JP7008223B2 - 薬剤散布方法 - Google Patents

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Description

本発明は、薬剤散布方法に関し、特に農業用ハウスにおける薬剤散布方法に関する。
農作物等の植物体を育成する環境を制御するために、ビニールハウス又はパイプハウス等と呼ばれる小屋(ハウス本体)によって構成された農業用ハウスが用いられている。この種の農業用ハウスでは、太陽光の入射を可能にして外部環境を取り込みながらも、温度、湿度又は照度等の農業用ハウスの内部環境を管理することによって、植物体の育成に適した育成環境を構築している。
農業用ハウスは、植物体を栽培する空間が閉鎖空間であることから、いったん病害が発生すると農業用ハウス内全体に病害が蔓延し、植物体が全滅するおそれがある。そこで、従来、農業用ハウスでは、病害を防除するために薬剤を散布することが行われている(例えば特許文献1)。
特開2011-104497号公報
しかしながら、農業用ハウスにおいて薬剤を散布する際、適切な量の薬剤を散布することが難しく、薬剤による十分な効果を上げるために、必要以上の量で薬剤を散布してしまうことが多い。このため、過剰な量の薬剤を散布することになり、作業者の人体に悪影響を及ぼしたり環境に負荷をかけてしまったりする。
また、薬剤は、植物体の葉裏及び成長点付近に付着させることが望ましいが、繁茂している植物体の葉裏及び成長点付近に薬剤を付着させるには、作業者が人為的に種々のノズルを動かすことで、薬剤を散布したい箇所に薬剤が付着するように局所的に薬剤を散布する必要がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、できるだけ少ない薬剤量で十分な薬剤効果を上げることができ、かつ、繁茂している植物体の葉裏及び成長点付近に簡便に薬剤を付着させることができる薬剤散布方法を提供することを目的とする。
本発明に係る薬剤散布方法の一態様は、薬剤散布領域内を予め霧が立ち込めた状態にする第一工程と、前記第一工程の後、霧が立ち込めた状態で薬剤を前記薬剤散布領域内に散布する第二工程と、を含む。
できるだけ少ない薬剤量で十分な薬剤効果を上げることができ、かつ、繁茂している植物体の葉裏及び成長点付近に簡便に薬剤を付着させることができる。
図1は、実施の形態に係る農業用ハウスの外観を模式的に示す斜視図である。 図2は、実施の形態に係る農業用ハウスを模式的に示す概略水平断面図である。 図3は、実施の形態に係る農業用ハウスを模式的に示す概略横断面図である。 図4は、実施の形態に係る農業用ハウス内の部分拡大図である。 図5は、実施の形態に係る薬剤散布方法のフローチャートである。 図6は、実施の形態に係る薬剤散布方法における第一工程を説明するための図である。 図7は、実施の形態に係る薬剤散布方法における第二工程を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、工程(ステップ)及び工程の順序等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
まず、実施の形態に係る薬剤散布方法を説明する前に、薬剤散布方法が用いられる農業用ハウス1の構成について、図1~図4を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る農業用ハウス1の外観を模式的に示す斜視図である。図2及び図3は、同農業用ハウス1を模式的に示す概略水平断面図及び概略横断面図である。図4は、同農業用ハウス1内の部分拡大図である。なお、図1では、植物体2を図示していない。
図1~図4に示すように、農業用ハウス1は、植物体2を育成するための植物育成用設備であり、植物体2を栽培する空間を囲むように構成された外郭として、ハウス本体10を有する。本実施の形態において、ハウス本体10は、閉鎖空間であり、通気口13等の開口を全て閉じれば密閉空間にすることができる。
図1に示すように、ハウス本体10は、フレーム11と、フレーム11に支持された被覆体12とを有する。ハウス本体10の上面視形状は、縦横比が大きい矩形状である。一例として、ハウス本体10の寸法は、上面視において、長手方向の長さが数十m程度(例えば50m)で、短手方向の長さが数m程度(例えば5m)である。また、ハウス本体10は、長手方向に交差する断面において上に凸となる形状に構成されている。
