JP7009941B2 - 精穀装置 - Google Patents

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本発明は、原料となる玄米粒を大粒厚と小粒厚に選別した後に、別々に精米する精米機をはじめとする精穀装置に関する。
玄米粒を大粒厚と小粒厚に選別した後に、別々に精米する精穀装置として、特許文献1のようなものがある。このような精穀装置は、大粒厚と小粒厚とを別々に精米するため、大小の粒厚の玄米を混在させて精穀するものに比べて、粒厚の大小による精穀のバラつきを低下させ、また過度な精穀も少なくすることができる。
この精穀装置は、排出弁の弾性体の付勢力を調整することで、精穀負荷が調節可能となっている。この精穀負荷は、粒厚の大小に応じて設定され、粒厚の大きい穀粒の場合は大きく設定され、粒厚の小さい穀粒の場合は小さく設定される。このように調節して精穀することができるので、大粒厚と小粒厚のものを同等に仕上げることができる。
特許第4552284号公報
特許文献1に記載の精穀装置のように、粒厚の大小に応じて排出弁の弾性体の付勢力を調整するには、オペレーターの経験や勘に頼ることも多かった。また、粒厚の大小の差が大きい場合などには、弾性体の付勢力の調整だけでは、仕上げの程度の均一化に対応できない場合もあった。
そこで、大粒厚と小粒厚とを同等に仕上げるため、排出弁の弾性体の付勢力を調整する以外の方法も求められた。
そこで、本発明の目的は、上記問題点に鑑み、排出弁の弾性体の付勢力を調整することにオペレーターの経験や勘に頼らず、また、粒厚の大小の差が大きい場合など排出弁の弾性体の付勢力を調整するだけでは対応できない場合でも仕上げの程度が均一化できる精穀装置を提供することである。
本願請求項1に係る発明は、精穀部と、前記精穀部に穀粒を供給する穀粒供給手段と、前記精穀部で精穀され排出される精穀穀粒に抵抗力を付する排出弁と、を備えるとともに、選別された粒厚の穀粒を別々に精穀する精穀装置であって、前記穀粒供給手段は、前記選別された粒厚の穀粒ごとに、蒸気供給量、蒸気温度及び蒸気湿度のうち少なくとも一つを異ならせて前記選別された粒厚の穀粒に蒸気を付与しながら、前記精穀部に穀粒を供給することを特徴とする精穀装置である。
本願請求項2に係る発明は、精穀部と、前記精穀部に穀粒を供給する穀粒供給手段と、前記精穀部で精穀され排出される精穀穀粒に抵抗力を付する排出弁と、を備えるとともに、選別された粒厚の穀粒を別々に精穀する精穀装置であって、前記穀粒供給手段は、前記選別された粒厚の穀粒を前記選別された粒厚の穀粒ごとに、前記精穀部の異なる位置に供給して、前記選別された粒厚の穀粒に対する精穀作用を異ならせることを特徴とする精穀装置である。
また以下の手段であっても良い。
手段1に係る発明は、精穀部と、前記精穀部に穀粒を供給する穀粒供給手段と、前記精穀部で精穀され排出される精穀穀粒に抵抗力を付する排出弁と、を備えるとともに、選別された粒厚の穀粒を別々に精穀する精穀装置であって、前記穀粒供給手段は、前記選別された粒厚の穀粒ごとに、異なる手法で前記精穀部に穀粒を供給することを特徴とする精穀装置である。
手段2に係る発明は、前記穀粒供給手段は、前記選別された粒厚の穀粒ごとに、蒸気供給量、蒸気温度及び蒸気湿度のうち少なくとも一つを異ならせて、前記精穀部に穀粒を供給することを特徴とする手段1に記載の精穀装置である。
手段3に係る発明は、前記穀粒供給手段は、前記選別された粒厚の穀粒ごとに、前記精穀部に供給する位置を異ならせて、前記精穀部に穀粒を供給することを特徴とする手段1または手段2に記載の精穀装置である。
上記に係る構成により、排出弁の弾性体の付勢力を調整することにオペレーターの経験や勘に頼らず、また、粒厚の大小の差が大きい場合など排出弁の弾性体の付勢力を調整するだけでは対応できない場合でも仕上げの程度が均一化できる。
第1の実施形態で本発明の精穀装置を精米設備に適用したフロー図である。 第1の実施形態で本発明の精穀装置の断面図である。 第2の実施形態で本発明の精穀装置の断面図である。 第3の実施形態で本発明の精穀装置の断面図である。 第4の実施形態で本発明の精穀装置の断面図である。 第5の実施形態で本発明の精穀装置の断面図である。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照する等して説明する。なお、本発明は、実施形態に限定されないことはいうまでもない。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明に係る第1の実施形態について、図面の図1及び図2と共に説明する。
