 爆発式駆動装置を備えた無針式注射装置
JP2009520570A (ja) 2005-12-20 2009-05-28 アンタレス・ファーマ・インコーポレーテッド 無針注入デバイス
JP2016151318A (ja) 2015-02-17 2016-08-22 株式会社ダイセル パイロ式アクチュエータ機構、注射器、及び点火器組立体

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5722953A (en) 1996-02-29 1998-03-03 Medi-Ject Corporation Nozzle assembly for injection device
DE19701494A1 (de) * 1997-01-17 1998-07-23 Boehringer Mannheim Gmbh Transdermales Injektionssystem
FR2815544B1 (fr) 2000-10-23 2003-02-14 Poudres & Explosifs Ste Nale Seringue sans aiguille securisee a architecture compacte
US7211659B2 (en) 2001-07-05 2007-05-01 Chiron Corporation Polynucleotides encoding antigenic HIV type C polypeptides, polypeptides and uses thereof
ATE439438T1 (de) 2003-05-23 2009-08-15 Sirna Therapeutics Inc Durch rna-interferenz vermittelte hemmung der genexpression unter verwendung von chemisch modifizierter sina (short interfering nucleic acid)
CA2574881C (en) 2004-08-04 2013-01-08 Amgen Inc. Antibodies to dkk-1
CN101511872A (zh) 2006-08-29 2009-08-19 为人技术株式会社 用于抑制凋亡的药物组合物及其递送方法
JP2008206477A (ja) 2007-02-27 2008-09-11 National Cardiovascular Center 無針注射器を用いた細胞播種法
EP2959931A1 (de) * 2014-06-24 2015-12-30 LTS LOHMANN Therapie-Systeme AG Nadellose Injektionsvorrichtung

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003518415A (ja) 1999-12-23 2003-06-10 アーノルト ネラーヒャー 注射装置およびその推進システム
JP2004500933A (ja) 2000-06-20 2004-01-15 ロッシュ ディアグノスティクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 爆発式駆動装置を備えた無針式注射装置
JP2009520570A (ja) 2005-12-20 2009-05-28 アンタレス・ファーマ・インコーポレーテッド 無針注入デバイス
JP2016151318A (ja) 2015-02-17 2016-08-22 株式会社ダイセル パイロ式アクチュエータ機構、注射器、及び点火器組立体

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018038116A1 (ja) 2018-03-01
US20190184105A1 (en) 2019-06-20
JPWO2018038116A1 (ja) 2019-06-24
EP3505204A1 (en) 2019-07-03
CN109641105A (zh) 2019-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7016804B2 (ja) 無針注射器
WO2022004334A1 (ja) 無針注射器
JP6116874B2 (ja) 注射器
JPWO2020138475A1 (ja) 無針注射器
JP6678130B2 (ja) 注射器
JP6926079B2 (ja) 注射器
JP7034076B2 (ja) 投与装置
EP3645082B1 (en) Syringe
JPWO2020149152A1 (ja) 無針注射器
JP6612155B2 (ja) 注射器
JP6193558B2 (ja) 注射器
JP7429650B2 (ja) 無針注射器
JP6336649B2 (ja) 注射器
JP7012728B2 (ja) 注入器
CN110785197B (zh) 注入器
US20230218828A1 (en) Needleless injector
JP7168489B2 (ja) 投与装置、及び投与装置の製造方法
JP2013180121A (ja) 無針注射器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210601

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220126