JP7010084B2 - Ic決済で用いるトークンデバイス - Google Patents

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Description

本発明は,IC決済で用いられる媒体であるトークンデバイスに関する。
クレジットカードのカード情報などのユーザ情報を格納したセキュアエレメントを実装したトークンデバイスを利用するIC決済は,トークンデバイスとターミナルが端子を介して接続する接触型IC決済が主流であったが,トークンデバイスとターミナルが非接触で接続する非接触型IC決済も普及している。
接触型IC決済で利用されるトークンデバイスの形態は,以前として,接触型ICカードが主流であるが,非接触型IC決済で利用されるトークンデバイスの形態は様々ある。非接触型IC決済で利用されるトークンデバイスの形態には,非接触型ICカード以外に,セキュアエレメントを組み込んだスマートデバイス(スマートフォンやタブレットコンピュータ)や,セキュアエレメントを組み込んだキーホブなど,非接触ICカード以外の形態も普及している。
接触型IC決済で利用されるトークンデバイスであっても,非接触型IC決済で利用されるトークンデバイスであっても,IC決済で利用されるトークンデバイスは,決済端末が決済アプリケーションを選択するときに利用する機能として,トークンデバイスに搭載された決済アプリケーションのリストを決済端末に応答する機能を有している。
トークンデバイスに搭載されているアプリケーションのリストを決済端末に応答する機能は,EMVで規格されており,接触型IC決済と非接触型IC決済でその名称は異なる。接触型IC決済の場合,この機能はPSE(Payment System Environment)と称され,非接触型IC決済の場合,この機能はPPSE(Proximity Payment System Environment)と称される。これ以降,トークンデバイスに搭載されているアプリケーションのリストを決済端末に応答する機能を実現するアプリケーションを,システム環境アプリケーションと記載する
接触IC決済サービスで利用されるトークンデバイスであっても,非接触IC決済サービスで利用されるトークンデバイスであっても,トークンデバイスに搭載されたシステム環境アプリケーションは,トークンデバイスに搭載されている決済アプリケーションのリストを決済端末に応答できるように,決済アプリケーションのAID(Application Identifier)を含むディレクトリエントリとして含むディレクトリ構成情報を有する。
トークンデバイスに格納されている決済アプリケーションのAIDに更新がなければ,PSEやPPSEなどのシステム環境アプリケーションのディレクトリ構成情報を更新する必要はない。しかし,トークンデバイスに格納されている決済アプリケーションのバージョンアップなどに伴い,トークンデバイスに格納されている決済アプリケーションのAIDが更新される際は,システム環境アプリケーションが有するディレクトリ構成情報に含まれるAIDも更新する必要がある。
トークンデバイスの一つであるマルチアプリケーションICカードに格納されているアプリケーションのAIDを更新する技術については,特許文献1にて既に開示されているが,マルチアプリケーションICカードに格納されているアプリケーションのAIDを更新する従来の技術では,アプリケーションのAIDしか更新できず,PSEやPPSEなどのシステム環境アプリケーションが有するディレクトリ構成情報に含まれるAIDは更新できなかった。
特開2003-50981号公報
そこで,本発明は,トークンデバイスに搭載された決済アプリケーションのリストを決済端末に応答するシステム環境アプリケーションを搭載したトークンデバイスにおいて,トークンデバイスに格納されているアプリケーションのAIDを更新すると,システム環境アプリケーションが有するディレクトリ構成情報に含まれるAIDも自動で更新できるようにすることを課題とする。
上述した課題を解決する第1発明は,IC決済に用いられるトークンデバイスであって,IC決済で用いられるアプリケーションである決済アプリケーションと,前記トークンデバイスに搭載されている前記決済アプリケーションの実行管理に係る情報が保存され,前記決済アプリケーションのAID(Application Identifier)を含んでいるレジストリを有するオペレーティングシステムと,前記トークンデバイスに搭載された前記決済アプリケーションのリストを決済端末に応答するアプリケーションで,前記決済アプリケーションにエントリするための情報を保存するディレクトリエントリに前記決済アプリケーションのAIDを含んでいるディレクトリ構成情報を有するシステム環境アプリケーションを備え,前記オペレーティングシステムは,前記決済アプリケーションのAIDを更新する際,AIDの重複の発生を確認し,AIDの重複の発生が生じない場合,更新対象となるAIDを新たに設定するAIDに更新する処理を,前記レジストリと前記ディレクトリ構成情報についてそれぞれ行うことを特徴とするトークンデバイスである。