第1の実施形態は、本発明の精穀装置を精米設備に適用したものである。
図1は、本発明の精穀装置1が適用された精米設備のフロー図を示したものである。
精米設備は、精穀装置1、一時貯留ホッパー2、選別装置3、大粒厚貯留ホッパー4、小粒厚貯留ホッパー5、糠受槽6、仕上穀粒受7、仕上大粒厚穀粒槽8、仕上小粒厚穀粒槽9を備えている。
一時貯留ホッパー2に、原料玄米が貯留される。選別装置3は、一時貯留ホッパー2からの原料玄米を大粒厚玄米と小粒厚玄米とに選別する。
選別装置3は、スリットを有する選別筒を備えており、原料玄米を所定の粒厚より大きい玄米と所定の粒厚より小さい玄米とに選別する。本実施の形態において選別装置3は、スリットを有する選別筒を備えたものであるが、これに限られない。
大粒厚貯留ホッパー4には、選別装置3から選別された大粒厚玄米が貯留され、小粒厚貯留ホッパー5には、選別装置3から選別された小粒厚玄米が貯留される。
精穀装置1は、穀粒供給装置10、精穀部20、排出弁30を備えている。穀粒供給装置10は、本発明の穀粒供給手段に相当する。
穀粒供給装置10は、大粒厚貯留ホッパー4及び小粒厚貯留ホッパー5から別々に送られる大粒厚玄米と小粒厚玄米を精穀部20に供給するものである。精穀部20は、穀粒供給装置10から送られた玄米を精穀するものである。排出弁30は、精穀部20で精穀された精米が排出される箇所に設けられ、精穀の負荷を付与するものである。
糠受槽6は、精穀装置1から排出される糠を受けるものである。仕上穀粒受7は、精穀装置1から排出される精米を受けて貯留するものである。
仕上大粒厚穀粒槽8は、仕上穀粒受7からの大粒厚の精米を貯留するものである。仕上小粒厚穀粒槽9は、仕上穀粒受7からの小粒厚の精米を貯留するものである。
仕上穀粒受7と、仕上大粒厚穀粒槽8及び仕上小粒厚穀粒槽9との間には図示しない切り替え装置が設けられており、切り替え装置によって仕上穀粒受7に大粒厚の精米が貯留されたときは仕上大粒厚穀粒槽8に、仕上穀粒受7に小粒厚の精米が貯留されたときは仕上小粒厚穀粒槽9に貯留することができるようになっている。
図2に、穀粒供給装置10、精穀部20、排出弁30を備える精穀装置1を示す。
穀粒供給装置10は、受入管11、外筒12、内筒13を備えている。
受入管11は、外筒12の紙面左側端部に設けられた開口部12aから垂直状に設けられている。受入管11は、大粒厚貯留ホッパー4または小粒厚貯留ホッパー5から大粒厚玄米または小粒厚玄米を受け、外筒12内に送る。大粒厚貯留ホッパー4及び小粒厚貯留ホッパー5と、受入管11との間には図示しない設備があり、これによって大粒厚玄米及び小粒厚玄米のどちらからの玄米が受入管11に供給される。
外筒12は、紙面左右方向の水平状に設けられた管状体であって、内部に内筒13を備えている。外筒12の受入管11が設けられた開口部12aから紙面右方向に所定距離離れた下部には、開口部12bが設けられている。当該開口部12bから供給管16が設けられている。
内筒13は、外筒12内に軸受け14によって回転可能に支持されている。内筒13は、外周に螺旋条13aを備えている。螺旋条13aは、紙面左側端部から外筒12の紙面右方向に設けられた開口部12b付近まで設けられている。内筒13は、中空部13bを備えているとともに中空部13bと連通する複数の蒸気吐出孔13cを備えている。図2において、内筒13は左半分が断面図、右半分が側面図を示している。内筒13の紙面右端部には、駆動プーリ15が固定されており、図示しない駆動源によって回転する。螺旋条13aが設けられた内筒13の回転によって、外筒12内の玄米は、紙面左側から右側に移動し開口部12b及び供給管16を通って精穀部20へ供給される。内筒13の紙面左端部は、開口しており中空部13bと連通している。
穀粒供給装置10は、蒸気供給装置17を備えている。
