JP7015860B2 - 車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に関する。
自動二輪車等の車両には、メニュー画面を表示する表示部を備え、ユーザ(運転者等の乗員)がタッチパネル等の様々な操作子(インターフェースとも称する)を利用してメニュー画面中の複数の選択肢を選択できるようにした構成が知られている(例えば特許文献1)。
また、表示以外の方法で乗員に情報を伝達する技術として、仮想音源から聴取者の鼓膜までの音の伝達関数を示す頭部伝達関数を用いることにより、R用スピーカ及びL用スピーカにより形成される音像を、注視点に定位させ、ドライバの視点を、車両の運転において適切な方向に誘導したり、将来において視認すべき方向に誘導したりする技術が提案されている(例えば特許文献2)。
特開2016-020210号公報 特許第5664603号公報
ところで、車両の多機能化に伴い、メニュー画面に表示すべき選択肢の数が増え、メニューも階層構造化し始めており、乗員が所望の選択肢を選択する操作が困難化するおそれがある。また、表示部を注視する必要があるため、運転中に操作し難くなるおそれもある。一方、特許文献2記載の技術は、表示以外の方法で乗員に情報を伝達できるものの、運転者の視線を誘導する情報を伝達するものであり、メニュー画面の操作をし易くするものではない。
そこで、本発明は、表示に頼らずに選択肢を認識し易くし、操作性を向上し易くすることを目的としている。
上記目的を達成するために、複数のスピーカ(31)と、各スピーカ(31)から出力される音声を制御する音声制御部(58C)とを備える車両において、当該車両に搭載される複数の機能の操作と関連する複数の選択肢(BG,BG1,BG2)があり、前記車両の操舵ハンドル(14)の左右中央かつ前方に、前記複数の選択肢(BG,BG1,BG2)を表示する表示部(27)を備え、前記音声制御部(58C)は、前記スピーカ(31)から出力される音声を、所定位置に設定した仮想音源(PT)から到来する音声に変更可能であり、前記選択肢(BG,BG1,BG2)毎に、前記仮想音源(PT)の位置を変化させ、かつ、前記仮想音源(PT)の位置を変化させる方向は、前記表示部(27)に表示された前記選択肢(BG,BG1,BG2)の並び方向に沿うことを特徴とする。
上記構成において、前記選択肢(BG,BG1,BG2)は階層構造を有し、前記音声制御部(58C)は、同一階層の複数の選択肢(BG,BG1,BG2)の位置に基づいて、前記仮想音源(PT)の位置を、前記選択肢(BG,BG1,BG2)が並ぶ第1方向に変化させてもよい。
また、上記構成において、前記音声制御部(58C)は、同一階層の複数の選択肢(BG,BG1,BG2)の位置に基づいて、前記仮想音源(PT)の位置を、前記選択肢(BG,BG1,BG2)が並ぶ前記第1方向に沿うと共に前記車両の前後方向に変化する所定の仮想線(LX)上の異なる位置に変化させてもよい。この場合、前記仮想線(LX)は、前記車両の幅方向に沿うと共に前記車両の前方に凸の線でもよい。
また、上記構成において、前記音声制御部(58C)は、異なる階層の複数の選択肢(BG1,BG2)の位置に基づいて、前記仮想音源(PT)の位置を、前記第1方向と異なる第2方向に変化させてもよい。
また、上記構成において、前記音声制御部(58C)は、前記同一階層の選択肢(BG,BG1,BG2)の数に基づいて、各選択肢(BG,BG1,BG2)に対応する前記仮想音源(PT)の位置を設定してもよい。
また、上記構成において、前記音声制御部(58C)は、前記仮想音源(PT)から到来する音声として、前記選択肢(BG,BG1,BG2)のタイトルを示す音声を出力してもよい。この場合、前記音声制御部(58C)は、前記仮想音源(PT)から到来する音声として、前記選択肢(BG,BG1,BG2)の選択を繰り返す所定の操作状態の場合、前記タイトルを示す音声よりも短い所定の通知音を出力し、前記所定の操作状態でない場合に、前記タイトルを示す音声を出力してもよい。
また、上記構成において、前記音声制御部(58C)は、当該車両に関する状態の変化又は程度を示すインジケータに対応する音声を、前記状態の変化又は程度に対応する予め定めた位置に設定した仮想音源から到来する音声に変更し、前記スピーカから出力させるインジケータ通知処理を行う機能を有してもよい。
また、上記構成において、前記インジケータは、アダプティブクルーズコントロールで設定される車間距離を示す車間距離インジケータを含み、前記音声制御部(58C)は、前記車間距離の長さに基づいて、前記仮想音源の位置を、当該車両の前後方向に変化させてもよい。この場合、前記音声制御部(58C)は、前記状態の変化又は程度を示すインジケータに対応する音声の音程を、前記状態の変化又は程度に応じて変更してもよい。
本発明によれば、表示に頼らずに選択肢を認識し易くし、操作性を向上し易くなる。
