JP7014027B2 - Rfタグラベルおよびrfタグ構造体 - Google Patents

Rfタグラベルおよびrfタグ構造体 Download PDF

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Description

本発明は,無線による個体識別で用いるRFタグ(Radio Frequency)に関し,更に詳しくは,電子部品を実装するプリント基板(PCB: printed circuit board)など,比誘電率の高い電気特性を有する板状の物に適したRFタグに関する。
無線による個体識別で用いるRFタグを貼付する物の電気特性を利用して,RFタグの通信特性を向上させることが検討されている。例えば,金属板などの導体をアンテナとして利用できるようにしたRFタグとして,二つの面状のアンテナ素子(導波素子)で絶縁体(誘電体)を挟んだ形態のRFタグが特許文献1で開示されている。
RFタグを利用して管理する物の中には,誘電体を用いて構成された板状の製品である誘電体板もあるため,誘電体板をRFタグにより管理する際は,RFタグを貼付する誘電体板をRFタグのアンテナに利用できることが望ましい。なお,誘電体とは比誘電率の高い物を意味し,誘電体板の代表物はプリント基板であるが,プリント基板以外の誘電体板としては,ガラス板やカーボン高含有プラスチック板なども想定できる。
WO2016/129542号公報
そこで,本発明は,誘電体板をアンテナとして利用できるように構成したRFタグラベルおよびこのRFタグラベルを誘電体板に貼付した構造体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1発明は,ICチップを接続したアンテナを実装したRFタグラベルであって,前記アンテナは,前記ICチップを接続させたループ状素子,水平部と垂直部を有するL字型線状素子,および,面状の結合素子を備え,前記垂直部を利用して前記L字型線状素子を前記ループ状素子に接続させ,前記ループ状素子を介して前記L字型線状素子と対向するように,導波線路を利用して前記結合素子を前記ループ状素子に接続させた構造になっていることを特徴とするRFタグラベルである。第1発明に係る前記RFタグラベルは,前記L字型線状素子が誘電体を介して前記結合素子と対向するように折り曲げて貼付することで,絶縁体に誘電体を用いた逆F型アンテナとして前記アンテナが機能するように構成されている。
第2発明は,ICチップを接続したアンテナを実装したRFタグラベルと,誘電体を用いて構成された誘電体板を備え,前記アンテナは,前記ICチップを接続させたループ状素子,水平部と垂直部を有するL字型線状素子,および,面状の結合素子を備え,前記垂直部を利用して前記L字型線状素子を前記ループ状素子に接続させ,前記ループ状素子を介して前記L字型線状素子と対向するように,導波線路を利用して前記結合素子を前記ループ状素子に接続させた構造になっており,前記L字型線状素子が前記誘電体板を介して前記結合素子と対向するように折り曲げられた状態で,前記誘電体板の端に貼付されていることを特徴とするRFタグ構造体である。第2発明に係る前記RFタグ構造体は,前記誘電体板に貼付した前記RFタグラベルの前記アンテナが,絶縁体に誘電体を用いた逆F型アンテナとして機能するように構成されている。
第3発明は,第2発明に記載したRFタグ構造体において,前記誘電体板をプリント基板としたことを特徴とする。電子機器に必ず組み込まれる前記プリント基板を前記誘電体板とすることが本発明の好適な形態である。
第4発明は,第3発明に記載したRFタグ構造体において,前記アンテナが備える前記L字型線状素子の貼付面が前記プリント基板の電子部品実装面になるように,前記RFタグラベルが貼付されており,前記プリント基板の電子部品実装面には金属製の第1シールド板が設けられていることを特徴とする。前記プリント基板の電子部品実装面に前記第1シールド板を設けても,前記RFタグラベルの前記アンテナは,絶縁体に誘電体を用いた逆F型アンテナとして機能する。
第5発明は,第4発明に記載したRFタグ構造体において,前記第1シールド板を設けた前記プリント基板の電子部品実装面の裏面に,金属製の第2シールド板を設けたことを特徴とする。前記第1シールド板および前記第2シールド板を前記プリント基板に設けても,前記RFタグラベルの前記アンテナは,絶縁体に誘電体を用いた逆F型アンテナとして機能する。
