JP7008533B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、特定ガス成分を測定するセンサ素子を備えるガスセンサに関する。
自動車等の排気ガスや吸気中の酸素やNOx等の特定ガス成分の濃度を検出するガスセンサとして、固体電解質を用いた板状のセンサ素子を有するものが知られている(特許文献1)。センサ素子の先端側には、この特定ガス成分を検出する検知部、及び検知部を活性化温度に加熱するヒータが設けられている。
又、ガスセンサは、センサ素子の周囲を取り囲む主体金具を有し、主体金具とセンサ素子の隙間を滑石でシールすると共に、センサ素子の先端側の所定の位置の温度が一定になるようにヒータの加熱を制御している。
特開平10-318979号公報
ところで、ガスセンサを小型化するためにセンサ素子の長さを短くすると、滑石がセンサ素子の先端側に近付き、センサ素子の熱が滑石から主体金具へ逃げ易くなる。このとき、滑石をセンサ素子に組み付ける位置は一定でなく、製造誤差内でバラつくため、個々のガスセンサによってセンサ素子からの熱引きの度合も変化してしまう。その結果、センサ素子を加熱するためのヒータの電力が増えたり、加熱時間が長くなってガスセンサの早期活性が困難になるという問題がある。
特に、自動車等の電子部品には低電圧作動が求められており、それに伴ってヒータの作動電圧も加熱に必要な最低限の値に設定されているので、ガスセンサ毎の製造バラツキがあると低電圧作動を実現することが困難になる。
そこで、本発明は、ガスセンサを小型化できると共に、ガスセンサ毎の製造バラツキによるセンサ素子からの熱引きの変動を低減し、ヒータの電力上昇を抑制したガスセンサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のガスセンサは、板状をなして軸線方向に延び、固体電解質体及び該固体電解質体上に形成された一対の電極を備えたセルを少なくとも1つ有する検知部と、前記検知部を加熱するヒータと、を有するセンサ素子と、前記軸線方向に貫通する貫通孔を有し、前記センサ素子の周囲を取り囲む主体金具と、前記主体金具の内側面と前記センサ素子の外表面との間に充填され、前記主体金具と前記センサ素子の隙間をシールする充填部材と、を備え、前記センサ素子が設定温度となるように前記ヒータで加熱されるガスセンサであって、前記セルのうち被測定ガス中の特定ガス成分を検知する検知セルを構成する電極の重なり領域と同位置であって、外乱を与えたときに、前記センサ素子の温度変化が最も少ない位置を温度基準位置としたとき、前記充填部材は、前記センサ素子の前記温度基準位置よりも後端側に位置し、前記軸線方向の前記センサ素子の全長LTが50mm以下、前記充填部材の後端から前記センサ素子の後端までの前記軸線方向の長さLEが13.5mm以上、かつ、前記温度基準位置から前記充填部材の先端までの前記軸線方向の長さLAが5.0mm超、11.5mm以下であることを特徴とする。
このガスセンサによれば、LTを50mm以下とすることでセンサ素子の長さが短くしてガスセンサを小型化すると共に、LEを13.5mm以上とすることで、センサ素子の後端側に形成される例えば電極パッド1の寸法や間隔を確保して端子金具等との電気的接続の信頼性を向上させることができる。
そして、LAが5.0mm超、11.5mm以下の範囲であれば、ガスセンサの組付け時にLAがバラついてもセンサ素子から充填部材への熱引きの変動が小さいので、ヒータの電力上昇を抑制し、低電圧作動も実現できる。
また、このガスセンサによれば、検知セルの内部インピーダンスが温度に比例することに基づき、温度基準位置としても検知セルの温度を正確かつ容易に測定できる。
本発明のガスセンサにおいて、前記LAが6.7mm以上10.7mm以下であるとよい。
このガスセンサによれば、ガスセンサの組付け時にLAがバラついた際、センサ素子から充填部材への熱引きの変動がより小さくなるので、ヒータの電力上昇をさらに抑制できる。
本発明のガスセンサにおいて、前記充填部材は、滑石であるとよい。
