JP7011511B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

本発明は、管継手に関する。
例えば、特許文献1に記載の管継手は、流体に接触する部分を合成樹脂製とした場合に、時間が経過しても流体漏れ防止性能が維持される管継手を提供することを目的としている。この管継手は、合成樹脂製で管状の第一継手部材および第二継手部材と、両継手部材の突き合わせ部分に介在される合成樹脂製のガスケットと、両継手部材を連結するねじ手段とを備え、第一継手部材の突き合わせ端面に、ガスケットの全部が嵌め入れられた状態で開口部が残るように環状の凹部が設けられると共に、第二継手部材の突き合わせ端面に環状の凸部が設けられて、ガスケットが嵌め入れられた凹部の開口部に凸部が嵌まり合っており、管継手の適正締め付け状態では、第一継手部材の凹部内面と第二継手部材の凸部外面とがガスケットを介してほぼ全面で密着すると共に、第一継手部材の突き合わせ端面の凹部よりも径方向内側の部分と第二継手部材の突き合わせ端面の凸部よりも径方向内側の部分とがほぼ全面で密着し、第一継手部材の突き合わせ端面の凹部よりも径方向外側の部分と第二継手部材の突き合わせ端面の凸部よりも径方向外側の部分もほぼ全面で密着する。
特開2004-053006号公報
特許文献1に記載の管継手は、第一継手部材の突き合わせ端面の凹部にガスケットが嵌め入れられ、第二継手部材の突き合わせ端面の凸部が凹部に嵌まり合い、締め付け状態では、第一継手部材の凹部内面と第二継手部材の凸部外面とがガスケットを介してほぼ全面で密着することから、管内の流体の漏れ防止性能を得ることができる。
しかし、合成樹脂製のガスケットは、経時変化(応力緩和、コールドフローなど)によりクリープ変形が進むため接触面圧が低下し、流体をシールするために必要な最低必要面圧を下回るおそれがある。
また、特許文献1に記載の管継手は、締め付け状態では、第一継手部材の突き合わせ端面と第二継手部材の突き合わせ端面とがほぼ全面で密着する。このため、経時変化でガスケットの接触面圧が最低必要面圧を下回るような場合に、増し締めを実施することが困難である。そこで、締め付け状態で第一継手部材の突き合わせ端面と第二継手部材の突き合わせ端面との間に増し締め用の間隔を設けることが考えられるが、増し締め以前にガスケットの接触面圧が最低必要面圧を下回った場合は流体の漏れが発生するおそれがある。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、流体の漏れ防止性能を確保すると共に適した増し締めを実施可能とすることのできる管継手を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の一態様に係る管継手は、互いに接続される2つの配管のうち一方の配管において他方の配管に対向するように形成された環状の第一端面と、前記他方の配管において前記一方の配管の前記第一端面に対向するように形成された環状の第二端面と、前記第一端面に凹んで形成された環状の凹溝と、前記第二端面に突出して形成されて前記凹溝に嵌まる環状の凸条と、前記凹溝に嵌め入れられる合成樹脂製で環状のガスケットと、前記凹溝よりも径方向外側の前記第一端面と前記凸条よりも径方向外側の前記第二端面との間に配置される環状のOリングと、前記第一端面と前記第二端面との間に配置されて前記ガスケットおよび前記Oリングに最低必要面圧以上の接触面圧を生じさせるように前記第一端面と前記第二端面との接近を許容する一方、前記ガスケットおよび前記Oリングが許容締付面圧より大きい接触面圧となるときに前記第一端面と前記第二端面との接近を規制するスペーサと、前記第一端面と前記第二端面とを接近させる締付機構と、を含む。
また、本発明の一態様に係る管継手では、前記スペーサは、前記ガスケットが圧壊面圧に至る過大圧縮変位と、前記Oリングが機能損失に至る過大圧縮変位と、前記ガスケットが圧縮変位ゼロから要求寿命となるまでの必要圧縮変位と、から圧縮変位が最も小さいものに合わせて前記第一端面と前記第二端面との接近を許容する間隔を設定するように構成されることが望ましい。
また、本発明の一態様に係る管継手では、前記第一端面と前記第二端面との間において、前記ガスケットの径方向外側であって前記Oリングの径方向内側に配置されて流体を検知する漏洩検知器をさらに含むことが望ましい。
また、本発明の一態様に係る管継手では、前記Oリングの径方向内側であって前記ガスケットの径方向外側となる前記第一端面または前記第二端面から前記漏洩検知器の配置部に向かって下降傾斜する傾斜部をさらに含むことが望ましい。
また、本発明の一態様に係る管継手では、前記ガスケットの接触面圧を検知する圧力検知器をさらに含むことが望ましい。