第6発明は,第3発明に記載したRFタグ構造体において,前記プリント基板の電子部品実装面には金属製の第1シールド板が設けられ,前記アンテナが備える前記L字型線状素子の貼付面が前記プリント基板の電子部品実装面になるように,前記RFタグラベルが前記第1シールド板の上に貼付されていることを特徴とする。前記プリント基板の電子部品実装面に設けた前記第1シールド板の上から前記RFタグラベルを貼付しても,前記RFタグラベルの前記アンテナは,絶縁体に誘電体を用いた逆F型アンテナとして機能する。
第7発明は,第6発明に記載したRFタグ構造体において,前記第1シールド板を設けた前記プリント基板の電子部品実装面の裏面に,金属製の第2シールド板を設け,前記第1シールド板の端と前記第2シールド板の端を挟むように前記RFタグラベルを貼付したことを特徴とする。前記第1シールド板および前記第2シールド板を前記プリント基板に設け,前記第1シールド板の端と前記第2シールド板の端を挟むように前記RFタグラベルを貼付しても,前記RFタグラベルの前記アンテナは,絶縁体に誘電体を用いた逆F型アンテナとして機能する。
誘電体に貼付したRFタグラベルの通信特性が著しく劣化しないように,本発明に係るRFタグラベルおよび本発明に係るRFタグ構造体は,絶縁体に誘電体を用いた逆F型アンテナとして機能するように構成されている。
本実施形態に係るRFタグラベルを図示した図。 インレイに実装するアンテナの構造を図示した図。 本実施形態に係るRFタグ構造体を図示した図。 RFタグラベルを貼付した箇所の拡大断面図。 変形例1に係るRFタグ構造体を図示した図。 変形例2に係るRFタグ構造体を図示した図。 変形例2に係るRFタグラベルを図示した図。 変形例2に係るRFタグ構造体の拡大断面図。 変形例3に係るRFタグ構造体を図示した図。 変形例3に係るRFタグ構造体の拡大断面図。 変形例4に係るRFタグ構造体を図示した図。 変形例4に係るRFタグ構造体の拡大断面図。 変形例5に係るRFタグ構造体を図示した図。 変形例5に係るRFタグ構造体の拡大断面図。
ここから,本発明の好適な実施形態を記載する。なお,以下の記載は本発明の技術的範囲を束縛するものでなく,本発明の理解を助けるために記述するものである。
図1では,本実施形態に係るRFタグラベル2を図示し,図2では,インレイ20に実装するアンテナ21の構造を図示している。
本実施形態に係るRFタグラベル2の最小構成は,ベースフィルム20aの上にアンテナ21を実装したインレイ20と,アンテナ21を実装したインレイ20の面に積層した第1粘着層22になるが,図1で示したRFタグラベル2は,これらに加え,アンテナ21を実装していないインレイ20の面に積層した第2粘着層24と,第2粘着層24を介してインレイ20と接着している保護シート23を有している。なお,図1では,RFタグラベル2の構造を分かり易くするために,各所の断面図を記載している。
本実施形態に係るRFタグラベル2は,誘電体を用いて構成された誘電体板の端を挟むように折り曲げた状態で誘電体板に貼付されるため,折り曲げ位置の両端になるRFタグラベル2の箇所に切り込み2aを加工し,更に,アンテナ21の導波線路213が実装されている箇所を除き,折り曲げ線に該当するRFタグラベル2の箇所にミシン目2bを加工している。
RFタグラベル2を構成する保護シート23はインレイ20を保護する層で,第2粘着層24は保護シート23とインレイ20を接着する層である。また,本実施形態に係るRFタグラベル2を構成するインレイ20は,ICチップ214とアンテナ21が実装される層で,第1粘着層22は,RFタグラベル2をプリント基板4に貼付するための層になる。
RFタグラベル2の材料について説明する。インレイ20のベースフィルム20aと保護シート23には,ポリエチレンテレフタラート(PET),ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製フィルムに加え,アート紙などを用いることができる。また,インレイ20に実装するアンテナ21の形成にはアルミ箔などを利用できる。また,第1粘着層22および第2粘着層24にはアクリル系やゴム系の粘着剤を利用できる。なお,第1粘着層22は,RFタグラベル2をプリント基板4にくっつける層になるため,比誘電率の小さい粘着材(例えば,アクリル系粘着材)を第1粘着層22に用いるとよい。
