JP7009182B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機に関する。
この種の遊技機としては、複数段階からなる前兆演出を実行するとともに前兆演出にお
いて進んだ段階に応じて有利な状況である可能性を示唆するが提案されている(例えば、
特許文献1参照)。
特開2013-34631号公報
特許文献1に記載の遊技機では、前兆演出が最終段階まで到達した場合にはそれ以降は
他の演出に移行して前兆演出が終了してしまう構成であり、最終段階以降の状況について
鑑みられたものではない。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、段階的に進行する状態に
おいて段階が最終段階に到達した場合でも興趣を高めることができる遊技機を提供するこ
とを目的とする。
(A) 遊技を行う遊技機において、
特定状態に制御する特定状態制御手段と、
前記特定状態において加算条件が成立したときに特定数値を加算更新することが可能な特定数値更新手段と、
前記特定数値を表示可能な特定数値表示手段と、
特定演出を実行可能な特定演出実行手段と、
を備え、
前記特定数値表示手段は、前記特定数値が予め定められた表示限界値となるまで、前記加算条件が成立したときに該特定数値を更新表示可能であり、
前記特定演出実行手段は、
前記特定数値が前記表示限界値となる以前であって、前記加算条件が成立して前記特定数値が更新表示されるときに前記特定演出として、更新前の前記特定数値を更新用表示に変化させて表示した後、該更新用表示を更新後の前記特定数値を変化させて表示する演出を実行可能であるとともに、
前記特定数値が前記表示限界値となった後であって、前記加算条件が成立したときに前記特定演出として、前記表示限界値となっている前記特定数値を更新用表示に変化させて表示した後、該更新用表示を前記表示限界値に変化させて表示する演出を実行可能である。
(手段1) 遊技を行う遊技機(遊技機1)において、
特定状態(前兆状態)に制御する特定状態制御手段(メイン制御部11)と、
前記特定状態において特定事象(内部抽選の抽選結果が特定結果となり、かつ特定演出抽選に当選すること)の発生に応じて複数の段階のうちの特定段階まで段階を進行させることが可能な段階進行手段(サブ制御部21)と、
複数の段階のいずれかの段階にあるかを報知する(液晶表示器22)と、
特定演出(特定演出)を実行可能な特定演出実行手段(サブ制御部21)と、
を備え、
前記段階進行手段は、段階の進行度合いに応じて当該特定状態後に遊技者にとって有利な有利状態となる可能性が示唆されるように段階を進行させ、
前記特定演出実行手段は、前記特定事象(内部抽選の抽選結果が特定結果となり、かつ特定演出抽選に当選すること)が発生して前記段階進行手段が段階を進行させるときに前記特定演出(特定演出)を実行するとともに、前記段階進行手段が前記特定段階(最終段階)まで段階を進行させた後、前記特定事象(内部抽選の抽選結果が特定結果となり、かつ特定演出抽選に当選すること)が発生したときにも前記特定演出(特定演出)を実行可能である
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定状態における段階が特定段階となるまでは、特定事象が発生して段階を進行させるときに特定演出が実行されるので、特定演出の実行により有利状態となる可能性が高まることを期待させることができるとともに、特定状態における段階が特定段階となった後に特定事象が発生した場合、すなわちこれ以上段階が進まない状況で特定事象が発生した場合にも特定演出が実行されることで意外性を高めることができるので、段階的に進行する特定状態において段階がこれ以上進まない特定段階に到達した場合でも興趣を高めることができる。
尚、手段1において特定事象の発生は外部から認識可能なものであっても良いし、抽選
結果など外部からは認識できないものであっても良い。
また、手段1において特定事象の発生に応じて段階を進行させることが可能とは、特定
事象が発生した場合に必ず段階を進行させるものでも良いし、特定事象が発生した場合に
さらに別の条件が成立することで段階を進行させるものでも良い。
本発明の手段2の遊技機は、手段1に記載の遊技機であって、
前記段階進行手段が前記特定段階(最終段階)まで段階を進行させることで当該特定状
態後に前記有利状態となる旨が報知される
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定状態において段階が進むことによる興趣をさらに高めることが
できる。
本発明の手段3の遊技機は、手段1または2に記載の遊技機であって、
前記特定演出実行手段(サブ制御部21)は、前記段階進行手段が前記特定段階(最終
段階)まで段階を進行させる前において、前記特定事象(内部抽選の抽選結果が特定結果
となり、かつ特定演出抽選に当選すること)が発生し、前記段階進行手段が段階を進行さ
せないときにも前記特定演出(特定演出)を実行可能である
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定段階まで進む前に特定事象が発生したものの段階を進行させな
いときにも特定演出が実行されるので、段階が進まないときでも段階が進むことに対して
期待させることができる。
本発明の手段4の遊技機は、手段1~3のいずれかに記載の遊技機であって、
前記特定状態制御手段(メイン制御部11)は、前記段階進行手段が前記特定段階(最
終段階)まで段階を進行させたか否かに関わらず、前記特定状態の開始後、予め定められ
た終了条件(例えば、前兆状態でのゲーム数が所定ゲーム数に到達すること、前兆状態で
の経過時間が所定時間に到達すること等)が成立するまで当該特定状態に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、段階の進行度合いを考慮することなく特定状態の制御を管理するこ
とができ、特定状態の制御に伴う演出の設計などが容易となる。
本発明の手段5の遊技機は、手段1~4のいずれかに記載の遊技機であって、
抽選を行う抽選手段(メイン制御部11)を備え、
前記特定事象(内部抽選の抽選結果が特定結果となり、かつ特定演出抽選に当選するこ
と)は、前記抽選手段による抽選結果が特定結果となったことにより発生する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定事象の発生がランダムに決定され、段階の進み方にばらつきが
生じるため、特定状態において段階が進むことによる興趣を高めることができる。
本発明の手段6の遊技機は、手段1~5のいずれかに記載の遊技機であって、
前記段階進行手段が前記特定段階(最終段階)まで段階を進行させた後、前記特定事象
(内部抽選の抽選結果が特定結果となり、かつ特定演出抽選に当選すること)が発生する
場合に、遊技者にとって有利に制御する有利制御手段(上乗せ抽選)を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、段階が特定段階となった後の興趣をさらに高めることができる。
尚、本発明は、本発明の請求項に記載された発明特定事項のみを有するものであって良
いし、本発明の請求項に記載された発明特定事項とともに該発明特定事項以外の構成を有
するものであっても良い。
遊技機の構成を示すブロック図である。 前兆演出及び結果報知について説明するための図である。 前兆演出の各演出段階の演出態様について説明するための図である。 前兆演出の各演出段階での表示態様等について説明するための図である。 特定演出抽選について説明するための図である。 特定演出の演出態様について説明するための図である。 有利状態演出について説明するための図である。 有利状態演出での純増数の表示値について説明するための図である。 入賞演出について説明するための図である。 所定ゲーム数到達演出について説明するための図である。 有利状態セット開始報知演出について説明するための図である。
本発明に係る遊技機を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明が適用された遊技機の実施例1について図面を用いて説明する。本実施例の遊技
機1は、パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技を行う遊技機である。パチンコ遊技機
とは、遊技領域に遊技球を発射し、遊技領域に設けられている入賞領域に遊技球が入賞す
ると、価値が付与される遊技機であり、特に、始動領域に遊技球が入賞することで変動表
示を行い、表示結果が導出されることで遊技が終了し、表示結果が特定表示結果となった
ことに基づいて遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機である。スロットマシ
ンとは、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、可変
表示部を変動表示した後、可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該
表示結果に応じて入賞が発生可能な遊技機である。
本実施例の遊技機1は、図1に示すように、遊技の進行を制御するとともに遊技の進行
に応じて各種コマンドを出力する遊技制御基板10、及びコマンドに応じて所定演出を制
御する演出制御基板20などが設けられている。
遊技制御基板10は、遊技の進行に関する処理を行うとともに、遊技制御基板10に搭
載あるいは接続された各種遊技用装置、例えば、表示器、LED、モータ、スイッチ類、
各種回路等(図示略)を制御するメイン制御部11を備える。演出制御基板20は、遊技
制御基板10から送信されるコマンドを受けて演出を行う処理を行うとともに、演出制御
基板20に搭載または接続された各種演出用装置、例えば、液晶表示器22、スピーカ2
6、表示器、LED、ランプ、モータ、スイッチ類、各種回路等(図示略)を制御するサ
ブ制御部21を備える。
サブ制御部21は、プログラム等が格納されるROM、ワークメモリとして使用される
RAM、プログラムに従って制御動作を行うCPU、演出制御基板20に接続されたスイ
ッチ類やセンサ類(図示略)からの信号が入力され、演出制御基板20に接続または搭載
された回路等に信号を出力するためのI/Oポートを備えており、演出を行うための各種
の制御を行うとともに、演出制御基板20に搭載された制御回路等(図示略)の各部を直
接的または間接的に制御する。
演出制御基板20に接続された液晶表示器22は、画像を表示する表示領域22aと、
サブ制御部21からの制御信号に基づいて表示領域22aに所定画像等を表示する制御を
行う制御部等(図示略)を備えている。液晶表示器22の表示領域22aは、遊技機1の
筐体の遊技者側に配置されており、遊技者から視認可能である。
また、演出制御基板20に接続されたスピーカ26は、遊技機1の筐体の遊技者側に配
置されており、サブ制御部21は、演出に関連する音声等を所定音量でスピーカ26から
出力させることが可能である。
以下、遊技機1としてスロットマシンを適用する例について説明する。
[メイン制御部11により制御される制御状態について]
本実施例のメイン制御部11により制御される制御状態、及びメイン制御部11が制御
状態の制御に関連して行う制御について説明する。
本実施例のメイン制御部11は、遊技者にとって有利な有利状態、当該有利状態に移行
される可能性を示唆する前兆状態、当該有利状態や前兆状態に制御されていない通常状態
等の複数の制御状態に制御することが可能である。また、いずれの制御状態に制御してい
る場合でも、予め定められた抽選条件(例えば、パチンコ遊技機では、始動領域に遊技球
が入賞すること、スロットマシンでは、ゲームの開始操作が行われること)が成立したと
きに、メイン制御部11が備える乱数回路から乱数値を取得し、当該乱数値に基づいて導
出を許容する表示結果を決定する内部抽選を行うことが可能である。
尚、有利状態とは、スロットマシンにおいては、遊技者にとって有利な表示結果が導出
される確率や遊技者にとって有利な表示結果の導出が許容される確率が通常よりも高くな
る状態(いわゆるボーナス遊技状態)や、遊技者にとって有利な表示結果を導出させるた
めの操作態様が報知される状態(いわゆるATに制御される状態)、遊技者にとって有利
な特典(直接的に有利なものや、間接的に有利なものを含む)が付与される可能性が高い
状態などが該当する。
また、前兆状態とは、スロットマシンにおいては、遊技者にとって有利となる操作態様
が報知されるAT(アシストタイム)に制御される旨の決定が通常状態よりも高い確率で
抽選されるチャンスゾーン(CZ)、入賞により遊技者にとって有利となる有利状態への
移行を伴う特別役が内部抽選にて当選してから、当該特別役が入賞されるまでの状態など
が該当する。
通常状態に制御しているときに、内部抽選の抽選結果が特定結果となった場合には、遊
技者にとって有利な有利状態に移行させるか否かを決定する有利状態移行抽選を行い、当
該有利状態移行抽選にて有利状態に移行させる旨が決定されることで、その後、前兆状態
を経て、1セット(本実施例では、40ゲーム)の有利状態に移行させる。また、当該通