本発明によれば、ガスケットに漏れが発生しても、Oリングにより流体の漏れ防止性能を確保することができる。しかも、本発明では、スペーサによりガスケットおよびOリングに最低必要面圧以上の接触面圧を生じさせるように第一端面と第二端面との接近を許容して締付機構による締め付けを可能とすることで、最低必要面圧を確保することができる。その一方で、スペーサによりガスケットおよびOリングが許容締付面圧より大きい接触面圧となるときに第一端面と第二端面との接近を規制して締付機構による締め付けをさせないことで、許容締付面圧を超えることを防止してガスケットおよびOリングの圧壊を防ぐことができる。この結果、本発明によれば、流体の漏れ防止性能を確保すると共に適した増し締めを実施可能とすることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る管継手の構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係る管継手におけるガスケットの接触面圧および圧縮変位の説明図である。 図3は、本発明の実施形態に係る管継手におけるガスケットの接触面圧の説明図である。 図4は、本発明の実施形態に係る管継手の運用フローチャート図である。 図5は、本発明の実施形態に係る管継手の他の例の構成図である。 図6は、図5に示す管継手の運用フローチャート図である。 図7は、本発明の実施形態に係る管継手の他の例の構成図である。 図8は、図7に示す管継手の運用フローチャート図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る管継手の構成図である。図2は、本実施形態に係る管継手におけるガスケットの接触面圧および圧縮変位の説明図である。図3は、本実施形態に係る管継手におけるガスケットの接触面圧の説明図である。図4は、本実施形態に係る管継手の運用フローチャート図である。
本実施形態の管継手は、図1に示すように、配管20の継手であり、一方の配管20Aと他方の配管20Bとを接続する。配管20は、軸線Cを中心とした円筒状に形成され、軸線Cの延在方向に沿って一方の配管20Aと他方の配管20Bとが連続して接続される。なお、以下の説明において、軸方向とは、軸線Cと平行な方向をいう。径方向とは、軸線Cに直交する方向をいい、径方向外側とは径方向において軸線Cから離れる側、径方向内側とは径方向において軸線Cに近づく側である。
本実施形態の管継手は、一方の配管20Aの第一端面1と、他方の配管20Bの第二端面2と、第一端面1の凹溝3と、第二端面2の凸条4と、ガスケット5と、Oリング6と、スペーサ7と、締付機構8と、を含む。
第一端面1は、一方の配管20Aにおいて他方の配管20Bに軸方向で対向するように一方の配管20Aが他方の配管20Bに接続される開口端に形成された円環状の平面である。
第二端面2は、他方の配管20Bにおいて一方の配管20Aに軸方向で対向するように他方の配管20Bが一方の配管20Aに接続される開口端に形成された円環状の平面である。第一端面1と第二端面2とは、一方の配管20Aと他方の配管20Bとの接続において互いに対面する。
凹溝3は、第一端面1に凹んで形成された円環状の溝である。凹溝3は、平坦に形成された円環状な底面3aと、底面3aの径方向内側で第一端面1に向けて軸方向に立ち上がる内壁面3bと、底面3aの径方向外側で第一端面1に向けて軸方向に立ち上がる外壁面3cと、を有して断面において矩形状に形成されている。
凸条4は、第二端面2に突出して形成された円環状の突起である。凸条4は、平坦に形成された円環状な頂面4aと、頂面4aの径方向内側で第二端面2に向けて軸方向に立ち上がる内周面4bと、頂面4aの径方向外側で第二端面2に向けて軸方向に立ち上がる外周面4cと、を有して断面において矩形状に形成されている。凸条4は、凹溝3に嵌まるように形成されており、頂面4aが底面3aに対向し、内周面4bが内壁面3bに摺接し、外周面4cが外壁面3cに摺接する。従って、凹溝3と凸条4とは、互いに嵌まり合うことで、頂面4aと、底面3aと、内周面4bおよび内壁面3bと、外周面4cおよび外壁面3cとで区画された空間を形成する。
ガスケット5は、凹溝3に嵌め入れられるように円環状に形成されている。ガスケット5は、合成樹脂製であり、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン:polytetrafluoroethylene)からなる。ガスケット5は、好ましくは、PTFEを延伸により多孔質化することで耐クリープ性に優れた延伸PTFEからなる。PTFEは、流体が硝酸である場合に耐硝酸性を有するため好ましい。ガスケット5は、凹溝3に嵌め入れられ、互いに嵌まり合う凹溝3と凸条4の、頂面4aと、底面3aと、内周面4bおよび内壁面3bと、外周面4cおよび外壁面3cとで区画された空間に収容される。
Oリング6は、凹溝3よりも径方向外側の第一端面1と、凸条4よりも径方向外側の第二端面2との間に配置されるように円環状に形成されている。Oリング6は、円形断面に形成されて、フッ素系のゴム材からなる。フッ素系のゴム材は、流体が硝酸である場合に耐硝酸性を有するため好ましい。