第1発明に係るトークンデバイスは,前記決済アプリケーションの実行管理に用いられる前記レジストリに含まれるAIDを更新すると,前記ディレクトリ構成情報に含まれ,前記決済アプリケーションにエントリするための情報を保存する前記ディレクトリエントリのAIDも更新されるように構成されている。
更に,第2発明は,第1発明に記載したトークンデバイスにおいて,接触インタフェースで動作する前記決済アプリケーションの前記ディレクトリエントリを含む前記ディレクトリ構成情報を有する前記システム環境アプリケーションであるPSE(Payment System Environment)を備え,前記オペレーティングシステムは,AIDの重複の発生を確認し,AIDの重複の発生が生じない場合,更新対象となるAIDを新たに設定するAIDに更新する処理を,前記PSEが有する前記ディレクトリ構成情報について行うことを特徴とする。第2発明は,前記決済アプリケーションの実行管理に用いられる前記レジストリに含まれるAIDを更新すると,前記PSEが有する前記ディレクトリ構成情報に含まれるAIDも更新されるように構成されている。
更に,第3発明は,第1発明または第2発明に記載したトークンデバイスにおいて,非接触インタフェースで動作する前記決済アプリケーションの前記ディレクトリエントリを含む前記ディレクトリ構成情報を有する前記システム環境アプリケーションであるPPSE(Proximity Payment System Environment)を備え,前記オペレーティングシステムは,AIDの重複の発生を確認し,AIDの重複の発生が生じない場合,更新対象となるAIDを新たに設定するAIDに更新する処理を,前記PPSEが有する前記ディレクトリ構成情報について行うことを特徴とする。第3発明は,前記決済アプリケーションの実行管理に用いられる前記レジストリに含まれるAIDを更新すると,前記PPSEが有する前記ディレクトリ構成情報に含まれるAIDも更新されるように構成されている。
上述した本発明によれば,トークンデバイスに搭載された決済アプリケーションのリストを決済端末に応答するシステム環境アプリケーションを搭載したトークンデバイスにおいて,トークンデバイスに格納されているアプリケーションのAIDを更新すると,システム環境アプリケーションが有するディレクトリ構成情報に含まれるAIDも自動で更新できる。
本実施形態に係るICCの構造を説明する図である。 ICCに実装するICチップのブロック図。 ICCに搭載しているソフトウェア等を説明する図。 PSEが有するディレクトリ構成情報を説明する図。 PPSEが有するディレクトリ構成情報を説明する図。 レジストリを説明する図。 決済アプリケーションのAIDを更新する処理を説明する図。 ディレクトリ構成情報を更新する処理を説明する図。
ここから,本発明に係るトークンデバイスをデュアルインタフェースICカードしたときの実施形態について記載する。
なお,本実施形態では,トークンデバイスをデュアルインタフェースICカードして記載するが,これは,本発明の理解を助けるために説明するものであり,何ら本発明の技術的範囲をデュアルインタフェースICカードに束縛するものではない。
本発明に係るトークンデバイスには,ICカード以外に,IC決済に係る機能を備えたセキュアエレメントを組み込んだスマートデバイスや,このセキュアエレメントを組み込んだキーホブなど,ICカード以外の形態も含まれる。
図1は,本実施形態に係るデュアルインタフェースICカード1(以下,「ICC」と略す。「ICC」は,「Dual-Interface Integrated Circuit Card」の略。)の構造を説明する図である。
本実施形態に係るICC1は,接触インタフェースでICC1が動作するときに利用するコンタクト端子1aと,非接触インタフェースでICC1が動作するときに利用するアンテナ1bが接続しているICチップ10を内蔵したカード媒体で,本発明に係る内容はICC1に実装するセキュアエレメントであるICチップ10に適用されている。
図2は,ICC1に実装するICチップ10のブロック図である。図2に示すように,ICチップ10は,ICC1に搭載されたコンピュータプログラムを実行するCPU100(Central Processing Unit),ICチップ10のメインメモリとなるRAM101(Random Access Memory),電気的に書き換え不可能な不揮発性メモリであるROM102(Read Only Memory),電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであるNVM103(Non-volatile memory),接触インタフェースに対応したインタフェース回路で,コンタクト端子1aと接続している接触インタフェース回路104,非接触インタフェースに対応したインタフェース回路で,アンテナ1bと接続している非接触インタフェース回路105を備え,図2では,これらに加えて,暗号演算機能に特化した暗号コプロセッサ106と,乱数を生成する乱数生成器107を図示している。
