JP7016385B2 - 持ち運び携帯用コンパクト傘 - Google Patents

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Description

本発明は、持ち運び携帯用コンパクト傘に係り、さらに詳しくは、収納体積を減らすことのできる持ち運び携帯用コンパクト傘に関する。
一般に、傘は、棒状の中棒(シャフト)と、中棒を中心として放射状に展開可能な傘骨、及び傘骨の間に雪や雨が降り込まれることを防ぐように傘骨に覆い被せられる傘地(生地)を備える。
出かけもしくは野外活動が予定されている使用者は、天気情報を確認し、雨天が予想されれば、傘を持ち運ぶ。このとき、傘の収納体積が小さければ小さいほど、使用者が傘を持ち運びやすく、使用者の活動性がよくなる。
従来の傘は、収納体積を減らすために、傘骨を折り上げる回数を増やし、傘地を最大限に小さな大きさに多数回にわたって重ねることを余儀なくされる。しかしながら、傘骨を折り上げる回数を増やせば増やすほど、傘骨の構造が複雑になるため、片手に握れるほどに傘の収納体積を減らすことは非常に困難である。
本発明の背景となる技術は、下記の特許文献に掲載されている。
大韓民国登録特許第10-1866699号公報 大韓民国登録特許第10-1790469号公報
本発明は、収納体積を減らすことのできる持ち運び携帯用コンパクト傘を提供する。
本発明は、収納及び展開が手軽に行える持ち運び携帯用コンパクト傘を提供する。
本発明の実施形態に係る持ち運び携帯用コンパクト傘は、内部に収納空間が形成され、一方の側が開口されたケースと、前記ケースの内部に回転自在に配設されるローラと、長さが可変となるように形成され、前記ケースを支持可能な支持棒と、前記ケースの一方の側の開口を通過して前記ローラの回転により前記収納空間に収納可能な傘部と、を備える。
前記ケースは、上部又は下部が開かれ、側面に前記開口が形成される筒体と、前記筒体の上部又は下部に装着可能な蓋体と、を備えていてもよい。
前記筒体は、側面にスリットが形成され、前記スリットは、前記筒体の側面を貫通するように形成され、前記開口と連通され、前記開口から上方もしくは下方に延びてもよい。
前記ローラは、下部が開かれ、前記筒体の下面又は上面の中心部を貫通するように配設され、前記支持棒と互いに位置合わせされてもよい。
前記支持棒は、前記ローラと連動して回転可能であり、少なくとも上端が前記ローラの内部に収納され、下端が下方に突出可能であってもよい。
前記傘部は、使用者の身体をカバー可能な大きさに形成される傘地と、前記支持棒と分離され、前記傘地の周りに配設される傘リングと、前記ローラの回転と前記傘リングの移動とを連動可能なように前記ローラと前記傘リング及び傘地の少なくとも一つをつなぐ繋ぎ紐と、を備えていてもよい。
前記傘地は、半径方向に展開可能であり、中心部が前記ケースの上面に着脱可能であり、半径方向に周りの一方の側が切り開かれて切り開かれた部分の両側が重畳可能であってもよい。
前記傘地は、前記傘地の中心部と前記切り開かれた部分とを通る領域線を中心としてその上面の両側が積み重ねられ、前記傘リングの移動に連動して前記ケースの一方の側の開口を通過し、前記ローラに巻き付けられて前記収納空間に収納可能であってもよい。
前記傘地の下面に前記傘リングが配置され、前記傘リングを覆うように前記傘地の下面の周りには蓋布が配備され、前記傘地の切り開かれた部分の反対側には複数の溝が刻設され、前記傘リングの一方の端と他方の端との間の中心部は、前記溝を通過して前記傘地の上面に露出されてもよい。
前記傘リングは、一方の側が切断されて向かい合う両端部を有していてもよい。
前記傘リングは、弧(arc)状の構造に形成されてもよい。
前記傘リングは、一方の端が前記傘地の切り開かれた部分の一方の側に配置され、他方の端が前記傘地の切り開かれた部分の他方の側に配置され、前記切り開かれた部分の両側の重畳により重畳可能であってもよい。
前記傘リングは、歪み及び復元可能な材質から形成され、復元力を用いて、前記傘地を半径方向に展開させてもよい。
前記繋ぎ紐は、一方の側が前記傘リングの一方の端及び前記傘地の切り開かれた部分の一方の側の少なくともどちらか一方につながり、他方の側が前記ローラにつながって巻き取られたり繰り出されたりでき、前記傘リング及び前記傘地を前記ケースの内部に引っ張ることが可能であってもよい。
前記傘部は、前記傘地の中心部に配備され、前記ケースと着脱可能な結合部材と、前記傘地の周りの切り開かれた部分の両側にそれぞれ配備され、互いに接触し、着脱可能な複数の固定部材と、を備えていてもよい。
前記複数の固定部材は、前記切り開かれた部分の両側に互いに離間し、前記切り開かれた部分の一方の側における前記傘地の上面に配置され、前記切り開かれた部分の他方の側における前記傘地の上面及び下面にそれぞれ配置されてもよい。
前記切り開かれた部分の他方の側における前記傘地の上面及び下面にそれぞれ配置された固定部材は、前記傘地の周りに沿って離間してもよい。
前記傘地の展開に際して、前記切り開かれた部分の一方の側における前記傘地の上面に配置された固定部材と、前記切り開かれた部分の他方の側における前記傘地の下面に配置された固定部材とが互いにくっついてもよく、前記傘地の収納に際して、前記切り開かれた部分の一方の側における前記傘地の上面に配置された固定部材と、前記切り開かれた部分の他方の側における前記傘地の上面に配置された固定部材とが互いにくっついてもよい。