スペーサ7は、第一端面1と第二端面2との間に配置される円環状の部材である。スペーサ7は、本実施形態では、Oリング6よりも大径に形成され、Oリング6の径方向外側において第一端面1から第二端面2に向かって第一端面1よりも軸方向に突出し、一方の配管20Aに取り付けられている。図には明示しないが、スペーサ7は、Oリング6の径方向外側において第二端面2から第一端面1に向かって第二端面2よりも軸方向に突出し、他方の配管20Bに取り付けられていてもよい。なお、スペーサ7をOリング6の径方向内側に装着すると、Oリング6が径方向外側に飛び出さないように保持するための部材がなくなるため、スペーサ7は、できればOリング6の径方向外側に装着する方が望ましい。
締付機構8は、一方の配管20Aと他方の配管20Bとを近づける締め付け力を付与するものである。一方の配管20Aは、他方の配管20Bに接続される開口端に径方向外側に延出し軸線Cを中心として円環状に形成された接続フランジ20Aaが設けられている。また、他方の配管20Bは、一方の配管20Aに接続される開口端に径方向外側に延出し軸線Cを中心として円環状に形成された接続フランジ20Baが設けられている。各接続フランジ20Aa,20Baは、共にボルト(図示せず)が挿通される貫通穴20Ab,20Bbが複数形成されている。そして、各貫通穴20Ab,20Bbに挿通したボルトで各接続フランジ20Aa,20Baを締結することで、ボルトの締め付け力により一方の配管20Aと他方の配管20Bとを近づける。このように、本実施形態では、各接続フランジ20Aa,20Baおよびボルトが締付機構8を構成する。
そして、締付機構8の締め付けにより、一方の配管20Aと他方の配管20Bとが近づくことで、第一端面1と第二端面2とが接近し、凹溝3に凸条4が嵌まり合い、ガスケット5が凹溝3および凸条4がなす空間内で押し潰され頂面4aと、底面3aと、内周面4bおよび内壁面3bと、外周面4cおよび外壁面3cとに面圧をもって接触し、Oリング6が第一端面1と第二端面2とに押し潰されて第一端面1と第二端面2とに面圧をもって接触した形態で一方の配管20Aと他方の配管20Bとが接合される。従って、ガスケット5により、接合された一方の配管20Aと他方の配管20Bとからなる配管20の内部を流通する流体の漏れを防止する。Oリング6は、万一ガスケット5から漏洩が生じた場合であっても、流体を外部に流出させない機能を有する。
ここで、スペーサ7は、ガスケット5およびOリング6に最低必要面圧以上の接触面圧を生じさせるように第一端面1と第二端面2とが接近可能な間隔Hを確保する。また、スペーサ7は、ガスケット5およびOリング6が許容締付面圧より大きい接触面圧となるときに間隔Hを消失させる。
図2に示すように、ガスケット5の最低必要面圧pdは、ガスケット5が頂面4aと、底面3aと、内周面4bおよび内壁面3bと、外周面4cおよび外壁面3cとに接触する接触面圧pのうち、設計された流体の圧力に抗して流体を漏洩させることのない最低限必要な接触面圧である。
Oリング6の最低必要面圧は、図には明示しないが、Oリング6が第一端面1と第二端面2とに接触する接触面圧のうち設計された流体の圧力に抗して流体を漏洩させることのない最低限必要な接触面圧である。Oリング6の最低必要面圧は、例えば、Oリング6のつぶし率が10%以上25%以下の範囲から選択された接触面圧とする。
これらガスケット5の最低必要面圧pdおよびOリング6の最低必要面圧は、流体の圧力や流量などに基づいてJISなどにより規定された、配管20(配管20A,20B)の寸法や、凹溝3の寸法や、凸条4の寸法や、各接続フランジ20Aa,20Baの寸法や、ボルトの寸法および本数から要素試験などで所得される。
また、図2に示すように、ガスケット5の許容締付面圧puは、締付機構8による締め付け力が増大した場合、ガスケット5が頂面4aと、底面3aと、内周面4bおよび内壁面3bと、外周面4cおよび外壁面3cとに接触する接触面圧pのうち、ガスケット5が圧壊する直前の圧壊面圧puとなる最大の接触面圧である(図3参照)。図3に示すように、ガスケット5が圧壊面圧puのときのガスケット5の圧縮変位dを過大圧縮変位du0とする。ガスケット5の許容締付面圧pu(圧壊面圧puや過大圧縮変位du0)は、上述した要素試験などで取得される。
ここで、ガスケット5の圧縮変位dにおいては、図2に示すように、圧縮変位がゼロの状態から、ガスケット5が圧縮されて要求を満たす限界となる要求寿命となるまでの圧縮変位を必要圧縮変位duとする。必要圧縮変位duは、ガスケット5の圧縮変位dを全て合わせたもので、本実施形態では、図2に示すように、圧縮変位がゼロの状態から、最低必要面圧pd以上許容締付面圧pu以下の接触面圧pを生じさせるように施す圧縮変位(初期圧縮変位d0および増し締め変位d1)、およびクリープ変位(クリープ変位dc1,dc2)により圧縮変形した圧縮変位を含む。
