JP7011431B2 - セロファン粘着テープ巻回体 - Google Patents
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Description
また、粘着テ-プの種類によっては、巻回した粘着テ-プの保管中に、湿度、温度等の影響によって新たな内部応力を発生し、変形を起す場合もある。
また、こうした巻芯に粘着テープを巻き付けて粘着テープ巻回体とするものである。
図示する内側管状体2は、内径を76.5mm(3インチ)とし、厚みを3.03mmとしているものであるが、内径を25.7mm(1インチ)とした小巻のものとすることができる。
こうした外側管状体3の片面ダンボールは、内側管状体2の紙管の外表面との間に介在させた接着剤によって固定する。この接着剤としては、特に限定されないが、水溶性の接着剤を用いると巻芯を廃棄する場合に環境に優しいものとなる。
上記粘着テープとしては、その基材にセロファンテープ、プラスチックテープ、金属テープ、紙テープなどを使用したものを用いることができる。
特に、セロファン粘着テープでは、温度や湿度の変化に応じて伸び縮みし易いことから、巻芯に設けた外側管状体3によってその変化を効果的に吸収することができて有効である。
(比較例3)
内側管状体(紙管): 内側より外側に向かって、0.5mm厚/0.7mm厚/0.7mm厚/0.5mm厚/0.5mm厚のボール紙を5層に重ね、その最内側を0.08mm厚の印刷紙で覆い、最外側を0.05mm厚の印刷紙で覆ったもので、紙管の総厚みが3.03mmで、内径が76.5mmで、長さが660mmのものを用意した。
巻芯: 上記内側管状体(紙管)の外表面に、上記外側管状体(片面段ボール)の中芯側が内側になるようにして一重に巻回して水溶性接着剤で貼り合せ、巻芯とした。
巻芯の外側管状体(片面段ボール)として、厚みが0.6mmで、30cm当りの段数が120のF段を使用し、他は比較例3と同様にして巻芯、粘着テープ巻回体を作製した。
巻芯の外側管状体(片面段ボール)として、厚みが2.0~2.1mmで、30cm当りの段数が64の5号段を使用し、他は比較例3と同様にして巻芯、粘着テープ巻回体を作製した。
巻芯の外側管状体として、厚みが1mmの独立気泡のポリオレフィン発泡シートを使用し、他は比較例3と同様にして従来品の巻芯、粘着テープ巻回体を作製した。
粘着テープ巻回体の経時的な変形状態を調べる為に以下の試験を行った。
粘着テープ巻回体を、室温下に保存し、試験開始時、1日後、2日後、12日後、13日後において、巻芯の側端面から巻回されている粘着テープが側方に突出している変形量(単位:mm)を測定した。
また、13日後の粘着テープ巻回体の外観を目視で観察した。
粘着テープ巻回体を、40℃、相対湿度75%の環境下において保存し、他は上記試験1と同様にして変形量を測定し、13日後の外観を目視で観察した。
試験1の結果を表1に示し、試験2の結果を表2に示す。
表1に示すように、試験1の室温に保存した状態においては、実施例1のものは比較例2の従来品、比較例3に比べてセロファン粘着テープの変化量が少なくて良好な結果が得られているし、巻芯の外側管状体(片面段ボール)の中芯の潰れが見られない。
比較例1のものでは、粘着テープの変化量が実施例1と同程度であるが、外側管状体(片面段ボール)の中芯が広く潰れており、外観が悪くて商品として相応しくないことが判った。また、比較例2のものでは、外側管状体としてポリオレフィン発泡体を使用していることから、巻芯に大きな変化は見られなかった。
また、比較例1のものでは、粘着テープの変化量が比較例の中では比較的に少ないけれども実施例1よりも大きいし、外側管状体(片面段ボール)の中芯が広く潰れており、外観が悪くて商品として相応しくないことが判る。
2 内側管状体(紙管)
3 外側管状体(片面段ボール)
4 ライナー
5 中芯
6 粘着テープ
7 粘着テープ巻回体
Claims (2)
- 粘着テープをロール状態に巻回するための巻芯であって、粘着テープの幅に対応する幅と変形しないような適宜の厚みを有する紙管製の内側管状体と、該内側管状体の外周面に片面段ボールの中芯を内側としライナーを外側にして巻き付けた外側管状体を設け、上記外側管状体の片面段ボールの厚みを0.7~0.6mmとし、中芯の段数を30cm当り120±5とし、こうした巻芯にセロファン粘着テープを巻回したセロファン粘着テープ巻回体。
- 上記巻芯の外側管状体の片面段ボールは、上記内側管状体の外周面に水溶性の接着剤によって固定されている請求項1に記載のセロファン粘着テープ巻回体。
Priority Applications (1)
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JP2017186837A JP7011431B2 (ja) | 2017-09-27 | 2017-09-27 | セロファン粘着テープ巻回体 |
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JP2017186837A JP7011431B2 (ja) | 2017-09-27 | 2017-09-27 | セロファン粘着テープ巻回体 |
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JP2019059172A JP2019059172A (ja) | 2019-04-18 |
JP7011431B2 true JP7011431B2 (ja) | 2022-01-26 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7011431B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US2350369A (en) * | 1940-10-07 | 1944-06-06 | Minnesota Mining & Mfg | Tape roll and core |
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2017
- 2017-09-27 JP JP2017186837A patent/JP7011431B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP2019059172A (ja) | 2019-04-18 |
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