図3は,ICC1に搭載しているソフトウェア等を説明する図である。ICC1は,カーネル11aを中核となる部分とするオペレーティングシステム11を搭載し,このオペレーティングシステム11上で動作する決済アプリケーション12として,決済アプリケーション12A,決済アプリケーション12Bおよび決済アプリケーション12Cを搭載し,決済アプリケーション12のリストを決済端末に応答するシステム環境アプリケーションとして,PSE13(Payment System Environment),PPSE14(Proximity Payment System Environment)を搭載する。また,ICC1は,オペレーティングシステム11によって管理されるデータとして,決済アプリケーション12のAID(Application Identifier)を記したレジストリ110を記憶する。
ソフトウェアの記憶に用いられるメモリは,ICチップ10が備えるROM102およびNVM103になり,ICチップ10が備えるROM102は,主に,カーネル11aを含むオペレーティングシステム11の記憶に利用され,ICチップ10が備えるNVM103は,主に,オペレーティングシステム11上で動作する決済アプリケーション12などやオペレーティングシステム11が用いるデータの記憶に利用される。
決済アプリケーション12A,決済アプリケーション12Bおよび決済アプリケーション12Cは,クレジット決済などのIC決済に用いられる決済アプリケーション12である。決済アプリケーション12Aは,接触型IC決済および非接触型IC決済で用いることのできる決済アプリケーション12で,決済アプリケーション12Aは接触インタフェースおよび非接触インタフェースのいずれでも動作する。決済アプリケーション12Bは,接触型IC決済で用いることのできる決済アプリケーション12で,決済アプリケーション12Bは接触インタフェースでのみ動作する。決済アプリケーション12Cは,非接触型IC決済で用いることのできる決済アプリケーション12で,決済アプリケーション12Cは非接触インタフェースでのみ動作する。
PSE13およびPPSE14は,決済端末が決済アプリケーション12を選択するとき,ICC1に搭載された決済アプリケーション12のリストを決済端末に応答するシステム環境アプリケーションとして機能するアプリケーションである。
PSE13は,接触インタフェースで動作する決済アプリケーション12のリストを決済端末に応答するシステム環境アプリケーションで,接触インタフェースで動作する決済アプリケーション12に係るディレクトリ構成情報130を有する。また,PPSE14は,非接触インタフェースで動作する決済アプリケーション12のリストを決済端末に応答するシステム環境アプリケーションで,非接触インタフェースで動作する決済アプリケーション12に係るディレクトリ構成情報140を有する。
図4は,PSE13が有するディレクトリ構成情報130を説明する図である。PSE13が有するディレクトリ構成情報130は,接触インタフェースで動作する決済アプリケーション12ごとに,この決済アプリケーション12にエントリするための情報を保存するディレクトリエントリ131を含む。このディレクトリエントリ131には,この決済アプリケーション12を定義するファイルであるADF(application definition file)に付加されたAIDが含まれる。
PSE13が有するディレクトリ構成情報130に含まれるディレクトリエントリ131はTLV形式のデータオブジェクトで記述され,ディレクトリエントリ131に対応するテンプレートのTagは‘61’(‘’は16進表記を意味する。)で,ディレクトリエントリ131の長さ(Length)は,ディレクトリエントリ131に含ませるデータに依存する。ディレクトリエントリ131は,ディレクトリエントリ131に対応する決済アプリケーション12のAIDを少なくとも含む。ディレクトリエントリ131に含ませるAIDも,TLV形式のデータオブジェクトで記述される。AIDに対応するテンプレートのTagは‘4F’で,AIDの長さ(Length)は1~16バイトになっている。
本実施形態に係るICC1には,接触インタフェースで動作可能な決済アプリケーション12として,決済アプリケーション12Aと決済アプリケーション12Bが搭載されているため,図4で図示したPSE13のディレクトリ構成情報は,決済アプリケーション12AのAIDを含む決済アプリケーション12Aのディレクトリエントリ131Aと,決済アプリケーション12BのAIDを含む決済アプリケーション12Bのディレクトリエントリ131Bを含んでいる。
