JP7014201B2 - 乗客コンベア用注油装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エスカレーターや動く歩道の如き乗客コンベアへの潤滑油供給装置に関するものであり、より具体的には、ハンドレールを駆動するチェーンへの潤滑油の供給に適した乗客コンベア用注油装置に関するものである。
エスカレーターや動く歩道のような乗客コンベアでは、保守・点検作業の際に、種々の可動部分に潤滑油を供給する必要がある。たとえば、チェーン類に限っても、駆動ユニットのスプロケットと踏み段を駆動する踏み段スプロケットを連繋する駆動チェーン、ハンドレールを循環させるハンドレールチェーンなど、種々のチェーンが1又は複数ずつ配設されている。これらチェーンには、メンテナンスの際に油を滴下させて潤滑性を維持させる必要がある。
特許文献1では、油の飛散を防止し、周囲の機器の油汚れを防止するノズルを有する注油具が提案されている。
乗客コンベアのメンテナンスの際には、乗降口の近傍に配置されたキースイッチを操作し、駆動ユニットの運転、停止を行ないながら、チェーンやスプロケット等への注油作業などのメンテナンス作業を行なう。
特開2000-109283号公報
チェーンは複数配設されており、また、たとえばチェーンが懸架されたスプロケットは、乗降口の近傍だけでなく、乗降口から離れた位置に配置されることがある。たとえば、ハンドレールを循環させるハンドレールチェーンの場合、注油対象となるチェーン及びスプロケットは、上側乗降口から踏み段で4段程下った位置、距離にして約1m以上離れた位置に設けられることもある。ハンドレールチェーンへの注油は、駆動ユニットの運転と停止を繰り返しながら駆動ユニットを停止させた状態で行なう必要がある。このため、メンテナンス員は、乗降口近くのキースイッチを操作して駆動ユニットを運転して停止させる毎に踏み段を上り下りしてハンドレールチェーンまで移動しなければならず、作業効率が非常に低下していた。
本発明は、離れた位置から注油作業を行うことができる乗客コンベア用注油装置を提供することを目的とする。
本発明の乗客コンベア用注油装置は、
ノズルを具える注油容器と、
前記ノズルに接続される可撓性のチューブと、
を具える乗客コンベア用注油装置であって、
前記チューブの先端近傍に磁石が配置されている、
乗客コンベア用注油装置。
前記チューブの先端近傍には、前記磁石を保持するホルダーを装着することができる。
前記チューブは、1.5m~2mの長さを有する構成とすることができる。
前記チューブの先端にはブラシが取り付けられており、注油の際に前記ブラシをチェーンに押し当てるようにすることができる。
磁石は、磁性材料から構成される乗客コンベアのトラスやフレームなどに吸着させることができるから、本発明の注油装置によれば、注油容器に接続されたチューブの先端がチェーンやスプロケットの上に位置するよう磁石で固定することができる。チューブの長さを乗降口まで届く長さとすることで、メンテナンス員は、乗降口近くのキースイッチを操作しながら、注油容器を握って押し込むことにより、チューブの先端から油をチェーンやスプロケットに滴下させることができる。従って、メンテナンス員は、注油のために乗降口とチェーンやスプロケットとの間を何度も往復する必要はなく、作業効率を可及的に高めることができる。
図1は、本発明の乗客コンベア用注油装置の説明図である。 図2は、注油装置によりハンドレールチェーンに注油を行なっている状態を示す側面図である。 図3は、注油装置によりハンドレールチェーンに注油を行なっている状態を示す正面図である。 図4は、ブラシを取り付けたチューブ先端の側面図である。
図面を参照して本発明の一実施形態に係る乗客コンベア用注油装置10について説明を行なう。以下の説明では、乗客コンベアとして、エスカレーターを例示し、注油対象となるチェーンとしてハンドレールチェーン70を例示するが、乗客コンベアは所謂動く歩道であってもよく、また、チェーンはハンドレールチェーン70に限らずその他のチェーンやスプロケット、ギア等であってもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る注油装置10の説明図である。図に示すように、注油装置10は、油60を入れる注油容器20とチューブ30、及び、チューブ30の先端近傍に配置された磁石40を具える。
注油容器20は、内部に油60が入った可撓性の容器であり、蓋体21にノズル22を具える。注油容器20は、ノズル22を下に向けて握って押し込むことで油60がノズル22の先端から放出される。
チューブ30は、基端がノズル22に嵌められている。チューブ30は、可撓性のものを採用することができ、長さは、適宜調整可能である。チューブ30は、メンテナンス員がエスカレーターの乗降口近くのキースイッチを操作しながら、注油対象となるハンドレールチェーン70に先端が余裕をもって届く長さとすることが望ましい。たとえば、上側乗降口から踏み段で4段ほど下がった位置に注油対象となるハンドレールチェーン70やスプロケット71がある場合、チューブ30の長さは約1.5m~2mとすることが好適である。
チューブ30の先端近傍は、磁石40が配置されている。磁石40は、ホルダー50によってチューブ30に保持したり、また、テープや接着等によってチューブ30に取り付けることができる。たとえば、図1では、板バネ製のクリップ本体51と摘まみレバー52からなる所謂ダブルクリップをホルダー50として用いた実施形態である。ホルダー50は、クリップ本体51にチューブ30を差し込み、チューブ30を押し潰さない程度に磁石40をクリップ本体51で挟み込むことにより、磁石40がチューブ30の先端近傍に配置される。この種のホルダー50により磁石40をチューブ30に取り付けることで、磁石40の位置をチューブ30に対してスライドできる利点がある。また、市販のダブルクリップをホルダー50として採用することで、安価に本発明を実施できる。
