JP7012598B2 - トイレブース利用予約装置、トイレブース利用予約システム、トイレブース利用予約方法 - Google Patents
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Description
ここで、特許文献1には、予約装置を用いてトイレの使用予約をすることで、トイレの前に並んで順番待ちを解消するシステムが記載されている。特許文献2には、トイレの空き具合を表示装置に表示するシステムが記載されている。
トイレブース利用予約システムは、トイレブース利用予約装置10、端末装置20、端末装置21、ネットワーク30、トイレ40を含んで構成される。
トイレブース利用予約装置10は、端末装置20、端末装置21に対してネットワーク30を介して通信可能に接続される。トイレ40には複数のトイレブース40a、40b、40cが設置される。この図において、端末装置は、端末装置20、端末装置21の2つの端末装置が図示されているが、3以上の端末装置がネットワーク30に接続されるようにしてもよい。また、トイレ40には3つのトイレブースが設けられている場合について図示されているが、4以上のトイレブースが設置されてもよい。トイレブース40a、40b、40cには、それぞれトイレブースサブシステム401が設けられる。このトイレブースサブシステム401は、ネットワーク30を介してトイレブース利用予約装置10と通信可能に接続される。
ここで、トイレ40には、男性が利用するトイレブースと、女性が利用するトイレブースと、バッファトイレとして利用されるトイレブースと、がある。この図においては、例えば、トイレブース40aは、男性トイレであり、トイレブース40bは、女性トイレであり、トイレブース40cは、バッファトイレである。
トイレ40は、建物の複数の箇所にそれぞれ設けられていてもよく、おのおののトイレ40は、トイレブース40aとトイレブース40bとトイレブース40cを複数台組合せることで構成される。例えば図2に示す例のトイレ40は、トイレブース40a×3台+トイレブース40b×0台+トイレブース40c×0台で構成されている。図3Aに示す例では、トイレブース40a×3台+トイレブース40b×0台+トイレブース40c×0台のトイレ40が3ヶ所とトイレブース40a×0台+トイレブース40b×0台+トイレブース40c×3台のトイレ40が1ヶ所となり、合計でトイレ40が4ヶ所で構成されている。
このように、男性または女性のトイレの利用状況に基づく混雑度合いに応じて、バッファトイレの利用対象を切り替えることで、混雑している側(男性または女性)の利用者にバッファトイレを利用させることができるため、空いたままのトイレを減らすことでトイレの利用率を向上させることができ、トイレの混雑を緩和することができる。
受信部101は、各端末装置(端末装置20、端末装置21)と、各トイレブースサブシステム401から送信される各種情報を受信する。例えば、受信部101は、端末装置から性別を示す属性情報と利用予約要求を受信する機能、端末装置から利用状況の確認要求を受信する機能、トイレブースサブシステム401からトイレブースの施錠状態を表す情報や操作パネルに対する操作内容を受信する機能を有する。
トイレブース利用状況の履歴を分析するためにその利用状況の履歴情報をある程度の期間毎に保存し、外部にデータを出力する機能も有する。この出力された利用状況の履歴情報を外部の別端末にて、「過去〇か月のトイレブース利用状況・利用率の比較」というような分析を行うことができる。
また、利用状況管理部103は、端末装置から送信される操作内容に基づいて、予約することを表す指示が入力されると、その入力された対象のトイレブースについて、「予約中」のステータス情報を利用状況記憶部102に書き込む。
なお、トイレブースの割り当てを変更する際、例えば、男性トイレとして割り当てられたバッファトイレを女性トイレに割り当てる場合には、その男性トイレについて利用中あるいは予約中である場合には、その利用が終了した段階で、受け付ける対象を男性から女性に変更する。また、空き状態のトイレブースについては、規制部413によって規制状態に移行させ、女性の属性が設定された端末装置からの予約を受け付ける。ここでは、予約の受付はされていないが、トイレブースの利用対象が切り替わる際に、規制部413によって規制してから利用対象を切り替えることで、切り替え後の属性の利用者からの予約を受け付ける前に、切り替え前の属性の利用者のトイレブースの利用を規制しておくことで、利用対象の切り替えを円滑に行うことができる。
また、利用状況確認画面生成部106は、男性トイレまたは女性トイレのいずれか一方と、バッファトイレとのそれぞれについて設置台数が把握可能な情報を含む利用状況確認画面データを送信部107によって送信する。
また、利用状況確認画面生成部106は、バッファトイレがいずれの性別に割り当てられているかを表す情報を含む利用状況確認画面データを送信部107によって送信する。
送信部107は、各種情報を端末装置またはトイレブースサブシステム401に送信する。
トイレブースサブシステム401は、トイレブース40a1、40a2、40a3のそれぞれに設けられる。トイレブースサブシステム401は、操作パネル411、ドアセンサ412、規制部413、表示部414、コントロールユニット415を含んで構成される。