前記持ち運び携帯用コンパクト傘は、前記開口を開閉可能なように前記ケースに取り付けられる扉を備えていてもよい。
前記持ち運び携帯用コンパクト傘は、前記ローラの逆転を防げるように前記ローラと前記ケースとの間に配設される逆転止め部をさらに備えていてもよい。
本発明の実施形態によれば、傘を保管するとき、ケースの内部に配設されたローラを回転させてケースの内部に傘部を手軽に収納することができ、傘部の収納体積を減らすことができる。また、傘を使用するとき、ケースの外部に傘部を取り出して手軽に展開させることができる。したがって、使用者が傘を手軽に持ち運び及び使用することができ、使用者の活動性がよくなる。
本発明の実施形態に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の概略図である。 本発明の実施形態に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の保管状態を示す状態図である。 本発明の実施形態に係るケース及びローラの斜視図である。 本発明の実施形態に係る傘リング及び傘地の平面図である。 本発明の実施形態に係る傘リング及び傘地の底面図である。 本発明の実施形態に係る傘リング及び傘地の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る傘リング及び傘地の模式図である。 本発明の実施形態に係るケースから傘地を切り離した様子を示す状態図である。 本発明の実施形態に係るケースの内部に傘地及び傘リングを収納する様子を示す状態図である。 本発明の他の実施形態に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の概略図である。 本発明の他の実施形態に係るケース及びローラの斜視図である。 本発明の第1の変形例に係るケース及び扉の概略図である。 本発明の第2の変形例に係る傘地の平面図である。 本発明の第2の変形例に係る傘地の平面図である。 本発明の第3の変形例に係る傘リング及び傘地の分解図である。 本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の模式図である。 本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の模式図である。 本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の模式図である。 本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の模式図である。 本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の模式図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施形態をより詳しく説明する。しかしながら、本発明は以下に開示される実施形態に何ら限定されるものではなく、異なる様々な形態に具体化され、単にこれらの実施形態は本発明の開示を完全たるものにし、通常の知識を有する者に発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものである。本発明を説明するに当たって、同じ構成要素に対しては同じ参照符号を付し、図面は、本発明の実施形態を正確に説明するために大きさが部分的に誇張されてもよく、図中、同じ符号は、同じ構成要素を指し示す。
図1は、本発明の実施形態に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の概略図であり、図2の(a)、(b)及び(c)は、本発明の実施形態に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の保管状態を示す状態図であり、図3は、本発明の実施形態に係るケース及びローラの斜視図である。
本発明の実施形態に係る持ち運び携帯用コンパクト傘は、内部に収納空間が形成され、一方の側が開口されたケース100と、ケース100の内部に回転自在に配設されるローラ200と、長さが可変となるように形成され、ケース100を支持可能な支持棒300と、ケース100の一方の側の開口Hを通過してローラ200の回転により収納空間に収納可能な傘部400、500、600と、を備える。
図1及び図2を参照すると、ケース100は、持ち運び携帯用コンパクト傘の本体の役割を果たす。ケース100は、その内部にローラ200が配設されていてもよい。ケース100の内部面とローラ200の外周面との間に収納空間が形成されてもよい。
ケース100は、円筒状であってもよい。いうまでもなく、ケース100は、種々さまざまな形状を呈してもよい。ケース100は、上下方向hに所定の高さだけ延びてもよく、半径方向rに所定の幅だけ延びてもよい。ケース100は、上下方向hの高さが半径方向rの幅よりも小さくてもよい。すなわち、ケース100は、幅が高さよりも大きくてもよい。このため、傘地400及び傘リング500を引っ張りながら収納空間に渦巻き状に巻き込むとき、傘地400及び傘リング500が円滑に引っ張られる。
これは、例えば、同一の収納体積では、ケース100は、幅が高さよりも大きければ大きいほど、ローラ200の外周面とケース100の内側面との間の離間距離を増やすことができ、ローラ200の外周面とケース100の内側面との間に傘地400及び傘リング500が円滑に移動できるためである。