本発明の車両の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 自動二輪車の上面図である。 ライダーから見たメータパネル周りを車載装置と共に示す図である。 車載装置の構成を示すブロック図である。 音声制御部の制御例を模式的に示す図である。 ホーム画面の表示及び音声に関わる処理を示すフローチャートである。 ホーム画面の表示及び音声に関わる処理の説明に供する図である。 所定の操作状態でない場合の音声に関わる処理の説明に供する図である。 所定の操作状態の場合の音声に関わる処理の説明に供する図である。 機能選択ボタンが選択された場合の表示及び音声に関わる処理を示すフローチャートである。 音楽再生機能を実現する選択肢の階層構造を示す図である。 機能選択画面の表示例を示す図である。 選択肢が階層構造の場合の目標音源位置を示す図である。 シフトアップインジケータの一例を模式的に示す図である。 フューエルメータの実現例を一例に示す図である。 車間距離インジケータの一例を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下の説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一である。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は本発明の車両の実施形態に係る自動二輪車の側面図であり、図2は自動二輪車の上面図である。図1に示すように、この自動二輪車からなる車両1は、車体フレーム10と、車体フレーム10に支持されるパワーユニット11とを備えている。車体フレーム10の前部には、フロントクッションを兼用するフロントフォーク12を介して前輪13が左右に転蛇自在に支持され、フロントフォーク12の上部には操舵ハンドル14が設けられる。車体フレーム10の後下部にはスイングアーム15を介して後輪16が上下に揺動自在に支持され、車体フレーム10とスイングアーム15との間にはリヤクッションが介挿される。パワーユニット11は、エンジンと変速機構とを備え、シャフトドライブ機構を介して後輪16を回転駆動する。
図2に示すように、車体フレーム10は、操舵ハンドル14の後方に、運転者と同乗者からなる乗員が着座するシート17を支持すると共に、車体フレーム10の略全体を覆う車体カバー18を支持する。車体カバー18には、乗員の前方を覆うフロントスクリーン20等が装着される。フロントスクリーン20と操舵ハンドル14との間には、各種の情報を表示するメータパネル21と、スピーカユニットとして機能するスピーカアレイ22とが配置される。操舵ハンドル14の周囲には、メータパネル21内のメニュー選択等を行うための操作部23が配置される。
この車両1には、メータパネル21、スピーカアレイ22及び操作部23と電気的に接続された車載装置51(後述する図3等)が搭載される。この車載装置51は、メータパネル21の表示内容、及びスピーカアレイ22の出力音声を制御すると共に、操作部23を介して運転者(以下、「ライダー」と適宜に表記する)からの各種指示を入力する。
図3は、ライダーから見たメータパネル21周りを車載装置51と共に示す図である。メータパネル21は、車両1に関する情報(速度、エンジン回転数等)を表示する計器類25,26と、各種の情報を表示する表示部27とを備えている。表示部27は、液晶パネル等の公知の表示パネルを備え、車載装置51の制御の下、各種の情報をライダー等に向けて表示する。なお、表示部27の表示パネルには、操作部23の一部を構成するタッチパネルが重ねて配置されている。
スピーカアレイ22は、車両1の幅方向に並ぶ複数のスピーカ(図3中、符号31L1~31L4、31R1~31R4で示す)を備え、ライダー等が聴取可能なエリアを幅方向に拡げたスピーカユニットであり、ラインアレイスピーカとも称する。このスピーカアレイ22はメータパネル21よりも上方位置に配置される。この配置によれば、スピーカアレイ22をライダーの耳により近い位置に配置でき、また、スピーカアレイ22からの音声が操舵ハンドル14等の影響で減衰する事態を回避し易くなる。
本構成では、車幅方向中央位置(ライダーの正面中央位置に相当)を基準にして、左側に4つのスピーカ31L1~31L4を配置すると共に、右側に4つのスピーカ31R1~31R4を配置している。この構成により、ライダー等の頭部が左右等に移動しても、左側のスピーカ31L1~31L4のいずれかからの音声、及び、右側のスピーカ31R1~31R4のいずれかからの音声を、ライダー等の耳に届け易くなる。
なお、左側のスピーカ31L1~31L4については、車両1の内側から車幅方向外側に向かって、「第1左スピーカ31L1」、「第2左スピーカ31L2」、「第3左スピーカ31L3」、「第4左スピーカL4」である。また、右側のスピーカ31R1~31R4については、車両1の内側から車幅方向外側に向かって、「第1右スピーカ31R1」、「第2右スピーカ31R2」、「第3右スピーカ31R3」、「第4右スピーカ31R4」である。これらスピーカ31L1~31L4,31R1~31R4を特に区別して表記する必要がない場合、「スピーカ31」と表記する。
この車両1は、操作部23として、操舵ハンドル14の左右にそれぞれ設けられた左右の操作部41,42と、スピーカアレイ22とシート17との間、かつ車幅方向中央位置に配置された操作部43とを有している。これら操作部41~43には、車両1のウインカー等の灯火器の操作、及びパワーユニット11のON/OFFといった一般的な操作系を構成するスイッチ群に加え、メータパネル21の表示部27及びスピーカアレイ22に関わる操作系を構成するスイッチ群が設けられている。
車載装置51は、これら操作部41~43のうち、表示部27及びスピーカアレイ22に関わる操作系を構成するスイッチ群の操作を検出し、検出した操作に基づく各種の処理を実行する。なお、車載装置51が、車両1の灯火器の制御、及びパワーユニット11のON/OFFに対応する制御を行う機能を有する場合には、この車載装置51が、これらの操作を検出し、検出した操作に基づき灯火器の制御、及びパワーユニット11のON/OFFに対応する制御を行ってもよい。
図4は車載装置51の構成を示すブロック図である。
車載装置51は、通信部52と、位置検出センサ53と、情報取得部56と、記憶部57と、制御部58とを備えている。通信部52は、ライダー等が携帯する携帯型通信端末(例えば、スマートフォン、ライダー等が装着する自動二輪車用インカム等)と通信可能な通信モジュールを有している。位置検出センサ53は、現在位置を検出可能なセンサであり、例えばGPSユニットである。