Oリング6の許容締付面圧は、図には明示しないが、Oリング6が第一端面1と第二端面2とに接触する接触面圧のうち、Oリング6が圧壊する圧壊面圧までに至らない最大の接触面圧である。ここで、Oリング6が機能損失するときのOリング6の圧縮変位を過大圧縮変位dOとする。過大圧縮変位dOは、Oリング6のつぶし率に基づく第一端面1と第二端面2との間の間隔h1と、Oリング6の充填率に基づく第一端面1と第二端面2との間の間隔h2から算出する。間隔h1は、Oリング6のつぶし率が10%以上25%以下となるときの第一端面1と第二端面2との間の寸法である。Oリング6のつぶし率は、上述した要素試験などで取得される。Oリング6のつぶし率が10%以上25%以下の範囲は、Oリング6の最低必要面圧を設定する際に選択される範囲であり、そこで選択されたつぶし率に基づいて第一端面1と第二端面2との間の寸法を設定する。間隔h2は、Oリング6が配置される第一端面1と第二端面2と凸条4の外周面4cとスペーサ7の内周面とで囲まれる空間の体積と、Oリング6の体積とからOリング6の充填率を求め、この充填率が90%となるときの第一端面1と第二端面2との間の寸法である。間隔h2は、間隔h1よりも小さい。そして、過大圧縮変位dOは、間隔h1と間隔h2との差から算出される。
従って、スペーサ7は、ガスケット5の最低必要面圧pdおよびOリング6の最低必要面圧以上の接触面圧を生じさせるように第二端面2との間に間隔Hを確保することで第一端面1と第二端面2とが接近することを許容する。また、スペーサ7は、ガスケット5およびOリング6が許容締付面圧より大きい面圧となるときに、第二端面2との間に間隔Hを消失させることで第一端面1と第二端面2とが接近することを規制する。このように、スペーサ7は、ガスケット5およびOリング6が機能する接触面圧を付与するように第一端面1と第二端面2とが接近させる一方で、ガスケット5およびOリング6が圧壊するような接触面圧が付与されないように第一端面1と第二端面2との接近を規制するストッパとなる。
具体的に、スペーサ7がなす第二端面2との間の間隔Hは、ガスケット5が圧壊面圧puに至る過大圧縮変位du0と、ガスケット5が圧縮変位ゼロから要求寿命となるまでの必要圧縮変位duと、Oリング6が機能損失に至る過大圧縮変位dOと、から圧縮変位dが最も小さいものに合わせて設計される。
本実施形態の管継手の運用について説明する。図4に示すように、ステップS1では、管継手を設計する。ステップS1において、ステップS1-1では、締付機構8を設計する。具体的に、ステップS1-1では、配管20に流通する流体の圧力や流量などに基づいてJISなどによる規定から、各接続フランジ20Aa,20Baの寸法、ボルトの寸法および本数などを設計する。次に、ステップS1-2では、ガスケット5を設計する。具体的に、ステップS1-2では、ステップS1-1に合わせてガスケット5の外径、内径、厚さの寸法を設計する。次に、ステップS1-3では、締付機構8におけるボルトの初期締付軸力(初期締付面圧pc0:図2参照)を設計する。具体的に、ステップS1-3では、ステップS1-1およびステップS1-2より、ガスケット5の初期締付面圧pc0が、最低必要面圧pd以上許容締付面圧pu以下となる範囲でボルトの締付軸力を設計する。次に、ステップS1-4では、スペーサ7と第二端面2との間隔Hを設計する。具体的に、ステップS1-4では、間隔Hは、上述したように、ガスケット5が圧壊面圧puに至る過大圧縮変位du0と、ガスケット5が圧縮変位ゼロから要求寿命となるまでの必要圧縮変位duと、Oリング6が機能損失に至る過大圧縮変位dO、から圧縮変位dが最も小さいものに合わせて設計する。次に、ステップS1-5では、Oリング6を設計する。具体的に、ステップS1-5では、Oリング6は、上述したつぶし率および充填率に基づいて設計する。
次に、ステップS2では、配管20(20A,20B)を接続しボルトにより初期締付を行い、設計した初期締付面圧pc0を付与する。
次に、ステップS3では、運転を実施する。即ち、配管20に流体を流通させる。
次に、ステップS4では、運転実施に伴い、ガスケット5が要求寿命に到達したかを判断する。要求寿命は、上述したように、ガスケット5が圧縮されて要求を満たす限界であり、流体の圧力や流体の流量などに基づいて、初期締付面圧pc0を付与した後の運転時間が上述した要素試験などで取得され予め設定される。従って、ステップS4では、初期締付面圧pc0を付与した後の運転時間によりガスケット5が要求寿命に到達しているかが判断できる。そして、ガスケット5が要求寿命に到達した場合(ステップS4:Yes)、ステップS5でガスケット5およびOリング6の取り替えを行う。ステップS5の後は、取り替えた新たなガスケット5およびOリング6にてステップS2から運用する。
また、ステップS4において、ガスケット5が要求寿命に到達していない場合(ステップS4:No)、ステップS6において漏れ発生タイミングtLに達するか(増し締め時期か)を判断する。漏れ発生タイミングtLは、図2に示すように、初期圧縮変位d0を付与したガスケット5が経時変化によりクリープ変位dc1により最低必要面圧pdを維持できなくなるタイミングであり、上述した要素試験などで取得され予め設定される。そして、漏れ発生タイミングtLに達した場合(ステップS6:Yes)、ステップS7でボルトの増し締めを行い接触面圧を最低必要面圧pd以上に回復させる。ステップS7の後は、増し締めしたガスケット5およびOリング6においてステップS2から運用する。また、ステップS6において、漏れ発生タイミングtLに達していない場合(ステップS6:No)、ステップS3に戻り運転を続ける。