なお,PSE13が有するディレクトリ構成情報130に含まれるディレクトリエントリ131には,アプリケーションラベルなどAID以外のデータを含ませることができる。
図5は,PPSE14が有するディレクトリ構成情報140を説明する図である。PPSE14が有するディレクトリ構成情報140は,非接触インタフェースで動作する決済アプリケーション12ごとに,この決済アプリケーション12のディレクトリエントリ141を含む。
PPSE14のディレクトリ構成情報140に含まれるディレクトリエントリ141は,PSE13のディレクトリ構成情報130と同様に,TLV形式のデータオブジェクトで記述される。PPSE14のディレクトリ構成情報140に含まれるディレクトリエントリ141は,非接触インタフェースで動作する決済アプリケーション12にエントリするための情報が保存され,このディレクトリエントリ141には,ディレクトリエントリ141に対応する決済アプリケーション12のADFに付加されたAIDを含む。
本実施形態に係るICC1には,非接触決済サービスで利用可能な決済アプリケーション12として,決済アプリケーション12Aと決済アプリケーション12Cが搭載されているため,図5で図示したPPSE14のディレクトリ構成情報140は,決済アプリケーション12AのAIDを含む決済アプリケーション12Aのディレクトリエントリ141Aと,決済アプリケーション12CのAIDを含む決済アプリケーション12Cのディレクトリエントリ141Cを含んでいる。
なお,PPSE14が有するディレクトリ構成情報140に含まれるディレクトリエントリ141には,アプリケーションラベルやカーネル11aの識別子(Kernel Identifier)などAID以外のデータを含ませることができる。
図6は,レジストリ110を説明する図である。レジストリ110には,ICC1に搭載されている決済アプリケーション12の実行管理に係る情報として,ICC1に搭載されている決済アプリケーション12のAIDが少なくとも保存されている。図5で図示したように,本実施形態におけるレジストリ110において,決済アプリケーション12のAIDは,ICC1に搭載された決済アプリケーション12のアプリケーション名に対応付けられている。ICC1に搭載された決済アプリケーション12のアプリケーション名の形式は任意であるが,EMV規格で定義されている「Application Label」や「Application Preferred Name」をアプリケーション名に利用できる。なお,レジストリ110には,ICC1に搭載されている決済アプリケーション12のAID以外に,決済アプリケーション12の実行管理に係る情報として,決済アプリケーション12のライフサイクルに係る情報などが保存される。
本実施形態において,決済アプリケーション12Aのアプリケーション名は「Payment Application A」で,AIDは「0001」である。また,決済アプリケーション12Bのアプリケーション名は「Payment Application B」で,AIDは「0002」である。更に,決済アプリケーション12Cのアプリケーション名は「Payment Application C」で,AIDは「0003」である。
本実施形態に係るオペレーティングシステム11は,ICC1に搭載された決済アプリケーション12のAIDを更新する機能を備え,ICC1に搭載された決済アプリケーション12のAIDを更新する機能を呼び出すAPI(Application Programming Interface)としてAID更新用API111を有する。オペレーティングシステム11は,AID更新用API111を呼び出すコマンドを有し,このコマンドを受信すると,AID更新用API111を呼び出して,AIDを更新する処理を実行する。
また,本実施形態に係るオペレーティングシステム11は,AIDを更新する処理で呼び出すAPIとして,PSE13が有するディレクトリ構成情報130を更新するPSE更新用API112と,PPSE14が有するディレクトリ構成情報140を更新するPPSE更新用API113を有している。
ここから,オペレーティングシステム11が,決済アプリケーション12のAIDを更新する処理の内容について説明する。図7は,決済アプリケーション12のAIDを更新する処理を説明する図である。
オペレーティングシステム11が,決済アプリケーション12のAIDを更新する際,オペレーティングシステム11は,外部装置から,AID更新用API111を呼び出すコマンドのコマンドメッセージを受信する(S1)。このコマンドメッセージには,更新対象となるAIDと,新しく設定するAIDが含まれる。