情報取得部56は、各種の情報を入力する入力インターフェースであり、入力した情報を制御部58が処理可能なデジタルデータに変換して制御部58に出力する。この情報取得部56は、通信部52の通信データ、及び位置検出センサ53の検出結果等を取得し、制御部58に出力する。さらに、情報取得部56は、車両1に設けられた操作部23の操作結果、及び、車両1に設けられた各種のセンサで検出された車両データを取得し、制御部58に出力する。車両データは、車両1の車速及び加速度を特定可能な情報を含み、例えば、エンジン回転数、変速段、又は車速を示す信号である。なお、上記通信部52及び位置検出センサ53は、車載装置51に内蔵された構成に限定されず、車載装置51外に配置されてもよい。また、車両1が、通信部52、及び位置検出センサ53のいずれかに相当する構成を有する場合、それらから上記情報を取得するようにし、車載装置51から通信部52、及び位置検出センサ53のいずれかを省略してもよい。
記憶部57は、制御部58が利用する各種のデータを記憶する。より具体的には、記憶部57は、制御プログラム57A、表示処理用データ57B、及び音声処理用データ57C等を記憶する。制御プログラム57Aは、表示部27へのメニュー画面表示機能、音楽再生機能、地図表示機能、及び電話機能等の各種の機能を実現するためのプログラムを含んでいる。表示処理用データ57Bは、表示部27への表示処理に必要なデータであり、ライダーが選択する選択肢として表示されるメニュー等の画像、及び、各メニューの階層構造等を示すデータを含んでいる。
音声処理用データ57Cは、音声処理に必要なデータであり、このデータは、仮想音源の位置から聴取者(ライダー等)の鼓膜までのインパルス応答を示す頭部伝達関数を特定可能なデータを含んでいる。頭部伝達関数は、公知の三次元音響再生技術に利用される情報であり、出力対象の音声データに対し、頭部伝達関数を畳み込み演算する公知のフィルタ処理を行うことによって、仮想音源の位置から音声がライダー等に到来する音響空間を再現可能である。本構成では、例えば、予め用意した複数種類の頭部伝達関数を選択的に用いることによって、車両1の前方にて左右及び前後の少なくともいずれかに異なる仮想音源の位置からライダー等に音声が到来する音響空間を再現可能である。
また、音声処理用データ57Cは、表示部27に表示される機能選択ボタンBG等の操作ボタンのタイトル、クリック音を特定可能な情報を含んでいる。タイトルは、例えばタイトルのテキストデータであり、クリック音は、例えばクリック音に相当する音声データ、又は、予め内蔵するクリック音の中からクリック音を指定する所定データである。
制御部58は、車載装置51の各部を制御することによって車両1の表示部27及びスピーカアレイ22に関する制御を行うコンピュータとして機能する。より具体的には、この制御部58は、記憶部57に記憶された制御プログラム57Aを実行することによって、アプリケーションに関する制御を行うアプリ制御部58A、表示に関する制御を行う表示制御部58B、及び、音声に関する制御を行う音声制御部58Cとして機能する。
更に、制御部58は、制御プログラム57Aを実行することによって、位置算出部58D、速度算出部58E、及び進行方向算出部58Fとしても機能する。位置算出部58Dは、位置検出センサ53の検出結果に基づき地図上の車両1の現在位置を算出する。速度算出部58Eは、車両データ(例えば、エンジン回転数、変速段、又は車速を示す信号)等に基づき車速及び加速度等の値を算出する。進行方向算出部58Fは、位置検出センサ53の検出結果、及び三次元加速度センサ54の少なくともいずれかから取得したデータに基づき車両1の進行方向を算出する。
アプリ制御部58Aは、操作部23を介して入力した指示に基づいて、メニュー画面表示処理、音楽再生処理、地図表示処理、及び電話を実現する処理等を行う。ここで、メニュー画面表示処理は、この車載装置51が有する各種機能(音楽再生機能、地図表示機能、電話機能等)を利用するための操作画面を表示する処理である。音楽再生処理は、音楽再生機能を実現する処理であり、通信部52を介して通信接続されたスマートフォンから楽曲などの音声データを受信し、音声データに対応する音声を出力させる処理等である。地図表示処理は、地図表示機能を実現する処理であり、位置算出部58D等によって算出される情報を利用して、現在位置を含む地図データを表示させる処理、及び、現在位置から予め設定された目的地までの経路案内を、表示及び音声によって案内する処理等である。電話を実現する処理は、電話機能を実現する処理であり、通信部52を介して通信接続されたスマートフォンを利用してハンズフリー通話を実現する公知の処理である。なお、ハンズフリー通話の際、ライダーに装着されたインカム、又は車両1に予め設置されたマイクを利用して、ライダーの音声を集音すればよい。なお、上記の各種機能(音楽再生機能、地図表示機能、電話機能等)を実現する処理には公知の処理を広く適用可能である。また、アプリ制御部58Aが実行可能な処理は、上記のものに限定されず、公知の処理を適宜に適用してもよい。
表示制御部58Bは、アプリ制御部58Aによる表示対象の表示データを取得し、表示部27に出力することによって、表示部27に各種の画像を表示する。音声制御部58Cは、アプリ制御部58Aによる放音対象の音声データを取得し、音声データに対応する音声をスピーカアレイ22から出力させる。