本実施形態の管継手では、ガスケット5に漏れが発生しても、Oリング6により流体の漏れ防止性能を確保することができる。しかも、本実施形態の管継手では、スペーサ7によりガスケット5およびOリング6に最低必要面圧以上の接触面圧を生じさせるように第一端面1と第二端面2との接近を許容して締付機構8による締め付けを可能とすることで、最低必要面圧を確保することができる。その一方で、スペーサ7によりガスケット5およびOリング6が許容締付面圧より大きい接触面圧となるときに第一端面1と第二端面2との接近を規制して締付機構8による締め付けをさせないことで、許容締付面圧を超えることを防止してガスケット5およびOリング6の圧壊を防ぐことができる。この結果、本実施形態の管継手によれば、流体の漏れ防止性能を確保すると共に適した増し締めを実施可能とすることができる。
また、スペーサ7は、ガスケット5が圧壊面圧に至る過大圧縮変位du0と、Oリング6が機能損失に至る過大圧縮変位dOと、ガスケット5が圧縮変位ゼロから要求寿命となるまでの必要圧縮変位duと、から圧縮変位が最も小さいものに合わせて第一端面1と第二端面2との接近を許容する間隔Hを設定するように構成されることが望ましい。即ち、最低必要面圧を確保し、許容締付面圧を超えることを防止することを実現することができる。
図5は、本実施形態に係る管継手の他の例の構成図である。図6は、図5に示す管継手の運用フローチャート図である。
図5に示す管継手は、上述した管継手の構成に、漏洩検知器9と、制御部10と、をさらに含む。その他の構成については、図5において同一の符号を付してその説明を省略する。
漏洩検知器9は、流体の漏れを検知するもので、第一端面1と第二端面2との間において、ガスケット5の径方向外側であってOリング6の径方向内側に配置される。従って、漏洩検知器9は、ガスケット5の径方向外側に漏れてOリング6の径方向内側に至った流体を検知する。
制御部10は、例えば、コンピュータであり、図には明示しないが、演算処理装置、記憶装置などにより実現され、制御部10は、表示装置、入力装置、音声出力装置、ドライブ装置、および入出力インターフェース装置を有してもよい。演算処理装置は、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサを含む。記憶装置は、ROMやRAMのようなメモリおよびストレージを含む。演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施する。表示装置は、フラットパネルディスプレイを含む。入力装置は、操作されることにより入力データを生成するもので、キーボードおよびマウスの少なくとも一方を含む。なお、入力装置が表示装置の表示画面に設けられたタッチセンサを含んでもよい。音声出力装置は、スピーカーを含む。ドライブ装置は、制御部10を実行させるためのプログラムなどのデータが記録された記録媒体からデータを読み出す。記録媒体は、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスクなどのように情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリなどの様に情報を電気的に記録する半導体メモリなど、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。入出力インターフェース装置は、演算処理装置と記憶装置と表示装置と入力装置と音声出力装置とドライブ装置との間でデータ通信する。
制御部10は、漏洩検知器9において流体の漏れを検知した検知信号を入力する。制御部10は、漏洩検知器9から検知信号を入力した場合、その旨を表示装置の表示や音声出力装置の音声により報知する。また、制御部10は、記憶装置に要求寿命が記憶されており、ガスケット5およびOリング6を取り替えて運転を開始してから要求寿命に達した場合、その旨を表示装置の表示や音声出力装置の音声により報知する。また、制御部10は、記憶装置に漏れ発生タイミングtLが記憶されており、ガスケット5およびOリング6を取り替えて運転を開始してから漏れ発生タイミングtLに達した場合、その旨を表示装置の表示や音声出力装置の音声により報知する。また、制御部10は、漏れ発生タイミングtLに達する前に漏洩検知器9から検知信号を入力した場合、例えば、検知信号を入力したタイミングを新たな漏れ発生タイミングtLとするように漏れ発生タイミングtLを見直す。
本実施形態の管継手の運用について説明する。図6において、ステップS1からステップS7は、上述した管継手の運用と同様であるためその説明を省略する。
ステップS4において、ガスケット5が要求寿命に到達したかの判断は、制御部10が実施し、ガスケット5が要求寿命に到達した場合(ステップS4:Yes)、制御部10は、ステップS5でガスケット5およびOリング6の取り替えを行うように報知を行う。また、ステップS4において、ガスケット5が要求寿命に到達していない場合(ステップS4:No)、制御部10は、ステップS6に進む。