滑石は、主体金具の内側面とセンサ素子の外表面との間に充填し易いので、両者の隙間を確実にシールできる。
本発明のガスセンサにおいて、前記充填部材は、第1の充填部材と、該第1の充填部材よりも後端側に充填される第2の充填部材と、を備え、前記センサ素子から最も遠い位置に位置する前記第2の充填部材の後端から前記センサ素子の後端までの前記軸線方向の長さを前記LEとし、前記温度基準位置から、前記センサ素子の先端に最も近い位置に位置する前記第1の充填部材の先端までの前記軸線方向の長さを前記LAとするとよい。
このガスセンサによれば、軸線方向に複数の充填部材を備えた場合に、センサ素子からの熱引きが最も顕著な第1の充填部材を対象としてLAを規定することで、複数の充填部材を備えた場合にもヒータの電力上昇を抑制し、低電圧作動も実現できる。
又、センサ素子から最も遠い第2の充填部材を対象としてLEを規定することで、複数の充填部材を備えた場合にも端子金具等との電気的接続の信頼性を向上できる。
この発明によれば、ガスセンサを小型化できると共に、ガスセンサ毎の製造バラツキによるセンサ素子からの熱引きの変動を低減し、ヒータの電力上昇を抑制したガスセンサが得られる。
本発明の実施形態に係るガスセンサの軸線方向に沿う断面図である。 センサ素子の軸線方向に沿う断面図である。 図1の部分拡大図である。 長さLAを種々に変えたとき、ヒータの通電電圧の変化率を示す図である。 温度基準位置を測定する方法を示す図である。 図5に続く図である。 充填部材を複数備えたガスセンサにおけるセンサ素子の軸線方向に沿う断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るガスセンサ(NOxセンサ)1の軸線O方向に沿う全体断面図、図2はセンサ素子10の軸線O方向に沿う断面図、図3は図1の部分拡大図を示す。なお、図1及び図3は、軸線O方向に沿うと共に、検知部11の板厚方向Tに沿う断面図である。
このガスセンサ1は、自動車や各種内燃機関の排気ガス中の酸素濃度を検出するNOxセンサである。
図1において、ガスセンサ1は、排気管に固定されるためのねじ部139が外表面に形成された筒状の主体金具138と、軸線O方向(ガスセンサ1の長手方向:図中上下方向)に延びる板状形状をなすセンサ素子10と、センサ素子10の径方向周囲を取り囲むように配置される筒状のセラミックスリーブ106と、自身の先端側の内部空間に、センサ素子10の後端部の周囲を取り囲む状態で配置されるセラミック製筒状の先端側セパレータ90と、先端側セパレータ90を軸線O方向に貫通する挿通孔90hに挿通されて保持される6個の先端側端子金具20、30(図1では、4個のみを図示)と、セラミック製筒状の後端側セパレータ95と、後端側セパレータ95に保持される6個の後端側端子金具40(図1では、2個のみを図示)と、を備えている。
又、後端側セパレータ95は、先端側セパレータ90の後端側に接して配置され、互いに接続されている。先端側セパレータ90は保持部材169を介して外筒144の内部に保持されると共に、後端側セパレータ95がグロメット170に当接している。そして、グロメット170の弾性力により後端側セパレータ95が先端側セパレータ90を先端側へ押圧して保持部材169へ係止している。
各先端側端子金具20、30はセンサ素子10の後端側の外表面に対向し、この外表面に形成された電極パッド10aに電気的に接続される。そして、各先端側端子金具20、30の後端側に後端側端子金具40が連結(接続)され、後端側端子金具40の後端側にはそれぞれリード線146が接続されている。
また、電極パッド10aは、センサ素子10の後端側の両面にそれぞれ幅方向に3つ並んでいる。各電極パッド10aは、例えばPtを主体とする焼結体として形成することができる。
一方、センサ素子10の先端の検知部11は、アルミナ等の多孔質保護層14で覆われている。又、センサ素子10の外面には検知部11に連通するスリット状のガス導入部13が設けられており、ガス導入部13は外部から検知部11にガスを流入可能になっている。
検知部11については後述する。