また、ケース100は、円筒状であるため、幅が高さよりも大きければ大きいほど、使用者の上衣もしくは下衣のポケットにケース100を入れやすく、使用者がケース100を手に握り易い。いうまでもなく、ケース100は、幅が高さよりも小さくてもよい。
ケース100の高さは、数cmであってもよい。例えば、ケース100は、子供、青少年及び成人などの様々な年齢帯の使用者がケース100を片手で把持(grip)しやすいように、かつ、収納空間に傘地400を収納しやすいように、数cmの高さを有していてもよい。
ケース100の幅は、数cmであってもよい。すなわち、ケース100は、使用者がケース100を片手で把持(grip)しやすいように、かつ、収納空間に傘地400を収納しやすいように、数cmの幅を有していてもよい。このとき、ケース100は、幅が高さよりも大きくてもよい。すなわち、ケース100は、平たい円筒状であってもよい。
ケース100の高さ及び幅が上述したように形成されることにより、使用者がケース100を片手で手軽に把持することができ、また、ケース100を上衣もしくは下衣のポケットに入れたままで気楽に活動することができる。いうまでもなく、ケース100は、種々さまざまな高さ及び幅を有していてもよい。
図1及び図3を参照すると、ケース100は、筒体110及び蓋体120を備えていてもよい。筒体110は、上部又は下部が開かれてもよい。例えば、筒体110は、上部が開かれてもよい。筒体110は、底面及び側面を備えていてもよい。筒体110の側面に開口Hが形成されてもよい。
開口Hは、筒体110の側面を半径方向rに貫通して形成されてもよい。開口Hは、楕円状であってもよい。いうまでもなく、開口Hは、楕円に加えて、種々さまざまな形状を呈してもよい。開口Hを介して収納空間と筒体110の外部とが連通されてもよい。開口Hに繋ぎ紐600が配置されてもよい。繋ぎ紐600を引っ張って傘地400及び傘リング500を開口Hに通させてもよい。
蓋体120は、筒体110の上部又は下部に取り付けられてもよい。筒体110の上部が開かれれば、蓋体120は、筒体110の上部に取り付けられてもよい。このとき、蓋体120は、筒体110の上部に螺合されてもよい。このため、蓋体120の筒体110への着脱が手軽に且つ簡単に行える。一方、蓋体120を筒体110から取り外す場合、収納空間に渦巻き状に収納された傘地400及び傘リング500を筒体110の外部に取り出して速やかに展開させてもよい。ここで、展開とは、傘地400を、例えば、円板もしくは半球などの形状に広くピンと張らせることを意味する。
蓋体120は、上部面及び側面を備えていてもよい。蓋体120の側面は、開口Hとの構造的な干渉を避けるために一部が切り欠かれてもよい。
蓋体120は、少なくとも上部面の中心部が磁性体材質から形成されてもよい。ここで、磁性体材質としては、例えば、磁石にくっつく金属材質が挙げられる。このため、傘地400の中心部に設けられた後述する結合部材420が、磁力f1を用いて蓋体120にワンタッチで着脱可能になる。
筒体110は、側面に繋ぎ紐600が通されるスリットSが形成されてもよい。スリットSは、開口Hの周りに形成されてもよく、開口Hから上方もしくは下方に延びてもよい。スリットSは、開口Hと蓋体120との間において、筒体110の側面を半径方向rに貫通するように形成されてもよく、上下方向hに延びてもよい。スリットSは、下端が開口Hと連通されてもよく、上端が上方に開かれてもよい。繋ぎ紐600は、スリットSを介して開口Hの内部と外部とを自由に行き来することができる。
図2及び図3を参照すると、ローラ200は、円筒状であってもよい。ローラ200は、上下方向hに延びてもよい。ローラ200は、筒体110を上下方向hに貫通するように配設されてもよい。ローラ200は、筒体110の下面又は上面の中心部を貫通するように配設されてもよい。例えば、筒体110が上面が開かれる構造であれば、ローラ200は、筒体110の下面の中心部を貫通するように配設されてもよい。ローラ200は、下部が開かれてもよく、その内部には、支持棒300が収納されてもよい。ローラ200は、支持棒300と上下方向hに互いに位置合わせされてもよい。ローラ200の外周面には、傘地400及び傘リング500が渦巻き状に巻き付けられて収納されてもよい。このとき、筒体110の底面が傘地400及び傘リング500を同一の高さで支持することができ、傘地400及び傘リング500がローラ200の外周面に複数重に重畳されながら巻き付けられることが可能になる。
図1及び図2を参照すると、支持棒300は、高さ方向hに伸縮可能な支持棒300であって、例えば、ロッドアンテナのような方式により長さが可変となる。ここで、ロッドアンテナのような方式とは、直径が異なる金属パイプを高さ方向に並べた後、重なり合うように順次に継ぎ合わせ、これらの重畳度を調節することにより、その長さを調節する方式を意味する。いうまでもなく、支持棒300の伸縮方式としては、種々さまざまな方式が採用可能である。