フレーム11は、フレーム構造材である複数のパイプが組み合わされて構成されている。具体的には、フレーム11は、アーチ状の複数の第1パイプ11a(主フレーム)と、複数の第1パイプ11aを連結する複数の第2パイプ11b(連結フレーム)とを有する。第1パイプ11a及び第2パイプ11bは、金属製パイプであり、例えばアルミニウム材又は鋼材等によって構成されている。なお、第1パイプ11a及び第2パイプ11bは、金属製に限らず、樹脂製又は木製であってもよい。
被覆体12は、フレーム11の全体を覆うようにフレーム11に架設されている。被覆体12は、ガラス板又は合成樹脂フィルム等の透光性部材によって構成されている。なお、被覆体12は、透明ガラス又は透明樹脂フィルム等の透明部材によって構成されているとよい。
被覆体12の一部には、通気のための開口である通気口13、及び、人がハウス本体10に出入りするための開口である出入口14等の開口が設けられている。通気口13は、例えば、ハウス本体10の側壁又は天井等に設けられる。また、出入口14は、ハウス本体10の妻壁に設けられている。
また、ハウス本体10には、通気口13を開閉するための窓15が設けられている。窓15は、通気口13を覆う閉位置と通気口13を開放する開位置との間で移動可能な構造を有する。具体的には、窓15は、透明なシートを軸に巻き付けた構造を有し、シートを軸に巻き付ける量に応じて通気口13の開度が調節可能となっている。つまり、窓15及び通気口13は、ハウス本体10の内外の空気の換気を行うための換気窓である。窓15は、シートの上端部がハウス本体10に取り付けられており、ハウス本体10にシートを取り付けた部位よりも軸が下に位置するように配置される。
また、ハウス本体10には、ハウス本体10に入射する日射を調節するための遮光カーテン16も設けられている。遮光カーテン16は、ハウス本体10内に入射する外光(例えば太陽光)を減光させる位置と、ハウス本体10内に入射する外光を減光さない位置との間で移動可能となっている。
農業用ハウス1では、植物体2として農作物が栽培される。植物体2は、例えば、果菜類、葉菜類、根菜類、豆類、果物又は花卉等である。果菜類は、一例として、トマト、キュウリ、ナス等である。葉菜類は、例えば、ホウレンソウ、コマツナ、レタス、キャベツ、ハクサイ等である。根菜類は、例えば、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、ジャガイモ、サツマイモ、レンコン、サトイモ等である。
本実施の形態では、植物体2として果菜類、特にトマトを栽培する例について説明する。したがって、図2~図4では、植物体2として、トマトの茎及び葉等が図示されている。
ハウス本体10に囲まれている地面には、植物体2を栽培するために周囲に対して土を盛り上げた複数(本実施の形態では2つ)の畝3が設けられている。また、隣り合う畝3の間は、ユーザの通り道及び作業スペースとなる通路4になっている。
複数の畝3の各々には、複数の植物体2が概ね等間隔に植えられる。植物体2の畝3への植え方としては、一条植え又は二条植えが挙げられるが、それ以外の植え方であってもよい。なお、1つのハウス本体10内の畝3には、1種類の植物体2が植えられるが、複数種類の植物体2が植えられていてもよい。
図2~図4に示すように、農業用ハウス1は、ミスト噴霧部100と、パイプ200と、タンク300と、温度計測部400と、制御部500とを備える。ミスト噴霧部100、パイプ200、タンク300、温度計測部400及び制御部500は、ハウス本体10内に設置される。
ミスト噴霧部100は、ミストをハウス本体10内に噴霧するミスト噴霧器である。具体的には、ミスト噴霧部100は、ミストを発生して外部に噴出するノズルである。
ミスト噴霧部100は、ハウス本体10内に複数設置されている。複数のミスト噴霧部100の各々は、パイプ200に接続されており、各ミスト噴霧部100には、パイプ200を通して液体が供給される。複数のミスト噴霧部100は、パイプ200を通して供給された液体を微粒子化してミストを発生させ、発生させたミストを外部に噴出させる。図4に示すように、各ミスト噴霧部100は、発生させたミストを外部に噴出するための1つ以上の吹出口を有する。吹出口110から噴出するミストは、吹出口110から広がるように吹き出される。
