JP7014067B2 - 運搬台車 - Google Patents

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本発明は、運搬台車に関する。詳しくは、第1の床面領域と第2の床面領域との間で部品を運搬するための運搬台車に関する。
従来、作業工程に部品を供給するために用いられる運搬台車として、作業の床面領域の変化に合わせて車輪を適したものに切り換えられるようになっている構成が知られている(特許文献1)。
特開2001-239940号公報
上記従来技術では、車輪の切り換えをシリンダの駆動によって行う大掛かりな構成とされている。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、運搬台車の車輪を作業の床面領域に応じたものに簡便に切り換えられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の運搬台車は次の手段をとる。
第1の発明は、第1の床面領域と第2の床面領域との間で部品を運搬するための運搬台車である。この運搬台車は、部品が積載される台車本体と、台車本体の足回りに組み付けられて台車本体の手押しにより床面上を転動する車輪体と、車輪体の接地される車輪を第1の床面領域と第2の床面領域とで切り換える切換機構と、を有する。車輪体が、台車本体に回転可能に連結されたシーソアームと、シーソアームの一端に連結されて第1の床面領域上で接地使用される第1の車輪と、シーソアームの他端に連結されて第2の床面領域上で接地使用される第2の車輪と、を有する。切換機構が、台車本体の手押しにより第1の床面領域と第2の床面領域との境界に設けられた凸面部上に乗り上がって凸面部上を転動する転動体と、転動体の回転をシーソアームに伝達してシーソアームを第1の床面領域に入る場合には第1の車輪を接地させた第1の接地姿勢に切り換え第2の床面領域に入る場合には第2の車輪を接地させた第2の接地姿勢に切り換える動力伝達部と、動力伝達部により切り換えられたシーソアームを第1の接地姿勢と第2の接地姿勢とのそれぞれの位置にロックするロック部と、ロック部によるシーソアームのロック状態を転動体の逆回転に伴う動力伝達部からの回転動力の伝達により解除操作する解除操作部と、を有する。
この第1の発明によれば、台車本体を第1の床面領域と第2の床面領域との間で手押しにより移動させるだけで、床面上を転動する車輪体を作業の床面領域に応じたものに簡便に切り換えることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。シーソアームが、台車本体の手押しの進行方向に回されて第1の接地姿勢と第2の接地姿勢とに切り換えられる揺動構造とされる。動力伝達部が、転動体に接続されて互いに相反する回転方向に繰り出されて逆向きの回転動力の伝達を受ける2本のケーブルと、台車本体に中間部が回転可能に連結されて2本のケーブルの繰り出された先の端部が一端と他端とに分かれて接続された揺動リンクと、揺動リンクとシーソアームとに動力伝達可能に連結されると共に台車本体に手押しの進行方向に往復運動可能にガイドされて設けられた操作棒と、を有する。ロック部が、操作棒と台車本体との間に設けられた凹凸の嵌合構造が操作棒の移動により第1の接地姿勢と第2の接地姿勢とのそれぞれの位置にて互いに弾性的に嵌合して操作棒の移動をロックする弾性的なロック構造とされる。
この第2の発明によれば、運搬台車の移動により車輪体を作業の床面領域に応じたものに切り換えてロックしたり解除したりする機構を弾性的な嵌合構造を利用した簡素な構成により具現化することができる。
実施例1の運搬台車の概略構成を表した側面図である。 図1の平面図である。 運搬台車の側面図である。 図3の平面図である。 運搬台車の前部を拡大して表した側面図である。 図5の平面図である。 運搬台車の移動により車輪体の接地姿勢が切り換えられた状態を表した側面図である。 図7の平面図である。 運搬台車の逆移動により車輪体の接地姿勢が戻された状態を表した側面図である。 図9の平面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《運搬台車1の概略構成について》
始めに、実施例1の運搬台車1の構成について、図1~図10を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。