支持棒300は、多段に構成されて上下方向hに並べられ、互いに重畳される度合いを調節してその長さが可変となる伸縮部材310と、伸縮部材310の下部に取り付けられ、使用者の手に把持できる手元(ハンドル)部材320と、を備えていてもよい。伸縮部材310は、上下方向hに互いにつながった複数本の中空パイプを備えていてもよい。複数本の中空パイプは、それぞれの接触部位に凹溝(図示せず)及び突起(図示せず)が形成されてもよく、これらを用いて収縮及び伸展された状態でその長さを保つことができる。伸縮部材310は、下方に向かって進むにつれて直径が次第に小さくなってもよい。伸縮部材310は、少なくとも上端がローラ200の内部に収納されてもよく、下端が下方に突き出てもよい。伸縮部材310の下端に手元部材320が取り付けられてもよい。
上述したように、支持棒300は、ケース100を支持する役割を果たし、ローラ200を回転させる役割を果たす。このとき、支持棒300は、ローラ200と連動して回転してもよい。すなわち、支持棒300を回転させてローラ200を回転させてもよい。
図4は、本発明の実施形態に係る傘リング及び傘地の平面図であり、図5は、本発明の実施形態に係る傘リング及び傘地の底面図であり、図6は、本発明の実施形態に係る傘リング及び傘地の分解斜視図であり、図7の(a)、(b)及び(c)は、本発明の実施形態に係る傘リング及び傘地の模式図である。
傘部400、500、600は、使用者の身体をカバー可能な大きさに形成される傘地400と、支持棒300と互いに分離され、傘地400の周りに配設される傘リング500と、ローラ200の回転と傘リング500の移動とを連動させられるようにローラ200と傘リング500とを繋ぎ合わせる繋ぎ紐600と、を備えていてもよい。
傘リング500は、例えば、弧(arc)状構造に形成され、傘地400の周りに配設されてもよい。繋ぎ紐600は、傘リング500及び傘地400の少なくともどちらか一方につながり、ローラ200に巻き付けられ、傘リング500及び傘地400をケース100の内部に引っ張ることができる。
弧状構造は、例えば、一方の側が切断されて向かい合う両端部を有するリングのような構造であってもよい。リングとしては、円形状リング、四角形状リング及び三角形状リングなど種々さまざまな形状のリングが挙げられる。リングが円形状リングである場合、弧状構造は、円弧(circular arc)状構造とも呼ばれる。持ち運び携帯用コンパクト傘は、弧状構造に形成された一つの傘リング500が傘地400の周りを支持することができるので、傘地400の展開に必要な支持力を確保することができ、かつ、傘地400及び傘リング500をケース100の内部に手軽に巻き込むことができ、その収納体積を減らすことができる。
また、傘部は、傘地400の中心部に配備され、ケース100と着脱可能な結合部材420と、傘地400の周りの切り開かれた部分の両側Aにそれぞれ配備され、互いに接触し、着脱可能な複数の固定部材430a、430b、430cと、を備えていてもよい。
図4から図7を参照すると、傘地400は、ケース100の上面に支持可能であり、ケース100の内部に収納されてもよい。傘地400は、使用者の身体をカバー可能な大きさに形成され、その中心部がケース100の上面に着脱可能であり、半径方向rに周りの一方の側が切り開かれて切り開かれた部分の両側Aが互いに重畳可能な遮へい部材410、遮へい部材410の中心部に配備され、磁力を用いてケース100と着脱可能な結合部材420、遮へい部材410の周りの切り開かれた部分の両側Aに配備され、互いに接触して着脱可能な複数の固定部材430a、430b、430c、遮へい部材410の下面に配置され、傘リング500を覆うように周方向θに遮へい部材410の周りに沿って延びる蓋布440を備えていてもよい。
遮へい部材410は、雪、雨、光及び風などを遮へい可能なように、防水布及びビニールなどの材質から形成されてもよい。遮へい部材410は、ケース100の外部に配置されて半径方向rに展開されてもよく、傘リング500の移動と連動してケース100の一方の側の開口Hを通過し、ローラ200に巻き付けられてケース100の内部の収納空間に収納されてもよい。ここで、上述した移動とは、上下方向hに交差する方向への移動を意味する。上下方向hに交差する方向は、半径方向rを含んでいてもよい。遮へい部材410は、半径方向rに展開された状態でその形状が円形状、楕円状、多角形状など種々さまざまな形状であってもよい。
遮へい部材410は、収納が円滑に行われるように遮へい部材410の中心部と切り開かれた部分C1とを通る領域線Lを中心として上面の両側が重なり合ってもよい。傘リング500は、遮へい部材410の下面に配置されてもよい。遮へい部材410の切り開かれた部分C1の反対側には複数の溝C2が刻設されてもよく、傘リング500の一方の端と他方の端との間の中心部は、溝C2を通過して遮へい部材410の上面に露出されてもよい。
半径方向rに、遮へい部材410の幅は、ケース100に収納しやすく、かつ、使用者の身体をカバー可能な所定の幅であってもよい。例えば、遮へい部材410の幅は、数十cmであってもよい。いうまでもなく、遮へい部材410は、種々さまざまな幅を有していてもよい。
結合部材420は、遮へい部材410の中心部に設けられてもよく、例えば、磁石を備えていてもよい。このとき、磁石は、フレキシブルな材質から形成されてもよい。例えば、磁石は、円板状のゴム磁石であってもよい。いうまでもなく、磁石の種類は、多岐にわたってもよい。磁石は、円形状のネオジム磁石であってもよい。結合部材420は、ケース100に遮へい部材410を着脱してもよい。
一方、結合部材420がケース100に遮へい部材410を着脱する方式及び構造は、様々であってもよい。例えば、ボタン又は面ファスナなどの方式が適用可能である。