車載装置51は、音声データに対し、音声処理用データ57Cに記憶された頭部伝達関数を畳み込み演算するフィルタ処理を実行可能な音声処理部58J(図4参照)を有している。この音声処理部58Jは、DSP(Digital Signal Processing)を有し、上記フィルタ処理や音量調整といった音声に関する様々な音声処理を実行可能である。この音声処理部58Jから出力された音声データは、デジタルアナログ変換されてスピーカ駆動部58Kに出力され、スピーカ駆動部58Kにより、音声データに対応する音声がスピーカアレイ22から出力される。これにより、アプリ制御部58Aによる放音対象の音声データが、所定位置に設定した仮想音源から到来する音声データに変換され、対応する音声がスピーカアレイ22から出力される。
図5は音声制御部58Cの制御例を模式的に示す図である。
図5中、符号PTは、仮想音源の位置であり、以下、音源位置PTと適宜に表記する。また、図5中、符号RDは、車両1が走行する路面を示している。
音声制御部58Cは、車両1の走行先である前方に音源位置PTを設定し、各種の音声を、設定した音源位置PTから到来する音声に変換し、対応する音声がスピーカアレイ22から出力させる。この車両1では、音楽再生処理時の楽曲の音声、地図表示処理時の案内音声、及び、電話相手の音声等が、音源位置PTから到来する音として、スピーカアレイ22から出力される。したがって、ライダーは走行先を視認しながら、走行先の音源位置PTから到来する音声を認識でき、聞きやすさの向上、又は、走行中のライダーの視線を視認すべき方向に誘導する運転支援の効果等を得やすくなる。
図6はホーム画面G1の表示及び音声に関わる処理を示すフローチャートである。車載装置51は、車両1のアクセサリ電源がオンになった場合、或いは、操作部23を介して所定の指示が入力された場合に、表示制御部58Bによって表示部27にホーム画面G1を表示する(ステップS1)。ホーム画面G1は、表示部27に表示可能な複数種類のメニュー画面のうちのトップ画面に相当する画面である。図7に一例を示すように、ホーム画面G1には、車載装置51が有する各種機能(音楽再生機能、地図表示機能、電話機能等)を選択するための選択肢となる画像BGが表示される。これら画像BGは、操作子を兼ねる画像であり、以下、「機能選択ボタンBG」と表記する。
機能選択ボタンBGは、選択内容を示す画像(いわゆるアイコン)でもある。図7では、「Music」の機能選択ボタンBGが音楽再生機能の選択を指示する操作子であり、「Tel」の機能選択ボタンBGが電話の選択を指示する操作子であり、「Map」の機能選択ボタンBGが地図表示を指示する操作子である。また、「AAA」~「DDD」で示す機能選択ボタンBGは、他の機能の選択を指示する操作子である。図7では7個の機能選択ボタンBGは、車幅方向に並べて配置され、操作部23を介していずれかの機能選択ボタンBGが操作されることによって、ライダー等が所望する機能を実行させることができる。
本構成では、図6に示すように、ホーム画面G1を表示した場合、音声制御部58Cが、ホーム画面G1に表示される選択肢である機能選択ボタンBGの数に基づいて、表示又は選択された機能選択ボタンBGの目標音源位置PTを設定する処理を行う(ステップS2)。
このステップS2では、図7に示すように、機能選択ボタンBGの位置に基づいて、その機能選択ボタンBGに対応する目標音源位置PTをそれぞれ設定する。
この場合、各目標音源位置PTの並び方向(図7における車幅方向)は、機能選択ボタンBGの並び方向(第1方向に相当)に沿い、また、各目標音源位置PTの並び順も、機能選択ボタンBGの並び順と一致する。図7には、各機能選択ボタンBGに対応する目標音源位置PTをそれぞれ二点鎖線の矢印で示している。
目標音源位置PTの設定に関し音声制御部58Cは次の処理も行う。
各目標音源位置PTの並び方向(車幅方向)における配置間隔を、機能選択ボタンBGの数に基づいて設定する。より具体的には、ライダー等の乗員の左右の視野角等を考慮して、機能選択ボタンBGを配置する左右幅W(図7参照)を予め設定しておき、表示された画面中の機能選択ボタンBGの数に基づいて、この幅Wに納まり、かつ、目標音源位置PTを均等に配置可能な配置間隔を設定する。これにより、予め設定した左右幅W内に見易く各目標音源位置PTを設定できる。
さらに、同図7に示すように、機能選択ボタンBGの並び方向に沿うと共に車両1の前後方向に変化する仮想線LXを設定し、各目標音源位置PTを、この仮想線LX上に配置する。仮想線LXが車両1の前後方向に変化するので、各目標音源位置PTの前後の離間距離を確保し易くなる。
本構成では、上記仮想線LXを、車両1の幅方向に沿うと共に車両1の前方に凸の線としているので、ライダー等を基準して、ライダー等の前方かつ左右に、適度に距離が離れた位置に、各目標音源位置PTを設定し易くなる。
図6に戻り、目標音源位置PTを設定した後、車載装置51は、音声制御部58Cにより音声出力処理(ステップS3~6)を実行させる。この場合、まず、音声制御部58Cは、所定の操作状態か否かを判定し(ステップS3)、所定の操作状態でない場合(ステップS3:NO)、操作された機能選択ボタンBGのタイトルを記憶部57から読み出し(ステップS4)、ステップS5の処理に移行する。
ここで、所定の操作状態とは、機能選択ボタンBGの選択を繰り返す操作状態に相当している。この操作状態は、例えば、表示部27に表示される各機能選択ボタンBGを、ライダーが予め定めた短時間内の間隔でタッチ操作している場合、又は、表示部27以外の箇所に設けたロータリ式又はプッシュ式等のスイッチを含む操作部41~43等を用いて、ライダーが予め定めた短時間内の間隔で各機能選択ボタンBGを選択操作している場合の少なくともいずれかである。