ステップS6において、漏れ発生タイミングtLに達するか(増し締め時期か)の判断は、制御部10が実施し、漏れ発生タイミングtLに達した場合(ステップS6:Yes)、制御部10は、ステップS7でボルトの増し締めを行い接触面圧を最低必要面圧pd以上に回復させるように報知を行う。ステップS7でボルトの増し締めが行われた後は、増し締めした記録を記憶装置に記憶しステップS3に戻る。
ステップS6において、漏れ発生タイミングtLに達していない場合(ステップS6:No)、制御部10は、ステップS8において漏れを検知したかを判断する。即ち、制御部10は、漏洩検知器9から検知信号を入力したかを判断する。そして、ステップS8において漏れを検知した場合(ステップS8:Yes)、制御部10は、ステップS9において、流体の漏れがあった旨、およびステップS10でボルトの増し締めを行い接触面圧を最低必要面圧pd以上に回復させるように報知を行う。ここで、ステップS10におけるボルトの増し締めは、それ以上の流体(硝酸)の漏れを防止して後の回収やガスケット5およびOリング6の取り替えの準備の対策を講じるための運用である。一方、ステップS8において漏れを検知していない場合(ステップS8:No)、ステップS3に戻り運転を続ける。
ステップS10においてボルトの増し締めを行った後は、ステップS9においてOリング6の径方向内側に溜まっている流体(硝酸)を回収し、ガスケット5およびOリング6の取り替えを行う。ガスケット5およびOリング6の取り替えを行った旨は、制御部10にリセット入力される(ステップS5でも同様)。
ステップS11においてOリング6部に滞留した流体(硝酸)の回収を行い、ガスケット5およびOリング6の取り替えを行った後(リセット入力の後)、制御部10は、ステップS12において、漏れの検知が漏れ発生タイミングtLより早いかを判断する。ステップS12において漏れの検知が漏れ発生タイミングtLより早い場合(ステップS12:Yes)、制御部10は、ステップS13において漏れ発生タイミングtLを見直し記憶装置に記憶する。一方、ステップS12において漏れを検知が漏れ発生タイミングtLより早くなく同時である場合(ステップS12:No)、取り替えた新たなガスケット5およびOリング6にてステップS2から運用する。
このように、本実施形態の管継手では、漏洩検知器9をさらに含むことで、漏れ発生タイミングtLに係わらずに漏れを検知することができる。この結果、流体の漏れ防止性能を向上することができ、その後の増し締めを実施するタイミングを見直すことができる。
なお、本実施形態の管継手では、流体の流通する方向(軸線Cの延在方向)が上下方向である。この場合、Oリング6の径方向内側であってガスケット5の径方向外側となる第一端面1から漏洩検知器9の配置部に向かって下降傾斜する傾斜部11をさらに含むことが望ましい。
即ち、傾斜部11を設けることで、ガスケット5から漏れた流体が傾斜部11を流れて漏洩検知器9に到達する。このため、漏洩検知器9で流体を確実に検知することができ、漏れ検知の精度を向上することができる。なお、流体の流通する方向(軸線Cの延在方向)が垂直から傾いている(または水平)の場合は、最も下の位置に漏洩検知器9を配置することで、同様に漏洩検知器9で流体を確実に検知することができ、漏れ検知の精度を向上することができる。
なお、図1に示す実施形態において、図には明示していないが、図5に示す制御部10を含んでいてもよい。この場合、制御部10により、図4におけるステップS4およびステップS6の判断を行う。即ち、制御部10は、上述したように、ステップS4において、ガスケット5が要求寿命に到達した場合(ステップS4:Yes)、ステップS5でガスケット5およびOリング6の取り替えを行うように報知を行う。また、ステップS4において、ガスケット5が要求寿命に到達していない場合(ステップS4:No)、制御部10は、ステップS6に進む。そして、ステップ6において、漏れ発生タイミングtLに達した場合(ステップS6:Yes)、制御部10は、ステップS7でボルトの増し締めを行い接触面圧を最低必要面圧pd以上に回復させるように報知を行う。
図7は、本実施形態に係る管継手の他の例の構成図である。図8は、図7に示す管継手の運用フローチャート図である。
図7に示す管継手は、上述した管継手の構成に、圧力検知器12をさらに含む。その他の構成については、図7において同一の符号を付してその説明を省略する。なお、図7においては、図5に示す構成を含まなくてもよい。
圧力検知器12は、ガスケット5に生じる接触面圧を検知するもので、ガスケット5が接触する凹溝3および凸条4における頂面4aと、底面3aと、内周面4bおよび内壁面3bと、外周面4cおよび外壁面3cとの少なくとも1つに設けられている。従って、圧力検知器12は、ガスケット5の接触面圧を検知する。