各ミスト噴霧部100は、4つの吹出口110を有する。具体的に、各ミスト噴霧部100は、4つの枝管120を有している。4つの吹出口110は、4つの枝管120の先端部に設けられている。各ミスト噴霧部100において、4つの枝管120は、水平面内で90度間隔で配置されている。また、各枝管120における吹出口110は、水平方向を向いている。なお、吹出口110は、水平方向を向いている場合に限らず、鉛直上方又は鉛直下方に向いていてもよい。
本実施の形態において、ミスト噴霧部100は、植物体2にミストを噴霧する。つまり、ミスト噴霧部100は、単にハウス本体10内の空間にミストを導入するだけではなく、植物体2にミストを直接噴霧する。したがって、ミスト噴霧部100は、植物体2よりも高い位置でミストを発生させるように配置されているとよい。本実施の形態において、ミスト噴霧部100は、植物体2の上方、つまり畝3の上方に配置されているが、通路4の上方に配置されていてもよい。一例として、植物体2を栽培する地面(畝3の上面)からミスト噴霧部100までの高さは、植物体2の種類の背丈に応じて定められるが、概ね50cm~300cmである。
また、本実施の形態において、ミスト噴霧部100には、パイプ200を通して薬液又は水が供給される。したがって、ミスト噴霧部100は、ミストとして、薬剤を含む薬液を微粒子化した薬剤ミスト、又は、水を微粒子化した水ミストを噴霧する。薬液に含まれる薬剤は、例えば、植物体2の病害の防除に用いられる病害防除用の薬剤であってもよいし、植物体2の害虫の防除に用いられる害虫防除用の薬剤であってもよいし、その両方が含まれる薬剤であってもよい。なお、薬剤は、病害虫の防除に限るものではなく、植物体2の成長を促す育成用の薬剤等のその他の薬剤であってもよい。
パイプ200は、タンク300からミスト噴霧部100に液体を供給する流路を構成している。本実施の形態では、ミスト噴霧部100には、薬液又は水が供給される。ミスト噴霧部100に供給される薬液は、植物体2に有用な薬剤を含む水溶液である。また、ミスト噴霧部100に供給される水は、例えば、雨水や河川水、井戸水等を原水とする水、又は水道水である。
パイプ200は、畝3の上方を畝3の長手方向に沿って直線状に通過するように配管されている。本実施の形態において、パイプ200は、ロの字状に配管されており、2本の畝3の各々の上方を通過する2本の主管200aと、2本の主管の端部同士を連結する連結管200bとを有する。主管200aには、複数個のミスト噴霧部100が等間隔で取り付けられている。なお、パイプ200の配管のレイアウトは、一筆書きのロの字状に限らず、タンク300側の連結管200b(ヘッダ)から各畝3に枝分かれして分岐するように構成されていてもよい。
また、タンク300からミスト噴霧部100に液体を供給する流路には、ポンプ210とバルブ220とが設けられている。したがって、パイプ200は、ポンプ210に接続されている。
ポンプ210は、例えば昇圧ポンプであり、タンク300に蓄えられた液体(薬液又は水)に水圧をかけてパイプ200に供給する。つまり、ポンプ210は、タンク300の液体を加圧してパイプ200に供給する。これにより、加圧された液体がパイプ200に供給されることになる。そして、パイプ200に取り付けられたミスト噴霧部100に、加圧された液体が供給されると、ミスト噴霧部100からミストが噴霧される。なお、ポンプ210によって液体の圧力を調整することで、ミスト噴霧部100から噴霧するミストの噴霧圧力を調整することができる。
また、バルブ220は、ポンプ210とパイプ200との間に配置されており、タンク300からミスト噴霧部100に供給する液体の流量を調整する。具体的には、バルブ220の開度を調節することによって、ミスト噴霧部100に供給する液体の流量を調整することができる。なお、バルブ220の開度を調整するのではなく、ポンプ210による液体の圧力を調整することで、結果として、ミスト噴霧部100に供給する液体の流量を調整することもできる。