図2で示すように,本実施形態に係るインレイ20のアンテナ21は,ICチップ214が有する二つのRF端子214aと両端が接続しているループ状素子210,水平部212aと垂直部212bを有するL字型線状素子212,面状の結合素子211を備え,垂直部212bを利用してL字型線状素子212をループ状素子210に接続させ,L字型線状素子212とループ状素子210を介して対向するように,導波線路213を利用して結合素子211をループ状素子210に接続した構造になっている。
インレイ20に実装したアンテナ21が有するループ状素子210は,インレイ20に実装するICチップ214とのインピーダンス整合をとるためのアンテナ素子である。ICチップ214のRF端子214a間には容量性リアクタンス(キャパシタンス)が存在するので,ICチップ214のRF端子214aと接続させたループ状素子210に,ICチップ214のRF端子214a間に存在する容量性リアクタンスに対応した誘導性リアクタンス(インダクタンス)を持たせている。
インレイ20に実装したアンテナ21が有するL字型線状素子212は,RFタグラベル2を誘電体板に貼付した状態において,逆F型アンテナの放射素子となるアンテナ素子で,インレイ20に実装したアンテナ21が有する結合素子211は,RFタグラベル2を誘電体板に貼付した状態において,逆F型アンテナのグランド素子となるアンテナ素子である。なお,本実施形態では,結合素子211の形状を略矩形(四角形)にしているが,RFタグラベル2の通信性能に支障が発生しなければ,結合素子211の形状は略矩形でなくてもよい。
アンテナ21のサイズに関しては,RFタグラベル2を誘電体板に貼付することを考慮すると,以下の第1指針に沿うことが望ましく,また,アンテナ21の横幅は以下の第2指針に沿うことが望ましい。
(アンテナ21の長さに係る第1指針)
・ループ状素子210の下端からL字型線状素子212までの長さ(図4のa):3mm以上10mm以下
・導波線路213の長さ(図4のb):3mm以上10mm以下
・結合素子211の長さ(図4のc):1mm以上10mm以下
・ループ状素子210から導波線路213までの長さ(図4のd)7mm以上30mm以下
・アンテナ21の長さの総和(図4のe):9mm以上50mm以下
(アンテナ21の横幅に係る第2指針)
・アンテナ21の横幅(図4のf):5mm以上100mm以下
RFタグラベル2の共振周波数については,RFタグラベル2を誘電体板に貼付すると,誘電体板に用いられている誘電体の影響で大きな寄生容量が発生し,RFタグラベル2の共振周波数が低い方向にシフトしてしまうため,誘電体板に貼付する前のRFタグラベル2の共振周波数は,RFタグラベル2が使用する周波数帯(ここでは,UHF帯)よりも大きくすることが必要になる。
図3では,本実施形態に係るRFタグ構造体1を図示している。図3(a)は,RFタグ構造体1を表面から見た図で,図3(b)は,RFタグ構造体1を裏面から見た図である。
図3(a)および図3(b)で図示したように,本実施形態に係るRFタグ構造体1は,
比誘電率の高い誘電体を用いて構成された誘電体板3とRFタグラベル2を備え,RFタグラベル2は,L字型線状素子212を接続させたループ状素子210と結合素子211が誘電体板3を介して対向するように導波線路213の箇所で折り曲げられ,誘電体板3の端を挟んだ状態で誘電体板3の端に貼付されている。なお,RFタグラベル2が備えるアンテナ21の利得を考えると,誘電体板3に用いられている誘電体の比誘電率は高いことが望ましく,具体的には,誘電体板3に用いられている誘電体の比誘電率は3.5以上であることが望ましい。
ここから,図3で示したRFタグ構造体1において,誘電体板3に取り付けたRFタグラベル2の通信性能が著しく悪化しないことについて説明する。図4は,RFタグラベル2を貼付した箇所の拡大断面図である。