図1~図2に示すように、本実施例の運搬台車1は、自動車用シートを構成する部品Wを積載して組み立ての作業工程へと運搬するための台車として構成されている。上述した運搬台車1は、その台車本体2を作業者が手押しすることにより、台車本体2の足回りに組み付けられた各車輪体3が床面F上を転動して押し動かされるようになっている。具体的には、上述した運搬台車1は、土足エリアとなる第1の床面領域A1から土足禁止エリアとなる第2の床面領域A2に亘って部品Wの運搬を行うようになっている。また、上述した運搬台車1は、上述した第2の床面領域A2へと部品Wを運搬して作業工程が終了した後には、再び第2の床面領域A2から第1の床面領域A1へと戻されて、2回目の運搬作業へと供されるようになっている。
そのようなことから、上述した運搬台車1は、上述した第1の床面領域A1と第2の床面領域A2との間の行き来によって床面Fを汚してしまうことがないように、第1の床面領域A1を通る時と第2の床面領域A2を通る時とで各車輪体3の接地される車輪がそれぞれの領域に応じたものへと切り換えられるようになっている。詳しくは、上述した各車輪体3の接地される車輪の切り換え作業は、作業者が運搬台車1を第1の床面領域A1と第2の床面領域A2との間で行き来させるのみの通常の手押し作業を行うのみで簡便に行えるようになっている。
《運搬台車1の各部の具体的な構成について》
以下、上述した運搬台車1の各部の具体的な構成について詳しく説明していく。すなわち、図3~図6に示すように、運搬台車1は、部品Wが積載される台車本体2と、台車本体2の前後の足回りに組み付けられた左右一対の車輪構造を持つ前後一対の各車輪体3と、これら車輪体3の接地される車輪を上述した第1の床面領域A1と第2の床面領域A2とで切り換える切換機構10と、を有する構成とされている。
台車本体2は、複数のフレーム材が立体的な格子形状に枠組みされて構成されている。上述した台車本体2の前後の上枠部には、作業者が把持して前後側から手押しの力を掛けることのできる横長棒状のハンドル2Bが取り付けられている。
前後一対の各車輪体3は、それぞれ、第1の床面領域A1上で接地使用される左右一対の第1の車輪3Aと、第2の床面領域A2上で接地使用される左右一対の第2の車輪3Bと、左右各側における第1の車輪3Aと第2の車輪3Bとをひとまとめに支える左右一対のシーソアーム3Cと、を有する構成とされている。上述した各第1の車輪3Aは、それぞれ、各シーソアーム3Cの前端に連結され、各第2の車輪3Bは、それぞれ、各シーソアーム3Cの後端に連結されている。上述した各第1の車輪3Aと各第2の車輪3Bとは、それぞれ、自在キャスタにより構成されている。
上述した左右一対の各シーソアーム3C同士は、互いに左右方向に延びる揺動軸3Caを介して一体的に連結されている。そして、上述した左右一対の各シーソアーム3Cは、上述した揺動軸3Caが台車本体2の下枠部に回転可能に軸連結されていることにより、台車本体2の下枠部に対して上記揺動軸3Caを中心に揺動可能に組み付けられた構成とされている。上記構成により、前後一対の各車輪体3は、上述した揺動軸3Caを中心とした回転により、図7に示すようにそれらの第1の車輪3Aを床面F上に接地させる形に後傾させた第1の接地姿勢P1と、図9に示すようにそれらの第2の車輪3Bを床面F上に接地させる形に前傾させた第2の接地姿勢P2と、に切り換えられるようになっている。
上述した前後一対の各車輪体3を揺動回転させる操作は、これら車輪体3の左右一対のシーソリンクの揺動軸3Caよりも上側の領域部間に架橋された左右方向に延びる被操作軸3Cbが、それぞれ後述する切換機構10の操作リンクによって個別に前後方向に押し引きされる操作によって行われるようになっている。上記のように各車輪体3を揺動回転させる操作が、これら車輪体3の回転中心である揺動軸3Caよりも上側の領域部に設定された被操作軸3Cbの押し引き操作によって行われるようになっていることにより、各車輪体3の姿勢切り換えを後述する切換機構10の操作リンクから伝達される軽い操作力によって行えるようになっている。
切換機構10は、図3~図6に示すように、上述した台車本体2の前後の足回りに組み付けられた転動体11と、各転動体11の回転を上述した前後各側の車輪体3に個別に伝達して各車輪体3の姿勢を切り換える各動力伝達部12と、これら動力伝達部12により切り換えられた各車輪体3の姿勢をそれぞれの切り換えられた位置に個別にロックする各ロック部13と、を有する構成とされている。
上述した各転動体11は、上述した台車本体2の前後の下枠部の中央箇所にて、それぞれ左右方向に延びる軸回りに回転可能となる形に連結されている。上述した各転動体11は、図3及び図5に示すように、上述した各車輪体3の第1の車輪3Aと第2の車輪3Bとが床面F上に接地する高さ面よりも高い位置に設けられている。上記構成により、各転動体11は、上述した各車輪体3の第1の車輪3A又は第2の車輪3Bが床面F上に接地されて動かされる時には、同床面F上から浮かされて回転しないようになっている。