また、バルブ220の開度を調節するのではなく、ポンプ210によって液体の圧力を調整することで、結果的に、ミスト噴霧部100に供給する液体の流量を調整することもできる。
なお、バルブ220に圧力制御弁を設けることにより、バルブ220によってミスト噴霧部100に供給する液体の圧力を調整することができ、結果的に、バルブ220によってミストの噴霧圧力を調整することもできる。
タンク300は、ミスト噴霧部100に供給される液体が蓄えられた容器である。本実施の形態では、タンク300には、薬液又は水が蓄えられている。具体的には、タンク300は、薬液が蓄えられた容器と、水が蓄えられた容器とを含む。
温度計測部400は、ハウス本体10内の乾球温度及び湿球温度を計測する。温度計測部400で計測された乾球温度及び湿球温度は、制御部500に出力される。
具体的には、温度計測部400は、乾球センサ410と、湿球センサ420と、温度出力部430とを備える。乾球センサ410は、ハウス本体10内の空気の乾球温度を計測する。湿球センサ420は、ハウス本体10内の空気の湿球温度を計測する。温度出力部430は、乾球センサ410で計測した乾球温度と湿球センサ420で計測した湿球温度とを制御部500に出力する。
湿球センサ420は、温度検出部421と、繊維部422と、水タンク423とによって構成されている。湿球センサ420は、水タンク423に浸した繊維部422を通じて水が吸い上げられて温度検出部421を湿潤状態に保つことで湿球温度を計測する。
温度出力部430は、温度計測部400で計測された乾球温度及び湿球温度を制御部500に出力する。具体的には、温度出力部430は、無線又は有線により制御部500と接続されており、乾球センサ410で計測された乾球温度と湿球センサ420で計測された湿球温度とのデータが制御部500に出力される。なお、乾球センサ410よる乾球温度の計測及び湿球センサ420による湿球温度の計測は、薬剤を散布するときに行うが、これに限らず、常時行っていてもよい。
乾球センサ410及び湿球センサ420によって計測された乾球温度及び湿球温度のデータは、メモリに記憶されていてもよい。この場合、乾球温度及び湿球温度のデータは、温度計測部400及び制御部500に内蔵されたメモリに記憶されていてもよいし、農業用ハウス1が備えるその他のメモリに記憶されていてもよい。
制御部500は、ミスト噴霧部100の制御を行う。具体的には、制御部500は、温度計測部400で計測した乾球温度及び湿球温度に基づいて飽差を算出し、この飽差をもとに、ミスト噴霧部100による水ミストの噴霧についての開始と停止とを制御する。さらに、制御部500は、ミスト噴霧部100による薬液ミストの噴霧についての開始と停止とを制御する。具体的には、制御部500は、ミスト噴霧部100による水ミスト又は薬液ミストの噴霧を開始又は停止させる信号を出力する。
なお、制御部500は、例えば、プログラムに従って動作するプロセッサ又はこのようなプロセッサを備えるコンピュータ等によって構成される。
次に、本実施の形態における薬剤散布方法について、図2~図4を参照しながら、図5~図7を用いて説明する。図5は、実施の形態に係る薬剤散布方法のフローチャートである。図6は、実施の形態に係る薬剤散布方法における第一工程を説明するための図である。図7は、実施の形態に係る薬剤散布方法における第二工程を説明するための図である。
図5に示すように、本実施の形態における薬剤散布方法は、薬剤散布領域内を予め霧が立ち込めた状態にする第一工程S10と、第一工程S10の後、霧が立ち込めた状態で薬剤を薬剤散布領域内に散布する第二工程S20とを含む。つまり、薬剤を散布する前の前処理として、薬剤散布領域内を霧が立ち込めた状態にする処理を行っている。
薬剤散布領域は、薬剤を散布する領域であって、薬剤を付着させる植物体2が栽培されている空間である。本実施の形態において、薬剤散布領域は、農業用ハウス1内の空間である。具体的には、薬剤散布領域は、図2及び図3に示すように、ハウス本体10内の空間である。
以下、本実施の形態における薬剤散布方法の詳細について説明する。