図4を参照すればわかるように,RFタグ構造体1において,L字型線状素子212とループ状素子210は誘電体板3を挟んで結合素子211と対向する。図4で図示したアンテナ21の構成は,結合素子211をグランド素子,そして,L字型線状素子212の水平部212aを放射素子とし,絶縁体として誘電体板3を用い,グランド素子と線状の放射素子を導波線路213で接続した逆F字型アンテナの構成と見なせるので,誘電体板3に貼り付けたRFタグラベル2の通信性能は著しく劣化しない。なお,このように,本実施形態に係るRFタグ構造体1において,アンテナ21が備えるL字型線状素子212の水平部212aは,逆F字型アンテナの放射素子として機能するため,L字型線状素子212を接続させたループ状素子210は,リーダライタからの電波が放射される誘電体板3の表面側に配置されることになる。
ここから,本実施形態に係るRFタグ構造体1の変形例について説明する。なお,ここから説明するRFタグ構造体1の変形例は,誘電体板3をプリント基板としたときの例である。
まず,変形例1に係るRFタグ構造体1aについて説明する。変形例1に係るRFタグ構造体1aは,図3で図示した誘電体板3をプリント基板4に置き換えた変形例で,図5では,変形例1に係るRFタグ構造体1aを図示し,図1および図2と同じ要素に同じ符号を付している。図5(a)は,変形例1に係るRFタグ構造体1aを表面(電子部品実装面)から見た図で,図5(b)は,変形例1に係るRFタグ構造体1aを裏面(電子部品実装面の裏面)から見た図で,図5(c)は,変形例1に係るRFタグ構造体1aにおけるB-B’断面図である。
図5(a)から(c)で図示したように,変形例1に係るRFタグ構造体1aにおいて,図1で図示したRFタグラベル2は,L字型線状素子212を接続させたループ状素子210と結合素子211がプリント基板4を介して対向するように,導波線路213の箇所で折り曲げられ,プリント基板4の端を挟んだ状態でプリント基板4の端に貼付されている。なお,図5(a)で図示した枠線4aは,電子部品を実装するスペースを示しており,RFタグラベル2は,電子部品を実装しないスペースである空きスペースを利用してプリント基板4に貼付されている。
次に,変形例2に係るRFタグ構造体1bついて説明する。図6では,変形例2に係るRFタグ構造体1bを図示し,図1,図3および図5と同じ要素に同じ符号を付している。変形例2に係るRFタグ構造体1bは,RFタグラベル2と層構成の異なる変形例2に係るRFタグラベル5とプリント基板4に加え,プリント基板4の電子部品実装面を覆う金属製の第1シールド板6aを備え,図6で示した変形例2に係るRFタグ構造体1bでは,アンテナ21が備えるL字型線状素子212の貼付面がプリント基板4の表面になるように,変形例2に係るRFタグラベル5をプリント基板4に貼付している。
図6(a)では,プリント基板4の表面から見た変形例2に係るRFタグ構造体1bを図示し,図6(b)では,プリント基板4の裏面の裏面から見た変形例2に係るRFタグ構造体1bを図示している。また,図6(c)では,変形例2に係るRFタグ構造体1bにおけるC-C’断面図を図示している。
図6(a)から(c)で図示したように,変形例2に係るRFタグ構造体1bにおいて,変形例2に係るRFタグラベル5は,L字型線状素子212を接続させたループ状素子210と結合素子211がプリント基板4を介して対向するように,導波線路213の箇所で折り曲げられ,プリント基板4の端を挟んだ状態でプリント基板4の端に貼付され,第1シールド板6aは,リーダライタの電波が照射されるプリント基板4の表面側に設けられている。
図7では,変形例2に係るRFタグラベル5を図示している。変形例2に係るRFタグラベル5は,アンテナ21を実装したインレイ20と,アンテナ21を実装したインレイ20の面に積層した第1粘着層22のみの構成としている。また,図1と同様に,変形例2に係るRFタグラベル5は,プリント基板4の端を挟むように折り曲げた状態でプリント基板4に貼付されるため,折り曲げ位置の両端になる変形例2に係るRFタグラベル5の箇所に切り込み5aを加工し,更に,導波線路213が実装されている箇所を除いて,折り曲げ線になる変形例2に係るRFタグラベル5の箇所にミシン目5bを加工している。なお,図7では,変形例2に係るRFタグラベル5の構造を分かり易くするために,各所の断面図を記載している。
図8は,変形例2に係るRFタグ構造体1bの拡大断面図である。図8を参照すればわかるように,インレイ20に実装したアンテナ21のL字型線状素子212と第1シールド板6aの間には,インレイ20のベースフィルム20aしか介在しないので,第1シールド板6aはアンテナ21のL字型線状素子212と静電結合する。第1シールド板6aがアンテナ21のL字型線状素子212と静電結合すると,図6(c)で図示した構成は,板状の逆F字型アンテナと見なせるので,プリント基板4に貼り付けた変形例2に係るRFタグラベル5の通信特性は著しく劣化しない。