なお、板状のセンサ素子は、筒状のセンサ素子に比べて熱容量が小さく、センサ素子の熱が主体金具側に逃げ易い(熱引き)。そこで、本発明は熱引きの問題がより顕著になる板状のセンサ素子を対象とする。
主体金具138は、ステンレスから構成され、軸線方向に貫通する貫通孔154を有し、貫通孔154の径方向内側に突出する棚部152を有する略筒状形状に構成されている。この貫通孔154には、センサ素子10の先端側の検知部の先端が自身の先端と面一、または後端側になるように当該センサ素子10が配置され、検知部が貫通孔154に臨んでいる。
さらに、棚部152は、軸線方向に垂直な平面に対して傾きを有する内向きのテーパ面として形成されている。
なお、主体金具138の貫通孔154の内部には、検知部より後端側のセンサ素子10の径方向周囲を取り囲む状態で略環状形状のアルミナ製のセラミックホルダ151、粉末充填層153(以下、滑石リング153ともいう)、および上述のセラミックスリーブ106がこの順に先端側から後端側にかけて積層されている。
粉末充填層153は、一般に天然鉱石を粉砕して得られたタルク(含水珪酸マグネシウム[MgSi10(OH)])を主成分(50質量%以上)とする滑石粉末から形成できる。又、これ以外の不純物として、例えば、マグネサイト等からなる不純物を約0.3~5重量%含む広西タルクや、マグネサイト、ドロマイト等の不純物を約1~30重量%含む海城タルクを用いることもできる。
粉末充填層153が特許請求の範囲の「充填部材」に相当する。
また、セラミックスリーブ106と主体金具138の後端部140との間には、加締めパッキン157が配置されている。なお、主体金具138の後端部140は、加締めパッキン157を介してセラミックスリーブ106を先端側に押し付けるように、加締められている。
一方、図1に示すように、主体金具138の先端側(図1における下方)外周には、センサ素子10の突出部分を覆うと共に、複数の孔部を有する金属製(例えば、ステンレスなど)二重のプロテクタである、外部プロテクタ142および内部プロテクタ143が溶接等によって取り付けられている。
主体金具138の後端側外周には、外筒144が固定されている。また、後端側端子金具40の後端側にはそれぞれリード線146が接続され、リード線146は後端側セパレータ95の後端側へ引き出されている。
そして、外筒144の後端側(図1における上方)の開口部には、後端側セパレータ95から引き出された6本のリード線146(図1では2本のみを表示)が挿通されるリード線挿通孔170hが形成された、ゴム製のグロメット170が配置されている。
次に、図2を参照し、センサ素子10について説明する。
センサ素子10は、軸線O方向の先端側から、第1測定室S1に導入される被検出ガス中の酸素の汲み出し又は汲み入れを行う第1ポンプセル15と、第1測定室S1の酸素濃度を検出する酸素濃度検出セル16と、第1測定室S1に連通するNOx測定室S2に流入され、酸素濃度が調整されたガス中のNOx濃度に応じた第2ポンピング電流が流れる第2ポンプセル17とを、この順に備えている。
第1ポンプセル15は、第1固体電解質体15c及びその両面に形成された一対の電極15a、15bを有する。酸素濃度検出セル16は、第3固体電解質体16c及びその両面に形成された一対の電極16a、16bを有する。第2ポンプセル17は、第2固体電解質体17cに形成された一対の電極17a、17bを有する。
センサ素子10が備えるすべてのセル15~17を検知部11とする。
さらに、第2固体電解質体17cの外側(第1ポンプセル15と反対側)に、アルミナ絶縁層51,52で挟まれたヒータ50が積層されている。ヒータ50は、軸線O方向に第1ポンプセル15よりも先端側から、電極17bの先端に重なる位置まで延びている。
ヒータ50は、検知部11のうち、セル16が設定温度となるように加熱する。
本実施形態では温度基準位置Mは、センサ素子10の外表面に位置する。
なお、セル16の形成領域Rとは、軸線O方向に一対の電極16a、16bの重なり領域をいう。
温度基準位置Mは、次のようにして測定することができる。