複数の固定部材は、切り開かれた部分の両側Aに互いに離間し、切り開かれた部分の一方の側A1における遮へい部材410の上面に配置され、切り開かれた部分の他方の側A2における遮へい部材410の上面及び下面にそれぞれ配置されてもよい。このとき、複数の固定部材は、切り開かれた部分の他方の側A2における遮へい部材410の下面に複数配置され、遮へい部材410の周りに沿って離間してもよい(図6参照)。
遮へい部材410の展開に際して、切り開かれた部分の一方の側A1における遮へい部材410の上面に配置された固定部材430aと、切り開かれた部分の他方の側A2における遮へい部材410の下面に配置された固定部材430cとが互いにくっつくことができ、このとき、くっつく位置を調整することにより、遮へい部材410の重畳長さdを調節(図7の(a)~(c)参照)することができ、傘リング500の支持力f2を調節することができる(図1参照)。
遮へい部材410の収納に際して、切り開かれた部分の一方の側A1における遮へい部材410の上面に配置された固定部材430aと、切り開かれた部分の他方の側A2における遮へい部材410の上面に配置された固定部材430bとが互いにくっつくことができる。このため、遮へい部材410がローラ200の外周面に円滑に巻き付けられる。
一方、切り開かれた部分の一方の側A1における遮へい部材410の上面に配置された固定部材430aは、嵌合溝を有するメスボタンであってもよい。これに対応して、切り開かれた部分の他方の側A2における遮へい部材410の上面と下面とに配置された固定部材430b、430cは、嵌合溝に嵌まり込む嵌合突起を有するオスボタンであってもよい。いうまでもなく、複数の固定部材が互いに結合されるための構造及び方式は、種々であってもよい。
傘リング500は、一方の側が切断されて向かい合う両端部を有していてもよい。傘リング500としては、一方の側が切断された円形状リングが挙げられる。いうまでもなく、これを特に限定されない。すなわち、傘リング500としては、一方の側が切断された四角形状リング又は三角形状リングが挙げられる。傘リング500の構造は、傘地400の形状にマッチング可能である。すなわち、傘地400の形状が円形状であれば、傘リング500は、円形状リング構造であってもよく、傘地400の形状が四角形状であれば、傘リング500は、四角形状リング構造であってもよい。
傘リング500は、傘地400の下面に配置され、傘地400の下面の周りに沿って延び、蓋布440により保護可能である。傘リング500は、歪み及び復元可能な材質から形成されてもよい。このため、傘リング500は、復元力を用いて傘地400を半径方向rに展開させることができ、次いで、ケース100に傘地400を収納するために領域線Lを中心として傘地400の両側を重ねるまで、傘地400の形状を保つことができる。
傘リング500は、金属及び合金材質から形成されてもよい。いうまでもなく、傘リング500は、歪み及び復元可能な材質であれば、その材質を特に限定しない。例えば、傘リング500は、曲げ伸ばし可能であり、弾性を有するゴム材質及び樹脂材質など種々さまざまな材質から形成されてもよい。
傘リング500の数は、単一であってもよい。傘リング500は、弧状構造に設けられてもよい。傘リング500は、一方の端が遮へい部材410の切り開かれた部分の一方の側A1に配置され、他方の端が遮へい部材410の切り開かれた部分の他方の側A2に配置され、切り開かれた部分の両側Aの重畳により互いにつながったり重畳されたりする。
傘リング500は、直径が数mm未満であってもよい。好ましくは、傘リング500は、直径が数百μm~数mmであってもよい。傘リング500の直径が数mm以上であれば、傘地400及び傘リング500の収納に際してその収納体積が大きくなる虞があり、傘地400及び傘リング500をローラ200の外周面に巻き回すとき、ローラ200の回転に多大な力がかかる虞がある。傘リング500の直径が数百μm~数mmであれば、傘地400及び傘リング500が収納空間にコンパクトに収納されることが可能になり、少ない力でローラ200を回転させてその外周面に傘地400及び傘リング500を手軽に巻き回すことができる。
繋ぎ紐600は、一方の側が傘リング500の一方の端及び傘地400の切り開かれた部分の一方の側A1の少なくともどちらか一方につながり、ケース100の一方の側の開口Hを通されて配置されてもよい。繋ぎ紐600は、他方の側がローラ200につながってもよい。具体的に、繋ぎ紐600は、他方の側がローラ200に付着されてもよい。いうまでもなく、繋ぎ紐600は、他方の側がローラ200につながる方式としては、種々様々な方式が採用可能である。また、繋ぎ紐600は、他方の側がローラ200の外周面に巻き付けられて支持されたり、ローラ200の外周面から繰り出されたりできる。繋ぎ紐600は、ローラ200に巻き付けられる度合いを調節して、傘地400及び傘リング500をケース100の内部に引っ張ったり、引っ張りを解除したりできる。繋ぎ紐600は、他方の側がローラ200の外周面に巻き付けられながら、一方の側が傘リング500及び傘地400をケース100の内部に引っ張ることができる。
図8は、本発明の実施形態に係るケースから傘地を切り離した様子を示す状態図である。図9は、本発明の実施形態に係るケースの内部に傘地及び傘リングを収納する様子を示す状態図である。