常状態において内部抽選の抽選結果が特定結果となった場合には、有利状態移行抽選の抽
選結果にかかわらず、前兆状態に移行させ、予め定められた所定期間にわたり当該前兆状
態に制御する。尚、本実施例では、メイン制御部11は、内部抽選の抽選結果が特定結果
となった場合に、有利状態移行抽選の抽選結果にかかわらず前兆状態に移行させる構成で
あるが、有利状態移行抽選の抽選結果に応じて前兆状態に制御するか否かを決定する抽選
を行い、当該抽選の結果に応じて前兆演出に移行させる構成でも良い。また、メイン制御
部11は、予め定められた所定期間にわたり前兆状態に制御する構成であるが、内部抽選
の抽選結果が特定結果となった場合に、有利状態移行抽選の抽選結果等に基づき前兆演出
の期間を決定する抽選を行い、当該抽選結果に応じた期間にわたり前兆状態に制御する構
成でも良い。また、有利状態移行抽選では、1セットの有利状態に移行させるか否かを決
定する構成であるが、有利状態に移行させるか否か及び有利状態に移行させる場合の有利
状態の期間(ゲーム数、セット数)を決定する構成でも良い。
メイン制御部11は、前兆状態に制御しているときに、内部抽選の抽選結果が特定結果
となった場合には、有利状態に移行させる旨が決定された状態であるか否かに応じて前述
の有利状態移行抽選または有利状態に制御する期間を上乗せするか否かを決定する上乗せ
抽選を行う。
例えば、通常状態での有利状態移行抽選において有利状態に移行させる旨が決定されず
に前兆状態に移行させた後、当該前兆状態に制御しているときに、内部抽選の抽選結果が
特定結果となった場合、すなわち有利状態に移行させる旨が未だ決定されていない状態で
、前兆状態において内部抽選の抽選結果が特定結果となった場合には、前述の通常状態と
同様に有利状態移行抽選を行う。そして、当該有利状態移行抽選にて当選することで、前
兆状態の後に1セットの有利状態に移行させるように制御する。一方、通常状態において
有利状態移行抽選にて有利状態に移行させる旨が決定されて前兆状態に移行させた後、当
該前兆状態に制御しているとき、及び上述のように前兆状態において有利状態移行抽選を
行って有利状態に移行させる旨が決定されて引き続き前兆状態に制御しているときに、内
部抽選の抽選結果が特定結果となった場合、すなわち有利状態に移行させる旨が既に決定
されている状態で、前兆状態において内部抽選の抽選結果が特定結果となった場合には、
有利状態移行抽選を行わずに上乗せ抽選を行う。当該上乗せ抽選に当選することで、前兆
状態の終了後に制御する有利状態のセット数を1セット上乗せするように制御する。この
ように、メイン制御部11は、前兆状態において、有利状態に移行させる旨が決定された
後には上乗せ抽選を行うことで、遊技者にとって有利に制御するようになっている。
また、通常状態から前兆状態に移行させた後は、所定期間(例えば、ゲーム数や経過時
間等)が経過することで、前兆状態の終了条件が成立したときに前兆状態を終了させて、
通常状態中または前兆状態中における有利状態移行抽選の当選状況に応じて有利状態また
は通常状態に移行させるように制御する。
例えば、前兆状態の終了条件が成立するときまでに、有利状態移行抽選に当選せず、有
利状態に移行させる旨が決定されていない場合において、当該前兆状態の終了条件が成立
するときには、有利状態に移行させずに、通常状態に移行させるように制御する。その後
、通常状態において内部抽選の抽選結果が特定結果となることで、再び前兆状態に制御す
る。一方、前兆状態の終了条件が成立するときまでに、有利状態移行抽選に当選して、少
なくとも1セット以上の有利状態に移行させる旨が決定されている場合において、当該前
兆状態の終了条件が成立するときには、有利状態に移行させるように制御する。
有利状態では、少なくとも上述の有利状態移行抽選及び上乗せ抽選により決定されたセ
ット数に応じた有利状態の期間にわたり、遊技機1により遊技者に付与される価値が、当
該遊技機1での遊技に用いられる価値を上回ることで、遊技者にとって有利になるように
制御する。有利状態に移行させたときには、まず、付与されている有利状態のセット数を
1減算し、1セット分の期間(例えば、40ゲーム等)にわたり有利状態の制御を行う。
そして、1セット分の期間にわたり有利状態の制御を行った後に、付与されている有利状
態の残りのセット数が1以上ある場合には、再び、有利状態のセット数を1減算し、1セ
ット分の期間(例えば、40ゲーム等)にわたり有利状態の制御を行うことで、有利状態
を継続させるように制御する。このような制御を有利状態のセット数が0となるまで繰り
返し行う。
また、有利状態では、内部抽選での抽選結果が特定結果となることで、上乗せ抽選を行
って、当該上乗せ抽選にて当選することで、有利状態のセット数を1セット上乗せする。
そして、付与されている有利状態のセット数が0となり、最後の1セット分の残り期間が
0となることで、有利状態の制御を終了させて通常状態に移行させるように制御する。以
下、1セットまたは複数のセット数にわたり制御される有利状態を一連の有利状態と呼ぶ
場合がある。
[メイン制御部11が送信するコマンドについて]
本実施例のメイン制御部11は、サブ制御部21に対して各種コマンドを送信すること
が可能であり、コマンドに基づいて特定されるメイン制御部11側での制御状況等に応じ
た演出の制御をサブ制御部21に行わせることが可能である。
各種コマンドとして、例えば、遊技か開始される毎に、当該遊技にて制御されている制
御状態を特定可能なコマンドを送信することが可能である。また、内部抽選を行ったとき
に、当該内部抽選の抽選結果を特定可能なコマンドを送信することが可能である。また、
有利状態移行抽選を行ったときに、当該有利状態移行抽選の抽選結果を特定可能なコマン
ドを送信することが可能である。また、上乗せ抽選を行ったときに、当該上乗せ抽選の抽
選結果を特定可能なコマンドを送信することが可能である。また、遊技機1において遊技
を行うために用いられた価値の数量を特定可能なコマンドを送信することが可能である。
また、遊技機1により遊技者に付与される価値が付与されるときに、付与される価値の数
量を特定可能なコマンドを送信することが可能である。また、遊技を開始するときに、遊
技を開始する旨を特定可能なコマンドを送信することが可能である。また、前兆状態に制
御する旨が決定されている場合に、当該前兆状態を開始するタイミングを特定可能なコマ
ンドを送信することが可能である。また、制御状態(例えば、通常状態、前兆状態、有利
状態等)を他の制御状態に移行させるときに、移行後の制御状態を特定可能なコマンドを
送信することが可能である。また、付与されている有利状態のセット数が1減算されて、
新たな1セット分の期間にわたる有利状態の制御が開始されるとき、新たな1セット分の
有利状態の制御が開始される旨を特定可能なコマンドを送信することが可能である。
[前兆演出及び特定演出について]
サブ制御部21が行う前兆演出及び特定演出について、図2~図6に基づいて説明する
図2に示すように、メイン制御部11から受信するコマンドに基づいて、メイン制御部
11側にて制御されている制御状態が通常状態である旨が特定される場合であって、かつ
、内部抽選の抽選結果がメイン制御部11側にて有利状態移行抽選が行われる特定結果と
なったことが特定されるときであり、メイン制御部11側にて前兆状態に移行される旨が
特定されるときに、サブ制御部21は、前兆演出の制御を開始して、メイン制御部11側
にて前兆状態に制御される所定期間にわたり前兆演出を行うことで、有利状態に移行され
る可能性を示唆する。そして、当該前兆状態の所定期間が終了される際に、結果報知を行
い、有利状態に移行される旨が決定されているか否かを報知することが可能である。
図2(a)に示すように、前兆演出では、複数の演出段階に演出を進行させることが可
能であり、本実施例の演出段階は、後述するように第1段階、第2段階、第3段階、第4
段階(図3等参照)で構成され、前兆演出の実行中には、演出段階としていずれか一の段
階に制御されるようになっている。サブ制御部21は、前兆演出を第1段階~第3段階の
いずれかの演出段階に制御しているときには、特定演出抽選に当選して特定演出を行った
後に、前兆演出の演出段階を一段階進行させるように制御することが可能であり、前兆演
出の演出段階が第4段階(最終段階)まで到達した後に、特定演出抽選に当選して特定演
出を行った場合には、演出段階を最終段階で維持するようになっている。
そして、メイン制御部11側にて前兆状態の制御が終了されることが特定されるときに
、サブ制御部91は、演出段階の進行状況にかかわらず、前兆演出を終了させるように制
御する。
図2(b)に示すように、前兆演出を終了させる際には、味方キャラクタ(例えば、キ
ャラクタA)と敵キャラクタ(例えば、キャラクタB)が対決するバトル演出の画像や動
画(以下、画像等と言う場合がある。)を液晶表示器22に表示させた後、味方キャラク
タと敵キャラクタとの対決結果を示す画像等を液晶表示器22に表示させることで(図2
(c)(e)参照)、メイン制御部11側にて有利状態に移行される旨が決定されている
か否かを、味方キャラクタと敵キャラクタの対決結果で示唆する。
例えば、図2(c)に示すように、メイン制御部11から受信するコマンドに基づいて
、メイン制御部11側にて有利状態に移行される旨が決定されている旨が特定される場合
には、味方キャラクタが敵キャラクタに勝利する勝利画像(本実施例では、キャラクタA
の画像と「勝利」の文字画像)を液晶表示器22に表示させることで、有利状態に移行さ
れる旨が決定されている旨を報知する結果報知を行うように制御する。そして、結果報知
の制御では、勝利画像を表示させた後、所定期間(例えば、所定時間が経過すること、遊
技者により所定操作が行われるまでの期間等)が経過することで、図2(d)に示すよう
に、有利状態に移行されることが確定した旨を報知する結果報知画像(本実施例では、「
有利状態移行確定」の文字画像を含むロゴ画像)を液晶表示器22に表示させる。また、
有利状態に移行されることが確定した旨を報知する有利状態移行確定報知音(例えば、フ
ァンファーレ音等)をスピーカ26から出力させるように制御する。
その後、結果報知画像を液晶表示器22に表示させ、有利状態移行確定報知音をスピー
カ26から出力させた後、所定期間(例えば、所定時間が経過すること、遊技者により所
定操作が行われるまでの期間等)が経過することで、前兆演出を終了させて後述の有利状
態演出に移行させる。尚、有利状態演出とは、メイン制御部11側にて有利状態に制御さ
れているときに主に行う演出である。
一方、図2(e)に示すように、メイン制御部11から受信するコマンドに基づいて、
メイン制御部11側にて有利状態に移行される旨が決定されていない旨が特定される場合
には、味方キャラクタが敵キャラクタに敗北する敗北画像(本実施例では、キャラクタA
、キャラクタBの画像と「敗北」の文字画像)を液晶表示器22に表示させることで、有
利状態に移行される旨が決定されていない旨を示唆する結果報知を行うように制御する。
そして、結果報知の制御では、敗北画像を表示させた後、所定期間(例えば、所定時間が
経過すること、遊技者により所定操作が行われるまでの期間等)が経過することで、前兆
演出を開始する前に行っていた通常演出に移行させる。尚、通常演出とは、メイン制御部
11側にて通常状態に制御されているときに主に行う演出である。
次に、前兆演出の各演出段階(第1段階~第4段階)における演出態様について、図3
及び図4に基づいて説明する。
図3及び図4に示すように、前兆演出の演出段階は、第1段階~第4段階の4つの段階
で構成される。各演出段階では、上述のバトル演出に登場する味方キャラクタ(キャラク
タA)のキャラクタ画像及び当該キャラクタが発する雰囲気を示す雰囲気画像を液晶表示
器22に表示させる。
前兆演出の第1段階は、前兆演出が開始されることでまず制御される初期段階であり、
図3(a)及び図4に示すように、第1段階での雰囲気画像は、前兆演出の他の段階に比
較して最も小さなサイズ(以下、小サイズと呼ぶ場合がある。)であり、白色の表示態様
で表示されるようになっている。また、サブ制御部21は、前兆演出が第1段階に制御す
ることで、メイン制御部11側において前兆状態に移行される際に有利状態移行抽選が行
われ、当該有利状態移行抽選により有利状態に移行する旨が決定されている可能性を示唆
する。
前兆演出の第2段階は、上述の第1段階の次に制御される段階であり、図3(b)及び
図4に示すように、第2段階での雰囲気画像は、第1段階での雰囲気画像に比較して大き
いサイズ(以下、中サイズと呼ぶ場合がある。)であり、青色の表示態様で表示されるよ
うになっている。また、前兆演出の実行中において、後述のように内部抽選の抽選結果が
特定結果となったことを契機として行われる特定演出抽選にて当選することで、前兆演出
が第2段階に移行されるようになっており、サブ制御部21は、前兆演出を第2段階に制
御することで、メイン制御部11側において前兆状態中において少なくとも1回の有利状
態移行抽選が行われ、有利状態に移行する旨が決定されている可能性が第1段階に制御さ
れているときよりも高まっている旨を示唆する。