ここから,変形例3に係るRFタグ構造体1cについて説明する。図9では,変形例3に係るRFタグ構造体1cを図示し,図1,図3,図5および図7と同じ要素に同じ符号を付している。変形例3に係るRFタグ構造体1cは,変形例2に係るRFタグ構造体1bと同様に,変形例2に係るRFタグラベル5,プリント基板4およびプリント基板4の表面を覆う金属製の第1シールド板6aを備え,加えて,変形例3に係るRFタグ構造体1cでは,プリント基板4の裏面を覆う金属製の第2シールド板6bを備えている。
図9(a)では,プリント基板4の表面から見た変形例3に係るRFタグ構造体1cを図示し,図9(b)では,プリント基板4の裏面から見た変形例3に係るRFタグ構造体1cを図示している。また,図9(c)では,変形例3に係るRFタグ構造体1cにおけるE-E’断面図を図示している。
図9(a)から(c)で図示したように,変形例3に係るRFタグ構造体1cにおいて,変形例2に係るRFタグラベル5は,L字型線状素子212を接続させたループ状素子210と結合素子211がプリント基板4を介して対向するように,導波線路213の箇所で折り曲げられ,プリント基板4の端を挟んだ状態でプリント基板4の端に貼付され,第1シールド板6aおよび第2シールド板6bによって挟まれた状態になっている。
図10は,変形例3に係るRFタグ構造体1cの拡大断面図である。変形例3に係るRFタグ構造体1cにおいても,リーダライタからの電波が照射される表面側に設けられた第1シールド板6aは,アンテナ21のL字型線状素子212と静電結合し,変形例2に係るRFタグ構造体1bと同様に,図9(c)で図示した構成は,板状の逆F字型アンテナと見なせるので,プリント基板4に貼り付けた変形例2に係るRFタグラベル5の通信特性は著しく劣化しない。
図6等を用いて説明した変形例2に係るRFタグ構造体1bおよび図9等を用いて説明した変形例3に係るRFタグ構造体1cでは,変形例2に係るRFタグラベル5をプリント基板4の上に直接貼付していたが,変形例2に係るRFタグラベル5をシールド板に貼付した形態にしてもよい。
図11では,変形例2に係るRFタグラベル5をシールド板に貼付した形態をなしている変形例4に係るRFタグ構造体1dを図示し,図1,図3,図5および図7と同じ要素に同じ符号を付している。変形例4に係るRFタグ構造体1dは,変形例2に係るRFタグラベル5とプリント基板4に加え,プリント基板4の表面を覆う金属製の第1シールド板6aを備え,図11で示した変形例4に係るRFタグ構造体1dでは,アンテナ21が備えるL字型線状素子212の貼付面がプリント基板4の表面になるように,変形例2に係るRFタグラベル5を第1シールド板6aの上から貼付している。
図11(a)では,プリント基板4の表面から見た変形例4に係るRFタグ構造体1dを図示し,図11(b)では,プリント基板4の裏面の裏面から見た変形例4に係るRFタグ構造体1dを図示している。また,図11(c)では,変形例4に係るRFタグ構造体1dにおけるF-F’断面図を図示している。
図11(c)で図示したように,変形例2に係るRFタグラベル5は,ループ状素子210と結合素子211がプリント基板4を介して対向するように,プリント基板4の端を挟むように折り曲げられて,プリント基板4の表面を覆う第1シールド板6aの端とプリント基板4の端に貼付されている。
図12は,変形例4に係るRFタグ構造体1dの拡大断面図である。図12を参照すればわかるように,変形例4に係るRFタグ構造体1dにおいても,第1シールド板6aは,アンテナ21のL字型線状素子212と静電結合し,図11(c)で図示した構成は,板状の逆F字型アンテナと見なせるので,変形例2に係るRFタグラベル5の通信特性は著しく劣化しない。
図13では,変形例2に係るRFタグラベル5をシールド板に貼付した形態をなしている変形例5に係るRFタグ構造体1eを図示し,図1,図3,図5および図9と同じ要素に同じ符号を付している。変形例5に係るRFタグ構造体1eは,変形例2に係るRFタグラベル5とプリント基板4に加え,プリント基板4の表面を覆う金属製の第1シールド板6aとプリント基板4の裏面を覆う金属製の第2シールド板6bを備え,図13で示した変形例5に係るRFタグ構造体1eでは,変形例2に係るRFタグラベル5を第1シールド板6aおよび第2シールド板6bを挟むように貼付している。