蒸気供給装置17は、蒸気発生機17a、蒸気供給管17bを備えている。蒸気発生機17aは、所定の温度、湿度の蒸気を発生させ、所定量を吐出できるものである。所定の温度、湿度及び吐出量は、変化させることができる。蒸気供給管17bは、一端が蒸気発生機17aに連結され、他端が内筒13の紙面左端部の開口部に連結されている。蒸気供給管17bと内筒13の連結部には、内筒13が蒸気供給管17bに対して回転することが可能で、蒸気が漏れないようにシール18が設けられている。蒸気発生機17aで発生した蒸気は、蒸気供給管17bを通って内筒13の中空部13bに供給され、蒸気吐出孔13cから外筒12内に吐出される。
精穀部20は、ケーシング21、主軸22を備えている。
ケーシング21は、紙面左右方向の水平状に設けられた管状体であって、内部に主軸22を備えている。上部には開口部21aが設けられ穀粒供給装置10の供給管16が設けられている。ケーシング21の紙面左方向の端部には、多孔壁除糠精白筒23が設けられ、多孔壁除糠精白筒23を覆う精白筒カバー24が設けられている。多孔壁除糠精白筒23は複数の孔23aを有した筒状体であって、紙面左端部は開口しており、後述する排出弁30が設けられている。多孔壁除糠精白筒23の紙面左端部の開口部下方には、精品排出樋25が設けられている。多孔壁除糠精白筒23の下方には、糠排出樋26が設けられている。
主軸22は、ケーシング21内に軸受け27によって回転可能に支持されている。主軸22は、外周に送穀スクリュー22aを備えている。送穀スクリュー22aは、ケーシング21の開口部21a付近からケーシング21の端部であって多孔壁除糠精白筒23との境界付近まで設けられている。主軸22の送穀スクリュー22aの紙面左側には、軸方向に延びる一対の突状22bが設けられている。主軸22の突状22bの紙面左側には、送穀スクリュー22aよりピッチの大きい逆スクリュー22cが設けられている。主軸は、送穀スクリュー22aが設けられた部分で玄米送りロール部、突状22bが設けられた部分で精白ロール部、逆スクリュー22cが設けられた部分で玄米戻し精白ロール部を形成している。
主軸22の紙面右端部には、駆動プーリ28が固定されており、図示しない駆動源によって回転する。主軸22の回転によって、開口部21aからケーシング21内に供給された玄米は、紙面右側から左側に移動しながら精穀され、精米は精品排出樋25から排出され、糠は糠排出樋26から排出される。
排出弁30は、多孔壁除糠精白筒23の紙面左端部の開口を塞ぐように設けられる弁本体31と、該弁本体31に抵抗となる弾性力を付与するバネ体32、バネ体32の弾性力を調整するハンドル装置33とを備えている。この構成により、ハンドル装置33を操作して弁本体31の抵抗力を調整して、排出される精穀穀粒に抵抗力を負荷して精穀の程度を調整することができる。
精穀装置1の作用を説明する。
大粒厚貯留ホッパー4から送られた大粒厚玄米または小粒厚貯留ホッパー5から送られた小粒厚玄米は、穀粒供給装置10内で蒸気が付与されながら、精穀部20に供給される。付与される蒸気は、大粒厚玄米には、多い蒸気供給量で高い温度かつ高い湿度で付与され、小粒厚玄米には、少ない蒸気供給量で低い温度かつ高い湿度で付与される。これは、大粒厚玄米の方が小粒厚玄米より精穀の負荷が大きいからである。現実的には、玄米1kgに対して水の重量で3g(グラム)~5g(グラム)程度の範囲であり、付与される蒸気の温度は50~99℃程度の範囲、蒸気の湿度は80~99%程度の範囲で付与される。蒸気を付与する一例としては、スクリーン開口2.05mmの選別装置3で選別した大粒厚玄米と小粒厚玄米の場合では、大粒厚玄米については蒸気供給量5g(グラム)、蒸気温度70℃、蒸気湿度90%であって、小粒厚玄米については蒸気供給量3g(グラム)、蒸気温度60℃、蒸気湿度80%が挙げられる。なお、本実施の形態では、大粒厚玄米と小粒厚玄米とで蒸気の温度、湿度及び供給量を異なるものとしているが、いずれか一つを異なる値に設定して付与してもよい。これにより、大粒厚玄米と小粒厚玄米との粒厚に応じた米粒表層部の軟質化が可能となる。
そして、上記のような蒸気処理を施すと米粒に含まれる加水分解酵素であるリパーゼが失活するので、次工程の精穀部で糠層が除去されたとしても、米粒の酸化が進みにくい精白米を生産することができる。ひいては、精米後の日数が経過したとしても、精白米の食味の低下を抑制できることが期待される。