前兆演出の第3段階は、上述の第2段階の次に制御される段階であり、図3(c)及び
図4に示すように、第3段階での雰囲気画像は、第1段階及び第2段階での雰囲気画像に
比較して大きいサイズ(以下、大サイズと呼ぶ場合がある。)であり、赤色の表示態様で
表示されるようになっている。また、前兆演出の実行中であり、かつ第2段階に制御され
ている場合において特定演出抽選にて当選することで、前兆演出が第3段階に移行される
ようになっており、サブ制御部21は、前兆演出を第3段階に制御することで、メイン制
御部11側において前兆状態中において少なくとも2回の有利状態移行抽選が行われ、有
利状態に移行する旨が決定されている可能性が第1段階や第2段階に制御されているとき
よりも高まっている旨を示唆する。
前兆演出の第4段階は、上述の第3段階の次に制御され得る段階であり、前兆演出の最
終段階である。図3(d)及び図4に示すように、第4段階での雰囲気画像は、第1段階
~第3段階での雰囲気画像に比較して大きいサイズ(以下、極大サイズと呼ぶ場合がある
。)であり、虹色の表示態様(例えば、赤色、橙色、黄色、緑色、水色、青色、紫色等の
複数色が同時に表示されたり、これらの複数色に順次変化されたりする表示態様)で表示
されるようになっている。また、前兆演出の第3段階に制御されており、特定演出抽選に
て当選した場合であり、かつメイン制御部11側において有利状態に移行する旨が決定さ
れている場合に、前兆演出が第4段階に移行されるようになっており、サブ制御部21は
、前兆演出を第4段階に制御することで、メイン制御部11側において有利状態に移行す
る旨が決定されている旨を示唆する。
次に、特定演出について、図5及び図6に基づいて説明する。
サブ制御部21は、前兆演出の実行中において、メイン制御部11から受信するコマン
ドに基づいて、特定演出抽選の抽選条件として内部抽選の抽選結果が特定結果となったこ
とが特定されるときに、特定演出を行うか否かを決定する特定演出抽選を行い、当該特定
演出抽選にて当選することで、特定演出を行うように制御する。
サブ制御部21のROMには、特定演出抽選に用いられる抽選テーブルが予め登録され
ており、当該抽選テーブルとして特定演出抽選テーブルA、Bが含まれる。サブ制御部2
1は、特定演出抽選の抽選条件の成立時に、前兆演出の演出段階に応じて特定演出抽選テ
ーブルAまたは特定演出抽選テーブルBを選択して、選択した特定演出抽選テーブルに基
づいて特定演出抽選を行うように制御する。特定演出抽選の抽選条件の成立時に、前兆演
出の演出段階が第1段階~第3段階である場合、すなわち演出段階が最終段階である第4
段階に未だ到達していない場合には、特定演出抽選テーブルAを選択して、特定演出抽選
を行う。一方、特定演出抽選の抽選条件の成立時に、前兆演出の演出段階が第4段階であ
る場合、すなわち演出段階が最終段階に既に到達している場合には、特定演出抽選テーブ
ルBを選択して、特定演出抽選を行う。
特定演出抽選テーブルAでは、特定演出抽選を行うときに、メイン制御部11側にて有
利状態に移行させる旨の決定がされているか否か及び前兆演出の進行状況に応じて、特定
演出を行う旨が当選し得る当選確率が定められている。前兆演出の進行状況が第1段階及
び第2段階であり、メイン制御部11側にて有利状態に移行させる旨の決定がされている
ときに、特定演出を行う旨が当選し得る当選確率aは、第1段階及び第2段階であり、当
該決定がされていないときに、特定演出を行う旨が当選し得る当選確率bに比較して高く
設定されている。また、前兆演出の進行状況が第3段階であり、メイン制御部11側にて
有利状態に移行させる旨の決定がされているときに、特定演出を行う旨が当選し得る当選
確率cは、第3段階であり、当該決定がされていないときに、特定演出を行う旨が当選し
得る当選確率0に比較して高く設定されている。特定演出抽選テーブルAに基づいて特定
演出抽選が行われることにより、有利状態に移行する旨が決定されている場合に、当該決
定されていない場合に比較して特定演出が実行される割合が高くなり、特定演出が行われ
ることで、特定演出が行われない場合に比較して、前兆状態の後に有利状態に制御される
可能性が高い旨が示唆されるようになっている。
また、特定演出抽選テーブルAでは、前兆演出が第1段階及び第2段階である場合には
、有利状態に移行する旨が決定されているか否かにかかわらず、特定演出を行う旨が決定
され得るが、前兆演出が第3段階である場合には、有利状態に移行する旨が決定されてい
る場合にのみ、特定演出を行う旨が決定され得るようになっており、有利状態に移行する
旨が決定されていない場合に、特定演出が行われることがないようになっている。
また、後述するように、特定演出抽選テーブルAに基づいて特定演出抽選が行われ、当
該抽選に当選することで特定演出が行われた場合には、前兆演出の演出段階を1段階進行
させる制御が必ず行われるようになっており、前兆演出の演出段階が第1段階から第3段
階であるときには、特定演出抽選テーブルAに基づいて行われる特定演出抽選が、演出段
階の進行を決定する抽選を兼ねている。
特定演出抽選テーブルBでは、特定演出抽選を行うときに、メイン制御部11側にて上
乗せ抽選にて有利状態の期間を上乗せする旨の決定がされた否かに応じて、特定演出を行
う旨が当選し得る当選確率が定められている。有利状態の期間を上乗せする旨の決定がさ
れているときに、特定演出を行う旨が当選し得る当選確率dは、当該決定がされていない
ときに、特定演出を行う旨が当選し得る当選確率eに比較して高く設定されている。特定
演出抽選テーブルBに基づいて特定演出抽選が行われることにより、有利状態の期間を上
乗せする旨の決定されている場合に、当該決定されていない場合に比較して特定演出が実
行される割合が高くなり、特定演出が行われることで、特定演出が行われない場合に比較
して、有利状態の期間が上乗せされている可能性が高い旨が示唆されるようになっている
次いで、特定演出の演出態様について、図6に基づいて説明する。
サブ制御部21は、特定演出抽選に当選したときには、特定演出抽選テーブルA、Bの
いずれの抽選テーブルに基づき当該特定演出抽選を行った場合でも、同じ演出態様で特定
演出を行う。また、特定演出抽選の抽選条件が成立したときの前兆演出の演出段階が第1
段階~第4段階のいずれに進行されている場合でも、演出段階の進行状況にかかわらず、
同じ演出態様で特定演出を行う。そして、前兆演出の演出段階が第1段階~第3段階であ
るときに特定演出を行った後は、演出段階を1段階進行させるように前兆演出を更新する
。一方、前兆演出の演出段階が第4段階すなわち最終段階であるときに特定演出を行った
後は、演出段階を第4段階で維持するように制御する。
特定演出では、前兆演出の各演出段階の進行状況に応じて表示されているキャラクタ画
像のキャラクタが発する雰囲気を示す雰囲気画像を、各演出段階の雰囲気画像とは異なる
表示態様(本実施例では、第4段階での雰囲気画像のサイズ(極大サイズ)よりもさらに
拡大されて大きなサイズ(以下、拡大サイズと呼ぶ場合がある)であり、各演出段階の雰
囲気画像の表示色をすべて含む複数色(以下、単に複数色と呼ぶ場合がある。)で表示す
る表示態様)で液晶表示器22に表示させる。また、特定演出が行われている旨を示唆す
る特定演出音をスピーカ26から出力させるように制御する。
図6(a)に示すように、例えば、サブ制御部21は、前兆演出が第1段階に制御され
ている場合において、特定事象(本実施例では、メイン制御部11側での内部抽選の抽選
結果が特定結果となり、かつ特定演出抽選に当選したこと)が発生して、特定演出抽選に
当選したときに、特定演出の制御を開始して、雰囲気画像を前兆演出の第1段階の表示態
様(小サイズ・白色)から特定演出の表示態様(拡大サイズ・複数色)に変化させる。ま
た、特定演出の制御を開始する際に、特定演出音をスピーカ26から出力させるように制
御する。その後、予め定められた所定時間(例えば、3秒間等)が経過することで、雰囲
気画像を特定演出の表示態様から次の演出段階である第2段階の表示態様(中サイズ・青
色)に変化させて、前兆演出の演出段階を更新し、特定演出の制御を終了させる。
また、サブ制御部21は、例えば、前兆演出が第2段階または第3段階に制御されてい
る場合においても、特定事象が発生して、特定演出抽選に当選したときに、特定演出の制
御を開始して、雰囲気画像を当該制御の開始時に制御されている演出段階の表示態様(第
2段階では、中サイズ・青色、第3段階では、大サイズ・赤色)から特定演出の表示態様
(拡大サイズ・複数色)に変化させる。また、特定演出の制御を開始する際に、特定演出
音をスピーカ26から出力させるように制御する。その後、予め定められた所定時間(例
えば、3秒間等)が経過することで、雰囲気画像を特定演出の表示態様から次の演出段階
の表示態様(第3段階の大サイズ・赤色、第4段階の極大サイズ・虹色)に変化させて、
前兆演出の演出段階を更新し、特定演出の制御を終了させる。
また、図6(b)に示すように、例えば、サブ制御部21は、前兆演出が第4段階に制
御されている場合において、特定事象(本実施例では、メイン制御部11側での内部抽選
の抽選結果が特定結果となり、かつ特定演出抽選に当選したこと)が発生して、特定演出
抽選に当選したときに、特定演出の制御を開始して、雰囲気画像を前兆演出の第4段階の
表示態様(極大サイズ・虹色)から特定演出の表示態様(拡大サイズ・複数色)に変化さ
せる。また、特定演出の制御を開始する際に、特定演出音をスピーカ26から出力させる
ように制御する。その後、予め定められた所定時間(例えば、3秒間等)が経過すること
で、雰囲気画像を特定演出の表示態様から当該特定演出の開始時の演出段階である第4段
階の表示態様(極大サイズ・虹色)に変化させて、前兆演出の演出段階を維持し、特定演
出の制御を終了させる。
このように、サブ制御部21は、メイン制御部11側での内部抽選の抽選結果が特定結
果となったときに特定演出抽選を行って当該特定演出抽選に当選した場合に、特定演出を
行うことで、内部抽選の抽選結果が特定結果となった旨を示唆するようになっている。
また、メイン制御部11側では、内部抽選の抽選結果が特定結果となったときに有利状
態移行抽選が行われ得るので、サブ制御部21は、メイン制御部11側での内部抽選の抽
選結果が特定結果となったときに特定演出抽選を行って当該特定演出抽選に当選した場合
に、特定演出を行うことで、有利状態移行抽選にて有利状態に移行される旨が決定された
可能性も示唆するようになっている。
また、メイン制御部11側では、内部抽選の抽選結果が特定結果となったときに上乗せ
抽選が行われ得るので、サブ制御部21は、メイン制御部11側での内部抽選の抽選結果
が特定結果となったときに特定演出抽選を行って当該特定演出抽選に当選した場合に、特
定演出を行うことで、有利状態に制御される期間が上乗せされる可能性も示唆するように
なっている。
また、サブ制御部21は、前兆演出の実行中において、演出段階を第1段階~第3段階
のいずれかに制御している場合には、特定演出抽選に当選して特定演出を行った後に、演
出段階を1段階進行させる制御を行うようになっており、特定演出を行うことで前兆演出
の演出段階を進行させる旨を示唆するようになっている。
また、サブ制御部21は、前兆演出の進行段階が第1段階~第3段階である場合に、メ
イン制御部11側にて内部抽選の抽選結果が特定結果となり、かつ特定演出抽選にて当選
することで特定演出を行った後には、前兆演出の演出段階を当該特定演出の開始時の演出
段階よりも1段階進行させて更新するようになっている。一方、前兆演出の進行段階が第
4段階(最終段階)である場合に、内部抽選の抽選結果が特定結果となり、かつ特定演出
抽選にて当選することで特定演出を行った後には、前兆演出の演出段階を当該特定演出の
開始時の第4段階に維持するようになっている。
また、サブ制御部21は、前兆演出の段階が最終段階(第4段階)となった後には、内
部抽選の抽選結果が特定結果となり、かつ特定演出抽選にて当選することで、当該特定結
果となったことに関連して特定演出を実行可能であり、当該特定演出を行った後には、当
該特定結果となったことに応じて前兆演出の段階を進行させずに、最終段階(第4段階)
を維持するようになっている。
また、サブ制御部21は、前兆演出の段階が最終段階(第4段階)となる前においては
、特定演出を実行した後、前兆演出の演出段階を1段階進行させるように更新するように
なっており、液晶表示器22により報知されている前兆演出の段階を更新するときに、特
定演出を実行する。
また、サブ制御部21は、特定演出抽選を行う際に、前兆演出の進行段階が第3段階で
ある場合には、特定演出抽選テーブルAを用いて当該抽選を行うことで、メイン制御部1
1側にて有利状態に移行される旨が決定されている場合にのみ、特定演出を行う旨が決定
される。そして、特定演出を行った後には、前兆演出の演出段階を第4段階に更新するよ
うになっており、有利状態に移行される旨が決定されている場合にのみ、前兆演出の演出
段階を第3段階から第4段階に更新するようになっている。これにより、サブ制御部21
は、前兆演出を第4段階に制御することで、有利状態への移行が確定している旨を報知す
るようになっている。