ステップS5では、音声制御部58Cは、読み出したタイトルの音声データを生成し、この音声データを、目標音源位置PTから到来する音声データに変換し、対応する音声をスピーカアレイ22から音声出力させる。この音声は、機能選択ボタンBGが選択された場合に音声出力される。したがって、ライダーがいずれか1つの機能選択ボタンBGを選択する操作だけをした場合、選択した機能選択ボタンBGのタイトルを示す音声が、その機能選択ボタンBGに対応する目標音源位置PTから到来する音声で音声出力される。
なお、ライダーが、相対的に長時間の間隔で機能選択ボタンBGの選択を繰り返した場合には、選択された各機能選択ボタンBGのタイトルを示す音声が、各機能選択ボタンBGに対応する目標音源位置PTからそれぞれ到来する音声で、選択順に音声出力される。
図8に示すように、「Music」の機能選択ボタンBGが選択された場合、「Music」に相当する音声が出力され、しかも、この音声は、画面中の「Music」の機能選択ボタンBGの位置に対応する最も左端の目標音源位置PTから到来する音声で出力される。これにより、ライダーは、画面を注視しなくても、「Music」の機能選択ボタンBGを選択したことを認識し易くなる。
また、画面中の他の機能選択ボタンBGが選択された場合も、その機能選択ボタンBGのタイトルに相当する音声が、その機能選択ボタンBGに対応する位置の目標音源位置PTから到来する音声で出力される。これらによって、ライダーは画面中のいずれの機能選択ボタンBGが選択された場合でも、画面を注視せずにどの機能選択ボタンBGを選択したかを認識し易くなる。
図6に戻り、所定の操作状態の場合(ステップS3:YES)、音声制御部58Cは、クリック音の読み出し処理(ステップS6)を行った後、ステップS5の処理に移行する。この場合のクリック音は、記憶部57の記憶内容(クリック音を特定可能な情報)に基づいて決定される。なお、クリック音は、一般的にタイトル寄りも短い通知音であり、ライダー等の乗員が適宜に変更できるようにしてもよい。
したがって、機能選択ボタンBGの選択を繰り返す操作状態の場合、図9に示すように、クリック音に相当する短時間の音声(図9中、符号「!!」で示す)が、選択された各機能選択ボタンBGに対応する目標音源位置PTから到来する音声で繰り返し音声出力される。これにより、ライダーは、機能選択ボタンBGの選択を繰り返している状態であることを認識できると共に、クリック音の回数及びクリック音の位置の少なくともいずれかから、現在選択中の機能選択ボタンBGの位置を認識し易くなる。
次いで、機能選択ボタンBGが選択された場合の処理を説明する。
図10は機能選択ボタンBGが選択された場合の表示及び音声に関わる処理を示すフローチャートである。
図10に示すように、機能選択ボタンBGが選択された場合、車載装置51は、表示制御部58Bにより、選択された機能選択ボタンBGに対応する機能を行うためのメニュー画面に相当する機能選択画面G1が表示される。この場合、音声制御部58Cは、上記機能を実現する選択肢が階層構造か否かを判定し(ステップS12)、階層構造の場合はステップS13の処理に移行する。
以下、説明を判りやすくするため、音楽再生機能を実現する機能選択ボタンBGが操作された場合を例に説明する。図11は音楽再生機能を実現する選択肢の階層構造を示している。図11に示すように、音楽再生機能を実現する選択肢は、「洋楽」、「邦楽」及び「クラシック」といった音楽のジャンルを選択する選択ボタンBG1を含む第1階層と、各ジャンルの中から曲を選択する選択ボタンBG2を含む第2階層とを有している。機能選択画面G1には、この階層構造に従って各選択ボタンBG1,BG2が表示される。この場合の表示方法としては、図12の符号Aに示すように、まず、音楽のジャンルを選択する複数の選択ボタンBG1を表示し、いずれかの選択ボタンBG1が選択されると、そのジャンルの曲を選択する複数の選択ボタンBG1を表示する方法が挙げられる。但し、この表示方法に限定しなくてもよく、まとめて表示可能であれば、例えば、図12の符号Bに示すように、複数階層の選択ボタンBG1,BG2を同時に表示してもよい。
図10に戻り、選択肢が階層構造の場合(ステップS12:YES)、音声制御部58Cは、階層毎の選択肢の数に基づいて、各選択肢に相当する選択ボタンBG1,BG2の目標音源位置PTを設定する処理を行う(ステップS13)。
ステップS13では、まず、図6のステップS2及び図7の表示例と同様に、第1階層の選択ボタンBG1の位置に基づいて、その選択ボタンBG1に対応する目標音源位置PTをそれぞれ設定する。これにより、図13に例示するように、車両1の前方に、第1階層の選択ボタンBG1に対応する目標音源位置PTが、表示される選択ボタンBG1と同じ並び方向で、かつ同じ並び順となる位置にそれぞれ設定される。
さらに、ステップS13では、図13に示すように、第2階層の選択ボタンBG2の位置に基づいて、その選択ボタンBG2に対応する目標音源位置PTの位置を、選択ボタンBG2が並ぶ並び方向で、かつ、同じ並び順となる位置にそれぞれ設定する。これら第2階層に対応する目標音源位置PTは、第1階層に対応する目標音源位置PTに対し、選択ボタンBG2が並ぶ並び方向(第1方向)と異なる車両1の前後方向(第2方向)に変化した位置に設定される。
これら目標音源位置PTについても、図6のステップS2及び図7の表示例と同様に、各選択ボタンBG1,BG2の並び方向に沿うと共に車両1の前後方向に変化する前方凸の仮想線LXに沿うように配置されると共に、予め設定した左右幅W内に等間隔で配置される。