上記構成の注油装置10は、注油容器20に油60を入れて使用され、たとえば、図2、図3に示すようにエスカレーターのハンドレールチェーン70及びスプロケット71に注油を行なうことができる。
エスカレーターは、建物内に設置されたトラスやトラスを構成するフレーム73に踏み段やハンドレール、これらの駆動ユニット等を配置して構成される。踏み段やハンドレールは、駆動ユニットからチェーンやギアを介して動力伝達を受けて循環駆動する。
メンテナンスの際にはメンテナンス員が、乗降口の近傍に配置されたスカートガードパネルとハンドレールチェーン70の直上になるデッキカバーを取り外す。デッキカバーを取り外すと、ハンドレールチェーン70及びスプロケット71が出現する。たとえば、ハンドレールチェーン70及びスプロケット71が、上側乗降口から踏み段で4段程下った位置に設けられている場合には、当該位置近傍のデッキカバーを取り外し、ハンドレールチェーン70やスプロケット71にアクセス可能な状態とする。
注油の際には、メンテナンス員は、注油容器20をキースイッチの近傍に残し、チューブ30を延ばして、図2や図3に示すように、ハンドレールチェーン70まで移動する。チューブ30を1.5m~2mの長さに構成しておくことで、チューブ30の先端を乗降口からハンドレールチェーン70に十分届かせることができる。チューブ30の先端をハンドレールチェーン70に向け、具体的には、図3の丸囲み部Aで示すハンドレールチェーン70の外プレートと内プレートに向けて注油が行なわれるようにチューブ30の先端位置を調整し、磁石40側をフレーム73に向けて、磁石40をフレーム73に吸着させる。トラスやフレーム73は、構造用圧延鋼などの磁性材料から構成されるため、磁石40はフレーム73に吸着する。磁石40をフレーム73に吸着させた後、メンテナンス員は、踏み段を上って乗降口に戻り、キースイッチを操作して、駆動ユニットを運転させた後停止させる。そして、この状態で、図1に示すようにノズル22を下に向け、注油容器20を握って押し込むことで、注油容器20からチューブ30を通って、図2及び図3に示すように油60がハンドレールチェーン70やスプロケット71に滴下する。これにより、乗降口にいながら、離れた位置にあるハンドレールチェーン70などに注油を行なうことができ、作業効率を可及的に向上させることができる。注油作業が完了すると、磁石40をフレーム73から引き剥がせばよいから、設置も取外しも簡便である。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
たとえば、可撓性のチューブ30を使用した場合、チューブ30の先端の向きが安定しないことがある。このような場合、チューブ30の先端に硬質のパイプを嵌め、当該パイプと被る位置に磁石40を配置すればよい。また、図4に示すように、チューブ30の先端に油が浸み出し可能なブラシ31を取り付け、ブラシ31をハンドレールチェーン70等に押し当てて注油を行なうようにしてもよい。これにより、油の飛散等を抑え、確実に注油を行なうことができる。
10 注油装置
20 注油容器
30 チューブ
40 磁石
50 ホルダー
70 ハンドレールチェーン

Claims (4)

  1. ノズルを具え、油が入った可撓性の注油容器と、
    前記ノズルに接続される可撓性のチューブと、
    前記チューブの先端近傍に配置された磁石と、
    前記チューブの先端近傍で前記磁石を保持するホルダーと、
    を具える乗客コンベア用注油装置の使用方法であって、
    乗客コンベアのメンテナンス時、乗降口の近傍に配置されたスカートガードパネルとハンドレールチェーンの直上にあるデッキカバーを取り外し、前記チューブの先端を前記ハンドレールチェーンに向け、前記ハンドレールチェーンの外プレートと内プレートに向けて注油が行なわれるように前記チューブの先端位置を調整し、前記磁石側を建物内に設置されたフレームに向け、前記磁石を前記フレームに吸着させ、
    前記注油容器を握って押し込むことで、前記注油容器から前記チューブを通って、前記ハンドレールチェーンに注油が行なわれる、
    乗客コンベア用注油装置の使用方法
  2. ノズルを具える注油容器と、
    前記ノズルに接続される可撓性のチューブと、
    前記チューブの先端近傍に配置された磁石と、
    前記チューブの先端近傍で前記磁石を保持するホルダーと、
    を具える乗客コンベア用注油装置であって、
    前記ホルダーは、板バネ製のクリップ本体と摘まみレバーからなり、前記クリップ本体は、前記チューブを差し込み、前記チューブを押し潰さないように前記磁石を挟み込み、前記磁石の位置を前記チューブに対してスライドできる、
    乗客コンベア用注油装置。
  3. 前記チューブは、1.5m~2mの長さを有する、
    請求項2に記載の乗客コンベア用注油装置。
  4. 前記チューブの先端にはブラシが取り付けられており、注油の際に前記ブラシをチェーンに押し当てる、
    請求項2又は請求項3の何れかに記載の乗客コンベア用注油装置。
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