JP7015614B2 - フィルタ用濾材の製造方法 - Google Patents
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ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を18部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を6部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を36部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを、ミキサーを用いてpH3.0の酸性水中で離解し原料スラリーを得た。得られた原料スラリーを用いて、手抄シートマシンにて湿式抄紙を行い、湿紙を得た。得られた湿紙にアクリル樹脂バインダー(ボンコートSFC―54、DIC(株)製)を湿紙の固形分100質量部に対する固形分付着量が6質量部となるように含浸によって付与した後、ロータリードライヤーを用いて130℃で乾燥し、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を37.5部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を12.5部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を10部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を44部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を15部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を1部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を16部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を8部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を36部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を33.5部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を16.5部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を10部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を39.5部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を19.5部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を1部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を37.5部と、全融ポリエステルバインダー繊維(メルティ4000、繊維径2.2dtx(約14μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を12.5部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を10部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
アクリルバインダー樹脂の含浸による付与を行わなかった以外は、実施例2と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を39.5部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を19.5部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を41部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を11.2部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を8.8部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を40部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を17.9部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を14.1部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を44部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を60部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を16部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を44部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を20部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を40部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を65部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を12部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を4部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を44部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を49部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を16部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を35部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を10.7部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を5.3部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を44部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を43.5部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を21.5部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を9部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を7部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を44部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を28部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を22部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を10部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を36.5部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を28.5部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
ポリエステル主体繊維(TA04N、繊維径0.6dtx(約7μm)、繊維長5mm、帝人(株)製)を15.4部と、芯鞘ポリエステルバインダー繊維(メルティ4080、繊維径1.1dtx(約10μm)、繊維長5mm、ユニチカ(株)製)を16.6部と、平均繊維径0.65μmのマイクロガラス繊維(B-06-F、Lauscha Fiber International Co.製)を35部と、平均繊維径2.4μmのマイクロガラス繊維(B-26-R、Lauscha Fiber International Co.製)を28部と、平均繊維径6μmのマイクロガラス繊維(EC-6-6-SP、繊維長6mm、Lauscha Fiber International Co.製)を5部とを原料スラリーに用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のフィルタ用濾材を得た。
圧力損失は、有効面積100cm2のフィルタ用濾材に面風速5.3cm/秒で通風した時の差圧について、微差圧計を用いて測定した。
粒子透過率は、ラスキンノズルで発生させた多分散ポリアルファオレフィン(PAO)粒子を含む空気を、有効面積100cm2の濾材に面風速5.3cm/秒で通風したときの上流及び下流のPAO粒子の個数をレーザーパーティクルカウンターKC-18(リオン(株)製)を用いて測定し、個数から計算した百分率として求めた。対象粒子径は0.10~0.15μmとした。
PF値は、圧力損失及び粒子透過率の値から、数1に示す式を用いて計算した。対象粒子径は0.1~0.15μmとした。なお、この値が高いほど、同一の圧力損失において粒子透過率が低く、すなわち、フィルタ性能が高いことを示す。
液体濾過効率は、試験用粒子として微粉研磨剤GC#6000(昭和電工(株)製)を用い、超音波ホモジナイザーUS-300E((株)日本精機製作所製)を用いて、濃度0.05%になるよう水に分散したものを試験液として用いた。試験液250mlと、試験濾材φ50mm(濾過面積φ47mm)と、ハンディアスピレータWP25(ヤマト科学(株)製、循環水温20℃)を用いて吸引濾過を行い、試験液と濾液の濁度を、濁度測定機COH400(日本電色工業(株)製)を用いて測定し、液体濾過効率を数2に示す式を用いて計算した。
液体濾過時間は、液体濾過効率試験で用いた試験液250mlの吸引濾過開始から濾過終了までの時間を測定した。
破裂強度は、ミューレンバーストテスターM2-LD((株)東洋精機製作所製)を用いて、JIS L 1096:2010 織物及び編物の生地試験方法 8.18.1A法(ミューレン形法)に準拠して測定した。
Claims (7)
- 水に繊維を分散させた原料スラリーを湿式抄紙法によって1層抄きで抄紙して湿紙を形成する抄紙工程と、前記湿紙を熱乾燥して乾燥シートを形成する乾燥工程とを有するフィルタ用濾材の製造方法であって、
前記原料スラリーは、繊維を含有し、該繊維は、合成繊維と、マイクロガラス繊維とを含み、該合成繊維と該マイクロガラス繊維との質量比が20:80~59:41であり、
前記合成繊維は、乾燥工程で溶融しない合成主体繊維と、乾燥工程で全部又は一部が溶融する合成バインダー繊維を含有し、前記合成繊維中の前記合成バインダー繊維の含有割合が25質量%以上40質量%以下であり、
前記マイクロガラス繊維の平均繊維径が0.1~10μmであり、
前記乾燥工程において、前記合成バインダー繊維の全部又は一部を溶融させて前記乾燥シートを形成し、
前記フィルタ用濾材は、破裂強度が75kPa以上の液体フィルタ用濾材であり、かつ、対象粒子径0.10~0.15μmにおけるPF値が7.75以上の液体フィルタ用濾材であることを特徴とするフィルタ用濾材の製造方法。 - 水に繊維を分散させた原料スラリーを湿式抄紙法によって1層抄きで抄紙して湿紙を形成する抄紙工程と、前記湿紙を熱乾燥して乾燥シートを形成する乾燥工程とを有するフィルタ用濾材の製造方法であって、
前記原料スラリーは、繊維を含有し、該繊維は、合成繊維と、マイクロガラス繊維とを含み、該合成繊維と該マイクロガラス繊維との質量比が20:80~40:60であり、
前記合成繊維は、乾燥工程で溶融しない合成主体繊維と、乾燥工程で全部又は一部が溶融する合成バインダー繊維を含有し、前記合成繊維中の前記合成バインダー繊維の含有割合が40質量%よりも多く50質量%以下であり、
前記マイクロガラス繊維の平均繊維径が0.1~10μmであり、
前記乾燥工程において、前記合成バインダー繊維の全部又は一部を溶融させて前記乾燥シートを形成し、
前記フィルタ用濾材は、破裂強度が75kPa以上の液体フィルタ用濾材であり、かつ、対象粒子径0.10~0.15μmにおけるPF値が7.75以上の液体フィルタ用濾材であることを特徴とするフィルタ用濾材の製造方法。 - 前記合成バインダー繊維が、全融合成バインダー繊維、芯鞘バインダー繊維又はそれらの両方であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルタ用濾材の製造方法。
- 前記合成繊維と前記マイクロガラス繊維との質量比が41:59~55:45であり、前記合成繊維中の前記合成バインダー繊維の含有割合が25質量%以上36質量%以下であり、前記合成バインダー繊維が芯鞘バインダー繊維であることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ用濾材の製造方法。
- 前記原料スラリー、前記湿紙及び前記乾燥シートの少なくともいずれか1つに合成樹脂バインダーを付着させる工程を有することを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載のフィルタ用濾材の製造方法。
- 前記合成主体繊維の成分と前記合成バインダー繊維の成分が、ともにポリエステルであることを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載のフィルタ用濾材の製造方法。
- 前記マイクロガラス繊維が、異なる繊維径のマイクロガラス繊維を含むことを特徴とする請求項1~6のいずれか1つに記載のフィルタ用濾材の製造方法。
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