オペレーティングシステム11は,AID更新用API111を呼び出すコマンドのコマンドメッセージを受信すると,更新対象となるAIDがICC1に搭載されているか確認するために,更新対象となるAIDがレジストリ110に存在するか確認する処理を実行する(S2)。
更新対象となるAIDがレジストリ110に存在しない場合,AIDの更新対象となる決済アプリケーション12がICC1に搭載されていないことになるため,オペレーティングシステム11は,AIDを更新することなく,図7の手順を終了する。
更新対象となるAIDがレジストリ110に存在する場合,AIDの更新対象となるアプリケーションがICC1に搭載されていることになるため,オペレーティングシステム11は,AIDの重複を避けるために,新しく設定するAIDがレジストリ110に存在するか確認する処理を実行する(S3)。
新しく設定するAIDがレジストリ110に存在する場合,更新対象となるAIDを更新すると,AIDの重複が発生するため,オペレーティングシステム11は,AIDを更新することなく,図7の手順を終了する。
新しく設定するAIDがレジストリ110に存在しない場合,更新対象となるAIDを更新しても,AIDの重複は発生しないため,オペレーティングシステム11は,更新対象となるAIDを新しく設定するAIDに書き換えることで,レジストリ110を更新する処理を実行する(S4)。
オペレーティングシステム11は,レジストリ110を更新すると,ICC1にPSE13が存在するか確認する処理を実行する(S5)。ICC1にPSE13が存在しない場合,オペレーティングシステム11は,PSE13を更新することなく,ICC1にPPSE14が存在するか確認するステップS7に進み,ICC1にPSE13が存在する場合,オペレーティングシステム11は,PSE更新用API112を呼び出して,PSE13のディレクトリ構成情報130を更新する処理を実行する(S6)。なお,PSE13のディレクトリ構成情報130を更新する処理については後述する。
ステップにおいてICC1にPSE13が存在しない場合,または,PSE13のディレクトリ構成情報130を更新する処理を実行した後,オペレーティングシステム11は,ICC1にPPSE14が存在するか確認する処理を実行する(S7)。ICC1にPPSE14が存在しない場合,オペレーティングシステム11は,PPSE14を更新することなく,図7の処理を終了し,ICC1にPPSE14が存在する場合,オペレーティングシステム11は,PPSE更新用API113を呼び出して,PPSE14のディレクトリ構成情報140を更新する処理(S8)を実行してから,図7の処理を終了する。なお,PPSE14のディレクトリ構成情報140を更新する処理については後述する。
図8は,ディレクトリ構成情報を更新する処理を説明する図である。図7のステップ6において,PSE13のディレクトリ構成情報130を更新する際,図8の処理に係るディレクトリ構成情報はPSE13のディレクトリ構成情報130になる。また,図7のステップ8において,PPSE14のディレクトリ構成情報140を更新する際,図8の処理に係るディレクトリ構成情報はPPSE14のディレクトリ構成情報140になる。
オペレーティングシステム11が,ディレクトリ構成情報を更新する際,図8の手順の対象になるディレクトリ構成情報に更新対象となるAIDが搭載されているか確認する処理を実行する(S10)。図8の手順の対象になるディレクトリ構成情報に更新対象となるAIDが存在しない場合,AIDの更新対象となるアプリケーションは,図8の手順の対象になるディレクトリ構成情報に対応したシステム環境アプリケーションのインタフェースで動作するアプリケーションではないことになるため,オペレーティングシステム11は,図8の手順の対象になるディレクトリ構成情報を更新することなく,図8の処理を終了する。
図8の手順の対象になるディレクトリ構成情報に更新対象となるAIDが存在する場合,オペレーティングシステム11は,AIDの重複を避けるために,図8の手順の対象になるディレクトリ構成情報に新しく設定するAIDが存在するか確認する処理を実行する(S11)。
図8の手順の対象になるディレクトリ構成情報に新しく設定するAIDが存在する場合,更新対象となるAIDを更新すると,AIDの重複が発生するため,オペレーティングシステム11は,図8の手順の対象になるディレクトリ構成情報を更新することなく,図8の処理を終了する。
図8の手順の対象になるディレクトリ構成情報に新しく設定するAIDが存在しない場合,更新対象となるAIDを更新しても,AIDの重複は発生しないため,オペレーティングシステム11は,更新対象となるAIDを新しく設定するAIDに書き換えることで,図8の手順の対象になるディレクトリ構成情報を更新する処理を実行して(S12),図8の手順は終了する。