農業用ハウス1において、薬剤を散布する際、乾球センサ410及び湿球センサ420によってハウス本体10内の乾球温度と湿球温度とを計測する。乾球温度及び湿球温度の計測は、薬剤を散布している間、継続して行っている。この場合、乾球温度及び湿球温度の計測は、常時連続的に行っていてもよいし、数秒毎又は数分毎に定期的に行ってもよい。乾球センサ410及び湿球センサ420によって計測された乾球温度及び湿球温度は、温度出力部430から制御部500にリアルタイムで出力される。
乾球センサ410によって計測された乾球温度及び湿球センサ420によって計測された湿球温度は、温度出力部430から制御部500に出力される。制御部500では、乾球温度と湿球温度との乾湿球の温度差から相対湿度及び飽差を算出する。相対湿度及び飽差の算出は、乾球温度及び湿球温度の計測にあわせて随時行っている。
そして、制御部500は、算出した飽差をもとに、飽差が0になるまで水ミストの噴霧を開始する信号(水ミスト噴霧開始信号)を出力し、飽差が0になってから一定時間後に水ミストの噴霧を停止する信号(水ミスト噴霧停止信号)を出力する。これにより、図7に示すように、パイプ200を通ってミスト噴霧部100に水が供給されて、ミスト噴霧部100から水ミストが噴霧する。
具体的には、制御部500から水ミスト噴霧開始信号が出力されると、ポンプ210及びバルブ220等が制御されて、ミスト噴霧開始信号に基づいて、タンク300からパイプ200に加圧した水が供給される。一例として、ポンプ210及びバルブ220等によって水圧0.1~0.8MPaの水が供給される。これにより、各ミスト噴霧部100からは、例えば粒径が10μm以上100μm以下の水ミストが噴霧する。
このように、飽差が0になるまで粒径が10μm以上100μm以下の水ミストが噴霧することで、図6に示すように、薬液散布領域となるハウス本体10内を霧が立ち込めた状態にすることができる(第一工程S10)。
その後、飽差が0になってから一定時間経過した後に制御部500から水ミスト噴霧停止信号が出力されると、ポンプ210及びバルブ220等では、ミスト噴霧停止信号に基づいて、タンク300からパイプ200への水の供給を停止する。これにより、ミスト噴霧部100による水ミストの噴霧が停止する。
このとき、本実施の形態では、上記のように、飽差が0になってから一定時間後に水ミストの噴霧を停止している。この場合、飽差が0になってから水ミストの噴霧を停止するまでの時間を調整することで、ハウス本体10内の霧が立ち込めた状態での視程を調整することができる。例えば、飽差が0になってから水ミストの噴霧を停止するまでの時間を長くすることで、ハウス本体10内に噴霧する水ミストの噴霧量を増加させることができる。これにより、ハウス本体10の霧が立ち込めた状態での視程を小さくすることができる。
本実施の形態において、霧が立ち込めた状態は、視程が10m以下であるとよい。このように、ハウス本体10内の霧が立ち込めた状態での視程を10m以下にすることで、数分間で植物体2の表面を濡れた状態にすることができる。つまり、視程が10m以下である状態が数分継続すると、ハウス本体10内の植物体2の表面全体に細かい水滴が付着して濡れた状態になる。例えば、植物体2の葉の表裏全体を濡れた状態にすることができる。
さらに、霧が立ち込めた状態は、視程が3m以下であるとよい。このように、ハウス本体10内の霧が立ち込めた状態での視程を3m以下にすることで、約1分で植物体2の表面を濡れた状態にすることができる。つまり、視程が3m以下になると、約1分でハウス本体10内の植物体2の表面全体に細かい水滴が付着して濡れた状態にすることができる。
次に、このようにハウス本体10内を予め霧が立ちこめた状態にした後、ハウス本体10(薬剤散布領域)内に薬剤を散布する(第二工程S20)。
例えば、制御部500は、水ミストの噴霧を停止する信号(水ミスト噴霧停止信号)を出力すると同時に又はその直後に、薬液ミストの噴霧を開始する信号(薬液ミスト噴霧開始信号)を出力する。これにより、図7に示すように、パイプ200を通ってミスト噴霧部100に薬液が供給されて、ハウス本体10内に霧が立ちこめた状態の中でミスト噴霧部100から薬液ミストが噴霧する。
具体的には、制御部500から薬液ミスト噴霧開始信号が出力されると、ポンプ210及びバルブ220等が制御されて、ミスト噴霧開始信号に基づいて、タンク300からパイプ200に加圧した薬液が供給される。これにより、各ミスト噴霧部100から薬液ミストが噴霧するので、薬液ミストに含まれる薬剤をハウス本体10内の植物体2全体に散布することができる。