穀粒供給装置10から精穀部20に供給された玄米は、大粒厚玄米と小粒厚玄米とに応じて蒸気が付与されているので、精穀部20での負荷の調整を少なくすることができる。このため、排出弁の弾性体の付勢力を調整することにオペレーターの経験や勘に頼らず、また、粒厚の大小の差が大きい場合など排出弁の弾性体の付勢力を調整するだけでは対応できない場合でも仕上げの程度が均一化できる。
〔第2の実施形態〕
以下、本発明に係る第2の実施形態について図面の図3と共に説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第1の実施形態では、穀粒供給装置10が大粒厚玄米と小粒厚玄米とに応じて異なる供給量、温度、湿度の蒸気を付与して精穀部20に供給するものであったが、本実施形態では、大粒厚玄米と小粒厚玄米とで精穀部20に供給する位置を異ならせる穀粒供給装置100としたものである。
図3に示すように、本実施形態では、穀粒供給装置100として、精穀部20のケーシング21の紙面左右方向二箇所に開口部21aを設けて、当該開口部21aに供給管101、102を設けている。供給管101は多孔壁除糠精白筒23から離れた位置に、供給管102は多孔壁除糠精白筒23に近い位置に設けられている。そして供給管101には大粒厚貯留ホッパー4からの大粒厚玄米が、供給管102には小粒厚貯留ホッパー5からの小粒厚玄米が供給される。これは、大粒厚玄米の方が小粒厚玄米より精穀の負荷が大きいところ、送穀スクリュー22aが設けられた部分の玄米送りロール部であっても、ケーシング21と摩擦によってわずかな精穀作用が生じ、この精穀作用は玄米送りロール部に位置する程多く作用するので、より長く位置することとなる多孔壁除糠精白筒23から離れた位置に大粒厚玄米を供給する供給管101を設けている。一方、大粒厚玄米ほど精穀作用を必要としない小粒厚玄米を供給する供給管102は、多孔壁除糠精白筒23に近い位置に設けている。
穀粒供給装置100から精穀部20に供給された玄米は、大粒厚玄米と小粒厚玄米とに応じて精穀部20への供給位置が異なるので、精穀部20での負荷の調整を少なくすることができる。このため、排出弁の弾性体の付勢力を調整することにオペレーターの経験や勘に頼らず、また、粒厚の大小の差が大きい場合など排出弁の弾性体の付勢力を調整するだけでは対応できない場合でも仕上げの程度が均一化できる。
なお、供給管101から大粒厚玄米を供給する際には、ケーシング21内の送穀スクリュー22aの送り部分はそれ程の圧力がかからないので、供給管102が設けられる開口部21aには蓋などは設けられておらず開放されている。送り部分に圧力がかかるなどして、供給管102が設けられる開口部21aから大粒厚玄米があふれるようであれば適宜蓋をするなどして対応する。
〔第3の実施形態〕
以下、本発明に係る第3の実施形態について図面の図4と共に説明する。なお、第1及び第2の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第3の実施形態では、第2の実施形態において送穀スクリュー22aが設けられた部分の玄米送りロール部のケーシング21まで、多孔壁除糠精白筒23としたものである。これは、先に述べたように送穀スクリュー22aによっても一定程度の精穀作用があるので、この部分にも多孔壁除糠精白筒23を配置して、糠との分離を行っている。
第3の実施形態では、玄米送りロール部まで多孔壁除糠精白筒23を設けたものであるので、精白筒カバー24も同様に延長されている。そして、多孔壁除糠精白筒23における大粒厚玄米を供給する供給管111及び小粒厚玄米を供給する供給管112が設けられる部分には、開口部23bが設けられている。また、精白筒カバー24における大粒厚玄米を供給する供給管111及び小粒厚玄米を供給する供給管112が設けられる部分には、開口部24aが設けられている。
〔第4の実施形態〕
以下、本発明に係る第4の実施形態について図面の図5と共に説明する。なお、第1乃至第3の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第4の実施形態は、第3の実施形態において、穀粒供給装置120として供給管101、102を紙面左右方向(図5のX方向)に移動可能にした供給管121、122としたものである。
多孔壁除糠精白筒23における大粒厚玄米を供給する供給管121及び小粒厚玄米を供給する供給管122が設けられる部分の設けられる開口部23bは、紙面左右方向に長い長孔として設けられている。また、精白筒カバー24における大粒厚玄米を供給する供給管121及び小粒厚玄米を供給する供給管122が設けられる開口部24aは、紙面左右方向に長い長孔として設けられている。