このように目標音源位置PTを設定した後、車載装置51は、音声制御部58Cにより音声出力処理を実行させる(ステップS14)。この場合の音声出力処理は、図6に示した音声出力処理(ステップS3~6)と同様である。これにより、ライダーがいずれか1つの選択ボタンBG1又はBG2を選択する操作だけをした場合、選択した選択ボタンBG1又はBG2のタイトルを示す音声が、その選択ボタンBG1又はBG2に対応する目標音源位置PTから到来する音声で音声出力される。
一方、ライダーが選択ボタンBG1又はBG2の選択を繰り返す操作状態の場合、図9と同様に、クリック音に相当する短時間の音声が、選択された選択ボタンBG1又はBG2に対応する目標音源位置PTから到来する音声で繰り返し音声出力される。なお、曲を選択する選択ボタンBG2が選択された場合、対応する楽曲に対応する音声をスピーカアレイ22から出力させる公知の音声再生処理が実行される。
これに対し、音楽再生機能以外の機能であって、選択肢が階層構造でない機能(例えば電話機能)を実現する機能選択ボタンBGが選択された場合、ステップS12の判定結果が否定結果となる(ステップS12:NO)。この場合、音声制御部58Cは、ステップS15の処理に移行し、図6のステップS2及び図7の表示例と同様に、同じ階層に属する選択ボタンに対応する目標音源位置PTを、表示される選択ボタンと同じ並び方向で、かつ同じ並び順となる位置にそれぞれ設定する。その後、車載装置51は、ステップS14の処理に移行する。これにより、選択された選択ボタンのタイトルを示す音声、又は、クリック音に相当する音声が、設定した目標音源位置PTから到来する音声として出力され、また、選択された選択ボタンに対応する処理が実行される。
以上説明したように、車両1には、この車両1に搭載される複数の機能の操作と関連する機能選択ボタンBG及び選択ボタンBG1,BG2を含む選択肢があり、音声制御部58Cは、スピーカアレイ22から出力される音声を、所定位置に設定した目標仮想音源PTから到来する音声に変更可能であり、選択肢毎に目標仮想音源PTの位置を変化させる。これにより、表示に頼らずに選択肢を直感的に認識し易くし、操作性を向上し易くなる。
また、車両1は、各選択ボタンBG,BG1及びBG2を表示する表示部27を備え、音声制御部58Cは、選択された選択肢の位置に基づいて、目標仮想音源PTの位置を変化させる。これにより、表示された選択肢を注視しなくても選択肢を直感的に認識し易くし、操作性を向上し易くなる。
なお、本構成では、選択肢となる機能選択ボタンBG及び選択ボタンBG1,BG2が選択された場合に、選択されたボタンの位置に基づいて目標仮想音源PTの位置が変化する場合を例示したが、これに限定されない。また、各選択ボタンBG,BG1及びBG2が表示部27に表示されるアイコン(ソフトウェアスイッチとも称する)の場合を説明したが、これに限定されず、各選択ボタンBG,BG1及びBG2の全て又はいずれかがハードウェアスイッチでもよい。各選択ボタンBG,BG1及びBG2の全てをハードウェアスイッチとした場合、表示部27に選択肢に関する情報は表示しないようにしてもよいし、また、表示部27を省略してもよい。
例えば、図7に例示するホーム画面G1を表示する毎に、図8に例示したタイトル音声(Music、Telephone、Map、・・・)を順に、それぞれの目標仮想音源PTの位置から音声出力させるようにしてもよい。この場合、ライダーは、機能選択ボタンBGを操作する前に、音声によって各機能選択ボタンBGの位置及び内容を把握し易くなる。
また、図11に示したように、機能選択ボタンBG及び選択ボタンBG1,BG2は階層構造を有し、音声制御部58Cは、同一階層の複数の選択ボタンBG,BG1又はBG2の位置に基づいて、目標仮想音源PTの位置を、各選択ボタンBG,BG1又はBG2が並ぶ並び方向である第1方向に変化させる。これにより、同一階層の各選択ボタンBG,BG1又はBG2を直感的に認識し易くし、操作性を向上し易くなる。
また、音声制御部58Cは、同一階層の複数の選択ボタンBG,BG1又はBG2の位置に基づいて、目標仮想音源PTの位置を、各選択ボタンBG,BG1又はBG2が並ぶ並び方向である第1方向に沿うと共に車両1の前後方向に変化する所定の仮想線LX上の異なる位置に変化させる。目標仮想音源PTの位置が、車両1の前後方向にも変化するので、目標仮想音源PTの位置の違いをより識別し易くなる。しかも、この仮想線LXは、車両1の幅方向に沿うと共に車両1の前方に凸の線であるので、ライダー等の乗員から適度に距離が離れた位置に目標音源位置PTを設定し易くなる。
また、音声制御部58Cは、異なる階層の複数の選択ボタンBG1,BG2の位置に基づいて、目標仮想音源PTを、選択ボタンBG1,BG2の並び方向である第1方向と異なる第2方向(本例では車両1の前後方向)に変化させるので、異なる階層の複数の選択ボタンBG1,BG2を直感的に認識し易くなる。
また、音声制御部58Cは、同一階層の選択ボタンBG,BG1,BG2の数に基づいて、各選択ボタンBG,BG1,BG2に対応する目標仮想音源PTの位置を設定するので、同一階層の選択ボタンBG,BG1,BG2の配置エリア及び配置間隔を適正に設定し易くなる。本構成では、予め設定した左右幅Wと、同一階層の選択ボタンBG,BG1,BG2の数とに基づいて目標仮想音源PTの位置を設定するので、左右幅Wに納まり、かつ適正な間隔で、目標仮想音源PTの位置を設定し易くなり、これによっても、音声による認識率を向上させ易くなる。
また、音声制御部58Cは、目標仮想音源PTから到来する音声として、選択ボタンBG,BG1又はBG2のタイトルを示す音声を出力するので、選択ボタンBG,BG1又はBG2の内容を認識し易くなる。