ドアセンサ412は、ドアセンサが設けられた検出対象のトイレブースのドアが開いているか閉じているかを検出する。
規制部413は、トイレブースの出入り口の上部に設けられ、「空き」状態のトイレブースが予約中となった場合にトイレブースの出入り口にロールカーテンを繰り出すことで規制状態に移行し、操作パネル411から所定の操作がなされ規制状態を解除する場合にロールカーテンを巻き上げ非規制状態に移行する。これにより、予約中において、トイレブースの出入り口から、予約した利用者以外の利用者が入ることを規制する。
表示部414は、トイレブースの利用状況を表示する。例えば、表示部414は、異なる色で点灯するランプ(例えばパトランプ等)を用いることができ、赤色に点灯することでトイレブースが利用中であることを表示し、緑色に点灯することでトイレブースが空きであることを表示し、黄色に点灯することで、トイレブースが予約中であることを表示する。この表示部414は、液晶表示装置であってもよい。
コントロールユニット415は、ネットワーク30を介してトイレブース利用予約装置10と通信する機能を有するとともに、操作パネル411、ドアセンサ412、規制部413、表示部414にそれぞれ接続されており、これらの制御も行う。また、コントロールユニット415は、個別に識別する識別情報が付与されており、この識別情報を用いることで、トイレブースを個別に識別できるようになっている。このコントロールユニット415は、トイレブースの外側または内側から視認できる位置に設置されていてもよく、トイレブースの建材に挟み込まれていたり、収納ボックス等に収納される等、視認しにくい位置に配置されるようにしてもよい。
図3Aは、男性の属性が設定された端末装置に表示される利用状況確認画面である。この図においては、あるビルの13階に設置されている北側トイレ、東側男性トイレ、南側男性トイレ、バッファトイレのそれぞれについて、男性が利用可能なトイレブースと、そのトイレブースの利用状況が表示される場合における利用状況確認画面が図示されている。このバッファトイレは、例えば、北側トイレ、東側トイレ、南側トイレとは別の区画に設置される。このバッファトイレは、トイレブースが3つ並んで設置されている。そして、3つのうち、「ブース1」の名称が付されているトイレブースが男性トイレとして割り当てられている場合について図示されており、そのトイレブースの利用状況を表す図形(符号300)と、トイレブースの利用が開始されてかの経過時間(符号301)と、トイレブースの利用が終了した段階で空きであることを表す通知を受け取る要求を入力するための空通知ボタン(符号302)が表示される。「空通知」ボタンは、使用中あるいは予約中のトイレブースに対して表示されるボタンであり、利用者によってこのボタンが押下されると、そのトイレブースが空きになると、「空通知」ボタンを押下した端末装置に対して空きになったことを表す通知が例えば電子メールやプッシュ通知等で届く。この通知から所定の時間(例えば1分間)については、その携帯端末からの予約を他の端末装置よりも優先して受付する。をトイレブースの利用状況を表す図形は、トイレブースの識別情報に対応するステータス情報が、「使用中」、「予約中」、「空き」のいずれであるかに応じて、そのステータス情報に応じた図形が用いられる。この符号300においては「使用中」を表す図形が表示される。なお、予約中については符号303、予約中については符号304のように、それぞれ異なる図形が表示される。また、バッファトイレのうち、「ブース2」と「ブース3」については、女性用として割り当てられている場合には、予約受付不可であることを示す情報が表示される。例えば、この図においては、トイレブースのステータス情報が表示される領域においてステータス情報が非表示となっており、また、空通知ボタンについても非表示となっていることで、予約受付不可であることを示す情報として表示される。
トイレブースサブシステム401のコントロールユニット415は、各部の稼働状況を検出し、検出結果をコントロールユニット415の識別情報とともにトイレブース利用予約装置10に送信する(ステップS201)。例えば、ドアセンサ412によるドアの開閉状況の検出結果や、規制部413によってロールカーテンが繰り出されているか巻き上げられているか等を表す情報が含まれる。この稼働状況の送信は、一定時間毎に行ってもよいし、稼働状況の変更(ドアの開閉、規制部413の繰り出しや巻き上げ、操作パネル411に対する操作入力等)があった場合に送信するようにしてもよい。
トイレブース利用予約装置10は、稼働状況に関する情報を受信すると、受信内容に応じて、ステータス情報を利用状況記憶部102に書き込む。例えば、ドアが閉じられたことを示す情報が含まれていた場合には、コントロールユニット415の識別情報に応じたトイレブースのステータス情報を「利用中」に書き換え、ドアが閉じられた時点からの経過時間のカウントを行い、ドアが開けられたことを示す情報が含まれている場合には、コントロールユニット415の識別情報に応じたトイレブースのステータス情報を「空き」に書き換える。