このように、ハウス本体10内に霧が立ち込めた状態になっている中で薬液ミストを噴霧することで、ハウス本体10の空中に、薬剤を含む薬液ミストを長い時間にわたって滞留させることができる。例えば、ハウス本体10の空中に薬液ミストを数分間に渡り滞留させることができる。これにより、ハウス本体10内の各植物体2の隅々にまで薬剤を行き渡らせることができるので、植物体2の表面全体に薬剤が付着する確率を高めることができる。この結果、繁茂している植物体2の葉裏及び成長点付近等に薬剤を付着させる確率を高めることができるので、薬剤の散布量を低減することができる。また、植物体2が繁茂している場合であっても、作業者が人為的に局所的に薬剤を散布させる必要がなく、植物体2の葉裏及び成長点付近に薬剤を簡便に付着させることができる。
以上、本実施の形態に係る薬剤散布方法によれば、農業用ハウス内の空間であるハウス本体10内(薬剤散布領域内)を予め霧が立ち込めた状態にする第一工程S10と、第一工程S10の後、霧が立ち込めた状態で薬剤を薬剤散布領域内に散布する第二工程S20とを含んでいる。
これにより、できるだけ少ない薬剤量で十分な薬剤効果を上げることができ、かつ、繁茂している植物体の葉裏及び成長点付近に簡便に薬剤を付着させることができる。また、薬剤の使用量を少なくすることにより、過剰な量の薬剤を散布することによる作業者への人体への悪影響を軽減することができるとともに環境への負荷を軽減することができる。
また、本実施の形態における薬剤散布方法において、第一工程S10では、粒径が10μm以上100μm以下の水ミストにより霧が立ち込めた状態にしている。
これにより、第二工程S20の前に、ハウス本体10内(薬剤散布領域内)を容易に霧が立ち込めた状態にすることができる。
この場合、第一工程S10では、飽差にて水ミストの噴霧を調整している。具体的には、ハウス本体10内(薬剤散布領域内)の乾球温度及び湿球温度を測定し、乾球温度と湿球温度との乾湿球の温度差から飽差を算出し、飽差が0になるまで水ミストを噴霧している。
このように、飽差を管理して水ミストの噴霧を調整することで、ハウス本体10内を容易に霧が立ち込めた状態にすることができる。
また、本実施の形態における薬剤散布方法では、第二工程S20において、薬剤を含む薬液ミストを噴霧することで。薬剤散布領域内に薬剤を散布している。この場合、薬液ミストの粒径は、10μm以上100μm以下であるとよい。
薬液ミストの粒径が100μmを越えると、予め霧が立ち込めた状態で薬液ミストを噴霧した場合であっても、薬液ミストが短時間で落下して空中に滞留しにくくなり、植物体2に薬剤が付着する確率が大きく低下してしまうおそれがある。一方、薬液ミストの粒径が10μm以下であると、ミスト噴霧部100(ノズル)の吹出口110に薬液ミストが目詰まりしやすくなり、ミスト噴霧部100を頻繁に洗浄する必要が生じる。
したがって、薬液ミストの粒径を10μm以上100μm以下にすることで、ハウス本体10(薬剤散布領域)内の空中に長い時間に渡って薬液ミストを滞留させることができる。これにより、繁茂している植物体の葉裏及び成長点付近に一層効率良く薬剤を付着させることができる。この結果、薬剤の散布量を減らすことができる。
(変形例)
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、薬剤を散布する薬剤散布領域として農業用ハウス1を例示したが、これに限らない。また、薬剤散布領域は、必ずしも閉鎖空間である必要はないが、農業用ハウス1のように閉鎖空間であるとよい。これにより、薬剤を付着させる対象物に効率良く薬剤を付着させることができる。