上述したところによれば、例えば、持ち運び携帯用コンパクト傘を使用しないときには、ケース100の内部に支持棒300、傘地400、傘リング500及び繋ぎ紐600を収納して収納体積を減らすことができる。このため、使用者が持ち運び携帯用コンパクト傘を手軽に保管及び持ち運ぶことができる(図2参照)。
さらに、持ち運び携帯用コンパクト傘を使用するときには、支持棒300、傘地400、傘リング500及び繋ぎ紐600をケース100から取り出した後、支持棒300をケース100の下方に展開させ、傘地400及び傘リング500をケース100の外部に取り出して半径方向rに展開させればよい。すなわち、速やかに且つ手軽に持ち運び携帯用コンパクト傘を開くことができる(図1参照)。
持ち運び携帯用コンパクト傘を再び保管するときには、傘地400及び傘リング500をケース100の上面から外し(図8参照)、傘地400の上面の周縁の両側が当接して重なり合うように傘地400及び傘リング500を半分の大きさに折り畳み、支持棒300を回転(θ1)させながら(図9参照)、傘リング500とつながっている繋ぎ紐600を引っ張って(f3)、傘地400及び傘リング500をケース100の内部に引っ張ればよい。このため、ケース100の収納空間に傘地400及び傘リング500が収納され、渦巻き状にローラ200の外周面に巻き付けられる。このとき、支持棒300を回転させないうちに、傘地400をケース100の向きに押し、傘リング500の中心部をケース100から遠ざかる向きである傘地400の後方に所定の長さだけ引っ張ることにより、傘リング500の折れ曲がった部分である傘リング500の中心部と傘地400とを離間させることができ、傘地400及び傘リング500をローラ200の外周面にさらに円滑に巻き付けることができる。次いで、支持棒300をローラ200の内部に収納することができる。
図10は、本発明の他の実施形態に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の概略図である。図11は、本発明の他の実施形態に係るケース及びローラの斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る持ち運び携帯用コンパクト傘は、ケース100の構造が異なるように形成されてもよい。
図10を参照すると、本発明の他の実施形態に係るケース100の筒体110は、下部が開かれてもよい。筒体110は、上部面及び側面を備えていてもよい。筒体110は、側面に開口H及びスリットSが形成されてもよい。蓋体120は、筒体110の下部に取り付けられてもよい。蓋体120は、下部面及び側面を備えていてもよい。蓋体120の側面は、開口Hとの構造的な干渉を避けるために一部が切り欠かれてもよい。
筒体110は、少なくとも上部面の中心部が磁性体材質から形成されてもよい。ここで、磁性体材質としては、例えば、磁石にくっつく金属材質が挙げられる。このため、傘地400の中心部に設けられた後述する結合部材420が磁力f1を用いて筒体110にワンタッチで着脱可能になる。
蓋体120の中心部は開口されてもよく、蓋体120の開口に支持棒300が配置されてもよい。
本発明の他の実施形態においては、傘地400及び傘リング500の収納に際して、使用者の左手で筒体110を握り、右手で支持棒300を回しやすい。ここで、収納とは、傘地400及び傘リング500をケース100の収納空間に巻き込むことを意味する。
本発明の実施形態によれば、一方の側が切断された傘リング500、例えば、弧(arc)状構造の傘リング500を傘地400の周りに配置することにより、持ち運び携帯用コンパクト傘を保管するとき、傘リング500及び傘地400を引っ張ってケース100の内部に渦巻き状に手軽に巻き込むことができ、傘リング500及び傘地400の収納体積を減らすことができる。このため、使用者が持ち運び携帯用コンパクト傘を手軽に持ち運ぶことができ、使用者の活動性がよくなる。
また、持ち運び携帯用コンパクト傘を使用するとき、ケース100の外部に傘リング500及び傘地400を押し出して手軽に展開させることができ、傘リング500の両端を当接させて支持力を高めてもよい。したがって、使用者が持ち運び携帯用コンパクト傘を迅速且つ安全に使用することができる。
図12の(a)及び(b)は、本発明の第1の変形例に係るケース及び扉の作動状態を示す概略図である。
本発明の第1の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘は、開口Hを開閉可能なように胴体110に取り付けられる扉700を備えていてもよい。図12を参照すると、扉700は、開口Hをカバー可能なように形成される扉胴体710及び扉胴体710を筒体110に連結するように取り付けられる回転部材720を備えていてもよい。
扉胴体710は、開口Hの形状に倣って形成されてもよい。扉胴体710は、円形のプレート状であってもよい。扉胴体710の面積は、開口Hの大きさよりも大きくてもよい。回転部材720は、例えば、ヒンジであってもよい。回転部材720は、開口Hの周りにおける胴体110に取り付けられてもよく、扉胴体710の一方の側が支持されてもよい。
回転部材720を中心として扉胴体710が回転して開口Hを開閉してもよい。このため、収納空間に傘地400及び傘リング500を巻き込んだ後、扉胴体710で開口Hを閉じることにより、傘地400に付いている水気がケース100の外部に流れ出ることを防ぐことができる。
