JP7008524B2 - グラウト材の注入方法 - Google Patents
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Description
流路とを各々合流させることで複数並列した流路として設置され、分岐した前記A液の流路と分岐した前記B液の流路とに、前記第1のポンプ及び前記第2のポンプとは別個に補助ポンプを設置したことを特徴とする。
図1は、本発明のグラウト材の注入方法を実施する際に用いる施工システムの第1実施形態を示す図である。施工システム10は、例えば共用中の鉄道トンネルの裏込注入工事や、導水路の裏込注入工事などに用いられる。
図1に示す施工システムを実施するにあたり、グラウト材のブースト圧送試験を行った。図3は、グラウト材のブースト圧送試験で用いた試験装置の一例を示す。
第1実施形態の施工システムで適用した複数点注入工法では、A液及びB液の圧送流路は、施工箇所毎に異なる長さとなる。A液及びB液を圧送する流路長が異なると、A液及びB液の圧送状態が各流路で異なる可能性がある。その結果、各施工箇所に注入されるグラウト材の性能が低下する恐れが生じる。したがって、図1に示す施工システムと同様にA液の配管とB液の配管とを分岐させた構成の試験装置を設け、補助ポンプ(エアダイヤフラムポンプ)の駆動前後でのA液及びB液の流量変化の試験を行った。なお、A液の配管とB液の配管に設置した補助ポンプは同一である。この実験では、補助ポンプの駆動前においてA液の流量をB液の流量よりも大きくし、流量比のバランスを意図的に崩した状態とした。本実施例での実験結果を表3に示す。
以下、第2実施形態について説明するが、第1実施形態に示す要素と同一又は同様の要素には同一の符号を付して重複説明を省略する。
図6に示す施工システムと同一構成の試験装置を用いて圧送試験を行った。この試験装置では、スタティックミキサ13を通過した後のグラウト材の流路の分岐流路のうち、一方の流路のみに補助ポンプを設置し、各々の分岐流路における吐出量を計測した。表4は、各流路におけるグラウト材の吐出量(流量)と、各流路におけるフロー値とをまとめた表である。表4において、分岐された流路のうち、補助ポンプを設置していない流路を第1流路、補助ポンプを設置した流路を第2流路としている。また、表4においては、第2流路に設置した補助ポンプを作動させない場合を「例1」、補助ポンプによる吐出量を50L/minとした場合を「例2」、補助ポンプによる吐出量を100L/minとした場合を「例3」、補助ポンプによる吐出量を83L/minとした場合を「例4」としている。なお、補助ポンプにおける吐出量は、補助ポンプの最大吐出量の20%を最大とした。
図7は、グラウト材注入方法の施工システムの第3実施形態を示す図である。第3実施形態に示す施工システム10bは、第1実施形態の施工システム10、第2実施形態の施工システム10aと同様に、例えば共用中の鉄道トンネルの裏込注入工事や、導水路の裏込注入工事などに用いられる。図7に示す施工システム10bは、A液送出部11からの圧送配管とB液送出部12からの圧送配管とを2つの圧送配管に各々分岐させ、同時にグラウト材の圧送配管も2つの圧送配管に分岐させている。つまり、A液の圧送配管とB液の圧送配管とが合流したときには、グラウト材の圧送配管の数は2つとなるが、グラウト材の圧送配管が2つの圧送配管にさらに分岐されることで、グラウト材の圧送配管は4つとなり、これら圧送配管が並列に配置される。なお、A液の圧送配管、B液の圧送配管及びグラウト材の圧送配管の分岐数は3以上としてもよい。
以下、1つの補助ポンプを用いて2つの圧送配管の内部を圧送される液体を同時に圧送する場合について、図8に示す施工システムに適用した場合について説明する。なお、図8に示す施工システム10cは、図1に示す施工システム10に、以下に説明する補助ポンプ19aを適用した場合の施工システムを示す。したがって、図8に示す施工システムにおいて、図1に示す施工システムと同一の構成については、重複説明を避けるため、説明を省略する。
以下、第1から第3実施形態の施工システムの補助ポンプとして使用されるエアダイヤフラムポンプについて説明する。なお、図2及び図9に示すエアダイヤフラムポンプと同一の構成については、重複説明を避けるため、説明を省略する。
11,41…A液送出部
12,42…B液送出部
13,44…スタティックミキサ
14…動態管理装置
15…注入管理装置
16…記録用PC
17…測定器
18…流量・圧力測定装置
19,43…補助ポンプ
21,51…グラウトミキサ
22,24,53,56…注入ポンプ
23,54…アジテータ
30…エアダイヤフラムポンプ
40…試験装置
45,46…還流路
52,55…検出器
57…記録部
Claims (5)
- 硬化発現材を含む懸濁液としてのA液を第1のポンプを用いて、可塑剤を含むB液を第2のポンプを用いて各々長距離圧送し、各ポンプにより圧送された前記A液及び前記B液を合流混合させることで可塑状に変質したグラウト材を施工箇所に注入するグラウト材の注入方法であって、
前記A液の流路及び前記B液の流路は、分岐数が同一数となるように各々分岐され、
前記グラウト材の流路は、分岐した前記A液の流路と分岐した前記B液の流路とを合流させることで複数並列した流路として設置され、
分岐した前記A液の流路と分岐した前記B液の流路とに、前記第1のポンプ及び前記第2のポンプとは別個に補助ポンプを設置したことを特徴とするグラウト材の注入方法。 - 請求項1に記載のグラウト材の注入方法において、
前記グラウト材の流路は、複数の前記施工箇所に向けた複数の流路に分岐され、
分岐された前記グラウト材の流路に前記補助ポンプを設置したことを特徴とするグラウト材の注入方法。 - 硬化発現材を含む懸濁液としてのA液を第1のポンプを用いて、可塑剤を含むB液を第2のポンプを用いて各々長距離圧送し、各ポンプにより圧送された前記A液及び前記B液を合流混合させることで可塑状に変質したグラウト材を施工箇所に注入するグラウト材の注入方法であって、
前記グラウト材の流路は、複数の前記施工箇所の各々に向けた流路に分岐され、
分岐された前記グラウト材の流路に前記第1のポンプ及び前記第2のポンプとは別個に補助ポンプを設置したことを特徴とするグラウト材の注入方法。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のグラウト材の注入方法において、
前記補助ポンプは、エアダイヤフラムポンプであることを特徴とするグラウト材の注入方法。 - 請求項4に記載のグラウト材の注入方法において、
前記補助ポンプは、
吸入口及び排出口を各々有する並列配置された2つの送出経路と、
前記2つの送出経路の略中央に各々に設けられた中空空間を、前記吸入口と前記排出口とに連通される第1空間と、圧縮空気の流入及び排出を行う第2空間とに仕切るダイヤフラムと、
前記2つの送出経路に設けたダイヤフラムを両端部に固着し、前記2つの送出経路の一方の送出経路に設けた第2空間への圧縮空気の送り込みに起因したダイヤフラムの動作を、他方の送出経路に設けたダイヤフラムに伝達する伝達部材と、
を有し、
前記補助ポンプは、前記2つの送出経路が有する第2空間への圧縮空気の送り込みを交互に実行することで前記ダイヤフラムを往復動させて、前記2つの送出経路における液体の送出を個別に行うことを特徴とするグラウト材の注入方法。
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