しかし、上述した各転動体11は、図7~図8に示すように、運搬台車1が第1の床面領域A1から第2の床面領域A2へと移行する際に、これらの境界に設けられた凸面部M上を通るように動かされることにより、同凸面部M上に乗り上がって、同凸面部M上を転がされる形となって回されるようになっている。また、上述した各転動体11は、図9~図10に示すように、運搬台車1が第2の床面領域A2から第1の床面領域A1へと戻される際にも、上記境界に設けられた凸面部M上を通るように動かされることで、同凸面部M上に乗り上がって、同凸面部M上を転がる形となって逆回りに回されるようになっている。
具体的には、上述した凸面部Mは、その上面にラック歯状の凹凸面が形成された構成とされている。また、各転動体11も、その外周面にピニオン歯状の凹凸面が形成された構成とされている。上記構成により、各転動体11は、上述した凸面部M上に乗り上がってその上面上を移動することにより、凸面部M上を滑ることなく転がされる形となって回されるようになっている。なお、上述した各転動体11と凸面部Mとは、必ずしも互いの凹凸面同士を噛合させて転がりを生じさせるものでなくてもよく、両者間の摺動摩擦抵抗力により転がりを生じさせるものであってもよい。
各動力伝達部12は、それぞれ、図3及び図5に示すように上述した各転動体11に接続されて互いに相反する回転方向に繰り出された2本のケーブル12A1,12A2と、図4及び図6に示すように上述した台車本体2の中間枠部に中間部が高さ方向に延びる連結軸12B1を介して回転可能となる形に連結された左右方向に延びる揺動リンク12Bと、揺動リンク12Bと前述した車輪体3の被操作軸3Cbとに動力伝達可能に連結された操作棒12Cと、を有する構成とされている。
上述した各転動体11から互いに相反する回転方向に繰り出された2本のケーブル12A1,12A2は、それぞれ、それらの繰り出された先の端部が、台車本体2に取り付けられた滑車12A3,12A4を介して上述した揺動リンク12Bの一端と他端とに分かれて接続された状態として設けられている。上記構成により、各動力伝達部12は、図7~図8に示すように、各転動体11が上述した凸面部M上に乗り上がって一方向に転動する時には、それぞれの一方のケーブル12A1が各転動体11に個別に巻かれる形となって揺動リンク12Bを一方向(第2の床面領域A2へ向かう方向)に回転させる牽引力を発生させて、それに伴う揺動リンク12Bの回転を介して操作棒12Cを進行方向(前方向)に押し動かして各車輪体3を第1の接地姿勢P1から第2の接地姿勢P2へと切り換えるようになっている。
また、各動力伝達部12は、図9~図10に示すように、各転動体11が上述した凸面部M上に乗り上がって他方向(第1の床面領域A1へ戻る方向)に転動する時には、それぞれの他方のケーブル12A2が各転動体11に個別に巻かれる形となって揺動リンク12Bを他方向に回転させる牽引力を発生させて、それに伴う揺動リンク12Bの回転を介して操作棒12Cを進行方向(後方向)に押し動かして各車輪体3を第2の接地姿勢P2から第1の接地姿勢P1へと切り換えるようになっている。
操作棒12Cは、その前後方向に延びる棒形状の途中箇所に上向きに突出する2本の係合突起12C1を有し、これら係合突起12C1の間に上述した揺動リンク12Bを通した連結状態とされていることにより、揺動リンク12Bの回転に伴って前後方向に押し引き操作されるようになっている。上述した操作棒12Cは、台車本体2に対して前後方向に真っ直ぐ押し引きされるように左右両側からガイドされた状態として設けられている。また、操作棒12Cは、上述した車輪体3の被操作軸3Cbに対してはジョイント12C2を介して相対回転可能に連結されており、その前後方向の押し引きに伴って揺動軸3Caを中心に回転する被操作軸3Cbの相対回転を逃がせる形に連結された状態とされている。
各ロック部13は、それぞれ、図3~図6に示すように、台車本体2の中間枠部に固定された固定片13Aと、上述した各操作棒12Cに固定された可動片13Bと、によって構成されている。上述した各固定片13Aは、それぞれ、ブロック状の樹脂部材により構成されており、図6に示すように、その下面上の前後2箇所の位置に、丸穴状に凹んだ凹部13A1が形成された構成とされている。各可動片13Bは、いわゆるボールプランジャにより構成されており、各操作棒12Cの脇に上向きに延びる形となって取り付けられている。