また、サブ制御部21は、特定演出抽選を行う際に、前兆演出の進行段階が第4段階(
最終段階)であり、メイン制御部11側にて有利状態に制御される旨が決定されている場
合には、特定演出抽選テーブルBを用いて当該抽選を行うことで、メイン制御部11側に
て上乗せ抽選が行われるときに、特定演出を行う旨を決定し得る。そして、特定演出抽選
にて特定演出を行う旨の決定がされることで、特定演出を実行するようになっている。こ
れにより、サブ制御部21は、前兆演出の演出段階を第4段階に更新した後に、特定演出
を行うことで、メイン制御部11側にて上乗せ抽選が行われ、遊技者にとって有利な制御
が行われている可能性を示唆するようになっている。
また、メイン制御部11は、所定の移行条件が成立することで前兆状態に移行させ、そ
の後、予め定められた所定期間が経過することで、当該前兆状態を終了させるようになっ
ている。これに対して、サブ制御部21は、メイン制御部11側にて前兆状態に制御され
ている期間にわたり前兆演出の制御を行うようになっており、メイン制御部11側にて前
兆状態が終了されたときには、前兆演出の進行状況にかかわらず、前兆演出を終了させる
ようになっている。サブ制御部21は、前兆演出の演出段階が最終段階まで進行されたか
否かに関わらず、メイン制御部11側にて予め定められた終了条件が成立するまで当該前
兆演出に制御するようになっている。
尚、本実施例では、サブ制御部21は、前兆演出の実行中において、メイン制御部11
側にて内部抽選の抽選結果が特定結果となり、かつ特定演出抽選にて当選することで、特
定演出を実行可能な構成であるが、内部抽選の抽選結果が特定結果となったときに、必ず
特定演出を実行して、前兆演出の演出段階を更新する構成でも良い。このような構成では
、前兆演出の演出段階を4段階より多くの段階に制御可能な構成とすることが好ましい。
また、本実施例では、サブ制御部21は、前兆演出の実行中において特定演出の実行条
件が成立することで、当該特定演出を開始し、予め定められた所定期間が経過することで
、前兆演出の演出段階を更新可能な構成であるが、特定演出を開始した後、遊技者により
所定の操作が行われることで、前兆演出の演出段階を更新可能な構成でも良い。
また、本実施例では、サブ制御部21は、前兆演出の実行中において、メイン制御部1
1側での内部抽選の抽選結果が特定結果となることで、特定演出抽選を行い、当該抽選に
て当選することで特定演出を実行する一方、当該抽選にて非当選となることで特定演出を
行わずに前兆演出を継続させる構成であるが、特定演出抽選を行った後、遊技者により所
定の操作が行われることで、特定演出を実行する構成でも良い。
また、本実施例では、サブ制御部21が制御する前兆演出の演出段階が最終段階に到達
した後には、メイン制御部11側にて行われる内部抽選の抽選結果が特定結果となったと
きに、メイン制御部11が上乗せ抽選を行うことで、遊技者にとって有利な制御を行うこ
とが可能な構成であるが、サブ制御部21が制御する前兆演出の演出段階が最終段階に到
達した後には、メイン制御部11側にて行われる内部抽選の抽選結果が特定結果となった
ときに、遊技機1において出玉率(内部抽選の当選確率)を設定するための設定値の設定
状況を示唆する設定値示唆演出を行う構成とすることで、サブ制御部21が制御する前兆
演出の演出段階が最終段階に到達した後に、遊技者にとって有利な制御を行うことが可能
な構成でも良い。
[有利状態演出について]
本実施例のサブ制御部21が行う有利状態演出について、図7~図11に基づいて説明
する。
メイン制御部11は、上述のように、通常状態において内部抽選の抽選結果が抽選対象
結果となることで有利状態抽選を行い、当該有利状態抽選に当選することで、前兆状態に
制御し、当該前兆状態の終了後に有利状態に移行させる。また、通常状態における有利状
態抽選にて非当選であった場合にも、前兆状態に制御する。そして、当該前兆状態中に内
部抽選の抽選結果が特定結果となることで有利状態抽選を行い、当該有利状態抽選に当選
することで、当該前兆状態の終了後に有利状態に移行させる。有利状態に移行させた後は
、有利状態の残り期間が0となるまで当該有利状態の制御を行う。
これに対して、サブ制御部21は、メイン制御部11から受信するコマンドに基づいて
、メイン制御部11側にて制御状態が有利状態に移行されることが特定されることで、有
利状態演出を開始させるように制御する。そして、メイン制御部11側にて有利状態に制
御されている期間にわたり有利状態演出を行う。その後、メイン制御部11から受信する
コマンドに基づいて、制御状態が有利状態以外の制御状態に移行されることが特定される
ことで、有利状態演出を終了させるように制御する。
また、サブ制御部21のRAMの所定領域には、一連の有利状態において、遊技を行う
ことで増加した価値の純増数(付与された価値の数量から遊技を行うために用いられた価
値の数量を減算して得られる数)を計数するための純増数カウンタと、一連の有利状態に
おいて、行われたゲーム数を計数するためのゲーム数カウンタと、一連の有利状態におい
て、制御された有利状態のセット数を計数するためのセット数カウンタと、が設けられて
いる。純増数カウンタ及びゲーム数カウンタは、「0」~「9999」の範囲を計数可能
であり、セット数カウンタは、「0」~「99」の範囲を計数可能である。
そして、サブ制御部21は、メイン制御部11から受信するコマンドに基づいて、メイ
ン制御部11側にて有利状態に移行される旨が特定されることで、純増数カウンタ、ゲー
ム数カウンタ、セット数カウンタをそれぞれ初期化して0に設定する。
その後、メイン制御部11から受信するコマンドに基づいて、価値が付与されたことが
特定されるときには、付与された価値の数量を純増枚数カウンタに加算し、遊技を行うた
めに用いられた価値が特定されるときには、遊技を行うために用いられた価値の数量を純
増枚数カウンタから減算することで、一連の有利状態での価値の純増数を計数する。また
、メイン制御部11から受信するコマンドに基づいて、遊技を開始する旨が特定されると
きには、ゲーム数カウンタに1加算することで、一連の有利状態でのゲーム数を計数する
。また、メイン制御部11から受信するコマンドに基づいて、新たな1セット分の期間に
わたる有利状態の制御が開始されることが特定されるときには、セット数カウンタに1加
算することで、一連の有利状態での有利状態のセット数を計数する。尚、サブ制御部21
は、純増数カウンタ、ゲーム数カウンタ、セット数カウンタに所定数を加算することで上
限を上回ることとなるときには、該当するカウンタを初期化して0に設定するとともに、
当該カウンタが上限に到達した旨を特定可能な所定データをサブ制御部21のRAMの所
定領域に設定して初期状態から計数を継続させるように制御する。
図7に示すように、有利状態演出では、純増数カウンタに基づいて特定される一連の有
利状態において付与された価値の純増数、ゲーム数カウンタに基づいて特定される一連の
有利状態において行われたゲーム数、セット数カウンタに基づいて特定される一連の有利
状態において制御された有利状態のセット数のそれぞれを示す数値画像を液晶表示器22
に表示させるように制御する。
図8に示すように、上述の純増数カウンタの計数範囲は、「0」~「9999」である
ので、一連の有利状態において実際に付与された価値の純増数が当該カウンタの計数範囲
を超える場合には、実際の純増数と純増数カウンタの値とが一致しない状態となるが、有
利状態演出では、純増数カウンタの値が計測範囲の上限に到達した以降は、当該純増数カ
ウンタの上限数を、一連の有利状態において付与された価値の純増数の表示値として、一
律に、液晶表示器22に表示させるようになっている。また、実際の純増数は、純増数カ
ウンタの値が上限に到達した以降でも遊技での価値の付与状況により純増数カウンタの上
限値を下回ることがあり得るが、有利状態演出では、純増数カウンタの値が計測範囲の上
限に到達した以降は、実際の純増数が純増数カウンタの上限値を下回ったか否かにかかわ
らず、当該純増数カウンタの上限数を、一連の有利状態において付与された価値の純増数
の表示値として、継続して液晶表示器22に表示させるようになっている。
また、上述のゲーム数カウンタについても、その計数範囲は、「0」~「9999」で
あるので、一連の有利状態において実際に行われたゲーム数が当該カウンタの計数範囲を
超える場合には、実際のゲーム数とゲーム数カウンタの値とが一致しない状態となるが、
有利状態演出では、ゲーム数カウンタの値が計測範囲の上限に到達した以降は、当該ゲー
ム数カウンタの上限数を、一連の有利状態において行われたゲーム数の表示値として、一
律に、液晶表示器22に表示させるようになっている。
また、上述のセット数カウンタについても、その計数範囲は、「0」~「99」である
ので、一連の有利状態において実際に制御された有利状態のセット数が当該カウンタの計
数範囲を超える場合には、実際のセット数とセット数カウンタの値とが一致しない状態と
なるが、有利状態演出では、セット数カウンタの値が計測範囲の上限に到達した以降は、
当該セット数カウンタの上限数を、一連の有利状態において制御された有利状態のセット
数の表示値として、一律に、液晶表示器22に表示させるようになっている。
次いで、サブ制御部21が有利状態演出の実行中に液晶表示器22に表示させる純増数
を更新する際の制御について、図9に基づいて説明する。
サブ制御部21は、有利状態演出の実行中において、メイン制御部11から受信するコ
マンドに基づいて、付与された価値の数量または遊技に用いられた価値の数量が特定され
るときには、液晶表示器22における純増数を示す数値画像を、更新用画像(本実施例で
は、純増数の数値画像の数値のうち更新する桁部分を所定の記号(本実施例では、「↓」
)で表示し、他の桁部分を数値のまま表示する画像)に変化させるように制御した後、当
該コマンドに基づいて特定される価値の数量を純増数カウンタに加算または減算する。そ
して、液晶表示器22における純増数の更新用画像を、加算または減算後の純増数カウン
タの値を示す数値画像に変化させるように制御することで、純増数カウンタの更新に応じ
て、純増数の数値画像を更新する。
また、サブ制御部21は、遊技において入賞に伴い価値が付与されることで純増数を加
算して、液晶表示器22における純増数の表示を更新する場合には、メイン制御部11か
ら受信するコマンドに基づいて、入賞に伴い価値が付与されたことが特定されるときに、
上述のように純増数の数値画像を更新用画像に変化させるとともに、第1所定演出を実行
して、入賞に伴い価値が付与された旨を示唆する。第1所定演出では、入賞に伴い価値が
付与された旨を示唆する価値付与画像(本実施例では、「Get!」のメッセージ画像)
を液晶表示器22に表示させるとともに、入賞に伴い価値が付与された旨を示唆する価値
付与音をスピーカ26から出力させるように制御する。
具体的には、図9(a)に示すように、例えば、有利状態演出において純増数の数値画
像として「274」を液晶表示器22に表示している状態で、入賞が発生して価値が付与
されることが特定されるときには、液晶表示器22に表示している純増数の数値画像「2
74」を更新用画像「2↓↓」に変化させる。そして、第1所定演出を実行して価値付与
画像を液晶表示器22に表示させるとともに価値付与音をスピーカ26から出力させる。
また、付与された価値の数量(本実施例では、「7」)を純増数カウンタに加算する。そ
して、価値付与画像を非表示とし、価値付与音の出力を停止させた後、液晶表示器22に
表示している更新用画像「2↓↓」を、純増数カウンタ値に対応する数値画像「281」
に更新する。このように、有利状態演出において純増数の表示値が上限に到達する前にお
いて、入賞が発生して価値が付与される場合には、純増数の数値画像を更新用画像に変化
させること及び第1所定演出を行うことにより、入賞の発生に伴い価値が付与された旨を
示唆するようになっている。
また、上述のように純増数カウンタの上限は、「9999」であり、有利状態演出にお
ける純増数の表示値も「9999」であり、純増数カウンタ値が計測範囲の上限に到達し
た以降は、当該純増数カウンタの上限数を、一連の有利状態において制御された有利状態
の純増数の表示値として、数値画像「9999」を一律に液晶表示器22に表示させるが
、この状態で、入賞が発生して価値が付与されることが特定されるときには、純増数の数
値画像を更新用画像に変化させるとともに第1所定演出を行う。
具体的には、図9(b)に示すように、例えば、有利状態演出において純増数の数値画
像として「9999」を液晶表示器22に表示している状態で、入賞が発生して価値が付
与されることが特定されるときには、液晶表示器22に表示している純増数の数値画像「
9999」を更新用画像「99↓↓」に変化させる。そして、第1所定演出出を実行して
価値付与画像を液晶表示器22に表示させるとともに価値付与音をスピーカ26から出力
させる。そして、価値付与画像を非表示とし、価値付与音の出力を停止させた後、液晶表
示器22に表示している更新用画像「99↓↓」を、純増数カウンタ値に対応する数値画
像「9999」に更新する。このように、有利状態演出において純増数の表示値が上限に