また、制御部10は、圧力検知器12におけるガスケット5の接触面圧を検知した検知信号を入力する。制御部10は、圧力検知器12から検知信号を入力し、その旨を表示装置の表示や音声出力装置の音声により報知する。特に、制御部10は、ガスケット5の接触面圧が最低必要面圧pdである場合に、その旨を表示装置の表示や音声出力装置の音声により報知する。また、制御部10は、記憶装置に漏れ発生タイミングtLが記憶されており、ガスケット5およびOリング6を取り替えて運転を開始してから漏れ発生タイミングtLに達した場合、その旨を表示装置の表示や音声出力装置の音声により報知する。また、制御部10は、漏れ発生タイミングtLに達する前に圧力検知器12からガスケット5の接触面圧が最低必要面圧pdである検知信号を入力した場合、例えば、検知信号を入力したタイミングを新たな漏れ発生タイミングtLとするように漏れ発生タイミングtLを見直す。
本実施形態の管継手の運用について説明する。図8において、ステップS1からステップS7、およびステップS8からステップS13は、上述した管継手の運用と同様であるためその説明を省略する。
ステップS4において、ガスケット5が要求寿命に到達していない場合(ステップS4:No)、制御部10は、ステップS14において圧力検知器12で検知される接触面圧が最低必要面圧pd未満となるかを判断する。そして、ステップS14において、接触面圧が最低必要面圧pd未満となった場合(ステップS14:Yes)、制御部10は、ステップS7でボルトの増し締めを行い接触面圧を最低必要面圧pd以上に回復させるように報知を行う。一方、ステップS14において、接触面圧が最低必要面圧pd未満とならない場合(ステップS14:No)、制御部10は、ステップS6において漏れ発生タイミングtLに達するか(増し締め時期か)を判断する。そして、ステップS6において、漏れ発生タイミングtLに達した場合(ステップS6:Yes)、制御部10は、ステップS7でボルトの増し締めを行い接触面圧を最低必要面圧pd以上に回復させるように報知を行う。また、ステップS6において、漏れ発生タイミングtLに達していない場合(ステップS6:No)、制御部10は、ステップS8において漏れを検知したかを判断する。
ステップS7の後、制御部10は、ステップS15において、最低必要面圧pd未満の検知が漏れ発生タイミングtLより早いかを判断する。ステップS15において最低必要面圧pd未満の検知が漏れ発生タイミングtLより早い場合(ステップS15:Yes)、制御部10は、ステップS16において漏れ発生タイミングtLを見直し記憶装置に記憶する。ステップS16の後は、ステップS3に戻る。一方、ステップS15において最低必要面圧pdの検知が漏れ発生タイミングtLより早くなく同時である場合(ステップS15:No)、ステップS3に戻り運転を続ける。
このように、本実施形態の管継手では、圧力検知器12をさらに含むことで、ガスケット5の接触面圧を監視する。これにより、ガスケット5の接触面圧が最低必要面圧pd未満になる前に、増し締めを行うことができ、ガスケット5の漏れを防止することができる。この結果、流体の漏れ防止性能を向上することができ、その後の増し締めを実施するタイミングを見直すことができる。
1 第一端面
2 第二端面
3 凹溝
3a 底面
3b 内壁面
3c 外壁面
4 凸条
4a 頂面
4b 内周面
4c 外周面
5 ガスケット
6 Oリング
7 スペーサ
8 締付機構
9 漏洩検知器
10 制御部
11 傾斜部
12 圧力検知器
20(20A,20B) 配管
20Aa,20Ba 接続フランジ
20Ab,20Bb 貫通穴
C 軸線
H 間隔
h1 間隔
h2 間隔
d 圧縮変位
d0 ガスケットの初期圧縮変位
d1 ガスケットの増し締め変位
dO Oリングの過大圧縮変位
dc1,dc2 ガスケットのクリープ変位
du ガスケットの必要圧縮変位
du0 ガスケットの過大圧縮変位
p 接触面圧
pc0 ガスケットの初期締付面圧
pd ガスケットの最低必要面圧
pu ガスケットの許容締付面圧(圧壊面圧)
tL 漏れ発生タイミング

Claims (5)

  1. 互いに接続される2つの配管のうち一方の配管において他方の配管に対向するように形成された環状の第一端面と、
    前記他方の配管において前記一方の配管の前記第一端面に対向するように形成された環状の第二端面と、
    前記第一端面に凹んで形成された環状の凹溝と、
    前記第二端面に突出して形成されて前記凹溝に嵌まる環状の凸条と、
    前記凹溝に嵌め入れられる合成樹脂製で環状のガスケットと、
    前記凹溝よりも径方向外側の前記第一端面と前記凸条よりも径方向外側の前記第二端面との間に配置される環状のOリングと、
    前記第一端面と前記第二端面との間に配置されて前記ガスケットおよび前記Oリングに最低必要面圧以上の接触面圧を生じさせるように前記第一端面と前記第二端面との接近を許容する一方、前記ガスケットおよび前記Oリングが許容締付面圧より大きい接触面圧となるときに前記第一端面と前記第二端面との接近を規制するスペーサと、
    前記第一端面と前記第二端面とを接近させる締付機構と、
    を含み、