上述した各可動片13Bは、それらの先端部に取り付けられたボール13B1を各固定部の下面に対して内部のスプリングの付勢力によって弾性的に押し付けた状態としてセットされている。上述した各ロック部13は、図7及び図9に示すように、上述した各操作棒12Cが前後方向に個別に押し引きされる動きによって、各可動片13Bのボール13B1を前後方向に移動させて、これらのボール13B1を各固定片13Aの下面に形成された前後の凹部13A1と合わされる位置にて凹部13A1内に弾性的に嵌合させたり凹部13A1から弾性的に外し出したりするようになっている。
上記各可動片13Bのボール13B1が各固定片13Aの前後の凹部13A1内に嵌合されることにより、各操作棒12Cの前後方向に押し引きされる動きがロックされて、各車輪体3が第1の接地姿勢P1と第2の接地姿勢P2とに切り換えられたそれぞれの位置にてロックされるようになっている。上述した各可動片13Bのボール13B1が各固定片13Aの前後の凹部13A1内に嵌合された状態は、運搬台車1の手押しによって上述した各転動体11が凸面部M上を押し回される大きな力が掛けられることによって簡便に外し出されるようになっている。
《まとめ》
以上をまとめると、本実施例の運搬台車1は次のような構成とされている。すなわち、第1の床面領域(A1)と第2の床面領域(A2)との間で部品(W)を運搬するための運搬台車(1)である。この運搬台車は、部品(W)が積載される台車本体(2)と、台車本体(2)の足回りに組み付けられて台車本体(2)の手押しにより床面(F)上を転動する車輪体(3)と、車輪体(3)の接地される車輪を第1の床面領域(A1)と第2の床面領域(A2)とで切り換える切換機構(10)と、を有する。
車輪体(3)が、台車本体(2)に回転可能に連結されたシーソアーム(3C)と、シーソアーム(3C)の一端に連結されて第1の床面領域(A1)上で接地使用される第1の車輪(3A)と、シーソアーム(3C)の他端に連結されて第2の床面領域(A2)上で接地使用される第2の車輪(3B)と、を有する。
切換機構(10)が、台車本体(2)の手押しにより第1の床面領域(A1)と第2の床面領域(A2)との境界に設けられた凸面部(M)上に乗り上がって凸面部(M)上を転動する転動体(11)と、転動体(11)の回転をシーソアーム(3C)に伝達してシーソアーム(3C)を第1の床面領域(A1)に入る場合には第1の車輪(3A)を接地させた第1の接地姿勢(P1)に切り換え第2の床面領域(A2)に入る場合には第2の車輪(3B)を接地させた第2の接地姿勢(P2)に切り換える動力伝達部(12)と、動力伝達部(12)により切り換えられたシーソアーム(3C)を第1の接地姿勢(P1)と第2の接地姿勢(P2)とのそれぞれの位置にロックするロック部(13)と、ロック部(13)によるシーソアーム(3C)のロック状態を転動体(11)の逆回転に伴う動力伝達部(12)からの回転動力の伝達により解除操作する解除操作部(12C)と、を有する。
このような構成とされていることにより、台車本体(2)を第1の床面領域(A1)と第2の床面領域(A2)との間で手押しにより移動させるだけで、床面(F)上を転動する車輪体(3)を作業の床面領域に応じたものに簡便に切り換えることができる。
また、シーソアーム(3C)が、台車本体(2)の手押しの進行方向に回されて第1の接地姿勢(P1)と第2の接地姿勢(P2)とに切り換えられる揺動構造とされる。動力伝達部(12)が、転動体(11)に接続されて互いに相反する回転方向に繰り出されて逆向きの回転動力の伝達を受ける2本のケーブル(12A1,12A2)と、台車本体(2)に中間部が回転可能に連結されて2本のケーブル(12A1,12A2)の繰り出された先の端部が一端と他端とに分かれて接続された揺動リンク(12B)と、揺動リンク(12B)とシーソアーム(3C)とに動力伝達可能に連結されると共に台車本体(2)に手押しの進行方向に往復運動可能にガイドされて設けられた操作棒(12C)と、を有する。
ロック部(13)が、操作棒(12C)と台車本体(2)との間に設けられた凹凸の嵌合構造(13A1,13B1)が操作棒(12C)の移動により第1の接地姿勢(P1)と第2の接地姿勢(P2)とのそれぞれの位置にて互いに弾性的に嵌合して操作棒(12C)の移動をロックする弾性的なロック構造とされる。
このような構成とされていることにより、運搬台車(1)の移動により車輪体(3)を作業の床面領域に応じたものに切り換えてロックしたり解除したりする機構を弾性的な嵌合構造(13A1,13B1)を利用した簡素な構成として具現化することができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の運搬台車は、自動車用シートの構成部品の他、様々な種類の部品を運搬するための台車として利用することができるものである。また、第1の床面領域と第2の床面領域とは、土足エリアと土足禁止エリアとの他、車輪を切り換えて使用したい種々の床面領域として適用することができるものである。