(1)まず、センサ素子10につき通常の温度制御をする。本例では、セル16の内部インピーダンスが温度に比例することに基づき、セル16の温度が設定温度となるようにヒータ50を通電制御する。
(2)このときのセンサ素子10の外表面の軸線O方向の温度分布をベースラインとし、熱画像計測装置(サーモカメラなど)で複数回(本例では30回)連続取得する。
(3)外乱として、センサ素子10の先端に別の熱源(セラミックヒータ等)を近接させて加熱する。これにより、センサ素子10の外表面の温度勾配が変化するが、このときの温度分布を外乱とみなし、(2)と同一の回数(30回)連続取得する。図5は、ベースラインおよび外乱のそれぞれ30回測定分の温度分布を示す。
(4)(2)と(3)の温度分布を比較し、最も温度変化が少なかった場所を温度基準位置Mとする。具体的には、図6に示すように、(2)、(3)で得られた各温度分布データのうち、軸線O方向に同じ位置の(2)と(3)のデータを加算し、合計60個のデータについて、標準偏差を求め、最も偏差が小さい軸線O方向の位置を温度基準位置Mとする。
(5)上記測定はセンサ素子10の軸線O方向、幅方向の両方で実施する。
ここで、図2の各セル15~17の積層方向が検知部11の板厚方向Tであり、図2の紙面に垂直な方向が検知部11の板幅方向である。そして、センサ素子10の板厚方向Tに沿う両側面には、それぞれ軸線O方向にスリット状に延びるガス導入部13が開口している。ガス導入部13は、電極15a付近に配置されて第1測定室S1に連通し、外部から第1測定室S1を通って検知部11にガスを流入可能になっている。
なお、センサ素子10は、以下のようにしてNOx濃度を検知する。まず、酸素濃度検出セル16の電極間の電位差が425mV付近で一定となるように、第1ポンプセル15にて第1測定室S1と外部との間で酸素の汲み出し又は汲み入れを行う。
このように、第1測定室S1において酸素濃度が調整された被検出ガスは、第2測定室S2内に導入される。第2測定室S2内で被検出ガス中のNOxは、第2ポンプセル17の電極17bに曝され、電極17bを触媒としてNとOに分解(還元)される。このとき、第2ポンプセル17を流れる電流は、NOx由来の電流および残留酸素由来の電流となる。
ここで、第1測定室S1で汲み残された残留酸素の濃度は上記のように所定値に調整されているため、その残留酸素由来の電流は略一定とみなすことができ、NOx由来の電流の変動に対し影響は小さく、第2ポンプセル17を流れる電流はNOx濃度に比例することとなる。
次に、図3を参照し、本発明の特徴部分について説明する。
図3に示すように、軸線O方向に見て、センサ素子10の全長LTが50mm以下、粉末充填層153の後端153eからセンサ素子10の後端10eまでの長さLEが13.5mm以上、温度基準位置Mのから粉末充填層153の先端153fの長さLAが5.0mm超、11.5mm以下である。
ここで、全長LTは、多孔質保護層14を含まない長さとする。
又、図3に示すように、セラミックスリーブ106に接する粉末充填層153の後端側は、最後端153tから先端部153sに向かって広がるテーパ状になっている。そこで、最後端153tと先端部153sとの軸線O方向の中点を、後端153eとみなす。同様に、セラミックホルダ151に接する粉末充填層153の先端側は、最先端153uから後端部153vに向かって窄まるテーパ状になっている。そこで、最先端153uと後端部153vとの軸線O方向の中点を、先端153fとみなす。
LTが50mmを超えると、センサ素子10の長さが長くなってガスセンサ1の小型化を図ることが困難になる。
LEが13.5mm未満であると、電極パッド10aの寸法や各電極パッド10aの間の間隔が短くなり過ぎ、端子金具20、30との電気的接続の信頼性が低下したり、ショートを生じるおそれがある。
なお、LEを13.5mm以上に規定しても、粉末充填層153の後端側を支持する支持部材(図3ではセラミックスリーブ106)の軸線O方向の厚みが厚すぎると、端子金具20、30との電気的接続の信頼性が低下するおそれがある。そこで、上記支持部材の最大厚みtsを5.5mm以下とする事が好ましい。上記支持部材が軸線O方向に複数個積層されている場合は、その積層体の最大厚みをtsとする。