    前記スペーサは、前記ガスケットが圧壊面圧に至る過大圧縮変位と、前記Oリングが機能損失に至る過大圧縮変位と、前記ガスケットが圧縮変位ゼロから要求寿命となるまでの必要圧縮変位と、から圧縮変位が最も小さいものに合わせて前記第一端面と前記第二端面との接近を許容する間隔を設定するように構成される、管継手。
  2. 互いに接続される2つの配管のうち一方の配管において他方の配管に対向するように形成された環状の第一端面と、
    前記他方の配管において前記一方の配管の前記第一端面に対向するように形成された環状の第二端面と、
    前記第一端面に凹んで形成された環状の凹溝と、
    前記第二端面に突出して形成されて前記凹溝に嵌まる環状の凸条と、
    前記凹溝に嵌め入れられる合成樹脂製で環状のガスケットと、
    前記凹溝よりも径方向外側の前記第一端面と前記凸条よりも径方向外側の前記第二端面との間に配置される環状のOリングと、
    前記第一端面と前記第二端面との間に配置されて前記ガスケットおよび前記Oリングに最低必要面圧以上の接触面圧を生じさせるように前記第一端面と前記第二端面との接近を許容する一方、前記ガスケットおよび前記Oリングが許容締付面圧より大きい接触面圧となるときに前記第一端面と前記第二端面との接近を規制するスペーサと、
    前記第一端面と前記第二端面とを接近させる締付機構と、
    前記第一端面と前記第二端面との間において、前記ガスケットの径方向外側であって前記Oリングの径方向内側に配置されて流体を検知する漏洩検知器と、
    前記Oリングの径方向内側であって前記ガスケットの径方向外側となる前記第一端面または前記第二端面から前記漏洩検知器の配置部に向かって下降傾斜する傾斜部と、
    を含む管継手。
  3. 前記ガスケットの接触面圧を検知する圧力検知器をさらに含む請求項1または2に記載の管継手。
  4. 互いに接続される2つの配管のうち一方の配管において他方の配管に対向するように形成された環状の第一端面と、
    前記他方の配管において前記一方の配管の前記第一端面に対向するように形成された環状の第二端面と、
    前記第一端面に凹んで形成された環状の凹溝と、
    前記第二端面に突出して形成されて前記凹溝に嵌まる環状の凸条と、
    前記凹溝に嵌め入れられる合成樹脂製で環状のガスケットと、
    前記凹溝よりも径方向外側の前記第一端面と前記凸条よりも径方向外側の前記第二端面との間に配置される環状のOリングと、
    前記第一端面と前記第二端面との間に配置されて前記ガスケットおよび前記Oリングに最低必要面圧以上の接触面圧を生じさせるように前記第一端面と前記第二端面との接近を許容する一方、前記ガスケットおよび前記Oリングが許容締付面圧より大きい接触面圧となるときに前記第一端面と前記第二端面との接近を規制するスペーサと、
    前記第一端面と前記第二端面とを接近させる締付機構と、
    前記第一端面と前記第二端面との間において、前記ガスケットの径方向外側であって前記Oリングの径方向内側に配置されて流体を検知する漏洩検知器と、
    前記ガスケットおよび前記Oリングが設置されて前記第一端面と前記第二端面との間に予め設定した初期締付面圧が付与され各前記配管に流体が流通された後の漏れ発生タイミングが予め記憶されており、前記漏洩検知器による検知が前記漏れ発生タイミングに達する前である場合、検知したタイミングを新たな漏れ発生タイミングに見直す制御部と、
    を含む管継手。
  5. 互いに接続される2つの配管のうち一方の配管において他方の配管に対向するように形成された環状の第一端面と、
    前記他方の配管において前記一方の配管の前記第一端面に対向するように形成された環状の第二端面と、
    前記第一端面に凹んで形成された環状の凹溝と、
    前記第二端面に突出して形成されて前記凹溝に嵌まる環状の凸条と、
    前記凹溝に嵌め入れられる合成樹脂製で環状のガスケットと、
    前記凹溝よりも径方向外側の前記第一端面と前記凸条よりも径方向外側の前記第二端面との間に配置される環状のOリングと、
    前記第一端面と前記第二端面との間に配置されて前記ガスケットおよび前記Oリングに最低必要面圧以上の接触面圧を生じさせるように前記第一端面と前記第二端面との接近を許容する一方、前記ガスケットおよび前記Oリングが許容締付面圧より大きい接触面圧となるときに前記第一端面と前記第二端面との接近を規制するスペーサと、
    前記第一端面と前記第二端面とを接近させる締付機構と、
    前記ガスケットの接触面圧を検知する圧力検知器と、
    前記ガスケットおよび前記Oリングが設置されて前記第一端面と前記第二端面との間に予め設定した初期締付面圧が付与され各前記配管に流体が流通された後の漏れ発生タイミングが予め記憶されており、前記圧力検知器による所定の接触面圧の検知が前記漏れ発生タイミングに達する前である場合、検知したタイミングを新たな漏れ発生タイミングに見直す制御部と、
    を含む管継手。
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