トイレブース利用予約装置10は、端末装置から利用状況確認画面送信要求を受信すると、利用状況記憶部102を参照し、トイレブース毎のステータス情報に基づいて、属性に対応した利用状況確認画面を生成し(ステップS302)、端末装置の識別情報に基づいて、要求元の端末装置に利用状況確認画面の情報を送信する(ステップS303)。
例えば、利用者は、「空通知」ボタンを押下(タッチ入力等)すると、端末装置は、「空通知」ボタンが押されたトイレブースの識別情報と、端末装置の識別情報と、空通知要求をトイレブース利用予約装置10に送信する。また、例えば、利用者は、「予約」ボタンを押下(タッチ入力等)すると、端末装置は、「予約」ボタンが押されたトイレブースの識別情報と、端末装置の識別情報と、予約要求をトイレブース利用予約装置10に送信する。
一方、例えば、端末装置によって「予約」ボタンが押下された場合には、押下された対象のトイレブースのステータス情報を「予約」に変更し、予約番号を発番し、その端末装置の識別情報を対応づけて記憶し、予約番号を端末装置に通知する。そしてトイレブース利用予約装置10は、その対応づけられたステータス情報が空きに書き換えられると、その端末装置の識別情報を用いて、端末装置に空きになったことを通知し、規制指示をトイレブースサブシステム401に送信する(ステップS305)。
トイレブースサブシステム401は、規制部413による規制処理の実行が完了すると、トイレブース利用予約装置10に規制完了を送信する(ステップS203)。これをうけてトイレブース利用予約装置10はステータス情報を更新し(ステップS306)、予約完了通知を端末装置に送信し、その際に予約番号もあわせて送信する(ステップS307)。端末装置は、予約完了通知及び予約番号を受信すると、予約完了画面を表示する(ステップS104)。
第1・第2の実施形態において、規制部413がロールカーテンであり、規制部451が扉電子錠による施錠である場合について説明した。しかし規制部413、規制部451は、トイレブースへの利用者の入室を抑制する機能を有すれば、ロールカーテンや扉電子錠以外の形態であってもよく、この実施形態に限定されるものではない。
また、コントロールユニット415は、バッファトイレについて、現在どの属性の利用者が利用可能であるかについて、表示部452に表示するようにしてもよい。これにより、予約等を行わずにバッファトイレに出向いた利用者に対して、バッファトイレが現在どの属性の利用者が利用できるかを認識してもらうことができ、利用者自身が利用してよい属性に割り当てられているか否かについてトイレブースの前で確認することができる。
Claims (7)
- 男性トイレと女性トイレのそれぞれの利用状況を検出する利用状況検出部と、
前記利用状況に応じて、前記男性トイレと前記女性トイレとは異なるバッファトイレに対する利用予約を受け付ける対象を、男性と女性の少なくともいずれか一方から選択する選択部と、
前記選択された性別を示す属性のユーザの端末装置からの利用予約を受信し、前記バッファトイレの予約を行う予約部と
を有するトイレブース利用予約装置。 - 前記選択部は、男性、女性、男性と女性の共用とのいずれかから選択する
請求項1に記載のトイレブース利用予約装置。 - 前記端末装置からの利用状況確認画面の送信要求があった場合には、要求元の端末装置の属性に応じて、前記バッファトイレについて予約受付可能または予約受付不可であることを示す情報を含む利用状況確認画面データを前記端末装置に送信する利用状況確認画面送信部
を有する請求項1または請求項2に記載のトイレブース利用予約装置。 - 前記利用状況確認画面送信部は、
前記男性トイレまたは前記女性トイレのいずれか一方と、バッファトイレとのそれぞれについて設置台数が把握可能な情報を含む利用状況確認画面を送信する
請求項3に記載のトイレブース利用予約装置。 - 前記利用状況確認画面送信部は、
前記バッファトイレがいずれの性別に割り当てられているかを表す情報を含む利用状況確認画面を送信する
請求項3または請求項4に記載のトイレブース利用予約装置。 - トイレブース利用予約装置と端末装置とを有するトイレブース利用予約システムであって、
トイレブース利用予約装置は、
男性トイレと女性トイレのそれぞれの利用状況を検出する利用状況検出部と、
前記利用状況に応じて、前記男性トイレと前記女性トイレとは異なるバッファトイレに対する利用予約を受け付ける対象を、男性と女性の少なくともいずれか一方から選択する選択部と、
前記選択された性別を示す属性のユーザの端末装置からの利用予約を受信し、前記バッファトイレの予約を行う予約部とを有し、
端末装置は、
前記バッファトイレに対する利用予約を表す情報の送信要求を送信する送信部を有する
トイレブース利用予約システム。 - 利用状況検出部が、男性トイレと女性トイレのそれぞれの利用状況を検出し、
選択部が、前記利用状況に応じて、前記男性トイレと前記女性トイレとは異なるバッファトイレに対する利用予約を受け付ける対象を、男性と女性の少なくともいずれか一方から選択し、
予約部が、前記選択された性別を示す属性のユーザの端末装置からの利用予約を受信し、前記バッファトイレの予約を行う
トイレブース利用予約方法。
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