到達した後でも、入賞が発生して価値が付与される場合には、純増数の数値画像を更新用
画像に変化させること及び第1所定演出を行うことにより、入賞の発生に伴い価値が付与
された旨を示唆するようになっている。
次いで、サブ制御部21が有利状態演出の実行中に液晶表示器22に表示させるゲーム
数を更新する際の制御について、図10に基づいて説明する。
サブ制御部21は、有利状態演出の実行中において、メイン制御部11から受信するコ
マンドに基づいて、遊技が開始されたことが特定されるときには、液晶表示器22におけ
るゲーム数を示す数値画像を、更新用画像(本実施例では、ゲーム数の数値画像の数値の
うち更新する桁部分を所定の記号(本実施例では、「↓」)で表示し、他の桁部分を数値
のまま表示する画像)に変化させるように制御した後、ゲーム数カウンタに1加算する。
そして、液晶表示器22におけるゲーム数の更新用画像を、加算後のゲーム数カウンタの
値を示す数値画像に変化させるように制御することで、ゲーム数カウンタの更新に応じて
、ゲーム数の数値画像を更新する。
また、サブ制御部21は、液晶表示器22におけるゲーム数の表示を更新する場合であ
って、遊技が開始されたことでゲーム数カウンタに1加算し、当該ゲーム数カウンタの値
が予め定められた所定ゲーム数(本実施例では、100ゲーム、500ゲーム、1000
ゲーム、以降は1000ゲーム毎)に到達したときには、第2所定演出を実行して、一連
の有利状態で行われたゲーム数が所定ゲーム数に到達した旨を示唆する。第2所定演出で
は、所定ゲーム数に到達した旨を示唆する所定ゲーム数到達示唆画像(例えば、「100
0Gオーバー」のメッセージ画像等)を液晶表示器22に表示させるとともに、所定ゲー
ム数に到達した旨を示唆する所定ゲーム数到達音をスピーカ26から出力させるように制
御する。
具体的には、図10(a)に示すように、例えば、有利状態演出においてゲーム数の数
値画像として「999」を液晶表示器22に表示している状態で、遊技が開始されること
が特定されるときには、液晶表示器22に表示しているゲーム数の数値画像「999」を
更新用画像「↓↓↓」に変化させる。そして、ゲーム数カウンタに1加算した後、第2所
定演出を実行して、更新後のゲーム数カウンタ値に対応する所定ゲーム数到達示唆画像(
本実施例では、「1000Gオーバー」のメッセージ画像)を液晶表示器22に表示させ
るとともに所定ゲーム数到達音をスピーカ26から出力させる。そして、所定ゲーム数到
達示唆画像を非表示とし、所定ゲーム数到達音の出力を停止させた後、液晶表示器22に
表示している更新用画像「↓↓↓」を、ゲーム数カウンタ値に対応する数値画像「100
0」に更新する。このように、有利状態演出においてゲーム数の表示値が上限に到達する
前において、ゲーム数が所定ゲーム数に到達することになる遊技が開始される場合には、
ゲーム数の数値画像を更新用画像に変化させること及び第2所定演出を行うことにより、
遊技が開始され、ゲーム数が所定ゲーム数に到達した旨を示唆するようになっている。
また、上述のようにゲーム数カウンタの上限は、「9999」であり、有利状態演出に
おけるゲーム数の表示値も「9999」であり、ゲーム数カウンタ値が計測範囲の上限に
到達した以降は、当該ゲーム数カウンタの上限数を、一連の有利状態において制御された
有利状態のゲーム数の表示値として、数値画像「9999」を一律に液晶表示器22に表
示させるが、この状態で、遊技が開始されることが特定されるときには、ゲーム数の数値
画像を更新用画像に変化させる。また、ゲーム数カウンタに1加算して、加算後のゲーム
数カウンタ値が所定ゲーム数に到達したときには、第2所定演出を行う。
具体的には、図10(b)に示すように、例えば、有利状態演出においてゲーム数の数
値画像として「9999」を液晶表示器22に表示している状態で、遊技が開始されるこ
とが特定されるときには、液晶表示器22に表示しているゲーム数の数値画像「9999
」を更新用画像「99↓↓」に変化させる。また、ゲーム数カウンタに1加算して、加算
後のゲーム数カウンタ値が所定ゲーム数(本実施例では、上限に到達した後の「1000
」)に到達したときには、第2所定演出を実行して所定ゲーム数到達示唆画像(本実施例
では、「9999Gオーバー」のメッセージ画像)を液晶表示器22に表示させるととも
に所定ゲーム数到達音をスピーカ26から出力させる。そして、所定ゲーム数到達示唆画
像を非表示とし、所定ゲーム数到達音の出力を停止させた後、液晶表示器22に表示して
いる更新用画像「99↓↓」を、ゲーム数カウンタ値に対応する数値画像「9999」に
更新する。このように、有利状態演出においてゲーム数の表示値が上限に到達した後でも
、ゲーム数が所定ゲーム数に到達することになる遊技が開始される場合には、ゲーム数の
数値画像を更新用画像に変化させること及び第2所定演出を行うことにより、遊技が開始
され、ゲーム数が所定ゲーム数に到達した旨を示唆するようになっている。
次いで、サブ制御部21が有利状態演出の実行中に液晶表示器22に表示させる有状態
のセット数を更新する際の制御について、図11に基づいて説明する。
サブ制御部21は、有利状態演出の実行中において、メイン制御部11から受信するコ
マンドに基づいて、有利状態の新たなセット開始される旨が特定されるときには、液晶表
示器22におけるセット数を示す数値画像を、更新用画像(本実施例では、セット数の数
値画像の数値のうち更新する桁部分を所定の記号(本実施例では、「↓」)で表示し、他
の桁部分を数値のまま表示する画像)に変化させるように制御した後、セット数カウンタ
に1加算する。そして、液晶表示器22におけるセット数の更新用画像を、加算後のセッ
ト数カウンタの値を示す数値画像に変化させるように制御することで、セット数カウンタ
の更新に応じて、セット数の数値画像を更新する。
また、サブ制御部21は、有利状態の新たなセット開始されることでセット数を加算し
て、液晶表示器22におけるセット数の表示を更新する場合には、メイン制御部11から
受信するコマンドに基づいて、有利状態の新たなセット開始されることが特定されるとき
に、上述のようにセット数の数値画像を更新用画像に変化させるとともに、第3所定演出
を実行して、有利状態の新たなセット開始される旨を示唆する。第3所定演出では、有利
状態の新たなセット開始される旨を示唆する有利状態セット開始画像(本実施例では、「
+1セット」のメッセージ画像)を液晶表示器22に表示させるとともに、有利状態の新
たなセット開始される旨を示唆する有利状態セット開始音をスピーカ26から出力させる
ように制御する。
具体的には、図11(a)に示すように、例えば、有利状態演出においてセット数の数
値画像として「9」を液晶表示器22に表示している状態で、有利状態の新たなセット開
始されることが特定されるときには、液晶表示器22に表示しているセット数の数値画像
「9」を更新用画像「↓」に変化させる。そして、第3所定演出を実行して有利状態セッ
ト開始画像を液晶表示器22に表示させるとともに有利状態セット開始音をスピーカ26
から出力させる。また、セット数カウンタに1加算する。そして、有利状態セット開始画
像を非表示とし、有利状態セット開始音の出力を停止させた後、液晶表示器22に表示し
ている更新用画像「↓」を、セット数カウンタ値に対応する数値画像「10」に更新する
。このように、有利状態演出においてセット数の表示値が上限に到達する前において、有
利状態の新たなセット開始される場合には、セット数の数値画像を更新用画像に変化させ
ること及び第3所定演出を行うことにより、有利状態の新たなセット開始される旨を示唆
するようになっている。
また、上述のようにセット数カウンタの上限は、「99」であり、有利状態演出におけ
るセット数の表示値も「99」であり、セット数カウンタ値が計測範囲の上限に到達した
以降は、当該セット数カウンタの上限数を、一連の有利状態において制御された有利状態
のセット数の表示値として、数値画像「99」を一律に液晶表示器22に表示させるが、
この状態で、有利状態の新たなセット開始されることが特定されるときには、セット数の
数値画像を更新用画像に変化させるとともに第3所定演出を行う。
具体的には、図11(b)に示すように、例えば、有利状態演出においてセット数の数
値画像として「99」を液晶表示器22に表示している状態で、有利状態の新たなセット
開始されることが特定されるときには、液晶表示器22に表示しているセット数の数値画
像「99」を更新用画像「↓↓」に変化させる。そして、第3所定演出を実行して有利状
態セット開始画像を液晶表示器22に表示させるとともに有利状態セット開始音をスピー
カ26から出力させる。そして、有利状態セット開始画像を非表示とし、有利状態セット
開始音の出力を停止させた後、液晶表示器22に表示している更新用画像「↓↓」を、セ
ット数カウンタ値に対応する数値画像「99」に更新する。このように、有利状態演出に
おいてセット数の表示値が上限に到達した後でも、有利状態の新たなセット開始される場
合には、セット数の数値画像を更新用画像に変化させること及び第3所定演出を行うこと
により、有利状態の新たなセット開始される旨を示唆するようになっている。
[作用効果について1]
従来の遊技機では、複数段階からなる演出を実行するとともに当該演出において進んだ
段階に応じて所定状況である旨を示唆する構成のものがある。
このような構成の遊技機では、当該演出が最終段階まで到達した場合に、該演出が終了
されるまで同じ内容で演出が継続される構成であり、最終段階以降の状況について鑑みら
れたものではない。
これに対して、本実施例の遊技機1は、複数段階からなる所定演出(本実施例では、前
兆演出、有利状態演出での純増数表示、ゲーム数数表示、セット数表示)を実行可能であ
り、特定事象(本実施例では、内部抽選の抽選結果が特定結果となること、価値の付与を
伴う入賞が発生すること、ゲームが開始されること、有利状態の新たなセットが開始され
ること)が発生したことに応じて所定演出の段階を進行させることが可能な構成であって
、所定演出の段階が最終段階(本実施例では、第4段階、「9999」の表示、「99」
の表示)となる前に特定事象が発生した場合には、当該特定事象が発生したことに応じて
前兆演出の段階を進行させることが可能であるとともに、当該特定事象が発生したことに
関連して特定演出(本実施例では、特定演出、第1所定演出、第2所定演出、第3所定演
出)を実行可能であり、前兆演出の段階が最終段階となった後に特定事象が発生した場合
には、当該特定事象が発生したことに応じて前兆演出の段階を進行させないが、当該特定
事象が発生したことに関連して特定演出を実行可能な構成である。
この構成によれば、前兆演出の段階が最終段階となるまでは、特定事象が発生したこと
に関連して特定演出が実行されることで、所定演出の段階が進行し得ることを期待させる
ことができるとともに、前兆演出の段階が最終段階となった後に特定事象が発生した場合
、すなわち前兆演出の段階がこれ以上進まない状況で特定事象が発生した場合にも、特定
演出が実行されることで意外性を高めることができる。
本実施例の遊技機1は、遊技者にとって有利な有利状態に移行させる前に所定期間にわ
たり前兆状態に制御することが可能なメイン制御部11と、当該メイン制御部11側にて
前兆状態に制御されている期間にわたり、複数段階からなる前兆演出を実行可能なサブ制
御部21と、前兆演出の段階を報知する液晶表示器22と、を備え、サブ制御部21は、
特定事象(メイン制御部11側にて前兆状態において内部抽選の抽選結果が特定結果とな
ること)が発生したことに応じて前兆演出の段階を進行させることが可能であり、当該特
定事象が発生したことに関連して特定演出を実行可能であって、前兆演出では、前兆演出
の段階の進行度合いに応じて前兆状態後に遊技者にとって有利な有利状態に制御される可
能性を示唆する構成であり、サブ制御部21は、前兆演出の段階が最終段階(第4段階)
となった後に、内部抽選の抽選結果が特定結果となった場合に、当該特定結果となったこ
とに応じて前兆演出の段階を進行させないが、当該特定結果となったことに関連して特定
演出を実行可能な構成である。
この構成によれば、前兆演出の段階が最終段階となるまでは、内部抽選の抽選結果が特
定結果となったことに関連して特定演出が実行されることで、前兆演出の段階が進行し得
ること、すなわち有利状態に制御される可能性が高まることを期待させることができると
ともに、前兆演出の段階が最終段階となった後に内部抽選の抽選結果が特定結果となった
場合、すなわち前兆演出の段階がこれ以上進まない状況で特定結果となった場合にも、特
定演出が実行されることで意外性を高めることができるので、段階的に進行する前兆演出
において段階がこれ以上進まない最終段階に到達した場合でも興趣を高めることができる
尚、本実施例では、サブ制御部21は、特定事象(メイン制御部11側にて前兆状態に
おいて内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が発生したことに応じて、前兆演出の
段階を進行させることが可能な構成、すなわち特定事象の発生を外部から認識することが
できない構成であるが、特定事象の発生を外部から認識することが可能な構成でも良く、