図4は、後述する実施例における、LAを変化させたときのヒータ50の通電(加熱)電圧の変化率を示す。LAが5.0mm以下になると、通電電圧の設計値を基準としたときの電圧変化率が5%を超え、ヒータ50の電力が上昇し、低電圧作動を実現することが困難になることがわかる。
一方、LAが11.5mmを超えると、ガスセンサ1の小型化のためには、その分だけ粉末充填層153の軸線O方向の長さを短く調整せざるを得ず、その場合には主体金具138とセンサ素子10の隙間のシール性が低下する。
以上のように、LTを50mm以下とすることでガスセンサ1を小型化できると共に、LAが5.0mm超、11.5mm以下の範囲であれば、ガスセンサの組付け時にLAがバラついてもセンサ素子10から粉末充填層153への熱引きの変動が小さいので、ヒータ50の電力上昇を抑制できる。その結果、低電圧作動も実現できる。
LAが6.7mm以上10.7mm以下であると、ヒータ50の通電(加熱)電圧の変化率が3%以下となり、ヒータ50の電力上昇をさらに抑制できる。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
セル16の形成領域Rに温度基準位置Mが位置するようにしてもよい。つまり、セルの内部インピーダンスが温度に比例することに基づき、特定のセルを温度基準位置Mとし、そのセルの温度が設定温度となるようにヒータ50を通電制御し、その代わりに、所定の温度基準位置Mを予め決め、その位置におけるヒータ50自身の電気抵抗をモニタし、電気抵抗が温度に比例することに基づき、その温度が設定温度となるようにヒータ50を通電制御してもよい。又、セル16以外のセル17の形成領域に温度基準位置Mが位置するようにしてもよい。
又、図7に示すように、センサ素子10Bが軸線O方向に複数の充填部材253、255を備えてもよい。図7に示すセンサ素子10Bにおいて、主体金具138の内部には、図1と同様のセラミックホルダ151と、第1の充填部材253と、筒状のセラミックリング254と、第2の充填部材255と、図1と同様のセラミックスリーブ106とをこの順に先端側から後端側にかけて積層されている。
第1の充填部材253及び第2の充填部材255は、図1のセンサ素子10と同様、主体金具138の内周面とセンサ素子10Bの外周面との間に充填される粉末充填層(滑石リング)であって、主体金具138と前センサ素子10Bとの隙間をシールするものである。
なお、セラミックホルダ151、セラミックリング254及びセラミックスリーブ106と、センサ素子10Bとの間には、センサ素子10Bを挿通するために若干の隙間が形成されており、センサ素子10Bからの熱引きは主として充填部材253、255との間で生じる。
ここで、各充填部材253、255のうち、センサ素子10Bの先端に最も近い位置に位置する第1の充填部材253がセンサ素子10Bからの熱引きが最も顕著であり、熱引きによるヒータの電力上昇に最も影響を与える。
そこで、この第1の充填部材253を対象として、上記したLAを規定することで、センサ素子10Bが複数の充填部材253、255を備えていても、ヒータの電力上昇を抑制し、低電圧作動も実現できる。
具体的には、温度基準位置Mから、第1の充填部材253の先端253fまでの軸線O方向の長さをLAとする。
なお、図3の粉末充填層153と同様、充填部材253の先端側が最先端253uから後端部253vに向かって窄まるテーパ状になっている場合、最先端253uと後端部253vとの軸線O方向の中点を、先端253fとみなす。
又、各充填部材253、255のうち、センサ素子10Bから最も遠い位置に位置する第2の充填部材255を対象として、上記したLEを規定することで、センサ素子10Bが複数の充填部材253、255を備えていても、端子金具等との電気的接続の信頼性を向上できる。
具体的には、第2の充填部材255の後端255eからセンサ素子10Bの後端10eまでの軸線O方向の長さをLEとする。
