JP7008465B2 - 内燃機関の可変動弁機構 - Google Patents
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Description
リンクアームが第一位置に配されたときにリンクアームに係合する機構であって、該係合によりリンクアームの軸長方向への変位を抑制し、第二アームがレール溝に係合してリンクアームが第一位置から第二位置に変位するときにはその変位力により該機構とリンクアームとの係合が解除される第一係合機構と、リンクアームが第二位置に配されたときにリンクアームに係合する機構であって、該係合によりリンクアームの軸長方向への変位を抑制し、第一アームがレール溝に係合してリンクアームが第二位置から第一位置に変位するときにはその変位力により該機構とリンクアームとの係合が解除される第二係合機構と、を備え、
第一係合機構は、リンクアームの軸長方向一方への変位可能範囲を第一位置までに規制する第一規制部と、リンクアームが第一位置に配されたときにリンクアームの軸長方向他方への変位を抑制する第一抑制部とを備え、該規制と該抑制とによりリンクアームに係合し、第二係合機構は、リンクアームの軸長方向他方への変位可能範囲を第二位置までに規制する第二規制部と、リンクアームが第二位置に配されたときにリンクアームの軸長方向一方への変位を抑制する第二抑制部とを備え、該規制と該抑制とによりリンクアームに係合し、
リンクアームは、相対的に軸長方向他方側にある第一部位と、相対的に軸長方向一方側にある第二部位とを備え、第一部位と第二部位との間に、支持シャフトから突出した規制部材が設置され、規制部材の軸長方向他方側の端面が第一規制部であり、リンクアームが第一位置よりも軸長方向一方に変位しようとしたときには第一部位が第一規制部に当接し、規制部材の軸長方向一方側の端面が第二規制部であり、リンクアームが第二位置よりも軸長方向他方に変位しようとしたときには第二部位が第二規制部に当接することを特徴とする。
[i]第一抑制部は、リンクアームが第一位置に配されたときに弾性力でリンクアームを軸長方向一方に付勢することでリンクアームの軸長方向他方への変位を抑制し、第二抑制部は、リンクアームが第二位置に配されたときに弾性力でリンクアームを軸長方向他方に付勢することでリンクアームの軸長方向一方への変位を抑制する態様。
[ii]第一抑制部は、リンクアームが第一位置に配されたときにリンクアームと第一抑制部との当接部の軸長方向他方側に配されることでリンクアームの軸長方向他方への変位を抑制し、第二抑制部は、リンクアームが第二位置に配されたときにリンクアームと第二抑制部との当接部の軸長方向一方側に配されることでリンクアームの軸長方向一方への変位を抑制する態様。
なお、これら2つの態様の両方を兼ね備えた態様で実施することもできる。
但し、これに限定されず、例えば、シリンダヘッド等に弾性部材が取り付けられた態様や、弾性部材を2つ備え、一方の弾性部材に第一抑制部が設けられ、他方の弾性部材に第二抑制部が設けられた態様や、弾性部材に取り付けられたパッドに第一又は第二抑制部が設けられた態様等、種々の態様で実施できる。
但し、これに限定されず、例えば、第一又は第二抑制部が1つのみである態様等、種々の態様で実施できる。
但し、これに限定されず、例えば、伝達機構は、支持シャフトに軸長方向に変位可能に軸支されたロッカアームを備え、該ロッカアームに入力部が形成され、該ロッカアーム自体がリンクアームと一緒に軸長方向に変位する態様等、種々の態様で実施できる。
但し、これに限定されず、例えば、バルブ毎にロッカアームが設けられた態様や、2つのバルブを駆動する1つのロッカアームに入力部が1つのみ取り付けられた態様等、種々の態様で実施できる。
[i]カムシャフトには前記所定の駆動カムとはプロフィールが異なる第二駆動カムが設けられ、リンクアームが第二位置に変位すると、入力部が第二駆動カムに当接することで、伝達機構は第二駆動カムの力をバルブに伝達するようになる態様。
[ii]カムシャフトにはノーズを備えない円カムが設けられ、リンクアームが第二位置に変位すると、入力部が円カムに当接することで、伝達機構はバルブに力を伝達しなくなる態様。
2 支持シャフト
3 リンクアーム
4 回動装置
5 伝達機構
6 規制部材
7 弾性部材
11 第一駆動カム(所定の駆動カム)