しかも、音声制御部58Cは、目標仮想音源PTから到来する音声として、選択ボタンBG,BG1又はBG2の選択を繰り返す所定の操作状態の場合、タイトルを示す音声よりも短い通知音に相当するクリック音を出力し、前記所定の操作状態でない場合にタイトルを示す音声を出力する。これにより、選択ボタンBG,BG1又はBG2の選択を繰り返す場合、クリック音の回数及びクリック音の位置の少なくともいずれかから、現在選択中の選択ボタンBG,BG1又はBG2の位置を認識し易くなる。
さらに、この車両1は、仮想音源の位置を変更する技術を利用して、車両1の状態の変化又は程度を示すインジケータを実現する処理(インジケータ通知処理)を行う機能も有している。以下、インジケータ通知処理の具体例を説明する。
(インジケータ通知処理)
図14はシフトアップインジケータの一例を模式的に示す図である。なお、シフトアップインジケータは、シフトアップのタイミングを通知する機能である。シフトアップインジケータにより、ライダーに対し、シフトアップに適切なタイミングを知らせたり、エンジンの過回転を防ぐ警告を行ったりすることができる。
車載装置51において、音声制御部58Cは、情報取得部56を介して取得した車両データのうちのエンジン回転数NEを取得し、エンジン回転数NEに応じて目標仮想音源PTの位置を設定し、所定の音声を、設定した目標仮想音源PTの位置から到来する音声としてスピーカアレイ22から音声出力される。図14に例示するように、エンジン回転数NEが、相対的に低い第1範囲NE1の場合に、最も左(車幅方向一方側)に目標仮想音源PTの位置を設定し、エンジン回転数NEが第2範囲NE2から第7範囲NE7へと高くなるにつれて、目標仮想音源PTの位置が右側(車幅方向他方側)へと変化する。
第1範囲NE1から第7範囲NE7のうちの中央に位置する第4範囲NE4が、シフトアップの基準位置を含み、この第4範囲NE4に対応する目標仮想音源PTが、車両1の前方かつ左右中央位置に設定されている。これにより、ライダーは、シフトアップインジケータに対応する音声が、車両1の左右中央、つまり、ライダーの左右中央から到来したタイミングを、シフトアップの基準位置と容易に認識できる。また、音声が到来する位置(目標仮想音源PTの位置)から、エンジン回転数を直感的に認識できる。したがって、ライダーはメータパネル21を注視しなくてもエンジン回転数、及びシフトアップタイミングを直感的に認識し易くなる。なお、シフトアップインジケータに対応する音声を、エンジン回転数NEに応じて適宜に変更してもよく、例えば、エンジン回転数NEが高くなるほど音程を高くしてもよい。これにより、エンジン回転数NEに応じて、目標仮想音源PTの位置、及び音声が変化し、ライダーがエンジン回転数NEやシフトアップタイミングをより認識し易くなる。
図15はフューエルメータの一例を模式的に示す図である。
車載装置51において、音声制御部58Cは、情報取得部56を介して取得した車両データのうちの燃料残量FRを示すデータを取得し、このデータに応じて目標仮想音源PTの位置を設定し、所定の音声を、設定した目標仮想音源PTの位置から到来する音声としてスピーカアレイ22から音声出力される。図15に例示するように、燃料残量FRが、最も少ない第1範囲FR1の場合に、最も左(車幅方向一方側)に目標仮想音源PTの位置を設定し、燃料残量FRが第2範囲FR2から第7範囲FR7へと多くなるほど、目標仮想音源PTの位置が右側(車幅方向他方側)へと変化する。これにより、ライダーはメータパネル21を注視しなくても燃料残量FRを直感的に認識し易くなる。なお、フューエルメータの残量に対応する音声の音程を、燃料残量FR又は目標仮想音源PTの位置に応じて変更してもよい。音声の音程によってもライダーが燃料残量FRを認識し易くなる。
なお、例えば、燃料残量FRが第5範囲FR5のときに、第5範囲FR5に対応する目標仮想音源PTの位置に設定することに限定されず、第1範囲FR1から第5範囲FR5まで連続的に順番に対応する目標仮想音源PTの位置から音声出力してもよく、目標仮想音源PTの位置の設定、及び音声出力に関する方法は適宜に変更してもよい。
図16はアダプティブクルーズコントロール(ACC)で設定される車間距離を示す車間距離インジケータの一例を模式的に示す図である。
車載装置51において、音声制御部58Cは、情報取得部56を介して取得した車両データのうちのACCの車間距離DVを示すデータを取得し、車間距離DVに応じて目標仮想音源PTの位置を設定し、所定の音声を、設定した目標仮想音源PTの位置から到来する音声としてスピーカアレイ22から音声出力される。図16に例示するように、車間距離DVが短いほど、車両1の前方近くに目標仮想音源PTの位置が変化し、車間距離DVが長い程、車両1の前方かつ離れた位置に目標仮想音源PTの位置が変化する。これにより、ライダーはメータパネル21等を注視しなくても車間距離DVを直感的に認識し易くなる。この場合、車間距離DVと、目標仮想音源PTの位置とを一致させることにより、車間距離DVの実測値をライダーに認識させることも可能になる。
また、車間距離DVの程度に対応する音声の音程を、車間距離DV又は目標仮想音源PTの位置に応じて変更してもよい。音声の音程によってもライダーが車間距離DVを認識し易くなる。
なお、上記実施形態は本発明の一態様を示すものであり、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、選択ボタンBG,BG1及びBG2等を表示する表示部27は、車載装置51が有する表示デバイスに限定されず、スマートフォン等の外部機器が有する表示デバイスでもよく、公知の様々な表示デバイスを広く適用可能である。また、本発明を自動二輪車に適用する場合を説明したが、これに限定されず、自動二輪車を含む鞍乗り型車両といった様々な車両に適用可能である。また、車載装置51が車両1に予め搭載される場合を例示したが、車載装置51が様々な車両1に後付け可能な構成であってもよい。