また、車輪体を構成する第1の車輪と第2の車輪とは、互いに同一タイプの車輪から成るものであってもよいが、一方が他方よりも径及び/又は幅が大きいものであったりタイヤのゴム質が異なったりするものであってもよい。また、第1の床面領域と第2の床面領域との境界に設けられる凸面部は、ゴムマット等の転動体に大きな摺動摩擦抵抗力を作用させられる部材から成るものであってもよい。
また、ロック部の凹凸の嵌合構造は、操作棒側に凸部が設けられ台車本体側に凹部が設けられる構成であっても良いが、操作棒側に凹部が設けられ台車本体側に凸部が設けられる構成であっても良い。また、凸部が凹部に対して上向きに入って嵌合するものの他、下向きに入って嵌合するものであってもよい。また、凸部は、ボールプランジャの他、凹部内に弾性的に嵌合することが可能な凸形状を持つものであれば良い。また、凸部と凹部とが弾性的に嵌合するロック構造は、凸部が凹部に弾性的に嵌合する弾性構造を有するものの他、凹部が凸部に弾性的に嵌合する弾性構造を有するものであってもよい。
1 運搬台車
2 台車本体
2B ハンドル
3 車輪体
3A 第1の車輪
3B 第2の車輪
3C シーソアーム
3Ca 揺動軸
3Cb 被操作軸
10 切換機構
11 転動体
12 動力伝達部
12A1,12A2 ケーブル
12A3,12A4 滑車
12B 揺動リンク
12B1 連結軸
12C 操作棒(解除操作部)
12C1 係合突起
12C2 ジョイント
13 ロック部
13A 固定片
13A1 凹部(凹凸の嵌合構造)
13B 可動片
13B1 ボール(凹凸の嵌合構造)
F 床面
A1 第1の床面領域
A2 第2の床面領域
P1 第1の接地姿勢
P2 第2の接地姿勢
M 凸面部
W 部品

Claims (2)

  1. 第1の床面領域と第2の床面領域との間で部品を運搬するための運搬台車であって、
    前記部品が積載される台車本体と、
    該台車本体の足回りに組み付けられて該台車本体の手押しにより床面上を転動する車輪体と、
    該車輪体の接地される車輪を前記第1の床面領域と前記第2の床面領域とで切り換える切換機構と、を有し、
    前記車輪体が、前記台車本体に回転可能に連結されたシーソアームと、該シーソアームの一端に連結されて前記第1の床面領域上で接地使用される第1の車輪と、前記シーソアームの他端に連結されて前記第2の床面領域上で接地使用される第2の車輪と、を有し、
    前記切換機構が、前記台車本体の手押しにより前記第1の床面領域と前記第2の床面領域との境界に設けられた凸面部上に乗り上がって該凸面部上を転動する転動体と、該転動体の回転を前記シーソアームに伝達して該シーソアームを前記第1の床面領域に入る場合には前記第1の車輪を接地させた第1の接地姿勢に切り換え前記第2の床面領域に入る場合には前記第2の車輪を接地させた第2の接地姿勢に切り換える動力伝達部と、該動力伝達部により切り換えられた前記シーソアームを前記第1の接地姿勢と前記第2の接地姿勢とのそれぞれの位置にロックするロック部と、該ロック部による前記シーソアームのロック状態を前記転動体の逆回転に伴う前記動力伝達部からの回転動力の伝達により解除操作する解除操作部と、を有する運搬台車。
  2. 請求項1に記載の運搬台車であって、
    前記シーソアームが、前記台車本体の手押しの進行方向に回されて前記第1の接地姿勢と前記第2の接地姿勢とに切り換えられる揺動構造とされ、
    前記動力伝達部が、前記転動体に接続されて互いに相反する回転方向に繰り出されて逆向きの回転動力の伝達を受ける2本のケーブルと、前記台車本体に中間部が回転可能に連結されて前記2本のケーブルの繰り出された先の端部が一端と他端とに分かれて接続された揺動リンクと、該揺動リンクと前記シーソアームとに動力伝達可能に連結されると共に前記台車本体に手押しの進行方向に往復運動可能にガイドされて設けられた操作棒と、を有し、
    前記ロック部が、前記操作棒と前記台車本体との間に設けられた凹凸の嵌合構造が前記操作棒の移動により前記第1の接地姿勢と前記第2の接地姿勢とのそれぞれの位置にて互いに弾性的に嵌合して前記操作棒の移動をロックする弾性的なロック構造とされる運搬台車。
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