扉胴体710の他方の側には、筒体110の開口の内壁に扉胴体710を嵌合可能なように係止金具(図示せず)が突設されてもよい。また、扉胴体710の他方の側及び筒体110の開口の内壁には磁力部材が設けられてもよく、磁力を用いて筒体110の開口の内壁に扉胴体710を固定してもよい。
図13及び図14は、本発明の第2の変形例に係る傘地の平面図である。
本発明の第2の変形例によれば、遮へい部材410の切り開かれた部分の他方の側には、2つの固定部材が配置されてもよい。このとき、固定部材は、遮へい部材410の上面及び下面にそれぞれ配置されてもよい。このとき、切り開かれた部分の他方の側における遮へい部材410の上面に配置される固定部材430b及び切り開かれた部分の他方の側における遮へい部材410の下面に配置される固定部材430cは、遮へい部材410の周りに沿って互いに離間してもよい。
遮へい部材410の展開に際して、図14に示すように、切り開かれた部分の一方の側が下方に折り畳まれながらそこに配置された固定部材430aと、切り開かれた部分の他方の側の上面に配置された固定部材430bとが互いにくっつくことができる。このため、遮へい部材410の重畳された部分が3重になって支持力を生成することができる。
図15は、本発明の第3の変形例に係る傘リング及び傘地の分解図である。
本発明の第3の変形例によれば、傘地400は、展開の際の平面の形状が三角形状であってもよく、これに対応するように、傘リング500もまた三角形状のリングであってもよい。
この場合、傘地400及び傘リング500を半分の大きさに折り畳んだ後、傘リング500の中心部を後方に引っ張ることなく、傘地400及び傘リング500を引っ張ってローラ200の外周面に円滑に巻き付けてもよい。すなわち、傘地400及び傘リング500の収納過程がなお一層単純化する。
図16から図20は、本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の模式図である。図16の(a)は、本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の斜視図であり、図16の(b)は、本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の部分断面図である。
図17は、本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の分解図であり、図18は、本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の蓋体の斜視図である。また、図19は、本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の部分拡大図であり、図20は、本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘の作動図である。
図16から図20を参照すると、本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘は、ローラ200の逆転を防ぐように、ローラ200とケース100との間に配設される逆転止め部800を備えていてもよい。
逆転止め部800は、ワンウェイクラッチ構造であってもよい。このとき、ワンウェイクラッチは、フリーホイーリングクラッチもしくはバックストップクラッチとも呼ばれる。逆転止め部800は、筒体110の内側の上部面に形成される逆転止めクラッチリング810と、ローラ200の上部面に取り付けられ、逆転止めクラッチリング810に嵌合する逆転止めクラッチバネ820と、を備えていてもよい。
逆転止めクラッチリング810は、筒体110の内側の上部面の中心部にリング状に形成され、その内部面に逆転止め歯車が形成されてもよい。逆転止めクラッチバネ820は、円板状のバネ本体821と、バネ本体821の周りから外側に延び、終端が逆転止め歯車に接触される環状の逆転止めカム822と、バネ本体821の下面に凹状に形成され、ローラ200の上部面に形成された十字状の突出部pが嵌合する嵌合溝部823と、を備えていてもよい。逆転止めカム822は、ローラ200の正回転(θ1)に際して、逆転止め歯車と接触し、逆転止め歯車を容易に乗り越えて自由回転することができる。これに対し、ローラ200の逆転(θ2)に際して、逆転止め歯車に逆転止めカム822の終端が嵌め込まれ、逆転止めが行われる(図20参照)。
したがって、傘地400及び傘リング500の収納のために、ローラ200を正回転させて傘地400及び傘リング500をローラ200の外周面に巻き付ける最中に、使用者がしばらくの間回転を止めたり手元から手を離したりしても、逆転止め部800がローラ200の逆転止めを行うことにより、傘リング500の弾性によりローラ200が逆転し、傘地400及び傘リング500がケース100の外部に抜け出ることを防ぐことができる。
一方、逆転止め部800の構成や方式としては、上述した構成や方式に加えて、種々さまざまな構成や方式が採用可能であり、逆転止め部800がケース100に配設される構造もまた種々であってもよい。
図16から図18を参照すると、本発明の第4の変形例に係る持ち運び携帯用コンパクト傘は、筒体110と蓋体120との間をシールする第1のシールリングR1及び蓋体120とローラ200との間をシールする第2のシールリングR2を備えていてもよい。例えば、蓋体120の周縁には第1のシール溝部g1が設けられ、第1のシールリングR1は第1のシール溝部g1に嵌め込まれ、筒体110の上端に接触されてもよい。蓋体120の中心部の周りには第2のシール溝部g2が設けられ、第2のシールリングR2は第2のシール溝部g2に嵌め込まれ、ローラ200の外周面に接触されてもよい。このため、ケース100の内外部に雨水などの各種の液体が漏れ出ることを防ぐことができる。