なお、図3の粉末充填層153と同様、第2の充填部材255の後端側が最後端255tから先端部255sに向かって広がるテーパ状になっている場合、最後端255tと先端部255sとの軸線O方向の中点を、後端255eとみなす。
充填部材がセンサ素子の軸線方向に3個以上設けられた場合も同様であり、センサ素子10Bの先端に最も近い充填部材を対象としてLAを規定し、センサ素子10Bから最も遠い充填部材を対象としてLEを規定すればよい。
又、ガスセンサとしては、NOxセンサの他、酸素センサ、全領域ガスセンサが挙げられる。
充填部材は、滑石などの粉末充填部材の他、ガラス等を用いることもできる。
図1に示すガスセンサ1を、LT=38mm、LEを13.5mm以上とし、LAを種々に変えて製造した。温度基準位置Mは上述の方法で求めた。各ガスセンサ1につき、通常の温度制御をしたときのヒータ50の通電電圧の最大値を測定し、基準センサ(LA=7.7mm)のヒータ50の通電電圧を1として電圧変化率を求めた。
得られた結果を図4に示す。
LAが5.0mmを超えると電圧変化率が5%以下となった。又、LAが6.7mm以上10.7mm以下であると電圧変化率が3%以下となった。
1 ガスセンサ
10 センサ素子
10e センサ素子の後端
11 検知部
15~17 セル
15a、15b、16a、16b、17a、17b 一対の電極
15c~17c 固体電解質体
50 ヒータ
138 主体金具
154 主体金具の貫通孔
153,253,255 充填部材
253 第1の充填部材
255 第2の充填部材
153e、255e 充填部材の後端
153f、253f 充填部材の先端
M 温度基準位置
O 軸線

Claims (4)

  1. 板状をなして軸線方向に延び、固体電解質体及び該固体電解質体上に形成された一対の電極を備えたセルを少なくとも1つ有する検知部と、前記検知部を加熱するヒータと、を有するセンサ素子と、
    前記軸線方向に貫通する貫通孔を有し、前記センサ素子の周囲を取り囲む主体金具と、
    前記主体金具の内側面と前記センサ素子の外表面との間に充填され、前記主体金具と前記センサ素子の隙間をシールする充填部材と、を備え、前記センサ素子が設定温度となるように前記ヒータで加熱されるガスセンサであって、
    前記セルのうち被測定ガス中の特定ガス成分を検知する検知セルを構成する電極の重なり領域と同位置であって、外乱を与えたときに、前記センサ素子の温度変化が最も少ない位置を温度基準位置としたとき、
    前記充填部材は、前記センサ素子の前記温度基準位置よりも後端側に位置し、
    前記軸線方向の前記センサ素子の全長LTが50mm以下、
    前記充填部材の後端から前記センサ素子の後端までの前記軸線方向の長さLEが13.5mm以上、
    かつ、前記温度基準位置から前記充填部材の先端までの前記軸線方向の長さLAが5.0mm超、11.5mm以下であることを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記LAが6.7mm以上10.7mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記充填部材は、滑石であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガスセンサ。
  4. 前記充填部材は、第1の充填部材と、該第1の充填部材よりも後端側に充填される第2の充填部材と、を備え、
    前記センサ素子から最も遠い位置に位置する前記第2の充填部材の後端から前記センサ素子の後端までの前記軸線方向の長さを前記LEとし、
    前記温度基準位置から、前記センサ素子の先端に最も近い位置に位置する前記第1の充填部材の先端までの前記軸線方向の長さを前記LAとすることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のガスセンサ。
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