例えば、サブ制御部21は、特定事象(メイン制御部11側にて前兆状態において内部抽
選の抽選結果が特定結果となり、当該特定結果に応じた特定表示結果が導出されること)
が発生したことに応じて、前兆演出の段階を進行させることが可能な構成等でも良い。
また、本実施例では、サブ制御部21は、特定事象(メイン制御部11側にて前兆状態
において内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が発生する毎に特定演出を行うか否
かを決定する特定演出抽選を行い、当該特定演出抽選に当選することで特定演出を行って
、当該特定演出を行った後に前兆演出の段階を進行させることが可能な構成、すなわち前
兆状態において特定事象が発生した場合にさらに別の条件が成立することで前兆演出の段
階を進行させる構成であるが、特定事象が発生した場合に必ず段階を進行させる構成でも
良く、例えば、サブ制御部21は、特定事象(メイン制御部11側にて前兆状態において
内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が発生する毎に前兆演出の段階を順次進行さ
せる構成等でも良い。
また、本実施例では、サブ制御部21は、特定事象(メイン制御部11側にて前兆状態
において内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が発生する毎に前兆演出の段階を進
行させるか否かを決定する特定演出を行うか否かを決定する特定演出抽選を行い、当該特
定演出抽選に当選することで特定演出を行って、当該特定演出を行った後に特定演出を実
行可能な構成、すなわち特定事象が発生したことで特定演出を実行可能な構成であるが、
特定事象の発生が許容された場合に実際に特定事象が発生していない状況で特定演出を実
行可能な構成でも良く、例えば、サブ制御部21は、特定事象(メイン制御部11側にて
前兆状態において内部抽選の抽選結果が特定結果となり、当該特定結果に対応する特定表
示結果の導出が許容されること)が発生すことで、実際に特定表示結果が導出されていな
い状況で特定演出を実行可能な構成でも良い。
また、本実施例では、サブ制御部21は、特定事象(メイン制御部11側にて前兆状態
において内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が発生する毎に特定演出を行うか否
かを決定する特定演出抽選を行い、当該特定演出抽選に当選することで特定演出を行って
、当該特定演出を行った後に前兆演出の段階を進行させることが可能であり、前兆演出の
段階を進行させる際に特定演出を実行する構成、すなわち特定事象の発生に関連してさら
に別の条件が成立することで特定演出を実行する構成であるが、特定事象の発生に関連し
て必ず特定演出を実行する構成、例えば、サブ制御部21は、特定事象(メイン制御部1
1側にて前兆状態において内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が発生することで
、前兆演出の段階を進行させ、特定演出を実行する構成でも良い。
また、本実施例では、サブ制御部21は、特定事象(メイン制御部11側にて前兆状態
において内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が発生する毎に前兆演出の段階を進
行させることが可能な構成、すなわち特定事象が1回発生することで前兆演出の段階を進
行させることが可能な構成であるが、特定事象が予め定められた2回以上の所定回数発生
することで前兆演出の段階を進行させることが可能な構成でも良い。
また、本実施例では、サブ制御部21は、特定事象(メイン制御部11側にて前兆状態
において内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が発生する毎に特定演出を行うか否
かを決定する特定演出抽選を行い、当該特定演出抽選に当選することで特定演出を行って
、当該特定演出を行った後に前兆演出の段階を進行させることが可能な構成、すなわち前
兆演出における段階の進行がサブ制御部21により制御される構成であるが、前兆演出に
おける段階の進行がメイン制御部11により制御される構成でも良く、例えば、メイン制
御部11は、特定事象(前兆状態において内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が
発生する毎に前兆演出の段階を進行させるか否かを決定する抽選を行い、当該抽選の結果
に応じてサブ制御部21に対して前兆演出の段階を進行させるように制御する構成等でも
良い。
本実施例のメイン制御部11は、前兆状態に制御した後に遊技者にとって有利な有利状
態に制御することが可能であり、サブ制御部21は、メイン制御部11側にて前兆状態に
制御されているときに、複数段階からなる前兆演出を実行し、制御している前兆演出の段
階を液晶表示器22により報知させることが可能であり、特定事象(メイン制御部11側
にて前兆状態において内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が発生したときに、特
定演出を行うか否かを決定する特定演出抽選を行い、当該特定演出抽選に当選することで
特定演出を行って、当該特定演出を行った後に前兆演出の段階を進行させることが可能な
構成であり、サブ制御部21は、前兆演出の段階が最終段階(第4段階)となる前におい
ては、特定事象が発生し、液晶表示器22により報知されている前兆演出の段階を更新す
るときに、特定演出を実行する構成である。
この構成によれば、前兆演出の段階が最終段階となるまでは、特定演出の発生に伴い、
報知されている前兆演出の段階が更新されることとなるので、特定演出に着目させること
ができる。
尚、本実施例では、サブ制御部21は、前兆演出を最終段階(第4段階)まで段階を進
行させる前において、当該前兆演出の実行中において、特定事象(メイン制御部11側に
て前兆状態において内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が発生したときに特定演
出抽選を行い、当該特定演出抽選に当選することで、特定演出を行って必ず前兆演出の段
階を進行させる構成であるが、サブ制御部21は、前兆演出を最終段階(第4段階)まで
段階を進行させる前において、特定事象が発生し、前兆演出の段階を進行させないときに
も特定演出を実行可能な構成でも良く、例えば、前兆演出中において特定事象が発生した
ときに、前兆演出の段階を進行させるか否かを決定する抽選を行い、当該抽選に当選した
場合には、特定演出を行った後、段階を進行させる一方、当該抽選に当選しなかった場合
には、特定演出を行った後、段階を進行させないように制御する構成等でも良い。このよ
うに、特定事象が発生し、前兆演出の段階を進行させないときにも特定演出を実行可能な
構成では、前兆演出が最終段階まで進む前に特定事象が発生したものの段階を進行させな
いときにも特定演出が実行されるので、段階が進まないときでも段階が進むことに対して
期待させることができる。
本実施例のメイン制御部11は、前兆状態に制御した後に遊技者にとって有利な有利状
態に制御することが可能であり、サブ制御部21は、メイン制御部11側にて前兆状態に
制御されているときに、複数段階からなる前兆演出を実行可能であり、特定事象(メイン
制御部11側にて前兆状態において内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が発生し
たときに、特定演出を行うか否かを決定する特定演出抽選を行い、当該特定演出抽選に当
選することで特定演出を行って、当該特定演出を行った後に前兆演出の段階を進行させる
ことが可能な構成であり、特定演出抽選では、現在制御されている前兆演出の演出段階が
最終段階の1つ前の段階(本実施例では、第3段階)である場合には、メイン制御部11
側にて有利状態に制御する旨が決定されている場合にのみ、特定演出抽選に当選し得るよ
うになっており、有利状態に制御する旨が決定されている場合にのみ前兆演出の段階を最
終段階(第4段階)まで進行させることが可能であり、前兆演出の段階が最終段階となる
ことで前兆状態後に有利状態となる旨を報知する構成である。
この構成によれば、メイン制御部11側にて前兆状態に制御されているときに、前兆演
出が最終段階まで進行されることにより有利状態となる旨が報知されるので、サブ制御部
21により行われる前兆演出の段階が進むことによる興趣をさらに高めることができる。
本実施例のメイン制御部11は、前兆状態に制御しているときに、予め定められた終了
条件(例えば、前兆状態において行われたゲーム数が予め定められた所定ゲーム数に到達
することや、前兆状態を開始してからの経過時間が予め定められた所定時間に到達するこ
と等)が成立することで、前兆状態の制御を終了させるようになっており、サブ制御部2
1側での前兆演出の段階が最終段階まで進行されたか否かに関わらず、予め定められた終
了条件が成立するまで当該前兆状態に制御する構成である。
この構成によれば、メイン制御部11は、サブ制御部21側での前兆演出における段階
の進行度合いを考慮することなく前兆状態の制御を管理することができ、前兆状態の制御
に伴う演出の設計などが容易となる。
本実施例のメイン制御部11は、当該メイン制御部11が備える乱数回路から取得され
た乱数値に基づいて内部抽選を行うことが可能であり、サブ制御部21は、特定事象(メ
イン制御部11側にて前兆状態において内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が発
生する毎に特定演出を行うか否かを決定する特定演出抽選を行い、当該特定演出抽選に当
選することで特定演出を行って、当該特定演出を行った後に前兆演出の段階を進行させる
ことが可能な構成であり、特定事象は、メイン制御部11にて行われる内部抽選による抽
選結果が特定結果となったことにより発生する構成である。
この構成によれば、メイン制御部11により特定事象の発生をランダムに決定して、サ
ブ制御部21での前兆演出の段階の進み方にばらつきを生じさせることができるため、前
兆演出において段階が進むことによる興趣を高めることができる。
本実施例のメイン制御部11は、前兆状態に制御した後に遊技者にとって有利な有利状
態に制御することが可能であり、サブ制御部21は、メイン制御部11側にて前兆状態に
制御されているときに、複数段階からなる前兆演出を実行し、メイン制御部11側にて有
利状態に制御する旨が決定されている場合に、前兆演出の段階を最終段階(第4段階)ま
で進行させることが可能であり、前兆演出の段階が最終段階となった後に、特定事象(メ
イン制御部11側にて前兆状態において内部抽選の抽選結果が特定結果となること)が発
生したときに、当該特定事象の発生に関連して特定演出を実行可能な構成であり、メイン
制御部11は、前兆状態に制御している期間において、特定事象が発生したときに、有利
状態に制御する旨が決定されている場合には、当該有利状態に制御するゲーム数を上乗せ
するか否かを決定する上乗せ抽選を行うことで、遊技者にとって有利に制御する構成であ
る。
この構成によれば、メイン制御部11側にて有利状態に制御される旨が決定されており
、前兆演出の段階が最終段階まで進行された後、特定事象が発生することで、特定演出が
行わるときに、メイン制御部11により上乗せ抽選が行われて遊技者にとって有利に制御
されるので、前兆演出の段階が最終段階となった後の興趣をさらに高めることができる。
本実施例のサブ制御部21は、有利状態演出において、一連の有利状態中において遊技
を行うことで増加した価値の純増数を示す数値画像を液晶表示器22に表示させることが
可能であり、有利状態演出の実行中に、特定事象(価値の付与)が発生したことに応じて
数値画像を更新することで当該数値画像の表示段階を進行させることが可能であって、数
値画像の表示段階が最終段階(本実施例では、「9999」)となる前に特定事象が発生
した場合には、当該特定事象が発生したことに応じて数値画像の表示段階を進行させるこ
とが可能であるとともに、当該特定事象が発生したことに関連して第1所定演出(本実施
例では、価値付与画像の表示及び価値付与音の出力)を実行可能であり、数値画像の表示
段階が最終段階となった後に特定事象が発生した場合には、当該特定事象が発生したこと
に応じて数値画像の表示段階を進行させないが、当該特定事象が発生したことに関連して
第1所定演出を実行可能な構成である。
この構成によれば、純増数の数値画像の表示段階が最終段階となるまでは、特定事象が
発生したことに関連して第1所定演出が実行されることで、数値画像の表示段階が進行し
得ることを期待させることができるとともに、数値画像の表示段階が最終段階となった後
に特定事象が発生した場合、すなわち数値画像の表示段階がこれ以上進まない状況で特定
事象が発生した場合にも、第1所定演出が実行されることで意外性を高めることができる
本実施例のサブ制御部21は、有利状態演出において、純増数の数値画像の表示段階が
最終段階(本実施例では、「9999」)となる前においては、特定事象(価値の付与)