本発明の前記実施形態は、本発明の説明のためのものであり、本発明の制限のためのものではない。なお、本発明の技術分野における当業者であれば、本発明の技術思想の範囲内において種々の実施形態が実施可能であるということが理解できる筈である。本発明の前記実施形態と変形例に開示されている構成と方式は、互いに結合したり交差したりして種々の形態に組合されたり変形されたりする筈であり、これらによる変形例もまた、本発明の範囲に収まるものとみなせることに留意すべきである。すなわち、本発明は、請求範囲及びこれと均等な技術的思想の範囲内において互いに異なる種々の形態に具体化される筈であり、本発明が該当する技術分野における業者は、本発明の技術的思想の範囲内において種々の実施形態が可能であるということが理解できる筈である。
100:ケース
200:ローラ
300:支持棒
400:傘地
500:傘リング
600:繋ぎ紐

Claims (14)

  1. 内部に収納空間が形成され、一方の側が開口されたケースと、
    前記ケースの内部に回転自在に配設されるローラと、
    長さが可変となるように形成され、前記ケースを支持可能な支持棒と、
    前記ケースの一方の側の開口を通過して前記ローラの回転により前記収納空間に収納可能な傘部と、を備え
    前記傘部は、
    使用者の身体をカバー可能な大きさに形成される傘地と、
    前記支持棒と分離され、前記傘地の周りに配設される傘リングと、
    前記ローラの回転と前記傘リングの移動とを連動可能なように前記ローラと前記傘リング及び前記傘地の少なくとも一つをつなぐ繋ぎ紐と、
    を備える持ち運び携帯用コンパクト傘。
  2. 前記ケースは、
    上部又は下部が開かれ、側面に前記開口が形成される筒体と、
    前記筒体の上部又は下部に装着可能な蓋体と、
    を備える請求項1に記載の持ち運び携帯用コンパクト傘。
  3. 前記筒体は、側面にスリットが形成され、
    前記スリットは、前記筒体の側面を貫通するように形成され、前記開口と連通され、前記開口から上方もしくは下方に延び
    前記繋ぎ紐は、前記スリットを介して前記開口の内部と外部とを自由に行き来できる請求項2に記載の持ち運び携帯用コンパクト傘。
  4. 前記ローラは、下部が開かれ、前記筒体の下面又は上面の中心部を貫通するように配設され、前記支持棒と互いに位置合わせされる請求項2に記載の持ち運び携帯用コンパクト傘。
  5. 前記支持棒は、前記ローラと連動して回転可能であり、少なくとも上端が前記ローラの内部に収納され、下端が下方に突出可能である請求項1に記載の持ち運び携帯用コンパクト傘。
  6. 前記傘地は、半径方向に展開可能であり、中心部が前記ケースの上面に着脱可能であり、半径方向に周りの一方の側が切り開かれて切り開かれた部分の両側が重畳可能である請求項に記載の持ち運び携帯用コンパクト傘。
  7. 前記傘地は、前記傘地の中心部と前記切り開かれた部分とを通る領域線を中心としてその上面の両側が積み重ねられ、前記傘リングの移動に連動して前記ケースの一方の側の開口を通過し、前記ローラに巻き付けられて前記収納空間に収納可能である請求項に記載の持ち運び携帯用コンパクト傘。
  8. 前記傘地の下面に前記傘リングが配置され、
    前記傘リングを覆うように前記傘地の下面の周りには蓋布が配備され、
    前記傘地の切り開かれた部分の反対側には複数の溝が刻設され、
    前記傘リングの一方の端と他方の端との間の中心部は、前記溝を通過して前記傘地の上面に露出される請求項に記載の持ち運び携帯用コンパクト傘。
  9. 前記傘リングは、一方の側が切断されて向かい合う両端部を有する請求項に記載の持ち運び携帯用コンパクト傘。
  10. 前記傘リングは、一方の端が前記傘地の切り開かれた部分の一方の側に配置され、他方の端が前記傘地の切り開かれた部分の他方の側に配置され、前記切り開かれた部分の両側の重畳により重畳可能である請求項に記載の持ち運び携帯用コンパクト傘。
  11. 前記繋ぎ紐は、一方の側が前記傘リングの一方の端及び前記傘地の切り開かれた部分の一方の側の少なくともどちらか一方につながり、他方の側が前記ローラにつながって巻き取られたり繰り出されたりでき、前記傘リング及び前記傘地を前記ケースの内部に引っ張ることが可能である請求項に記載の持ち運び携帯用コンパクト傘。
  12. 前記傘部は、
    前記傘地の中心部に配備され、前記ケースと着脱可能な結合部材と、
    前記傘地の周りの切り開かれた部分の両側にそれぞれ配備され、互いに接触し、着脱可能な複数の固定部材と、
    を備える請求項に記載の持ち運び携帯用コンパクト傘。
  13. 前記開口を開閉可能なように前記ケースに取り付けられる扉を備える請求項1に記載の持ち運び携帯用コンパクト傘。
  14. 前記ローラの逆転を防げるように前記ローラと前記ケースとの間に配設される逆転止め部をさらに備える請求項4に記載の持ち運び携帯用コンパクト傘。
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