15 レール溝
31 第一アーム
32 第二アーム
35 第一筒状部(第一部位)
38 第二筒状部(第二部位)
51 入力ローラ(入力部)
53 ロッカアーム
61 第一規制部
62 第二規制部
71 第一抑制部
72 第二抑制部
101 可変動弁機構
109 バルブ
d1 軸長方向一方
d2 軸長方向他方
e1 第一係合機構
e2 第二係合機構
p1 第一位置
p2 第二位置
r1 回動方向一方
r2 回動方向他方
Claims (7)
- 内燃機関の回転に従い回転する軸体であって、駆動カム(11)と周方向に延びる複数本の溝からなるレール溝(15)とが形成されたカムシャフト(1)と、
カムシャフト(1)と平行に延びる支持シャフト(2)と、
支持シャフト(2)にその軸長方向に変位可能に軸支された可動体であって、レール溝(15)に択一的に係合する第一アーム(31)及び第二アーム(32)を備え、軸周方向一方(r1)に回動すると第二アーム(32)とレール溝(15)との係合が解除されてから第一アーム(31)がレール溝(15)に係合することで相対的に軸長方向一方(d1)側の第一位置(p1)に変位し、軸周方向他方(r2)に回動すると第一アーム(31)とレール溝(15)との係合が解除されてから第二アーム(32)がレール溝(15)に係合することで相対的に軸長方向他方(d2)側の第二位置(p2)に変位するリンクアーム(3)と、
リンクアーム(3)を回動させる回動装置(4)と、
カムシャフト(1)からバルブ(109)にまで延びる機構であって、リンクアーム(3)と一緒に軸長方向(d1,d2)に変位する入力部(51)を備え、リンクアーム(3)が第一位置(p1)に変位すると、入力部(51)が所定の駆動カム(11)に当接するようになることで、該駆動カム(11)の力をバルブ(109)に伝達するようになり、リンクアーム(3)が第二位置に変位すると、入力部(51)が該所定の駆動カム(11)に当接しなくなることで、該駆動カム(11)の力をバルブ(109)に伝達しなくなる伝達機構(5)と、を備えた内燃機関の可変動弁機構において、
リンクアーム(3)が第一位置(p1)に配されたときにリンクアーム(3)に係合する機構であって、該係合によりリンクアーム(3)の軸長方向(d1,d2)への変位を抑制し、第二アーム(32)がレール溝(15)に係合してリンクアーム(3)が第一位置(p1)から第二位置(p2)に変位するときにはその変位力により該機構とリンクアーム(3)との係合が解除される第一係合機構(e1)と、
リンクアーム(3)が第二位置(p2)に配されたときにリンクアーム(3)に係合する機構であって、該係合によりリンクアーム(3)の軸長方向(d1,d2)への変位を抑制し、第一アーム(31)がレール溝(15)に係合してリンクアーム(3)が第二位置(p2)から第一位置(p1)に変位するときにはその変位力により該機構とリンクアーム(3)との係合が解除される第二係合機構(e2)と、を備え、
第一係合機構(e1)は、リンクアーム(3)の軸長方向一方(d1)への変位可能範囲を第一位置(p1)までに規制する第一規制部(61)と、リンクアーム(3)が第一位置(p1)に配されたときにリンクアーム(3)の軸長方向他方(d2)への変位を抑制する第一抑制部(71)とを備え、該規制と該抑制とによりリンクアーム(3)に係合し、
第二係合機構(e2)は、リンクアーム(3)の軸長方向他方(d2)への変位可能範囲を第二位置(p2)までに規制する第二規制部(62)と、リンクアーム(3)が第二位置(p2)に配されたときにリンクアーム(3)の軸長方向一方(d1)への変位を抑制する第二抑制部(72)とを備え、該規制と該抑制とによりリンクアーム(3)に係合し、
リンクアーム(3)は、相対的に軸長方向他方(d2)側にある第一部位(35)と、相対的に軸長方向一方(d1)側にある第二部位(38)とを備え、
第一部位(35)と第二部位(38)との間に、支持シャフト(2)から突出した規制部材(6)が設置され、
規制部材(6)の軸長方向他方(d2)側の端面が第一規制部(61)であり、リンクアーム(3)が第一位置(p1)よりも軸長方向一方(d1)に変位しようとしたときには第一部位(35)が第一規制部(61)に当接し、