接触インタフェースおよび非接触インタフェースで動作する決済アプリケーション12AのAIDは,レジストリ110,PSE13のディレクトリ構成情報130およびPPSE14のディレクトリ構成情報140に含まれるため,決済アプリケーション12AのAID「0001」を「0011」に更新すると,レジストリ110に記憶されている決済アプリケーション12AのAID「0001」は「0011」に書き換えられる。また,PSE13のディレクトリ構成情報130およびPPSE14のディレクトリ構成情報140にそれぞれ含まれ,決済アプリケーション12Aに対応するディレクトリエントリ131A,141Aに含まれるAID「0001」も「0011」に書き換えられる。
接触インタフェースでのみで動作する決済アプリケーション12BのAIDは,レジストリ110およびPSE13のディレクトリ構成情報130に含まれるため,決済アプリケーション12BのAID「0002」を「0012」に更新すると,レジストリ110に記憶されている決済アプリケーション12BのAID「0002」は「0012」に書き換えられる。また,PSE13のディレクトリ構成情報130に含まれ,決済アプリケーション12Bに対応するディレクトリエントリ131Bに含まれるAID「0002」も「0012」に書き換えられる。
非接触インタフェースでのみの動作する決済アプリケーション12CのAIDは,レジストリ110およびPPSE14のディレクトリ構成情報に含まれるため,決済アプリケーション12CのAID「0003」を「0013」に更新すると,レジストリ110に記憶されている決済アプリケーション12CのAID「0003」は「0013」に書き換えられる。また,PPSE14のディレクトリ構成情報140に含まれ,決済アプリケーション12Cに対応するディレクトリエントリ141Aに含まれるAID「0003」も「0013」に書き換えられる。
1 デュアルインタフェースICカード(ICC)
11 オペレーティングシステム
110 レジストリ
111 AID更新用API
112 PSE更新用API
113 PPSE更新用API
12 決済アプリケーション
12A 決済アプリケーションA
12B 決済アプリケーションB
12C 決済アプリケーションC
13 PSE
130 ディレクトリ構成情報
131 ディレクトリエントリ
14 PPSE
140 ディレクトリ構成情報
141 ディレクトリエントリ

Claims (3)

  1. IC決済に用いられるトークンデバイスであって,
    IC決済で用いられるアプリケーションである決済アプリケーションと,前記トークンデバイスに搭載されている前記決済アプリケーションの実行管理に係る情報が保存され,前記決済アプリケーションのAID(Application Identifier)を含んでいるレジストリを有するオペレーティングシステムと,前記トークンデバイスに搭載された前記決済アプリケーションのリストを決済端末に応答するアプリケーションで,前記決済アプリケーションにエントリするための情報を保存するディレクトリエントリに前記決済アプリケーションのAIDを含んでいるディレクトリ構成情報を有するシステム環境アプリケーションを備え,
    前記オペレーティングシステムは,前記決済アプリケーションのAIDを更新する際,AIDの重複の発生を確認し,AIDの重複の発生が生じない場合,更新対象となるAIDを新たに設定するAIDに更新する処理を,前記レジストリと前記ディレクトリ構成情報についてそれぞれ行う,
    ことを特徴とするトークンデバイス。
  2. 接触インタフェースで動作する前記決済アプリケーションの前記ディレクトリエントリを含む前記ディレクトリ構成情報を有する前記システム環境アプリケーションであるPSE(Payment System Environment)を備え,
    前記オペレーティングシステムは,AIDの重複の発生を確認し,AIDの重複の発生が生じない場合,更新対象となるAIDを新たに設定するAIDに更新する処理を,前記PSEが有する前記ディレクトリ構成情報について行う,
    ことを特徴とする,請求項1に記載したトークンデバイス。
  3. 非接触インタフェースで動作する前記決済アプリケーションの前記ディレクトリエントリを含む前記ディレクトリ構成情報を有する前記システム環境アプリケーションであるPPSE(Proximity Payment System Environment)を備え,
    前記オペレーティングシステムは,AIDの重複の発生を確認し,AIDの重複の発生が生じない場合,更新対象となるAIDを新たに設定するAIDに更新する処理を,前記PPSEが有する前記ディレクトリ構成情報について行う,
    ことを特徴とする,請求項1または請求項2に記載したトークンデバイス。
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