また、本実施の形態では、薬液ミストと水ミストとを同じミスト噴霧部100を用いて噴霧したが、これに限らない。具体的には、薬液ミストを噴霧する第1ミスト噴霧部と水ミストを噴霧する第2ミスト噴霧部とを別々にしてもよい。この場合、薬液ミストを噴霧する第1ミスト噴霧部に薬液を供給する第1パイプと、水ミストを噴霧する第2ミスト噴霧部に水を供給する第2パイプとは、別々に配管される。このように、薬液ミストと水ミストとを別々のミスト噴霧部(ノズル)を用いて噴霧することにより、薬剤を散布したい必要な箇所のみに薬液ミストを噴霧することができる。これにより、より少ない薬剤量で局所的に薬液ミストを噴霧することができる。また、薬液ミストと水ミストとのミスト噴霧部を別々にすることで、薬液ミストの薬剤によって吹出口が目詰まりすることを抑制することができる。なお、上記実施の形態のように、1つのミスト噴霧部を兼用して薬液ミスト及び水ミストを噴霧する場合は、薬剤ミストの薬剤が吹出口で目詰まりしないように、ミスト噴霧部100を定期的に洗浄するとよい。
また、上記実施の形態では、薬液ミストを散布する前の前処理として水ミストの噴霧を行ったが、これに限らず、空調管理を行うために水ミストの噴霧を行ってもよい。例えば、水ミストの噴霧によってハウス本体10内の温度を管理する場合、ハウス本体10内に設置された温度センサによって計測した温度に基づいて、ハウス本体10内の温度が予め設定された温度(設定温度)となるように、制御部500によってミスト噴霧部100を制御する。具体的には、ハウス本体10内の温度が設定温度よりも高くなった場合又は高くなりそうな場合、制御部500によってミスト噴霧部100から水ミストを噴霧させることで、ハウス本体10内の温度を下げることができる。また、ハウス本体10内の温度が予め設定された一日の温度スケジュールで推移するように、制御部500によって水ミストの噴霧を行う時間(噴霧時間)と水ミストの噴霧を停止する時間(噴霧間隔)とを決定してミストの噴霧を行ってもよい。
また、上記実施の形態において、制御部500は、ハウス本体10内に設置されているが、これに限らない。例えば、制御部500は、ハウス本体10以外の場所に設置されていてもよい。この場合、農業用ハウス1は、ハウス本体10そのものを指すのではなく、ハウス本体10以外に設置された制御部500を含めて、農業用システムとして構築される。また、制御部500は、プロセッサ等ではなく、サーバであってもよい。
また、上記実施の形態では、植物体2を土壌に植える土耕栽培について説明したが、土壌に防根透水シート等を敷いた隔離床で植物体2を栽培する場合にも本発明を適用してもよい。
その他に、上記実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記の実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
また、上記の説明において、制御部500は、回路であってもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、制御部500の動作として説明した処理は、コンピュータが実行してもよい。例えば、コンピュータが、プロセッサ(CPU)、メモリ及び入出力回路等のハードウェア資源を用いてプログラムを実行することによって、上記の各処理を実行する。具体的には、プロセッサが処理対象のデータをメモリ又は入出力回路等から取得してデータを演算したり、演算結果をメモリ又は入出力回路等に出力したりすることによって、各処理を実行する。
また、上記の各処理を実行するためのプログラムが、コンピュータ読み取り可能なCD-ROM等の非一時的な記録媒体に記録されてもよい。この場合、コンピュータが、非一時的な記録媒体からプログラムを読み出して、プログラムを実行することにより、各処理を実行する。
1 農業用ハウス
500 制御部

Claims (5)

  1. 薬剤散布領域内を予め霧が立ち込めた状態にする第一工程と、
    前記第一工程の後、霧が立ち込めた状態で薬剤を前記薬剤散布領域内に散布する第二工程と、を含み、
    前記第一工程では、粒径が10μm以上100μm以下のミストにより霧が立ち込めた状態にする、薬剤散布方法。
  2. 前記薬剤散布領域は、農業用ハウス内の空間である、請求項1記載の薬剤散布方法。
  3. 前記霧が立ち込めた状態は、視程が10m以下である、請求項1又は2記載の薬剤散布方法。
  4. 前記霧が立ち込めた状態は、視程が3m以下である、請求項1又は2記載の薬剤散布方法。
  5. 前記第一工程では、飽差にてミストの噴霧を調整する、請求項1乃至の何れか1項に記載の薬剤散布方法。
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