が発生したことに応じて数値画像の表示段階を更新するときに、第1所定演出(本実施例
では、価値付与画像の表示及び価値付与音の出力)を実行する構成である。
この構成によれば、数値画像の表示段階が最終段階となるまでは、第1所定演出の発生
に伴い、数値画像の表示段階が更新されることとなるので、第1所定演出に着目させるこ
とができる。
本実施例のサブ制御部21は、有利状態演出において、純増数カウンタの値が計測範囲
の上限に到達して、純増数の数値画像の表示段階が最終段階(本実施例では、「9999
」)となった以降においては、純増数カウンタの上限数を、一連の有利状態において付与
された価値の純増数の表示値として、純増数の数値画像の最終段階の数値画像(本実施例
では、「9999」)を一律に液晶表示器22に表示させて、実際の純増数が純増数カウ
ンタの上限値を下回ったか否かにかかわらず、当該純増数カウンタの上限数を、一連の有
利状態において付与された価値の純増数の表示値として、継続して液晶表示器22に表示
させる構成である。
この構成によれば、有利状態演出において、純増数が所定数に到達することで数値画像
の表示段階が最終段階となった後は、実際の純増数が純増数カウンタの上限値を下回った
か否かにかかわらず、最終段階の数値画像を継続して表示させるので、数値画像が最終段
階となってそれ以上更新されないにも関わらず、上限値を下回ったときだけ数値画像が減
少することによる遊技者の不満を軽減できる。
本実施例のサブ制御部21は、有利状態演出において、純増数の数値画像の表示段階が
最終段階(本実施例では、「9999」)となった後、特定事象(価値の付与)が発生し
た場合には、数値画像の表示段階を進行させないが、当該特定事象が発生したことに関連
して、数値画像を更新用画像(本実施例では、「99↓↓」)に一旦変化させて、再び数
値画像を表示させるように制御する構成である。
この構成によれば、純増数の数値画像の表示段階が最終段階となった後は、数値画像の
表示段階を進行されないが、当該特定事象が発生したことに関連して数値画像が更新用画
像に一旦変化されるので、特定事象が発生したことを認識させることができる。
本実施例のサブ制御部21は、有利状態演出において、一連の有利状態中において行わ
れた遊技のゲーム数を示す数値画像を液晶表示器22に表示させることが可能であり、有
利状態演出の実行中に、遊技が行われることに応じて数値画像を更新することで当該数値
画像の表示段階を進行させることが可能であって、数値画像の表示段階が最終段階(本実
施例では、「9999」)となる前に、特定事象(一連の有利状態中において行われた遊
技のゲーム数が所定ゲーム数(本実施例では、100ゲーム、500ゲーム、1000ゲ
ーム、以降は1000ゲーム毎)に到達すること)が発生した場合には、当該特定事象が
発生したことに応じて数値画像の表示段階を進行させるとともに、当該特定事象が発生し
たことに関連して第2所定演出(本実施例では、所定ゲーム数到達示唆画像の表示及び所
定ゲーム数到達音の出力)を実行し、数値画像の表示段階が最終段階となった後に特定事
象が発生した場合には、当該特定事象が発生したことに応じて数値画像の表示段階を進行
させないが、当該特定事象が発生したことに関連して第2所定演出を実行する構成である
この構成によれば、ゲーム数の数値画像の表示段階が最終段階となるまでは、特定事象
が発生したことに関連して第2所定演出が実行されることで、数値画像の表示段階が進行
し得ることを期待させることができるとともに、数値画像の表示段階が最終段階となった
後に特定事象が発生した場合、すなわち数値画像の表示段階がこれ以上進まない状況で特
定事象が発生した場合にも、第2所定演出が実行されることで意外性を高めることができ
る。
本実施例のサブ制御部21は、有利状態演出において、ゲーム数の数値画像の表示段階
が最終段階(本実施例では、「9999」)となる前においては、特定事象(一連の有利
状態中において行われた遊技のゲーム数が所定ゲーム数に到達すること)が発生したこと
に応じて数値画像の表示段階を更新するときに、第2所定演出(本実施例では、所定ゲー
ム数到達示唆画像の表示及び所定ゲーム数到達音の出力)を実行する構成である。
この構成によれば、ゲーム数の数値画像の表示段階が最終段階となるまでは、第2所定
演出の発生に伴い、数値画像の表示段階が更新されることとなるので、第2所定演出に着
目させることができる。
本実施例のサブ制御部21は、有利状態演出において、ゲーム数の数値画像の表示段階
が最終段階(本実施例では、「9999」)となった後、特定事象(遊技が開始されたこ
と)が発生した場合には、数値画像の表示段階を進行させないが、当該特定事象が発生し
たことに関連して、数値画像を更新用画像(本実施例では、「99↓↓」)に一旦変化さ
せて、再び数値画像を表示させるように制御する構成である。
この構成によれば、ゲーム数の数値画像の表示段階が最終段階となった後は、数値画像
の表示段階を進行されないが、当該特定事象が発生したことに関連して数値画像が更新用
画像に一旦変化されるので、特定事象が発生したことを認識させることができる。
本実施例のサブ制御部21は、有利状態演出において、一連の有利状態中において行わ
れた有利状態のセット数を示す数値画像を液晶表示器22に表示させることが可能であり
、有利状態演出の実行中に、特定事象(有利状態の新たな1セットが開始されること)が
発生することに応じて数値画像を更新することで当該数値画像の表示段階を進行させるこ
とが可能であって、数値画像の表示段階が最終段階(本実施例では、「99」)となる前
に、特定事象が発生した場合には、当該特定事象が発生したことに応じて数値画像の表示
段階を進行させるとともに、当該特定事象が発生したことに関連して第3所定演出(本実
施例では、有利状態セット開始画像の有利状態セット開始音の出力)を実行し、数値画像
の表示段階が最終段階となった後に特定事象が発生した場合には、当該特定事象が発生し
たことに応じて数値画像の表示段階を進行させないが、当該特定事象が発生したことに関
連して第3所定演出を実行する構成である。
この構成によれば、有利状態のセット数の数値画像の表示段階が最終段階となるまでは
、特定事象が発生したことに関連して第3所定演出が実行されることで、数値画像の表示
段階が進行し得ることを期待させることができるとともに、数値画像の表示段階が最終段
階となった後に特定事象が発生した場合、すなわち数値画像の表示段階がこれ以上進まな
い状況で特定事象が発生した場合にも、第3所定演出が実行されることで意外性を高める
ことができる。
本実施例のサブ制御部21は、有利状態演出において、有利状態のセット数の数値画像
の表示段階が最終段階(本実施例では、「99」)となる前においては、特定事象(有利
状態の新たな1セットが開始されること)が発生したことに応じて数値画像の表示段階を
更新するときに、第3所定演出(本実施例では、有利状態セット開始画像の有利状態セッ
ト開始音の出力)を実行する構成である。
この構成によれば、有利状態のセット数の数値画像の表示段階が最終段階となるまでは
、第3所定演出の発生に伴い、数値画像の表示段階が更新されることとなるので、第3所
定演出に着目させることができる。
本実施例のサブ制御部21は、有利状態演出において、有利状態のセット数の数値画像
の表示段階が最終段階(本実施例では、「99」)となった後、特定事象(有利状態の新
たな1セットが開始されたこと)が発生した場合には、数値画像の表示段階を進行させな
いが、当該特定事象が発生したことに関連して、数値画像を更新用画像(本実施例では、
「↓↓」)に一旦変化させて、再び数値画像を表示させるように制御する構成である。
この構成によれば、有利状態のセット数の数値画像の表示段階が最終段階となった後は
、数値画像の表示段階を進行されないが、当該特定事象が発生したことに関連して数値画
像が更新用画像に一旦変化されるので、特定事象が発生したことを認識させることができ
る。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
く、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれること
は言うまでもない。
本発明が適用された遊技機の実施例2について説明する。尚、本実施例の遊技機の構成
は、前述した実施例1と同一の構成を含むため、ここでは異なる点について主に説明する
。実施例1では、遊技機1としてスロットマシンを適用する例について説明したが、実施
例2では、遊技機1としてパチンコ遊技機を適用する例について説明する。
実施例1の遊技機1では、通常状態において予め定められた抽選条件(例えば、スロッ
トマシンでは、ゲームの開始操作が行われること)が成立したときに、内部抽選を行い、
当該抽選の抽選結果が特定結果となることで、有利状態に移行させるか否かを決定する有
利状態移行抽選を行う。そして、当該有利状態移行選の抽選結果にかかわらず、予め定め
られた所定期間(ゲーム数)にわたる前兆状態に制御する。その後、当該前兆状態が終了
されるときまで行われた有利状態移行選の抽選結果に応じて、前兆状態の終了後に有利状
態に移行させることが可能な構成である。これに対して、実施例2の遊技機1では、通常
状態において予め定められた抽選条件(例えば、パチンコ遊技機では、始動領域に遊技球
が入賞すること)が成立したときに、有利状態に移行させるか否かを決定する抽選を行う
。そして、当該抽選の抽選結果が所定結果(例えば、パチンコ遊技機では、スーパーリー
チ状態(大当たり、はずれを含む))となることで、予め定められた所定期間が経過した
後に、抽選結果に応じて有利状態に移行させることが可能な構成である。
尚、有利状態とは、遊技機としてパチンコ遊技機を適用する場合においては、特別可変
入賞手段の状態を遊技媒体が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態(いわゆる大当たり
遊技状態)や、大当たりの当選し得る確率が高くなっている状態(いわゆる確変状態)、
入賞口の開放頻度が高まり遊技者所有の遊技媒体が減少しにくい状態(いわゆる時間短縮
状態)、遊技者にとって有利な状態になるための権利が発生した状態、遊技媒体の払出を
行う条件が成立しやすくなる状態などが該当する。
また、実施例1の遊技機1では、前兆状態に制御されている期間にわたり、複数段階か
らなる前兆演出を実行可能であり、前兆演出の実行中に、特定事象(内部抽選の抽選結果
が特定結果となり、かつ特定演出抽選にて当選すること)が発生したことに応じて前兆演
出の演出段階を進行させることが可能な構成である。これに対して、第2実施例の遊技機
1では、有利状態に移行させるか否かを決定する抽選の抽選結果が所定結果(例えば、パ
チンコ遊技機では、スーパーリーチ状態(大当たり、はずれを含む))となることで、当
該抽選の後、予め定められた所定期間にわたり、複数段階からなる前兆演出を実行可能で
あり、前兆演出の実行中に、特定事象(例えば、パチンコ遊技機では、始動領域に遊技球
が入賞すること)が発生したことに応じて前兆演出の演出段階を進行させることが可能な
構成である。
また、実施例1の遊技機1では、前兆演出の実行中において、特定事象(内部抽選の抽
選結果が特定結果となり、かつ特定演出抽選にて当選すること)が発生したことに応じて
前兆演出の演出段階を進行させることが可能であり、前兆演出の開始時に行われた有利状
態移行抽選及び前兆演出の実行中に行われた有利状態移行抽選のいずれかにより、有利状
態に移行される旨の決定がされている場合に、前兆演出の演出段階を最終段階に進行させ
ることが可能な構成である。これに対して、第2実施例の遊技機1では、前兆演出の実行
中において、特定事象(例えば、パチンコ遊技機では、始動領域に遊技球が入賞すること
)が発生したことに応じて前兆演出の演出段階を進行させることが可能であり、前兆演出
の実行中において、当該前兆演出の契機となった抽選条件が成立したことにより行われた
抽選及び予め定められた抽選条件が成立したことにより行われる抽選のいずれかの抽選に
て、有利状態に移行される旨の決定がされている場合に、前兆演出の演出段階を最終段階
に進行させることが可能な構成である。
具体的には、遊技機1は、通常状態において予め定められた抽選条件(例えば、始動領
域に遊技球が入賞すること)が成立したときに、有利状態に移行させるか否かを決定する
抽選を行い、当該抽選の抽選結果が所定結果(例えば、スーパーリーチ状態(大当たり、
はずれを含む))となることで、その後、当該特定結果に応じて予め定められている所定
期間にわたり、複数段階(例えば、4段階)からなる前兆演出(例えば、スーパーリーチ
演出)を行うように制御する。尚、本実施例では、サブ制御部21は、前兆演出の演出態
様として、上述の実施例1における前兆演出の演出態様と同様の演出態様に制御すること
が可能である。
そして、前兆演出の実行中に、特定事象(例えば、パチンコ遊技機では、始動領域に遊
技球が入賞すること)が発生する毎に、現在制御されている前兆演出の演出段階が最終段
階に到達しているか否か判定し、最終段階に到達していないと判定した場合には、前兆演