また、車載装置51の各構成は、ハードウェアとソフトウェアの協働等により任意に実現可能であり、適宜に変更可能である。また、各フローチャートの各ステップに対応する処理を分割してもよいし、併合してもよい。また、制御プログラム57Aは、電気通信回線を介して通信ネットワーク上の配信サーバ等からダウンロードされて任意の車載装置又はスマートフォン等が備えるコンピュータで実行可能なプログラム、又は、磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記録媒体等の記録媒体に格納され、記録媒体から上記コンピュータが読み取って実行するプログラム等に広く適用可能である。
1 車両
22 スピーカアレイ(スピーカユニット)
23 操作部
25,26 計器類
27 表示部
51 車載装置
52 通信部
53 位置検出センサ
56 情報取得部
57 記憶部
58 制御部
58A アプリ制御部
58B 表示制御部
58C 音声制御部
58D 位置算出部
58E 速度算出部
58F 進行方向算出部
58J 音声処理部
58K スピーカ駆動部
PT 音源位置(目標音源位置)
RD 路面
BG 機能選択ボタン(選択肢)
BG1,BG2 選択ボタン(選択肢)
G1 ホーム画面
G2 機能選択画面

Claims (11)

  1. 複数のスピーカ(31)と、各スピーカ(31)から出力される音声を制御する音声制御部(58C)とを備える車両において、
    当該車両に搭載される複数の機能の操作と関連する複数の選択肢(BG,BG1,BG2)があり、
    前記車両の操舵ハンドル(14)の左右中央かつ前方に、前記複数の選択肢(BG,BG1,BG2)を表示する表示部(27)を備え、
    前記音声制御部(58C)は、前記スピーカ(31)から出力される音声を、所定位置に設定した仮想音源(PT)から到来する音声に変更可能であり、前記選択肢(BG,BG1,BG2)毎に、前記仮想音源(PT)の位置を変化させ、かつ、前記仮想音源(PT)の位置を変化させる方向は、前記表示部(27)に表示された前記選択肢(BG,BG1,BG2)の並び方向に沿うことを特徴とする車両。
  2. 前記選択肢(BG,BG1,BG2)は階層構造を有し、
    前記音声制御部(58C)は、同一階層の複数の選択肢(BG,BG1,BG2)の位置に基づいて、前記仮想音源(PT)の位置を、前記選択肢(BG,BG1,BG2)が並ぶ第1方向に変化させることを特徴とする請求項1に記載の車両。
  3. 前記音声制御部(58C)は、同一階層の複数の選択肢(BG,BG1,BG2)の位置に基づいて、前記仮想音源(PT)の位置を、前記選択肢(BG,BG1,BG2)が並ぶ前記第1方向に沿うと共に前記車両の前後方向に変化する所定の仮想線(LX)上の異なる位置に変化させることを特徴とする請求項2に記載の車両。
  4. 前記仮想線(LX)は、前記車両の幅方向に沿うと共に前記車両の前方に凸の線であることを特徴とする請求項3に記載の車両。
  5. 前記音声制御部(58C)は、異なる階層の複数の選択肢(BG1,BG2)の位置に基づいて、前記仮想音源(PT)の位置を、前記第1方向と異なる第2方向に変化させ、
    前記第2方向は、当該車両の前後方向であることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の車両。
  6. 前記音声制御部(58C)は、前記同一階層の選択肢(BG,BG1,BG2)の数に基づいて、各選択肢(BG,BG1,BG2)に対応する前記仮想音源(PT)の位置を設定することを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の車両。
  7. 前記音声制御部(58C)は、前記仮想音源(PT)から到来する音声として、前記選択肢(BG,BG1,BG2)のタイトルを示す音声を出力することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車両。
  8. 前記音声制御部(58C)は、前記仮想音源(PT)から到来する音声として、前記選択肢(BG,BG1,BG2)の選択を繰り返す所定の操作状態の場合、前記タイトルを示す音声よりも短い所定の通知音を出力し、前記所定の操作状態でない場合に、前記タイトルを示す音声を出力することを特徴とする請求項7に記載の車両。
  9. 前記音声制御部(58C)は、当該車両に関する状態の変化又は程度を示すインジケータに対応する音声を、前記状態の変化又は程度に対応する予め定めた位置に設定した仮想音源から到来する音声に変更し、前記スピーカ(31)から出力させるインジケータ通知処理を行う機能を有していることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の車両。
  10. 前記インジケータは、アダプティブクルーズコントロールで設定される車間距離を示す車間距離インジケータを含み、
    前記音声制御部(58C)は、前記車間距離の長さに基づいて、前記仮想音源の位置を、当該車両の前後方向に変化させることを特徴とする請求項9に記載の車両。
  11. 前記音声制御部(58C)は、前記状態の変化又は程度を示すインジケータに対応する音声の音程を、前記状態の変化又は程度に応じて変更することを特徴とする請求項9又は10に記載の車両。
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