供給管121、122は、精白筒カバー24上を紙面左右方向に移動可能な台車などの移動手段123、124に固定されている。
本実施形態では、供給管121、122が移動可能に構成されているので、精穀部20への供給位置を調整することができる。
なお、長孔とした開口部23b、24aについて、送穀スクリュー22aの送り部分はそれ程の圧力がかからないので、供給管121、122が設けられていない部分には蓋などは設けられておらず開放されている。送り部分に圧力がかかるなどして、供給管121、122が設けられてない部分の長孔から玄米があふれるようであれば適宜蓋をするなどして対応する。
また、本実施の形態では、供給管121、122と複数設けたが、一つにしてもよい。この場合には、供給管が紙面右側に移動して大粒厚玄米を精穀部20に供給し、供給管が紙面左側に移動して小粒厚玄米を精穀部20に供給することになる。
〔第5の実施形態〕
以下、本発明に係る第5の実施形態について図面の図6と共に説明する。なお、第1乃至第4の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
本実施形態は、第1の実施形態と第2の実施形態とを組合わせたものである。穀粒供給装置130の供給管16に供給枝管16a、16bを設けて、精穀部20のケーシング21の開口部21aに接続している。供給枝管16aには大粒厚玄米が、供給枝管16bには小粒厚玄米が供給されるように切り替え装置16cが設けられている。
〔その他の変形例〕
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば以下のようなものも含まれる。
本実施形態では、玄米の選別を大粒厚と小粒厚と二種類に選別した場合であったが、更に多くの種類としたものでもよい。例えば、選別装置を多段に設けるなどして、中粒厚を加えた三種類に選別したものにも適用してもよい。この場合には、種類に応じて蒸気の供給方法を三種類にしたり、供給箇所を三箇所にすることで対応する。
本実施形態では、精米機の精穀機に適用したものであったが、これに限定されるものではなく、小麦などの精穀に用いてもよい。
いずれの実施形態における各技術的事項を他の実施形態に適用して実施例としても良い。
1 精穀装置
2 一時貯留ホッパー
3 選別装置
4 大粒厚貯留ホッパー
5 小粒厚貯留ホッパー
6 糠受槽
7 仕上穀粒受
8 仕上大粒厚穀粒槽
9 仕上小粒厚穀粒槽
10 穀粒供給装置
11 受入管
12 外筒
13 内筒
14 軸受け
15 駆動プーリ
16 供給管
17 蒸気供給装置
18 シール
20 精穀部
21 ケーシング
22 主軸
23 多孔壁除糠精白筒
24 精白筒カバー
25 精品排出樋
26 糠排出樋
27 軸受け
28 駆動プーリ
30 排出弁
31 弁本体
32 バネ体
33 ハンドル装置
100 穀粒供給装置
101、102 供給管
110 穀粒供給装置
111、112 供給管
120 穀粒供給装置
121、122 供給管
123、124 移動手段
130 穀粒供給装置

Claims (2)

  1. 精穀部と、前記精穀部に穀粒を供給する穀粒供給手段と、前記精穀部で精穀され排出される精穀穀粒に抵抗力を付する排出弁と、を備えるとともに、選別された粒厚の穀粒を別々に精穀する精穀装置であって、
    前記穀粒供給手段は、前記選別された粒厚の穀粒ごとに、蒸気供給量、蒸気温度及び蒸気湿度のうち少なくとも一つを異ならせて前記選別された粒厚の穀粒に蒸気を付与しながら、前記精穀部に穀粒を供給する
    ことを特徴とする精穀装置。
  2. 精穀部と、前記精穀部に穀粒を供給する穀粒供給手段と、前記精穀部で精穀され排出される精穀穀粒に抵抗力を付する排出弁と、を備えるとともに、選別された粒厚の穀粒を別々に精穀する精穀装置であって、
    前記穀粒供給手段は、前記選別された粒厚の穀粒を前記選別された粒厚の穀粒ごとに、前記精穀部の異なる位置に供給して、前記選別された粒厚の穀粒に対する精穀作用を異ならせる
    ことを特徴とする精穀装置。
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