規制部材(6)の軸長方向一方(d1)側の端面が第二規制部(62)であり、リンクアーム(3)が第二位置(p2)よりも軸長方向他方(d2)に変位しようとしたときには第二部位(38)が第二規制部(62)に当接することを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。 - 第一抑制部(71)は、リンクアーム(3)が第一位置(p1)に配されたときに弾性力でリンクアーム(3)を軸長方向一方(d1)に付勢することでリンクアーム(3)の軸長方向他方(d2)への変位を抑制し、
第二抑制部(72)は、リンクアーム(3)が第二位置(p2)に配されたときに弾性力でリンクアーム(3)を軸長方向他方(d2)に付勢することでリンクアーム(3)の軸長方向一方(d1)への変位を抑制する請求項1記載の内燃機関の可変動弁機構。 - 第一抑制部(71)は、リンクアーム(3)が第一位置(p1)に配されたときにリンクアーム(3)と第一抑制部(71)との当接部の軸長方向他方(d2)側に配されることでリンクアーム(3)の軸長方向他方(d2)への変位を抑制し、
第二抑制部(72)は、リンクアーム(2)が第二位置(p2)に配されたときにリンクアーム(3)と第二抑制部(72)との当接部の軸長方向一方(d1)側に配されることでリンクアーム(3)の軸長方向一方(d1)側への変位を抑制する請求項1又は2記載の内燃機関の可変動弁機構。 - 規制部材(6)に一の弾性部材(7)が取り付けられ、該一の弾性部材(7)に、第一抑制部(71)と第二抑制部(72)とが設けられた請求項1~3のいずれか一項に記載の内燃機関の可変動弁機構。
- 第一抑制部(71)には、第一部位(35)に作用する一方の第一抑制部(71)と、第二部位(38)に作用する他方の第一抑制部(71)とがあり、
第二抑制部(72)には、第二部位(38)に作用する一方の第二抑制部(72)と、第一部位(35)を作用する他方の第二抑制部(72)とがある請求項1~4のいずれか一項に記載の内燃機関の可変動弁機構。 - 伝達機構(5)は、支持シャフト(2)に軸長方向に変位不能に軸支されたロッカアーム(53)を備え、ロッカアーム(53)に入力部(51)が軸長方向に相対変位可能に取り付けられた請求項1~5のいずれか一項に記載の内燃機関の可変動弁機構。
- 1つのロッカアーム(53)で2つのバルブ(109)を駆動し、該1つのロッカアーム(53)には、2つの入力部(51)が軸長方向に並べて取り付けられ、
カムシャフト(1)には、入力部(51)毎に前記所定の駆動カム(11)が設けられた請求項6記載の内燃機関の可変動弁機構。
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JP2017202931A JP7008465B2 (ja) | 2017-10-19 | 2017-10-19 | 内燃機関の可変動弁機構 |
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JP2019078168A JP2019078168A (ja) | 2019-05-23 |
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Citations (4)
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JP2006520869A (ja) | 2003-03-21 | 2006-09-14 | アウディー アーゲー | シリンダーヘッドを備えた内燃機関のバルブ機構 |
JP2010180764A (ja) | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の可変動弁装置 |
JP2014224496A (ja) | 2013-05-16 | 2014-12-04 | 株式会社オティックス | 内燃機関の可変動弁機構 |
JP2016125354A (ja) | 2014-12-26 | 2016-07-11 | スズキ株式会社 | 内燃機関の可変動弁装置 |
-
2017
- 2017-10-19 JP JP2017202931A patent/JP7008465B2/ja active Active
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