図13(a)では,プリント基板4の表面から見た変形例5に係るRFタグ構造体1eを図示し,図13(b)では,プリント基板4の裏面の裏面から見た変形例5に係るRFタグ構造体1eを図示している。また,図13(c)では,変形例5に係るRFタグ構造体1eにおけるF-F’断面図を図示している。
図13(c)で図示したように,変形例2に係るRFタグラベル5は,ループ状素子210と結合素子211がプリント基板4を介して対向するように,第1シールド板6aの端と第2シールド板6bの端を挟むように折り曲げられて貼付されている。
図14は,変形例5に係るRFタグ構造体1eの拡大断面図である。図14を参照すればわかるように,変形例5に係るRFタグ構造体1eにおいても,第1シールド板6aは,アンテナ21のL字型線状素子212と静電結合し,図13(c)で図示した構成は,板状の逆F字型アンテナと見なせるので,変形例2に係るRFタグラベル5の通信特性は著しく劣化しない。
1 RFタグ構造体
1a 変形例1に係るRFタグ構造体
1b 変形例2に係るRFタグ構造体
1c 変形例3に係るRFタグ構造体
1d 変形例4に係るRFタグ構造体
1e 変形例5に係るRFタグ構造体
2 RFタグラベル
20 インレイ
21 アンテナ
210 ループ状素子
211 結合素子
212 L字型線状素子
212a 水平部
212b 垂直部
213 導波線路
214 ICチップ
3 誘電体板
4 プリント基板
5 変形例2に係るRFタグラベル
6a 第1シールド板
6b 第2シールド板

Claims (7)

  1. ICチップを接続したアンテナを実装したRFタグラベルであって,前記アンテナは,前記ICチップを接続させたループ状素子,水平部と垂直部を有するL字型線状素子,および,面状の結合素子を備え,前記垂直部を利用して前記L字型線状素子を前記ループ状素子に接続させ,前記ループ状素子を介して前記L字型線状素子と対向するように,導波線路を利用して前記結合素子を前記ループ状素子に接続させた構造になっていることを特徴とするRFタグラベル。
  2. ICチップを接続したアンテナを実装したRFタグラベルと,誘電体を用いて構成された誘電体板を備え,前記アンテナは,前記ICチップを接続させたループ状素子,水平部と垂直部を有するL字型線状素子,および,面状の結合素子を備え,前記垂直部を利用して前記L字型線状素子を前記ループ状素子に接続させ,前記ループ状素子を介して前記L字型線状素子と対向するように,導波線路を利用して前記結合素子を前記ループ状素子に接続させた構造になっており,前記RFタグラベルは,前記L字型線状素子が前記誘電体板を介して前記結合素子と対向するように折り曲げられた状態で,前記誘電体板の端に貼付されていることを特徴とするRFタグ構造体。
  3. 前記誘電体板をプリント基板としたことを特徴とする,請求項2に記載したRFタグ構造体。
  4. 前記アンテナが備える前記L字型線状素子の貼付面が前記プリント基板の電子部品実装面になるように,前記RFタグラベルが貼付されており,前記プリント基板の電子部品実装面には金属製の第1シールド板が設けられていることを特徴とする,請求項3に記載したRFタグ構造体。
  5. 前記第1シールド板を設けた前記プリント基板の電子部品実装面の裏面に,金属製の第2シールド板を設けたことを特徴とする,請求項4に記載したRFタグ構造体。
  6. 前記プリント基板の電子部品実装面には金属製の第1シールド板が設けられ,前記アンテナが備える前記L字型線状素子の貼付面が前記プリント基板の電子部品実装面になるように,前記RFタグラベルが前記第1シールド板の上に貼付されていることを特徴とする,請求項3に記載したRFタグ構造体。
  7. 前記第1シールド板を設けた前記プリント基板の電子部品実装面の裏面に,金属製の第2シールド板を設け,前記第1シールド板の端と前記第2シールド板の端を挟むように前記RFタグラベルを貼付したことを特徴とする,請求項6に記載したRFタグ構造体。
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