出の演出段階を進行させるか否かを決定する段階進行抽選を所定の抽選テーブルに基づい
て行い、当該段階進行抽選に当選することで、前兆演出の演出段階を進行させる。また、
段階進行抽選に当選し、前兆演出の演出段階を進行させるときには、特定演出を行うよう
に制御する。尚、本実施例では、サブ制御部21は、特定演出の演出態様として、上述の
実施例1における特定演出の演出態様と同様の演出態様に制御することが可能である。
段階進行抽選の抽選テーブルでは、現在制御されている前兆演出の演出段階と、予め定
められた抽選条件が成立したときに行われる抽選にて有利状態に移行される旨の決定がな
されているか否かに応じて当選確率が予め設定されており、進行されている演出段階がい
ずれの段階であっても、有利状態に移行される旨の決定がなされている場合に、当該決定
がなされていない場合に比較して高い確率で、段階進行抽選に当選し得るように当選確率
が設定されている。これにより、前兆演出では、有利状態に移行される旨の決定がなされ
ている場合に、段階進行抽選に当選する割合が高くなり、前兆演出の演出段階が進行され
ることで、当該演出段階が進行されない場合に比較して、前兆状態の後に有利状態に制御
される可能性が高い旨が示唆されるようになっている。
また、段階進行抽選の抽選テーブルでは、現在制御されている前兆演出の演出段階が、
最終段階の1つ前の段階である場合には、前兆演出を開始する契機となった抽選条件(例
えば、始動領域に遊技球が入賞すること)の成立に伴い行われた抽選及び前兆演出中に新
たに成立した抽選条件(例えば、始動領域に遊技球が入賞すること)の成立に伴い行われ
た抽選のいずれかにより有利状態に移行される旨の決定がなされている場合にのみ、当該
段階進行抽選に当選し得るように当選確率が設定されている。これにより、有利状態に移
行される旨の決定がなされている場合にのみ、前兆演出の演出段階が最終段階に進行され
得るので、演出段階が最終段階に進行されることで、有利状態に移行される旨を報知する
ようになっている。
また、段階進行抽選の抽選テーブルに基づいて段階進行抽選が行われ、当該抽選に当選
することで演出段階を進行させる場合には、特定演出を行うようになっており、前兆演出
の演出段階が第1段階から最終段階の1つ前の段階であるときには、段階進行抽選の抽選
テーブルに基づいて行われる段階進行抽選が、特定演出を行うか否かを決定する抽選を兼
ねている。
前兆演出の実行中に、特定事象(例えば、パチンコ遊技機では、始動領域に遊技球が入
賞すること)が発生した際に、現在制御されている前兆演出の演出段階に最終段階に到達
していると判定した場合には、段階進行抽選を行わずに、遊技機1において出玉率(大当
たりの当選確率)を設定するための設定値の設定状況を示唆する設定値示唆演出を行うか
否かを決定する設定値示唆演出抽選を行う。また、設定値示唆演出抽選に当選し、設定値
示唆演出を行うときには、特定演出を行うように制御する。尚、前兆演出の演出段階に最
終段階に到達している場合には、段階進行抽選を行わないことで、演出段階を最終段階か
ら他の段階に進行させる等の更新を行わないようになっている。
設定値示唆演出抽選の抽選テーブルでは、前兆演出の実行中において、予め定められた
抽選条件(例えば、始動領域に遊技球が入賞すること)が成立した回数(以下、抽選条件
成立回数と呼ぶ場合がある。)に応じて当選確率が定められている。また、抽選条件成立
回数が多いほど高い精度で設定値の設定状況を示唆する設定値示唆演出を行う旨が決定さ
れるようになっている。これにより、前兆演出中では、抽選条件成立回数が多いほど高い
精度で設定値示唆演出が行われ易くなっている。また、前兆演出の実行中において、演出
段階が最終段階に到達した後は、設定値示唆演出抽選が行われ、当該抽選結果に応じて設
定値示唆演出が行われることで、遊技者にとって有利に制御されるようになっている。
遊技機1は、以上のような制御を、抽選の抽選結果が所定結果(例えば、スーパーリー
チ状態(大当たり、はずれを含む))となった後の所定期間にわたり行い、当該所定期間
が終了される際に、有利状態に移行させる旨が決定されているか否かを報知する結果報知
を行って一連の前兆演出の制御を終了させる。そして、有利状態に移行させる旨の決定が
されている場合には、当該決定がされた抽選に応じたタイミングとなったときに、有利状
態に移行させるように制御する。
尚、本実施例では、遊技機1は、特定事象(例えば、パチンコ遊技機では、始動領域に
遊技球が入賞すること)が発生したことに応じて前兆演出の演出段階を進行させることが
可能な構成であるが、前兆演出の実行中において、特定事象(例えば、パチンコ遊技機で
は、始動領域に遊技球が入賞すること)が発生し、さらに別の条件(例えば、始動領域に
遊技球が入賞したことにより行われる抽選の抽選結果が所定結果となること等)が成立し
たことに応じて前兆演出の演出段階を進行させることが可能な構成でも良い。
また、本実施例では、前兆演出の実行中に、特定事象(例えば、パチンコ遊技機では、
始動領域に遊技球が入賞すること等)が発生したことに応じて前兆演出の演出段階を進行
させることが可能な構成であり、特定事象として、始動領域に遊技球が入賞することを適
用する構成であるが、特定事象として、新たな保留が発生することや、有利状態に移行さ
せるか否かを決定する抽選の抽選結果が所定結果(大当たり、小当たり、ハズレの一部等
)となること等を適用する構成でも良い。
[作用効果について2]
本実施例の遊技機1は、通常状態において予め定められた抽選条件(例えば、始動領域
に遊技球が入賞すること)が成立することで抽選を行い、当該抽選の抽選結果が所定結果
(例えば、スーパーリーチ状態(大当たり、はずれを含む))となることで、その後、当
該所定結果に応じて予め定められている所定期間が経過することで、有利状態に制御する
ことが可能であり、当該所定期間において、複数段階からなる前兆演出を行うことが可能
な構成であり、前兆演出の実行中において、特定事象(例えば、パチンコ遊技機では、始
動領域に遊技球が入賞すること、新たな保留が発生すること)が発生したことに応じて前
兆演出の段階を進行させることが可能であり、当該特定事象が発生したことに関連して特
定演出を実行可能であって、前兆演出では、前兆演出の段階の進行度合いに応じて前兆状
態後に遊技者にとって有利な有利状態に制御される可能性を示唆する構成であり、前兆演
出の段階が最終段階となった後に、特定事象が発生した場合に、当該特定事象が発生した
ことに応じて前兆演出の段階を進行させないが、当該特定事象が発生したことに関連して
特定演出を実行可能な構成である。
この構成によれば、前兆演出の段階が最終段階となるまでは、特定事象が発生したこと
に関連して特定演出が実行されることで、前兆演出の段階が進行し得ること、すなわち有
利状態に制御される可能性が高まることを期待させることができるとともに、前兆演出の
段階が最終段階となった後に特定事象が発生した場合、すなわち前兆演出の段階がこれ以
上進まない状況で特定事象が発生した場合にも、特定演出が実行されることで意外性を高
めることができるので、段階的に進行する前兆演出において段階がこれ以上進まない最終
段階に到達した場合でも興趣を高めることができる。
本実施例の遊技機1は、予め定められた抽選条件(例えば、始動領域に遊技球が入賞す
ること)が成立したときに、有利状態に移行させるか否かを決定する抽選を行い、当該抽
選の抽選結果が所定結果(例えば、スーパーリーチ状態(大当たり、はずれを含む))と
なった後の所定期間において、複数段階からなる前兆演出を実行可能であり、特定事象(
例えば、パチンコ遊技機では、始動領域に遊技球が入賞すること、新たな保留が発生する
こと)が発生したときに、前兆演出の段階進行抽選を行って、当該段階進行抽選に当選す
ることで、前兆演出の演出段階を進行させることが可能な構成であり、段階進行抽選では
、現在制御されている前兆演出の演出段階が最終段階の1つ前の段階(例えば、第3段階
)である場合には、有利状態に移行させる旨が決定されている場合にのみ、段階進行抽選
に当選し得るようになっており、有利状態に移行させる旨が決定されている場合にのみ前
兆演出の段階を最終段階まで進行させることが可能であり、前兆演出の段階が最終段階と
なることでその後に有利状態に移行される旨を報知する構成である。
この構成によれば、メイン制御部11側にて前兆状態に制御されているときに、前兆演
出が最終段階まで進行されることにより有利状態となる旨が報知されるので、サブ制御部
21により行われる前兆演出の段階が進むことによる興趣をさらに高めることができる。
本実施例の遊技機1は、予め定められた抽選条件(例えば、始動領域に遊技球が入賞す
ること)が成立したときに、有利状態に移行させるか否かを決定する抽選を行い、当該抽
選の抽選結果が所定結果(例えば、スーパーリーチ状態(大当たり、はずれを含む))と
なった後の所定期間において、複数段階からなる前兆演出を実行可能であり、特定事象(
例えば、パチンコ遊技機では、始動領域に遊技球が入賞すること、新たな保留が発生する
こと)が発生したときに、前兆演出の段階進行抽選を行って、当該段階進行抽選に当選す
ることで、前兆演出の演出段階を進行させるとともに特定演出を行うことが可能な構成で
あり、サブ制御部21は、前兆演出の段階が最終段階(例えば、第4段階)となる前にお
いては、特定事象が発生し、液晶表示器22により報知されている前兆演出の段階を更新
するときに、特定演出を実行する構成である。
この構成によれば、前兆演出の段階が最終段階となるまでは、特定演出の発生に伴い、
報知されている前兆演出の段階が更新されることとなるので、特定演出に着目させること
ができる。
本実施例の遊技機1は、予め定められた抽選条件(例えば、始動領域に遊技球が入賞す
ること)が成立したときに、有利状態に移行させるか否かを決定する抽選を行い、当該抽
選の抽選結果が所定結果(例えば、スーパーリーチ状態(大当たり、はずれを含む))と
なった後、予め定められた所定期間が経過することで、有利状態に制御する処理など次の
処理を行うことが可能な構成であり、前兆演出の段階が最終段階まで進行されたか否かに
関わらず、予め定められた終了条件が成立するまで当該前兆演出に制御する構成である。
この構成によれば、遊技機1は、前兆演出における段階の進行度合いを考慮することな
く、有利状態に移行させるか否かを決定する抽選を行った後の制御を管理することができ
、当該制御に伴う演出の設計などが容易となる。
本実施例の遊技機1は、予め定められた抽選条件(例えば、始動領域に遊技球が入賞す
ること)が成立したときに、有利状態に移行させるか否かを決定する抽選を行い、当該抽
選の抽選結果が所定結果(例えば、スーパーリーチ状態(大当たり、はずれを含む))と
なった後の所定期間において、複数段階からなる前兆演出を実行可能であり、特定事象(
例えば、パチンコ遊技機では、始動領域に遊技球が入賞すること)が発生したときに、前
兆演出の段階進行抽選を行って、当該段階進行抽選に当選することで、前兆演出の演出段
階を進行させるとともに特定演出を行うことが可能な構成であり、特定事象は、予め定め
られた抽選条件が成立することにより発生する構成である。
この構成によれば、特定事象の発生をランダムに決定して、前兆演出の段階の進み方に
ばらつきを生じさせることができるため、前兆演出において段階が進むことによる興趣を
高めることができる。
以上、本発明の実施例2を説明してきたが、本発明はこの実施例2に限定されるもので
はなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる
ことは言うまでもない。また、実施例1と同一もしくは類似する構成については、実施例
1で説明したものと同様の効果を有するものである。また、実施例1について例示した変
形例についても実施例2に適用可能である。
1 遊技機
11 メイン制御部
21 サブ制御部
22 液晶表示器
26 スピーカ

Claims (1)

  1. 遊技を行う遊技機において、
    特定状態に制御する特定状態制御手段と、
    前記特定状態において加算条件が成立したときに特定数値を加算更新することが可能な特定数値更新手段と、
    前記特定数値を表示可能な特定数値表示手段と、
    特定演出を実行可能な特定演出実行手段と、
    を備え、
    前記特定数値表示手段は、前記特定数値が予め定められた表示限界値となるまで、前記加算条件が成立したときに該特定数値を更新表示可能であり、
    前記特定演出実行手段は、
    前記特定数値が前記表示限界値となる以前であって、前記加算条件が成立して前記特定数値が更新表示されるときに前記特定演出として、更新前の前記特定数値を更新用表示に変化させて表示した後、該更新用表示を更新後の前記特定数値に変化させて表示する演出を実行可能であるとともに、
    前記特定数値が前記表示限界値となった後であって、前記加算条件が成立したときに前記特定演出として、前記表示限界値となっている前記特定数値を更新用表示に変化させて表示した後、該更新用表示を前記表示限界値に変化させて表示する演出を実行可能である、遊技機。
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